JP2012250823A - 物品の仕分設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】仕分け作業の効率を向上させながら、仕分先の増加により利便性を向上させることができ、かつ小型化することができる仕分設備を提供する。
【解決手段】仕分設備100は、仕分先が異なる物品Wを搬送する供給ライン101と、回動可能なローラ群Rおよび仕分ライン群120を有する複数の仕分ユニットQから構成される仕分部110と、物品Wを仕分先に応じて仕分部110の複数の払出ラインEに仕分けるために、ローラ群Rの回動位置を切替タイミングで切り替えるローラ回動制御手段を有する制御装置とを備える。制御装置は、仕分情報読込手段193により獲得された仕分先に応じて、仕分ライン群120の異なる仕分ラインに物品Wを搬出するための複数の設定回動位置を設定する回動位置設定手段と、異なる仕分ラインに物品Wを搬出するための複数の設定切替タイミングを設定する切替タイミング設定手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、仕分先が異なる複数の物品を搬送する供給ラインと回動可能な仕分ローラ群を有する仕分ユニットとを備え、仕分ローラ群の回動位置に応じて、供給ラインから搬入された物品を仕分ける仕分設備に関する。
仕分ユニットを備える仕分設備において、該仕分ユニットが、仕分先が異なる複数の物品を搬送する搬送ラインから搬入された物品をその搬入方向から転向した転向方向に搬出するために回動可能な仕分ローラ群と、仕分ローラ群から搬出された物品を搬送する複数の仕分ラインから構成される仕分ライン群とを有し、仕分ライン群の回動位置が、仕分ローラ群の回動位置を所定の切替タイミングで転向位置に切り替えられるものは知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3349084号公報(段落0039−0054、図1)
ところで、搬入方向から転向した転向方向に物品を搬出するために回動可能な仕分ローラ群を備える仕分設備において、仕分ローラ群が、回動方向のうちの1つの回動方向(例えば、右回り)に回動して前記転向位置を占め、前記転向方向に物品を搬出する場合に、物品を転向方向に切り替えるための切替タイミングが、物品の仕分先に関わりなく一定であると、該仕分先となる仕分ラインに合わせて仕分ローラ群を配置することが必要になる。
このため、前記1つの回動方向に回動することで、回動位置が前記転向位置に切り替えられる仕分ローラ群を使用することにより、物品の仕分先を増加させようとすると、仕分ローラ群の設置数が増加して、仕分設備が大型化するという問題があった。
また、仕分ローラ群の切替タイミングが物品に種類に関わりなく一定である場合に、例えば物品長さが異なる物品を仕分けるとき、特に、物品長さが長い物品が混在するときには、物品の仕分が確実に行われない虞があって、仕分設備の仕分対象となる物品に制約が生じて、仕分設備の利便性が低下するという問題があった。
一方、物品長さが長い物品を確実に仕分けるためには、仕分ラインのライン幅を大きくすることが必要になって、やはり仕分設備が大型化するという問題があった。
本発明は、前述した課題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、仕分け作業の効率を向上させながら、仕分先の増加により利便性を向上させることができ、かつ小型化することができる仕分設備を提供することである。
そして、本発明の他の目的は、さらに、複数の仕分ユニットのローラ群の切替タイミングの精度を向上させることができる仕分設備を提供することでる。
請求項1に係る発明は、仕分先が異なる複数の物品を搬送する供給ラインと、前記供給ラインから搬入方向に搬入された前記物品を前記搬入方向から転向した転向方向に搬出するために回動可能な1つの仕分ローラ群と、前記仕分ローラ群から搬出された前記物品を搬送する複数の仕分ラインから構成される1つの仕分ライン群とを有する1以上である所定数の仕分ユニットから構成される仕分部と、前記物品を前記仕分先に応じて前記仕分部の前記仕分ラインである複数の払出ラインに仕分けるために、前記仕分ローラ群の回動位置を、前記転向方向に前記物品を搬出するための転向位置に切替タイミングで切り替えるローラ回動制御手段を有する制御装置と、を備える仕分設備において、前記制御装置が、前記供給ラインにより搬送されている前記物品から前記仕分先を含む仕分情報を獲得する仕分情報獲得手段と、回動位置設定手段と、切替タイミング設定手段と、物品到着検出手段とを有し、前記回動位置設定手段が、前記仕分ローラ群における前記回動位置を、前記仕分情報獲得手段により獲得された前記仕分先に応じて、前記仕分ライン群の異なる前記仕分ラインに前記物品を搬出するための複数の設定回動位置に設定し、前記切替タイミング設定手段が、前記仕分ローラ群における前記切替タイミングを、前記仕分情報獲得手段により獲得された前記仕分先に応じて、前記仕分ライン群の異なる前記仕分ラインに前記物品を搬出するための複数の設定切替タイミングに設定し、前記物品到着検出手段が、前記搬入方向に搬送されている前記物品が前記仕分ローラ群よりも上流の所定位置に到着したことおよび前記所定位置に到着した前記物品を判別し、前記ローラ回動制御手段が、前記回動位置を、前記物品到着検出手段により検出された前記物品である到着物品に対して設定された前記設定回動位置に、前記物品到着検出手段による前記所定位置での前記到着物品の検出時点からカウントを開始するとともに前記到着物品に対応して設定された前記設定切替タイミングで切り替えることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の構成に加えて、前記回動位置設定手段が、前記仕分先が異なる2つの前記物品に対して、前記転向位置として、同じ前記設定回動位置、または同じ回動方向で異なる前記設定回動位置を設定し、前記切替タイミング設定手段が、前記2つの物品に対して異なる前記設定切替タイミングを設定することにより、前述した課題を解決したものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の構成に加えて、前記仕分情報が、前記搬入方向における前記物品の最大長さを含み、前記最大長さが所定長さ以上の前記物品である長物に対する前記設定回動位置が、前記転向位置であり、前記切替タイミング設定手段が、前記長物に対する前記設定切替タイミングを、前記最大長さが前記所定長さ未満である前記物品に対する前記設定切替タイミングよりも早いタイミングに設定することにより、前述した課題を解決したものである。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1つに係る発明の構成に加えて、前記仕分ローラ群が、上流側ローラ群と、前記物品が前記上流側ローラ群とに跨がった状態で搬送される間隔を置いて前記上流側ローラ群よりも下流に配置されている下流側ローラ群とを含み、前記仕分ライン群が、前記上流側ローラ群から搬出された前記物品を搬送する前記仕分ラインである1次仕分ラインおよび前記下流側ローラ群から搬出された物品を搬送する前記仕分ラインである2次仕分ラインから構成される側方仕分ラインを含み、前記搬入方向に直交する方向を前記仕分ローラ群における左右方向とするときに、前記側方仕分ラインが、前記仕分ローラ群に対して、前記左右方向での片側に、または両側のそれぞれに、配置されていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明の構成に加えて、前記側方仕分ラインが、1つの搬送ラインをその搬送方向に沿った仮想境界線で二分することにより形成されている1対の搬送ラインであることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項6に係る発明は、請求項4または請求項5に係る発明の構成に加えて、前記2次仕分ラインが前記払出ラインである前記物品に対する前記下流側ローラ群の前記設定切替タイミングである下流側設定切替タイミングが、前記1次仕分ラインが前記払出ラインである前記物品に対する前記上流側ローラ群の前記設定切替タイミングである上流側設定切替タイミングよりも遅いタイミングであることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項7に係る発明は、請求項4または請求項5に係る発明の構成に加えて、前記2次仕分ラインが前記払出ラインである前記物品に対して、前記切替タイミング設定手段が、前記下流側ローラ群の前記設定切替タイミングである下流側設定切替タイミングを、前記上流側ローラ群の前記設定切替タイミングである上流側設定切替タイミングよりも遅いタイミングに設定するとともに、前記回動位置設定手段が、前記下流側ローラ群の前記転向位置である下流側設定回動位置と、前記上流側ローラ群の前記転向位置である上流側設定回動位置とを設定し、前記ローラ回動制御手段は、前記下流側ローラ群および前記上流側ローラ群を、それぞれ前記下流側設定回動位置および前記上流側設定回動位置まで、同じ回動方向に回動させることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7のいずれか1つに係る発明の構成に加えて、前記仕分ユニットが、前記供給ラインにより搬送された前記物品を前記仕分ローラ群に対して前記搬入方向に搬入する搬入ラインを有し、複数である前記所定数の前記仕分ユニットが、前記供給ラインの下流に、前記所定数の前記搬入ラインでの搬送方向に直列に配置されており、前記所定数の前記仕分ユニットにおいて、最上流の前記仕分ユニットの前記搬入ラインが前記供給ラインの直下流に連なり、前記物品の流れ方向で隣接する前記仕分ユニット同士において、下流側仕分ユニットの前記搬入ラインが、上流側仕分ユニットの前記仕分ライン群の1つの前記仕分ラインの直下流に連なり、前記制御装置が、前記各仕分ユニットの前記搬入ラインにおいて前記到着物品を検出する前記所定数の前記物品到着検出手段を有することにより、前述した課題を解決したものである。
請求項9に係る発明は、請求項3に係る発明の構成に加えて、前記仕分情報獲得手段が、前記物品に添付されたバーコードを読み取るバーコードリーダまたは前記物品に添付された無線タグを読み取る読取機であることにより、前述した課題を解決したものである。
本発明の仕分設備は、仕分先が異なる複数の物品を搬送する供給ラインと、供給ラインから搬入方向に搬入された物品を搬入方向から転向した転向方向に搬出するために回動可能な1つの仕分ローラ群と、仕分ローラ群から搬出された物品を搬送する複数の仕分ラインから構成される1つの仕分ライン群とを有する1以上である所定数の仕分ユニットから構成される仕分部と、物品を仕分先に応じて仕分部の仕分ラインである複数の払出ラインに仕分けるために、仕分ローラ群の回動位置を、前記転向方向に物品を搬出するための転向位置に切替タイミングで切り替えるローラ回動制御手段を有する制御装置とを備えることにより、ローラ回動制御手段が仕分ユニットの仕分ローラ群の回動位置を転向位置に切替タイミングで切り替えることで、仕分ローラ群が、供給ラインから搬入方向に搬入された複数の物品を、その仕分先である払出ラインに搬出するので、仕分部において物品を自動的に仕分けることができるばかりでなく、以下のような本発明に特有の効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る本発明の仕分設備によれば、制御装置が、供給ラインにより搬送されている物品から仕分先を含む仕分情報を獲得する仕分情報獲得手段と、回動位置設定手段と、切替タイミング設定手段と、物品到着検出手段とを有し、回動位置設定手段が、仕分ローラ群における回動位置を、仕分情報獲得手段により獲得された仕分先に応じて、仕分ライン群の異なる仕分ラインに物品を搬出するための複数の設定回動位置に設定し、切替タイミング設定手段が、仕分ローラ群における切替タイミングを、仕分情報獲得手段により獲得された仕分先に応じて、仕分ライン群の異なる仕分ラインに物品を搬出するための複数の設定切替タイミングに設定し、物品到着検出手段が、搬入方向に搬送されている物品が仕分ローラ群よりも上流の所定位置に到着したことおよび所定位置に到着した物品を判別し、ローラ回動制御手段が、回動位置を、物品到着検出手段により検出された物品である到着物品に対して設定された設定回動位置に、物品到着検出手段による所定位置での到着物品の検出時点からカウントを開始するとともに到着物品に対応して設定された設定切替タイミングで切り替えることにより、仕分情報獲得手段が、仕分設備による仕分対象となる物品の仕分先を、供給ラインによる該物品の搬送中に獲得するので、供給ラインに無作為に投入された仕分先の異なる複数の物品が、自動的に、かつ確実に仕分先に仕分けられて、仕分設備による仕分け作業の効率を向上させることができる。
そのうえ、所定数の仕分ユニットが物品を仕分先(すなわち払出ライン)に仕分ける過程で、1つの仕分部材として機能する1つの仕分ローラ群が、物品を仕分先に応じて1つの仕分ライン群の異なる仕分ラインに搬出するために、回動位置設定手段が仕分ローラ群の回動位置を物品の仕分先に応じて複数の設定回動位置に設定することに加えて、切替タイミング設定手段が該回動位置を切り替えるための切替タイミングを物品の仕分先に応じて複数の設定切替タイミングに設定するので、仕分ローラ群の回動形態を複数の回動位置および複数の切替タイミングの組合せにより変更することで、物品を最終的に異なる払出ラインに搬出する(例えば、回動位置が同じで、切替タイミングが異なることで、異なる払出ラインに搬出する)ため、切替タイミングが一律で、仕分先に応じた回動位置のみにより回動形態が変更される仕分ローラ群により物品が仕分けられる場合に比べて、仕分先の数を増加させることで、仕分設備の利便性を向上させることができ、しかも仕分ローラ群を有する仕分ユニット数の削減により、仕分設備を小型化することができる。
請求項2に係る本発明の仕分設備によれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、次の効果が奏される。
回動位置設定手段が、仕分先が異なる2つの物品に対して、転向位置として、同じ設定回動位置、または同じ回動方向で異なる設定回動位置を設定し、切替タイミング設定手段が、2つの物品に対して異なる設定切替タイミングを設定することにより、仕分先が異なる2つの物品に対して、仕分ローラ群の設定回動位置が同じ場合または回動方向が同じで設定回動位置が異なる場合に、該2つの物品に対して回動位置の切替タイミングを異ならせることで、仕分ローラ群に対して一方の回動方向側(例えば、左右方向で片側)に異なる仕分先(すなわち、払出ライン)を配置することができるので、仕分先が異なる2つの物品に対して、仕分先に応じた仕分ローラ群の回動位置のみにより物品が仕分けられることに起因して仕分ローラ群に対して回動方向で両側(例えば、左右方向で両側)に仕分ラインが配置される仕分設備に比べて、仕分設備の小型化、または仕分設備の大型化の抑制を可能としながら、仕分先の数の増加、ひいては仕分対象となる物品の種類の増加が可能になることによって、仕分設備の利便性を向上させることができる。
請求項3に係る本発明の仕分設備によれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、次の効果が奏される。
仕分情報が、搬入方向における物品の最大長さを含み、最大長さが所定長さ以上の物品である長物に対する設定回動位置が、転向位置であり、切替タイミング設定手段が、長物に対する設定切替タイミングを、最大長さが所定長さ未満である物品に対する設定切替タイミングよりも早いタイミングに設定することにより、仕分ローラ群の設定回動位置への切替タイミングが、物品長さに応じて変更され、最大長さが所定長さ以上である長物に対しては、より早いタイミングで仕分ローラ群の回動位置の切替が開始されるので、物品の最大長さに対応させて搬入方向で仕分ローラ群の形成範囲を大きくすることなく、しかも長物に対応した特定の仕分先に限定されることなく、長物の仕分が可能になるため、1つの仕分ローラ群により仕分対象となる物品の種類の増加させながら、仕分設備を小型化することができ、しかも物品長さに応じた仕分先となる払出ラインの配置の自由度が大きくなって、仕分設備の利便性を向上させることができる。
請求項4に係る本発明の仕分設備によれば、請求項1から請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、次の効果が奏される。
仕分ローラ群が、上流側ローラ群と、物品が上流側ローラ群とに跨がった状態で搬送される間隔を置いて上流側ローラ群よりも下流に配置されている下流側ローラ群とを含み、仕分ライン群が、上流側ローラ群から搬出された物品を搬送する仕分ラインである1次仕分ラインおよび下流側ローラ群から搬出された物品を搬送する仕分ラインである2次仕分ラインから構成される側方仕分ラインを含み、搬入方向に直交する方向を仕分ローラ群における左右方向とするときに、側方仕分ラインが、仕分ローラ群に対して、左右方向での片側に、または両側のそれぞれに、配置されていることにより、物品が跨がった状態で搬送される間隔を置いて設けられた上流側ローラ群および下流側ローラ群を有する1つの仕分ローラ群により、左右方向で該仕分ローラ群の片側または両側に配置されている側方仕分ラインを構成する1次,2次仕分ラインのそれぞれに、物品を仕分けることができて、仕分設備の大型化を抑制しながら、仕分先の数の増加、ひいては仕分対象となる物品の種類の増加が可能になることによって、仕分設備の利便性を向上させることができる。
請求項5に係る本発明の仕分設備によれば、請求項4に係る発明が奏する効果に加えて、次の効果が奏される。
側方仕分ラインが、1つの搬送ラインをその搬送方向に沿った仮想境界線で二分することにより形成されている1対の搬送ラインであることにより、側方仕分ラインのライン幅が左右方向で小さくなるので、左右方向で側方仕分ラインの両側に配置された作業者は、無理に手を伸ばすことなく、左右方向で遠方側の仕分ラインで搬送されている物品の取上作業を行うことができ、しかも1つのラインが異なる物品をそれぞれ搬送する2つの仕分ラインとして使用されるため、側方仕分ラインの左右方向で仕分設備を小型化しながら、仕分の作業性を向上させることができる。
請求項6に係る本発明の仕分設備によれば、請求項4または請求項5に係る発明が奏する効果に加えて、次の効果が奏される。
2次仕分ラインが払出ラインである物品に対する下流側ローラ群の設定切替タイミングである下流側設定切替タイミングが、1次仕分ラインが払出ラインである物品に対する上流側ローラ群の設定切替タイミングである上流側設定切替タイミングよりも遅いタイミングであることにより、仕分先に応じて2つの物品を互いに異なる仕分ラインである1次,2次仕分ラインに搬出するために、切替タイミングを異ならせることによる仕分ローラ群の回動形態として、仕分ローラ群を構成するすべてのローラの設定切替タイミングを異ならせる回動形態のほかに、仕分ローラ群の一部である上流側ローラ群を構成するすべてのローラの設定切替タイミングである上流側設定切替タイミングと仕分ローラ群の別の一部である下流側ローラ群を構成するすべてのローラの設定切替タイミングである下流側設定切替タイミングとを異ならせる回動形態によっても、仕分先が異なる2つの物品を、仕分ローラ群に対して左右方向で片側または両側に配置された側方仕分ラインに仕分けることができて、仕分設備の設計の自由度を大きくすることができる。
請求項7に係る本発明の仕分設備によれば、請求項4または請求項5に係る発明が奏する効果に加えて、次の効果が奏される。
2次仕分ラインが払出ラインである物品に対して、切替タイミング設定手段が、下流側ローラ群の設定切替タイミングである下流側設定切替タイミングを、上流側ローラ群の設定切替タイミングである上流側設定切替タイミングよりも遅いタイミングに設定するとともに、回動位置設定手段が、下流側ローラ群の転向位置である下流側設定回動位置と、上流側ローラ群の転向位置である上流側設定回動位置とを設定し、ローラ回動制御手段は、下流側ローラ群および上流側ローラ群を、それぞれ下流側設定回動位置および上流側設定回動位置まで、同じ回動方向に回動させることにより、切替タイミングをずらすことにより、上流側ローラ群により搬送方向が転向された物品が、上流側設定切替タイミングよりも遅い下流側設定切替タイミングにより転向位置に回動される下流側ローラ群により、2次仕分ライン121,122,123,124に搬出される物品の転向方向への転向が促進されるため、搬入方向での仕分ローラ群の形成範囲を減少させて、仕分ローラ群を小型化することができ、ひいては仕分設備を小型化することができる。
請求項8に係る本発明の仕分設備によれば、請求項1から請求項7のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、次の効果が奏される。
仕分ユニットが、供給ラインにより搬送された物品を仕分ローラ群に対して搬入方向に搬入する搬入ラインを有し、複数である前記所定数の仕分ユニットが、供給ラインの下流に、所定数の搬入ラインでの搬送方向に直列に配置されており、所定数の仕分ユニットにおいて、最上流の仕分ユニットの搬入ラインが供給ラインの直下流に連なり、物品の流れ方向で隣接する仕分ユニット同士において、下流側仕分ユニットの搬入ラインが、上流側仕分ユニットの仕分ライン群の1つの仕分ラインの直下流に連なり、制御装置が、各仕分ユニットの搬入ラインにおいて到着物品を検出する所定数の物品到着検出手段を有することにより、仕分ユニット毎または仕分ローラ群毎に切替タイミングのカウント開始タイミングが設定されるので、最上流の仕分ユニットよりも上流の1箇所ですべての仕分ローラ群の切替タイミングTのカウント開始タイミングが設定される場合に比べて、仕分ローラ群同士の間でのコンベヤによる物品の搬送速度の変動の影響を低減することができるため、ローラ群の切替タイミングの精度を向上させることができる。
請求項9に係る本発明の仕分設備によれば、請求項3に係る発明が奏する効果に加えて、次の効果が奏される。
仕分情報獲得手段が、物品に添付されたバーコードを読み取るバーコードリーダまたは物品に添付された無線タグを読み取る読取機であることにより、回動位置および切替タイミングを設定するための情報である物品の仕分先および最大長さを含む仕分情報が、バーコードまたは無線タグに書き込まれたデータとして同時に獲得されるため、および、最大長さが仕分先の獲得とは別個に測定手段により測定される場合に比べて、供給ラインの搬送速度を高速化することが可能になるため、仕分け作業の効率を向上させることができる。
本発明の実施例である仕分設備の、一部が模式的に示される要部平面図。 図1の仕分設備の仕分装置を中心とする拡大図。 図2の仕分装置のIII矢視での要部の図。 図2の仕分装置のIV矢視での要部の図。 図2の仕分装置のローラユニットの平面図。 図5のVI−VI線断面図。 図6のVII−VII線断面図。 図1の仕分設備の制御装置の要部ブロック図。 図1の仕分設備による仕分フロー図。
本発明の搬送装置は、仕分先が異なる複数の物品を搬送する供給ラインと、前記供給ラインから搬入方向に搬入された前記物品を前記搬入方向から転向した転向方向に搬出するために回動可能な1つの仕分ローラ群と、前記仕分ローラ群から搬出された前記物品を搬送する複数の仕分ラインから構成される1つの仕分ライン群とを有する1以上である所定数の仕分ユニットから構成される仕分部と、前記物品を前記仕分先に応じて前記仕分部の前記仕分ラインである複数の払出ラインに仕分けるために、前記仕分ローラ群の回動位置を、前記転向方向に前記物品を搬出するための転向位置に切替タイミングで切り替えるローラ回動制御手段を有する制御装置とを備え、前記制御装置が、前記供給ラインにより搬送されている前記物品から前記仕分先を含む仕分情報を獲得する仕分情報獲得手段と、回動位置設定手段と、切替タイミング設定手段と、物品到着検出手段とを有し、前記回動位置設定手段が、前記仕分ローラ群における前記回動位置を、前記仕分情報獲得手段により獲得された前記仕分先に応じて、前記仕分ライン群の異なる前記仕分ラインに前記物品を搬出するための複数の設定回動位置に設定し、前記切替タイミング設定手段が、前記仕分ローラ群における前記切替タイミングを、前記仕分情報獲得手段により獲得された前記仕分先に応じて、前記仕分ライン群の異なる前記仕分ラインに前記物品を搬出するための複数の設定切替タイミングに設定し、前記物品到着検出手段が、前記搬入方向に搬送されている前記物品が前記仕分ローラ群よりも上流の所定位置に到着したことおよび前記所定位置に到着した前記物品を判別し、前記ローラ回動制御手段が、前記回動位置を、前記物品到着検出手段により検出された前記物品である到着物品に対して設定された前記設定回動位置に、前記物品到着検出手段による前記所定位置での前記到着物品の検出時点からカウントを開始するとともに前記到着物品に対応して設定された前記設定切替タイミングで切り替えることにより、仕分け作業の効率を向上させながら、仕分先の増加により利便性を向上させることができ、かつ小型化することができるものであれば、その具体的な態様はいかなるものであっても構わない。
例えば、仕分対象となる複数の物品は、仕分先が異なることを条件に、外形が相違していても、または同一であってもよい。
物品には、梱包された物品、結束された物品などが含まれる。
仕分ローラ群を構成するローラは、物品との接触面が球面、円柱面、または、円柱面および球面からなる複合面である転動体であってよい。
以下、本発明の実施例を、図1〜図9を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明の実施例である仕分設備100は、物流施設(例えば、配送センター)に設置されて、種類が異なる物品Wが混在した状態で搬送されている複数の物品Wを自動的に仕分けるために使用される。物品Wは、例えば、梱包された箱状の物品であり、しかも外形が異なる物品である。
仕分設備100は、種類に応じて仕分先が異なる複数の物品Wを搬送する1つの供給ライン101と、供給ライン101により供給された物品Wを複数の仕分先に仕分ける1以上である所定数の、本実施例では複数の仕分ユニットQから構成される仕分部110と、仕分設備100の操作者により操作される制御盤109と、供給ライン101および各仕分ユニットQを制御する制御装置190(図8参照)とを備える。
各仕分ユニットQは、供給ライン101から、直接または上流側の別の仕分ユニットQを介して、搬入方向Ai(図2参照)に搬入された物品Wを、搬入方向Aiから転向した転向方向A1,A2(図2参照)に搬出するために回動可能な1つの仕分ローラ群R(以下、「ローラ群R」という。)を有する1つの仕分装置130を有する。したがって、供給ライン101は、すべての仕分ユニットQに対して共通の搬送ラインである。
また、転向方向A1,A2は、ローラ群Rの回動位置Pである転向位置P1,P2(図5参照)により規定され、該転向位置P1,P2を占めるローラ群Rによる物品Wの搬送方向である。
ここで、供給ライン101を含めて、後述する搬入ライン111および仕分ライン121〜125の各ラインは、コンベヤにより構成される搬送ラインである。そして、該コンベヤは、駆動源を有する駆動型コンベヤ、または駆動源を有していない非駆動型コンベヤ(例えば、フリーコンベヤ)であり、ローラコンベヤまたはベルトコンベヤなどの物品Wの搬送が可能な任意の構造のコンベヤである。なお、シュートは、非駆動型コンベヤであるとする。
各ライン101,111,121〜125での左右方向は、各ライン101,111,121〜125における搬送方向に直交する方向であり、各ライン101,111,121〜125のライン幅方向でもある。
また、「上流」および「下流」との表現は、各ライン101,111,121〜125およびローラ群Rにおける搬送による物品Wの移動、すなわち物品Wの流れに関してのものである。
さらに、物品Wの流れ方向で隣接するライン同士が「連なる」との表現は、該ライン同士の隣接部分が1つのコンベヤにより構成されて、該コンベヤにより連続している場合、および、該ライン同士がそれぞれ別個のコンベヤにより構成されて、該ライン同士の隣接部分に物品Wの搬送が可能な範囲の間隔が形成されている場合を含む。
駆動型コンベヤにより構成されて直線状に配置されている供給ライン101は、上流側から順に、作業員または移載手段(例えば、ロボット)により移載されることで複数の物品Wが無作為に投入される物品投入ゾーン102と、該物品投入ゾーン102から搬送されてくる個々の物品Wの仕分に関する情報である仕分情報(以下、「仕分情報」という。)を得るための仕分情報獲得ゾーン103とを有する。
仕分情報は、仕分部110の各仕分ユニットQにより仕分けられる各物品Wの仕分先と、供給ライン101での搬送方向(本実施例では、搬入ライン111の搬入方向Aiでもある。)における各物品Wの物品長さとしての最大長さL(図8参照)とを含む。
なお、供給ライン101において、物品投入ゾーン102および仕分情報獲得ゾーン103は別個のコンベヤにより構成されていて、仕分情報獲得ゾーン103から後述する物品到着検出ゾーン112までの範囲で、搬送方向での物品W同士の間隔がほぼ等しくなるように、物品投入ゾーン102を構成するコンベヤの搬送速度が、制御装置190により制御される。
仕分部110よりも上流に配置されている仕分情報獲得ゾーン103は、物品長さ獲得手段192が物品Wの最大長さL(図8参照)を獲得するための物品長さ獲得ゾーン104と、物品長さ獲得ゾーン104よりも下流に配置されている仕分情報読込ゾーン105とに分けられる。
最大長さLは、上下方向から見たとき(すなわち、平面視)での物品Wの最大の長さであり、例えば搬送方向に長い直方体形状の物品Wである場合、該物品Wの平面視での対角線の長さである。
物品Wの仕分先は、仕分情報読込ゾーン105において仕分情報読込手段193により読み込まれて、後述する制御部195において、物品長さ獲得手段192により得られた最大長さLと合わせて、個々の物品Wに対応付けられる。
仕分部110のすべての仕分ユニットQは、供給ライン101に対して下流に、かつ搬入方向Ai(図2参照)に互いに直列に配置されており、本実施例では、供給ライン101の直下流に配置されて仕分部110において最も上流に配置されている最上流仕分ユニットQ1と、仕分部110において最も下流に配置されている最下流仕分ユニットQnと、最上流仕分ユニットQ1と最下流仕分ユニットQnとの間に配置されている1以上の、ここでは複数の中間仕分ユニットQ2,Q3,…とに分けられる。
図1,図2を参照すると、最上流仕分ユニットQ1は、ローラ群Rを有する仕分装置130と、供給ライン101から供給された物品Wをローラ群Rに搬入方向Aiに搬入する1つの搬入ライン111と、ローラ群Rにより仕分けられた状態で該ローラ群Rから搬出された物品Wを搬送する複数の、本実施例では5つの仕分ライン121〜125から構成される仕分ライン群120と、払出ラインEである仕分ライン121〜124により払い出された物品Wが収容される収容部としての収容コンテナ107とを有する。
駆動型コンベヤから構成される搬入ライン111は、供給ライン101にその直下流で連なり、供給ライン101から直接供給された物品Wをローラ群Rに搬入する。
搬入ライン111は、制御装置190のローラ回動制御手段199(図8参照)によるローラ群Rの回動位置P(図5参照)を切り替える切替タイミングTのカウント開始タイミングを物品W毎に決定するために、搬入ライン111により搬送されて搬入方向Aiに移動中の物品Wが搬入ライン111における所定位置に達したことを検出するための物品到着検出ゾーン112を有する。
前記所定位置は、ローラ群Rよりも上流の位置であって、該ローラ群Rが物品到着検出手段194により検出された物品Wである到着物品(図1には、仕分ユニットQ1での到着物品が実線で示されている。)を搬入方向Aiから転向方向A1,A2へ転向させる時間を確保できる位置に、搬入ライン111の搬送速度に基づいて設定されている。
図2〜図5を参照すると、仕分装置130は、機台131と、供給ライン101から搬入ライン111を介して搬入された物品Wを仕分ライン群120のいずれか1つの仕分ライン121〜125に搬出するために物品Wの搬送方向を転向可能なローラ群Rと、複数のローラ133により構成されるローラ群Rのローラ133同士の間に形成される隙間を上方から覆う平板状のカバー137と、各ローラ133を回転中心線としての水平軸線Lh(図6,図7参照)回りに回転可能に支持するとともに回動中心線としての垂直軸線Lv回りに回動させるための複数のローラ支持体140と、ローラ群Rの各ローラ133を垂直軸線Lv回りに回動させる1以上の回動駆動機構151と、ローラ群Rの各ローラ133を水平軸線Lh回りに回転駆動する複数の回転駆動体としてのラインシャフト171と、ラインシャフト171を回転駆動する回転駆動機構172と、ローラ群Rを機台131に支持するユニット支持体180とを有する。
搬入方向Aiに搬入された物品Wを搬入方向Aiから転向した転向方向A1,A2に搬出するために垂直軸線Lv回りに回動可能なローラ群Rは、ローラ群Rにおける物品Wの基準搬送方向A0に間隔を置いて配列された複数列の、本実施例では10列のローラ列134を有する。
ここで、基準搬送方向A0は、ローラ群Rの回動位置P(すなわち、各ローラ133の回動位置P)が後述する基準位置P0(図5参照)であるときのローラ群Rによる物品Wの搬送方向であり、搬入ライン111での物品Wの搬送方向である搬入方向Aiに一致する。また、垂直軸線Lvは、基準搬送方向A0に直交する平面に平行であるとともに水平軸線Lhに垂直な軸線である。
各ローラ列134は、基準搬送方向A0に直交する方向であるローラ群Rにおける左右方向(搬入ライン111における左右方向でもある。)に、等しい間隔を置いて配列された複数のローラ133から構成される。
また、図2に示されるように、ローラ群Rは、基準搬送方向A0で、ローラ群Rの上流部である上流側ローラ群Raと、ローラ群Rの下流部であって上流側ローラ群Raよりも下流に配置されている下流側ローラ群Rbとを含み、本実施例では、ローラ群Rを構成するすべてのローラ133が、上流側ローラ群Raと下流側ローラ群Rbとに二分される。そして、上流側ローラ群Raおよび下流側ローラ群Rbは、基準搬送方向A0で、物品Wが上流側ローラ群Raと下流側ローラ群Rbとに跨がった状態で搬送される所定間隔を置いて配置されている。前記所定間隔は、本実施例では、基準搬送方向A0でのローラ列134同士の間隔に等しい。
上流側ローラ群Raは、複数列としての6列のローラ列134から構成され、下流側ローラ群Rbは、複数列としての4列のローラ列134から構成されるが、両ローラ群Ra,Rbを構成するローラ列134の列数は同数であってもよく、下流側ローラ群Rbを構成するローラ列134の列数が上流側ローラ群Raを構成するローラ列134の列数よりも大きくてもよい。
図4〜図7を参照すると、各ローラ列134のローラ133は、ラインシャフト171により摩擦駆動されて、水平軸線Lhを中心に同時に回転する。
各ローラ133の一部は、カバー137が、ユニット支持体180の連結部183,184(図5参照)を介して機台131に固定された複数のカバー保持部材138(図3も参照)との係合(例えば、凹凸による係合である。)により機台131に対して着脱可能に取り付けられている状態で、カバー137に設けられた円形のローラ突出用孔137aを貫通してカバー137から上方に突出していて、カバー137上で搬送される物品Wに接触する。そして、物品Wは、回転する複数のローラ133に支持されて、ローラ133との間で作用する摩擦力により搬送されて、仕分ライン群120のいずれか1つの仕分ライン121〜125に搬出される。
仕分装置130は、基準搬送方向A0に配列された複数としての5つのローラユニットU(図4,図5参照)を有する。
各ローラユニットUは、複数としての2つのローラ列134に属するローラ133により構成される1つのユニットローラ群132と、ユニットローラ群132に属する各ローラ133を支持するローラ支持体140と、ユニットローラ群132の各ローラ133を回転駆動する1つのラインシャフト171と、ユニットローラ群132の各ローラ133を支持するローラ支持体140を回動させる1つの回動駆動機構151と、機台131に固定される1つのユニット支持体180とから構成される。
図3〜図7を参照して、ローラユニットUについて説明する。
ユニットローラ群132を支持するために機台131に着脱可能にボルトにより結合されるユニット支持体180は、基準搬送方向A0に間隔をおいて配置される1対の支持フレーム181,182と、1対の支持フレーム181,182を連結する連結部183〜185とを有する。
該連結部183〜185は、1対の支持フレーム181,182を左右方向での端部において連結する1対の第1連結部183,184と、左右方向で第1連結部183,184の間に配置されて両支持フレーム181,182を連結する複数の第2連結部185とを有する。1対の第1連結部183,184は、ラインシャフト171を軸受けを介して回転可能に支持する。
ローラ支持体140は、ローラ133を水平軸線Lh回りに回転可能に支持するローラ支持枠141と、ローラ支持枠141を水平軸線Lhに平行な揺動軸線回りに揺動可能に支持するとともに垂直軸線Lv回りに回動可能なローラ回動支持部材142と、ローラ133をラインシャフト171に押し付ける付勢力をローラ133に付与する付勢ばね147とを有する。
ローラ回動支持部材142は、回動アーム143aを有する回動体143と、回動体143に保持されてローラ支持枠141を前記揺動軸線回りに揺動可能に支持する関節軸144と、支持フレーム181,182に垂直軸線Lv回りに回動可能に支持される回動軸145とを有する。
付勢ばね147は、関節軸144に巻き付けられた状態でローラ支持枠141と回動体143との間に配置され、ローラ133がラインシャフト171と常時接触する状態を保つように、ローラ支持枠141を介してローラ133を付勢する。
ローラ支持体140およびローラ133を垂直軸線Lv回りに回動させる回動駆動機構151は、アクチュエータとしてのエアシリンダ152と、エアシリンダ152と各ローラ支持体140における回動アーム143aとを連結する連結機構161とを備える。
各支持フレーム181,182に固定されているエアシリンダ152は、タンデム式シリンダ機構であり、シリンダ153内に摺動可能に収容された1対のピストン(図示されず)にそれぞれ結合されている1対の作動ロッド154,155とを有する。
第1作動ロッド154は、その先端部において第1,第2支持フレーム181,182に揺動可能に支持された揺動アーム162aに枢着され、第2作動ロッド155は、第1,第2支持フレーム181,182に固定された取付部158に枢着されている。
シリンダ152に設けられる圧力室(図示されず)には、所定の作動圧を有する作動流体としての空気が、制御装置190のローラ回動制御手段199(図8参照)が制御する制御弁(図示されず)により制御されて、導管(図示されず)を通じて給排される。
ローラ回動制御手段199は、物品W毎に、回動位置設定手段197および切替タイミング設定手段198からの出力信号に基づいて、前記制御弁を制御して、エアシリンダ152の動作を制御する。
連結機構161は、各支持フレーム181,182を貫通して該支持フレーム181,182に揺動可能に支持される連結軸162と、連結軸162に一体に結合されている1対の揺動アーム163,164と、各回動アーム143aが枢着されている板状の1対の連結体165,166と、1対の揺動アーム163,164と1対の連結体165,165とをそれぞれ連結する1対の中継リンク167,168とを有する。1対の作動ロッド154,155は、揺動アーム163に枢着されて、両揺動アーム163,164を連結軸162とともに一体に揺動させる。
図5に示されるように、回動駆動機構151により駆動されて垂直軸線Lv(図6,図7参照)回りに回動する各ローラ133、したがってローラ群R(図2参照)は、その回動位置Pとして、ローラ群Rが搬入ライン111により規定される搬入方向Aiに物品Wを搬送するときの基準位置P0と、ローラ群Rが基準位置P0から回動して転向方向A1,A2に物品Wを搬出するときの1以上の、本実施例では複数としての2つ転向位置P1,P2とを占める。
より具体的には、第1,第2作動ロッド154,155の伸張および収縮に応じて、各ローラ133、したがってローラ群Rは、その回動位置Pとして、基準位置P0(図5に実線で示される。)、基準位置P0から一方の回動方向(図5では右回りの回動方向である。)に回動した第1転向位置P1(図5に一点鎖線で示される。)、および、基準位置P0から前記一方の回動方向とは反対の回動方向(図5では左回りの回動方向である。)に回動した第2転向位置P2(図5に二点鎖線で示される。)を占める。
なお、図5では、図面の繁雑化を避けるため、1つのローラ133について、各転向位置P1,P2が示されている。
図3,図4を参照すると、各ラインシャフト171を回転駆動する回転駆動機構172は、機台131に取り付けられて制御装置190(図8参照)により制御される駆動源としての電動モータ173と、該電動モータ173の動力を各ラインシャフト171に伝達する動力伝達機構であるベルト175を有する巻掛け伝動機構174とを備える。
電動モータ173は、仕分装置130の各ラインシャフト171を一斉に同じ回転方向に回転駆動する。
図2を併せて参照すると、仕分装置130が有するすべての回動駆動機構151は、仕分装置130のローラ回動駆動部150を構成する。ローラ回動駆動部150は、ローラ回動制御手段199(図8参照)により制御されて、ローラ群Rのすべてのローラ133を、一斉に同じ回動方向に回動するか、または、上流側ローラ群Raのすべてのローラ133および下流側ローラ群Rbのすべてのローラ133を、異なる切替タイミングTで別々に同じ回動方向に駆動する。
また、回転駆動機構172および仕分装置130が有するすべてのラインシャフト171は、仕分装置130のローラ回転駆動部170を構成し、ローラ回転駆動部170によりローラ群Rの全ローラ133が一斉に同じ回転方向に回転する。
図1,図2を主に参照しながら、図5を適宜参照すると、仕分ライン群120を構成する5つの仕分ライン121〜125は、ローラ群Rから転向方向A1,A2に搬出された物品Wを仕分設備100から払い出すために搬送する1以上の、本実施例では複数である4つの払出ラインEである仕分ライン121〜124と、ローラ群Rから搬出された物品Wを下流に配置されている中間仕分ユニットQ2に搬送する1以上の、本実施例では1つの非払出ラインNである仕分ライン125とである。
4つの仕分ライン121〜124は、第1,第2側方仕分ライン127,128に分けられる。第1,第2側方仕分ライン127,128は、ローラ群Rに対して、ローラ群Rの回動方向での両側として、その左右方向での両側のそれぞれに、ローラ群Rからそれぞれ分岐した状態で、かつ左右方向で対向する位置に配置されている。
1対の側方仕分ライン127,128は、搬入ライン111およびローラ群Rに対して概ねT字状に分岐している。
第1側方仕分ライン127は、ローラ群Rが回動方向での1つの回動方向(図5では右回り)での回動位置Pが第1転向位置P1(図5参照)であるときに、上流側ローラ群Raにより搬出された物品Wを搬送する1次仕分ライン121と、ローラ群Rの回動位置Pが第1転向位置P1であるときに、下流側ローラ群Rbにより搬出された物品Wを搬送する2次仕分ライン123とから構成される。
一方、第2側方仕分ライン128は、ローラ群Rが回動方向での別の1つの回動方向(図5では左回り)での回動位置Pが第2転向位置P2(図5参照)であるときに、上流側ローラ群Raにより搬出された物品Wを搬送する1次仕分ライン122と、ローラ群Rの回動位置Pが第2転向位置P2であるときに、下流側ローラ群Rbにより搬出された物品Wを搬送する2次仕分ライン124とから構成される。
本実施例において、1次,2次仕分ライン121,123;122,124は、1つの搬送ラインが搬送方向に沿った仮想境界線126により、1次仕分ライン121;122および2次仕分ライン123;124がほぼ等しいライン幅を有するように、二分されることにより形成されている。
各側方仕分ライン127,128の上流部127a,128aを構成する1次仕分ライン121,122のライン上流部121a,122aおよび2次仕分ライン123,124のライン上流部123a,124aは、駆動型コンベヤであり、例えば、基準搬送方向A0に平行な回転軸線を中心に回転するローラコンベヤにより構成される。
一方、各側方仕分ライン127,128の下流部127b,128bを構成する1次仕分ライン121,122のライン下流部121b,122bおよび2次仕分ライン123,124のライン下流部123b,124bは、非駆動型コンベヤであり、例えば、基準搬送方向A0に平行な回転軸線を中心に回転するローラコンベヤにより構成される。
ライン上流部121a〜124aが駆動型コンベヤにより構成されることにより、ローラ群Rと各ライン上流部121a〜124aとに跨って搬送されている物品Wを、ローラ群Rによる転向方向A1,A2から各ライン下流部121b〜124bでの搬送方向へ転向することが容易になる。
各仕分ライン121〜124での物品Wの搬送方向は、ローラ群Rにおける左右方向に平行となるようにローラ群Rにおける左右方向に、基準搬送方向A0に対して90°の角度で延びている。
そして、各ライン下流部121b〜124bは、収容コンテナ107に向かって(すなわち、搬送方向に向かって)連続的に下方に傾斜している。
さらに、最上流仕分ユニットQ1は、上流側ローラ群Raから転向方向A1,A2に搬出されつつある物品Wをライン下流部121b,122bでの搬送方向に向けるように案内可能な案内部材としての案内壁115,116を有する。案内壁115,116は、1次仕分ライン121,122のライン上流部121a,122aにおいて、その左右方向で2次仕分ライン123,124のライン上流部123a,124aとは反対側に位置する端部に設けられている。
ライン上流部121a,122aから立ち上がっている案内壁115,116は、上流側ローラ群Raにより1次仕分ライン121,122に搬出されつつある物品Wが該案内壁115,116に接触した場合に、該物品Wを、ライン下流部121b,122bでの搬送方向への転向を促進するように案内する。
仕分ライン125は、ローラ群Rから基準搬送方向A0に沿って下流に延びていて、物品Wの流れ方向で最上流仕分ユニットQ1に隣接する第1中間仕分ユニットQ2の搬入ライン111に連なる。最上流仕分ユニットQ1の仕分ライン125および第1中間仕分ユニットQ2の搬入ライン111のそれぞれは、本実施例では、1つのコンベヤにより構成される1つの搬送ラインの一部であるが、別の例として、別々のコンベヤにより構成されてもよい。
非払出ラインNである仕分ライン125は、物品Wの払出ラインEである仕分ライン121〜124とは異なり、ローラ群Rから搬出された物品Wが、最下流仕分ユニットQnに達するまでに、仕分ライン125よりも下流に配置されている複数の中間仕分ユニットQ2,Q3,…および最下流仕分ユニットQnのいずれかの仕分ユニットQの仕分先(すなわち、払出ラインE)に搬送されるように、物品Wをより下流の仕分ユニットQの搬入ライン111まで搬送する中間仕分ラインである。
図1に示されるように、供給ライン101と、ローラ群Rに対して上流および下流にそれぞれ配置される搬入ライン111および仕分ライン125とは、本実施例では一直線上に配置されている。そして、物品の搬送方向に関して、搬入方向Aiおよび仕分ライン125による搬送方向は、ローラ群Rの基準搬送方向A0と同様に、供給ライン101での搬送方向と同じである。
図1を参照すると、最上流仕分ユニットQ1を含む各仕分ユニットQは、ローラ群Rを有する仕分装置130と、供給ライン101により供給された物品Wをローラ群Rに搬送する搬入ライン111と、ローラ群Rにより仕分けられた物品Wを搬送する仕分ライン群120とを有する点で、基本的に同一の構造である。
そこで、以下では、最上流仕分ユニットQ1以外の仕分ユニットQについては、最上流仕分ユニットQ1と異なる点が主に説明され、最上流仕分ユニットQ1と同じまたは対応する部材等には同一の符号が使用される。
最上流仕分ユニットQ1に下流で隣接する第1中間仕分ユニットQ2および最下流仕分ユニットQnは、最上流仕分ユニットQ1と同一の構造である。
なお、最下流仕分ユニットQnにおいて、仕分ライン125は、物品Wをローラ群Rの基準搬送方向A0に平行な方向に搬出する払出ラインEである点で、最上流仕分ユニットQ1とは異なる。
第1中間仕分ユニットQ2に下流で隣接する第2中間仕分ユニットQ3において、仕分装置130のローラ群Rは、最上流仕分ユニットQ1のローラ群Rに比べて、基準搬送方向A0でのローラ群Rの形成範囲が大きく、ローラ群Rを構成するローラ列134(図1参照)の数が多い。
また、第2中間仕分ユニットQ3において、搬入ライン111およびローラ群Rに対して概ねY字状に配置されている1対の側方仕分ライン127,128の各上流部127a,128aは、非駆動型コンベヤのローラコンベヤにより構成され、搬送方向に向かって下方に傾斜している。
該上流部127a,128aは、ローラ群Rでの転向方向A1,A2(図5参照)にほぼ平行な直線ラインを有する。このため、第2中間仕分ユニットQ3は、ローラ群Rから上流部127a,128aに移行する際の最大転向角度が最上流仕分ユニットQ1よりも小さく、ローラ群Rから下流部127b,128bまでの物品Wの転向角速度小さくすることができる低転向速度用仕分ユニットである。
図1,図8を参照すると、計器などを有する制御盤109は、仕分設備100の運転・停止スイッチおよび各ラインでの搬送速度などを設定する設定部などを有し、これらはいずれも操作者により操作される。
制御装置190は、供給ライン101の仕分情報獲得ゾーン103において搬送中(すなわち、移動中)の仕分対象となる物品Wの仕分情報を獲得する仕分情報獲得手段191と、各仕分ユニットQの搬入ライン111の物品到着検出ゾーン112において搬送中の物品Wの所定位置への到着を検出する物品到着検出手段194と、制御盤109、仕分情報獲得手段191および物品到着検出手段194からの出力信号が入力される制御部195とを有する。
制御部195は、中央演算処理装置、入出力装置および記憶装置を備えるコンピュータにより構成される。
仕分情報獲得手段191は、物品長さ獲得ゾーン104において物品Wの最大長さLを検出する物品長さ獲得手段192と、物品長さ獲得手段192よりも下流に配置されていて、仕分情報読込ゾーン105において物品Wの仕分先を読み込む仕分情報読込手段193とを有する。
物品長さ獲得手段192は、例えば、物品Wに取り付けられたバーコードを読み取るバーコードリーダ、または物品Wに取り付けられたICチップとともにRFID(Radio Frequency Identification)を構成するデータ読取機、または長さ測定手段により構成される。前記長さ測定手段は、例えば物品Wを撮影する画像センサおよび該画像センサで得られたデータを処理する画像処理装置とから構成される。
仕分情報読込手段193および物品到着検出手段194は、例えばバーコードリーダまたはRFIDのデータ読取機により構成される。また、物品到着検出手段194は、物品Wが物品到着検出ゾーン112の前記所定位置に到着したことを検出するとともに、該所定位置に到着した物品Wを判別する。
制御部195は、仕分情報獲得手段191により獲得された物品Wの仕分情報に応じて、各物品Wの仕分先を仕分部110における払出ラインEのいずれか1つに割り付ける仕分先割付手段196と、搬入ライン111によりローラ群Rに搬入された物品Wを、その仕分先に応じて仕分部110の複数の払出ラインEに仕分けるために各ローラ群R(したがって、各ローラ133)の回動位置Pを、基準位置P0(図5参照)から転向方向A1,A2(図2参照)に物品Wを搬出するための転向位置P1,P2(図5参照)に切替タイミングTで切り替えるようにローラ回動駆動部150(図4参照)を制御するローラ回動制御手段199とを有する。
仕分先割付手段196は、物品Wの仕分先と払出ラインEとの対応関係に基づいて、仕分先を仕分部110の払出ラインEに割り付ける。この対応関係は、例えば、操作者により制御盤109を通じて予め設定されて、制御部195に記憶されている。
さらに、仕分先割付手段196は、仕分先が払出ラインEに割り付けられた物品Wが払出ラインEに達するまでに、該物品Wが各仕分ユニットQにおいてローラ群Rにより搬出される仕分ライン121〜125を、仕分先に応じて決定する。
このため、仕分先割付手段196は、各ローラ群Rの回動位置Pを設定回動位置Psに設定する回動位置設定手段197と、ローラ回動制御手段199が回動位置Pの制御を開始するタイミングである切替タイミングTを設定切替タイミングTsに設定する切替タイミング設定手段198とを有する。
回動位置設定手段197は、各ローラ群Rにおける回動位置Pを、仕分情報読込手段193により読み込まれた仕分先に応じて、各仕分ライン群120における異なる仕分ライン121〜125に物品Wを搬出するための複数の異なる設定回動位置Psに設定する。
具体的には、回動位置設定手段197は、各仕分ユニットQにおいて、2つの物品Wが異なる仕分先(すなわち、払出ラインE)である第1側方仕分ライン127の1次,2次仕分ライン121,123または第2側方仕分ライン128の1次,2次仕分ライン122,124に仕分けられる場合、ローラ群Rの回動位置P(図5参照)を、同じ設定回動位置Psとして、例えば、仕分先が、第1側方仕分ライン127であるときには、第1転向位置P1(図5参照)に設定し、また第2側方仕分ライン128であるときには、第2転向位置P2(図5参照)に設定する。
設定切替タイミングTsは、物品到着検出手段194により物品Wの所定位置への到着が検出された時点であるカウント開始タイミングからカウントを開始される。
設定切替タイミングTsは、仕分先および最大長さLを含む仕分情報に基づいて、制御盤109を通じて、またはマップとして、物品W毎に予め設定されて、制御部195の記憶装置に記憶されている。
なお、ローラ群Rの回動位置Pは、ローラ群Rからの物品Wの搬出が終了したことを検出するセンサ(例えば、フォトセンサにより構成される。)により物品Wの終了が検出された時点、または、前記カウント開始タイミングから、ローラ群Rからの物品Wの搬出が終了するまでの時間に相当する所定時間を計時するタイマにより前記所定時間が経過したことが検出された時点に、基準位置P0に戻される。
切替タイミング設定手段198は、各仕分ユニットQにおいて、ローラ群Rにおける切替タイミングTを、仕分情報読込手段193により読み込まれた仕分先および物品長さ獲得手段192により検出された最大長さLに応じて、仕分ライン群120の異なる払出ラインEである仕分ライン121〜124に物品Wを搬出するための複数の異なる設定切替タイミングTsに設定する。
具体的には、切替タイミング設定手段198は、各仕分ユニットQの各側方仕分ライン127,128において、仕分先に応じて、2つの物品Wが異なる仕分先である第1側方仕分ライン127の1次,2次仕分ライン121,123または第2側方仕分ライン128の1次,2次仕分ライン122,124に仕分けられる場合、該2つの物品Wに対して、1次仕分ライン121,122および2次仕分ライン123,124で異なる設定切替タイミングTsに設定する。
すなわち、切替タイミング設定手段198は、2次仕分ライン123,124が払出ラインEである物品Wに対するローラ群Rの設定切替タイミングTsである下流側設定切替タイミングTs2を、1次仕分ライン121,122が払出ラインEである物品Wに対するローラ群Rの設定切替タイミングTsである上流側設定切替タイミングTs1よりも遅いタイミングである遅れ切替タイミングに設定する。
なお、下流側設定切替タイミングTs2は、予め設定された上流側設定切替タイミングTs1に、経過時間の調整が可能なタイマによる設定時間が加えられることにより設定されてもよい。
ここで、ローラ群Rのすべてのローラ133の回動位置Pは一斉に切り替えられる場合、ローラ群Rに対する設定切替タイミングTsは、上流側ローラ群Raおよび下流側ローラ群Rbのそれぞれの設定切替タイミングTs1,Ts2でもある。したがって、ローラ群Rのすべてのローラ133の切替タイミングTsが同じである場合にも、2次仕分ライン123,124が払出ラインEである物品Wに対する下流側設定切替タイミングTs2は、1次仕分ライン121,122が払出ラインEである物品Wに対する上流側設定切替タイミングTs1よりも遅いタイミングになる。
一方、左右の側方仕分ライン127,128において、1次仕分ライン121,122同士および2次ライン123,124同士では同じ設定切替タイミングTsである。
なお、上流側ローラ群Raおよび下流側ローラ群Rbが、別々の切替タイミングで互いに独立に回動駆動される場合にも、切替タイミング設定手段198は、上流側設定切替タイミングTs1および下流側設定切替タイミングTs2が、下流側設定切替タイミングTs2が上流側設定切替タイミングTs1よりも遅いタイミングとなるように、切替タイミングTを設定する。
また、図1に示されるように、ローラ群Rにより、最大長さLが所定長さL1(図9参照)以上の物品Wである長物Waが払出ラインEに向かって転向方向A1,A2に搬出されるとき、ローラ群Rの設定回動位置Psが第1転向位置P1または第2転向位置P2に設定された状態で、切替タイミング設定手段198は、長物Waに対する設定切替タイミングTsを、最大長さLが所定長さL1未満である物品Wが転向方向A1,A2に搬出される場合の設定切替タイミングTsよりも早いタイミングである進み切替タイミングに設定する。
ここで、所定長さL1は、各仕分ライン121〜125のライン幅および仕分ライン121〜125の間口(すなわち、各仕分ライン121〜125の上流端のライン幅である。)に応じて適宜設定される。例えば、所定長さL1は、供給ライン101のライン幅および各仕分ライン121〜125のライン幅の少なくとも一方のライン幅よりも大きい値であり、本実施例では、供給ライン101および各仕分ライン121〜125の各ライン幅よりも大きい値である。
また、所定長さL1は、1次仕分ライン121,122および2次仕分ライン123,124の間口の合計である側方仕分ライン127,128の間口B(図2参照)よりも小さい値に設定されることにより、長物Waが転向方向A1,A2で側方仕分ライン127,128からはみ出すことが防止されて、長物Waをローラ群Rから1次仕分ライン121,122に、ローラ群Rにより転向させつつ円滑に搬出することができる。
また、長物Waが転向方向A1,A2で側方仕分ライン127,128からはみ出すことを防止するためには、長物Waの払出ラインEは側方仕分ライン127,128の1次仕分ライン121,122であることが好ましい。
ローラ回動駆動部150を介してローラ群Rの回動位置Pを制御するローラ回動制御手段199は、各ローラ群Rの回動位置Pを、到着物品に対して回動位置設定手段197により設定された設定回動位置Psに、カウント開始タイミングからカウントが開始され、かつ到着物品に対応して設定された前記設定切替タイミングTsで切り替える。
図1,図2および仕分フローの説明図である図9を参照して、仕分設備100により仕分方法を、物品Wの一例を挙げて説明する。
制御盤109を通じて仕分設備100の運転が開始された後、物品投入工程において、仕分先が異なる複数の物品Wが、コンテナ106供給ライン101の物品投入ゾーン102に無作為に移載される。
仕分情報獲得工程S1において、物品長さ獲得ゾーン104において供給ライン101により搬送中の物品Wの最大長さLが物品長さ獲得手段192により獲得され、さらに下流位置の仕分情報読込ゾーン105において供給ライン101により搬送中の物品Wの仕分先が仕分情報読込手段193により読み込まれて、最大長さLおよび仕分先が仕分先割付手段196に読み込まれる。
次いで、仕分先割付工程S2において、最大長さLおよび仕分先を含む仕分情報が供給ライン101上で読み込まれた物品Wに関して、仕分先割付手段196により、仕分先が仕分部110の払出ラインEに割り付けられ、さらに、回動位置設定手段197により仕分先に応じて設定回動位置Psが設定され、切替タイミング設定手段198により、仕分先および最大長さLに応じて、設定切替タイミングTsが設定される。
次いで、物品到着検出工程S3において、仕分先割付手段196により仕分先が仕分部110の払出ラインEに割り付けられた物品Wが、搬入ライン111の所定位置に到着したことが検出された後に、各工程S4〜S13を含む仕分工程が以下のように行われる。
<物品W1の仕分先が仕分ユニットQ1の仕分ライン121である場合>
払出ライン判定工程S4において、仕分先割付手段196による割付結果に基づいて、物品到着検出手段194により検出された物品W1である到着物品に関して、該到着物品が検出された仕分ユニットQの仕分ライン群120に到着物品の仕分先(すなわち、払出ラインE)が仕分ライン121〜124に含まれているか否かが判定される。
この例では、物品W1に関して、払出ライン判定工程S4で、最上流仕分ユニットQ1に仕分先があると判定された後に、設定回動位置Psが転向位置P1,P2であるか否かを判定する回動位置判定工程S5において、設定回動位置Psが第1転向位置P1であると判定され、物品長さ判定工程S6に移る。
物品長さ判定工程S6において、物品Wの最大長さLが所定長さL1以上であるか否かに応じて、所定長さL1未満であるとき、仕分先に応じて第1,第2側方仕分ライン127,128のいずれかの1次仕分ライン121,122または2次仕分ライン123,124に仕分けられるかの判定が仕分ライン判定工程S7において行われる。
物品W1の仕分先(払出ラインE)が1次仕分ライン121であるとき、基準位置P0から第1転向位置P1への設定切替タイミングTsは、2次仕分ライン123が仕分先である物品Wに対するときに比べて早いタイミングに設定されている。そして、ローラ回動工程S8において、ローラ回動制御手段199により制御されるローラ回動駆動部150が、ローラ群Rを、設定切替タイミングTsで設定回動位置Psである第1転向位置P1に向けて回動させる。
そして、図1に二点鎖線で示されるように、物品W1は、ローラ群Rの上流側ローラ群Raにより転向方向A1に搬出され、物品W1自体も搬入方向Aiでの姿勢から転向し、さらに駆動型コンベヤで構成されるライン上流部121a(図2参照)により、ライン下流部121bの搬送方向に向かってさらに転向して、払出ラインEである1次仕分ライン121に払い出され、該1次仕分ライン121により収容コンテナ107まで搬送される。
<物品W2の仕分先が仕分ユニットQ2の仕分ライン122である場合>
最上流仕分ユニットQ1において物品到着検出手段194により検出された物品W2が長物Waであるとき、最上流仕分ユニットQ1の仕分ライン群120には物品W2の払出ラインEが含まれていないので、払出ライン判定工程S4において最上流仕分ユニットQ1には払出ラインEがないと判定される。また、最上流仕分ユニットQ1のローラ群Rに対して、回動位置設定手段197により設定回動位置Psとして基準位置P0が設定されている一方、切替タイミング設定手段198により切替タイミングTが設定されない。
このため、ローラ回動工程S9において、ローラ回動制御手段199により制御されるローラ回動駆動部150が基準位置P0を維持した状態で、移送工程S10において、物品W2が、最上流仕分ユニットQ1のローラ群Rにより非払出ラインNである仕分ライン125に搬出された後に、第1中間仕分ユニットQ2の搬入ライン111に搬送される。そして、第1中間仕分ユニットQ2での物品到着検出工程S3において、物品到着検出手段194により到着物品として検出され、次いで各工程S4,S5を経た後に、物品長さ判定工程S6において、最大長さLが所定長さL1以上であると判定される。
そして、ローラ回動工程S11において、ローラ回動制御手段199により制御されるローラ回動駆動部150が、ローラ群Rを、最大長さLが所定長さL1未満の物品Wのときの設定切替タイミングTsに比べて早いタイミングである設定切替タイミングTs(進み切替タイミング)で設定された設定回動位置Psである第2転向位置P2に向けて回動させる。
そして、図1に二点鎖線で示されるように、物品W2は、仕分ユニットQ2のローラ群Rの上流側ローラ群Raにより転向方向A2に搬出され、物品W2自体も搬入方向Aiでの姿勢から転向し、さらに駆動型コンベヤで構成されるライン上流部122aでの搬送によりさらに転向し、払出ラインEである1次仕分ライン122に払い出され、該1次仕分ライン122により収容コンテナ107まで搬送される。
<物品W3の仕分先が仕分ユニットQ3の仕分ライン124である場合>
最上流仕分ユニットQ1および第1中間仕分ユニットQ2における物品到着検出手段194により検出された物品W3である到着物品に関して、払出ライン判定工程S4において最上流仕分ユニットQ1および第1中間仕分ユニットQ2の仕分ライン群120には物品Wの仕分先である払出ラインEがないと判定される。また、最上流仕分ユニットQ1および第1中間仕分ユニットQ2の各ローラ群Rに対して、回動位置設定手段197により設定回動位置Psとして基準位置P0が設定されている一方、切替タイミング設定手段198により切替タイミングTが設定されない。
このため、物品W3は、ローラ回動工程S9および移送工程S10を経ることで、最上流仕分ユニットQ1においてローラ群Rから仕分ライン125に搬出された後に、第1中間仕分ユニットQ2において搬入ライン111、ローラ群Rおよび仕分ライン125を経て、第2中間仕分ユニットQ3の搬入ライン111に搬送され、第2中間仕分ユニットQ3での物品到着検出工程S3において、物品到着検出手段194により到着物品として検出され、次いで各工程S4,S5を経た後に、物品長さ判定工程S6において物品W3の最大長さLが所定長さL1未満であると判定され、さらに物品W3の払出ラインEが2次仕分ライン124であることで、基準位置P0から第2転向位置P2への設定切替タイミングTsは、1次仕分ライン122を仕分先とするときに比べて遅いタイミングに設定されている。
ローラ回動工程S12において、ローラ回動制御手段199により制御されるローラ回動駆動部150が、ローラ群Rを、設定切替タイミングTs(遅れ切替タイミング)で設定回動位置Psである第2転向位置P2に向けて回動させる。
そして、図1に二点鎖線で示されるように、物品W3は、ローラ群Rにより転向方向A2に搬出され、物品W3自体も搬入方向Aiでの姿勢から転向し、払出ラインEである2次仕分ライン124に払い出され、該2次仕分ライン124により収容コンテナ107まで搬送される。
<物品W4の仕分先が仕分ユニットQnの仕分ライン125である場合>
払出ライン判定工程S14において、最下流仕分ユニットQnよりも上流に配置されている上流側の仕分ユニットQの仕分ライン群120には物品Wの仕分先である払出ラインEがないと判定され、しかもすべての上流側仕分ユニットQの各ローラ群Rに対して、回動位置設定手段197により設定回動位置Psとして基準位置P0が設定されている一方、切替タイミング設定手段198により切替タイミングTが設定されない。
このため、物品Wは、最上流仕分ユニットQにおいてローラ群Rから非払出ラインNに搬出された後に、すべての中間仕分ユニットQ2,Q3,…における搬入ライン111、ローラ群Rおよび非払出ラインNを順次経て、最下流仕分ユニットQnの搬入ライン111に搬送され、最下流仕分ユニットQnでの物品到着検出工程S13において、物品到着検出手段194により到着物品として検出され、次いで払出ライン判定工程S4を経た後に、回動位置判定工程S15において転向位置P1,P2でない(すなわち、基準位置P0である)と判定され、到着物品の仕分先が仕分ライン125であることで基準位置P0が維持されている。
そして、ローラ回動工程S13において、図1に二点鎖線で示されるように、物品W4は、ローラ群Rにより基準搬送方向A0に搬出され、払出ラインEである仕分ライン125に払い出され、仕分ライン125により収容コンテナ107まで搬送される。
次に、前述のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
仕分設備100は、仕分先が異なる複数の物品Wを搬送する供給ライン101と、該物品Wを転向方向A1,A2に搬出するために回動可能な1つのローラ群Rおよび該ローラ群Rから搬出された物品Wを搬送する複数の仕分ライン121〜125から構成される1つの仕分ライン群120を有する複数の仕分ユニットQから構成される仕分部110と、物品Wを仕分先に応じて仕分部110の複数の払出ラインEに仕分けるために、ローラ群Rの回動位置Pを搬入方向Aiから転向した転向方向A1,A2に物品Wを搬出するための転向位置P1,P2に切替タイミングTで切り替えるローラ回動制御手段199を有する制御装置190とを備える。
この構成により、ローラ回動制御手段199が各仕分ユニットQのローラ群Rの回動位置Pを転向位置P1,P2に切替タイミングTで切り替えることで、各ローラ群Rが、供給ライン101から搬入方向Aiに搬入された複数の物品Wを、その仕分先である払出ラインEに搬出するので、仕分部110において物品Wを自動的に仕分けることができる。
制御装置190が、供給ライン101により搬送中の物品Wから該物品の仕分先を含む仕分情報を獲得する仕分情報獲得手段191と、回動位置設定手段197と、切替タイミング設定手段198と、物品到着検出手段194とを有し、回動位置設定手段197が、各ローラ群Rにおける回動位置Pを、仕分情報読込手段193により獲得された仕分先に応じて、各仕分ユニットQにおいて、仕分ライン群120の異なる仕分ライン121〜125に物品Wを搬出するための複数の設定回動位置Psに設定し、切替タイミング設定手段198が、各ローラ群Rにおける切替タイミングTを、仕分情報読込手段193により獲得された仕分先に応じて、仕分ライン群120の異なる仕分ライン121〜125に物品Wを搬出するための複数の設定切替タイミングTsに設定し、物品到着検出手段194が、搬入方向Aiに搬送されている物品Wがローラ群Rよりも上流の所定位置に到着したことおよび所定位置に到着した物品Wを判別し、ローラ回動制御手段199が、回動位置Pを、物品到着検出手段194により検出された物品Wである到着物品に対して設定された前記設定回動位置Psに、物品到着検出手段194による所定位置での到着物品の検出時点からカウントを開始するとともに到着物品に対応して設定された前記設定切替タイミングTsで切り替える。
この構成により、仕分情報読込手段193が、物品Wの仕分先を供給ライン101による該物品Wの搬送中に獲得するので、物品投入ゾーン102に無作為に投入された仕分先の異なる複数の物品Wが、自動的に、かつ確実に仕分先に仕分けられて、仕分設備100による仕分け作業の効率を向上させることができる。
そのうえ、各仕分ユニットQが物品Wを仕分先(すなわち払出ラインE)に仕分ける過程で、1つの仕分部材として機能する1つのローラ群Rが、物品Wを仕分先に応じて1つの仕分ライン群120の異なる仕分ライン121〜125に搬出するために、回動位置設定手段197がローラ群Rの回動位置Pを物品Wの仕分先に応じて複数の設定回動位置Psに設定することに加えて、切替タイミング設定手段198が切替タイミングTを物品Wの仕分先に応じて複数の設定切替タイミングTsに設定するので、ローラ群Rの回動形態を複数の回動位置Pおよび複数の切替タイミングTの組合せにより変更することで、物品Wを最終的に異なる払出ラインEに搬出する(例えば、回動位置Pが同じで、切替タイミングTが異なることで、異なる払出ラインEに搬出する)ため、切替タイミングTが一律で、仕分先に応じた回動位置Pのみにより回動形態が変更されるローラ群により物品Wが仕分けられる場合に比べて、仕分先の数を増加させることで、仕分設備100の利便性を向上させることができ、しかもローラ群Rを有する仕分ユニットQ数の削減により、仕分設備100を小型化することができる。
回動位置設定手段197が、仕分先が第1,第2側方仕分ライン127,128のいずれかにおいて互いに異なる1次仕分ライン121,122および2次仕分ライン123,124となる2つの物品Wに対して、回動位置Pの転向位置として、同じ設定回動位置Psである第1転向位置P1または第2転向位置P2を設定し、切替タイミング設定手段198が、該2つの物品Wに対して異なる設定切替タイミングTsを設定する。
この構成により、仕分先が異なる2つの物品Wに対して、ローラ群Rの設定回動位置Psが同じ場合に、該2つの物品Wに対して回動位置Pの切替タイミングTを異ならせることで、各ローラ群Rに対して左右方向での片側に異なる仕分ライン121,123または仕分ライン122,124を配置することができるので、仕分先が異なる2つの物品Wに対して、仕分先に応じた回動位置Pのみにより物品Wが仕分けられることに起因してローラ群に対して左右方向で両側に仕分ラインが1つずつ配置される仕分設備に比べて、仕分設備100の小型化、または仕分設備100の大型化の抑制を可能としながら、仕分先の数の増加、ひいては仕分対象となる物品Wの種類の増加が可能になることによって、仕分設備100の利便性を向上させることができる。
仕分情報が、物品Wの最大長さLを含み、最大長さLが所定長さL1以上の物品Wである長物Waに対する設定回動位置Psが転向位置であり、切替タイミング設定手段198が、長物Waに対する設定切替タイミングTsを最大長さLが所定長さL1未満である物品Wに対する設定切替タイミングTsよりも早いタイミングに設定する。
この構成により、ローラ群Rの設定回動位置Psへの切替タイミングTが、物品長さに応じて変更され、最大長さLが所定長さL1以上である長物Waに対しては、より早いタイミングでローラ群Rの回動位置Pの切替が開始されるので、物品Wの最大長さLに対応させて搬入方向Aiでローラ群Rの形成範囲を大きくすることなく、しかも長物Waに対応した特定の仕分先に限定されることなく、長物Waの仕分が可能になるため、1つのローラ群Rにより仕分対象となる物品Wの種類の増加させながら、仕分設備100を小型化することができ、しかも物品長さに応じた仕分先となる払出ラインEの配置の自由度が大きくなって、仕分設備100の利便性を向上させることができる。
ローラ群Rが、上流側ローラ群Raと、物品Wが上流側ローラ群Raとに跨がった状態で搬送される間隔を置いて上流側ローラ群Raよりも下流に配置されている下流側ローラ群Rbとを含み、仕分ライン群120が、上流側ローラ群Raから搬出された物品Wを搬送する1次仕分ライン121,122および下流側ローラ群Rbから搬出された物品Wを搬送する2次仕分ライン123,124から構成される1対の側方仕分ライン127,128を含み、該1対の側方仕分ライン127,128が、ローラ群Rに対して、左右方向での両側のそれぞれに配置されている。
この構成により、物品Wが跨がった状態で搬送される間隔を置いて設けられた上流側ローラ群Raおよび下流側ローラ群Rbを有する1つのローラ群Rにより、左右方向で該ローラ群Rの両側に配置されている1対の側方仕分ライン127;128を構成する1次,2次仕分ライン121,123;122,124のそれぞれに、物品Wを仕分けることができて、仕分設備100の大型化を抑制しながら、仕分先の数の増加、ひいては仕分対象となる物品Wの種類の増加が可能になることによって、仕分設備100の利便性を向上させることができる。
各側方仕分ライン127,128が、1つの搬送ラインをその搬送方向に沿った仮想境界線で二分することにより形成されている1対の搬送ラインであることにより、各側方仕分ライン127,128のライン幅が左右方向で小さくなるので、左右方向で側方仕分ライン127,128の両側に配置された作業者は、無理に手を伸ばすことなく、左右方向で遠方側の仕分ライン121〜124(例えば、1次仕分ライン121,122寄りに配置された作業者が、遠方側である2次仕分ライン123,124)で搬送されている物品Wの取上作業を行うことができ、しかも1つのラインが異なる物品Wをそれぞれ搬送する2つの仕分ラインとして使用されるため、各側方仕分ライン127,128の左右方向で仕分設備100を小型化しながら、仕分の作業性を向上させることができる。
2次仕分ライン123,124が払出ラインEである物品Wに対する下流側ローラ群Rbの設定切替タイミングTsである下流側設定切替タイミングTs2が、1次仕分ライン121,122が払出ラインEである物品Wに対する上流側ローラ群Raの設定切替タイミングTsである上流側設定切替タイミングTs1よりも遅いタイミングである。
この構成により、仕分先に応じて2つの物品Wを互いに異なる仕分ラインである1次,2次仕分ライン121,123;122,124に搬出するために、切替タイミングTを異ならせることによるローラ群Rの回動形態として、ローラ群Rを構成するすべてのローラ133の設定切替タイミングTsを異ならせる回動形態のほかに、ローラ群Rの一部である上流側ローラ群Raを構成するすべてのローラ133の設定切替タイミングTsである上流側設定切替タイミングTs1とローラ群Rの別の一部である下流側ローラ群Rbを構成するすべてのローラ133の設定切替タイミングTsである下流側設定切替タイミングTs2とを異ならせる回動形態によっても、仕分先が異なる2つの物品Wを、ローラ群Rに対して左右方向で両側に配置された側方仕分ライン127,128に仕分けることができて、仕分設備100の設計の自由度を大きくすることができる。
複数の仕分ユニットQ1〜Q3,…,Qnが、供給ライン101の下流に、各搬入ライン111での搬送方向に直列に配置されており、前記複数の仕分ユニットQにおいて、最上流の仕分ユニットQ1の搬入ライン111が供給ライン101の直下流に連なり、物品Wの流れ方向で隣接する仕分ユニットQ1,Q2;Q2,Q3;…同士において、下流側仕分ユニットQ2;Q3;…の搬入ライン111が、上流側仕分ユニットQ1;Q2;…の仕分ライン群120の1つの仕分ライン125の直下流に連なり、制御装置190が、各仕分ユニットQの搬入ライン111において到着物品を検出する物品到着検出手段194を有する。
この構成により、仕分ユニットQ毎またはローラ群R毎に切替タイミングTのカウント開始タイミングが設定されるので、最上流仕分ユニットQ1よりも上流の1箇所ですべてのローラ群Rの切替タイミングTのカウント開始タイミングが設定される場合に比べて、ローラ群R同士の間でのコンベヤによる物品Wの搬送速度の変動の影響を低減することができるため、ローラ群Rの切替タイミングTの精度を向上させることができる。
以下、前述した実施例の一部の構成を変更した実施例について、変更した構成に関して説明する。
1つの供給ライン101は、最上流仕分ユニットQ1よりも上流または物品長さ獲得ゾーン104よりも上流で複数のラインに分岐していてもよい。そして、供給ライン101が物品長さ獲得ゾーン104よりも上流で分岐している場合、仕分設備100の小型化、物品長さ獲得手段192および仕分情報読込手段193の設置数の減少によるコスト削減の点で好ましい。
最大長さLは、物品Wの対角線でなく搬送方向での最大長さであってもよい。
所定長さL1は、一定の固定値である以外に、搬送速度やライン幅などをパラメータとして、最大長さL変化に応じて連続的または段階的に変化する値であってもよく、その場合には、切替タイミング設定手段198は、切替タイミングTを、最大長さLが長くなるほど早いタイミングに設定する。
最大長さLの検出が搬入ライン111において行われてもよい。
仕分情報読込手段193が、物品長さ獲得手段192を兼ねていて、物品Wの仕分先および最大長さLを含む仕分情報を獲得するために、物品Wに添付されたバーコードを読み取るバーコードリーダまたは物品Wに添付された無線タグを読み取る読取機により構成されていてもよい。
この構成により、回動位置Pおよび切替タイミングTを設定するための情報である物品Wの仕分先および最大長さLを含む仕分情報が、バーコードまたは無線タグに書き込まれたデータとして同時に獲得されるため、および、最大長さLが仕分先の獲得とは別個に測定手段により測定される場合に比べて、供給ライン101の搬送速度を高速化することが可能になるため、仕分け作業の効率を向上させることができる。
仕分情報には、物品Wの高さおよび重量が含まれていてもよい。
ローラ群Rは、物品Wの流れ方向で3以上に分けられてもよい。この場合、流れ方向で隣接する2つずつのローラ群Rに関して、上流側ローラ群Raおよび下流側ローラ群Rbが適用される。
ローラ群Rは、基準搬送方向A0に平行な方向で、右側ローラ群および左側ローラ群に分けられ、それら右側および左側ローラ群に対して、回動位置Pおよび切替タイミングTの設定が行われてもよい。
供給ライン101での搬送方向または搬入ライン111での搬送方向と、ローラ群Rでの基準搬送方向A0とが異なっていてもよい。
搬入ライン111および各仕分ライン121〜125は、ローラ群R以外の仕分装置130の一部により構成されてもよい。
第1,第2側方仕分ライン127,128のそれぞれは、1または3以上の仕分ライン121〜125から構成されてもよく、また第1側方仕分ライン127を構成する仕分ラインの数と第2側方仕分ライン128を構成する仕分ラインの数とが異なっていてもよい。
1つの仕分ユニットQの非払出ラインNは複数であってもよく、この場合、各非払出ラインNに1以上の仕分ユニットQが設けられる。
側方仕分ライン127,128が、ローラ群Rに対して、該ローラ群Rの一方の回動方向側または該一方の回動方向とは反対の回動方向での片側、すなわち左右方向での片側のみに配置されていてもよく、また両側方仕分ライン127,128が、左右方向で対向しない位置に配置されていてもよい。
回動位置設定手段197は、仕分先が互いに異なる1次仕分ライン121,122および2次仕分ライン123,124となる2つの物品Wに対して、同じ回動方向で異なる設定回動位置Psを設定し、切替タイミング設定手段198が、2つの物品Wに対して異なる設定切替タイミングTsに設定してもよい。
この構成によっても、仕分先が異なる2つの物品Wに対して、各ローラ群Rに対して左右方向での片側に異なる仕分ライン121,123または仕分ライン122,124を配置することができるので、仕分設備100の小型化、または仕分設備100の大型化の抑制を可能としながら、仕分先の数の増加、ひいては仕分対象となる物品Wの種類の増加が可能になることによって、仕分設備100の利便性を向上させることができる。
2次仕分ライン123,124が払出ラインEである物品Wに対して、切替タイミング設定手段198が、下流側設定切替タイミングTs2を、上流側設定切替タイミングTs1よりも遅いタイミングに設定するとともに、回動位置設定手段197が、下流側ローラ群Rbの転向位置P1,P2である下流側設定回動位置と、上流側ローラ群Raの転向位置P1,P2である上流側設定回動位置とを設定し、ローラ回動制御手段199は、下流側ローラ群Rbおよび上流側ローラ群Raを、それぞれ前記下流側設定回動位置および前記上流側設定回動位置までで、同じ回動方向に回動させる。
この構成により、切替タイミングTをずらすことで、上流側ローラ群Raにより搬送方向が転向された物品Wが、上流側設定切替タイミングTs1よりも遅い下流側設定切替タイミングTs2により転向位置P1,P2に回動される下流側ローラ群Rbにより、2次仕分ライン123,124に搬出される物品Wの転向方向A1,A2への転向が促進されるため、搬入方向Aiでのローラ群Rの形成範囲を減少させて、ローラ群Rを小型化することができ、ひいては仕分設備100を小型化することができる。
回動位置設定手段197は、回動位置Pを、物品Wの最大長さLに応じて、仕分ライン群120の異なる仕分ラインに物品Wを搬出するための複数の異なる設定回動位置Psに設定してもよい。例えば、最大長さLが長くなるほど、転向位置P1,P2の回動角度が大きくなるように設定回動位置Psが設定されてもよい。
上流側ローラ群Raの設定回動位置Psと下流側ローラ群Rbの設定回動位置Psとが互いに異なっていてもよい。
回動駆動機構151のアクチュエータは、エアシリンダ152の代わりに、電磁駆動型アクチュエータ(例えば、電動モータ)であってもよい。
仕分部の複数の仕分ユニットにおいて、仕分ユニット同士が異なる数の複数の仕分ラインまたは異なる数の払出ラインを有していてもよい。
100・・・仕分設備
101・・・供給ライン
110・・・仕分部
111・・・搬入ライン
120・・・仕分ライン群
121〜125・・・仕分ライン
127,128・・・側方仕分ライン
130・・・仕分装置
150・・・ローラ回動駆動部
190・・・制御装置
191・・・仕分情報獲得手段
194・・・物品到着検出手段
197・・・回動位置設定手段
198・・・切替タイミング設定手段
199・・・ローラ回動制御手段、
W・・・物品
Wa・・・長物
R・・・仕分ローラ群、
Ra・・・上流側ローラ群
Rb・・・下流側ローラ群
Q・・・仕分ユニット
L・・・最大長さ
L1・・・所定長さ
P・・・回動位置
P0・・・基準位置
P1,P2・・・転向位置
Ps・・・設定回動位置
A0・・・基準搬送方向
Ai・・・搬入方向
A1,A2・・・転向方向
T・・・切替タイミング
Ts・・・設定切替タイミング
E・・・払出ライン

Claims (9)

  1. 仕分先が異なる複数の物品を搬送する供給ラインと、
    前記供給ラインから搬入方向に搬入された前記物品を前記搬入方向から転向した転向方向に搬出するために回動可能な1つの仕分ローラ群と、前記仕分ローラ群から搬出された前記物品を搬送する複数の仕分ラインから構成される1つの仕分ライン群とを有する1以上である所定数の仕分ユニットから構成される仕分部と、
    前記物品を前記仕分先に応じて前記仕分部の前記仕分ラインである複数の払出ラインに仕分けるために、前記仕分ローラ群の回動位置を、前記転向方向に前記物品を搬出するための転向位置に切替タイミングで切り替えるローラ回動制御手段を有する制御装置と、を備える仕分設備において、
    前記制御装置が、前記供給ラインにより搬送されている前記物品から前記仕分先を含む仕分情報を獲得する仕分情報獲得手段と、回動位置設定手段と、切替タイミング設定手段と、物品到着検出手段とを有し、
    前記回動位置設定手段が、前記仕分ローラ群における前記回動位置を、前記仕分情報獲得手段により獲得された前記仕分先に応じて、前記仕分ライン群の異なる前記仕分ラインに前記物品を搬出するための複数の設定回動位置に設定し、
    前記切替タイミング設定手段が、前記仕分ローラ群における前記切替タイミングを、前記仕分情報獲得手段により獲得された前記仕分先に応じて、前記仕分ライン群の異なる前記仕分ラインに前記物品を搬出するための複数の設定切替タイミングに設定し、
    前記物品到着検出手段が、前記搬入方向に搬送されている前記物品が前記仕分ローラ群よりも上流の所定位置に到着したことおよび前記所定位置に到着した前記物品を判別し、
    前記ローラ回動制御手段が、前記回動位置を、前記物品到着検出手段により検出された前記物品である到着物品に対して設定された前記設定回動位置に、前記物品到着検出手段による前記所定位置での前記到着物品の検出時点からカウントを開始するとともに前記到着物品に対応して設定された前記設定切替タイミングで切り替えることを特徴とする仕分設備。
  2. 前記回動位置設定手段が、前記仕分先が異なる2つの前記物品に対して、前記転向位置として、同じ前記設定回動位置、または同じ回動方向で異なる前記設定回動位置を設定し、
    前記切替タイミング設定手段が、前記2つの物品に対して異なる前記設定切替タイミングを設定することを特徴とする請求項1に記載の仕分設備。
  3. 前記仕分情報が、前記搬入方向における前記物品の最大長さを含み、
    前記最大長さが所定長さ以上の前記物品である長物に対する前記設定回動位置が、前記転向位置であり、
    前記切替タイミング設定手段が、前記長物に対する前記設定切替タイミングを、前記最大長さが前記所定長さ未満である前記物品に対する前記設定切替タイミングよりも早いタイミングに設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の仕分設備。
  4. 前記仕分ローラ群が、上流側ローラ群と、前記物品が前記上流側ローラ群とに跨がった状態で搬送される間隔を置いて前記上流側ローラ群よりも下流に配置されている下流側ローラ群とを含み、
    前記仕分ライン群が、前記上流側ローラ群から搬出された前記物品を搬送する前記仕分ラインである1次仕分ラインおよび前記下流側ローラ群から搬出された物品を搬送する前記仕分ラインである2次仕分ラインから構成される側方仕分ラインを含み、
    前記搬入方向に直交する方向を前記仕分ローラ群における左右方向とするときに、前記側方仕分ラインが、前記仕分ローラ群に対して、前記左右方向での片側に、または両側のそれぞれに、配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の仕分設備。
  5. 前記側方仕分ラインが、1つの搬送ラインをその搬送方向に沿った仮想境界線で二分することにより形成されている1対の搬送ラインであることを特徴とする請求項4に記載の仕分設備。
  6. 前記2次仕分ラインが前記払出ラインである前記物品に対する前記下流側ローラ群の前記設定切替タイミングである下流側設定切替タイミングが、前記1次仕分ラインが前記払出ラインである前記物品に対する前記上流側ローラ群の前記設定切替タイミングである上流側設定切替タイミングよりも遅いタイミングであることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の仕分設備。
  7. 前記2次仕分ラインが前記払出ラインである前記物品に対して、前記切替タイミング設定手段が、前記下流側ローラ群の前記設定切替タイミングである下流側設定切替タイミングを、前記上流側ローラ群の前記設定切替タイミングである上流側設定切替タイミングよりも遅いタイミングに設定するとともに、前記回動位置設定手段が、前記下流側ローラ群の前記転向位置である下流側設定回動位置と、前記上流側ローラ群の前記転向位置である上流側設定回動位置とを設定し、
    前記ローラ回動制御手段は、前記下流側ローラ群および前記上流側ローラ群を、それぞれ前記下流側設定回動位置および前記上流側設定回動位置まで、同じ回動方向に回動させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の仕分設備。
  8. 前記仕分ユニットが、前記供給ラインにより搬送された前記物品を前記仕分ローラ群に対して前記搬入方向に搬入する搬入ラインを有し、
    複数である前記所定数の前記仕分ユニットが、前記供給ラインの下流に、前記所定数の前記搬入ラインでの搬送方向に直列に配置されており、
    前記所定数の前記仕分ユニットにおいて、最上流の前記仕分ユニットの前記搬入ラインが前記供給ラインの直下流に連なり、
    前記物品の流れ方向で隣接する前記仕分ユニット同士において、下流側仕分ユニットの前記搬入ラインが、上流側仕分ユニットの前記仕分ライン群の1つの前記仕分ラインの直下流に連なり、
    前記制御装置が、前記各仕分ユニットの前記搬入ラインにおいて前記到着物品を検出する前記所定数の前記物品到着検出手段を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の仕分設備。
  9. 前記仕分情報獲得手段が、前記物品に添付されたバーコードを読み取るバーコードリーダまたは前記物品に添付された無線タグを読み取る読取機であることを特徴とする請求項3に記載の仕分設備。
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