JP2012248934A - 色変換情報生成装置、画像処理装置、画像処理システム、及びプログラム - Google Patents

色変換情報生成装置、画像処理装置、画像処理システム、及びプログラム Download PDF

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Tomoyuki Mitsuhashi
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Abstract

【課題】色変換の精度に与える影響を小さくしつつ、色変換に用いる色変換情報の生成効率を向上させる。
【解決手段】画像読取部60において、パッチデータ出力部62が、カラーパッチを印刷するためにパッチデータを出力する。カラーパッチを読み取ると、dRGB値登録部63が、この読み取りで得られたデバイスRGB値をパッチデータに登録し、パッチデータ削除部64が、デバイスRGB色空間の各格子空間に含まれるデバイスRGB値の数が予め定めた数以下になるようにパッチデータを削減する。削減後のパッチデータに対応するカラーパッチを測色して得られたLab値が入力されると、Lab値登録部66が、このLab値をパッチデータに登録し、色予測モデル生成部67が、デバイスRGB値とLab値との対のデータ群に基づいて、デバイスRGB値をLab値に変換するための色予測モデルを生成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、色変換情報生成装置、画像処理装置、画像処理システム、プログラムに関する。
変換装置を構築する際の学習データ数の減少や測色作業の軽減化により、計算負荷の軽減を図る技術は知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の技術では、C、M、Y各色の出力値が所定の組み合わせの分光反射率cmy−Lab値の27組を学習データとする、簡易逆プリンタシミュレータを構築する。CMY等のフル出力により、Lab色空間上でのガマット概型を確認し、ガマット全体を含む領域で、均等間隔に学習データを設定する。構築した簡易逆プリンタシミュレータを使用し、学習データLabに対するcmyを算出する。このcmyに対するデジタル信号C、M、Yをあらかじめ用意したγテーブルで求め、実際に学習データのパッチを出力し、cmy、Lab値を測色する。このcmy−Labの組を学習データとし、このデータによりニューラルネットワークに学習をさせて、正式な逆プリンタシミュレータを構築する。
特開平9−186906号公報
本発明の目的は、色変換の精度に与える影響を小さくしつつ、色変換に用いる色変換情報の生成効率を向上させることにある。
請求項1に記載の発明は、複数の色見本を画像読取装置で読み取ることによって得られた当該画像読取装置に依存する装置依存色空間における複数の色データを取得する読取データ取得手段と、前記装置依存色空間を分割して得られる複数の部分空間のそれぞれに含まれる色データの数が予め定められた基準数以下になるように、当該装置依存色空間における複数の色データから少なくとも1つの色データを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データの元となる色見本を測色して得られた色データであって、装置に依存しない装置非依存色空間における少なくとも1つの色データを取得する測色データ取得手段と、前記選択手段により選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データと、前記測色データ取得手段により取得された前記装置非依存色空間における少なくとも1つの色データとの対応を用いて、前記画像読取装置で画像を読み取ることによって得られた前記装置依存色空間における色データを前記装置非依存色空間における色データに変換するための色変換情報を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする色変換情報生成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記予め定められた基準数は、前記複数の部分空間のそれぞれに対して予め定められた数であることを特徴とする請求項1に記載の色変換情報生成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記選択手段は、前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データの数が予め定められた目標数を超えている場合に、前記複数の部分空間のそれぞれに含まれる色データの数が前記基準数よりも小さい新たな基準数以下になるように、当該装置依存色空間における少なくとも1つの色データから、当該少なくとも1つの色データの数よりも少ない数の色データを選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の色変換情報生成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記選択手段は、前記装置依存色空間における複数の色データから、前記複数の色見本が印刷された媒体上の前記画像読取装置の特性に応じて予め定められた領域以外の領域にある色見本を前記画像読取装置で読み取ることによって得られた色データを含む少なくとも1つの色データを選択することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の色変換情報生成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記予め定められた領域は、前記複数の色見本が印刷された媒体の4つの辺にそれぞれ接する4つの端部の領域であることを特徴とする請求項4に記載の色変換情報生成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記予め定められた領域は、前記複数の色見本が印刷された媒体の4つの辺のうち、前記画像読取装置による画像読み取りの副走査方向の上流側にある1つの辺に接する端部の領域であることを特徴とする請求項4に記載の色変換情報生成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記選択手段は、前記装置依存色空間における複数の色データから、前記複数の色見本が印刷された媒体上の中央部の予め定められた点からの距離に応じて決められた色見本を前記画像読取装置で読み取ることによって得られた色データを含む少なくとも1つの色データを選択することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の色変換情報生成装置である。
請求項8に記載の発明は、色見本データに基づいて色見本を媒体に印刷する印刷手段と、複数の色見本データに基づいて前記印刷手段により媒体に印刷された複数の色見本を読み取る読取手段と、前記読取手段により前記複数の色見本を読み取ることによって得られた当該読取手段に依存する装置依存色空間における複数の色データを取得する読取データ取得手段と、前記装置依存色空間を分割して得られる複数の部分空間のそれぞれに含まれる色データの数が予め定められた基準数以下になるように、当該装置依存色空間における複数の色データから少なくとも1つの色データを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データに対応する色見本データに基づいて前記印刷手段により媒体に印刷された色見本を測色して得られた色データであって、装置に依存しない装置非依存色空間における少なくとも1つの色データを取得する測色データ取得手段と、前記選択手段により選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データと、前記測色データ取得手段により取得された前記装置非依存色空間における少なくとも1つの色データとの対応を用いて、前記読取手段により画像を読み取ることによって得られた前記装置依存色空間における色データを前記装置非依存色空間における色データに変換するための色変換情報を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置である。
請求項9に記載の発明は、電子文書の印刷を指示する印刷指示情報を送信する情報送信装置と、前記情報送信装置により送信された前記印刷指示情報に基づいて第1の文書画像を第1の媒体に形成する第1の画像形成装置と、前記第1の画像形成装置により前記第1の媒体に形成された前記第1の文書画像を読み取る第1の画像読取装置と、前記第1の画像読取装置に依存する第1の装置依存色空間における色データを装置に依存しない装置非依存色空間における色データに変換するための第1の色変換情報を生成する第1の情報生成装置と、前記情報送信装置により送信された前記印刷指示情報に基づいて第2の文書画像を第2の媒体に形成する第2の画像形成装置と、前記第2の画像形成装置により前記第2の媒体に形成された前記第2の文書画像を読み取る第2の画像読取装置と、前記第2の画像読取装置に依存する第2の装置依存色空間における色データを前記装置非依存色空間における色データに変換するための第2の色変換情報を生成する第2の情報生成装置と、前記第1の画像読取装置により前記第1の文書画像を読み取ることによって得られた前記第1の装置依存色空間における色データを前記第1の色変換情報を用いて変換することで得られた前記装置非依存色空間における色データと、前記第2の画像読取装置により前記第2の文書画像を読み取ることによって得られた前記第2の装置依存色空間における色データを前記第2の色変換情報を用いて変換することで得られた前記装置非依存色空間における色データとに基づいて、前記第1の画像形成装置で形成される画像の色再現特性と、前記第2の画像形成装置で形成される画像の色再現特性とを近付けるための情報を生成する第3の情報生成装置とを備え、前記第1の情報生成装置は、複数の色見本を前記第1の画像読取装置で読み取ることによって得られた前記第1の装置依存色空間における複数の色データを取得する読取データ取得手段と、前記第1の装置依存色空間を分割して得られる複数の部分空間のそれぞれに含まれる色データの数が予め定められた基準数以下になるように、当該第1の装置依存色空間における複数の色データから少なくとも1つの色データを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記第1の装置依存色空間における少なくとも1つの色データの元となる色見本を測色して得られた前記装置非依存色空間における少なくとも1つの色データを取得する測色データ取得手段と、前記選択手段により選択された前記第1の装置依存色空間における少なくとも1つの色データと、前記測色データ取得手段により取得された前記装置非依存色空間における少なくとも1つの色データとの対応を用いて、前記第1の色変換情報を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする画像処理システムである。
請求項10に記載の発明は、コンピュータに、複数の色見本を画像読取装置で読み取ることによって得られた当該画像読取装置に依存する装置依存色空間における複数の色データを取得する機能と、前記装置依存色空間を分割して得られる複数の部分空間のそれぞれに含まれる色データの数が予め定められた基準数以下になるように、当該装置依存色空間における複数の色データから少なくとも1つの色データを選択する機能と、選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データの元となる色見本を測色して得られた色データであって、装置に依存しない装置非依存色空間における少なくとも1つの色データを取得する機能と、選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データと、取得された前記装置非依存色空間における少なくとも1つの色データとの対応を用いて、前記画像読取装置で画像を読み取ることによって得られた前記装置依存色空間における色データを前記装置非依存色空間における色データに変換するための色変換情報を生成する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、色変換の精度に与える影響を小さくしつつ、色変換に用いる色変換情報の生成効率を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、色変換の精度に与える影響をより一層小さくしつつ、色変換に用いる色変換情報の生成効率を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、色変換の精度に与える影響を小さくしつつ、色変換に用いる色変換情報の生成効率を目標に向けて向上させることができる。
請求項4の発明によれば、色変換情報を生成するために用いる色データを、画像読取装置の特性を考慮して選択することができる。
請求項5の発明によれば、色変換情報を生成するために用いる色データを、読み取り精度の高いものから選択することができる。
請求項6の発明によれば、色変換情報を生成するために用いる色データを、読み取り精度の高いものから選択することができる。
請求項7の発明によれば、色変換情報を生成するために用いる色データを、読み取り精度を考慮して選択することができる。
請求項8の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、色変換の精度に与える影響を小さくしつつ、色変換に用いる色変換情報の生成効率を向上させることができる。
請求項9の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、色変換の精度に与える影響を小さくしつつ、色変換に用いる色変換情報の生成効率を向上させることができる。
請求項10の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、色変換の精度に与える影響を小さくしつつ、色変換に用いる色変換情報の生成効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態における画像ハンドリングシステムの全体構成を示した図である。 本発明の実施の形態の画像ハンドリングシステムにおける各装置の機能構成例を示した図である。 本発明の実施の形態の画像ハンドリングシステムにおける画像ハンドリングユーティリティの動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態の画像ハンドリングシステムにおける画像読取部の機能構成例を示した図である。 本発明の実施の形態の画像ハンドリングシステムにおける画像読取部の動作例を示したフローチャートである。 第1の削減処理例及び第2の削減処理例におけるパッチデータの削減の例を示した図である。 第3の削減処理例で考慮する用紙上の位置による読み取り精度の違いについて説明するための図である。 第3の削減処理例で用いるパッチデータの一例を示した図である。 第3の削減処理例を採用したときのパッチデータ削除部の動作例を示したフローチャートである。 第4の削減処理例を採用したときのパッチデータ削除部の動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における画像ハンドリングシステムで生成される画質ターゲット情報の例を示した図である。 本発明の実施の形態の画像ハンドリングシステムにおける画像ハンドリング部の動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における画像ハンドリングシステムで送信される画質指示の例を示した図である。 本発明の実施の形態における画像ハンドリングシステムで送信される描画コマンドの例を示した図である。 本発明の実施の形態の画像ハンドリングシステムにおける端末装置のハードウェア構成図である。 本発明の実施の形態の画像ハンドリングシステムにおける画像処理装置の構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像ハンドリングシステムの構成例を示したものである。
図示するように、この画像ハンドリングシステムは、端末装置10と、ターゲット画像処理装置(以下、「ターゲット装置」という)30aと、ハンドリング画像処理装置(以下、「ハンドリング装置」という)30bとがネットワーク80を介して接続されることにより、構成されている。
端末装置10は、ターゲット装置30a及びハンドリング装置30bに対して印刷を指示するデータ(以下、「印刷指示データ」という)を送信するコンピュータ装置である。ここで、端末装置10としては、例えばPC(Personal Computer)を用いればよく、この場合、PCは、クライアントPCとして動作するものであってもサーバPCとして動作するものであってもよい。本実施の形態では、情報送信装置、第3の情報生成装置の一例として、端末装置10を設けている。
ターゲット装置30aは、紙等の媒体から画像を読み取る画像読取機能、紙等の媒体に画像を形成する画像形成機能等を有し、出力される画像の画質特性に関して他の画像処理装置の目標となる画像処理装置である。ここで、画質特性とは、画質に関する項目(以下、「画質項目」という)ごとの特性を意味している。例えば、画質項目として色を考えると、画質特性は、各CMYK信号に基づいて再現される色のLab空間での値等であり、画質項目として線を考えると、画質特性は、各ポイント値に基づいて再現される線幅のマイクロメートル値等である。
ハンドリング装置30bは、紙等の媒体から画像を読み取る画像読取機能、紙等の媒体に画像を形成する画像形成機能等を有し、出力される画像の画質特性をターゲット装置30aの画質特性に近付くように変化させる対象となる画像処理装置である。
ネットワーク80は、端末装置10とターゲット装置30a及びハンドリング装置30bとが情報通信を行う際に用いられる通信回線網である。ここで、ネットワーク80としては、LAN(Local Area Network)やインターネットを用いるとよい。
次に、図1の画像ハンドリングシステムにおける各装置の機能構成について説明する。
図2は、画像ハンドリングシステムにおける各装置の機能構成例を示したブロック図である。
まず、端末装置10の機能構成について説明する。
図示するように、端末装置10では、アプリケーションプログラム(以下、「アプリケーション」という)18と、プリンタドライバ19と、画像ハンドリングユーティリティ20とが動作する。
このうち、アプリケーション18は、ユーザの操作に応じて、原稿データを作成したり、作成済の原稿データを取り込んだりするプログラムである。
プリンタドライバ19は、アプリケーション18から原稿データに基づく印刷の要求があると、ターゲット装置30a及びハンドリング装置30bに原稿の印刷を指示する印刷指示データを送信するプログラムである。ここで、印刷指示データとは、例えばPDL(Page Description Language)で記述されたPDLデータである。また、印刷指示データには、解像度、階調情報、スクリーン等の画質に関する指示である画質指示と、文字、図形、イメージ等の描画命令である描画コマンドとが含まれる。本実施の形態では、電子文書の一例として、原稿データを用いており、電子文書の印刷を指示する印刷指示情報の一例として、印刷指示データを用いている。
画像ハンドリングユーティリティ20は、ハンドリング装置30bで出力される画像の画質特性をターゲット装置30aで出力される画像の画質特性に近付けるための情報を生成する処理(以下、「ターゲットマッチング処理」という)を行うユーティリティプログラムである。尚、本実施の形態では、画像ハンドリングユーティリティ20を、端末装置10で実現されるものとして説明するが、例えば、ハンドリング装置30bで実現されるものであってもよいし、独立した装置で実現されるものであってもよい。また、本実施の形態では、ターゲット装置30aの画質特性を基準としてハンドリング装置30bの画質特性をこれに近付ける例を述べるが、ターゲット装置30aの画質特性とハンドリング装置30bの画質特性の中間の画質特性を採用することにより、これらの画質特性を近付けるようにしてもよい。
そして、端末装置10は、この画像ハンドリングユーティリティ20の機能として、画質項目抽出部21と、抽象化原稿生成部22と、描画オブジェクト記憶部23と、出力指示部24と、読取画像受付部25と、画質特性比較部26と、画質ターゲット情報生成部28とを備える。
画質項目抽出部21は、プリンタドライバ19から原稿の印刷を指示する印刷指示データを受け取り、この印刷指示データから画質項目を抽出する。
抽象化原稿生成部22は、画質項目抽出部21が抽出した画質項目に基づいて、抽象化した原稿データ(以下、「抽象化原稿データ」という)を生成する。具体的には、画質項目抽出部21が抽出した画質項目に関するターゲットマッチング処理が行い易いように、その画質項目に着目した抽象化原稿データを生成する。
描画オブジェクト記憶部23は、抽象化原稿データを生成するために必要な描画オブジェクトを描画コマンドの形式で記憶したデータベースである。
出力指示部24は、抽象化原稿データをプリンタドライバ19に受け渡すことにより、プリンタドライバ19に対して、抽象化原稿の印刷を指示する印刷指示データの出力指示を行う。
読取画像受付部25は、後述するように、プリンタドライバ19からの印刷指示データに基づいて出力された抽象化原稿をターゲット装置30aの画像読取部60a及びハンドリング装置30bの画像読取部60bで読み取ることで得られた読取画像を、ネットワーク80を通じて受け付ける。
画質特性比較部26は、画質項目抽出部21が抽出した画質項目ごとに、読取画像受付部25がターゲット装置30aから受け付けた読取画像と、読取画像受付部25がハンドリング装置30bから受け付けた読取画像とを比較する。
画質ターゲット情報生成部28は、画質特性比較部26による読取画像の比較結果に基づいて、ハンドリング装置30bで出力される画像の画質特性をターゲット装置30aで出力される画像の画質特性に近付けるための情報(以下、「画質ターゲット情報」という)を生成する。
次に、ターゲット装置30aの機能構成について説明する。
図示するように、ターゲット装置30aは、画像処理部40aと、画像形成部50aと、画像読取部60aとを含んでいる。
このうち、画像処理部40aは、プリンタドライバ19からネットワーク80を通じて送信された印刷指示データに基づいて、画像処理を行い、画像データを出力する。
画像形成部50aは、画像処理部40aが出力した画像データに基づいて紙等の媒体に画像を形成し、原稿(抽象化原稿を含む)を出力する。本実施の形態では、印刷手段、第1の画像形成装置の一例として、画像形成部50aを設けている。
画像読取部60aは、画像形成部50aが出力した抽象化原稿を読み取り、読取画像をネットワーク80を通じて読取画像受付部25に送信する。尚、この画像読取部60aは、画像形成部50aが出力した抽象化原稿を人手を介することなく読み取るインラインスキャナであってもよい。また、画像形成部50aとは別のスキャナ単体であってもよく、本実施の形態では2台の画像処理装置30の調整に関して記載しているが、例えば画像処理装置30が3台ある場合に、そのうち2台の画像処理装置30の画像形成部50の出力を1つのスキャナを用いて読み取ってもよい。本実施の形態では、画像読取装置、読取手段、第1の画像読取装置の一例として、画像読取部60aを設けている。
ここで、画像処理部40aについて更に詳しく説明すると、画像処理部40aは、入力情報通知部41aと、描画処理部42aと、色再現処理部43aと、中間調処理部44aとを備える。
入力情報通知部41aは、プリンタドライバ19からネットワーク80を通じて入力された印刷指示データを描画処理部42aに通知する。
描画処理部42aは、入力情報通知部41aから通知された印刷指示データに含まれる描画コマンドに基づいて画像データを描画する。
色再現処理部43aは、描画処理部42aにより描画された画像データに対して各種の色再現処理を施す。ここで、色再現処理としては、描画コマンドにおける特定の色空間の色信号をトナーの色を成分とする別の色空間の色信号に変換する処理、色信号を色再現範囲内の別の色信号へ変換する処理、色信号の階調を補正する処理等がある。
中間調処理部44aは、スクリーン処理等により擬似中間調の画像を生成する。
次いで、ハンドリング装置30bの機能構成について説明する。
図示するように、ハンドリング装置30bは、画像処理部40bと、画像形成部50bと、画像読取部60bと、画像ハンドリング部70とを含んでいる。
このうち、画像処理部40bは、プリンタドライバ19からネットワーク80を通じて送信された印刷指示データに基づいて、画像処理を行い、画像データを出力する。
画像形成部50bは、画像処理部40bが出力した画像データに基づいて紙等の媒体に画像を形成し、原稿(抽象化原稿を含む)を出力する。本実施の形態では、印刷手段、第2の画像形成装置の一例として、画像形成部50bを設けている。
画像読取部60bは、画像形成部50bが出力した抽象化原稿を読み取り、読取画像をネットワーク80を通じて読取画像受付部25に送信する。尚、この画像読取部60bは、画像形成部50bが出力した抽象化原稿を人手を介することなく読み取るインラインスキャナであってもよい。また、画像形成部50bとは別のスキャナ単体であってもよく、本実施の形態では2台の画像処理装置30の調整に関して記載しているが、例えば画像処理装置30が3台ある場合に、そのうち2台の画像処理装置30の画像形成部50の出力を1つのスキャナを用いて読み取ってもよい。本実施の形態では、画像読取装置、読取手段、第2の画像読取装置の一例として、画像読取部60bを設けている。
画像ハンドリング部70は、ターゲット装置30aで出力される画像の画質特性に近い画質特性で画像を出力するための処理(以下、「画像ハンドリング処理」という)を行う。
ここで、画像処理部40bについて更に詳しく説明すると、画像処理部40bは、入力情報通知部41bと、描画処理部42bと、色再現処理部43bと、中間調処理部44bとを備える。
入力情報通知部41bは、プリンタドライバ19からネットワーク80を通じて入力された印刷指示データを描画処理部42b及び画像ハンドリング部70に通知する。
描画処理部42bは、入力情報通知部41bから通知された印刷指示データに含まれる描画コマンドに基づいて画像データを描画する。その際、画像ハンドリング部70による決定に基づく描画処理を行う。
色再現処理部43bは、描画処理部42bにより描画された画像データに対して各種の色再現処理を施す。ここで、色再現処理としては、描画コマンドにおける特定の色空間の色信号をトナーの色を成分とする別の色空間の色信号に変換する処理、色信号を色再現範囲内の別の色信号へ変換する処理、色信号の階調を補正する処理等がある。その際、画像ハンドリング部70による決定に基づく色再現処理を行う。
中間調処理部44bは、スクリーン処理等により擬似中間調の画像を生成する。その際、画像ハンドリング部70による決定に基づく中間調処理を行う。
また、画像ハンドリング部70について更に詳しく説明すると、画像ハンドリング部70は、指示判定部71と、描画判定部72と、画像ハンドリングターゲット決定部73と、画質ターゲット情報記憶部74と、画像ハンドリングパラメータ記憶部75とを備える。
指示判定部71は、入力情報通知部41bから通知された印刷指示データに含まれる画質指示の内容を判定する。
描画判定部72は、入力情報通知部41bから通知された印刷指示データに含まれる描画コマンドの内容を判定する。
画像ハンドリングターゲット決定部73は、指示判定部71が内容を判定した画質指示と、画質ターゲット情報記憶部74に記憶された画質ターゲット情報とに基づいて、画像ハンドリング処理の目標となる画質特性を決定する。
画質ターゲット情報記憶部74は、画像ハンドリングユーティリティ20の画質ターゲット情報生成部28により生成された画質ターゲット情報を記憶する。
画像ハンドリングパラメータ記憶部75は、画像ハンドリングターゲット決定部73により決定された画質特性で画像を出力する画像ハンドリング処理で用いられる画像ハンドリングパラメータを記憶する。
次に、本実施の形態における画像ハンドリングシステムの動作について説明する。
まず、画像ハンドリングシステムにおけるターゲットマッチング処理時の動作について説明する。
図3は、このときの画像ハンドリングユーティリティ20の動作例を示したフローチャートである。
ユーザは、アプリケーション18上で、画質特性を合わせたい原稿データと、画質特性を合わせる目標となるターゲット装置30aと、画質特性をその目標に合わせる対象であるハンドリング装置30bとを指定する。これにより、プリンタドライバ19が原稿データに基づく印刷を指示する印刷指示データを生成すると、画像ハンドリングユーティリティ20の動作が開始する。
画像ハンドリングユーティリティ20では、まず、画質項目抽出部21が、指定された原稿データに基づく印刷を指示する印刷指示データをプリンタドライバ19から取得する(ステップ201)。そして、その印刷指示データから画質項目を抽出する(ステップ202)。具体的には、印刷指示データにおける描画コマンドから、文字、イメージ、図形等の画質項目を抽出する。例えば、原稿データが名刺である場合、名前部分を文字として、顔写真部分をイメージとして、コーポレートロゴ部分を図形として抽出する。
次に、抽象化原稿生成部22が、ステップ202で画質項目抽出部21が抽出した画質項目を重視しつつ原稿データを抽象化した抽象化原稿データを生成する(ステップ203)。尚、このとき、抽象化原稿データは、描画オブジェクト記憶部23に記憶された描画オブジェクトを用いて生成される。
そして、出力指示部24が、ステップ203で抽象化原稿生成部22が生成した抽象化原稿データをプリンタドライバ19に渡すことにより、ターゲット装置30a及びハンドリング装置30bでの抽象化原稿の出力を指示する(ステップ204)。すると、プリンタドライバ19は、抽象化原稿データに基づく印刷を指示する印刷指示データをターゲット装置30a及びハンドリング装置30bに出力し、これにより、ターゲット装置30aは画像形成部50aで、ハンドリング装置30bは画像形成部50bで、それぞれ抽象化原稿を出力することになる。
その後、画像形成部50aで出力された抽象化原稿は画像読取部60aで、画像形成部50bで出力された抽象化原稿は画像読取部60bでそれぞれ読み取られ、読取画像がネットワーク80を通じて画像ハンドリングユーティリティ20に渡される。
すると、画像ハンドリングユーティリティ20では、まず、読取画像受付部25がこれらの読取画像を受け付ける(ステップ205)。
次に、画質特性比較部26が、読取画像受付部25から読取画像を受け取り、これらの読取画像に基づいて、ターゲット装置30aの画質特性とハンドリング装置30bの画質特性とを比較する。具体的には、画質項目抽出部21が抽出した画質項目に対して、読取画像受付部25が受け付けたターゲット装置30aでの読取画像から得られる画質特性と、読取画像受付部25が受け付けたハンドリング装置30bでの読取画像から得られる画質特性との対応付けを行う(ステップ206)。
そして、画質特性比較部26は、全ての画質項目について対応付けが終了したかどうかを判定する(ステップ207)。
その結果、全ての画質項目について対応付けが終了していないと判定すれば、画質特性比較部26は、ステップ206に戻り、画質項目に対して、ターゲット装置30aでの読取画像から得られる画質特性と、ハンドリング装置30bでの読取画像から得られる画質特性との対応付けを繰り返す。
一方、全ての画質項目について対応付けが終了したと判定すれば、画質特性比較部26は、対応付けの結果を画質ターゲット情報生成部28に渡し、画質ターゲット情報生成部28が、画質ターゲット情報を生成してファイルに保存する(ステップ208)。そして、画質ターゲット情報をネットワーク80を通じてハンドリング装置30bの画像ハンドリング部70に送信する(ステップ209)。これにより、画像ハンドリング部70では、画質ターゲット情報が画質ターゲット情報記憶部74に記憶される。
このように、画像ハンドリングシステムは、ターゲット装置30aで出力される画像の画質特性と同等の画質特性をハンドリング装置30bで再現することを目的としている。
ここで、画質特性のうち色再現特性を合わせるためには、何らかの測色手段が必要となる。測色には所謂測色器を用いることが一般的であるが、測色器は高価であるため、この画像ハンドリングシステムでは、画像読取部60a,60bを用いて測色を行う。
即ち、複数のカラーパッチを含むカラーチャートを画像読取部60aで読み取って得られた各カラーパッチのデバイスRGB値(以下、「dRGB値」という)と、各カラーパッチを測色器等で測色して得られたLab値との対のデータ群を用いて、画像読取部60aに対するdRGB値からLab値への色予測モデル(スキャナプロファイル)を生成し、この色予測モデルを用いて、画像読取部60aで画像を読み取って得られたdRGB値をLab値に変換する。また、複数のカラーパッチを含むカラーチャートを画像読取部60bで読み取って得られた各カラーパッチのdRGB値と、各カラーパッチを測色器等で測色して得られたLab値との対のデータ群を用いて、画像読取部60bに対するdRGB値からLab値への色予測モデル(スキャナプロファイル)を生成し、この色予測モデルを用いて、画像読取部60bで画像を読み取って得られたdRGB値をLab値に変換する。
このとき、画像読取部60a,60bで読み取るカラーチャートとしては、それぞれ画像形成部50a,50bで出力される画像の色補正を行うためのカラーチャート(プリンタプロファイル作成用カラーチャート)を流用するとよい。画像読取部60a,60bで読み込む印刷物はそれぞれ同じマシンの画像形成部50a,50bで出力されたものなので、対象とする色域が一致するからである。
しかしながら、通常、プリンタプロファイル作成用カラーチャートには、CMYK4次色を含む非常に多数のカラーパッチが含まれている。一方、画像読取部60a,60bで読み取られた画像の色補正を行うために、このような多数のカラーパッチは必要とされない。多数のカラーパッチを用いると、画像読取部60a,60bで読み取られた画像の色変換に必要なデータを保持するために大容量のメモリが必要となり、色変換の計算負荷も高くなってしまうからである。
そこで、本実施の形態では、スキャナプロファイルを作成するためのdRGB値とLab値との対のデータ群を、予測精度を損なわない範囲で削減する。
次に、このようなdRGB値とLab値との対のデータ群の削減を行う色変換情報生成装置、第1の情報生成装置の一例としての画像読取部60a及び色変換情報生成装置、第2の情報生成装置の一例としての画像読取部60bについて説明する。尚、画像読取部60a,60bの構成は同じであるので、以下では、画像読取部60として説明する。また、同様に、画像処理部40a,40bは画像処理部40とし、画像形成部50a,50bは画像形成部50として説明する。
図4は、画像読取部60の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、画像読取部60は、パッチデータ記憶部61と、パッチデータ出力部62と、dRGB値登録部63と、パッチデータ削除部64と、設定情報記憶部65と、Lab値登録部66と、色予測モデル生成部67と、色予測モデル出力部68とを備えている。
パッチデータ記憶部61は、プリンタプロファイル作成用カラーチャートにおける複数のカラーパッチの印刷の元となるCMYK値を含むパッチデータを記憶する。また、このパッチデータにおいては、後述するように、プリンタプロファイル作成用カラーチャートを読み取ることで得られたdRGB値と、プリンタプロファイル作成用カラーチャートを測色器で測色することで得られたLab値とが登録されると共に、レコードが削除されると、そのレコードの削除フラグがONに設定される。本実施の形態では、複数の色見本の一例として、複数のカラーパッチを用いている。
パッチデータ出力部62は、プリンタプロファイル作成用カラーチャートの印刷が必要になると、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータを画像形成部50に出力する。このとき、パッチデータ出力部62は、パッチデータのうち、削除フラグがONに設定されていないもののみを画像形成部50に出力する。
dRGB値登録部63は、プリンタプロファイル作成用カラーチャートを読み取って得られたdRGB値を、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータに対して登録する。本実施の形態では、装置依存色空間における色データの一例として、dRGB値を用いており、装置依存色空間における複数の色データを取得する読取データ取得手段の一例として、dRGB値登録部63を設けている。
パッチデータ削除部64は、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータの一部のレコードの削除フラグをONに設定することにより、このレコードを削除する。以下では削除として説明するが、パッチデータの削除をよく広く捉えると、残すパッチデータの選択とも考えられる。このように考えると、パッチデータ削除部64は、少なくとも1つの色データを選択する選択手段の一例と言える。
設定情報記憶部65は、パッチデータ削除部64がパッチデータの一部のレコードを削除する際に参照する設定情報を記憶する。
Lab値登録部66は、プリンタプロファイル作成用カラーチャートを測色して得られたLab値を、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータに対して登録する。本実施の形態では、装置非依存色空間における色データの一例として、Lab値を用いており、装置非依存色空間における少なくとも1つの色データを取得する測色データ取得手段の一例として、Lab値登録部66を設けている。
色予測モデル生成部67は、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータにおけるdRGB値とLab値との対のデータ群に基づいて、dRGB値をLab値に変換するための色予測モデルを生成する。本実施の形態では、色変換情報を生成する生成手段の一例として、色予測モデル生成部67を設けている。
色予測モデル出力部68は、色予測モデル生成部67が生成した色予測モデルのデータを、ネットワーク80を通じて画像ハンドリングユーティリティ20の読取画像受付部25に出力する。
図5は、画像読取部60の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作に先立ち、パッチデータ記憶部61には、CMYK値を含むパッチデータが記憶されているが、パッチデータにdRGB値、Lab値、削除フラグ「ON」はまだ登録されていないものとする。
図示するように、画像読取部60では、ユーザがプリンタプロファイル作成用カラーチャートの印刷を指示すると、パッチデータ出力部62が、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータを画像形成部50に出力する(ステップ601)。これにより、画像形成部50は、プリンタプロファイル作成用カラーチャートを印刷する。
次に、ユーザがプリンタプロファイル作成用カラーチャートを画像読取部60で読み取ると、画像読取部60では、dRGB値登録部63が、この読み取りで得られたプリンタプロファイル作成用カラーチャートの各カラーパッチのdRGB値を、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータの各カラーパッチに対応するレコードに登録する(ステップ602)。
また、パッチデータ削除部64が、設定情報記憶部65に記憶された設定情報に基づいて、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータの一部のレコードを削除するパッチデータ削減処理を行う(ステップ603)。このパッチデータ削減処理については後述する。尚、このとき、パッチデータ出力部62が、パッチデータ削減処理で削除されずに残ったパッチデータを画像形成部50に出力し、画像形成部50が、残ったパッチデータに対応するカラーパッチのみを含むカラーチャートを印刷するようにしてもよい。
次いで、ユーザが、残ったパッチデータに対応するカラーパッチを測色し、測色で得られた各カラーパッチのLab値を画像読取部60に入力すると、画像読取部60では、Lab値登録部66が、入力された各カラーパッチのLab値を、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータの各カラーパッチに対応するレコードに登録する(ステップ604)。
その後、色予測モデル生成部67が、ステップ603で削除されずに残ったパッチデータにおけるdRGB値とLab値との対のデータ群に基づいて、dRGB値をLab値に変換するための色予測モデルを生成する(ステップ605)。尚、本実施の形態では、画像読取部60で読み取られた原稿の画像は読取画像受付部25に送られて、読取画像受付部25でdRGB値からLab値への変換が行われるので、色予測モデル出力部68が、色予測モデルのデータを読取画像受付部25に送るものとする。しかしながら、dRGB値からLab値への変換を読取画像受付部25ではなく画像読取部60で行うのであれば、色予測モデルのデータは、読取画像受付部25に送らず、画像読取部60で保持しておいてもよい。
次いで、ステップ603のパッチデータ削減処理について述べる。
本実施の形態では、このパッチデータ削減処理の例として、4つの態様を考える。以下、これらを、第1、第2、第3、第4の削減処理例として、詳細に説明する。
(第1の削減処理例)
第1の削減処理例では、デバイスRGB色空間(以下、「dRGB色空間」という)の8個の格子点を頂点とする立方体状の部分空間(以下、「格子空間」という)のそれぞれに含まれるdRGB値が予め定められた個数以下になるように、パッチデータを削減する。
図6(a),(b)は、このようなパッチデータの削減について具体的に示した図である。図では、横軸にB(ブルー)を、縦軸にR(レッド)をとり、G(グリーン)については省略している。後述する図6(c)についても同様である。
(a)は、削減前のdRGB値の分布の例である。この分布の例において、dRGB値の数は1300であり、精度(測色値であるLab値と色予測モデルに基づく計算値であるLab値との色差)は1.87である。
一方、(b)は、R軸、G軸、B軸をそれぞれ8分割する格子点を設け、これらの格子点のうち隣接する8個の格子点を頂点とする512個の格子空間のそれぞれに含まれるdRGB値の数が3個以下となるように、パッチデータを削減したときの分布の例である。この分布の例において、dRGB値の数は430であり、削減前の1/3になっているが、精度は1.94であり、削減前からの変動幅は0.1以下に留まっている。
尚、プリンタプロファイル作成用カラーチャートの各カラーパッチに対応するdRGB値がdRGB色空間上でどのように配置されるかは画像形成部50及び画像読取部60の特性によって変化するため、カラーパッチの数は多くて構わない。また、色予測モデル作成対象の個々の画像読取部60のdRGB色空間において、上記のような削減処理を行う。
(第2の削減処理例)
第2の削減処理例では、(0,0,0)を頂点に持つ格子空間及び(255,255,255)を頂点に持つ格子空間に含まれるdRGB値はそのままで、他の格子空間のそれぞれに含まれるdRGB値は予め定められた個数以下になるように、パッチデータを削減する。パッチデータを削減する場合、一般に、近くに多くのdRGB値が存在するdRGB値は削減しても予測精度に大きく影響を与えないが、近くに多くのdRGB値が存在しないdRGB値、例えばRGB=(0,0,0)を頂点とする格子空間又はRGB=(255,255,255)を頂点とする格子空間に含まれるdRGB値は削減し過ぎると、画像読取部60での読み取り又は測色器での測色の誤差の影響で予測精度が損なわれる可能性が高いからである。
図6(a),(c)は、このようなパッチデータの削減について具体的に示した図である。
(a)は、削減前のdRGB値の分布の例である。これについては第1の削減処理例で述べたので、説明を省略する。
一方、(c)は、R軸、G軸、B軸をそれぞれ8分割する格子点を設け、これらの格子点のうち隣接する8個の格子点を頂点とする512個の格子空間のうち、(0,0,0)を頂点に持つ格子空間及び(255,255,255)を頂点に持つ格子空間を除く510個の格子空間のそれぞれに含まれるdRGB値の数が2個以下となるように、パッチデータを削減したときの分布の例である。この分布の例において、dRGB値の数は430であり、削減前の1/3になっているが、精度は1.88であり、削減前からの変動幅は0.1以下に留まっている。
(第3の削減処理例)
第3の削減処理例では、格子空間のそれぞれに含まれるdRGB値が予め決められた個数以下になるように、パッチデータを削減するが、その際、スキャン座標に依存する画像読取部60の読み取り精度を考慮する。
所謂測色器では、測色対象のカラーパッチは用紙上のどこに存在していても、測色精度に影響はない。しかしながら、画像読取部60による読み取りでは、スキャン座標に依存してdRGB値の精度が異なるという傾向がある。つまり、画像読取部60によりスキャン領域のサイズは異なるが、大まかに、読み取り精度が高い領域と、どちらかというと読み取り精度が低い領域とが存在する。
図7は、スキャン座標に依存する画像読取部60の読み取り精度について示した図である。
図において、斜線ハッチングを施した領域は、画像読取部60の読み取り精度が低い領域であり、これらの領域をその中でも特に読み取り精度が低くなる虞がある順に並べると、領域501、領域502、領域503となる。ここで、領域501、502、503は、画像読取装置の特性に応じて予め定められた領域、媒体の4つの辺にそれぞれ接する4つの端部の領域の一例である。
領域501は、スキャンの際、ランプ点灯直後にスキャンキャリッジが加速する領域であり、領域502,503と比較して、最も精度が低く、かつ、その領域が広いという特徴を有する領域である。ここで、領域501は、媒体の4つの辺のうち、画像読取装置による画像読み取りの副走査方向の上流側にある1つの辺に接する端部の領域の一例である。
領域502,503は、スキャン領域の端部のため、光りの回り込み等の影響により読み取り精度が低下する領域である。
従って、削除候補のdRGB値が複数存在し、その何れかを選択して削除する必要がある場合には、領域501,502,503に印刷されたカラーパッチに対応するdRGB値を削除した方が、より高精度な学習データ(dRGB値とLab値との対データ)が得られ、色予測モデルの高精度化につながる。
また、領域501,502,503以外の領域(以下、「その他領域」という)においても、中心部に近い方がより精度が高いことは分かっているので、中心部により近い位置に印刷されたカラーパッチに対応するdRGB値を残すとよい。以下では、このようにその他領域において中心部により近い位置に印刷されたカラーパッチに対応するdRGB値を残すものとして説明するが、スキャン領域全体において中心部により近い位置に印刷されたカラーパッチに対応するdRGB値を残すようにしてもよい。ここで、中心部により近い位置に印刷されたカラーパッチは、中央部の予め定められた点からの距離に応じて決められた色見本の一例である。
具体例を用いて説明する。
例えば、ある格子空間内に含まれるdRGB値が5個で、内訳は、領域501上のカラーパッチに対応するdRGB値が1個、領域502上のカラーパッチに対応するdRGB値が1個、その他領域上のカラーパッチに対応するdRGB値が3個であるとする。このとき、削除するdRGB値が3個であるとすると、まず、領域501,502上のカラーパッチに対応する2つのdRGB値を削除し、その他領域上のカラーパッチに対応する3個のdRGB値から1個のdRGB値を選択して削除する。この場合、3個のdRGB値から1個のdRGB値を選択する方法としては、その他領域の中心部に近いdRGB値ほど残す方法、つまり、その他領域の中心部から最も遠いdRGB値を選択する方法を採用するとよい。
次に、第3の削減処理例を採用した場合のパッチデータ削除部64の動作を説明する。
ここで、まず、パッチデータ削除部64の動作の前提として、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータについて説明する。
図8は、このようなパッチデータの具体例を示した図である。
パッチデータは、パッチ番号と、ページ番号と、位置情報と、CMYK値と、dRGB値と、Lab値と、削除フラグとを含む。
パッチ番号は、図において「No.」と表記した項目であり、個々のカラーパッチを識別するための通し番号である。
ページ番号は、図において「頁」と表記した項目であり、個々のカラーチャートを識別するための通し番号である。プリンタプロファイル作成用カラーチャートは約1300個のカラーパッチを含んでおり、これらのカラーパッチは複数のカラーチャートに印刷されることになるので、ページ番号でこれら複数のカラーチャートを区別できるようにしている。
位置情報は、図において「位置」と表記した項目であり、カラーチャート上のカラーパッチの位置を示すX座標及びY座標である。
CMYK値は、図において「C」、「M」、「Y」、「K」と表記した項目であり、プリンタプロファイル作成用カラーチャートの印刷の元となるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の各色値である。
dRGB値は、図において「R」、「G」、「B」と表記した項目であり、プリンタプロファイル作成用カラーチャートを読み取ることで得られたデバイス依存のR、G、Bの各色値である。
Lab値は、図において「L」、「a」、「b」と表記した項目であり、プリンタプロファイル作成用カラーチャートを測色器で測色することで得られるLab値である。但し、パッチデータ削除部64の動作の開始時にはまだ登録されていないので、各カラーパッチに対応する欄は空欄になっている。
削除フラグは、そのレコードが論理的に削除されたかどうかを示すフラグであり、ONであればそのレコードは論理的に削除済みであることを示す。但し、パッチデータ削除部64の動作の開始時にはまだ削除されたレコードはないので、各カラーパッチに対応する欄は空欄になっている。
また、パッチデータ削除部64の動作では、設定情報記憶部65に記憶された設定情報も用いる。この第3の削減処理例において、設定情報記憶部65は、次のような設定情報を記憶しているものとする。
即ち、第一に、設定情報記憶部65は、予め決められた各格子空間に残すdRGB値の最大数Nを記憶する。この最大数Nは、予め定められた基準数の一例である。尚、上述した第2の削減処理例で(0,0,0)を頂点とする格子空間及び(255,255,255)を頂点とする格子空間に含まれるdRGB値を削減しなかったように、各格子空間に残すdRGB値の最大数は必ずしも同じではないので、最大数Nとしては、格子空間ごとに異なる値を設定してもよい。このとき、第2の削減処理例のようにdRGB値を削除しない格子空間に対しては、最大数Nとして、例えばカラーパッチの総数である1300を設定するとよい。
第二に、設定情報記憶部65は、図7に示した用紙上の座標ごとの読み取り精度に関する情報(以下、「読み取り精度情報」という)を記憶する。
図9は、第3の削減処理例を採用した場合のパッチデータ削除部64の動作例を示したフローチャートである。
図示するように、パッチデータ削除部64は、まず、ある格子空間内のdRGB値を抽出する(ステップ621)。具体的には、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータから、ある格子空間内のdRGB値を含むレコードを抽出する。
次に、パッチデータ削除部64は、その格子空間内のdRGB値の数が予め決められたその格子空間に残すdRGB値の最大数Nよりも大きいかどうかを判定する(ステップ622)。具体的には、ステップ621で抽出したレコードの数が、設定情報記憶部65に記憶された最大数Nよりも大きいかどうかを判定する。
その格子空間内のdRGB値の数が最大数Nよりも大きいと判定されなければ、dRGB値を削除する必要はないので、そのままステップ627へ進む。
一方、その格子空間内のdRGB値の数が最大数Nよりも大きいと判定されれば、パッチデータ削除部64は、dRGB値を削除する必要があるので、その格子空間内のdRGB値の中に、特定領域のカラーパッチに対応するdRGB値があるかどうかを判定する(ステップ623)。具体的には、設定情報記憶部65に記憶された読み取り精度情報で読み取り精度が低いと定義されている領域を特定領域とし、ステップ621で抽出したレコードの中に、この特定領域内の位置情報を含むレコードがあるかどうかを判定する。尚、図7に従えば、領域501、502、503が特定領域となるが、この中でも特に読み取り精度が低い領域501のみを特定領域としてもよい。
その結果、その格子空間内のdRGB値の中に、特定領域のカラーパッチに対応するdRGB値があると判定されれば、パッチデータ削除部64は、その特定領域のカラーパッチに対応するdRGB値を削除する(ステップ624)。具体的には、ステップ621で抽出したレコードのうち、その特定領域内の位置情報を含むレコードの削除フラグをONに設定する。
そして、パッチデータ削除部64は、その格子空間内のdRGB値の数がまだ最大数Nよりも大きいかどうかを判定する(ステップ625)。
その格子空間内のdRGB値の数が最大数Nよりも大きくないと判定されれば、これ以上dRGB値を削除する必要はないので、そのままステップ627へ進む。
また、ステップ623でその格子空間内のdRGB値の中に特定領域のカラーパッチに対応するdRGB値があると判定されなかった場合、及び、ステップ624でdRGB値を削除してもステップ625でその格子空間内のdRGB値の数がまだ最大数Nよりも大きいと判定された場合に、パッチデータ削除部64は、その格子空間内のdRGB値の数が最大数Nと等しくなるように、dRGB値を削除する(ステップ626)。具体的には、ステップ621で抽出したレコードのうち現時点で削除フラグがONに設定されていないレコードの数からNを減算して得られた数のレコードを選択し、そのレコードの削除フラグをONに設定する。尚、このとき、用紙の中心部から遠いdRGB値から順に削除するとよい。即ち、用紙の中心部から遠い位置情報を含むレコードから順に削除するとよい。
その後、パッチデータ削除部64は、全ての格子空間について処理したかどうかを判定する(ステップ627)。
全ての格子空間について処理していないと判定されれば、ステップ621に戻り、別の格子空間についてステップ622〜626を再び実行する。
一方、全ての格子空間について処理したと判定されれば、パッチデータ削除部64の動作は終了する。
(第4の削減処理例)
上記第3の削減処理例によりdRGB値を削減したパッチデータは、各格子空間に残すdRGB値の最大数Nとして同じ数値を用いる限り、これ以上削減できない。
そこで、この第4の削減処理例では、最大数Nを小さく設定し直して再度削減処理を行うことで、パッチデータを目標数に達するまで削減できるようにする。
この第4の削減処理例を採用した場合のパッチデータ削除部64の動作を説明する。
まず、パッチデータ削除部64の動作の前提として、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータ、及び、設定情報記憶部65に記憶された設定情報について説明する。このうち、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータは、第3の削減処理例で述べたものと同じなので、説明を省略する。また、設定情報記憶部65に記憶された設定情報には、第3の削減処理例で述べたものに加え、最大数Nを小さく設定する際の刻み幅D及び目標とする削減後のパッチデータの数である目標数Mも含まれる。
図10は、第4の削減処理例を採用した場合のパッチデータ削除部64の動作例を示したフローチャートである。
ステップ641〜647は、各格子空間内のdRGB値の数が予め決められたその格子空間に残すdRGB値の最大数N以下となるようにdRGB値を削除する処理であるが、図9のステップ621〜627と同じなので、詳細な説明は省略する。但し、ステップ641では、格子空間内のdRGB値に削除済みのものがある場合があるので、図9のステップ621を若干変更し、格子空間内のdRGB値のうち削除済みでないものを抽出するようにする必要がある。
このようにdRGB値を削除した状態で、パッチデータ削除部64は、削減後のdRGB値の数が目標数Mよりも大きいかどうかを判定する(ステップ648)。具体的には、パッチデータ記憶部61に記憶されたパッチデータのレコードのうち、削除フラグがONに設定されていないレコードの数が、設定情報記憶部65に記憶された目標数Mよりも大きいかどうかを判定する。
その結果、削減後のdRGB値の数が目標数Mよりも大きいと判定されれば、パッチデータ削除部64は、各格子空間に残すべきdRGB値の最大数Nを小さく設定する(ステップ649)。具体的には、現在設定されている最大数Nから、設定情報記憶部65に記憶された刻み幅Dを減じた値を、各格子空間に残すべきdRGB値の最大数Nとして新たに設定する。そして、ステップ641〜647を再び実行する。
一方、削減後のdRGB値の数が目標数Mよりも大きくないと判定されれば、パッチデータ削除部64の動作は終了する。
尚、図4〜10の説明では、画像読取部60がカラーパッチの印刷の元となるCMYK値を保持していたが、これには限らない。例えば、アプリケーション18がカラーパッチのRGB値を保持し、プリンタドライバ19がRGB値を含む印刷指示データを画像処理部40に送信し、画像処理部40が印刷指示データに含まれるRGB値をCMYK値に変換し、画像形成部50がこのCMYK値に基づいてカラーパッチを印刷するようにしてもよい。
ここで、更に、図3のステップ208で生成される画質ターゲット情報について説明する。
図11は、画質ターゲット情報の具体例を示した図である。
図中、「Image/」の部分は、色やスクリーンに関する目標を記述する部分である。そして、「Color/」の部分において、「Intent=Perceptual」は、色域マッピングを知覚重視で行うことを、「Gray=Normal」は、通常の方法でK版を生成することを、それぞれ示しており、全体的な色再現に関する目標記述の例である。一方、「RGB」、「CMYK」等は、特定の色に対する目標記述の例である。
また、「Other/」の部分は、画像処理のポリシーに関する目標を記述する部分である。「Policy/」の部分において、「OOR=OFF」は、オブジェクトごとにレンダリング処理を変えないことを、「OOH=OFF」は、オブジェクトごとにスクリーン処理を変えないことを、それぞれ示している。
尚、ここでは、画質ターゲット情報を構造型文書の形式で示したが、これはあくまで一例であって、これに限られるものではない。
また、このような画質ターゲット情報は、複数の画像ハンドリングシステムで共有してもよい。
次に、画像ハンドリングシステムにおける画像ハンドリング処理時の動作について説明する。
図12は、このときの画像ハンドリング部70の動作例を示したフローチャートである。
ユーザは、アプリケーション18上で、画質特性を合わせたい原稿データと、原稿を出力したいハンドリング装置30bとを指定する。これにより、プリンタドライバ19が原稿データに基づく印刷を指示する印刷指示データを生成して入力情報通知部41bに送信し、入力情報通知部41bがこれを受信すると、画像ハンドリング部70の動作が開始する。尚、この動作例では、図3のステップ209でハンドリング装置30b内に記憶した画質ターゲット情報を読み出して利用する第1のケース、図3のステップ208で端末装置10内に保存した画質ターゲット情報を添付して利用する第2のケース、画質ターゲット情報を利用しない第3のケースを想定している。
画像ハンドリング部70では、まず、指示判定部71及び描画判定部72が、指定された原稿データに基づく印刷を指示する印刷指示データを入力情報通知部41bから取得する(ステップ701)。
そして、指示判定部71が、印刷指示データに含まれる画質指示の内容を判定し、描画判定部72が、印刷指示データに含まれる描画コマンドの内容を判定し、これらの判定結果を画像ハンドリングターゲット決定部73に伝える(ステップ702)。ここで、画質指示は、上記第1のケースでは、画質ターゲット情報を指定する情報と画質に関する印刷設定とを含み、上記第2のケースでは、画質ターゲット情報を保存したファイルと画質に関する印刷設定とを含み、上記第3のケースでは、画質に関する印刷設定のみを含む。そこで、画質指示の内容の判定では、画質指示がこれらの何れに該当するかも判定する。
次に、画像ハンドリングターゲット決定部73は、指示判定部71から伝えられた判定結果によって、画質指示が画質ターゲット情報を指定する情報を含むことが示されているかどうかを判定する(ステップ703)。その結果、画質指示が画質ターゲット情報を指定する情報を含むことが示されていれば、既に画質ターゲット情報記憶部74に記憶されている画質ターゲット情報の中から指定された画質ターゲット情報を選択する(ステップ704)。そして、画質ターゲット情報と、印刷設定とに基づいて、画像ハンドリングの目標を決定する(ステップ707)。
また、画質指示が画質ターゲット情報を指定する情報を含むことが示されていなければ、画像ハンドリングターゲット決定部73は、指示判定部71から伝えられた判定結果によって、画質指示が画質ターゲット情報を保存したファイルを含むことが示されているかどうかを判定する(ステップ705)。その結果、画質指示が画質ターゲット情報を保存したファイルを含むことが示されていれば、そのファイルに保存された画質ターゲット情報を一時的にその印刷指示データのみに適用する画質ターゲット情報として取得する(ステップ706)。そして、画質ターゲット情報と、印刷設定とに基づいて、画像ハンドリングの目標を決定する(ステップ707)。
更に、画質指示が画質ターゲット情報を保存したファイルを含むことが示されていなければ、画像ハンドリングターゲット決定部73は、印刷設定のみに基づいて、画像ハンドリングの目標を決定する(ステップ708)。
その後、画像ハンドリングターゲット決定部73は、ハンドリング装置30bで出力される画像の画質特性をステップ707又はステップ708で決定された目標に近付けるためのデータを、描画処理部42b、色再現処理部43b、中間調処理部44bの各処理部に供給する(ステップ709)。尚、この場合、ハンドリング装置30bで出力される画像の画質特性を目標に近付けるために、描画コマンドの書き換えが必要であれば、描画判定部72で内容の判定が行われた描画コマンドを書き換えて描画処理部42bに供給する。また、画像ハンドリングターゲット決定部73が各処理部に供給するデータを生成する際には、画像ハンドリングパラメータ記憶部75に記憶された画像ハンドリングパラメータも用いられる。
ここで、図12のステップ701で取得する印刷指示データについて説明する。
図13は、印刷指示データに含まれる画質指示について示した図である。
画質指示としては、上記第2のケースにおける画質ターゲット情報を保存したファイルも考えられるが、ここでは、上記第1のケースにおける画質ターゲット情報を指定する情報(指定情報)と、プリンタドライバ19上での画質に関する印刷設定とを示している。具体的には、Index1,2,3の画質指示は、印刷設定として、解像度、階調情報、スクリーン、色味等の画質項目ごとの設定情報を含んでおり、Index4,5の画質指示は、画質ターゲット情報を指定する情報として、画質ターゲット情報に付与された「高画質」、「カスタム1」等の名称を含んでいる。
尚、ここで示した画質項目はあくまで一例であり、これら以外にも、入力色信号(例えば、CMYK、RGB)に対する色再現、入力線幅指定(例えば、mm、pixel)に対する細線再現、オブジェクトごとの画像処理ポリシー(OOR/OOH)、スクリーン角度、オブジェクトの描画方法(ラスタかベクタか)等が考えられる。
図14は、印刷指示データに含まれる描画コマンドについて示した図である。
図では、描画コマンドに対して、その描画コマンドによる実際の描画の内容を示している。ここで、例えば文字描画1と文字描画2のように、同じ原稿データに対して、実際の描画内容が異なる場合がある。このような場合、ハンドリング装置30bの画質特性をターゲット装置30aの画質特性に合わせることが困難になることがある。そのため、ターゲット装置30aにおける描画内容を出力結果から予測し、これをハンドリング装置30bにも反映することで、出力結果をより近付ける。
次に、端末装置10のハードウェア構成について説明する。
図15は、端末装置10のハードウェア構成を示した図である。
図示するように、端末装置10は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)11と、記憶手段であるメインメモリ12及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)13とを備える。ここで、CPU11は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各機能を実現する。また、メインメモリ12は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、磁気ディスク装置13は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
更に、端末装置10は、外部との通信を行うための通信I/F14と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構15と、キーボードやマウス等の入力デバイス16とを備える。
最後に、ターゲット装置30a及びハンドリング装置30bとして機能する画像処理装置30の機構について説明する。
図16は、画像処理装置30の構成例を示した図である。この画像処理装置30は、所謂タンデム型のカラープリンタであり、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部50と、画像処理装置30全体の動作を制御する主制御部31とを備えている。更には、例えばPC等との通信を行って印刷指示データを受信する通信部32と、原稿から画像を読み取って読取画像を生成する画像読取部60と、通信部32で受信した印刷指示データや画像読取部60で生成した読取画像等に対し予め定めた画像処理を施すことで画像データを取得して画像形成部50に転送する画像処理部40と、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行うユーザインターフェース(UI)部33とを備えている。
画像形成部50は、例えば電子写真方式により画像を形成する構成部であって、並列して配置される4つの画像形成ユニット51Y,51M,51C,51K(以下、「画像形成ユニット51」という)を備えている。各画像形成ユニット51は、機能部材として、例えば、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成され、その後にトナー像が形成される感光体ドラム52と、感光体ドラム52の表面を予め定められた電位で帯電する帯電器53と、帯電器53により帯電された感光体ドラム52を画像データに基づいて露光する露光器54と、感光体ドラム52上に形成された静電潜像を各色トナーにより現像する現像器55と、転写後の感光体ドラム52表面を清掃するドラムクリーナ56とを備えている。
画像形成ユニット51各々は、現像器55に収容されるトナーを除いて概ね同じ構成であり、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
また、画像形成部50は、各画像形成ユニット51の感光体ドラム52にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト61と、各画像形成ユニット51にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト61に順次転写(一次転写)する一次転写ロール62とを備えている。更に、中間転写ベルト61上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ロール63と、二次転写された各色トナー像を用紙P上に定着させる定着器65とを備えている。
画像形成部50の画像形成ユニット51各々は、上記の機能部材を用いた電子写真プロセスによりイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナー像を形成する。各画像形成ユニット51にて形成された各色トナー像は、一次転写ロール62により中間転写ベルト61上に順に静電転写され、各色トナーが重畳された合成トナー像を形成する。中間転写ベルト61上の合成トナー像は、中間転写ベルト61の移動(矢印B方向)に伴って二次転写ロール63が配置された二次転写領域Trに搬送され、用紙収容容器35から供給される用紙P上に一括して静電転写される。その後、用紙P上に静電転写された合成トナー像は、定着器65によって定着処理を受けて用紙P上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙Pは、画像処理装置30の排出部に設けられた用紙積載部36に搬送され集積される。
一方、一次転写後に感光体ドラム52に付着しているトナー(一次転写残トナー)、及び、二次転写後に中間転写ベルト61に付着しているトナー(二次転写残トナー)は、それぞれドラムクリーナ56及びベルトクリーナ64によって除去される。
このようにして、画像処理装置30での画像形成処理がプリント枚数分のサイクルだけ繰り返し実行される。
ここで、この画像処理装置30において、画像形成部50及び画像読取部60は、それぞれの基準の特性に近付けるためにキャリブレーションされていることが望ましい。
また、画像処理装置30は、画質項目抽出部21が抽出した画質項目に応じて、事前処理を行うようにしてもよい。このような事前処理としては、画像処理部40における階調補正、画像形成部50におけるレジ補正、複数枚ランニング等がある。
更に、画像読取部60は、画質項目抽出部21が抽出した画質項目に応じて、画像読取部60aの読み取り精度や読み取り位置等を変化させてもよい。
また、本実施の形態では、パッチデータの削除及び色予測モデルの生成を、画像読取部60内で行うようにしたが、これには限らない。例えば、画像ハンドリングユーティリティ20の読取画像受付部25内で行ってもよいし、画像読取部60に接続された独立の装置内で行ってもよい。前者の場合は、読取画像受付部25が第1の情報生成装置、第2の情報生成装置の一例となり、後者の場合は、画像読取部60に接続された装置が第1の情報生成装置、第2の情報生成装置の一例となる。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
10…端末装置、18…アプリケーション、19…プリンタドライバ、20…画像ハンドリングユーティリティ、21…画質項目抽出部、22…抽象化原稿生成部、23…描画オブジェクト記憶部、24…出力指示部、25…読取画像受付部、26…画質特性比較部、28…画質ターゲット情報生成部、30a…ターゲット装置、30b…ハンドリング装置、40a,40b…画像処理部、50a,50b…画像形成部、60a,60b…画像読取部、61…パッチデータ記憶部、62…パッチデータ出力部、63…dRGB値登録部、64…パッチデータ削除部、65…設定情報記憶部、66…Lab値登録部、67…色予測モデル生成部、68…色予測モデル出力部、70…画像ハンドリング部、71…指示判定部、72…描画判定部、73…画像ハンドリングターゲット決定部、74…画質ターゲット情報記憶部、75…画像ハンドリングパラメータ記憶部、80…ネットワーク

Claims (10)

  1. 複数の色見本を画像読取装置で読み取ることによって得られた当該画像読取装置に依存する装置依存色空間における複数の色データを取得する読取データ取得手段と、
    前記装置依存色空間を分割して得られる複数の部分空間のそれぞれに含まれる色データの数が予め定められた基準数以下になるように、当該装置依存色空間における複数の色データから少なくとも1つの色データを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データの元となる色見本を測色して得られた色データであって、装置に依存しない装置非依存色空間における少なくとも1つの色データを取得する測色データ取得手段と、
    前記選択手段により選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データと、前記測色データ取得手段により取得された前記装置非依存色空間における少なくとも1つの色データとの対応を用いて、前記画像読取装置で画像を読み取ることによって得られた前記装置依存色空間における色データを前記装置非依存色空間における色データに変換するための色変換情報を生成する生成手段と
    を備えたことを特徴とする色変換情報生成装置。
  2. 前記予め定められた基準数は、前記複数の部分空間のそれぞれに対して予め定められた数であることを特徴とする請求項1に記載の色変換情報生成装置。
  3. 前記選択手段は、前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データの数が予め定められた目標数を超えている場合に、前記複数の部分空間のそれぞれに含まれる色データの数が前記基準数よりも小さい新たな基準数以下になるように、当該装置依存色空間における少なくとも1つの色データから、当該少なくとも1つの色データの数よりも少ない数の色データを選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の色変換情報生成装置。
  4. 前記選択手段は、前記装置依存色空間における複数の色データから、前記複数の色見本が印刷された媒体上の前記画像読取装置の特性に応じて予め定められた領域以外の領域にある色見本を前記画像読取装置で読み取ることによって得られた色データを含む少なくとも1つの色データを選択することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の色変換情報生成装置。
  5. 前記予め定められた領域は、前記複数の色見本が印刷された媒体の4つの辺にそれぞれ接する4つの端部の領域であることを特徴とする請求項4に記載の色変換情報生成装置。
  6. 前記予め定められた領域は、前記複数の色見本が印刷された媒体の4つの辺のうち、前記画像読取装置による画像読み取りの副走査方向の上流側にある1つの辺に接する端部の領域であることを特徴とする請求項4に記載の色変換情報生成装置。
  7. 前記選択手段は、前記装置依存色空間における複数の色データから、前記複数の色見本が印刷された媒体上の中央部の予め定められた点からの距離に応じて決められた色見本を前記画像読取装置で読み取ることによって得られた色データを含む少なくとも1つの色データを選択することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の色変換情報生成装置。
  8. 色見本データに基づいて色見本を媒体に印刷する印刷手段と、
    複数の色見本データに基づいて前記印刷手段により媒体に印刷された複数の色見本を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により前記複数の色見本を読み取ることによって得られた当該読取手段に依存する装置依存色空間における複数の色データを取得する読取データ取得手段と、
    前記装置依存色空間を分割して得られる複数の部分空間のそれぞれに含まれる色データの数が予め定められた基準数以下になるように、当該装置依存色空間における複数の色データから少なくとも1つの色データを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データに対応する色見本データに基づいて前記印刷手段により媒体に印刷された色見本を測色して得られた色データであって、装置に依存しない装置非依存色空間における少なくとも1つの色データを取得する測色データ取得手段と、
    前記選択手段により選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データと、前記測色データ取得手段により取得された前記装置非依存色空間における少なくとも1つの色データとの対応を用いて、前記読取手段により画像を読み取ることによって得られた前記装置依存色空間における色データを前記装置非依存色空間における色データに変換するための色変換情報を生成する生成手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  9. 電子文書の印刷を指示する印刷指示情報を送信する情報送信装置と、
    前記情報送信装置により送信された前記印刷指示情報に基づいて第1の文書画像を第1の媒体に形成する第1の画像形成装置と、
    前記第1の画像形成装置により前記第1の媒体に形成された前記第1の文書画像を読み取る第1の画像読取装置と、
    前記第1の画像読取装置に依存する第1の装置依存色空間における色データを装置に依存しない装置非依存色空間における色データに変換するための第1の色変換情報を生成する第1の情報生成装置と、
    前記情報送信装置により送信された前記印刷指示情報に基づいて第2の文書画像を第2の媒体に形成する第2の画像形成装置と、
    前記第2の画像形成装置により前記第2の媒体に形成された前記第2の文書画像を読み取る第2の画像読取装置と、
    前記第2の画像読取装置に依存する第2の装置依存色空間における色データを前記装置非依存色空間における色データに変換するための第2の色変換情報を生成する第2の情報生成装置と、
    前記第1の画像読取装置により前記第1の文書画像を読み取ることによって得られた前記第1の装置依存色空間における色データを前記第1の色変換情報を用いて変換することで得られた前記装置非依存色空間における色データと、前記第2の画像読取装置により前記第2の文書画像を読み取ることによって得られた前記第2の装置依存色空間における色データを前記第2の色変換情報を用いて変換することで得られた前記装置非依存色空間における色データとに基づいて、前記第1の画像形成装置で形成される画像の色再現特性と、前記第2の画像形成装置で形成される画像の色再現特性とを近付けるための情報を生成する第3の情報生成装置と
    を備え、
    前記第1の情報生成装置は、
    複数の色見本を前記第1の画像読取装置で読み取ることによって得られた前記第1の装置依存色空間における複数の色データを取得する読取データ取得手段と、
    前記第1の装置依存色空間を分割して得られる複数の部分空間のそれぞれに含まれる色データの数が予め定められた基準数以下になるように、当該第1の装置依存色空間における複数の色データから少なくとも1つの色データを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記第1の装置依存色空間における少なくとも1つの色データの元となる色見本を測色して得られた前記装置非依存色空間における少なくとも1つの色データを取得する測色データ取得手段と、
    前記選択手段により選択された前記第1の装置依存色空間における少なくとも1つの色データと、前記測色データ取得手段により取得された前記装置非依存色空間における少なくとも1つの色データとの対応を用いて、前記第1の色変換情報を生成する生成手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理システム。
  10. コンピュータに、
    複数の色見本を画像読取装置で読み取ることによって得られた当該画像読取装置に依存する装置依存色空間における複数の色データを取得する機能と、
    前記装置依存色空間を分割して得られる複数の部分空間のそれぞれに含まれる色データの数が予め定められた基準数以下になるように、当該装置依存色空間における複数の色データから少なくとも1つの色データを選択する機能と、
    選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データの元となる色見本を測色して得られた色データであって、装置に依存しない装置非依存色空間における少なくとも1つの色データを取得する機能と、
    選択された前記装置依存色空間における少なくとも1つの色データと、取得された前記装置非依存色空間における少なくとも1つの色データとの対応を用いて、前記画像読取装置で画像を読み取ることによって得られた前記装置依存色空間における色データを前記装置非依存色空間における色データに変換するための色変換情報を生成する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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