JP2012237511A - 断熱箱体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発泡断熱材の最終充填部を製品の意匠性に影響のない位置に形成してガス抜き穴を設けることにより、製品品質の安定化及び断熱性能を向上させることのできる断熱箱体の製造方法を提供する。
【解決手段】外箱と内箱からなる天面2、底面3、左右の側面4,5、背面6及び縦仕切り10を有し、外箱と内箱との間に発泡断熱材を充填する断熱箱体の製造方法であって、断熱箱体を、縦仕切り10が片寄っている側の側面5を下にしてこの側面5と天面2との間に形成された角部Aを支点とし、底面3及び他方の側面4を上方にして三次元状態に傾けさせ、底面3に設けた注入口15から外面と内面との間に発泡断熱材を注入するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷蔵庫や保冷庫などの断熱箱体の製造方法に係り、より詳しくは、外箱と内箱の間などに充填される発泡断熱材の注入方法に関するものである。
従来の断熱箱体の発泡性断熱材充填用装置に、箱体を発泡性断熱材の注入口が上方に位置するように二次元的に傾斜させ、この状態で発泡断熱材の原液を注入ヘッドにより注入口から箱体内に注入し、ついで箱体を水平状態に位置させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開昭59−190516号公報(第3−4頁、第1図)
例えば、冷蔵庫においては、冷蔵庫本体を構成する外箱と内箱との間に発泡断熱材を注入して発泡させているが、左右に冷蔵室と冷凍室を有し、両者の間に縦仕切りが設けられた冷蔵庫(以下、縦仕切り冷蔵庫という)、特に縦仕切りが一方の側に片寄っている縦仕切り冷蔵庫においては、縦仕切り内への発泡断熱材の充填が安定せず、また、冷蔵庫本体の両側面の上下方向の間に発泡断熱材の最終充填部が形成されてしまうため、両側面の外箱と内箱との間に空気が溜り、断熱性能が著しく悪化するという問題点があった。
このような縦仕切り冷蔵庫は、図1を参照して示すように、冷蔵庫の本体部1は、天面2、底面3、左右の側面4,5及び背面6を有し、これら各部は外箱7と内箱8とからなり両者の間には空間部が形成されている。10は左右の側面4,5の間に設けられて外箱7と内箱8との間の空間部に連通する中空の縦仕切りで、この縦仕切り10と一方の側面4との間には例えば冷蔵室11が形成され、他方の側面5との間には冷凍室12が形成されている。
このような縦仕切り冷蔵庫は、図5に示すように、本体部1を水平に寝かせ、又は天面2を下に底面3を上にして二次元的に傾斜させて配置し、底面3に設けた注入口15から発泡断熱材を注入する。注入口15から注入された発泡断熱材は、先ず背面6の外箱7と内箱8との間に流入して天面2の外箱7と内箱8との間に流れ(矢印a)、ついで、発泡膨張しながら手前側の側面4の外箱7と内箱8との間、及び縦仕切り10の中空部内に流入し(矢印b,c)、側面4及び縦仕切り10に流入した発泡断熱材は底面3の外箱7と内箱8との間に流入する(矢印d)。
そして、天面2と底面3とに流入した発泡断熱材は、発泡膨張しながら奥側の側面5の外箱7と内箱8との間に流入する(矢印e,f)。これにより、奥側の側面5の外箱7と内箱8との間には、天面2側と底面3側の両方から発泡断熱材が流入し充填されるため、上下方向の間に発泡断熱材の最終充填部が形成される。
発泡断熱材の最終充填部には、発泡断熱材が充填されたことによって押しつけられたガスが溜るため、最終充填部にはガス抜き穴を設けることが必要である。しかし、意匠性の観点からガス抜き穴を設ける場所は限られており、冷蔵庫の側面4,5は意匠面であるためガス抜き穴を設けることができない。
ガス抜き穴を設けなかった場合、発泡断熱材の最終充填部にガス溜りが発生し、その場所には発泡断熱材が充填されていないため断熱性能が著しく悪化し、消費電力の増加や露付きの原因になる。また、ガス溜りが冷却されることにより、当該ガス溜り部分が収縮し、冷蔵庫の変形を招くおそれがある。なお、特許文献1の技術によっても同様な問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので発泡断熱材の最終充填部を製品の意匠性に影響のない位置に形成してガス抜き穴を設けることにより、製品品質の安定化及び断熱性能を向上させることのできる断熱箱体の製造方法を提供することを目的としたものである。
本発明は、外箱と内箱とからなる天面、底面、左右の側面、背面及び縦仕切りを有し、前記外箱と内箱との間及び縦仕切り内に発泡断熱材を充填する断熱箱体の製造方法であって、
前記断熱箱体を、前記縦仕切りが片寄っている側の側面を下にして該側面と前記天面との間に形成された角部を支点とし、前記底面及び他方の側面を上方にして三次元状態に傾けさせ、前記底面に設けた注入口から前記外面と内面との間に発泡断熱材を充填するようにしたものである。
本発明の製造方法によれば、断熱箱体を三次元状態に傾けて発泡断熱材を充填するようにし、発泡断熱材の最終充填部が製品の意匠性に影響のない位置に形成されてその位置にガス抜き穴を設けることができるので、製品品質が安定し断熱性能の高い断熱箱体を得ることができる。
本発明の一実施の形態に係る冷蔵庫の扉を外した状態を示す模式的説明図である。 一部を省略した冷蔵庫への本発明に係る発泡断熱材の充填状態を示す説明図である。 図1のX−X断面図である。 図1のY−Y断面図である。 一部を省略した従来の冷蔵庫の発泡断熱材の充填状態を示す説明図である。
図1〜図4は本発明の一実施の形態に係る断熱箱体の製造方法の説明図である。なお、図1の構成は先に説明したので再説明を省略する。
本実施の形態においては、冷蔵庫の本体部1に発泡断熱材を充填するにあたり、図2に示すように、本体部1を、側面4、5と縦仕切り10との間隔が狭い側(以下、縦仕切り10の片寄っている側という)の側面(例えば5)を下(手前側)にして、この側面5と天面2との間に形成された角部Aを支点とし、水平面20に対して三次元的に傾けて設置する。
このとき、本体部1の幅方向は、図3に示すように、天面2の角部Aを支点として側面4側(B点)を角度θ°上方に傾け、高さ方向は、図4に示すように、天面2の角部Aを支点として底面3側(C点)を角度φ°傾けて設置される。
上記のように、本体部1を三次元状態に傾けて設置し、底面3に設けた注入口15から発泡断熱材を注入すると、発泡断熱材16は背面6内をA点に向って流れ、図3、図4に示すように上面がほぼ水平になって背面6から天面2及び側面5に溜り、発泡が開始されて背面6、天面2及び側面5に充填される。ついで、縦仕切り10内が充填され、最終的に他方の側面4と底面3に充填される。これにより、発泡断熱材16の最終充填部が底面3に形成され、ここにガス抜き穴(図示せず)が設けられる。
冷蔵庫の底面3は意匠面としての役割が低いため、容易にガス抜き穴を容易に設けることができてガス溜りの発生を防止することができるので、前述の従来の課題を解決することができる。なお、発泡断熱材の注入にあたり、本体部1を三次元状態に傾けるようにしたので、縦仕切りが中央にある場合でも柔軟に対応することができる。
上記のように、本体部1を三次元状態に傾けて発泡断熱材を充填する場合の、本体部1の幅方向の傾き角度θ°、高さ方向の傾き角度φ°は、本体部1の幅をW、高さをH、注入される発泡断熱材の体積をVとした場合、次式により設定される。
θ≧atan{2V÷(W2×H)}
φ≧atan{2V÷(H2×W)}
これにより、本体部1の一端B,Cを頂点として発泡断熱材が溜るので、従来と異なり最終充填部を底面3とすることができ、これに対応して底面3にガス抜き穴を設けることができる。なお、内箱の形状などにより、前述の傾き角度θ、φを変更したい場合は、45°を限度として調整することができる。傾き角度θ、φをこれより大きくすると製品や治工具に負担がかかるため、品質及び量産性を確保することが困難になる。
発泡断熱材は、反応の後期になるほど粘度が高くなり、高粘度状態で充填された箇所は密度が低くなる傾向があるため、最終充填部は密度が低くなり易い。
図5で説明した従来の製造方法によって充填した冷蔵庫の発泡断熱材の密度分布を調べると、最終充填部が形成されている側面が最も低密度となっている。これに対して、本発明の製造方法によって製造された冷蔵庫は、底面3に最終充填部が形成されているため、底面3に最も低密度の発泡断熱材が形成される。
本発明によれば、断熱箱体を構成する外箱7と内箱8などの間に発泡断熱材を充填する際に、断熱箱体を三次元状態に傾斜させてるようにしたので、発泡断熱材の最終充填部が製品の意匠性に影響のない場所に形成され、ここにガス抜き穴を設けることができるため、製品品質が安定し、断熱性能の高い断熱箱体を製造することができる。
また、断熱箱体を三次元状態に傾斜させて発泡断熱材を充填するようにしたので、例えば、冷蔵庫の縦仕切りなどの仕様が変更された場合でも、傾斜角度を変えるだけで対応でき、発泡断熱材の注入設備などを変更する必要がないため、設備費用の増嵩を抑制することができる。
上記の説明では、主として縦仕切りを有する冷蔵庫に本発明を実施した場合を示したが、その他の構造の冷蔵庫や保冷庫などの断熱箱体にも本発明を実施することができる。
1 冷蔵庫の本体部、2 天面、3 底面、4,5 側面、6 背面、7 外箱、8 内箱、10 縦仕切り、15 注入口、16 発泡断熱材、20 水平面。

Claims (5)

  1. 外箱と内箱とからなる天面、底面、左右の側面、背面及び縦仕切りを有し、前記外箱と内箱との間及び縦仕切り内に発泡断熱材を充填する断熱箱体の製造方法であって、
    前記断熱箱体を、前記縦仕切りが片寄っている側の側面を下にして該側面と前記天面との間に形成された角部を支点とし、前記底面及び他方の側面を上方にして三次元状態に傾けさせ、前記底面に設けた注入口から前記外面と内面との間に発泡断熱材を充填することを特徴とする断熱箱体の製造方法。
  2. 前記断熱箱体の幅方向及び高さ方向を水平面に対して45°以内の角度で三次元状態に傾けさせたことを特徴とする請求項1記載の断熱箱体の製造方法。
  3. 前記断熱箱体の高さをH、幅をW、充填される発泡断熱材の体積をVとしたとき、該断熱箱体の幅方向の傾き角度θ、及び高さ方向の傾き角度φを次式により設定することを特徴とする請求項1又は2記載の断熱箱体の製造方法。
    θ≧atan{2V÷(W2×H)}
    φ≧atan{2V÷(H2×W)}
  4. 前記底面にガス抜き穴を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の断熱箱体の製造方法。
  5. 前記断熱箱体が、中空の縦仕切りの一方の側に冷蔵室が設けられ他方の側に冷凍室が設けられた冷蔵庫であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の断熱箱体の製造方法。
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