JP4853552B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は画像形成装置に関し、特に、トナーボトルから現像器にトナーを補給する構成の画像形成装置に関する。
電子写真複写機や電子写真プリンタ等の現像器を備えてトナーを現像して画像形成する画像形成装置の中には、トナーボトルを内蔵し、該トナーボトルから現像器にトナーを補給する構成のものがある。現像器内のトナー量はトナーセンサで監視されて、一定量以下になると自動的にトナーボトルから補給される。
このような画像形成装置が長時間動作しないで放置されていると、現像器内のトナーが沈降し、トナーの嵩密度が変化する。トナーの嵩密度が変化することでトナーセンサで検出される波形が変化する。そのため、トナーセンサで現像器内にあるトナー量が正確に検出されなくなる。そのセンサ出力に基づいて現像器にトナーが補給されると、トナーの補給量が適切でない場合がある。たとえば、トナーの嵩密度の変化によって、トナーセンサで実際に現像器内にあるトナー量よりも少なく検出される場合がある。そのセンサ出力に基づいて現像器にトナーが補給されると現像器内のトナー量が過剰となり、あふれの原因となる。
上述のトナーの嵩密度の変化による問題を解決するために、たとえば、特開2003−215910号公報(以下、特許文献1)は、「所定のタイミング」でバッファ内のトナーを攪拌(現像攪拌)する技術を開示している。特許文献1では、所定のタイミングで現像器内のトナーを攪拌することで嵩密度の変化を抑え、その結果、現像スリーブや攪拌スクリューの負荷の増大を抑えることを目的としている。
特開2003−215910号公報
特許文献1では、前回使用時のトナーセンサ値と今回使用時のトナーセンサ値とを比較することで、今回使用前の現像攪拌の要否を判断している。しかしながら、特許文献1では、前回使用時のトナーセンサ値をより正確に得るために、測定のための現像攪拌が必要とされている。これにより、不要な現像攪拌が行なわれることになる。また、特許文献1では、トナーセンサ値の比較の結果現像攪拌が必要と判断された場合には、他の事情が考慮されずに現像攪拌がなされるため、他の事情によって必ずしも現像攪拌が必要でない場合にもなされてしまう可能性もある。
トナーは現像攪拌されるほど劣化する。そのため、特許文献1のように判断されて現像攪拌がなされた場合、トナーの劣化を招来する可能性がある、という問題がある。トナーの劣化を抑えるためには、現像攪拌の頻度を抑えることが有効である。すなわち、上記「所定のタイミング」を適正にすることが有効である。
現像攪拌の頻度を抑えるための技術としては、たとえば、画像形成装置が動作していない時間を報知する技術を付加することが挙げられる。しかしながら、この場合、画像形成装置が動作していない時間を計時するための時計機能が必要となってしまう。すなわち、時計機能を備えていない画像形成装置には応用できない、という問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、現像器内のトナーの攪拌(現像攪拌)の頻度を抑えつつ、現像器内のトナーの嵩密度の変化を有効に抑える画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像形成装置は、トナー収容部と、トナー収容部から現像器にトナーを補給するための補給手段と、トナーを攪拌するための攪拌手段を含む現像器と、現像器を用いて、画像データに基づいて印字媒体にトナー画像を形成するための画像形成手段と、現像器内のトナーの不足量を記憶するための記憶手段と、現像器内のトナー量に基づいて補給手段に補給動作を実行させてトナー収容部から現像器へトナーを補給するための補給制御および画像形成手段に画像形成動作を実行させて印字媒体にトナー画像を形成するための画像形成制御、を行なうための制御手段とを備え、制御手段は、電源がONの時点で記憶手段より取得されたトナーの不足量が第1のしきい値よりも大であり、かつ、第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値以下である場合に、画像形成動作の開始よりも前に攪拌手段による現像器内のトナーの攪拌動作を実行させ、画像形成動作の開始と共に攪拌手段による攪拌動作を実行させ、かつ補給制御を開始する、第1の制御と、電源がONの時点で記憶手段より取得されたトナーの不足量が第1のしきい値よりも小なる場合に、画像形成動作の開始よりも前に攪拌手段による攪拌動作を実行させず、画像形成動作の開始と共に攪拌手段による攪拌動作を実行させ、画像形成動作の開始の後、所定の現像攪拌動作の時間の後に、補給制御を開始する、第2の制御と、を行なうと共に、電源がONの時点で記憶手段より取得されたトナーの不足量が第2のしきい値よりも大なる場合に、画像形成動作の開始よりも前に攪拌手段による攪拌動作を実行させ、該攪拌動作の後であって画像形成動作の開始よりも前に補給手段による補給動作を実行させる、第3の制御を行なう
より好ましくは、画像形成装置は現像器内に所定量のトナーの有無を検出するためのセンサをさらに備え、トナーの不足量はセンサで検出されるトナー量から不足している量であり、制御手段は、電源がONの時点でセンサで現像器内に所定量のトナーがないことが検出され、かつ、トナーの不足量が、第2のしきい値よりも大なる場合に、第3の制御を行なう。
好ましくは、画像形成装置は現像器内に所定量のトナーの有無を検出するためのセンサをさらに備え、トナーの不足量はセンサで検出されるトナー量から不足している量であり、制御手段は、電源がONの時点でセンサで現像器内に所定量のトナーがないことが検出され、かつ、トナーの不足量が第1のしきい値よりも大であって第2のしきい値以下であなる場合に、第1の制御を行ない、電源がONの時点でセンサで現像器内に所定量のトナーがあることが検出された場合、またはトナーの不足量が第1のしきい値よりも小なる場合に、第2の制御を行なう。
本発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、トナー収容部と、トナー収容部から現像器にトナーを補給するための補給手段と、トナーを攪拌するための攪拌手段を含む現像器と、現像器を用いて、画像データに基づいて印字媒体にトナー画像を形成するための画像形成手段と、現像器内のトナーの不足量を記憶するための記憶手段と、現像器内のトナー量にに基づいて補給手段に補給動作を実行させてトナー収容部から現像器へトナーを補給するための補給制御および画像形成手段に画像形成動作を実行させて印字媒体にトナー画像を形成するための画像形成制御、を行なうための制御手段とを備え、制御手段は、画像形成が要求された時点で記憶手段より取得されたトナーの不足量が第1のしきい値よりも大であり、かつ、第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値以下である場合に、画像形成動作の開始よりも前に攪拌手段による現像器内のトナーの攪拌動作を実行させ、画像形成動作の開始と共に攪拌手段による攪拌動作を実行させ、かつ補給制御を開始する、第1の制御と、画像形成が要求された時点で記憶手段より取得されたトナーの不足量が第1のしきい値よりも小なる場合に、画像形成動作の開始よりも前に攪拌手段による攪拌動作を実行させず、画像形成動作の開始と共に攪拌手段による攪拌動作を実行させ、画像形成動作の開始の後、所定の現像攪拌動作の時間の後に、補給制御を開始する、第2の制御と、を行なうと共に、電源がONの時点で記憶手段より取得されたトナーの不足量が第2のしきい値よりも大なる場合に、画像形成動作の開始よりも前に攪拌手段による攪拌動作を実行させ、該攪拌動作の後であって画像形成動作の開始よりも前に補給手段による補給動作を実行させる、第3の制御を行なう
より好ましくは、画像形成装置は現像器内に所定量のトナーの有無を検出するためのセンサをさらに備え、トナーの不足量はセンサで検出されるトナー量から不足している量であり、制御手段は、画像形成が要求された時点でセンサで現像器内に所定量のトナーがないことが検出され、かつ、トナーの不足量が、第2のしきい値よりも大なる場合に、第3の制御を行なう。
好ましくは、画像形成装置は現像器内に所定量のトナーの有無を検出するためのセンサをさらに備え、トナーの不足量はセンサで検出されるトナー量から不足している量であり、制御手段は、画像形成が要求された時点でセンサで現像器内に所定量のトナーがないことが検出され、かつ、トナーの不足量が第1のしきい値よりも大であって第2のしきい値以下でなる場合に、第1の制御を行ない、画像形成が要求された時点でセンサで現像器内に所定量のトナーがあることが検出された場合、またはトナーの不足量が第1のしきい値よりも小なる場合に、第2の制御を行なう。
好ましくは、画像形成装置は、画像データに基づいて現像器内のトナーの不足量を算出するための算出手段をさらに備える。
この発明によると、現像器内のトナーの攪拌の実行頻度を抑えつつ、現像器内のトナーの嵩密度の変化を有効に抑えることができる。
実施の形態にかかるプリンタの中央部分の断面の具体例を示す概略図である。 トナーボトルの、プリンタ前側から見た断面の具体例を示す概略図である。 トナーボトルとカートリッジとの接合を説明するための、プリンタの側面側から見た概略図である。 カートリッジ内の現像部の断面の具体例を示す概略図である。 プリンタのエンジン部およびコントローラ部を説明する図である。 エンジン部の機能構成の具体例を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる現像攪拌制御の流れの、第1の具体例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる現像攪拌制御の流れの、第2の具体例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる現像攪拌制御の流れの、第1の具体例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる現像攪拌制御の流れの、第2の具体例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる現像攪拌制御の流れの、第1の具体例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる現像攪拌制御の流れの、第2の具体例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかる現像攪拌制御の流れの、第1の具体例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかる現像攪拌制御の流れの、第2の具体例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
以下の説明では、画像形成装置がタンデム方式のカラープリンタ(以下、プリンタと略す)である例を示すが、画像形成装置はプリンタに限定されない。画像形成装置は、トナーを現像する画像形成処理を行ない、トナーボトルを備え、トナーボトルから現像器にトナーを補給する機構を備える。このような構成であれば、画像形成装置は、プリンタの他、複写機、ファクシミリ、およびそれらの機能を複合した機器であるMFP(Multi Function Peripheral)などであってもよいし、モノクロ印字を行なうものであってもよい。
図1を参照して、本実施の形態にかかるプリンタ1は、作像部と、プリント媒体である用紙の搬送部とを含む。
作像部は、プリンタ1内部の略中央部に配される、内側から複数のローラで懸架された、中間転写体である環状の中間転写ベルト(以下、ベルトと略する)2を含む。ベルト2に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の各色に対応したカートリッジ28a,28b,28c,28dが配される。これらを代表させてカートリッジ28と称する。カートリッジ28は、それぞれ、静電記録方式でトナー像を形成するトナー像形成機構として、感光体3と、現像部4と、帯電部5と、露光部6とを含む。
感光体3は、ベルト2上にトナー画像を転写する。帯電部5は、感光体3の表面を一様に帯電させる。露光部6は、感光体3上に各色の画像パターンを露光して、順次形成する。現像部4は、感光体3にトナーを供給して感光体3にトナー画像を現像する。
カラー用のカートリッジ28a,28b,28c内の現像部4は現像モータ20に連結され、現像モータ20によって駆動される。モノクロ用のカートリッジ28d内の現像部4は現像モータ21に連結され、現像モータ21によって駆動される。
作像部は、さらに、クリーナ7と、廃トナーボックス15と、トナーボトル25a,25b,25c,25dと、二次転写ローラ11とを含む。トナーボトル25a,25b,25c,25dを代表させてトナーボトル25と称する。
クリーナ7はベルト2周囲に配置され、ベルト2上に残留した残トナーをベルト2から分離する。廃トナーボックス15は分離した残トナーを収容するために用いられる。
二次転写ローラ11は、ベルト2を内側から懸架するローラとベルト2を挟んで対を成し、ベルト2上に転写されたトナー画像を、搬送された用紙上に転写する。
搬送部は、給紙ローラ8と、搬送ローラ30と、手差し用ローラ9と、タイミングローラ10と、上述の二次転写ローラ11と、一対の定着ローラ12a,12b(これらを代表させて定着ローラ12とする)と、排紙ローラ13と、両面経路搬送ローラ14a,14bとを含む。
給紙ローラ8は、プリンタ1内部の下部に配される、用紙を収納するカセットである収納部16から、用紙を給紙する。手差し用ローラ9は、図示しない手差しトレイから、載荷された用紙を給紙する。搬送ローラ30は、給紙ローラ8または手差し用ローラ9によって供給された用紙を搬送する。タイミングローラ10は、搬送ローラ30によって搬送されてきた用紙をいったん停止させる。
定着ローラ12は定着モータ19に連結され、定着モータ19によって回転駆動される。定着ローラ12は搬送される用紙を挟んで配され、回転駆動することで、用紙上に転写されたトナー像を加熱して定着させる。
排紙ローラ13は、定着後の用紙を排出または両面搬送経路22へ搬送する。両面経路搬送ローラ14a,14bは、排紙ローラ13によって搬送された定着後の用紙を、両面搬送経路22を経由してタイミングローラ10まで搬送する。
図1および図2を参照して、トナー収容部となるトナーボトル25はそれぞれ、スクリュー状の攪拌羽を有する攪拌ローラ26と補給ローラ27とを含む。トナーボトル25a,25b内の攪拌ローラ26と補給ローラ27とはトナー補給モータ23に連結され、トナー補給モータ23の正転/逆転によって、トナーボトル25a,25bそれぞれの攪拌ローラ26と補給ローラ27とが、図2中の矢印に示される向きに回転する。トナーボトル25c,25d内の攪拌ローラ26と補給ローラ27とはトナー補給モータ24に連結され、トナー補給モータ24の正転/逆転によって、トナーボトル25c,25dそれぞれの攪拌ローラ26と補給ローラ27とが、図2中の矢印に示される向きに回転する。
図3を参照して、トナー色ごとの、ベルト2よりも上方に位置するトナーボトル25と、ベルト2よりも下方に位置するカートリッジ28内の現像部4とは、連結部材で接合されている。トナーボトル25と現像部4とを連結する部材は図3に表わされるように内空を有する。
トナー補給モータ23またはトナー補給モータ24が稼動し、連結される攪拌ローラ26と補給ローラ27とが回転することで、トナーボトル25内のトナーは上記連結する部材の内空を通過して現像部4に落下する。従って、これらローラは、トナーボトル25内のトナーを現像部4に補給するための機構と言える。所定時間トナー補給モータ23またはトナー補給モータ24を稼動させて所定量のトナーをトナーボトル25から現像部4に落下させる動作を「トナー補給動作」と称する。トナー補給動作の動作モードとして、通常モードと強制モードとがある。通常モードのトナー補給動作は、通常の印字動作中に予め規定された所定量ずつトナーを補給するための動作であって、印字動作でのトナーの消費量に応じたタイミング、すなわち、印字動作中の現像部4内のトナーの濃度または量に応じて決定されるタイミングで実行される。また、印字動作開始前に現像部4内のトナー量が規定量以下である場合には、印字動作開始前にも通常モードのトナー補給動作が実行される。強制モードのトナー補給動作は上記所定量よりも多量のトナーを補給する動作であって、印字動作中にトナーが急激に消費された場合や、印字動作前に現像部4内のトナー量がかなり不足している場合などに実行される。
図4を参照して、現像部4は、ハウジング60、現像ローラ61、供給ローラ62、攪拌ローラ63、ブレード64、およびセンサ65を含む。現像ローラ61、供給ローラ62、および攪拌ローラ63は、ハウジング60に回転可能に保持される。これらローラは現像モータ20または現像モータ21に連結され、図4中の矢印に示される向きに回転する。
ハウジング60には現像材としてのトナー68が充填される。現像ローラ61、供給ローラ62、および攪拌ローラ63が現像モータ20または現像モータ21によって図4中の矢印に示される向きに回転することで、ハウジング60内のトナー68は図4中の破線の矢印に沿って循環し、攪拌される。従って、これらローラは現像部4内のトナーを攪拌するための機構と言える。所定時間現像モータ20または現像モータ21を稼動させてハウジング60内のトナー68を循環させる動作を「現像攪拌動作」と称する。現像ローラ61、供給ローラ62、および攪拌ローラ63は、印字動作時にも回転する。そのため、印字動作時にも現像部4内のトナーは循環する。
現像ローラ61は感光体3に対向する位置に配置され、ハウジング60内のトナー68を担持して感光体3と対向する位置まで搬送する。現像ローラ61上のトナー68は該位置において感光体3の露光された部分に移動し、トナー像を形成する。供給ローラ62は現像ローラ61に当接する位置に配置され、ハウジング60内のトナー68を現像ローラ61に供給する。ブレード64は、その先端が現像ローラ61表面との間に所定の間隙を有するように配置され、該間隙を通過するトナー量を規制し、現像ローラ61上にトナー68による均一な薄層を形成させる。攪拌ローラ63は、ハウジング60内のトナー68を攪拌する。ハウジング60の上部には、対応するトナーボトル25から補給されるトナーを受け入れるための補給口66が設けられる。ハウジング60の、攪拌ローラ63に沿って外側に湾曲している部分67は、攪拌ローラ63との間に形成される領域にある程度の量のトナーを供給ローラ62へ供給するために蓄積するバッファとして機能する。そこで、この湾曲している部分67をバッファ67と称する。
センサ65はライトガイドを有し、ライトガイドの一端に発光素子、他端に受光素子を配した透過型の光学センサである。センサ65は、ハウジング60内のバッファ67付近に配設されて、透過する光量に応じてハウジング60内のトナー68の量を検出する。センサ65からのセンサ信号は、透過光量が所定以上に少ないことを示す信号、すなわち、ハウジング60内のセンサ65位置までトナー68が充填されている状態であることを示す信号と、センサ65内を照射光が透過したことを示す信号、すなわち、ハウジング60内のセンサ65位置までトナー68が充填されていない状態であることを示す信号とを含む。前者の信号が示す状態をトナーフル状態とし、その信号をトナーフル信号と称する。後者の信号が示す状態をトナー不足状態とし、その信号をトナー不足信号と称する。なお、センサ65の検知窓の清掃は、現像モータ20,21を駆動源として往復清掃方式で行なわれる。
トナー補給動作時には、補給されたトナーを偏ることなく内部に行きわたらせるため現像部4内のトナーを循環させる必要がある。そのため、トナー補給動作は、現像モータ20または現像モータ21が稼動し、現像ローラ61、供給ローラ62、および攪拌ローラ63が回転中に実行される。印字動作中にはこれらローラが回転しているため、印字動作中に行なわれる通常モードのトナー補給動作のために、印字動作とは別に現像攪拌動作を実行させる必要はない。
また、トナー補給動作は、現像部4内のトナー量に応じて行なわれるものである。このための制御を「トナー補給制御」と称する。現像部4内のトナー量を知るためには、センサ65からのセンサ信号に基づいてトナーフル状態を確認する必要があるが、プリンタ1が長時間動作しないで現像部4内のトナーが循環されていない場合、トナーの嵩密度が変化して、センサ65での検出精度が落ちる。このため、トナー補給制御の開始に先だってトナーの嵩密度を補正するために、現像攪拌動作が必要となる。
プリンタ1には、さらに、全体を制御するエンジン部100と、エンジン部100からの制御信号に従って画像処理を行なうコントローラ部200とが含まれる。図5を参照して、エンジン部100は、CPU(Central Processing Unit)を含む制御部101と、エンジン部100に付属している不揮発性のメモリ102と、カートリッジ28などに付属している不揮発性のメモリと通信するためのユニット通信部103と、メインモータ18などの各種負荷と通信するための負荷通信部104と、センサ65と通信するためのセンサ通信部105とを含む。コントローラ部200は、CPUを含む制御部201と、コントローラ部200に付属している不揮発性のメモリ202とを含む。
メモリ102,202は、各々、制御部101,201で実行されるプログラムを記憶する。制御部101,201は、メモリ102,202から必要なプログラムを読み出してCPUが実行することで、プリンタ1全体を制御する。
カートリッジ28などに付属している図示しないメモリには消耗品の情報などが記憶されており、ユニット通信部103は制御部101の制御信号に従って消耗品の情報などをメモリから読み出して制御部101に渡す。また、負荷通信部104は、制御部101で生成された制御信号を、制御対象の負荷に対して送信する。
さらに図5を参照して、コントローラ部200の制御部201は、解析部211を含む。解析部211は、制御部201のCPUが上記プログラムを実行することで主にCPUに形成される機能であるが、CPU以外の他のハードウェア構成によって実現されてもよい。
解析部211は、印字対象の画像データを解析し、該画像を構成するドット数を特定する。好ましくは、解析部211は、印字対象の画像データからトナー色ごとのドット数を特定する。コントローラ部200は、特定されたドット数を、印字指示と共にエンジン部100に出力する。
エンジン部100は、トナー補給動作や現像攪拌動作を実行させるタイミングを判断し、判断されたタイミングでこれら動作を実行させるよう制御する。その制御を行なうため、エンジン部100の制御部101は、図に示されるように、コントローラ部200からドット数を受信するためのドット数受信部111、算出部112、トナー量記憶部113、判断部114、判断部114での判断に用いられるしきい値を記憶するためのしきい値記憶部115、センサ65からのセンサ信号を受信するためのセンサ受信部116、現像攪拌動作を実行させるための攪拌制御部117、トナー補給動作を実行させるための補給駆動部118、および印字動作を実行させるための印字制御部119を含む。これらは、制御部101のCPUが上記プログラムを実行することで主にCPUに形成される機能であるが、これらの内の少なくとも1つの機能は、CPU以外の他のハードウェア構成によって実現されてもよい。
算出部112は、ドット数受信部111が受信したドット数に基づいて、指定された画像データの印字に要するトナーの量、すなわち印字によって消費されるトナーの量を算出する。算出されたトナー量はトナー量記憶部113において、トナーフル状態である時点から積算され、トナーフル状態からのトナーの消費量として記憶される。すなわち、トナー量記憶部113には、トナーフル状態から不足しているトナー量(トナー不足量と称する)が記憶される。好ましくは、コントローラ部200からトナー色ごとのドット数が出力される場合、トナー量記憶部113には、トナー色ごとのトナー不足量が記憶される。トナーフル状態またはトナー不足状態は、センサ受信部116が受信したセンサ信号に基づいて、判断部114で判断される。
しきい値記憶部115には、判断部114での判断に用いられるしきい値として、現像攪拌動作が必要となるトナー不足量のしきい値が記憶される。第1のしきい値としては、現像部4内のトナーの量が、印字は可能であるが、印字動作が連続すると途中で画像品質が低下する、つまり画像がかすれる可能性がある量であるか否かを判断するためのトナー不足量のしきい値が記憶される。第1のしきい値の具体的な値としては4gが挙げられ、以降の説明では第1のしきい値を4gとする。現在のトナー不足量が4gより多い場合、判断部114では、直ちに画像がかすれることはないがこのまま連続して印字動作が行なわれると途中で画像がかすれる可能性がある、と判断される。この場合、判断部114は、補給駆動部118に通常モードのトナー補給動作を実行させるようトナー補給制御を行なう。このトナー補給制御を通常モードのトナー補給制御と称する。
第2のしきい値としては、現像部4内のトナーの量が、次の印字動作で画像品質が確保できない、つまり、次の印字で画像がかすれる可能性がある量であるか否かを判断するためのトナー不足量のしきい値が記憶される。第2のしきい値の具体的な値としては9gが挙げられ、以降の説明では第2のしきい値を9gとする。現在のトナー不足量が9gより多い場合、判断部114では、次の印字で直ちに画像がかすれる、と判断される。この場合、判断部114は、補給駆動部118に強制モードのトナー補給動作を実行させるようトナー補給制御を行なう。このトナー補給制御を強制モードのトナー補給制御と称する。
判断部114は、トナー量記憶部113に記憶されているトナー不足量と、しきい値記憶部115に記憶されているしきい値とを比較し、現像攪拌動作の要否、およびトナー補給動作の要否を判断する。その判断に基づいて、判断部114は、必要な動作の実行を要求する信号を攪拌制御部117または補給駆動部118に対して出力する。好ましくは、判断部114は、トナー色ごとに現像攪拌動作の要否、およびトナー補給動作の要否を判断して、必要な動作の実行を要求する信号を出力する。または、好ましくは、判断部114は、トナー色ごとに現像攪拌動作の要否、およびトナー補給動作の要否を判断して、1色でも動作が必要と判断された場合には、すべてのトナー色についての該動作の実行を要求する信号を出力する。また、判断部114は、図示しない受信部でコントローラ部200から受信した印字指示に従って、印字動作の実行を要求する信号を印字制御部119に対して出力する。
攪拌制御部117は判断部114からの要求に応じて現像攪拌動作を実行させる。好ましくは、攪拌制御部117は、判断部114からの要求に応じて、トナー色ごとに現像攪拌動作を実行させる。具体的には、予め規定された時間、現像モータ20および/または現像モータ21を稼動させる。これにより、現像部4内の現像ローラ61、供給ローラ62、および攪拌ローラ63が回転し、現像部4内のトナーが攪拌される。
攪拌制御部117は、攪拌動作を実行させると、すなわち、上記予め規定された時間、現像モータ20および/または現像モータ21を稼動させると、その旨を示す信号を判断部114に入力する。判断部114は攪拌フラグ1141を含み、現像攪拌動作の実行を示す信号を受信すると該フラグを立てる。好ましくは、攪拌制御部117がトナー色ごとに現像攪拌動作を実行させる場合、判断部114はトナー色ごとの攪拌フラグ1141を含み、攪拌制御部117で現像攪拌動作が実行された現像部4に対応するトナー色の攪拌フラグ1141を立てる。攪拌フラグ1141は不揮発性メモリ上の領域で構成される。そのため、電源OFF時もその情報は保持され、電源ON時に該フラグを確認することで、印字動作開始の際のトナー不足量として先の電源OFFの際のトナー不足量を知ることができる。
補給駆動部118は判断部114からの要求に応じてトナー補給動作を実行させる。好ましくは、補給駆動部118は、判断部114からの要求に応じて、トナー色ごとにトナー補給動作を実行させる。具体的には、予め規定された時間、トナー補給モータ23および/またはトナー補給モータ24を稼動させる。これにより、所定量のトナーがトナーボトル25から現像部4に補給される。
補給駆動部118は、補給動作を実行させると、すなわち、上記予め規定された時間、トナー補給モータ23および/またはトナー補給モータ24を稼動させると、その旨を示す信号を判断部114に入力する。判断部114は補給動作の実行を示す信号を受信すると、トナーフル状態となったものとして、トナー量記憶部113をリセットする。好ましくは、補給駆動部118がトナー色ごとに現像攪拌動作を実行させる場合、判断部114は、トナー量記憶部113が記憶するトナー色ごとのトナー不足量のうちの、該当するトナー色についてのトナー不足量をリセットする。これによりトナー量記憶部113では、該トナーフル状態から新たにトナー不足量が記憶される。なお、判断部114は、補給駆動部118からの上記信号に替えて、センサ65からのセンサ信号から判断されるトナーフル状態に基づいてトナー量記憶部113をリセットするようにしてもよい。
[第1の実施の形態]
図7を用いて、第1の実施の形態にかかる現像攪拌制御の流れの、第1の具体例について説明する。図7のフローチャートに示される動作は、プリンタ1の電源がONされることによって開始される動作であって、エンジン部100の制御部101がメモリ102から必要なプログラムを読み出してCPUで実行し、図5,図6に示された各部を制御することで実現される。
図7を参照して、プリンタ1の電源がONされて動作が開始されると、判断部114はトナー量記憶部113に記憶されているトナー不足量としきい値記憶部115に記憶されている第1のしきい値である4gとを比較する。その結果、トナー不足量が4gより多いと判断されると(ステップS101でYES)、この後に印字指示を受けて印字動作を開始すると、印字動作中に画像がかすれる可能性がある。そのため、印字動作開始直後から通常モードのトナー補給動作のための制御(通常モードのトナー補給制御)を開始する必要がある。そこで、判断部114は、通常モードのトナー補給制御の開始に先立って予め現像部4内のトナーの嵩密度を補正しておくため、現像攪拌動作を行なうと判断する。このように判断すると、ステップS103で判断部114は、攪拌制御部117に対して現像攪拌動作の実行要求を行なう。該動作が行なわれると、判断部114は攪拌フラグ1141を立てる。トナー不足量が4g以下であると判断されると(ステップS101でNO)、ステップS103をスキップする。
その後印字コマンドがコントローラ部200から入力されると(ステップS105でYES)、判断部114は攪拌フラグ1141が立ててあるか否かを確認することで、予め現像攪拌動作がなされているか否かを確認する。上記ステップS103で予め現像攪拌動作が行なわれていると判断される場合(ステップS107でYES)、ステップS109で判断部114は上記コマンドに従って印字制御部119に印字動作を開始させ、その直後に通常モードでトナー補給制御を開始すると判断する。このように判断すると、ステップS111で判断部114は、印字動作開始の直後にセンサ65によりトナー量が不足しているか判断して、不足していれば補給駆動部118に対して通常モードのトナー補給動作の開始を要求する。これにより、印字動作開始後トナー補給制御の開始に先立って現像攪拌動作が行なわれることなく、通常モードのトナー補給制御が開始され、その後、現像部4内のトナー量に応じたタイミングでトナーが補給されるトナー補給動作が行なわれる。印字ジョブが終了するとステップS113で判断部114は印字動作を終了させる。これで、一連の動作が終了する。
攪拌フラグ1141を確認することで、上記ステップS103での現像攪拌動作が行なわれていないと判断される場合(ステップS107でNO)、印字動作開始時に現像部4内にトナーが印字可能な量存在し、印字動作開始後直ちにトナーを補給する必要がない。この場合、ステップS115で判断部114は、上記コマンドに従って、印字制御部119に通常の印字動作を開始させる。そして、判断部114は、印字動作が開始すると、通常モードでのトナー補給制御を、少なくとも印字動作開始から現像攪拌動作の時間分だけ後のタイミングで開始すると判断する。このように判断すると、判断部114は、ステップS115で印字動作開始からステップS103における現像攪拌動作の時間分だけの時間経過を検出し(ステップS117でYES)、ステップS119で、その時点から通常モードでのトナー補給制御を開始する。言い換えると、判断部114は、印字動作開始から所定の攪拌の時間分、トナー補給制御を開始しない。これにより、印字動作の開始から現像攪拌動作の時間分遅延して通常モードのトナー補給制御が開始され、その後、現像部4内のトナー量に応じたタイミングでトナーが補給されるトナー補給動作が行なわれる。上記時間分印字動作が連続することで、印字動作による現像ローラ61等の回転によって現像部4内のトナーが攪拌される。印字ジョブが終了するとステップS121で判断部114は印字動作を終了させる。これで、一連の動作が終了する。
プリンタ1のエンジン部100において図7のフローチャートに表わされた現像攪拌制御が行なわれることで、プリンタ1が動作しないで放置されている時間に基づくのではなく、現像部4内のトナー不足量に基づいて現像攪拌動作が行なわれる。すなわち、電源ON時であっても、現像部4内に連続して印字動作が可能な量トナーが存在する場合には、印字動作を現像攪拌動作時間分行なわせることで現像部4内のトナーを攪拌することができるため、トナー補給制御の開始を少なくとも現像攪拌動作の時間分だけ遅延させることで、トナー補給制御の開始に先立つ現像攪拌動作を不要とすることができる。制御部101がこのように制御することで、電源ONごとに現像攪拌動作を行なわせる場合に比べて現像攪拌動作の実行頻度を抑えることができる。また、現像攪拌動作の実行頻度を抑えても、トナー補給制御開始前に印字動作を現像攪拌動作時間分行なわせることで、現像部4内のトナーの嵩密度を補正することができ、現像部4内のトナーの嵩密度の変化を有効に抑えることができる。また、このようにすることで、プリンタ1が動作しないで放置されている時間を計時ためのタイマを不要とすることができる。
第1の具体例では、電源ONの段階、つまり印字コマンドを受信するよりも前の段階で予め必要な場合には現像攪拌動作が行なわれているため、印字動作の開始後に現像攪拌動作のために印字動作が中断されることがなく、生産性を低下させることもない。しかしながら、より現像攪拌動作の実行頻度を抑えるために、図8に表わされた第2の具体例のように、印字コマンドを受信してから必要な場合にのみ現像攪拌動作を行なうようにしてもよい。
すなわち、図8を参照して、現像攪拌制御の流れの第2の具体例では、印字コマンドがコントローラ部200から入力された段階で(ステップS100でYES)、判断部114はトナー量記憶部113に記憶されているトナー不足量としきい値記憶部115に記憶されている第1のしきい値である4gとを比較する。以降、判断部114は、第1の具体例と同じ動作を実行する。なお、第2の具体例として示された現像攪拌制御を行なう場合、判断部114は攪拌フラグ1141を含まない構成であってもよい。以降の具体例でも同様である。
プリンタ1のエンジン部100において図8のフローチャートに表わされた現像攪拌制御が行なわれることで、実際の印字動作が指示された場合であって、印字開始後に直ちにトナー補給制御を開始する必要がある場合にのみ、トナー補給制御に先だって現像攪拌動作が行なわれることになる。制御部101がこのように制御することで、プリンタ1での現像攪拌動作の実行頻度をより抑えることができる。
[第2の実施の形態]
図9を用いて、第2の実施の形態にかかる現像攪拌制御の流れの、第1の具体例について説明する。第2の実施の形態にかかる現像攪拌制御では、強制モードのトナー補給動作を考慮して現像攪拌動作が制御される。図9のフローチャートに示される動作もまた、プリンタ1の電源がONされることによって開始される動作であって、エンジン部100の制御部101がメモリ102から必要なプログラムを読み出してCPUで実行し、図5,図6に示された各部を制御することで実現される。なお、図9のフローチャートにおいては、図7,図8のフローチャート中の動作と同じ動作については同じステップ番号が付されている。以降のフローチャートでも同様である。
図9を参照して、プリンタ1の電源がONされて動作が開始されると、判断部114はトナー量記憶部113に記憶されているトナー不足量としきい値記憶部115に記憶されている第1のしきい値である4gおよび第2のしきい値である9gとを比較する。その結果、トナー不足量が4gより多く9g以下であると判断されると(ステップS101でYES、かつS201でNO)、判断部114では、第1の実施の形態にかかる制御と同様に、ステップS103〜S107,S109〜S113の動作が行なわれる。また、トナー不足量が4g以下であると判断された場合も(ステップS101でNO)、判断部114では、第1の実施の形態にかかる制御と同様に、ステップS105,S107,S115〜S121の動作が行なわれる。
トナー不足量が9gより多いと判断されると(ステップS101でYES、かつS201でYES)、判断部114は、この後に印字指示を受けて印字動作を開始すると印字動作開始当初から画像がかすれる可能性があるため、強制モードのトナー補給動作が必要と判断する。このように判断すると、ステップS203で判断部114は、攪拌制御部117に対して現像攪拌動作の実行要求を行ない、トナー補給動作の開始に先だって現像攪拌動作を実行させる。その後ステップS205で、補給駆動部118に対して強制モードのトナー補給動作の実行要求を行なう。以降、図7のフローチャートに示された第1の実施の形態にかかる制御と同じ動作が行なわれる。すなわち、コントローラ部200から印字コマンドを受信すると(ステップS105でYES)、上記ステップS203で現像攪拌動作が行なわれているために、判断部114は攪拌フラグ1141を確認して現像攪拌動作が行なわれていると判断する(ステップS107でYES)。そのため、判断部114は、印字動作中の通常モードのトナー補給制御の開始に先だって現像攪拌動作を実行させることなく、ステップS109〜S113の動作を行なう。
プリンタ1のエンジン部100において図9のフローチャートに表わされた現像攪拌制御が行なわれることで、印字開始よりも前の段階で強制モードのトナー補給動作が実行された場合には現像攪拌動作が実行されない。これは、強制モードのトナー補給動作に先立って実行された現像攪拌動作によって、印字開始時にはすでに現像部4内のトナーが攪拌され、印字開始後の通常モードのトナー補給制御に先だって現像攪拌動作を行なわなくても現像部4内のトナーは攪拌されてトナーの嵩密度が補正されているためである。制御部101がこのように制御することで、プリンタ1での現像攪拌動作の実行頻度をより抑えることができる。
第1の具体例では、電源ONの段階、つまり印字コマンドを受信するよりも前の段階で予め必要な場合には現像攪拌動作が行なわれているため、印字動作が開始してから現像攪拌動作のために印字動作が中断されることがなく、生産性を低下させることもない。しかしながら、より現像攪拌動作の実行頻度を抑えるために、第1の実施の形態と同様に、図10に表わされた第2の具体例のように、印字コマンドを受信してから必要な場合にのみ現像攪拌動作を行なうようにしてもよい。
すなわち、図10を参照して、現像攪拌制御の流れの第2の具体例では、印字コマンドがコントローラ部200から入力された段階で(ステップS100でYES)、判断部114はトナー量記憶部113に記憶されているトナー不足量としきい値記憶部115に記憶されている第1のしきい値である4gおよび第2のしきい値である9gとを比較する。以降、判断部114は、第1の具体例と同じ動作を実行する。すなわち、印字コマンドを受信した時点でトナー不足量が9gより多いと判断されると(ステップS101でYES、かつS201でYES)、ステップS203で判断部114は、攪拌制御部117に対して現像攪拌動作の実行要求を行なって現像攪拌動作を実行させた後に、ステップS205で、補給駆動部118に対して強制モードのトナー補給動作の実行要求を行なう。この場合も、印字動作中の通常モードのトナー補給制御の開始に先だって現像部4内のトナーは攪拌されているので、判断部114は、印字動作中の通常モードのトナー補給制御の開始に先だって現像攪拌動作を実行させることなく、ステップS109〜S113の動作を行なう。
プリンタ1のエンジン部100において図10のフローチャートに表わされた現像攪拌制御が行なわれることで、実際の印字動作が指示された場合であって、現像部4内のトナーが不足している場合であっても、強制モードのトナー補給動作が行なわれた場合には現像攪拌動作が実行されない。制御部101がこのように制御することで、プリンタ1での現像攪拌動作の実行頻度をより抑えることができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、判断部114はセンサフラグ1142を含む。判断部114は、センサ受信部116で受信したセンサ65からのセンサ信号がトナーフル信号であるかトナー不足信号であるかを判断し、トナーフル信号である場合にセンサフラグ1142を立て、トナー不足信号であった場合該フラグを倒す。センサフラグ1142の用いられ方は、上記状態(トナーフル状態、トナー不足状態)のうちのいずれであるかが示されれば逆であってもよい。センサフラグ1142もまた不揮発性メモリ上の領域で構成される。そのため、電源OFF時もその情報は保持され、電源ON時に該フラグを確認することで、先の電源OFFの際のトナーフル状態またはトナー不足状態を知ることができる。
図11を用いて、第3の実施の形態にかかる現像攪拌制御の流れの、第1の具体例について説明する。トナー量記憶部113に記憶されるトナー不足量は、コントローラ部200の解析部211で特定された画像データのドット数に基づいて算出されたトナー量から得られる値である。しかしながら、解析部211での解析精度によっては、記憶されているトナー不足量の精度が低い場合も有り得る。そこで、第3の実施の形態では、センサ65での検出結果を考慮して現像攪拌動作が制御される。図11のフローチャートに示される動作もまた、プリンタ1の電源がONされることによって開始される動作であって、エンジン部100の制御部101がメモリ102から必要なプログラムを読み出してCPUで実行し、図5,図6に示された各部を制御することで実現される。
図11を参照して、プリンタ1の電源がONされて動作が開始されると、判断部114はセンサフラグ1142が立ててあるか否かを確認することで、先の電源OFFの際のトナーフル状態またはトナー不足状態を確認する。先の電源OFF時に、センサ65の発光素子から照射された光が透過して受光素子で受光されていると判断される場合、すなわち、先の電源OFF時に、センサ65からトナー不足状態を示すセンサ信号が入力されていると判断される場合には(ステップS301でYES)、判断部114では、以降、図7に示された第1の実施の形態にかかる制御と同様の制御を行なう。
先の電源OFF時に、センサ65の発光素子から照射された光が受光素子へ透過していないと判断される場合、すなわち、先の電源OFF時に、センサ65からトナーフル状態を示すセンサ信号が入力されていると判断される場合には(ステップS301でNO)、印字動作開始後直ちにトナー補給が必要ではない。そのため、判断部114は、印字動作開始に先だって現像攪拌動作を実行させず、ステップS101,S103をスキップする。この場合、判断部114は、第1の実施の形態にかかる制御と同様に、ステップS105,S107,S115〜S121の動作を行ない、印字動作開始から少なくとも現像攪拌動作に要する時間分、通常モードのトナー補給制御の開始を遅延させる。
プリンタ1のエンジン部100において図11のフローチャートに表わされた現像攪拌制御が行なわれることで、先の電源OFF時にトナーフル状態であった場合には、印字開始時に現像攪拌動作が行なわれない。制御部101がこのように制御することで、プリンタ1での現像攪拌動作の実行頻度をより抑えることができる。
第1の具体例では、電源ONの段階、つまり印字コマンドを受信するよりも前の段階で予め必要な場合には現像攪拌動作が行なわれているため、印字動作が開始してから現像攪拌動作のために印字動作が中断されることがなく、生産性を低下させることもない。しかしながら、より現像攪拌動作の実行頻度を抑えるために、第1の実施の形態と同様に、図12に表わされた第2の具体例のように、印字コマンドを受信してから必要な場合にのみ現像攪拌動作を行なうようにしてもよい。
すなわち、図12を参照して、現像攪拌制御の流れの第2の具体例では、印字コマンドがコントローラ部200から入力された段階で(ステップS100でYES)、判断部114は先の電源OFFの際のトナーフル状態またはトナー不足状態を確認する。以降、判断部114は、第1の具体例と同じ動作を実行する。すなわち、先の電源OFF時に、センサ65からトナーフル状態を示すセンサ信号が入力されていると判断される場合には(ステップS301でNO)、ステップS105,S107,S115〜S121の動作を行ない、印字動作開始から少なくとも現像攪拌動作に要する時間分、通常モードのトナー補給制御の開始を遅延させる。
プリンタ1のエンジン部100において図12のフローチャートに表わされた現像攪拌制御が行なわれることで、実際の印字動作が指示された場合であって、センサ65で検出される実際の現像部4内のトナーが、トナーフル状態から不足している場合にのみ現像攪拌動作が行なわれることになる。制御部101がこのように制御することで、プリンタ1での現像攪拌動作の実行頻度をより抑えることができる。
[第4の実施の形態]
なお、第1〜第3の実施の形態にかかる現像攪拌制御を組み合わせてもよい。そこで、図13を用いて、第4の実施の形態にかかる現像攪拌制御の第1の具体例として、第1〜第3の実施の形態にかかる現像攪拌制御の第1の具体例の組み合わせについて説明する。第4の実施の形態においても、判断部114はセンサフラグ1142を含む。図13のフローチャートに示される動作もまた、プリンタ1の電源がONされることによって開始される動作であって、エンジン部100の制御部101がメモリ102から必要なプログラムを読み出してCPUで実行し、図5,図6に示された各部を制御することで実現される。
図13を参照して、プリンタ1の電源がONされて動作が開始されると、判断部114はセンサフラグ1142が立ててあるか否かを確認することで、先の電源OFFの際のトナーフル状態またはトナー不足状態を確認する。先の電源OFF時に、センサ65からトナー不足状態を示すセンサ信号が入力されていると判断される場合には(ステップS301でYES)、判断部114では、トナー量記憶部113に記憶されているトナー不足量としきい値記憶部115に記憶されている第1のしきい値である4gおよび第2のしきい値である9gとを比較する。
比較の結果、トナー不足量が4gより多く9g以下であると判断されると(ステップS101でYES、かつS201でNO)、ステップS103で判断部114は攪拌制御部117に対して現像攪拌動作の実行要求を行ない、該動作が行なわれると、攪拌フラグ1141を立てる。
トナー不足量が9gより多いと判断されると(ステップS101でYES、かつS201でYES)、ステップS203で判断部114は、攪拌制御部117に対して現像攪拌動作の実行要求を行なった後、ステップS205で、補給駆動部118に対して強制モードのトナー補給動作の実行要求を行なう。
トナー不足量が4g以下であると判断されると(ステップS101でNO)、ステップS103またはステップS203,S205をスキップする。
先の電源OFF時に、センサ65からトナーフル状態を示すセンサ信号が入力されていると判断される場合には(ステップS301でNO)、ステップS101,S103,S201〜S205をスキップする。
その後印字コマンドがコントローラ部200から入力されると(ステップS105でYES)、判断部114は攪拌フラグ1141が立ててあるか否かを確認することで、予め現像攪拌動作がなされているか否かを確認する。上記ステップS103またはステップS203で予め現像攪拌動作が行なわれていると判断される場合(ステップS107でYES)、すなわち、トナー不足量が4gより多く9g以下であった場合、または強制モードのトナー補給動作が実行された場合、ステップS109で判断部114は上記コマンドに従って印字制御部119に印字動作を開始させる。また、ステップS111で判断部114は、印字動作開始の直後に通常モードのトナー補給制御を開始する。これにより、印字動作開始後トナー補給制御の開始に先立って現像攪拌動作が行なわれることなく、通常モードのトナー補給制御が開始され、その後、現像部4内のトナー量に応じたタイミングでトナーが補給されるトナー補給動作が行なわれる。印字ジョブが終了するとステップS113で判断部114は印字動作を終了させる。これで、一連の動作が終了する。
予め現像攪拌動作が行なわれていないと判断される場合(ステップS107でNO)、すなわち、先の電源OFF時にトナーフル状態であった場合、トナー不足量が4gよりも少ない場合、印字動作開始時に現像部4内にトナーが印字可能な量存在し、印字動作開始後直ちにトナーを補給する必要がない。この場合、ステップS115で判断部114は、上記コマンドに従って、印字制御部119に通常の印字動作を開始させる。そして、判断部114は、印字動作が開始すると、通常モードでのトナー補給制御を、少なくとも印字動作開始から現像攪拌動作の時間分だけ後のタイミングで開始すると判断する。このように判断すると、判断部114は、ステップS115での印字動作開始から現像攪拌動作の時間分だけの印字動作の時間経過を検出し(ステップS117でYES)、ステップS119で、その時点から通常モードでのトナー補給制御を開始する。これにより、印字動作の開始から現像攪拌動作の時間分遅延して通常モードのトナー補給制御が開始され、その後、現像部4内のトナー量に応じたタイミングでトナーが補給されるトナー補給動作が行なわれる。上記時間分印字動作が連続することで、印字動作による現像ローラ61等の回転によって現像部4内のトナーが攪拌される。印字ジョブが終了するとステップS121で判断部114は印字動作を終了させる。これで、一連の動作が終了する。
プリンタ1のエンジン部100において図13のフローチャートに表わされた現像攪拌制御が行なわれることで、印字動作開始よりも前の段階で現像部4内のトナー不足量が精度よく判断され、それに基づいて、現像攪拌動作の要否が判断される。制御部101がこのように制御することで、プリンタ1での現像攪拌動作の実行頻度をより効果的に抑えることができる。
また、図14を用いて、第4の実施の形態にかかる現像攪拌制御の第2の具体例として、第1〜第3の実施の形態にかかる現像攪拌制御の第2の具体例の組み合わせについて説明する。第4の実施の形態においても、判断部114はセンサフラグ1142を含む。
図14を参照して、印字コマンドがコントローラ部200から入力された段階で(ステップS100でYES)、判断部114はセンサフラグ1142が立ててあるか否かを確認することで、先の電源OFFの際のトナーフル状態またはトナー不足状態を確認する。先の電源OFF時に、センサ65からトナー不足状態を示すセンサ信号が入力されていると判断される場合には(ステップS301でYES)、判断部114では、トナー量記憶部113に記憶されているトナー不足量としきい値記憶部115に記憶されている第1のしきい値である4gおよび第2のしきい値である9gとを比較する。
比較の結果、トナー不足量が4gより多く9g以下であると判断されると(ステップS101でYES、かつS201でNO)、ステップS103で判断部114は攪拌制御部117に対して現像攪拌動作の実行要求を行なう。その後、ステップS109で判断部114は上記コマンドに従って印字制御部119に印字動作を開始させる。また、ステップS111で判断部114は、印字動作開始の直後に通常モードのトナー補給制御を開始する。これにより、印字動作開始後トナー補給制御の開始に先立って現像攪拌動作が行なわれることなく、通常モードのトナー補給制御が開始され、その後、現像部4内のトナー量に応じたタイミングでトナーが補給されるトナー補給動作が行なわれる。印字ジョブが終了するとステップS113で判断部114は印字動作を終了させる。これで、一連の動作が終了する。
トナー不足量が9gより多いと判断されると(ステップS101でYES、かつS201でYES)、ステップS203で判断部114は、攪拌制御部117に対して現像攪拌動作の実行要求を行なった後、ステップS205で、補給駆動部118に対して強制モードのトナー補給動作の実行要求を行なう。その後、ステップS109で判断部114は上記コマンドに従って印字制御部119に印字動作を開始させる。また、ステップS111で判断部114は、印字動作開始の直後に通常モードのトナー補給制御を開始する。これにより、印字動作開始後トナー補給制御の開始に先立って現像攪拌動作が行なわれることなく、通常モードのトナー補給制御が開始され、その後、現像部4内のトナー量に応じたタイミングでトナーが補給されるトナー補給動作が行なわれる。印字ジョブが終了するとステップS113で判断部114は印字動作を終了させる。これで、一連の動作が終了する。
トナー不足量が4g以下であると判断された場合(ステップS101でNO)、または、先の電源OFF時にセンサ65からトナーフル状態を示すセンサ信号が入力されていると判断される場合には(ステップS301でNO)、ステップS115で判断部114は上記コマンドに従って、印字制御部119に通常の印字動作を開始させる。判断部114は、ステップS115での印字動作開始からの現像攪拌動作の時間分だけの印字動作の時間経過を検出し(ステップS117でYES)、ステップS119で、その時点から通常モードでのトナー補給制御を開始する。これにより、印字動作の開始から現像攪拌動作の時間分遅延して通常モードのトナー補給制御が開始され、その後、現像部4内のトナー量に応じたタイミングでトナーが補給されるトナー補給動作が行なわれる。上記時間分印字動作が連続することで、印字動作による現像ローラ61等の回転によって現像部4内のトナーが攪拌される。印字ジョブが終了するとステップS121で判断部114は印字動作を終了させる。これで、一連の動作が終了する。
プリンタ1のエンジン部100において図14のフローチャートに表わされた現像攪拌制御が行なわれることで、実際の印字動作が指示された場合に現像部4内のトナー不足量が精度よく判断され、それに基づいて、現像攪拌動作の要否が判断される。制御部101がこのように制御することで、プリンタ1での現像攪拌動作の実行頻度をより抑えることができる。
なお、以上の例では、現像攪拌制御が電源ON時、または印字コマンド受信時に行なわれる例が示されているが、現像攪拌制御が行なわれるタイミングは、電源ONから印字動作が開示するまでの間のどのタイミングであってもよい。他の現像攪拌制御が実行されるタイミングとしては、スリープ状態からの復帰時や、印字ジョブを受信した時、などが挙げられる。
また、以上の例のうち、電源ON時に現像攪拌制御を開始する場合(第1の具体例の場合)、印字コマンド受信時に現像攪拌動作がすでに行なわれたか否かを判断部114において判断するために判断部114は攪拌フラグ1141を含む構成であるものとしている。しかしながら、上記判断を行なうための方法として攪拌フラグを用いる方法のみには限定されず、他のあらゆる方法が採用され得る。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 プリンタ、2 ベルト、3 感光体、4 現像部、5 帯電部、6 露光部、7 クリーナ、8 給紙ローラ、9 手差し用ローラ、10 タイミングローラ、11 二次転写ローラ、12,12a,12b 定着ローラ、13 排紙ローラ、14a,14b 両面経路搬送ローラ、15 廃トナーボックス、16 収納部、18 メインモータ、19 定着モータ、20,21 現像モータ、22 両面搬送経路、23,24 トナー補給モータ、25,25a,25b,25c,25d トナーボトル、26,63 攪拌ローラ、27 補給ローラ、28,28a,28b,28c,28d カートリッジ、30 搬送ローラ、60 ハウジング、61 現像ローラ、62 供給ローラ、64 ブレード、65 センサ、66 補給口、67 バッファ、68 トナー、100 エンジン部、101,201 制御部、102,202 メモリ、103 ユニット通信部、104 負荷通信部、105 センサ通信部、111 ドット数受信部、112 算出部、113 トナー量記憶部、114 判断部、115 しきい値記憶部、116 センサ受信部、117 攪拌制御部、118 補給駆動部、119 印字制御部、200 コントローラ部、211 解析部、1141 攪拌フラグ、1142 センサフラグ。

Claims (7)

  1. トナー収容部と、
    トナーを攪拌するための攪拌手段を含む現像器と、
    前記現像器を用いて、画像データに基づいて印字媒体にトナー画像を形成するための画像形成手段と、
    前記トナー収容部から前記現像器にトナーを補給するための補給手段と
    記現像器内のトナーの不足量を記憶するための記憶手段と、
    前記現像器内のトナー量に基づいて前記補給手段に補給動作を実行させて、前記トナー収容部から前記現像器へトナーを補給するための補給制御および前記画像形成手段に画像形成動作を実行させて前記印字媒体にトナー画像を形成するための画像形成制御、を行なうための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    電源がONの時点で前記記憶手段より取得された前記トナーの不足量が第1のしきい値よりも大であり、かつ、前記第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値以下である場合に、前記画像形成動作の開始よりも前に前記攪拌手段による前記現像器内のトナーの攪拌動作を実行させ、前記画像形成動作の開始と共に前記攪拌手段による攪拌動作を実行させ、かつ前記補給制御を開始する、第1の制御と、
    電源がONの時点で前記記憶手段より取得された前記トナーの不足量が第1のしきい値よりも小なる場合に、前記画像形成動作の開始よりも前に前記攪拌手段による攪拌動作を実行させず、前記画像形成動作の開始と共に前記攪拌手段による攪拌動作を実行させ、前記画像形成動作の開始の後、所定の現像攪拌動作の時間の後に、前記補給制御を開始する、第2の制御と、を行なうと共に、
    電源がONの時点で前記記憶手段より取得された前記トナーの不足量が前記第2のしきい値よりも大なる場合に、前記画像形成動作の開始よりも前に前記攪拌手段による攪拌動作を実行させ、該攪拌動作の後であって前記画像形成動作の開始よりも前に前記補給手段による補給動作を実行させる、第3の制御を行なう、画像形成装置。
  2. 前記現像器内に所定量のトナーの有無を検出するためのセンサをさらに備え、
    前記トナーの不足量は前記センサで検出されるトナー量から不足している量であり、
    前記制御手段は、
    電源がONの時点で前記センサで前記現像器内に前記所定量のトナーがないことが検出され、かつ、前記トナーの不足量が、前記第2のしきい値よりも大なる場合に、前記第3の制御を行なう、請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像器内に所定量のトナーの有無を検出するためのセンサをさらに備え、
    前記トナーの不足量は前記センサで検出されるトナー量から不足している量であり、
    前記制御手段は、
    電源がONの時点で前記センサで前記現像器内に前記所定量のトナーがないことが検出され、かつ、前記トナーの不足量が前記第1のしきい値よりも大であって前記第2のしきい値以下である場合に、前記第1の制御を行ない、
    電源がONの時点で前記センサで前記現像器内に前記所定量のトナーがあることが検出された場合、または前記トナーの不足量が第1のしきい値よりも小なる場合に、前記第2の制御を行なう、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. トナー収容部と、
    トナーを攪拌するための攪拌手段を含む現像器と、
    前記現像器を用いて、画像データに基づいて印字媒体にトナー画像を形成するための画像形成手段と、
    前記トナー収容部から前記現像器にトナーを補給するための補給手段と
    記現像器内のトナーの不足量を記憶するための記憶手段と、
    前記現像器内のトナー量に基づいて前記補給手段に補給動作を実行させて、前記トナー収容部から前記現像器へトナーを補給するための補給制御および前記画像形成手段に画像形成動作を実行させて前記印字媒体にトナー画像を形成するための画像形成制御、を行なうための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    画像形成が要求された時点で前記記憶手段より取得された前記トナーの不足量が第1のしきい値よりも大であり、かつ、前記第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値以下である場合に、前記画像形成動作の開始よりも前に前記攪拌手段による前記現像器内のトナーの攪拌動作を実行させ、前記画像形成動作の開始と共に前記攪拌手段による攪拌動作を実行させ、かつ前記補給制御を開始する、第1の制御と、
    画像形成が要求された時点で前記記憶手段より取得された前記トナーの不足量が第1のしきい値よりも小なる場合に、前記画像形成動作の開始よりも前に前記攪拌手段による攪拌動作を実行させず、前記画像形成動作の開始と共に前記攪拌手段による攪拌動作を実行させ、前記画像形成動作の開始の後、所定の現像攪拌動作の時間の後に、前記補給制御を開始する、第2の制御と、を行なうと共に、
    電源がONの時点で前記記憶手段より取得された前記トナーの不足量が前記第2のしきい値よりも大なる場合に、前記画像形成動作の開始よりも前に前記攪拌手段による攪拌動作を実行させ、該攪拌動作の後であって前記画像形成動作の開始よりも前に前記補給手段による補給動作を実行させる、第3の制御を行なう、画像形成装置。
  5. 前記現像器内に所定量のトナーの有無を検出するためのセンサをさらに備え、
    前記トナーの不足量は前記センサで検出されるトナー量から不足している量であり、
    前記制御手段は、
    画像形成が要求された時点で前記センサで前記現像器内に前記所定量のトナーがないことが検出され、かつ、前記トナーの不足量が、前記第2のしきい値よりも大なる場合に、前記第3の制御を行なう、請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像器内に所定量のトナーの有無を検出するためのセンサをさらに備え、
    前記トナーの不足量は前記センサで検出されるトナー量から不足している量であり、
    前記制御手段は、
    画像形成が要求された時点で前記センサで前記現像器内に前記所定量のトナーがないことが検出され、かつ、前記トナーの不足量が前記第1のしきい値よりも大であって前記第2のしきい値以下である場合に、前記第1の制御を行ない、
    画像形成が要求された時点で前記センサで前記現像器内に前記所定量のトナーがあることが検出された場合、または前記トナーの不足量が第1のしきい値よりも小なる場合に、前記第2の制御を行なう、請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像データに基づいて前記現像器内のトナーの不足量を算出するための算出手段をさらに備える、請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
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