JP2012249155A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器を扱いやすい学習器として動作させること。
【解決手段】電子機器は、被写体像を撮像する撮像部12と、撮像部12で撮像された画像から所定の対象物を認識する第1認識部16と、対象物に対応する音声情報を記憶する音声情報記憶部14と、音声情報を再生する音声再生部22,23と、指示に応じて、第1認識部16で認識された対象物に対応する音声情報を再生するように音声再生部22,23および音声情報記憶部14をそれぞれ制御する第1制御部16と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】電子機器は、被写体像を撮像する撮像部12と、撮像部12で撮像された画像から所定の対象物を認識する第1認識部16と、対象物に対応する音声情報を記憶する音声情報記憶部14と、音声情報を再生する音声再生部22,23と、指示に応じて、第1認識部16で認識された対象物に対応する音声情報を再生するように音声再生部22,23および音声情報記憶部14をそれぞれ制御する第1制御部16と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器に関する。
画像に対応付けた音声ファイルを画像ファイルの非画像部分に記録する技術が知られている(特許文献1参照)。画像を表示装置に再生表示するとともにボイスマークアイコンを表示させる。ボイスメモの再生が指示されると、対応付けられている音声ファイルの内容をスピーカから再生する。
従来技術では、学習器として用いる検討がなされていなかった。
本発明による電子機器は、被写体像を撮像する撮像部と、撮像部で撮像された画像から所定の対象物を認識する第1認識部と、対象物に対応する音声情報を記憶する音声情報記憶部と、音声情報を再生する音声再生部と、指示に応じて、第1認識部で認識された対象物に対応する音声情報を再生するように音声再生部および音声情報記憶部をそれぞれ制御する第1制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明による電子機器では、扱いやすい学習器として動作させることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態による電子カメラ1の構成例を説明するブロック図である。図1において、電子カメラ1は、撮影光学系11と、撮像素子12と、画像処理部13と、RAM14と、LCDモニタ15と、CPU16と、不揮発性メモリ17と、カードインターフェース(I/F)18と、通信インターフェース(I/F)19と、操作部材20とを備える。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態による電子カメラ1の構成例を説明するブロック図である。図1において、電子カメラ1は、撮影光学系11と、撮像素子12と、画像処理部13と、RAM14と、LCDモニタ15と、CPU16と、不揮発性メモリ17と、カードインターフェース(I/F)18と、通信インターフェース(I/F)19と、操作部材20とを備える。
CPU16、不揮発性メモリ17、カードインターフェース18、通信インターフェース19、画像処理部13、RAM14およびLCDモニタ15は、それぞれがバス25を介して接続されている。
撮影光学系11は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成され、被写体像を撮像素子12の受光面に結像させる。なお、図1を簡単にするため、撮影光学系11を単レンズとして図示している。
撮像素子12は、画素を構成する受光素子のフォトダイオードが受光面に二次元配列されたCMOSイメージセンサなどによって構成される。撮像素子12は、撮影光学系11を通過した光束による像を光電変換し、デジタル画像データを生成する。デジタル画像データは、画像処理部13に入力される。画像処理部13は、デジタル画像データに対して各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整処理など)を施す。
LCDモニタ15は液晶パネルなどによって構成される。LCDモニタ15は、CPU16からの指示に応じて画像や操作アイコン、メニュー画面などを表示する。RAM14は、画像処理部13による画像処理の前工程や後工程でのデジタル画像データを一時的に記憶する他、CPU16によるプログラム実行時に用いられる。RAM14は、電源オフ時には記憶内容を消失する揮発性メモリである。不揮発性メモリ17は、フラッシュメモリなどによって構成される。不揮発性メモリ17は、電源オフ時に記憶内容を消失することなく保持するので、CPU16が実行するプログラムなどを記憶する。
CPU16は、不揮発性メモリ17が記憶するプログラムを実行することにより、電子カメラ1が行う動作を制御する。カードインターフェース18はコネクタ(不図示)を有し、該コネクタにメモリカードなどの記憶媒体30が接続される。カードインターフェース18は、接続された記憶媒体30に対するデータの書き込みや、記憶媒体30からのデータの読み込みを行う。記憶媒体30は、半導体メモリを内蔵したメモリカード、またはハードディスクドライブなどで構成される。
通信インターフェース19は、たとえば、不図示のコネクタに接続された外部機器との間で所定の通信を行う。この通信により、外部機器からのコマンドやデータを受信したり、記憶媒体30に記録されている画像データなどを外部機器へ送信したりする。また、外部の表示装置に再生画像を表示させるための信号を送信してもよい。操作部材20は、レリーズボタン201(図2)やモードボタン202(図2)などを含む。操作部材20は、撮影操作、モード切替え操作やアイコン選択操作など、各操作に応じた操作信号をCPU16へ送出する。
音声処理回路22は、マイク22で集音された音声信号を増幅し、増幅後の信号をA/D変換回路(不図示)によってデジタル音声データに変換する。音声処理回路22はさらに、デジタル音声データに基づいて音声信号を復元し、該音声信号をスピーカ23から再生する。
<学習器モード>
上述した電子カメラ1は、学習器として使用する「学習器モード」を備える。本実施形態は、学習器としての動作に特徴を有するので、以下の説明は「学習器モード」の動作を中心に行う。図2は、電子カメラ1の背面を例示する図である。図2において、電子カメラ1の背面には、LCDモニタ15と、モードボタン202と、音声再生ボタン203と、十字スイッチ205と、OKボタン204とが設けられている。電子カメラ1の上面には、レリーズボタン201が設けられている。
上述した電子カメラ1は、学習器として使用する「学習器モード」を備える。本実施形態は、学習器としての動作に特徴を有するので、以下の説明は「学習器モード」の動作を中心に行う。図2は、電子カメラ1の背面を例示する図である。図2において、電子カメラ1の背面には、LCDモニタ15と、モードボタン202と、音声再生ボタン203と、十字スイッチ205と、OKボタン204とが設けられている。電子カメラ1の上面には、レリーズボタン201が設けられている。
学習器としての動作の概要を例示すると以下の通りである。電子カメラ1のユーザは、モードボタン202を操作して「学習器モード」に切替え操作を行う。「学習器モード」に切替わったCPU16は、撮像素子12で所定時間ごと(たとえば、30フレーム/毎秒)に撮像したスルー画像をLCDモニタ15に逐次表示させる。スルー画像は、撮影指示前に繰り返し取得するモニタ用の画像である。
ユーザは、電子カメラ1の撮影光学系11を学習対象の被写体(本例ではシマウマ)に向けて、当該被写体の画像がLCDモニタ15に表示されるようにする。CPU16は、LCDモニタ15に表示中のスルー画像に対して公知のテンプレートマッチング処理を施すことにより、スルー画像に含まれている対象物を探す。
対象物は、あらかじめ不揮発性メモリ17に記憶されているテンプレート情報に基づく。テンプレート情報は、たとえば、動物、植物、おもちゃ、人形、文字、数字、色(見本)などを表す特徴量に基づいて生成されている。CPU16は、テンプレートマッチング処理によってスルー画像の中に対象物(本例では、動物のシマウマ)を検出すると、検出した対象物(本例ではシマウマ)の位置を示す認証マーク151をスルー画像に重ねてLCDモニタ15に表示させる。CPU16はさらに、対象物(本例ではシマウマ)に関連付けた音声ファイルがRAM14または記憶媒体30に記録されている場合には、スルー画像に重ねて「音声を再生しますか?」というメッセージをLCDモニタ15に表示させる。
ユーザによって操作部材20を構成するOKボタン204が操作されると、CPU16は、上記関連づけられている音声ファイルに基づいてスピーカ23から音声を再生させる。この音声ファイルの音声データは、たとえば、対象物(本例ではシマウマ)の名称を読み上げた音、またはその対象物(本例ではシマウマ)が発した声(いななき、鳴き声など)である。ユーザは、このような再生音を聞くことにより、その対象物(本例ではシマウマ)の名称を知る、またはその対象物(本例ではシマウマ)の声を聞いて学習できる。
<学習器モード処理>
図3は、上述した学習器として動作するCPU16が実行する「学習器モード」処理の流れを説明するフローチャートである。CPU16は、操作部材20を構成するモードボタン202が操作され、「学習器モード」に設定されると図3による処理を実行するプログラムを繰り返し実行する。なお、モードボタン202が押下されるごとに、「撮影モード」→「再生モード」→「学習器モード」への切替をサイクリックに行うように構成されている。「撮影モード」は、レリーズボタン201の押下操作に応じて被写体画像を撮影し、該撮影画像のデータを格納した画像ファイルをメモリカードなどの記憶媒体30へ記録する動作モードである。「再生モード」は、記憶媒体30に記録されている画像ファイルに格納されている画像データに基づく再生画像をLCDモニタ15に再生表示する動作モードである。
図3は、上述した学習器として動作するCPU16が実行する「学習器モード」処理の流れを説明するフローチャートである。CPU16は、操作部材20を構成するモードボタン202が操作され、「学習器モード」に設定されると図3による処理を実行するプログラムを繰り返し実行する。なお、モードボタン202が押下されるごとに、「撮影モード」→「再生モード」→「学習器モード」への切替をサイクリックに行うように構成されている。「撮影モード」は、レリーズボタン201の押下操作に応じて被写体画像を撮影し、該撮影画像のデータを格納した画像ファイルをメモリカードなどの記憶媒体30へ記録する動作モードである。「再生モード」は、記憶媒体30に記録されている画像ファイルに格納されている画像データに基づく再生画像をLCDモニタ15に再生表示する動作モードである。
図3のステップS11において、CPU16は、「学習器モード」における「音声登録モード」へ切替えてステップS12へ進む。「学習器モード」の中に、「音声登録モード」と後述する「画像保存モード」、および「画像読出しモード」がそれぞれ設けられる。ステップS12において、CPU16は、LCDモニタ15へのスルー画像の表示を開始させてステップS13へ進む。これにより、撮像素子12が上記30フレーム/毎秒のフレームレートで撮像を開始する。
ステップS13において、CPU16は、認証処理を開始してステップS14へ進む。CPU16は、たとえば、あらかじめ設定されているジャンルのテンプレート情報に基づいてテンプレートマッチング処理を施すことによって、上述したようにスルー画像の中で対象物を探す。対象物のジャンルは、上述した動物、植物、おもちゃ、人形、文字、数字、色(見本)などである。
ステップS14において、CPU16は、登録データ(たとえば、対象物に対応させて登録されているテンプレート情報)と合致する画像領域をスルー画像の中に見つけた場合はステップS14を肯定判定してステップS20へ進む。CPU16は、登録データと合致する画像領域をスルー画像の中に見つけなかった場合には、ステップS14を否定判定してステップS15へ進む。
ステップS20において、CPU16は、対象物に関連付けた音声ファイルがRAM14または記憶媒体30に記録されている場合には、スルー画像に重ねて「音声を再生しますか?」というメッセージをLCDモニタ15に表示させてステップS21へ進む。このときCPU16は、検出した対象物の位置を示す認証マーク151をスルー画像に重ねてLCDモニタ15に表示させる(図2)。なお、対象物に関連付けた音声ファイルがRAM14にも記憶媒体30にも記録されていない場合は、ステップS21およびS22をスキップして図3による処理を終了する。
ステップS21において、CPU16は、音声再生が指示されたか否かを判定する。CPU16は、操作部材20を構成するOKボタン204が押下操作された場合にステップS21を肯定判定してステップS22へ進み、OKボタン204が押下操作されない場合には、ステップS21を否定判定して図3による処理を終了する。ステップS22において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、上記関連づけられている音声ファイルに基づいてスピーカ23から音声を再生させる。OKボタン204が押下されるごとに繰り返し音声再生させる。OKボタン204が操作されないまま所定時間が経過すると、図3による処理を終了する。
ステップS22の音声再生により、対象物が動物の場合はその名称や鳴き声を学習できる。対象物が植物の場合はその名称や説明(たとえば、どんな花が咲くか)を学習できる。おもちゃの場合はその名称を学習できる。文字の場合はその読み方を学習できる。数字の場合はその読み方を学習できる。色(見本)の場合は、その名称を学習できる。
上述したステップS14を否定判定して進むステップS15において、CPU16は、スルー画像に重ねて「音声を記録しますか?」というメッセージを表示させてステップS16へ進む。ステップS16において、CPU16は、音声記録が指示されたか否かを判定する。CPU16は、操作部材20を構成するOKボタン204が押下操作された場合にステップS16を肯定判定してステップS17へ進み、OKボタン204が押下操作されない場合には、ステップS16を否定判定してステップS23へ進む。
ステップS17において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、マイク21から集音させるとともに、撮像素子12に撮像させてステップS18へ進む。ステップS18において、CPU16は撮像素子12で取得された画像データに基づいて画像ファイルを生成するとともに、音声処理回路22へ指示を送り、集音した音声データに基づいて音声ファイルを生成させてステップS19へ進む。ステップS19において、CPU16は、画像ファイルおよび音声ファイルをRAM14に記録して図3による処理を終了する。なお、CPU16は、画像データに基づいてテンプレート情報を生成し、このテンプレート情報を不揮発性メモリ17に記憶させておく。テンプレート情報および音声ファイルは、対象物と関連付けておく。これにより、次にステップS13の認証処理を行う際に参照可能になる(音声登録)。
ステップS16を否定判定して進むステップS23において、CPU16は、「学習器モード」における「画像保存モード」へ切替えてステップS24へ進む。ステップS24において、CPU16は、画像保存モード処理を行ってステップS25へ進む。画像保存モード処理では、レリーズボタン201の押下操作に応じて被写体画像を撮影し、該撮影画像のデータを格納した画像ファイルをメモリカードなどの記憶媒体30へ記録する。
ステップS25において、CPU16は、「学習器モード」における「画像読出しモード」へ切替えるか否かを判定する。CPU16は、たとえば、新たな撮影指示(レリーズボタン201の押下操作)が所定時間(たとえば10秒)なされなかった場合にステップS25を肯定判定してステップS26へ進む。CPU16は、新たな撮影指示(レリーズボタン201の押下操作)がなされた場合はステップS24へ戻って画像保存モード処理を繰り返す。
ステップS26において、CPU16は、「学習器モード」における「画像読出しモード」へ切替えてステップS27へ進む。ステップS27において、CPU16は、画像選択操作を受け付ける。CPU16は、たとえば、記憶媒体30に記録されている画像ファイルの中で、対応する音声ファイルが存在しない画像ファイルを抽出する。CPU16は、抽出した画像ファイルにそれぞれ格納されているサムネイル画像を並べてLCDモニタ15に再生表示させる。ユーザによって操作部材20を構成する十字スイッチ205が操作されると、CPU16は、LCDモニタ15の画面内で不図示のカーソルを十字スイッチ205の操作方向に対応させて移動させる。ユーザによって操作部材20を構成するOKボタン204が操作されると、CPU16は、その時点のカーソル位置に対応するサムネイル画像を選択し、ステップS28へ進む。
ステップS28において、CPU16は、音声記録が指示されたか否かを判定する。CPU16は、操作部材20を構成するOKボタン204が押下操作された場合にステップS28を肯定判定してステップS29へ進み、OKボタン204が押下操作されない場合には、ステップS28を否定判定してステップS27へ戻る。
ステップS29において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、マイク21から集音させてステップS30へ進む。ステップS30において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、集音した音声データに基づいて音声ファイルを生成させてステップS31へ進む。ステップS31において、CPU16は、カードインターフェース18に指示を送り、上記選択したサムネイル画像に対応する画像ファイルを記憶媒体30から読み出させる。そして、読み出された画像ファイルおよび生成した音声ファイルをRAM14に記録してステップS32へ進む。なお、CPU16は、画像データに基づいてテンプレート情報を生成し、このテンプレート情報を不揮発性メモリ17に記憶させておく。テンプレート情報および音声ファイルは、対象物と関連付けておく。これにより、次にステップS13の認証処理を行う際に参照可能になる(音声登録)。
ステップS32において、CPU16は、他に音声を記録するか否かを判定する。CPU16は、たとえば、操作部材20を構成する十字スイッチ205によるサムネイル画像選択操作が所定時間(たとえば10秒)なされなかった場合にステップS32を否定判定して図3による処理を終了する。CPU16は、十字スイッチ205によるサムネイル画像選択操作がなされた場合は、ステップS32を肯定判定してステップS27へ戻る。CPU16は、新たにサムネイル画像が選択される場合はステップS27へ戻って上述した処理を繰り返す。
以上説明した第一の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子カメラ1は、被写体像を撮像する撮像素子12と、撮像素子12で撮像された画像から所定の対象物を認識するCPU16、不揮発性メモリ17と、対象物に対応する音声ファイルを記憶するRAM14と、音声ファイルを再生する音声処理回路22、スピーカ23と、OKボタン204の操作信号に応じて、CPU16で認識された対象物に対応する音声ファイルを再生するように音声処理回路22、スピーカ23およびRAM14をそれぞれ制御するCPU16と、を備えるようにしたので、操作が簡単で扱いやすい学習器が得られる。また、OKボタン204の操作信号に応じて再生するので、学習者に考える時間を与えられる。たとえば、幼児などが覚えたての動物名である「シマウマ」を思い出そうとしているにもかかわらず、学習器が勝手に音声「シマウマ」を再生してしまうことを防止できる。
(1)電子カメラ1は、被写体像を撮像する撮像素子12と、撮像素子12で撮像された画像から所定の対象物を認識するCPU16、不揮発性メモリ17と、対象物に対応する音声ファイルを記憶するRAM14と、音声ファイルを再生する音声処理回路22、スピーカ23と、OKボタン204の操作信号に応じて、CPU16で認識された対象物に対応する音声ファイルを再生するように音声処理回路22、スピーカ23およびRAM14をそれぞれ制御するCPU16と、を備えるようにしたので、操作が簡単で扱いやすい学習器が得られる。また、OKボタン204の操作信号に応じて再生するので、学習者に考える時間を与えられる。たとえば、幼児などが覚えたての動物名である「シマウマ」を思い出そうとしているにもかかわらず、学習器が勝手に音声「シマウマ」を再生してしまうことを防止できる。
(2)上記(1)の電子カメラ1において、CPU16で認識されない対象物を含む画像を認識するためのテンプレート情報を不揮発性メモリ17に記憶させるとともに、当該画像に対応する音声ファイルをRAM14に記憶させるCPU16をさらに備えるので、学習の対象物を増やしていくことができる。
(3)上記(1)の電子カメラ1において、CPU16は、保存されている画像に対して当該画像を認識するためのテンプレート情報を不揮発性メモリ17に記憶させるとともに、当該画像に対応する音声ファイルをRAM14に記憶させるので、保存済みの画像を用いて学習の対象物を増やしていくことができる。
(4)上記電子カメラ1において、RAM14は、撮影画像を保存する記憶媒体30と異ならせたので、撮影用の記録領域である記憶媒体30を「学習器モード」のために費やしてしまうことを抑えて、適切に学習器を構成できる。
(第二の実施形態)
図4は、第二の実施形態によるCPU16が実行する「学習器モード」処理の流れを説明するフローチャートである。CPU16は、操作部材20を構成するモードボタン202が操作され、「学習器モード」に設定されると図4による処理を実行するプログラムを繰り返し実行する。第二の実施形態では、LCDモニタ15の表示面に不図示のタッチ操作部材が設けられている。タッチ操作部材は、ユーザによる表示画面上のタッチ位置を示す操作信号をCPU16へ送出する。
図4は、第二の実施形態によるCPU16が実行する「学習器モード」処理の流れを説明するフローチャートである。CPU16は、操作部材20を構成するモードボタン202が操作され、「学習器モード」に設定されると図4による処理を実行するプログラムを繰り返し実行する。第二の実施形態では、LCDモニタ15の表示面に不図示のタッチ操作部材が設けられている。タッチ操作部材は、ユーザによる表示画面上のタッチ位置を示す操作信号をCPU16へ送出する。
図4のステップS51において、CPU16は、「学習器モード」における「音声登録モード」へ切替えてステップS52へ進む。ステップS52において、CPU16は、LCDモニタ15へスルー画像の表示を開始させてステップS53へ進む。ここまでは第一の実施形態の場合と同様である。ステップS53において、CPU16は、ユーザによるタッチ操作を受け付ける。CPU16は、タッチ操作部材からの操作信号が入力されるとステップS54へ進む。
ステップS54において、CPU16は公知のAF(オートフォーカス)処理を行う。CPU16は、たとえば、スルー画像のうちタッチ位置に対応する所定領域内の画像データに基づいてコントラスト情報を算出し、このコントラスト情報を示す値が大きくなるように撮影光学系11を構成するフォーカシングレンズ(不図示)を光軸方向に進退移動させる。CPU16は、このようにフォーカス調節を行うとステップS55へ進む。
ステップS55において、CPU16はAF処理後に撮像素子12で撮像された画像データに基づいて画像ファイルを生成し、該画像ファイルをRAM14に記録してステップS56へ進む。ステップS56において、CPU16は認証処理を行うべく、取得画像の中で対象物を探す。対象物は第一の実施形態と同様である。CPU16は、登録データ(本例では不揮発性メモリ17に記憶されるテンプレート情報)と合致する画像領域を取得画像の中に見つけた場合はステップS56を肯定判定してステップS57へ進む。CPU16は、登録データと合致する画像領域を取得画像の中に見つけなかった場合には、ステップS56を否定判定してステップS62へ進む。
ステップS57において、CPU16はLCDモニタ15に認証表示を行わせる。たとえば、テンプレートマッチング処理によって取得画像の中に対象物(本例ではシマウマ)を検出すると、検出した対象物(本例ではシマウマ)の位置を示す認証マーク151を取得画像に重ねてLCDモニタ15に表示させる(図2)。CPU16はさらに、対象物に関連付けた音声ファイルがRAM14または記憶媒体30に記録されている場合には、取得画像に重ねて「音声を再生しますか?」というメッセージをLCDモニタ15に表示させてステップS58へ進む。なお、対象物に関連付けた音声ファイルがRAM14にも記憶媒体30にも記録されていない場合は、ステップS58およびS59をスキップしてステップS60へ進む。
ステップS58において、CPU16は、音声再生が指示されたか否かを判定する。CPU16は、操作部材20を構成するOKボタン204が押下操作された場合にステップS58を肯定判定してステップS59へ進み、OKボタン204が押下操作されない場合には、ステップS58を否定判定してステップS60へ進む。ステップS59において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、上記関連づけられている音声ファイルに基づいてスピーカ23から音声を再生させる。CPU16はOKボタン204が押下されるごとに繰り返し音声再生させる。OKボタン204が操作されないまま所定時間が経過すると、ステップS60へ進む。
ステップS59の音声再生により、対象物が動物の場合はその名称や鳴き声を学習できる。対象物が植物の場合はその名称や説明(たとえば、どんな花が咲くか)を学習できる。おもちゃの場合はその名称を学習できる。文字の場合はその読み方を学習できる。数字の場合はその読み方を学習できる。色(見本)の場合は、その名称を学習できる。
ステップS60において、CPU16は、RAM14に記録されている画像データを記憶媒体30へ保存するか否かを判定する。CPU16は、たとえば、取得画像に重ねて「メモリカードに保存しますか?」というメッセージを表示させて、操作部材20を構成するシャッターボタン201の押下操作を受け付ける。CPU16は、シャッターボタン201が押下操作された場合にステップS60を肯定判定してステップS67へ進み、シャッターボタン201が押下操作されない場合には、ステップS60を否定判定してステップS61へ進む。
ステップS61において、CPU16は、ステップS55でRAM14に記録した画像ファイルをRAM14から削除して図4による処理を終了する。ステップS60を肯定判定した場合に進むステップS67において、CPU16はカードインターフェース18に指示を送り、ステップS55でRAM14に記録した画像ファイルを記憶媒体30にコピー記録させて図4による処理を終了する。
上述したステップS56を否定判定して進むステップS62において、CPU16は、取得画像に重ねて「対象被写体は登録されていません」というメッセージを表示させてステップS63へ進む。ステップS63において、CPU16は、音声記録が指示されたか否かを判定する。CPU16は、たとえば、取得画像に重ねて「音声を記録しますか?」というメッセージを表示させて、操作部材20を構成するOKボタン204の押下操作を受け付ける。CPU16は、OKボタン204が押下操作された場合にステップS63を肯定判定してステップS64へ進み、OKボタン204が押下操作されない場合には、ステップS63を否定判定してステップS53へ戻る。なお、音声記録をしない場合にステップS63を否定判定してステップS60へ進むように構成してもよい。この場合のCPU16は、上述したように、ステップS55でRAM14に記録した画像ファイルを記憶媒体30に保存させるか否かを判定する。
ステップS64において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、マイク21から集音させてステップS65へ進む。ステップS65において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、集音した音声データに基づいて音声ファイルを生成させてステップS66へ進む。ステップS66において、CPU16は、生成した音声ファイルをRAM14に記録して図4による処理を終了する。なお、CPU16は、画像データに基づいてテンプレート情報を生成し、このテンプレート情報を不揮発性メモリ17に記憶させておく。テンプレート情報および音声ファイルは、対象物と関連付けておく。これにより、次にステップS56において認証を行う際に参照可能になる(音声登録)。
以上説明した第二の実施形態によれば、上述した第一の実施形態の場合に比べて、さらに次の作用効果が得られる。すなわち、上記電子カメラ1は、撮像素子12で撮像された画像を一次記憶するRAM14をさらに備え、CPU16はRAM14に記憶されている画像に対して認識を行い、CPU16はさらに、OKボタン204の操作信号に応じて、音声ファイルの再生後にRAM14から記憶媒体30へ画像をコピー記録するようにRAM14を制御するので、学習の対象物を含む画像を、記憶媒体30に保存しておくことができる。
(第三の実施形態)
図5は、第三の実施形態によるCPU16が実行する「学習器モード」処理の流れを説明するフローチャートである。CPU16は、操作部材20を構成するモードボタン202が操作され、「学習器モード」に設定されると図5による処理を実行するプログラムを繰り返し実行する。第三の実施形態では、LCDモニタ15の表示面に不図示のタッチ操作部材が設けられている。
図5は、第三の実施形態によるCPU16が実行する「学習器モード」処理の流れを説明するフローチャートである。CPU16は、操作部材20を構成するモードボタン202が操作され、「学習器モード」に設定されると図5による処理を実行するプログラムを繰り返し実行する。第三の実施形態では、LCDモニタ15の表示面に不図示のタッチ操作部材が設けられている。
図5のステップS101において、CPU16は、「学習器モード」における「音声登録モード」へ切替えてステップS102へ進む。ステップS102において、CPU16は、LCDモニタ15へのスルー画像の表示を開始させてステップS103へ進む。ここまでは第一の実施形態や第三の実施形態と同様である。ステップS103において、CPU16は認証被写体があるか否かを判定する。
CPU16は、たとえば、スルー画像の中で対象物を探す。対象物は第一の実施形態および第二の実施形態の場合と同様である。CPU16は、登録データ(本例では不揮発性メモリ17に記憶されるテンプレート情報)と合致する画像領域をスルー画像の中に見つけた場合はステップS103を肯定判定してステップS104へ進む。CPU16は、登録データと合致する画像領域をスルー画像の中に見つけなかった場合には、ステップS103を否定判定してステップS112へ進む。
ステップS104において、CPU16は公知のAF処理を行う。CPU16は、たとえば、スルー画像の全域の画像データに基づいてコントラスト情報を算出し、コントラスト情報を示す値が大きくなるように撮影光学系11を構成するフォーカシングレンズ(不図示)を光軸方向に進退移動させる。ここでは、最至近の被写体を対象にフォーカス調節を行うとステップS105へ進む。
ステップS105において、CPU16はLCDモニタ15に認証表示を行わせる。たとえば、テンプレートマッチング処理によって取得画像の中に対象物(本例ではシマウマ)を検出すると、検出した対象物(本例ではシマウマ)の位置を示す認証マーク151を取得画像に重ねてLCDモニタ15に表示させる(図2)。
ステップS106において、CPU16は、被写体選択操作がなされたか否かを判定する。たとえば、ステップS103において登録データと合致する画像領域を複数検出している場合であって、最至近の被写体と異なる他の被写体を選びたいユーザが、タッチ操作部材の該当する被写体の表示位置をタッチ操作する。CPU16は、タッチ操作部材からの操作信号が入力されるとステップS106を肯定判定してステップS107へ進み、タッチ操作部材からの操作信号が所定時間(たとえば10秒)入力されない場合には、ステップS106を否定判定してステップS103へ戻る。
ステップS107において、CPU16はAF処理後に撮像素子12で撮像された画像データに基づいて画像ファイルを生成し、該画像ファイルをRAM14に記録してステップS108へ進む。AF処理は、スルー画像のうちタッチ位置に対応する所定領域内の画像データに基づいて行う。ステップS108において、CPU16は、音声再生が指示されたか否かを判定する。CPU16は、たとえば、対象物に関連付けた音声ファイルがRAM14または記憶媒体30に記録されている場合に、取得画像に重ねて「音声を再生しますか?」というメッセージをLCDモニタ15に表示させて、操作部材20を構成するOKボタン204の押下操作を受け付ける。なお、対象物に関連付けた音声ファイルがRAM14にも記憶媒体30にも記録されていない場合は、ステップS108およびS109をスキップする。
CPU16は、操作部材20を構成するOKボタン204が押下操作された場合にステップS108を肯定判定してステップS109へ進み、OKボタン204が押下操作されない場合には、ステップS108を否定判定してステップS110へ進む。ステップS109において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、上記関連づけられている音声ファイルに基づいてスピーカ23から音声を再生させ、ステップS110へ進む。OKボタン204が押下されるごとに繰り返し音声再生させる。OKボタン204が操作されないまま所定時間が経過すると、ステップS110へ進む。
ステップS119の音声再生により、対象物が動物の場合はその名称や鳴き声を学習できる。対象物が植物の場合はその名称や説明(たとえば、どんな花が咲くか)を学習できる。おもちゃの場合はその名称を学習できる。文字の場合はその読み方を学習できる。数字の場合はその読み方を学習できる。色(見本)の場合は、その名称を学習できる。
ステップS110において、CPU16は、RAM14に記録されている画像データを記憶媒体30へ保存するか否かを判定する。CPU16は、たとえば、取得画像に重ねて「メモリカードに保存しますか?」というメッセージを表示させて、操作部材20を構成するシャッターボタン201の押下操作を受け付ける。CPU16は、シャッターボタン201が押下操作された場合にステップS110を肯定判定してステップS122へ進み、シャッターボタン201が押下操作されない場合には、ステップS110を否定判定してステップS111へ進む。
ステップS111において、CPU16は、ステップS107でRAM14に記録した画像ファイルをRAM14から削除して図5による処理を終了する。ステップS122において、CPU16はカードインターフェース18に指示を送り、RAM14に記録されている画像ファイル(後述するステップS121を肯定判定した場合は画像ファイルおよび音声ファイル)を記憶媒体30にコピー記録させて図5による処理を終了する。
上述したステップS103を否定判定して進むステップS112において、CPU16は、スルー画像に重ねて「対象被写体は登録されていません」というメッセージを表示させてステップS113へ進む。ステップS113において、CPU16は、画像取得が指示されたか否かを判定する。CPU16は、たとえば、スルー画像に重ねて「画像を取得しますか?」というメッセージを表示させて、タッチ操作部材(不図示)のタッチ操作を受け付ける。CPU16はタッチ操作部材が操作された場合にステップS113を肯定判定してステップS114へ進み、タッチ操作部材が所定時間(たとえば10秒)操作されない場合には、ステップS113を否定判定して図5による処理を終了する。
ステップS114において、CPU16は公知のAF処理後に撮像素子12で取得された画像データに基づいて画像ファイルを生成し、該画像ファイルをRAM14に記録してステップS115へ進む。AF処理は、タッチ操作信号で示される所定領域の画像データに基づいて行う。
ステップS115において、CPU16は、音声記録が指示されたか否かを判定する。CPU16は、たとえば、取得画像に重ねて「音声を記録しますか?」というメッセージを表示させて、操作部材20を構成するOKボタン204の押下操作を受け付ける。CPU16は、OKボタン204が押下操作された場合にステップS115を肯定判定してステップS116へ進み、OKボタン204が押下操作されない場合には、ステップS115を否定判定して図5による処理を終了する。
ステップS116において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、マイク21から集音させてステップS117へ進む。ステップS117において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、集音した音声データに基づいて音声ファイルを生成させてステップS118へ進む。ステップS118において、CPU16は、生成した音声ファイルをRAM14に記録してステップS119へ進む。なお、CPU16は、画像データに基づいてテンプレート情報を生成し、このテンプレート情報を不揮発性メモリ17に記憶させておく。テンプレート情報および音声ファイルは、対象物と関連付けておく。これにより、次にステップS103のいて認証を行う際に参照可能になる(音声登録)。
ステップS119において、CPU16は、音声再生が指示されたか否かを判定する。CPU16は、たとえば、取得画像に重ねて「音声を再生しますか?」というメッセージをLCDモニタ15に表示させて、操作部材20を構成するOKボタン204の押下操作を受け付ける。CPU16は、操作部材20を構成するOKボタン204が押下操作された場合にステップS119を肯定判定してステップS120へ進み、OKボタン204が押下操作されない場合には、ステップS119を否定判定して図5による処理を終了する。ステップS120において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、上記音声ファイルに基づいてスピーカ23から音声を再生させ、ステップS121へ進む。OKボタン204が押下されるごとに繰り返し音声再生させる。OKボタン204が操作されないまま所定時間が経過すると、ステップS121へ進む。
ステップS120の音声再生により、対象物が動物の場合はその名称や鳴き声を学習できる。対象物が植物の場合はその名称や説明(たとえば、どんな花が咲くか)を学習できる。おもちゃの場合はその名称を学習できる。文字の場合はその読み方を学習できる。数字の場合はその読み方を学習できる。色(見本)の場合は、その名称を学習できる。
ステップS121において、CPU16は、RAM14に記録されている画像ファイル、音声ファイルを記憶媒体30へ保存するか否かを判定する。CPU16は、たとえば、取得画像に重ねて「メモリカードに保存しますか?」というメッセージを表示させて、操作部材20を構成するシャッターボタン201の押下操作を受け付ける。CPU16は、シャッターボタン201が押下操作された場合にステップS121を肯定判定してステップS122へ進み、シャッターボタン201が押下操作されない場合には、ステップS121を否定判定してステップS122へ進む。
以上説明した第三の実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。すなわち、上記電子カメラ1は、撮像素子12で撮像された画像を一次記憶するRAM14をさらに備え、CPU16はRAM14に記憶されている画像に対して認識を行い、CPU16はさらに、OKボタン204の操作信号に応じて、音声ファイルの再生後にRAM14から記憶媒体30へ画像をコピー記録するようにRAM14を制御するので、学習の対象物を含む画像を、記憶媒体30に保存しておくことができる。
(第四の実施形態)
図6は、第四の実施形態によるCPU16が実行する「学習器モード」処理の流れを説明するフローチャートである。第四の実施形態では、「学習器モード」の中に「画像登録モード」が設けられる。CPU16は、操作部材20を構成するモードボタン202が操作され、「学習器モード」に設定されると図6による処理を実行するプログラムを繰り返し実行する。
図6は、第四の実施形態によるCPU16が実行する「学習器モード」処理の流れを説明するフローチャートである。第四の実施形態では、「学習器モード」の中に「画像登録モード」が設けられる。CPU16は、操作部材20を構成するモードボタン202が操作され、「学習器モード」に設定されると図6による処理を実行するプログラムを繰り返し実行する。
図6のステップS151において、CPU16は、「学習器モード」における「画像登録モード」へ切替えてステップS152へ進む。ステップS152において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、マイク21からの音声入力を受け付けてステップS153へ進む。ステップS153において、CPU16は、公知の音声認識処理を行ってステップS154へ進む。
ステップS154において、CPU16は、音声ファイルの内容が音声認識結果と合致する音声ファイルをRAM14または記憶媒体30に見つけた場合はステップS154を肯定判定してステップS160へ進む。CPU16は、音声認識結果と合致する音声ファイルをRAM14、記憶媒体30の中に見つけなかった場合には、ステップS154を否定判定してステップS155へ進む。
ステップS160において、CPU16は、見つけた音声ファイルに対応する画像ファイルがRAM14または記憶媒体30に記録されている場合には、「画像が登録されています」というメッセージをLCDモニタ15に表示させてステップS161へ進む。
ステップS161において、CPU16は、画像再生が指示されたか否かを判定する。CPU16は、操作部材20を構成するOKボタン204が押下操作された場合にステップS161を肯定判定してステップS162へ進み、OKボタン204が押下操作されない場合には、ステップS161を否定判定して図6による処理を終了する。ステップS162において、CPU16は上記対応する画像ファイルに基づいてLCDモニタ15に再生画像を表示させ、図6による処理を終了する。
ステップS162の画像再生表示により、対象物が動物の場合はその姿を学習できる。対象物が植物の場合は、その花や葉などを学習できる。おもちゃの場合はその形態を学習できる。文字の場合はその形を学習できる。数字の場合はその形を学習できる。色(見本)の場合は、その色を学習できる。
上述したステップS154を否定判定して進むステップS155において、CPU16は「記憶媒体内の画像から登録しますか?」というメッセージをLCDモニタ15に表示させてステップS156へ進む。ステップS156において、CPU16は、記憶媒体30内の画像から登録するか否かを判定する。CPU16は、操作部材20を構成するOKボタン204が押下操作された場合にステップS156を肯定判定してステップS163へ進み、OKボタン204が押下操作されない場合には、ステップS156を否定判定してステップS157へ進む。
ステップS157において、CPU16は撮像を行う。具体的には、公知のAF処理後に撮像素子12に撮像させてステップS158へ進む。AF処理は、たとえば画面中央の所定領域の画像データに基づいて算出したコントラスト情報に基づいて行う。ステップS158において、CPU16は、上記取得した画像データに基づいて画像ファイルを生成するとともに、ステップS152で受け付けた音声データに基づいて音声処理回路22で音声ファイルを生成させてステップS159へ進む。ステップS159において、CPU16は、画像ファイルと音声ファイルとが対応するようにRAM14に記録して図6による処理を終了する。これにより、次にステップS153の音声認識処理を行う際に参照可能になる(画像登録)。
ステップS156を肯定判定して進むステップS163において、CPU16は、記憶媒体30からサムネイル画像を読出してステップS164へ進む。ステップS164において、CPU16は画像選択操作を受け付ける。CPU16は、たとえば、読出したサムネイル画像を並べてLCDモニタ15に再生表示させる。ユーザによって操作部材20を構成する十字スイッチ205が操作されると、CPU16は、LCDモニタ15の画面内で不図示のカーソルを十字スイッチ205の操作方向に対応させて移動させる。ユーザによって操作部材20を構成するOKボタン204が操作されると、CPU16は、その時点のカーソル位置に対応するサムネイル画像を選択し、ステップS165へ進む。
ステップS165において、CPU16は、画像記録が指示されたか否かを判定する。CPU16は、操作部材20を構成するOKボタン204が押下操作された場合にステップS165を肯定判定してステップS166へ進み、OKボタン204が押下操作されない場合には、ステップS165を否定判定してステップS164へ戻る。
ステップS166において、CPU16は音声処理回路22へ指示を送り、ステップS152で受け付けた音声データに基づいて音声ファイルを生成させるとともに、上記選択したサムネイル画像に対応する画像ファイルを記憶媒体30から読み出させる。そして、ステップS167において、CPU16は、読出された画像ファイルおよび生成した音声ファイルをRAM14に記録して図6による処理を終了する。なお、CPU16は、画像データに基づいてテンプレート情報を生成し、このテンプレート情報を不揮発性メモリ17に記憶させておく。テンプレート情報および音声ファイルは、対象物と関連付けておく。これにより、次にステップS153の音声認識処理を行う際に参照可能になる(画像登録)。
以上説明した第四の実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)電子カメラ1はさらに、音声を入力するマイク21、音声処理回路22と、マイク21、音声処理回路22から入力された音声に対応する対象物を認識するCPU16と、対象物に対応する画像情報を記憶する不揮発性メモリ17、RAM14と、画像情報に対応する画像を再生表示するLCDモニタ15と、OKボタン204の操作信号に応じて、CPU16で認識された対象物に対応する画像を再生表示するようにLCDモニタ15および不揮発性メモリ17、RAM14をそれぞれ制御するCPU16と、をさらに備えるようにしたので、操作が簡単で扱いやすい学習器が得られる。また、OKボタン204の操作信号に応じて再生表示するので、学習者に考える時間を与えられる。たとえば、幼児などが覚えたての動物名である「シマウマ」の姿を思い出そうとしているにもかかわらず、学習器が勝手に音声「シマウマ」の画像を再生してしまうことを防止できる。
(1)電子カメラ1はさらに、音声を入力するマイク21、音声処理回路22と、マイク21、音声処理回路22から入力された音声に対応する対象物を認識するCPU16と、対象物に対応する画像情報を記憶する不揮発性メモリ17、RAM14と、画像情報に対応する画像を再生表示するLCDモニタ15と、OKボタン204の操作信号に応じて、CPU16で認識された対象物に対応する画像を再生表示するようにLCDモニタ15および不揮発性メモリ17、RAM14をそれぞれ制御するCPU16と、をさらに備えるようにしたので、操作が簡単で扱いやすい学習器が得られる。また、OKボタン204の操作信号に応じて再生表示するので、学習者に考える時間を与えられる。たとえば、幼児などが覚えたての動物名である「シマウマ」の姿を思い出そうとしているにもかかわらず、学習器が勝手に音声「シマウマ」の画像を再生してしまうことを防止できる。
(2)上記電子カメラ1において、RAM14は、撮影画像を保存する記憶媒体30と異ならせたので、撮影用の記録領域である記憶媒体30を「学習器モード」のために費やしてしまうことを抑えて、適切に学習器を構成できる。
(変形例1)
電子カメラ1を例に説明したが、撮影機能を有するものであれば、タブレット端末や携帯電話機などの電子機器で構成してもよい。
電子カメラ1を例に説明したが、撮影機能を有するものであれば、タブレット端末や携帯電話機などの電子機器で構成してもよい。
(変形例2)
以上の説明では、電子カメラ1のLCDモニタ15に画像を表示させる例を説明したが、通信インターフェース19などを介して外部の表示装置(たとえばコンピュータのモニタ装置など)に表示させる構成にしてもよい。
以上の説明では、電子カメラ1のLCDモニタ15に画像を表示させる例を説明したが、通信インターフェース19などを介して外部の表示装置(たとえばコンピュータのモニタ装置など)に表示させる構成にしてもよい。
(変形例3)
上述した第1の実施形態〜第四の実施形態を適宜組み合わせて構成してもよい。以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
上述した第1の実施形態〜第四の実施形態を適宜組み合わせて構成してもよい。以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…電子カメラ
12…撮像素子
14…RAM
15…LCDモニタ
16…CPU
17…不揮発性メモリ
18…カードインターフェース
21…マイク
22…音声処理回路
23…スピーカ
30…記憶媒体
12…撮像素子
14…RAM
15…LCDモニタ
16…CPU
17…不揮発性メモリ
18…カードインターフェース
21…マイク
22…音声処理回路
23…スピーカ
30…記憶媒体
Claims (7)
- 被写体像を撮像する撮像部と、
前記撮像部で撮像された画像から所定の対象物を認識する第1認識部と、
前記対象物に対応する音声情報を記憶する音声情報記憶部と、
前記音声情報を再生する音声再生部と
指示に応じて、前記第1認識部で認識された対象物に対応する音声情報を再生するように前記音声再生部および前記音声情報記憶部をそれぞれ制御する第1制御部と、
を備えることを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
前記撮像部で撮像された画像を一次記憶する一次記憶部をさらに備え、
前記第1認識部は前記一次記憶部に記憶されている画像に対して前記認識を行い、
前記第1制御部はさらに、指示に応じて、前記音声情報の再生後に前記一次記憶部から記憶媒体へ前記画像を複製するように前記一時記憶部を制御することを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
前記第1認識部で認識されない対象物を含む画像を認識するための情報を前記第1認識部に記憶させるとともに、当該画像に対応する音声情報を前記音声情報記憶部に記憶させる情報追加制御部をさらに備えることを特徴とする電子機器。 - 請求項3に記載の電子機器において、
前記情報追加制御部は、保存されている画像に対して当該画像を認識するための情報を前記第1認識部に記憶させるとともに、当該画像に対応する音声情報を前記音声情報記憶部に記憶させることを特徴とする電子機器。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記音声情報記憶部は、撮影画像を保存する記憶媒体と異なることを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
音声を入力する音声入力部と、
前記音声入力部から入力された音声に対応する対象物を認識する第2認識部と、
前記対象物に対応する画像情報を記憶する画像情報記憶部と、
前記画像情報に対応する画像を再生表示する再生表示部と、
指示に応じて、前記第2認識部で認識された対象物に対応する画像を再生表示するように前記再生表示部および前記画像情報記憶部をそれぞれ制御する第2制御部と、
をさらに備えることを特徴とする電子機器。 - 請求項6に記載の電子機器において、
前記画像情報記憶部は、撮影画像を保存する記憶媒体と異なることを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
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- 2011-05-30 JP JP2011120380A patent/JP2012249155A/ja active Pending
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