相互参照
本出願は、2006年10月24日に出願され、「FRAME STRUCTURES FOR WIRELESS COMMUNICATION SYSTEMS(無線通信システムのためのフレーム構造)」と題された、米国仮特許出願第60/862,641号、及び2006年10月24日に出願され、「FRAME STRUCTURES FOR WIRELESS COMMUNICATION SYSTEMS(無線通信システムのためのフレーム構造)」と題された、米国仮特許出願第60/862,744号の利益を主張する。これらの出願の全体は、参照によって本明細書に組込まれる。
以下の記載は、一般に無線通信に関し、特に無線通信システムのためのフレーム構造に関する。
無線通信システムは、世界的に大多数の人々が通信するようになった普及した手段となった。無線通信装置は、消費者ニーズを満たし、且つ可搬性と便宜を改善するために、より小さく、より強力になった。携帯電話といったモバイル装置の処理能力の増加は、無線ネットワーク送信システムへの需要の増加をもたらした。そのようなシステムは、概して、そこで通信するセルラ装置ほど容易には更新されない。モバイル装置の機能が拡張するにつれて、新規且つ改善された無線装置機能を完全に利用することを容易にする方法で、より古い無線ネットワークシステムを維持するのは困難であり得る。
無線通信システムは、一般に異なるアプローチを利用して、チャネルの形で送信リソースを生成する。これらのシステムは、符号分割多重化(CDM)システム、周波数分割多重化(FDM)システム、及び時分割多重化(TDM)システムであってもよい。FDMの一般に利用される1つの変形は、全体的なシステム帯域幅を複数の直交サブキャリアへ効果的に分割する直交周波数分割多重(OFDM)である。これらのサブキャリアはまた、トーン(tones)、ビン(bins)、及び周波数チャネルとも称され得る。各サブキャリアはデータで変調することができる。時分割ベースの技法を用いて、各サブキャリアは、連続するタイムスライスあるいはタイムスロットの一部を含むことができる。各ユーザは、定義されたバースト期間あるいはフレームで、情報を受信及び送信するために、1つ又は複数のタイムスロット及びサブキャリアの組み合わせを供給され得る。ホッピングスキームは、一般に、シンボルレートのホッピングスキームあるいはブロックホッピングスキームであってよい。
符号分割ベースの技法は、概して、範囲中でいつでも利用可能な多数の周波数でデータを送信する。一般的に、データはデジタル化され、利用可能な帯域幅に拡散されるが、複数のユーザはチャネル上にオーバーレイされることができ、また、それぞれのユーザには一意の系列符号を割り当てることができる。ユーザはスペクトルの同じ広帯域のかたまり(wide-band chunk)で送信することができるが、各ユーザの信号は、そのそれぞれの一意の拡散符号によって全帯域幅に拡散される。この技法は共有を提供することができ、一人又は複数のユーザが同時に送信且つ受信することができる。そのような共有は、スペクトラム拡散デジタル変調によって達成することができるが、ユーザのビットのストリームは偽似ランダムな方法で非常に広いチャネルにわたって符号化され、且つ拡散される。受信機は、コヒーレントな方法で特定のユーザのためのビットを集めるために、関連付けられた一意の系列符号を認識し、且つランダム化(randomization)を元に戻すように設計される。
(例えば、周波数、時間、及び/又は符号分割技法を使用する)典型的な無線通信ネットワークは、カバレッジエリアを提供する1つ又は複数の基地局と、当該カバレッジエリア内でデータを送信及び受信することができる1つ又は複数のモバイル(例えば、無線の)端末とを備える。典型的な基地局は、ブロードキャスト、マルチキャスト、及び/又はユニキャスト・サービス用の複数のデータストリームを同時に送信することができるが、データストリームは、モバイル端末への所定の独立した受信になり得るデータのストリームである。その基地局のカバレッジエリア内のモバイル端末は、基地局から送信される1つ、1つを越える、あるいは全てのデータストリームを受信することに興味を持ち得る。同様に、モバイル端末は基地局あるいは別のモバイル端末へデータを送信することができる。これらのシステムでは、帯域幅及び他のシステムリソースは、スケジューラを利用して割り当てられる。
広帯域の配置の場合、しばしばチャネルは分散的になり、周波数応答が帯域幅にわたって変化する。
下記は、開示される実施形態の幾つかの面の基本的な理解を提供するために、簡略化された概要を提示する。この概要は、広範囲な概観でなく、主要なエレメント若しくは重大なエレメントを識別することも、そのような実施形態の範囲を表わすことも意図されない。その目的は、記載される実施形態の幾つかの概念を、後で示される、より詳細な説明の序文として、簡略化された形式で示された提示することである。
1つ又は複数の実施形態及びその対応する開示によれば、様々な面は、改善された捕捉パフォーマンスを提供することができるスーパーフレーム構造の提供に関して記載される。スーパーフレーム構造はまた、プリアンブル構造を判定する柔軟なパラメータの効率的な判定を可能にすることができる。スーパーフレーム構造は更に、帯域幅に対応する迅速なページング容量を容易にすることができる。
ある面は、無線通信システムにおいて情報を送信する方法に関する。該方法は、システム判定情報を伴う第1の捕捉パイロットを生成し、無線通信システム内の端末へ第1の捕捉パイロットを送信することを含む。スーパーフレーム・プリアンブルは第1の捕捉パイロットを備えることができる。第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で運ぶことができる。
少なくとも1つのプロセッサとメモリとを備える無線通信装置は、別の面である。少なくとも1つのプロセッサは、システム判定情報を伴う第1の捕捉パイロットを作成し(create)、且つ第1の捕捉パイロットを送信するように構成される。メモリは少なくとも1つのプロセッサに結合される。
別の面は、スーパーフレーム・プリアンブル情報を通信する無線通信装置に関する。無線通信装置は、システム判定情報を伝える第1の捕捉パイロットを作成する手段を備える。更に、該装置には、第1の捕捉パイロットを送信する手段が備えられる。第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。
コンピュータ読み取り可能な媒体を備えるコンピュータプログラムプロダクトは、関連する面である。コンピュータ読み取り可能な媒体は、少なくとも1台のコンピュータに、システム判定情報を伝える第1の捕捉パイロットを作成させるためのコードを備えることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体はまた、少なくとも1台のコンピュータに、無線通信システム内の端末へ第1の捕捉パイロットを伝えさせるためのコードを備えることができる。第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。
別の面は、プロセッサを備える無線通信装置に関する。プロセッサは、システム判定情報を伝える第1の捕捉パイロットを生成し、且つ無線通信システム内の端末へ第1の捕捉パイロットを送信するように構成することができる。プロセッサに結合されるメモリも存在する。
関連する面は、無線通信環境において情報を受信する方法である。該方法は、第1の捕捉パイロットを検出し、第1の捕捉パイロットを利用して、システム判定情報を取得することを含む。第1の捕捉パイロットはシステム判定情報を備えることができる。
更なる面は、少なくとも1つのプロセッサと、当該少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと備える無線通信装置に関する。プロセッサは、第1の捕捉パイロットを検出し、且つ第1の捕捉パイロットを利用して、システム判定情報を取得するように構成することができる。第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。
スーパーフレーム・プリアンブル情報を受信する無線通信装置は、別の関連する面である。該装置は、第1の捕捉パイロットを検出する手段を備えることができる。該装置に更に備えられるのは、第1の捕捉パイロットを利用して、システム判定情報を取得する手段であり得る。
また別の面は、コンピュータ読み取り可能な媒体を備えるコンピュータプログラムプロダクトに関する。コンピュータ読み取り可能な媒体は、少なくとも1台のコンピュータに、第1の捕捉パイロットを発見させるコードを備えることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体はまた、少なくとも1台のコンピュータに、第1の捕捉パイロットを分析することによってシステム判定情報を取得させるコードを備えることができる。第1の捕捉パイロットは、同時動作若しくは非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作(half-duplex operation)が利用されるかどうか、周波数再使用がスーパーフレームによって利用されるかどうか、又は、これらの組み合わせを示すことができる。
更なる面は、プロセッサを備える無線通信装置に関する。プロセッサは、システム判定情報を含む第1の捕捉パイロットを検出し、且つ第1の捕捉パイロットに含まれるシステム判定を解釈するように構成することができる。メモリはプロセッサに結合することができる。
前述の目的及び関連する目的の達成のために、1つ又は複数の実施形態は、以下に充分に記載され、特許請求の範囲で特に指摘される特徴を備える。以下の記載及び一定の例証的な面が詳細に示された添付の図面は、実施形態の原理が利用され得る種々の方法のうちの幾つかを示す。他の利点及び新規な特徴は、図面と共に考慮された場合に以下の詳細な説明から明白になるだろうし、開示された実施形態は、そのような面及びそれらの均等物を全て備えることを意図される。
図1は、本明細書に開示されたフレーム構造を利用することができる多元接続無線通信システムを示す。
図2は、周波数分割複信(FDD)多元接続無線通信システム用のスーパーフレーム構造の面を示す。
図3は、時分割複信(TDD)多元接続無線通信システム用のスーパーフレーム構造の面を示す。
図4は、無線通信環境における通信用の開示されたフレーム構造を利用するシステム例を示す。
図5は、無線通信環境における通信用の開示されたフレーム構造を受信するためのシステムを示す。
図6は、無線通信システムにおいて情報を送信する方法を示す。
図7は、システム判定情報を含む捕捉パイロットを受信する方法を示す。
図8は、送信機システム及び受信機システムの一実施形態のブロック図を示す。
図9は、無線通信環境において情報を通信するためのシステムを示す。
図10は、無線通信環境において情報を受信するためのシステムを示す。
詳細な説明
ここで図面を参照しつつ、種々の実施形態が記載される。下記の記載では、説明の目的のため、1つ又は複数の面の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が述べられる。しかしながら、そのような実施形態が、これらの特定の詳細無しに実行され得ることは明白であり得る。他の場合において、周知の構造及び装置は、これらの実施形態について記載することを容易にするためにブロック図で示される。
本願において使用されるように、「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などの用語は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行中のソフトウェアのいずれか、コンピュータ関連のエンティティを指すことを意図される。例えば、コンポーネントは、プロセッサで実行中の処理、プロセッサ、オブジェクト、実行可能な(executable)、実行中のスレッド、プログラム、及び/又は、コンピュータであり得るが、これらに限定されない。例証として、コンピューティングデバイス上で実行中のアプリケーションと、当該コンピューティングデバイスとの双方がコンポーネントになり得る。1つ又は複数のコンポーネントは、実行中のスレッド及び/又は処理内に存在することができ、また、コンポーネントは、1台のコンピュータにローカル化されても、及び/又は、2台以上のコンピュータ間で分散されてもよい。更に、これらのコンポーネントは、格納された種々のデータ構造を有する様々なコンピュータ読み取り可能な媒体から実行することができる。コンポーネントは、1つ又は複数のデータパケット(例えば、ローカルシステムの、分散されたシステムの、及び/又は、インターネットといったネットワークを越えて他のシステムと信号を手段として、別のコンポーネントとやり取りする1つのコンポーネントからのデータ)有する信号に応じてといった、ローカルな処理及び/又は遠隔処理経由で通信してもよい。
更に、様々な実施形態は無線端末に関連して本明細書に記載される。無線端末はまた、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイル装置、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、ユーザ装置、あるいはユーザ機器(UE)と呼ぶこともできる。無線端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレス・ローカル・ループ(WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線接続機能を有するハンドヘルド装置、コンピューティングデバイス、あるいは、無線モデムに接続された他の処理装置であってもよい。更に、様々な実施形態は基地局に関連して本明細書に記載される。基地局は、無線端末と通信するために利用されてもよく、また、アクセスポイント、ノードB、若しくは何らかの他の用語で称されてもよい。
種々の面あるいは特徴は、多数の装置、コンポーネント、モジュールなどを備え得るシステムの観点から提示されるだろう。種々のシステムは、付加的な装置、コンポーネント、モジュールなどを含んでもよく、及び/又は、図面に関連して議論される装置、コンポーネント、モジュールなどの全てを備えなくてもよいことが理解され、且つ認識されるべきである。これらのアプローチの組合せが使用されてもよい。
図1は、本明細書に開示されるフレーム構造を利用することができる多元接続無線通信システム100を示す。更に詳細には、多元接続無線通信システム100は、複数のセル、例えば、セル102、104、及び106を備える。図1の実施形態では、各セル102、104、及び106は、複数のセクタを備えるアクセスポイント108、110、112を備え得る。複数のセクタは、各々がセルの一部のアクセス端末との通信を担う、アンテナのグループによって形成される。セル102において、アンテナグループ114、116、及び118は、各々異なるセクタに対応する。セル104において、アンテナグループ120、122、及び124は、各々異なるセクタに対応する。セル106において、アンテナグループ126、128、及び130は、各々異なるセクタに対応する。
各セルは、幾つかのアクセス端末を備えるが、これらは各アクセスポイントの1つ又は複数のセクタと通信中である。例えば、アクセス端末132、134、136、及び138は基地局108と通信中であり、アクセス端末140、142、及び144はアクセスポイント110と通信中であり、また、アクセス端末146、148、及び150はアクセスポイント112と通信中である。
例えば、セル104に示されるように、各アクセス端末140、142、及び144は、同じセルのアクセス端末とは互いに異なるそれぞれのセルの異なる部分に位置する。更に、各アクセス端末140、142、及び144は、それが通信している対応するアンテナグループからは異なる距離にあり得る。これらの要因は両方とも、セルの環境上の条件及び他の条件にも起因して、各アクセス端末とそれが通信しているその対応するアンテナグループとの間に異なるチャネル条件を存在させる状況を提供する。
コントローラ152は、セル102、104、及び106の各々に結合される。コントローラ152は、多元接続無線通信システム100のセルと通信中のアクセス端末へ情報を供給し、またアクセス端末から情報を供給する、回線交換の音声ネットワーク、他のパケットベースのネットワーク、あるいはインターネットといった、複数のネットワークへの1つ又は複数の接続を含むことができる。コントローラ152は、アクセス端末からの送信及びアクセス端末への送信をスケジュールするスケジューラを備えるか、あるいはスケジューラに結合される。幾つかの実施形態において、スケジューラは、個々のセルの各々、セルの各セクタ、あるいはこれらの組み合わせ内に存在してもよい。
セクタの各々は、多数のキャリアのうちの1つ又は複数を利用して動作することができる。各キャリアは、システムが作動することができる、より大きな帯域幅の一部であるか、あるいは通信に利用可能である。1つ又は複数のキャリアを利用する単独のセクタは、任意の所与の時間間隔(例えば、フレームあるいはスーパーフレーム)中の異なるキャリアの各々にスケジュールされる複数のアクセス端末を有することができる。更に、1つ又は複数のアクセス端末は、実質的に同時に複数のキャリアにスケジュールすることができる。
アクセス端末は、その能力に従って、1つのキャリア又は1つを超えるキャリアにスケジュールされ得る。これらの能力は、アクセス端末が通信を得ることを試みるときに生成される、若しくは以前に取り決められた、セッション情報の一部であってもよく、アクセス端末によって送信される識別情報の一部であることができ、又は、他のアプローチに従って確立されることができる。一定の面において、セッション情報は、アクセス端末に問い合わせることによって、又は、その送信を通じてその能力を判定することによって生成されるセッション識別トークンを含み得る。
更に、幾つかの面では、捕捉パイロット(acquisition pilots)は、これらはスーパーフレーム・プリアンブルに含まれることができるが、1つのキャリアのみ又は任意の所与のスーパーフレームの1つのキャリアの一部で供給することができる。他の面では、スーパーフレーム・プリアンブルの一部分のみはキャリアよりも小さい帯域幅を有し得るが、スーパーフレーム・プリアンブルの他の部分は、より大きな帯域幅を有する。
本明細書で用いられるように、アクセスポイントは、端末と通信するために使用される固定された局とすることができ、また、基地局、ノードB、あるいは何らかの他の用語で称されてもよく、これらの一部あるいは全ての機能性を備え得る。アクセス端末はまた、ユーザ機器(UE)、無線通信装置、端末、移動局あるいは何らかの他の用語で称されてもよく、また、これらの一部あるいは全ての機能性を備え得る。
図1は、(例えば、異なるセクタ用に異なるアンテナグループを有する)物理的なセクタを示すが、他のアプローチが利用されてもよいことが注目されるべきである。例えば、物理的なセクタに代えて、又は、物理的なセクタと組み合わせて、各々が周波数空間のセルの異なる領域をカバーする複数の固定された「ビーム(beams)」が利用されてもよい。
開示された面を充分に認識するために、多元接続無線通信システム用のスーパーフレーム構造が議論されるだろう。図2は、周波数分割複信(FDD)多元接続無線通信システム用のスーパーフレーム構造200の面を示す。図3は、時分割複信(TDD)多元接続無線通信システム用のスーパーフレーム構造300の側面を示す。一定の面において、スーパーフレーム・プリアンブル、あるいはその一部分は、1つのキャリアあるいは1つ未満のキャリアにわたることができる。更に、幾つかの面において、所与のキャリアの中心のサブキャリアは、スーパーフレーム・プリアンブルの中心のサブキャリア、あるいは実質的に中心のサブキャリアになり得る。
順方向リンク送信は、それらの一部が206、208、306、及び308と呼ばれる、一連の物理層フレームが後続するスーパーフレーム・プリアンブル204、304を備えることができるスーパーフレーム200、300のユニットに分割される。FDDシステム200では、リンク上の送信が如何なる周波数のサブキャリア上でも重複しないように、又は、大部分において重複しないように、逆方向リンク及び順方向リンク送信は、異なる周波数帯域幅を占めることができる。TDDシステム300では、N個の順方向リンクフレーム及びM個の逆方向リンクフレームは、反対のタイプのフレームの送信を許可するのに先立って連続的に送信され得る、連続する順方向リンクフレーム及び逆方向リンクフレームの数を定義する。N及びMの数は、所与のスーパーフレーム内で、あるいはスーパーフレーム間で変わり得ることが注目されるべきである。
一定の実施形態では、スーパーフレーム・プリアンブル204、304は、端末が無線通信システムに接続し、無線通信システムを利用するために充分な情報を取得することを容易にすることができる捕捉用のパイロットを備える。プリアンブルは更に、以下の制御チャネルのうちの1つ又は複数を備えることができる:順方向リンク・プライマリ・ブロードキャスト制御チャネル(F−PBCCH)、順方向リンク・セカンダリ・ブロードキャスト制御チャネル(F−SBCCH)及び順方向クイック・ページング・チャネル(F−QPCH)。これらの制御チャネルは、順方向リンクの波形の構成情報及び/又はアイドルモードのユーザのためのクイック・ページング情報を伝える。物理層フレームは、データ、及びプリアンブル204、304によって伝えられるもの以外の制御チャネルを伝えることができる。
また、パイロットチャネルは、アクセス端末によってチャネル評価に使用することができるパイロット、及び/又は、順方向リンクフレームに含まれている情報を復調するためにアクセス端末が利用することができる構成情報を備えるブロードキャストチャネルを備えることができる。タイミング、及び、アクセス端末がキャリアのうちの一つと通信するのに充分な他の情報、及び、基本的な電源制御若しくはオフセット情報といった更なる捕捉情報も、スーパーフレーム・プリアンブル204、304に含まれ得る。他の場合においては、上記のうちの幾つかのみ及び/又は他の情報が、スーパーフレーム・プリアンブル204、304に含まれ得る。また、他セクタ干渉及びページング情報は、スーパーフレーム・プリアンブル204、304で伝えられ(carried)得る。スーパーフレーム・プリアンブル204、304の構造及びスーパーフレーム・プリアンブル間(例えば、プリアンブル204とプリアンブル210との間)の期間は、1つ又は複数の柔軟なパラメータに依存する。
システム帯域幅は、高速フーリエ変換(FFT)サイズと、1つ又は複数のガードサブキャリアとを備えることができる。ある面において、ページング情報は、配置(deployment)によっては固定された帯域幅の複数のセグメントを占め得る。
プリアンブル構造は、全ての帯域幅割当てについてF−QPCHにおけるビットと同様の数を含むことができ、また、全ての帯域幅割当てについて同じリンクバジェットを維持し得る。電力制限がされていない配置の場合、ページングキャパシティ(paging capacity)は帯域幅で概算する(scale)ことができる。F−QPCHセグメントの数は、F−PBCCHの中のビットを介して合図される(be signaled)ことができる。例えば、ページング・チャネルは、特定の帯域幅(例えば、各々5MHz)の複数のセグメントを占め得るが、使用可能な帯域幅が少なくとも(512*k−128)のサブキャリアである場合、k個のセグメントが許可され得る。従って、ある面では、10MHzの配置は2つのF−QPCHセグメントを有することができ、15MHzの配置は3つのF−QPCHセグメントを有することができる等である。ページング・セグメントの数は、ブロードキャスト・チャネル中のビットを介して、あるいは他の手段を介して合図されることができる。どのセグメントも中心周波数に集中させる必要はない。また、ブロードキャストあるいは他の情報は、推移(transition)が許可される正確な境界を特定するべきである。幾つかの面によれば、F−PBCCHは各F−QPCHセグメント中で繰り返されることができる。128個のガードサブキャリアの選択は、5MHzにおける3つのキャリアのDO配置(DO deployment)に対応する。
幾つかの面によれば、捕捉パイロット帯域幅(acquisition pilot bandwidth)は512のサブキャリアに制限されて、キャリアの中心周波数に、あるいは中心周波数の近くに集中させられる。ある面において、捕捉帯域幅は固定され、変化しない(例えば、プリアンブル・ホッピング無し)。これは、探索者(例えば、端末)が全てのスーパーフレーム中の同じ位置(location)を調べることができるので、探索動作(search operation)を単純化し、捕捉時間を迅速化する利益を供給することができる。更に、幾つかの面において、サブキャリアの観点から、固定された帯域幅及び帯域幅位置(bandwidth location)の、捕捉パイロットは、アクセス端末によってこれらの目的のために使用されることができる、類似した(例えば、SN比(SNR)、信号対干渉雑音比(SINR)、干渉など)推定、又は正確な搬送波対干渉(C/I)を供給するために、ハンドオフ及びアクティブセットの管理(active set management)に使用され得る。
上記の面においては、ホッピング・プリアンブル(hopping preamble)がないことが注目されるべきである。ホッピング・プリアンブル・スキームでは、各セクタによって見られた干渉が、スーパーフレームごとに変わる。5MHzにおける捕捉のパフォーマンスは高い品質を有するので、ホッピングに起因する如何なる改良もハンドオフ管理及びシステム判定パフォーマンスにおける損失によって打ち消される。従って、上記の面はプリアンブル・ホッピングを利用しない。
別の面では、スーパーフレーム・プリアンブル中のシンボルに使用される巡回プレフィクス、あるいは捕捉パイロットのみが、個々のフレーム中のシンボルに使用される巡回プレフィクスと同じであり得る。一つの面において、アクセス端末は、3つの捕捉パイロットのうちの2番目を復号することによって、又は巡回プレフィクスから、巡回プレフィクスの長さを判定し得る。これは、システムに、所与の配置の1つ又は複数の部分の巡回プレフィクスの長さに幅広い変化を認める。巡回プレフィクスは捕捉パイロット中で伝えられる(carried)ことができ、従って、それを一定の値に制限することは必要ではない。
図2及び図3に示されるように、スーパーフレーム・プリアンブル204、304の後にはフレームのシーケンスが続く。各フレームは、同じ数の又は異なる数のOFDMシンボルを備え得るが、これは、何らかの定義された期間にわたって送信のために同時に利用することができる多数のサブキャリアを備えることができる。更に、各フレームは、1つ又は複数の非連続的なOFDMシンボルが順方向リンク若しくは逆方向リンク上のユーザに割り当てられる、シンボルレートホッピングモードに従って、又は、ユーザがOFDMシンボルのブロック内でホップする、ブロックホッピングモードに従って、動作し得る。実際のブロックあるいはOFDMシンボルは、フレーム間でホップしてもよいし、ホップしなくてもよい。
幾つかの面によれば、F−PBCCH及びF−SBCCHは、最初の5つのOFDMシンボルで伝えることができる。F−SBCCH及びF−QPCHは互いに交替するが、F−PBCCHは全てのスーパーフレームで伝えられる。例えば、F−SBCCHは奇数のスーパーフレームで、また、F−QPCHは偶数のスーパーフレームで伝えられる。従って、F−SBCCHとF−QPCHは互い違いになる。F−PBCCH、F−SBCCH、及びF−QPCHは、奇数のスーパーフレームと偶数のスーパーフレームとの両方で共通のパイロットを共有する。F−SBCCH、及びF−QPCHは、単独のスーパーフレームに符号化されることができる。F−PBCCHは、16個のスーパーフレームにわたって共同で(jointly)符号化される。なぜなら、F−PBCCHは、静的な配置の広い情報(例えば、セクタからセクタに共通の情報)を伝えるからである。
また、構造は同時方式と非同期方式とで異なることができる。非同期方式では、スーパーフレームさえセクタパイロットPN(PilotPN)を使用してスクランブルされ、同期方式では、それらはパイロットフェーズ(PilotPhase)を使用してスクランブルされる。パイロットPNは、UMB(Ultra Mobile Broadband)で利用される9ビットのセクタ識別子である。PilotPhaseは、PilotPN+Superframe Index mod 512で与えられる(パイロットフェーズは全てのスーパーフレームを変更する)。スーパーフレームさえ、単一周波数ネットワーク(SFN)の迅速なページング動作を可能にするためにSFNIDを使用してスクランブルされ得る。幾つかの面では、SFNIDはパイロットPNと等しくなり得る。SFNに参加するセクタは同じ波形を送信し、従って、波形を受信する端末には、より高いエネルギーで送信している一つのセクタとして見える。この技法は、1つのセクタによって別のセクタへもたらされた干渉を緩和することができ、端末における増加した受信されるエネルギーという結果になり得る。セクタのグループ(例えば、同じセルのセクタ)間のSFN動作は、これらのセクタに同じSFNIDを割り当てることにより達成することができる。
幾つかの面によれば、F−PBCCHはスーパーフレーム・プリアンブル中の最初のOFDMシンボルを占めることができ、F−SBCCH/F−QPCHは次の4つのOFDMシンボルを占めることができる。PBCCHへの帯域幅に相当する1つのOFDMシンボルを割り当てることは、低い帯域幅(例えば、1.25MHz)の配置でさえ適切な処理利得を促進し得る。付加的な利点は、アイドルモードの端末がこのOFDMシンボルを自動利得制御(AGC)収束(convergence)に使用することができるということであり得る。例えば、これはF−QPCHパフォーマンスにおける性能劣化を無くす、あるいは、殆ど無くすことができる。これが可能であるのは、F−PBCCHが、アイドルモードの端末に既に知られている配置特定の情報(deployment-specific information)を伝えるからである。それ故に、端末は、このOFDMシンボルを復調する必要がなく、その代り、このシンボル期間中の受信されたエネルギーをそれを自動利得制御(AGC)によって設定するための参照として利用することができ、このOFDMシンボルの期間をAGCが収束することを可能にするガードタイムとして利用することができる。
スーパーフレーム・プリアンブル構造は8つのOFDMシンボルを備えることができ、最初の5つのシンボルは制御チャネルを伝えるために使用することができ、また、最後の3つのシンボルは捕捉パイロットを伝えることができる。スーパーフレーム・プリアンブル中の捕捉パイロットは、時間、周波数、又は時間及び周波数で分けられる3つのパイロット信号を備えることができる。スーパーフレーム・プリアンブルに含まれるパイロット信号に関する更なる情報は、以下で議論されるだろう。
図4は、無線通信環境における通信のための開示されたフレーム構造を利用するシステム例400を示す。システム400は、システム判定情報を含むことができるスーパーフレーム・プリアンブルを修正する(modify)ように構成することができる。システム400は、受信機404との無線通信中である送信機402を備える。例えば、送信機402は基地局とすることができ、受信機404は通信装置とすることができる。システム400は、1つ又は複数の送信機402と、1つ又は複数の受信機404とを備えることができることが理解されるべきである。しかしながら、簡単のために、1つの受信機のみと1つの送信機のみが示されている。
受信機404に情報を伝えるために、送信機402は、第1の捕捉パイロットを作成するように構成されることができる第1のパイロット捕捉生成器404を備える。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットはTDM3と称される。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットは、システム判定情報を伝えるウォルシュコードで直交される(orthogonalized)。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットは第2の捕捉パイロットの内容によって更にスクランブルされて、異なるセクタを互いに区別することができる。幾つかの面では、システム400は、この区別を順方向リンクの他セクタ情報信号(F−OSICH)の時差送信(differential transmission)に使用することができるが、これはまたスーパーフレーム・プリアンブルの一部であってもよく、またOSICH情報が適用するセクタを判定するために受信機404によって使用されてもよい。
第1の捕捉パイロットは9ビットの情報を伝えることができる。ある面において、第1の捕捉パイロットは、セクタ又はアクセスポイントが同時配置又は非同期配置の一部かどうかを示す1ビットを備えることができ、2ビットは巡回プレフィクス期間を示すことができ、1つのビットは半二重動作を可能にするために、また、4ビットは、非同期配置におけるシステム時間の最下位ビット(LSB)を示すために利用することができる。これらの4つのビットは、ブロードキャスト送信が始まるスーパーフレームを判定するために、及び/又は、拡張されたチャネル情報(Extended Channel Information)(ECI)が伝えられるスーパーフレームを判定するために、利用することができる。ある面において、ECIは、システム時間の全てのビットと同様に逆方向リンク構成情報を伝える。他の面では、これらの4つのビットは、受信機404(例えば、アクセス端末)で行なわれるスクランブリング/ホッピングのようなアルゴリズムのためのシード情報に使用されることもできる。
同期配置の面では、LSBはTDD数秘学情報(numerology information)(例えば、順方向リンクと逆方向リンクとの間の分割)を伝えるために使用することができる。更に、4ビットの1つの値はFDD動作を示すために予約される(reserved)ことができる。幾つかの面では、1ビットはスーパーフレーム・チャネル(例えば、多元接続ポイントの使用あるいは同じ帯域幅のセクタ)上の周波数再使用を示すために使用することができる。別の面では、5MHzのFFT設計の場合、1つ又は複数のビットは、使用されるガードキャリアの数を粗く定義してもよい。
第2の捕捉パイロットを作成ように構成することができる第2のパイロット捕捉生成器408も、送信機402に備えられる。幾つかの面によれば、第2の捕捉パイロットはTDM2と称することができる。ある面において、第2の捕捉パイロットは、非同期セクタの場合はパイロットPNに、及び同時セクタの場合はパイロットフェーズに依存するウォルシュコードで直交化される。ある面において、位相オフセットは、PilotPN+SuperframeIndex mod512として定義されてもよい。パイロットフェーズは同期セクタで使用されて、捕捉パイロットがスーパーフレームごとに変化することを可能にし、それにより、スーパーフレームにわたった処理利得を可能にする。
送信機402は、第3の捕捉パイロットを作成するように構成することができる第3のパイロット捕捉生成器408も備えることができる。幾つかの面によれば、第3の捕捉パイロットは(TDM1)と称され得る。ある面において、第3の捕捉パイロットは、パイロットPNからは独立し得る一意な系列を伝える。幾つかの面では、第3の捕捉パイロットによって測られた(spanned)帯域幅はサブキャリアの5HMzである。幾つかの面では、5MHz未満の帯域幅のための第3の捕捉パイロットは、適切な帯域幅を有するために幾つかのガードキャリアをゼロ設定する(zeroing out)ことによって生成することができる。ある面において、第3の捕捉パイロットは、タイミングのために利用することができる。
幾つかの面によれば、第3の捕捉パイロット系列は、セクタID(sector identity)からは独立することができるが、システム情報の少数のビット(例えば、システムによって利用されるFFTサイズ、及びシステムによって利用される巡回プレフィクス長)には依存するかもしれない。幾つかの面では、12の異なるシーケンス(およそ4ビットの情報)は、第3の捕捉パイロットを送信するために利用することができる。他の面では、第3の捕捉パイロット系列は一意とすることができる(例えば、この系列を使用して情報ビットが送信されない)。これは、捕捉の複雑さを緩和することができる。なぜなら、第3の捕捉パイロット系列の各々をリアルタイムの方法で関連させることは、捕捉処理における主な複雑さを構成することができるからである。
第3の捕捉パイロットは、幾つかの面によれば、パイロットPNからは独立し得る時間/周波数同期パイロットを伝える。4つのGCL系列は巡回プレフィクス(CP)期間を特定するために利用することができる。GCL系列は、128、256あるいは512個のトーン(tones)のFFTサイズに基づくことができる。512個のトーンより大きなFFTサイズ用のパイロット波形は、512個のトーン用と同じである。GCL系列をN番目のサブキャリアごとにマッピングして、時間ドメインにおけるN回の反復を提供する(provide for)ことができるが、ここでNは1よりも大きい。その反復は、周波数修正用、及び/又は、この系列の最初の検出のために利用することができる。
第1、第2、及び第3の捕捉パイロットは、スーパーフレーム・プリアンブル中の連続するOFDMシンボルである必要がないことが注意されるべきである。しかしながら、幾つかの面によれば、第1、第2、及び第3の捕捉パイロットは、連続するOFDMシンボルであり得る。捕捉パイロットは、直交系列を含む任意のセットのシーケンスを備えることができるが、直交系列には限定されない。第3の捕捉パイロットGCL系列は、互いに関して直交ではないことがあり得る。
送信機402は、第1の(TDM3)、第2の(TDM2)、及び第3の(TDM1)捕捉パイロットを受信機404へ送信するように構成することができるコミュニケータ412も備える。幾つかの面によれば、第1、第2、及び/又は第3の捕捉パイロットは、スーパーフレーム・プリアンブル受信機404内で伝えることができ、この情報を改善された捕捉パフォーマンスのために利用することができる。
システム400は、捕捉パイロットを生成し、捕捉パイロットを受信機404に送信することに関する命令を実行するための送信機402(及び/又は、メモリ416)に動作可能に接続されたプロセッサ414を備えることができる。捕捉パイロットは、スーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。プロセッサ414は、スーパーフレーム・プリアンブル中に捕捉パイロットを含むことに関する命令を実行することもできる。プロセッサ414は、システム400の1つ又は複数のコンポーネントを制御するプロセッサとすることができ、及び/又は、送信機402によって受信される情報の分析及び生成と、システム400の1つ又は複数のコンポーネントの制御との両方を行なうプロセッサとすることができる。
メモリ416は、プロセッサ414によって生成されたスーパーフレーム・プリアンブル及び/又は捕捉パイロットに関連する情報、並びに無線通信ネットワークにおいて情報を通信することに関連する他の適当な情報を格納することができる。メモリ416は更に、システム400が、本明細書に開示された種々の面を実施するための格納されたプロトコル及び/又はアルゴリズムを使用することができるように、送信機402と受信機404との間の通信を制御するための処置を講ずることに関連付けられたプロトコルを格納することができる。
本明細書に記載されるデータストア(例えば、メモリ)コンポーネントは、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリのいずれかとすることができ、又は、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を備えることができることが認識されるべきである。限定ではなく例として、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的にプログラマム可能なROM(EPROM)、電気的消去可能なROM(EEPROM)、あるいはフラッシュメモリを備えることができる。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を備えることができるが、これは外部のキャッシュメモリとして機能する。限定ではなく例として、RAMは、シンクロナスRAM(DRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、及びダイレクトRambusRAM(DRRAM(登録商標))といった多くの形式で利用可能である。開示された実施形態のメモリ210は、これら及び他の適当なタイプのメモリを備えることを意図されるが、これらに限定されない。
図5は、無線通信環境における通信のための開示されたフレーム構造を受信するためのシステム500を示す。システム500は、システム判定情報を含むスーパーフレーム・プリアンブルを受信するように構成することができる。システム500は、1つ又は複数の受信機504と無線通信中である1つ又は複数の送信機502を備えることができる。
受信機504は、第1の捕捉パイロット(TDM3)を発見するように構成することができる第1の捕捉パイロット検出器506を備えることができる。第1の捕捉パイロットはシステム判定情報を含むことができる。例えば、システム判定情報は、同期動作若しくは非同期動作が利用されるかどうか、半二重の動作が利用されるかどうか、周波数再使用が利用されるかどうか、又はこれらの組合せを示すことができる。第1の捕捉パイロットは、少なくとも3つのOFDMシンボルを含むスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられることができる。
受信機504には、セクタ仮説(sector hypothesis)を利用して第2の捕捉パイロット(TMD2)を関連させるように構成することができる比較器508も備えられる。比較器508は、FHTを使用して、全てのセクタ仮説と関連させることができる。幾つかの面によれば、シンボル反復に起因して、1.25MHzのFFTと2.5MHzのFFTとで異なる時間仮説を利用することができる。
アソシエータ510は、第2の捕捉パイロットに含まれる情報を利用して第1の捕捉パイロット(TDM3)を関連させるように構成することができる。アソシエータ510は、TDM2に含まれるPilotPhase(例えば、同期)又はPilotPN(例えば、非同期)を利用してTDM3を最初にデスクランブルすることができる。TDM3上で伝えられた情報は、F−PBCCH及びF−SBCCHを復調することを容易にすることができるが、これは受信機504が順方向リンクデータを復調することを容易にする構成情報を伝えることができる。例えば、各F−PBCCHは、FFTサイズ及びガードサブキャリアの数を伝える。F−PBCCHはまた、受信機504がPilotPhaseを同期システム用のPilotPNに変換することを可能にするためにシステム時間の9つのLSBを伝えることができる。
幾つかの面によれば、受信機504は1.25MHzの帯域幅を超える第3の捕捉パイロット(TDM1)を検出するように更に構成することができる。帯域幅は5MHz、2.5MHzあるいは1.25MHzのうちの1つであることができるので、サポートされる最小限の帯域幅(1.25MHz)を用いて、TDM1を発見することは、帯域外の干渉が検出されないことを提供することができる。幾つかの面によれば、全ての帯域幅についてのTDM1波形はこの周波数(1.25MHz)スパンにわたって同一に見える。他の面によれば、帯域幅に応じて異なるシーケンスをTDM1に利用することができる。帯域幅について3つの異なるシーケンス及びFFTサイズについて4つの異なるシーケンスがある幾つかの面では、受信機は12個の異なるシーケンスと関連することができる。
システム500は、第1の捕捉パイロットを発見し、第2の捕捉パイロットを第1の捕捉パイロットと関連させて、第2の捕捉パイロットに含まれる情報を用いて第3の補足パイロットを関連させることに関する命令を実行するために受信機504(及び/又は、メモリ514)に動作可能に接続されるプロセッサ512を備えることができる。プロセッサ512はまた、システム500の1つ又は複数のコンポーネントを制御するプロセッサとすることもでき、及び/又は、受信機504によって取得された情報の分析と生成との両方を行ない、システム500の1つ又は複数のコンポーネントを制御するプロセッサとすることもできる。
メモリ514は、捕捉パイロットを発見すること、及び/又は、プロセッサ512によって生成された捕捉パイロット及び無線通信ネットワークにおいて情報を通信することに関係する他の適切な情報を関連付ける情報を格納することができる。メモリ514は更に、システム500が本明細書に開示された様々な面を実施するために、格納されたプロトコル及び/又はアルゴリズムを使用することができるように、送信機502と受信機504との間の通信を制御するための処置を講ずることに関連付けられたプロトコルを格納することができる。
上記に記載され、示された例示のシステムを考慮して、開示された主題に従って実施され得る方法論は、図6及び図7のフローチャートを参照すれば、一層よく認識されるだろう。説明の単純さの目的のために、方法論が一連のブロックとして示され、記載されるが、請求項に記載された主題は、幾つかのブロックが本明細書に記載され描写されるものとは異なる順序及び/又は他のブロックと同時に発生し得るように、ブロックの数又は順序によって限定されないことが理解され、認識されるべきである。更に、以下に記載される方法論を実施するために、図示されたブロックの全てが必要とされるとは限らない。ブロックに関連付けられた機能性は、ソフトウェア、ハードウェア、これらの組み合わせ、あるいは他の適切な手段(例えば、デバイス、システム、処理、コンポーネント)によって実施されてもよいことが認識されるべきである。また、本明細書の以下に及び全体にわたって開示された方法論は、そのような方法論を種々のデバイスに移送し転送することを容易にする製品に格納されることができることが更に認識されるべきである。当業者は、例えば状態図におけるように、方法論が代わりに一連の相互関係のある状態若しくは事象として表わされ得ることを理解し、認識するだろう。
ここで図6を参照すると、無線通信システムにおいて情報を送信する方法600が示されている。送信された情報は、改善された捕捉パフォーマンスを提供することができる捕捉パイロットを含むことができる。捕捉パイロットはまた、プリアンブル構造を判定する柔軟なパラメータの効率的な判定を可能にすることができる。捕捉パイロットは更に、帯域幅に対応する(scale with bandwidth)迅速なページング容量(paging capacity)を促進することができる。
方法600は、第1の捕捉パイロット信号が生成される602において開始する。第1の捕捉パイロットはTDM3と称することができる。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットは、システム判定情報を伝える。第1の捕捉パイロットは、送信されたデータで用いられる巡回プレフィクス長、同期動作若しくは非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用が利用されるかどうか、又はこれらの組合せを示すことができる。604で、第1の捕捉パイロットは、無線通信環境内の端末へ送信される。
幾つかの面によれば、第2の捕捉パイロット及び/又は第3の捕捉パイロットは作成され、送信されることができる。ある面において、606で、(TDM2)と称され得る、第2の捕捉パイロット信号が生成される。第2の捕捉パイロット信号は、セクタIDに応じたシーケンスを備えることができる。第2の捕捉パイロットは、上記に記載された面のうちの1つ又は複数を利用して生成され得る。第1の捕捉パイロット信号は、第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルされて、異なるセクタを識別することができる。
608で、第3の捕捉パイロット信号(時にはTDM1と称される)が生成される。第3の捕捉パイロットは、巡回プレフィクス及び動作の帯域幅に応じたシーケンスを備えることができる。第3の捕捉パイロットは一意のシーケンスを伝えることができ、上記に開示された面のうちの1つ又は複数を利用して生成されることができる。
604で、第1の捕捉パイロット、第2の捕捉パイロット、あるいは第3の捕捉パイロットの任意の組み合わせが送信される。幾つかの面によれば、第1、第2、あるいは第3の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる。捕捉パイロット信号は、連続するOFDMシンボルあるいは連続しないOFDMシンボルであり得る。
幾つかの面によれば、捕捉パイロット信号の直交系列は異なる。幾つかの面では、直交系列が、ウォルシュコードに基づいて、第2の(TDM2)捕捉パイロット信号と、第1の(TDM3)捕捉パイロット信号とで異なる。幾つかの面では、3つの捕捉パイロット信号は、任意のセットのシーケンスを備え、直交系列に限定されない。加えてあるいは代わりに、捕捉パイロットの中心サブキャリアは、捕捉パイロットのほぼ中心のサブキャリア(approximately a center subcarrier)である。
図7は、システム判定情報を含む捕捉パイロットを受信する方法700を示す。702で、アクセス端末は、第1の捕捉パイロット(TDM3)を検出することを試みる。第1の捕捉パイロットはシステム判定情報を備えることができる。例えば、システム判定情報は、同期動作か非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用が利用されるかどうか、あるいはこれらの組み合わせを示すことができる。第1の捕捉パイロットは、少なくとも3つのOFDMシンボルを備える、スーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。704で、第1の捕捉パイロットに含まれた情報が利用されて、システム判定情報が取得される。
幾つかの面によれば、方法700はまた、異なるセクタ仮説(sector hypotheses)を用いて、706で、第2の捕捉パイロットを関連付けること(correlating)を含む。第2の捕捉パイロットはTDM2と称されることができる。ある面において、アクセス端末は、FHTを用いて、全てのセクタ仮説と効率的に関連付けることができる。幾つかの面では、TDM2は、FFTサイズあるいは帯域幅の配置についての異なるサイズ(例えば1.25MHz及び2.5MHz FFT)に対してシンボル反復を備えることにより用いられてもよい。
TDM2情報を使用して、アクセス端末はFHTあるいは他のアプローチを用いて、708で、TD3(第1の捕捉パイロット)と関連付ける。ある面において、これは、TDM2上で用いられる位相スクランブリング(phase scrambling)又はPN系列(PN sequence)を用いてTDM3をデスクランブルすることによって容易にすることができる。一般に、TDM3上で伝えられる情報はブロードキャストチャネル、電源制御チャネル、並びに他のチャネル(例えば、F−PBCCH及びF−SBCCH)を復調するために利用される。これらのチャネルは、端末が順方向リンクデータを復調することを可能にする構成情報を伝える(例えば、F−PBCCHは、現在使用されている、あるいは配置のガードサブキャリアの正確な数及びFFTサイズを伝える)。ある面において、F−PBCCHはまた、端末がPilotPhaseを同期システム用のPilotPNに変換することを可能にするシステム時間の9つのLSBを伝え得る。
幾つかの面によれば、方法700は継続し、710で、第3の捕捉パイロットが検出される。この第3の捕捉パイロットはTDM1と称されることができる。検出は帯域幅の一部、あるいは帯域幅の実質的に全てにわたってなされることができる。ある面において、アクセス端末は1.25MHzの帯域幅上のTDM1を探す。幾つかの面では、全ての帯域幅についてのTDM1波形が、この周波数スパン上で同一に見えることが注目されるべきである。幾つかの面によれば、選択された帯域幅(例えば1.25MHz)は、サポートされる最小の帯域幅となるべく選択されるので、この検出に帯域外干渉が影響を及ぼさないことを確実にする。
図8を参照すると、MIMOシステム800における送信機システム810及び受信機システム850の実施形態のブロック図が示されている。送信機システム810では、多くのデータストリーム用のトラヒックデータがデータソース812から送信(TX)データプロセッサ814へ供給される。一実施形態では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナで送信される。TXデータプロセッサ814は、各データストリームのトラヒックデータを、当該データストリームに対して選択された特定のコード体系に基づいて、フォーマットし、符号化し、またインタリーブして、符号化されたデータを供給する。
各データストリームの符号化されたデータは、OFDM技法を用いて、パイロットデータで多重化され得る。パイロットデータは、通常、公知の方法で処理される公知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムで用いられてもよい。各データストリームの多重化されたパイロットデータ及び符号化されたデータは、次いで、当該データストリームに対して選択された特定の変調スキーム(例えば、BPSK、QSPK、M−PSK、あるいはMQAM)に基づいて変調されて(即ち、シンボルマッピングされて)、変調シンボルが供給される。各データストリームのデータレート、符号化、及び変調は、プロセッサ830によって供給される命令によって判定され、行なわれ得る。
全てのデータストリーム用の変調シンボルは、次いで、TXプロセッサ820に供給されるが、これは更に(例えば、OFDM用に)変調シンボルを処理してもよい。次いで、TXプロセッサ820は、NT個の変調シンボルストリームをNT個の送信機(TMTR)822a乃至822tに供給する。各送信機822は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つ又は複数のアナログ信号を供給し、また更に当該アナログ信号を調整し(例えば、増幅し、フィルタリングし、及びアップコンバートし)て、MIMOチャネル上での送信に適当な変調された信号を供給する。送信機822a乃至822tからのNT個の変調された信号は、次いで、それぞれNT個のアンテナ824a乃至824tから送信される。
受信機システム850では、送信された変調された信号は、NR個のアンテナ852a乃至852rによって受信され、また、各アンテナ852からの受信された信号は、それぞれの受信機(RCVR)854に供給される。各受信機854は、それぞれの受信された信号を調整し(例えば、フィルタリングし、増幅し、またダウンコンバートし)、調整された信号をデジタル化して、サンプルを供給し、またサンプルを更に処理して、対応する「受信された」シンボルストリームを供給する。
RXデータプロセッサ860は次いで、NR個の受信機854からのNR個の受信されたシンボルストリームを受信し、特定の受信機処理技法に基づいて処理し、NT個の「検出された」シンボルストリームを供給する。RXデータプロセッサ860による処理は、以下に更に詳細に記載される。各検出されたシンボルストリームは、対応するデータストリームのために送信された変調シンボルの推定(estimates)であるシンボルを備える。RXデータプロセッサ860は、次いで、各検出されたシンボルストリームを復調し、デインタリーブし、また復号して、データストリーム用のトラヒックデータを回復する(recover)。RXデータプロセッサ818による処理は、送信機システム810におけるTXデータプロセッサ814及びTXプロセッサ820によって行なわれた処理に対して補完的である。
RXプロセッサ860によって生成されたチャネル応答推定は、受信機での空間、空間/時間処理を行なうために、電力レベルを調節するために、変調レート若しくは変調スキームを変更するために、又は他の動作を行なうために用いられ得る。RXプロセッサ860は更に、検出されたシンボルストリームの信号対雑音及び干渉比(SNR)及びことによると他のチャネル特性を推定し、これらの量をプロセッサ870に供給する。RXデータプロセッサ860あるいはプロセッサ870は更に、システムの「動作用の(operating)」SNRの推定値を得てもよい。プロセッサ870は次いで、チャネル状態情報(channel state information)(CSI)を供給するが、これは通信リンク及び/又は受信されるデータストリームに関する種々のタイプの情報を含み得る。例えば、CSIは動作用のSNRのみを含んでもよい。CSIは次いで、TXデータプロセッサ878によって処理され、変調器880によって変調され、送信機854a乃至854rによって調整され、送信機システム810に送信される。
送信機システム810では、受信機システム850からの変調された信号は、アンテナ824によって受信され、受信機822によって調整され、復調器840によって復調され、受信機システムによって報告されたCSIを回復するためにRXデータプロセッサ842によって処理される。報告されたCSIは次いで、プロセッサ830に供給され、(1)データストリームに使用されるべき符号化スキーム及び変調スキーム並びにデータレートを判定し、(2)TXデータプロセッサ814及びTXプロセッサ820のための種々の制御を生成するために用いられる。あるいは、CSIはプロセッサ870によって利用されて、他の情報に加えて、送信用の符号化レート及び/又は変調スキームを判定してもよい。これは、次いで、この情報を用いる送信機に供給され得るが、これは量子化されて、受信機への後の送信を供給してもよい。
プロセッサ830及び870は、それぞれ送信機システム及び受信機システムにおける動作を指示する。メモリ832及び872は、それぞれプロセッサ830及び870によって用いられるデータ及びプログラムコード用の記憶装置(storage)を供給する。
受信機では、NR個の受信される信号を処理するために種々の処理技法が用いられて、NT個の送信されたシンボルストリームを検出し得る。これらの受信機処理技法は、2つ主要なカテゴリー、(1)空間的な及び時空受信機処理技法(これはまた、等化技法とも称される)、及び(2)「連続的なヌル化(nulling)/等化及び干渉除去」の受信機処理技法(これはまた、「連続的な干渉除去」あるいは「連続的な削除(cancellation)」の受信機処理技法とも称される)にグループ化され得る。
本明細書で用いられるように、ブロードキャスト及びマルチキャストという用語は、同じ送信に適用されてもよい。つまり、ブロードキャストは、セクタ又はアクセスポイントの全ての端末へ送信される必要はない。
本明細書に記載される送信技法は種々の手段によって実施され得る。例えば、これらの技法はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせで実施されてもよい。ハードウェアでの実施の場合、送信機の処理ユニットは1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラム可能な論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子装置、本明細書に記載された機能を行なうように設計された他の電子ユニット、あるいはこれらの組み合わせの内部において実施されてもよい。受信機の処理ユニットはまた、1つ又は複数のASIC、DSP、プロセッサなどの内部で実施され得る。
ソフトウェアでの実施の場合、送信技法は、本明細書に記載された機能を行なうために利用され得る命令(例えば、プロシージャ、関数など)で実装されてもよい。命令は、メモリ(例えば、図8のメモリ830、872x若しくは872y)又は他のコンピュータプログラムプロダクトに格納され、プロセッサ(例えば、プロセッサ832、870x若しくは870y)によって実行されてもよい。メモリは、プロセッサの内部に実装されても、あるいはプロセッサの外部に実装されてもよい。
本明細書のチャネルの概念は、アクセスポイント又はアクセス端末によって送信され得る送信タイプ又は情報タイプを指すことが注目されるべきである。それは、一定の若しくは所定のブロックのサブキャリア、期間、又はそのような送信専用の他のリソースを必要とせず、あるいは利用しない。
図9は、無線通信環境において情報を通信するためのシステム900を示す。システム900は、基地局内に少なくとも部分的に存在してもよい。システム900は、機能ブロックを備えるものとして表わされているが、これらはプロセッサ、ソフトウェア、又はこれらの組合せ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表わす機能ブロックであってもよいことが認識されるべきである。
システム900は、単独であるいは関連して動作することができる電子部品の論理的なグループ(logical grouping)902を備える。論理的なグループ化902は、第1の捕捉パイロット904を生成するための電子部品を備えることができるが、これはTDM3と称されることもできる。第1の捕捉パイロットは、システム判定情報を含むことができる。第2の捕捉パイロットは、送信されたデータで使用された巡回プレフィクス長、同期動作若しくは非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用がスーパーフレームによって利用されるかどうか、又はこれらの組合せを示すことができる。
論理的なグループ902には更に、第1の捕捉パイロット908を送信するための電子部品が備えられる。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。
幾つかの面によれば、論理的グループ902には、第2の捕捉パイロット908を生成するための電子部品が備えられる。第2の捕捉パイロットは、時にはTDM2と称される。第2の捕捉パイロットは、セクタID(sector identity)に依存するシーケンスを備えることができる。第2の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で運ぶことができる。
他の面において、論理的なグループ902はまた、第3の捕捉パイロット908を作成するための電子部品を備える。この第3の捕捉パイロットもTDM1と称されることができる。第3の捕捉パイロットは、巡回プレフィクス及び動作の帯域幅に依存するシーケンスを備えることができる。幾つかの面によれば、第3の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で運ぶことができる。
あるいは又は加えて、電子部品906は、スーパーフレーム・プリアンブル中の第1、第2、及び第3の捕捉パイロットのうちの1つ又は複数を備えることができるが、これは電子部品908によって送信される。第1、第2、及び3番目の捕捉パイロットは、任意のセットのシーケンスを備えることができる。幾つかの面によれば、直交系列が利用される場合、直交系列は、第1の(TDM3)捕捉パイロットと第2の(TDM2)捕捉パイロットについてウォルシュコードに基づいて異なる。第3の捕捉パイロットのGCLシーケンスは互いに関して直交ではない。第1の捕捉パイロットは第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルすることができる。更に、捕捉パイロットの中心サブキャリアは、捕捉パイロットのほぼ中心のサブキャリアである。
第1、第2、及び第3の直交系列は、非連続的なOFDMシンボル、連続的なOFDMシンボル、あるいはこれらの組み合わせとすることができる。幾つかの面では、スーパーフレーム・プリアンブル中には少なくとも3つのOFDMシンボルがある。
また、システム900は、電子部品904、906、908、910、及び912又は他のコンポーネントに関連付けられた機能を実行するための命令を保持するメモリ914を備えることができる。メモリ914の外側にあるものとして示されているが、電子部品904、906、908、910、及び912のうちの1つ又は複数は、メモリ914の内部に存在してもよいことが理解されるべきである。
図10は、無線通信環境において情報を受信するためのシステム1000を示す。システム1000は、端末内に少なくとも部分的に存在することができる。システム1000は、機能ブロックを備えるものとして表わされており、これらはプロセッサ、ソフトウェア、あるいはこれらの組合せ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表わす機能ブロックであり得ることが認識されるべきである。
システム1000は、別個に又は関連して動作することができる電子部品の論理的なグループ1002を備える。論理的なグループ1002は、第1の捕捉パイロットを検出するための電子部品1004を備えることができる。第1の捕捉パイロットは、スーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられることができ、また、TDM3と称されることができる。スーパーフレーム・プリアンブルには少なくとも3つのOFDMシンボルがあり得る。論理的なグループ1002はまた、第1の捕捉パイロットを用いて、システム判定情報を取得する電子部品1006を備えることができる。第1の捕捉パイロットは、同期動作若しくは非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用が利用されるかどうか、又はこれらの組み合わせを示すことができる。
加えて又はあるいは、論理的なグループ1002は、セクタ仮説を用いて、第2の捕捉パイロットを関連させるための電子部品1008を備えることができる。第2の捕捉パイロットはTDM2と称されることができる。論理的なグループ1002にはまた、第1の捕捉パイロットを関連させるための電子部品1010を備えることができる。第1の捕捉パイロット(TDM3)は、第2の捕捉パイロット(TDM1)に含まれる情報を利用して関連させることができる。第1の捕捉パイロットを関連させることは、FHTを用いて関連させることを含むことができる。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットを関連させることは、第2の捕捉パイロットから取得される位相オフセット又はPN系列を用いて関連させることを含む。
幾つかの面によれば、論理的なグループ1002はまた、第3の捕捉パイロットを検出するための電子部品を備えることができるが、これはTDM1と称されることができる。第3の捕捉パイロットは、送信されたデータ中で用いられる巡回プレフィクス長を示すことができる。幾つかの面において、第1の捕捉パイロットは第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルされて、セクタを識別する。第1、第2、及び第3のシーケンスは、非連続的なOFDMシンボル若しくは連続的なOFDMシンボル、又はこれらの組み合わせであり得る。
また、システム1000は、電子部品1004、1006、1008及び1010又は他のコンポーネントに関連付けられた機能を実行するための命令を保持するメモリ1012を備えることができる。メモリ1012の外部にあるものとして示されているが、電子部品1004、1006、1008及び1010のうちの1つ又は複数は、メモリ1012の内部に存在してもよいことが理解されるべきである。
開示された処理のステップの階層又は特定の順序は、例示的なアプローチの例であることが理解される。設計嗜好に基づいて処理のステップの階層又は特定の順序は、本開示の範囲内に残りつつも、並べ替えられてもよいことが理解される。添付の方法の請求項は、種々のステップの要素を見本の順序で提示するものであって、提示された階層又は特定の順序に限定されることを意図されたものではない。
当業者は、情報及び信号が様々な異なる技術及び技法のうちの任意のものを用いて表され得ることを理解するだろう。例えば、上記の記載の全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光学場若しくは光学粒子、又はこれらの任意の組み合わせによって表わされてもよい。
当業者は更に、本明細書に開示された実施形態に関連して記載される、種々の例証となる論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムのステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両者の組み合わせによって実施され得ることを認識するだろう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明白に例証するために、種々の実例となるコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップは、一般にそれらの機能性の観点から上記に記載されている。そのような機能性がハードウェアとして実施されるかソフトウェアとして実施されるかは、システム全体に課される設計制約及び特定の適用例に依存する。熟練した職人は、記載された機能性を特定の適用ごとに様々な方法で実施し得るが、そのような実施上の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈されるべきではない。
本明細書に開示された実施形態に関して記載された種々の例証となる論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は、本明細書に記載される機能を行なうように設計された、これらの任意の組み合わせで実施されてもよいし、行なわれてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代案では、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械であってもよい。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協働する1つ又は複数のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成といった、コンピューティングデバイスの組み合わせとして実装されてもよい。
本明細書に開示された実施形態に関連して記載されたアルゴリズム又は方法のステップは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、又は、この2つの組合せで具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、又は、当技術分野で公知の任意の他の形式の記憶媒体に存在してもよい。例示の記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出すことができ、且つ、プロセッサが記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代案では、記憶媒体はプロセッサと一体であってもよい。プロセッサと記憶媒体は、ASICに存在してもよい。ASICはユーザ端末に存在してもよい。代案では、プロセッサと記憶媒体は、ユーザ端末内の別個のコンポーネントとして存在してもよい。
開示された実施形態の先行する記載は、如何なる当業者も本開示を作成又は使用することを可能にすべく提供されている。これらの実施形態への種々の変更は当業者には容易に明白になるだろうし、本明細書に定義された一般的な原理は、本開示の範囲又は精神から逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。従って、本開示は、本明細書に示された実施形態に限定されることは意図されていないが、本明細書に開示された新規な特徴及び原理と一致する最も広い範囲に合致すべきものである。
ソフトウェアでの実施の場合、本明細書に記載された技法は、本明細書に記載された機能を行なうモジュール(例えば、プロシージャ、関数など)で実施されてもよい。ソフトウェアコードはメモリユニットに格納され、プロセッサによって実行されてもよい。メモリユニットはプロセッサ内に実装されても、プロセッサの外部に実装されてもよいが、その場合、当技術分野で公知であるように、メモリユニットは様々な手段によってプロセッサに通信可能に結合されることができる。
更に、本明細書に記載された種々の面又は特徴は、標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリング技法を用いる製品、装置、又は方法として実施されてもよい。本明細書で用いられる「製品」という用語は、任意のコンピュータ読み取り可能な装置、キャリア、又は媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するように意図される。例えば、コンピュータ読み取り可能な媒体は、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)等)、スマートカード、及びフラッシュメモリ装置(例えば、EPROM、カード、スティック、キードライブ等)を含むことができるが、これらに限定されない。また、本明細書に記載される種々の記憶媒体は、1つ又は複数のデバイス及び/又は情報を格納するための他の機械読み取り可能な媒体を表わすことができる。「機械読み取り可能な媒体」という用語は、命令及び/又はデータを伝え、含み、及び/又は格納することができる種々の他の媒体及びは無線チャネルを備えることができるが、これらに限定されない。
上記に記載されたものは、1つ又は複数の実施形態の例を含んでいる。勿論、前述の実施形態を記載する目的のために方法論又はコンポーネントのあらゆる考えられる組合せを記載することは不可能ではないが、当業者は、様々な実施形態の多くの更なる組合せ及び置換が可能であることを認識し得る。従って、記載された実施形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれる、そのような変更、変形及びバリエーションを全て包含するように意図される。「含む(includes)」という用語が、詳細な説明又は特許請求の範囲のいずれかにおいて用いられる範囲で、そのような用語は、「備える(comprising)」が請求項において移行語として採用される場合に解釈されるように、「備える」という用語と同様の方法で包括的であるように意図される。更に、詳細な説明又は特許請求の範囲のいずれかにおいて用いられるような「又は(or)」という用語は、「非排他的な又は(non-exclusive or)」であることを意図される。
相互参照
本出願は、2006年10月24日に出願され、「FRAME STRUCTURES FOR WIRELESS COMMUNICATION SYSTEMS(無線通信システムのためのフレーム構造)」と題された、米国仮特許出願第60/862,641号、及び2006年10月24日に出願され、「FRAME STRUCTURES FOR WIRELESS COMMUNICATION SYSTEMS(無線通信システムのためのフレーム構造)」と題された、米国仮特許出願第60/862,744号の利益を主張する。これらの出願の全体は、参照によって本明細書に組込まれる。
以下の記載は、一般に無線通信に関し、特に無線通信システムのためのフレーム構造に関する。
無線通信システムは、世界的に大多数の人々が通信するようになった普及した手段となった。無線通信装置は、消費者ニーズを満たし、且つ可搬性と便宜を改善するために、より小さく、より強力になった。携帯電話といったモバイル装置の処理能力の増加は、無線ネットワーク送信システムへの需要の増加をもたらした。そのようなシステムは、概して、そこで通信するセルラ装置ほど容易には更新されない。モバイル装置の機能が拡張するにつれて、新規且つ改善された無線装置機能を完全に利用することを容易にする方法で、より古い無線ネットワークシステムを維持するのは困難であり得る。
無線通信システムは、一般に異なるアプローチを利用して、チャネルの形で送信リソースを生成する。これらのシステムは、符号分割多重化(CDM)システム、周波数分割多重化(FDM)システム、及び時分割多重化(TDM)システムであってもよい。FDMの一般に利用される1つの変形は、全体的なシステム帯域幅を複数の直交サブキャリアへ効果的に分割する直交周波数分割多重(OFDM)である。これらのサブキャリアはまた、トーン(tones)、ビン(bins)、及び周波数チャネルとも称され得る。各サブキャリアはデータで変調することができる。時分割ベースの技法を用いて、各サブキャリアは、連続するタイムスライスあるいはタイムスロットの一部を含むことができる。各ユーザは、定義されたバースト期間あるいはフレームで、情報を受信及び送信するために、1つ又は複数のタイムスロット及びサブキャリアの組み合わせを供給され得る。ホッピングスキームは、一般に、シンボルレートのホッピングスキームあるいはブロックホッピングスキームであってよい。
符号分割ベースの技法は、概して、範囲中でいつでも利用可能な多数の周波数でデータを送信する。一般的に、データはデジタル化され、利用可能な帯域幅に拡散されるが、複数のユーザはチャネル上にオーバーレイされることができ、また、それぞれのユーザには一意の系列符号を割り当てることができる。ユーザはスペクトルの同じ広帯域のかたまり(wide-band chunk)で送信することができるが、各ユーザの信号は、そのそれぞれの一意の拡散符号によって全帯域幅に拡散される。この技法は共有を提供することができ、一人又は複数のユーザが同時に送信且つ受信することができる。そのような共有は、スペクトラム拡散デジタル変調によって達成することができるが、ユーザのビットのストリームは偽似ランダムな方法で非常に広いチャネルにわたって符号化され、且つ拡散される。受信機は、コヒーレントな方法で特定のユーザのためのビットを集めるために、関連付けられた一意の系列符号を認識し、且つランダム化(randomization)を元に戻すように設計される。
(例えば、周波数、時間、及び/又は符号分割技法を使用する)典型的な無線通信ネットワークは、カバレッジエリアを提供する1つ又は複数の基地局と、当該カバレッジエリア内でデータを送信及び受信することができる1つ又は複数のモバイル(例えば、無線の)端末とを備える。典型的な基地局は、ブロードキャスト、マルチキャスト、及び/又はユニキャスト・サービス用の複数のデータストリームを同時に送信することができるが、データストリームは、モバイル端末への所定の独立した受信になり得るデータのストリームである。その基地局のカバレッジエリア内のモバイル端末は、基地局から送信される1つ、1つを越える、あるいは全てのデータストリームを受信することに興味を持ち得る。同様に、モバイル端末は基地局あるいは別のモバイル端末へデータを送信することができる。これらのシステムでは、帯域幅及び他のシステムリソースは、スケジューラを利用して割り当てられる。
広帯域の配置の場合、しばしばチャネルは分散的になり、周波数応答が帯域幅にわたって変化する。
下記は、開示される実施形態の幾つかの面の基本的な理解を提供するために、簡略化された概要を提示する。この概要は、広範囲な概観でなく、主要なエレメント若しくは重大なエレメントを識別することも、そのような実施形態の範囲を表わすことも意図されない。その目的は、記載される実施形態の幾つかの概念を、後で示される、より詳細な説明の序文として、簡略化された形式で示された提示することである。
1つ又は複数の実施形態及びその対応する開示によれば、様々な面は、改善された捕捉パフォーマンスを提供することができるスーパーフレーム構造の提供に関して記載される。スーパーフレーム構造はまた、プリアンブル構造を判定する柔軟なパラメータの効率的な判定を可能にすることができる。スーパーフレーム構造は更に、帯域幅に対応する迅速なページング容量を容易にすることができる。
ある面は、無線通信システムにおいて情報を送信する方法に関する。該方法は、システム判定情報を伴う第1の捕捉パイロットを生成し、無線通信システム内の端末へ第1の捕捉パイロットを送信することを含む。スーパーフレーム・プリアンブルは第1の捕捉パイロットを備えることができる。第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で運ぶことができる。
少なくとも1つのプロセッサとメモリとを備える無線通信装置は、別の面である。少なくとも1つのプロセッサは、システム判定情報を伴う第1の捕捉パイロットを作成し(create)、且つ第1の捕捉パイロットを送信するように構成される。メモリは少なくとも1つのプロセッサに結合される。
別の面は、スーパーフレーム・プリアンブル情報を通信する無線通信装置に関する。無線通信装置は、システム判定情報を伝える第1の捕捉パイロットを作成する手段を備える。更に、該装置には、第1の捕捉パイロットを送信する手段が備えられる。第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。
コンピュータ読み取り可能な媒体を備えるコンピュータプログラムプロダクトは、関連する面である。コンピュータ読み取り可能な媒体は、少なくとも1台のコンピュータに、システム判定情報を伝える第1の捕捉パイロットを作成させるためのコードを備えることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体はまた、少なくとも1台のコンピュータに、無線通信システム内の端末へ第1の捕捉パイロットを伝えさせるためのコードを備えることができる。第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。
別の面は、プロセッサを備える無線通信装置に関する。プロセッサは、システム判定情報を伝える第1の捕捉パイロットを生成し、且つ無線通信システム内の端末へ第1の捕捉パイロットを送信するように構成することができる。プロセッサに結合されるメモリも存在する。
関連する面は、無線通信環境において情報を受信する方法である。該方法は、第1の捕捉パイロットを検出し、第1の捕捉パイロットを利用して、システム判定情報を取得することを含む。第1の捕捉パイロットはシステム判定情報を備えることができる。
更なる面は、少なくとも1つのプロセッサと、当該少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと備える無線通信装置に関する。プロセッサは、第1の捕捉パイロットを検出し、且つ第1の捕捉パイロットを利用して、システム判定情報を取得するように構成することができる。第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。
スーパーフレーム・プリアンブル情報を受信する無線通信装置は、別の関連する面である。該装置は、第1の捕捉パイロットを検出する手段を備えることができる。該装置に更に備えられるのは、第1の捕捉パイロットを利用して、システム判定情報を取得する手段であり得る。
また別の面は、コンピュータ読み取り可能な媒体を備えるコンピュータプログラムプロダクトに関する。コンピュータ読み取り可能な媒体は、少なくとも1台のコンピュータに、第1の捕捉パイロットを発見させるコードを備えることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体はまた、少なくとも1台のコンピュータに、第1の捕捉パイロットを分析することによってシステム判定情報を取得させるコードを備えることができる。第1の捕捉パイロットは、同時動作若しくは非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作(half-duplex operation)が利用されるかどうか、周波数再使用がスーパーフレームによって利用されるかどうか、又は、これらの組み合わせを示すことができる。
更なる面は、プロセッサを備える無線通信装置に関する。プロセッサは、システム判定情報を含む第1の捕捉パイロットを検出し、且つ第1の捕捉パイロットに含まれるシステム判定を解釈するように構成することができる。メモリはプロセッサに結合することができる。
前述の目的及び関連する目的の達成のために、1つ又は複数の実施形態は、以下に充分に記載され、特許請求の範囲で特に指摘される特徴を備える。以下の記載及び一定の例証的な面が詳細に示された添付の図面は、実施形態の原理が利用され得る種々の方法のうちの幾つかを示す。他の利点及び新規な特徴は、図面と共に考慮された場合に以下の詳細な説明から明白になるだろうし、開示された実施形態は、そのような面及びそれらの均等物を全て備えることを意図される。
図1は、本明細書に開示されたフレーム構造を利用することができる多元接続無線通信システムを示す。
図2は、周波数分割複信(FDD)多元接続無線通信システム用のスーパーフレーム構造の面を示す。
図3は、時分割複信(TDD)多元接続無線通信システム用のスーパーフレーム構造の面を示す。
図4は、無線通信環境における通信用の開示されたフレーム構造を利用するシステム例を示す。
図5は、無線通信環境における通信用の開示されたフレーム構造を受信するためのシステムを示す。
図6は、無線通信システムにおいて情報を送信する方法を示す。
図7は、システム判定情報を含む捕捉パイロットを受信する方法を示す。
図8は、送信機システム及び受信機システムの一実施形態のブロック図を示す。
図9は、無線通信環境において情報を通信するためのシステムを示す。
図10は、無線通信環境において情報を受信するためのシステムを示す。
詳細な説明
ここで図面を参照しつつ、種々の実施形態が記載される。下記の記載では、説明の目的のため、1つ又は複数の面の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が述べられる。しかしながら、そのような実施形態が、これらの特定の詳細無しに実行され得ることは明白であり得る。他の場合において、周知の構造及び装置は、これらの実施形態について記載することを容易にするためにブロック図で示される。
本願において使用されるように、「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などの用語は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行中のソフトウェアのいずれか、コンピュータ関連のエンティティを指すことを意図される。例えば、コンポーネントは、プロセッサで実行中の処理、プロセッサ、オブジェクト、実行可能な(executable)、実行中のスレッド、プログラム、及び/又は、コンピュータであり得るが、これらに限定されない。例証として、コンピューティングデバイス上で実行中のアプリケーションと、当該コンピューティングデバイスとの双方がコンポーネントになり得る。1つ又は複数のコンポーネントは、実行中のスレッド及び/又は処理内に存在することができ、また、コンポーネントは、1台のコンピュータにローカル化されても、及び/又は、2台以上のコンピュータ間で分散されてもよい。更に、これらのコンポーネントは、格納された種々のデータ構造を有する様々なコンピュータ読み取り可能な媒体から実行することができる。コンポーネントは、1つ又は複数のデータパケット(例えば、ローカルシステムの、分散されたシステムの、及び/又は、インターネットといったネットワークを越えて他のシステムと信号を手段として、別のコンポーネントとやり取りする1つのコンポーネントからのデータ)有する信号に応じてといった、ローカルな処理及び/又は遠隔処理経由で通信してもよい。
更に、様々な実施形態は無線端末に関連して本明細書に記載される。無線端末はまた、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイル装置、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、ユーザ装置、あるいはユーザ機器(UE)と呼ぶこともできる。無線端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレス・ローカル・ループ(WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線接続機能を有するハンドヘルド装置、コンピューティングデバイス、あるいは、無線モデムに接続された他の処理装置であってもよい。更に、様々な実施形態は基地局に関連して本明細書に記載される。基地局は、無線端末と通信するために利用されてもよく、また、アクセスポイント、ノードB、若しくは何らかの他の用語で称されてもよい。
種々の面あるいは特徴は、多数の装置、コンポーネント、モジュールなどを備え得るシステムの観点から提示されるだろう。種々のシステムは、付加的な装置、コンポーネント、モジュールなどを含んでもよく、及び/又は、図面に関連して議論される装置、コンポーネント、モジュールなどの全てを備えなくてもよいことが理解され、且つ認識されるべきである。これらのアプローチの組合せが使用されてもよい。
図1は、本明細書に開示されるフレーム構造を利用することができる多元接続無線通信システム100を示す。更に詳細には、多元接続無線通信システム100は、複数のセル、例えば、セル102、104、及び106を備える。図1の実施形態では、各セル102、104、及び106は、複数のセクタを備えるアクセスポイント108、110、112を備え得る。複数のセクタは、各々がセルの一部のアクセス端末との通信を担う、アンテナのグループによって形成される。セル102において、アンテナグループ114、116、及び118は、各々異なるセクタに対応する。セル104において、アンテナグループ120、122、及び124は、各々異なるセクタに対応する。セル106において、アンテナグループ126、128、及び130は、各々異なるセクタに対応する。
各セルは、幾つかのアクセス端末を備えるが、これらは各アクセスポイントの1つ又は複数のセクタと通信中である。例えば、アクセス端末132、134、136、及び138は基地局108と通信中であり、アクセス端末140、142、及び144はアクセスポイント110と通信中であり、また、アクセス端末146、149、及び150はアクセスポイント112と通信中である。
例えば、セル104に示されるように、各アクセス端末140、142、及び144は、同じセルのアクセス端末とは互いに異なるそれぞれのセルの異なる部分に位置する。更に、各アクセス端末140、142、及び144は、それが通信している対応するアンテナグループからは異なる距離にあり得る。これらの要因は両方とも、セルの環境上の条件及び他の条件にも起因して、各アクセス端末とそれが通信しているその対応するアンテナグループとの間に異なるチャネル条件を存在させる状況を提供する。
コントローラ152は、セル102、104、及び106の各々に結合される。コントローラ152は、多元接続無線通信システム100のセルと通信中のアクセス端末へ情報を供給し、またアクセス端末から情報を供給する、回線交換の音声ネットワーク、他のパケットベースのネットワーク、あるいはインターネットといった、複数のネットワークへの1つ又は複数の接続を含むことができる。コントローラ152は、アクセス端末からの送信及びアクセス端末への送信をスケジュールするスケジューラを備えるか、あるいはスケジューラに結合される。幾つかの実施形態において、スケジューラは、個々のセルの各々、セルの各セクタ、あるいはこれらの組み合わせ内に存在してもよい。
セクタの各々は、多数のキャリアのうちの1つ又は複数を利用して動作することができる。各キャリアは、システムが作動することができる、より大きな帯域幅の一部であるか、あるいは通信に利用可能である。1つ又は複数のキャリアを利用する単独のセクタは、任意の所与の時間間隔(例えば、フレームあるいはスーパーフレーム)中の異なるキャリアの各々にスケジュールされる複数のアクセス端末を有することができる。更に、1つ又は複数のアクセス端末は、実質的に同時に複数のキャリアにスケジュールすることができる。
アクセス端末は、その能力に従って、1つのキャリア又は1つを超えるキャリアにスケジュールされ得る。これらの能力は、アクセス端末が通信を得ることを試みるときに生成される、若しくは以前に取り決められた、セッション情報の一部であってもよく、アクセス端末によって送信される識別情報の一部であることができ、又は、他のアプローチに従って確立されることができる。一定の面において、セッション情報は、アクセス端末に問い合わせることによって、又は、その送信を通じてその能力を判定することによって生成されるセッション識別トークンを含み得る。
更に、幾つかの面では、捕捉パイロット(acquisition pilots)は、これらはスーパーフレーム・プリアンブルに含まれることができるが、1つのキャリアのみ又は任意の所与のスーパーフレームの1つのキャリアの一部で供給することができる。他の面では、スーパーフレーム・プリアンブルの一部分のみはキャリアよりも小さい帯域幅を有し得るが、スーパーフレーム・プリアンブルの他の部分は、より大きな帯域幅を有する。
本明細書で用いられるように、アクセスポイントは、端末と通信するために使用される固定された局とすることができ、また、基地局、ノードB、あるいは何らかの他の用語で称されてもよく、これらの一部あるいは全ての機能性を備え得る。アクセス端末はまた、ユーザ機器(UE)、無線通信装置、端末、移動局あるいは何らかの他の用語で称されてもよく、また、これらの一部あるいは全ての機能性を備え得る。
図1は、(例えば、異なるセクタ用に異なるアンテナグループを有する)物理的なセクタを示すが、他のアプローチが利用されてもよいことが注目されるべきである。例えば、物理的なセクタに代えて、又は、物理的なセクタと組み合わせて、各々が周波数空間のセルの異なる領域をカバーする複数の固定された「ビーム(beams)」が利用されてもよい。
開示された面を充分に認識するために、多元接続無線通信システム用のスーパーフレーム構造が議論されるだろう。図2は、周波数分割複信(FDD)多元接続無線通信システム用のスーパーフレーム構造200の面を示す。図3は、時分割複信(TDD)多元接続無線通信システム用のスーパーフレーム構造300の側面を示す。一定の面において、スーパーフレーム・プリアンブル、あるいはその一部分は、1つのキャリアあるいは1つ未満のキャリアにわたることができる。更に、幾つかの面において、所与のキャリアの中心のサブキャリアは、スーパーフレーム・プリアンブルの中心のサブキャリア、あるいは実質的に中心のサブキャリアになり得る。
順方向リンク送信は、それらの一部が206、208、306、及び308と呼ばれる、一連の物理層フレームが後続するスーパーフレーム・プリアンブル204、304を備えることができるスーパーフレーム202、302のユニットに分割される。FDDシステム200では、リンク上の送信が如何なる周波数のサブキャリア上でも重複しないように、又は、大部分において重複しないように、逆方向リンク及び順方向リンク送信は、異なる周波数帯域幅を占めることができる。TDDシステム300では、N個の順方向リンクフレーム及びM個の逆方向リンクフレームは、反対のタイプのフレームの送信を許可するのに先立って連続的に送信され得る、連続する順方向リンクフレーム及び逆方向リンクフレームの数を定義する。N及びMの数は、所与のスーパーフレーム内で、あるいはスーパーフレーム間で変わり得ることが注目されるべきである。
一定の実施形態では、スーパーフレーム・プリアンブル204、304は、端末が無線通信システムに接続し、無線通信システムを利用するために充分な情報を取得することを容易にすることができる捕捉用のパイロットを備える。プリアンブルは更に、以下の制御チャネルのうちの1つ又は複数を備えることができる:順方向リンク・プライマリ・ブロードキャスト制御チャネル(F−PBCCH)、順方向リンク・セカンダリ・ブロードキャスト制御チャネル(F−SBCCH)及び順方向クイック・ページング・チャネル(F−QPCH)。これらの制御チャネルは、順方向リンクの波形の構成情報及び/又はアイドルモードのユーザのためのクイック・ページング情報を伝える。物理層フレームは、データ、及びプリアンブル204、304によって伝えられるもの以外の制御チャネルを伝えることができる。
また、パイロットチャネルは、アクセス端末によってチャネル評価に使用することができるパイロット、及び/又は、順方向リンクフレームに含まれている情報を復調するためにアクセス端末が利用することができる構成情報を備えるブロードキャストチャネルを備えることができる。タイミング、及び、アクセス端末がキャリアのうちの一つと通信するのに充分な他の情報、及び、基本的な電源制御若しくはオフセット情報といった更なる捕捉情報も、スーパーフレーム・プリアンブル204、304に含まれ得る。他の場合においては、上記のうちの幾つかのみ及び/又は他の情報が、スーパーフレーム・プリアンブル204、304に含まれ得る。また、他セクタ干渉及びページング情報は、スーパーフレーム・プリアンブル204、304で伝えられ(carried)得る。スーパーフレーム・プリアンブル204、304の構造及びスーパーフレーム・プリアンブル間(例えば、プリアンブル204とプリアンブル210との間)の期間は、1つ又は複数の柔軟なパラメータに依存する。
システム帯域幅は、高速フーリエ変換(FFT)サイズと、1つ又は複数のガードサブキャリアとを備えることができる。ある面において、ページング情報は、配置(deployment)によっては固定された帯域幅の複数のセグメントを占め得る。
プリアンブル構造は、全ての帯域幅割当てについてF−QPCHにおけるビットと同様の数を含むことができ、また、全ての帯域幅割当てについて同じリンクバジェットを維持し得る。電力制限がされていない配置の場合、ページングキャパシティ(paging capacity)は帯域幅で概算する(scale)ことができる。F−QPCHセグメントの数は、F−PBCCHの中のビットを介して合図される(be signaled)ことができる。例えば、ページング・チャネルは、特定の帯域幅(例えば、各々5MHz)の複数のセグメントを占め得るが、使用可能な帯域幅が少なくとも(512*k−128)のサブキャリアである場合、k個のセグメントが許可され得る。従って、ある面では、10MHzの配置は2つのF−QPCHセグメントを有することができ、15MHzの配置は3つのF−QPCHセグメントを有することができる等である。ページング・セグメントの数は、ブロードキャスト・チャネル中のビットを介して、あるいは他の手段を介して合図されることができる。どのセグメントも中心周波数に集中させる必要はない。また、ブロードキャストあるいは他の情報は、推移(transition)が許可される正確な境界を特定するべきである。幾つかの面によれば、F−PBCCHは各F−QPCHセグメント中で繰り返されることができる。128個のガードサブキャリアの選択は、5MHzにおける3つのキャリアのDO配置(DO deployment)に対応する。
幾つかの面によれば、捕捉パイロット帯域幅(acquisition pilot bandwidth)は512のサブキャリアに制限されて、キャリアの中心周波数に、あるいは中心周波数の近くに集中させられる。ある面において、捕捉帯域幅は固定され、変化しない(例えば、プリアンブル・ホッピング無し)。これは、探索者(例えば、端末)が全てのスーパーフレーム中の同じ位置(location)を調べることができるので、探索動作(search operation)を単純化し、捕捉時間を迅速化する利益を供給することができる。更に、幾つかの面において、サブキャリアの観点から、固定された帯域幅及び帯域幅位置(bandwidth location)の、捕捉パイロットは、アクセス端末によってこれらの目的のために使用されることができる、類似した(例えば、SN比(SNR)、信号対干渉雑音比(SINR)、干渉など)推定、又は正確な搬送波対干渉(C/I)を供給するために、ハンドオフ及びアクティブセットの管理(active set management)に使用され得る。
上記の面においては、ホッピング・プリアンブル(hopping preamble)がないことが注目されるべきである。ホッピング・プリアンブル・スキームでは、各セクタによって見られた干渉が、スーパーフレームごとに変わる。5MHzにおける捕捉のパフォーマンスは高い品質を有するので、ホッピングに起因する如何なる改良もハンドオフ管理及びシステム判定パフォーマンスにおける損失によって打ち消される。従って、上記の面はプリアンブル・ホッピングを利用しない。
別の面では、スーパーフレーム・プリアンブル中のシンボルに使用される巡回プレフィクス、あるいは捕捉パイロットのみが、個々のフレーム中のシンボルに使用される巡回プレフィクスと同じであり得る。一つの面において、アクセス端末は、3つの捕捉パイロットのうちの2番目を復号することによって、又は巡回プレフィクスから、巡回プレフィクスの長さを判定し得る。これは、システムに、所与の配置の1つ又は複数の部分の巡回プレフィクスの長さに幅広い変化を認める。巡回プレフィクスは捕捉パイロット中で伝えられる(carried)ことができ、従って、それを一定の値に制限することは必要ではない。
図2及び図3に示されるように、スーパーフレーム・プリアンブル204、304の後にはフレームのシーケンスが続く。各フレームは、同じ数の又は異なる数のOFDMシンボルを備え得るが、これは、何らかの定義された期間にわたって送信のために同時に利用することができる多数のサブキャリアを備えることができる。更に、各フレームは、1つ又は複数の非連続的なOFDMシンボルが順方向リンク若しくは逆方向リンク上のユーザに割り当てられる、シンボルレートホッピングモードに従って、又は、ユーザがOFDMシンボルのブロック内でホップする、ブロックホッピングモードに従って、動作し得る。実際のブロックあるいはOFDMシンボルは、フレーム間でホップしてもよいし、ホップしなくてもよい。
幾つかの面によれば、F−PBCCH及びF−SBCCHは、最初の5つのOFDMシンボルで伝えることができる。F−SBCCH及びF−QPCHは互いに交替するが、F−PBCCHは全てのスーパーフレームで伝えられる。例えば、F−SBCCHは奇数のスーパーフレームで、また、F−QPCHは偶数のスーパーフレームで伝えられる。従って、F−SBCCHとF−QPCHは互い違いになる。F−PBCCH、F−SBCCH、及びF−QPCHは、奇数のスーパーフレームと偶数のスーパーフレームとの両方で共通のパイロットを共有する。F−SBCCH、及びF−QPCHは、単独のスーパーフレームに符号化されることができる。F−PBCCHは、16個のスーパーフレームにわたって共同で(jointly)符号化される。なぜなら、F−PBCCHは、静的な配置の広い情報(例えば、セクタからセクタに共通の情報)を伝えるからである。
また、構造は同時方式と非同期方式とで異なることができる。非同期方式では、スーパーフレームさえセクタパイロットPN(PilotPN)を使用してスクランブルされ、同期方式では、それらはパイロットフェーズ(PilotPhase)を使用してスクランブルされる。パイロットPNは、UMB(Ultra Mobile Broadband)で利用される9ビットのセクタ識別子である。PilotPhaseは、PilotPN+Superframe Index mod 512で与えられる(パイロットフェーズは全てのスーパーフレームを変更する)。スーパーフレームさえ、単一周波数ネットワーク(SFN)の迅速なページング動作を可能にするためにSFNIDを使用してスクランブルされ得る。幾つかの面では、SFNIDはパイロットPNと等しくなり得る。SFNに参加するセクタは同じ波形を送信し、従って、波形を受信する端末には、より高いエネルギーで送信している一つのセクタとして見える。この技法は、1つのセクタによって別のセクタへもたらされた干渉を緩和することができ、端末における増加した受信されるエネルギーという結果になり得る。セクタのグループ(例えば、同じセルのセクタ)間のSFN動作は、これらのセクタに同じSFNIDを割り当てることにより達成することができる。
幾つかの面によれば、F−PBCCHはスーパーフレーム・プリアンブル中の最初のOFDMシンボルを占めることができ、F−SBCCH/F−QPCHは次の4つのOFDMシンボルを占めることができる。PBCCHへの帯域幅に相当する1つのOFDMシンボルを割り当てることは、低い帯域幅(例えば、1.25MHz)の配置でさえ適切な処理利得を促進し得る。付加的な利点は、アイドルモードの端末がこのOFDMシンボルを自動利得制御(AGC)収束(convergence)に使用することができるということであり得る。例えば、これはF−QPCHパフォーマンスにおける性能劣化を無くす、あるいは、殆ど無くすことができる。これが可能であるのは、F−PBCCHが、アイドルモードの端末に既に知られている配置特定の情報(deployment-specific information)を伝えるからである。それ故に、端末は、このOFDMシンボルを復調する必要がなく、その代り、このシンボル期間中の受信されたエネルギーをそれを自動利得制御(AGC)によって設定するための参照として利用することができ、このOFDMシンボルの期間をAGCが収束することを可能にするガードタイムとして利用することができる。
スーパーフレーム・プリアンブル構造は8つのOFDMシンボルを備えることができ、最初の5つのシンボルは制御チャネルを伝えるために使用することができ、また、最後の3つのシンボルは捕捉パイロットを伝えることができる。スーパーフレーム・プリアンブル中の捕捉パイロットは、時間、周波数、又は時間及び周波数で分けられる3つのパイロット信号を備えることができる。スーパーフレーム・プリアンブルに含まれるパイロット信号に関する更なる情報は、以下で議論されるだろう。
図4は、無線通信環境における通信のための開示されたフレーム構造を利用するシステム例400を示す。システム400は、システム判定情報を含むことができるスーパーフレーム・プリアンブルを修正する(modify)ように構成することができる。システム400は、受信機404との無線通信中である送信機402を備える。例えば、送信機402は基地局とすることができ、受信機404は通信装置とすることができる。システム400は、1つ又は複数の送信機402と、1つ又は複数の受信機404とを備えることができることが理解されるべきである。しかしながら、簡単のために、1つの受信機のみと1つの送信機のみが示されている。
受信機404に情報を伝えるために、送信機402は、第1の捕捉パイロットを作成するように構成されることができる第1のパイロット捕捉生成器406を備える。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットはTDM3と称される。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットは、システム判定情報を伝えるウォルシュコードで直交される(orthogonalized)。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットは第2の捕捉パイロットの内容によって更にスクランブルされて、異なるセクタを互いに区別することができる。幾つかの面では、システム400は、この区別を順方向リンクの他セクタ情報信号(F−OSICH)の時差送信(differential transmission)に使用することができるが、これはまたスーパーフレーム・プリアンブルの一部であってもよく、またOSICH情報が適用するセクタを判定するために受信機404によって使用されてもよい。
第1の捕捉パイロットは9ビットの情報を伝えることができる。ある面において、第1の捕捉パイロットは、セクタ又はアクセスポイントが同時配置又は非同期配置の一部かどうかを示す1ビットを備えることができ、2ビットは巡回プレフィクス期間を示すことができ、1つのビットは半二重動作を可能にするために、また、4ビットは、非同期配置におけるシステム時間の最下位ビット(LSB)を示すために利用することができる。これらの4つのビットは、ブロードキャスト送信が始まるスーパーフレームを判定するために、及び/又は、拡張されたチャネル情報(Extended Channel Information)(ECI)が伝えられるスーパーフレームを判定するために、利用することができる。ある面において、ECIは、システム時間の全てのビットと同様に逆方向リンク構成情報を伝える。他の面では、これらの4つのビットは、受信機404(例えば、アクセス端末)で行なわれるスクランブリング/ホッピングのようなアルゴリズムのためのシード情報に使用されることもできる。
同期配置の面では、LSBはTDD数秘学情報(numerology information)(例えば、順方向リンクと逆方向リンクとの間の分割)を伝えるために使用することができる。更に、4ビットの1つの値はFDD動作を示すために予約される(reserved)ことができる。幾つかの面では、1ビットはスーパーフレーム・チャネル(例えば、多元接続ポイントの使用あるいは同じ帯域幅のセクタ)上の周波数再使用を示すために使用することができる。別の面では、5MHzのFFT設計の場合、1つ又は複数のビットは、使用されるガードキャリアの数を粗く定義してもよい。
第2の捕捉パイロットを作成ように構成することができる第2のパイロット捕捉生成器408も、送信機402に備えられる。幾つかの面によれば、第2の捕捉パイロットはTDM2と称することができる。ある面において、第2の捕捉パイロットは、非同期セクタの場合はパイロットPNに、及び同時セクタの場合はパイロットフェーズに依存するウォルシュコードで直交化される。ある面において、位相オフセットは、PilotPN+SuperframeIndex mod512として定義されてもよい。パイロットフェーズは同期セクタで使用されて、捕捉パイロットがスーパーフレームごとに変化することを可能にし、それにより、スーパーフレームにわたった処理利得を可能にする。
送信機402は、第3の捕捉パイロットを作成するように構成することができる第3のパイロット捕捉生成器410も備えることができる。幾つかの面によれば、第3の捕捉パイロットはTDM1と称され得る。ある面において、第3の捕捉パイロットは、パイロットPNからは独立し得る一意な系列を伝える。幾つかの面では、第3の捕捉パイロットによって測られた(spanned)帯域幅はサブキャリアの5MHzである。幾つかの面では、5MHz未満の帯域幅のための第3の捕捉パイロットは、適切な帯域幅を有するために幾つかのガードキャリアをゼロ設定する(zeroing out)ことによって生成することができる。ある面において、第3の捕捉パイロットは、タイミングのために利用することができる。
幾つかの面によれば、第3の捕捉パイロット系列は、セクタID(sector identity)からは独立することができるが、システム情報の少数のビット(例えば、システムによって利用されるFFTサイズ、及びシステムによって利用される巡回プレフィクス長)には依存するかもしれない。幾つかの面では、12の異なるシーケンス(およそ4ビットの情報)は、第3の捕捉パイロットを送信するために利用することができる。他の面では、第3の捕捉パイロット系列は一意とすることができる(例えば、この系列を使用して情報ビットが送信されない)。これは、捕捉の複雑さを緩和することができる。なぜなら、第3の捕捉パイロット系列の各々をリアルタイムの方法で関連させることは、捕捉処理における主な複雑さを構成することができるからである。
第3の捕捉パイロットは、幾つかの面によれば、パイロットPNからは独立し得る時間/周波数同期パイロットを伝える。4つのGCL系列は巡回プレフィクス(CP)期間を特定するために利用することができる。GCL系列は、128、256あるいは512個のトーン(tones)のFFTサイズに基づくことができる。512個のトーンより大きなFFTサイズ用のパイロット波形は、512個のトーン用と同じである。GCL系列をN番目のサブキャリアごとにマッピングして、時間ドメインにおけるN回の反復を提供する(provide for)ことができるが、ここでNは1よりも大きい。その反復は、周波数修正用、及び/又は、この系列の最初の検出のために利用することができる。
第1、第2、及び第3の捕捉パイロットは、スーパーフレーム・プリアンブル中の連続するOFDMシンボルである必要がないことが注意されるべきである。しかしながら、幾つかの面によれば、第1、第2、及び第3の捕捉パイロットは、連続するOFDMシンボルであり得る。捕捉パイロットは、直交系列を含む任意のセットのシーケンスを備えることができるが、直交系列には限定されない。第3の捕捉パイロットGCL系列は、互いに関して直交ではないことがあり得る。
送信機402は、第1の(TDM3)、第2の(TDM2)、及び第3の(TDM1)捕捉パイロットを受信機404へ送信するように構成することができるコミュニケータ412も備える。幾つかの面によれば、第1、第2、及び/又は第3の捕捉パイロットは、スーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。受信機404は、この情報を改善された補足パフォーマンスのために利用することができる。
システム400は、捕捉パイロットを生成し、捕捉パイロットを受信機404に送信することに関する命令を実行するための送信機402(及び/又は、メモリ416)に動作可能に接続されたプロセッサ414を備えることができる。捕捉パイロットは、スーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。プロセッサ414は、スーパーフレーム・プリアンブル中に捕捉パイロットを含むことに関する命令を実行することもできる。プロセッサ414は、システム400の1つ又は複数のコンポーネントを制御するプロセッサとすることができ、及び/又は、送信機402によって受信される情報の分析及び生成と、システム400の1つ又は複数のコンポーネントの制御との両方を行なうプロセッサとすることができる。
メモリ416は、プロセッサ414によって生成されたスーパーフレーム・プリアンブル及び/又は捕捉パイロットに関連する情報、並びに無線通信ネットワークにおいて情報を通信することに関連する他の適当な情報を格納することができる。メモリ416は更に、システム400が、本明細書に開示された種々の面を実施するための格納されたプロトコル及び/又はアルゴリズムを使用することができるように、送信機402と受信機404との間の通信を制御するための処置を講ずることに関連付けられたプロトコルを格納することができる。
本明細書に記載されるデータストア(例えば、メモリ)コンポーネントは、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリのいずれかとすることができ、又は、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を備えることができることが認識されるべきである。限定ではなく例として、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的にプログラマム可能なROM(EPROM)、電気的消去可能なROM(EEPROM)、あるいはフラッシュメモリを備えることができる。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を備えることができるが、これは外部のキャッシュメモリとして機能する。限定ではなく例として、RAMは、シンクロナスRAM(DRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、及びダイレクトRambusRAM(DRRAM(登録商標))といった多くの形式で利用可能である。開示された実施形態のメモリ416は、これら及び他の適当なタイプのメモリを備えることを意図されるが、これらに限定されない。
図5は、無線通信環境における通信のための開示されたフレーム構造を受信するためのシステム500を示す。システム500は、システム判定情報を含むスーパーフレーム・プリアンブルを受信するように構成することができる。システム500は、1つ又は複数の受信機504と無線通信中である1つ又は複数の送信機502を備えることができる。
受信機504は、第1の捕捉パイロット(TDM3)を発見するように構成することができる第1の捕捉パイロット検出器506を備えることができる。第1の捕捉パイロットはシステム判定情報を含むことができる。例えば、システム判定情報は、同期動作若しくは非同期動作が利用されるかどうか、半二重の動作が利用されるかどうか、周波数再使用が利用されるかどうか、又はこれらの組合せを示すことができる。第1の捕捉パイロットは、少なくとも3つのOFDMシンボルを含むスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられることができる。
受信機504には、セクタ仮説(sector hypothesis)を利用して第2の捕捉パイロットTMD2を関連させるように構成することができる比較器508も備えられる。比較器508は、高速アダマール変換(Fast Hadamard Transform(FHT))を使用して、全てのセクタ仮説と関連させることができる。幾つかの面によれば、シンボル反復に起因して、1.25MHzのFFTと2.5MHzのFFTとで異なる時間仮説を利用することができる。
アソシエータ510は、第2の捕捉パイロットに含まれる情報を利用して第1の捕捉パイロット(TDM3)を関連させるように構成することができる。アソシエータ510は、TDM2に含まれるPilotPhase(例えば、同期)又はPilotPN(例えば、非同期)を利用してTDM3を最初にデスクランブルすることができる。TDM3上で伝えられた情報は、F−PBCCH及びF−SBCCHを復調することを容易にすることができるが、これは受信機504が順方向リンクデータを復調することを容易にする構成情報を伝えることができる。例えば、各F−PBCCHは、FFTサイズ及びガードサブキャリアの数を伝える。F−PBCCHはまた、受信機504がPilotPhaseを同期システム用のPilotPNに変換することを可能にするためにシステム時間の9つのLSBを伝えることができる。
幾つかの面によれば、受信機504は1.25MHzの帯域幅を超える第3の捕捉パイロット(TDM1)を検出するように更に構成することができる。帯域幅は5MHz、2.5MHzあるいは1.25MHzのうちの1つであることができるので、サポートされる最小限の帯域幅(1.25MHz)を用いて、TDM1を発見することは、帯域外の干渉が検出されないことを提供することができる。幾つかの面によれば、全ての帯域幅についてのTDM1波形はこの周波数(1.25MHz)スパンにわたって同一に見える。他の面によれば、帯域幅に応じて異なるシーケンスをTDM1に利用することができる。帯域幅について3つの異なるシーケンス及びFFTサイズについて4つの異なるシーケンスがある幾つかの面では、受信機は12個の異なるシーケンスと関連することができる。
システム500は、第1の捕捉パイロットを発見し、第2の捕捉パイロットを第1の捕捉パイロットと関連させて、第2の捕捉パイロットに含まれる情報を用いて第3の補足パイロットを関連させることに関する命令を実行するために受信機504(及び/又は、メモリ514)に動作可能に接続されるプロセッサ512を備えることができる。プロセッサ512はまた、システム500の1つ又は複数のコンポーネントを制御するプロセッサとすることもでき、及び/又は、受信機504によって取得された情報の分析と生成との両方を行ない、システム500の1つ又は複数のコンポーネントを制御するプロセッサとすることもできる。
メモリ514は、捕捉パイロットを発見すること、及び/又は、プロセッサ512によって生成された捕捉パイロット及び無線通信ネットワークにおいて情報を通信することに関係する他の適切な情報を関連付ける情報を格納することができる。メモリ514は更に、システム500が本明細書に開示された様々な面を実施するために、格納されたプロトコル及び/又はアルゴリズムを使用することができるように、送信機502と受信機504との間の通信を制御するための処置を講ずることに関連付けられたプロトコルを格納することができる。
上記に記載され、示された例示のシステムを考慮して、開示された主題に従って実施され得る方法論は、図6及び図7のフローチャートを参照すれば、一層よく認識されるだろう。説明の単純さの目的のために、方法論が一連のブロックとして示され、記載されるが、請求項に記載された主題は、幾つかのブロックが本明細書に記載され描写されるものとは異なる順序及び/又は他のブロックと同時に発生し得るように、ブロックの数又は順序によって限定されないことが理解され、認識されるべきである。更に、以下に記載される方法論を実施するために、図示されたブロックの全てが必要とされるとは限らない。ブロックに関連付けられた機能性は、ソフトウェア、ハードウェア、これらの組み合わせ、あるいは他の適切な手段(例えば、デバイス、システム、処理、コンポーネント)によって実施されてもよいことが認識されるべきである。また、本明細書の以下に及び全体にわたって開示された方法論は、そのような方法論を種々のデバイスに移送し転送することを容易にする製品に格納されることができることが更に認識されるべきである。当業者は、例えば状態図におけるように、方法論が代わりに一連の相互関係のある状態若しくは事象として表わされ得ることを理解し、認識するだろう。
ここで図6を参照すると、無線通信システムにおいて情報を送信する方法600が示されている。送信された情報は、改善された捕捉パフォーマンスを提供することができる捕捉パイロットを含むことができる。捕捉パイロットはまた、プリアンブル構造を判定する柔軟なパラメータの効率的な判定を可能にすることができる。捕捉パイロットは更に、帯域幅に対応する(scale with bandwidth)迅速なページング容量(paging capacity)を促進することができる。
方法600は、第1の捕捉パイロット信号が生成される602において開始する。第1の捕捉パイロットはTDM3と称することができる。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットは、システム判定情報を伝える。第1の捕捉パイロットは、送信されたデータで用いられる巡回プレフィクス長、同期動作若しくは非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用が利用されるかどうか、又はこれらの組合せを示すことができる。604で、第1の捕捉パイロットは、無線通信環境内の端末へ送信される。
幾つかの面によれば、第2の捕捉パイロット及び/又は第3の捕捉パイロットは作成され、送信されることができる。ある面において、606で、(TDM2)と称され得る、第2の捕捉パイロット信号が生成される。第2の捕捉パイロット信号は、セクタIDに応じたシーケンスを備えることができる。第2の捕捉パイロットは、上記に記載された面のうちの1つ又は複数を利用して生成され得る。第1の捕捉パイロット信号は、第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルされて、異なるセクタを識別することができる。
608で、第3の捕捉パイロット信号(時にはTDM1と称される)が生成される。第3の捕捉パイロットは、巡回プレフィクス及び動作の帯域幅に応じたシーケンスを備えることができる。第3の捕捉パイロットは一意のシーケンスを伝えることができ、上記に開示された面のうちの1つ又は複数を利用して生成されることができる。
604で、第1の捕捉パイロット、第2の捕捉パイロット、あるいは第3の捕捉パイロットの任意の組み合わせが送信される。幾つかの面によれば、第1、第2、あるいは第3の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる。捕捉パイロット信号は、連続するOFDMシンボルあるいは連続しないOFDMシンボルであり得る。
幾つかの面によれば、捕捉パイロット信号の直交系列は異なる。幾つかの面では、直交系列が、ウォルシュコードに基づいて、第2の(TDM2)捕捉パイロット信号と、第1の(TDM3)捕捉パイロット信号とで異なる。幾つかの面では、3つの捕捉パイロット信号は、任意のセットのシーケンスを備え、直交系列に限定されない。加えてあるいは代わりに、捕捉パイロットの中心サブキャリアは、捕捉パイロットのほぼ中心のサブキャリア(approximately a center subcarrier)である。
図7は、システム判定情報を含む捕捉パイロットを受信する方法700を示す。702で、アクセス端末は、第1の捕捉パイロット(TDM3)を検出することを試みる。第1の捕捉パイロットはシステム判定情報を備えることができる。例えば、システム判定情報は、同期動作か非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用が利用されるかどうか、あるいはこれらの組み合わせを示すことができる。第1の捕捉パイロットは、少なくとも3つのOFDMシンボルを備える、スーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。704で、第1の捕捉パイロットに含まれた情報が利用されて、システム判定情報が取得される。
幾つかの面によれば、方法700はまた、異なるセクタ仮説(sector hypotheses)を用いて、706で、第2の捕捉パイロットを関連付けること(correlating)を含む。第2の捕捉パイロットはTDM2と称されることができる。ある面において、アクセス端末は、FHTを用いて、全てのセクタ仮説と効率的に関連付けることができる。幾つかの面では、TDM2は、FFTサイズあるいは帯域幅の配置の異なるサイズ(例えば1.25MHz及び2.5MHz FFT)に対してシンボル反復を備えることにより用いられてもよい。
TDM2情報を使用して、アクセス端末はFHTあるいは他のアプローチを用いて、708で、TDM3(第1の捕捉パイロット)と関連付ける。ある面において、これは、TDM2上で用いられる位相スクランブリング(phase scrambling)又はPN系列(PN sequence)を用いてTDM3をデスクランブルすることによって容易にすることができる。一般に、TDM3上で伝えられる情報はブロードキャストチャネル、電源制御チャネル、並びに他のチャネル(例えば、F−PBCCH及びF−SBCCH)を復調するために利用される。これらのチャネルは、端末が順方向リンクデータを復調することを可能にする構成情報を伝える(例えば、F−PBCCHは、現在使用されている、あるいは配置のガードサブキャリアの正確な数及びFFTサイズを伝える)。ある面において、F−PBCCHはまた、端末がPilotPhaseを同期システム用のPilotPNに変換することを可能にするシステム時間の9つのLSBを伝え得る。
幾つかの面によれば、方法700は継続し、710で、第3の捕捉パイロットが検出される。この第3の捕捉パイロットはTDM1と称されることができる。検出は帯域幅の一部、あるいは帯域幅の実質的に全てにわたってなされることができる。ある面において、アクセス端末は1.25MHzの帯域幅上のTDM1を探す。幾つかの面では、全ての帯域幅についてのTDM1波形が、この周波数スパン上で同一に見えることが注目されるべきである。幾つかの面によれば、選択された帯域幅(例えば1.25MHz)は、サポートされる最小の帯域幅となるべく選択されるので、この検出に帯域外干渉が影響を及ぼさないことを確実にする。
図8を参照すると、MIMOシステム800における送信機システム810及び受信機システム850の実施形態のブロック図が示されている。送信機システム810では、多くのデータストリーム用のトラヒックデータがデータソース812から送信(TX)データプロセッサ814へ供給される。一実施形態では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナで送信される。TXデータプロセッサ814は、各データストリームのトラヒックデータを、当該データストリームに対して選択された特定のコード体系に基づいて、フォーマットし、符号化し、またインタリーブして、符号化されたデータを供給する。
各データストリームの符号化されたデータは、OFDM技法を用いて、パイロットデータで多重化され得る。パイロットデータは、通常、公知の方法で処理される公知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムで用いられてもよい。各データストリームの多重化されたパイロットデータ及び符号化されたデータは、次いで、当該データストリームに対して選択された特定の変調スキーム(例えば、BPSK、QSPK、M−PSK、あるいはMQAM)に基づいて変調されて(即ち、シンボルマッピングされて)、変調シンボルが供給される。各データストリームのデータレート、符号化、及び変調は、プロセッサ830によって供給される命令によって判定され、行なわれ得る。
全てのデータストリーム用の変調シンボルは、次いで、TXプロセッサ820に供給されるが、これは更に(例えば、OFDM用に)変調シンボルを処理してもよい。次いで、TXプロセッサ820は、NT個の変調シンボルストリームをNT個の送信機(TMTR)822a乃至822tに供給する。各送信機822は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つ又は複数のアナログ信号を供給し、また更に当該アナログ信号を調整し(例えば、増幅し、フィルタリングし、及びアップコンバートし)て、MIMOチャネル上での送信に適当な変調された信号を供給する。送信機822a乃至822tからのNT個の変調された信号は、次いで、それぞれNT個のアンテナ824a乃至824tから送信される。
受信機システム850では、送信された変調された信号は、NR個のアンテナ852a乃至852rによって受信され、また、各アンテナ852からの受信された信号は、それぞれの受信機(RCVR)854に供給される。各受信機854は、それぞれの受信された信号を調整し(例えば、フィルタリングし、増幅し、またダウンコンバートし)、調整された信号をデジタル化して、サンプルを供給し、またサンプルを更に処理して、対応する「受信された」シンボルストリームを供給する。
RXデータプロセッサ860は次いで、NR個の受信機854からのNR個の受信されたシンボルストリームを受信し、特定の受信機処理技法に基づいて処理し、NT個の「検出された」シンボルストリームを供給する。RXデータプロセッサ860による処理は、以下に更に詳細に記載される。各検出されたシンボルストリームは、対応するデータストリームのために送信された変調シンボルの推定(estimates)であるシンボルを備える。RXデータプロセッサ860は、次いで、各検出されたシンボルストリームを復調し、デインタリーブし、また復号して、データストリーム用のトラヒックデータを回復する(recover)。RXデータプロセッサ860による処理は、送信機システム810におけるTXデータプロセッサ814及びTXプロセッサ820によって行なわれた処理に対して補完的である。
RXプロセッサ860によって生成されたチャネル応答推定は、受信機での空間、空間/時間処理を行なうために、電力レベルを調節するために、変調レート若しくは変調スキームを変更するために、又は他の動作を行なうために用いられ得る。RXプロセッサ860は更に、検出されたシンボルストリームの信号対雑音及び干渉比(SNR)及びことによると他のチャネル特性を推定し、これらの量をプロセッサ870に供給する。RXデータプロセッサ860あるいはプロセッサ870は更に、システムの「動作用の(operating)」SNRの推定値を得てもよい。プロセッサ870は次いで、チャネル状態情報(channel state information)(CSI)を供給するが、これは通信リンク及び/又は受信されるデータストリームに関する種々のタイプの情報を含み得る。例えば、CSIは動作用のSNRのみを含んでもよい。CSIは次いで、TXデータプロセッサ878によって処理され、変調器880によって変調され、送信機854a乃至854rによって調整され、送信機システム810に送信される。
送信機システム810では、受信機システム850からの変調された信号は、アンテナ824によって受信され、受信機822によって調整され、復調器840によって復調され、受信機システムによって報告されたCSIを回復するためにRXデータプロセッサ842によって処理される。報告されたCSIは次いで、プロセッサ830に供給され、(1)データストリームに使用されるべき符号化スキーム及び変調スキーム並びにデータレートを判定し、(2)TXデータプロセッサ814及びTXプロセッサ820のための種々の制御を生成するために用いられる。あるいは、CSIはプロセッサ830によって利用されて、他の情報に加えて、送信用の符号化レート及び/又は変調スキームを判定してもよい。これは、次いで、この情報を用いる送信機に供給され得るが、これは量子化されて、受信機への後の送信を供給してもよい。
プロセッサ830及び870は、それぞれ送信機システム及び受信機システムにおける動作を指示する。メモリ832及び872は、それぞれプロセッサ830及び870によって用いられるデータ及びプログラムコード用の記憶装置(storage)を供給する。二重データ通信の場合、受信機システム850および送信機システム810の役割は、互換性がありうる。この場合、逆方向におけるデータトラフィックは、データソース836から提供され、上で説明された方法と同様の方法で送信機システム810へ送信され、送信機システム810において復号され、および記憶するためにデータシンク844へ提供される。
受信機では、NR個の受信される信号を処理するために種々の処理技法が用いられて、NT個の送信されたシンボルストリームを検出し得る。これらの受信機処理技法は、2つ主要なカテゴリー、(1)空間的な及び時空受信機処理技法(これはまた、等化技法とも称される)、及び(2)「連続的なヌル化(nulling)/等化及び干渉除去」の受信機処理技法(これはまた、「連続的な干渉除去」あるいは「連続的な削除(cancellation)」の受信機処理技法とも称される)にグループ化され得る。
本明細書で用いられるように、ブロードキャスト及びマルチキャストという用語は、同じ送信に適用されてもよい。つまり、ブロードキャストは、セクタ又はアクセスポイントの全ての端末へ送信される必要はない。
本明細書に記載される送信技法は種々の手段によって実施され得る。例えば、これらの技法はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせで実施されてもよい。ハードウェアでの実施の場合、送信機の処理ユニットは1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラム可能な論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子装置、本明細書に記載された機能を行なうように設計された他の電子ユニット、あるいはこれらの組み合わせの内部において実施されてもよい。受信機の処理ユニットはまた、1つ又は複数のASIC、DSP、プロセッサなどの内部で実施され得る。
ソフトウェアでの実施の場合、送信技法は、本明細書に記載された機能を行なうために利用され得る命令(例えば、プロシージャ、関数など)で実装されてもよい。命令は、メモリ(例えば、図8のメモリ832若しくは872)又は他のコンピュータプログラムプロダクトに格納され、プロセッサ(例えば、プロセッサ830若しくは870)によって実行されてもよい。メモリは、プロセッサの内部に実装されても、あるいはプロセッサの外部に実装されてもよい。
本明細書のチャネルの概念は、アクセスポイント又はアクセス端末によって送信され得る送信タイプ又は情報タイプを指すことが注目されるべきである。それは、一定の若しくは所定のブロックのサブキャリア、期間、又はそのような送信専用の他のリソースを必要とせず、あるいは利用しない。
図9は、無線通信環境において情報を通信するためのシステム900を示す。システム900は、基地局内に少なくとも部分的に存在してもよい。システム900は、機能ブロックを備えるものとして表わされているが、これらはプロセッサ、ソフトウェア、又はこれらの組合せ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表わす機能ブロックであってもよいことが認識されるべきである。
システム900は、単独であるいは関連して動作することができる電子部品の論理的なグループ(logical grouping)902を備える。論理的なグループ化902は、第1の捕捉パイロット904を生成するための電子部品を備えることができるが、これはTDM3と称されることもできる。第1の捕捉パイロットは、システム判定情報を含むことができる。第2の捕捉パイロットは、送信されたデータで使用された巡回プレフィクス長、同期動作若しくは非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用がスーパーフレームによって利用されるかどうか、又はこれらの組合せを示すことができる。
論理的なグループ902には更に、第1の捕捉パイロット906を送信するための電子部品が備えられる。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えることができる。
幾つかの面によれば、論理的グループ902には、第2の捕捉パイロット908を生成するための電子部品が備えられる。第2の捕捉パイロットは、時にはTDM2と称される。第2の捕捉パイロットは、セクタID(sector identity)に依存するシーケンスを備えることができる。第2の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で運ぶことができる。
他の面において、論理的なグループ902はまた、第3の捕捉パイロット910を作成するための電子部品を備える。この第3の捕捉パイロットもTDM1と称されることができる。第3の捕捉パイロットは、巡回プレフィクス及び動作の帯域幅に依存するシーケンスを備えることができる。幾つかの面によれば、第3の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で運ぶことができる。
あるいは又は加えて、電子部品906は、スーパーフレーム・プリアンブル中の第1、第2、及び第3の捕捉パイロットのうちの1つ又は複数を備えることができるが、これは電子部品906によって送信される。第1、第2、及び3番目の捕捉パイロットは、任意のセットのシーケンスを備えることができる。幾つかの面によれば、直交系列が利用される場合、直交系列は、第1の(TDM3)捕捉パイロットと第2の(TDM2)捕捉パイロットについてウォルシュコードに基づいて異なる。第3の捕捉パイロットのGCLシーケンスは互いに関して直交ではない。第1の捕捉パイロットは第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルすることができる。更に、捕捉パイロットの中心サブキャリアは、捕捉パイロットのほぼ中心のサブキャリアである。
第1、第2、及び第3の直交系列は、非連続的なOFDMシンボル、連続的なOFDMシンボル、あるいはこれらの組み合わせとすることができる。幾つかの面では、スーパーフレーム・プリアンブル中には少なくとも3つのOFDMシンボルがある。
また、システム900は、電子部品904、906、908、及び910又は他のコンポーネントに関連付けられた機能を実行するための命令を保持するメモリ914を備えることができる。メモリ914の外側にあるものとして示されているが、電子部品904、906、908、及び910のうちの1つ又は複数は、メモリ914の内部に存在してもよいことが理解されるべきである。
図10は、無線通信環境において情報を受信するためのシステム1000を示す。システム1000は、端末内に少なくとも部分的に存在することができる。システム1000は、機能ブロックを備えるものとして表わされており、これらはプロセッサ、ソフトウェア、あるいはこれらの組合せ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表わす機能ブロックであり得ることが認識されるべきである。
システム1000は、別個に又は関連して動作することができる電子部品の論理的なグループ1002を備える。論理的なグループ1002は、第1の捕捉パイロットを検出するための電子部品1004を備えることができる。第1の捕捉パイロットは、スーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられることができ、また、TDM3と称されることができる。スーパーフレーム・プリアンブルには少なくとも3つのOFDMシンボルがあり得る。論理的なグループ1002はまた、第1の捕捉パイロットを用いて、システム判定情報を取得する電子部品1006を備えることができる。第1の捕捉パイロットは、同期動作若しくは非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用が利用されるかどうか、又はこれらの組み合わせを示すことができる。
加えて又はあるいは、論理的なグループ1002は、セクタ仮説を用いて、第2の捕捉パイロットを関連させるための電子部品1008を備えることができる。第2の捕捉パイロットはTDM2と称されることができる。論理的なグループ1002にはまた、第1の捕捉パイロットを関連させるための電子部品1010を備えることができる。第1の捕捉パイロット(TDM3)は、第2の捕捉パイロット(TDM2)に含まれる情報を利用して関連させることができる。第1の捕捉パイロットを関連させることは、FHTを用いて関連させることを含むことができる。幾つかの面によれば、第1の捕捉パイロットを関連させることは、第2の捕捉パイロットから取得される位相オフセット又はPN系列を用いて関連させることを含む。
幾つかの面によれば、論理的なグループ1002はまた、第3の捕捉パイロットを検出するための電子部品を備えることができるが、これはTDM1と称されることができる。第3の捕捉パイロットは、送信されたデータ中で用いられる巡回プレフィクス長を示すことができる。幾つかの面において、第1の捕捉パイロットは第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルされて、セクタを識別する。第1、第2、及び第3のシーケンスは、非連続的なOFDMシンボル若しくは連続的なOFDMシンボル、又はこれらの組み合わせであり得る。
また、システム1000は、電子部品1004、1006、1008及び1010又は他のコンポーネントに関連付けられた機能を実行するための命令を保持するメモリ1012を備えることができる。メモリ1012の外部にあるものとして示されているが、電子部品1004、1006、1008及び1010のうちの1つ又は複数は、メモリ1012の内部に存在してもよいことが理解されるべきである。
開示された処理のステップの階層又は特定の順序は、例示的なアプローチの例であることが理解される。設計嗜好に基づいて処理のステップの階層又は特定の順序は、本開示の範囲内に残りつつも、並べ替えられてもよいことが理解される。添付の方法の請求項は、種々のステップの要素を見本の順序で提示するものであって、提示された階層又は特定の順序に限定されることを意図されたものではない。
当業者は、情報及び信号が様々な異なる技術及び技法のうちの任意のものを用いて表され得ることを理解するだろう。例えば、上記の記載の全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光学場若しくは光学粒子、又はこれらの任意の組み合わせによって表わされてもよい。
当業者は更に、本明細書に開示された実施形態に関連して記載される、種々の例証となる論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムのステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両者の組み合わせによって実施され得ることを認識するだろう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明白に例証するために、種々の実例となるコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップは、一般にそれらの機能性の観点から上記に記載されている。そのような機能性がハードウェアとして実施されるかソフトウェアとして実施されるかは、システム全体に課される設計制約及び特定の適用例に依存する。熟練した職人は、記載された機能性を特定の適用ごとに様々な方法で実施し得るが、そのような実施上の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈されるべきではない。
本明細書に開示された実施形態に関して記載された種々の例証となる論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は、本明細書に記載される機能を行なうように設計された、これらの任意の組み合わせで実施されてもよいし、行なわれてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代案では、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械であってもよい。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協働する1つ又は複数のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成といった、コンピューティングデバイスの組み合わせとして実装されてもよい。
本明細書に開示された実施形態に関連して記載されたアルゴリズム又は方法のステップは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、又は、この2つの組合せで具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、又は、当技術分野で公知の任意の他の形式の記憶媒体に存在してもよい。例示の記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出すことができ、且つ、プロセッサが記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代案では、記憶媒体はプロセッサと一体であってもよい。プロセッサと記憶媒体は、ASICに存在してもよい。ASICはユーザ端末に存在してもよい。代案では、プロセッサと記憶媒体は、ユーザ端末内の別個のコンポーネントとして存在してもよい。
開示された実施形態の先行する記載は、如何なる当業者も本開示を作成又は使用することを可能にすべく提供されている。これらの実施形態への種々の変更は当業者には容易に明白になるだろうし、本明細書に定義された一般的な原理は、本開示の範囲又は精神から逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。従って、本開示は、本明細書に示された実施形態に限定されることは意図されていないが、本明細書に開示された新規な特徴及び原理と一致する最も広い範囲に合致すべきものである。
ソフトウェアでの実施の場合、本明細書に記載された技法は、本明細書に記載された機能を行なうモジュール(例えば、プロシージャ、関数など)で実施されてもよい。ソフトウェアコードはメモリユニットに格納され、プロセッサによって実行されてもよい。メモリユニットはプロセッサ内に実装されても、プロセッサの外部に実装されてもよいが、その場合、当技術分野で公知であるように、メモリユニットは様々な手段によってプロセッサに通信可能に結合されることができる。
更に、本明細書に記載された種々の面又は特徴は、標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリング技法を用いる製品、装置、又は方法として実施されてもよい。本明細書で用いられる「製品」という用語は、任意のコンピュータ読み取り可能な装置、キャリア、又は媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するように意図される。例えば、コンピュータ読み取り可能な媒体は、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)等)、スマートカード、及びフラッシュメモリ装置(例えば、EPROM、カード、スティック、キードライブ等)を含むことができるが、これらに限定されない。また、本明細書に記載される種々の記憶媒体は、1つ又は複数のデバイス及び/又は情報を格納するための他の機械読み取り可能な媒体を表わすことができる。「機械読み取り可能な媒体」という用語は、命令及び/又はデータを伝え、含み、及び/又は格納することができる種々の他の媒体及びは無線チャネルを備えることができるが、これらに限定されない。
上記に記載されたものは、1つ又は複数の実施形態の例を含んでいる。勿論、前述の実施形態を記載する目的のために方法論又はコンポーネントのあらゆる考えられる組合せを記載することは不可能ではないが、当業者は、様々な実施形態の多くの更なる組合せ及び置換が可能であることを認識し得る。従って、記載された実施形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれる、そのような変更、変形及びバリエーションを全て包含するように意図される。「含む(includes)」という用語が、詳細な説明又は特許請求の範囲のいずれかにおいて用いられる範囲で、そのような用語は、「備える(comprising)」が請求項において移行語として採用される場合に解釈されるように、「備える」という用語と同様の方法で包括的であるように意図される。更に、詳細な説明又は特許請求の範囲のいずれかにおいて用いられるような「又は(or)」という用語は、「非排他的な又は(non-exclusive or)」であることを意図される。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
無線通信システムにおいて情報を送信する方法であって、
システム判定情報を伝える第1の捕捉パイロットを生成し、
前記無線通信システム内の端末へ前記第1の捕捉パイロットを送信すること
を含む、方法。
[C2]
第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる、[C1]記載の方法。
[C3]
セクタIDに依存するシーケンスを備える第2の捕捉パイロットを生成し、前記第2の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる
ことを更に含む、[C1]記載の方法。
[C4]
巡回プレフィクス及び動作の帯域幅に依存するシーケンスを備える第2の捕捉パイロットを生成し、前記第2の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる
ことを更に含む、[C1]記載の方法。
[C5]
セクタIDに依存するシーケンスを備える第2の捕捉パイロットを生成し、
巡回プレフィクス及び動作の帯域幅に依存するシーケンスを備える第3の捕捉パイロットを生成し、前記第1、第2及び第3の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる
ことを更に含む、[C1]記載の方法。
[C6]
前記第3の捕捉パイロットは前記第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルされて、セクタを識別する、[C5]記載の方法。
[C7]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは非連続的なOFDMシンボルである、[C5]記載の方法。
[C8]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは連続的なOFDMシンボルである、[C5]記載の方法。
[C9]
前記第1の捕捉パイロットは直交系列のセットのうちの1つを利用して生成される、[C1]記載の方法。
[C10]
前記直交系列のセットは、ウォルシュコードのセットである、[C9]記載の方法。
[C11]
前記捕捉パイロットの中心サブキャリアは、前記捕捉パイロットのほぼ中心のサブキャリアである、[C1]記載の方法。
[C12]
前記第1の捕捉パイロットは、送信されたデータで用いられる巡回プレフィクス長を示す、[C1]記載の方法。
[C13]
前記第1の捕捉パイロットは、同期動作が利用されるか、非同期動作が利用されるかどうかを示す、[C1]記載の方法。
[C14]
前記第1の捕捉パイロットは、半二重動作が利用されるかどうかを示す、[C1]記載の方法。
[C15]
前記第1の捕捉パイロットは、周波数再使用がスーパーフレームによって利用されるかどうかを示す、[C1]記載の方法。
[C16]
前記スーパーフレーム・プリアンブルに少なくとも3つのOFDMシンボルがある、[C1]記載の方法。
[C17]
システム判定情報を伝える第1の捕捉パイロットを生成し、且つ前記第1の捕捉パイロットを送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリと
を備える、無線通信装置。
[C18]
第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる、[C17]記載の無線通信装置。
[C19]
前記少なくとも1つのプロセッサは更に、セクタIDに依存するシーケンスを備える第2の捕捉パイロットを生成するように構成され、前記第2の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる、[C17]記載の無線通信装置。
[C20]
前記少なくとも1つのプロセッサは更に、巡回プレフィクス及び動作の帯域幅に依存するシーケンスを備える第2の捕捉パイロットを生成するように構成され、前記第2の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる、[C17]記載の無線通信装置。
[C21]
前記少なくとも1つのプロセッサは更に、セクタIDに依存するシーケンスを備える第2の捕捉パイロットを生成し、且つ、巡回プレフィクス及び動作の帯域幅に依存するシーケンスを備える第3の捕捉パイロットを生成するように構成され、前記第2の捕捉パイロット及び前記第3の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる、[C17]記載の無線通信装置。
[C22]
前記第1の捕捉パイロットは前記第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルされて、セクタを識別する、[C21]の無線通信装置。
[C23]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは非連続的なOFDMシンボルである、[C21]記載の無線通信装置。
[C24]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは連続的なOFDMシンボルである、[C21]記載の無線通信装置。
[C25]
前記第1の捕捉パイロットは直交系列のセットのうちの1つを利用して生成される、[C17]記載の無線通信装置。
[C26]
前記直交系列のセットはウォルシュコードのセットである、[C17]記載の無線通信装置。
[C27]
前記捕捉パイロットの中心サブキャリアは、前記捕捉パイロットのほぼ中心のサブキャリアである、[C17]記載の無線通信装置。
[C28]
前記第1の捕捉パイロットは、送信されたデータで用いられた巡回プレフィクス長を示す、[C17]記載の無線通信装置。
[C29]
前記第1の捕捉パイロットは、同期動作が利用されるか、非同期動作が利用されるかどうかを示す、[C17]記載の無線通信装置。
[C30]
前記第1の捕捉パイロットは半二重動作が利用されるかどうかを示す、[C17]記載の無線通信装置。
[C31]
前記第1の捕捉パイロットは、周波数再使用がスーパーフレームによって利用されるかどうかを示す、[C17]記載の無線通信装置。
[C32]
前記スーパーフレーム・プリアンブルに少なくとも3つのOFDMシンボルがある、[C17]記載の無線通信装置。
[C33]
スーパーフレーム・プリアンブル情報を通信する無線通信装置であって、
システム判定情報を伝える第1の捕捉パイロットを生成する手段と、
前記無線通信システム内の端末へ前記第1の捕捉パイロットを送信する手段とを備え、前記スーパーフレーム・プリアンブルは前記第1の捕捉パイロットを備える、無線通信装置。
[C34]
第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる、[C33]記載の無線通信装置。
[C35]
セクタIDに依存するシーケンスを備える第2の捕捉パイロットを生成する手段と、
巡回プレフィクス及び動作の帯域幅に依存するシーケンスを備える第3の捕捉パイロットを生成する手段と
を更に備え、前記第1、第2及び第3の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる、[C33]記載の無線通信装置。
[C36]
前記第3の捕捉パイロットは前記第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルされて、セクタを識別する、[C34]記載の無線通信装置。
[C37]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは非連続的なOFDMシンボルである、[C34]記載の無線通信装置。
[C38]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは連続的なOFDMシンボルである、[C34]記載の無線通信装置。
[C39]
前記第1の捕捉パイロットは直交系列のセットうちの1つを利用して生成される、[C33]記載の無線通信装置。
[C40]
前記直交系列のセットは、ウォルシュコードのセットである、[C39]の無線通信装置。
[C41]
前記捕捉パイロットの中心サブキャリアは、前記捕捉パイロットのほぼ中心のサブキャリアである、[C33]記載の無線通信装置。
[C42]
前記第1の捕捉パイロットは、送信されたデータで用いられた巡回プレフィクス長を示す、[C33]記載の無線通信装置。
[C43]
前記第1の捕捉パイロットは、同期動作か非同期動作が利用されるかどうかを示す、[C33]記載の無線通信装置。
[C44]
前記第1の捕捉パイロットは半二重動作が利用されるかどうかを示す、[C33]記載の無線通信装置。
[C45]
前記第1の捕捉パイロットは、周波数再使用がスーパーフレームによって利用されるかどうかを示す、[C33]記載の無線通信装置。
[C46]
スーパーフレーム・プリアンブルに少なくとも3つのOFDMシンボルがある、[C33]記載の無線通信装置。
[C47]
少なくとも1台のコンピュータに、システム判定情報を伝える第1の捕捉パイロットを生成させるコードと、
前記少なくとも1台のコンピュータに、前記第1の捕捉パイロットを前記無線通信システム内の端末へ伝達させるためのコードと
を含む、コンピュータ読み取り可能な媒体
を備える、コンピュータプログラムプロダクト。
[C48]
システム判定情報を伝える第1の捕捉パイロットを生成し、
前記無線通信システム内の端末へ前記第1の捕捉パイロットを送信する
ように構成されたプロセッサと、
前記プロセッサに結合されるメモリと
を備える、無線通信装置。
[C49]
無線通信環境において情報を受信する方法であって、
第1の捕捉パイロットを検出し、
前記第1の捕捉パイロットを利用して、システム判定情報を取得する
ことを含む、方法。
[C50]
前記第1の捕捉パイロットは、スーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる、[C49]記載の方法。
[C51]
前記第1の捕捉パイロットはシステム判定情報を含む、[C49]記載の方法。
[C52]
セクタ仮説を用いて、第2の捕捉パイロットを関連させ、
前記第2の捕捉パイロットに含まれる情報を用いて、前記第1の捕捉パイロットを関連させる
ことを更に含む、[C49]記載の方法。
[C53]
前記第1の捕捉パイロットを関連させることは、FHTを用いて関連させることを含む[C52]記載の方法。
[C54]
前記第1の捕捉パイロットを関連させることは、前記第2の捕捉パイロットから取得される位相オフセット又はPN系列を用いて関連させることを含む、[C52]記載の方法。
[C55]
前記第1の捕捉パイロットは、前記第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルされて、セクタを識別する、[C52]記載の方法。
[C56]
第3の捕捉パイロットを検出することを更に備え、前記第3の捕捉パイロットは、前記送信されたデータで用いられた巡回プレフィクス長を示す、[C52]記載の方法。
[C57]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは非連続的なOFDMシンボルである、[C56]記載の方法。
[C58]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは連続的なOFDMシンボルである、[C52]記載の方法。
[C59]
前記スーパーフレーム・プリアンブルには少なくとも3つのOFDMシンボルがある、[C49]記載の方法。
[C60]
前記第1の捕捉パイロットは、同期動作か非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用がスーパーフレームによって利用されるかどうか、又はこれらの組み合わせのうちの1つを示す、[C49]記載の方法。
[C61]
第1の捕捉パイロットを検出し、且つ前記第1の捕捉パイロットを利用して、システム判定情報を取得するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリと
を備える、無線通信装置。
[C62]
前記第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる、[C61]記載の無線通信装置。
[C63]
前記第1の捕捉パイロットは、システム判定情報を含む、[C61]記載の無線通信装置。
[C64]
前記少なくとも1つのプロセッサは、セクタ仮説を用いて、第2の捕捉パイロットを関連させ、且つ、前記第2の捕捉パイロットに含まれる情報を用いて前記第1の捕捉パイロットを関連させるように更に構成される、[C61]記載の無線通信装置。
[C65]
前記第1の捕捉パイロットを関連させることは、FHTを用いて関連させることを含む、[C64]記載の無線通信装置。
[C66]
前記第1の捕捉パイロットを関連させることは、前記第2の捕捉パイロットから取得される位相オフセット又はPN系列を用いて関連させることを含む、[C64]記載の無線通信装置。
[C67]
前記第1の捕捉パイロットは、前記第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルされて、セクタを識別する、[C64]記載の無線通信装置。
[C68]
前記少なくとも1つのプロセッサは、第3の捕捉パイロットを検出するように更に構成され、前記第3の捕捉パイロットは、前記送信されたデータで用いられた巡回プレフィクス長を示す、[C64]記載の無線通信装置。
[C69]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは非連続的なOFDMシンボルである、[C68]記載の無線通信装置。
[C70]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは連続的なOFDMシンボルである、[C68]記載の無線通信装置。
[C71]
前記スーパーフレーム・プリアンブルには少なくとも3つのOFDMシンボルがある、[C61]記載の無線通信装置。
[C72]
前記第1の捕捉パイロットは、同期動作か非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用がスーパーフレームによって利用されるかどうか、又はこれらの組み合わせのうちの1つを示す、[C61]記載の無線通信装置。
[C73]
スーパーフレーム・プリアンブル情報を受信する無線通信装置であって、
第1の捕捉パイロットを検出する手段と、
前記第1の捕捉パイロットを利用して、システム判定情報を取得する手段と
を備える、無線通信装置。
[C74]
第1の捕捉パイロットはスーパーフレーム・プリアンブル内で伝えられる、[C73]記載の無線通信装置。
[C75]
前記第1の捕捉パイロットは、システム判定情報を含む、[C73]記載の無線通信装置。
[C76]
セクタ仮説を用いて、第2の捕捉パイロットを関連させる手段と、
前記第2の捕捉パイロットに含まれる情報を用いて、前記第1の捕捉パイロットを関連させる手段と
を更に備える、[C73]記載の無線通信装置。
[C77]
前記第1の捕捉パイロットを関連させることは、FHTを用いて関連させることを含む、[C76]記載の無線通信装置。
[C78]
前記第1の捕捉パイロットを関連させることは、前記第2の捕捉パイロットから取得される位相オフセット又はPN系列を用いて関連させることを含む、[C76]記載の無線通信装置。
[C79]
前記第1の捕捉パイロットは、前記第2の捕捉パイロットのコンテンツによってスクランブルされて、セクタを識別する、[C76]記載の無線通信装置。
[C80]
第3の捕捉パイロットを検出することを更に含み、前記第3の捕捉パイロットは、前記送信されたデータで用いられる巡回プレフィクス長を示す、[C76]記載の無線通信装置。
[C81]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは非連続的なOFDMシンボルである、[C80]記載の無線通信装置。
[C82]
前記第1、第2、及び第3のシーケンスは連続的なOFDMシンボルである、[C80]記載の無線通信装置。
[C83]
前記スーパーフレーム・プリアンブルには少なくとも3つのOFDMシンボルがある、[C73]記載の無線通信装置。
[C84]
前記第1の捕捉パイロットは、同期動作か非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用がスーパーフレームによって利用されるかどうか、又はこれらの組み合わせのうちの1つを示す、[C73]記載の無線通信装置。
[C85]
少なくとも1台のコンピュータに、第1の捕捉パイロットを発見させるコードと、
前記少なくとも1台のコンピュータに、前記第1の捕捉パイロットを用いてシステム判定情報を取得させるコードとを含み、前記第1の捕捉パイロットは、同期動作か非同期動作が利用されるかどうか、半二重動作が利用されるかどうか、周波数再使用がスーパーフレームによって利用されるかどうか、又はこれらの組合せのうちの1つを示す、
コンピュータ読み取り可能な媒体を備える、
コンピュータプログラムプロダクト。
[C86]
システム判定情報を含む第1の捕捉パイロットを検出し、
前記第1の捕捉パイロットに含まれる前記システム情報を解釈する
ように構成されたプロセッサと、
前記プロセッサに結合されるメモリと
を備える、無線通信装置。