JP2012246282A - 新規2−フェニルプロピオン酸誘導体 - Google Patents

新規2−フェニルプロピオン酸誘導体 Download PDF

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Yuko Ooka
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Ryoichi Furuyama
亮一 古山
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Abstract

【課題】
PGE産生抑制作用及びNO放出能を有し、下部尿路症状の蓄尿症状、排尿症状等の予防及び/又は治療に有効な化合物の提供。
【解決手段】
下記一般式(1)
Figure 2012246282

[上記式中、R、Rの定義は明細書記載のとおり]で表される化合物、その医薬上許容される塩、並びにそれらの水和物及び溶媒和物。

Description

本発明は、優れたプロスタグランジンE産生抑制作用及び一酸化窒素放出能を有する医薬の有効成分として有用な新規2−フェニルプロピオン酸誘導体に関する。
下部尿路症状(LUTS)を有する中高齢者の頻度は極めて高く、加齢に伴ってさらに増加する。LUTSには蓄尿症状(昼間頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、尿失禁等)、排尿症状(尿勢低下、尿線分割、尿線散乱、尿線途絶、排尿遅延、腹圧排尿、終末滴下等)、排尿後症状(残尿感、排尿後尿滴下等)、下部尿路機能障害を示唆する症状症候群等(膀胱痛症候群、過活動膀胱症候群(OAB)、膀胱出口閉塞を示唆する下部尿路症状等)などの分類があり、これらの症状が生活の質を著しく低下させている。
LUTSの原因は、前立腺・下部尿路、神経系、その他全身的な疾患・病態等が関与しており、特に中高齢男性においては、前立腺肥大症(BPH)を起因とする下部尿路閉塞(BOO)が病態として重要である。BOOは尿流障害による排尿症状を惹起させるだけでなく、排尿筋過活動を生じさせ、蓄尿症状も誘発する。また、加齢に伴う全身的(下部尿路を含む)変化により排尿症状と蓄尿症状の両方を生じる可能性も示唆されている(非特許文献1)。
OABなどの蓄尿症状に対する治療薬として、これまで主にムスカリン性アセチルコリン受容体拮抗薬(抗コリン薬)が多く使用されている(非特許文献2)。しかしながら、抗コリン作用に基づく副作用(口内乾燥,消化器症状,眼症状,不整脈等)が認められ、排尿筋収縮力低下による排尿困難の悪化や尿閉などを引き起こす危険性があり、特にBOOのある患者では投与禁忌又は慎重投与などの制限が多い。
一方、BPHによる排尿症状に対する治療薬としては、主にノルアドレナリン(NA)の受容体であるα受容体に対する遮断薬が使用されている。前立腺組織のNAによる収縮を阻害することにより排尿症状を改善させるが、循環器系の副作用(起立性低血圧等)が認められ、使用に注意を要する。また、BOOのあるBPH患者の50〜75%にはOABも認められ、排尿症状だけではなく蓄尿症状の治療も必要となるが、α遮断薬の有効性は低く、抗コリン薬との併用による治療法も検討されている(非特許文献1)。
OABの発症にはコリン作動性以外に求心性の知覚神経経路の関与が示唆され、そのメディエーターとしてプロスタグランジンE(PGE)等が注目されている。PGEはEP1受容体を介して排尿反射を亢進させることにより頻尿を惹起させる。PGEの合成に関与するシクロオキシゲナーゼの阻害薬である非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に頻尿改善効果を有することが知られている(非特許文献3)。NSAIDsは消化管障害性等の副作用が懸念されてきたが、特許文献1にOABの予防及び/又は治療に高い有効性を有し、消化管障害が軽減された2−フェニルプロピオン酸誘導体が開示されている。
また、下部尿路の平滑筋には一酸化窒素(NO)による弛緩経路が存在することが知られている。NOはグアニル酸シクラーゼを活性化し、サイクリックグアノシン一リン酸の増加を介して平滑筋を弛緩させる。また、BOOのあるBPH患者並びに高齢者においてはNOの産生が低下しており、NO産生の低下が尿道及び/又は前立腺平滑筋の弛緩機能低下を引き起こし、排尿症状の要因となっていることが推測される(非特許文献4)。さらに、NO供与薬である硝酸イソソルビドの投与がBOOのあるBPH患者の排尿症状を改善した報告もあり、NOの供与が排尿症状の改善に有効であることが示唆されている(非特許文献5)。
このような知見から、PGE産生抑制作用に加えてNO放出能を併せ持つ医薬は、抗コリン薬及びα遮断薬に特有の副作用を示さず、蓄尿症状のみならず排尿症状を含めたLUTS全般の予防及び/又は治療に有用であると考えられる。
PGE産生抑制作用及びNO放出能を有する化合物として、例えば特許文献2に尿失禁に有効性を示す化合物が開示されているが、in vivoにおける排尿症状に対する有効性の具体的開示はなく、本発明化合物も具体的に開示されていない。また、特許文献3〜7にも化合物が開示されているが、LUTSに対する有効性の具体的開示はなく、本発明化合物も具体的に開示されていない。
国際公開2008/032665号パンフレット 特表2000−517332号公報 特表2005−501060号公報 特表2005−539089号公報 特表2005−537223号公報 特開2010−265292号公報 特開2010−280665号公報
男性下部尿路症状診療ガイドライン,日本排尿機能学会男性下部尿路症状診療ガイドライン作成委員会編集,第1版,2008 過活動膀胱診療ガイドライン,日本排尿機能学会過活動膀胱ガイドライン作成委員会編集,第1版,2005 Wibberley A,Drug Discovery Today:Therapeutic Strategies,2,7−13,2005 吉田正貴ら,日薬理誌,121,307−316,2003 Klotz T et.al.,Int Urol Nephrol,31,335−341,1999
本発明の課題は、優れたPGE産生抑制作用及びNO放出能を有する医薬の有効成分として有用なフェニル酢酸誘導体を提供することにある。特に、LUTSの蓄尿症状及び/又は排尿症状に対して予防及び/又は治療に高い有効性を有する医薬の有効成分として有用な新規2−フェニルプロピオン酸誘導体を提供することが本発明の課題である。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、新規2−フェニルプロピオン酸構造を有する化合物が、優れたPGE産生抑制作用及びNO放出能を有することを見出し、本発明の完成に至った。
即ち、本発明は下記一般式(1)
Figure 2012246282
[上記式中、Rは水素原子、−CHY−(CH)m−CH(ONO)−Yを示し、Rは、水素原子、ニトロ基、−C(=O)−(CH)n−CH(ONO)−Yを示し、Y、Y、Yは独立して選択された水素原子、C1〜C6の低級アルキル、−CH(ONO)、−CH(ONO)−CHであり、mは各位置ごとに0〜4の整数であり、nは各位置ごとに0〜3の整数である。]で表される2−フェニルプロピオン酸誘導体、その医薬上許容される塩、並びにそれらの水和物及び溶媒和物。
好適には、Rが水素原子のとき、Rは、ニトロ基、−C(=O)−(CH)n−CH(ONO)−Yを示し、Rが水素原子のとき、Rは、−CHY−(CH)m−CH(ONO)−Yを示し、Y、Y、Yは独立して選択された水素原子、C1〜C6の低級アルキル、−CH(ONO)、−CH(ONO)−CHであり、mは各位置ごとに0〜4の整数であり、nは各位置ごとに0〜3の整数である、2−フェニルプロピオン酸誘導体、その医薬上許容される塩、並びにそれらの水和物及び溶媒和物。
一般式(1)の具体例としては、(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−{[5,6−ビス(ニトロオキシ)ヘキサノイル]オキシ}チオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸、(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−{[4,5−ビス(ニトロオキシ)ペンタノイル]オキシ}チオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸、(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−{[4,5−ビス(ニトロオキシ)ヘキサノイル]オキシ}チオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸、(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸(2R)−2,3−ビス(ニトロオキシ)プロピルエステル、(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸1,3−ビス(ニトロオキシ)プロパン−2−イルエステル、(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸1−メチル−2,3−ビス(ニトロオキシ)プロピルエステル、(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸4,5−ビス(ニトロオキシ)ペンチルエステル、(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸4,5−ビス(ニトロオキシ)ヘキシルエステル、(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸3−ニトロオキシプロピルエステル、(2S)−2−[4−{(3S,Z)−3−[(2−ニトロオキシプロパノイル)オキシ]チオラン−2−イリデンメチル}フェニル]プロピオン酸3−ニトロオキシプロピルエステルである。
一般式(1)で表される本発明の化合物又はその医薬上許容される塩、並びにそれらの水和物及び溶媒和物は、強力なPGE産生抑制作用を有する特許文献1に開示される医薬の有効成分の放出とともにNOを放出するため、各種疾患の予防及び/又は治療に有効である。特に、LUTSの蓄尿症状及び/又は排尿症状に対して予防及び/又は治療に極めて有効である。
以下、本発明を具体的に説明する。
一般式(1)で表される、本発明の化合物又はその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物は、置換基の種類により二重結合に基づく幾何異性体や互変異性体が存在する場合、あるいは不斉炭素原子の存在により光学異性体やジアステレオマーが存在しうる場合がある。本発明においては、これら異性体を単離したもの、あるいは混合物すべて包含する。
(製造方法)本発明の化合物及び医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物の製造方法は、種々の公知技術により製造することが可能である。その際、官能基の種類によっては、当該官能基を原料若しくは中間体の段階で適当な保護基に置換することにより、製造技術上効果的な場合がある。このような官能基としてはアミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基等が挙げられる。当該官能基に保護基を導入して製造を行った場合、各製造段階において適時保護基を除去することにより、所望の化合物を得ることができる。このような保護基の種類、脱着方法としては、例えば「Protective Groups in Organic Synthesis(Third Edition)」(Greene、Wuts著)に記載の方法などが挙げられる。以下に本発明の化合物(1)の代表的な製造方法について説明する。
本発明の化合物の製造方法は特に限定されないが、例えば下記の製造方法に従って製造することが出来る。
(製造方法1)
Figure 2012246282
一般式(1)で表される化合物は、一般式(2)で表される化合物と一般式(3)で表されるハロゲン化物、又は、酸ハロゲン化物を塩基存在下、反応に不活性な溶媒中、冷却下ないし加熱下で反応させることにより目的物を得ることができる。塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基等が挙げられる。不活性な溶媒としては、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン系炭化水素、テトラヒドロフラン、1,2−ジオキサン等のエーテル類、その他、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒が挙げられる。式(2)で表される化合物は、例えば特許文献WO2008032665に記載の方法に準じて製造することができる。一般式(3)で表される化合物は、例えばJ.Med.Chem.2008,51,1894.、WO2010014516に記載の方法に準じて製造することができる。
(製造方法2)
Figure 2012246282
一般式(1)で表される化合物は、一般式(4)で表される化合物と一般式(5)で表されるアルコールを縮合剤と共に室温下で反応させるか、若しくは一般式(6)で表されるトシレート(R=Ts)、メシレート(R=Ms)等を塩基存在下、冷却下ないし加熱下で反応させることにより目的物を得ることができる。上記反応に使用される縮合剤としては、例えば、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール、2−クロロ−N−メチルピリジニウムヨーダイド、ジフェニルホスホリルアジド、ジエチルシアノホスホネート等が挙げられる。これら反応においては、製造方法1記載の溶媒、塩基等を使用することが出来る。一般式(5)で表される化合物は、例えば文献J.Med.Chem.2008,51,1894.、WO2004004648に記載の方法に準じて製造することができる。
一般式(1)の化合物は、塩として用いる場合、塩の種類は医学上許容される塩であれば特に限定されないが、例えば塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸、酢酸、シュウ酸、フマール酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、安息香酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、乳酸、酪酸、アミノ酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、ナトリウムアルコキサイド、メグルミン、トロメタミン、オラミン、ジオラミン等と処理をすることにより、塩とすることができる。
一般式(1)の化合物の医薬上許容しうる水和物としては、1/2水和物、1水和物、2水和物などが例として挙げられる。また、一般式(1)の化合物は溶媒和物として存在することもあるので、溶媒和物も包含される。
上記のように製造された本発明である一般式(1)である化合物は、遊離のまま、あるいはその塩として、通常の化学操作である抽出、濃縮、留去、結晶化、濾過、再結晶、各種クロマトグラフィー等により単離、精製することが出来る。化合物(1)が、光学異性体、立体異性体、位置異性体を含有する場合は、分別再結晶法、キラルカラム法、ジアステレオマー法などにより、それぞれを単離できる。
一般式(1)で示される化合物又はその医薬上許容される塩、水和物を含んでなる医薬組成物を前記医薬製剤として用いる場合、製剤用添加物の種類は特に限定されないが、基剤、賦形剤、滑沢剤、コーティング剤、糖衣剤、湿潤剤、結合剤、崩壊剤、溶剤、可溶化剤、溶解剤、溶解補助剤、懸濁化剤、分散剤、乳化剤、界面活性剤、等張化剤、緩衝剤、pH調節剤、無痛化剤、防腐剤、保存剤、安定化剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤等単独で又は適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の化合物は、薬理試験において優れたPGE産生阻害作用及びNO放出能を有する為、種々の炎症、疼痛、発熱、免疫疾患、感染症、癌、糖尿病合併症、産婦人科領域疾患、神経変性疾患、循環器疾患、血液疾患、腎疾患、泌尿器疾患等のPG産生の亢進及びNOの減少やNOにより制御される反応の減弱が起因及び/又は悪化の原因となるすべての疾患の治療及び/又は予防のための医薬として有用である。これらの疾患としては特に限定されないが、リウマチ、インフルエンザ又は他のウイルス感染症、風邪、背部又は頚部の痛み、腰痛、頭痛、歯痛、捻挫、筋炎、神経痛、滑膜炎、慢性関節リウマチを含む関節炎、変性関節疾患又は変形性関節症、痛風、強直性脊椎炎、滑液包炎、やけど、外傷後又は外科的もしくは歯科的処置後の炎症及び疼痛、結腸直腸癌、乳癌、皮膚癌、前立腺癌、膀胱癌、腺腫ポリポシス、転移性腫瘍増殖に関連した疾患及び状態、糖尿病性網膜症又は腫瘍脈管形成、平滑筋収縮、月経困難症、早産、喘息、好酸球関連障害、アルツハイマー病、パーキンソン病、ポリグルタミン病、プリオン病、筋萎縮性側索硬化症、骨欠損、胃炎、限局性腸炎、潰瘍性大腸炎、貧血症、低プロトロンビン血症、血友病、腎臓疾患、自己免疫疾患、種々のアレルギー疾患、心疾患、脳血管疾患、血液凝固、血栓症、LUTS(昼間頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、尿失禁等の蓄尿症状、尿勢低下、尿線分割、尿線散乱、尿線途絶、排尿遅延、腹圧排尿、終末滴下等の排尿症状、残尿感、排尿後尿滴下等の排尿後症状、膀胱痛症候群、OAB、膀胱出口閉塞を示唆する下部尿路症状等の下部尿路機能障害を示唆する症状症候群等を含む)、膀胱炎(急性単純性膀胱炎、慢性膀胱炎、複雑性膀胱炎、間質性膀胱炎、その他各種膀胱炎を含む)、前立腺炎(急性前立腺炎及び慢性前立腺炎を含む)、前立腺肥大症、尿道下憩室炎、尿路感染症、男性性機能障害等を例示することができる。これらの疾患のうち、炎症、疼痛、発熱及び泌尿器疾患が対象疾患として好ましく、特にLUTSに対する治療及び/又は予防のための医薬として有用である。LUTS以外の疾患としてはLUTS以外の泌尿器疾患又は炎症に起因する疾患が好ましく、膀胱炎、前立腺炎、前立腺肥大症が特に好ましい疾患である。
本発明の化合物又は該化合物を含有する医薬組成物の投与量及び投与回数は症状、年齢、性別、剤形、併用薬剤の種類などによって適時選択できるが、通常0.1〜1000mg/day/人、好ましくは1〜500mg/day/人の範囲で、1日1回あるいは数回に分けて投与することができる。また、本発明の医薬組成物は、単独投与のみならず、同じ薬効を有する他の医薬及び/又は別の薬効を有する他の医薬と併用してもよい。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例により限定されることはない。
実施例、参考例における略号の意味は以下の通りである。H−NMR:プロトン核磁気共鳴スペクトル、CDCl:重水素クロロホルム、Hz:ヘルツ、J:カップリング定数、m:マルチプレット、q:クワルテット、dt:ダブルトリプレット、t:トリプレット、d:ダブレット、s:シングレット、br:ブロード、M:モル濃度。尚、NMRは270MHz核磁気共鳴スペクトルを示し、内部標準物質としてTMS(テトラメチルシラン)を用いた。
実施例1 (2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−{[5,6−ビス(ニトロオキシ)ヘキサノイル]オキシ}チオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸
(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸のテトラヒドロフラン溶液に、室温下炭酸水素カリウムを加え、30分間撹拌した後、5,6−ビスニトロオキシヘキサノイルクロライドのテトラヒドロフラン溶液を滴下した。室温下15時間撹拌した後50℃で3時間撹拌し、溶媒を減圧下留去して水を加え、2M−塩酸で酸性とした後酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製し、表題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:1.51(4H,d,J=7.0Hz),1.53−1.79(4H,m),2.05−2.30(2H,m),2.40(2H,brs),3.23(1H,m),3.36−3.44(1H,m),3.75(1H,q,J=7.0Hz),4.40(1H,dd,J=3.0,13.0Hz),4.68(1H,dd,J=3.0,13.0Hz),5.25(1H,m),6.01(1H,d,J=2.4Hz),6.79(1H,s),7.32(2H,d,J=8.4Hz),7.43(2H,d,J=8.4Hz).
実施例2 (2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−{[4,5−ビス(ニトロオキシ)ペンタノイル]オキシ}チオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸
実施例1と同様に(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸及び5,6−ビスニトロオキシペンタノイルクロライドから表題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:1.51(3H,d,J=7.0Hz),2.01−2.30(4H,m),2.51(2H,t,J=7.1Hz),3.19−3.41(2H,m),3.74(1H,q,J=7.0Hz),4.48(1H,dd,J=6.2,13.0Hz),6.78(1H,dd,J=3.3,13.0Hz),5.39(1H,m),6.01(1H,d,J=1.9Hz),6.79(1H,s),7.32(1H,d,J=8.4Hz),7.43(1H,d,J=8.4Hz).
実施例3 (2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−{[4,5−ビス(ニトロオキシ)ヘキサノイル]オキシ}チオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸
実施例1と同様に(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸及び4,5−ビスニトロオキシヘキサノイルクロライドから表題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:1.40(3H,dd,J=1.4,6.2Hz),1.50(3H,d,J=7.3Hz),1.95−2.15(3H,m),2.22−2.31(1H,m),2.45−2.51(2H,m),3.19−3.25(1H,m),3.34−3.43(1H,m),3.73(1H,q,J=7.0Hz),5.18−5.31(2H,m),6.00(1H,d,J=1.9Hz),6.78(1H,s),7.31(2H,d,J=8.1Hz),7.42(2H,d,J=8.1Hz).
実施例4 (2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸(2R)−2,3−ビス(ニトロオキシ)プロピルエステル
(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸のジメチルホルムアミド溶液に、室温下、(2R)−2,3−ビス(ニトロオキシ)プロパノール、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N,N−ジメチルアミノピリジンを加え、終夜攪拌した。反応液に酢酸エチル、水を加え分液した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:1.52(3H,d,J=7.0Hz),2.08−2.18(2H,m),3.13−3.21(1H,m),3.40−3.47(1H,m),3.75(1H,q,J=7.0Hz),4.19−4.63(4H,m),4.87(1H,m),5.34−5.41(1H,m),6.69(1H,s),7.28(2H,d,J=8.4Hz),7.43(2H,d,J=8.4Hz).
実施例5 (2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸1,3−ビス(ニトロオキシ)プロパン−2−イルエステル
実施例4と同様に、(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸と1,3−ビス(ニトロオキシ)−2−プロパノールから、標題化合物を合成した。
H−NMR(CDCl)δ:1.51(3H,d,J=7.0Hz),2.05−2.18(2H,m),3.13−3.21(1H,m),3.38−3.47(1H,m),3.75(1H,q,J=7.0Hz),4.42−4.62(3H,m),4.72(1H,dd,J=4.1,12.7Hz),4.87(1H,m),5.32−5.39(1H,m),6.69(1H,s),7.27(2H,d,J=8.4Hz),7.43(2H,d,J=8.4Hz).
実施例6 (2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸1−メチル−2,3−ビス(ニトロオキシ)プロピルエステル
実施例4と同様に(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸及び3,4−ビスニトロオキシブタン−2−オールから表題化合物を得た(ジアステレオマー比5:4)。
H−NMR(CDCl)δ:1.16,1.36(3H,d,J=6.5Hz),1.51(3H,d,J=7.0Hz),2.04(2H,m),3.11−3.19(1H,m),3.36−3.45(1H,m),3.71−3.77(1H,m),4.42,4.50(2H,dd,J=6.5,12.7Hz),4.84−5.31(2H,m),6.67(1H,s),7.25(2H,d,J=8.1Hz),7.42(2H,d,J=8.1Hz).
実施例7 (2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸4,5−ビス(ニトロオキシ)ペンチルエステル
(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸のジメチルホルムアミド溶液に、室温下、[4,5−ビス(ニトロオキシ)ペンチル]トシル酸エステル、炭酸水素カリウム、ヨウ化カリウムを加え、室温下終夜攪拌した。反応液に酢酸エチル、水を加え分液した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、表題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:1.50(3H,d,J=7.0Hz),1.53−1.74(4H,m),2.07−2.17(2H,m),3.12−3.19(1H,m),3.37−3.42、(1H,m),3.71(1H,q,J=7.0Hz),3.96−4.30(2H,m),4.51(1H,dd,J=3.0,13.0Hz),4.86(1H,m),5.12(1H,m),6.68(1H,s),7.29(2H,d,J=8.2Hz),7.43(2H,d,J=8.2Hz).
実施例8 (2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸4,5−ビス(ニトロオキシ)ヘキシルエステル
実施例7と同様に、(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸と4,5−ビス(ニトロオキシ)ヘキシルトシル酸エステルから、標題化合物を合成した。
H−NMR(CDCl)δ:1.24(3H,d,J=6.8Hz),1.50(3H,d,J=7.0Hz),1.54−1.80(4H,m),2.06−2.18(2H,m),3.12−3.20(1H,m),3.37−3.46(1H,m),3.71(1H,q,J=7.0Hz),3.97−4.23(2H,m),4.86(1H,m),5.08−5.19(2H,m),6.67(1H,s),7.30(2H,d,J=8.4Hz),7.24(2H,d,J=8.4Hz).
実施例9 (2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸3−ニトロオキシプロピルエステル
実施例7と同様に(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸及び3−ニトロオキシプロピルトシル酸エステルから表題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:1.50(3H,d,J=7.0Hz),1.99(2H,quin,J=6.2Hz),2.06−2.21(2H,m),3.13−3.20(1H,m),3.37−3.47(1H,m),3.72(1H,q,J=7.0Hz),4.15−4.19(2H,m),4.36(2H,t,J=6.2Hz),4.87(1H,m),6.69(1H,s),7.28(2H,d,J=8.4Hz),7.42(2H,d,J=8.4Hz).
実施例10 (2S)−2−[4−{(3S,Z)−3−[(2−ニトロオキシプロパノイル)オキシ]チオラン−2−イリデンメチル}フェニル]プロピオン酸3−ニトロオキシプロピルエステル
実施例1と同様に(2S)−2−{4−[(3S,Z)−3−ヒドロキシチオラン−2−イリデンメチル]フェニル}プロピオン酸3−ニトロオキシプロピルエステル及び3−ニトロオキシプロパノイルクロライドから表題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:1.49(3H,d,J=7.3Hz),1.94−2.01(2H,m),2.03−2.18(2H,m),2.25−2.32(2H,m),2.77(2H,t,J=6.2Hz),3.19−3.26(1H,m),3.35−3.45(1H,m),3.72(1H,q,J=7.3Hz),4.13−4.18(1H,m),4.37(1H,t,J=6.2Hz),4.73(1H,t,J=6.2Hz),6.02(1H,dd,J=4.1,2.4Hz),6.79(1H,s),7.28(1H,d,J=8.4Hz),7.42(1H,d,J=8.4Hz).
Figure 2012246282
試験例1:ラット血漿中NOx濃度測定試験
6〜8週令の雄性ラットを一晩絶食後に試験に供した。被験物質の経口投与後に頸静脈からヘパリン加採血し、遠心分離して血漿を得た。得られた血漿について、NOx(NO+NO)の濃度をNO/NOアッセイキット−FX(フルオロメトリック)(同仁化学研究所)で測定した(n=2〜3)。
本発明化合物において、NOの良好な放出が確認された。
Figure 2012246282
試験例2:ラットのフェニレフリン誘発尿道内圧上昇に対する効果
6〜11週令の雄性ラットを一昼夜絶食後に試験に供した。ウレタン麻酔下で下腹部を正中切開後、恥骨結合部を切除して尿道を露出した。前立腺下方の尿道を結紮後、尿道内圧測定用のトランスデューサーに接続したカテーテルを膀胱頂部から挿入し、先端部を前立腺部尿道内に留置して膀胱頸部を結紮した。また、被験物質投与用として、カテーテルを胃底部から挿入して先端部を十二指腸内に留置した。さらに、フェニレフリン投与用としてカテーテルを大腿静脈に留置した。尿道内に生理食塩液を注入し、尿道内圧を一定(約10cmHO)にして律動的な収縮反応を惹起させた。30μg/mL/kgフェニレフリンを一定速度で投与して尿道内圧の上昇を惹起した。被験物質の投与前及び投与後のフェニレフリン誘発による尿道内圧上昇反応を測定した。尿道内圧上昇の変化率について、コントロール(媒体投与群)に対する抑制率を算出した(n=5〜11)。
本発明化合物の実施例4は強力な尿道内圧上昇の抑制効果を示した。さらに、本発明化合物の実施例3及び実施例5は実施例4より強力な抑制効果を示した(表3)。
Figure 2012246282
試験例3:ラットの心拍数及び平均血圧に及ぼす影響
9週令の雄性ラットを一昼夜絶食後に試験に供した。被験物質の経口投与前後に無麻酔下の心拍数及び平均血圧を非観血式血圧測定装置でTail−cuff法により測定した(n=4)。
本発明化合物の実施例4は、尿道内圧上昇の抑制効果が認められる用量の10倍以上においても循環器系に影響を与えなかった。
Figure 2012246282

Claims (2)

  1. 下記一般式(1)
    Figure 2012246282
    [上記式中、Rは水素原子、−CHY−(CH)m−CH(ONO)−Yを示し、Rは、水素原子、ニトロ基、−C(=O)−(CH)n−CH(ONO)−Yを示し、Y、Y、Yは独立して選択された水素原子、C1〜C6の低級アルキル、−CH(ONO)、−CH(ONO)−CHであり、mは各位置ごとに0〜4の整数であり、nは各位置ごとに0〜3の整数である。]で表される2−フェニルプロピオン酸誘導体、その医薬上許容される塩、並びにそれらの水和物及び溶媒和物。
  2. 前記一般式において、Rが水素原子のとき、Rは、ニトロ基、−C(=O)−(CH)n−CH(ONO)−Yを示し、Rが水素原子のとき、Rは、−CHY−(CH)m−CH(ONO)−Yを示し、Y、Y、Yは独立して選択された水素原子、C1〜C6の低級アルキル、−CH(ONO)、−CH(ONO)−CHであり、mは各位置ごとに0〜4の整数であり、nは各位置ごとに0〜3の整数で表される2−フェニルプロピオン酸誘導体、その医薬上許容される塩、並びにそれらの水和物及び溶媒和物。
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