JP2000234853A - 断熱箱体 - Google Patents

断熱箱体

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JP2000234853A
JP2000234853A JP11034124A JP3412499A JP2000234853A JP 2000234853 A JP2000234853 A JP 2000234853A JP 11034124 A JP11034124 A JP 11034124A JP 3412499 A JP3412499 A JP 3412499A JP 2000234853 A JP2000234853 A JP 2000234853A
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JP
Japan
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insulator
insulating material
heat insulating
partition wall
box
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JP11034124A
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English (en)
Inventor
Kenichi Fujimoto
健一 藤本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫本体の断熱性能を高めること。 【解決手段】 内箱3には仕切壁5が一体形成されてお
り、仕切壁5の内部には前絶縁物10,左絶縁物23,
右絶縁物32が挿入されている。この構成の場合、外箱
1の断熱材注入口36から発泡ウレタンを注入すると、
発泡ウレタンが仕切壁5内を後方から前方へ向って流れ
る。そして、断熱材充填部4内には傾斜状の左断熱材通
路31および右断熱材通路34を通して発泡ウレタンが
充填され、仕切壁5内には発泡ウレタンが直接的に充填
される。このため、発泡ウレタンの流れが円滑になり、
発泡ウレタンにボイドが生じ難くなるので、冷蔵庫本体
1の断熱性能が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外箱および内箱間
に空間状の断熱材充填部を形成し、断熱材充填部内に発
泡ウレタン等の断熱材を充填した構成の断熱箱体に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記断熱箱体において
は、内箱の仕切壁内に発泡ウレタンを注入することに伴
い、断熱材充填部内には仕切壁内を経由して発泡ウレタ
ンを充填し、仕切壁内には発泡ウレタンを直接的に充填
することが考えられている。この構成の場合、発泡ウレ
タンが円滑に流れず、発泡ウレタンにボイドが生じ易く
なるので、断熱性能の点で改善の余地が残されている。
【0003】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、断熱性能の向上を図り得る断熱箱体
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の断熱箱体
は、前面が開口する外箱と、前記外箱の内部に設けられ
前面が開口する内箱と、前記外箱および前記内箱間に形
成され断熱材が充填される断熱材充填部と、前記内箱に
設けられ左側面,右側面,後側面が開口する仕切壁と、
前記仕切壁内の左側部,右側部,前側部に設けられた左
絶縁物,右絶縁物,前絶縁物と、前記外箱に設けられ前
記仕切壁内に後側面から前記断熱材を注入するための断
熱材注入口とを備え、前記前絶縁物と前記左絶縁物との
間に前方へ向うに従って左方へ傾斜する左断熱材通路が
設けられ、前記前絶縁物と前記右絶縁物との間に前方へ
向うに従って右方へ傾斜する右断熱材通路が設けられて
いるところに特徴を有している。上記手段によれば、外
箱の断熱材注入口から内箱の仕切壁内に断熱材を注入す
ると、断熱材が後方から前方へ向って流れる。そして、
断熱材充填部内には左断熱材通路および右断熱材通路を
通して断熱材が充填され、仕切壁内には断熱材が直接的
に充填される。この場合、左断熱材通路および右断熱材
通路が断熱材の流れに沿う傾斜状をなしているので、断
熱材の流れが円滑になる。このため、断熱材にボイドが
生じ難くなるので、断熱性能が高まる。
【0005】請求項2記載の断熱箱体は、前絶縁物を貫
通するように略前後方向に延びる凹部が前絶縁物に設け
られているところに特徴を有している。上記手段によれ
ば、断熱材の充填時に前絶縁物の凹部を通してガスが抜
け、前絶縁物の凹部内に断熱材が充填される。このた
め、前絶縁物が断熱材を介して仕切壁に強固に連結され
るので、仕切壁の剛性が高まる。
【0006】請求項3記載の断熱箱体は、仕切壁のうち
前絶縁物の前方にガス抜き孔が設けられているところに
特徴を有している。上記手段によれば、前絶縁物の凹部
を通過したガスが仕切壁のガス抜き孔を通して外部に放
出されるので、前絶縁物の凹部内に断熱材が充填され易
くなる。このため、凹部に対する断熱材の充填量が増え
るので、仕切壁の剛性が一層高まることになる。
【0007】請求項4記載の断熱箱体は、左絶縁物およ
び右絶縁物を貫通するように略左右方向に延びる凹部が
左絶縁物および右絶縁物に各々設けられているところに
特徴を有している。上記手段によれば、断熱材の充填時
に左絶縁物の凹部および右絶縁物の凹部を通してガスが
抜け、左絶縁物の凹部内および右絶縁物の凹部内に断熱
材が充填される。このため、左絶縁物および右絶縁物が
断熱材を介して仕切壁に強固に連結されるので、仕切壁
の剛性が高まる。
【0008】請求項5記載の断熱箱体は、仕切壁の上板
に仕切壁の内部に突出する凹状の水溜め部が設けられ、
前絶縁物が水溜め部に係止されることに基づいて後方に
位置規制されているところに特徴を有している。上記手
段によれば、凹状の水溜め部によって前絶縁物が後方に
位置規制されるので、前絶縁物を後方に位置規制する専
用部材が不要になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。まず、図3において、冷蔵庫本体1
は断熱箱体に相当するものであり、鋼板製の外箱2およ
び合成樹脂製の内箱3を有している。これら外箱2およ
び内箱3は、図1の(a)に示すように、前面が開口す
る矩形箱状をなすものであり、内箱3は外箱2の内部に
組込まれ、内箱3と外箱2との間には空間状の断熱材充
填部4が形成されている。尚、内箱3は真空成形によっ
て形成されたものである。
【0010】内箱3には、図2に示すように、水平な仕
切壁5が一体形成されており(ダブルウオールタイ
プ)、内箱3内には仕切壁5の上方に位置して冷蔵室が
形成され、仕切壁5の下方に位置して冷凍室が形成され
ている。この仕切壁5は水平な上板6,水平な下板7,
上板6および下板7間を連結する垂直な前板8を有する
ものであり、仕切壁5の内部には左側面,右側面,後側
面が開口する空間状の断熱材注入部9が形成されてい
る。
【0011】仕切壁5内の前端部には前絶縁物10が挿
入されている。この前絶縁物10は発泡スチロールから
形成されたものであり、左右両端部に傾斜面11が形成
された台形板状をなしている。また、仕切壁5には前係
合部(図示せず)が一体形成されており、前係合部には
前絶縁物10が係合されている。この前係合部は前絶縁
物10を左右方向,上下方向,前方向に位置決めするも
のであり、前絶縁物10と仕切壁5との間には、図1の
(c)に示すように、前絶縁物10の位置決めに基づい
てコ字状の断熱材通路12が形成されている。
【0012】前絶縁物10の下面には複数の凹部13が
形成され、上面には複数の凹部14が形成されている。
これら各凹部13および14は前絶縁物10を貫通する
ように前後方向へ延びるものであり、上面の各凹部14
は、図2に示すように、下面の凹部13相互間に配置さ
れ、仕切壁5の前板8には、図1の(a)に示すよう
に、上面の各凹部14の前端部に対向してガス抜き孔1
5が形成されている。
【0013】仕切壁5の上板6には、図1の(b)に示
すように、左右方向に並ぶ複数の水溜め部16が形成さ
れている。これら各水溜め部16は上面が開口する凹状
をなすものであり、図1の(c)に示すように、仕切壁
5の内部に突出し、前絶縁物10の後面を係止すること
に基づいて後方向に位置規制している。
【0014】仕切壁5の前端部には合成樹脂製の仕切カ
バー17が組付けられている。この仕切カバー17は後
面が開口する凹部18および前面が開口する凹部19を
有するものであり、後方の凹部18は仕切壁5の前端部
に嵌合され、仕切壁5の複数のガス抜き孔15は仕切カ
バー17によって前方から覆われている。尚、仕切カバ
ー17は仕切壁5の表面に気密状態で密着するものでは
なく、仕切カバー17と仕切壁5との間にはガスが流通
する程度の隙間が形成されている。
【0015】仕切カバー17の前方の凹部19内には発
泡スチロール製の絶縁物20が収納されており、絶縁物
20内には防露パイプ21が埋設されている。この防露
パイプ21は冷凍サイクルのコンデンサとエバポレータ
(いずれも図示せず)との間に介在されたものであり、
防露パイプ21内には高温度の冷媒が循環する。また、
仕切カバー17には前板22が組付けられている。この
前板22は凹部19の前面開口部を塞ぐものであり、防
露パイプ21は前板22を加熱することに基づいて前板
22の露付きを防止する。
【0016】仕切壁5内の左側部には、図1の(b)に
示すように、発泡スチロール製の左絶縁物23が組付け
られている。この左絶縁物23は仕切壁5内の左側部に
挿入されたウレタン分流部24と仕切壁5の外部に位置
する湾曲形状のウレタン案内部25とを有するものであ
り、複数の粘着テープ26を内箱3の表面に貼付するこ
とに基づいて内箱3に仮止めされている。
【0017】仕切壁5には左係合部(図示せず)が一体
形成されており、左係合部には左絶縁物23が係合され
ている。この左係合部は左絶縁物23を左右方向,上下
方向,前後方向に位置決めすることに基づいて左絶縁物
23の上面と内箱3との間,左絶縁物23の下面と内箱
3との間にL字状の断熱材通路27を形成するものであ
り、仕切壁5の内部は左絶縁物23の両断熱材通路27
を介して断熱材充填部4内に通じている。
【0018】左絶縁物23の上面には、図2に示すよう
に、前後方向に並ぶ複数の凹部28が形成されている。
これら各凹部28は、図1の(b)に示すように、左絶
縁物23を貫通するように左右方向へ延びるものであ
り、ウレタン分流部24およびウレタン案内部25を跨
ぐL字状をなしている。また、左絶縁物23の下面に
は、図2に示すように、上面の凹部28相互間に位置し
て凹部29が形成されている。これら各凹部29は、図
1の(b)に示すように、左絶縁物23を貫通するよう
に左右方向へ延びるものであり、ウレタン分流部24お
よびウレタン案内部25を跨ぐL字状をなしている。
【0019】左絶縁物23の前端部には、図1の(a)
に示すように、傾斜面30が形成されている。この傾斜
面30は前絶縁物10の左方の傾斜面11に平行なもの
であり、傾斜面30および11間には左断熱材通路31
が形成されている。この左断熱材通路31は前方へ向う
に従って左方へ傾斜するものであり、仕切壁5の内部は
左断熱材通路31を介して断熱材充填部4内に通じてい
る。
【0020】仕切壁5の右側部には、図1の(b)に示
すように、発泡スチロール製の右絶縁物32が複数の粘
着テープ26によって仮止めされている。この右絶縁物
32は左絶縁物23と対象形状をなすものであり、ウレ
タン分流部24およびウレタン案内部25を有し、右絶
縁物32の上面および下面には複数の凹部28および2
9が形成されている。
【0021】仕切壁5には右係合部(図示せず)が一体
形成されており、右係合部には右絶縁物32が係合され
ている。この右係合部は右絶縁物32を左右方向,上下
方向,前後方向に位置決めすることに基づいて右絶縁物
32の上面と内箱3との間,右絶縁物32の下面と内箱
3との間にL字状の断熱材通路27を形成するものであ
り、仕切壁5内は右絶縁物32の両断熱材通路27を介
して断熱材充填部4内に通じている。
【0022】右絶縁物32の前端部には、図1の(a)
に示すように、傾斜面33が形成されている。この傾斜
面33は前絶縁物10の右方の傾斜面11に平行なもの
であり、傾斜面33および11間には右断熱材通路34
が形成されている。この右断熱材通路34は前方へ向う
に従って右方へ傾斜するものであり、仕切壁5の内部は
右断熱材通路34を介して断熱材充填部4内に通じてい
る。
【0023】外箱2の後板35には、図1の(a)に示
すように、仕切壁5の後方に位置して孔状の断熱材注入
口36が1個だけ形成されている。この断熱材注入口3
6は仕切壁5の左右方向中央部に位置するものであり、
ノズル37から噴射される発泡ウレタン38(図4参
照)は断熱材注入口36から仕切壁5の後面開口部を通
して仕切壁5内に流入する。この発泡ウレタン38は断
熱材に相当するものであり、発泡ウレタン38の注入作
業は冷蔵庫本体1を治具(図示せず)に固定した状態で
行われる。この治具は、図3に示すように、冷蔵庫本体
1を傾斜状に支えるものであり、この状態では断熱材注
入口36が右斜め上方へ指向する。
【0024】仕切壁5内に流入した発泡ウレタン38は
後方から前方へ流れ、図1の(a)に矢印で示すよう
に、前絶縁物10に衝突する。そして、断熱材充填部4
内の左側部および後側部には左断熱材通路31を通して
発泡ウレタン38が充填され、断熱材充填部4内の右側
部および後側部には右断熱材通路34を通して発泡ウレ
タン38が充填され、仕切壁5の内部には前方から後方
へ向って発泡ウレタン38が直接的に充填される。
【0025】このとき、ガスが前絶縁物10の複数の凹
部13および14,前絶縁物10の表面の断熱材通路1
2から複数のガス抜き孔15,仕切壁5の表面と仕切カ
バー17との間を通して排出され、図1の(c)に矢印
で示すように、発泡ウレタン38が複数の凹部13内お
よび14内,断熱材通路12内に充填される。これと共
に、ガスが左絶縁物23および右絶縁物32の表面の断
熱材通路27,複数の凹部28および29を通して断熱
材充填部4内に排出され、図1の(b)に矢印で示すよ
うに、発泡ウレタン38が左絶縁物23および右絶縁物
32の断熱材通路27内,複数の凹部28および29内
に充填される。
【0026】尚、内箱3には左絶縁物23の凹部28お
よび29,右絶縁物32の凹部28および29等から押
出されたガスを外部に排出する複数のガス抜き孔(図示
せず)が形成されている。また、図4は仕切壁5内に発
泡ウレタン38が充填された様子を示すものである。
【0027】上記実施例によれば、仕切壁5の内部に断
熱材注入口36から発泡ウレタン38を注入すると、発
泡ウレタン38が後方から前方へ向って流れる。そし
て、断熱材充填部4内には左断熱材通路31および右断
熱材通路34を通して発泡ウレタン38が充填され、仕
切壁5内には発泡ウレタン38が直接的に充填される。
この場合、左断熱材通路31および右断熱材通路34を
発泡ウレタン38の流れに沿う傾斜状にしたので、発泡
ウレタン38の流れが円滑になる。このため、発泡ウレ
タン38にボイドが生じ難くなるので、冷蔵庫本体1の
断熱性能が高まる。しかも、冷蔵庫本体1を傾けた状態
で断熱材注入口36から仕切壁5内に発泡ウレタン38
を注入した。このため、発泡ウレタン38の流れが一層
円滑になり、発泡ウレタン38にボイドが一層生じ難く
なるので、冷蔵庫本体1の断熱性能が一層高まる。さら
に、二股式の使い捨てノズルを用いて冷蔵庫本体1の左
側部および右側部の2箇所から発泡ウレタン38を注入
する必要がなくなり、1本の使い捨てノズル37を用い
て断熱材注入口36の1箇所から発泡ウレタン38を注
入できるので、発泡ウレタン38の注入作業性が向上す
る上、製造コストが低減される。
【0028】また、前絶縁物10に凹部13および14
を設けた。このため、発泡ウレタン38の充填時に凹部
13および14を通してガスが抜け、前絶縁物10の凹
部13および14内,前絶縁物10の表面の断熱材通路
12内に発泡ウレタン38が充填される。このため、前
絶縁物10の表面にガスが溜まって仕切壁5が下方の冷
凍室内に膨らむことが防止され、前絶縁物10が発泡ウ
レタン38を介して仕切壁5に強固に連結されるので、
仕切壁5の剛性が高まり、仕切壁5のべこつきや垂れ下
がりが防止される。
【0029】また、仕切壁5の前板8にガス抜き孔15
を設けた。このため、前絶縁物10の凹部13および1
4等を通過したガスがガス抜き孔15を通して外部に放
出されるので、凹部13および14内等に発泡ウレタン
38が充填され易くなる。従って、凹部13および14
等に対する発泡ウレタン38の充填量が増えるので、仕
切壁5の剛性が一層高まる。また、内箱3を真空成形に
よって形成する場合にはガス抜き孔15を前方から覆う
カバーを一体形成できず、ガス抜き孔15が前方に露出
してしまう。しかしながら、仕切壁5の前端部に仕切カ
バー17を組付けたので、ガス抜き孔15が前方から仕
切カバー17によって覆われ、ガス抜き孔15の影響で
見栄えが悪化することが防止される。
【0030】また、左絶縁物23および右絶縁物32に
凹部28および29を各々設けた。このため、発泡ウレ
タン38の充填時に凹部28および29を通してガスが
抜け、左絶縁物23の凹部28および29内,左絶縁物
23の表面の断熱材通路27内,右絶縁物32の凹部2
8および29内,右絶縁物32の表面の断熱材通路27
内に発泡ウレタン38が充填される。従って、左絶縁物
23の表面および右絶縁物32の表面にガスが溜まって
仕切壁5が下方の冷凍室内に膨らむことが防止され、左
絶縁物23および右絶縁物32が発泡ウレタン38を介
して仕切壁5に強固に連結されるので、この点からも仕
切壁5の剛性が高まる。
【0031】また、左絶縁物23,右絶縁物32をウレ
タン分流部24およびウレタン案内部25から構成した
ので、発泡ウレタン38がウレタン分流部24に衝突し
て上方の凹部28内および下方に凹部29内に分流した
後、ウレタン案内部25に沿って上方向および下方向に
流れる。このため、上方の凹部28内および下方に凹部
29内に発泡ウレタン38が均一且つ効率的に充填さ
れ、凹部28および29に対する発泡ウレタン38の充
填量が増えるので、この点からも仕切壁5の剛性が高ま
る。
【0032】また、前絶縁物10を仕切壁5の水溜め部
16によって係止することに基づいて後方に位置規制し
た。このため、前絶縁物10を後方に位置規制する専用
部材が不要になるので、構成が簡単になる。
【0033】尚、上記実施例においては、外箱1の後板
35に断熱材注入口36を1個だけ設けたが、これに限
定されるものではなく、例えば後板35に断熱材注入口
36を複数個設け、複数の断熱材注入口36から同タイ
ミングあるいは別タイミングで発泡ウレタン38を注入
しても良い。
【0034】また、上記実施例においては、本発明を冷
蔵庫の断熱箱体に適用したが、これに限定されるもので
はなく、例えばアイスボックス,レジャー用クーラー等
の断熱箱体に適用しても良い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の断熱箱体は次の効果を奏する。請求項1記載の手段に
よれば、仕切壁内に傾斜状の左断熱材通路および右断熱
材通路を設けた。このため、断熱材の流れが円滑にな
り、断熱材にボイドが生じ難くなるので、断熱性能が高
まる。請求項2記載の手段によれば、前絶縁物に凹部を
設けた。このため、凹部内に断熱材が充填され、前絶縁
物が仕切壁に強固に連結されるので、仕切壁の剛性が高
まる。請求項3記載の手段によれば、仕切壁にガス抜き
孔を設けた。このため、前絶縁物の凹部内に断熱材が充
填され易くなり、凹部に対する断熱材の充填量が増える
ので、仕切壁の剛性が一層高まる。
【0036】請求項4記載の手段によれば、左絶縁物お
よび右絶縁物に凹部を各々設けた。このため、左絶縁物
の凹部内および右絶縁物の凹部内に断熱材が充填され、
左絶縁物および右絶縁物が断熱材を介して仕切壁に強固
に連結されるので、仕切壁の剛性が高まる。請求項5記
載の手段によれば、前絶縁物を仕切壁の水溜め部によっ
て後方に位置規制した。このため、前絶縁物を後方に位
置規制する専用部材が不要になるので、構成が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図(aはX1 −X1 線
に沿う断面図、bはX2 −X2線に沿う断面図、cはX3
−X3 線に沿う断面図)
【図2】内箱,左絶縁物,右絶縁物,前絶縁物を分解状
態で示す斜視図
【図3】冷蔵庫本体を発泡ウレタンの注入状態で示す斜
視図
【図4】断熱材充填部および仕切壁内に発泡ウレタンが
充填された状態を示す図1の(a)相当図
【符号の説明】
1は冷蔵庫本体(断熱箱体)、2は外箱、3は内箱、4
は断熱材充填部、5は仕切壁、10は前絶縁物、13お
よび14は凹部、15はガス抜き孔、16は水溜め部、
23は左絶縁物、28および29は凹部、31は左断熱
材通路、32は右絶縁物、34は右断熱材通路、36は
断熱材注入口、38は発泡ウレタン(断熱材)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開口する外箱と、 前記外箱の内部に設けられ、前面が開口する内箱と、 前記外箱および前記内箱間に形成され、断熱材が充填さ
    れる断熱材充填部と、 前記内箱に設けられ、左側面,右側面,後側面が開口す
    る仕切壁と、 前記仕切壁内の左側部,右側部,前側部に設けられた左
    絶縁物,右絶縁物,前絶縁物と、 前記外箱に設けられ、前記仕切壁内に後側面から前記断
    熱材を注入するための断熱材注入口とを備え、 前記前絶縁物と前記左絶縁物との間には、前方へ向うに
    従って左方へ傾斜する左断熱材通路が設けられ、 前記前絶縁物と前記右絶縁物との間には、前方へ向うに
    従って右方へ傾斜する右断熱材通路が設けられているこ
    とを特徴とする断熱箱体。
  2. 【請求項2】 前絶縁物には、前絶縁物を貫通するよう
    に略前後方向に延びる凹部が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の断熱箱体。
  3. 【請求項3】 仕切壁には、前絶縁物の前方に位置して
    ガス抜き孔が設けられていることを特徴とする請求項2
    記載の断熱箱体。
  4. 【請求項4】 左絶縁物および右絶縁物には、左絶縁物
    および右絶縁物を貫通するように略左右方向に延びる凹
    部が各々設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の断熱箱体。
  5. 【請求項5】 仕切壁の上板には、仕切壁の内部に突出
    する凹状の水溜め部が設けられ、 前絶縁物は、水溜め部に係止されることに基づいて後方
    に位置規制されていることを特徴とする請求項1記載の
    断熱箱体。
JP11034124A 1999-02-12 1999-02-12 断熱箱体 Pending JP2000234853A (ja)

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