JP2005054661A - 内燃機関のキャニスタパージ制御装置 - Google Patents

内燃機関のキャニスタパージ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
エバポガス放出時の機関の空燃比変動を抑制する内燃機関のキャニスタパージ制御装置を提供することにある。
【解決手段】
内燃機関の排気ガスの空燃比を測定する空燃比センサ22a,22bと、燃料タンクで蒸発した燃料を燃焼室に放出するパージバルブ41を有する。パージ制御装置30aは、空燃比センサによって検出された空燃比を用いて、空燃比フィードバック制御および空燃比学習制御およびパージ空燃比を推定し、燃料噴射量の補正を行う。パージ空燃比推定手段30Ca,30Cbは、パージ空燃比後進条件が成立した時にパージ空燃比を推定し、吸入空気量に対するパージ流量の割合が変化した時は、パージ空燃比の推定値の更新を禁止する。
【選択図】 図3


Description

本発明は、内燃機関のキャニスタパージ制御装置に係り、特に、パージ空燃比を推定し、この推定値に応じて燃料噴射量を補正することによって空燃比の変動を抑制させる内燃機関のキャニスタパージ制御装置に関する。
一般に内燃機関には、燃料噴射弁による燃料供給のほか、燃料タンク内で発生する蒸発燃料(エバポガス)を吸気系に放出して供給するエバポパージ処理を行うものがある。このエバポパージ処理は、エバポガスをキャニスタに回収・吸着させた後、キャニスタに外気を導入することによって吸気系に放出するものである。
そして、このように、エバポパージ処理を行った場合には、エバポパージ処理による燃料と、燃料噴射弁による燃料とを合わせた空燃比制御が必要であることから、エバポガスを考慮したパージ制御装置に関する技術が提案されている。
本発明者は、回収燃料をエンジンへパージする場合の空燃比の学習制御方法として、特開2002−70659号公報に記載されているように、空燃比学習値の更進処理中もエバポパージ処理を中断させずに、空燃比学習期間はパージ制御量を空燃比学習へ影響を与えない程度の小さい値(固定値)に設定し、空燃比学習による学習値の更新とエバポパージ処理を交互に行なう方法を提案している。また、空燃比変動を抑制するため、エバポパージ中の空燃比フィードバック値よりエバポ空燃比を推定し、該濃度値に応じてパージバルブを制御し、燃料噴射弁出力値を補正することで、空燃比学習期間およびパージ期間においても安定した空燃比制御を実現している。
特開2002−70659号公報
しかしながら、特開2002−70659号公報に記載されている方法では、エバポガスを考慮したパージ制御装置におけるエバポ空燃比の推定は、吸入空気量に対するエバポガスの量の割合が一定でないと正しく行われず、エバポガス放出時の燃料噴射量の補正が正しく行われないという問題があった。また、パージ流量が不安定となるパージバルブの開度が小さい時においても、エバポ空燃比の推定は正しく行われないという問題があった。すなわち、特開2002−70659号公報に記載されている方法では、エバポ空燃比の推定誤差を発生させる要因について格別の配慮がされていないものであった。
本発明の目的は、エバポガス放出時の機関の空燃比変動を抑制する内燃機関のキャニスタパージ制御装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、内燃機関の排気ガスの空燃比を測定する空燃比センサと、燃料タンクで蒸発した燃料を燃焼室に放出するパージバルブを有し、前記空燃比センサによって検出された空燃比を用いて、空燃比フィードバック制御および空燃比学習制御およびパージ空燃比を推定し、燃料噴射量の補正を行う内燃機関のキャニスタパージ制御装置において、パージ空燃比後進条件が成立した時にパージ空燃比を推定し、吸入空気量に対するパージ流量の割合が変化した時は、パージ空燃比の推定値の更新を禁止するパージ空燃比推定手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、エバポ空燃比の推定誤差を発生させる運転状態にある時は、エバポガスの推定を停止して、エバポガス放出時の機関の空燃比変動を抑制し得るものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記パージ空燃比推定手段は、前記パージバルブの開度が所定値以下の時は、パージ空燃比の推定値の更新を禁止するようにしたものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記パージ空燃比推定手段は、パージバルブの開度が所定値以上となってから一定期間は、パージ空燃比の推定値の更新を禁止するようにしたものである。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記パージ空燃比推定手段は、燃料噴射量の補正量が所定値以上の時は、パージ空燃比の推定値の更新を禁止するようにしたものである。
本発明によれば、エバポガス放出時の機関の空燃比変動を抑制することができる。
以下、図1〜図11を用いて、本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の構成及び動作について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置を備えたエンジンシステムの全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置を備えたエンジンシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
内燃機関1は、V型6気筒エンジンであり、各バンク3づつの気筒27a,27bを備えている。気筒27a,27bには、吸気マニホールド11a,11b及び排気マニホルド21a,21bが設置されている。吸気マニホルド11a,11bは、分岐した吸気管として構成されている。
また、吸気マニホルド11a,11bは、サージタンク9及びスロットルボディ5を介してエアクリーナ2に接続されている。エアクリーナ2の入り口部3から吸入された空気は、吸気ダクト4を通ってスロットルボディ5に入る。吸気ダクト4には、吸気空気量を検出する空気流量計(AFM)7が設置され、スロットルスロットルボディ5には、空気流量を制御する絞り弁6及び絞り弁6の開度を計測するスロットルセンサ8が設置されている。また、スロットルボディ5には、絞り弁6をバイパスする補助空気バルブ(ISCバルブ)10が設けられており、アイドル回転数が一定に保たれるように空気量が制御されている。スロットルボディ5を通った空気はサージタンク9に入り、吸気マニホルド11a,11bによって分配されて、気筒27a,27b内に入る。
一方、燃料タンク13内の燃料は、燃料ポンプs26で吸引・加圧され、燃料フィルタ15を通り、吸気マニホルド11に設置された燃料を燃焼室に噴射する燃料噴射弁(インジェクタ)12a,12bに供給されて噴射される。ここで、燃料タンク13内で発生した蒸発燃料(エバポガス)は、配管46を通って蒸発燃料を回収する手段であるキャニスタ40に吸着され、一時回収される。キャニスタ40には、外気を導入する空気導入口45が設けられている。回収燃料は、内燃機関1の運転中において、空気導入口45からの空気とともに、配管47および燃料を燃焼室に放出する手段であるキャニスタパージバルブ41を経由して、サージタンク9に導かれた後に、気筒27a、27bに供給され、エバポガスの外部への排出が抑制される。キャニスタパージバルブ41の通電により負圧が
導入され、パージ流量が調整・制御される。なお、パージ流量は、内燃機関1への吸入空気量に比例したパージ率として制御され、後記するようにO2フィードバックに対する悪影響の防止が図られている。
気筒27a,27b内の混合気は、点火プラグ18a,18bによって点火・燃焼された後、排気マニホールド21a,21bに送られ、前触媒23a,23bおよび主触媒24で浄化された後に、マフラー25を経由して排出される。排気マニホールド21a,21bには、2値を出力して機関空燃比を検出する手段であるO2センサ22a,22bが配置されている。
エンジン回転数の検出燃料噴射時期及び点火時期を制御するための基礎信号であるカム角センサ17、空気流量計7、スロットルセンサ8、O2センサ22a、22b、内燃機関1の温度を検出する水温センサ20等のエンジン状態を表す信号は、パージ制御装置を備えたエンジン制御装置(コントロールユニット:CU)30に入力される。コントロールユニット30は、これらの信号に基づいて、所定の演算処理を行って空燃比制御等の各種制御を行い、インジェクタ12a,12b、ISCバルブ10、キャニスタパージバルブ41等に各駆動信号を出力する。
次に、図2を用いて、本実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置を構成するコントロールユニット30の構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置を構成するコントロールユニットムの構成を示すブロック図である。
コントロールユニット30は、MPU31と、読み書き自由なRAM32と、読み出し専用ROM33と、入出力を制御するI/OLSI34とから構成されている。これらは、それぞれバス35,36,37で連絡されており、各データのやりとりが行われる。具体的には、MPU60は、空気流量計7、カム角センサ17、O2センサ22a,22b、スロットルセンサ8、水温センサ20等の前記エンジン状態を表す信号を、I/OLSI34からバス37を通して受け取り、ROM33に記憶された処理内容を順次呼び出した所定の処理を行い、RAM32に記憶させた後、再びI/OLSI34からインジェクタ12a,12b,12c,12d,12e,12f、ISCバルブ10、燃料ポンプs26、キャニスタパージバルブ41等に各駆動信号を出力している。
次に、図3を用いて、本実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の構成を示す制御ブロック図である。
パージ制御装置30aは、内燃機関自身のばらつきによるベースの空燃比学習処理を各バンク別に行い、またキャニスタ40からのエバポガスの放出によるパージ処理とを切り換えて各処理を行っている。
具体的には、パージ制御装置30aは、パージ期間・空燃比学習期間切り換え手段0Aと、Aバンクの空燃比フィードバック手段30Baと、Bバンクの空燃比フィードバック手段30Bbと、Aバンクのパージ空燃比算出手段30Caと、Bバンクのパージ空燃比算出手段30Cbと、Aバンクの空燃比学習手段30Daと、Bバンクの空燃比学習手段30Dbと、パージ空燃比比較手段30Eと、制御パージ率算出手段30Fと、Aバンクの燃料噴射補正手段30Gaと、Bバンクの燃料噴射補正手段30Gbとを備えている。
パージ期間・空燃比学習期間切り換え手段30Aは、図4及び図5を用いて後述するように、O2センサ22a,22b等の出力信号に基づいて、空燃比学習条件,パージ条件等の所定条件が成立するか否かを判定し、空燃比を学習制御する手段30Da,30Dbによる空燃比学習処理の期間と、パージ流量を制御する手段パージ空燃比算出手段30Ca,30Cbによるパージ処理による期間とを切り換えている。
空燃比フィードバック手段30Ba,30Bbは、それぞれ、O2センサ22a,22bによる前記燃焼室から排出された排気ガスの実空燃比が目標空燃比になるように、各バンク毎に空燃比フィードバック制御を行っており、パージ期間及び空燃比学習期間等を入力し、テンポラリ分である空燃比フィードバック値αを算出して、パージ空燃比算出手段30Ca,30Cbや、空燃比学習手段30Da,30Db並びに燃料噴射補正手段30Ga,30Gbに出力する。
パージ空燃比算出手段30Ca,30Cbは、それぞれ、空燃比フィードバック値αと前記パージ率Kevpに基づいて、パージ空燃比AFevp及びパージ空燃比補正KLMNTCを推定して、燃料噴射補正手段30Ga,30Gbに出力する。
空燃比学習制御手段30Da,30Dbは、空燃比フィードバック制御を行うべく、空燃比フィードバック手段30Ba,30Bbによる補正量が所定値になるように学習を行っており、空燃比フィードバック値αに基づいて学習補正値αmを算出し、燃料噴射補正手段30Ga,30Gbに出力する。
パージ空燃比比較手段30Eは、パージ空燃比算出手段30Ca,30Cbにて算出された各バンクのパージ空燃比を比較し、結果を制御パージ率算出手段30Fに出力する。
制御パージ率算出手段30Fは、絞り弁3の通過空気量Qtvoとキャニスタ40のパージ流量Qevpに基づいてパージ期間中の制御パージ率Kevpを算出し、この制御パージ率Kevpに基づいてキャニスタパージ41に駆動信号を出力して、エバポガスを気筒27に放出させる。
燃料噴射補正手段30Ga,30Gbは、エンジン回転数Ne及び吸入空気量Qaに基づく基本噴射量を補正するものであり、空燃比フィードバック手段30Ba,30Bbによる空燃比フィードバック値αa,αbと、空燃比学習手段30Da,30Dbによる学習補正値αma,αmbと、パージ空燃比算出手段30Ca,30Cbによるパージ空燃比補正KLMNTCA,KLMNTCBとの3つの補正値等に基づいて基本噴射量を補正し、インジェクタ12a,12bに出力する。
次に、図4及び図5を用いて、本実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置のパージ期間・空燃比学習期間切り換え手段30Aの動作について説明する。
図4及び図5は、本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置のパージ期間・空燃比学習期間切り換え手段の動作を示すフローチャートである。なお、図4は、空燃比学習期間の動作を示しており、図5は、パージ期間の動作を示している。
最初に、図4を用いて、空燃比学習期間の動作について説明する。
図4のステップs100において、パージ期間・空燃比学習期間切り換え手段30Aは、エンジン始動後、空燃比フィードバック条件が成立しているか否かを判定する。空燃比フィードバック条件が成立している場合とは、燃料カット状態ではない、負荷が安定している等、空燃比フィードバック状態にある場合であり、このときは、ステップs101に進む。一方、空燃比フィードバック条件が成立していないときにはこの動作を繰り返す
次に、ステップs101において、空燃比学習条件が成立しているか否かを判定し、負荷がより安定している等、空燃比学習状態にある場合は、ステップs102に進む。一方、空燃比学習条件が成立していないときにはこの動作を繰り返す。
次に、ステップs102において、初回のベース空燃比学習が未終了か否かを判定し、未終了の場合は、ベース空燃比学習期間としてステップs103に進む。一方、ベース空燃比学習が終了している場合は、ステップs108に進む。
初回のベース空燃比学習が未終了の場合、ステップs103において、バンクAのベース空燃比学習を行う。空燃比学習が行われると、ステップs104において、該当エリアの学習回数カウンタKLCONTを1つカウントアップしてステップs105に進む。
次に、ステップs105において、学習回数カウンタが所定回数KLCNTになったか否かを判定し、所定回数KLCNTになった場合には、初回ベース空燃比学習が終了したとしてステップs106に進む。一方、ステップs105で空燃比学習の積算回数KLCNTよりも小さいときは、空燃比学習期間が未だ終了していないことからステップs103に進み、前記各動作を繰り返す。すなわち、前記空燃比学習期間は、リッチ及びリーン周期に比例した期間に設定されている。
ステップs105において、学習回数カウンタが所定回数KLCNTになったと判定されると、ステップs106において、初回ベース空燃比学習を終了し、ステップs107において、バンクAのベース空燃比学習期間を終了する。
ステップs102でNOと判定されると、ステップs108において、パージ期間が終了したかを判定する。パージ期間が終了している場合はベース空燃比学習期間としてステップs109へ進む。一方パージ期間が終了していない場合はパージ期間として、ステップs111へ進む。
パージ期間が終了している場合は、ステップs109において、バンクAのベース空燃比学習を行う。そして、ステップs110において、空燃比フィードバック手段30Ba,30Bbにて、O2センサ22のリッチ及びリーンの周期が所定回数LRNCNTになったか否かを判定し、所定回数LRNCNTになった場合は、ベース空燃比学習期間終了としてステップs107へ進む。一方、所定回数LRNCNTに達していない場合は、ベース空燃比期間とする。
ステップs108において、パージ期間が終了していないと判定されると、ステップs111において、パージ期間とする。
次に、図5を用いて、空燃比学習期間パージ期間切り換え手段30Aのパージ期間の動作について説明する。
ステップs200において、パージ期間・空燃比学習期間切り換え手段30Aは、バンクAの空燃比学習が終了したかを判定する。終了している場合はステップs201へ進む。終了していない場合は空燃比学習期間を継続する。
次に、ステップs201において、バンクBの空燃比学習が終了したかを判定する。終了している場合はステップs202へ進む。終了していない場合は空燃比学習期間を継続する。
次に、ステップs202において、機関始動後経過時間、機関冷却水温、負荷等のパージ条件が成立したかを判定する。条件が成立した場合は、パージ期間としてステップs203へ進む。終了していない場合はパージ条件が成立するまで待機する。
パージ条件が成立すると、ステップs203において、パージ期間とし、ステップs204において、ベース空燃比学習を禁止する。
次に、ステップs205において、パージ空燃比推定の基になるエバポ濃度の算出前における初回のパージ期間であるかを判定し、初回のパージ期間である場合は、ステップs206に進み、パージ率CTRTCTLを徐々に上げ、さらに、ステップs207において、パージ率CTRTCTLを目標パージ率CPBASEとする。ステップs205で、初回のパージ期間でないと判定された場合は、ステップs207に進み、パージ率CTRTCTLをCPBASEとする。なお、目標パージ率については、後述する。
次に、ステップs208において、パージ空燃比推定手段30Ca,30Cbは、パージ空燃比の更新条件を判定し、更新条件が成立している時のみステップs209に進む。なお、パージ空燃比の更新条件については、図6を用いて後述するが、エバポ空燃比の推定するにあたって、誤差を発生させる運転状態にある時は、エバポガスの推定を停止し、前回の推定値を保持する。エバポガスの推定に誤差を発生させる要因として、吸入空気量に対するエバポガスの放出量の割合が一定でない場合や、エバポガスの放出が安定的に行われないパージバルブの開度が小さい時および燃料噴射の補正量は所定値以上となって、機関の空燃比が安定していない場合などがあり、これらの状態を判定した場合、エバポ空燃比の推定を停止する。さらにエバポ空燃比推定値よる燃料噴射補正量に制限を設けることで、異常推定時における機関の保護を行うようにする。
次に、ステップs209において、パージ空燃比推定手段30Ca,30Cbは、各バンクのパージ空燃比PDENA,PDENBを推定する。パージ空燃比の推定方法については後述する。
次に、ステップs210において、パージ空燃比推定手段30Ca,30Cbは、ステップs209にて推定したパージ空燃比PDENA,PDENBより、各バンクのパージ空燃比燃料補正値KLMNTAC,KLMNTCBを算出する。
次に、ステップs211において、燃料噴射補正手段30Ga,30Gbは、ステップs210にて算出したパージ空燃比燃料補正値KLMNTAC,KLMNTCBより各バンクの燃料パルスTiA,TiBを補正する。
次に、ステップs212において、空燃比フィードバック手段30Ba,30Bbは、AバンクのO2センサ22のリッチ及びリーンの周期が所定回数LRNCNTになったか否かを判定し、所定回数LRNCNTになった場合は、ステップs213へ進む。一方、所定回数LRNCNTに達していない場合は、ステップs212の判定を繰り返す。
次に、ステップs213において、BバンクのO2センサ22のリッチ及びリーンの周期が所定回数LRNCNTになったか否かを判定し、所定回数LRNCNTになった場合は、ステップs214に進み、パージ期間終了とする。一方、所定回数LRNCNTに達していない場合は、ステップs212まで戻り、ステップs212,ステップs213の動作を繰り返す。
次に、図6を用いて、本実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置のパージ期間・空燃比学習期間切り換え手段30Aにおけるパージ空燃比更新条件について説明する。
図6は、本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置のパージ期間・空燃比学習期間切り換え手段におけるパージ空燃比更新条件を示すフローチャートである。
最初に、ステップs300において、制御パージ率が一定であるか否かを判定し、パージ率一定である場合は、ステップs301に進む。制御パージ率が変化した場合は、パージ空燃比更新条件を最初からやり直す。
次に、ステップs301において、パージバルブの開度CPCVONが所定値(INHCP)以上となってから、一定期間(INGCPTM)経過したか否かを判定し、この条件を満たす場合にはステップs302に進む。この時のパージバルブの開度の判定の閾値(INHCP)は、バルブの無効パルス分を含めて5〜20%とすることが実験的に検証されている。また期間の判定の閾値(INGCPTM)は、2〜5秒とすることが実験的に検証されている。
次に、ステップs302において、バンクAの燃料噴射の補正量COEFAが所定値(INHCPCEF)以下であるか否かを判定し、補正量が所定値以下のときは、ステップs303へ進む。補正量が所定値以上のときは、パージ空燃比更新条件判定を最初からやり直す。
次に、ステップs303において、バンクBの燃料噴射の補正量COEFBが所定値(INHCPCEF)以下であるか否かを判定し、補正量が所定値以下のときは、ステップs304へ進む。補正量が所定値以上のときは、パージ空燃比更新条件判定を最初からやり直す。なお、ステップs302および303の判定の補正量の閾値(INHCPCEF)は、実験に燃料噴射量の5〜10%程度するとが実験的に検証されている。
ステップs300〜ステップs303の条件を満たすとき、ステップs304において、パージ空燃比更新成立とし、判定処理を終了する。
次に、図7及び図8を用いて、本実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の制御パージ率算出手段30Fの動作について説明する。
図7は、本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の制御パージ率算出手段において求める目標パージ率の説明図である。図8は、本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の制御パージ率算出手段において求める制御パージ率の説明図である。
制御パージ率算出手段30Fは、最初に目標パージ率を決定し、次に制御パージ率を算出する。
図7に示すように、目標パージ率は、パージ空燃比が大きい、すなわちエバポ濃度の推定値PDENが小さい場合、若しくは、パージ空燃比が小さい、すなわちエバポ濃度の推定値PDENが大きい場合には、目標パージ率を絞って低く設定される。前者は、空パージによるA/Fリーンと燃料タンク13への余分な負圧の導入を防止するためであり、後者は、熱害走行時のようにエバポ濃度が高いときの運転性の悪化を防止するためである。そして、パージ空燃比の中間値において目標パージ率を高く設定し、パージ流量を稼いでいる。
次に、制御パージ率は、内燃機関1の吸入空気量Qaに対するパージ流量Qevpの比(Qevp/Qa)によって算出され、これによりパージ制御量が求められる。ここで、吸入空気量Qaは、走行状態によって大きく変化する一方で、パージ流量Qevpはキャニスターパージバルブ41の最大流量に制限されているので、吸入空気量Qaの増加に伴って制御パージ率は減少し、一定に保持され、さらに吸入管負圧が大気圧に近づくと、パージ流量Qevpが減少することから、この場合にも制御パージ率は、一定に保持されなくなるものである。
そこで、図8に示すような、エンジン回転数とエンジン負荷から求められる最大パージ率マップを参照して、キャニスターパージバルブ41の全開時(バルブDUTY100%)における制御パージ率を予め設定し、パージ率の一定保持を図っている。
これにより、パージ率算出手段30Fによる制御パージ率を最大パージ率で除することで、キャニスターパージバルブ41に対する制御Dutyを求めることができる。なお、最大パージ率以上のパージ流量を流すことは困難であることから、パージ率算出手段30Fによる制御パージ率は、最大パージ率によって制限されている。
次に、図9を用いて、本実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の空燃比フィードバック手段30Ba,30Bbによる空燃比フィードバック値αの算出方法について説明する。なお、空燃比フィードバック手段30Ba,30BbはA,Bバンクそれぞれ同様の動作を行うため、一方の動作のみ説明する。
図9は、本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の空燃比フィードバック手段による空燃比フィードバック値算出方法を示すフローチャートである。
最初に、ステップs400において、O2センサ22の出力を読み込み、ステップs401において、Rich(機関空燃比が小さい)かLean(機関空燃比が大きい)かを判定する。Richの場合にはステップs402に進み、Leanの場合にはステップs405に進む。なお、Rich,すなわち、機関空燃比が小さいときには、O2センサ22の出力が約0.8v程度になり、一方、Lean,すなわち、機関空燃比が大きいときには、O2センサ22の出力が0.2v程度になるため、この出力値と所定値(0.5v)を比較することによりRich判定若しくはLean判定がなされている。
Richの場合には、ステップs402において、前回の処理状態をチェックする。つまり、前回がRichであったか否か判定し、前回がRichでなく、Lean状態であった場合には、今回、LeanからRich状態に変化したことになるため、ステップs403に進み、空燃比フィードバック値αは、以下の式(1)に示すように、比例制御(減算)を行い、

α=α−ARP …(1)

次に、ステップs408に進む。ここで、ARPはRich時の比例補正分であり、このデータはROM33に記憶されている。
一方、 ステップs402において、前回がRich状態と判定されると、ステップs404に進み、以下の式(2)に示すように、積分制御(減算)を行い、

α=α−ARI …(2)

次に、ステップs408に進む。ここで、ARIはRich時の積分補正分であり、このデータはROM33に記憶されている。
一方、ステップs401において、Leanと判定されると、ステップs405において、ステップs402と同様に、前回の処理状態をチェックする。つまり、前回がRichであったか否か判定し、前回がRichである場合には、今回、RichからLeanに状態が変化したことになるため、ステップs403に進んみ、以下の式(3)に示すように、比例制御(加算)を行い、

α=α−ALP …(3)

次に、ステップs408に進む。ここで、ALPはReah時の比例補正分であり、このデータはROM33に記憶されている。
一方、ステップs405において、前回がRich状態でないときには、ステップs407に進み、以下の式(4)に示すように、積分制御(加算)を行い、

α=α+ALI …(4)

次に、ステップs408に進む。ここで、ALIはRean時の積分補正分であり、このデータはROM33に記憶されている。
次に、ステップs408において、ステップs403,ステップs404,ステップs406又はステップs407で求められた各空燃比フィードバック値αをRAM32に格納し、次に、ステップs409において、加重平均処理で各空燃比フィードバック値αの平均化処理後の平均空燃比フィードバック値αaveを求め、一連の動作を終了する。
次に、パージ空燃比算出手段30Ca,30Cbの処理内容について説明する。空燃比算出についてもA,Bバンクそれぞれ、同様の動作を行うため、一方の動作のみ説明する。
最初に、エバポガスが、内燃機関1の空燃比に与える影響について、以下に説明する。気筒27内に供給される混合気による機関空燃比AFcy1は、以下の式(5)により算出される。

AFcy1=(Qtvo+qAevp)/(Qinj+qFevp) …(5)

ここで、Qtvoは絞り弁3の通過空気量、Qinjはインジェクタ12による燃料噴射量、qAevpはキャニスタ40を通過する新鮮な空気、qFevpはキャニスタ40から離脱する燃料量である。
また、パージ空燃比AFevpは、以下の式(6)により、

AFevp=(qAevp/qFevp) …(6)

と算出される。
そして、キャニスタパージバルブ41を通過するパージ流量Qevpは、以下の式(7)で示される。

Qevp=qAevp+qFevp …(7)

ここで、システム上は、空燃比フィードバックにおいて、機関空燃比AFcy1が理論空燃比14.7となるように制御されるので、空燃比フィードバック値αとすると、式(8)のようになる。

14.7=(Qtvo+qAevp)/(α×Qinj+qFevp)…(8)

式(8)を空燃比フィードバック値αでまとめると、式(9)のようになる。

α=(Qtvo+qAevp)/(14.7×Qinj)−(qFevp/Qinj)…(9)

そして、インジェクタ12による燃料噴射量Qinjは、理論空燃比14.7になるように調整されるので、式(9)から燃料噴射量Qinj(=Qtvo/14.7)を消去すると、式(10)が得られる。

α=1+(qAevp/Qtvo)−((14.7×qFevp/Qtvo)…(10)

よって、式(6),式(7),式(10)から、以下の式(11)が得られる。

α=1+(Qevp/Qtvo)×((AFevp−14.7/AFevp+1)…(11)

したがって、式(11)から、制御パージ率(Qevp/Qtvo)を一定に制御できれば、パージ空燃比算出手段30Cは、空燃比フィードバック値αに基づいてパージ空燃比AFevpを算出できる。また、噴射パルスの補正に用いられるパージ空燃比補正値KLMNTCは、式(11)の(AFevp−14.7)/(AFevp+1)の部分をエバポ濃度の推定値PDENとし、空燃比フィードバック値αの偏差(α−1)を制御パージ率(Qevp/Qa)で除することによって算出される。
なお、パージ空燃比算出手段30Cにおけるパージ空燃比の算出は、制御パージ率を一定に保つことが必要であり、運転状態でこれが保てない場合は、パージ空燃比の算出および更新を停止し、前回のパージ空燃比を保持する。その後再度パージ空燃比の算出を行う。
次に、燃料噴射補正手段30Ga,30Gbによる燃料噴射量TIの補正方法について説明する。
エバポ分の燃料量TIEVPは、以下の式(12)により算出される。

TIEVP=(Qevp/Qtvo)×PDEN×TP×COEF…(12)

ここで、TPは基本燃料パルス幅であり、COEFは補正量である。
つまり、空燃比フィードバック値αの偏差(α−1)に現在の燃料の過不足分を示していることから、この偏差(α−1)に現在の噴射予定燃料(TP×COEF)を乗ずることにより、エバポ分の燃料量TIEVPが算出されることになる。 したがって、キャニスターパージバルブ41が開となり、エバポガスがサージタン9に放出されても、燃料噴射量TIからエバポ分の燃料量TIEVPを減ずれば機関空燃比を一定に保つことができることが解る。これは、以下の式(13)のように現すことができる。

TI=(TP×COEF×α)−TIEVP
=(TP×COEF×α)
−(Qevp/Qtvo)×PDEN×TP×COEF
=(TP×COEF)×(α−(Qevp/Qtvo)×PDEN)…(13)

また、ベース空燃比学習が正確に行われていれば、空燃比フィードバック値αは1.0付近に収束されることを考慮して、α=1.0として整理すると、式(14)のようになる。

TI=(TP×COEF)×(1−(Qevp/Qtvo)×PDEN …(14)

そして、エバポ濃度の補正値であるパージ空燃比補正値KLMNTCを用いると、式(15)のようになる。

TI=(TP×COEF)×(1−KLMNTC) …(15)

ここで、KLMNTCは、(Qevp/Qtvo)×PDENである。
したがって、燃料噴射補正手段30Ga,30Gbは、式(15)に基づいて、空燃比フィードバック値αの偏差(α−1)から求まる空燃比補正値KLMNTCで燃料噴射量を補正することにより、エバポ分の影響を吸収することができ、機関空燃比の変動を防止することができる。
なお、エバポ空燃比推定において、何らかの要因で誤推定があった場合、KLMNTCが異常値になり、結果機関への燃料噴射量が、異常に多いまたは以上に少なると、機関故障の原因となる可能性があるため、空燃比補正値KLMNTCを所定範囲内に制限する。
次に、図10を用いて、本実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の空燃比学習手段30Da,30Dbによる学習補正係数αmの更新方法について説明する。
図10は、本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の空燃比学習手段による学習補正係数αmの更新方法を示すフローチャートである。
ステップs500において、空燃比学習手段30Dは、空燃比学習期間を確認して、ステップs501に進む。
次に、ステップs501において、空燃比フィードバック30Ba,30Bbから、空燃比フィードバック値αa,αbを読み込んでステップs502に進む。
次に、ステップs502において、空燃比学習手段30Da,30Dbは、当該エリアの空燃比学習補正係数αma,αmbを更新して、一連の動作を終了する。
次に、図11を用いて、本実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の燃料噴射補正手段30Ga,30Gbによる実噴射幅Tea,Tebの算出方法について説明する。
図11は、本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の燃料噴射補正手段による実噴射幅の算出方法を示すフローチャートである。
最初に、ステップs600において、燃料噴射補正手段30Gは、エンジン回転数Neを読み込み、次に、ステップs601において、吸入空気量Qaを読み込み、次に、ステップs602において、以下の式(16)により、基本噴射量Tpを計算する。

Tp=Kinj×Qa/Ne …(16)

ここで、Kinjは、インジェクタ噴射量係数である。
次に、ステップs603において、各種の補正係数COEFを読み込んだ後、燃料噴射幅TIOUTを、以下の式(17)により、

TIOUT=Tp×COEF …(17)

と計算する。
次に、ステップs604において、空燃比フィードバック手段30Ba,30Bbにて算出されたテンポラリ分の空燃比フィードバック値αを読み込む。
次に、ステップs605において、パージ空燃比算出手段30Ca,30Cbにて算出されたパージ期間分のパージ空燃比補正値KLMNTCを読み込む。
最後に、ステップs606において、空燃比学習手段30Da,30Dbにて算出された学習期間分の空燃比学習値αmを読み込み、燃料噴射幅TIOUTを補正し、以下の式(18)により、実噴射幅Teを計算して一連の動作を終了する。
Te=TIOUT×(α+αm+KLMNTC)+Ts …(18)

ここで、Tsはインジェクタ12の無効パルス幅である。そして、実噴射幅Teに基づいて、I/OLS134からインジェクタ12に通電され、燃料が噴射される。なお、式(18)の実噴射幅の演算は、燃料噴射補正手段30Ga,30Gbのそれぞれで行われる。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の空燃比センサより推定されるパージ空燃比から、パージ空燃比の最大値を選択し、これを基に一つのパージバルブの制御を制御することで、過剰パージによる空燃比変動を抑制することにより、自動車に対する規制、例えば、北米排気ガス規制及びランロス規制にも充分に対応することができる。
また、運転状態を限定してパージ空燃比を推定し、パージ時の燃料噴射量を補正することで、機関の空燃比変動を抑えることができる。
なお、本発明には、以下の実施の形態が含まれるものである。
(5)請求項4項の内燃機関のキャニスタパージ制御装置において、前記パージ空燃比推定手段は、複数のグループに分割して燃料噴射の補正を実施している場合、いずれかの補正量が所定値以上となった時に、パージ空燃比の推定値の更新を禁止する。
(6)請求項1項の内燃機関のキャニスタパージ制御装置において、前記パージ空燃比推定手段は、パージ空燃比の推定値による燃料噴射量の補正量を、所定範囲に限定する。
(7)(6)記載の内燃機関のキャニスタパージ制御装置において、前記パージ空燃比推定手段は、パージ空燃比の推定値による燃料噴射量の補正量を、所定範囲に限定されている時は、パージ空燃比の推定値の更新を禁止する。
(8)請求項1項の内燃機関のキャニスタパージ制御装置において、前記パージ空燃比推定手段は、車両の加速および減速を行う直前と直後で、吸入空気質量とエンジン回転数および吸入空気量に対するパージ量の割合が同一であれば、パージ時の燃料噴射量を同一とする。
(9)請求項1項の内燃機関のキャニスタパージ制御装置において、前記パージ空燃比推定手段は、短期間にパージの開閉を繰り返す動作を行う直前と直後で、吸入空気質量とエンジン回転数および吸入空気量に対するパージ量の割合が同一であれば、パージ時の燃料噴射量を同一とする。
(10)請求項1項の内燃機関のキャニスタパージ制御装置において、前記パージ空燃比推定手段は、所定値より小さいパージバルブの開度でパージを行う直前と直後で、吸入空気質量とエンジン回転数および吸入空気量に対するパージ量の割合が同一であれば、パージ時の燃料噴射量を同一とする。
本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置を備えたエンジンシステムの全体構成を示すシステム構成図である。 本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置を構成するコントロールユニットムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の構成を示す制御ブロック図である。 本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置のパージ期間・空燃比学習期間切り換え手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置のパージ期間・空燃比学習期間切り換え手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置のパージ期間・空燃比学習期間切り換え手段におけるパージ空燃比更新条件を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置のパージ期間・空燃比学習期間切り換え手段におけるパージ空燃比更新条件を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の制御パージ率算出手段において求める制御パージ率の説明図である。 本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の空燃比フィードバック手段による空燃比フィードバック値算出方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の空燃比学習手段による学習補正係数αmの更新方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による内燃機関のキャニスタパージ制御装置の燃料噴射補正手段による実噴射幅の算出方法を示すフローチャートである。
符号の説明
12a,12b…インジェクタ
41…キャニスタパージバルブ
30a…キャニスタパージ制御装置
30A…パージ期間・空燃比学習期間切り替え手段
30Ba,30Bb…空燃比フィードバック制御手段
30Ca,30Cb…パージ空燃比推定手段
30Da,30Db…空燃比学習手段
30E…パージ空燃比比較手段
30F…制御パージ率算出手段
30Ga,30Gb…燃料噴射量補正手段

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気ガスの空燃比を測定する空燃比センサと、燃料タンクで蒸発した燃料を燃焼室に放出するパージバルブを有し、
    前記空燃比センサによって検出された空燃比を用いて、空燃比フィードバック制御および空燃比学習制御およびパージ空燃比を推定し、燃料噴射量の補正を行う内燃機関のキャニスタパージ制御装置において、
    パージ空燃比後進条件が成立した時にパージ空燃比を推定し、吸入空気量に対するパージ流量の割合が変化した時は、パージ空燃比の推定値の更新を禁止するパージ空燃比推定手段を備えたことを特徴とする内燃機関のキャニスタパージ制御装置。
  2. 請求項1項記載の内燃機関のキャニスタパージ制御装置において、
    前記パージ空燃比推定手段は、前記パージバルブの開度が所定値以下の時は、パージ空燃比の推定値の更新を禁止することを特徴とする内燃機関のキャニスタパージ制御装置。
  3. 請求項1項記載の内燃機関のキャニスタパージ制御装置において、
    前記パージ空燃比推定手段は、パージバルブの開度が所定値以上となってから一定期間は、パージ空燃比の推定値の更新を禁止することを特徴とする内燃機関のキャニスタパージ制御装置。
  4. 請求項1項記載の内燃機関のキャニスタパージ制御装置において、
    前記パージ空燃比推定手段は、燃料噴射量の補正量が所定値以上の時は、パージ空燃比の推定値の更新を禁止することを特徴とする内燃機関のキャニスタパージ制御装置。

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