JP2010149595A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

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健司 竹内
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Abstract

【課題】低コストでありながら、環境変化に関わらずスムーズな動作を提供できる電動式パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】蓋部材の内径部に、複数の浅い溝101eが、外輪110aの軸線方向にわたる範囲に形成されているので、外輪110に締め代を与えて内径部に圧入されたとき、溝101eと溝101eの間のランド部101fのみが玉軸受110の外輪110aにバランス良く当接することとなり、ハウジングが収縮しても外輪110aよりもランド部101fの方がより変形することで、玉軸受の外輪110aの変形を抑制し、内部ラジアル隙間が小さくなることを抑えて、出力軸のスムーズな回転を確保できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電動式パワーステアリング装置に関する。
電動式パワーステアリング装置は、ステアリングホイールの操作によりステアリングシャフトに発生する操舵トルクをトルクセンサで検出し、その検出信号に基づいて電動モータを駆動し出力軸を回転させ、操舵力を補助するものである。
ここで、ハウジングに対して出力軸が軸線方向に変位すると、トルクセンサの検出するトルクに誤差が出たり異音が発生する場合がある。そこで、特許文献1に記載の従来技術では、ハウジングに対して四点接触式玉軸受等により出力軸を支持することで、出力軸の軸線方向移動を抑制することが行われている。
特開2002−19626号公報 特開2005−255121号公報
ところで、四点接触式玉軸受等は一般的には高価であるので、汎用の玉軸受を用いたいという要請がある。これに対し、特許文献2の従来技術では、安価に入手できる汎用の深溝玉軸受に予圧を与えて出力軸を支持することで、その出力軸の軸線方向移動を抑制している。ところが、ハウジングの素材であるアルミニウムと、深溝玉軸受の外輪の素材である軸受鋼との間には線膨張差があるので、締め代を与えて深溝玉軸受をハウジングに圧入して使用する場合、低温時にハウジングの過大な収縮が生じ、深溝玉軸受の外輪が圧縮されて内部ラジアル隙間が小さくなるためフリクションが増大し、また玉の滑り発生による異音を発生させる恐れもある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、低コストでありながら、環境変化に関わらずスムーズな動作を提供できる電動式パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
本発明の電動式パワーステアリング装置は、
ハウジングと、
モータと、
車輪を操舵する為に操舵力を出力する出力軸と、
ステアリングホイールから前記出力軸へと操舵力を伝達する入力軸と、
前記モータの前記回転軸と前記出力軸とを動力伝達可能に連結する動力伝達可能に連結する動力伝達機構と、からなり、
前記出力軸は、前記ハウジングに対して圧入された転がり軸受により支持されており、前記転がり軸受の外輪が嵌合する前記ハウジングの内径部には、複数の溝が前記外輪の軸線方向にわたって形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記転がり軸受の外輪が嵌合する前記ハウジングの内径部には、複数の溝が前記外輪の軸線方向にわたって形成されているので、締め代を与えて前記転がり軸受を前記ハウジングに圧入して使用する場合でも、前記溝と溝の間のランド部のみが前記転がり軸受の外輪に当接することとなり、前記ハウジングが収縮しても外輪側より内径部側の方がより変形し易くなることで、前記転がり軸受の外輪の変形を抑制し、内部ラジアル隙間が小さくなることを抑えて、前記出力軸のスムーズな回転を確保できる。
前記複数の溝は、前記転がり軸受の軸線方向に延在するように形成されていると好ましい。
前記複数の溝は、前記内径部の周方向に延在するように形成されていると好ましい。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態であるコラムタイプの電動式パワーステアリング装置100を含むステアリング機構の概略図である。図1において、車体26に対してブラケット24を介して、チューブ状のコラム15が支持されている。上端部にステアリングホイール1を取り付けたステアリングシャフト17は、ステアリングコラム15に挿通され、それに対して回転自在に支持されている。ステアリングコラム15とステアリングシャフト17とは、二次衝突時などに軸線方向に大きな荷重を受けたとき縮長するように変形する、いわゆるコラプシブル構造を備えている。
ステアリングシャフト17の下端は、車体26に対してブラケット18により取り付けられた電動式パワーステアリング装置100の入力軸102に連結されている。一方、電動式パワーステアリング装置100の出力軸103は、ユニバーサルジョイント7Aを介して中間軸8の上端に連結され、中間軸8の下端は、ユニバーサルジョイント7Bを介してピニオンシャフト10に連結されている。ピニオンシャフト10に形成されたピニオンは、ラック軸9のラック歯に噛合している。ラック軸9の両端は、それぞれタイロッド13を介して、不図示の車輪を操舵する操舵機構に連結されている。
図2は、図1の矢印IIにより示す、本実施の形態に用いる電動式パワーステアリング装置100の断面図である。アルミ又はアルミ合金、マグネシウム又はマグネシウム合金から形成されたハウジング101は、ブラケット18に取り付けるための孔101cを有する蓋部材101bと、本体101aとを不図示のボルトで締結されて構成される。ハウジング101内に、入力軸102および出力軸103が配置されている。入力軸102は、不図示の軸受によりハウジング101に対して回転自在に支持されている。中空の出力軸103は、軸受104,110によりハウジング101に対して回転自在に支持されている。図2で右端を入力軸102に圧入し、左端を出力軸103にピン結合させることで連結したトーションバー105が、出力軸103内を延在している。
出力軸103の図2で右端近傍外周に対向する位置に、受けたトルクに比例してトーションバー105がねじれることに基づき、操舵トルクを検出する検出装置すなわちトルクセンサ106が設けられている。このトルクセンサ106は、ロータリー式非接触トルクセンサであって、トーションバー105のねじれに基づく入力軸102と出力軸103との相対角度変位を、所定の磁気回路におけるインピーダンスの変化としてコイルにより検出し、電気信号として不図示の制御回路へ出力するものである。
出力軸103の中央部において軸受104,110の間には、ウォームホイール107が配置されている。ウォームホイール107は、出力軸103に螺合されたナット109により軸受110の内輪を介して押圧され出力軸103に固定されて一体的に回転するようになっている芯金107aと、その外周にインサート成形されてなる樹脂の歯部107bとからなる。ウォームホイール107の歯部107bは、ハウジング101に取り付けられたモータ109(図1参照)の回転軸に一体的に形成されたウォーム108と噛合している。ウォームホイール107とウォーム108とで動力伝達機構(ウォーム機構)を構成する。
図3は、図2の構成をIII-III線で切断して矢印方向に見た図である。図4は、図3の構成における矢印IVで示す部位を拡大して示す図である。シール付き軸受である軸受110は、外輪110aと、内輪110bと、外輪110aと内輪110bとの間に配置されたボール110cとからなる。外輪110aが締め代を与えて圧入される蓋部材101bの内径部101dには、図4に示すように、軸線方向に延在する複数の浅い溝(断面が二等辺三角形状)101eが、外輪110aの軸線方向にわたる範囲に形成されている。従って、内径部101dの内周面と外輪110aの外周面との当接面積は、溝101eの分だけ減少している。
次に、本実施の形態の動作について説明する。車両が直進状態にあり、ステアリングホイール1から、ステアリングシャフト17を介して入力軸102に操舵力が入力されていないとすると、トルクセンサ106は出力信号を発生せず、従ってモータ109は補助操舵力を発生しない。
これに対し、車両がカーブを曲がろうとするときに運転者がステアリングホイール1を操作すると、その力に応じてトーションバー105がねじれ、入力軸102と出力軸103との間で相対回動が発生する。トルクセンサ106は、この相対回動の方向および量に応じてトルク信号を出力する。このトルク信号と、不図示のセンサからの車速信号とから予め設定された制御マップ等に基づいて、不図示の制御回路は駆動電流をモータ109に供給するので、モータ109は所望の補助操舵力を発生する。かかるモータ109の発生したトルクは、動力伝達機構(108、107)により減速されて出力軸103に伝達され、中間軸8を介してラック軸9の移動を支援する。それによりタイロッド13を介して操舵機構が動作し、不図示の車輪を操舵できるようになっている。
本実施の形態によれば、蓋部材101bの内径部101dに、複数の浅い溝101eが、外輪110aの軸線方向全長にわたる範囲に形成されているので、外輪110に締め代を与えて内径部101dに圧入されたとき、溝101eと溝101eの間のランド部101fのみが玉軸受110の外輪110aに、均一に分散してバランス良く当接することとなり、ハウジング101が収縮しても外輪110aよりもランド部101fの方がより変形することで、玉軸受110の外輪110aの変形を抑制し、内部ラジアル隙間が小さくなることを抑えて、出力軸103のスムーズな回転を確保できる。
図5は、別な実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置100の図2と同様な断面図である。図6は、図5の構成における矢印VIで示す部位を拡大して示す図である。本実施の形態においては、蓋部材101bの内径部101dに、周方向に延在するようにして複数の浅い溝(断面台形状)101e’が、外輪110aの軸線方向全長にわたって形成されている。従って、外輪110に締め代を与えて内径部101dに圧入されたとき、溝101e’と溝101e’の間のランド部101f’のみが玉軸受110の外輪110aにバランス良く当接することとなるので、上述した実施の形態と同様な効果を奏する。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、ハウジング内径部における溝やランド部の形状は、任意に決定できる。
本実施の形態である電動式パワーステアリング装置100を含むステアリング機構の概略図である。 図1の矢印IIにより示す、本実施の形態に用いる電動式パワーステアリング装置100の断面図である。 図2の構成をIII-III線で切断して矢印方向に見た図である。 図3の構成における矢印IVで示す部位を拡大して示す図である。 別な実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置100の図2と同様な断面図である。 図5の構成における矢印VIで示す部位を拡大して示す図である。
符号の説明
1 ステアリングホイール
7A ユニバーサルジョイント
7B ユニバーサルジョイント
8 中間軸
9 ラック軸
10 ピニオンシャフト
13 タイロッド
15 コラム
15 ステアリングコラム
17 ステアリングシャフト
18 ブラケット
24 ブラケット
26 車体
100 電動式パワーステアリング装置
101 ハウジング
101a 本体
101b 蓋部材
101d 内径部
101e、101e’溝
101f、101f’ランド部
102 入力軸
103 出力軸
104 軸受
105 トーションバー
106 トルクセンサ
107 ウォームホイール
107a 芯金
107b 歯部
108 ウォーム
108 ウォームホイール
109 モータ
109a 回転軸
109e シール
110 軸受
110a 外輪
110b 内輪
110c 玉

Claims (3)

  1. ハウジングと、
    モータと、
    車輪を操舵する為に操舵力を出力する出力軸と、
    ステアリングホイールから前記出力軸へと操舵力を伝達する入力軸と、
    前記モータの前記回転軸と前記出力軸とを動力伝達可能に連結する動力伝達可能に連結する動力伝達機構と、からなり、
    前記出力軸は、前記ハウジングに対して圧入された転がり軸受により支持されており、前記転がり軸受の外輪が嵌合する前記ハウジングの内径部には、複数の溝が前記外輪の軸線方向にわたって形成されていることを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  2. 前記複数の溝は、前記転がり軸受の軸線方向に延在するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置。
  3. 前記複数の溝は、前記内径部の周方向に延在するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017075629A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 株式会社デンソー 回転電機

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