JP2012247606A - 反射防止用積層体およびその製造方法、ならびに硬化性組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る反射防止用積層体は、セルロース樹脂基材と、セルロース樹脂を溶解する重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなる硬化性組成物の硬化膜と、を備え、前記セルロース樹脂基材と前記硬化膜とは接して積層され、前記(B)粒子は前記硬化膜中においてセルロース樹脂基材とは反対側に偏在していることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明に係る反射防止用積層体の一態様は、
セルロース樹脂基材と、
セルロース樹脂を溶解する重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなる硬化性組成物の硬化膜と、を備え、
前記セルロース樹脂基材と前記硬化膜とは接して積層され、前記(B)粒子は前記硬化膜中においてセルロース樹脂基材とは反対側に偏在していることを特徴とする。ここで、セルロース樹脂を溶解する成分とは、18cm×1cmの大きさに切った厚さ80μmの基材のセルロース樹脂フィルムを6gの該成分中に25℃で2時間浸し、取り出したフィルムを80℃で24時間真空乾燥機で乾燥したときのフィルムの質量減少率が1%以上である成分をいう。
本発明に係る反射防止用積層体の一態様は、
セルロース樹脂基材と、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルフォリン、γ−ブチロラクトンアクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルカプロラクタム、グリシジルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、ジエチレングリコールモノアクリレート、グリセリンモノメタクリレート、エチレングリコールジアクリレートおよびジエチレングリコールジアクリレートから選択される少なくとも1種である重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなる硬化性組成物の硬化膜と、を備え、
前記セルロース樹脂基材と前記硬化膜とは接して積層され、前記(B)粒子は前記硬化膜中においてセルロース樹脂基材とは反対側に偏在していることを特徴とする。
適用例1または適用例2の反射防止用積層体において、
前記(B)成分が、中空シリカ粒子、中実シリカ粒子および中実フッ化マグネシウム粒子から選択される少なくとも1種であることができる。
適用例1ないし適用例3のいずれか一例の反射防止用積層体において、
前記(A2)成分の含有量は、前記(B)成分1質量部に対して0.5質量部以上10質量部以下であることができる。
適用例1ないし適用例4のいずれか一例の反射防止用積層体において、
前記硬化膜が、前記セルロース樹脂基材を形成するセルロース樹脂を含有することができる。
本発明に係る反射防止用積層体の製造方法の一態様は、
セルロース樹脂を溶解する重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなる硬化性組成物をセルロース樹脂基材に塗布した後、硬化させる工程を含むことを特徴とする。ここで、セルロース樹脂を溶解する成分とは、18cm×1cmの大きさに切った厚さ80μmの基材のセルロース樹脂フィルムを6gの該成分中に25℃で2時間浸し、取り出したフィルムを80℃で24時間真空乾燥機で乾燥したときのフィルムの質量減少率が1%以上である成分をいう。
本発明に係る反射防止用積層体の一態様は、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルフォリン、γ−ブチロラクトンアクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルカプロラクタム、グリシジルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、ジエチレングリコールモノアクリレート、グリセリンモノメタクリレート、エチレングリコールジアクリレートおよびジエチレングリコールジアクリレートから選択される少なくとも1種である重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなる硬化性組成物をセルロース樹脂基材に塗布した後、硬化させる工程を含むことを特徴とする。
適用例6または適用例7の反射防止用積層体の製造方法において、
前記(B)成分が、中空シリカ粒子、中実シリカ粒子および中実フッ化マグネシウム粒子から選択される少なくとも1種であることができる。
適用例6ないし適用例8のいずれか一例の反射防止用積層体において、
前記(A2)成分の含有量は、前記(B)成分1質量部に対して0.5質量部以上10質量部以下であることができる。
本発明に係る硬化性組成物の一態様は、
反射防止用積層体を製造するために用いられる硬化性組成物であって、
セルロース樹脂を溶解する重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなることを特徴とする。ここで、セルロース樹脂を溶解する成分とは、18cm×1cmの大きさに切った厚さ80μmの基材のセルロース樹脂フィルムを6gの該成分中に25℃で2時間浸し、取り出したフィルムを80℃で24時間真空乾燥機で乾燥したときのフィルムの質量減少率が1%以上である成分をいう。
本発明に係る硬化性組成物の一態様は、
反射防止用積層体を製造するために用いられる硬化性組成物であって、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルフォリン、γ−ブチロラクトンアクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルカプロラクタム、グリシジルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、ジエチレングリコールモノアクリレート、グリセリンモノメタクリレート、エチレングリコールジアクリレートおよびジエチレングリコールジアクリレートから選択される少なくとも1種である重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなることを特徴とする。
適用例10または適用例11の硬化性組成物において、
前記(B)成分が、中空シリカ粒子、中実シリカ粒子および中実フッ化マグネシウム粒子から選択される少なくとも1種であることができる。
適用例10ないし適用例12のいずれか一例の硬化性組成物において、
前記(A2)成分の含有量は、前記(B)成分1質量部に対して0.5質量部以上10質量部以下であることができる。
本実施の形態に係る硬化性組成物は、(A)重合性化合物と、(B)屈折率が1.50以下である粒子と、を含有する。以下、本実施の形態に係る硬化性組成物の各成分について詳細に説明する。なお、本明細書において(A)ないし(D)の各材料を、それぞれ(A)成分ないし(D)成分と省略して記載することもある。
本実施の形態で用いられる(A)重合性化合物は、重合性を有する化合物であれば特に限定されないが、エチレン性不飽和基を有する化合物が好ましい。(A)重合性化合物は、基材のセルロース樹脂を溶解する重合性化合物(以下、「(A1)成分」ともいう)と、分子量が500以上かつ基材のセルロース樹脂を溶解しない3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(以下、「(A2)成分」ともいう)、(A1)成分および(A2)成分以外の重合性化合物(以下、(A3)成分ともいう)と、に分類することができる。
本実施の形態に係る硬化性組成物は、(A1)基材のセルロース樹脂を溶解する重合性化合物を含有する。本発明において「基材のセルロース樹脂を溶解する重合性化合物」とは、18cm×1cmの大きさに切った厚さ80μmの基材のセルロース樹脂フィルムの質量をa0(g)とし、このフィルムを室温環境下で6gの重合性化合物に2時間浸し、取り出したフィルムを80℃で24時間真空乾燥機で乾燥した後のフィルムの質量をa1(g)としたときに、((a0−a1)/a0)×100で表されるフィルムの質量減少率が1%以上である重合性化合物のことをいう。
本実施の形態に係る硬化性組成物は、(A2)分子量が500以上かつ基材のセルロース樹脂を溶解しない3官能以上の(メタ)アクリレート化合物を含有する。本発明において「基材のセルロース樹脂を溶解しない」とは、前述したフィルムの質量減少率が1%未満であることをいう。
(A3)成分である(A1)成分および(A2)成分以外の重合性化合物は、硬化性組成物の成膜性ならびに硬化膜の硬度および耐擦傷性を高める目的で用いられる。(A3)成分としては、上記(A1)成分および(A2)成分以外の単官能化合物や多官能化合物が挙げられる。これらのうち、架橋構造を形成することにより硬度および耐擦傷性に優れる硬化膜を形成することができる点で多官能化合物が好ましい。(A3)成分である多官能化合物としては、例えば、多官能の(メタ)アクリルエステル化合物、多官能のビニル化合物、多官能のエポキシ化合物、多官能のアルコキシメチルアミン化合物が好ましく、多官能の(メタ)アクリルエステル化合物、多官能のビニル化合物がより好ましい。多官能の(メタ)アクリルエステル化合物としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、フッ化アダマンチルジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、イソボロニルアクリレート、ブチルアクリレート等が挙げられる。多官能のビニル化合物としては、ジビニルベンゼン等が挙げられる。多官能のエポキシ化合物としては、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル等が挙げられる。多官能のアルコキシメチルアミン化合物としては、ヘキサメトキシメチル化メラミン、ヘキサブトキシメチル化メラミン、テトラメトキシメチル化グリコールウリル、テトラブトキシメチル化グリコールウリル等が挙げられる。
本実施の形態に係る硬化性組成物は、(B)屈折率が1.50以下である粒子を含有する。かかる(B)粒子が硬化膜の表面に偏在することにより低屈折率層を形成し、硬化膜に反射防止膜としての機能を付与することができる。また、(B)粒子が硬化膜の表面に偏在することで、硬化膜の硬度を高めて耐擦傷性を向上させたり、カールを小さくさせたりする効果も期待される。
本実施の形態に係る硬化性組成物は、(C)重合開始剤を含有してもよい。このような(C)重合開始剤としては、例えば(A)成分として(メタ)アクリルエステル化合物および/またはビニル化合物を含有する場合は、熱的に活性ラジカル種を発生させる化合物(熱重合開始剤)および放射線(光)照射により活性ラジカル種を発生させる化合物(放射線(光)ラジカル重合開始剤)等の汎用品を挙げることができる。また、(A)成分としてエポキシ化合物および/またはアルコキシメチルアミン化合物を含有する場合は、酸性化合物および放射線(光)照射により酸を発生させる化合物(放射線(光)酸発生剤)等の汎用品を挙げることができる。これらの中でも、放射線(光)重合開始剤が好ましい。
本実施の形態に係る硬化性組成物は、セルロース樹脂基材に塗布したときの塗膜(以下、「硬化性組成物層」という)の厚さや硬化性組成物の粘度を調節するために、(D)溶媒で希釈して用いることができる。例えば、本実施の形態に係る硬化性組成物を反射防止膜や被覆材として用いる場合の25℃における粘度は、通常0.1〜50,000mPa・秒であり、好ましくは、0.5〜10,000mPa・秒である。
本実施の形態に係る硬化性組成物は、必要に応じて、粒子分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、シランカップリング剤、老化防止剤、熱重合禁止剤、着色剤、レベリング剤、界面活性剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、無機系充填材、有機系充填材、フィラー、濡れ性改良剤、塗面改良剤等を含有することができる。これらのうち、粒子分散剤として、フッ素原子を含有する化合物、シロキサン鎖を有する化合物を使用することで、(B)粒子の偏在を促進し、塗膜の屈折率を低下させることができる。
本実施の形態に係る硬化性組成物は、(A)重合性化合物、(B)粒子、必要に応じて(C)重合開始剤、(D)溶媒、その他の添加剤をそれぞれ添加して、室温または加熱条件下で混合することにより調製することができる。具体的には、ミキサー、ニーダー、ボールミル、三本ロール等の混合機を用いて調製することができる。但し、加熱条件下で混合する場合には、熱重合開始剤の分解温度以下で行うことが好ましい。
2.1.反射防止用積層体の製造方法
本実施の形態に係る反射防止用積層体の製造方法は、(a)(A)重合性化合物と、(B)屈折率が1.50以下である粒子と、を含有し、前記(A)重合性化合物として(A1)基材のセルロース樹脂を溶解する重合性化合物および(A2)分子量が500以上であり、基材のセルロース樹脂を溶解しない3官能以上の(メタ)アクリレート化合物を少なくとも含み、前記(A)成分に占める前記(A1)成分の含有量が5質量%以上75質量%以下である硬化性組成物を準備する工程(以下、「工程(a)」ともいう)と、(b)前記硬化性組成物をセルロース樹脂基材に塗布した後、硬化させる工程(以下、「工程(b)」ともいう)と、を含む。なお、「基材のセルロース樹脂を溶解する」とは、上記で定義した質量減少率が1%以上であることをいい、「基材のセルロース樹脂を溶解しない」とは、上記で定義した質量減少率が1%未満であることをいう。
工程(a)は、前述した硬化性組成物を準備する工程である。かかる硬化性組成物の構成や製造方法等は前述したとおりであるため、詳細な説明は省略する。
工程(b)は、工程(a)で準備された硬化性組成物をセルロース樹脂基材に塗布した後、乾燥させて硬化させる工程である。
図1は、本実施の形態に係る反射防止用積層体を模式的に示した断面図である。図1に示すように、本実施の形態に係る反射防止用積層体100は、基材となるセルロース樹脂基材10の上に上述した硬化性組成物を硬化させた硬化膜20が形成されており、硬化膜20中のセルロース樹脂基材とは反対側における粒子22の密度は硬化膜20中のセルロース樹脂基材側における粒子22の密度よりも高い。すなわち、硬化膜20中のセルロース樹脂基材と反対側には粒子22が相対的に高い密度で存在する領域26(低屈折率層26ともいう)が形成されており、硬化膜20中のセルロース樹脂基材側には粒子22が実質的に存在しない領域24(ハードコート層24ともいう)が形成されている。領域24と領域26の境界は、必ずしも明確である必要はないが、硬化膜20中の粒子22の大部分が領域26に集まり領域24は実質的に粒子22を含まないことによって境界が明確であることが好ましい。粒子22が領域26に偏在することにより、領域26の屈折率は領域24の屈折率より低くなる。これにより、反射防止性に優れた反射防止用積層体を得ることができる。また、領域24が(A)成分として多官能化合物を含有する場合には架橋構造を有する硬化膜が形成されるため硬度および耐擦傷性に優れる反射防止用積層体を得ることができる。
本実施の形態に係る反射防止用積層体に用いられる基材は、セルロース樹脂基材である。基材としてセルロース樹脂を用いることにより、上述した硬化性組成物中に含まれる(A1)成分がセルロース樹脂を溶解または膨潤させることにより、粒子22が相対的に高い密度で存在する低屈折率層26を形成することができるものと考えられる。一方、セルロース樹脂以外の樹脂を基材として使用した場合には、上述したような作用効果を奏しない。本実施の形態において、セルロース樹脂基材とは、基材自体がセルロース樹脂で形成されていてもよいし、ポリエチレンテレフタレートやポリカーボネート等の基材表面にセルロース樹脂層を有する基材であってもよい。ここで、基材として使用可能なセルロース樹脂としては、トリアセチルセルロース(TAC)、ジアセチルセルロース、セルロースアセテートブチレート等が挙げられる。
ハードコート層24は、前述した硬化性組成物を硬化して得られる硬化膜20のセルロース樹脂基材10側に形成される、粒子22が実質的に存在しない領域から構成される。
低屈折率層26は、上述した硬化性組成物を硬化して得られる硬化膜20のセルロース樹脂基材10と反対側に形成される、粒子22が相対的に高い密度で存在する領域から構成される。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
3.1.1.粒子表面変性剤の製造
乾燥空気中、メルカプトプロピルトリメトキシシラン221質量部、ジブチル錫ジラウレート1質量部からなる溶液に対し、イソホロンジイソシアネート222質量部を撹拌しながら50℃で1時間かけて滴下後、70℃で3時間加熱攪拌した。これに新中村化学株式会社製のNKエステルA−TMM−3LM−N(ペンタエリスリトールトリアクリレート60質量%とペンタエリスリトールテトラアクリレート40質量%とからなる。このうち反応に関与するのは、水酸基を有するペンタエリスリトールトリアクリレートのみである。)549質量部を30℃で1時間かけて滴下後、60℃で10時間加熱攪拌することで重合性不飽和基を含む粒子変性剤(Cb−1)を得た。以上により、粒子変性剤(Cb−1)が773質量部得られたほか、反応に関与しなかったペンタエリスリトールテトラアクリレート220質量部が混在していた。
前記「3.1.1.粒子表面変性剤の製造」で得られた粒子表面変性剤を含有する組成物(Cb−1)8.7質量部、メチルエチルケトン(MEK)シリカゾル(日産化学工業株式会社製、商品名「MEK−ST」(数平均粒子径0.022μm、シリカ濃度30%))91.3質量部(固形分27.4質量部)、イソプロパノール0.2質量部およびイオン交換水0.1質量部の混合液を、80℃、3時間攪拌後、オルト蟻酸メチルエステル1.4質量部を添加し、さらに1時間同一温度で加熱攪拌して粒子分散液を得た。この粒子分散液を、限外濾過でメチルイソブチルケトン(MIBK)に溶剤溶解したのち濃縮することで無色透明の粒子(B−1)のMIBK分散液を得た。アルミ皿に2g秤量後、120℃のホットプレート上で1時間乾燥、秤量して固形分含量を求めたところ、35質量%であった。このシリカ系粒子の透過型電子顕微鏡により測定した数平均粒子径は、20nmであった。
紫外線を遮蔽した容器中において、中空シリカ粒子(商品名「JX−1009SIV」、屈折率1.29、メチルイソブチルケトンゾル、日揮触媒化成株式会社製)4.0質量部(固形分として0.8質量部)、上記製造例で製造した表面変性中実シリカ粒子(B−1)0.57質量部(固形分として0.2質量部)、2−ヒドロキシエチルアクリレート(商品名「ライトエステルHOA」、共栄社化学株式会社製)26質量部、多官能ウレタンアクリレートオリゴマー(商品名「KAYARAD DPHA−40H」、ジペンタエリスリトールペンタおよびヘキサアクリレートとヘキサメチレンジイソシアネートとの反応生成物)5質量部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(商品名「PET−30」、日本化薬株式会社製)65質量部、2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン(商品名「イルガキュア(登録商標)907」、BASFジャパン株式会社製)3質量部、サイラプレーンFM0725(チッソ株式会社製)0.1質量部、さらにメチルイソブチルケトンを適量加えて室温で2時間撹拌することにより均一な硬化性組成物を得た。この溶液をアルミ皿に2g秤量後、175℃のホットプレート上で30分間乾燥させ、秤量した後固形分含量を求めたところ、50質量%であった。
前記「3.2.硬化性組成物の製造例」で得られた硬化性組成物をトリアセチルセルロースフィルム上にバーコーターを用いて全体の硬化膜厚が約7μmとなるように塗布し、80℃で2分間乾燥後、窒素フロー下で高圧水銀灯(300mJ/cm2)を用いて硬化させて反射防止用積層体を得た。
表2〜表3に示す成分を表2〜表3に示す組成で配合した硬化性組成物を使用したこと以外は、実施例1と同様にして反射防止用積層体を得た。なお、表2〜表3において、(B)粒子として使用した各成分は以下のとおりである。
・MEK−ST−S(商品名、日産化学工業株式会社製、数平均粒子径7〜10nm、屈折率1.46)
・MEK−ST(商品名、日産化学工業株式会社製、数平均粒子径10〜15nm、屈折率1.46)
・MEK−ST−L(商品名、日産化学工業株式会社製、数平均粒子径40〜50nm、屈折率1.46)
・MFS−10P(商品名、日産化学工業株式会社製、数平均粒子径10〜15nm、屈折率1.39)
3.5.1.(A)重合性化合物のトリアセチルセルロースに対する溶解性
まず、表2〜表3に記載されている(A)重合性化合物のトリアセチルセルロースに対する溶解性について評価した。18cm×1cmの大きさに切った厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィルム(商品名「TDY−80UL」、富士フイルム株式会社製)の質量をa0(g)とし、このフィルムを25℃で6gの重合性化合物に2時間浸し、取り出したフィルムを80℃で24時間真空乾燥機で乾燥した後のフィルムの質量をa1(g)としたときに、((a0−a1)/a0)×100で表されるフィルムの質量減少率を測定した。この質量減少率が1%以上である場合には、重合性化合物がトリアセチルセルロースを溶解するものと判断し、1%未満である場合には、重合性化合物がトリアセチルセルロースを溶解しないものと判断した。その結果を表1に示す。
得られた反射防止用積層体のセルロース樹脂基材面を黒色スプレーで塗装し、分光反射率測定装置(大型試料室積分球付属装置150−09090を組み込んだ自記分光光度計U−3410、日立製作所株式会社製)により波長340〜700nmの範囲における反射率を基材側から測定して評価した。具体的には、アルミの蒸着膜における反射率を基準(100%)として、各波長における反射防止用積層体(反射防止膜)の反射率を測定し、そのうち波長550nmにおける光の反射率を表2〜表3に併せて示した。反射率は、3%未満であれば低反射性を有すると判断することができる。
得られた反射防止用積層体をガラス基板上に固定させて、「JIS K5600−5−4」(ISO/DIS 15184)に準拠して評価した。その結果を表2〜表3に併せて示す。
得られた反射防止用積層体をスチールウール(ボンスターNo.0000、日本スチールウール株式会社製)を学振型摩擦堅牢度試験機(AB−301、テスター産業株式会社製)に取り付け、硬化膜の表面を荷重200gの条件で10回繰り返し擦過し、当該硬化膜の表面における傷の発生の有無を以下の基準により目視で確認した。評価基準は、以下のとおりである。また、荷重300gまたは400gの条件に変更して、得られた反射防止用積層体の耐擦傷性を評価した。この評価方法では、A評価またはB評価であれば、耐擦傷性が良好であると判断することができる。その結果を表2〜表3に併せて示す。
A :硬化膜に傷が発生しない。
B :硬化膜の剥離や傷の発生がほとんど認められないか、あるいは硬化膜にわずかな
細い傷が認められる。
C :硬化膜全面に筋状の傷が認められる。
D :硬化膜の一部に剥離が生じる。
E :硬化膜の全面に剥離が生じる。
表2の結果から、実施例1〜9においては、反射率が3%未満となり優れた反射防止性を有していることが判明した。また、耐スチールウール性の結果から耐擦傷性にも優れていることが判明した。
Claims (13)
- セルロース樹脂基材と、
セルロース樹脂を溶解する重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなる硬化性組成物の硬化膜と、を備え、
前記セルロース樹脂基材と前記硬化膜とは接して積層され、前記(B)粒子は前記硬化膜中においてセルロース樹脂基材とは反対側に偏在している、反射防止用積層体(ここでセルロース樹脂を溶解する成分とは、18cm×1cmの大きさに切った厚さ80μmの基材のセルロース樹脂フィルムを6gの該成分中に25℃で2時間浸し、取り出したフィルムを80℃で24時間真空乾燥機で乾燥したときのフィルムの質量減少率が1%以上である成分をいう。)。 - セルロース樹脂基材と、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルフォリン、γ−ブチロラクトンアクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルカプロラクタム、グリシジルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、ジエチレングリコールモノアクリレート、グリセリンモノメタクリレート、エチレングリコールジアクリレートおよびジエチレングリコールジアクリレートから選択される少なくとも1種である重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなる硬化性組成物の硬化膜と、を備え、
前記セルロース樹脂基材と前記硬化膜とは接して積層され、前記(B)粒子は前記硬化膜中においてセルロース樹脂基材とは反対側に偏在している、反射防止用積層体。 - 請求項1または請求項2において、
前記(B)成分が、中空シリカ粒子、中実シリカ粒子および中実フッ化マグネシウム粒子から選択される少なくとも1種である、反射防止用積層体。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
前記(A2)成分の含有量は、前記(B)成分1質量部に対して0.5質量部以上10質量部以下である、反射防止用積層体。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか一項において、
前記硬化膜が、前記セルロース樹脂基材を形成するセルロース樹脂を含有する、反射防止用積層体。 - セルロース樹脂を溶解する重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなる硬化性組成物をセルロース樹脂基材に塗布した後、硬化させる工程を含む、反射防止用積層体の製造方法(ここでセルロース樹脂を溶解する成分とは、18cm×1cmの大きさに切った厚さ80μmの基材のセルロース樹脂フィルムを6gの該成分中に25℃で2時間浸し、取り出したフィルムを80℃で24時間真空乾燥機で乾燥したときのフィルムの質量減少率が1%以上である成分をいう。)。
- 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルフォリン、γ−ブチロラクトンアクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルカプロラクタム、グリシジルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、ジエチレングリコールモノアクリレート、グリセリンモノメタクリレート、エチレングリコールジアクリレートおよびジエチレングリコールジアクリレートから選択される少なくとも1種である重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなる硬化性組成物をセルロース樹脂基材に塗布した後、硬化させる工程を含む、反射防止用積層体の製造方法。
- 請求項6または請求項7において、
前記(B)成分が、中空シリカ粒子、中実シリカ粒子および中実フッ化マグネシウム粒子から選択される少なくとも1種である、反射防止用積層体の製造方法。 - 請求項6ないし請求項8のいずれか一項において、
前記(A2)成分の含有量は、前記(B)成分1質量部に対して0.5質量部以上10質量部以下である、反射防止用積層体の製造方法。 - セルロース樹脂を溶解する重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなる、反射防止用積層体を製造するために用いられる硬化性組成物(ここでセルロース樹脂を溶解する成分とは、18cm×1cmの大きさに切った厚さ80μmの基材のセルロース樹脂フィルムを6gの該成分中に25℃で2時間浸し、取り出したフィルムを80℃で24時間真空乾燥機で乾燥したときのフィルムの質量減少率が1%以上である成分をいう。)。
- 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルフォリン、γ−ブチロラクトンアクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルカプロラクタム、グリシジルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、ジエチレングリコールモノアクリレート、グリセリンモノメタクリレート、エチレングリコールジアクリレートおよびジエチレングリコールジアクリレートから選択される少なくとも1種である重合性成分(A1)を5質量%以上75質量%以下並びに分子量が500以上かつ3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(A2)(前記(A1)成分に該当するものを除く)を含む重合性化合物(A)及び屈折率が1.50以下である粒子(B)を含有してなる、反射防止用積層体を製造するために用いられる硬化性組成物。
- 請求項10または請求項11において、
前記(B)成分が、中空シリカ粒子、中実シリカ粒子および中実フッ化マグネシウム粒子から選択される少なくとも1種である、硬化性組成物。 - 請求項10ないし請求項12のいずれか一項において、
前記(A2)成分の含有量は、前記(B)成分1質量部に対して0.5質量部以上10質量部以下である、硬化性組成物。
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