JP2012239515A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動物の落下を防止できる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機は、上下方向における変位を伴う所定の軌道に沿って可動に支持された可動物と、可動物を軌道に沿って、上下方向における位置が高くなるX方向に駆動する駆動手段と、X方向に駆動された可動物の位置を保持する保持手段33とを備え、可動物は、本体13と、本体13に対して所定範囲で軌道と平行に移動可能に取り付けられ、駆動手段により駆動される被駆動体15とを備え、保持手段33は本体13に変位可能に取り付けられて被駆動体15に当接し、被駆動体15の本体13に対する移動によって変位する係合部35と、本体13側に設けられた被係合部37とから構成され、係合部35と被係合部37とは、被駆動体15の本体13に対する上下方向における相対位置が所定の上限位置以上である場合には係合して可動物の位置を保持し、相対位置が所定の下限位置以下である場合は係合しない。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、パチンコ機等の遊技機に関する。
従来、演出効果を高めるために、モータ駆動により上下動可能な可動物を遊技機の遊技盤に設けることが行われている(特許文献1参照)。この可動物は、遊技の状況に応じて上下動する。遊技者は、この可動物の動作を視認することができる。
特開2002−065987号公報
この可動物は、上昇した位置で保持される場合があるが、上昇した位置で保持すべき可動物が不本意に落下してしまうことがある。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、可動物の落下を防止できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、
上下方向における変位を伴う所定の軌道に沿って可動に支持された可動物と、
前記可動物を前記軌道に沿って、上下方向における位置が高くなる方向Xに駆動する駆動手段と、
前記方向Xに駆動された前記可動物の位置を保持する保持手段と、
を備える遊技機であって、
前記可動物は、(a)本体と、(b)前記本体に対して所定範囲で前記軌道と平行に移動可能に取り付けられ、前記駆動手段により前記方向Xに駆動される被駆動体とを備え、
前記保持手段は、(c)前記本体に変位可能に取り付けられるとともに、前記被駆動体に当接し、前記被駆動体の前記本体に対する移動によって変位する係合部と、(d)前記遊技機の本体側に設けられた被係合部とから構成され、
前記係合部と前記被係合部とは、前記被駆動体の前記本体に対する上下方向における相対位置が所定の上限位置以上である場合には係合して前記可動物の位置を保持し、前記相対位置が所定の下限位置以下である場合は係合しないことを特徴とする。
本発明の遊技機では、可動物を、上下方向における変位を伴う所定の軌道に沿って、上下方向における位置が高くなる方向Xに移動させるとき、被駆動体に方向Xに向けた駆動力を伝える。被駆動体は本体に対して軌道方向と平行に移動可能であるから、被駆動体に方向Xの駆動力を伝えた場合、被駆動体は方向X(上下方向における位置が高くなる方向)に移動し、被駆動体の本体に対する上下方向における相対位置は所定の上限位置以上となる。このとき、本体に取り付けられた係合部と、遊技機の本体側に設けられた被係合部とが係合し、方向Xに移動した可動物の落下を防止することができる。
また、本発明の遊技機では、一旦方向Xに移動させた可動物を方向Xとは反対方向(軌道に沿って、上下方向における位置が低くなる方向)に移動させるとき、被駆動体に、その反対方向の駆動力を伝える。可動物の本体は、当初、保持手段により反対方向への移動を制限されるが、被駆動体は本体に対して軌道と平行に移動可能であるから、反対方向の駆動力を伝えられた被駆動体は本体に対して相対的に反対方向に移動し、被駆動体の本体に対する相対位置は所定の下限位置以下となる。このとき、保持手段の係合は解除されるので、その後は、可動物の全体をスムーズに反対方向に移動させることができる。
前記係合部としては、例えば、その一端において前記本体に回動可能に取り付けられるとともに、前記一端以外の部分が前記被駆動体の上端に当接するように付勢されているものが挙げられる。
前記被駆動体は、例えば、前記係合部に対し、前記被駆動体に当接する側とは反対側から対向する強制引き離し片を備えることが好ましい。強制引き離し片を備えることにより、可動物を駆動手段により軌道に沿って下降させる場合、係合部と被係合部との係合を確実に解除し、保持手段の破損を防止することができる。
前記被係合部は、例えば、前記係合部と係合可能な横板を備え、前記横板は、回動軸を介して、押し上げられる方向に回動可能に設けられていることが好ましい。
こうすることにより、可動物を方向Xに移動させるとき、係合部が横板を下方向から押し上げても、横板が回動し、係合部を上方向に逃がすことができる。その結果、可動物をスムーズに上昇させることができる。
また、前記被係合部は、例えば、遊技機の本体側に取り付けられた保持部と、前記保持部に保持された突出片とを備え、前記突出片は、付勢手段により、前記保持部から突出する方向に付勢されているとともに、前記突出する方向とは反対方向に退避可能であり、前記突出片の前記突出する方向側の端部は、その上端が下端よりも、前記突出する方向に突出するように傾斜していることが好ましい。
この場合、可動物を方向Xに移動させるとき、係合部が突出片の端部(その上端が下端よりも、前記突出する方向に突出するように傾斜している)に当る。その状態で、可動物が方向Xに移動するにつれて、突出片は、突出する方向とは反対方向に退避する。その結果、係合部は、被係合部を通過することができ、可動物は方向Xにスムーズに移動できる。
前記上下方向における変位を伴う軌道としては、例えば、上下方向の軌道、上下方向に対し傾斜した軌道が挙げられる。上下方向の軌道の場合、前記方向Xは、上方向となる。また、上下方向に対し傾斜した軌道の場合、前記方向Xは、その軌道に沿う方向のうち、上下方向における位置が高くなる方向となる。
可動物の取り付け構造1の全体構成を表す斜視図である。 可動物の取り付け構造1を、図1における上方から見た平面図である。 可動物3の水平断面図である。 可動物3を駆動する機構を表すブロック図である。 被駆動体15の本体13に対する相対位置が上限位置Cである場合の保持機構33を表す斜視図である。 被駆動体15の本体13に対する相対位置が下限位置Dである場合の保持機構33を表す斜視図である。 保持機構33の動作を表す説明図である。 保持機構33の動作を表す説明図である。 可動物の取り付け構造1が実行する処理を表すフローチャートである。 被係合部37のその他の実施形態を表す説明図である。 被係合部37のその他の実施形態を表す説明図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.可動物の取り付け構造1
本実施形態の遊技機は、正面側に遊技盤(図示略)を備え、その遊技盤には、上下方向に可動に支持された可動物3が設けられている。
まず、この可動物3及びその周囲(可動物の取り付け構造1)の全体構成を図1〜図4に基づいて説明する。なお、本実施形態の遊技機において、可動物の取り付け構造1以外は、周知の遊技機と同様であるから、その詳しい説明は省略する。図1は、可動物の取り付け構造1の全体構成(ただし後述する保持機構33は省略)を表す斜視図である。図2は、可動物の取り付け構造1を、図1における上方から見た平面図である。図3は、可動物3の水平断面図である。図4は、可動物3を駆動する機構を表すブロック図である。
可動物の取り付け構造1は、可動物3と、一対の丸柱5、5と、ステップモータ(駆動手段)7と、上センサ9と、下センサ11とを備えている。
前記可動物3は、板状の本体13と、本体13の左右方向における一方の端面に位置する角材状の被駆動体15とを備える。本体13における一方の面(遊技機において背面側となる面)には、4個のガイド部17が設けられている。ガイド部17は、本体13における周囲の部分よりも突出した部分である。4個のガイド部17は、一列に2個が含まれるように、縦2列で配置されている。4個のガイド部17には、それぞれ、上下方向に貫通する断面円形の縦孔17aが形成されている。縦に並んだ2個のガイド部17における縦孔17aに1本の丸柱5が挿入されている。可動物3は、ガイド部17が丸柱5に沿ってスライド(移動)することにより、上下方向の軌道(上下方向における変位を伴う所定の軌道)に沿って可動である。可動物3のスライド動作の範囲は一定の範囲に制限される。スライド動作の上限は、本体13の上部に形成された突片31が、遊技機本体側(遊技機のうち、可動物3以外の部分)に設けられたストッパ101に当接する位置である。また、スライド動作の下限は、本体13の下端が、遊技機本体側の底板(図示略)に当接する位置である。以下では、上述したスライド動作の上限にあるときにおける可動物3の位置を、上限位置Aとする。また、スライド動作の下限にあるときにおける可動物3の位置を、下限位置Bとする。
図1に示すように、被駆動体15には、上下方向に間隔を空けて、2つの帯体19、19が取り付けられている。図2、図3に示すように、帯体19の一方の端部19aは、被駆動体15における一方の側面15aに取り付けられ、帯体19の反対側の端部19bは、被駆動体15における、側面15aとは反対側の側面15bに取り付けられている。そして、帯体19と被駆動体15とで形成される環の中に、本体13が収容されている。この構造により、被駆動体15は、本体13に当接した状態のまま、本体13に対し、上下方向にスライド(移動)可能である。ただし、被駆動体15の本体13に対するスライド動作は、一定の範囲に制限される。スライド動作の上限は、帯体19の上端が、ガイド部17の下端に当接する位置であり、スライド動作の下限は、帯体19の下端が、本体13に形成された突出部20(図1参照)の上端に当接する位置である。以下では、上述したスライド動作の上限にあるときにおける被駆動体15の本体13に対する相対位置を上限位置Cとする。また、スライド動作の下限にあるときにおける被駆動体15の本体13に対する相対位置を下限位置Dとする。
また、図3に示すように、本体13のうち、被駆動体15に面する側面には、溝21が形成されており、被駆動体15のうち、本体13に面する側面には、溝21に嵌合する凸部23が係合されている。この溝21と凸部23とが嵌合していることにより、本体13に対する被駆動体15の横方向(図3における左右方向)における位置がずれてしまうようなことがない。また、本体13に対する被駆動体15のスライド動作をスムーズに行うことができる。
また、被駆動体15のうち、本体13とは反対側の側面には、リニア歯車25が形成されている。このリニア歯車25に対し、ステップモータ7により、上方向(方向X)又は下方向への駆動力が伝えられる。被駆動体15は、ステップモータ7により伝えられる駆動力により、本体13に対し上下方向にスライドする。また、被駆動体15が上限位置Cにある場合、さらにステップモータ7により、上方向への駆動力が伝えられると、可動物3全体が上昇する。
前記上センサ9は、遊技機の本体側に取り付けられており、可動物3が上昇し、上限位置Aに達したときに、本体13の上部に形成された突片31の接近を検出し、検出信号を出力する。
前記下センサ11は、遊技機の本体側に取り付けられており、可動物3が下降し、下限位置Bに達したときに、本体13の下端の接触(又は接近)を検出し、検出信号を出力する。
本実施形態の遊技機は、図4に示す制御機構を備えている。この制御機構は、制御装置27、駆動回路29、ステップモータ7、上センサ9、及び下センサ11で構成される。制御装置27は、遊技機の演出制御基板(図示略)から、可動物3の動作に関するコマンドを受け付け、また、上センサ9、下センサ11からの検出信号を受け付け、それらに応じて、駆動回路29を制御する。駆動回路29は、制御装置27からの制御信号に応じて、ステップモータ7を駆動する。ステップモータ7は、上述したように、被駆動体15に対し、上下方向への駆動力を伝える。
2.保持機構33の構成
次に、可動物の取り付け構造1が備える、可動物の保持機構(保持手段)33について、図5〜図8に基づいて説明する。図5は、被駆動体15の本体13に対する相対位置が上限位置Cである場合の保持機構33を表す斜視図(ただし、後述する強制引き離し片55は省略)である。図6は、被駆動体15の本体13に対する相対位置が下限位置Dである場合の保持機構33を表す斜視図である。図7及び図8は、保持機構33の動作を表す説明図である。
保持機構33は、本体13側に取り付けられた係合部35と、遊技機の本体側に取り付けられた被係合部37とから構成される。
本体13において被駆動体15と対向する側の上端付近には、図5、図6に示す切欠部39が形成されている。係合部35は、長辺35aと短辺35bとから成る略L字状の板状部材であり、長辺35aの一端35cを、回動軸41を介して、本体13の上面のうち、切欠部39が形成された部分(周囲より一段低くなった部分)に回動可能に取り付けられている。回動軸41の位置は、被駆動体15から所定距離だけ離れた位置である。また、回動軸41における回動の方向は、長辺35aが被駆動体15の側に倒れこむことが可能な方向である。係合部35が前記のように取り付けられたとき、短辺35bの先端は、被駆動体15とは反対方向(図5、図6では左側)を向く。長辺35aは、バネ43により、被駆動体15側に倒れこむように付勢されており、長辺35aは被駆動体15の上端のうちの、本体13側の辺15cに当接している。
図5に示すように、被駆動体15の本体13に対する相対位置が上限位置Cである場合、長辺35aが被駆動体15の方に倒れこむ角度は小さく、短辺35bは図5における左方向に大きく突き出されている。一方、図6に示すように、被駆動体15の本体13に対する相対位置が下限位置Dである場合、長辺35aが被駆動体15の方に倒れこむ角度は大きく、短辺35bは、被駆動体15の方向に後退する。
図5、図7に示すように、前記被係合部37は、遊技機本体側の天井板(図示略)から垂下した一対の支柱45、45と、一対の支柱45、45を連結する水平な逆止棒47と、一対の支柱45、45を連結する水平な軸49と、軸49に回動可能に取り付けられた被係止板51と、被係止板51に対し直交するように取り付けられた逆止片53とを備える。
被係合部37は、被係止板51における軸49とは反対側の辺51aが、被駆動体15に対向する向きに取り付けられる。また、図5に示すように、被駆動体15の本体13に対する相対位置が上限位置Cである場合、被係止板51と短辺35bとが、上から見て重なるとともに、図6に示すように、被駆動体15の本体13に対する相対位置が下限位置Dである場合、被係止板51と短辺35bとが、上から見て重ならないような位置に、被係合部37は取り付けられる。また、被係合部37は、可動物3が上限位置Aにある場合は、被係止板51が短辺35bよりも下側にあり、可動物3が上限位置Aよりも所定量下がったときに、被係止板51が短辺35bよりも上側となるような高さに取り付けられている。
被係止板51は、図5、図6に示すように水平な状態から、軸49を回動軸として、辺51aが押し上げられる方向に回動可能である。従って、図7に示すように、係合部35の短辺35bが下方から上昇し、被係止板51に接触した場合、被係止板51が、軸49を回動軸として、辺51aが押し上げられる方向に回動し、短辺35bを被係止板51の上方に逃がすことができる。被係止板51の底にはおもり51bが取り付けられており、上記のように押し上げられた後、おもり51bの重みにより、被係止板51は水平な状態に復帰する。
図5、図7に示すように被係止板51が水平な状態において、被係止板51に対し、辺51aが押し下げられる方向の力を加えても、逆止片53が逆止棒47に当接するため、被係止板51のその方向への動きは禁止される。
図6に示すように、被駆動体15の上端には、強制引き離し片55が取り付けられている。強制引き離し片55は短辺55aと長辺55bとから成るL字状の部材であり、短辺55aが被駆動体15の上端に取り付けられ、長辺55bは、係合部35の長辺35aに対し、被駆動体15とは反対側から対向している。すなわち、係合部35の長辺35aは、強制引き離し片55の長辺55bと、被駆動体15の辺15cとの間に挟まれている。図6に示すように、被駆動体15の本体13に対する相対位置が下限位置Dである場合、強制引き離し片55の長辺55bにより、係合部35の長辺35aの本体13側への回動は制限され、短辺35bが被係止板51と重なることはない。よって、図8に示すように、被駆動体15の本体13に対する相対位置が上限位置Cから下限位置Dに変化した場合、仮に、バネ43のみでは長辺35aが被駆動体15側に十分倒れない場合でも、強制引き離し片55により、長辺35aが被駆動体15側に十分に倒れこみ、短辺35bは、被係止板51と重ならない位置まで退避する。
3.可動物の取り付け構造1が実行する処理
可動物の取り付け構造1(特に制御装置27(図4参照))が実行する処理を図9のフローチャートに基づいて説明する。この処理は、遊技機の電源がONになっている期間中、所定時間ごとに繰り返し実行される。
ステップ10では、図示しない遊技機の主基板からのコマンドを制御装置27が読み込む。なお、読み込んだコマンドは、次のコマンドが読み込まれるまで有効である。
ステップ20では、上センサ9からの信号を制御装置27が読み込む。
ステップ30では、下センサ11からの信号を制御装置27が読み込む。
ステップ40では、前記ステップ10で読み込んだコマンドが上位置コマンドであるか否かを判断する。上位置コマンドとは、可動物3をその上限位置Aに移動させるコマンドである。上位置コマンドである場合はステップ50に進み、上位置コマンドではない場合はステップ80に進む。
ステップ50では、駆動回路29によりステップモータ7を所定量駆動し、可動物3を上方向に移動させる。このとき、ステップモータ7の駆動力は、可動物3のうちの被駆動体15に伝えられ、被駆動体15は本体13に対して上下方向にスライド可能であるから、被駆動体15は、まず、本体13に対し、相対的に上方向に移動し、図5に示すような上限位置Cに達する。被駆動体15の本体13に対する相対位置が上限位置Cに達した後は、可動物3が全体として上方向に移動する。よって、可動物3が全体として上方向へ移動するとき、被駆動体15の本体13に対する相対位置は上限位置Cである。このとき、上述したように、係合部35の短辺35bは、被係合部37の側に突出し、上から見たとき、被係止板51と短辺35bとが重なる。
なお、本ステップ50の処理を繰り返し、上述した状態で可動物3が上昇してゆくと、やがて、図7に示すように、短辺35bが被係止板51に下側から接触する。被係止板51は、短辺35bによって押し上げられ、軸49を回動軸として、辺51aが上昇する方向に回動し、短辺35bを被係止板51の上方に逃がす。その後、おもり51bの重みにより、被係止板51は水平な状態に復帰する。その結果、短辺35bは、被係止板51よりも上方にあり、上から見たとき、被係止板51と重なるようになる。
なお、被駆動体15と本体13との間のスライド動作が滑らかでない等の原因で、被駆動体15の本体13に対する相対位置が、図6に示すような下限位置Dのままで、可動物3が上昇する場合でも問題はない。この場合、可動物3が上昇するとき、短辺35bは、被係止板51から離れた状態にあり、被係止板51に接触することなく、被係止板51よりも上側に移動する。しかし、可動物3が上限位置Aに達すると、本体13の突片31が遊技機本体側のストッパ101に当接し、本体13はそれ以上上昇しなくなるが、被駆動体15はステップモータ7によりさらに上方向に駆動されるので、被駆動体15は本体13に対し相対的に上方向に移動し、被駆動体15の本体13に対する相対位置は、結局、上限位置Cとなり、係合部35の短辺35bは被係合部37の側に突出する。その結果、短辺35bは、被係止板51よりも上方にあり、上から見たとき、被係止板51と重なるようになる。
ステップ60では、前記ステップ20で読み込んだ信号が、可動物3が上限位置Aに達したことを検出した信号であるか否かを判断する。YESの場合はステップ70に進み、NOの場合は本処理を終了する。
ステップ70では、ステップモータ7により、可動物3の現在の位置を保持する。このとき、可動物3が上限位置Aにあるので、被係止板51が短辺35bよりも下側にある。また、可動物3が上限位置Aまで上昇する過程において、上述したように、被駆動体15の本体13に対する相対位置は上限位置Cとなっており、短辺35bは、被係止板51と重なる位置まで突出している(図5参照)。そのため、可動物3が上限位置Aから落下しようとしても、短辺35bが被係止板51に当接し、可動物3はそれ以上落下しない。
前記ステップ40でNOと判断した場合はステップ80に進み、前記ステップ10で読み込んだコマンドが下位置コマンドであるか否かを判断する。下位置コマンドとは、可動物3をその下限位置Bに移動させるコマンドである。下位置コマンドである場合はステップ90に進み、下位置コマンドではない場合は本処理を終了する。
ステップ90では、駆動回路29によりステップモータ7を所定量駆動し、可動物3を下方向に移動させる。
なお、上述したように、可動物3を上限位置Aまで上昇させる過程において、被駆動体15の本体13に対する相対位置は上限位置Cとなっているから、可動物3を上限位置Aから降下させてゆく場合、当初は、被駆動体15の本体13に対する相対位置は上限位置Cである。この状態で、可動物3を降下させてゆくと、やがて、短辺35bが被係止板51に上側から当接し、本体13はそれ以上降下しなくなる。この状態でも、ステップモータ7による下向きの駆動力は被駆動体15に伝えられており、被駆動体15は本体13に対して上下方向にスライド可能であるから、被駆動体15の本体13に対する相対位置は、図6に示すような下限位置Dとなる。そのため、係合部35の短辺35bは、被係止板51と重ならない位置に退避する。その結果、それ以降は、本体13も含めた可動物3全体の下限位置Bへの降下が可能になる。
ステップ100では、前記ステップ20で読み込んだ信号が、可動物3が下限位置Bに達したことを検出した信号であるか否かを判断する。YESの場合はステップ110に進み、NOの場合は本処理を終了する。
4.可動物の取り付け構造1を備える遊技機が奏する効果
(1)上限位置Aにある可動物3を、ステップモータ7により十分に保持できない場合でも、短辺35bと被係止板51とが当接する(係合する)ことにより、可動物3の落下を防止することができる。
(2)強制引き離し片55を備えることにより、図8に示すように、被駆動体15の本体13に対する相対位置が上限位置Cから下限位置Dに変化する場合、係合部35の長辺35aを被駆動体15側に十分に倒れ込ませ、短辺35bを、被係止板51と重ならない位置まで退避させることができる。そのことにより、可動物3を降下させるとき、短辺35bが被係止板51に係止されたままとなり、破損してしまうようなことを防止できる。
(3)被係止板51は、図7に示すように、短辺35bによって下方向から押し上げられたとき、その方向に回動可能である。そのことにより、可動物3をスムーズに上昇させることができる。また、被係止板51はその下面におもり51bを備えているので、短辺35bが下から上に通過した後、短時間で水平な位置に戻ることができる。
5.その他の実施形態
(1)被係合部37は、図10に示すものであってもよい。図10(a)は、上昇している短辺35bがまだ被係止板51よりも下側にある状態を示し、(b)は上昇している短辺35bにより被係止板51が押し上げられている状態を示し、(c)は短辺35bの通過後、被係止板51が元に戻った状態を示す。
図10に示す被係合部37では、被係止板51の下面にはおもりが取り付けられておらず、代わりに、逆止片53の先端と支柱45との間にばね57が取り付けられている。このばね57により、図10(b)に示すように押し上げられた被係止板51は、迅速に、図10(c)に示す状態に戻ることができる。また、被係止板51の長さ(図10における左右方向の長さ)は、図7等に示すものよりも短い。ばね57を備えることにより、被係止板51は、短くても(被係止板51が軽くても)、図10(b)に示す状態から図10(c)に示す状態に短時間で戻ることができる。被係止板51が短いことにより、被係止板51を押し上げた短辺35bが被係止板51の近くにあるうちに、被係止板51を図10(c)に示す状態に戻すことができる。
(2)被係合部37は、図11に示すものであってもよい。被係合部37は、遊技機本体側の天井板(図示略)から垂下した支柱45と、支柱45の下部に取り付けられた保持部59と、保持部59内に保持された突出片61とから構成される。保持部59は、軸方向が横向きになるように配置された中空の筒状部材であり、支柱45とは反対側に開口部59aを備えている。突出片61は、内部にばね63を備え、周りを伸縮性のある素材から成る外皮65で被覆した棒状部材である。突出片61は保持部59の内部に収容され、突出片61の一端61aは、保持部59の奥側に固定されており、反対側の端部61bは、開口部59aから外部に露出している。端部61bは、上端が下端よりも短辺35bの方向に突出するように傾斜している。また、突出片61の側面には、一対の突起61d、61eが設けられている。突起61d、61eは、それぞれ、保持部59の側面に形成された切欠部59b、59cに内側から嵌入しており、突出片61の保持部59からの脱落を防止する。また、切欠部59b、59cの長手方向(図11における左右方向)の長さは、突起61d、61eよりも長く、切欠部59b、59c内で突起61d、61eは移動することが可能である。そのことにより、可動物3が上昇したときにおける突出片61の後述する動作が許容される。
可動物3が上昇するとき、短辺35bの先端は、傾斜している突出片61の端部61bに下側から当接する。すると、短辺35bにより、突出片61を押し縮めようとする力が加わり、突出片61は保持部59の内部に押し入れられる。そのため、短辺35bは被係合部37を通過することができ、可動物3はスムーズに上昇することができる。短辺35bの通過後、ばね63の反発力により、突出片61は端部61bを開口部59aから外部に露出させた状態に戻る。
一方、可動物3が落下しそうになり、短辺35bが上方から降下してきたとき、短辺35bは、突出片61の側面61cに上側から当接する。側面61cは水平面であるから、短辺35bにより下向きの力が加えられても、突出片61は押し縮められず、短辺35cの通過を許さない。その結果、可動物3の落下が防止される。
尚、本発明は前記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、可動物3が移動する軌道は、前記実施の形態のような、上下方向の軌道には限定されず、上下方向における変位を伴う所定の軌道であれば、他の軌道であってもよい。例えば、上下方向に対し傾斜した方向に沿った軌道とすることができる。この場合、丸柱5の軸方向を、上下方向に対し傾斜した方向とすればよい。
また、被駆動体15の、本体13に対する移動の態様は、スライド以外であってもよい。
1・・・取り付け構造、3・・・可動物、5・・・丸柱、7・・・ステップモータ、
9・・・上センサ、11・・・下センサ、13・・・本体、15・・・被駆動体、
15a、15b・・・側面、15c・・・辺、17・・・ガイド部、17a・・・縦孔、
19・・・帯体、19a、19b・・・端部、20・・・突出部、21・・・溝、
23・・・凸部、25・・・リニア歯車、27・・・制御装置、29・・・駆動回路、
31・・・突片、33・・・保持機構、35・・・係合部、35a・・・長辺、
35b・・・短辺、35c・・・一端、37・・・被係合部、39・・・切欠部、
41・・・回動軸、43・・・バネ、45・・・支柱、47・・・逆止棒、49・・・軸、
51・・・被係止板、51a・・・辺、53・・・逆止片、55・・・強制引き離し片、
55a・・・短辺、55b・・・長辺、59・・・保持部、59a・・・開口部、
61・・・突出片、61a・・・一端、61b・・・端部、61c・・・側面、65・・・外皮、101・・・ストッパ

Claims (5)

  1. 上下方向における変位を伴う所定の軌道に沿って可動に支持された可動物と、
    前記可動物を前記軌道に沿って、上下方向における位置が高くなる方向Xに駆動する駆動手段と、
    前記方向Xに駆動された前記可動物の位置を保持する保持手段と、
    を備える遊技機であって、
    前記可動物は、(a)本体と、(b)前記本体に対して所定範囲で前記軌道と平行に移動可能に取り付けられ、前記駆動手段により前記方向Xに駆動される被駆動体とを備え、
    前記保持手段は、(c)前記本体に変位可能に取り付けられるとともに、前記被駆動体に当接し、前記被駆動体の前記本体に対する移動によって変位する係合部と、(d)前記遊技機の本体側に設けられた被係合部とから構成され、
    前記係合部と前記被係合部とは、前記被駆動体の前記本体に対する上下方向における相対位置が所定の上限位置以上である場合には係合して前記可動物の位置を保持し、前記相対位置が所定の下限位置以下である場合は係合しないことを特徴とする遊技機。
  2. 前記係合部は、その一端において前記本体に回動可能に取り付けられるとともに、前記一端以外の部分が前記被駆動体の上端に当接するように付勢されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記被駆動体は、前記係合部に対し、前記被駆動体に当接する側とは反対側から対向する強制引き離し片を備えることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記被係合部は、前記係合部と係合可能な横板を備え、
    前記横板は、回動軸を介して、押し上げられる方向に回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記被係合部は、
    遊技機の本体側に取り付けられた保持部と、
    前記保持部に保持された突出片と、
    を備え、
    前記突出片は、付勢手段により、前記保持部から突出する方向に付勢されているとともに、前記突出する方向とは反対方向に退避可能であり、
    前記突出片の前記突出する方向側の端部は、その上端が下端よりも、前記突出する方向に突出するように傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
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