JP2012245760A - 積層体 - Google Patents
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Abstract
【課題】食品、飲料などの内容物を収納する密閉容器の蓋などに用いられる積層体であって、低いシール温度でヒートシールした際にもシール強度が高く、またコーヒー飲料や乳飲料等の液体が付着しにくい積層体を提供する。
【解決手段】スチレン系樹脂とエチレン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を含むシール層と、当該シール層に隣接してなる厚みが0.5〜5μmであるパラフィンワックス層を有する積層体。
【選択図】なし
【解決手段】スチレン系樹脂とエチレン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を含むシール層と、当該シール層に隣接してなる厚みが0.5〜5μmであるパラフィンワックス層を有する積層体。
【選択図】なし
Description
本発明は、積層体に関するものである。
従来から、食品、飲料などの内容物を収納する密閉容器は、内容物を容器本体に収納した後、ヒートシール性を有する積層体からなる蓋を容器本体の開口部の周縁部にヒートシールして密閉されて用いられている。
ヨーグルト、ゼリー、プリン、ムースなどのゲル状の内容物を収納する場合、収納されたゲル状の内容物が付着しにくく、かつ、容器との密着性が高い蓋に用いられる積層体として、例えば特許文献1には、基材に熱封緘性層、内容物付着防止層を順に積層した積層体であって、
前記内容物付着防止層の組成物がワックスと、そのワックス中に分散された充填剤とからなる、内容物付着防止性を有する積層体が記載されている。
前記内容物付着防止層の組成物がワックスと、そのワックス中に分散された充填剤とからなる、内容物付着防止性を有する積層体が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載されている積層体は、低いシール温度で容器にヒートシールすると、シール強度が低下することがあり、改良が求められていた。
以上の課題に鑑み、本発明では、低いシール温度でヒートシールした際にもシール強度が高く、またコーヒー飲料や乳飲料等の液体が付着しにくい積層体を提供することを目的とする。
以上の課題に鑑み、本発明では、低いシール温度でヒートシールした際にもシール強度が高く、またコーヒー飲料や乳飲料等の液体が付着しにくい積層体を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、スチレン系樹脂とエチレン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を含むシール層と、
当該シール層に隣接してなる厚みが0.5〜5μmであるパラフィンワックス層を有する積層体を提供するものである。
即ち、本発明は、スチレン系樹脂とエチレン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を含むシール層と、
当該シール層に隣接してなる厚みが0.5〜5μmであるパラフィンワックス層を有する積層体を提供するものである。
本発明によれば、低いシール温度でヒートシールした際にもシール強度が高く、またコーヒー飲料や乳飲料等の液体が付着しにくい積層体を提供することができる。
本発明に係る積層体はスチレン系樹脂とエチレン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を含むシール層と、
当該シール層に隣接してなる厚みが0.5〜5μmであるパラフィンワックス層を有する積層体である。
当該シール層に隣接してなる厚みが0.5〜5μmであるパラフィンワックス層を有する積層体である。
本発明に係るシール層は、スチレン系樹脂とエチレン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を含む層である。
スチレン系樹脂としては、ポリスチレン、スチレン系共重合体、ゴム変性ポリスチレン、及びこれらの混合物等が挙げられる。
ポリスチレンとしては、スチレン系単量体の単独重合体、または、二種以上のスチレン系単量体の共重合体などが挙げられる。
スチレン系単量体としては、例えばスチレン、α−メチルスチレンなどのα−アルキル置換スチレン、p−メチルスチレンなどの核置換アルキルスチレンなどが挙げられる。
スチレン系単量体としては、例えばスチレン、α−メチルスチレンなどのα−アルキル置換スチレン、p−メチルスチレンなどの核置換アルキルスチレンなどが挙げられる。
スチレン系共重合体は、スチレン系単量体に基づく単量体単位とスチレン系単量体以外の単量体に基づく単量体単位とを有する共重合体である。
スチレン系単量体以外の単量体としては、例えば、α−オレフィン、ポリエン化合物、環状オレフィンなどが挙げられる。
ポリエン化合物としては、共役ポリエン化合物、非共役ポリエン化合物のいずれでもよい。共役ポリエン化合物としては、例えば、脂肪族共役ポリエン化合物、脂環族共役ポリエン化合物が挙げられる。非共役ポリエン化合物としては、例えば、脂肪族非共役ポリエン化合物、脂環族非共役ポリエン化合物、芳香族非共役ポリエン化合物が挙げられる。
スチレン系共重合体は、ランダム共重合体であってもよく、ブロック共重合体であってもよく、交互共重合体であってもよい。
本発明のシール層が、スチレン系樹脂とエチレン系樹脂とを含む場合は、剥離外観を向上させる観点から、スチレン系樹脂として、スチレン系ブロック共重合体を含むことが好ましく、スチレン系単量体に基づく単量体単位とポリエン化合物に基づく単量体単位とを有するブロック共重合体を含むことがより好ましい。スチレン系単量体に基づく単量体単位とポリエン化合物に基づく単量体単位とを有するブロック共重合体は、水素添加して得られる水素添加ブロック共重合体であってもよい。
スチレン系ブロック共重合体の具体例としては、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、およびそれらの水素添加によって得られる共重合体等が挙げられる。ブロック共重合体は、トリブロック共重合体などであってもよく、具体的には、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、およびそれらの水素添加によって得られる共重合体等が挙げられる。水素添加によって得られる共重合体としては、一般に、スチレン−エチレン−ブテン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体などと呼ばれる共重合体などが挙げられる。
スチレン系単量体以外の単量体としては、例えば、α−オレフィン、ポリエン化合物、環状オレフィンなどが挙げられる。
ポリエン化合物としては、共役ポリエン化合物、非共役ポリエン化合物のいずれでもよい。共役ポリエン化合物としては、例えば、脂肪族共役ポリエン化合物、脂環族共役ポリエン化合物が挙げられる。非共役ポリエン化合物としては、例えば、脂肪族非共役ポリエン化合物、脂環族非共役ポリエン化合物、芳香族非共役ポリエン化合物が挙げられる。
スチレン系共重合体は、ランダム共重合体であってもよく、ブロック共重合体であってもよく、交互共重合体であってもよい。
本発明のシール層が、スチレン系樹脂とエチレン系樹脂とを含む場合は、剥離外観を向上させる観点から、スチレン系樹脂として、スチレン系ブロック共重合体を含むことが好ましく、スチレン系単量体に基づく単量体単位とポリエン化合物に基づく単量体単位とを有するブロック共重合体を含むことがより好ましい。スチレン系単量体に基づく単量体単位とポリエン化合物に基づく単量体単位とを有するブロック共重合体は、水素添加して得られる水素添加ブロック共重合体であってもよい。
スチレン系ブロック共重合体の具体例としては、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、およびそれらの水素添加によって得られる共重合体等が挙げられる。ブロック共重合体は、トリブロック共重合体などであってもよく、具体的には、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、およびそれらの水素添加によって得られる共重合体等が挙げられる。水素添加によって得られる共重合体としては、一般に、スチレン−エチレン−ブテン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体などと呼ばれる共重合体などが挙げられる。
ゴム変性ポリスチレンとは、スチレン系重合体とゴム状重合体から得られる軟質成分粒子が、マトリックスを形成するスチレン系重合体中に分散して存在する樹脂であり、いわゆる耐衝撃性ポリスチレン(High Impact Polystyrene:HIPS)として知られるものである。
ゴム変性ポリスチレンは、ゴム状重合体の存在下、一種又は二種以上のスチレン系単量体、又は一種又は二種以上のスチレン系単量体及びこれと共重合可能な化合物とを重合して得られるゴム変性ポリスチレンである。
ゴム変性ポリスチレンは、ゴム状重合体の存在下、一種又は二種以上のスチレン系単量体、又は一種又は二種以上のスチレン系単量体及びこれと共重合可能な化合物とを重合して得られるゴム変性ポリスチレンである。
ゴム変性ポリスチレンの原料であるスチレン系単量体としては、上記のスチレン系単量体が挙げられる。
スチレン系単量体と共重合可能な化合物としては、上記のスチレン系単量体以外の単量体や、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メタクリル酸、メタクリル酸エステルなどのビニルモノマー、さらには無水マレイン酸、マレイミド、核置換マレイミドなどが挙げられる。
ゴム状重合体としては、例えばポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、イソプレン重合体、スチレン−イソプレン共重合体等が挙げられ、その中でもポリブタジエン及びスチレン−ブタジエン共重合体類が好ましい。ポリブタジエンとしては、シス含有率の高いハイシスポリブタジエン、シス含有率の低いローシスポリブタジエンが挙げられる。
スチレン系単量体と共重合可能な化合物としては、上記のスチレン系単量体以外の単量体や、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メタクリル酸、メタクリル酸エステルなどのビニルモノマー、さらには無水マレイン酸、マレイミド、核置換マレイミドなどが挙げられる。
ゴム状重合体としては、例えばポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、イソプレン重合体、スチレン−イソプレン共重合体等が挙げられ、その中でもポリブタジエン及びスチレン−ブタジエン共重合体類が好ましい。ポリブタジエンとしては、シス含有率の高いハイシスポリブタジエン、シス含有率の低いローシスポリブタジエンが挙げられる。
ゴム変性ポリスチレンの製造方法は、塊状重合法又は塊状・懸濁二段重合法が用いられる。そして、重合反応時のゴム状重合体濃度、攪拌速度、温度などを調整することにより、ゴム変性ポリスチレンの軟質成分粒子の含有量、該粒子の平均粒子径、膨潤度等を調整することができる。
易剥離性に優れるという観点からスチレン系樹脂のMFR(JIS K7210に準拠、温度200℃、荷重5kgfによる)は、0.5〜30g/10分が好ましく、より好ましくは0.5〜20g/10分である。
易剥離性に優れるという観点からスチレン系樹脂のMFR(JIS K7210に準拠、温度200℃、荷重5kgfによる)は、0.5〜30g/10分が好ましく、より好ましくは0.5〜20g/10分である。
エチレン系樹脂しては、エチレン単独重合体、エチレンに基づく単量体単位とエチレン以外の単量体に基づく単量体単位とを有するエチレン系共重合体、及びこれらの混合物などが挙げられる。
エチレン系共重合体としては、エチレン-α−オレフィン共重合体、エチレン−不飽和エステル共重合体等が挙げられる。
エチレン系共重合体としては、エチレン-α−オレフィン共重合体、エチレン−不飽和エステル共重合体等が挙げられる。
エチレン−α−オレフィン共重合体は、エチレンに基づく単量体単位と炭素原子数が3〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位とを有するエチレン系共重合体である。
該α−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセンなどが挙げられ、好ましくは、1−ブテン、1−ヘキセンである。
エチレン−α−オレフィン共重合体としては、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−1−デセン共重合体、エチレン−1−ブテン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−オクテン共重合体などが挙げられる。
低温シール性に優れるという観点からエチレン−α−オレフィン共重合体のMFR(JIS K7210に準拠、温度190℃、荷重2.16kgfによる)は0.5〜50g/10分が好ましく、より好ましくは0.5〜20g/10分である。
エチレン−α−オレフィン共重合体の密度は、0.800〜0.960g/cm3が好ましく、より好ましくは0.900〜0.940g/cm3である。
該α−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセンなどが挙げられ、好ましくは、1−ブテン、1−ヘキセンである。
エチレン−α−オレフィン共重合体としては、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−1−デセン共重合体、エチレン−1−ブテン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−オクテン共重合体などが挙げられる。
低温シール性に優れるという観点からエチレン−α−オレフィン共重合体のMFR(JIS K7210に準拠、温度190℃、荷重2.16kgfによる)は0.5〜50g/10分が好ましく、より好ましくは0.5〜20g/10分である。
エチレン−α−オレフィン共重合体の密度は、0.800〜0.960g/cm3が好ましく、より好ましくは0.900〜0.940g/cm3である。
エチレン−不飽和エステル共重合体は、エチレンに基づく単量体単位と不飽和エステルに基づく単量体単位とを有するエチレン系共重合体である。
該不飽和エステルとしては、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸エステル、カルボン酸ビニルエステル等が挙げられる。
不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸等が挙げられる。
不飽和カルボン酸エステルとしてはエチルアクリレート、メチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ステアリルアクリレート、グリシジルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、グリシジルメタクリレート等が挙げられる。
カルボン酸ビニルエステルとしては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等が挙げられる。
エチレン−不飽和エステル共重合体としては、エチレン−不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体、エチレン−カルボン酸ビニルエステル共重合体、エチレン−不飽和カルボン酸エステル−カルボン酸ビニルエステル共重合体等が挙げられる。エチレン−不飽和カルボン酸共重合体としては、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等が挙げられる。
エチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体としては、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−エチルメタクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレート−グリシジルメタクリレート共重合体等が挙げられる。
エチレン−カルボン酸ビニルエステル共重合体としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピオン酸ビニル共重合体等が挙げられる。
エチレン−不飽和カルボン酸エステル−カルボン酸ビニルエステル共重合体としては、エチレン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレート共重合体等が挙げられる。
当該エチレン−不飽和エステル共重合体中の不飽和エステルに基づく単量体単位の含有量は、該エチレン−不飽和エステル共重合体中の全単量体単位の含有量を100重量%とするときに、3〜60重量%が好ましく、より好ましくは4〜40重量%、さらに好ましくは5〜35重量%である。
エチレン−不飽和エステル共重合体は、ランダム共重合体であってもよく、ブロック共重合体であってもよく、交互共重合体であってもよい。
エチレン−不飽和エステル共重合体のMFR(JIS K7210に準拠、温度190℃、荷重2.16kgfによる)は0.5〜100g/10分が好ましく、より好ましくは0.5〜60g/10分であり、さらに好ましくは0.5〜40g/10分である。
該不飽和エステルとしては、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸エステル、カルボン酸ビニルエステル等が挙げられる。
不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸等が挙げられる。
不飽和カルボン酸エステルとしてはエチルアクリレート、メチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ステアリルアクリレート、グリシジルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、グリシジルメタクリレート等が挙げられる。
カルボン酸ビニルエステルとしては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等が挙げられる。
エチレン−不飽和エステル共重合体としては、エチレン−不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体、エチレン−カルボン酸ビニルエステル共重合体、エチレン−不飽和カルボン酸エステル−カルボン酸ビニルエステル共重合体等が挙げられる。エチレン−不飽和カルボン酸共重合体としては、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等が挙げられる。
エチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体としては、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−エチルメタクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレート−グリシジルメタクリレート共重合体等が挙げられる。
エチレン−カルボン酸ビニルエステル共重合体としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピオン酸ビニル共重合体等が挙げられる。
エチレン−不飽和カルボン酸エステル−カルボン酸ビニルエステル共重合体としては、エチレン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレート共重合体等が挙げられる。
当該エチレン−不飽和エステル共重合体中の不飽和エステルに基づく単量体単位の含有量は、該エチレン−不飽和エステル共重合体中の全単量体単位の含有量を100重量%とするときに、3〜60重量%が好ましく、より好ましくは4〜40重量%、さらに好ましくは5〜35重量%である。
エチレン−不飽和エステル共重合体は、ランダム共重合体であってもよく、ブロック共重合体であってもよく、交互共重合体であってもよい。
エチレン−不飽和エステル共重合体のMFR(JIS K7210に準拠、温度190℃、荷重2.16kgfによる)は0.5〜100g/10分が好ましく、より好ましくは0.5〜60g/10分であり、さらに好ましくは0.5〜40g/10分である。
本発明のシール層はスチレン系樹脂とエチレン系樹脂を共に含んでもよい。スチレン系樹脂製容器にヒートシールする場合、易剥離性の観点から、シール層はスチレン系樹脂とエチレン系樹脂を共に含むことが好ましい。この場合、スチレン系樹脂とエチレン系樹脂の合計量を100重量%とするときに、スチレン系樹脂の含有量が1〜99重量%、エチレン系樹脂の含有量が1〜99重量%であることが好ましく、より好ましくはスチレン系樹脂の含有量が10〜90重量%、エチレン系樹脂の含有量が10〜90重量%であり、さらに好ましくはスチレン系樹脂の含有量が30〜70重量%、エチレン系樹脂の含有量が30〜70重量%である。
本発明のシール層は、必要に応じて、安定剤、可塑剤、着色剤、帯電防止剤などの添加剤を含んでもよい。
シール層の厚みは、好ましくは1〜30μmであり、より好ましくは5〜20μmである。
本発明に係るパラフィンワックス層は、厚さ0.5〜5μmのパラフィンワックスからなる層である。
パラフィンワックス層に用いられるパラフィンワックスとしては、例えば炭素数は20〜40、分子量が300〜500、主成分がノルマルパラフィンであるパラフィンワックスが挙げられる。
パラフィンワックス層はパラフィンワックス以外のワックスを含有してもよい。
パラフィンワックス以外のワックスとしては、パラフィンワックス以外の石油ワックス、合成ワックス等が挙げられる。
パラフィンワックス以外の石油ワックスとしては、例えばマイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム等が挙げられる。
合成ワックスとしては、例えばポリエチレンワックス、フィッシャー・トロプシュワックス等が挙げられる。
パラフィンワックス以外のワックスとしては、パラフィンワックス以外の石油ワックス、合成ワックス等が挙げられる。
パラフィンワックス以外の石油ワックスとしては、例えばマイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム等が挙げられる。
合成ワックスとしては、例えばポリエチレンワックス、フィッシャー・トロプシュワックス等が挙げられる。
パラフィンワックス層の厚みは、パラフィンワックス層の耐久性の観点から、好ましくは1μm以上、より好ましくは1.5μm以上、シール強度をより高くする観点から、好ましくは4.5μm以下である。
本発明の積層体は、少なくとも一方の表層がパラフィンワックス層である。
本発明の積層体は、シール層とパラフィンワックス層以外の層(以下「その他の層」と称することがある)を有していてもよい。この場合、本発明の積層体は、一方の表層から順に、パラフィンワックス層、シール層、その他の層が隣接した積層体である。積層体は、その他の層を2層以上有していてもよい。
その他の層としては、金属を含む層、熱可塑性樹脂を含む層が挙げられる。
その他の層が、熱可塑性樹脂を含む層である場合、当該熱可塑性樹脂は、シール層に用いられるスチレン系樹脂とエチレン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を含んでもよいが、その他の層に含まれるスチレン系樹脂とエチレン系樹脂のそれぞれの含有量は、シール層に含まれるそれぞれの樹脂の含有量とは異なるようにする。
本発明の積層体は、シール層とパラフィンワックス層以外の層(以下「その他の層」と称することがある)を有していてもよい。この場合、本発明の積層体は、一方の表層から順に、パラフィンワックス層、シール層、その他の層が隣接した積層体である。積層体は、その他の層を2層以上有していてもよい。
その他の層としては、金属を含む層、熱可塑性樹脂を含む層が挙げられる。
その他の層が、熱可塑性樹脂を含む層である場合、当該熱可塑性樹脂は、シール層に用いられるスチレン系樹脂とエチレン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を含んでもよいが、その他の層に含まれるスチレン系樹脂とエチレン系樹脂のそれぞれの含有量は、シール層に含まれるそれぞれの樹脂の含有量とは異なるようにする。
本発明の積層体は、シール層からなるフィルム、またはシール層とその他の層を含むフィルムを成形し、当該フィルムのシール層の表面にパラフィンワックスを含む塗工液を塗工して製造することができる。
本発明のシール層からなるフィルム、またはシール層とその他の層を含むフィルムを成形する方法としては、本発明のシール層に含まれる熱可塑性樹脂に、必要に応じて、前記添加剤を加え、単軸押出機、二軸押出機などの溶融混練機で溶融混練した後、ダイから押出す方法が挙げられ、具体的には、Tダイ成形方法、インフレーション成形方法等が挙げられる。また、Tダイからからフィルム状に押出した後、テンター方式で二軸延伸してもよい。シール層とその他の層を含むフィルムは、共押出Tダイ成形方法や、共押出インフレーション成形方法により、シール層とその他の層を同時に成形してもよい。
本発明のパラフィンワックスを含む塗工液としては、パラフィンワックスと溶媒を含む塗工液、パラフィンワックスの溶融体が挙げられる。パラフィンワックスと溶媒を含む塗工液は、パラフィンワックスを溶媒中に分散させた塗工液である。塗工液を常温で塗工しやすいという観点から、パラフィンワックスを含む塗工液は、パラフィンワックスと溶媒を含む塗工液であることが好ましい。
パラフィンワックスを含む塗工液が、パラフィンワックスと溶媒を含む塗工液である場合、溶媒としては、水、水溶性有機溶媒、非水溶性有機溶媒などが挙げられる。水溶性有機溶媒として、例えばアルコールが挙げられる。塗工設備を防爆設備とする必要がないため、溶媒としては水が好ましい。溶媒として水を用いる場合には、パラフィンワックスの分散性を向上させるために、塗工液は乳化剤を含んでもよい。
パラフィンワックスを含む塗工液が、パラフィンワックスと溶媒を含む塗工液である場合、溶媒としては、水、水溶性有機溶媒、非水溶性有機溶媒などが挙げられる。水溶性有機溶媒として、例えばアルコールが挙げられる。塗工設備を防爆設備とする必要がないため、溶媒としては水が好ましい。溶媒として水を用いる場合には、パラフィンワックスの分散性を向上させるために、塗工液は乳化剤を含んでもよい。
パラフィンワックスを含む塗工液が、パラフィンワックスと溶媒を含む塗工液である場合、パラフィンワックスと溶媒の合計重量を100重量%とするときに、パラフィンワックスの含有量が10〜60重量%であり、溶媒の含有量が40〜90重量%であることが好ましく、より好ましくはパラフィンワックスの含有量が20〜40重量%であり、溶媒の含有量が60〜80重量%である。また、塗工液が乳化剤を含む場合には、パラフィンワックスと溶媒の合計重量を100重量部とするときに、乳化剤の含有量は0.1〜10重量部であることが好ましい。
パラフィンワックスを含む塗工液を塗工する方法として、コーターを用いた塗工方法が挙げられる。コーターをもちいた塗工方法として、例えばバー、グラビア、ダイを用いた方法が挙げられる。
塗工液がパラフィンワックスと溶媒を含む塗工液である場合には、シール層の表面に塗工液を塗工した後、乾燥して溶媒を除去する。
塗工液がパラフィンワックスと溶媒を含む塗工液である場合には、シール層の表面に塗工液を塗工した後、乾燥して溶媒を除去する。
本発明の積層体のパラフィンワックス層表面に飲料等の液体が付着しにくいという観点から、積層体の好ましい態様としては、濡れ指数が50〜70dynであるシール層表面にパラフィンワックスを含む塗工液を塗工して得られる積層体である。前記濡れ指数を得るための方法として、シール層表面を活性化処理する方法、シール層に極性の高い樹脂を混ぜる方法が挙げられる。シール層表面を活性化処理する方法としては、具体的には、コロナ処理、プラズマ処理、フレーム処理などが挙げられる。
夏季など気温と湿度が高い状態で積層体を保管する場合においても、パラフィンワックス層表面に飲料等の液体が付着しにくいという観点から、シール層表面の濡れ指数は、54〜70dynであることがより好ましい。
夏季など気温と湿度が高い状態で積層体を保管する場合においても、パラフィンワックス層表面に飲料等の液体が付着しにくいという観点から、シール層表面の濡れ指数は、54〜70dynであることがより好ましい。
本発明の積層体は食品、飲料等を収納する密閉容器のとして用いることができる。密閉容器を得る方法として、例えば容器に食品、飲料等の内容物を収納したのち、積層体のパラフィンワックス層と容器が隣接するように重ねてヒートシールする方法などが挙げられる。 容器の材質として、エチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、紙、金属などが挙げられる。
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
実施例および比較例の物性は、次の方法に従って評価した。
実施例および比較例の物性は、次の方法に従って評価した。
<濡れ指数>
JIS K6768に準拠しシール層表面に濡れ性標準試薬ACCU DYNE TEST(Diversified Enterprises社製)を塗布し、2秒以上撥水することなく濡れる最小の試薬番号をシール層表面の濡れ指数とした。
JIS K6768に準拠しシール層表面に濡れ性標準試薬ACCU DYNE TEST(Diversified Enterprises社製)を塗布し、2秒以上撥水することなく濡れる最小の試薬番号をシール層表面の濡れ指数とした。
<シール強度>
積層体をゴム変性ポリスチレン(グレード名H650:東洋スチレン社製)からなる400μmのシートに温度200℃、圧力3kg/cm2、時間1秒間でヒートシールした。それぞれについて、以下の方法でシール強度を測定した。
シール強度は、JIS K6854−2に準拠して剥離試験を行い求めた。剥離速度は300mm/分とした。
積層体をゴム変性ポリスチレン(グレード名H650:東洋スチレン社製)からなる400μmのシートに温度200℃、圧力3kg/cm2、時間1秒間でヒートシールした。それぞれについて、以下の方法でシール強度を測定した。
シール強度は、JIS K6854−2に準拠して剥離試験を行い求めた。剥離速度は300mm/分とした。
<厚み>
ワックス層の厚みは、以下のように算出した。市販のデジタル厚み計(接触式厚み計、商品名:接触式センサヘッドGT2−H12KL、電源MS20−H50、共にキーエンス社製)を用いて、ワックス層を形成する前の積層体の厚みと、ワックス層を形成後の積層体の厚みを測定し、両者の差をワックス層の厚みとした。
ワックス層の厚みは、以下のように算出した。市販のデジタル厚み計(接触式厚み計、商品名:接触式センサヘッドGT2−H12KL、電源MS20−H50、共にキーエンス社製)を用いて、ワックス層を形成する前の積層体の厚みと、ワックス層を形成後の積層体の厚みを測定し、両者の差をワックス層の厚みとした。
<はじき性>
以下の手順で、23℃、相対湿度50%雰囲気下保管後のはじき性および40℃、相対湿度90%雰囲気下保管後のはじき性の評価を行った。以下の評価結果が○または△となれば、液体が付着しにくいといえる。
1)10cm角の積層体を23℃相対湿度50%、または40℃相対湿度90%で3日間、保管した。
2)23℃、相対湿度50%雰囲気下で積層体のワックス層またはシール層表面に、乳飲料を0.1g程度滴下した。
3)バーコーター(番手#28)を用いて乳飲料をシール層表面全体に塗工し、60秒放置した。
4)積層体表面の乳飲料付着状態を観察し、以下の基準で評価した。
○:乳飲料付着面積が積層体表面積の40%未満
△:乳飲料付着面積が積層体表面積の40%以上70%未満
×:乳飲料付着面積が積層体表面積の70%以上
以下の手順で、23℃、相対湿度50%雰囲気下保管後のはじき性および40℃、相対湿度90%雰囲気下保管後のはじき性の評価を行った。以下の評価結果が○または△となれば、液体が付着しにくいといえる。
1)10cm角の積層体を23℃相対湿度50%、または40℃相対湿度90%で3日間、保管した。
2)23℃、相対湿度50%雰囲気下で積層体のワックス層またはシール層表面に、乳飲料を0.1g程度滴下した。
3)バーコーター(番手#28)を用いて乳飲料をシール層表面全体に塗工し、60秒放置した。
4)積層体表面の乳飲料付着状態を観察し、以下の基準で評価した。
○:乳飲料付着面積が積層体表面積の40%未満
△:乳飲料付着面積が積層体表面積の40%以上70%未満
×:乳飲料付着面積が積層体表面積の70%以上
[実施例1]
表1記載の樹脂をそれぞれ含有し、シール層、中間層、外層が順に隣接した積層体(1)を下記の方法により得た。シール層、中間層、外層は、それぞれ表1記載の含有量で樹脂をドライブレンドし、ブレンドした各層の樹脂を3層共押出インフレーションフィルム成形機(プラコー社製)を用いて、下記加工条件で製膜を行い、積層体(1)を得た。
<加工条件>
・押出機 φ50mm×3台
・ダイ φ150mm、リップ2.0mmt
・加工温度 内層 :170℃
中間層:170℃
外層 :170℃
ダイ :170℃
・各層厚み 内層 :10μm
中間層:10μm
外層 :10μm
・押出量 各押出機12kg/時間
・折径 470mm
・厚み 30μm
・表面処理 外層コロナ処理
マルチパーパスコーター(康井精機社製)を用いて、得られた積層体(1)の外層と二軸延伸ポリエステルフィルム(厚み16μm)とが貼合されるようにドライラミし、シール層/中間層/外層/二軸延伸ポリエステルフィルム層をこの順で有する積層体(2)を得た。積層体(2)の厚みは、48μmであった。
積層体(2)のシール層表面にコロナ処理を施し、シール層表面の濡れ指数を58dynとした後、マルチパーパスコーター(康井精機社製)を用いて、シール層表面にワックスエマルジョンEMR0135(日本精蝋社製:パラフィンワックスの水分散液)をバーコーター(番手#4)で塗工し、100℃のオーブンで乾燥することで、厚みが52.5μmである積層体(3)を得た。ワックス層を形成する前の積層体(2)の厚みが48μmであり、ワックス層を形成後の積層体(3)の厚みが52.5μmであるため、積層体(3)に形成されたワックス層の厚みは4.5μmであった。前記積層体(3)の評価結果を表3に示した。
表1記載の樹脂をそれぞれ含有し、シール層、中間層、外層が順に隣接した積層体(1)を下記の方法により得た。シール層、中間層、外層は、それぞれ表1記載の含有量で樹脂をドライブレンドし、ブレンドした各層の樹脂を3層共押出インフレーションフィルム成形機(プラコー社製)を用いて、下記加工条件で製膜を行い、積層体(1)を得た。
<加工条件>
・押出機 φ50mm×3台
・ダイ φ150mm、リップ2.0mmt
・加工温度 内層 :170℃
中間層:170℃
外層 :170℃
ダイ :170℃
・各層厚み 内層 :10μm
中間層:10μm
外層 :10μm
・押出量 各押出機12kg/時間
・折径 470mm
・厚み 30μm
・表面処理 外層コロナ処理
マルチパーパスコーター(康井精機社製)を用いて、得られた積層体(1)の外層と二軸延伸ポリエステルフィルム(厚み16μm)とが貼合されるようにドライラミし、シール層/中間層/外層/二軸延伸ポリエステルフィルム層をこの順で有する積層体(2)を得た。積層体(2)の厚みは、48μmであった。
積層体(2)のシール層表面にコロナ処理を施し、シール層表面の濡れ指数を58dynとした後、マルチパーパスコーター(康井精機社製)を用いて、シール層表面にワックスエマルジョンEMR0135(日本精蝋社製:パラフィンワックスの水分散液)をバーコーター(番手#4)で塗工し、100℃のオーブンで乾燥することで、厚みが52.5μmである積層体(3)を得た。ワックス層を形成する前の積層体(2)の厚みが48μmであり、ワックス層を形成後の積層体(3)の厚みが52.5μmであるため、積層体(3)に形成されたワックス層の厚みは4.5μmであった。前記積層体(3)の評価結果を表3に示した。
[実施例2]
積層体(2)のシール層表面の濡れ指数を52dynとなるようにコロナ処理した以外は実施例1と同様にし、厚みが49.5μmの積層体(4)を得た。ワックス層を形成する前の積層体(2)の厚みが48μmであり、ワックス層を形成後の積層体(4)の厚みが49.5μmであるため、積層体(4)に形成されたワックス層の厚みは1.5μmであった。前記積層体(4)の評価結果を表3に示した。
積層体(2)のシール層表面の濡れ指数を52dynとなるようにコロナ処理した以外は実施例1と同様にし、厚みが49.5μmの積層体(4)を得た。ワックス層を形成する前の積層体(2)の厚みが48μmであり、ワックス層を形成後の積層体(4)の厚みが49.5μmであるため、積層体(4)に形成されたワックス層の厚みは1.5μmであった。前記積層体(4)の評価結果を表3に示した。
スチレン系樹脂(A):ゴム変性ポリスチレン(東洋スチレン社製 H650;MFR=3.6g/10分(MFR測定条件:200℃、5kgf))
スチレン系樹脂(B):スチレン−イソプレンブロック共重合体(クラレ社製 セプトン2104;MFR=22g/10分(MFR測定条件:200℃、10kgf))
エチレン系樹脂(C):エチレン−メチルアクリレート共重合体(住友化学社製 アクリフトCG4002;MFR=7g/10分(MFR測定条件:190℃、2.16kgf)、MA含量=31重量%)
エチレン系樹脂(D):エチレン−1−ヘキセン共重合体(住友化学社製 FV202、MFR=2g/10分(MFR測定条件:190℃、2.16kgf))
スチレン系樹脂(B):スチレン−イソプレンブロック共重合体(クラレ社製 セプトン2104;MFR=22g/10分(MFR測定条件:200℃、10kgf))
エチレン系樹脂(C):エチレン−メチルアクリレート共重合体(住友化学社製 アクリフトCG4002;MFR=7g/10分(MFR測定条件:190℃、2.16kgf)、MA含量=31重量%)
エチレン系樹脂(D):エチレン−1−ヘキセン共重合体(住友化学社製 FV202、MFR=2g/10分(MFR測定条件:190℃、2.16kgf))
[比較例1]
ワックスエマルジョンとして、表2に示すEMR0001(日本精蝋社製:マイクロワックス)を用いること以外は実施例2と同様にし、積層体(5)を得た。前記積層体の評価結果を表3に示した。
ワックスエマルジョンとして、表2に示すEMR0001(日本精蝋社製:マイクロワックス)を用いること以外は実施例2と同様にし、積層体(5)を得た。前記積層体の評価結果を表3に示した。
[比較例2]
ワックスエマルジョンとして、表2に示すEMR3085(日本精蝋社製:合成ワックス)を用いること以外は実施例2と同様にし、積層体(6)を得た。前記積層体(6)の評価結果を表3に示した。
ワックスエマルジョンとして、表2に示すEMR3085(日本精蝋社製:合成ワックス)を用いること以外は実施例2と同様にし、積層体(6)を得た。前記積層体(6)の評価結果を表3に示した。
[比較例3]
ワックスエマルジョンをバーコーター(番手#16)を用いて塗工し、ワックス層の厚みを5.5μmとすること以外は実施例2と同様にし、積層体(7)を得た。前記積層体(7)の評価結果を表3に示した。
ワックスエマルジョンをバーコーター(番手#16)を用いて塗工し、ワックス層の厚みを5.5μmとすること以外は実施例2と同様にし、積層体(7)を得た。前記積層体(7)の評価結果を表3に示した。
[比較例4]
積層体(2)のシール層表面にコロナ処理を施してシール層表面の濡れ指数を58dynとした積層体(8)を得た。積層体(8)の評価結果を表3に示した。
積層体(2)のシール層表面にコロナ処理を施してシール層表面の濡れ指数を58dynとした積層体(8)を得た。積層体(8)の評価結果を表3に示した。
Claims (2)
- スチレン系樹脂とエチレン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を含むシール層と、
当該シール層に隣接してなる厚みが0.5〜5μmであるパラフィンワックス層を有する積層体。 - スチレン系樹脂とエチレン系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を含むシール層と、
当該シール層に隣接してなる厚みが0.5〜5μmであるパラフィンワックス層を有する積層体であって、
濡れ指数が50〜70dynの当該シール層表面にパラフィンワックスを含む塗工液を塗工して得られる請求項1記載の積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011121557A JP2012245760A (ja) | 2011-05-31 | 2011-05-31 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011121557A JP2012245760A (ja) | 2011-05-31 | 2011-05-31 | 積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012245760A true JP2012245760A (ja) | 2012-12-13 |
Family
ID=47466690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011121557A Withdrawn JP2012245760A (ja) | 2011-05-31 | 2011-05-31 | 積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012245760A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017110112A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | 東ソー株式会社 | フィルム及び非結晶性ポリエチレンテレフタレート製容器用蓋材 |
-
2011
- 2011-05-31 JP JP2011121557A patent/JP2012245760A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017110112A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | 東ソー株式会社 | フィルム及び非結晶性ポリエチレンテレフタレート製容器用蓋材 |
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Legal Events
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