JP2012226879A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の照明装置を隣接して設置することのできる照明装置を提供する。
【解決手段】本発明の照明装置1aは、Tバー2に設置されるシステム天井用の照明装置である。照明装置1aは、Tバー2に設置される照明装置本体10と、照明装置本体10の内部に設置される光源11と、Tバー2に照明装置本体10を支持するための少なくとも2対の支持部材17a・17a、17a’・17a’とを備えている。そして、対をなす一方の支持部材17a(17a’)と、他方の支持部材17a(17a’)とは、互いに対向して配置された位置からずれて設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の照明装置1aは、Tバー2に設置されるシステム天井用の照明装置である。照明装置1aは、Tバー2に設置される照明装置本体10と、照明装置本体10の内部に設置される光源11と、Tバー2に照明装置本体10を支持するための少なくとも2対の支持部材17a・17a、17a’・17a’とを備えている。そして、対をなす一方の支持部材17a(17a’)と、他方の支持部材17a(17a’)とは、互いに対向して配置された位置からずれて設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の照明装置を隣接して設置することのできる照明装置に関する。
近年、複雑化、多様化する高層ビルやインテリジェントビルなどでは、省施工性、快適性、経済性、安全性あるいはレイアウトの自由度といった観点から、システム天井(グリッドシステム天井)が採用されている。このシステム天井は、天井に金属製のTバー(骨組み)を格子状に施設し、施設したTバーの上に天井仕上げ材を載せて施工するものである。システム天井は、間仕切りに合わせて効率的なレイアウトが可能である。
例えば、特許文献1には、システム天井に設置されるシステム天井用照明装置が開示されている。図14は、特許文献1の照明装置100を床側から見た平面図である。図14のように、照明装置100では、光源ユニット150が本体フレーム170に対して着脱可能に設置されている。また、本体フレーム170は、1対のTバー取り付け金具180・180により、システム天井の格子状に施設されたTバーの所要箇所に固定される。
しかしながら、従来のシステム天井用照明装置では、複数の照明装置を隣接して設置することは想定されていない。
具体的には、従来のシステム天井では、格子状のTバーの9マスが1つのユニットとなっている。基本的には、ユニットの中央の格子に、照明装置が設置され、照明装置が設置された格子の周囲に配置された8つの格子に、照明装置以外の設備(例えば、天井ボード、空調、スピーカー等)が設置される。このようなユニットを組み合わせて、任意のレイアウトが実現される。このように、従来のシステム天井では、1つのユニットに対し、1つの照明装置を設置すること(9面1灯)を前提としており、複数の照明装置を隣接して設置することは想定されていない。
また、特許文献1の照明装置100では、本体フレーム170に形成された1対のTバー取り付け金具180が、互いに対向する本体フレーム170の辺の中央に、対称に配置されている。このため、例えば、2つの照明装置100・100を、光源ユニット150の長手方向に隣接して設置しようとしても、一方の照明装置100のTバー取り付け金具180と、他方の照明装置100のTバー取り付け金具180とが、Tバーの同じ取り付け位置に位置して重なり合った状態(互いに干渉し合う状態)となる。従って、複数の照明装置100を隣接して設置することはできない。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされてものであり、その目的は、複数の照明装置を隣接して設置することのできる照明装置を提供することにある。
本発明に係る照明装置は、上記の課題を解決するために、外部に設けられたフレームに設置される照明装置であって、上記フレームに設置される照明装置本体と、上記照明装置本体に設置される光源と、上記フレームに照明装置本体を支持するための少なくとも1対の支持部材とを備え、対をなす一方の支持部材と、他方の支持部材とが、互いに対向して配置された位置からずれて設けられていることを特徴としている。
上記の発明によれば、対をなす支持部材が、互いに対向して配置された位置からずれて設けられている。すなわち、対をなす支持部材が、対称配置された位置からずれて(非対称に)設けられている。これにより、複数の照明装置を外部のフレームに隣接して設置したとしても、隣接する照明装置の支持部材同士が、フレームの設置位置(支持位置)で重なり合うことがない(互いに干渉しない)。従って、複数の照明装置をフレームに隣接して設置することができる。
本発明に係る別の照明装置は、上記の課題を解決するために、外部に設けられたフレームに複数隣接して設置することのできる照明装置であって、上記フレームに設置される照明装置本体と、上記照明装置本体に設置される光源と、上記フレームに照明装置本体を支持するための少なくとも1対の支持部材とを備え、対をなす一方の支持部材と、他方の支持部材とが、上記フレームに照明装置を隣接して設置した際に各々の支持部材が重なり合うのを防止すべく設けられていることを特徴としている。
上記の発明によれば、対をなす支持部材が、複数の照明装置をフレームに隣接して設置した際に、隣接する照明装置の各々の支持部材が重ならないように設けられている。これにより、複数の照明装置を外部のフレームに隣接して設置したとしても、隣接する照明装置の支持部材同士が、フレームの設置位置(支持位置)で重なり合うことがない(互いに干渉しない)。従って、複数の照明装置をフレームに隣接して容易且つ確実に設置することができる。
本発明に係る照明装置において、上記フレームから照明装置本体が脱落するのを防止する、少なくとも1対の脱落防止部材を備え、上記少なくとも1対の脱落防止部材は、互いに対向して配置された位置からずれて設けられていることが好ましい。
上記の発明によれば、対をなす脱落防止部材を備えているため、外部のフレームから筐体が脱落するのを防止することができる。さらに、上記の発明によれば、対をなす脱落防止部材が、互いに対向して配置された位置からずれて設けられている。すなわち、対をなす脱落防止部材が、対称配置された位置からずれて(非対称に)設けられている。これにより、複数の照明装置を外部に設けたとしても、隣接する照明装置の脱落防止部材同士が、互いに干渉しない。従って、照明装置本体がフレームから脱落するのを防止しつつ、複数の照明装置をフレームに隣接して設置することができる。
本発明に係る照明装置において、上記支持部材および脱落防止部材は、上記照明装置本体の異なる面に設けられていることが好ましい。
上記の発明によれば、フレームに照明装置本体を支持する支持部材と、フレームから照明装置本体が脱落するのを防止する脱落防止部材とが、照明装置本体における異なる面に設けられている。これにより、照明装置本体における、支持部材と脱落防止部材との干渉を防ぐことができる。従って、照明装置本体がフレームから脱落するのを防止しつつ、安定してフレームに照明装置本体(ひいては照明装置)を支持することができる。
本発明に係る照明装置において、上記支持部材は、2対以上であり、かつ、上記照明装置本体の端部に設けられていてもよい。
上記の発明によれば、複数対の支持部材が、照明装置本体の端部に設けられている。これにより、照明装置が外部のフレームに安定して支持される。従って、振動に強い(耐振性を有する)照明装置を実現することができる。なお、ここでいう「振動」には、人為的な振動および自然発生的な振動が含まれる。すなわち、「耐振性」の範疇には、地震等の振動による「耐震性」も含まれる。
以上のように、本発明によれば、複数の照明装置を隣接して設置することのできる照明装置を提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態では、システム天井に設置される照明装置について説明するが、本発明の照明装置は、システム天井用に限定されるものではない。また、以下の説明では、便宜上、天井側を上側(上方)、室内側を下側(下方)として説明する。
図2は、本発明の実施の一形態に係る照明装置1a、1b、1cをTバー2に隣接して設置した状態を室内側からみた概略説明図である。図3は、図1および図2の照明装置1a、1b、1cの斜視図である。図2、図3に示すように、照明装置1a、1b、1cは、それぞれTバー(フレーム)2に装着されている。照明装置1a、1b、1cは、同様の構成であるため、以下では、照明装置1aを中心に説明する。また、以下の説明では、各照明装置1a、1b、1cの部材を区別する必要のある場合には、部材番号の末尾に照明装置1a、1b、1cに対応する「a」「b」「c」を付し、区別する必要のない場合には、「a」「b」「c」を付さずに説明する。
照明装置1aは、天井に格子状に設置されたTバー2に装着される照明装置本体10と、照明装置本体10の内部に設置された2つの光源11とを備えている。照明装置本体10は、照明装置1aの筺体であり、合成樹脂等から構成される。2つの光源11は、互いに離間して設けられている。すなわち、光源11と光源11との間には、開口12が形成されている。さらに、光源11の長手方向とTバー2との間にも、開口13が形成されている。
照明装置1aでは、光源11として、LED(発光ダイオード)を用いている。光源11は、LEDの他に、LEDが実装された基板、LEDを点灯するための回路等の各種部品を備えた光源ユニットとして構成される。LED(発光ダイオード)は、長寿命、低消費電力といった利点を有する。ただし、光源11は、LEDに限定されるものではなく、蛍光灯、有機EL等その他の発光素子を用いることも可能である。照明装置1aの中央に形成された開口12には、天井ボード、空調、スピーカー等の照明装置1a以外の設備を設置してもよい。
なお、図2、図3に示すように、照明装置1bは、照明装置1aにおける光源11の短手方向に隣接して設けられ、照明装置1cは、照明装置1bにおける光源11の長手方向に隣接して設けられている。つまり、照明装置1a、1bが隣接する方向と、照明装置1b、1cとが隣接する方向とは、互いに垂直となっている。
一方、図1は、照明装置1a、1b、1cをTバー2に隣接して設置した状態を天井側からみた概略説明図である。図1に示すように、照明装置1aは、光源11の天井側にも、光源11の長手方向に2つの開口14,15が形成されている。このように、照明装置1aには、室内側の開口12,13と、天井側の開口14とが形成されている。これにより、これらの開口12,13,14,15を通して外気を循環させることができる。従って、光源11が発熱したとしても、外部に効果的に放熱することができる。
照明装置1aは、Tバー2に係止される1対の係止フック(脱落防止部材)16a・16aと、Tバー2に照明装置本体10を支持するための2対の支持部材17a・17a、17a’・17a’とを備えている。係止フック16a・16aは、バネ性を有し照明装置本体10における光源11の長手方向に対して垂直方向の対辺(図1における水平方向)に設けられている。支持部材17a・17aは、照明装置本体10における光源11の長手方向に対して平行な方向の対辺(図1における垂直方向)に設けられている。つまり、係止フック16a・16aと、支持部材17a・17a、17a’・17a’とは、照明装置本体10における異なる面(具体的には互いに異なる位置の垂直な面)に設置されている。
図4の(a)は、係止フック16aとTバー2との係止状態を示す断面図であり、図4の(b)は、支持部材17aとTバー2との支持状態を示す断面図である。図4の(a)に示すように、係止フック16aは、Tバー2の天井側からTバー2の頂面2aと離間しつつ、回り込み、係止フック16aの先端部に形成された係止部16eがTバー2に着脱可能に係止されている。これにより、Tバー2からから照明装置本体10が脱落するのを防止することが可能となる。
これに対し、図4の(b)に示すように、支持部材17a(支持部材17a’も同様)は、Tバー2の頂面2aと当接する当接面(支持面)17iを有している。これにより、照明装置1aの重量は、支持部材17aを介して、Tバー2によって支持される。従って、照明装置1a(照明装置本体10)は、支持部材17aによってTバー2に安定して保持される。
ここで、図1に示すように、照明装置1aでは、対をなす支持部材17a・17aおよび17a’・17a’は、いずれも、互いに対向して配置された位置からずれて設けられている。具体的には、図1中に距離X1、距離X2として示すように、一方の支持部材17a(17a’)と、他方の支持部材17a(17a’)とでは、照明装置本体10の端部までの距離が異なっている(距離X1≠距離X2)。図中の破線L1は、対をなす支持部材17a・17aが、対向配置された場合の中心位置を示す。対をなす支持部材17a・17aは、破線L1で示す対向配置された位置からずれて(非対称に)設けられている。これにより、図1に示すように、照明装置1aと照明装置1bとを光源11の短手方向(長手方向に対して垂直方向)に隣接して設置しても、照明装置1aの支持部材17aと、照明装置1bの支持部材17bとが、Tバー2の設置位置(支持位置)で重なり合うことがない(互いに干渉しない)。従って、光源11の長手方向に対して垂直方向に、複数の照明装置1a、1bを、Tバー2に隣接して容易且つ確実に設置することができる。
言い換えれば、Tバー2に照明装置1a、1b、1cを隣接して設置した際に、照明装置1aに設けられた支持部材17a(17a’)と、照明装置1bに設けられた支持部材17b(17b’)とが、互いに重ならないように設けられている。つまり、Tバー2に照明装置1a、1b、1cを隣接して設置した際に、各々の支持部材17a,17a’,17b,17b’17c,17c’が重なり合うのを防止すべく設けられている。従って、複数の照明装置1a、1b、1cをTバー2に隣接して容易且つ確実に設置することができる。
図1の例では、支持部材17a・17a、17a’・17a’は、照明装置本体10における対向する対辺の端部に設けられている。これにより、照明装置1a、1b、1cがTバー2に安定して支持される。従って、振動に強い(耐振性を有する)照明装置1a、1b、1cの設置を実現することができる。このため、支持部材17a・17a、17a’・17a’は、照明装置本体10の端部に設けられていることが好ましい。なお、ここでいう「振動」には、人為的な振動および自然発生的な振動が含まれる。すなわち、「耐振性」の範疇には、地震等の振動による「耐震性」も含まれる。
なお、支持部材17a・17a、17a’・17a’は、少なくとも1対備えていればよい。また、複数の照明装置1a、1b、1cをTバー2に隣接して設置する際に、互いに重なり合わない(干渉しない)範囲であれば、複数対の支持部材17a・17a・・・を備えていてもよい。
さらに、本実施形態の照明装置1aでは、1対の係止フック16a・16aも、対をなす係止フック16a・16aが、互いに対向して配置された位置からずれて設けられている。具体的には、図1中の破線L2は、係止フック16a・16aが設けられた照明装置本体10の中心線を示す。係止フック16a・16aは、破線L2で示す中心線から、ずれて設けられている。すなわち、対をなす係止フック16a・16aが、対向配置された位置からずれて(非対称に)設けられている。これにより、図1に示すように、照明装置1bと照明装置1cとを、光源11の長手方向に隣接して設置しても、照明装置1bの係止フック16bと、照明装置1cの係止フック16cとが、Tバー2の設置位置(係止位置)で重なり合うことがない(互いに干渉しない)。従って、光源11の長手方向に、複数の照明装置1b、1cを、隣接してTバー2に容易且つ確実に設置することができる。
なお、係止フック16a・16aは、少なくとも1対備えていればよい。また、複数の照明装置1a、1b、1cをTバー2に隣接して設置する際に、互いに重なり合わない(干渉しない)範囲であれば、複数対の係止フック16a・16a・・・を備えていてもよい。
また、照明装置1aでは、Tバー2に照明装置本体10を支持する支持部材17a・17a、17a’・17a’と、Tバー2から照明装置本体10が脱落するのを防止する係止フック16a・16aとが、照明装置本体10における異なる面に設けられている。これにより、照明装置本体10における、支持部材17a・17a、17a’・17a’と係止フック16a・16aとの干渉(重なり合う)を防ぐことができる。従って、照明装置本体10がTバー2から脱落するのを防止しつつ、安定してTバーに照明装置本体10(ひいては照明装置1a)を支持することができる。
次に、このような照明装置1a、1b、1cにおける光源11の電源ユニット19の交換方法について説明する。図5は、照明装置1aを天井側からみた斜視図である。図6は、照明装置1aを天井側からみた斜視図であり、照明装置1aの光源11を照明装置本体10から取り外した状態を示す図である。図7は、照明装置1aを天井側からみた斜視図であり、照明装置1aの電源ユニット19を照明装置本体10から取り外した状態を示す図である。
図5に示すように、照明装置本体10の側面には、光源11(図5には示さず)の長手方向の両端部と、照明装置本体10とを固定するために、ビス(固定部材)18が設けられている。光源11を取り外す際には、まず照明装置1aの隣のグリッドに設置された設置部材(照明装置の場合もある)を取り外す。これにより、照明装置1aのビス18を緩めることが可能になる。次に、図6に示すように、ビス18を外すと、光源11が、照明装置1aの照明装置本体10から外れる。照明装置本体10の内部には、光源11に電力を供給する電源ユニット19が設けられている。このため、光源11を取り外すと、電源ユニット19が露出する。光源11には、DC線(直流線)21が中継コネクタ22を介して接続されている。一方、電源ユニット19には、光源11の調光用の調光線23およびAC線(交流線)24が接続されている。次に、光源11から中継コネクタ22を取り外す。
なお、照明装置本体10の内側面には、内側面から垂直な平面を有するが突出部25が形成されている。これにより、光源11と、突出部25の平面とが当接することによって、照明装置本体10の内部における光源11の高さ方向の位置合わせが可能となる。
次に、図7のように、電源ユニット19から調光線23およびAC線(交流線)24を取り外す。最後に、電源ユニット19と照明装置本体10とを固定するビス26を外し、電源ユニット19を交換することが可能となる。電源ユニット19の交換後は、電源ユニット19を取り外すときと、逆の操作を行えばよい。
ところで、図5に示すように、光源11が照明装置本体10にビス18のみで固定されていると、光源11の交換時や振動等により、光源11が落下する可能性がある。そこで、光源11は、照明装置本体10からの落下を防止する対策が施されていることが好ましい。例えば、図8は、照明装置1a、1b、1cに搭載される別の光源11Aの端面を示す図である。図9〜図13は、光源11Aを照明装置本体10へ装着する状態を順番に示す図である。具体的には、図9は、照明装置1aの斜視図であり、光源11Aが照明装置本体10へ装着される状態を示す図である。図10は、照明装置1aの側面図であり、光源11Aを照明装置本体10へ装着した直後の状態を示す図である。図11の(a)および(b)は、照明装置1aの斜視図であり、光源11Aが照明装置本体10へ装着される状態を示す図である。図12の(a)および(b)は、照明装置1aの斜視図であり、照明装置本体10への光源の装着が完了した状態を示す図である。図13は、照明装置1aの側面図であり、照明装置本体10への光源11Aの装着が完了した状態を示す図である。
図8に示すように、光源11Aは、天井側の面11b(照射面11aとは反対の面)11bを、照明装置本体10の内部における光源11Aの高さ方向の位置合わせ面としている。さらに、光源11Aは、天井側の面11bに沿って、係止溝11cが形成されている。
このような光源11Aを照明装置本体10へ装着するためには、まず、図9に示すように、光源11Aを照明装置本体10の開口13にはめ込む。このとき、光源11Aの長手方向の側面を、その側面に対向する照明装置本体10の側面に近づけて、光源11Aを開口13にはめ込む。
図10に示すように、光源11Aの端面と対向する照明装置本体10の内面には、その面に対して垂直な面を有する突出部25が形成されている。一方、図9に示すように光源11Aを開口13にはめ込むと、図11に示すように、光源11Aの長手方向の側面と、その側面に対向する照明装置本体10の側面とが近接した状態となる。このような状態では、図10に示すように、光源11Aの天井側の面11bと、照明装置本体10の突出部25とが当接する。ただし、突出部25は、光源11Aの係止溝11cにはまっていないため、光源11Aは、落下しやすい。
次に、図11に示すように、光源11Aを、照明装置本体10の中央部に向かって(開口12側へ)スライドさせる。その結果、図12に示すように、光源11Aの長手方向の側面と、照明装置本体10とが離間して設けられる。このような状態では、図13に示すように、突出部25が光源11Aの係止溝11cにははまった状態となる。つまり、光源11Aは照明装置本体10にロックされるため、光源11Aは簡単には落下しない。そして、最後に、ビス18によって、光源11Aを照明装置本体10に固定し、光源11Aの装着が完了する。図13に示すように、照明装置本体10への光源11Aの装着が完了した状態では、突出部25が光源11Aの係止溝11cにはまっている(係止された状態となっている)。このため、ビス18を取り外したとしても、光源11Aは照明装置本体10から簡単には落下しない。従って、光源11の交換(装着)作業を容易かつ安全に行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、2対の支持部材と、1対の係止フック(脱落防止部材)とを備えた照明装置について説明した。しかし、支持部材および係止フックは、少なくとも1対備えていればよい。また、複数の照明装置を隣接して設置する際に、互いに重なり合わない(干渉しない)範囲であれば、複数対の支持部材および係止フックを備えていてもよい。また、本実施形態では、Tバー2にて囲まれる形状(照明装置の支持される処の形状)がスクエア型に形成(配置)されたシステム天井用の照明装置について説明した。しかし、Tバー2の形状は、スクエア型に限定されるものではない。例えば、照明装置の形状に応じて形成すればよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1a 照明装置
1b 照明装置
1c 照明装置
2 Tバー(フレーム)
10 照明装置本体
16a 係止フック(脱落防止部材)
16b 係止フック(脱落防止部材)
16c 係止フック(脱落防止部材)
17a 支持部材
17b 支持部材
17c 支持部材
1b 照明装置
1c 照明装置
2 Tバー(フレーム)
10 照明装置本体
16a 係止フック(脱落防止部材)
16b 係止フック(脱落防止部材)
16c 係止フック(脱落防止部材)
17a 支持部材
17b 支持部材
17c 支持部材
Claims (5)
- 外部に設けられたフレームに設置される照明装置であって、
上記フレームに設置される照明装置本体と、
上記照明装置本体に設置される光源と、
上記フレームに照明装置本体を支持するための少なくとも1対の支持部材とを備え、
対をなす一方の支持部材と、他方の支持部材とが、互いに対向して配置された位置からずれて設けられていることを特徴とする照明装置。 - 外部に設けられたフレームに複数隣接して設置することのできる照明装置であって、
上記フレームに設置される照明装置本体と、
上記照明装置本体に設置される光源と、
上記フレームに照明装置本体を支持するための少なくとも1対の支持部材とを備え、
対をなす一方の支持部材と、他方の支持部材とが、上記フレームに照明装置を隣接して設置した際に各々の支持部材が重なり合うのを防止すべく設けられていることを特徴とする照明装置。 - 上記フレームから照明装置本体が脱落するのを防止する、少なくとも1対の脱落防止部材を備え、
上記少なくとも1対の脱落防止部材は、互いに対向して配置された位置からずれて設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。 - 上記支持部材および脱落防止部材は、上記照明装置本体の異なる面に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
- 上記支持部材は、2対以上であり、かつ、上記照明装置本体の端部に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
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