JP2012251292A - 外構構造物の杭基礎構造、及び外構構造物の杭基礎構造の施工方法 - Google Patents

外構構造物の杭基礎構造、及び外構構造物の杭基礎構造の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特別な補強鉄筋に限定されることなく、地中埋設される連続基礎を用いずに地震時の転倒に対する抵抗力を確保し、補強鉄筋の錆びによる腐食の進行を遅延させて耐久性を確保した外構構造の杭基礎構造を提供する。
【解決手段】中空閉塞杭4は、地盤面GLより突出した杭頭4Bを有しており、当該杭頭4Bは地盤面GL上に設けられた基部CB1に埋設されている。基部CB1が中空閉塞杭4で支持されることによって、外構構造物100の転倒に対する十分な抵抗力を確保し、安全性を高めることができる。また、中空閉塞杭4で基部CB1を支持する構造であるため、縦筋6は一般的な規格の異形鉄筋等を適用することが可能となる。また、縦筋6は、中空閉塞杭4の開放端4bから内部に挿入されており、充填材8によって中空閉塞杭4と一体的に構成されている。これによって、縦筋6の錆びによる腐食の進行を遅延させて耐久性を確保することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、外構構造物の杭基礎構造、及び外構構造物の杭基礎構造の施工方法に関する。
都市部など狭小敷地に住宅等の建物を建設する際、外構構造物(例えば、門柱や外構塀)は道路境界または隣地境界に沿って設けられる場合が多い。従って、外構塀等の壁厚方向(幅方向)に張り出したコンクリート基礎の底盤(基礎底盤)が、地中に埋設された、水道やガスなどの配管や建物の基礎底盤とぶつかりあう状態(干渉状態)がしばしば生じ、建物の設計又は施工を行う場合の障害となっていた。特に都市部における住戸数の多い集合住宅においては、建物本体の基礎底盤が、各戸に接続されると共に地中に埋設されたガス管、給排水配管に干渉することが頻繁に発生する。
このような問題に対し、外構塀の基礎底盤の出寸法を出来る限り小さくする(塀の壁厚と同じ幅の基礎とする)ために、または当該基礎底盤を省略するために、地面に建て込んだ小口径の鋼管杭の上に外構塀の基礎を設ける工法が、従来より知られている(例えば特許文献1を参照)。この工法によれば、塀の転倒防止、及び鉄筋と鋼管杭の接続部の錆びによる腐食を防止するために、根切り(地表面から所定の深さをもって外構塀の長手方向に連続した線状の掘削)をして、地中に連続した布基礎を設ける仕様になっている。このような工法は、日本建築学会壁式構造関係設計規準にも鋼管杭基礎工法として規定されている。当該基準によれば、「(1)「杭に使用する鋼管」はJIS A 8951(鋼管足場)に規定される単管足場用鋼管で外径が48.6mm,厚さ2.5mmで亜鉛メッキされているもの、およびそれと同等以上のものとする。(2)塀構造を支持する「布基礎」は鉄筋コンクリート造とし、その形状および杭の配置は所定の仕様による。(3)抗の打設に際し,杭先端にパイプ用キャップを取り付け、鋼管内に土が入らないようにする。(4)鋼管の内部にはモルタルを充填する。充填モルタルの調合はセメント/砂容積比が1/2程度で、流動性に富むものとする。」と規定されている。
また、上述の連続布基礎を設けない外構塀の基礎構造も知られている(例えば特許文献2を参照)。特許文献2においては、塀構造の転倒防止の対策として、中空柱を埋め込み、中空柱のなかに極めて太い径の鉄筋(極太径鉄筋)を挿入してコンクリートで一体化して地上に起立させ、当該鉄筋棒を補強鉄筋としてブロックを積み上げていく構成も開示されている。
特開2010−1599号公報 特開平11−229677号公報
しかしながら、特許文献1では、地中に連続する根入を必要とする連続布基礎等を一部地中に埋設させるものであるから外構塀の長手方向に連続的に線状に施工する土の掘削が必要になり、掘削土は相変わらず多量に発生し、施工時の掘削土の置場の確保や残土の場外への搬出や客土の搬入等の土の処理作業を抜本的に軽減することができる程度ではない。すなわち、掘削土の一時的な置き場がほとんど確保できない狭小敷地等において残土の搬出、客土工事が発生してしまう問題がある。
また、特許文献2の工法によれば、予め中空柱を埋める部分に掘削穴を形成する必要があり施工手順が多くなるという問題がある。更に、地表面とほぼ同一の高さに中空柱と極太鉄筋の接続部分が設けられているため、周辺からの雨水等の進入により、塀構造内部の鉄筋の腐食の可能性がある。更に、特許文献2に係る塀構造の転倒防止は、極太径鉄筋を被覆保護し、基礎土台を担う中空柱に埋設した状態で地上に起立させ、基本的に極太径鉄筋により引っ張り抵抗モーメントの強さを確保し、防食期間(耐用年数)の長期化を計ろうとするものである。しかしながら、このような特殊な規格・仕様の極太径鉄筋を塀等の補強鉄筋に使用することは、資材の調達や施工時の取り扱いのうえで困難であるという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、特別な補強鉄筋を用いずに基礎の根切りを行わなくても地震時の転倒に対する抵抗力を確保した安全な外構構造物の杭基礎構造を提供することを目的とする。また、当該杭基礎構造に含まれる補強鉄筋の錆びによる腐食の進行を遅延させて耐久性を確保した外構構造物の杭基礎構造を提供することを目的とする。
本発明に係る外構構造物の杭基礎構造は、閉塞端と開放端を有し、当該閉塞端側が地中に建てこまれると共に、基準高さとして設定される地盤面より開放端が所定の高さ突出した突出部を有する中空管と、中空管の開放端から内部に挿入されており、当該中空管の内部に充填された充填材によって中空管と一体的に構成された、外構構造物を補強する補強鉄筋と、外構構造物の基部と、を備え、該基部は、地盤面上に設けられ、中空管の突出部は、該基部に埋設されていることを特徴とする。
本発明に係る外構構造物の杭基礎構造によれば、地中に建てこまれる中空管は、地盤面より突出した突出部を有しており、当該突出部は地盤面上に設けられた外構構造物の基部に埋設されている。ここで、中空管は、掘削を事前に行うことなく、そのまま地中に建てこむことが可能であり、外構構造物の基部も地盤面上に設けられており地中埋設されるものではないため、根切りを行うことなく地盤面にそのまま設けることができる。すなわち、基礎の根切りを不要とすることができる。このように基礎の根切りを無くし、地中埋設された基礎を除いた状態であっても、外構構造物の基部が地中に建てこまれた中空管で支持されることによって、外構構造物の転倒に対する十分な抵抗力を確保し、安全性を高めることができる。また、補強鉄筋は、地盤面から突出している中空管の開放端から内部に挿入されており、当該中空管の内部に充填された充填材によって中空管と一体的に構成されている。補強鉄筋と中空管が一体化しているため、突出部に作用する水平力に耐えることができ、外構構造物の転倒を防止することができる。また、特許文献2のように特別な補強鉄筋(太径の鉄筋)で支持する構造ではないため、補強鉄筋は特別なものに限定されず一般的な規格の異形鉄筋等を適用することが可能となる。また、補強鉄筋は、水が浸入し易い地盤面において、中空管及び充填材に被覆された構成となる。これによって、補強鉄筋の錆びによる腐食の進行を遅延させて耐久性を高めることができる。
本発明に係る外構構造物の杭基礎構造において、基部は、地盤面に配置されるコンクリートブロックによって構成され、中空管の突出部は、コンクリートブロックに形成される空洞部に挿入されており、当該空洞部には、コンクリートまたはセメントモルタルが充填されていることが好ましい。このような構成により、中空管の突出部が外構構造物の基部に該当するコンクリートブロックと一体化することができる。これにより、転倒に対する抵抗力を高めることができる。
本発明に係る外構構造物の杭基礎構造は、地中に埋設された中空管の外周表層部に施された被覆体を更に備えることが好ましい。このような構成により、地中埋設された中空管の表層部の被覆体が、中空管の外周面の錆びによる腐食の進行を防ぐことができる。これにより、耐久性を高めることができる。
本発明に係る外構構造物の杭基礎構造の施工方法は、閉塞端と開放端を有する中空管を、基準高さとして設定される地盤面へ閉塞端から挿入して地中へ建てこむと共に、地盤面より開放端が所定の高さ突出した突出部を形成する第一工程と、中空管の内部に外構構造物を補強する補強鉄筋を挿入する工程、及び中空管の内部に充填材を充填する工程を有する第二工程と、地盤面上に外構構造物の基部を設け、中空管の突出部を該基部に埋設する第三工程と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る外構構造物の杭基礎構造の施工方法によれば、第一工程では、地中に建てこまれる中空管に、地盤面より突出した突出部が形成され、第三工程では、当該突出部が地盤面上に設けられた基部に埋設される。ここで、中空管は、根入れ用の掘削を事前に行うことなく、そのまま地中に建てこむことが可能であり、外構構造物の基部も地盤面上に設けられており地中埋設されるものではないため、根切りを行うことなく地盤面にそのまま設けることができる。すなわち、基礎の根切りを不要とすることができる。このように基礎の根切りを無くし、地中埋設された基礎を除いた状態であっても、外構構造物の基部が地中に建てこまれた中空管で支持されることによって、外構構造物の転倒に対する十分な抵抗力を確保し、安全性を高めることができる。また、補強鉄筋は、地盤面から突出している中空管の開放端から内部に挿入されており、当該中空管の内部に充填された充填材によって中空管と一体的に構成されている。補強鉄筋と中空管が一体化しているため、突出部に作用する水平力に耐えることができ、外構構造物の転倒を防止することができる。特許文献2のように特別な補強鉄筋(太径の鉄筋)で支持する構造ではないため、補強鉄筋は特別なものに限定されず一般的な規格の異形鉄筋等を適用することが可能となる。また、補強鉄筋は、水が浸入し易い地盤面において、中空管及び充填材に被覆された構成となる。これによって、補強鉄筋の錆びの進行を遅延させて耐久性を高めることができる。
本発明に係る外構構造物の杭基礎構造の施工方法において、第三工程は、コンクリートブロックに形成される空洞部に突出部が挿入された状態となるように、コンクリートブロックを地盤面上に配置し、コンクリートブロックの空洞部にコンクリートまたはセメントモルタルを充填する工程であることが好ましい。中空管の突出部が外構構造物の基部に該当するコンクリートブロックと一体化することができる。これにより、転倒に対する抵抗力を高めることができる。
本発明に係る外構構造物の杭基礎構造の施工方法は、第一工程で地中に埋設された中空管の表層部を掘削することで掘削穴を形成し、当該掘削穴に中空管の周囲を被覆する被覆体を施す工程、を更に備えることが好ましい。地中埋設された中空管の表層部の被覆体が、中空管の外周面の錆びによる腐食の進行を防ぐことができる。これにより、耐久性を高めることができる。
本発明によれば、特別な補強鉄筋に限定されることなく、地中埋設のための基礎の根切りを無くし、地中埋設された基礎を省いても地震時の転倒に対する抵抗力を確保できる。また、補強鉄筋の錆びによる腐食の進行を遅延させて耐久性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る外構構造物の杭基礎構造を、壁厚(幅)方向に切断して外構構造物の正面側から見た場合の断面図である。 図1に示す杭基礎構造の拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る外構構造物の杭基礎構造を、外構構造物の長手方向に切断して外構構造物の側面側から見た場合の一部断面図である。 本発明の実施形態に係る外構構造物の杭基礎構造の施工方法を示す図である。 本発明の実施形態に係る外構構造物の杭基礎構造の施工方法を示す図である。 変形例に係る外構構造物を示す図である。 変形例に係る杭基礎構造を示す図である。 変形例に係る杭基礎構造を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る外構構造物の杭基礎構造及びその施工方法の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る外構構造物100の杭基礎構造1を壁厚(幅)方向に切断して外構構造物100の正面側から見た場合の断面図である。図2は、図1に示す杭基礎構造1の拡大図である。図3は、本実施形態に係る外構構造物100の杭基礎構造1を、外構構造物100の長手方向に切断して外構構造物100の側面側から見た場合の一部断面図である。図1〜図3に示すように、外構構造物100は、杭基礎構造1によって支持されており、複数のコンクリートブロック2を積み上げて構成されたブロック塀である。杭基礎構造1は、地中埋設構造物(杭に連なっているコンクリート基礎)を地盤面GLより下方に設けることなく、十分な安全性を確保することが可能な杭基礎構造である。外構構造物100を構成するコンクリートブロック2のうち、一段目のコンクリートブロック2は基礎として機能する外構構造物100の基部CB1を構成し、当該外構構造物100の基部CB1の上に積み上げられた二段目以上のコンクリートブロック2は組積部CB2を構成する。コンクリートブロック2として、例えば、コンクリートブロックC種(120mm幅)などを用いることができる。本実施形態では、外構構造物100の基部CB1と組積部CB2とで一部同じ種類のコンクリートブロック2を使用しているが、異なる種類のものを用いてもよい。また、外構構造物100の基部CB1及び組積部CB2に使用されるコンクリートブロック2は、空洞コンクリートブロックを用いて説明しているが、これに限らず、型枠コンクリートブロックを用いることも可能である。さらに、外構構造物100の基部CB1を現場打ち鉄筋コンクリートとすることもできる。
積み上げられた複数のコンクリートブロック2には、空洞部11A,11Bが形成されている。空洞部11Aは、外構構造物100の内部を上下(鉛直)方向に形成される内部空間である。コンクリートブロック2の側端部には溝部2aが形成されており、長手方向に隣り合うコンクリートブロック2の溝部2a同士を突き合わせることで空洞部11Aが形成されている。空洞部11Bは、外構構造物100の内部を左右(水平)方向に形成される内部空間である。コンクリートブロック2の上端部には溝部2bが形成されており、下段側のコンクリートブロック2の溝部2bと一段上側のコンクリートブロック2の下面2cとを突合せることによって、空洞部11Bが形成されている。空洞部11Aには、外構構造物100(基部CB1及び組積部CB2)を補強する補強鉄筋を構成する縦筋6が配置されている。空洞部11Bには、外構構造物100(基部CB1及び組積部CB2)を補強する補強鉄筋を構成する横筋5が配置されている。また、空洞部11A,11Bにはコンクリートやセメントモルタルなどの充填材15が充填されている(図2において、梨地模様が付された部分に充填材15が充填されている)。コンクリートブロック2の表面は意匠用の部材12で覆われている(例えば、タイル張り)が、コンクリートブロック2自体に意匠用の加工が施されていてもよいし、意匠用の加工が施されていない通常のコンクリートブロックも使用可能である。なお、図3においては意匠用の部材12は省略されている。
地盤面GLとは、外構構造物100の設計・施工の際に基準高さとして設定される基準面であり、例えば、地表面、砕石の上面、その他車庫や敷地内の通路の床舗装の仕上がり面などが、当該地盤面GLとして設定される。地盤面GLは、外構構造物100が設けられる位置において基準高さとなる面である。例えば、建物が立っている位置における地表面や敷地外の地表面が、外構構造物100が設けられる位置よりも高い場合や低い場合であっても、外構構造物100が設けられている位置における地表面や砕石の上面が、地盤面GLとなる。本実施形態では、整地、地均らしのために地表面に転圧された砕石3の上面が地盤面GLに該当する。
杭基礎構造1は、地中に建てこまれる中空閉塞杭(中空管)4と、外構構造物100を補強する補強鉄筋を構成する縦筋6と、地盤面GL上に設けられる外構構造物100の基部CB1と、中空閉塞杭4の外周を保護する杭外周囲保護材(被覆体)7と、を備えて構成されている。
中空閉塞杭4は、一端が閉塞されることによって閉塞端4aを有し、他端が開放されることによって開放端4bを有する中空状の杭である。中空閉塞杭4は内部空間SPを有しており(図2参照)、当該内部空間SPは開放端4bにおいてのみ開放されている。本実施形態では、中空閉塞杭4の閉塞端4aは、地中GDに挿入し易いように尖っているが、これに限らず、閉塞端4aの先端を半球状にする等閉塞されている限り先端の形状が限定されることはない。中空閉塞杭4の材料として、金属や樹脂、コンクリートなどが用いられる。中空閉塞杭4の全長は600〜2000mmとすることが好ましく、外径は40〜80mmとすることが好ましい。
中空閉塞杭4は、閉塞端4aが地盤面GLから地中GDに挿入され、開放端4bが地盤面GLより所定の高さ突出した状態となるまで埋め込まれる。これにより、中空閉塞杭4は、地中GDに埋設される地中埋設部4Aと、地盤面GLから突出した杭頭(突出部)4Bと、を有する状態となる。中空閉塞杭4は、外構構造物の基部の根切りが行われることなく、そのまま地中GDに建て込まれる。杭頭4Bの突出量、すなわち地盤面GLからの開放端4bの高さは、本実施形態のコンクリートブロック2に対しては、50〜150mmが好ましい。高さを50mm以上とすることで、基部CB1を十分な強度で支持することができる。150mm以下とすることで、一段目の空洞部11B内に挿通する横筋5と干渉することを防止できる。また、中空閉塞杭4の地中埋設部4Aには、ブロック塀の長手方向と平行に、中空閉塞杭4の半径方向外方に突出し、中心軸線に平行になるように地中埋設部4Aから張り出した側圧抵抗板(中空閉塞杭4の地中埋設部4Aの半径方向外方に突出し、かつ当該中空閉塞杭4の中心軸線上にから張り出したもの)を設けてもよい(例えば、特許文献1に示されている)。このような抵抗板を設けることで、外構構造物100に荷重が作用した場合に、地中GD内の抵抗板が周囲の土壌から抵抗を受けるため、中空閉塞杭4が荷重に対して外構構造物100を強固に支持することができる。
縦筋6は、下端6a側において、中空閉塞杭4の開放端4bから内部に挿入されている。これにより、縦筋6の下端6a側の一部の領域が、中空閉塞杭4の内部空間SPに配置される。また、中空閉塞杭4の内部空間SPには充填材8が充填されている。これによって、中空閉塞杭4と縦筋6とは、一体的に構成される。充填材8として、例えばセメントモルタルやグラウトを用いることができる。縦筋6の中空閉塞杭4への挿入量、すなわち、中空閉塞杭4の開放端4bと縦筋6の下端6aとの間の距離は、中空閉塞杭4と縦筋6の一体性を確保するために、400〜800mmとすることが好ましい。縦筋6の径は特に限定されないが、特殊な極太径のものでなく、一般的な異形鉄筋の規格であるD10〜D13のものを採用することが好ましい。
外構構造物100の基部CB1は、地盤面GL上に長手方向に複数並べられた一段目のコンクリートブロック2によって構成されている。この基部CB1は、根切り(地表面から所定の深さをもって外構塀の長手方向に連続した線状の掘削)なしに、地盤面GL上にそのまま設けられる。すなわち、基部CB1は、その高さ方向のほぼ全てが地盤面GLより上側に露出させるように施工されており、根切りを行わずに地中に根入れ(地中GDに埋まる部分)を設けないようにしている。一段目のコンクリートブロック2は、下面2cが砕石3の上面に接触していても、固定用の充填材などが介在することで下面2cが砕石3の上面に直接接触していなくてもよい。基部CB1には、中空閉塞杭4の杭頭4Bが埋設されている。杭頭4Bは、基部CB1の空洞部11A内に配置され、充填材15で固められて基部CB1と一体となることにより、基部CB1に埋設される。基部CB1は、地中GDに埋め込まれている中空閉塞杭4と一体化しているため、地中GD内に埋め込まれることなく地盤面GL上に配置されているにも関わらず、十分な強度を有している。
杭外周囲保護材7は、表層部における中空閉塞杭4の周囲に形成された杭周囲掘削穴部(外周表層部,掘削穴)9に施された被覆体を構成している。杭外周囲保護材7は、露や降雨等による流水が進入し易い部分である地盤面GLの表層部付近において中空閉塞杭4の外周を覆って保護することにより、中空閉塞杭4の耐久性(耐腐食性)を向上させることができる。杭周囲掘削穴部9は、中空閉塞杭4を円形状に取り囲むような小径の穴を堀ったものである(すなわち、杭外周囲保護材7はほぼ円筒状の形状をなす)。各中空閉塞杭4に対して部分的に設けられた穴であり、互いの穴同士は連続していない。すなわち、杭周囲掘削穴部9は、基部の根入れ用の根切り(コンクリートブロック2が並べられる方向に連続して設けられている掘削穴)とは異なっている。杭外周囲保護材7(すなわち杭周囲掘削穴部9)の径は120〜200mmとすることが好ましく、深さは200〜400mmとすることが好ましい。杭外周囲保護材7を構成する材料としては、中空閉塞杭4を保護できるものであれば特に限定されず、例えば、コンクリートやセメントモルタルなどの他、樹脂材や弾性ゴム体や防錆効果のある塗料を用いてもよい。なお、樹脂材や弾性ゴム体を用いる場合、露や雨水などが隙間に進入しないように中空閉塞杭4の杭周囲を水密処理した状態で、これらの部材を予め杭頭4B側から挿入して、杭外周囲保護材7を形成してもよい。
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態に係る外構構造物100の杭基礎構造1の施工方法について説明する。なお、以下の説明は施工方法の一例であり、寸法や用いる材料などは適宜変更してもよい。また、工程の順序や工程の内容も適宜変更してよい。
(工程1)
図4(a)及び図4(b)に示すように、外構構造物100の設置予定位置に地均らし(地業)のための砕石3を敷設する。砕石3の厚さは60mmとする。
(工程2)
図4(c)に示すように、砕石3を転圧し、当該砕石3の上面を設計GL(外構設計上の基準高さとして設定する地盤面)と一致するように埋め込む。このとき、地面を掘削する必要はなく、60mm程度であればレベル調整も含めて転圧にて対応可能である。
(工程3)
中空閉塞杭4として、径48.6mm、長さ1350mm、厚さ2.4mmの鋼製のものを準備する。図4(d)に示すように、砕石3が設けられた位置に、この中空閉塞杭4を挿入して地中へ建てこむ。建て込みの施工は、油圧を利用した打ち込み装置を使用して行い、中空閉塞杭4の閉塞端4aを地盤面GLから地中GDへ向けて圧入させていく。開放端4b側の一部を地盤面GLから所定の高さ(150mm)突出させた状態で打ち込みを終了することで、地盤面GLから突出して地上露出した杭頭4Bを形成する。この杭頭4Bの突出高さは、基部CB1に埋設させる(飲み込ませる)ための高さを確保している。これにより中空閉塞杭4の周囲から杭内部に流水が進入することを防止することできる。この状態では、地中埋設部4Aが1200mmとなり、地盤面GLから地上露出した杭頭4Bが150mmとなる。当該工程3は、本発明に係る外構構造物の杭基礎構造の施工方法(請求項4)における第一工程を構成する。この工程においては、中空閉塞杭4を挿入する前に、当該挿入部分に予め掘削(例えば、基部の根入れ用の掘削)により穴を形成しておく必要はない。掘削されていない地盤面GLにそのまま中空閉塞杭4を挿入する。
(工程4)
図4(e)に示すように、中空閉塞杭4の周囲を地表面から掘削することにより、径170mm、深さ300mmの杭周囲掘削穴部9を形成する。杭周囲掘削穴部9の径170mmという寸法は、中空閉塞杭4の径である約50mmに鉄筋コンクリートの鉄筋に施されるかぶり厚さ60mmを考慮したものである。杭周囲掘削穴部9の深さ300mmは、地上から浸透する雨水などの影響が少ない深さを考慮したものである。
(工程5)
図5(a)に示すように、杭周囲掘削穴部9にセメントモルタル等を充填することによって、杭外周囲保護材7を被覆する。これによって、中空閉塞杭4の耐久性(耐腐食性)が向上する。
(工程6)
図5(b)に示すように、中空閉塞杭4の内部に充填材8を充填する。充填材8として、セメントモルタル又はグラウトを用いる。当該工程6は、本発明に係る外構構造物の杭基礎構造の施工方法(請求項4)における第二工程を構成する。
(工程7)
図5(c)に示すように、充填材8が充填された中空閉塞杭4の内部に鉄筋(縦筋6)を挿入する。このとき、縦筋6の挿入量を所定の量に維持し、縦筋6が沈まないように冶具(図示なし)をセットしてもよい。例えば、縦筋6の所定の位置に取り外し可能で中空閉塞杭4の開放端4bにおいて管壁に係止する樹脂製等のクリップ冶具を挿入しておき、中空閉塞杭4の内部に充填材8の硬化前でも中空閉塞杭4の管内において所定位置に保持した状態にする。充填材8が硬化することで中空閉塞杭4の管内において所定位置に保持した状態で縦筋6は中空閉塞杭4と一体化する。このように、縦筋6と中空閉塞杭4が一体化連続していることで杭頭4Bに作用する水平力に耐えることができ、転倒を防止することができる(作用する応力が軽減される)。当該工程7は、本発明に係る外構構造物の杭基礎構造の施工方法(請求項4)における第二工程を構成する。なお、工程6と工程7の順序を逆にしてもよい。
(工程8)
図5(d)に示すように、地上部分の地盤面GL上に外構構造物100を構成する一段目のコンクリートブロック2を設置することで、外構構造物100の基部CB1を設ける。このとき、地上に突出している杭頭4Bを一対のコンクリートブロック2の溝部2aで挟み込むように配置することで、杭頭4Bが基部CB1の空洞部11Aの内部に挿入された状態とする。また、空洞部11Aにセメントモルタルなどの充填材15を充填することによって、杭頭4Bを基部CB1内に飲み込ませた状態、すなわち杭頭4Bを基部CB1に埋設した状態にする。当該工程8は、本発明に係る外構構造物の杭基礎構造の施工方法(請求項4)における第三工程を構成する。この工程においては、コンクリートブロック2を設置する前に、当該設置部分に予め掘削(基部の根入れ用の掘削)により穴を形成しておく必要はない。掘削されていない地盤面GL上にそのままコンクリートブロック2を設置する。また、外構構造物100の長手方向の端部においてはコンクリートブロック2の端部同士により形成される空洞部11Aではなく、端部用のコンクリートブロック2の端部に竅たれた空洞部内に鉄筋が位置するように杭を打ち込み配置してもよい。端部以外でもコンクリートブロック2の中央部に設けられた空洞部に鉄筋が配置されるように中空閉塞杭4を打ち込み配してもよい。
(工程9)
図5(e)に示すように、基部CB1の上段に更にコンクリートブロック2を積み上げていくことにより、組積部CB2を構成する。なお、積み上げた各段のコンクリートブロック2の水平継ぎ目には、空洞部11Bを形成する溝部2bに横筋5を挿入すると共に、当該縦筋6と横筋5の交差部を結束線等で結束する(図示なし)。また、前記溝部2bにセメントモルタルを流し込んで上段のコンクリートブロック2を積み重ねていくことで、空洞部11Bには、空洞部11Aと同様にセメントモルタルなどの充填材15が充填された状態となる。以上によって、外構構造物100が完成する。
次に、本実施形態に係る外構構造物100の杭基礎構造1、及びその施工方法の作用・効果について説明する。
地中に建てこまれる中空閉塞杭4は、地盤面GLより突出した杭頭4Bを有しており、当該杭頭4Bは地盤面GL上に設けられた外構構造物100の基部CB1に埋設されている。ここで、中空閉塞杭4は、根入れ用の掘削を事前に行うことなく、そのまま地中に建てこまれ、外構構造物100の基部CB1も地盤面GL上に設けられており地中埋設されるものではないため、根入れ用の根切りを行わずに地盤面GLにそのまま設けることができる。すなわち、基礎の根切りを不要とすることができる。このように基礎の根切りを無くし、地中埋設された基礎を除いた状態であっても、外構構造物100の基部CB1が地中GDに建てこまれた中空閉塞杭4で支持されることによって、外構構造物100の転倒に対する十分な抵抗力を確保し、安全性を高めることができる。また、また、縦筋6は、地盤面GLから突出している中空閉塞杭4の開放端4bから内部に挿入されており、当該中空閉塞杭4の内部に充填された充填材8によって中空閉塞杭4と一体的に構成されている。縦筋6と中空閉塞杭4が一体化しているため、杭頭4Bに作用する水平力に耐えることができ、外構構造物100の転倒を防止することができる。特許文献2のように特別な補強鉄筋(太径の鉄筋)で支持する構造ではないため、縦筋6は特別なものに限定されず一般的な規格の異形鉄筋等を適用することが可能となる。また、縦筋6は、水が浸入し易い地盤面GLにおいて、中空閉塞杭4及び充填材8に被覆された構成となる。また、杭頭4Bは地盤面GLから突出しているため、開放端4bから水は浸入し難い。これによって、縦筋6の錆びの進行を遅延させて耐久性を高めることができる。
外構構造物100の基部CB1は、地盤面GLに配置されるコンクリートブロック2によって構成され、中空閉塞杭4の杭頭4Bは、コンクリートブロック2に形成される空洞部11Aに挿入されており、当該空洞部11Aには、コンクリートまたはセメントモルタルなどの充填材15が充填されている。このような構成により、中空閉塞杭4の杭頭4Bが外構構造物100の基部CB1に該当するコンクリートブロック2と一体化することができる。これにより、転倒に対する抵抗力を高めることができる。
杭基礎構造1は、地中に埋設された中空閉塞杭4の杭周囲掘削穴部9に施された杭外周囲保護材7を備える。このような構成により、地中埋設された中空閉塞杭4の表層部の杭外周囲保護材7が、中空閉塞杭4の外周面の錆びによる腐食の進行を防ぐことができる。これにより、耐久性を高めることができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、外構構造物としてブロック塀を例示したが、図6に示すように、上側の領域をフェンス210で構成した外構構造物200に本発明に係る杭基礎構造を採用してもよい。
また、図7や図8に示すように、外構構造物100の基部CB1の構成部材を変更してもよい。図7に示す外構構造物300の杭基礎構造301における基部CB1は、地盤面GL上に打設された鉄筋コンクリート302で構成されている。鉄筋コンクリート302は、根切りを行うことなく、地盤面GLにそのまま設けられる。また、図8に示す外構構造物400の杭基礎構造401における基部CB1は、地盤面GL上に設けられた型枠コンクリートブロック402で構成されている。型枠ブロック402は、根入れ用の掘削無しに、地盤面GLにそのまま設けられる。また、上記図1〜図8の例において、組積部CB2に使用されるコンクリートブロック2について、空洞コンクリートブロックを用いて説明しているが、これに限らず、型枠コンクリートブロックを用いることも可能である。
1,301,401…杭基礎構造、4…中空閉塞杭(中空管)、4B…杭頭(突出部)、4a…閉塞端、4b…開放端、6…縦筋(補強鉄筋)、7…杭外周囲保護材(被覆体)、8…充填材、9…杭周囲掘削穴部(外周表層部)、11A…空洞部、100,200,300,400…外構構造物、CB1…外構構造物の基部、GD…地中、GL…地盤面。

Claims (6)

  1. 閉塞端と開放端を有し、当該閉塞端側が地中に建てこまれると共に、基準高さとして設定される地盤面より前記開放端が所定の高さ突出した突出部を有する中空管と、
    前記中空管の前記開放端から内部に挿入されており、当該中空管の内部に充填された充填材によって前記中空管と一体的に構成された、外構構造物を補強する補強鉄筋と、
    前記外構構造物の基部と、を備え、
    前記基部は、前記地盤面上に設けられ、
    前記中空管の前記突出部は、前記基部に埋設されていることを特徴とする外構構造物の杭基礎構造。
  2. 前記基部は、前記地盤面に配置されるコンクリートブロックによって構成され、
    前記中空管の前記突出部は、前記コンクリートブロックに形成される空洞部に挿入されており、
    当該空洞部には、コンクリートまたはセメントモルタルが充填されていることを特徴とする請求項1記載の外構構造物の杭基礎構造。
  3. 前記地中に埋設された前記中空管の外周表層部に施された被覆体を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の外構構造物の杭基礎構造。
  4. 閉塞端と開放端を有する中空管を、基準高さとして設定される地盤面へ前記閉塞端から挿入して地中へ建てこむと共に、前記地盤面より前記開放端が所定の高さ突出した突出部を形成する第一工程と、
    前記中空管の内部に外構構造物を補強する補強鉄筋を挿入する工程、及び前記中空管の内部に充填材を充填する工程を有する第二工程と、
    前記地盤面上に前記外構構造物の基部を設け、前記中空管の前記突出部を前記基部に埋設する第三工程と、を備えることを特徴とする外構構造物の杭基礎構造の施工方法。
  5. 前記第三工程は、
    コンクリートブロックに形成される空洞部に前記突出部が挿入された状態となるように、前記コンクリートブロックを前記地盤面上に配置し、前記コンクリートブロックの前記空洞部にコンクリートまたはセメントモルタルを充填する工程であることを特徴とする請求項4記載の外構構造物の杭基礎構造の施工方法。
  6. 前記第一工程で前記地中に埋設された前記中空管の表層部を掘削することで掘削穴を形成し、当該掘削穴に前記中空管の周囲を被覆する被覆体を施す工程、を更に備えることを特徴とする請求項4または5に記載の外構構造物の杭基礎構造の施工方法。
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