JP2012249062A - 温度補償回路付き衛星通信用受信機モデム - Google Patents
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Abstract
【課題】温度によるオフセット電圧のずれを抑える機能を備えるマルチキャスト受信機を提供する。
【解決手段】衛星通信信号受信専用機であるマルチキャスト受信機において、温度によるオフセット電圧のずれを、オフセット調節回路にサーミスタを組み込むことで、直接抑える機能を備えている。オフセット電圧の変化幅とおよそ合致するよう、サーミスタ定数Bの異なる二種類のサーミスタを使用し、それらのサーミスタの温度変化率の差を利用することで実現する。
【選択図】図4
【解決手段】衛星通信信号受信専用機であるマルチキャスト受信機において、温度によるオフセット電圧のずれを、オフセット調節回路にサーミスタを組み込むことで、直接抑える機能を備えている。オフセット電圧の変化幅とおよそ合致するよう、サーミスタ定数Bの異なる二種類のサーミスタを使用し、それらのサーミスタの温度変化率の差を利用することで実現する。
【選択図】図4
Description
本発明は衛星通信信号受信専用機であるマルチキャスト受信機に利用する。
従来は、マルチキャスト受信機では温度によるベースバンド信号の電圧の変化があっても、温度補償は行わず、受信信号の振幅をなるべく大きくアンプすることで、オフセット電圧の変化により増加するエラーを、低減するようにしていた。
図3は前記アンプによるエラー低減の様子を示したものである。図3Aはオフセット電圧が変化していない状態であり、信号が重畳している領域を除いて正常にhighとlowが識別されている。しかるに同じ振幅でオフセット電圧がずれた図3Bに示す状況下においては、highであるべき箇所がlowの領域にあり、エラーが増加している。
従来はこのような問題が生じた際にエラーを低減するために、図3Cに示すように、振幅を大きくすることによって相対的にエラーを減少させる手段がとられてきた。
前記オフセット電圧の変化による影響に関して、特に衛星通信において前記のように振幅を操作する解決手段については特許文献1などに示されている。
これまでマルチキャスト受信機では、オフセット電圧の変化があってもAD変換が可能なように、受信信号をアンプにより増大させベースバンド信号の振幅を増幅させることで、間接的にオフセット電圧の変化の影響を低減するようにしていた。
しかるに、振幅を過大に増大させると、隣接チャンネルの信号が混入した場合に受信機感度を超えてしまうためビットエラーが発生してしまい、振幅の増大による調整には限界があった。よって、別の手段によってオフセット電圧の温度変化を補償する必要があった。
前記課題を解決するために本発明は、次のような手段を実施する。つまり、
衛星通信信号受信専用機であるマルチキャスト受信機において、オフセット電圧の調節に用いていた抵抗器に替えてサーミスタを使用することを特徴とするマルチキャスト受信機である。
衛星通信信号受信専用機であるマルチキャスト受信機において、オフセット電圧の調節に用いていた抵抗器に替えてサーミスタを使用することを特徴とするマルチキャスト受信機である。
また、本発明は、オフセット電圧の変化幅とおよそ合致するサーミスタ定数Bを持つ二つの異なるサーミスタであり、当該温度変化率の差によりオフセット電圧のずれを抑えることを特徴とするマルチキャスト受信機である。
本発明によれば、ベースバンド信号に対し、直接温度補償を行うことができる。つまり、従来のオフセット電圧回路に使用していた抵抗の代わりにサーミスタを組み込むことが発明の主旨であるため、少ない変更点で温度補償を行うことができる。さらに、二つのサーミスタ定数Bの値をそれぞれ適切に選ぶことで、様々なオフセット電圧の温度変化幅に対応できる。
本発明の好適な実施の形態について、図を参照して説明する。前記のように図3はオフセット電圧が変動した場合の影響を示した図であり、図3Bのようにオフセット電圧が変動した場合には図3Cのように信号の振幅を増大させることによって影響を減少させることができ、従来はこの方法によって課題を解決していた。
本発明では図2に示すように、ベースバンド信号のオフセット電圧調整回路において、抵抗器の替わりにサーミスタを用いることに特徴がある。つまり、図4に示すように、サーミスタの温度変化量はオフセット電圧の温度変化に対して非常に大きいため、異なるサーミスタ定数Bを持つサーミスタ二つを使用し、サーミスタの温度変化率の差異を利用するのである。本発明においては、サーミスタ定数Bの値をそれぞれ適切に選ぶことで、オフセット電圧の温度特性を調節することができる。
図4において、前記抵抗器は401と403である。つまり、抵抗器401と403によってアンプの一方の端子にかかる電圧、つまりオフセット電圧を変化させている。本発明では当該抵抗器の替わりにサーミスタ405と407を用いることによって、オフセット電圧を調整出来、しかもサーミスタの特徴によれば、温度によるオフセット電圧のずれを直接改善することが可能になる。
ここで、サーミスタ405と407の温度変化率が同じである場合は、アンプの一方の端子にかかる電圧は常に一定になってしまうから、当該405と407は温度変化率が異なるものを使用する。それぞれの温度変化率は、オフセット電圧が温度によってどう変化していくかを事前に測定して決めておく。
401,403…抵抗器、
405,407…サーミスタ。
405,407…サーミスタ。
Claims (2)
- 衛星通信信号受信専用機であるマルチキャスト受信機において、オフセット電圧の調節に用いていた抵抗器に替えてサーミスタを使用することを特徴とするマルチキャスト受信機。
- 請求項1に記載のサーミスタは、オフセット電圧の変化幅とおよそ合致するサーミスタ定数Bを持つ二つの異なるサーミスタであり、当該温度変化率の差によりオフセット電圧のずれを抑えることを特徴とするマルチキャスト受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011118996A JP2012249062A (ja) | 2011-05-27 | 2011-05-27 | 温度補償回路付き衛星通信用受信機モデム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011118996A JP2012249062A (ja) | 2011-05-27 | 2011-05-27 | 温度補償回路付き衛星通信用受信機モデム |
Publications (1)
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JP2012249062A true JP2012249062A (ja) | 2012-12-13 |
Family
ID=47469101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011118996A Pending JP2012249062A (ja) | 2011-05-27 | 2011-05-27 | 温度補償回路付き衛星通信用受信機モデム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2012249062A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013222953A1 (de) | 2012-11-13 | 2014-05-15 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Hydraulische Antriebsvorrichtung für eine Arbeitsmaschine |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08288745A (ja) * | 1995-04-18 | 1996-11-01 | Mitsubishi Electric Corp | 検波器 |
JPH08307160A (ja) * | 1995-05-02 | 1996-11-22 | Kokusai Electric Co Ltd | 温度補償回路 |
JP2001144548A (ja) * | 1999-11-11 | 2001-05-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 温度補償回路およびこの温度補償回路を用いた増幅回路、受信装置、送信装置ならびに無線通信装置 |
-
2011
- 2011-05-27 JP JP2011118996A patent/JP2012249062A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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