JP2012247176A - 固体燃料バーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】固体燃料ノズル内壁下部に集中した固体燃料を分散させることで、酸素不足領域が発生するのを防止し、バーナ出口での着火性低下を防止することができる固体燃料バーナを提供すること。
【解決手段】固体燃料バーナ1内の固体燃料濃縮器10を固体燃料ノズル3内で支持する部材として、固体燃料濃縮器10設置部より下流の固体燃料ノズル内壁に沿った曲面板状の基部11bと固体燃料流路に平行な板状部材11aを固体燃料バーナ1の中心軸に対して放射状に配置して、固体燃料ノズル3の内壁下部から固体燃料濃縮器10の下面を支える複数の支持部11aとを一体化した分散支持部材11を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体燃料バーナに係り、特に低負荷時の着火性を高めるため、筒状の固体燃料ノズル内に固体燃料濃縮器を備えた固体燃料バーナの構造に関する。
なお、以下には、固体燃料として微粉炭を用い、固体燃料の搬送気体及び燃焼用気体として空気を用いるバーナを例に説明をしているが、本発明の対象とする固体燃料バーナは、固体燃料、搬送気体及び燃焼用気体の種類・組成を問わない。
石炭以外にも褐炭や植物由来の固体燃料を微粉化したものやそれらの混合物、搬送気体及び燃焼用気体としては、空気と燃焼排ガスとの混合気体や高濃度の酸素と燃焼排ガスとの混合気体などを用いる固体燃料バーナ(固体燃料、搬送気体及び燃焼用気体の種類・組成等を切り替えて運用するものも含む)にも適用できる。
火力発電プラント用ボイラに用いられる固体燃料バーナは、負荷に応じて燃料流量を減少させた際に、燃料ノズル内に燃料が堆積しないように搬送気体の流量を一定以上に保持する必要がある。そうすると搬送気体に対する燃料が相対的に少なくなり、着火性が低下する。そこで、燃料ノズル内に固体燃料濃縮器を設け、局部的に燃料濃度を高めた流れを形成して着火性を確保している。
図5は、従来技術になるボイラ火炉壁面に設置された固体燃料バーナを側方から見た断面概略図を示し、図6には、図5のX−X線矢視図を示す。
筒状の固体燃料ノズル3には、微粉炭またはバイオマスなどの固体燃料とその搬送気体の固気二相流が供給され、ノズル3出口から火炉12内に固気二相流を噴出させる。固体燃料ノズル3の中心軸に固体燃料着火用の液体燃料ノズル2を設け、固体燃料ノズル3の外周には、燃焼用気体噴出ノズル4、5が設けられており、各ノズル4、5の火炉12側の開口面が同心円状に形成されている。
固体燃料ノズル3のノズル内壁側には固気二相流を中心部の液体燃料ノズル2側に絞り込むベンチュリー9が設けられ、ベンチュリー9の後流側の液体燃料ノズル2の外周には固体燃料濃縮器10が設けられている。
図5、図6に示すベンチュリー9で固体燃料ノズル3の流路が縮小された後、拡大される。さらにベンチュリー9の後流側に設けられた固体燃料濃縮器10で固体燃料ノズル3内の流路が再び縮小されるため固体燃料粒子はその流速が加速される。さらに、一旦加速された固体燃料粒子は搬送用気体に比べて質量が大きいため、固体燃料濃縮器10の下流側の流路拡大部において固体燃料ノズル3の内壁側に固体燃料粒子が流れやすくなる。この固体燃料粒子の濃度が高くなった固体燃料ノズル3の出口部に配置した保炎器17に衝突して、該保炎器17の下流側の火炉12内で逆流を生じさせて、燃料粒子の着火性を高める。
図5に示すような、固体燃料ノズル3内にベンチュリー9と固体燃料濃縮器10を配置したバーナは特許文献1を始め、従来から多数出願されている。
また、微粉炭ノズル内の中央部に微粉炭セパレータを配置して微粉炭と搬送気体の混合流体の流れを微粉炭セパレータの外周部に偏らせることで、固体燃料ノズル3の内壁側の微粉炭濃度を高める構成が特許文献2に開示されている。特許文献2に開示されている微粉炭セパレータは微粉炭ノズル内壁の下面上に配置された移動用レール上に配置され、微粉炭ノズル内を前後方向に移動可能な構成である。
特開2010−242999号公報 特開平9−264510号公報
図5に示す固体燃料ノズル3の中心部に配置される固体燃料濃縮器10は、その外側全周を保持する円筒形支持部14を有し、これをノズル内壁の三方向から支持板13を支持している。
このような固体燃料濃縮器10の支持構造には、以下のような課題がある。
すなわち、固体燃料ノズル3内の固体燃料を均一に濃縮するためには、固体燃料濃縮器10の外周と固体燃料ノズル3の内周の間の距離を一定にする必要がある。このためには、固体燃料濃縮器10を固体燃料燃焼バーナ1内の中心に正確に設置する必要があるが、複数の支持板13の製作時の製作誤差により、固体燃料濃縮器10をバーナ1の中心に正確に設置することは困難であった。
固体燃料ノズル3内を流れる固気二相流の流速は最大20m/秒と高速であり、固体燃料濃縮器10および支持板13への固体燃料粒子の衝突による摩耗が発生するため、これらの部材は交換が不可欠である。
従来の固体燃料バーナ1は固体燃料濃縮器10を複数箇所(図6では3箇所)で支持板13と円筒形支持部14により支持・固定しているため、交換時の取り外しが容易ではなかった。
さらに、固体燃料ノズル3内では固体燃料濃縮器10と支持板13の間に微粉が衝突、付着することにより固体燃料濃縮器10と支持板13が固着する現象が見られるが、従来のように円筒形支持部14と支持板13を用いた場合、固体燃料濃縮器10と支持板13の接触面積が大きくなり、当該接触面への微粉進入、固着が発生しやすくなり、固体燃料濃縮器10の交換が困難となるという問題点もあった。なお、円筒形支持部14とは固体燃料濃縮器10の大径部を覆うカバー部材である。
また、固体燃料ノズル3内では燃料粒子が固体燃料ノズル3の内壁下部に集中する傾向があり、固体燃料ノズル3の内壁底面では、固体燃料搬送気体に対する燃料濃度が局所的に過剰となる。特許文献2に開示されているような、微粉炭ノズル内壁の底面上に配置された移動用レール上に設置され、微粉炭ノズル内を前後方向に移動可能な構成からなる微粉炭セパレータでは、微粉炭ノズル内壁底面で微粉炭が燃焼するために必要な酸素が不足する領域が発生し、バーナ出口で微粉炭が着火しにくくなるという課題がある。
本発明の課題は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、固体燃料ノズル内壁下部に集中した固体燃料を分散させることで、酸素不足領域が発生するのを防止し、バーナ出口での着火性低下を防止することができる固体燃料バーナを提供することである。
本発明の上記課題は次の解決手段で解決される。
すなわち、請求項1記載の発明は、固体燃料とその搬送気体からなる固気二相流からなる混合流体を噴出させ、中心軸に液体燃料ノズルを備えた筒状の固体燃料ノズルと、この固体燃料ノズルの外周に該固体燃料ノズルと同心円状に形成される燃焼用気体噴出ノズルと、前記固体燃料ノズルの内壁側に配置される固気二相流の流れを一旦中心軸方向に向けて絞るベンチュリーと、ベンチュリーの後流側で固体燃料ノズルの流路を内壁側に拡大するように前記液体燃料ノズルの外周に設けられる固体燃料濃縮器とを備えた固体燃料バーナであって、前記固体燃料濃縮器を前記固体燃料ノズル内壁で支持する部材として、該固体燃料濃縮器の下方の前記固体燃料ノズル内壁に沿った曲面板状の基部と、前記流路に平行な板状部材を前記中心軸に対して放射状に配置して前記基部の両端に接続して固体燃料ノズル内壁下部から前記固体燃料濃縮器の下面を支える一対の支持部とからなり、前記曲面板状の基部と一対の支持部を一体化した分散支持部材を設けたことを特徴とする固体燃料バーナである。
請求項2記載の発明は、前記固体燃料ノズル内の固気二相流の流路の前記ベンチュリーから前記分散支持部材までの間に配置され、前記固体燃料ノズル内壁に平行で、該内壁面からの垂直方向高さが前記分散支持部材の該内壁面からの垂直方向の高さと同じであり、前記固体燃料濃縮器を前記中心軸方向に移動させる際のガイドとなる案内部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の固体燃料バーナである。
(作用)
本発明の固体燃料濃縮器の支持構造と従来の固体燃料濃縮器の支持構造との差異を以下に述べる。従来の固体燃料ノズルは、固体燃料ノズル内になるべく抵抗体となるような部材を設置せず、全周にわたって均一な流路が形成されるようにするというものであったため、固体燃料濃縮器の支持部は固体燃料ノズル内の一部に局所的に配置するのではなく、等間隔で複数個設置することで固体燃料ノズル内を流れる燃料と搬送ガスの固気二相流が局所的に妨害されることを防いでいた。
しかし、実際には、図7に示すように燃料粒子20は固体燃料ノズル3内で下側に集中する傾向があり、周方向で分布が生じるのは不可避である。固体燃料ノズル3の下側に集中する燃料粒子20は却って着火性の低下などの燃焼性にマイナスの影響を及ぼすため、固体燃料ノズル下部に集中した粒子は、固体燃料濃縮流21として分散支持部材11の基部(分散材)11bに当てて固体燃料分散流22としてある程度再分散させて、固体燃料23として火炉内で分散させた方が望ましいことが明らかになってきた。
本発明は、この知見に基づいており、固体燃料濃縮器の支持材を固体燃料濃縮器の下部に設置し、固体燃料濃縮器を前記支持部材で下方から支え、固体燃料濃縮器の側部側から上方には構造物を設置しない構造にすることで固体燃料ノズル下部に集中した粒子を衝突・分散させることを可能としている。
支持部材を固体燃料濃縮器の下方のみから支える構造とすることで、支持構造が簡便となるとともに固体燃料濃縮器および支持部材自体の設置・除去を容易とすることができる。また、支持部材が固体燃料濃縮器を支持する部位の数が減少するため、製作誤差の発生リスクを低減することが可能となる。さらに、固体燃料濃縮器と支持部材の接する面積が低下するため、微粉の付着、固着を低減することが可能となる。
また、固体燃料濃縮器を固体燃料ノズル内に設置または除去する際に固体燃料濃縮器を運ぶレールとして作用する固体燃料ノズルの内周に案内板を設置することで、固体燃料ノズル内へ固体燃料濃縮器を容易に挿入、または引き抜くことが可能になる。
本発明によれば、固体燃料濃縮器の性能を維持すると同時に固体燃料ノズルの下側に集中する固体燃料の濃縮流を分散支持部材の基部(分散材)に当てて固体燃料を分散流としてある程度再分散させて、火炉内に噴出させて安定着火を良くした固体燃料燃焼バーナを提供することができる。
本発明の実施形態に係る固体燃料燃焼バーナの概略構成図を示す。 図1におけるX−X線矢視図を示す。 本発明のその他の実施形態に係る固体燃料燃焼バーナの概略構成図を示す。 図3におけるY−Y断面図を示す。 従来の固体燃料燃焼バーナの概略構成図を示す。 図4におけるX−X断面図を示す。 固体燃料ノズル内の固体燃料の流れ図を示す。
以下、発明の実施形態を図面とともに説明する。
図1は、本実施例の固体燃料燃焼バーナの概略構成図を示す。固体燃料燃焼バーナ1の中心に液体燃料噴出ノズル2を配置し、その外周に固体燃料搬送用空気によって燃料である固体燃料を火炉12に供給する固体燃料ノズル3を配置し、さらにその外周から燃焼用空気を火炉12に噴出する燃焼用空気噴出ノズル(2次空気ノズル)4と、該2次空気ノズル4の外周にバーナ出口で旋回流を形成するためのエアレジスタ6を設置した燃焼用空気噴出ノズル(3次空気ノズル)5を備え、固体燃料ノズル3の内周壁に流路縮小部(ベンチュリ)9を設置し、該ベンチュリ9より後流側の固体燃料ノズル3内であって液体燃料噴出ノズル2の外周に固体燃料濃縮器10を配置し、該固体燃料濃縮器10を保持するための分散支持部材11を固体燃料ノズル3の内周壁に支持させる。また、固体燃料濃縮器10は図1に示すように径の大きな円筒部10aとその前後に一体的に設けられる固気二相流の流路縮小部10bと流路拡大部10cからなる。
分散支持部材11の構造例を図2に示す。分散支持部材11は、固体燃料ノズル3内の固体燃料と固体燃料搬送用空気の固気二相流の流路方向に沿った複数の平板状部材である支持部11aと円筒状の固体燃料ノズル3の内壁に沿った曲面板状の分散材(基部)11bが一体となって構成されている。
分散支持部材11の支持部11aは、それぞれ固体燃料ノズル3の中心軸から径方向に向かって放射状に配置され、固体燃料ノズル3の下側から固体燃料濃縮器10を支持する。
分散材(基部)11bは、分散支持部材11を固体燃料濃縮器10の下側で固体燃料ノズル3の内壁に固定し、固体燃料ノズル3の内壁下部側に沿って流れる固体燃料粒子を分散させる機能を有する。
固体燃料濃縮器10を支持部11aだけでなく、支持部11aと一体の分散材11bを使用して支持することにより、分散支持部材11の強度が向上し、支持部11aが固体燃料濃縮器10の重みで変形することなく、固体燃料濃縮器10を支持することが可能となる。
分散支持部材11は固体燃料燃焼バーナ1の火炎から受ける輻射の影響を抑え、かつ支持強度を確保するために、固体燃料濃縮器10の円筒部10aの前後方向の長さと同程度の長さにすることが望ましい。固体燃料ノズル3から均等に固体燃料を噴出するために、分散支持部材11は中心を空洞部(図2中のAの部分)を有する構造とし、分散支持部材11による固体燃料ノズル3内の固体燃料混合気流の流路妨害面積を縮小することが望ましい。
固体燃料濃縮器10は、本来、固体燃料ノズル3の径方向内壁に沿って固体燃料濃度が高まった固気二相流を形成するためのものであり、火炉出口部では固体燃料ノズル3内の円周方向全周にわたって均一に高濃度の固体燃料が含まれる固気二相流領域であることが望ましい。
しかし、実際には固体燃料の自重により、固体燃料ノズル3内部の下側の固体燃料濃度が高まる傾向がある。
固体燃料濃度は高すぎても着火性が低下するので、固体燃料ノズル3内部の最も下側近傍に集中する固体燃料粒子を分散させることが望ましい。
本実施例に用いる分散支持部材11は、固体燃料ノズル3と接し、分散支持部材11の設置位置を固定する基部(分散材)11bを有する。
この分散材11bが固体燃料の衝突材として機能することで、図7に示すように固体燃料ノズル3の下部に濃縮された固体燃料が分散し、固体燃料濃度が局所的に高くなる部位の発生を防ぐことができる。同時に、固体燃料粒子は固体燃料ノズル3で出口部まで達すると流速が低下して、下流側の着火領域での滞留時間が長くなるので着火性が向上する。
分散支持部材11には固体燃料が衝突するため、分散支持部材11の磨耗を抑えるために、材質は耐磨耗材を使用することが望ましい。この分散支持部材11の部材はコンパクトな構造であるので、鋳物で容易に製作でき、また鋳物であれば、成形性に優れ、寸法精度の高いものを製作できるから、固体燃料濃縮器10を固体燃料ノズル3内で精度良く支持でき、流路を均一に構成できる。
分散支持部材11の上部構造をなす支持部11aは、図2に示すように2点で固体燃料濃縮器10を支持する構造とすることが望ましい。これにより、固体燃料濃縮器10の外周近傍における固体燃料の流れを妨害することなく、固体燃料ノズル3から固体燃料を噴出することが可能となる。さらに、固体燃料濃縮器10と分散支持部材11の接触面積が少なくなるため、固体燃料濃縮器10と分散支持部材11の間への微粉の進入、固着を低減することが可能となる。
図3は本発明の他の実施例を示したものである。
本実施例の固体燃料燃焼バーナは図1に示す固体燃料ノズル3における固体燃料濃縮器10を支持する分散支持部材11の前流側に位置する固体燃料ノズル3の内壁に一対の案内部材15を追設した構成からなるものである。この構造で設置する案内部材15は、垂直方向の高さH2が分散支持部材11の鉛直方向の高さH1と同じになるように設置することが望ましい。上記案内部材15は、固体燃料濃縮器10を固体燃料ノズル3内に設置または除去する際に固体燃料濃縮器10を運ぶレールとして作用するため、この案内部材15を設置することにより、固体燃料ノズル3内へ固体燃料濃縮器10を容易に挿入、または引き抜くことが可能になる。
上記案内部材15は、固体燃料ノズル3内を流れる固体燃料混合気流16の流路を妨げないようにするため、図4に示すように分散支持部材11の支持部11aと案内部材15は固体燃料混合気流16の流れ方向に沿って設置し、また、分散支持部材11の一対の支持部11a間の距離L1と一対の案内部材15間の距離L2が同等になるように設置する。すなわち、固体燃料燃焼バーナ1を火炉12方向から見た場合、案内部材15と分散支持部材11の投影面が重なるように設置することが固体燃料混合気流16の流路を妨げないために望ましい。
1 固体燃料燃焼バーナ 2 液体燃料噴出ノズル
3 固体燃料ノズル 4・・・燃焼用空気噴出(2次空気)ノズル
5 燃焼用空気噴出(3次空気)ノズル
6 エアレジスタ 7 ウィンドボックス
9 ベンチュリ 10 固体燃料濃縮器
11 分散支持部材 11a 板状支持部
11b 基部(分散材) 12 火炉
13 支持板 14 円筒形支持部
15 案内部材 16 固体燃料混合気流
17 保炎器 20 固体燃料
21 固体燃料濃縮流 22 固体燃料分散流
23 分散後の固体燃料

Claims (2)

  1. 固体燃料とその搬送気体からなる固気二相流からなる混合流体を噴出させ、中心軸に液体燃料ノズルを備えた筒状の固体燃料ノズルと、この固体燃料ノズルの外周に該固体燃料ノズルと同心円状に形成される燃焼用気体噴出ノズルと、前記固体燃料ノズルの内壁側に配置される固気二相流の流れを一旦中心軸方向に向けて絞るベンチュリーと、ベンチュリーの後流側で固体燃料ノズルの流路を内壁側に拡大するように前記液体燃料ノズルの外周に設けられる固体燃料濃縮器とを備えた固体燃料バーナであって、
    前記固体燃料濃縮器を前記固体燃料ノズル内壁で支持する部材として、該固体燃料濃縮器の下方の前記固体燃料ノズル内壁に沿った曲面板状の基部と、前記流路に平行な板状部材を前記中心軸に対して放射状に配置して前記基部の両端に接続して固体燃料ノズル内壁下部から前記固体燃料濃縮器の下面を支える一対の支持部とからなり、前記曲面板状の基部と一対の支持部を一体化した分散支持部材を設けたことを特徴とする固体燃料バーナ。
  2. 前記固体燃料ノズル内の固気二相流の流路の前記ベンチュリーから前記分散支持部材までの間に配置され、前記固体燃料ノズル内壁に平行で、該内壁面からの垂直方向高さが前記分散支持部材の該内壁面からの垂直方向の高さと同じであり、前記固体燃料濃縮器を前記中心軸方向に移動させる際のガイドとなる案内部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の固体燃料バーナ。
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