JP2012222791A - 画像読取装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置などの画像読取機能を有する画像形成装置を構成する画像読取装置において、原稿に白紙原稿が含まれる場合の画像読み取りに必要とされる処理時間を短縮し、生産性の向上を図る。
【解決手段】画像読取装置は、読み取った原稿の白紙領域を検知する白紙領域検知手段と、連続して検知された白紙領域の検知量が所定の白紙原稿判定基準量を超えた場合に、原稿の読み飛ばし時処理を行う読取制御手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
従来、複写機、ファクシミリ、スキャナなどを構成する画像読取装置が知られている。
このような画像読取装置においては、原稿の走査及び白紙検知を行い、白紙であるとした場合に、原稿の出力を行わないようにする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の技術においては、読取対象の原稿の全てを読み取った後に、白紙か否かを判定していたため、画像読取に必要とされる処理時間は、白紙か否かにかかわらず、同一であり、実効的な生産性がさほど上がらないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、原稿に白紙原稿が含まれる場合の生産性の向上を図ることが可能な画像読取装置、制御方法及び制御プログラムを提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、読み取った原稿の白紙領域を検知する白紙領域検知手段と、連続して検知された白紙領域の検知量が所定の白紙判定基準量を超えた場合に、原稿の読み飛ばし時処理を行う読取制御手段と、を備えた画像読取装置を提供する。
本発明によれば、原稿に白紙原稿が含まれる場合であっても、画像読取装置における生産性の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる画像読取装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の処理フローチャートである。 図3は、第2実施形態が適用される原稿の一例の説明図である。 図4は、第2実施形態の処理フローチャートである。 図5は、第3実施形態が適用される原稿の一例の説明図である。 図6は、第3実施形態の処理フローチャートである。 図7は、第3実施形態の変形例の処理フローチャートである。 図8は、第4実施形態の処理フローチャートである。 図9は、第1変形例の処理フローチャートである。 図10は、第2変形例の処理フローチャートである。 図11は、第3変形例の処理フローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像読取装置の最良な実施形態を詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態にかかる画像読取装置の構成を示すブロック図である。
画像読取装置10は、画像読取装置10全体を制御するシステム制御部11と、システム制御部11の制御下で原稿読取を行う原稿読取制御部12と、原稿読取制御部12により読み取られた原稿の白紙領域を検知する白紙領域検知部13と、原稿読取制御部12により読み取られた原稿に対応する画像の処理を行う読取画像処理部14と、読取条件、操作状態を含む各種情報の表示及び読取条件の設定を含む各種操作を行うための表示・操作部15と、を備えている。
図2は、第1実施形態の処理フローチャートである。
まず、システム制御部11は、読取対象の原稿がセットされ、ユーザにより表示・操作部15を介して画像の読み取りが指示されると、原稿読取制御部12を制御して、セットされた原稿の読み取りを行う(ステップS11)。
次にシステム制御部11は、白紙領域検知部13を制御して、白紙領域の検知を開始する(ステップS12)。
原稿の読み取り及び白紙領域の検知と並行して、システム制御部11は、白紙領域検知部13の出力に基づいて、白紙領域検知量が所定の白紙原稿判定基準量D(所定の判定基準量)以上であるか否かを判別する(ステップS13)。ここで、白紙原稿判定基準量Dは、この値以上の白紙領域が検出された場合には、読み取り対象の原稿が白紙であると判断するためのものであり、具体的には、白紙領域検出開始位置(例えば、原稿先端部あるいは非白紙領域終端部)からの読取走査方向の直線距離として設定される。例えば、原稿先端部からの距離8cm(D=8cm)等のように設定される。
ステップS13の判別において、白紙領域検知部13の出力に基づいて、白紙領域検知量が所定の白紙原稿判定基準量D以上であると判別された場合には(ステップS13;Yes)、システム制御部11は、原稿読取制御部12による原稿の読み取りを中止させ(ステップS14)、読み飛ばし処理を実行する(ステップS15)。ここで、読み飛ばし処理とは、原稿台読取の場合には、スキャナキャリッジのリターン動作を行い、ドキュメントフィーダ読取の場合には、原稿を高速排紙することで実現する。
そして、読み飛ばした原稿の領域については、原稿読取データとして白データで埋める白紙画像穴埋め処理を行って(ステップS16)、処理を終了する。
ここで、読み飛ばし処理及び白紙画像穴埋め処理は、読み飛ばし時処理に相当している。
ステップS13の判別において、白紙領域検知部13の出力に基づいて、白紙領域検知量が所定の判定基準量未満である場合には(ステップS13;No)、非白紙領域を検知したか否かを判別する(ステップS17)。ここで、非白紙領域とは、文字や画像などの印刷対象が存在する領域である。
ステップS17の判別において、非白紙領域を未だ検出していない場合には(ステップS17;No)、処理を再びステップS13に移行して、同様の処理を継続する。
ステップS17の判別において、非白紙領域を検出した場合には(ステップS17;Yes)、通常の原稿読取処理(ステップS11)を継続して処理を終了する。
[第2実施形態]
図3は、第2実施形態が適用される原稿の一例の説明図である。
原稿読取制御部12が、図3に示すような原稿用紙OPを左側から右側に向かって読取のための走査(読取走査)を行う場合には、第1実施形態の処理フローチャートに従えば、白紙領域検知量が判定基準量に相当する位置Prefに至る前の位置P1に至った時点で文字「R」の領域(非白紙領域)を読み取ることとなり、この時点で読取対象の原稿は、非白紙原稿であると判定されて、文字「R」の読取が完了した読取完了位置PE以降は白紙であるにもかかわらず、通常の原稿読取を継続することとなり、生産性が低下する。
そこで、本第2実施形態は、読取原稿の先頭部分に非白紙領域が存在する場合でも、非白紙領域の検出終了後に白紙領域検知処理を継続することにより、生産性の向上を図る実施形態である。
図4は、第2実施形態の処理フローチャートである。
まず、システム制御部11は、読取対象の原稿がセットされ、ユーザにより表示・操作部15を介して画像の読み取りが指示されると、原稿読取制御部12を制御して、セットされた原稿の読み取りを行う(ステップS21)。
次にシステム制御部11は、白紙領域検知部13を制御して、白紙領域の検知を開始する(ステップS22)。
原稿の読み取り及び白紙領域の検知と並行して、システム制御部11は、白紙領域検知部13の出力に基づいて、白紙領域検知量が所定の白紙原稿判定基準量D以上であるか否かを判別する(ステップS23)。ここで、白紙原稿判定基準量Dは、この値以上の白紙領域が検出された場合には、読み取り対象の原稿が白紙であると判断するためのものである。
ステップS23の判別において、白紙領域検知部13の出力に基づいて、白紙領域検知量が所定の白紙原稿判定基準量D以上であると判別された場合には(ステップS23;Yes)、システム制御部11は、原稿読取制御部12による原稿の読み取りを中止させ(ステップS24)、読み飛ばし処理を実行する(ステップS25)。ここで、読み飛ばし処理とは、第1実施形態における読み飛ばし処理と同様の処理である。
そして、読み飛ばした原稿の領域については、原稿読取データとして白データで埋める白紙画像穴埋め処理を行って(ステップS26)、処理を終了する。
ステップS23の判別において、白紙領域検知部13の出力に基づいて、白紙領域検知量が所定の白紙原稿判定基準量D未満である場合には(ステップS23;No)、非白紙領域を検知したか否かを判別する(ステップS27)。
ステップS27の判別において、非白紙領域を未だ検出していない場合には(ステップS27;No)、処理をステップS29に移行する。
ステップS27の判別において、非白紙領域を検出した場合には(ステップS27;Yes)、システム制御部11は、白紙領域検知量を初期状態にリセットする(ステップS28)。
続いてシステム制御部11は、原稿用紙OPの全領域で読取が完了したか否かを判別する(ステップS29)。
ステップS29の判別において、未だ原稿用紙OPの全領域で読取が完了していない場合には(ステップS29;No)、システム制御部11は、再び処理をステップS23に移行して、以下同様の処理を行う。
ステップS29の判別において、原稿用紙OPの全領域の読取が完了した場合には(ステップS29;Yes)、処理を終了する。
以上の説明のように、本第2実施形態によれば、原稿用紙OPの先頭部分にのみ非白紙領域が存在する場合でも、その後に現れる白紙領域の検知量が白紙原稿判定基準量Dを超える場合には、通常の読取処理を継続することなく、読み飛ばし処理及び白紙画像穴埋め処理を行うことができ、生産性を向上することが可能となる。
[第3実施形態]
図5は、第3実施形態が適用される原稿の一例の説明図である。
原稿読取制御部12が、図5に示すような原稿用紙OPを左側から右側に向かって読取を行う場合には、第1実施形態あるいは第2実施形態の処理フローチャートに従ったとしても、白紙原稿判定基準量D(位置Prefに相当)と、非白紙領域の開始位置P11との関係によっては、非白紙領域を検出する前に白紙領域検知量が判定基準量に至って読み飛ばし処理および白紙画像穴埋め処理を行うこととなり、非白紙領域があるにもかかわらず、全くの白紙とされてしまう可能性がある。
そこで、本第3実施形態は、読取原稿の先頭部分に大きく白紙領域が存在する場合でも、白紙領域の検知量が白紙原稿判定基準量Dを超えた場合でも、迅速かつ確実に非白紙領域を検出して正確な読取を行いつつ、生産性の向上を図る実施形態である。
図6は、第3実施形態の処理フローチャートである。
まず、システム制御部11は、読取対象の原稿がセットされ、ユーザにより表示・操作部15を介して画像の読み取りが指示されると、原稿読取制御部12を制御して、セットされた原稿の読み取りを行う(ステップS31)。
次にシステム制御部11は、白紙領域検知部13を制御して、白紙領域の検知を開始する(ステップS32)。図5の例の場合、白紙領域の検知開始位置は、位置P0からとなる。
原稿用紙OPの読み取り及び白紙領域の検知と並行して、システム制御部11は、白紙領域検知部13の出力に基づいて、白紙領域検知量が所定の白紙原稿判定基準量D以上であるか否かを判別する(ステップS33)。
ステップS33の判別において、白紙領域検知部13の出力に基づいて、白紙領域検知量が所定の白紙原稿判定基準量D(所定の判定基準量)以上であると判別された場合には(ステップS33;Yes)、システム制御部11は、原稿読取制御部12による原稿の読み取りを中止させ(ステップS34)、読み飛ばし処理を実行する(ステップS35)。ここにおいても、読み飛ばし処理とは、原稿台読取の場合には、スキャナキャリッジのリターン動作を行い、ドキュメントフィーダ読取の場合には、原稿を高速排紙することで実現する。
そして、読み飛ばした原稿の領域については、白紙画像穴埋め処理を行って(ステップS36)、処理をステップS37に移行する。
ステップS33の判別において、白紙領域検知部13の出力に基づいて、白紙領域検知量が所定の判定基準量未満である場合には(ステップS33;No)、非白紙領域を検知したか否かを判別する(ステップS37)。
ステップS37の判別において、非白紙領域を検出した場合には(ステップS37;Yes)、システム制御部11は、白紙領域検知量をリセットする(ステップS40)。
続いて、システム制御部11は、スキャナキャリッジの移動を停止し(ステップS41)、スキャナキャリッジを未だ読取を行っていない非白紙領域の先頭に移動させるスキャナキャリッジスイッチバック動作を行って(ステップS42)、再び処理をステップS31に移行して、非白紙領域の読取を行うために、以下、同様の処理を行う。より具体的には、図5の例の場合、スキャナキャリッジを位置P11の位置まで移動させ、非白紙領域の読取を行わせることとなる。
一方、ステップS37の判別において、非白紙領域が未だ検出されていない場合には(ステップS37;No)、システム制御部11は、原稿用紙OPの終端まで、スキャナキャリッジが到達したか否かを判別する(ステップS38)。
ステップS38の判別において、未だ原稿用紙OPの終端まで、スキャナキャリッジが到達していない場合には(ステップS38;No)、システム制御部11は、処理を再びステップS33に移行して、以下、同様の処理を行い、白紙領域の検知を継続することとなる。
また、ステップS38の判別において、原稿用紙OPの終端まで、スキャナキャリッジが到達した場合には(ステップS38;Yes)、システム制御部11は、原稿読取制御部12を制御し、スキャナキャリッジをホームポジションに戻すキャリッジリターン動作を行って処理を終了する(ステップS39)。
以上の説明のように、本第3実施形態によれば、原稿用紙OPの先頭部分に白紙領域が存在する場合でも、原稿用紙OPの読取後端側に非白紙領域が存在する場合には、読み飛ばし処理及び白紙画像穴埋め処理を行うことによる非白紙領域のデータの欠落を防止でき、生産性を向上しつつ、正確な原稿読取を実現することが可能となる。
[第3実施形態の変形例]
原稿を原稿台上に載置して、固定状態でスキャナキャリッジを駆動して原稿読み取りを行う場合に、低解像度で読み取りを行うと、スキャナキャリッジの移動速度が速くなる。
したがって、上記第3実施形態の処理を行うと、スキャナキャリッジのスイッチバック動作を行うこととなり、かえって生産性が低下する場合がある。
このため、本変形例では、低解像度読み取りの際には、自動的に白紙原稿検知機能を無効にしている。
図7は、第3実施形態の変形例の処理フローチャートである。
まず、システム制御部11は、現在の読取モードを参照し、現在の動作が低解像度読取動作であるか否かを判別する(ステップS51)。
ステップS51の判別において、現在の読取モードの参照の結果、現在の動作が低解像度読取動作である場合には(ステップS51;Yes)、システム制御部11は、白紙原稿検知機能をオフにして処理を終了する(ステップS52)。
ステップS51の判別において、現在の読取モードの参照の結果、現在の動作が低解像度読取動作ではない場合には(ステップS51;No)、システム制御部11は、処理を終了する。
上記処理の結果、現在の読取モードを参照して現在の動作が低解像度読取動作である場合には、白紙原稿検知機能はオフ状態とされるため、スキャナキャリッジのスイッチバック動作は行われなくなるため、生産性の低下が回避できる。
[第4実施形態]
図8は、第4実施形態の処理フローチャートである。
まず、システム制御部11は、読取対象の原稿がセットされ、ユーザにより表示・操作部15を介して画像の読み取りが指示されると、原稿読取制御部12を制御して、白紙領域検知用の速度(通常読取速度よりも高速に設定)でスキャナキャリッジを原稿先端から原稿終端に向かって移動させるとともに、白紙領域検知部13を制御して、白紙領域の検知及び記憶を開始する(ステップS61)。ここで、白紙領域の記憶としては、白紙領域の開始位置及び終了位置を各白紙領域について記憶することとなる。
続いてシステム制御部11は、白紙領域の検知が終了し、スキャナキャリッジが原稿終端に到達したか否かを判別する(ステップS62)。
ステップS62の判別において、未だスキャナキャリッジが原稿終端に到達していない場合には(ステップS62;No)、待機状態となる。
ステップS62の判別において、スキャナキャリッジが原稿終端に到達した場合には(ステップS62;Yes)、システム制御部11は、今度は、通常読取速度でスキャナキャリッジを原稿終端から原稿先端に向かって移動させ、原稿読み取り動作を行わせる(ステップS63)。
そしてシステム制御部11は、原稿の読取動作中に、ステップS61で記憶した白紙領域に至ったか否かを判別する(ステップS64)。
ステップS64の判別において、未だ白紙領域に至っていない場合には(ステップS64;No)、処理を後述のステップS69に移行する。
ステップS64の判別において、白紙領域に至った場合には(ステップS64;Yes)、システム制御部11は、原稿読取制御部12による原稿の読み取りを中止させ(ステップS65)、読み飛ばし処理を実行する(ステップS66)。
そして、読み飛ばした原稿の領域については、原稿読取データとして白データで埋める白紙画像穴埋め処理を行う(ステップS67)。
続いて、システム制御部11は、原稿の読取動作中に、白紙領域から再び非白紙領域に至ったか否かを判別する(ステップS68)。
ステップS68の判別において、非白紙領域を検出した場合には(ステップS68;Yes)、システム制御部11は、スキャナキャリッジを停止し(ステップS70)、読み取りを再開し(ステップS71)、再び処理をステップS64に移行して、以下、同様の処理を行う。
一方、ステップS68の判別において、非白紙領域が未だ検出されていない場合には(ステップS68;No)、システム制御部11は、原稿用紙OPの先端まで、スキャナキャリッジが到達したか否かを判別する(ステップS69)。
ステップS69の判別において、未だ原稿用紙OPの先端まで、スキャナキャリッジが到達していない場合には(ステップS69;No)、システム制御部11は、処理を再びステップS64に移行して、以下同様の処理を行うこととなる。
また、ステップS69の判別において、原稿用紙OPの先端まで、スキャナキャリッジが到達した場合には(ステップS69;Yes)、システム制御部11は、処理を終了する。
以上の説明のように、本第4実施形態によれば、スキャナキャリッジが原稿用紙OPの終端に到達したら、スキャナキャリッジのリターン動作を開始するとともに、読み取りを行わせる。そして、ステップS61以降の動作で記憶しておいた白紙領域にスキャナキャリッジが到達したら、読取処理を中止しスキャナキャリッジを高速移動させ、スキャナキャリッジの高速移動中に非白紙領域に到達したら、スキャナキャリッジを停止させ再び読み取りを実施する、という処理をスキャナキャリッジが原稿用紙OPの先端に到達するまで繰り返し行うので、原稿用紙OPの複数箇所に白紙領域が存在する場合でも、スキャナキャリッジのスイッチバックを行うことなく、読み飛ばし処理及び白紙画像穴埋め処理を行うことができ、非白紙領域のデータの欠落を防止でき、生産性を向上しつつ、正確な原稿読取を実現することが可能となる。
[実施形態の変形例]
[第1変形例]
図9は、第1変形例の処理フローチャートである。
第1変形例は、白紙原稿判定基準量をユーザが任意に設定できるようにした変形例であり、原稿読取動作に先立って白紙原稿判定基準量を変更することができる。
システム制御部11は、表示・操作部15において、白紙原稿判定基準量Dを変更する操作(指示)がなされたか否かを判別する(ステップS81)。
ステップS81の判別において、白紙原稿判定基準量Dを変更する操作(指示)がなされていない場合には(ステップS81;No)、処理を終了する。
ステップS81の判別において、白紙原稿判定基準量Dを変更する操作(指示)がなされている場合には(ステップS81;Yes)、白紙原稿判定基準量Dとして、ユーザ入力値(mm)を入力させ(ステップS82)、白紙原稿判定基準量Dを変更する(ステップS83)。
ここで、白紙原稿判定基準量Dは、白紙原稿判定基準量Dを超える長さの白紙領域が検知された場合に、白紙原稿であると判別するものであるから、検知精度を向上させるためには白紙原稿判定基準量Dが長いほどよい。一方、白紙原稿判定基準量Dが長いほど生産性の向上には寄与しないこととなる。したがって、検知精度及び生産性の向上の双方を考慮して白紙原稿判定基準量Dを設定するのが好ましい。
なお、白紙原稿判定基準量D=0(mm)に設定した場合は、白紙原稿検知を行わない設定となる。
[第2変形例]
図10は、第2変形例の処理フローチャートである。
第2変形例は、原稿サイズが大きい場合に白紙原稿判定基準量Dを増加させるようにした変形例であり、原稿読取動作に先立って白紙原稿判定基準量を変更することができる。
システム制御部11は、検知した原稿サイズが所定の原稿サイズよりも大きいか否かを判別する(ステップS91)。
ステップS91の判別において、検知した原稿サイズが所定の原稿サイズ以下である場合には(ステップS91;No)、処理を終了する。
ステップS91の判別において、検知した原稿サイズが所定の原稿サイズよりも大きい場合には(ステップS91;Yes)、白紙原稿判定基準量Dに所定値αを加算して白紙原稿判定基準量Dを増加させるように変更する(ステップS92)。
ここで、所定値αとしては、原稿サイズに応じて複数設けておくように構成することも可能である。
本変形例によれば、原稿サイズに応じて、当該原稿サイズに対してより好適な白紙原稿判定基準量Dを設定することができ、より的確な処理が行える。
[第3変形例]
以上の説明においては、白紙原稿と判別した場合でも、ユーザに通知することなく処理を行っていたが、白紙原稿と判別し読み飛ばしを行った場合には、その動作状況からユーザが正しく原稿が読み取られていないのではないかと判断する虞があった。
そこで、本第3変形例においては、白紙原稿と判定し、読み飛ばし時処理を行った場合に、白紙原稿を検知した旨の告知を行うようにしている。
図11は、第3変形例の処理フローチャートである。
システム制御部11は、白紙領域検知量が白紙原稿判定基準量D以上であるか否かを判別する(ステップS101)。
ステップS101の判別において、白紙領域検知量が白紙原稿判定基準量D未満である場合には(ステップS101;No)、処理を終了する。
ステップS101の判別において、白紙領域検知量が白紙原稿判定基準量D以上である場合には(ステップS101;Yes)、表示・操作部において、白紙原稿を検知した旨を表示して動作が正常である旨をユーザに通知し(ステップS102)、処理を終了する。
[他の変形例]
本実施形態の画像読取装置で実行される制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の画像読取装置で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の画像読取装置で実行される制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、本実施形態の画像読取装置の制御プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
また、画像読取装置は、複写機、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像読取機能を有する画像形成装置のいずれにも適用することができる。
10 画像読取装置
11 システム制御部(読取制御手段)
12 原稿読取制御部
13 白紙領域検知部(白紙領域検知手段)
14 読取画像処理部
15 表示・操作部
D 白紙原稿判定基準量
OP 原稿用紙
特開平8−88704号公報

Claims (10)

  1. 読み取った原稿の白紙領域を検知する白紙領域検知手段と、
    連続して検知された白紙領域の検知量が所定の白紙原稿判定基準量を超えた場合に、原稿の読み飛ばし時処理を行う読取制御手段と、
    を備えた画像読取装置。
  2. 前記読取制御手段は、前記連続して検知された白紙領域の検知量が所定量を超える前に、非白紙領域が検出された場合に、前記白紙領域の検知量をリセットする、
    請求項1記載の画像読取装置。
  3. 原稿台に載置された前記原稿をスキャナキャリッジを走査して、原稿読取を行う原稿読取手段を備え、
    前記原稿読取手段は、前記白紙領域検出時の前記スキャナキャリッジの走査速度を通常読取時の走査速度よりも高速とし、前記白紙領域検知手段による白紙領域の検知中に、非白紙領域が検出された場合に、前記スキャナキャリッジを戻して前記非白紙領域の検出開始位置から前記通常読取時の走査速度で前記原稿の読み取りを行う、
    請求項1または請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記白紙領域検知手段は、前記原稿読取手段における読取解像度が所定の解像度よりも低い場合に、白紙領域検知動作が禁止される、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記読取制御手段は、前記白紙判定基準量を読取対象の原稿サイズに応じて変更する白紙判定基準量変更手段を備えた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 各種情報を表示する表示手段を備え、
    前記読取制御手段は、前記読み飛ばし時処理を行う場合に、白紙領域の検知量が所定の白紙判定基準量を超えた旨の表示を前記表示手段に行わせる、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 前記原稿読取手段は、前記原稿の通常読取に先立って、前記原稿の全領域にわたって通常読取時の走査速度よりも高速の走査速度でスキャナキャリッジを第1の走査方向に走査して白紙領域を検出し、検出した白紙領域の位置を記憶し、前記第1の走査方向とは逆方向の第2の走査方向に通常読取時の走査速度で読み取りを行うとともに、記憶した白紙領域については、前記スキャナキャリッジを前記通常読取時の走査速度よりも高速な走査速度で読み飛ばしを行う、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 前記読取制御手段は、前記読み飛ばし時処理として、以降の原稿読み取りを中止し、読取データに代えて、読み飛ばした領域に相当する白データを生成する、
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 原稿の読み取りを行う画像読取装置において実行させる制御方法において、
    読み取った原稿の白紙領域を検知する白紙領域検知過程と、
    連続して検知された白紙領域の検知量が所定の白紙原稿判定基準量を超えた場合に、原稿の読み飛ばし時処理を行う読取制御過程と、
    を備えた制御方法。
  10. 原稿の読取を行う画像読取装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    読み取った原稿の白紙領域を検知する白紙領域検知手段と、
    連続して検知された白紙領域の検知量が所定の白紙原稿判定基準量を超えた場合に、原稿の読み飛ばし時処理を行う読取制御手段と、
    して機能させる制御プログラム。
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