JP2019037367A - 遊技機 - Google Patents

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俊也 青山
Toshiya Aoyama
俊也 青山
正敏 久原
Masatoshi Kuhara
正敏 久原
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Abstract

【課題】二つの役物を互いに離れた位置から合体させ、合体した状態で一体的に回転させることができる遊技機を提供する。
【解決手段】左ボールユニット43は、分割面板に設けられた仮想中心軸Q1を中心に回転可能に支持され、右ボールユニット73は、分割面板に設けられた仮想中心軸Q2を中心に回転可能に支持される。左側移動機構部38と右側移動機構部39は、左ボール演出装置35と右ボール演出装置36を左右両側から移動させ、左ボールユニット43の分割面板と右ボールユニット73の分割面板を互いに近接させる。仮想中心軸Q1とQ2は同一位置に配置される。左ボールユニット43と右ボールユニット73は、夫々の分割面板が近接した状態で、仮想中心軸Q1,Q2を中心に反時計回りに回転する。それ故、左ボールユニット43と右ボールユニット73を合体した状態で一体的に回転できる。
【選択図】図5

Description

本発明は遊技機に関する。
従来、遊技盤の前面中央部に、LCD等からなる液晶表示装置を配設し、その前側において、複数の役物を個々に動作させる遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、複数の役物を互いに離れた位置から移動して合体させ、合体した状態で移動させることができる遊技機も知られている。
特開2013−22468号公報
後者の遊技機は、複数の役物を合体した状態で移動させることはできても、一体的に回転させることはできなかった。
本発明の目的は、二つの役物を互いに離れた位置から合体させ、合体した状態で一体的に回転させることができる遊技機を提供することにある。
本発明に係る遊技機は、所定方向において互いに接離するように移動可能に支持された第一可動体及び第二可動体と、前記第一可動体に設けられ、第一仮想軸を中心に回転可能に軸支された第一役物と、前記第二可動体に設けられ、前記第一仮想軸と平行な第二仮想軸を中心に回転可能に軸支された第二役物と、前記第一可動体及び前記第二可動体を互いに近接する方向に移動させることによって、前記第一役物及び前記第二役物を夫々の互いに対向する対向部で互いに近接又は接触させる移動駆動手段と、前記移動駆動手段によって、前記第一役物及び前記第二役物が夫々の前記対向部で互いに近接又は接触した状態で、前記第一役物及び前記第二役物を前記第一仮想軸及び前記第二仮想軸を中心に同一方向に回転させる回転駆動手段とを備え、前記第一仮想軸及び前記第二仮想軸は、前記第一役物及び前記第二役物の夫々の前記対向部に設けられ、前記第一役物及び前記第二役物が夫々の前記対向部で近接又は接触した状態では、前記第一仮想軸及び前記第二仮想軸は同一位置に配置されることを特徴とする。
本発明に係る遊技機によれば、第一可動体と第二可動体が互いに近接する方向に移動すると、第一役物と第二役物が夫々の対向部で近接又は接触して、その外観は合体した様な状態となる。この状態で、第一役物と第二役物は同一方向に回転する。そこで、本発明においては、第一役物の第一仮想軸と、第二役物の第二仮想軸は、第一役物及び第二役物の夫々の対向部に設けられており、第一役物及び第二役物が夫々の対向部で近接又は接触した状態では、第一仮想軸及び第二仮想軸は同一位置に配置される。これにより、遊技機は、第一役物及び第二役物を、互いに接触した状態で一体的に回転できる。
前記第一役物及び前記第二役物の夫々の前記対向部には、着脱可能に互いに嵌合する凹部と凸部が設けられるとよい。第一役物と第二役物を互いに接近する方向に移動させて夫々の対向部で近接又は接触させたときに、凹部に凸部が嵌合するので、第一役物と第二役物の合体精度を向上できる。また、第一役物と第二役物に一体感を付与できるので、例えば合体した第一役物及び第二役物を一体して移動する等の演出動作を行うことも可能となる。
前記第一役物及び前記第二役物の夫々の前記対向部には、互いに対向する位置に第一磁石と、当該第一磁石に吸着される第一磁石受け部とが設けられるとよい。第一役物と第二役物の夫々の対向部が互いに近付いたとき、各対向部に設けられた磁石と磁石受け部が互いに吸着するので、第一役物と第二役物の合体精度をより向上できる。また、夫々の対向部が互いに吸着した状態となるので、第一役物と第二役物が離れないようにできる。
互いに離間したときの前記第一役物及び前記第二役物の前記対向部は、上下方向に平行な対向面であり、前記第一役物及び前記第二役物は、夫々の前記対向面が上下方向に平行な状態である基本姿勢と、前記基本姿勢から前記回転駆動手段によって前記同一方向に回転し所定角度で停止した状態である回動姿勢とに変位可能であり、且つ前記基本姿勢から前記回動姿勢に変位する場合、前記第一役物は前記第二役物の下側、前記第二役物は前記第一役物の上側に夫々移動するものであって、前記第一役物には、前記基本姿勢のときに、前記第一可動体の所定部と近接又は接触し、前記基本姿勢から前記回動姿勢に変位するときに、前記所定部から離間する役物側所定部が設けられ、互いに接離する前記所定部及び前記役物側所定部には、第二磁石と、当該第二磁石に吸着される第二磁石受け部とが設けられるとよい。第一役物及び第二役物は、夫々の対向面が互いに接触した状態で、基本姿勢から回動姿勢に変位するとき、第一役物は第二役物の下側に、第二役物は第一役物の上側に移動する。第一役物が基本姿勢である状態では、第一役物に設けられた役物側所定部は、第一可動体の所定部と近接又は接触し、基本姿勢から回動姿勢に変位するときは、第一可動体の所定部から離間する。そのような所定部と役物側所定部には、第二磁石と第二磁石受け部とが設けられているので、第一役物が基本姿勢のときは、役物側所定部が所定部に近接した状態が保持されるので、第一役物が自身の重みによって第一仮想軸を中心に回動してずれてしまうのを防止できる。
パチンコ機1の正面図である。 遊技盤2の正面図である。 演出装置30(支持体31を含む)の斜視図(初期状態)である。 演出装置30の斜視図(初期状態)である。 演出装置30の斜視図(合体時、回転前)である。 演出装置30の斜視図(回転後)である。 演出装置30の背面図(初期状態)である。 演出装置30の背面図(合体時、回転前)である。 左ボール演出装置35の前側から見た斜視図(回転前)である。 左ボール演出装置35の前側から見た斜視図(回転後)である。 左ボール演出装置35の背面図(回転前)である。 左ボール演出装置35の背面図(回転後)である。 左ボール演出装置35の斜視図(左ボールユニットは省略)である。 昇降スライダ42の前側から見た斜視図である。 昇降スライダ42の背面図である。 左ボールユニット43の背面側から見た斜視図(回転前)である。 回転ベース50の背面側から見た斜視図(回転前)である。 左ボールユニット43の背面側から見た斜視図(回転前:回転ベースは省略)である。 ガイド板51とカム板52の駆動機構の背面図(回転前)である。 ガイド板51の背面図(回転前)である。 カム板52の背面図(回転前)である。 ガイド板51とカム板52の駆動機構の背面図(回転後)である。 ガイド板51とカム板52の駆動機構の背面図(回転後:ボール表面部材54〜56を図示)である。 右ボール演出装置36の前側から見た斜視図(回転前)である。
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態である、所謂一般電役タイプのパチンコ機1について、図面を参照して説明する。以下説明では、図1,図2の手前側、奥側、上側、下側、左側、及び右側を、夫々、パチンコ機1の前側、後側、上側、下側、左側、及び右側とする。その他、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1,図2を参照し、パチンコ機1の機械的構成を説明する。図1に示すように、パチンコ機1の上半分の部分には遊技盤2が設けられている。遊技盤2は略正方形であり(図2参照)、透明なガラス板を保持したガラス枠13によって前面を保護されている。遊技盤2の下方部には、発射機に金属製の遊技球を供給し、且つ賞球を受ける上皿5が設けられている。上皿5の直下には、賞球を受ける下皿6が設けられている。下皿6の右横には、遊技球の発射を調整する発射ハンドル7が設けられている。ガラス枠13の上部の左右の角にはスピーカ10が夫々設けられている。
図2に示すように、遊技盤2の前面には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が形成されている。発射機によって発射された遊技球は、遊技領域4内を流下する。遊技領域4の略中央には、表示開口8が設けられている。表示開口8の内側においては、LCD等で構成される表示装置20の表示画面20Aが後方から露出する。表示装置20は、遊技者が大量の賞球を獲得可能な大当たり遊技を生起するか否かの大当たり判定の結果を報知するためのデモ図柄を表示画面20Aに表示する。パチンコ機1は、複数のデモ図柄を変動させた後に、大当たり判定の結果を示すデモ図柄の組合せを確定表示させる報知演出を実行することで、大当たり判定の結果を遊技者に報知する。
表示開口8の右側には、普通図柄始動ゲート12が設けられている。遊技球が普通図柄始動ゲート12を通過すると、普通当たり判定が行われる。普通図柄始動ゲート12の下方には、アタッカー装置21が設けられている。アタッカー装置21は、案内流路、複数の大入賞口、遊技球を左方に向けて放出する放出口等を備える。複数の大入賞口は、大当たりの判定に伴って、所定のタイミングで開放される。案内流路によって案内された遊技球は大入賞口に入賞可能となる。
表示開口8の下方には、上方から順に、第一特別図柄始動電動役物14、第二特別図柄始動電動役物16、及びアウト口19が設けられている。第一特別図柄始動電動役物14に遊技球が入賞することを契機として、第一特別図柄の大当たり判定が行われる。第二特別図柄始動電動役物16は、普通当たり判定によって当たりと判定された場合に、入賞可能となる。第二特別図柄始動電動役物16に遊技球が入賞することを契機として、第二特別図柄の大当たり判定が行われる。アウト口19は、遊技領域4の下端まで流下した遊技球を回収し、遊技盤2の後側へ排出する。
遊技盤2の後側には、演出装置30が設けられている。演出装置30は、左ボールユニット43と右ボールユニット73を個々に又は同時に動作させることによって、種々の演出動作を行うことができる。左ボールユニット43は、表示画面20Aの前側且つ左側に配置された正面視略半球状に形成され、例えばアメリカンフットボールの上下方向に立てたボールの左半分を模したものである。右ボールユニット73は、表示画面20Aの前側且つ右側に配置された正面視略半球状に形成され、例えばボールの右半分を模したものである。演出装置30は、例えば、左ボールユニット43及び右ボールユニット73が左右両側に離れて位置する初期状態(図1〜図4参照)から、左ボールユニット43及び右ボールユニット73を左右方向中央部に移動して合体させる第一演出動作(図5参照)と、該第一演出動作で互いに合体した状態から正面視反時計回りに90°回転させつつ、左ボールユニット43及び右ボールユニット73の表面を分割させる第二演出動作(図6参照)等を行うことができる。なお、演出装置30の具体的な構成と動作については後述する。
図示しないが、パチンコ機1の背面側には制御部(図示略)が設けられている。制御部は、主基板、中継基板、サブ制御基板、及び払出制御基板等を備える。各基板は、CPU、RAM、ROM等を備えており、パチンコ機1の各種動作を制御する。例えば、主基板は、普通当たり判定、大当たり判定等を行い、パチンコ機1の主制御を司る。主基板は、第一特別図柄始動電動役物14、第二特別図柄始動電動役物16等に接続されている。中継基板は、主基板で行われた各種判定の結果等に基づいて、アタッカー装置21を駆動する。サブ制御基板は、主基板で行われた各種判定の結果等に基づいて、各種演出動作を実行する。サブ制御基板は、演出装置30を駆動制御するランプドライバ基板、及び、表示装置20の表示制御を行う演出制御基板等に接続されている。払出制御基板は、パチンコ機1に設けられた賞球払出装置(図示略)を、主基板から送信されるコマンドに応じて駆動し、賞球としての遊技球を上皿5に払い出させる。
図3〜図8を参照し、演出装置30の全体構成を説明する。演出装置30は、支持体31、一対のレール部材32,33、左ボール演出装置35、右ボール演出装置36、下側ガイド部材37、左側移動機構部38、右側移動機構部39等を備える。なお、図4〜図8に示す演出装置30は、説明の便宜上、支持体31を省略している。
図3に示すように、支持体31は、正面視略矩形枠状に形成された樹脂製の筐体であり、上枠部31A、左枠部31B、右枠部31C、下枠部31D等を備える。左枠部31Bと右枠部31Cの間には、前後方向に貫通する正面視略矩形状の開口部310が形成されている。支持体31の前側の開口端に対し、遊技盤2の背面側がネジで固定される。これにより、支持体31を正面から見た場合に、遊技盤2の周囲を支持体31が取り囲むようにして配置される。一対のレール部材32,33は、例えばステンレス製の棒部材である。レール部材32,33は、左枠部31Bの上部と、右枠部31Cの上部との間に略水平に渡設されている。レール部材32は前側、レール部材33(図7参照)は後側に互いに平行になるように夫々配置されている。レール部材32は、開口部310(図3参照)の右半分の領域において、右ボール演出装置36の上部を左右方向に移動可能に支持する。レール部材33は、開口部310の左半分の領域において、左ボール演出装置35の上部を左右方向に移動可能に支持する。
左ボール演出装置35は、左ボールユニット43を昇降又は回転させることによって、右ボール演出装置36と共に、種々の演出動作を行うことができる。右ボール演出装置36は、右ボールユニット73を昇降又は回転させることによって、左ボール演出装置35と共に、種々の演出動作を行うことができる。下側ガイド部材37は、下枠部31Dの前側に取り付けられている。下側ガイド部材37は側面視略L字状に形成され(図4参照)、その上下方向に延びる板部分の背面下部には、ガイドレール37A(図7参照)が設けられている。ガイドレール37Aは、左ボール演出装置35の下部に設けられた一対のガイドローラ40A、及び右ボール演出装置36の下部に設けられた一対のガイドローラ70Aを左右方向にガイドする。
一方、下側ガイド部材37の前面の左右方向中央部には、正面視略V字状に配置された一対のしぶき部材371,372が揺動可能に設けられている。しぶき部材371,372は、例えば、アメリカンフットボールのボールが地面に勢いよくタッチダウンされたときに出来る「水しぶき」を表現している。しぶき部材371,372は、正面視略V字方向に延びる一対の長尺状に形成されている。しぶき部材371,372は、夫々、左右方向中央側の一端部が下方、その反対側の他端部が上方となるように傾斜した状態で、一端部と他端部の間に設けられた支点373,374(図7参照)によって、互いに略V字状を保った状態でシーソー状に揺動可能である。
図示しないが、演出装置30は、例えば、しぶき部材371,372の互いに対向する左右方向中央側の一端部に対して、左ボールユニット43及び右ボールユニット73が合体した状態で上方から自由落下させる。これによって、二つの一端部が下方に一気に押し下げられると同時に、支点373,374を軸に、それらの反対側の他端部が上方に勢いよく跳ね上がる。これにより、ボールが地面に勢いよくタッチダウンすると同時に、水しぶきが勢いよく跳ね上がる状態をリアルに表現できる。
左側移動機構部38は、支持体31の左枠部31Bの下部に設けられ、後述する左モータ81の動力で、左ボール演出装置35をレール部材33に沿って左右方向に移動させることができる。右側移動機構部39は、支持体31の右枠部31Cの下部に設けられ、後述する右モータ91の動力で、右ボール演出装置36をレール部材32に沿って左右方向に移動させることができる。
図9〜図13を参照し、左ボール演出装置35の構造を説明する。図9,図10に示すように、左ボール演出装置35は、支柱部40、被ガイド部41、昇降スライダ42、左ボールユニット43、昇降装置44等を備え、正面視略逆L字状に形成されている。
支柱部40は、上下方向に延びる略角筒状に形成されている。支柱部40の内側には、上下方向に延びる穴部が形成され、その穴部には、ラック部材(図示略)が昇降可能に設けられている。ラック部材は、後述する昇降装置44のモータ44Aの出力軸に固定されたピニオンギア(図示略)に噛合する。それ故、モータ44Aが駆動すると、ピニオンギアが回転し、ラック部材が昇降する。ラック部材には、突起部(図示略)が設けられている。該突起部は、支柱部40の前面に設けられた上下方向に延びる長穴(図示略)を介して、後述する昇降スライダ42に対して下方から当接可能である。
支柱部40の左側面上部には、スライダ保持装置45が設けられている。スライダ保持装置45は、筺体の内側に、左方向に突出する爪部45A(図11参照)と、該爪部45Aを装置内(右方)に引っ込める為のアクチュエータ(図示略)等を備える。左方向に突出する爪部45Aには、昇降スライダ42の後述する凹部4221が係止する。昇降スライダ42の前面には、左ボールユニット43が回転可能に支持されているので、左ボールユニット43は、昇降スライダ42を介して所定位置に保持される。この状態から、例えばアクチュエータを作動し、爪部45Aを右方に移動させることにより、昇降スライダ42への係止が解除される。これにより、演出装置30は、左ボールユニット43を、昇降スライダ42と共に自由落下させることができる。支柱部40の下部には、一対のガイドローラ40Aが設けられている。一対のガイドローラ40Aは、支持体31の下側ガイド部材37に設けられたガイドレール37A(図7参照)に沿って左右方向に摺動可能に支持される。
被ガイド部41は、支柱部40の上端部から右方向に突出する略角筒状に形成されている。被ガイド部41の内側には、レール部材33が挿通する(図7参照)。それ故、被ガイド部41は、レール部材33に沿って左右方向にガイドされる。
図11に示すように、支柱部40の背面上部と、被ガイド部41の背面左端部とには、金属製の補強板46が固定されている。これにより、支柱部40と被ガイド部41の連結部分が補強されている。補強板46は、支柱部40の背面上部に対応する部分に、矩形状部46Aを備える。矩形状部46Aの背面左下角部には、ガイドピン47が設けられている。ガイドピン47は、後方に突出する金属製の丸棒状に形成されている。ガイドピン47は、後述する左アーム部材82(図7,図8参照)の作用端部823によって左右方向に押される。これにより、左ボール演出装置35が左右方向に移動する(図4,図5参照)。
昇降スライダ42は、支柱部40の前面に沿って上下方向に移動可能に支持されている。昇降スライダ42は、スライダ保持装置45の外側を囲むように配置される。上記の通り、昇降スライダ42には、支柱部40の前面に設けられた長穴(図示略)を介して、ラック部材に設けられた突起部が下方から当接可能である。昇降スライダ42の具体的形状については後述する。
左ボールユニット43は、昇降スライダ42の前面に設けられた後述するガイド溝423に沿って正面視反時計回りに90°回転可能に支持されている(図9〜図12参照)。左ボールユニット43の具体的構造については後述する。
昇降装置44は、支柱部40の下部に設けられている。昇降装置44は、モータ44Aとピニオンギア(図示略)を備える。モータ44Aは、前後方向に出力軸(図示略)を向けて配置されている。ピニオンギアは出力軸に固定され、出力軸と一体して回転する。ピニオンギアは、支柱部40の穴部に沿って昇降可能に設けられたラック部材と噛合する。それ故、ピニオンギアが一方向に回転すると、ラック部材が上昇する。上記の通り、ラック部材に設けられた突起部は、支柱部40の前面に設けられた穴部を介して昇降スライダ42に対して下方から当接可能である。それ故、モータ44Aの駆動により、ラック部材を上昇させることによって、突起部が昇降スライダ42を上方に持ち上げるので、左ボールユニット43を所定位置まで持ち上げることができる。所定位置に持ち上げられた昇降スライダ42は、スライダ保持装置45に保持される。それ故、左ボールユニット43は、昇降スライダ42を介して所定位置に保持される。その後、演出装置30は、モータ44Aを一方向とは反対方向に回転させることにより、ラック部材を下降させるとよい。これにより、スライダ保持装置45による昇降スライダ42の保持を解除することで、左ボールユニット43を自由落下させることができる。
図13〜図15を参照し、昇降スライダ42の形状を具体的に説明する。昇降スライダ42は平面視L字状に形成され、前面側に支持板部421を備える。支持板部421は正面視下方に向かって先細り略台形状に形成され、その左端部は、左ボールユニット43の球面形状に沿って左方に向けて略円弧状にやや膨出している。支持板部421の左端部の上部には、被係止部422が設けられている。被係止部422の内側には、支柱部40に設けられたスライダ保持装置45の爪部45Aに係止する為の凹部4221が設けられている。支持板部421の上下方向中央部で且つ右端部寄りには、正面視半円弧状のガイド溝423が設けられている。ガイド溝423は、仮想中心軸P1を中心とする半円弧状に形成され、左方に向けて凸となるように湾曲している。仮想中心軸P1は、例えば支持板部421右端部上の略中央部に設定される。ガイド溝423には、左ボールユニット43の後述する回転ベース50に設けられた一組のコロ部材23,24(図16参照)が転動可能に係止する。
図15に示すように、支持板部421の背面側において、ガイド溝423の左斜め下方には、略円形状に形成されたモータ固定部424が設けられている。モータ固定部424には、モータ26(図11参照)がネジで固定される。モータ固定部424には、前後方向に貫通する小穴4241(図14参照)が設けられている。小穴4241には、モータ26の出力軸(図示略)が後方から挿入され、前面側に突出する。小穴4241から突出する出力軸の先端には、ギア26A(図13参照)が固定されている。支持板部421の前面には、保護カバー425が固定される。保護カバー425は、ギア26Aを覆うと共にギア26Aの右上部を外方に露出させる。
図13,図14に示すように、支持板部421の前面において、保護カバー425の右斜め下方には、前方に突出する略直方体状の凸部426が設けられている。凸部426の内側には、磁石(図示略)が埋設される。凸部426の右側面には、第一当接面4261が設けられている。第一当接面4261には、回転前の左ボールユニット43の後述する分割面板430の内面(左側面)に設けられた被当接部431(図12参照)と当接する。これにより、左ボールユニット43が回転前の状態から正面視時計回りに回転するのを規制する。
図15に示すように、支持板部421の背面において、モータ固定部424の近傍には、モータカバー427が設けられている。モータカバー427は、モータ固定部424に固定されるモータ26(図11参照)の一部を覆って保護する。モータカバー427の上方には、コロ支持部428が設けられている。コロ支持部428は、右方に向けて開口する上下方向に長いカバー状に形成され、内側に上下方向に並ぶ一組のコロ部材(図示略)を転動可能に支持する。昇降スライダ42の昇降に伴い、一組のコロ部材は、支柱部40の左側面に沿って転動する。
さらに、支持板部421の右端部の近傍で、且つコロ支持部428の右方には、上下方向に並ぶ3本のピン429が設けられている。これらピン429は、支柱部40の前面に設けられた長穴(図示略)に挿入され、該長穴に沿って上下方向にガイドされる。支柱部40の内側の穴部においては、長穴から挿入された3本のピン429に抜止部材(図示略)が固定され、該移抜止部材が長穴の縁部に内側から係止することで、昇降スライダ42が支柱部40の前面から離れないようになっている。支持板部421の左端部における被係止部422の下方には、配線カバー4211が設けられている。配線カバー4211は、支持板部421の左端部から背面側にL字状に屈曲する。例えば、昇降スライダ42に取り付けられる回路基板等の配線を束ねて、配線カバー4211の内側に引っ掛けることで、配線が周囲の部材に引っ掛かるのを防止できる。
図16〜図23を参照し、左ボールユニット43の構造を具体的に説明する。図16に示すように、左ボールユニット43は、回転ベース50、ガイド板51、カム板52、内部表面部材53、ボール表面部材54〜57等を備える。ガイド板51とカム板52は、ボール表面部材54〜56を径方向外側に向けて移動させる駆動機構として機能する。
図16,図17を参照し、回転ベース50の形状を説明する。なお、本実施形態は、図16,図17に示す回転前の回転ベース50の向きで説明する。回転ベース50は、左ボールユニット43の背面側に設けられ、昇降スライダ42の支持板部421の前面に対して回転可能に支持される。回転ベース50は、右端部が略直線状で且つ左端部が半円弧状に湾曲する略半円形状に形成されている。回転ベース50の前面は、左ボールユニット43の内側に対向し、回転ベース50の背面は、左ボールユニット43の後方に対向する。
回転ベース50は、円弧状リブ500、ギア部501、小リブ502、一組のコロ支持部503,504、3本の爪部505〜507等を備える。円弧状リブ500は、仮想中心軸Q1を中心とする半円弧状に形成され、且つ後方に突出するリブである。仮想中心軸Q1は、回転ベース50の右端部の長手方向略中央部に設定される。仮想中心軸Q1は、昇降スライダ42に設定される仮想中心軸P1(図13参照)と同軸上に配置される。そして、左ボールユニット43において、仮想中心軸Q1は、分割面板430の外面(右側面)に沿うようにして配置され、左ボールユニット43の回転軸として機能する。なお、「分割面板430の外面(右側面)に沿う」とは、外面に接する形態のみならず、外面から隙間を介して沿っている形態も含む意味である。ギア部501は、円弧状リブ500の湾曲する外面に設けられ、該外面の長手方向に沿って複数の歯を形成する。
小リブ502は、円弧状リブ500の内側領域に形成され、仮想中心軸Q1を中心とし、円弧状リブ500よりも小径で且つ高さの低いリブである。一組のコロ支持部503,504は、小リブ502の高さ方向の端部に設けられている。コロ支持部503,504は、後方に突出する円柱状の軸部である。コロ支持部503は、小リブ502の後端部の長手方向の上側一端部近傍に設けられている。コロ支持部504は、コロ支持部503よりも下側近傍に隙間を介して設けられている。コロ支持部503,504には、一組のコロ部材23,24(図16参照)が回転可能に支持される。
3本の爪部505〜507は、回転ベース50の右端部に設けられ、背面視略台形状で且つ先細り状に形成されている。なお、本実施形態の爪部505〜507は、上下方向と前後方向の夫々において先細りになっている。回転ベース50の右端部の長さ方向略中央部に位置する爪部506は、その両側を挟む他の爪部505,507よりも、回転ベース50の右端部の長手方向において幅広に形成されている。爪部505と506の間には、凹部5001が設けられ、爪部506と507の間には、凹部5002が設けられている。凹部5001には、右ボールユニット73側の爪部805(図24参照)が差し込まれて嵌合し、凹部5002には、右ボールユニット73側の爪部806が差し込まれて嵌合する。
回転ベース50の略半円弧状の左縁部における上部には、上方に突出する背面視略矩形状の上側突出片部508が設けられ、下部には下方に突出する背面視略矩形状の下側突出片部509が設けられている。上側突出片部508には、二つの固定穴5081が設けられている。下側突出片部509には、二つの固定穴5091が設けられている。これら4つの固定穴5081,5091には、後述するガイド板51を回転ベース50の前面側に固定する為のネジが締結される。
さらに、上側突出片部508において、二つの固定穴5081の間には、ローラ支持部5082が設けられている。ローラ支持部5082には、補助ローラ5083(図16参照)が回転可能に支持され、その上部には、ローラ押え5084が固定される。なお、図17には、ローラ押え5084は図示されていない。補助ローラ5083は、回転ベース50が仮想中心軸Q1を中心に回転する際、昇降スライダ42の支持板部421の前面(以下、「昇降スライダ42の前面」と呼ぶ)を転動する。これにより、昇降スライダ42の前面における回転ベース50の回転動作を安定化させることができる。
図13,図16,図17を参照し、昇降スライダ42の前面における回転ベース50の回転支持構造を説明する。昇降スライダ42の前面側に対し、回転ベース50の背面側が対向して配置される。回転ベース50の背面側に設けられたコロ部材23,24(図16参照)は、昇降スライダ42の前面に設けられたガイド溝423(図13参照)に転動可能に係止する。さらに、回転ベース50のギア部501に対し、昇降スライダ42の小穴4241から突出するモータ26の出力軸に固定されたギア26A(図13参照)が噛合する。これにより、コロ部材23,24とギア26Aとの間に円弧状リブ500が挟持された状態となる。コロ部材23,24は、ガイド溝423に沿って転動するので、回転ベース50は、昇降スライダ42の前面に対して、仮想中心軸Q1(P1)を中心に回転可能である。回転前の状態では、コロ部材23がガイド溝423の上縁部に当接し、回転後の状態では、コロ部材24がガイド溝423の下縁部に当接する。これにより、回転ベース50の回動範囲が規制される。このような回転支持構造によって、左ボールユニット43は、昇降スライダ42の前面において、仮想中心軸Q1(P1)を中心に、回転前の状態から正面視反時計回りに90°の範囲内で回転可能となっている。
図18を参照し、ガイド板51の形状を説明する。なお、本実施形態は、図18に示す回転前のガイド板51の向きで説明する。ガイド板51は、背面視上下方向に長い略矩形状に形成され、回転ベース50の前面側にネジで固定される。ガイド板51は、後述する3枚のボール表面部材54〜56を互いに異なる3方向に夫々ガイドする。ガイド板51は、中心軸穴510、第一ガイド穴511、第二ガイド穴512、第三ガイド穴513、二本の補助ガイド穴514等を備える。中心軸穴510は、ガイド板51の略中央部に設けられている。中心軸穴510には、軸ピン25(図20,図21参照)が挿入固定される。軸ピン25は、中心軸穴510から前後方向に突出する。軸ピン25には、コイル状のバネ100が装着される。バネ100は、ガイド板51の前面において、後述するカム板52を背面視時計回りに常時付勢するものである。
第一ガイド穴511は、中心軸穴510の近傍上部から上方に延びる略直線状の長穴である。第一ガイド穴511には、コロ部材61(図21参照)が摺動可能に係止する。第一ガイド穴511は、コロ部材61を第一方向にガイドする。第一方向とは、左ボールユニット43の回転前における上方向(回転後における左方向:図22参照)である。コロ部材61には、後述する連結部材66が連結され、該連結部材66には、ボール表面部材54(図20参照)が固定される。第二ガイド穴512は、中心軸穴510の近傍左側部から左方に延びる略直線状の長穴である。第二ガイド穴512には、コロ部材62(図21参照)が摺動可能に係止する。第二ガイド穴512は、コロ部材62を第二方向にガイドする。第二方向とは、左ボールユニット43の回転前における左方向(回転後における下方向:図22参照)である。コロ部材62には、後述する連結部材67が連結され、該連結部材67には、ボール表面部材55(図20参照)が固定される。第三ガイド穴513は、中心軸穴510近傍下部から下方に延びる略直線状の長穴である。第三ガイド穴513には、コロ部材63(図21参照)が摺動可能に係止する。第三ガイド穴513は、コロ部材63を第三方向にガイドする。第三方向とは、左ボールユニット43の回転前における下方向(回転後における右方向:図22参照)である。コロ部材63には、後述する連結部材68が連結され、該連結部材68には、ボール表面部材56(図20参照)が固定される。
二本の補助ガイド穴514は略直線状に形成され、第二ガイド穴512の上側と下側において、第二ガイド穴512に対して平行に設けられている。二本の補助ガイド穴514には、コロ部材64,65が夫々摺動可能に係止する。補助ガイド穴514は、コロ部材64,65を第二方向にガイドする。コロ部材64,65は、コロ部材62が連結する連結部材67に連結されている。
ガイド板51の上縁部には、二つの固定穴515が設けられ、下縁部には、二つの固定穴516が設けられている。固定穴515には、回転ベース50の固定穴5081と共にネジが締結される。固定穴516には、回転ベース50の固定穴5091と共にネジが締結される。これにより、回転ベース50の前面側に対して、ガイド板51が固定される。
ガイド板51の右端部には、4つの固定穴517が上下方向に間隔を空けて設けられている。これら固定穴517には、ガイド板51の右端部に対して、分割面板430を固定する為のネジが締結される。さらに、ガイド板51の背面側であって、右端部の略中央部近傍には、バネ係止部519が設けられている。バネ係止部519には、軸ピン25に装着されるバネ100の一端部101(図21参照)が係止される。
ここで、図9に示すように、ガイド板51の右端部には、分割面板430がネジで固定される。分割面板430は、右側面視上下方向に長い略半円形状に形成され、左ボールユニット43の右側部を塞ぐことによって、左ボールユニット43の分割面を形成する。図12に示すように、分割面板430の内面(左側面)の後端部で且つ下部には、被当接部431が設けられている。被当接部431には、磁石(図示略)が埋設されている。回転前の左ボールユニット43において、被当接部431は、昇降スライダ42の凸部426の第一当接面4261(図13参照)に対して右方から当接する。これにより、左ボールユニット43が回転前の状態から正面視時計回りに回転するのを規制する。さらに、第一当接面4261に被当接部431が当接した状態において、被当接部431の磁石と、第一当接面4261の磁石が互いに引き合うことによって、被当接部431は第一当接面4261から容易に離れないようになっている。これにより、左ボールユニット43が自重によって、昇降スライダ42の前面において、正面視反時計回りに回転して下方に垂れてしまうのを防止できる。よって、演出装置30は、左ボールユニット43を回転前の垂直に立った状態に保持できる。
左ボールユニット43においては、分割面板430の後端部に隣接して、回転ベース50の右端部が直交するように配置されている。それ故、分割面板430の後端部において、回転ベース50の爪部505〜507が右方に突出するように配置され、それら間に凹部5001,5002が配置される。
図19を参照し、カム板52の形状を説明する。なお、本実施形態は、図19に示す回転前のカム板52の向きで説明する。カム板52は、回転ベース50とガイド板51の間に配置される(図16,図20参照)。カム板52の中心部には、円形状の軸穴520が設けられている。軸穴520には、ガイド板51の中心軸穴510から後方に突出する軸ピン25が挿入される。これにより、カム板52は、軸ピン25を中心に回転自在に支持される。カム板52は、軸ピン25を中心に径方向に延びる。カム板52において、軸穴520の近傍上部には溝カム521が設けられ、軸穴520の近傍左側部には溝カム522が設けられ、軸穴520の近傍下部には溝カム523が設けられている。これら3本の溝カム521〜523は、軸穴520とカム板52の外縁部との間において、背面視時計回り側に傾斜しつつ径方向外側に延びる。さらに、溝カム521〜523は、長手方向の略中央部分が背面視反時計回り側に若干膨らむ略円弧状に形成されている。
溝カム521は、ガイド板51の第一ガイド穴511に対応し、溝カム522は、ガイド板51の第二ガイド穴512に対応し、溝カム523は、ガイド板51の第三ガイド穴513に対応する。図21に示すように、溝カム521には、コロ部材61が摺動可能に係止する。溝カム522には、コロ部材62が摺動可能に係止する。溝カム523には、コロ部材63が摺動可能に係止する。
溝カム521と溝カム522の間には、板状部525が設けられている。板状部525の背面には、バネ係止部526が設けられている。バネ係止部526には、軸ピン25に装着されるバネ100の他端部102が係止される(図21参照)。板状部525の外方に突出する角部には、被当接部527が設けられている。被当接部527は、カム板52の後方に向けて略直角に突出する棒状に形成されている。後述するが、被当接部527は、左ボールユニット43が回転する途中において、昇降スライダ42の前面に設けられた凸部426の第二当接面4262(図13参照)に当接し、カム板52の回転を停止させるものである。
図4,図5,図20を参照し、ボール表面部材54〜57の形状を説明する。なお、本実施形態は、図20に示す回転前のボール表面部材54〜57の向きで説明する。図4,図5に示すように、ボール表面部材54〜56は、例えば垂直に立てたボールの正面視左半分の表面を3分割した3枚のボール表面の形状を模している。
図20に示すように、ボール表面部材54は、左ボールユニット43の回転前の状態において、ガイド板51の前面上部を前方から覆う略球面状に形成されている。ボール表面部材54は、連結部材66を介して、ガイド板51の第一ガイド穴511に摺動可能に係止するコロ部材61と連結している。それ故、ボール表面部材54は、第一ガイド穴511の方向(第一方向:図21参照)において安定して移動可能に支持される。ボール表面部材55は、左ボールユニット43の回転前の状態において、ガイド板51の前面左側の上下方向略中央部を前方から覆う略球面状に形成されている。ボール表面部材55は、連結部材67を介して、ガイド板51の第二ガイド穴512に摺動可能に係止するコロ部材62と連結している。それ故、ボール表面部材55は、第二ガイド穴512の方向(第二方向:図21参照)において安定して移動可能に支持される。
なお、連結部材67は、ガイド板51の二本の補助ガイド穴514に摺動可能に係止する二つのコロ部材64,65とも連結している。ボール表面部材55は、他のボール表面部材54,56よりも面積が大きいことから、それを支持する連結部材67も、他の連結部材66,68より面積が大きい。そこで、本実施形態においては、連結部材67を三つのコロ部材62,64,65に連結させることで、連結部材67を介して、大きなボール表面部材55を安定して移動させることができる。
ボール表面部材56は、左ボールユニット43の回転前の状態において、ガイド板51の前面下部を前方から覆う略球面状に形成されている。ボール表面部材56は、連結部材68を介して、ガイド板51の第三ガイド穴513に摺動可能に係止するコロ部材63と連結している。それ故、ボール表面部材56は、第三ガイド穴513の方向(第三方向:図21参照)において安定して移動可能に支持される。
ボール表面部材57は、左ボールユニット43の回転前の状態において、分割面板430の前端部の上下方向略中央部に設けられ(図9参照)、ボール表面部材54〜56の夫々の正面視径方向内側の各端部に対し、前方から重なるように配置されている。ボール表面部材57は、正面視略上下方向に長い略長方形状に形成され、例えば垂直に立てたボールの略中央部に形成される「紐部」の左半分を模している。ボール表面部材57の右端面の上下には、一対の磁石部571,572(図9,図20参照)が設けられている。
図20を参照し、内部表面部材53の形状を説明する。内部表面部材53は、ガイド板51の前面側を覆うように、ガイド板51の前面側にネジで固定されている。内部表面部材53は、略球面状に形成された透明の樹脂部材であり、その背面側には、多数のLEDを有するLED基板(図示略)が取り付けられている。内部表面部材53は、LED基板から照射される光を前方に透過するが、例えば光が乱反射するように加工するとよい。内部表面部材53は、ボール表面部材54〜57の背面側に位置する。それ故、後述するように、左ボールユニット43が回転しつつ3枚のボール表面部材54〜56が外方に向けて移動すると、その隙間から内部表面部材53が部分的に露出し、乱反射する光が前側に漏れ出るようになっている(図10参照)。
図24を参照し、右ボール演出装置36の構造を説明する。右ボール演出装置36の構造は、左ボール演出装置35とほぼ左右対称の構造であるので、上記説明を援用しながら簡単に説明する。
右ボール演出装置36は、支柱部70、被ガイド部71、昇降スライダ72、右ボールユニット73、昇降装置74等を備え、右ボール演出装置36に対して左右対称の略逆L字状に形成されている。支柱部70は、左ボール演出装置35の支柱部40と同様の構造を備える。支柱部70の右側面上部には、スライダ保持装置75が設けられている。スライダ保持装置75は、昇降スライダ72を所定位置に保持可能である。スライダ保持装置75は、昇降スライダ72の保持を解除することで、昇降スライダ72と共に右ボールユニット73を自由落下させることができる。
支柱部70の前面下部には、一対のガイドローラ70Aが設けられている。一対のガイドローラ70Aは、支持体31の下側ガイド部材37に設けられたガイドレール37A(図7参照)に沿って左右方向に摺動可能に支持される。被ガイド部71は、支柱部70の上端部から左方向に突出する略角筒状に形成されている。被ガイド部71の内側には、レール部材32が挿通する(図4参照)。それ故、被ガイド部71は、レール部材32に沿って左右方向にガイドされる。
図8に示すように、支柱部70の背面上部と、被ガイド部71の背面右端部とには、金属製の補強板76が固定されている。補強板76の背面の右下角部には、ガイドピン77が設けられている。ガイドピン77は、後述する右アーム部材92の作用端部923によって左右方向に押される。これにより、右ボール演出装置36が左右方向に移動する。
図24に示すように、昇降スライダ72は、支柱部70の前面に沿って移動可能に支持されている。昇降スライダ72には、支柱部70の前面に設けられた長穴(図示略)を介して、支柱部70の穴部を昇降するラック部材に設けられた突起部(図示略)が下方から当接可能である。昇降装置74は、左ボール演出装置35の昇降装置44と同じ構造である。昇降装置74のモータ74Aが駆動すると、ピニオンギアが回転し、ラック部材が上昇する。昇降スライダ72は、ラック部材に設けられた突起部によって上方に持ち上げられる。そして、昇降スライダ72がスライダ保持装置75に保持されることによって、右ボールユニット73が昇降スライダ72を介して所定位置に保持される。右ボールユニット73は、昇降スライダ72の前面に設けられたガイド溝(図示略)に沿って正面視反時計回りに90°の範囲内で、仮想中心軸Q2を中心に、回転可能に支持されている(図6参照)。仮想中心軸Q2は、例えば、右ボールユニット73の図示しない回転ベースの左端部の長手方向略中央部に設定される。仮想中心軸Q2は、左ボールユニット43の仮想中心軸Q1と平行である。そして、右ボールユニット73において、仮想中心軸Q2は、分割面板730の外面(左側面)に沿うようにして配置され、右ボールユニット73の回転軸として機能する。なお、「分割面板730の外面(左側面)に沿う」とは、外面に接する形態のみならず、外面から隙間を介して沿っている形態も含む意味である。昇降スライダ72には、右ボールユニット73を回転させる為のモータ27(図8参照)が固定されている。
右ボールユニット73は、左ボールユニット43の構造と左右対称の構造を備える。右ボールユニット73は、前面側にボール表面部材84〜87を備える。ボール表面部材84〜87は、左ボールユニット43のボール表面部材54〜57と左右対称形状である。これらボール表面部材84〜87の背面側には、内部表面部材88(図6参照)が設けられている。右ボールユニット73は、分割面板730の後端部近傍に、左方に突出する爪部805,806を備える。爪部805,806の形状は、左ボールユニット43の爪部505〜507の形状と同一である。爪部805の上側には凹部8001が設けられ、爪部805と806の間には凹部8002が設けられ、爪部806の下側には凹部8003が設けられている。回転前の初期状態において、爪部805は、左ボールユニット43の分割面板430の凹部5001と対向し、爪部806は、左ボールユニット43の分割面板430の凹部5002と対向する。凹部8001は、左ボールユニット43の分割面板430の爪部505と対向し、凹部8002は、左ボールユニット43の分割面板430の爪部506と対向し、凹部8003は、左ボールユニット43の分割面板430の爪部507と対向する。
図5〜図8を参照し、左側移動機構部38の構成を説明する。左側移動機構部38は、左ボール演出装置35をレール部材33に沿って左右方向に移動させることができる。図5,図8に示すように、左側移動機構部38は、支持体31の左枠部31B(図3参照)に設けられ、ベース部材80、左モータ81、左アーム部材82、円板カム83等を備える。
ベース部材80は、正面視略矩形状の板部材であって、面方向が前後方向に向くように、支持体31の左枠部31Bの下側にネジで固定されている。左モータ81は、ベース部材80の前面下部に固定されている。左モータ81の出力軸811(図8参照)は、ベース部材80の前面下部に設けられた貫通穴(図示略)に挿入され、ベース部材80の背面側に突出している。出力軸811の先端部には、ギア812が固定されている。
左アーム部材82は、長尺状に形成され、例えば透明の樹脂部材で形成するとよい。透明にすることで、目立ち難くすることができる。左アーム部材82は、基端部821、アーム部822、作用端部823を備える。基端部821は、左アーム部材82の長手方向一端部で且つ回転可能に軸支される側の端部である。作用端部823は、左アーム部材82の基端部821とは反対側の自由端部である。アーム部822は、基端部821と作用端部823の間の部位である。基端部821は、ベース部材80の背面側であって左モータ81の右斜め下近傍に回転軸824によって揺動可能に軸支されている。回転軸824には、コイル状のバネ120が装着されている。バネ120は、左アーム部材82を、回転軸824を中心に右側に回動するように常時付勢する。
図4,図8に示すように、左ボールユニット43と右ボールユニット73が合体した状態では、アーム部822は、基端部821から右斜め上方に延設される。さらに、アーム部822においては、支持体31の中央とは反対側である左方に向けて凸となるように湾曲している。作用端部823は、右斜め上方に延設されたアーム部822の上端部からさらに上方に曲がっている。作用端部823には、ガイド穴825が設けられている。ガイド穴825は、作用端部823の形状に沿った長穴であり、作用端部823の形状と同様に、その長手方向中央部において上方に曲がっている。ガイド穴825には、左ボール演出装置35の背面上部に設けられたガイドピン47が前側から挿入され、作用端部823とガイドピン47が互いに連結されている。ガイド穴825の内縁部の角部はテーパ状に形成されている。それ故、ガイドピン47はガイド穴825の内縁部に沿って滑らかに摺動可能である。
作用端部823には、金属製の補強板828が埋設されている。補強板828は、ガイド穴825に対応する開口部(図示略)を備える略リング状に形成されている。それ故、ガイド穴825の周囲を補強できる。基端部821の左側には、横幅が広くなった幅広部826が設けられている。幅広部826には、ガイド穴827が設けられている。ガイド穴827は、回転軸824から作用端部823に向かう方向に対して、回転軸824を中心に左側に傾斜して延設された略直線状の長穴である。
図8に示すように、円板カム83は、ベース部材80の背面側におけるギア812の上側近傍に設けられ、前後方向に延びる回転軸831を中心に回転可能に軸支されている。円板カム83は、その前面側にギア(図示略)を有する。該ギアは、ギア812と噛合している。それ故、左モータ81が駆動すると、ギア812を介して、円板カム83が回転する。円板カム83の背面側には、ガイド軸832が設けられている。ガイド軸832は、回転軸831から偏心した位置に設けられ、後方且つ回転軸824に対して平行に突出している。ガイド軸832は、左アーム部材82の幅広部826に設けられたガイド穴827に沿って摺動可能に係止している。
図5〜図8を参照し、右側移動機構部39の構成を説明する。なお、右側移動機構部39の構成は、左側移動機構部38の構成とほぼ左右対称であるので、上記説明を援用しながら簡単に説明する。
右側移動機構部39は、右ボール演出装置36をレール部材32に沿って左右方向に移動させることができる。図5,図8に示すように、右側移動機構部39は、支持体31の右枠部31Cに設けられ、左側移動機構部38と同様に、ベース部材90、右モータ91、右アーム部材92、円板カム93等を備える。ベース部材90は、面方向が前後方向となるように、支持体31の右枠部31Cにネジで固定されている。右モータ91は、ベース部材80の前面下部に固定されている。右モータ91の出力軸911(図8参照)は、ベース部材80の前面下部に設けられた貫通穴(図示略)に挿入され、ベース部材90の背面側に突出している。出力軸911の先端部には、ギア912が固定されている。
右アーム部材92は、左アーム部材82と左右対称形状である。右アーム部材92は、左アーム部材82と同様に、基端部921、アーム部922、作用端部923を備える。基端部921は、ベース部材90の背面側であって右モータ91の左斜め下近傍に回転軸924によって揺動可能に軸支されている。回転軸924には、コイル状のバネ130が装着されている。バネ130は、右アーム部材92を、回転軸924を中心に左側に回動するように常時付勢する。
図5,図8に示すように、左ボールユニット43と右ボールユニット73が合体した状態では、アーム部922は、基端部921から左斜め上方に延設される。さらに、アーム部922においては、支持体31の中央とは反対側である右方に向けて凸となるように湾曲している。作用端部923は、右斜め上方に延設されたアーム部822の上端部からさらに上方に曲がっている。作用端部923には、ガイド穴925が設けられている。ガイド穴925は、作用端部923の形状に沿った長穴であり、作用端部923の形状と同様に、その長手方向中央部において上方に曲がっている。ガイド穴925には、右ボール演出装置36の背面上部に設けられたガイドピン77が前側から挿入され、作用端部923がガイドピン77と連結されている。作用端部923にも、金属製の補強板928が埋設されている。
基端部921の右側には、横幅が広くなった幅広部926が設けられている。幅広部926には、ガイド穴927が設けられている。ガイド穴927は、回転軸924から作用端部923に向かう方向に対して、回転軸924を中心に右側に傾斜して延設された略直線状の長穴である。
図8に示すように、円板カム93は、ベース部材90の背面側におけるギア912の上側近傍に設けられ、回転軸931を中心に回転可能に軸支されている。円板カム93の前面側に設けられたギアは、ギア912と噛合している。それ故、右モータ91が駆動すると、ギア912を介して、円板カム93が回転する。円板カム93の背面側には、ガイド軸932が設けられている。ガイド軸932は、回転軸931から偏心した位置に設けられ、後方且つ回転軸924に対して平行に突出している。ガイド軸932は、右アーム部材92の幅広部926に設けられたガイド穴927に沿って摺動可能に係止している。
図4〜図8、図21〜図23を参照し、左ボール演出装置35及び右ボール演出装置36の演出動作を説明する。なお、左ボール演出装置35及び右ボール演出装置36の夫々の演出動作は、ほぼ左右対称の動作であるので、本実施形態では、左ボール演出装置35の演出動作を中心に説明する。
−初期状態−
先ず、図4に示す初期状態では、左ボール演出装置35は、支持体31の左枠部31Bに位置し、右ボール演出装置36は、支持体31の右枠部31Cに位置する。それ故、左ボールユニット43と右ボールユニット73は、左右両側に夫々分離して離間した状態である。初期状態では、左アーム部材82及び右アーム部材92は、回転軸824,924から何れも垂直に立った状態である(図7参照)。
左ボール演出装置35において、左ボールユニット43の分割面板430は垂直に立った状態である。昇降スライダ42の凸部426の第一当接面4261には、分割面板430の被当接部431が当接する。第一当接面4261に埋設された磁石と、被当接部431に埋設された磁石が互いに引き合うことによって、仮に、演出装置30に振動が生じた場合でも、左ボールユニット43は回転前の姿勢を保持できる。右ボール演出装置36においても同様である。
−第一演出動作(合体動作)−
初期状態において、左ボール演出装置35の左側移動機構部38の左モータ81と、右ボール演出装置36の右側移動機構部39の右モータ91が同時に駆動する。左ボール演出装置35において、左モータ81が駆動すると、出力軸811と共にギア812が背面視反時計回りに回転する。これに伴い、ギア812とギアが噛合する円板カム83は、背面視時計回りに回転する。これにより、左アーム部材82の幅広部826に設けられたガイド穴827の内側において、ガイド軸832は、回転軸831を中心に背面視時計回りに回転する。このとき、ガイド軸832は、ガイド穴827を右方に押し込みながらガイド穴827に沿って上側に移動した後、折り返して下方に移動する。これにより、左アーム部材82は、基端部821の回転軸824を中心に右側に揺動する。このとき、左アーム部材82の作用端部823は、回転軸824を中心に円弧を描きながら右方に揺動する。これにより、左ボール演出装置35の背面上部のガイドピン47は、作用端部823のガイド穴825の内縁部によって右方に押し込まれるので、左ボール演出装置35は、レール部材33に沿って右方に移動する。
一方、右ボール演出装置36においても、左ボール演出装置35と同じ仕組みで、右ボール演出装置36の背面上部のガイドピン77が、作用端部923のガイド穴925の内縁部によって左方に押し込まれるので、右ボール演出装置36は、レール部材32に沿って左方に移動する。これにより、左ボール演出装置35と右ボール演出装置36は、左右両側から中央部に向けて移動する。
左アーム部材82が右方に傾斜するにつれて、ガイドピン47はガイド穴825の先端側に移動する。右アーム部材92が左方に傾斜するにつれて、ガイドピン77はガイド穴925の先端側に移動する。そして、左ボールユニット43の分割面板430と、右ボールユニット73の分割面板730とが互いに対向して近付くと、左アーム部材82の作用端部823の先端側が上方に曲げられているので、左アーム部材82が右方に傾斜していても、ガイド穴825の先端側の内縁部は上下方向に沿った状態で、ガイドピン47に対して左方から当たることができる。これにより、作用端部823が右方に傾斜するに伴い、ガイド穴825の先端側の内縁部は、ガイドピン47を右方に向けて略水平に無理なく最後まで押し込むことができる。一方、右アーム部材92においても同様に、作用端部923が左方に傾斜するに伴い、ガイド穴925の先端側の内縁部は、ガイドピン77を左方に向けて略水平に無理なく最後まで押し込むことができる。
そして、左ボールユニット43の分割面板430に設けられた爪部505,506,507(図4参照)は、右ボールユニット73の分割面板730に設けられた凹部8001,8002,8003(図24参照)に夫々差し込まれて嵌合する。一方、右ボールユニット73の分割面板730に設けられた爪部805,806は、左ボールユニット43の分割面板430に設けられた凹部5001,5002に夫々差し込まれて嵌合する。ここで、爪部505〜507、805,806は先細り状に形成されているので、仮に凹部に対して爪部の位置が多少ずれていても、凹部に爪部を嵌合させることができる。そして、凹部に爪部が挿入されるときに、左ボールユニット43と右ボールユニット73の位置ずれは補正されるので、左ボールユニット43と右ボールユニット73を精度よく合体できる。
このようにして、左ボールユニット43と右ボールユニット73が互いに合体し、垂直に立ったボールを形成した状態で、相互の位置関係が保持される。さらに、左ボールユニット43のボール表面部材57に設けられた一対の磁石部571,572(図4参照)と、右ボールユニット73のボール表面部材87に設けられた一対の磁石受け部871,872(図24参照)とが接触し、互いに引き付け合うことによって、左ボールユニット43と右ボールユニット73をより強固に合体させた状態を保持できる。これにより、左ボールユニット43と右ボールユニット73に一体感を付与できる。さらには、後述する第二演出動作において、左ボールユニット43と右ボールユニット73が回転する途中で離れたりするのを防止できる。なお、磁石受け部871,872は、磁石部571,572に吸着可能なものであればよく、例えば磁石で構成してもよく、金属で構成してもよい。
ここで、図5,図8に示すように、左アーム部材82と右アーム部材92が互いに中央に傾斜した状態において、アーム部822,922は、支持体31(図3参照)の中央部とは反対側である左右両側に向けて凸となるように湾曲している。これにより、左アーム部材82及び右アーム部材92に囲まれる下側の領域を広くできるので、支持体31の開口部310に表示装置20の表示画面20Aを配置できる。さらに、左アーム部材82及び右アーム部材92は透明の樹脂部材で形成されているので、左アーム部材82及び右アーム部材92を透過して、表示画面20Aに表示された画像を遊技者に違和感無く見せることができる。
−第二演出動作(回転動作)−
なお、説明の便宜上、ガイド板51の第一ガイド穴511、第二ガイド穴512、第三ガイド穴513において、中心軸穴510側の一端部を「基端部」、その反対側の他端部を「外端部」と呼ぶ。カム板52の溝カム521,522,523においても、軸穴520側の一端部を「基端部」、その反対側の他端部を「外端部」と呼ぶ。
左ボールユニット43と右ボールユニット73が合体した状態では、分割面板430と730が互いに近接し、左ボールユニット43の仮想中心軸Q1(図9参照)と、右ボールユニット73の仮想中心軸Q2(図24参照)とは、互いに同一位置に配置される。
図21に示すように、左ボールユニット43の回転前においては、ガイド板51の第一ガイド穴511の基端部と、カム板52の溝カム521の基端部とが重なり、その重なり部分にコロ部材61が位置している。また、ガイド板51の第二ガイド穴512の基端部と、カム板52の溝カム522の基端部とが重なり、その重なり部分にコロ部材62が位置している。また、ガイド板51の第三ガイド穴513の基端部と、カム板52の溝カム523の基端部とが重なり、その重なり部分にコロ部材63が位置している。これにより、仮にガイド板51に対してカム板52が背面視時計回りに回転しようとしても、コロ部材61〜63が第一ガイド穴511、第二ガイド穴512、及び第三ガイド穴513と、溝カム521〜523との間に介在するので回転できない。さらに、カム板52は、バネ100の他端部102によって背面視時計回りに付勢されているので、図21に示す状態で位置決めされている。右ボールユニット73の回転前においても同様である。そして、左ボールユニット43と右ボールユニット73が合体した状態において、左ボール演出装置35の昇降スライダ42に固定されたモータ26と、右ボール演出装置36の昇降スライダ72に固定されたモータ27とが同時に駆動を開始する。
左ボール演出装置35において、モータ26の駆動により、ギア26A(図13参照)が正面視時計回り(背面視反時計回り)に回転する。ギア26Aは、左ボールユニット43の回転ベース50に設けられた円弧状リブ500のギア部501と噛合している。よって、回転ベース50は、昇降スライダ42の前面に対して、仮想中心軸Q1(図19参照)を中心に背面視時計回りに回転する。このとき、ガイド板51も、回転ベース50と一体して、仮想中心軸Q1を中心に背面視時計回りに回転する。カム板52は、上記の通り、バネ100の他端部102によって、軸ピン25を中心に背面視時計回り方向に付勢されているので、回転ベース50及びガイド板51と共に、図21に示す位置関係を保った状態で、仮想中心軸Q1を中心に背面視時計回りに回転する。このとき、ガイド板51に対するカム板52の位置が変わらないので、コロ部材61〜63の位置も変わらない。それ故、ボール表面部材54〜56の位置が変わらないまま、左ボールユニット43は仮想中心軸Q1を中心に背面視時計回りに回転する。
そして、左ボールユニット43が回転前の位置から約70°回転すると、カム板52の被当接部527に対して、昇降スライダ42の前面に設けられた凸部426の第二当接面4262(図13参照)が当接する。これにより、カム板52の回転のみが停止され、回転ベース50とガイド板51は引き続き仮想中心軸Q1を中心に回転する。つまり、カム板52の位置が変わらない状態で、ガイド板51が仮想中心軸Q1を中心に背面視時計回りに回転するので、カム板52は、バネ100の付勢力に抗して、ガイド板51に対して相対的に背面視反時計回りに回転し始める。
カム板52の回転に伴い、ガイド板51の第一ガイド穴511、第二ガイド穴512、第三ガイド穴513に対して、カム板52の溝カム521,522,523の位置が変わる。例えば、回転前の状態では、第一ガイド穴511の基端部と溝カム521の基端部とが互いに重なっているが(図21参照)、この状態からカム板52がガイド板51に対して相対的に背面視反時計回りに回転すると、第一ガイド穴511と溝カム521とが重なる重複位置が、第一ガイド穴511の外端部に向かう方向である第一方向に徐々に移動する。そして、この重複位置に、コロ部材61が位置する。即ち、重複位置の移動に伴い、コロ部材61は、溝カム521の内縁部によって第一方向に押し上げられる。よって、コロ部材61に連結部材66を介して連結するボール表面部材54は、第一方向に向かって移動を開始する。なお、その他のボール表面部材55,56においても同様の仕組みで第二方向及び第三方向に移動する。
一方、右ボール演出装置36においても同様に、モータ27の駆動により、右ボールユニット73が仮想中心軸Q2を中心に回転を開始する。このとき、左ボールユニット43は仮想中心軸Q1を中心に、右ボールユニット73の下側に回動し、右ボールユニット73は仮想中心軸Q2を中心に、左ボールユニット43の上側に回動する。即ち、演出装置30を正面から見た場合、左ボールユニット43及び右ボールユニット73は、仮想中心軸Q1,Q2を中心に反時計回りに回転する(図5中の回転方向R1参照)。そして、右ボールユニット73が回転前の位置から約70°回転すると、左ボールユニット43と同様に、ボール表面部材84〜86も外方に向けて移動を開始する。これにより、図6に示すように、演出装置30は、あたかもボールが回転しながら、その表面が6つに割れるという極めて特徴的な演出をさせることができる。さらに、ボール表面部材54〜56、84〜86が外方に向けて移動するに伴い、それまで内側に隠れていた内部表面部材53,88が部分的に露出し、ボール表面部材54〜56、84〜86の割れた隙間から乱反射する光が漏れる。これにより、ボール表面部材54〜56、84〜86が割れる状態をより強調して見せることができる。
そして、左ボールユニット43が回転前の位置から約90°回転すると、回転ベース50に設けられたコロ部材24(図16参照)が、昇降スライダ42の前面のガイド溝423の下端部に当接するので、左ボールユニット43の回転が停止する。このとき、図22,図23に示すように、コロ部材61〜63は、ガイド板51の第一ガイド穴511、第二ガイド穴512、第三ガイド穴513の夫々の外端部に位置する。よって、ボール表面部材54〜56の移動は停止する。一方、右ボールユニット73においても、左ボールユニット43と同様の仕組みで、回転前の位置から約90°回転すると、ボール表面部材84〜86の移動は停止する。このようにして、演出装置30は、図6に示すように、左ボールユニット43と右ボールユニット73を合体した状態から、正面視反時計回りに約90°回転した状態で停止させ、その姿勢を安定して保持できる。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機1は、演出装置30を備える。演出装置30は、左ボール演出装置35、右ボール演出装置36、左側移動機構部38、右側移動機構部39等を備える。左ボール演出装置35及び右ボール演出装置36は、左右方向において互いに接離するように移動可能に支持されている。左ボール演出装置35は、左ボールユニット43を、仮想中心軸Q1を中心に回転可能に軸支する。右ボール演出装置36は、右ボールユニット73を、仮想中心軸Q2を中心に回転可能に軸支する。左側移動機構部38及び右側移動機構部39は、左ボール演出装置35及び右ボール演出装置36を互いに近接する方向に移動させることによって、左ボールユニット43と右ボールユニット73を夫々の互いに対向する分割面板430と730で互いに近接又は接触させる。ここで、仮想中心軸Q1とQ2は、分割面板430と730に沿うようにして夫々設けられており、左ボールユニット43と右ボールユニット73が分割面板430と730で近接したときに、仮想中心軸Q1とQ2は同一位置に配置される。左ボールユニット43と右ボールユニット73は、モータ26,27を同時に駆動させることによって、分割面板430と730が近接した状態で、仮想中心軸Q1,Q2を中心に同一方向に回転する。上記の通り、仮想中心軸Q1とQ2は同一位置に配置されるので、演出装置30は、左ボールユニット43と右ボールユニット73を合体した状態で一体的に回転させることができる。
また、左ボールユニット43の分割面板430には、3本の爪部505〜507と、2つの凹部5001,5002が設けられている。右ボールユニット73の分割面板730には、2つの爪部805,806と、3つの凹部8001〜8003が設けられている。左ボールユニット43と右ボールユニット73を互いに近接させて合体させるとき、爪部505〜507は、凹部8001〜8003に差し込まれて嵌合し、爪部805,806は、凹部5001,5002に差し込まれて嵌合する。これにより、左ボールユニット43と右ボールユニット73の合体精度を向上できる。また、合体した状態の左ボールユニット43と右ボールユニット73に一体感を付与できるので、左ボールユニット43と右ボールユニット73を合体した状態で一体的に回転させることができる。
また、左ボールユニット43のボール表面部材57の右側面と、右ボールユニット73のボール表面部材87の左側面は、分割面板430と730の近傍であって、左ボールユニット43と右ボールユニット73が互いに近付くときに対向する部分である。ボール表面部材57の右側面には、磁石部571,572が設けられ、ボール表面部材87の左側面には、磁石部571,572に対向する位置に、磁石受け部871,872が設けられている。これにより、左ボールユニット43と右ボールユニット73の夫々の分割面板430と730が互いに近付いたとき、磁石部571,572と磁石受け部871,872が互いに吸着するので、左ボールユニット43と右ボールユニット73の合体精度をより向上できる。また、夫々の分割面板430と730が互いに吸着した状態となるので、左ボールユニット43と右ボールユニット73が容易に離れないようにできる。これにより、左ボールユニット43と右ボールユニット73が回転する途中で離れたりするのを防止できる。
また、左ボールユニット43の分割面板430と、右ボールユニット73の分割面板730は、上下方向に平行な対向面である。左ボールユニット43及び右ボールユニット73は、基本姿勢と回動姿勢とに変位可能である。基本姿勢とは、夫々の分割面板430,730が上下方向に平行な状態である。回動姿勢とは、基本姿勢からモータ26,27によって同一方向に回転し所定角度で停止した状態である。基本姿勢から回動姿勢に変位する場合、左ボールユニット43は右ボールユニット73の下側、右ボールユニット73は左ボールユニット43の上側に夫々移動する。左ボールユニット43の分割面板430の内面には、被当接部431が設けられている。被当接部431には、磁石が埋設されている。左ボールユニット43が基本姿勢のとき、被当接部431は、左ボール演出装置35の昇降スライダ42の前面に設けられた凸部426の第一当接面4261と当接する。凸部426にも磁石が埋設されている。それ故、これにより、左ボールユニット43が基本姿勢のときは、被当接部431が凸部426の第一当接面4261に吸着され、その状態が保持されるので、左ボールユニット43が自身の重みによって仮想中心軸Q1を中心に回動してずれてしまうのを防止できる。
なお、上記説明において、左ボール演出装置35は本発明の「第一可動体」の一例である。右ボール演出装置36は本発明の「第二可動体」の一例である。左ボールユニット43は本発明の「第一役物」の一例である。右ボールユニット73は本発明の「第二役物」の一例である。仮想中心軸Q1は本発明の「第一仮想軸」の一例である。仮想中心軸Q2は本発明の「第二仮想軸」の一例である。左側移動機構部38及び右側移動機構部39は、本発明の「移動駆動手段」の一例である。左ボールユニット43の分割面板430、ボール表面部材57の右側面、回転ベース50の右端部は、本発明の「対向部」の一例である。右ボールユニット73の分割面板730、ボール表面部材87の左側面、回転ベースの左端部は、本発明の「対向部」の一例である。左ボールユニット43のモータ26及び回転ベース50、右ボールユニット73のモータ27及び回転ベースは、本発明の「回転駆動手段」の一例である。左ボールユニット43の爪部505〜507、右ボールユニット73の爪部805,806は、本発明の「凸部」の一例である。左ボールユニット43の凹部5001,5002、右ボールユニット73の凹部8001〜8003は、本発明の「凹部」の一例である。ボール表面部材57の右側面に設けられた磁石部571,572は、本発明の「第一磁石部」の一例である。ボール表面部材87の左側面設けられた磁石部571,572は、本発明の「第一磁石受け部」の一例である。昇降スライダ42の前面に設けられた凸部426の第一当接面4261は、本発明の「所定部」と「第二磁石」の一例であり、左ボールユニット43の分割面板430の内面に設けられた被当接部431は、本発明の「役物側所定部」と「第二磁石受け部」の一例である。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。演出装置30は、左ボール演出装置35及び右ボール演出装置36を左右両側から中央部に移動させ、中央部で合体した状態から一体して回転させるものであるが、何れか一方の演出装置のみ、その演出装置を動作させるものでもよい。また、上記実施形態では、左ボール演出装置35及び右ボール演出装置36を同時に移動させて一体して回転させているが、個々に移動させて回転させてもよい。
また、左ボールユニット43の爪部と凹部の数、右ボールユニット73の爪部と凹部の数は、上記実施形態に限らず、自由に変更可能であるが、複数設けるのが好ましい。複数設けることで、左ボールユニット43と右ボールユニット73をより強固に合体した状態を保持できる。
また、左アーム部材82及び右アーム部材92は、夫々の長手方向の中間部を、支持体31の中央部とは反対側である外方に向けて凸となるように湾曲させているが、その湾曲させる角度は自由に変更してもよい。また、緩やかに湾曲させる以外に、急な角度で一箇所若しくは複数箇所を屈曲させてもよい。さらには、直線状に形成してもよい。
左アーム部材82の作用端部823、右アーム部材92の作用端部923には、金属製の補強板828,928を埋設しているが、左アーム部材82及び右アーム部材92の少なくとも作用端部823,923を補強すればよく、例えば、左アーム部材82及び右アーム部材92全体を金属板で補強してもよい。また、補強板828,829を埋設する以外に、例えば、作用端部823,923に固定してもよい。また、左アーム部材82及び右アーム部材92を金属で形成してもよく、部分的に金属で形成してもよい。
また、演出装置30は、役物の一例として、ボールを模した左ボールユニット43、及び右ボールユニット73を動作させる左ボール演出装置35、及び右ボール演出装置36を説明したが、ボール形状に限定せず、他の形状であってもよい。左ボールユニット43、及び右ボールユニット73は、必ずしも球状でなくてよく、種々の形状に変更してもよい。好ましくは、左右方向から移動して合体したときに一つの形状が完成する様な一対の形状にするとよい。
また、左ボールユニット43は、3枚のボール表面部材54〜56を移動させることによって、ボール表面が分割される様子を表現しているが、ボール表面部材の数は何個でもよく、一個でもよいが複数が好ましい。右ボールユニット73においても同様である。
また、上記実施形態のスライダ保持装置45は、昇降スライダ42を所定位置に保持するものであるが、例えば高さが異なる複数の所定位置に保持するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、左ボールユニット43が基本姿勢のとき、分割面板430の内面に設けられた被当接部431は、左ボール演出装置35の昇降スライダ42の前面に設けられた凸部426の第一当接面4261と当接するようになっているが、近接した状態であってもよい。磁石による吸着効果が得られ範囲内であれば、被当接部431と第一当接面4261の間に隙間があってもよい。
なお、請求項、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、演出装置、図柄表示部、電動役物、入賞口等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、前記要素につけられた名称(要素名)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。従って、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「表示画面」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。更には、上記全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、何れも当業者であれば容易に考えられる事項であり、敢えて明細書等において全パターンを記載しなくても何れのパターンも想定範囲内であることは明らかであることから、特許請求の範囲等においてそれらを明確に除外している旨の記載がない限りは、それら全てについて本発明に係る権利範囲に含まれることは言うまでもない。従って、その程度の範囲内での構成上の差異を、本実施例に記載がなされていないことを理由に遊技機に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはあたらない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1 パチンコ機
26,27 モータ
30 演出装置
35 左ボール演出装置
36 右ボール演出装置
38 左側移動機構部
39 右側移動機構部
43 左ボールユニット
50 回転ベース
57 ボール表面部材
73 右ボールユニット
87 ボール表面部材
430 分割面板
505〜507、805,806 爪部
5001,5002、8001〜8003 凹部
571,572 磁石部
871,872 磁石受け部
730 分割面板
Q1,Q2 仮想中心軸

Claims (4)

  1. 所定方向において互いに接離するように移動可能に支持された第一可動体及び第二可動体と、
    前記第一可動体に設けられ、第一仮想軸を中心に回転可能に軸支された第一役物と、
    前記第二可動体に設けられ、前記第一仮想軸と平行な第二仮想軸を中心に回転可能に軸支された第二役物と、
    前記第一可動体及び前記第二可動体を互いに近接する方向に移動させることによって、前記第一役物及び前記第二役物を夫々の互いに対向する対向部で互いに近接又は接触させる移動駆動手段と、
    前記移動駆動手段によって、前記第一役物及び前記第二役物が夫々の前記対向部で互いに近接又は接触した状態で、前記第一役物及び前記第二役物を前記第一仮想軸及び前記第二仮想軸を中心に同一方向に回転させる回転駆動手段と
    を備え、
    前記第一仮想軸及び前記第二仮想軸は、前記第一役物及び前記第二役物の夫々の前記対向部に設けられ、
    前記第一役物及び前記第二役物が夫々の前記対向部で近接又は接触した状態では、前記第一仮想軸及び前記第二仮想軸は同一位置に配置されること
    を特徴とする遊技機。
  2. 前記第一役物及び前記第二役物の夫々の前記対向部には、着脱可能に互いに嵌合する凹部と凸部が設けられたこと
    を特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第一役物及び前記第二役物の夫々の前記対向部には、互いに対向する位置に第一磁石と、当該第一磁石に吸着される第一磁石受け部とが設けられたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 互いに離間したときの前記第一役物及び前記第二役物の前記対向部は、上下方向に平行な対向面であり、
    前記第一役物及び前記第二役物は、
    夫々の前記対向面が上下方向に平行な状態である基本姿勢と、
    前記基本姿勢から前記回転駆動手段によって前記同一方向に回転し所定角度で停止した状態である回動姿勢と
    に変位可能であり、且つ
    前記基本姿勢から前記回動姿勢に変位する場合、前記第一役物は前記第二役物の下側、前記第二役物は前記第一役物の上側に夫々移動するものであって、
    前記第一役物には、前記基本姿勢のときに、前記第一可動体の所定部と近接又は接触し、前記基本姿勢から前記回動姿勢に変位するときに、前記所定部から離間する役物側所定部が設けられ、
    互いに接離する前記所定部及び前記役物側所定部には、第二磁石と、当該第二磁石に吸着される第二磁石受け部とが設けられたこと
    を特徴とする請求項1から3の何れかに記載の遊技機。
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