JP2012250631A - 電動式パワーステアリング装置用コラムユニット - Google Patents

電動式パワーステアリング装置用コラムユニット Download PDF

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Abstract

【課題】ハウジングの後端部とステアリングコラムの前端部との結合部の強度及び剛性を確保できる構造を実現する。
【解決手段】ステアリングコラム6bの前端部に、このステアリングコラム6bの内外両周面同士を連通させる透孔29、29を形成する。このステアリングコラム6bの前端部にねじ環24を、これら各透孔29、29を含む部分を内部に包埋する状態で射出成形する。このねじ環24の外周面に形成した雄ねじ30を、ハウジング9bの後端部内周面に形成した雌ねじ33に螺合し更に締め付ける事で、このハウジング9bとステアリングコラム6bとを結合固定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、内側にステアリングシャフトを回転自在に支持する為のステアリングコラムと、内部に電動式パワーステアリング装置の構成部品を収納するハウジングとを組み合わせて成る、電動式パワーステアリング装置用コラムユニットの改良に関する。
自動車用ステアリング装置は、図9に示す様に構成して、ステアリングホイール1の回転をステアリングギヤユニット2の入力軸3に伝達し、この入力軸3の回転に伴って左右1対のタイロッド4、4を押し引きして、前車輪に舵角を付与する様にしている。前記ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト5の後端部に支持固定されており、このステアリングシャフト5は、円筒状のステアリングコラム6を軸方向に挿通した状態で、このステアリングコラム6に回転自在に支持されている。このステアリングコラム6の前端部は、電動式パワーステアリング装置の構成部品である、ウォーム減速機7やトルク測定器8(後述する図10及び本発明の実施の形態を示す図1参照)等を収納したハウジング9の後端部に連結固定している。このハウジング9には、前記電動式パワーステアリング装置の動力源である電動モータ10を支持固定している。
前記ステアリングホイール1により前記ステアリングシャフト5を回転させると、このステアリングシャフト5に付与されたトルクの方向及び大きさが前記トルク測定器8により測定される。このトルク測定器8は、前記ハウジング9内に回転自在に支持されて、トーションバー11により互いに結合された入力軸12及び出力軸13と、これら両軸12、13同士の回転方向に関する相対変位量を測定する為の変位測定器14(図1、10参照)とから成る。この様なトルク測定器8の構成及び作用は、従来から周知であるから、詳しい説明は省略する。このトルク測定器8の測定結果に基づき、前記電動モータ10が前記出力軸13に対し、前記ステアリングホイール1の操作方向と同じ方向の補助トルクを付与し、この出力軸13を、前記ステアリングシャフト5から前記入力軸12に入力されたトルクよりも大きなトルクで回転させる。
上記出力軸13の先端部は、自在継手15aを介して中間シャフト16の後端部に接続し、この中間シャフト16の前端部を、別の自在継手15bを介して、前記入力軸3に接続している。尚、図9に示した構造は、ステアリングホイール1の上下位置を調節する為のチルト機構と、前後位置を調節する為のテレスコピック機構とを組み込んでいる。この為に、前記ステアリングコラム6の中間部を、車体17に支持した支持ブラケット18に対し、上下位置及び前後位置の調節を可能に支持している。又、前記チルト機構を構成する為に、前記ハウジング9の前上端部に設けた支持筒19を車体17に対し、横軸を中心とする揺動変位を可能に支持している。又、前記テレスコピック機構を構成する為に、前記ステアリングシャフト5を、インナシャフトとアウタシャフトとを、トルク伝達可能に、且つ、伸縮可能に組み合わせたものとし、前記ステアリングコラム6を、アウタコラムとインナコラムとを伸縮可能に組み合わせたものとしている。
上述の様な、ステアリングコラム6とハウジング9とを組み合わせて成る電動式パワーステアリング装置用コラムユニットで、このハウジング9の軽量化並びにコスト低減を図る為に、このハウジング9を合成樹脂製とする事が、特許文献1に記載されている。図10は、この特許文献1に記載された、電動式パワーステアリング装置用コラムユニットの従来構造の1例を示している。この従来構造の場合、それぞれがポリアミド樹脂等の合成樹脂製のセンサハウジング20とギヤハウジング21とを溶着して、中空のハウジング9aとしている。この様に、ハウジング9aを合成樹脂製とした場合でもステアリングコラム6aは、強度及び剛性を確保すべく、炭素鋼の如き鉄系合金等の金属製とする必要がある。この為に、図10に示した従来構造の場合には、金属製で円筒状ステアリングコラム6aの前端部を、前記ハウジング9aの後端部に形成した円筒部22に外嵌する事で、このハウジング9aの後端部と前記ステアリングコラム6aの前端部とを結合している。
但し、上述の様な従来構造の場合、これらハウジング9aの後端部とステアリングコラム6aの前端部との結合強度を高くする事が難しい。即ち、これらハウジング9aの後端部とステアリングコラム6aの前端部とを締り嵌めで嵌合固定した場合でも、このハウジング9aを構成する合成樹脂と、前記ステアリングコラム6aを構成する金属との線膨張率の差に基づいて、前記両端部同士の結合固定部の嵌合強度が次第に低下する可能性がある。特に、温度上昇に伴う前記円筒部22の外径の拡大分が、前記ステアリングコラム6aの前端部の内径の拡大分よりも大きくなると、前記円筒部22の外周面を抑え付ける力(面圧)が過大になり、この円筒部22が、外径が小さくなる方向に塑性変形する。この結果、前記結合固定部の嵌合強度の低下が著しくなる。
又、金属と合成樹脂との締り嵌めに基づく、前記両端部同士の結合部の強度及び剛性は、初期段階から必ずしも大きくはない。従って、ステアリングホイール1の高さ調節時等に前記結合部に曲げ方向の力が加わった場合にも、前記円筒部22の外周面が塑性変形し、前記結合固定部の嵌合強度が低下する可能性がある。何れにしても、この嵌合強度が低下すると、前記ステアリングコラム6aと前記ハウジング9aとの結合部ががたつく等の問題が発生する可能性がある。尚、この様な問題は、ステアリングコラムを鉄系合金の如き、必要とする強度及び剛性を得易い金属により造り、ハウジングをアルミニウム系合金の如き、軽量ではあるが前記ステアリングコラムを構成する金属に比べて軟質の金属により造る場合にも生じ得る。
特開2009−298246号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、ハウジングの後端部とステアリングコラムの前端部との結合部の強度及び剛性を確保できる構造を実現すべく発明したものである。
本発明の電動式パワーステアリング装置用コラムユニットは、ステアリングコラムとハウジングとを備える。
このうちのステアリングコラムは、内部にステアリングシャフトを挿通するもので、金属製で円筒状である。
又、前記ハウジングは、前記ステアリングコラムの前端部に結合固定され、内部に電動式パワーステアリング装置の構成部品の少なくとも一部を収納するもので、前記ステアリングコラムを構成する金属に比べて軟質の金属の鋳造品若しくは合成樹脂の射出成形品である。
更に、本発明の電動式パワーステアリング装置用コラムユニットでは、前記ステアリングコラムの前端部に、このステアリングコラムの内外両周面同士を連通させる透孔を形成している。又、このステアリングコラムの前端部でこの透孔を含む部分を内部に包埋する状態で、何れかの周面にねじ溝を形成したねじ環を、鋳造若しくは射出成形している。そして、このねじ環を、前記ハウジングの後端部周面に形成した別のねじ溝に螺合し更に締め付ける事で、このハウジングと前記ステアリングコラムとを結合固定している。
上述の様な本発明を実施する場合に、例えば請求項2に記載した発明の様に、前記ねじ環を、外周面に前記ねじ溝である雄ねじを形成したものとする。又、前記別のねじ溝を、前記ハウジングの後端部内周面に形成した段付大径部の内周面に形成した雌ねじとする。
或いは、請求項3に記載した発明の様に、前記ねじ環を、内周面に前記ねじ溝である雌ねじを形成した袋ナットとする。又、前記別のねじ溝を、前記ハウジングの後端部外周面に形成した雄ねじとする。
上述の様に構成する本発明の電動式パワーステアリング装置用コラムユニットによれば、ハウジングの後端部とステアリングコラムの前端部との結合部の強度及び剛性を確保できる。
又、本発明の場合には、前記ステアリングコラムの前端部と前記ハウジングの後端部との結合固定を、このステアリングコラムの前端部に結合固定したねじ環の周面に形成したねじ溝と、前記ハウジングの後端部周面に形成した別のねじ溝との螺合及び締め付けにより行っているので、前記ステアリングコラムと前記ハウジングとの着脱を容易に行える。この為、電動式パワーステアリング装置の修理の手間やコストの低減を図れる。
本発明の実施の形態の第1例を示す要部断面図。 ねじ環を設けたステアリングコラムの前端部を示す斜視図。 図1のA部拡大図。 ねじ環を設ける以前のステアリングコラムの前端部を示す斜視図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図3と同様の図。 本発明に関する参考例の第1例を示す、ステアリングコラムの前端部の端面図(a)及び側面図(b)。 同第2例を示す、図6と同様の図。 同第3例を示す、ステアリングコラムの前端部の端面図(a)及び断面図(b)。 電動式パワーステアリング装置の1例を示す、部分切断側面図。 従来構造の1例を示す要部断面図。
[実施の形態の第1例]
図1〜4は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例を含めて本発明の特徴は、ステアリングコラムの前端部と、電動式パワーステアリング装置用のハウジングの後端部との結合固定部の構造にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図10に示した構造を含めて、従来から知られている電動式パワーステアリング装置用コラムユニットと同様である。そこで、従来から知られている構造部分に関しては、説明を省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分、及び先に説明しなかった部分を中心に説明する。
本例の電動式パワーステアリング装置用コラムユニットは、ステアリングコラム6bの前端部と、ハウジング9bを構成する主部23の後端部とを、このステアリングコラム6bの前端部に結合固定したねじ環24を介して結合固定している。前記ハウジング9bは、それぞれが同種の合成樹脂を射出成形して成る、前記主部23と蓋部25とを、ねじ止め、溶着等の適宜の方法により結合固定して、中空状に構成している。そして、入力軸12の前端部(図1の左端部)、出力軸13の後端部(図1の右端部)乃至中間部、トーションバー11、トルク測定器8等を、収納している。又、前記出力軸13の中間部で軸方向に離隔した2箇所位置を前記ハウジング9bの内側に、1対の転がり軸受26a、26bにより、回転自在に支持している。そして、これら両転がり軸受26a、26bの間部分で前記出力軸13に、ウォームホイール27を、セレーション係合等により外嵌固定している。そして、このウォームホイール27と、電動モータ10(図9参照)により回転駆動されるウォーム28とを噛合させて、前記出力軸13に補助トルクを付加する様にしている。
一方、前記ステアリングコラム6bは、炭素鋼等の鉄系合金、或いはアルミニウム合金製の金属管(引き抜き管乃至は電縫管)で、前端部に複数の透孔29、29を形成している。この様なステアリングコラム6bと前記ねじ環24とは、このねじ環24を合成樹脂により射出成形する際に、一体的に結合固定している。即ち、このねじ環24を射出成形する為の金型のキャビティ内の所定位置に前記ステアリングコラム6bの前端部を位置させた状態で、このキャビティ内に前記合成樹脂を、加熱溶融させた状態で送り込む。このキャビティ内に送り込まれた溶融樹脂は、前記ステアリングコラム6bの前端部を包埋しつつ、このキャビティ内で冷却固化して前記ねじ環24を構成する。この際、前記溶融樹脂の一部は、前記各透孔29、29内に入り込んで、これら各透孔29、29内で固化する。この結果、前記ねじ環24を構成する合成樹脂のうち、前記ステアリングコラム6bの前端部よりも外径側に存在する部分と内径側に存在する部分とが一体に結合される。同時に、前記ねじ環24と前記ステアリングコラム6bとが、強固に結合される。又、前記ねじ環24の外周面に、ねじ溝である雄ねじ30を形成する。又、このねじ環24の先端面は、中心軸に対し直角方向に存在する平坦面としている。尚、前記合成樹脂の種類は、必要とする強度、剛性、耐久性を確保できるものであれば、特に問わない。例えば、ガラス繊維や炭素繊維等の補強材を混入した、ポリアミド樹脂(PA)やポリエチレンテレフタレート(PET)等が、好ましく使用できる。
上述の様なねじ環24を結合固定した、前記ステアリングコラム6bの前端部を結合固定すべく、前記ハウジング9bの主部23の後端部に設けた円筒部31の後端開口部内周面に、前寄り部分よりも内径が大きくなった段付大径部32を形成している。この段付大径部32の内周面には、別のねじ溝である雌ねじ33を形成している。又、前記段付大径部32の奥端部は、前記円筒部31の中心軸に対し直角方向に存在する段差面34としている。
前記ハウジング9bの主部23の後端部に設けた円筒部31と、前記ステアリングコラム6bの前端部とは、前記ねじ環24を介して互いに同心に結合固定している。この為に、このねじ環24の外周面の雄ねじ30と、前記段付大径部32の内周面の雌ねじ33とを螺合し、更に締め付けて、前記ねじ環24の先端面を前記段差面34に、強く押し付ける。この結果、このねじ環24と前記主部23とが強固に結合固定され、このねじ環24に結合固定された前記ステアリングコラム6bと前記主部23とが強固に結合固定される。尚、前記ねじ環24の締め付けを十分に大きなトルクで行い易くする為に、このねじ環24の一部に、締め付け工具を係止する為の係止部を形成する事もできる。
本例の電動式パワーステアリング装置用コラムユニットは、上述の様に、複数の透孔29、29を形成した、鉄系合金製のステアリングコラム6bの前端部を合成樹脂製のねじ環24に包埋固定し、このねじ環24と前記主部23とを螺着しているので、これらステアリングコラム6bと主部23との結合部の強度及び剛性を十分に高くできる。この為、温度変化を伴う、長期間に亙る使用によっても、前記ステアリングコラム6bと前記ハウジング9bとの結合部ががたつく等の問題が発生する事はない。
又、本例の場合には、前記ステアリングコラム6bと前記ハウジング9bとの着脱を容易に行える。即ち、これらステアリングコラム6bとハウジング9bとを相対回転させて、前記雄ねじ30と前記雌ねじ33とを係脱させる事により、これらステアリングコラム6bとハウジング9bとの着脱を行える。そして、この着脱に伴って、何れの部分も損傷せずに済む。この為、電動式パワーステアリング装置の修理の手間やコストの低減を図れる。
[実施の形態の第2例]
図5は、請求項1、3に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、ねじ環24aを袋ナットとしている。即ち、このねじ環24aを、内周面のうちの後端部に内向フランジ状の鍔部35を、同じく中間部乃至前端部に雌ねじ33aを、それぞれ形成した袋ナットとしている。又、ハウジング9cに形成した円筒部31aの後端部外周面に、前寄り部分よりも外径が小さくなった段付小径部36を形成している。この段付小径部36の外周面には、別のねじ溝である雄ねじ30aを形成している。又、前記段付小径部36の奥端部は、前記円筒部31aの中心軸に対し直角方向に存在する段差面34aとしている。ステアリングコラム6cの前端部には、傾斜段部37を介して大径部38を設け、この大径部38に複数の透孔29を形成している。そして、前記ねじ環24aを合成樹脂により射出成形する際に、前記大径部38をこのねじ環24a内に包埋している。前記ねじ環24aと前記円筒部31aとの径方向位置が逆になった点以外の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
本発明は、ハウジング及びねじ環を合成樹脂製とする構造に限らず、アルミニウム合金製とする構造でも実施可能である。
尚、ステアリングコラムの前端部をねじ環に包埋支持する構造で、これらステアリングコラムとねじ環との結合強度を向上させる為の構造としては、図6〜8に示す様な構造も考えられる。このうちの図6に示した構造は、ステアリングコラム6dの前端部に設けた大径部38aの形状を円周方向に関する波形としたものである。又、図7に示した構造は、ステアリングコラム6eの前端部にエンボス状の突起39、39を形成したものである。更に、図8に示した構造は、ステアリングコラム6fの前端縁部を径方向外方に向け、ほぼ直角に折り曲げる事により形成した曲げ起こし部40の外周縁部分に、複数の切り欠き41、41を形成したものである。これら図6〜8に示した例では、前記大径部38a、突起39、39、曲げ起こし部40を、ねじ環中に包埋する。
何れの構造の場合でも、ステアリングコラムとねじ環との結合強度を向上させる事はできるが、このステアリングコラムの前端部でこのねじ環に包埋される部分の見掛け上の厚さ(断面形状に関する外接円と内接円との直径の差の1/2)が大きくなる。この結果、このねじ環の厚さ寸法が部分的に(波形の頂部や突起39、39の頂部、或いは曲げ起こし部40の外周縁に対応する部分で)小さくなり、薄肉・軽量化と、当該部分の耐久性確保との両立が難しくなる可能性がある。これに対して、本発明の場合には、これらの両立が容易である。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5 ステアリングシャフト
6、6a、6b、6c、6d、6e、6f ステアリングコラム
7 ウォーム減速機
8 トルク測定器
9、9a、9b、9c ハウジング
10 電動モータ
11 トーションバー
12 入力軸
13 出力軸
14 変位測定器
15a、15b 自在継手
16 中間シャフト
17 車体
18 支持ブラケット
19 支持筒
20 センサハウジング
21 ギヤハウジング
22 円筒部
23 主部
24、24a ねじ環
25 蓋部
26a、26b 転がり軸受
27 ウォームホイール
28 ウォーム
29 透孔
30、30a 雄ねじ
31、31a 円筒部
32 段付大径部
33、33a 雌ねじ
34、34a 段差面
35 鍔部
36 段付小径部
37 傾斜段部
38、38a 大径部
39 突起
40 曲げ起し部
41 切り欠き

Claims (3)

  1. 内部にステアリングシャフトを挿通する円筒状のステアリングコラムと、このステアリングコラムの前端部に結合固定され、内部に電動式パワーステアリング装置の構成部品の少なくとも一部を収納するハウジングとを備え、前記ステアリングコラムは金属製であり、このハウジングは、このステアリングコラムを構成する金属に比べて軟質の金属の鋳造品若しくは合成樹脂の射出成形品である電動式パワーステアリング装置用コラムユニットであって、前記ステアリングコラムの前端部に、このステアリングコラムの内外両周面同士を連通させる透孔が形成されており、このステアリングコラムの前端部でこの透孔を含む部分を内部に包埋する状態で、何れかの周面にねじ溝を形成したねじ環が鋳造若しくは射出成形されており、このねじ環を、前記ハウジングの後端部周面に形成した別のねじ溝に螺合し更に締め付ける事で、このハウジングと前記ステアリングコラムとを結合固定している電動式パワーステアリング装置用コラムユニット。
  2. 前記ねじ環が、外周面に前記ねじ溝である雄ねじを形成したものであり、前記別のねじ溝が、前記ハウジングの後端部内周面に形成した段付大径部の内周面に形成された雌ねじである、請求項1に記載した電動式パワーステアリング装置用コラムユニット。
  3. 前記ねじ環が、内周面に前記ねじ溝である雌ねじを形成した袋ナットであり、前記別のねじ溝が、前記ハウジングの後端部外周面に形成された雄ねじである、請求項1に記載した電動式パワーステアリング装置用コラムユニット。
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JP2014113967A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Nsk Ltd 電動式パワーステアリング装置用コラムユニット

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