JP2012247647A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像器内の現像剤の温度のばらつきを防止する。
【解決手段】画像形成装置100Aは、送り搬送路225の外周部にヒータ等からなる温度調節部70と、現像装置26内のトナー温度を検知する現像装置用温度センサ60と制御部とを備える。制御部は、現像装置用温度センサ60から現像装置26内のトナー温度を取得し、取得した現像装置26内のトナー温度が予め設定された基準温度よりも低いか否かを判断する。現像装置26内のトナー温度が基準温度よりも低い場合、温度調節部70をオンして送り搬送路225内を通過するトナーをエアを介して温める。これにより、予め基準温度以上に温めたトナーを現像装置26内に補給することができ、現像装置26内でのトナー温度のばらつきを防止できる。
【選択図】図2

Description

近年、プリンタやスキャナ、コピー機、ファックス等の機能を兼ねた多機能な画像形成装置が広く使用されている。電子写真方式の画像形成装置では、例えばトナーとキャリアからなる現像剤が使用される。現像剤は、画像形成装置を使用する環境温度の変化や画像装置を連続して使用することにより温度が変化し、現像剤温度(トナー温度と呼ぶ)が変化するとこれに伴い現像剤の定着性も変化することが分かっている。特に、寒い冬の朝一番などの電源投入直後は現像剤の温度が低いため定着性が悪く、いわゆる定着アンダー現象が現れる。また連続して使用する状態では定着手段などからの熱によって機内温度の上昇に伴い現像剤温度が上昇し、現像剤の固着化が発生する問題が発生する。
この現像剤の定着性の問題を解決するために、例えば特許文献1には、現像剤の温度を検知する現像剤温度検知手段と、現像剤を加熱する現像剤加熱手段と、定着手段の定着条件によって現像手段内の現像剤温度を制御する制御手段を有することで安定した定着性を確保する画像形成装置が提案されている。
特開2006−267194号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される画像形成装置では以下のような問題がある。すなわち、上記画像形成装置では、撹拌スクリューの回転軸の内部にハロゲンヒータからなる加熱部材を設け、この加熱部材により現像器内の現像剤を加熱している。そのため、ヒータの近くの場所の現像剤と離れた場所の現像剤とでは現像剤の温度のばらつきが大きくなってしまう。ここで、現像剤は一定以上の温度に達すると溶けてしまうため、現像剤の上限温度は予め決まっている。そのため、現像装置26内の平均温度を上げようとしても、トナー温度のばらつきがあると、トナーの上限温度により現像器内の現像剤を十分に温めることができない場合がある。このような場合には、現像器内の現像剤の平均温度を下げざるをえなく、安定した定着性を確保できないという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、現像器内の現像剤の温度のばらつきを防止することが可能な画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、像担持体上に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像部と、トナーを空気にて搬送する搬送路を有し、当該搬送路を介してトナーを現像部に補給するトナー補給部と、トナー補給部により補給されるトナーを搬送路で加熱してトナーの温度を調節する温度調節部とを備えるものである。
本発明においては、トナーが空気にて搬送路内を経由して現像部に補給される。搬送路では、温度調節部により空気が加熱されることにより、空気に混合されているトナーも一緒に温められる。そのため、搬送路内のトナー全体を均一に温めることができると共に、搬送路にて予め所定の温度に温められたトナーを現像部に補給することができる。温度調節部としては、例えばヒータを用いることもできるし、用紙を加熱、加圧処理する定着部を用いることもできる。
本発明によれば、温度調節部により搬送路にて均一に温めたトナーを現像部に補給するので、現像部内のトナーの温度のばらつきを抑制することができる。その結果、現像部内のトナーの平均温度を上げることができるため、より安定したトナーの定着性を確保することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 トナー補給部および温度調節部の概略構成例を示す図である。 画像形成装置のブロック構成例を示す図である。 画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明と従来例に係る現像装置内のトナー温度分布例を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置のブロック構成例を示す図である。 画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置のブロック構成例を示す図である。 画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置のブロック構成例を示す図である。 画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係るトナー補給装置を備えた画像形成装置の概略構成例を示す図である。 画像形成装置の側面から見た概略構成例を示す図である。 画像形成装置のブロック構成例を示す図である。 画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明する。
<1.第1の実施の形態>
[画像形成装置の構成例]
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成装置100Aの構成例を示している。本発明に係る画像形成装置100Aは、送り搬送路224,225にヒータ等の温度調節部70を設け、現像装置26内に補給されるトナー温度が予め設定された基準温度よりも低い場合に、温度調節部70を制御して送り搬送路224,225にてトナーを所定の温度に温め、温めたトナーを現像装置26内に補給するものである。
図1に示すように、画像形成装置100Aは、画像形成装置本体10と自動原稿搬送装置12とを備えている。自動原稿搬送装置12は、画像形成装置本体10の上部に設けられ、原稿給紙台上に載置された原稿dを一枚ずつ画像読み取り位置に搬送する。画像形成装置本体10は、画像読取部14と画像形成部20とトナー補給装置200と定着装置36と排紙ローラ40と排紙トレイ42と給紙部44とレジストローラ46とを備えている。
画像読取部14は、自動原稿搬送装置12により搬送される原稿dの画像を読み取ってデジタル画像データを生成する。画像形成部20は、例えば電子写真方式により用紙(記録紙)に画像を転写するものであり、帯電装置22と露光装置24と現像装置26と感光体ドラム28と転写部30と分離部32とクリーニング部34とを有している。
帯電装置22は、感光体ドラム28の周面に一様に電荷を帯電させる。露光装置24は、制御部50から供給されるデジタル画像データに基づいて感光体ドラム28の表面をレーザビームにより走査露光して潜像を形成する。なお、感光体ドラム28は、像担持体の一例を構成している。
現像装置26は、黒(K)のトナー像(現像剤)で現像することにより感光体ドラム28上の潜像を顕像化する。現像剤には、トナーとキャリアを含む二成分現像剤、または、キャリアを含まずトナーあるいはトナーおよび添加剤を含む一成分現像剤が用いられる。なお、本例では、画像形成部20に関して白黒用の画像形成機能について説明しているが、イエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、黒(K)色のカラー用の画像形成機能を備えた画像形成部20を用いても良い。
トナー補給装置200は、トナー貯留部210と送り搬送路224,225と送り用ポンプ230と戻り用ポンプ232とトナー分離部250とを備えている。トナー貯留部210は、送り用ポンプ230の駆動によりエア(空気)でトナーを搬送路224,225を介してトナー分離部250に搬送する。トナー分離部250は、トナーとエアとを分離し、分離したトナーを現像装置26に補給すると共に、戻り用ポンプ232の駆動により分離したエアをトナー貯留部210に還流する。なお、トナー補給装置200については後述する。
給紙部44は、A4、B5等の各サイズの用紙Pが収容された複数の給紙トレイを有している。ユーザによって所定サイズの用紙Pが選択されると、選択された用紙Pが収容された給紙トレイから用紙Pが搬送ローラ等を介してレジストローラ46に搬送される。レジストローラ46では、用紙Pの片寄りや斜行が補正され、所定のタイミングで転写部30に給紙される。転写部30では、感光体ドラム28上に形成されたトナー像が転写された後に定着装置36に搬送される。
定着装置36は、ヒータを備え、用紙Pを加圧・加熱することによって未トナー像を用紙Pに定着させる。定着装置36により定着処理が施された用紙Pは、排紙ローラ40を介して排紙トレイ42上に排出される。
用紙Pの両面に画像を形成する場合には、表面に画像が形成された用紙Pは、分岐部38によって循環経路27Aに搬送され、反転部27Bにおいて用紙Pを表裏反転させた後に再給紙経路27Cを経由して再度、転写部30に搬送される。転写部30では、用紙Pの裏面にカラー画像が転写された後、定着装置36で定着処理が施され、排紙トレイ42に排出される。
[トナー補給装置および温度調節部の構成例]
図2は、トナー補給装置200、温度調節部70および現像装置用温度センサ60の構成の一例を模式的に示している。トナー補給装置200は、図1および図2に示すように、トナー貯留部210と送り用ポンプ230と戻り用ポンプ232と送り搬送路224,225と戻り搬送路226,227と送り用ポンプモータ240と戻り用ポンプモータ242とトナー分離部250と備えている。
トナー貯留部210は、トナー容器212とトナーホッパ214と混合室216とを有している。トナー容器212は、トナーが収容された円筒体の容器であって、画像形成装置本体10に挿脱可能に取り付けられる。トナーホッパ214は、トナー容器212の下方に設けられ、図示しないモータの回転駆動によりトナー容器212から落下したトナーを収容する。トナーホッパ214は、撹拌部材218と搬送スクリュー220とを有しており、図示しないモータの駆動によりトナーを混合室216に落下させる。混合室206は、トナーホッパ204の下方に設けられ、トナーホッパ214から落下したトナーと後述する戻り搬送路226,227を経由して送り込まれるエアとを混合させてトナーとエアとの混合流体を形成する。
送り用ポンプ230は、例えばダイヤフラムポンプやスクリューポンプ等から構成され、吸気口には送り搬送路224が接続されると共に排気口には送り搬送路225が接続されている。この送り用ポンプ230は、送り用ポンプモータ240の回転駆動により作動して混合室216から混合流体を吸い込んで、吸い込んだ混合流体をトナー分離部250に搬送する。
トナー分離部250は、筺体252と案内部材258と撹拌部材264とスクリュー266とを備えている。筺体252の内部は、エア導入口254を有する導入室260とエア排気口256を有する排気室262とに分離されている。導入室260のエア導入口254には搬送路225が接続され、トナー貯留部210から搬送される混合流体がエア導入口254を介して導入室260内に取り込まれるようになっている。
案内部材258は、逆ハの字状に設けられ、エア導入口254から取り込まれたトナーの落下を案内すると共に、落下したトナーの上昇を抑制する。撹拌部材264は、筺体252内の下部に設けられ、落下してくるトナーを撹拌する。スクリュー266は、撹拌部材264によって撹拌されたトナーを軸方向(図2中垂直方向)に搬送して現像装置26に搬送する。
排気室262には、戻り用ポンプ232等による流体搬送力による圧力を受けて、一部の混合気体が上昇して流入される。排気室262に流入されるエアは、トナーの比重と案内部材258の作用で、排気室262に流れる混合気体中のトナー濃度は低くなり、ほとんど空気のみからなる流体となっている。排気室262のエア排気口256には戻り搬送路227が接続されている。
戻り用ポンプ232は、送り用ポンプ230と同様に例えばダイヤフラムポンプやスクリューポンプ等から構成され、その吸気口には戻り搬送路227が接続されると共に排気口には戻り搬送路226が接続されている。戻り用ポンプ232は、戻り用ポンプモータ242の回転駆動により作動して、トナー分離部250で分離されたエアを戻り搬送路227を介して取り込み、取り込んだエアを戻り搬送路226を介してトナー貯留部210に還流させる。
温度調節部(トナー温度調節部)70は、例えばヒータから構成され、搬送路225の外周部に設置されている。本例では、搬送路225の上方および下方のそれぞれにヒータを設置しているが、搬送路225の上方のみであっても良いし、下方のみであっても良い。また、搬送路225の外周を囲むようにヒータを設置しても良い。さらに、ヒータの温度に応じて搬送路225とヒータとの距離を適宜設定することが好ましい。この温度調節部70は、搬送路225内を流れる混合流体のエアを加熱することでエアに混合されているトナーを予め設定された下限温度以上に温める。これにより、現像装置26にトナーが補給される前の段階でトナーを基準温度以上に温めておくことができるので、現像装置26内にトナーが補給されたときに現像装置26内でのトナー温度T1のばらつきを防止できる。なお、温度調節部70は、送り搬送路225に設置したが、送り搬送路224に設置することもできる。
現像装置用温度センサ60は、第1の温度検知部の一例であり、図1および図2に示すように、現像装置26内に設置され、現像装置26内に補給されるトナーの温度T1を測定する。
[画像形成装置のブロック構成例]
図3は、画像形成装置100Aのブロック構成の一例を示す図である。図3に示すように、画像形成装置100Aは、画像形成装置100Aの全体の動作を制御する制御部50を備えている。制御部50は、例えばCPU(Central Processing Unit)52、ROM(Read Only Memory)54およびRAM(Random Access Memory)56を有している。CPU52は、ROM54に格納された所定のプログラムを読み出してRAM56に展開して実行することにより、画像形成処理やトナーの温度制御等を実行する。ROM54は、トナーの温度制御を行う際に使用されるトナーの上限温度Tmaxや基準温度Th1等の閾値情報をテーブルとして記憶している。
制御部50には、現像装置用温度センサ60と操作表示部48と画像形成部20と温度調節部70と送り用ポンプモータ240と戻り用ポンプモータ242とがそれぞれ接続されている。画像形成部20は、制御部50から供給されるデジタル画像データ等を含む制御信号に基づいて画像形成を行う。
現像装置用温度センサ60は、現像装置26内に補給されるトナーの温度T1を測定し、測定により得られた温度情報を制御部50に供給する。例えば、現像装置用温度センサ60は、画像形成装置100Aの電源がオンされると、現像装置26内の温度T1を常時測定して温度情報を制御部50に供給する。
操作表示部48は、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等のタッチパネルから構成され、画像形成装置本体101の上部正面に設けられている。操作表示部48は、ユーザの入力操作に基づく入力情報を検知して操作信号を制御部50に供給する。例えば、操作表示部48は、画像形成の各種条件を受け付けたり、トナーの温度制御を行う際に用いられる上限温度Tmaxや基準温度Th1の設定を受け付けて、この受け付けた設定に基づく操作信号を制御部50に供給する。
温度調節部70は、制御部50から供給されるオン/オフを示す制御信号に基づいてヒータのオン/オフを行う。例えば、温度調節部70は、現像装置26内の温度が基準温度Th1(例えば20℃)未満の場合に制御部50から供給されるオンを示す制御信号に基づいてオンして、搬送路225内を流れるエアやトナーを所定温度に温める。
[画像形成装置の動作例]
図4は、第1の実施の形態に係る画像形成装置100Aの制御部50の動作の一例を示すフローチャートである。表1は、現像装置26の温度T1と送り搬送路225の加熱の有無との関係をまとめた表である。
Figure 2012247647
図4に示すように、ステップS100で制御部50は、現像装置用温度センサ60により検知された現像装置26内のトナー温度T1を取得すると共に、ROM54に予め記憶されている基準温度Th1を取得する。現像装置26内のトナー温度T1および基準温度Th1を取得したらステップS110に進む。本例では、基準温度Th1を20℃とした場合について説明する。
ステップS110で制御部50は、現像装置26内のトナーの温度T1が基準温度Th1以上か否かを判断する。制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1と基準温度Th1である20℃とを比較し、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であると判断した場合にはステップS120に進み、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満であると判断した場合にはステップS130に進む。
ステップS120で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上である場合、温度調節部70を停止状態としてトナーの加熱は行わない(表1A)。このとき、現像装置26内の温度T1が例えば上限温度Tmaxの35℃を超える場合には、例えば図示しないファン等の冷却手段を用いて現像装置26内の温度T1を20℃〜35℃の間に温度制御することもできる。
一方、ステップS130で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満である場合、温度調節部70にオンを示す制御信号を供給してヒータをオン状態とし、送り搬送路225内のエアを加熱することでエアに混合されているトナーを温める(表1B)。このとき、制御部50は、例えば、現像装置用温度センサ60により検知された現像装置26内のトナー温度T1と基準温度Th1との差分から、ヒータの加熱時間や加熱レベル(強度)を予め設定されたテーブルから取得したり、リアルタイムで算出し、上限温度Tmaxを超えないように加熱制御を行う。これにより、温められたエアおよびトナーを含む混合流体が送り搬送路225を経由してトナー分離部250に搬送され、トナー分離部250でトナーとエアとが分離され、このうちのトナーが現像装置26に補給される。そのため、下限温度以上に温められたトナーを現像装置26に補給できるようになる。
[現像装置内の温度分布例]
図5は、本発明に係る現像装置26内の温度分布と従来例に係る現像装置内のトナーの温度分布との比較例を示すグラフである。図5の縦軸は現像装置26内のトナー量を示し、横軸はトナー温度を示している。また、実線は従来の画像形成装置における現像装置内の温度分布を示し、点線は本発明の画像形成装置100Aにおける現像装置26内の温度分布を示している。
図5に示すように、従来の画像形成装置では、現像装置内のトナー温度にばらつきがあったため、トナー温度のばらつきがばらつき幅W1となり、トナー量のピーク温度(平均温度)がTaとなっていた。これに対し、本発明の画像形成装置100Aでは、温度調節部70により送り搬送路225でトナーを温めた後に現像装置26内に補給するため、トナー温度のばらつき幅W2を従来のばらつき幅W1よりも狭くすることができ、これにより、トナーの平均温度(ピーク温度)を従来の平均温度Taから平均温度Tbに高くできるようになった。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、現像装置26内の温度T1が予め設定された基準温度Th1未満の場合には、トナーを搬送する搬送路225にて温度調節部70によりエアと一緒にトナーを温めるので、トナー全体を均一に温めることができる。そして、均一に温めたトナーを現像装置26内に補給するので、現像装置26内でのトナーの温度のばらつきを少なくすることができる。これにより、現像装置26内の平均温度を上げることができるため、より安定したトナーの定着性を確保することができる。
<2.第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、現像装置26内の温度T1に加えてトナーホッパ214内の温度T2を考慮してトナーを温めるか否かを判断する点において第1の実施の形態と相違している。なお、その他の画像形成装置100Bの構成および機能は、上記第1の実施の形態の画像形成装置100Aの構成および機能と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[画像形成装置のブロック構成例]
図6は、第2の実施の形態に係る画像形成装置100Bのブロック構成の一例を示している。画像形成装置100Bは、装置全体の動作を制御する制御部50を備えている。制御部50には、現像装置用温度センサ60とトナー貯留部用温度センサ62と操作表示部48と画像形成部20と温度調節部70と送り用ポンプモータ240と戻り用ポンプモータ242とが接続されている。
ROM54は、現像装置26内のトナー温度T1が下限温度以上か否かを判断する際に用いられる基準温度Th1、トナーホッパ214内のトナー温度T2が下限温度以上か否かを判断する際に用いられる基準温度Th2や、トナーホッパ214内や現像装置26内のトナー温度が上限温度を超えているか否かを判断する際に用いられる上限温度Tmax等の情報を記憶している。
トナー貯留部用温度センサ62は、第2の温度検知部の一例を構成し、トナーホッパ214の内部に設置されている(図1参照)。トナー貯留部用温度センサ62は、トナーホッパ214内のトナー温度T2を検知し、検知したトナー温度T2に応じた温度情報を制御部50に供給する。
[画像形成装置の動作例]
図7は、第2の実施の形態に係る画像形成装置100Bの制御部50の動作の一例を示すフローチャートである。表2は、現像装置26の温度T1およびトナーホッパ214の温度T2と送り搬送路225の加熱の有無との関係をまとめた表である。
Figure 2012247647
図7に示すように、ステップS200で制御部50は、現像装置用温度センサ60により検知された現像装置26内の温度T1を取得すると共に、トナー貯留部用温度センサ62により検知されたトナーホッパ214内の温度T2を取得する。現像装置26内の温度T1およびトナーホッパ214内の温度T2を取得したらステップS210に進む。
ステップS210で制御部50は、現像装置26内の温度T1およびトナーホッパ214内の温度T2の少なくとも一方の温度が上限温度Tmax(35℃)以上であるか否かを判断する。制御部50は、ROM54から上限温度Tmaxを読み出し、現像装置26内のトナー温度T1およびトナーホッパ214内の温度T2と上限温度Tmaxとを比較する。制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1およびトナーホッパ214内のトナー温度T2の少なくとも一方の温度が上限温度Tmaxの35℃以上であると判断した場合にはステップS240に進み、上限温度Tmaxの35℃未満であると判断した場合にはステップS220に進む。
ステップS220で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であるか否かを判断する。制御部50は、ROM54から取得した基準温度Th1(20℃)と現像装置26内のトナー温度T1とを比較し、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であると判断した場合にはステップS230に進み、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満であると判断した場合にはステップS260に進む。
ステップS230で制御部50は、トナーホッパ214内のトナー温度が20℃以上であるか否かを判断する。制御部50は、ROM54から取得した基準温度Th2(20℃)とトナーホッパ214内のトナー温度T2とを比較し、トナーホッパ214内のトナー温度T2が20℃以上であると判断した場合にはステップS240に進み、トナーホッパ214内のトナー温度T2が20℃未満であると判断した場合にはステップS250に進む。
ステップS240で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1およびトナーホッパ214内のトナー温度T2が20℃以上である場合には(表2B)、温度調節部70を停止状態としてトナーの加熱は行わない。
一方、ステップS250で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であってかつトナーホッパ214内のトナー温度T2が20℃未満である場合(表2A)、温度調節部70にオンを示す制御信号を供給してヒータをオン状態とし、送り搬送路225内のエアを温めることでエアに混合されているトナーを加熱する。制御部50は、例えば、現像装置用温度センサ60により検知された現像装置26内のトナー温度T1と基準温度Th1との差分や、トナー貯留部用温度センサ62により検知されたトナーホッパ214内のトナー温度T2と基準温度Th2との差分から、ヒータの加熱時間や加熱レベル(強度)を予め設定されたテーブルから取得したり、リアルタイムで算出し、予め設定されている上限温度を超えないように加熱を行うこともできる。これにより、温められたエアおよびトナーを含む混合流体が送り搬送路225を経由してトナー分離部250に搬送され、トナー分離部250でトナーとエアとが分離され、このうちのトナーが現像装置26に補給される。そのため、一定温度のトナーを現像装置26に補給できる。
これに対し、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満である場合、ステップS260で制御部50は、トナーホッパ214内のトナーの温度T2が20℃以上であるか否かを判断する。制御部50は、トナーホッパ214内のトナーの温度T2が20℃以上であると判断した場合にはステップS270に進み、トナーホッパ214内のトナー温度T2が20℃未満であると判断した場合にはステップS280に進む。
ステップS270で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満であってかつトナーホッパ214内のトナー温度T2が20℃以上である場合には、温度調節部70を停止状態としてトナーの加熱は行わない(表2D照)。これは、現在の現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満の場合でも、以降にトナーホッパ214から20℃以上のトナーが現像装置26に補給されるからである。
一方、ステップS280で制御部50は、現像装置26内のトナーの温度T1が20℃未満であってかつトナーホッパ214内のトナーの温度T2も20℃未満である場合、温度調節部70にオンを示す制御信号を供給してヒータをオン状態とし、送り搬送路225内のエアを温めることでエアに混合されているトナーを加熱する(表2C)。これにより、温められたエアおよびトナーを含む混合流体が送り搬送路225を経由してトナー分離部250に搬送され、トナー分離部250でトナーとエアとが分離され、このうちのトナーが現像装置26に補給される。そのため、一定温度のトナーを現像装置26に補給できるようになる。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、トナーホッパ214内のトナー温度T2も考慮するので、例えば現在の現像装置26内のトナー温度T1が低い場合でも、トナーホッパ214内のトナー温度T2が高ければ、後に20℃以上のトナーがトナーホッパ214から現像装置26に順次補給されると判断できる。そのため、この場合には、温度調節部70を作動させる必要がないと判断できるので、より細かい温度調節部70の管理を行うことができる。その結果、画像形成装置100Bの消費電力を抑えることができ、より低コスト化を図ることができる。
<3.第3の実施の形態>
第3の実施の形態では、現像装置26内の温度T1に加えてトナー分離部250内の温度T3を考慮してトナーを温めるか否かを判断する点において第1および第2の実施の形態と相違している。なお、その他の画像形成装置100Cの構成および機能は、上記第1の実施の形態の画像形成装置100Aの構成および機能と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[画像形成装置のブロック構成例]
図8は、第3の実施の形態に係る画像形成装置100Cのブロック構成の一例を示している。画像形成装置100Cは、装置全体の動作を制御するための制御部50を備えている。制御部50には、現像装置用温度センサ60とトナー分離部用温度センサ64と操作表示部48と画像形成部20と温度調節部70と送り用ポンプモータ240と戻り用ポンプモータ242とがそれぞれ接続されている。
ROM54は、現像装置26内のトナー温度T1が下限温度以上であるか否かを判断する際に用いられる基準温度Th1、トナー分離部250内のトナー温度T3が下限温度以上であるか否かを判断する際に用いられる基準温度Th3や、トナー分離部250内や現像装置26内のトナー温度が上限温度を超えているか否かを判断する際に用いられる上限温度Tmax等の情報を記憶している。
トナー分離部用温度センサ64は、第3の温度検知部の一例を構成し、トナー分離部250の内部に設置されている(図1参照)。トナー分離部用温度センサ64は、トナー分離部250内のトナー温度T3を検知し、検知したトナー温度T3に応じた温度情報を制御部50に供給する。
[画像形成装置の動作例]
図9は、第3の実施の形態に係る画像形成装置100Cの制御部50の動作の一例を示すフローチャートである。表3は、現像装置26の温度T1およびトナー分離部250の温度T3と送り搬送路225の加熱の有無との関係をまとめた表である。
Figure 2012247647
図9に示すように、ステップS300で制御部50は、現像装置用温度センサ60により検知された現像装置26内の温度T1を取得すると共に、トナー分離部用温度センサ64により検知されたトナー分離部250内の温度T3を取得する。現像装置26内の温度T1およびトナー分離部250内の温度T3を取得したらステップS310に進む。
ステップS310で制御部50は、現像装置26内の温度T1およびトナー分離部250内の温度T3の少なくとも一方の温度が上限温度Tmax(35℃)以上であるか否かを判断する。制御部50は、ROM54から上限温度Tmaxを読み出し、現像装置26内のトナー温度T1およびトナー分離部250内のトナー温度T3の少なくとも一方の温度が上限温度Tmaxの35℃以上であると判断した場合にはステップS340に進み、上限温度Tmaxの35℃未満であると判断した場合にはステップS320に進む。
ステップS320で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であるか否かを判断する。制御部50は、ROM54から取得した基準温度Th1(20℃)と現像装置26内のトナー温度T1とを比較し、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であると判断した場合にはステップS330に進み、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満であると判断した場合にはステップS360に進む。
ステップS330で制御部50は、トナー分離部250内のトナー温度T3が20℃以上であるか否かを判断する。制御部50は、ROM54から取得した基準温度Th3(20℃)とトナー分離部250内のトナー温度T3とを比較し、トナー分離部250内のトナー温度T3が20℃以上であると判断した場合にはステップS340に進み、トナー分離部250内のトナー温度T3が20℃未満であると判断した場合にはステップS350に進む。
ステップS340で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1およびトナー分離部250内のトナー温度T3が20℃以上である場合には、温度調節部70を停止状態としてトナーの加熱は行わない(表3B)。
一方、ステップS350で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であってかつトナー分離部250内のトナー温度T3が20℃未満である場合、温度調節部70にオンを示す制御信号を供給してヒータをオン状態とし、送り搬送路225内のエアを温めることでエアに混合されているトナーを加熱する(表3A)。これにより、温められたエアおよびトナーを含む混合流体が送り搬送路225を経由してトナー分離部250に搬送され、トナー分離部250でトナーとエアとが分離され、このうちのトナーが現像装置26に補給される。そのため、送り搬送路225で予め一定温度に温められたトナーを現像装置26内に補給できるようになる。
制御部50は、例えば、現像装置用温度センサ60により検知された現像装置26内のトナー温度T1と基準温度Th1との差分や、トナー分離部用温度センサ64により検知されたトナー分離部250内のトナー温度T3と基準温度Th2との差分から、ヒータの加熱時間や加熱レベル(強度)を予め設定されたテーブルから取得したり、リアルタイムで算出し、予め設定されている上限温度Tmaxを超えないように加熱を行うこともできる。
これに対し、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満である場合、ステップS360で制御部50は、トナー分離部250内のトナーの温度T3が20℃以上であるか否かを判断する。制御部50は、トナー分離部250内のトナーの温度T3が20℃以上であると判断した場合にはステップS370に進み、トナー分離部250内のトナー温度T3が20℃未満であると判断した場合にはステップS380に進む。
ステップS370で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満であってかつトナー分離部250内のトナー温度T3が20℃以上である場合には、温度調節部70を停止状態としてトナーの加熱は行わない(表3D)。これは、現在の現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満の場合でも、以降にトナー分離部250から20℃以上のトナーが現像装置26に順次補給されるからである。
一方、ステップS380で制御部50は、現像装置26内のトナーの温度T1が20℃未満であってかつトナー分離部250内のトナーの温度T3も20℃未満である場合、温度調節部70にオンを示す制御信号を供給してヒータをオン状態とし、送り搬送路225内のエアを温めることでエアに混合されているトナーを加熱する(表3C)。これにより、温められたエアおよびトナーを含む混合流体が送り搬送路225を経由してトナー分離部250に搬送され、トナー分離部250でトナーとエアとが分離され、このうちのトナーが現像装置26に補給される。そのため、送り搬送路225で予め一定温度に温められたトナーを現像装置26内に補給できるようになる。
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、トナー分離部250内のトナー温度T3も考慮するので、例えば現在の現像装置26内のトナー温度T1が低い場合でも、直近のトナー分離部250内のトナー温度T3が高ければ、20℃以上のトナーがトナー分離部250から現像装置26に順次補給されると判断できる。そのため、この場合には、温度調節部70を作動させる必要がないと判断できるので、より細かい温度調節部70の管理を行うことができる。その結果、画像形成装置100Cの消費電力を抑えることができ、より低コスト化を図ることができる。
<4.第4の実施の形態>
第4の実施の形態では、現像装置26内の温度T1に加えてトナーホッパ214内の温度T2およびトナー分離部250内の温度T3を考慮してトナーを温めるか否かを判断する点において第1〜第3の実施の形態と相違している。なお、その他の画像形成装置100Dの構成および機能は、上記第1の実施の形態の画像形成装置100Aの構成および機能と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[画像形成装置のブロック構成例]
図10は、第4の実施の形態に係る画像形成装置100Dのブロック構成の一例を示している。画像形成装置100Dは、装置全体の動作を制御するための制御部50を備えている。制御部50には、現像装置用温度センサ60とトナー貯留部用温度センサ62とトナー分離部用温度センサ64と操作表示部48と画像形成部20と温度調節部70と送り用ポンプモータ240と戻り用ポンプモータ242とがそれぞれ接続されている。ROM54は、予め設定された基準温度Th1,Th2,Th3および上限温度Tmax等の情報を記憶している。
現像装置用温度センサ60は、現像装置26内に補給されるトナーの温度T1を検知してトナー温度T1に応じた温度情報を制御部50に供給する。トナー貯留部用温度センサ62は、トナーホッパ214内のトナー温度T2を検知してトナー温度T2に応じた温度情報を制御部50に供給する。トナー分離部用温度センサ64は、トナー分離部250内のトナー温度T3を検知してトナー温度T3に応じた温度情報を制御部50に供給する。
[画像形成装置の動作例]
図11は、第4の実施の形態に係る画像形成装置100Dの制御部50の動作の一例を示すフローチャートである。表4は、現像装置26内のトナー温度T1、トナーホッパ214内のトナー温度T2およびトナー分離部250内のトナー温度T3と送り搬送路225の加熱の有無との関係をまとめた表である。
Figure 2012247647
図11に示すように、ステップS400で制御部50は、現像装置用温度センサ60から現像装置26内の温度T1を取得し、トナー貯留部用温度センサ62からトナーホッパ214内の温度T2を取得し、トナー分離部用温度センサ64からトナー分離部250内の温度T3を取得してステップS410に進む。
ステップS410で制御部50は、現像装置26内の温度T1、トナーホッパ214内の温度T2およびトナー分離部250内の温度T3のうち少なくとも一以上の温度が上限温度Tmax(35℃)以上であるか否かを判断する。制御部50は、これらのトナー温度T1、トナー温度T2およびトナー温度T3のうち少なくとも一以上の温度が上限温度Tmaxの35℃以上であると判断した場合にはステップS450に進み、上限温度Tmaxの35℃未満であると判断した場合にはステップS420に進む。
ステップS420で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であるか否かを判断する。制御部50は、ROM54から取得した基準温度Th1(20℃)と現像装置26内のトナー温度T1とを比較し、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であると判断した場合にはステップS430に進み、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満であると判断した場合にはステップS470に進む。
ステップS430で制御部50は、トナーホッパ214内のトナー温度が20℃以上であるか否かを判断する。制御部50は、ROM54から取得した基準温度Th2(20℃)とトナーホッパ214内のトナー温度T2とを比較し、トナーホッパ214内のトナー温度T2が20℃以上であると判断した場合にはステップS450に進み、トナーホッパ214内のトナー温度T2が20℃未満であると判断した場合にはステップS440に進む。
ステップS440で制御部50は、トナー分離部250内のトナー温度T3が20℃以上であるか否かを判断する。制御部50は、ROM54から取得した基準温度Th3(20℃)とトナー分離部250内のトナー温度T3とを比較し、トナー分離部250内のトナー温度T3が20℃以上であると判断した場合にはステップS450に進み、トナー分離部250内のトナー温度T3が20℃未満であると判断した場合にはステップS460に進む。
ステップS450で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であってトナーホッパ214内のトナー温度T2およびトナー分離部250内のトナー温度T3の少なくとも一方の温度が20℃以上である場合には、温度調節部70を停止状態としてトナーの加熱は行わない(表4A,B,D)。
一方、ステップS350で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であってかつトナーホッパ214内のトナー温度T2およびトナー分離部250内のトナー温度T3の双方の温度が20℃未満である場合、温度調節部70にオンを示す制御信号を供給してヒータをオン状態とし、送り搬送路225内のエアを温めることでエアに混合されているトナーを加熱する(表4C)。これにより、温められたエアおよびトナーを含む混合流体が送り搬送路225を経由してトナー分離部250に搬送され、トナー分離部250でトナーとエアとが分離され、このうちのトナーが現像装置26に補給される。そのため、送り搬送路225で予め一定温度に温められたトナーを現像装置26内に補給できるようになる。
これに対し、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満である場合、ステップS470で制御部50は、トナーホッパ214内のトナー温度が20℃以上であるか否かを判断する。制御部50は、トナーホッパ214内のトナー温度T2が20℃以上であると判断した場合にはステップS480に進み、トナーホッパ214内のトナー温度T2が20℃未満であると判断した場合にはステップS500に進む。
ステップS480で制御部50は、トナー分離部250内のトナー温度T3が20℃以上であるか否かを判断する。制御部50は、トナー分離部250内のトナー温度T3が20℃以上であると判断した場合にはステップS490に進み、トナー分離部250内のトナー温度T3が20℃未満であると判断した場合にはステップS500に進む。
ステップS490で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満であってトナーホッパ214内のトナー温度T2およびトナー分離部250内のトナー温度T3の双方の温度が20℃以上である場合には、温度調節部70を停止状態としてトナーの加熱は行わない(表4F)。
一方、ステップS500で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満であってかつトナーホッパ214内のトナー温度T2およびトナー分離部250内のトナー温度T3の双方の温度が20℃未満である場合、もしくはトナーホッパ214内のトナー温度T2およびトナー分離部250内のトナー温度T3の少なくとも一方の温度が20℃未満である場合には、温度調節部70にオンを示す制御信号を供給してヒータをオン状態とし、送り搬送路225内のエアを温めることでエアに混合されているトナーを加熱する(表4E,G,H)。これにより、温められたエアおよびトナーを含む混合流体が送り搬送路225を経由してトナー分離部250に搬送され、トナー分離部250でトナーとエアとが分離され、このうちのトナーが現像装置26に補給される。そのため、送り搬送路225で予め一定温度に温められたトナーを現像装置26内に補給できるようになる。
以上説明したように、第4の実施の形態によれば、現像装置26内のトナー温度T1、トナー貯留部210内のトナー温度T2およびトナー分離部250内のトナー温度T3も考慮するので、より正確にトナーの温度制御を行うことができる。すなわち、現像装置26内のトナー温度T1が下限温度未満の場合であっても、上流側の搬送路のトナー温度T2,T3が下限温度以上であれば、後に下限温度以上のトナーが補給されるので温度制御を行わないよう制御できる。これに対し、現像装置26内のトナー温度T1が下限温度以上の場合であっても、上流側のトナー温度T2,T3が低ければ後に補給されるトナーの温度も低くなってしまうので、加熱制御を行うよう温度制御できる。
<5.第5の実施の形態>
第5の実施の形態では、トナー温度調節部として定着装置36を用いる点において第1〜第4の実施の形態と相違している。なお、その他の画像形成装置100Eの構成および機能は、上記第1の実施の形態の画像形成装置100Aの構成および機能と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[画像形成装置の構成例]
図12は画像形成装置100Eの概略構成の一例を示す正面図を示し、図13はその左側面図(図12の矢印方向Aから見た側面図)を模式的に示している。なお、図12および図13において、第2の送り搬送路324B以外の搬送路については、図12および図13に示す経路に限定されるものではない。また、図13では、便宜上第1の送り搬送路324Aおよび第2の送り搬送路324Bのみを簡略化して図示している。
画像形成装置100Eは、現像装置26にトナーを補給するためのトナー補給装置300を備えている。トナー補給装置300は、トナー貯留部310と、トナー分離部350と、トナーを加熱しない場合に使用される非加熱用の第1の搬送経路H1と、第1の搬送経路H1よりも定着装置36に近接した位置に配置され、定着装置36の加圧、加熱処理時に発生する熱によりトナーを加熱する場合に使用される加熱用の第2の搬送経路H2とを有している。非加熱用の第1の搬送経路H1は、第1の送り搬送路324A,325Aと第1の戻り搬送路326A,327Aと送り用ポンプ330Aと戻り用ポンプ332Aとから構成されている。加熱用の第2の搬送経路H2は、第2の送り搬送路324B,325Bと第2の戻り搬送路326B,327Bと送り用ポンプ330Bと戻り用ポンプ332Bとから構成されている。
トナー貯留部310は、第1の混合室316Aと第2の混合室316Bとを有している。第1の混合室316Aには、第1の送り搬送路324Aが接続されると共に第1の戻り搬送路326Aが接続されている。第1の混合室316Aでは、例えばトナーホッパ(図2参照)から供給されるトナーと第1の戻り搬送路326Aから供給される非加熱状態(常温)のエアとを混合させて混合流体を形成し、この混合流体を第1の送り搬送路324Aに搬送する。
第2の混合室316Bには、第2の送り搬送路324Bが接続されると共に第2の戻り搬送路326Bが接続されている。第2の混合室316Bでは、例えばトナーホッパから供給されるトナーと第2の戻り搬送路326Bから供給されるエアとを混合させて混合流体を形成し、この混合流体を第2の送り搬送路324Bに搬送する。第2の戻り搬送路326Bから供給されるエアには、第1の送り搬送路324Bで温められたエアも循環して含まれる。
送り用ポンプ330Aは、トナー貯留部310の第1の混合室316Aとトナー分離部350の第1の分離室360Aとの間に設けられ、吸気口には第1の送り搬送路324Aが接続されると共に排気口には第1の送り搬送路325Aが接続されている。送り用ポンプ330Aは、第1の送り用ポンプモータ340A(図14参照)の回転駆動により、第1の混合室316Aから第1の送り搬送路324Aを介して混合流体を吸い込み、吸い込んだ混合流体を第1の送り搬送路325Aを介してトナー分離部350の第1の分離室360Aに搬送する。
送り用ポンプ330Bは、トナー貯留部310の第2の混合室316Bとトナー分離部350の第2の分離室360Bとの間に設けられ、吸気口には第2の送り搬送路324Bが接続されると共に排気口には第2の送り搬送路325Bが接続されている。送り用ポンプ330Bは、第2の送り用ポンプモータ340B(図14参照)の回転駆動により、第2の混合室316Bから第2の送り搬送路324Bを介して混合流体を吸い込み、吸い込んだ混合流体を第2の送り搬送路325Bを介してトナー分離部350の第2の分離室360Bに搬送する。
ここで、第2の送り搬送路324Bについて詳細に説明する。第2の送り搬送路324Bは、図13に示すように、垂直部324B1,324B3と水平部324B2とから構成されている。垂直部324B1は、トナー貯留部310から定着装置36の搬送方向下流側であってかつ用紙Pに接触しないよう定着装置36の右端部側を通過し、その上端が定着装置36の上方の所定位置まで延在している。水平部324B2は、垂直部324B1の上端から折り曲げられ、定着装置36の幅方向に沿って定着装置36の上面部と所定間隔X1を隔てて水平方向に延在している。間隔X1は、加熱するトナーの温度に応じて適宜選定される。また、水平部324B2の他端は、定着装置36の幅方向の端部よりも外側の位置(定着装置36と重ならない位置)まで延在している。垂直部324B3は、水平部324B2の他端から上方に向かって折り曲げられて延在している。このような構成により、第2の送り搬送路324Bの水平部324B2内を通過するトナーは、定着装置36の加圧、加熱処理時に発生する熱により所定温度に温められ、この所定温度に温められたトナーが第2の搬送経路H2内を循環するようになる。
図12に戻り、トナー分離部350は、第1の分離室360Aと第2の分離室360Bとを有している。第1の分離室360Aには、第1の送り搬送路325Aが接続されると共に第1の戻り搬送路327Aが接続されている。第1の分離室360Aでは、トナー貯留部310の第1の混合室316Aから第1の送り搬送路325Aを介して搬送された混合流体をエアとトナーとに分離し、このうち分離したトナーを現像装置26に補給すると共に分離したエアを第1の戻り搬送路327Aに供給する。
第2の分離室360Bには、第2の送り搬送路325Bが接続されると共に第2の戻り搬送路327Bが接続されている。第2の分離室360Bでは、トナー貯留部310の第2の混合室316Bから第2の送り搬送路325Bを介して搬送された混合流体をエアとトナーとに分離し、このうち分離したトナーを現像装置26に補給すると共に分離したエアを第2の戻り搬送路327Bに搬送する。
戻り用ポンプ332Aは、トナー分離部350の第1の分離室360Aとトナー貯留部310の第1の混合室316Aとの間に設けられ、吸気口には第1の戻り搬送路327Aが接続されると共に排気口には第1の戻り搬送路326Aが接続されている。戻り用ポンプ332Aは、第1の戻り用ポンプモータ342A(図14参照)の回転駆動により、第1の分離室360Aから第1の戻り搬送路327Aを介してエアを吸い込み、吸い込んだエアを第1の戻り搬送路326Aを介してトナー貯留部310の第1の混合室316Aに搬送する。
戻り用ポンプ332Bは、トナー分離部350の第2の分離室360Bとトナー貯留部310の第2の混合室316Bとの間に設けられ、吸気口には第2の戻り搬送路327Bが接続されると共に排気口には第2の戻り搬送路326Bが接続されている。戻り用ポンプ332Bは、第2の戻り用ポンプモータ342B(図14参照)の回転駆動により、第2の分離室360Bから第2の戻り搬送路327Bを介してエアを吸い込み、吸い込んだエアを第2の戻り搬送路326Bを介してトナー貯留部310の第2の混合室316Bに搬送する。
[画像形成装置のブロック構成例]
図14は、第5の実施の形態に係る画像形成装置100Eのブロック構成の一例を示している。画像形成装置100Eは、画像形成装置100Eの動作を制御する制御部50を備えている。制御部50には、現像装置用温度センサ60と定着装置36と操作表示部48と画像形成部20と第1の送り用ポンプモータ340Aと第2の送り用ポンプモータ340Bと第1の戻り用ポンプモータ342Aと第2の戻り用ポンプモータ342Bとがそれぞれ接続されている。
第1の送り用ポンプモータ340Aは、制御部50から供給される駆動信号に基づいて駆動して第1の送り用ポンプ330Aを作動させる。第1の戻り用ポンプモータ342Aは、制御部50から供給される駆動信号に基づいて駆動して第1の戻り用ポンプ332Aを作動させる。
第2の送り用ポンプモータ340Bは、制御部50から供給される駆動信号に基づいて駆動して第2の送り用ポンプ330Bを作動させる。第2の戻り用ポンプモータ342Bは、制御部50から供給される駆動信号に基づいて駆動して第2の戻り用ポンプ332Bを作動させる。
[画像形成装置の動作例]
図15は、第5の実施の形態に係る画像形成装置100Eの動作の一例を示すフローチャートである。図15に示すように、ステップS600で制御部50は、現像装置用温度センサ60により検知された現像装置26内のトナー温度T1を取得すると共に、ROM54から基準温度Th1を取得する。基準温度Th1は例えば20℃である。現像装置26内のトナー温度T1および基準温度Th1を取得したらステップS610に進む。
ステップS610で制御部50は、現像装置用温度センサ60により検知された現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上か否かを判断する。制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃以上であると判断した場合にはステップS620に進み、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満であると判断した場合にはステップS630に進む。
ステップS620で制御部50は、現像装置26内の温度T1が20℃以上である場合、トナーを加熱する必要はないので、トナー非加熱用の第1の搬送経路H1を選択して第1の送り用ポンプモータ340Aおよび第1の戻り用ポンプモータ342Aを駆動する。これにより、トナー貯留部310に貯留されているトナーは、第1の送り搬送路324A,325Aを経由してトナー分離部350に搬送され、トナー分離部350に搬送されたトナーは現像装置26に補給される。また、トナー分離部350で分離されたエアは、第1の戻り搬送路326A,327Aを経由してトナー貯留部310に還流される。
一方、ステップS630で制御部50は、現像装置26内のトナー温度T1が20℃未満である場合、トナーを20℃以上に温めるため、トナー加熱用の第2の搬送経路H2を選択して第2の送り用ポンプモータ340Bおよび第2の戻り用ポンプモータ342Bを駆動する。これにより、トナー貯留部310に貯留されているトナーは、第2の送り搬送路324B,325Bを経由してトナー分離部350に搬送される。その結果、第2の送り搬送路324Bを通過するトナーは定着装置36の加熱、加圧処理時の排熱により温められるので、現像装置26内には予め所定の温度に温められたトナーが補給される。また、トナー分離部350で分離された定着装置36で温められたエアは、第1の戻り搬送路326A,327Aを経由してトナー貯留部310に還流される。
以上説明したように、第5の実施の形態によれば、トナーを加熱しない非加熱用の第1の搬送経路H1と、定着装置36の加圧、加熱処理時に発生する熱によりトナーを加熱する加熱用の第2の搬送経路H2を設けているので、トナーの温度が所定の温度よりも低い場合には、第2の搬送経路H2を選択することにより、第2の搬送経路H2にてトナーの温度を温めることができる。これにより、現像装置26には予め所定の温度に温められたトナーが補給されることになるので、現像装置26でのトナー温度のバラツキを防止することができる。その結果、現像装置26内でのトナー温度の平均温度を高くすることができる。さらに、温度調節部として定着装置36を用いるので、別途ヒータ等の加熱手段を容易する必要がなく、より低コスト化を図ることができる。
また、第5の実施の形態によれば、第2の送り搬送路324Bの水平部324B2の他端を定着装置36上方よりも外側の外れた位置まで延在させて上方に折り曲げているので、定着装置36の加熱、加圧処理が停止して加熱機能が停止したとしても、パイプ自体の温度変化を少なくでき、水平部324B2の折り曲げ部でのトナーの詰まりを防止することができる。
本例では、現像装置26内のトナー温度T1のみを考慮したが、上述した第2〜第4の実施の形態のように、トナー貯留部310内のトナー温度T2やトナー分離部350内のトナー温度T3を考慮してトナー温度制御を行うこともできる。この場合、表2〜表4に示したように「加熱無し」の場合には、第1の搬送経路H1を選択して第1の送り用ポンプモータ340Aおよび第1の戻り用ポンプモータ342Aを駆動し、「加熱有り」の場合には、第2の搬送経路H2を選択して第2の送り用ポンプモータ340Bおよび第2の戻り用ポンプモータ342Bを駆動するように制御する。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
26 現像装置(現像部)
200,300 トナー補給装置(トナー補給部)
36,70 温度調節部(トナー温度調節部)
50 制御部
60 現像装置用温度センサ(第1の温度検知部)
62 トナー貯留部用温度センサ(第2の温度検知部)
64 トナー分離部用温度センサ(第3の温度検知部)
100A,100B,100C,100D,100E 画像形成装置
224,225 送り搬送路
224A,225A 第1の送り搬送路
224B,225B 第2の送り搬送路
226,227 戻り搬送路
226A,227A 第1の戻り搬送路
226B,227B 第2の戻り搬送路
Th1,Th2,Th3 基準温度
Tmax 上限温度

Claims (9)

  1. 像担持体上に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像部と、
    前記トナーを空気にて搬送する搬送路を有し、当該搬送路を介して前記トナーを前記現像部に補給するトナー補給部と、
    前記トナー補給部により補給される前記トナーを前記搬送路で加熱して前記トナーの温度を調節する温度調節部と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像部内に設けられ、前記現像部内に補給された前記トナーの温度を検知する第1の温度検知部と、
    前記第1の温度検知部により検知された前記トナーの温度が予め設定されている基準温度よりも低い場合に、前記トナーを加熱するよう前記温度調節部を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー温度調節部は、前記トナー補給部の前記搬送路に設けられたヒータである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー補給部は、前記搬送路のトナー搬送方向の上流側に設けられ、前記トナーを貯留する貯留部を有し、
    前記貯留部内に設けられ、当該貯留部内の前記トナーの温度を検知する第2の温度検知部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記第1の温度検知部により検知された前記トナーの温度および前記第2の温度検知部により検知された前記現像部の温度の少なくとも一方の温度が予め設定されている基準温度よりも低い場合に前記トナーを加熱するよう前記温度調節部を制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー補給部は、
    前記搬送路のトナー搬送方向の下流側に設けられ、前記貯留部から補給される前記トナーから前記空気を分離する分離部を有し、
    前記分離部内に設けられ、当該分離部内の前記トナーの温度を検知する第3の温度検知部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記第1の温度検知部により検知された前記トナーの温度および前記第3の温度検知部により検知された前記現像部の温度の少なくとも一方の温度が予め設定されている基準温度よりも低い場合に前記トナーを加熱するよう前記温度調節部を制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第1の温度検知部により検知された前記トナーの温度、前記第2の温度検知部により検知された前記現像部の温度および前記第3の温度検知部により検知された前記現像部の温度のうち少なくとも一以上の温度が予め設定されている基準温度よりも低い場合に前記トナーを加熱するよう前記温度調節部を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成部により用紙に転写された前記トナーを加熱、加圧処理する定着部を備え、
    前記温度調節部は、前記定着部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記トナー補給部は、
    前記トナーを前記現像部に搬送する第1の搬送路と、
    前記第1の搬送路よりも前記定着部に近接した位置を通過して前記トナーを前記現像部に補給する第2の搬送路とを有し、
    前記制御部は、前記トナーの温度が予め設定されている基準温度よりも低い場合に前記第2の搬送路を選択する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2の搬送路は、前記定着部の上方を前記定着部の上面部に沿うようにして水平方向に延在する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017009724A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 富士ゼロックス株式会社 現像装置および画像形成装置

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