JP4556734B2 - ステアリング装置の結合構造 - Google Patents

ステアリング装置の結合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4556734B2
JP4556734B2 JP2005092265A JP2005092265A JP4556734B2 JP 4556734 B2 JP4556734 B2 JP 4556734B2 JP 2005092265 A JP2005092265 A JP 2005092265A JP 2005092265 A JP2005092265 A JP 2005092265A JP 4556734 B2 JP4556734 B2 JP 4556734B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
coupling structure
column
steering device
inner column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005092265A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006273036A (ja
JP2006273036A5 (ja
Inventor
光夫 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2005092265A priority Critical patent/JP4556734B2/ja
Publication of JP2006273036A publication Critical patent/JP2006273036A/ja
Publication of JP2006273036A5 publication Critical patent/JP2006273036A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4556734B2 publication Critical patent/JP4556734B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ステアリング装置の結合構造に関し、特にハウジング部材とチューブ部材の結合構造に好適なものである。
例えば電動パワーステアリング装置では、電動機の駆動力を補助操舵力に変換するためのギヤボックスと呼ばれるハウジング部材と、ステアリングシャフトを回動自在に支持するステアリングコラムとを結合する必要がある。ステアリングコラムはチューブ部材である。このようなハウジング部材とチューブ部材の結合構造として、下記特許文献1に記載されるものがある。このハウジング部材とチューブ部材の結合構造は、ハウジング部材に形成された嵌合孔に、補強体を溶接固定したチューブ部材の外周を嵌合させて、締結している。このようにすると、ハウジング部材とチューブ部材の取付剛性が向上するという利点がある。
特開2004−322977号公報
しかしながら、前記特許文献1のステアリング装置の結合構造では、チューブ部材に補強部材を圧入して溶接固定する必要があり、部品点数が増えると共に組立作業に手間がかかってしまうという問題があった。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、ステアリング装置の結合構造の結合強度の向上をより簡単な方法で実現することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に係るステアリング装置の結合構造は、ステアリング装置のハウジング部材とチューブ部材の結合構造であって、ハウジング部材とチューブ部材の結合部の円形断面形状の径が、軸線方向の位置によって異なり、前記ハウジング部材は電動パワーステアリング装置のギヤボックスであり且つ前記チューブ部材は電動パワーステアリング装置のコラムであることを特徴とするものである。
また、本発明のうち請求項に係るステアリング装置の結合構造は、前記請求項の発明において、前記ハウジング部材は金属製であり且つチューブ部材が鋼製であることを特徴とするものである。
而して、本発明のステアリング装置の結合構造によれば、電動パワーステアリング装置のギヤボックス等のような金属製のハウジング部材と、電動パワーステアリング装置のコラム等のような鋼製のチューブ部材を結合するにあたり、それらの結合部の断面形状を円形とし、それらの軸線方向の位置によって、それらの円形断面の径が異なるといったように、結合部の断面形状を軸線方向の位置によって異ならせることで、例えばチューブ部材が被嵌されるハウジング部材の筒状部の一部を拡径することなどにより強度を確保することが可能となる。
次に、本発明のステアリング装置の結合構造を電動パワーステアリング装置に適用した一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、ステアリングホイール21が端部に取付けられたステアリングシャフト1に補助操舵力を付与する電動モータ12が取付けられた、所謂コラムタイプ電動パワーステアリング装置の概略構成図である。ステアリングホイール21に連結されたステアリングシャフト1は、運転者の操舵トルクが作用する入力軸23(図2参照)と出力軸24とを有し、出力軸24に減速ギヤを介した操舵補助機構22が介装され、その操舵補助機構22の駆動源として電動モータ12が設けられている。ステアリングシャフト1の出力軸24に伝達された操舵トルクは、図示しないユニバーサルジョイントを介してロアシャフトに伝達され、更にユニバーサルジョイントを介してピニオンシャフトに伝達される。ピニオンシャフトに伝達された操舵トルクは、ステアリングギヤを介してタイロッドに伝達され、図示しない転舵輪を転舵させる。ステアリングギヤは、例えばピニオンシャフトに連結されたピニオンと、このピニオンに噛合するラックとを有するラックアンドピニオン形式に構成され、ピニオンに伝達された回転運動をラックで直進運動に変換している。なお、図中の符号31は、ステアリングホイール21の角度を調整するチルト機構及びステアリングホイール21の位置を調整するテレスコープ機構の双方を兼ねる、所謂テレスコ・チルト調整機構である。
図中の符号4は、ステアリングシャフト1を覆うステアリングコラムであり、前記テレスコープ機構によってステアリングホイール21の位置を調整しても、ステアリングシャフト1が覆われるように、アウタコラム5の下方端部にインナコラム6の上方端部が内装されている。本発明のステアリング装置の結合構造は、このインナコラム6と前記操舵補助機構22を内装するハウジング13との結合部に適用されている。なお、アウタコラム5とインナコラム6の上下関係を入れ替えてもよい。
図2には、操舵補助機構22及びステアリングコラム4の内部構造を示す。図2は、図1のチルト・テレスコ調整機構を省略している。電動モータ12の回転トルクは図示されないウオーム・ホイールからなる減速ギヤを介して出力軸24に操舵補助トルクとして伝達される。また、前記入力軸23と出力軸24との間にはトーションバー33が介装されており、このトーションバー33には、操舵トルクに応じた捻れが発生する。そして、前記電動モータ12による操舵補助トルクは、このトーションバー33の捻れ、即ち操舵トルクの大きさに応じて出力軸に伝達される。即ち、本実施形態では、前記入力軸23及び出力軸24に夫々固定された磁性体製リング34と、その外側に配設されたコイル35とでトルクセンサ36を構成している。これにより、入力軸23と出力軸24とに相対変位が生じてトーションバー33の捻れが生じると、入力軸23側の磁性体製リング34と出力軸側の磁性体製リング34との対向面積が変化し、これによってそれらに対向しているコイル35のインピーダンスが変化する。このコイル35のインピーダンスの変化を操舵トルクとしてトルクセンサ36で検出し、トーションバー33の捻れ量、即ち操舵トルクに応じた電力を電動モータ12に供給して必要な操舵補助トルクを得る。
一方、前記ステアリングシャフト1は、ステアリングホイール21に連結されているインナシャフト2と入力軸23に連結されているアウタシャフト3とをスプライン結合し、軸方向に相対移動可能で且つ周方向に相対回転不能に連結してなる。従って、テレスコ調整時にはインナシャフト2とアウタシャフト3とがスライドして全長が伸縮自在となる。また、この実施形態では、アウタコラム5の前端部とインナコラム6の後端部とを緩衝部材である低摩擦材や金属で構成されたスリーブ7を介して嵌合させている。また、ステアリングコラム4の中間部及び下端部は、上部支持ブラケット8及び下部支持ブラケット9により、ダッシュボードの下面等、車体10の一部に支承される。
図3には、本発明の電動パワーステアリング装置のギヤボックス、即ち前記操舵補助機構22を内装するハウジング13と、チューブ部材であるインナコラム6との結合部の詳細を示す。インナコラム6は鋼製の断面円形チューブ部材、ハウジング13はアルミニウム等の金属製である。そして、本実施形態では、ハウジング13のインナコラム6が結合される部分に筒状部14を突設した。筒状部14は、その突出端部に形成され且つインナコラム6の内径と同等又はそれより僅かに大径の小径部15と、その根幹部に形成され且つ突出端部の小径部15より大径の拡径部16と、拡径部16の根幹部に形成された座面17とを備えている。また、小径部15と拡径部16との間には隅Rが施されている。インナコラム6の下方端部は、前記小径部15、拡径部16からなる筒状部14に緊密に被嵌する形状に加工され且つ下方端面が座面17に当接するようになっている。特に、小径部15の外周にはインナコラム6の内周を圧入するようになっている。
従って、インナコラム6の下方端部をハウジング13の筒状部14に被嵌すると、小径部15の外周にインナコラム6の内周が圧入され、拡径部16の外周にインナコラム6の拡径部が圧入、中間嵌め、隙間嵌めの何れかの嵌合方法で被嵌され、更に座面17にインナコラム6の下方端面が当接する。前述したように、インナコラム6とアウタコラム5とが収縮することによるコラプスストローク長を確保するには、インナコラム6の外径が維持されている寸法、即ち長さを長くしたい。一方、筒状部14の内部には、前述した入力軸23等が内装されるため、内径寸法が決まる。しかしながら、本実施形態のステアリング装置の結合構造では、筒状部14の根幹部に拡径部16を形成したため、インナコラム6の長さを確保しながら、インナコラム6への曲げ力に対して筒状部14の強度を確保することが可能となる。また、拡径部16と小径部15との間に隅Rを設けたことにより、インナコラム16に曲げ力が作用したときにも、拡径部16と小径部15との間に応力集中が発生しにくい。なお、隅Rに代えて、テーパ形状又はテーパ形状と隅Rの組合せでもよい。
図4には、従来のハウジング13とインナコラム6との結合構造を示す。同図から明らかなように、従来の結合部には、インナコラムの拡径部がない。そのため、インナコラム6に曲げ力が作用すると、筒状部14(=小径部15)の根幹部に応力集中が生じ易い。
このように、本実施形態のステアリング装置の結合構造では、電動パワーステアリング装置のギヤボックス等のような金属製のハウジング13と、電動パワーステアリング装置のインナコラム6のような鋼製のチューブ部材を結合するにあたり、それらの係合部の断面形状を円形とし、それらの軸線方向の位置によって、それらの円形断面の径が異なるといったように、結合部の断面形状を軸線方向の位置によって異ならせることで、例えばインナコラム6が被嵌されるハウジング13の筒状部14の一部に拡径部16を形成することなどにより強度を確保することが可能となる。
なお、前記実施形態における拡径部16とインナコラム6との結合部には、カシメを施したり、ボルト等の締結具で締結したりしてもよい。
また、ハウジング13に形成する筒状部14とインナコラム6との結合部は、円形断面に限らず、多角形断面であってもよい。
また、インナコラム6の材質は、鋼に限らず、アルミニウムや樹脂であってもよい。同様に、ハウジング13及び筒状部14はアルミニウムに限らず、鋼や樹脂であってもよい。
本発明のステアリング装置の結合構造を電動パワーステアリング装置に適用した一実施形態を示す全体図である。 図1の操舵補助機構及びステアリングコラムの内部を示す断面図である。 図2のハウジングとインナコラムの結合構造の詳細図である。 従来のハウジングとインナコラムの結合構造の詳細図である。
符号の説明
1はステアリングシャフト
2はインナシャフト
3はアウタシャフト
4はステアリングコラム
5はアウタコラム
6はインナコラム
10は車体
12は電動モータ
13はハウジング
14は筒状部
15は小径部
16は拡径部
17は座面

Claims (2)

  1. ステアリング装置のハウジング部材とチューブ部材の結合構造であって、ハウジング部材とチューブ部材の結合部の円形断面形状の径が、軸線方向の位置によって異なり、前記ハウジング部材は電動パワーステアリング装置のギヤボックスであり且つ前記チューブ部材は電動パワーステアリング装置のコラムであることを特徴とするステアリング装置の結合構造。
  2. 前記ハウジング部材は金属製であり且つチューブ部材が鋼製であることを特徴とする請求項に記載のステアリング装置の結合構造。
JP2005092265A 2005-03-28 2005-03-28 ステアリング装置の結合構造 Expired - Fee Related JP4556734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005092265A JP4556734B2 (ja) 2005-03-28 2005-03-28 ステアリング装置の結合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005092265A JP4556734B2 (ja) 2005-03-28 2005-03-28 ステアリング装置の結合構造

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006273036A JP2006273036A (ja) 2006-10-12
JP2006273036A5 JP2006273036A5 (ja) 2008-05-08
JP4556734B2 true JP4556734B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=37208198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005092265A Expired - Fee Related JP4556734B2 (ja) 2005-03-28 2005-03-28 ステアリング装置の結合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4556734B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002255044A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Koyo Seiko Co Ltd ステアリング装置
JP2002362387A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Koyo Seiko Co Ltd 動力舵取装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002255044A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Koyo Seiko Co Ltd ステアリング装置
JP2002362387A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Koyo Seiko Co Ltd 動力舵取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006273036A (ja) 2006-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110129294A1 (en) Shaft connection structure
JP5130915B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5176349B2 (ja) ステアリング装置
JP4620434B2 (ja) 電動舵取補助装置
JP5273103B2 (ja) 雄シャフトと雌シャフトの結合構造
JP5146474B2 (ja) ステアリングコラム装置とその組立方法
JP2006062535A (ja) 電動舵取補助装置
JP5181863B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の出力軸構造
JP4556734B2 (ja) ステアリング装置の結合構造
KR102350046B1 (ko) 자동차의 조향 컬럼
WO2012093712A1 (ja) ステアリング装置
JP5136297B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP4736929B2 (ja) 自在継手と軸の結合構造
JP2006205886A (ja) 電動舵取補助装置の支持構造
JP5168005B2 (ja) ステアリング装置
JP2008001137A (ja) ステアリング装置
JP2000190857A (ja) 電動式パワ―ステアリング装置
JP5445660B2 (ja) ステアリング装置
JP2007216721A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5212714B2 (ja) 車両用衝撃吸収操舵装置
JP5141160B2 (ja) ステアリング装置におけるヨーク及び回転軸の結合構造
JP2006001423A (ja) 車両用ステアリング装置及びその組立方法
JP5228680B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP4422461B2 (ja) ラックアンドピニオン式舵取装置
JP2010069987A (ja) 電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080319

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080319

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4556734

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees