JP2012232699A - 車両接近警報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両状態に対応して音圧を変化させることで、歩行者などへの車両接近の認知度の向上を図りつつ、ボツ音の発生による音質の低下を抑制する。
【解決手段】車両状態に基づいて音圧を設定すると音圧が急変する場合にも音圧が徐々に変化するように、急変前の車両状態に対応する音圧から急変後の車両状態に対応する音圧まで徐々に音圧を変化させる。具体的には、アクセル開度などの車両状態に対応した音圧の単位時間当たりの変化量が所定の判定値以上のときを音圧の急変時として、急変前の車両状態に対応する音圧から急変後の車両状態に対応する音圧まで、車両状態に対応する音圧通りに音圧を設定する場合と比べて、音圧の増加勾配が緩やかにする音圧緩変制御を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両から音声を発生させることにより、車両が接近していることを周囲に警報する車両接近警報装置に関するものである。
近年、電気自動車(EV車)やハイブリッド車(HV車)などでは、その構造的に発生騒音が小さく、これらの車両の接近を歩行者が気付き難いということから、歩行者など周囲に車両が近くにいるという認知度を上げるために擬似走行音を発生させる車両接近警報装置が搭載されつつある。車両接近警報装置では、ロードノイズが小さな低速走行時に、歩行者などへの車両の接近を認識させるために、自動で擬似走行音を発生させている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、メモリ(ROM)内に記憶した音声データをサンプリング周期毎にD/A変換器やPWM出力器にセットし、アナログ波形に変えて音声データに対応する音声の発音を行っている。そして、運転者のアクセル開度や車速もしくはエンジン回転数によって音圧を変化させるなどの加工を加え、アクセル開度や車速もしくはエンジン回転数が大きいほど音圧を大きくすることで、歩行者などへの車両接近の認知度の向上を図っている。
特開2009−35195号公報
しかしながら、アクセル開度や車速もしくはエンジン回転数が大きいほど音圧を大きくする場合、それらの変化が大きいと、音圧を急に変化させることになる。このため、再生音声のエンベロープが滑らかに繋がらなくなり、「ブチッ」というノイズ(以下、これを「ボツ音」と呼ぶ)を生じさせることになって、音質の低下を招いてしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、アクセル開度などの車両状態に対応して音圧を変化させることで、歩行者などへの車両接近の認知度の向上を図りつつ、ボツ音の発生による音質の低下を抑制できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両に搭載された発音体(3)からの発音の音圧を車両状態に応じて制御することで、車両の接近を警報する車両接近警報装置において、車両状態を取得する車両状態取得手段(21a)と、車両状態取得手段(21a)にて取得された車両状態に応じた音圧を所定の制御周期毎に設定する音圧設定部(21b〜21d)と、音圧設定部(21b〜21d)で設定された音圧に対応する発音出力を発生させる出力部(21e)と、を有するマイコン(21)と、出力部(21e)から発生させられた発音出力に対応する電流を発音体(3)に流すアンプ(23)とを備え、音圧設定部(21b〜21d)は、車両状態に対応した音圧の単位時間当たりの変化量が所定の判定値以上のときを音圧の急変時として、当該急変前の制御周期のときの車両状態に対応する第1音圧から当該急変時の制御周期のときの車両状態に対応する第2音圧まで、制御周期複数周期分掛けて変化させるよう音圧を設定することを特徴としている。
このように、車両状態に基づいて音圧を設定すると音圧が急変する場合にも音圧が徐々に変化するように、急変前の車両状態に対応する第1音圧から急変後の車両状態に対応する第2音圧まで徐々に音圧を変化させるようにしている。すなわち、車両状態に対応した音圧の単位時間当たりの変化量が所定の判定値以上のときを音圧の急変時として、急変前の車両状態に対応する第1音圧から急変後の車両状態に対応する第2音圧まで、車両状態に対応する音圧通りに音圧を設定する場合と比べて、音圧の増加勾配を緩やかにする音圧緩変制御を行う。これにより、車両状態が所定の判定値以上になったときに、その前後においてエンベロープが繋がり、音圧の急変を防ぐことができ、ボツ音の発生を防止できると共に、音質の低下を抑制することが可能となる。したがって、車両状態に対応して音圧を変化させることで、歩行者などへの車両接近の認知度の向上を図りつつ、ボツ音の発生による音質の低下を抑制できる。
例えば、請求項2に記載したように、音圧設定部(21b〜21d)は、発音する音圧の基準値となる基準音圧のデータを記憶するデータ記憶部(21b)と、車両状態と音圧の増加量もしくは音圧の係数との対応関係を記憶する対応関係記憶部(21c)と、対応関係記憶部(21c)に記憶された対応関係から車両状態取得手段(21a)で取得された車両状態と対応する音圧の増加量もしくは音圧の係数を演算すると共に、データ記憶部(21b)に記憶されたデータに示される基準音圧に対して、当該演算された音圧の増加量を加算することもしくは音圧の係数を掛けることにより、車両状態取得手段(21a)で取得された車両状態と対応する音圧を演算する演算部(21d)と、を有して構成され、演算部(21d)は、車両状態の変化量が所定の判定値以上のときを音圧の急変時として、当該急変前の制御周期の車両状態に対応する音圧の第1増加量もしくは音圧の第1係数から当該急変時の制御周期のときの車両状態に対応する音圧の第2増加量もしくは音圧の第2係数まで、制御周期複数周期分掛けて変化させるよう音圧の増加量もしくは音圧の係数を設定することができる。
また、請求項3に記載したように、車両状態取得手段(21a)では、車両状態としてアクセル開度と車速もしくはエンジン回転数の少なくとも1つを取得し、演算部(21d)では、アクセル開度が所定の開度判定値以上、車速が所定の速度判定値以上、エンジン回転数が所定の回転数判定値以上のいずれか1つを満たすと、音圧の急変時とすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる車両接近警報装置を含む車両接近警報システムのブロック図である。 音圧制御を行わない場合の発音体電流波形、音圧緩変制御を行わず音圧制御のみを実行した場合の発音体電流波形(従来波形)、音圧制御を実行しつつ音圧緩変制御を行った場合の発音体電流波形を示した図である。 (a)、(b)は、マップ記憶部21cに記憶されたアクセル開度に対する音圧の増加量や音圧の係数(変化率)の関係を示した図である。 アクセル開度が急に大きくなったときのアクセル開度、アクセル開度変化量および音圧の増加量または音圧の係数の変化について示した図である。 アクセルペダル開度の変化に対応した発音体電流波形図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態にかかる車両接近警報装置を含む車両接近警報システムのブロック図である。この図を参照して、本実施形態にかかる車両用接近警報装置を含む車両接近警報システムについて説明する。
図1に示すように、車両接近警報システムは、アクセル開度センサ1と車両接近警報装置2およびスピーカ3とを有した構成とされている。車両接近警報システムでは、車両接近警報装置2がアクセル開度センサ1から伝えられるアクセル開度の検知信号に基づいて、発音体であるスピーカ3からの発音を行うことで、車両の接近を周囲の歩行者などに警報する。なお、ここでは、車両接近警報装置2をスピーカ3と別体としているが、スピーカ3を車両接近警報装置2と一体化した構成としても良い。
アクセル開度センサ1は、アクセル開度の検知信号としてアクセル開度を示す検知信号を出力している。アクセル開度は、車両状態を表しており、アクセル開度が大きければ、より車両が大きく加速し、より速く歩行者などに接近してくると想定される。このため、アクセル開度が大きいほど発音の音圧を高めることで、歩行者などの周囲に車両の接近を認識させるようにする。なお、アクセル開度は、アクセルペダルの操作量と対応する値であるため、アクセルペダルの操作量(例えばストロークセンサや踏力センサ)等に基づいてアクセル開度を検出することもできる。
車両接近警報装置2は、マイコン21とローパスフィルタ(以下、LPFという)22およびパワーアンプ(以下、AMPという)23を有している。
マイコン21は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどに記憶されたプログラムに基づいて、低速時(例えば0〜20km/h)に発音を行うことで歩行者などに対して車両の接近を報知すると共に、アクセル開度などの車両状態に応じて音圧を変化させる音圧制御を行う。マイコン21では、所定の制御周期毎に繰り返し音圧制御の実行処理を行い、アクセル開度などの車両状態に応じて音圧を変化させる。本実施形態では、マイコン21は、アクセル開度取得部21a、データ記憶部21b、マップ記憶部21c、演算部21dおよびデジタルアナログコンバータ(以下、DACという)21eを有した構成とされている。
アクセル開度取得部21aは、車両状態取得手段に相当するもので、アクセル開度センサ1から入力されるアクセル開度を示す検知信号に基づいてアクセル開度を取得する。
データ記憶部21b、マップ記憶部21cおよび演算部21dが本発明の音圧設定部に相当するものである。データ記憶部21bは、発音のPCM(パルス符号変調)データを記憶したメモリである。データ記憶部21bは、基準となる音圧(以下、基準音圧という)やその周波数などを記憶している。例えば、アクセルオフおよびブレーキオフの際に発音を開始するが、発音開始時の音圧が基準音圧(音の振幅)とされる。
マップ記憶部21cは、対応関係記憶部に相当し、車両状態(本実施形態の場合はアクセル開度)に対応付けた音圧の増加量または音圧の係数(変化率)のマップ(または関数式)を記憶している。マップ記憶部21cでは、記憶してあるマップ(または関数式)を用いて、アクセル開度センサ1で検出されたアクセル開度と対応する音圧の増加量もしくは音圧の係数を求める。具体的には、マップ記憶部21cには、アクセル開度が大きくなるほど高い音圧になるというマップが記憶されている。このアクセル開度と音圧の増加量もしくは音圧の係数との関係を示すマップから、そのときのアクセル開度に対応する音圧の増加量もしくは音圧の係数を求める。
演算部21dでは、マップ記憶部21cで求められたアクセル開度と対応する音圧の増加量と単位時間当たりのアクセル開度変化量(以下、単にアクセル開度変化量という)に基づいて、実際に用いる音圧の増加量、つまりデータ記憶部21bに記憶されている基準音圧に対する音圧の増加量を演算する。または、演算部21dでは、マップ記憶部21cで求められたアクセル開度と対応する音圧の係数とアクセル開度変化量に基づいて、実際に用いる音圧の係数を演算する。そして、演算した実際に用いる音圧の増加量を基準音圧に加算すること、もしくは演算した実際に用いる音圧の係数を基準音圧に掛けることで、実際に出力する音圧を演算する。
マップ記憶部21cで求められた音圧の増加量もしくは音圧の係数は、アクセル開度と対応する値であるが、アクセル開度変化量が大きい場合に、マップ記憶部21cで求められた音圧の増加量もしくは音圧係数をそのまま用いて実際に発生させる音圧を設定して発音を行うと、音圧が急に変化してボツ音を発生させることになる。このため、演算部21dでは、アクセル開度変化量を判定値(閾値)と比較し、アクセル開度変化量が判定値以上であるか判定値未満であるかに応じて、マップ記憶部21cで求められた音圧の増加量もしくは音圧の係数をそのまま用いるか否かを決定し、その結果に基づいて実際に用いる音圧の増加量や音圧の係数を設定している。具体的には、アクセル開度変化量が判定値以上であれば、演算部21dは、マップ記憶部21cで求められた音圧の増加量もしくは音圧の係数を加工し、実際に発生させる音圧の増加量もしくは音圧の係数を設定することで、音圧の変化を緩やかにする音圧緩変制御を行う。そして、アクセル開度変化量が判定値未満であれば、演算部21dは、音圧緩変制御を行うことなく、マップ記憶部21cで求められた音圧の増加量もしくは音圧の係数をそのまま用いて実際に発生させる音圧を設定する。
そして、演算部21dは、最終的に演算した実際に発生させる音圧で発音を行う際のデジタル値を演算し、その演算結果がDAC21eにてアナログ変換され、マイコン21の発音出力としてDAC21eより出力される。
DAC21eは、出力部として機能し、演算部21dでの演算により求めたアクセル開度に対応する音圧のデータを所定のサンプリング周期で読み出し、それをアナログ値に変換した出力を発生させることでアクセル開度に応じた音圧とする振幅の発音出力を発生させる。
LPF22は、フィルタ手段に相当し、高周波のノイズ成分を除去してDAC21eの出力に対応する出力を発生させる。例えば、LPF22は、内蔵のコンデンサにDAC21eの出力に対応する電圧を蓄え、それをAMP23に出力している。
AMP23は、図示しない定電圧源からの電圧印加に基づいてLPF22の出力と対応する電流をスピーカ3に流す。スピーカ3が発音する音圧は、AMP23から供給される電流の大きさ(振幅)に応じて決まり、AMP23から供給される電流の大きさは、DAC21eの出力に対応するLPF22の出力波形によって決まる。このため、マイコン21から車両状態検知信号に応じた出力が発生させられると、これに応じてAMP23が流す電流を変化させられる。
上記のような構成により、本実施形態にかかる車両接近警報装置2を備えた車両接近警報システムが構成されている。続いて、本実施形態にかかる車両接近警報装置2を備えた車両接近警報システムによる音圧緩変制御を含む音圧制御について説明する。
図2は、音圧制御を行わない場合の発音体電流波形、音圧緩変制御を行わず音圧制御のみを実行した場合の発音体電流波形(従来波形)、音圧制御を実行しつつ音圧緩変制御を行った場合の発音体電流波形を示している。なお、発音体電流波形とは、AMP23によりスピーカ3に対して流された電流の波形を示したものであり、所望の周波数で電流の振幅を変化させることで音圧を変化させている。電流振幅の頂点が時間的に変化し、その頂点の変化波形(振幅包絡波形)をエンベロープといい、このエンベロープの頂点がマイコン21で設定している実際に発生させる音圧に相当している。
図2(a)に示すように、音圧制御を行わない場合の発音体電流波形は、一定の周波数で周期的に決まった振幅変化となり、一定のエンベロープとなる。この発音体電流波形は、データ記憶部21dに記憶されている発音のPCMデータがそのまま実際に発生させる音圧になったときの波形に相当する。
一方、図2(b)に示すように、音圧緩変制御を行わず音圧制御のみを実行した場合の発音体電流波形(従来波形)は、アクセル開度が急に大きくなると、その時点で音圧が急に大きくなる。このため、発音体電流波形の振幅が急に大きくなり、その前後においてエンベロープが繋がらず、ボツ音が生じて音質の低下を招く。
このため、図2(c)に示すように、本実施形態では、音圧制御を実行しつつ音圧緩変制御を行うことにより、アクセル開度が急に大きくなったときにも、発音体電流波形の振幅を急に大きくするのではなく、徐々に大きくすることで、その前後においてエンベロープが繋がるようにし、ボツ音が生じないようにして音質の低下を抑制する。
図3(a)、(b)にマップ記憶部21cに記憶されたアクセル開度に対する音圧の増加量や音圧の係数(変化率)の関係を示す。図3(a)に示すように、アクセル開度が大きくなるほど基準音圧からの音圧の増加量が増える。同様に、図3(b)に示すように、アクセル開度が大きくなるほど基準音圧に掛けられる音圧の変化率が増える。これら音圧の増加量もしくは音圧の変化率が急に大きくなると、上記のようにボツ音を発生させる要因となる。したがって、演算部21dにおいて、アクセルペダル開度変化量を求めると共にアクセル開度変化量をボツ音が発生し得ると想定される判定値(閾値)と比較し、アクセル開度変化量が判定値以上になると音圧緩変制御を実行する。
具体的には、マイコン21では所定の制御周期毎に音圧制御の処理を行っており、演算部21dにて制御周期毎にアクセル開度取得部21aで取得されるアクセル開度を記憶し、前回の制御周期のときのアクセル開度と今回の制御周期のときのアクセル開度の差を演算することでアクセル開度変化量を演算している。また、演算部21dでは、各制御周期毎にマップ記憶部21cで求められたアクセル開度に対応する音圧の増加量もしくは音圧の係数を記憶している。
これらに基づき、演算部21dでは、アクセル開度変化量が判定値以上になったときには、前回の制御周期のときのアクセル開度に対応する音圧の増加量もしくは音圧の係数を制御開始値として記憶すると共に、今回の制御周期のときのアクセル開度に対応する音圧の増加量もしくは音圧の係数を制御終了値として記憶する。例えば、図3(a)、(b)に示すように、判定値を超える直前の制御周期のときの音圧の増加量P1もしくは音圧の係数K1を記憶すると共に、判定値を超えたときの制御周期の音圧の増加量P2もしくは音圧の係数K2を記憶する。そして、制御開始値から制御終了値まで音圧の増加量もしくは音圧の係数を制御周期1周期分で変化させるのではなく、制御周期複数周期分で変化させるようにする。制御周期複数周期としては、例えば10周期などのように一定周期としても良いし、一定の音圧の増加量もしくは係数で変化させた場合において制御終了値と制御開始値の差分に至るまでに掛かる周期数としても良い。このようにすれば、アクセル開度が急に大きくなった場合に、音圧の増加量もしくは音圧の係数を制御開始値から制御終了値まで徐々に変化させることができる。これにより、実際に発生させる音圧を徐々に変化させられ、アクセル開度が急に大きくなった前後においてもエンベロープが繋がるようにでき、ボツ音の発生による音質の低下を抑制できる。
図4は、アクセル開度が急に大きくなったときのアクセル開度、アクセル開度変化量および音圧の増加量または音圧の係数の変化について示した図である。この図に示されるように、アクセル開度が急に大きくなった場合、アクセル開度変化量が大きくなり、判定値以上になる。このアクセル開度の急変が検出される直前の制御周期のアクセル開度に対応した音圧の増加量(第1増加量)がP1または音圧の係数(第1係数)がK1であり、検出された制御周期のアクセル開度に対応した音圧の増加量(第2増加量)がP2または音圧の係数(第2係数)はK2であったとする。
この場合において、本実施形態のような音圧緩変制御無しとすると、アクセル開度の急変が検出される直前の制御周期から検出された制御周期までの1周期分の期間において、図中破線で示したように音圧の増加量がP1からP2に、または音圧の係数がK1からK2に増加させられることになる。このため、急な音圧変化が生じ、ボツ音を発生させて音質の低下を招く。
これに対して、本実施形態のような音圧緩変制御有りとすると、アクセル開度の急変が検出される直前の制御周期から検出された制御周期後の複数周期にかけて、図中実線で示したように音圧の増加量がP1からP2に、または音圧の係数がK1からK2に徐々に増加させられることになる。このため、緩やかな音圧変化となり、ボツ音を発生させないようにでき、音質の低下を抑制することが可能となる。なお、ここでは音圧の増加量がP1からP2に、または音圧の係数が1.0から2.0に徐々に増加させられるということについて説明し、図4中では直線的にこれらが増加している様子を図示したが、実際の制御では制御周期毎に音圧の増加量や係数が設定されるため、これらが制御周期毎に段階的に増加させられることになる。
図5は、アクセルペダル開度の変化に対応した発音体電流波形図を示したものである。アクセル開度の変化に伴って音圧制御が行われることから、音圧制御が行われない場合と比較して、アクセル開度の増加に伴って発音体電流波形の振幅が大きくされる。そして、音圧制御のみが実行される場合にはアクセル開度の急変によってエンベロープが繋がらなくなるが、本実施形態のように音圧制御を行いつつ、アクセル開度変化量が判定値以上になったときに音圧緩変制御を行うようにしているため、その前後においてエンベロープが繋がり、音圧の急変を防ぐことができ、ボツ音の発生を防止できると共に、音質の低下を抑制することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の車両接近警報システムによれば、車両状態に基づいて音圧を設定すると音圧が急変する場合にも音圧が徐々に変化するように、急変前の車両状態に対応する音圧から急変後の車両状態に対応する音圧まで徐々に音圧を変化させるようにしている。
具体的には、アクセル開度などの車両状態に対応した音圧の単位時間当たりの変化量が所定の判定値以上のときを音圧の急変時として、急変前の車両状態に対応する音圧から急変後の車両状態に対応する音圧まで、車両状態に対応する音圧通りに音圧を設定する場合と比べて、音圧の増加勾配が緩やかにする音圧緩変制御を行うようにしている。例えば、アクセル開度変化量が判定値以上になると車両状態が所定の判定値を超えたものとして、基準音圧に対する音圧の増加量もしくは基準音圧に掛けられる音圧の係数について、車両状態に対応する音圧の増加量もしくは音圧の係数の増加勾配と比較して緩やかに増加させるようにしている。
これにより、車両状態が所定の判定値以上になったときに、その前後においてエンベロープが繋がり、音圧の急変を防ぐことができ、ボツ音の発生を防止できると共に、音質の低下を抑制することが可能となる。したがって、アクセル開度などの車両状態に対応して音圧を変化させることで、歩行者などへの車両接近の認知度の向上を図りつつ、ボツ音の発生による音質の低下を抑制できる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、車両状態としてアクセル開度を挙げ、車両状態取得手段としてアクセル開度センサを用いる場合について説明したが、車両状態を表すものとして車速を挙げることができる。車速が大きいほど車両がより速く接近してくることから、この場合にも車速が大きいほど発音の音圧を高めることで、歩行者などの周囲に車両の接近を認識させるようにするのが好ましい。例えば、車速センサ(もしくは車輪速度センサ)を用い、マイコン2に備えられる車両状態取得手段にて、車速センサから出力される車速検知信号を入力し、この車速検知信号に基づいて車速を取得することができる。
また、車両状態としてエンジン回転数を挙げることもできる。エンジン回転数が大きいほど大きな駆動力が発生し、車両がより速く加速し、より速く接近してくることから、この場合にもエンジン回転数が大きいほど発音の音圧を高めることで、歩行者などの周囲に車両の接近を認識させるようにするのが好ましい。エンジン回転数は基本的にはアクセル開度と対応しているが、アクセル開度が等しくても、選択されているギア位置によってエンジン回転数が異なるし、エンジン回転数に応じて車両の接近の仕方も異なるため、エンジン回転数を検出し、エンジン回転数に応じた音圧を設定するのがより好ましい。例えば、エンジン回転数センサを用い、マイコン2に備えられる車両状態取得手段にて、エンジン回転数センサから出力されるエンジン回転数検知信号を入力し、このエンジン回転数検知信号に基づいてエンジン回転数を取得することができる。
勿論、ここで説明したアクセル開度や車速およびエンジン回転数すべてを用いて音圧設定を行っても良いし、これらのうちのいずれか1つもしくは2つのみに応じて発音の制御を行っても良い。そして、アクセル開度が所定の判定値(開度判定値)以上のとき、車速が所定の判定値(速度判定値)のとき、エンジン回転数が所定の判定値(回転数判定値)以上のときのいずれか1つを満たしたときに音圧の急変と検知すればよい。
また、ここではアクセル開度や車速およびエンジン回転数に応じて音圧を変化させる場合について説明したが、例えば車速に応じて発音のピッチを変化させるようにすることもできる。例えば、発音のピッチは、車速が早くなればなるほど早く(短く)なるように設定される。発音のピッチについてはサンプリング周期を変更することで調整され、サンプリング周期が短くなるほど発音のピッチを早くすることができる。したがって、車両が歩行者に接近するのが速くなるほど、発音のピッチを早くすることで、歩行者に車両の走行状態が認識され易くなるようにできる。
また、上記実施形態では、アクセル開度変化量が判定値以上になったときに演算部21dによって音圧の増加量や音圧の係数が徐々に増加するようにしている。しかしながら、車両状態に基づいて設定される音圧が急変すると想定される場合に、急変前の音圧から急変後の音圧までの音圧の増加勾配が車両状態に対応して設定された場合よりも緩やかとなるように音圧緩変制御が行われれば良い。例えば、急変前のアクセル開度に対応する音圧と急変後のアクセル開度に対応する音圧(つまりデータ記憶部21bに記憶された音圧に対してアクセル開度に対応する音圧の増加量を加算した音圧もしくは音圧の係数を掛けた音圧)を演算した後、急変前の音圧から急変後の音圧になるように音圧自体を徐々に増加させるようにしても良い。
また、上記実施形態では、車両状態に対応して音圧が急変する場合をアクセル開度変化量に基づいて検出した。しかしながら、これは車両状態に対応する単位時間当たりの音圧の変化量が所定の判定値(閾値)よりも大きくなって音圧が急変すると想定される場合を検出する手法の一例を示したものであり、勿論、車両状態に対応する単位時間当たりの音圧の変化量自体を用いて、音圧の変化量が所定の判定値以上になったときに音圧が急変すると検出しても良い。
さらに、音圧が小さな状態から大きな状態に変化させられるときに発生するボツ音について例に挙げて説明したが、音圧が大きな状態から小さな状態に変化させるときにも、音圧の急変が発生する可能性がある。この場合にも、アクセル開度変化量が判定値以上になったことを検出し、音圧が大きな状態から小さな状態に徐々に変化させられるように音圧緩変制御を実行すればよい。つまり、音圧が小さな状態から大きな状態に変化させる場合と音圧が大きな状態から小さな状態に変化させる場合のいずれの場合にも、車両状態に対応した音圧の単位時間当たりの変化量が所定の判定値以上のときを音圧の急変時として、急変前の制御周期のときの車両状態に対応する第1音圧から急変時の制御周期のときの車両状態に対応する第2音圧まで、制御周期複数周期分掛けて変化させるよう音圧を設定すれば良い。
なお、上記実施形態では、アクセル開度に対する音圧の増加量や音圧の係数の関係として、図3(a)、(b)に示す関係を例に挙げた。しかしながら、これらは車両状態に対する音圧の増加量や音圧の係数の関係の一例を示したに過ぎない。例えば、図3(a)、(b)では、アクセル開度が大きくなるのに対して音圧の増加量や音圧の係数が直線的に増加する場合を示しいるが、これらが二次曲線状に増加する形態、つまりアクセル開度が大きくなるほど音圧の増加量や音圧の係数の増加割合が増えていく関係であっても良い。
1 アクセル開度センサ
2 車両接近警報装置
3 スピーカ
21 マイコン
21a アクセル開度取得部
21b データ記憶部
21c マップ記憶部
21d 演算部
21e DAC
22 LPF
23 AMP

Claims (3)

  1. 車両に搭載された発音体(3)からの発音の音圧を車両状態に応じて制御することで、前記車両の接近を警報する車両接近警報装置において、
    車両状態を取得する車両状態取得手段(21a)と、
    前記車両状態取得手段(21a)にて取得された車両状態に応じた音圧を所定の制御周期毎に設定する音圧設定部(21b〜21d)と、
    前記音圧設定部(21b〜21d)で設定された音圧に対応する発音出力を発生させる出力部(21e)と、を有するマイコン(21)と、
    前記出力部(21e)から発生させられた発音出力に対応する電流を前記発音体(3)に流すアンプ(23)とを備え、
    前記音圧設定部(21b〜21d)は、前記車両状態に対応した音圧の単位時間当たりの変化量が所定の判定値以上のときを音圧の急変時として、当該急変前の制御周期のときの前記車両状態に対応する第1音圧から当該急変時の制御周期のときの前記車両状態に対応する第2音圧まで、前記制御周期複数周期分掛けて変化させるよう前記音圧を設定することを特徴とする車両接近警報装置。
  2. 前記音圧設定部(21b〜21d)は、
    発音する音圧の基準値となる基準音圧のデータを記憶するデータ記憶部(21b)と、
    前記車両状態と音圧の増加量もしくは音圧の係数との対応関係を記憶する対応関係記憶部(21c)と、
    前記対応関係記憶部(21c)に記憶された対応関係から前記車両状態取得手段(21a)で取得された車両状態と対応する前記音圧の増加量もしくは前記音圧の係数を演算すると共に、前記データ記憶部(21b)に記憶されたデータに示される基準音圧に対して、当該演算された前記音圧の増加量を加算することもしくは前記音圧の係数を掛けることにより、前記車両状態取得手段(21a)で取得された車両状態と対応する音圧を演算する演算部(21d)と、を有して構成され、
    前記演算部(21d)は、前記車両状態の変化量が所定の判定値以上のときを前記音圧の急変時として、当該急変前の制御周期の前記車両状態に対応する音圧の第1増加量もしくは音圧の第1係数から当該急変時の制御周期のときの前記車両状態に対応する音圧の第2増加量もしくは音圧の第2係数まで、前記制御周期複数周期分掛けて変化させるよう前記音圧の増加量もしくは前記音圧の係数を設定することを特徴とする請求項1に記載の車両接近警報装置。
  3. 前記車両状態取得手段(21a)は、前記車両状態としてアクセル開度と車速もしくはエンジン回転数の少なくとも1つを取得し、
    前記演算部(21d)は、前記アクセル開度が所定の開度判定値以上、前記車速が所定の速度判定値以上、前記エンジン回転数が所定の回転数判定値以上のいずれか1つを満たすと、前記音圧の急変時とすることを特徴とする請求項2に記載の車両接近警報装置。
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