JP2012221112A - 情報処理装置、印刷制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、印刷制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷の回数が制限された対象のコンテンツの印刷をより適切に制御することを目的とする。
【解決手段】印刷データに印刷の回数に制限が設けられた対象のコンテンツが含まれることを示す識別情報が含まれているかを判断し、印刷データの印刷においてエラーが発生したときに再度の印刷を行う再印刷処理を許可するか否かを示す判定情報を、再印刷処理を許可することを示す情報として記憶し、識別情報が含まれていると判断すると、再印刷処理を許可しないことを示す情報に判定情報を変更することによって課題を解決する。
【選択図】図13

Description

本発明は、情報処理装置、印刷制御方法、及びプログラムに関する。
従来、プリンティングシステムは、カラーでの出力を可能とするカラープリンタと、カラープリンタを制御すると共に印刷データを生成するコンピュータとを含んで構成されるのが一般的である。コンピュータでは、オペレーティングシステム(OS)が動作しており、各種のソフトウェアがOS上で動作するようになっている。
アプリケーション、プリンタドライバ、OS等のソフトウェアは、アプリケーションで作成された各種の文書データ(文書)を印刷する際、規定の手順で関数の呼び出し等を行うことによってデータをやり取りして各種のコマンドを生成する。そして、アプリケーション、プリンタドライバ、及びOSが生成したコマンドをプリンタに転送することで、プリンティングシステムでは印刷が行われるようになっている。
このようなプリンティングシステムでは、印刷中のエラー等によりページが欠落した場合、コンピュータが印刷のジョブを再度発行し、プリンタが、既に印刷したページについてはスキップして欠落したページを再度印刷する技術が知られている(特許文献1参照)。
また、特定のコンテンツの印刷の回数を制限した上で、制限した回数以内に限り特定のコンテンツの印刷を許可する技術が知られている(特許文献2参照)。更に、マークアップ言語で記述された有料部分にマーカが付加された文書を有するサーバから供給された文書の印刷においてマーカに基づいて有料部分の印刷が完了したか否かを判別し、課金の制御をする方法が知られている(特許文献3参照)。
特許第3209911号公報 特開2002−259835号公報 特許第4363162号公報
ここで、印刷の回数が制限された対象のコンテンツを含む文書を印刷する場合、当該コンテンツの印刷が終わったあとに同じページでエラー等が発生して欠落ページとなる場合がある。
しかしながら、このような場合、先行技術では、欠落ページの再印刷が行われ、結果として当該コンテンツが制限された回数を超えて印刷されてしまう問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、印刷の回数が制限された対象のコンテンツの印刷をより適切に制御することを目的とする。
そこで、本発明に係る情報処理装置は、印刷データに印刷の回数に制限が設けられた対象のコンテンツが含まれることを示す識別情報が含まれているかを判断する判断手段と、前記印刷データの印刷においてエラーが発生したときに再度の印刷を行う再印刷処理を許可するか否かを示す判定情報を、前記再印刷処理を許可することを示す情報として記憶する記憶手段と、前記判断手段で前記識別情報が含まれていると判断されると、前記再印刷処理を許可しないことを示す情報に前記判定情報を変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷の回数が制限された対象のコンテンツの印刷をより適切に制御することができる。
プリンティングシステムの構成の一例を示す図である。 プリンタドライバの内部構成の一例を示す図である。 文書編集・印刷処理に係るフローチャートの一例を示す図である。 印刷処理に係るフローチャートの一例を示す図である。 コマンドの一例を示す図である。 データ転送処理に係るフローチャートの一例を示す図である。 プリンタドライバの内部構成の一例を示す図である。 文書編集・印刷処理に係るフローチャートの一例を示す図である。 有料コンテンツの位置情報、及びページ内での配置の一例を示す図である。 印刷処理に係るフローチャートの一例を示す図である。 ページデータ出力処理に係るフローチャートの一例を示す図である。 エコーコマンドの一例を示す図である。 データ転送処理に係るフローチャートの一例を示す図である。 データ受信処理に係るフローチャートの一例を示す図である。 印刷実行処理に係るフローチャートの一例を示す図である。 応答コマンドの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、実施形態で説明されている全ての構成が本発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。
なお、本明細書において、コンテンツ、印刷データ、ジョブの各用語の内容は以下のとおりである。
コンテンツとは、利用者がアプリケーション等を用いて作成する文書を構成する要素である。コンテンツとしては、ビットマップデータ、図形データ、文字データ等がある。
印刷データとは、利用者がアプリケーション等を用いて作成した文書が、プリンタが理解可能なコマンドの形式に変換されたものである。
ジョブとは、印刷データをプリンティングシステム上で管理する単位である。
<第1の実施形態>
図1から図6を用いて本実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るプリンティングシステムの構成の一例を示す図である。プリンティングシステムは、プリンタ101及びPC(パーソナルコンピュータ)102を含んで構成される。
プリンタ101は、画像形成を行うインクジェット方式のカラープリンタであり、PC102で生成された印刷データに基づいて画像の形成を行う。なお、本実施形態において、プリンタの種類については特に問わないが、ここではインクジェット方式のカラープリンタを想定している。
また、プリンタ101は、各種の機能部(103〜105)を含んで構成される。
I/F制御部103は、プリンタ101のインタフェース機能を司る。ここでは、想定している通信インタフェース100の規格がUSB(Universal Serial Bus)であり、プリンタ101は、USBの周辺機器側のコントローラを有する。即ち、I/F制御部103は、当該コントローラを制御する。例えば、I/F制御部103では、印刷データの受信が行われる。
また、I/F制御部103は、プリンタ101の動作の状況、プリンタ101の本体で発生したエラーの状況、通信の状態などを示すステータス情報についてPC102からの取得の要求がある場合、PC102に対してステータス情報を送信する。なお、プリンタ101の動作の状況としては、プリンタ101における印刷の進行の状況、インクの残量の状況等がある。また、ステータス情報は、プリンタ101において適宜のタイミングで更新される。
印刷制御部104は、PC102から送信された印刷データを印刷部105(プリンタエンジン)に展開する。ここで、PC102から送信される印刷データは、用紙の種類や大きさなどの印刷設定項目の設定値を含む印刷設定情報に基づいてPC102で画像処理が行われた印刷制御用のコマンド等が含まれるデータである。即ち、印刷制御部104は、印刷データ(印刷制御用のコマンド)に従って印刷部105の制御を行う。
より具体的には、印刷制御部104は、印刷用の2値データ(場合によっては2値化前の中間データ)とインクの打ち込み量、パス数、印刷方向、用紙の搬送量を制御する各種のコマンドによって構成される印刷データを用いて印刷部105の制御を行う。
印刷部105は、印刷制御部104で展開された印刷データに基づいて記録媒体(用紙)に対して印刷を行う。なお、プリンタ101は、インクジェット方式のプリンタであるので、インクの吐出によって画像の形成を行う。
PC102は、情報処理装置(コンピュータ)の一例であり、印刷データを生成し、接続されたプリンタ101の制御を行う。また、PC102は、印刷設定情報の追加、変更、削除などに関するユーザからの指示や入力を受け付ける。
PC102は、各種の機能部(110〜115)を含んで構成される。また、図示は省略するが、PC102には、PC102を制御するOSが組み込まれており、OSを介して各種の機能部が実現される。
I/F制御部110は、PC102のインタフェース機能を司る。ここで、PC102は、USBのホスト側のコントローラを有する。即ち、I/F制御部110は、当該コントローラを制御し、USBにおけるホストとしてのホスト機能を有する。なお、ホスト機能の一部は、OSやプリンタドライバなどのソフトウェアにより実現される。
中央制御部111は、PC102の他の機能部を制御する。なお、PC102が具備するCPUの持つ主な機能が中央制御部111に該当する。印刷設定入力操作部112は、マウス、キーボードなどの各種の入力機器を制御し、各種の情報をPC102に入力する。
プリンタドライバ113は、印刷設定項目の設定値の指定、印刷データの生成、及びプリンタ101の制御をPC102上で行うためのソフトウェアである。プリンタドライバ113の詳細については図2を用いて後述する。
プリントスプーラ114は、後述の印刷データ生成処理部116で生成された印刷データを逐次記憶し、記憶した印刷データをプリンタ101に転送(送信)する要求をプリンタドライバ113に通知する。ここで、印刷データの記憶と転送とは非同期に行われる。即ち、印刷データ生成処理部116での印刷データの生成がプリンタ101での印刷よりも速く実行される場合でも、印刷データ生成処理部116は、プリンタ101での印刷を待つことなく、印刷データを生成できるので、印刷が効率的に実行されるようになる。
プリントスプーラ114に記憶された印刷データは、所定の順番に従ってプリンタ101に転送されるが、プリンタ101の電源が入っていない場合や通信が途絶した場合など、正しく転送が行われず、上記印刷データのジョブがエラー状態になる場合がある。
このような場合、ジョブを表示する表示画面からユーザが当該ジョブを選択し、削除を指示する入力機器の操作を行うことで、処理を中止してプリントスプーラ114から印刷データを削除することができる。なお、一般にプリントスプーラ114は、OSの機能として提供される。
アプリケーション115は、プリンタ101で印刷するための文書を作成・編集するためのソフトウェアである。アプリケーション115によれば、文書を作成・編集する際、各種の画像データを用いることができるが、これらの画像データには印刷の回数に制限が設けられた対象のコンテンツがある。対象のコンテンツとしては、例えば料金が必要となるコンテンツ(以下、有料コンテンツと称する。)がある。
また、アプリケーション115には、このような有料コンテンツを含む文書を所定の回数を超えて印刷を指示できない仕組みが設けられている。
通信インタフェース100は、PC102とプリンタ101とを接続する。通信インタフェース100は、双方向の通信を実現するインタフェースであり、有線であっても無線であってもよい。
ここで、通信インタフェース100の規格としては複数の種類の規格のうちの何れを用いてもよいが、本実施形態では、シリアルインタフェースの規格であるUSBを想定している。なお、シリアルインタフェースの規格には、USBの他に、IEEE1394、Ethernet(登録商標)、IrDAが定めた赤外線通信の規格、IEEE802.11、電力線の規格などがある。付言するならば、パラレルインタフェースの規格としては、セントロニクスの規格、SCSIの規格などがある。
なお、図示は省略するが、プリンタ101は、CPU、RAM、ROM、外部メモリ、入出力機器などのデバイスを有し、PC102は、CPU、RAM、ROM、外部メモリ、入力機器、表示機器などのデバイスを有する。例えば、外部メモリは、ハードディスク(HDD)、フレキシブルディスク(FD)等である。なお、RAM、外部メモリ等は、各種の情報を記憶する記憶部の一例である。
また、本実施形態は、上述の構成に限られるものではない。例えば、本実施形態では、PC102とプリンタ101とが双方向の通信が可能なインタフェースで接続された構成を採用しているが、PC102の機能とプリンタ101の機能とを有する単体の装置を採用してもよい。
図2は、プリンタドライバ113の内部構成の一例を示す図である。印刷設定処理部120は、印刷設定項目の設定値を表示、通知などする機能を有し、ユーザによる入力機器の操作に応答して指示や入力を受け付ける。印刷設定処理部120は、受け付けた用紙の設定値や印刷品位の設定値などを含む印刷設定情報を外部メモリ等に記憶して管理する。
印刷データ生成処理部116は、設定された印刷設定情報とアプリケーションにより生成された文書データと印刷プロファイルとに従って印刷データを生成し、生成した印刷データをプリントスプーラ114にスプールする。ここで、印刷プロファイルには、プリンタ101における印刷を制御するための様々な情報、より具体的には、使用可能なインク、インクのうちこみ量、インクジェットプリンタヘッドの走査パス数、解像度、品位等の情報が含まれている。
監視部117は、プリントスプーラ114からの転送の要求によりプリントスプーラ114に記憶された印刷データを解析しつつ、後述のデータ通信処理部118からI/F制御部110を介してプリンタ101に印刷データを逐次転送する。
また、監視部117は、プリンタ101からステータス情報を取得する。監視部117は、取得したステータス情報を後述のステータス表示処理部119に転送し、ステータス表示処理部119は、受け取ったステータス情報に基づいて画面表示を行う。また、監視部117は、プリンタ101における印刷中にエラーによりページの欠落が発生した場合、当該ページの印刷データをプリンタ101に再度送信して印刷させるエラーリカバリー処理を行う。
データ通信処理部118は、監視部117の指示に従って、I/F制御部110を介してプリンタ101との通信処理を行う。プリンタ101との通信処理としては、印刷データ等のデータをプリンタ101に転送する処理、プリンタ101のステータス情報をプリンタ101から取得する処理などがある。
ステータス表示処理部119は、監視部117がプリンタ101から取得したステータス情報を受け取って解釈し、その内容に適した画面表示を行う。
(文書編集・印刷処理の説明)
図3は、アプリケーション115が行う文書編集・印刷処理に係るフローチャートの一例を示す図である。例えば、このフローチャートは、文書編集・印刷処理に関係するプログラムをPC102のCPUが読み出して実行することで実現される。なお、文書編集・印刷処理が開始されると、ユーザは、文書の編集を行うことができる。
まず、アプリケーション115は、文書の編集を受け付ける(S301)。文書の編集とは、印刷に用いられる各種の入力を受け付けた上で印刷を指示する一連の操作を指している。印刷に用いられる各種の入力では、用紙サイズなどの印刷設定項目の設定値の指定が行われ、画像データの選択と配置が行われ、テキストデータや図形データの入力が行われる。
例えば、画像データとして、ユーザは、独自のコンテンツ、例えば料金が不要であるコンテンツ(以下では、無料コンテンツと称する。)を選択することもできるし、有料コンテンツを選択することもできる。また、ユーザは、無料コンテンツと有料コンテンツとを1つの文書内に混在させることもできる。
ここで、有料コンテンツが選択された場合、アプリケーション115は、当該有料コンテンツが規定の回数だけ既に印刷されていないかを、図示しないコンテンツ情報データベースにて照会する。なお、コンテンツ情報データベースは、PC102に設けられていてもよいし、PC102に通信可能に接続された他のコンピュータに設けられていてもよい。
そして、アプリケーション115は、編集中の文書を印刷することで規定の回数を超過すると判断したときには印刷を指示する操作(印刷操作)を許可しないよう動作する。なお、印刷操作を許可した場合、アプリケーション115は、コンテンツ情報データベースの回数の情報を更新する。
続いて、アプリケーション115は、印刷操作が行われたか否かを判断する(S302)。このとき、アプリケーション115は、印刷操作が行われたと判断した場合、S303の処理を行い、他方、印刷操作が行われていないと判断した場合、処理を終了する。
S303では、アプリケーション115は、OSが提供する印刷関連のAPIを順次呼び出して文書の各ページの描画命令(描画情報)を取得し、当該文書に有料コンテンツが含まれているか否かを判断する。具体的には、アプリケーション115は、コンテンツの選択操作を監視することで有料コンテンツが文書に含まれるか否かを判断する。また、その他の方法で判断しても良い。このとき、アプリケーション115は、含まれていると判断した場合、S304の処理を行い、他方、含まれていないと判断した場合、S305の処理を行う。S304では、アプリケーション115は、描画命令の出力に先立って、印刷設定情報の一部として、文書に有料コンテンツを含むことを示す情報(有料情報)を設定し、続いてS305の処理を行う。
S305では、アプリケーション115は、ジョブを開始する旨の通知をプリンタドライバ113に行う。続いて、アプリケーション115は、ページについての処理を開始する旨の通知をプリンタドライバ113に行い(S306)、ページ内の画像データ、テキストデータ、図形データの描画命令をプリンタドライバ113に出力する(S307)。続いて、アプリケーション115は、ページについての処理を終了する旨の通知をプリンタドライバ113に行う(S308)。
続いて、アプリケーション115は、文書の全てのページの処理が終了したか否かを判断する(S309)。このとき、アプリケーション115は、終了したと判断した場合、処理を終了し、他方、終了していないと判断した場合、S306の処理を行う。即ち、アプリケーション115は、文書が複数のページからなる場合、S306からS308までの処理をページ数分繰り返し行う。
(印刷処理の説明)
図4は、プリンタドライバ113が行う印刷処理に係るフローチャートの一例を示す図である。例えば、このフローチャートは、印刷処理に関係するプログラムをPC102のCPUが読み出して実行することで実現される。なお、アプリケーション115で印刷操作が受け付けられると、プリンタドライバ113がOSから呼び出されて印刷処理が開始される。
まず、プリンタドライバ113は、ジョブに設定された印刷設定情報を取得する(S401)。続いて、プリンタドライバ113は、プリントスプーラ114に対してジョブ開始コマンドを出力する(S402)。
続いて、プリンタドライバ113は、有料コンテンツを含む印刷データのジョブであるか否かをS304にて印刷設定情報に設定され得る有料情報を参照して判断する(S403)。このとき、プリンタドライバ113は、有料コンテンツを含む印刷データのジョブであると判断した場合、S404の処理を行い、他方、有料コンテンツを含む印刷データのジョブでないと判断した場合、S405の処理を行う。
S404では、プリンタドライバ113は、有料コンテンツが含まれていることを示すコマンドをプリントスプーラ114に対して出力する。なお、プリントスプーラ114は、プリンタドライバ113から出力された有料コンテンツが含まれていることを示すコマンドを印刷データとして記憶する。このコマンドは、有料コンテンツが含まれていることを示す識別情報の一例であり、図5に示すような構造を有する。
図5は、PC102がプリンタ101に転送する印刷データに有料コンテンツが含まれることを示すコマンドの一例を示す図である。
最初の1バイトは、エスケープシーケンスの開始を示すエスケープコードである。2バイト目は、コマンドの種類を表す文字を示す値である。ここでは、有料コンテンツ有無を示すコマンドを意味する'v'が設定されている。3バイト目及び4バイト目は、コマンドのサイズのカウント値を下位1バイト、上位1バイトの順番に並べたものである。この例では、カウント値が0x0001を示している。5バイト目(最後の1バイト)は、有料コンテンツの有無を示す値である。0x01は、有料コンテンツが含まれていることを示す値である。
S405では、プリンタドライバ113は、各ページの描画命令をラスターデータに変換(ラスタライズ)し、ラスターデータをコマンドの形式に変換したページデータ(印刷データの一部)をプリントスプーラ114に出力する。
続いて、プリンタドライバ113は、S405の処理において全てのページについてのページデータの出力が終わった場合、ジョブ終了コマンドをプリントスプーラ114に出力し(S406)、処理を終了する。
(データ転送処理の説明)
図6は、プリンタドライバ113が行うデータ転送処理に係るフローチャートの一例を示す図である。データ転送処理は、プリントスプーラ114からの転送の要求に応じてプリンタドライバ113によって行われる。例えば、このフローチャートは、データ転送処理に関係するプログラムをPC102のCPUが読み出して実行することで実現される。
なお、プリンタドライバ113がジョブをもとに印刷データをプリントスプーラ114に出力すると、プリントスプーラ114がプリンタドライバ113に対して印刷データのプリンタ101への転送を要求する。
まず、プリンタドライバ113は、プリントスプーラ114から印刷データの転送が要求されると、プリントスプーラ114から印刷データを取得する(S601)。
続いて、プリンタドライバ113は、S601で取得した印刷データを解析し(S602)、印刷データに有料コンテンツが含まれていることを示すコマンドが含まれるか否かを判断する(S603)。このとき、プリンタドライバ113は、含まれると判断した場合、S604の処理を行い、他方、含まれないと判断した場合、S605の処理を行う。
S604では、プリンタドライバ113は、当該ジョブではエラーリカバリー処理を行わないことを示す情報(不許可情報)をエラーリカバリー設定情報として記憶部に記憶し(S604)、続いてS605の処理を行う。なお、エラーリカバリー設定情報は、各ジョブの開始時、即ち当該ジョブが開始されるまでにはエラーリカバリー処理を行うことを示す情報(許可情報)で初期化される。なお、エラーリカバリー設定情報は、当該ジョブにおいてエラーが発生したときに再度の印刷を行う再印刷処理を許可するか否かを示す判定情報の一例である。
S605では、プリンタドライバ113は、S601でプリントスプーラ114から取得した印刷データをプリンタ101に転送する。
続いて、プリンタドライバ113は、プリンタ101にステータス情報の送信を要求し、プリンタ101のステータス情報を取得する(S606)。続いて、プリンタドライバ113は、取得したステータス情報を解析してプリンタ101がエラーリカバリー処理を行うべき状態になっているか否かを判断する(S607)。このとき、プリンタドライバ113は、エラーリカバリー処理を行うべき状態になっていると判断した場合、S608の処理を行い、他方、エラーリカバリー処理を行うべき状態になっていないと判断した場合、S611の処理を行う。
S608では、プリンタドライバ113は、エラーリカバリー設定情報を取得する。続いて、プリンタドライバ113は、エラーリカバリー設定情報が許可情報であるか否かを判断する(S609)。このとき、プリンタドライバ113は、許可情報であると判断した場合、S610の処理を行い、他方、不許可情報であると判断した場合、S611の処理を行う。S610では、プリンタドライバ113は、エラーリカバリー処理を行い、続いてS611の処理を行う。
ここで、エラーリカバリー処理としては、プリンタドライバ113が必要な印刷データを再送信する方法を想定しているが、この方法に限られるものではない。例えば、プリンタ101がエラーリカバリー処理の機能を持っていてプリンタドライバ113がコマンドにより実行を指示する方法であってもよい。なお、プリンタドライバ113から制御する方法としてどのような方法を採用してもよい。
S611では、プリンタドライバ113は、ジョブの終了であるか否かを判断する。このとき、ジョブの終了であると判断した場合、処理を終了し、他方、ジョブの終了でないと判断した場合、S601の処理を行う。このように、プリンタドライバ113は、プリントスプーラ114から転送が要求される印刷データの全てを送信し終えるまでS601からS610までの処理を繰り返してデータ転送処理を終了する。
上述の構成によれば、プリンタ101でエラーリカバリー処理を行うべき状況が発生した場合、例えば紙ジャムエラーが発生した場合でも、ジョブの印刷データに有料コンテンツが含まれているときにはエラーリカバリー処理を行わないよう制御できるようになる。また、上述の構成によれば、エラーリカバリー処理によって有料コンテンツが規定の回数を超えて印刷されることを回避できるようになる。また、上述の構成によれば、有料コンテンツを用いた文書の編集が行うことができるので、汎用性が高くなる。
<第2の実施形態>
図7から図16を用いて本実施形態を説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を用いて説明を適宜省略する。
図7は、本実施形態のプリンタドライバ113の内部構成の一例を示す図である。印刷状況記憶部121は、各ジョブにおける有料コンテンツの印刷状況を記憶する。課金処理部122は、各ジョブの終了時に有料コンテンツの印刷の結果に応じた課金処理を行う。
その他の機能部(116〜120)は、図2の機能部(116〜120)と同様であるので説明を省略する。
(文書編集・印刷処理の説明)
図8は、アプリケーション115が行う文書編集・印刷処理に係るフローチャートの一例を示す図である。なお、S801からS803まで、S805からS809までの処理は、図3に示すS301からS303まで、S305からS309までの処理と同じであるので、説明を省略する。
S804では、アプリケーション115は、文書中の全ての有料コンテンツの位置情報をページ番号、及びコンテンツIDとともに、印刷設定情報の一部として設定する。設定される情報は、図9(a)のような構造になっている。
図9の(a)は、アプリケーション115によって印刷設定情報として設定される有料コンテンツの位置情報の一例を示す図である。図9の(b)は、図9の(a)に基づく有料コンテンツのページ内での配置の一例を示す図である。
ページ番号は、有料コンテンツが文書中の何ページ目に配置されているかを示す。コンテンツIDは、有料コンテンツに固有のID番号を示す。開始位置(Y座標)は、用紙の上端から有料コンテンツの上端までの距離を示す。終了位置(Y座標)は、用紙の上端から有料コンテンツの下端までの距離を示す。
図9(b)では、ページ901上には有料コンテンツ(902、905)が図9(a)に記録された位置に夫々配置されている。また、ページ901上には、無料コンテンツ(903、904、906)が配置されている。
(データ転送処理の説明)
図10は、プリンタドライバ113が行う印刷処理に係るフローチャートの一例を示す図である。アプリケーション115で印刷操作が受け付けられると、プリンタドライバ113がOSから呼び出されて印刷処理が開始される。
まず、プリンタドライバ113は、ジョブに設定された印刷設定情報を取得する(S1001)。なお、印刷設定情報には、図8のS804で設定された有料コンテンツの位置情報が含まれている。続いて、プリンタドライバ113は、プリントスプーラ114に対してジョブ開始コマンドを出力する(S1002)。
続いて、プリンタドライバ113は、S1001で取得した印刷設定情報中の有料コンテンツの位置情報を参照しつつ、プリントスプーラ114にページデータを出力する処理(ページデータ出力処理)を行う。なお、ページデータ出力処理の詳細については図11を用いて後述する。
続いて、プリンタドライバ113は、ジョブ終了コマンドをプリントスプーラ114に出力し(S1004)、印刷処理を終了する。
図11は、プリンタドライバ113が行うページデータ出力処理に係るフローチャートの一例を示す図である。ページデータ出力処理は、プリンタドライバ113の印刷処理の一部として行われる。
まず、プリンタドライバ113は、図10のS1001で取得した印刷設定情報を参照し、有料コンテンツの位置情報を取得する(S1101)。続いて、プリンタドライバ113は、ページの描画命令を取得する(S1102)。
続いて、プリンタドライバ113は、描画命令をラスターデータに変換(ラスタライズ)する際、S1101で取得した有料コンテンツの位置情報を参照し、処理中のページに有料コンテンツが含まれているか否かを判別する(S1103)。このとき、処理中のページに有料コンテンツが含まれていると判断した場合、S1104の処理を行い、他方、処理中のページに有料コンテンツが含まれていないと判断した場合、S1107の処理を行う。
S1104では、プリンタドライバ113は、ページ内の有料コンテンツについて、有料コンテンツの上端の直前又は有料コンテンツの下端までのラスターデータをプリントスプーラ114に出力する。続いて、プリンタドライバ113は、有料コンテンツの位置を示すコマンド(以下、エコーコマンドと称する。)をプリントスプーラ114に出力する(S1105)。
例えば、有料コンテンツの上端の直前まで出力した場合、プリンタドライバ113は、図12(a)に示すエコーコマンドをプリントスプーラ114に出力する。また、例えば、有料コンテンツの下端まで出力した場合、プリンタドライバ113は、図12(b)に示すエコーコマンドをプリントスプーラ114に出力する。
図12は、エコーコマンドの一例を示す図である。図12(a)のエコーコマンドは、コンテンツIDが15003451(16進表記で00e4ef3b)である有料コンテンツの上端のラスターデータの出力の直前に出力されるものである。図12(b)のエコーコマンドは、コンテンツIDが15003451(16進表記で00e4ef3b)である有料コンテンツの下端のラスターデータの出力の直後に出力されるものである。
ここで、プリンタ101は、これらのエコーコマンドを含む印刷データを受信して処理すると、PC102に対して図16で説明する応答コマンドを送信するように構成されている。即ち、ラスターデータの直前(又は直後)に出力されたエコーコマンドに対して、当該ラスターデータの印刷が行われる直前(又は直後)に応答コマンドが送信される。故に、PC102は、応答コマンドを受信することにより、有料コンテンツの印刷の開始及び終了を認識することができるようになる。
続いて、プリンタドライバ113は、ページ内に他の有料コンテンツが含まれているか否かを判断する(S1106)。このとき、プリンタドライバ113は、含まれていると判断した場合、S1104の処理を行い、他方、含まれていないと判断した場合、S1107の処理を行う。
S1107では、プリンタドライバ113は、残りのラスターデータをプリントスプーラ114に出力して1ページ分のデータ(ページデータ)の出力処理を終える。続いて、プリンタドライバ113は、全てのページのページデータの出力処理が終了したか否かを判断する(S1108)。このとき、プリンタドライバ113は、終了したと判断した場合、ページデータ出力処理を終了し、他方、終了していないと判断した場合、S1102の処理を行う。
(データ転送処理の説明)
図13は、プリンタドライバ113が行うデータ転送処理に係るフローチャートの一例を示す図である。データ転送処理は、プリントスプーラ114からの転送の要求に応じてプリンタドライバ113によって行われる。なお、プリンタドライバ113がプリントスプーラ114に印刷データを出力すると、プリントスプーラ114がプリンタドライバ113に対して印刷データのプリンタ101への転送を要求する。
まず、プリンタドライバ113は、プリントスプーラ114から印刷データの転送が要求されると、現在のページ番号として記憶する処理ページ情報を、1ページ目を表す内容に初期化する(S1301)。
続いて、プリンタドライバ113は、プリントスプーラ114から印刷データを取得し(S1302)、取得した印刷データをプリンタ101に転送する(S1303)。なお、この際、プリンタドライバ113は、プリンタ101に対して印刷データの受信要求を行う。続いて、プリンタドライバ113は、プリンタ101にステータス情報の送信を要求し、プリンタ101のステータス情報を取得する(S1304)。
続いて、プリンタドライバ113は、取得したステータス情報を解析し、図16(a)に示す有料コンテンツの印刷の開始の直前に送信される応答コマンドが含まれるか否かを判断する(S1305)。このとき、プリンタドライバ113は、含まれていると判断した場合、S1306の処理を行い、他方、含まれないと判断した場合、S1307の処理を行う。
S1306では、プリンタドライバ113は、有料コンテンツの印刷を開始することを示す情報を処理中のページのページ番号、及びコンテンツIDとともに記憶部に記憶し、後続の印刷データを取得するためにS1302の処理を行う。
S1307では、プリンタドライバ113は、図16(b)に示す有料コンテンツの印刷の直後に送信される終了情報の一例である応答コマンドが含まれているか否かを判断する。このとき、プリンタドライバ113は、含まれていると判断した場合、S1308の処理を行い、他方、含まれないと判断した場合、S1310の処理を行う。
S1308では、プリンタドライバ113は、有料コンテンツの印刷を終了したことを示す情報を処理中のページのページ番号、及びコンテンツIDとともに記憶部に記憶する。即ち、プリンタドライバ113は、印刷が行われたコンテンツを特定可能な特定情報を記憶部に記憶する。
続いて、プリンタドライバ113は、現在のページではエラーリカバリー処理を行わないことを示す情報(不許可情報)をエラーリカバリー設定情報として記憶部に記憶し(S1309)、後続の印刷データを取得するためにS1302の処理を行う。なお、エラーリカバリー設定情報は、各ジョブの開始時、即ち当該ジョブが開始されるまでにはエラーリカバリー処理を行うことを示す情報(許可情報)で初期化される。
S1310では、プリンタドライバ113は、ステータス情報にページの印刷が完了したことを示すコマンドが含まれているか否かを判断する。このとき、プリンタドライバ113は、含まれていると判断した場合、S1311の処理を行い、他方、含まれないと判断した場合、S1313の処理を行う。
S1311では、プリンタドライバ113は、エラーリカバリー設定情報を初期化、即ち、エラーリカバリー設定情報を許可情報として記憶する。続いて、プリンタドライバ113は、記憶部(より狭義には自身の記憶領域)に記憶した処理ページ情報に1を追加し(S1312)、後続の印刷データを取得するためにS1302の処理を行う。
S1313では、プリンタドライバ113は、ステータス情報にエラーリカバリー処理を行うべき状態を示すコマンドが含まれているか否かを判断する。このとき、プリンタドライバ113は、含まれていると判断した場合、S1314の処理を行い、他方、含まれないと判断した場合、S1317の処理を行う。
S1314では、プリンタドライバ113は、エラーリカバリー設定情報を取得する。続いて、プリンタドライバ113は、エラーリカバリー設定情報が許可情報であるか否かを判断する(S1315)。このとき、許可情報であると判断した場合、S1316の処理を行い、他方、不許可情報であると判断した場合、S1317の処理を行う。S1316では、プリンタドライバ113は、エラーリカバリー処理を行う。
S1317では、プリンタドライバ113は、ジョブが終了したか否かを判断する。このとき、プリンタドライバ113は、ジョブが終了したと判断した場合、S1318の処理を行い、他方、ジョブが終了していないと判断した場合、S1302の処理を行う。
S1318では、プリンタドライバ113は、課金処理を行い、処理を終了する。即ち、プリンタドライバ113は、S1302からS1316までの処理をジョブ全体の印刷が終了するまで繰り返した後、S1308で記憶した印刷の終了した有料コンテンツの情報を参照して有料コンテンツの印刷に伴う課金処理を行う。
(データ受信処理と印刷実行処理との説明)
図14は、プリンタ101が行うデータ受信処理に係るフローチャートの一例を示す図である。データ受信処理は、例えばプリンタ101のI/F制御部103によって行われる。
まず、プリンタ101は、プリンタ101の電源オフの操作などにより発生するプリンタ101の終了要求を検知したか否かを判断する(S1401)。このとき、プリンタ101は、終了要求を検知したと判断した場合、処理を終了し、他方、終了要求を検知していないと判断した場合、S1402の処理を行う。
S1402では、プリンタ101は、印刷データの受信要求をPC102から受信したか否かを判断する。このとき、プリンタ101は、受信したと判断した場合、S1403の処理を行い、他方、受信していないと判断した場合、S1401の処理を行う。
S1403では、プリンタ101は、印刷データを受信してバッファに格納する。ここで、バッファの容量には限りがあるので、プリンタ101は、受信要求された印刷データをバッファに格納できない場合、送信元のPC102に対してエラーを通知して再送を促す。なお、プリンタ101は、上述の処理を終了要求があるまで繰り返し行う。
図15は、プリンタ101が行う印刷実行処理に係るフローチャートの一例を示す図である。印刷実行処理は、例えばプリンタ101の印刷制御部104及び印刷部105によって行われる。
まず、プリンタ101は、終了要求を検知したか否かを判断する(S1501)。このとき、プリンタ101は、終了要求を検知したと判断した場合、処理を終了し、他方、終了要求を検知していないと判断した場合、S1502の処理を行う。
S1502では、プリンタ101は、バッファに印刷データが格納されているか否かを判断する。このとき、プリンタ101は、格納されていると判断した場合、S1503の処理を行い、他方、格納されていないと判断された場合、S1501の処理を行う。
S1503では、プリンタ101は、バッファから印刷データを取得する。より具体的には、プリンタ101は、バッファに印刷データが格納されると、バッファから印刷データをコマンド単位で取り出して内容を解析する。続いて、プリンタ101は、バッファから取り出した印刷データのコマンドがエコーコマンドであるか否かを判断する(S1504)。このとき、エコーコマンドであると判断した場合、S1505の処理を行い、他方、エコーコマンドでないと判断した場合、S1506の処理を行う。
S1505では、プリンタ101は、エコーコマンドで指定された情報をもとに図16に示すフォーマットの応答コマンドを生成してPC102に送信する。
本実施形態では、エコーコマンドの16進数の情報が応答コマンドでは10進数に変換され、更にASCIIコードに変換されて文字列として送信するように構成しているが、この構成に限られるものではない。例えば、バイナリデータの形式のまま送信するなど、他の形態で送信する構成を採用してもよい。そして、プリンタ101は、応答コマンドを送信した後、後続のコマンドをバッファから取得するためにS1501の処理を行う。
図16は、図12のエコーコマンドに対してプリンタ101から送信される応答コマンドの一例を示す図である。図16(a)の応答コマンドは、コンテンツIDが15003451である有料コンテンツの印刷の開始の直前に送信されるものである。図16(b)の応答コマンドは、コンテンツIDが15003451である有料コンテンツの印刷の完了の直後に送信されるものである。
S1506では、プリンタ101は、コマンドがラスターデータのコマンドであるか否かを判断する。このとき、プリンタ101は、ラスターデータのコマンドであると判断した場合、S1507の処理を行い、他方、ラスターデータのコマンドでないと判断した場合、S1508の処理を行う。
S1507では、プリンタ101は、ラスターデータを印刷部105で印刷し、後続のコマンドをバッファから取得するためにS1501の処理を行う。
S1508では、プリンタ101は、コマンドによって指定された処理を実行する。エコーコマンドでもラスターコマンドでもないコマンドとしては、例えば給紙ビンの選択コマンドやプリントヘッドのクリーニング等を指示するメンテナンスコマンドなどがある。その後、プリンタ101は、後続のコマンドをバッファから取得するためにS1501の処理を行う。
このように、プリンタ101は、PC102から受信する印刷データに含まれるラスターデータを順次印刷しつつ、それらの間に含まれる有料コンテンツの前後に挿入されたエコーコマンドに対する応答コマンドを送信する。この構成によれば、有料コンテンツが印刷される直前、及び印刷が完了した直後にPC102に応答コマンドを送信することができるので、PC102は、有料コンテンツの印刷の開始と印刷の完了とを認識することができる。
したがって、各ページに含まれる有料コンテンツのうち1つでも印刷が完了したものがあれば当該ページではエラーリカバリー処理を行わないように制御できるので、有料コンテンツがエラーリカバリー処理によって規定の回数を超えて印刷される事態を回避できる。
また、有料コンテンツの印刷に伴う課金処理において、コンテンツ単位で印刷が完了したか否かを基準に行うことができるので、印刷中にトラブルが発生した場合にも適切な課金処理を行うことができる。
換言するならば、印刷の回数に制限のあるコンテンツを含む文書を自由に作成することを可能にしつつ、文書の印刷の途中でエラーが発生して印刷が中断された場合にも、コンテンツの印刷が完了したか否かに応じて課金処理や再印刷処理が適切に行えるようになる。
<その他の実施形態>
本実施形態としては、第1の実施形態の構成と第2の実施形態の構成とを適宜に組み合わせた構成を有する。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
上述した実施形態の構成によれば、印刷の回数が制限された対象のコンテンツの印刷をより適切に制御することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (10)

  1. 印刷データに印刷の回数に制限が設けられた対象のコンテンツが含まれることを示す識別情報が含まれているかを判断する判断手段と、
    前記印刷データの印刷においてエラーが発生したときに再度の印刷を行う再印刷処理を許可するか否かを示す判定情報を、前記再印刷処理を許可することを示す情報として記憶する記憶手段と、
    前記判断手段で前記識別情報が含まれていると判断されると、前記再印刷処理を許可しないことを示す情報に前記判定情報を変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記印刷データの印刷を行う印刷装置と通信可能に接続され、
    前記印刷データの印刷におけるエラーの有無の情報を前記印刷装置から取得してエラーがあると判断した場合、前記判定情報が前記再印刷処理を許可することを示す情報であるときは前記再印刷処理を行い、前記判定情報が前記再印刷処理を許可しないことを示す情報であるときは前記再印刷処理を行わない印刷制御手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 印刷装置と通信可能に接続された情報処理装置であって、
    印刷のジョブをもとに、印刷の回数に制限が設けられた対象のコンテンツの終りまで印刷データを生成すると、前記コンテンツの終りを示す情報を生成する生成手段と、
    前記ジョブにおいてエラーが発生したときに再度の印刷を行う再印刷処理を許可するか否かを示す判定情報を、前記再印刷処理を許可することを示す情報として前記ジョブが開始されるまでに記憶部に記憶し、前記コンテンツの終りを示す情報をもとに前記コンテンツの印刷が終了したと前記印刷装置で判断されたときに送信される前記コンテンツの印刷が終了したことを示す終了情報を前記印刷装置から受信すると、前記再印刷処理を許可しないことを示す情報に前記判定情報を変更する記憶手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記印刷データの印刷におけるエラーの有無の情報を前記印刷装置から取得してエラーがあると判断した場合、前記判定情報が前記再印刷処理を許可することを示す情報であるときは前記再印刷処理を行い、前記判定情報が前記再印刷処理を許可しないことを示す情報であるときは前記再印刷処理を行わない印刷制御手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶手段は、前記印刷データの一のページの印刷が終了したことを示す情報を前記印刷装置から受信すると、前記再印刷処理を許可することを示す情報に前記判定情報を更に変更し、
    前記印刷制御手段は、前記判定情報が前記再印刷処理を許可しないことを示す情報であるときは、前記コンテンツが含まれているページについて前記再印刷処理を行わないことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶手段は、前記終了情報を前記印刷装置から受信すると、前記コンテンツを特定可能な特定情報を更に記憶し、
    前記ジョブが終了された場合、前記特定情報に従って前記コンテンツについての課金を行う課金手段を更に有することを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 印刷データに印刷の回数に制限が設けられた対象のコンテンツが含まれることを示す識別情報が含まれているかを判断する判断工程と、
    前記印刷データの印刷においてエラーが発生したときに再度の印刷を行う再印刷処理を許可するか否かを示す判定情報を、前記再印刷処理を許可することを示す情報として記憶する記憶工程と、
    前記判断工程で前記識別情報が含まれていると判断されると、前記再印刷処理を許可しないことを示す情報に前記判定情報を変更する変更工程と、
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  8. 印刷装置と通信可能に接続された情報処理装置における印刷制御方法であって、
    印刷のジョブをもとに、印刷の回数に制限が設けられた対象のコンテンツの終りまで印刷データを生成すると、前記コンテンツの終りを示す情報を生成する生成工程と、
    前記ジョブにおいてエラーが発生したときに再度の印刷を行う再印刷処理を許可するか否かを示す判定情報を、前記再印刷処理を許可することを示す情報として前記ジョブが開始されるまでに記憶部に記憶し、前記コンテンツの終りを示す情報をもとに前記コンテンツの印刷が終了したと前記印刷装置で判断されたときに送信される前記コンテンツの印刷が終了したことを示す終了情報を前記印刷装置から受信すると、前記再印刷処理を許可しないことを示す情報に前記判定情報を変更する記憶工程と、
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  9. コンピュータを、
    印刷データに印刷の回数に制限が設けられた対象のコンテンツが含まれることを示す識別情報が含まれているかを判断する判断手段と、
    前記印刷データの印刷においてエラーが発生したときに再度の印刷を行う再印刷処理を許可するか否かを示す判定情報を、前記再印刷処理を許可することを示す情報として記憶する記憶手段と、
    前記判断手段で前記識別情報が含まれていると判断されると、前記再印刷処理を許可しないことを示す情報に前記判定情報を変更する変更手段と、
    して機能させるプログラム。
  10. 印刷装置と通信可能に接続されたコンピュータを、
    印刷のジョブをもとに、印刷の回数に制限が設けられた対象のコンテンツの終りまで印刷データを生成すると、前記コンテンツの終りを示す情報を生成する生成手段と、
    前記ジョブにおいてエラーが発生したときに再度の印刷を行う再印刷処理を許可するか否かを示す判定情報を、前記再印刷処理を許可することを示す情報として前記ジョブが開始されるまでに記憶部に記憶し、前記コンテンツの終りを示す情報をもとに前記コンテンツの印刷が終了したと前記印刷装置で判断されたときに送信される前記コンテンツの印刷が終了したことを示す終了情報を前記印刷装置から受信すると、前記再印刷処理を許可しないことを示す情報に前記判定情報を変更する記憶手段と、
    して機能させるプログラム。
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