以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施の形態(録画確認画面の表示)
2.第2の実施の形態(録画確認画面と地図画面の切り替え表示)
3.第3の実施の形態(録画確認画面におけるサムネイル画像の表示態様の変更)
4.第4の実施の形態(録画確認画面におけるサムネイル画像の細分化)
<1.第1の実施形態>
[撮像装置の構成]
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成について説明する。図1、図2は、本実施形態に係る撮像装置10の正面側と背面側の外観構成を示す斜視図であり、図3は、本実施形態に係る撮像装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1、図2に示すように、本実施形態に係る撮像装置10は、例えばデジタルビデオカメラで構成されており、動画を撮像及び記録する機能を有する。しかし、本発明の撮像装置は、ビデオカメラの例に限定されず、被写体を連続的に撮像した動画像を記録可能な任意の電子機器であれば、例えば、動画撮像機能を有するデジタルスチルカメラ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型の映像/音楽プレーヤー、ゲーム機などにも適用できる。
撮像装置10の外装を構成するケース12は、左右方向の幅よりも大きな寸法の前後方向の長さ及び上下方向の高さを有している。なお、本明細書において左右は、撮像装置10を後方から見た状態でいうものとし、また、撮像光学系の光軸方向で被写体側を前方といい、撮像素子側を後方という。
ケース12の上部の前部には、撮像光学系14が組み込まれたレンズ鏡筒16が前後に延設され、レンズ鏡筒16の前部がケース12の前面に臨むように設けられている。レンズ鏡筒16の後端には撮像光学系14によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子18(図3参照)が設けられている。
図1に示すように、ケース12の左側部には、表示パネル20が開閉可能に設けられ、この表示パネル20は閉じられた際に収容凹部1202に収容される。表示パネル20は、撮像素子18によって撮像された画像などを表示するための表示部の一例であり、例えば、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL表示装置(Organic Electro Luminescence Display)などで構成される。なお、収容凹部1202の底壁には、再生された音声データを出力するためのスピーカ22(図3参照)が設けられている。
図2に示すように、ケース12の右側面には、前後方向に延在するグリップベルト26が設けられている。さらに、ケース12の右側部には、画像データや音声データを記録するディスク状記録媒体2(図3参照)を装脱可能に収容する収容部24が設けられ、収容部24は開閉蓋2402により開閉される。ディスク状記録媒体2は、例えば、ブルーレイディスク(Blu−ray Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)等の光ディスクである。なお、撮像された画像を記録するための記録媒体は、上記光ディスク以外にも、例えば、光磁気ディスク、メモリカード4(図3参照)等の半導体メモリといった任意のリムーバブルメディアであってもよいし、或いは、撮像装置10に内蔵されたハードディスク等の内蔵型記録媒体であってもよい。
また、ケース12の上面前部には、音声を収音するためのマイクロフォン28が設けられている。ケース12の上面後部には、小型の表示装置2902(図3参照)が組み込まれた電子式ビューファインダー装置29が設けられている。また、ケース12の背面下部側には、バッテリ25が着脱可能に装着される。
さらに図1及び図2に示すように、撮像装置10には、撮像に関する種々の機能の実行を指示するための操作部として、例えば、電源スイッチ30A、静止画撮像用ボタン30B、ズーム用スイッチ30C、モード切換用スイッチ30D、動画撮像用ボタン30E、インデックス用ボタン30Fなどが設けられている。動画撮像用ボタン30Eは、ユーザが撮像装置10に対して、撮像された動画の録画開始/録画終了を指示するための操作具であり、録画開始ボタン及び録画終了ボタンとして兼用される。ユーザが、撮像したい被写体の構図を決めて動画撮像用ボタン30Eを押下すると、撮像装置10は録画動作を開始し、ユーザがもう一度動画撮像用ボタン30Eを押下すると、撮像装置10は録画動作を終了する。なお、録画動作とは、上記撮像素子18によって連続的に撮像された画像(複数のフレームからなる動画像)のデータを、記録媒体に記録する動作である。
次に、図3を参照して撮像装置10の内部構成について詳述する。図3に示すように、撮像装置10は、上述したケース12、撮像光学系14、レンズ鏡筒16、撮像素子18、表示パネル20、スピーカ22、マイクロフォン28、各種の操作部30A〜Fを備える。さらに、撮像装置10は、タッチパネル40、映像信号用増幅回路100、画像データ処理部102、マイクロフォン用増幅回路104、音声データ処理回路105、出力用増幅回路106、記録再生回路108、コントロール回路110、記録再生機構112、ドライブ回路114、インターフェース回路116、メモリカード用スロット118、ズーム駆動部120、測位部122などを備える。
撮像光学系14、レンズ鏡筒16、撮像素子18及びズーム駆動部120等は、被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像部200(図4参照)として機能する。撮像光学系14は、フォーカスレンズ、ズームレンズ等の各種レンズや、不要な波長を除去する光学フィルタ、絞り等の光学部品からなる。被写体から入射された光は、撮像光学系14における各光学部品を介して撮像素子18に導かれる。撮像素子18は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像素子で構成される。この撮像素子18は撮像光学系14を介して導かれた光を光電変換し、撮像された被写体像を表す撮像信号(アナログ映像信号)を出力する。
映像信号用増幅回路100及び画像データ処理部102は、撮像部により生成された撮像信号を信号処理して画像データを生成する画像処理部210(図4参照)として機能する。上記撮像素子18で生成された撮像信号は映像信号用増幅回路100で増幅され、画像データ処理部102に供給される。画像データ処理部102は、この撮像信号に所定の信号処理を行うことで、画像データ(動画データ又は静止画データ)を生成し、記録再生回路108に供給する。所定の信号処理は、例えば、CDS(Correlated Double Sampling:相関2重サンプリング)処理、プログラマブルゲインアンプ(PGA)によるゲイン処理などのアナログ信号処理や、A/D変換処理、ガンマ補正処理、ホワイトバランス処理等のデジタル信号処理などである。
また、マイクロフォン28で収音された音声信号はマイクロフォン用増幅回路104で増幅され、音声データ処理回路105によって所定の信号処理がなされ音声データとして記録再生回路108に供給される。
記録再生回路108及び記録再生機構112は、画像データ、音声データ等の各種のデータを記録媒体に記録するとともに、記録媒体に記録された各種のデータを再生する記録再生部220(図4参照)として機能する。記録再生回路108は、コントロール回路110からの指示に基づいて、記録再生機構112を制御して、ディスク状記録媒体2に対してデータを記録/再生する。
例えば、記録再生回路108は、コントロール回路110の制御に従って、画像データ処理部102から供給された画像データ(動画データ又は静止画データ)や、音声データ処理回路105から供給された音声データを、記録再生機構112に供給する。記録再生機構112は、動画データ、静止画データや、音声データをディスク状記録媒体2に記録する。
また、記録再生回路108は、画像データ処理部102から供給された動画データ/静止画データや、音声データ処理回路105から供給された音声データを、インターフェース回路116を介して、メモリカード用スロット118に装着されたメモリカード4に記録する。
また、記録再生回路108は、コントロール回路110の制御に従って、画像データ処理部102から供給された動画データ/静止画データを、ドライブ回路114を介して表示パネル20、2902に供給して、画像を表示させる。
また、記録再生回路108は、インターフェース回路116を介してメモリカード4から供給される動画データ/静止画データを、ドライブ回路114を介して表示パネル20、2902に供給して、画像を表示させるとともに、インターフェース回路116を介してメモリカード4から供給される音声データを、出力用増幅回路106を介してスピーカ22に供給して、音声を出力させる。
また、記録再生回路108は、記録再生機構112によりディスク状記録媒体2から再生された動画データ/静止画データを、ドライブ回路114を介して表示パネル20、2902に供給して、画像を表示させるとともに、記録再生機構112によりディスク状記録媒体2から再生された音声データを、出力用増幅回路106を介してスピーカ22に供給して、音声を出力させる。
表示パネル20、2902は、上記のように供給された各種の画像データ(動画像、静止画)を表示する表示部として機能する。例えば、表示パネル20、2902は、記録再生回路108から撮像中にリアルタイムで入力される動画像(ライブビュー画像)を表示する。これにより、ユーザは、撮像装置10で撮像中の動画像を見ながら、撮像操作(例えば、ズーム操作や、録画開始指示、録画終了指示、インデックス指示の入力操作など)を行い、所望の被写体を所望の構図で撮像できる。また、記録媒体2、4に記録されている動画像を記録再生回路108により再生したときに、表示装置130は、記録再生回路108から入力された再生画像を表示する。これにより、ユーザは、記録媒体2、4に記録されている動画像の内容を確認することができる。
タッチパネル40は、表示パネル20の表示画面に対して操作体が接触又は近接した位置を検出する位置検出部として機能する。タッチパネル40は、表示パネル20に重ねて配設されており、操作体が接触又は近接した表示画面上の位置を検知するセンサを具備する。これにより、タッチパネル40は、操作体により指定された表示画面上の位置や、操作体の移動軌跡や移動速度を検出することができる。タッチパネル40の操作に用いられる操作体は、例えば、ユーザの指やスタイラス、タッチペン等である。タッチパネル40は、操作体が接触又は近接した表示画面上の位置を座標として検出し、タッチパネル40により検出された座標は、コントロール回路110に伝送されて、所定の処理が実行される。
タッチパネルとしては、例えば、感圧式、静電気式、光学式など、任意の方式のタッチパネルを使用できる。感圧式タッチパネルは、操作体によりパネルを押圧したときの圧力の変化を検知する。静電気式タッチパネルは、パネルに対する操作体の接触に伴う静電気による電気信号を検知する。光学式タッチパネルは、表示パネルの外枠に設けられた光学センサにより、パネルに接触した操作体の位置や移動方向を検知する方式が一般的である。また、他の方式の光学式センサとして、インセル型の光学式タッチパネルも存在する。インセル型の光学式タッチパネルでは、表示パネルに光学式センサアレイが搭載されており、この光学式センサアレイにより表示パネルに接触又は近接した操作体の位置や移動軌跡を検知する。
また、タッチパネル40としては、操作体の接触を検知する接触式のタッチパネル(例えば、上記感圧式、静電気式のタッチパネル)が一般的である。ユーザは、指やスタイラス等でタッチパネル40の面上を押圧(即ち、タップ)したり、当該押圧した指やスタイラス等を移動させたりすることで、撮像装置10に対して各種の操作を行うことができる。
なお、操作体がタッチパネルに直接接触しなくても、タッチパネルに近接している操作体を認識可能な非接触式のタッチパネルも存在する。この非接触式のタッチパネルは、例えば、上記光学式タッチパネルで実現できる。以下では、説明の便宜上、操作体(例えば指)が接触した位置を検出する接触式のタッチパネル40の例を挙げて説明するが、本発明の位置検出部は、非接触式のタッチパネルや、その他の画面位置検出デバイスで構成することも可能である。
コントロール回路110は、撮像装置10の各部を制御する制御部230(図4参照)として機能する。コントロール回路110は、例えば、不図示のCPU(Central Processing Unit)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成される。コントロール回路110におけるROMには、コントロール回路110の各種の制御処理を実行させるためのプログラムが格納されている。CPUは、該プログラムに基づいて動作して、RAMを用いながら、上記各制御のための必要な演算・制御処理を実行する。当該プログラムは、撮像装置10に内蔵された記憶装置(例えばROM)に予め格納しておくことができる。また、当該プログラムは、リムーバブル記録媒体に格納されて、撮像装置10に提供されてもよいし、LAN、インターネット等のネットワークを介して撮像装置10にダウンロードされてもよい。
コントロール回路110の制御について以下に例示する。コントロール回路110は、電源スイッチ30Aに対するユーザ操作に基づいて撮像装置10の電源のオン、オフを行う。
また、コントロール回路110は、静止画撮像用ボタン30Bに対するユーザ操作に基づいて画像データ処理部102及び記録再生回路108に指令を与えることにより、画像データ処理部102から供給される静止画データを、記録再生回路108を介して記録再生機構112に供給することで、静止画データをディスク状記録媒体2に記録させる。このように、静止画撮像用ボタン30Bは、静止画を撮像及び記録するためのいわゆるシャッタボタンとして機能する。
また、コントロール回路110は、ズーム用スイッチ30Cに対するユーザ操作に基づいてズーム駆動部120に指令を与えることにより、撮像光学系14の可動レンズ(図示せず。)を移動させて、撮像光学系14のズーム率を変化させる。
また、コントロール回路110は、モード切換用スイッチ30Dの操作に基づいて画像データ処理部102に指令を与えることにより、画像データ処理部102により動画データを生成する動画撮像モードと、画像データ処理部102により静止画データを生成する静止画撮像モードとを切り換える。なお、動画撮像モードでは、画像データ処理部102で生成された動画データが記録再生回路108を介してディスク状記録媒体2またはメモリカード4に記録され、静止画撮像モードでは、画像データ処理部102で生成された静止画データが記録再生回路108を介してディスク状記録媒体2またはメモリカード4に記録される。なお、コントロール回路110は、上記2つの撮像モード以外にも、記録された画像を再生するための再生モードに切り替えることもできる。
また、コントロール回路110は、動画撮像用ボタン30Eに対する第1のユーザ操作に基づいて、撮像装置10による動画データの記録を開始/停止させる。すなわち、コントロール回路110は、動画撮像用ボタン30Eに対するユーザ操作(録画開始指示)に基づいて、画像データ処理部102及び記録再生回路108に指令を与えることにより、画像データ処理部102から供給される動画データを、記録再生回路108を介して記録再生機構112に供給することで、動画データをディスク状記録媒体2に記録させる動作を開始(録画開始)させる。さらに、コントロール回路110は、動画撮像用ボタン30Eに対する第2のユーザ操作(録画終了指示)に基づいて、上記記録動作を停止(録画終了)させる。このように、動画撮像用ボタン30Eは、ユーザが撮像装置10に対して動画像の録画開始/終了を指示するための操作部材(録画開始/終了用操作部)として機能する。なお、本実施形態に係る撮像装置10では、録画開始用操作部と録画終了用操作部を同一の操作部材(動画撮像用ボタン30E)で構成しているが、両者を別の操作部材で構成してもよい。
また、コントロール回路110は、録画開始指示から録画終了指示までの録画期間中に、インデックス用ボタン30Fに対するユーザ操作(インデックス指示)に基づいて、録画される動画データに関するインデックス情報を生成し、そのインデックス情報を当該動画データに関連づけて記録する。インデックス用ボタン30Fは、ユーザによるインデックス指示を入力するための操作部材(インデックス用操作部)として機能する。
インデックス情報は、録画期間中にユーザにより指定された時点を示す時間情報である。例えば、動画撮像中に、ユーザは、撮像中に盛り上がったシーン(例えば、野球のホームランのシーン)や好みのシーン(例えば、子供の笑顔のシーン)で、インデックス用ボタン30Fを押下する。これにより、録画される動画像の任意の時点にインデックス(しおり)を付加して、撮像中にユーザが指定したシーンを特別なシーンとして識別可能にしておくことができる。このように動画像の撮像時に生成されるインデックス情報は、事後的に動画像を再生したり編集したりするときのインデックスとして有用である。
測位部122は、撮像装置10の現在位置を測定して、その現在位置を表す位置情報を生成する機能を有する。測位部122は、例えば、GPS(Global Positioning System)センサ、角速度センサ、加速度センサ、磁気センサなどで構成される。測位部122は、かかる各種のセンサを用いて、動画像を撮像した時の撮像装置の現在位置(緯度、経度等)や姿勢などを測定することによって、動画像の撮像位置を表す位置情報を生成する。
例えば、GPSセンサは、複数のGPS衛星からの電波を受信して、各GPS衛星との距離を割り出すことにより、撮像装置10の現在位置(緯度、経度)を測定する。角速度センサ、加速度センサは、撮像中に撮像装置10が移動したときの角速度、加速度をそれぞれ検出する。磁気センサは、当該撮像装置10の周囲の磁場を検出することで、撮像装置10の向きを検出する。測位部122は、このように検出した撮像装置10の現在位置、角速度、加速度、地磁気の変動などの測定データを解析することによって、動画像を撮像したときの撮像装置10の位置(即ち、撮像位置)を求め、求めた撮像位置を表す位置情報を生成する。
コントロール回路110は、記録再生回路105等を制御することにより、上記測位部122により生成された位置情報を、録画された動画データに関連づけて記録媒体に記録する。例えば、位置情報は、録画期間中に所定の時間間隔(例えば数秒ごと、数分ごと)で生成され、録画中の動画像の撮像時間情報(例えば、動画像の先頭からの時間、タイムコード、又は、撮像時刻などを表す情報)と関連づけられて、不図示のメモリに記録される。また、位置情報は、録画される動画像のデータ内に埋め込まれてもよい。
また、コントロール回路110は、上記記録再生機構112、記録再生回路108、ドライブ回路114等を制御することにより、録画期間に撮像された動画像から複数枚のサムネイル画像を生成し、動画撮像直後(即ち、録画終了指示の直後)に、録画確認画面を表示パネル20に表示させる。この録画確認画面は、動画像の録画終了直後に、録画された動画像の内容を確認するためのオートレビュー画面(Rec_Review画面)であるが、その詳細説明は後述する。
[撮像装置の機能構成]
次に、図4を参照して、本実施形態に係る撮像装置10の機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係る撮像装置10の機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、撮像装置10は、撮像部200と、画像処理部210と、記録再生部220と、制御部230と、表示パネル20と、各種の操作部30A〜30Fと、別の操作部であるタッチパネル40と、測位部122とを備える。制御部230は、撮像制御部232と、サムネイル生成部234と、録画確認画面生成部236と、表示制御部238と、地図画面生成部240と、記憶部であるメモリ242と、インデックス情報生成部244と、機能制御部246とを備える。以下、撮像装置10の各機能部について説明する。
撮像部200は、例えば図3に示した撮像光学系14、レンズ鏡筒16、撮像素子18と、ズーム駆動部120等の駆動回路からなる。撮像部200は、撮像制御部232による制御に従って、撮像素子18により被写体の光学像を撮像し、当該撮像により得られた画像を表す撮像信号を出力する。
画像処理部210は、例えば図3に示した映像信号用増幅回路100及び画像データ処理部102等からなる。画像処理部210は、撮像制御部232による制御に従って、撮像信号に対して所定の信号処理を施すことにより、複数枚の画像データからなる動画像を生成する。動画像は、所定の時間間隔(例えば1/60秒)で連続的に生成される動画フレームからなる。
記録再生部220は、例えば図3に示した記録再生回路108及び記録再生機構112からなり、ディスク状記録媒体2に対して各種データを記録したり、ディスク状記録媒体2から各種データを再生したりする。例えば、記録再生部220は、撮像制御部232による制御に従って、画像処理部210から入力された動画像をディスク状記録媒体2に記録し、また、ディスク状記録媒体2に記録された動画像を再生する。さらに、記録再生部220は、後述するサムネイル生成部234により生成されたサムネイル画像をディスク状記録媒体2に記録し、また、ディスク状記録媒体2に記録されたサムネイル画像を再生する。
制御部230は、例えば図3に示したコントロール回路110からなり、撮像装置10の各部を制御する。コントロール回路110のプロセッサが、以下に説明する各機能を実現するためのコンピュータプログラムを実行することにより、図4に示す各機能部が実現される。
撮像制御部232は、撮像装置10の撮像動作を制御する。即ち、撮像制御部232は、各種操作部30A〜30Eに対するユーザ操作に応じて、上記のように撮像部200、画像処理部210、記録再生部220を制御して、動画又は静止画の撮像処理や、記録/再生処理を実行させる。例えば、ユーザが動画撮像用ボタン30Eを押下して、録画開始指示を入力すると、撮像制御部232は、記録再生部220を制御して、撮像部200及び画像処理部210により生成された動画像を、ディスク状記録媒体2に記録開始する(録画開始動作)。一方、ユーザが動画撮像用ボタン30Eをもう一度押下して、録画終了指示を入力すると、撮像制御部232は、記録再生部220を制御して、当該動画像の記録を終了する(録画終了動作)。
なお、撮像制御部232は、モード切換用スイッチ30Dに対するユーザ操作に基づいて、撮像装置10の動作モードを、動画撮像モード、静止画撮像モード又は再生モード等に切り替えることができる。動画撮像モード及び静止画撮像モードでは、撮像部200による撮像処理と、画像処理部210による画像処理は継続的に行われており、これらの処理により得られた撮像中の動画像は、表示パネル20にライブビュー画像として表示される。ユーザは、このライブビュー画像を見ながら、被写体の構図やシャッターチャンスを判断して、動画又は静止画の記録指示を撮像装置10に入力する。動画撮像モードでは、上記動画撮像用ボタン30Eによる録画開始指示から録画終了指示までの録画期間に撮像及び画像処理された動画像のデータが、ディスク状記録媒体2に記録される。静止画撮像モードでは、ユーザが静止画撮像用ボタン30B(いわゆるシャッタボタン)を押下したレリーズ指示に応じて、当該レリーズ指示のタイミングで撮像及び画像処理された静止画のデータがディスク状記録媒体2に記録される。
サムネイル生成部234は、ユーザによる録画開始指示から録画終了指示までの録画期間に記録される動画像を複数の区間に時分割し、当該動画像の各区間を代表するサムネイル画像をそれぞれ生成する。サムネイル画像は、録画期間に録画された動画像から抽出された静止画像である。区間は、所定の時間長を有する動画像を時分割することにより設定される画像区間である。動画像を時分割した複数の区間をそれぞれ代表する複数のサムネイル画像は、後述する録画確認画面に時系列順で表示される。
詳細には、サムネイル生成部234は、動画像を時分割した各区間からそれぞれ1つのフレームの画像を抽出することによって、動画像の各区間のサムネイル画像を生成する。例えば、録画時間が10分である動画像を10個の区間に均等に分割した場合には、個々の区間の時間長は1分となり、10枚のサムネイル画像が生成される。サムネイル生成部234は、全ての動画像を常に所定数(固定数)の区間に時分割し、当該所定数のサムネイル画像を生成してもよいし、或いは、区間の時間長を固定とし、動画像ごとに区間数を変化させて、任意の数のサムネイル画像を生成してもよい。以下の説明では、サムネイル生成部234は、動画像を所定数(例えば9個)の区間に時分割し、それぞれの区間を代表するサムネイル画像を生成する例について説明する。
ここで、サムネイル生成部234が複数のサムネイル画像を生成するタイミングについて説明する。サムネイル画像の生成は、動画像の録画期間中(動画撮像中)に行われてもよいし、或いは、録画期間終了直後に行われてもよい。
録画期間中にサムネイル画像を生成する場合には、サムネイル生成部234は、画像処理部210から出力される動画像から、任意の時間間隔でフレームを抽出することで、サムネイル画像を生成する。そしてサムネイル生成部234は、そのサムネイル画像と、そのサムネイル画像の撮像時間情報(例えば、動画像の先頭からの時間、タイムコード、又は、撮像時刻などを表す情報)とを、記録再生部220を介して記録媒体2や不図示のメモリ等に記録しておく。このとき、サムネイル画像と撮像時間情報は、例えば、データベースファイル(AVindexファイル等)として保存されてもよい。このように録画期間中には、最終的な録画時間は分からないので、サムネイル生成部234は、所定の時間間隔で多数のサムネイル画像を生成しておく。
その後、ユーザが動画撮像用ボタン30Eを押下して録画開終了指示を入力したときに、サムネイル生成部234は、録画期間に記録された動画像を、予め設定された所定数(例えば9個)の区間に時分割し、各区間に属する複数のサムネイル画像の中から1つのサムネイル画像を抽出する。例えば、サムネイル生成部234は、録画された動画像の時間長(即ち、録画時間)を9等分し、その9等分した各時間に最も近い時刻に生成されたサムネイル画像をそれぞれ抽出する。これにより、動画像を均等に9分割した各区間をそれぞれ代表する9枚のサムネイル画像が抽出され、該9枚のサムネイル画像が録画確認画面に表示される。
一方、録画期間終了直後にサムネイル画像を生成する場合には、ユーザが動画撮像用ボタン30Eを押下して録画開終了指示を入力したときに、サムネイル生成部234は、記録媒体2に記録された動画像を読み出し、その動画像を所定数(例えば9個)の区間に時分割し、各区間内の任意の時点(例えば先頭、末尾、中央など)の画像をそれぞれデコードして、所定数のサムネイル画像を生成し、不図示のメモリ等に保存する。
録画確認画面生成部236は、録画された動画像のサムネイル画像が時系列順に配列された録画確認画面を生成する。録画確認画面は、動画像の録画終了直後(つまり、録画終了指示が入力された直後)に、撮像装置10の表示パネル20に自動的に表示されるオートレビュー画面である。この録画確認画面は、録画された動画像の概要を録画直後にユーザに提示するためのオートレビュー機能と、録画直後に当該動画像に対して所定機能(再生、削除、レーティング等)を実行するため画像操作機能とを兼ね備えている。かかる録画確認画面は、サムネイル生成部234により生成された複数のサムネイル画像と、GUI(Graphical User Interface)部品である機能アイコンとを含むが、詳細は後述する(図5参照)。
表示制御部238は、表示パネル20を制御して、各種の画像やデータを表示させる。例えば、表示制御部238は、録画確認画面生成部236により生成された録画確認画面を表示パネル20に表示させる。また、表示制御部238は、後述の地図画面生成部240により生成された地図画面を表示パネル20に表示させる。
地図画面生成部240は、動画像の撮像位置を表す地図画面を生成する。地図画面は、動画像の録画終了直後に上記録画確認画面が表示された後に、撮像装置10の表示パネル20に表示される。この地図画面は、現在及び過去に録画された1又は2以上の動画像の撮像位置を地図中にマッピングした画面であるが、詳細は後述する(図9参照)。
測位部122は、上記のようにGPSセンサ等で構成され、撮像装置10の現在位置を測定する。測位部122は、少なくとも動画像の録画期間中に、撮像装置10の現在位置(例えば緯度・経度)や移動軌跡を表す位置情報を生成し、当該位置情報を、録画期間に録画された動画像に関連づけてメモリ242に保存する。地図画面生成部240は、メモリ242から上記位置情報を読み出し、当該位置情報に基づいて地図画面を生成する。かかる地図画面は、表示制御部238によって、上記録画確認画面の表示後に表示パネル20に表示される。
インデックス情報生成部244は、録画期間中に、ユーザがインデックス用ボタン30Fを用いてインデックス指示を入力した時点を表すインデックス情報を生成し、当該インデックス情報を、録画される動画像に関連づけて保存する。上記のようにインデックス情報は、録画期間中にユーザによりインデックス指示が入力された時点(即ち、インデックス用ボタン30Fが押下された時点)を示す時間情報である。インデックス情報は、動画像中の盛り上がったシーンや好みのシーンに付加されるインデックスとして機能する。
動画像の撮像中(録画期間中)にユーザがインデックス用ボタン30Fを押下して、インデックス指示を入力する。このインデックス指示を入力に応じて、インデックス情報生成部244は、該インデックス指示が入力された時点を示す時間情報(例えば、押下された時刻、又は、動画像の先頭からの時間、タイムコードなど)を含むインデックス情報を生成する。そして、インデックス情報生成部244は、生成したインデックス情報を、当該動画像に関連づけてメモリ242に保存する。このように、インデックス情報を生成することで、録画される動画像に対して、ユーザ所望のシーンを表すインデックスを付加できる。
サムネイル生成部234は、録画確認画面に表示するサムネイル画像を生成する際に、メモリ242に保存されたインデックス情報に基づいて、インデックスが付加された動画像のフレームを特定し、そのフレームをサムネイル画像として優先的に抽出してもよい。なお、インデックスが付加された動画像のフレームとは、動画像のうちインデックス情報が表す時点に対応するフレームである。
例えば、動画像のある区間にインデックスが付加されている場合には、サムネイル生成部234は、その区間のサムネイル画像として、インデックスが付加されたフレームを優先的に抽出する。また、1つの区間に複数のインデックスが付加されている場合には、サムネイル生成部234は、その中から特定の1つのインデックス(例えば最先、末尾のインデックス)が付加された動画像のフレームを抽出する。一方、インデックスが1つも付加されていない区間については、サムネイル生成部234は、その区間内の任意の時点のフレーム(例えば、区間内の先頭、末尾又は中央のフレーム)を抽出すればよい。
さらに、録画確認画面生成部236は、インデックスが付加されたサムネイル画像と、インデックスが付加されていないサムネイル画像とを識別可能な表示態様で、録画確認画面を生成する。以上のように、本実施形態では、録画された動画像のうち、撮像時にインデックスが付加された画像フレームをサムネイル画像として優先的に抽出して、録画確認画面に当該サムネイル画像を識別可能に表示する。これにより、ユーザは、録画確認画面を見て、動画像の内容をより的確に把握できる。
機能制御部246は、録画された動画像の録画確認画面の表示中に、タッチパネル40に対するユーザ操作に基づいて、当該動画像の一部又は全部に対して、所定機能を実行する。所定機能は、動画像の画像データに対して実行可能な任意の機能であり、例えば、動画像の少なくとも一部の区間の削除、評価値の付与(即ち、レーティング)又は再生などの機能である。機能制御部246は、これらの所定機能を、録画された1つの動画像の全部に対して行ってもよいし、或いは、当該動画像の一部の区間に対してのみ行ってもよい。
例えば、録画確認画面の表示中に、タッチパネル40により検出された表示画面上の第1の位置が、録画確認画面に表示された複数のサムネイル画像のうち1又は2以上のサムネイル画像の表示位置に対応し、かつ、タッチパネル40により検出された表示画面上の第2の位置が、複数の機能アイコンのうち、削除アイコンの表示位置に対応する場合を考える。この場合、ユーザが、タッチパネル40を用いて、複数のサムネイル画像のうち1又は2以上のサムネイル画像を選択し、かつ、削除アイコンを選択したことなる。そこで、機能制御部246は、記録媒体2に記録された動画像のうち、タッチパネル40により選択されたサムネイル画像に対応する区間の画像データに対して、削除アイコンに対応する機能(即ち、削除機能)を実行する。即ち、機能制御部246は、録画された動画像のうち当該区間の画像データを記録媒体2から部分的に削除する。このようにして、ユーザはタッチパネル40を用いて、録画確認画面内の所望のサムネイル画像と機能アイコンを選択することで、たった今録画したばかりの動画像に対して、削除、レーティング、再生等の機能を実行することができる。
[録画確認画面の表示例]
次に、図5を参照して、本実施形態に係る録画確認画面300の表示例について説明する。図5は、本実施形態に係る録画確認画面300の表示例を示す図である。
図5に示すように、撮像装置10より動画像を撮像及び記録する録画期間中に、ユーザにより動画撮像用ボタン30Eが押下(即ち、録画終了指示が入力)されたとき、つまり、動画像の録画を終了したときには、表示パネル20の表示画面260上に録画確認画面300が表示される。録画確認画面300は、例えば、表示画面260よりも一回り小さい矩形状のウィンドウ画像であり、表示画面260全体に表示される録画待機画面262上に重畳して表示される。録画待機画面262は、撮像装置10により現在撮像中の画像を表示するライブビュー画面であり、ユーザにより録画開始指示が入力されるまで待機する録画待機モードで表示される。従来の一般的なビデオカメラでは、録画終了指示に応じて録画モードから録画待機モードに移行したときには、録画待機画面262のみが表示されていた。
本実施形態に係る撮像装置10は、録画期間中に動画撮像用ボタン30Eの押下に応じて録画動作を終了した直後に、たった今録画したばかりの動画像の内容をユーザに提示するための録画確認画面300を表示する。録画確認画面300は、動画像の録画終了直後(つまり、動画撮像用ボタン30Eの押下による録画終了指示の直後)に、撮像装置10の表示パネル20に自動的に表示されるオートレビュー画面である。ここで、「録画終了指示の直後(録画終了直後)」とは、「録画終了指示が入力された時点から、録画確認画面300の生成及び表示に必要な処理時間の経過後すぐに」を意味するが、例えば、録画終了指示が入力された時点から数秒(例えば1秒)以内に録画確認画面300が表示されることが好ましい。録画確認画面300は、タッチパネル40に対して所定機能を実行するためのユーザ操作が行なわれない限り、録画終了直後に自動的に表示されてから任意の所定時間Tsが経過すると自動的に消え、録画待機画面262に戻る。録画終了前後において表示パネル20の表示画面260に表示される画面の遷移を整理すると以下の通りである
(1)録画モード(録画期間)には、撮像及び録画中のライブビュー画面が表示される。
(2)録画期間に録画終了指示が入力されて、録画を終了した直後には、録画確認画面300が自動的に表示され、所定時間Ts経過後に当該録画確認画面300が自動的に消去される。
(3)録画確認画面300が消去された後の録画待機モード(非録画期間)では、撮像中のライブビュー画面である録画待機画面262が表示される。
以下に、録画確認画面300の内容について詳述する。録画確認画面300は、録画された動画像から抽出された複数のサムネイル画像310と、GUI部品である機能アイコン320とを含む。かかる録画確認画面300は、(a)録画された動画像の内容を録画直後にユーザに提示するためのオートレビュー機能と、(b)録画直後に当該動画像の少なくとも一部に対して所定機能(削除、レーティング、再生等)を実行するため画像操作機能とを兼ね備えている。(a)のオートレビュー機能は、録画確認画面300内に時系列に配列される複数のサムネイル画像310で実現される。(b)の画像操作機能は、録画確認画面300内にサムネイル画像310とともに表示される機能アイコン320により実現される。
(a)オートレビュー機能
まず、録画確認画面300のオートレビュー機能について詳述する。録画確認画面300内には、録画された動画像に関する複数のサムネイル画像310が時系列順に表示される。サムネイル画像310は、録画された動画像を時分割した複数の区間をそれぞれ代表する静止画像である。サムネイル画像310は、録画確認画面300内に、予め設定された所定数K(K=固定数)のみ表示される。図5の録画確認画面300の例では、上下2段に合計6枚のサムネイル画像310A〜310Fが表示されている。
撮像装置10の表示画面260のサイズには限りがあるので、1つの録画確認画面300内に過度に多くのサムネイル画像310を表示すると、個々のサムネイル画像310が小さくなり、ユーザがその内容を把握しにくくなってしまう。また、画面切り替えや画面スクロール等を用いて、サムネイル画像の大きさを確保しながら多数のサムネイル画像を表示可能とする手法も考えられる。しかし、これらの手法では、1画面で全てのサムネイル画像が表示されず、画面切り替え等にユーザ操作を要するので、録画直後に録画内容を瞬時に把握するという録画確認画面300の趣旨からは、適切ではない。
そこで、サムネイル画像310の大きさを確保して、1画面内で動画像全体の内容をユーザに分かりやすく提示するために、録画確認画面300内に表示されるサムネイル画像310の数を、画面サイズに適した所定数Kに固定することが好ましい。この結果、いかなる録画時間の動画像についても、録画確認画面300内に好適に収まるように予め設定された所定数Kのサムネイル画像310が抽出及び表示される。なお、表示されるサムネイル画像310の所定数Kは、図5の6枚の例に限られず、例えば、後述する図8の9枚などであってもよい。
このように、1つの動画像について所定数Kのサムネイル画像310を表示するために、撮像装置10は、1回の録画動作により録画された動画像を所定数K(例えば6個、9個)の区間に時分割する。このとき、撮像装置10は、動画像の時間長を等分することで、所定数Kの区間を設定し、等分された各区間からそれぞれ1枚のフレーム(例えば、各区間の先頭、末尾又は中央のフレーム)をサムネイル画像310として抽出してもよい。
或いは、撮像装置10は、動画像の内容を解析して、動画像を構成する複数のシーンを認識することによって、動画像をシーンごとに時分割して、所定数Kのシーンに対応する区間を設定してもよい。シーン認識により、所定数Kより多くのシーン、又は所定数K未満のシーンが認識された場合には、シーンを統合又は分割して、最終的に所定数Kの区間を設定する。このようにシーンごとに設定された動画像の区間から、それぞれ1枚のフレーム(例えば、各区間の先頭、末尾又は中央のフレーム)をサムネイル画像310として抽出することができる。
また、上記のように録画期間中に盛り上がったシーンなどで、ユーザがインデックス用ボタン30Fを用いて動画像にインデックスを付加しておくことができる、インデックスの有無や位置は、インデクスが付加された動画像の時点を表すインデックス情報で判別できる。このように動画像にインデックスが付加されていた場合、撮像装置10は、動画像の各区間からサムネイル画像310を抽出する際に、インデックスが付加された動画像のフレームをサムネイル画像310として優先的に選択する。インデックスが付加されている時点のサムネイル画像310は、録画確認画面300内で、インデックスが付加されていることが分かるような表示態様で表示される。例えば、図5の例で、サムネイル画像310Bは、インデックスが付加された時点のサムネイル画像である、このサムネイル画像310Bには、その左上に目立つ色彩(例えばピンク色)のインデックスマーク312が付加されている。
以上のようにして、録画された動画像から抽出された所定数Kのサムネイル画像310は、図5に示すように、録画確認画面300の1画面内で時系列順に配列される。図5の例では、6枚のサムネイル画像310A〜310Fが、左上から右下にかけて時系列順に、即ち、310A→310B→310C→310D→310E→310Fの順で配列されている。この6枚のサムネイル画像310A〜310Fは、録画された動画像を時分割した6個の区間をそれぞれ代表するものであり、当該動画像の全体構成を反映している。ユーザは、時系列順に配列されたサムネイル画像310A〜310Fを順に見ることで、1回の録画動作で録画された動画像のシーンの遷移を把握できる。
以上のように、本実施形態に係る撮像装置10は、上記サムネイル画像310A〜310Fが時系列順に配列された録画確認画面300を、録画終了直後に表示画面260に表示する。これによって、動画像を撮像及び録画した直後のユーザの記憶が鮮明なうちに、録画した動画像の全体構成をユーザに対して分かりやすく提示できる。よって、ユーザは、動画像の内容を容易かつ適切に把握でき、その動画像を削除するか否かや、編集の要否などを容易に判断できる。また、ユーザが録画期間中にインデックスを付加した時点のサムネイル画像310Bも表示されるので、ユーザは、盛り上がったシーン等の録画内容をより適切に把握できる。
さらに、録画終了直後に録画確認画面300内に複数のサムネイル画像310を表示する際に、当該複数のサムネイル画像310は、時系列とは逆順に1枚ずつ表示される。図5の例では、サムネイル画像310A〜Fは、310F→310E→310D→310C→310B→310Aの順で、順次表示される。これにより、録画終了指示を入力した時点から時間的に近い区間のサムネイル画像310から順に、時間を遡るようにして表示できる。従って、ユーザは、録画確認画面300内で、より記憶が鮮明なシーンのサムネイル画像310から順に見ることができ、録画内容を更に把握し易くなる。なお、録画確認画面300内におけるサムネイル画像310の表示順は、上記のような時系列とは逆順の例に限定されず、例えば、複数のサムネイル画像310を時系列順に1枚ずつ表示してもよいし、全てのサムネイル画像310を同時に表示してもよい。
(b)画像操作機能
次に、録画確認画面300の画像操作機能について詳述する。録画確認画面300内には、上記複数のサムネイル画像310に加え、複数の機能アイコン320が表示される。機能アイコン320は、録画された動画像に対して所定機能(例えば、再生、レーティング、削除等)を実行するための契機となるGUI部品である。図5の例では、録画確認画面300の下部に、3つの機能アイコン320として、再生アイコン320A、レーティングアイコン320B、削除アイコン320Cが表示されている。
再生アイコン320Aは、記録媒体2に記録された動画像の少なくとも一部の区間を再生する機能(再生機能)を実行するための機能アイコンである。レーティングアイコン320Bは、記録媒体2に記録された動画像の少なくとも一部の区間に対して評価値(例えば5段階評価値)を付与する機能(レーティング機能)を実行するための機能アイコンである。削除アイコン320Cは、記録媒体2に記録された動画像の少なくとも一部の区間を削除する機能(削除機能)を実行するための機能アイコンである。
ユーザは、録画確認画面300上で上記機能アイコン320を指定することで、録画された動画像に対して、当該選択した機能アイコン320に対応する機能を実行させることができる。上述したように、撮像装置10の表示パネル20上にはタッチパネル40が設けられており、タッチパネル40は、ユーザにより指定された表示画面上の位置(画面位置)を検出する。かかるタッチパネル40により、表示パネル20に対するユーザ操作、例えば、ユーザによるサムネイル画像310の選択操作や機能アイコン320の選択操作などを検出できる。
録画確認画面300の表示中には、撮像装置10は、タッチパネル40により当該ユーザ操作の有無を検出している。この結果、録画確認画面300の表示中にタッチパネル40により検出された位置が、いずれかの機能アイコン320の表示位置に対応する場合には、ユーザが、当該機能アイコン320を選択したといえる。この場合、撮像装置10は、当該機能アイコン320に対応する機能の実行指示が入力されたと判断し、録画された動画像の少なくとも一部の区間に対して、当該機能アイコン320に対応する機能を実行する。
例えば、録画確認画面300の表示中に、ユーザが削除アイコン320Cにタップすると、撮像装置10は、記録媒体2に記録された動画像を削除する。この場合、削除アイコン320Cに対するユーザの選択操作に対して直接、動画像を削除してもよいし、或いは、削除するか否かを確認するための確認ダイアログ(図示せず)を表示して、ユーザ確認が得られた場合に、動画像を削除してもよい。また、動画像を削除する方法としては、例えば、記録媒体2に記録されている動画像のデータを完全に削除する方法の他、当該動画像のデータを削除リストに移動させて所定期間保持した後に削除する方法、又は、実際には動画像のデータは保存されているが、ユーザに当該データを提示しない方法などがある。
また、録画確認画面300の表示中に、ユーザが再生アイコン320Aにタップすると、撮像装置10は、記録媒体2に記録された動画像を例えば先頭から再生して、表示パネル20に表示する。また、ユーザがサムネイル画像310にタップすると、撮像装置10は、そのサムネイル画像310に対応する位置から、又は、そのサムネイル画像310に対応する区間の先頭から、動画像を再生開始するようにしてもよい。
また、録画確認画面300の表示中に、ユーザがレーティングアイコン320Bにタップすると、撮像装置10は、記録媒体2に記録された動画像に対して、ユーザにより指定された評価値を付与する。例えば、ユーザによりレーティングアイコン320Bが選択されると、撮像装置10は、評価値を入力するための画面(図示せず。)を表示し、その入力画面内で指定された評価値を動画像に付与するようにしてもよい。入力された評価値の情報は、動画像に関連づけてメモリ等に保存される。評価値は、例えばレベル1〜レベル5までの多段階で付与することが可能である。
以上では、録画された動画像全体に対して所定機能(削除、再生、レーティング等)を実行する例について説明したが、録画された動画像の一部の区間に対して部分的に所定機能を実行することも可能である。
図6は、本実施形態に係る録画確認画面300において、ユーザ指定されたサムネイル画像310に対応する動画像の一部の区間を削除するときのユーザ操作を示す図である。
図6に示すように、ユーザは2本の指で、録画確認画面300に表示された6枚のサムネイル画像310A〜Fのうち先頭の2つのサムネイル画像310A、310Bをタップし、削除アイコン320Cまでドラッグしてドロップする。かかるユーザ操作に応じて、撮像装置10は、ユーザにより指定された2枚のサムネイル画像310A、310Bに対応する区間の動画像を、部分的に削除する。
このような動画像の部分削除を行うための処理について詳述する。録画確認画面300の表示中にタッチパネル40により検出された位置(第1の位置)が、複数のサムネイル画像310A〜Fのうちの2枚のサムネイル画像310A、310Bの表示位置に対応する場合には、ユーザが、当該2枚のサムネイル画像310A、310Bに対応する区間の動画像を選択したといえる。その後、ユーザによるサムネイル画像310A、310Bのドラッグアンドドロップ操作時に、タッチパネル40により検出された位置(第2の位置)が、複数の機能アイコン320A〜Cのうち削除アイコン320Cの表示位置に対応する場合には、ユーザが、当該削除アイコン320Cを選択したといえる。この場合、撮像装置10は、上記2枚のサムネイル画像310A、310Bに対応する区間の動画像に対して、削除アイコン320Cに対応する削除機能の実行指示が入力されたと判断し、当該区間の動画像を部分的に削除する。この部分削除機能では、サムネイル画像310Aに対応する区間の動画像と、サムネイル画像310Bに対応する区間の動画像を削除してもよいし、又は、サムネイル画像310Aに対応するフレームからサムネイル画像310Bに対応するフレームまでの動画像を削除してもよい。
また、上記では動画像を部分的に削除する場合を説明したが、動画像の一部の区間を再生する場合や、動画像の一部の区間に評価値を付与する場合も同様に実行可能である。部分再生の場合、撮像装置10は、ユーザにより指定された1又は2以上のサムネイル画像310に対応する区間の動画像を部分的に再生する。また、部分レーティングの場合、撮像装置10は、ユーザにより指定された1又は2以上のサムネイル画像310に対応する区間の動画像に対して、評価値を部分的に付与する。
さらに、サムネイル画像310にインデックスが付加されている場合には、ユーザは、録画確認画面300内のインデックスマーク312を目安にして、上記動画像に対する操作を行うことができる。
以上、図5及び図6を参照して、録画確認画面300における画像操作機能について説明した。本実施形態に係る録画確認画面300の画像操作機能によれば、ユーザは、動画像を録画した直後の記憶な鮮明なうちに、動画像の一部又は全部を再生、削除、又はレーティングすることができる。しかも、かかる動画像に対する操作、編集作業は、タッチパネル40を用いてサムネイル画像310と機能アイコン320を選択するという簡単なユーザ操作で実現できる。
従来の撮像装置では、録画した動画像を事後的に選別・編集する場合、動画像を再生してその内容を確認する必要があり、非常に煩雑で非効率的な作業であった。これに対し、本実施形態に係る録画確認画面300によれば、ユーザの記憶が鮮明なうちに、動画像の不要部分を削除するなどして編集することができるので、編集作業が容易であり、非常に便利である。また、録画直後に録画確認画面300において、動画像の一部区間を部分的にレーティングしておけば、事後的に動画像を再生閲覧したり編集したりする際にも便利である。
例えば、父親が撮像装置10で子供を撮像する場合、一般的に、子供は撮像装置10の方を向かずにきょろきょろしており、子供が振り向くかなと思っても振り返らないことがよくある。従って、子供が振り向いているシャッターチャンスにかかわらずに、長時間に渡って子供を撮像するユースケースが多くなる。かかる原因により、録画された動画像のデータは、不要なシーンを撮像したデータも多く含んでいる。かかるユースケースでは、従来のように単に動画像から複数のサムネイル画像を抽出して表示したとしても、似たような子供の画像が並んでしまうことになり、事後的な編集作業では、動画像のどの部分を削除したらよいかを探すことが煩雑である。これに対し、本実施形態に係る撮像装置10では、録画直後の撮像者の記憶が鮮明なうちに、録画確認画面300で動画像を編集できるので、編集作業を容易かつ効率的に実行できる。
[録画確認画面の表示フロー]
次に、図7を参照して、本実施形態に係る撮像装置10において、録画確認画面300の表示処理を含む録画終了前後の処理フローについて説明する。図7は、本実施形態に係る撮像装置10による録画終了時の処理方法を示すフローチャートである。なお、図7では、図5で説明した録画確認画面300の削除アイコン320Cにより削除機能が実行された場合の処理フローを示している。
図7に示すように、撮像装置10は、録画開始時指示から録画終了指示までの録画期間では、被写体を撮像するとともに、当該撮像により得た画像をディスク状記録媒体2に記録する。かかる録画期間中には、撮像装置10は、ユーザにより録画終了指示が入力されたか否か、つまり、録画終了ボタン(即ち、動画撮像用ボタン30E)が押下されたか否かを検出している(S100)。
録画終了ボタンが押下された場合には、撮像装置10は、動画像の撮像及び記録動作(録画動作)を終了するとともに(S102)、録画終了した動画像に関する所定数Kのサムネイル画像310を生成する(S104)。
このS104において所定数Kのサムネイル画像310を生成する方法について詳述する。例えば、撮像装置10は、録画期間中に一定の時間間隔で多数のサムネイル画像を生成してデータベースに保存しておき、録画終了時に、当該多数のサムネイル画像の中から、録画された動画像を所定数Kに時分割した各区間のサムネイル画像310を1枚ずつ抽出してもよい。このとき、当該多数のサムネイル画像の中から、動画像の録画時間を所定数Kに時分割した各時間に最も近い時間に生成されたものを、各区間のサムネイル画像310として抽出してもよい。また、別の方法として、撮像装置10は、録画終了後に、録画時間を所定数Kに時分割した各時点での動画像のフレームをデコードして、所定数Kのサムネイル画像310を得てもよい。また、インデックスが付加された動画像の区間については、撮像装置10は、インデックスが付加された時点のフレームをデコードして、当該フレームの画像をその区間のサムネイル画像310として優先的に抽出してもよい。
次いで、撮像装置10は、録画確認画面300を表示パネル20に表示する(S106)。録画確認画面300は、S104で生成した所定数Kのサムネイル画像310が時系列順に配列されており、さらに、機能アイコン320を含む。以上のようにして、S100で録画終了指示が入力された直後(即ち、録画終了ボタンの押下直後)に、録画確認画面300が表示される。この録画確認画面300は、機能アイコン320を用いた画像操作機能(S108)が実行されない限りは、所定時間Tsだけ表示され(S114)、Tsの経過後に自動的に消去されて、録画待機画面262が表示される(S120)。
録画確認画面300の表示後、所定時間Tsが経過するまでは、撮像装置10は、ユーザにより録画確認画面300内の機能アイコン320(例えば削除アイコン320C)が操作されたか否かを検出する(S108)。この結果、削除アイコン320Cが押下された場合、撮像装置10は、録画された動画像の全部又は一部を削除する(S110)。図5に示したように、録画確認画面300において削除アイコン320Cがタッチされた場合には、動画像の全部が削除される。一方、図6で示したように、一部のサムネイル画像310A、310Bを選択してから削除アイコン320Cが操作された場合には、選択されたサムネイル画像310A、310Bに対応する区間の動画像のみが部分的に削除される。
その後、S110で動画像の全部が削除された場合には(S112)、撮像装置10は、録画確認画面300を消去して、録画待機画面262を表示する(S120)。一方、S110で動画像の一部が削除された場合には(S112)、撮像装置10は、表示時間が所定時間Tsとなるまで録画確認画面300を表示し続け(S114)、Tsの経過後に録画確認画面300を自動的に消去して、録画待機画面262を表示する(S120)。この録画待機画面262は、撮像装置10により撮像中のライブビュー画面であり、撮像装置10により撮像を行っているが録画を行っていない録画待機モードで表示される。この録画待機モードにおいて、ユーザにより録画開始指示が入力(録画開始ボタンが押下)されると、録画待機モードから録画モードに移行して、撮像された動画像が記録媒体2に記録開始される。
以上、図7を参照して、録画終了前後の処理フローについて説明した。なお、図7では、削除機能を実行する場合の処理フローについて説明したが、削除機能以外の所定機能、例えば、再生機能、レーティング機能についても同様に実施できる。ただし、例えばレーティング機能では、動画像に評価値を付与した後(S110に相当する。)に、録画待機画面262(S120に相当する。)に移行せずに、録画確認画面300に戻ってもよい(S110→S114に相当する。)。また、再生機能でも、選択された区間の動画像の再生後(S110に相当する。)に、録画待機画面262(S120に相当する。)に移行せずに、録画確認画面300に戻ってもよい(S110→S114に相当する。)。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る撮像装置10は、動画像の録画直後に、上述した第1の実施形態に係る録画確認画面300に加え、地図画面400を表示する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態と比べて地図画面400を表示する点で相違し、その他の機能構成は第1の実施形態と実質的に同一であるのでその詳細説明は省略する。
[録画確認画面及び地図画面の表示例]
図8及び図9を参照して、第2の実施形態に係る録画確認画面300及び地図画面400の表示例について説明する。図8は、本実施形態に係る録画確認画面300の表示例を示す図であり、図9は、本実施形態に係る地図画面400の表示例を示す図である。
図8に示すように、第2の実施形態に係る撮像装置10は、上記第1の実施形態と同様、録画終了直後に録画確認画面300を表示パネル20の表示画面260に表示する。図8に示す録画確認画面300では、上下3段に9枚のサムネイル画像310A〜Iが時系列順に表示されており、所定数K=9となっている。また、機能アイコン320も第1の実施形態と同様である。かかる録画確認画面300を見たユーザは、録画された動画像の全体内容を容易に把握できる。
さらに、第2の実施形態に係る撮像装置10は、録画終了直後に録画確認画面300(図8参照)を所定時間Tsだけ表示した後に、当該録画確認画面300に代えて地図画面400(図9参照)を表示する。さらに、撮像装置10は、地図画面400を所定時間Ts2(例えば5秒)だけ表示した後に、当該地図画面400を消去して、録画待機画面262を表示する。この地図画面400について以下に詳述する。
地図画面400は、同一イベントに関し現在及び過去に録画された1又は2以上の動画像の撮像位置を表すマーク410、412を地図中にマッピングした画面である。この地図画面は、録画された動画像の撮像位置を確認するための撮像位置確認画面として機能する。また、上記イベントは、例えば、旅行、運動会など、撮像装置10のユーザが体験する1つのまとまった行事である。例えば、ユーザが東京に旅行したときには、東京タワー、東京湾、公園、皇居などの観光地を訪れるが、これら観光地を巡る旅行全体を1つのイベントとして考える。地図画面400は、1つのイベント内で1又は2以上の動画像を録画したときに、それら動画像を撮像したときの地理的位置を地図上にマッピングしたものである。ここで、動画像は、1回の連続した撮像及び録画動作で得られた画像(クリップとも称される。)である。図9に示す地図画面400では、現在録画終了したばかりの動画像の撮像位置を表すマーク410と、同一イベント内で録画された他の動画像の撮像位置を表す複数のマーク412が地図上に表示されている。マーク410とマーク412は、相異なる表示態様(例えば色の違い)で表示されるので、ユーザは、現在録画終了した動画像の撮像位置を識別できる。
撮像装置10は、撮像装置本体に搭載された測位機能(例えばGPS機能)を利用して、地図画面400を生成する。例えば、撮像装置10は、上記測位部122により撮像中に記録された位置情報に基づいて、地図画面400を生成可能である。詳細には、測位部122は、動画像(クリップ)の録画期間中に、撮像装置10の現在位置(例えば緯度・経度)や移動軌跡を表す位置情報を、任意の時間間隔(例えば1分ごと)に複数生成する。さらに、測位部122は、生成した位置情報を、録画された動画像に関連づけてメモリ242に保存する。このとき、位置情報は、例えば、データベースファイル(AVindexファイル等)として保存されてもよい。その後、地図画面400を表示するときには、上記地図画面生成部240は、メモリ242から、各動画像の位置情報のうち、代表となる位置情報を読み出し、当該位置情報に基づいて各動画像の撮像位置をマッピングすることで、地図画面400を生成する。ここで、代表となる位置情報とは、例えば、(a)動画像の先頭の位置情報、(b)動画像の全ての位置情報の平均値又は重心値、(c)動画像の全ての位置情報のうち、所定割合以上(例えば80%以上)で集中している位置の位置情報、などである。
以上のようにして、撮像装置10は、録画終了直後に、録画したばかりの動画像の録画確認画面300を表示し、さらに地図画面400も表示する。かかる地図画面400により、ユーザは、同一イベント内での撮像位置の軌跡を地図で確認することが可能となる。ユーザは、イベント(例えば旅行)を行うときに、自身で決めたシナリオに従って、所望の場所で所望の構図で動画像を撮像する。従って、地図画面400を表示して、現在及び過去に録画された複数の動画像を地図上で一覧表示することで、各動画像の撮像場所、移動軌跡をユーザに提示して、ユーザに印象づけることができる。これにより、ユーザの記憶がより鮮明になり、また、ユーザ所望の場所での撮り忘れも防止できる。
なお、図9に示す地図画面400は、録画された動画像の撮像位置を確認するための録画確認画面として機能する。本実施形態では、録画終了直後にまず録画確認画面300を表示し、所定時間Ts経過後に、録画確認画面300を地図画面400に切り替え、地図画面400を所定時間Ts2だけ表示した後に消去する。しかし、かかる例に限定されず、例えば、図9に示したような地図画面400を図5で示した録画確認画面300に含めてもよい。また、図5で示した録画確認画面300に更に地図アイコン(図示せず。)を表示し、ユーザによりその地図アイコンがタップされると、録画確認画面300から地図画面400に切り替わるようにしてもよい。
[録画確認画面の表示フロー]
次に、図10を参照して、第2の実施形態に係る撮像装置10において、録画確認画面300及び地図画面400の表示処理を含む録画終了前後の処理フローについて説明する。図10は、本実施形態に係る撮像装置10による録画終了時の処理方法を示すフローチャートである。なお、図10では、図8で説明した録画確認画面300の削除アイコン320Cにより削除機能が実行された場合の処理フローを示している。
図10に示すS200〜S214の処理は、図7で説明したS100〜S114の処理とそれぞれ同一であるので詳細説明は省略する。
図10のフローでは、S206での録画確認画面300の表示後に、機能アイコン320に対するユーザ操作がなされない場合(S208でのNO)と、動画像が部分的に削除された場合(S212のYES)に、S214に進む。S214では、撮像装置10は、録画確認画面300の表示時間が所定時間Tsを経過したか否かを判定する。
S214で録画確認画面300の表示時間が所定時間Tsとなった場合には、撮像装置10は、録画確認画面300を消去して、地図画面400を表示する(S216)。撮像装置10は、録画期間中に測位部122により保存された位置情報を用いて、現在及び過去に録画された各動画像の撮像位置を特定し、当該各動画像の撮像位置を表すマーク410、412を地図上にマッピングして、地図画面400を生成する。そして、撮像装置10は、表示パネル20に表示される画面を、録画確認画面300から地図画面400に切り替える。
その後、撮像装置10は、地図画面400の表示時間が所定時間Ts2を経過したか否かを判定する(S218)。表示時間が所定時間Ts2となるまで、地図画面400が表示され続ける。S218で地図画面400の表示時間が所定時間Ts2となった場合には、撮像装置10は、地図画面400を自動的に消去して、録画待機画面262を表示する(S220)。
以上、図10を参照して、録画終了前後の処理フローについて説明した。なお、図10でも、削除機能を実行する場合の処理フローについて説明したが、削除機能以外の所定機能、例えば、再生機能、レーティング機能についても同様に実施できる。ただし、再生機能又はレーティング機能においては、その機能実行後(S210に相当する。)に、録画待機画面262(S220に相当する。)に移行せずに、録画確認画面300に戻ってもよい(S210→S214に相当する。)。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態に係る撮像装置10は、録画確認画面500内に各サムネイル画像510を、当該各サムネイル画像510に対応する区間の時間長に応じた表示態様で表示する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態と比べてサムネイル画像510の表示態様が相違し、その他の機能構成は第1の実施形態と実質的に同一であるのでその詳細説明は省略する。
[録画確認画面の表示例]
まず、図11〜図13を参照して、第3の実施形態に係る録画確認画面500の表示例について説明する。図11〜図13は、本実施形態に係る録画確認画面500の表示例を示す図である。図11は、録画時間が短い動画像の録画確認画面500の例であり、図12は、録画時間が長い動画像の録画確認画面500の例であり、図13は、異なる時間長の区間に時分割された動画像の録画確認画面500の例である。
図11〜図13に示すように、第3の実施形態に係る撮像装置10は、上記第1の実施形態と同様に、録画終了直後に録画確認画面500を表示パネル20の表示画面260に表示する。図11に示す録画確認画面500では、上下3段に9枚のサムネイル画像510A〜Iが時系列順に表示されており、所定数K=9となっている。また、録画確認画面500に表示される機能アイコン320も、第1の実施形態と同様である(図5参照。)。かかる録画確認画面500を見たユーザは、録画された動画像の全体内容を容易に把握できる。
さらに、第3の実施形態に係る録画確認画面500では、各サムネイル画像510が3次元的に表示されており、この3次元表示されたサムネイル画像510の高さは、当該各サムネイル画像510に対応する区間の動画像の時間長に応じた高さとなっている。このような表示態様でサムネイル画像510を表示する利点について以下に説明する。
第1の実施形態で説明したように、録画確認画面300に表示されるサムネイル画像310の表示数は、常に固定の所定数Kであり、図5の例では、K=9である。この理由は、録画確認画面300を見たユーザが、短時間で録画内容を確認できるようにするためである。1画面内に適切なサイズで表示可能なサムネイル画像310の数は限られており、また、画面スクロールせずに、ユーザが1目で把握可能なサムネイル画像310の数にも限りがある。そこで、録画された動画像の時間長(即ち、録画時間)が、長くても短くても、録画確認画面300内のサムネイル画像310の表示数を所定数K(例えば9枚)に固定している。
しかし、第1の実施形態の録画確認画面300のように、単に所定数Kのサムネイル画像310を表示するだけであると(図5参照。)、その録画確認画面300が表す動画像の録画時間の尺が分からない。
そこで、第3の実施形態に係る録画確認画面500(図11及び図12参照。)では、各サムネイル画像510に対応する区間の時間長に応じて、各サムネイル画像510を3次元表示する。例えば、図11に示す録画確認画面500よりも、図12に示す録画確認画面500の方が、動画像の録画時間が長いので、3次元表示されるサムネイル画像510の高さが高くなっている。これにより、ユーザは、録画確認画面500内のサムネイル画像510の3次元表示の態様(例えば高さ)を見ることで、動画像の録画時間の尺を相対的に認識できる。例えば、図11の例の動画像の録画時間よりも、図12の例の動画像の録画時間の方が長く、動画像を時分割した各区間の時間長も長いことを把握できる。
図11及び図12の例では、動画像を均等に所定数Kの区間に時分割しているので、全ての区間の時間長は同一となっている。このため、図11及び図12に示すように、1つの動画像に関する録画確認画面500では、全てのサムネイル画像510が3次元表示される高さは同一である。
一方、図13の録画確認画面500は、動画像を時分割した各区間の時間長が相違する場合を示す。例えば、録画された動画像に対してシーン認識を行い、認識されたシーンごとに動画像を所定数Kの区間に時分割した場合には、各区間の時間長は、対応するシーンの長さに応じて相異なる。かかる場合には、図13に示すように、当該動画像の録画確認画面500では、3次元表示されるサムネイル画像510は、対応する区間の時間長(即ち、シーンの時間長)に応じて異なる高さで表示される。例えば、サムネイル画像510Aは、最も高く表示されているので、サムネイル画像510Aに対応する区間の時間長が最も長いことが分かる。これとは逆に、サムネイル画像510Hは、最も低く表示されているので、サムネイル画像510Hに対応する区間の時間長が最も短いことが分かる。これにより、ユーザは、各サムネイル画像510に対応する区間の時間長を把握できるので、区間ごとの削除、再生、レーティング等の機能操作を行う上で便利である。
なお、図13の例では、サムネイル画像510に対応する動画像の区間長に応じて、サムネイル画像510の表示態様(3次元表示の高さ)を変えたが、かかる例以外にも、例えば、区間に付加されたインデックスの数に応じてサムネイル画像510の表示態様を変えてもよい。このようにインデックス数が多い区間ほど、3次元表示されるサムネイル画像510を高くすることで、インデックスが付加された区間を強調できる。
[地図画面の表示例]
次に、図14及び図15を参照して、第3の実施形態に係る地図画面600内で各動画像の撮像位置を表すマークを、当該各動画像の時間長(録画時間)に応じた表示態様で表示する例について説明する。図14は、動画像の録画時間を円形マーク610、612の大きさで表現した例であり、図15は、動画像の録画時間を円柱状マーク620、622の高さで表現した例である。なお、第3の実施形態に係る地図画面600は、マークの表示態様以外の機能構成は、上記第2の実施形態に係る地図画面400と略同一であるので詳細説明は省略する。
図14及び図15に示すように、本実施形態に係る地図画面600では、1つのイベント内で録画された複数の動画像の撮像位置を表すマーク610、612、620、622が、地図上にマッピングして表示される。このとき、マーク610、612、620、622の表示態様が、対応する動画像の録画時間に応じて異なる。
例えば、図14に示す例では、円形マーク610、612の直径が、動画像の録画時間に相当しており、円形マーク610、612の直径が大きいほど、動画像の録画時間が長いことを表している。また、図14に示す例では、円柱状マーク620、622の高さが、動画像の録画時間に相当しており、円柱状マーク620、622の高さが高いほど、動画像の録画時間が長いことを表している。
このように本実施形態では、地図画面600内に、各動画像の撮像位置を表すマーク610、612、620、622を、当該各動画像の録画時間に応じた表示態様で表示する。これにより、ユーザは、地図画面600を見ることで、1つのイベントに関して現在及び過去に録画された複数の動画像の録画時間の尺を相対的に把握することができる。よって、複数の動画像の録画時間の割合や各動画像の要否を判断したり、当該動画像を編集したりする上で便利である。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態に係る撮像装置10は、録画確認画面300内の2つのサムネイル画像310に対する所定のユーザ操作に応じて、より細分化されたサムネイル画像310をして表示する。なお、第4の実施形態は、第1の実施形態と比べて、細分化されたサムネイル画像310を表示する点で相違し、その他の機能構成は第1の実施形態と実質的に同一であるのでその詳細説明は省略する。
[録画確認画面の表示例]
図16〜図19を参照して、第4の実施形態に係る録画確認画面300の表示例について説明する。図16〜図19は、本実施形態に係る録画確認画面300において、段階的に細分化されたサムネイル画像310を表示する例を示す図である。図16は、録画確認画面300に対する所定の入力操作(ピンチアウト操作:Pinch−out Operation)を例示し、図17〜図19は、4分割、8分割、16分割されたサムネイル画像310を例示している。
第1の実施形態で述べたように、録画確認画面300内の複数のサムネイル画像310は、録画された動画像を時分割した各区間を代表する静止画である。このとき、時分割される区間の個数は所定数Kであるので、録画確認画面300におけるサムネイル画像310の表示数も、デフォルトで所定数Kとなる。このように、サムネイル画像310の表示数を所定数Kに固定することで、1つの録画確認画面300内に、所定数Kのサムネイル画像310A〜310Iを好適なサイズで表示でき、画面をスクロールさせずとも、動画像の全体構成を的確に提示できるという利点がある。しかし、録画確認画面300内の所定数Kのサムネイル画像310A〜310Iだけでは、動画像の内容を十分に判断できないため、任意の2つのサムネイル画像310に対応する区間の動画像の内容を、より詳細に確認したいケースも存在する。
かかるケースに対応すべく、第4の実施形態に係る撮像装置10は、タッチパネル40により多様なユーザ入力操作を検出可能であることを利用して、録画確認画面300内の2つのサムネイル画像310B、310Cに対する所定の入力操作(ピンチアウト操作)を検出する。そして、タッチパネル40により当該入力操作が検出された場合、撮像装置10は、上記2つのサムネイル画像310B、310Cに対応する2つの区間の動画像を、より細かく時分割して3以上のサブ区間を設定し、当該各サブ区間に対応する3以上の細分化されたサムネイル画像を生成して、録画確認画面300内に表示する。
図16は、録画確認画面300内の2つのサムネイル画像310B、310Cに対して、ユーザが所定の入力操作(ピンチアウト操作)を行っている状態を示す。図16に示すように、ピンチアウト操作を行う場合、ユーザは2本の指で2つのサムネイル画像310Bとサムネイル画像310Cをタップしたまま、双方のサムネイル画像310B、310Cを左右に引き離すような軌跡で指を移動させる。タッチパネル40は、表示画面260上の位置だけでなく、指等の操作体の移動軌跡も検出できるので、上記ピンチアウト操作も検出可能である。
このようなピンチアウト操作がタッチパネル40により検出されると、撮像装置10は、当該操作で指定された2つのサムネイル画像310B、310Cに対応する区間を細分化したサブ区間を設定し、そのサブ区間に対応する複数のサムネイル画像330をそれぞれ生成する。サブ区間は、元の区間の時間長を均等に時分割して設定される。また、サムネイル画像330は、サブ区間の任意の時点(例えば、先頭、末尾又は中間)のフレームを抽出した画像であってよい。そして、撮像装置10は、元の2つのサムネイル画像310B、310Cが表示されていた領域に、細分化したサブ区間に対応する複数のサムネイル画像330を、より小さいサイズで時系列順に表示する。
図17は、サムネイル画像310B、310Cに対応する区間を4分割したサブ区間を設定し、その4個のサブ区間に対応する4枚のサムネイル画像330A〜Dを時系列順に並べて表示した例である。同様に、図18は、サムネイル画像310B、310Cに対応する区間を8分割したサブ区間を設定し、8枚のサムネイル画像330A〜Hを時系列順に並べて表示した例である。また、図19は、サムネイル画像310B、310Cに対応する区間を24分割したサブ区間を設定し、24枚のサムネイル画像330A〜Xを3段に時系列順に並べて表示した例である。左上のサムネイル画像330Aが、24分割したサブ区間のうちの先頭のサブ区間のサムネイル画像であり、右下のサムネイル画像330Xが末尾のサブ区間のサムネイル画像である。1段ではサムネイル画像330のサイズが小さくなりすぎる場合には、図19に示すように、複数段で多数のサムネイル画像330を表示してもよい。
以上のように、図16の録画確認画面300内の2つのサムネイル画像310B、310Cに対してピンチアウト操作することで、図17に示す4分割されたサムネイル画像330A〜330Dが表示される。また、図17の録画確認画面300の2つのサムネイル画像330A、330Dに対してピンチアウト操作することで、図18に示す8分割されたサムネイル画像330A〜330Hが表示される。さらに、図18の録画確認画面300の2つのサムネイル画像330A、330Hに対してピンチアウト操作することで、図19に示す24分割されたサムネイル画像330A〜330Xが表示される。
このようにして、撮像装置10は、ユーザによるピンチアウト操作に応じて、より細分化したサムネイル画像330を録画確認画面300内に順次表示する。これにより、ユーザは、録画確認画面300内でより詳細に見たい区間のサムネイル画像310に対してピンチアウト操作をおこなうことで、当該区間を細分化したより多くのサムネイル画像330を見ることができる。よって、ユーザは、録画終了直後に表示される録画確認画面300により、画面をなぞるという簡単な操作で、録画された動画像の内容を詳細に確認することができる。
さらに、図16〜図19で説明した細分化されたサムネイル画像330と、上述した機能アイコン320とを組み合わせることで、より細かい区間の動画像に対して、削除、再生、レーティング等の所定機能を実行できる。従って、録画確認画面300を用いた編集作業の精度を向上することができる。例えば、ユーザは、細分化されたサムネイル画像330を指定してサブ区間の動画像を再生し、その内容を確認した後に、当該サブ区間のサムネイル画像330を、削除アイコン320Cにドラッグアンドドロップするこことで、当該サブ区間の動画像を削除することができる。
また、ユーザは、上記のピンチアウト操作とは逆に、ピンチイン(pinch−in)操作を行ってもよい。このピンチイン操作では、ユーザは、2本の指で2つのサムネイル画像330をタップしたまま、双方のサムネイル画像330を引き寄せるような軌跡で指を移動させる。かかるピンチイン操作がタッチパネル40により検出されると、撮像装置10は、録画確認画面300内で細分化されたサムネイル画像330(図17〜図19)を、元の粗い区間のサムネイル画像310(図16)に戻す。これにより、録画確認画面300において、録画された動画像のサムネイル画像310を自由な縮尺で表示させることができる。
<まとめ>
以上、本発明の好適な実施形態に係る撮像装置10と、録画確認画面の表示方法について詳細に説明した。本実施形態では、撮像装置10による動画像の録画終了直後に、録画された動画像のオートレビュー機能と、当該動画像に対して所定機能を実行するための画像操作機能とを合わせ持った録画確認画面300を表示する。
これにより、動画像を録画した直後のユーザの記憶が鮮明なうちに、当該の動画像の全体構成をユーザに対して分かりやすく提示できる。よって、ユーザは、動画像の内容を容易かつ適切に把握でき、その動画像の内容や編集の要否などを容易に判断できる。また、ユーザが録画期間中にインデックスを付加した時点のサムネイル画像310も表示されるので、ユーザは、盛り上がったシーン等の録画内容をより適切に把握できる。
また、動画像を録画した直後のユーザの記憶が鮮明なうちに、ユーザは、録画確認画面300上での簡単な操作で、当該動画像の一部又は全部に対する所定機能(削除、再生、レーティング)を行うことができる。従って、従来よりも効率的に動画像を取り扱うことが可能である。特に、録画された動画像の不要な部分を削除する編集作業を、録画直後にタッチパネル40に対する簡単な操作で実現できるので、編集作業を大幅に効率化できる。
また、録画終了直後に、録画された動画像の録画確認画面300に加えて地図画面400も表示することにより、同一イベントに関して現在及び過去に録画された複数の動画像を地図上で一覧表示することができる。これにより、ユーザは、現在録画した動画像の撮像位置が、地図上のどこに位置しているかを確認できるとともに、同一イベントに関してこれまでに録画した動画像の撮像位置の軌跡や、現在までにどの位の動画像を録画したかを地図で確認することも可能となる。これにより、各動画像の撮像場所、移動軌跡をユーザに印象づけることができるので、ユーザの記憶がより鮮明になり、また、ユーザ所望の場所での撮り忘れも防止できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。