JP2002312672A - スポンサ付きコンテンツの印刷を利用した広告方法および広告システム - Google Patents

スポンサ付きコンテンツの印刷を利用した広告方法および広告システム

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JP2002312672A
JP2002312672A JP2001115007A JP2001115007A JP2002312672A JP 2002312672 A JP2002312672 A JP 2002312672A JP 2001115007 A JP2001115007 A JP 2001115007A JP 2001115007 A JP2001115007 A JP 2001115007A JP 2002312672 A JP2002312672 A JP 2002312672A
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JP2001115007A
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English (en)
Inventor
Kenji Hisatomi
健治 久富
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送されたスポンサ付きコンテンツの印
刷を利用してデジタル放送の視聴者に対し有効な広告を
行う。 【解決手段】 放送されたスポンサ付きコンテンツをホ
ームプリンタ300で印刷した場合、スポンサ付きコン
テンツに含まれるスポンサ情報を、ホームプリンタ30
0に装着されたインクカートリッジ302に取り付けら
れたメモリICチップ304に記録する。そして、イン
クカートリッジ302が回収された場合、メモリICチ
ップ304に蓄積されたスポンサ情報を基に、ユーザに
スポンサ負担の印刷代金を支払う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポンサ付きコン
テンツの印刷を利用した広告方法、広告システム、なら
びにその広告システムを構築するための各要素である放
送局、受信装置、印刷装置、換金装置、および統計サー
バに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、放送の技術分野においてもデータ
のデジタル化が急速に進められており、たとえば、BS
(放送衛星)デジタル放送やCS(通信衛星)デジタル
放送、地上波デジタル放送など、衛星波や地上波などの
伝送路を通して高品質のマルチメディア情報が送信され
るデジタル放送の導入が拡大されつつある。
【0003】デジタル放送では、高品質の映像と音声サ
ービスに加え、データを用いたさまざまなマルチメディ
アサービスが可能となる。たとえば、電子番組案内、ニ
ュース、天気、生活情報のような放送されたデータを対
話的に操作して利用するサービスに加え、リクエスト、
アンケート投票、テレショッピングなどの双方向サービ
スが可能となる。これらのデータサービスには、TV番
組や音声番組に連動して提供されるものと、データのみ
で独立してサービスを構成するものとがある。
【0004】このようなデジタル放送では、放送データ
のデジタル化により、視聴者は、家庭内に設置されたホ
ームプリンタを利用することで、放送されたデジタルコ
ンテンツの中から印刷したいコンテンツを自由に印刷す
ることが可能となり、非常に便利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
このようなデジタル放送システムにおいて、家庭内での
放送コンテンツの印刷を利用してデジタル放送の視聴者
(ホームプリンタのユーザ)に対し広告を行うことは、
知られていなかった。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、放送されたスポンサ付きコンテンツの印刷を利
用してデジタル放送の視聴者に対し有効な広告を行うこ
とができる、スポンサ付きコンテンツの印刷を利用した
広告方法、広告システム、ならびにその広告システムを
構築するための各要素である放送局、受信装置、印刷装
置、換金装置、および統計サーバを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の広告方法は、放
送されたスポンサ付きコンテンツを印刷したユーザに印
刷代金を支払う広告方法であって、ユーザがスポンサ付
きコンテンツの印刷を指示した場合、印刷を指示したス
ポンサ付きコンテンツに付随するスポンサ情報を、印刷
装置に着脱自在に装着された消耗品部品に取り付けられ
た記憶装置に記録するステップと、前記消耗品部品が回
収された場合、前記記憶装置に蓄積されたスポンサ情報
を基に、ユーザにスポンサ負担の印刷代金を支払うステ
ップと、を有するようにした。
【0008】この方法によれば、ユーザ(視聴者)は、
スポンサ付きコンテンツを印刷した場合、消耗品部品回
収時にスポンサ情報に応じてお金の支払を受けることが
できる、つまり、スポンサ付きコンテンツの印刷コスト
をスポンサ側が負担するため、スポンサ付きコンテンツ
の印刷を通じて視聴者に対し有効な広告を行うことがで
き、視聴者に対する広告効果を向上することができる。
【0009】本発明の広告方法は、前記スポンサ情報
は、コンテンツの印刷代金を負担するスポンサのID
と、コンテンツのIDと、各コンテンツに対するスポン
サの負担金額とを含むようにした。
【0010】この方法によれば、ユーザにスポンサ負担
の印刷代金を支払うための基礎となる各種データベース
を、単純な構造で容易に構築することができる。
【0011】本発明の広告方法は、前記消耗品部品は、
インクカートリッジであるようにした。
【0012】この方法によれば、再利用(リサイクル)
のために使用済みのインクカートリッジを回収したり、
回収したインクカートリッジにインクを再び詰めるサー
ビスを利用して、ユーザにスポンサ負担の印刷代金を支
払うシステムを構築することが可能となる。
【0013】本発明の広告方法は、前記消耗品部品は、
トナーカートリッジであるようにした。
【0014】この方法によれば、再利用(リサイクル)
のために使用済みのトナーカートリッジを回収したり、
回収したトナーカートリッジにトナーを再び詰めるサー
ビスを利用して、ユーザにスポンサ負担の印刷代金を支
払うシステムを構築することが可能となる。
【0015】本発明の広告方法は、ユーザに支払った金
額をスポンサごとに積算してデータベースに記録するス
テップと、前記データベースで管理されている支払合計
金額をスポンサに請求するステップと、をさらに有する
ようにした。
【0016】この方法によれば、スポンサ付きコンテン
ツの印刷を利用した広告システムにおいて、スポンサが
放送を依頼してからスポンサ負担の印刷代金の請求を受
けるまでのビジネスの流れを完成することができる。
【0017】本発明の広告方法は、放送されたスポンサ
付きコンテンツを印刷したユーザに印刷代金を支払う広
告方法であって、放送局が、スポンサ付きコンテンツを
放送するステップと、受信装置が、放送されたスポンサ
付きコンテンツを受信するステップと、ユーザがスポン
サ付きコンテンツの印刷を指示した場合、印刷装置が、
前記受信装置からスポンサ付きコンテンツを受け取るス
テップと、前記印刷装置が、前記受信装置から受け取っ
たスポンサ付きコンテンツに付随するスポンサ情報を、
当該印刷装置に着脱自在に装着された消耗品部品に取り
付けられた記憶装置に記録するステップと、前記消耗品
部品が回収された場合、前記記憶装置に蓄積されたスポ
ンサ情報を基に、ユーザにスポンサ負担の印刷代金を支
払うステップと、ユーザに支払った金額をスポンサごと
に積算してデータベースに記録するステップと、前記デ
ータベースで管理されている支払合計金額をスポンサに
請求するステップと、を有するようにした。
【0018】この方法によれば、スポンサ付きコンテン
ツの印刷を利用した広告システムであってスポンサが放
送を依頼してからスポンサ負担の印刷代金の請求を受け
るまでのビジネスの流れが規定されたものを構築するこ
とができ、ユーザ(視聴者)は、かかる広告システムに
おいてスポンサ付きコンテンツを印刷した場合、消耗品
部品回収時にスポンサ情報に応じてお金の支払を受ける
ことができる、つまり、スポンサ付きコンテンツの印刷
コストをスポンサ側が負担するため、スポンサ付きコン
テンツの印刷を通じて視聴者に対し有効な広告を行うこ
とができ、視聴者に対する広告効果を向上することがで
きる。
【0019】本発明の広告方法は、印刷されたスポンサ
付きコンテンツの統計情報を作成し、スポンサに提供す
るステップ、をさらに有するようにした。
【0020】この方法によれば、スポンサに有益な統計
情報を提供することができるため、提供された統計情報
を活用することで、視聴者に対する広告効果をさらに向
上することができる。
【0021】本発明の広告システムは、放送されたスポ
ンサ付きコンテンツを印刷したユーザに印刷代金を支払
う広告システムであって、スポンサ付きコンテンツを放
送する放送局と、放送されたスポンサ付きコンテンツを
受信する受信装置と、データの読み書きが可能な記憶装
置が取り付けられた消耗品部品が着脱自在に装着され、
ユーザがスポンサ付きコンテンツの印刷を指示した場
合、前記受信装置からスポンサ付きコンテンツを受け取
り、受け取ったスポンサ付きコンテンツに付随するスポ
ンサ情報を前記記憶装置に記録する印刷装置と、前記消
耗品部品が回収された場合、前記記憶装置に蓄積された
スポンサ情報を読み取り、読み取ったスポンサ情報を基
に、ユーザに支払うべきスポンサ負担の印刷代金を算出
する換金装置と、を有する構成を採る。
【0022】この構成によれば、ユーザ(視聴者)は、
スポンサ付きコンテンツを印刷した場合、消耗品部品回
収時にスポンサ情報に応じてお金の支払を受けることが
できる、つまり、スポンサ付きコンテンツの印刷コスト
をスポンサ側が負担するため、スポンサ付きコンテンツ
の印刷を通じて視聴者に対し有効な広告を行うことがで
き、視聴者に対する広告効果を向上することができる。
【0023】本発明の広告システムは、前記換金装置か
らスポンサ情報、支払金額情報、および当該換金装置の
設置場所情報を収集し、収集した情報を基に、スポンサ
に有益な統計情報を作成する統計サーバ、をさらに有す
る構成を採る。
【0024】この構成によれば、スポンサに有益な統計
情報を提供することが可能となるため、提供された統計
情報を活用することで、視聴者に対する広告効果をさら
に向上することができる。
【0025】本発明の放送局は、放送されたスポンサ付
きコンテンツを印刷したユーザに印刷代金を支払う広告
システムに使用される放送局であって、放送するコンテ
ンツにスポンサ情報を付加する手段と、スポンサ情報が
付加されたスポンサ付きコンテンツを放送する手段と、
を有する構成を採る。
【0026】この構成によれば、上記の広告システムを
構築するための一要素である放送局を提供することがで
きる。
【0027】本発明の受信装置は、放送されたスポンサ
付きコンテンツを印刷したユーザに印刷代金を支払う広
告システムに使用される受信装置であって、放送された
スポンサ付きコンテンツを受信する手段と、ユーザから
の印刷指示を受け付ける手段と、ユーザからの印刷指示
が受け付けられた場合、受信されたスポンサ付きコンテ
ンツを出力する手段と、を有する構成を採る。
【0028】この構成によれば、上記の広告システムを
構築するための一要素である受信装置を提供することが
できる。
【0029】本発明の受信装置は、受信されたコンテン
ツがスポンサ付きか否かを判断する手段と、受信された
コンテンツがスポンサ付きの場合、コンテンツがスポン
サ付きであることを示すマークを画面に表示する手段
と、をさらに有する構成を採る。
【0030】この構成によれば、スポンサ付きコンテン
ツの場合、その旨を示すマークが画面に表示されるた
め、ユーザは、スポンサ付きコンテンツを意識的に選択
して印刷を指示することができる。
【0031】本発明の受信装置は、受信されたコンテン
ツがスポンサ付きか否かを判断する手段と、受信された
コンテンツがスポンサ付きの場合、当該スポンサ付きコ
ンテンツに付随するスポンサ情報を画面に表示する手段
と、をさらに有する構成を採る。
【0032】この構成によれば、スポンサ付きコンテン
ツの場合、当該コンテンツに付随するスポンサ情報が画
面に表示されるため、ユーザは、スポンサ付きであるこ
とのみならずスポンサ負担の内容をも考慮した上でスポ
ンサ付きコンテンツを意識的に選択して印刷を指示する
ことができる。
【0033】本発明の受信装置は、ユーザからの表示指
示がない場合、画面への表示動作を禁止する手段、をさ
らに有する構成を採る。
【0034】この構成によれば、ユーザからの表示指示
があった時のみ画面への表示動作(スポンサ付きである
旨の表示またはスポンサ情報の表示)が行われるため、
毎回表示されることによるうっとうしさを防止すること
ができる。
【0035】本発明の印刷装置は、放送されたスポンサ
付きコンテンツを印刷したユーザに印刷代金を支払う広
告システムに使用される印刷装置であって、データの読
み書きが可能な記憶装置が取り付けられた着脱自在の消
耗品部品と、印刷すべきスポンサ付きコンテンツを受け
取る手段と、受け取られたスポンサ付きコンテンツに付
随するスポンサ情報を獲得する手段と、受け取られたス
ポンサ付きコンテンツが印刷された場合、獲得されたス
ポンサ情報を前記記憶装置に書き込む手段と、を有する
構成を採る。
【0036】この構成によれば、上記の広告システムを
構築するための一要素である印刷装置を提供することが
できる。
【0037】本発明の印刷装置は、受け取られたコンテ
ンツがスポンサ付きか否かを判断する手段と、受け取ら
れたコンテンツがスポンサ付きの場合、コンテンツがス
ポンサ付きであることを示すマークを表示する手段と、
をさらに有する構成を採る。
【0038】この構成によれば、スポンサ付きコンテン
ツの場合、その旨を示すマークが表示されるため、ユー
ザは、スポンサ付きコンテンツを意識的に選択して印刷
を指示することができる。
【0039】本発明の印刷装置は、受け取られたコンテ
ンツがスポンサ付きか否かを判断する手段と、受け取ら
れたコンテンツがスポンサ付きの場合、当該スポンサ付
きコンテンツに付随するスポンサ情報を表示する手段
と、をさらに有する構成を採る。
【0040】この構成によれば、スポンサ付きコンテン
ツの場合、当該コンテンツに付随するスポンサ情報が表
示されるため、ユーザは、スポンサ付きであることのみ
ならずスポンサ負担の内容をも考慮した上でスポンサ付
きコンテンツを意識的に選択して印刷を指示することが
できる。
【0041】本発明の印刷装置は、表示動作するか否か
を切り替える手段、をさらに有する構成を採る。
【0042】この構成によれば、表示動作(スポンサ付
きである旨の表示またはスポンサ情報の表示)の有無を
切り替えることができるため、表示動作なしに切り替え
ることで、毎回表示されることによるうっとうしさを防
止することができる。
【0043】本発明の印刷装置は、前記記憶装置に蓄積
されたスポンサ情報を読み取る手段と、読み取られたス
ポンサ情報を基に、ユーザに支払うべきスポンサ負担の
印刷代金を算出する手段と、算出された現在の金額を表
示する手段と、をさらに有する構成を採る。
【0044】この構成によれば、ユーザは、消耗品部品
を装着したまま、自身に支払われる現在の金額をいつで
も容易に知ることができる。
【0045】本発明の印刷装置は、前記スポンサ情報
は、同一コンテンツの印刷回数を制限するための上限値
を含み、受け取られたスポンサ付きコンテンツと同一の
コンテンツの印刷回数をカウントする手段と、カウント
された印刷回数が上限値以上か否かを判断する手段と、
カウントされた印刷回数が上限値以上の場合、前記記憶
装置への書き込み動作を禁止する手段と、をさらに有す
る構成を採る。
【0046】この構成によれば、印刷回数が上限値以上
の場合は、印刷回数が上限値までの部分しかスポンサ負
担の印刷代金が支払われないため、スポンサ負担金目当
ての多重印刷を防止することができる。
【0047】本発明の印刷装置は、印刷が正常に終了し
たことを検出する手段と、印刷が正常に終了した場合、
前記記憶装置への書き込み動作を開始させる手段と、を
さらに有する構成を採る。
【0048】この構成によれば、印刷が正常に終了した
ことをトリガとして書き込み動作が開始される、換言す
れば、紙詰まりなどの印刷エラーが発生し再印刷が必要
なときは印刷回数がカウントされないため、正常に印刷
が終了したことを前提とする上記広告システムの信頼性
を確保することができる。
【0049】本発明の換金装置は、放送されたスポンサ
付きコンテンツを印刷したユーザに印刷代金を支払う広
告システムに使用される換金装置であって、印刷装置で
印刷されたスポンサ付きコンテンツに付随するスポンサ
情報が記録された記憶装置が取り付けられた消耗品部品
が回収された場合、前記記憶装置に蓄積されたスポンサ
情報を読み取る手段と、読み取られたスポンサ情報を基
に、ユーザに支払うべきスポンサ負担の印刷代金を算出
する手段と、を有する構成を採る。
【0050】この構成によれば、上記の広告システムを
構築するための一要素である換金装置を提供することが
できる。
【0051】本発明の換金装置は、リセットの指示があ
った場合、前記記憶装置に蓄積されているスポンサ情報
を消去する手段、をさらに有する構成を採る。
【0052】この構成によれば、記憶装置に蓄積されて
いるスポンサ情報を消去することで、セキュリティを図
ることができ、また、当該記憶措置自身または当該記憶
装置が取り付けられた消耗品部品を上記の広告システム
で再利用することが可能となる。
【0053】本発明の換金装置は、前記記憶装置から読
み取られたスポンサ情報を、放送局で使用されたスポン
サ情報と照合して、不合理な点があるか否かを判断する
手段と、不合理な点がある場合、警告を出す手段と、を
さらに有する構成を採る。
【0054】この構成によれば、換金時に記憶装置内の
情報を検証して警告を出すため、不正の有無を容易に確
認することができる。
【0055】本発明の換金装置は、ユーザに支払った金
額をスポンサごとに積算して記憶する支払データベー
ス、をさらに有する構成を採る。
【0056】この構成によれば、支払データベースを用
いてユーザへの支払合計金額をスポンサごとに管理する
ため、各スポンサに対する請求を正確かつ容易に行うこ
とができる。
【0057】本発明の統計サーバは、放送されたスポン
サ付きコンテンツを印刷したユーザに印刷代金を支払う
広告システムに使用される統計サーバであって、印刷装
置で印刷されたスポンサ付きコンテンツに付随するスポ
ンサ情報が記録された記憶装置が取り付けられた消耗品
部品が回収された時、前記記憶装置から読み取ったスポ
ンサ情報を基に、ユーザに支払うべきスポンサ負担の印
刷代金を算出する換金装置から、スポンサ情報、支払金
額情報、および当該換金装置の設置場所情報を収集する
手段と、収集された情報を基に、スポンサに有益な統計
情報を作成する手段と、作成された統計情報をスポンサ
に提供する手段と、を有する構成を採る。
【0058】この構成によれば、上記の広告システムを
構築するための一要素である統計サーバを提供すること
ができる。この統計サーバは、スポンサに有益な統計情
報を提供することができるため、提供された統計情報を
活用することで、視聴者に対する広告効果をさらに向上
することができる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0060】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る、スポンサ付きコンテンツの印刷を利用し
た広告方法を実現する基本的なシステム構成図である。
【0061】このシステムは、放送されたスポンサ付き
コンテンツを印刷したユーザ(視聴者)に印刷代金を支
払う広告システムであって、デジタル放送サービスを提
供する放送局100と、家庭内に設置され、放送データ
を受信する受信装置200と、同じく家庭内に設置さ
れ、受信装置200で受信された放送データを印刷する
ホームプリンタ300(印刷装置)と、換金場所である
ショップに設置された換金装置400とで構成されてい
る。
【0062】ここで、デジタル放送の形態は、BSデジ
タル放送やCSデジタル放送、地上波デジタル放送など
任意の形態をとることができ、特に限定されない。受信
装置200は、デジタルテレビ(DTV)またはセット
トップボックス(STB)である。前者は、自身でデジ
タル放送を受信できるテレビであり、後者は、テレビに
設置してデジタル放送の受信を行う端末機器である。ホ
ームプリンタ300は、インクジェットプリンタを中心
とした、インクを使用するプリンタでも、レーザプリン
タを中心とした、トナーを使用する電子写真式プリンタ
でもよい。なお、以下では、ホームプリンタ300とし
てインクジェットプリンタを例にとって説明するが、電
子写真式プリンタについても全く同様に説明することが
できる。また、図1の例では、受信装置とプリンタとは
互いに分離された形態を取っているが、これに限定され
るわけではなく、両者は一体的に構成された形態を取っ
てもよい。たとえば、プリンタ付きデジタルテレビやセ
ットトップボックス付きホームプリンタなどの形態を取
ることも可能である。
【0063】ホームプリンタ300で使用されるインク
カートリッジ302(消耗品部品)には、データの読み
書きが可能な記憶装置として不揮発性メモリのICチッ
プ304(記憶装置)が取り付けられている。後述する
スポンサ情報は、スポンサ付きコンテンツが印刷される
たびに、このICチップ304に記録される。使用済み
のインクカートリッジ302は、ショップに持参され、
回収される。回収されたインクカートリッジ302は、
再利用(リサイクル)され、あるいは、インクが再び詰
め込まれて元のユーザに返却される。このようなインク
カートリッジ302の回収は、一般に、近年の環境問題
の議論の高まりに伴い、資源の再利用の観点から普及し
つつある。ショップ内の換金装置400は、回収された
インクカートリッジ302に取り付けられているICチ
ップ304内のスポンサ情報を読み取って、ユーザに支
払うべきスポンサ負担の印刷代金を算出する。なお、以
上のことは、電子写真式プリンタで使用されるトナーカ
ートリッジについても全く同様である。
【0064】次いで、本実施の形態に係る広告方法の全
体的な流れについて、図1〜図3を用いて説明する。図
2は、物の流れ、情報の流れ、金の流れを示す概念図、
図3は、各構成要素のプロセスを示すシーケンス図であ
る。
【0065】まず、スポンサが、放送局100に対しコ
ンテンツの放送を依頼する。
【0066】そして、スポンサから放送依頼を受けた放
送局100は、コンテンツを制作し、制作したコンテン
ツをスポンサ付きコンテンツとして放送する。スポンサ
付きコンテンツには、スポンサ情報が付加されている。
スポンサ情報は、コンテンツの印刷代金を負担するスポ
ンサのID(スポンサID)と、コンテンツのID(コ
ンテンツID)と、各コンテンツに対するスポンサの負
担金額とを含んでいる。このスポンサ情報が、本システ
ムで伝達される情報である。
【0067】そして、各家庭に設置された受信装置20
0は、放送局100から放送されたスポンサ付きコンテ
ンツを受信し、受信したスポンサ付きコンテンツを視聴
者(ユーザ)からの印刷指示を受けてホームプリンタ3
00に送信する。
【0068】そして、受信装置200からスポンサ付き
コンテンツを受信したホームプリンタ300は、受信し
たスポンサ付きコンテンツに付随するスポンサ情報をイ
ンクカートリッジ302のICチップ304に記録する
とともに、そのスポンサ付きコンテンツを印刷する。
【0069】そして、インクカートリッジ302内のイ
ンクがなくなると、ユーザは、使用済みのインクカート
リッジ302を換金場所であるショップに持参する。
【0070】そして、ショップは、ショップ内の換金装
置400を利用して、持ち込まれたインクカートリッジ
302のICチップ304からスポンサ情報を読み取
り、読み取ったスポンサ情報を基にスポンサ負担の印刷
代金を算出し、算出した金額をユーザに支払う。
【0071】そして、ショップは、ユーザに支払った金
額に手数料を加えた金額をスポンサに請求し、請求した
金額をスポンサから受け取る。
【0072】以下、各構成要素について、順次、詳細に
説明する。
【0073】(放送局)図4は、本発明の実施の形態1
に係る広告システムに使用される放送局100の構成を
示すブロック図である。
【0074】この放送局100は、放送するコンテンツ
を制作するコンテンツ制作部102と、放送を依頼した
スポンサに対するスポンサ情報(スポンサID、負担金
額、コンテンツID)を作成するスポンサ情報作成部1
04と、作成されたスポンサ情報を所定の形式で蓄積す
るスポンサ情報データベース106と、制作されたコン
テンツがスポンサ付きの場合、そのコンテンツに、対応
するスポンサ情報を挿入(付加)するスポンサ情報挿入
部108と、制作されたコンテンツ(スポンサ付きの場
合は、スポンサ情報が挿入されたコンテンツ)を放送す
るコンテンツ放送部110とを有する。図5は、スポン
サ情報データベースの一例を示している。
【0075】次いで、上記構成を有する放送局100の
プロセスについて、図6に示すフローチャートを用いて
説明する。なお、ここでは、スポンサから放送依頼を受
けた後のプロセスについて説明する。
【0076】スポンサから放送依頼を受けると、放送局
100は、放送するコンテンツを制作するとともに(ス
テップS1000)、放送を依頼したスポンサに対する
スポンサ情報(スポンサID、負担金額、コンテンツI
D)を作成し、作成したスポンサ情報をスポンサ情報デ
ータベース(図5参照)に保存する(ステップS110
0)。そして、ステップS1000で制作したコンテン
ツに、ステップS1100で作成した対応するスポンサ
情報を挿入し(ステップS1200)、スポンサ情報が
挿入されたコンテンツをスポンサ付きコンテンツとして
放送する(ステップS1300)。
【0077】(受信装置)図7は、本発明の実施の形態
1に係る広告システムに使用される受信装置200の構
成を示すブロック図である。なお、受信装置200は、
具体的には、上記のように、デジタルテレビ(DTV)
またはセットトップボックス(STB)である。
【0078】この受信装置200は、放送されたコンテ
ンツを受信するコンテンツ受信部202と、受信された
コンテンツを格納するコンテンツ格納部204と、受信
されたコンテンツを解析して、受信されたコンテンツが
スポンサ情報を含んでいるか否かを確認するコンテンツ
解析部206と、受信されたコンテンツがスポンサ情報
を含んでいる場合、コンテンツがスポンサ付きであるこ
とを示すマーク、たとえば、「スポンサ付き」という文
字列を画面に表示するマーク表示部208と、当該受信
装置200に付属するリモコンや当該受信装置200の
本体に設けられたスイッチなどを通してユーザからの印
刷指示を受け付ける印刷指示受付部210と、印刷指示
があったコンテンツをホームプリンタ300へ出力する
コンテンツ出力部212とを有する。
【0079】次いで、上記構成を有する受信装置200
の動作について、図8に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0080】受信装置200は、放送されたコンテンツ
を受信すると(ステップS2000)、受信したコンテ
ンツをコンテンツ格納部204に格納する(ステップS
2100)。そして、受信したコンテンツを解析して、
このコンテンツがスポンサ情報を含んでいるか否かを確
認する(ステップS2200)。たとえば、受信したコ
ンテンツに「P021」(スポンサID)、「¥20」
(負担金額)、「J10S495」(コンテンツID)
からなる一組のデータが含まれている場合、このコンテ
ンツはA社のスポンサ情報を含んでいると判断する(図
5参照)。
【0081】そして、受信したコンテンツがスポンサ情
報を含んでいる場合は(S2200:YES)、コンテ
ンツがスポンサ付きであることを示すマーク(上記の例
では、「スポンサ付き」という文字列)を画面に表示し
(ステップS2300)、ユーザからの印刷指示を待つ
(ステップS2400)。これに対し、受信したコンテ
ンツがスポンサ情報を含んでいない場合は(S220
0:NO)、ただちにステップS2400に進む。
【0082】そして、ユーザからの印刷指示を受け付け
ると(S2400:YES)、印刷指示があったコンテ
ンツ(スポンサ付きの場合は、スポンサ情報が付加され
たコンテンツ)をホームプリンタ300に向けて出力し
(ステップS2500)、処理を終了する。これに対
し、ユーザからの印刷指示がない場合は(S2400:
NO)、ただちに処理を終了する。
【0083】なお、本実施の形態では、受信したコンテ
ンツがスポンサ付きの場合、コンテンツがスポンサ付き
であることを示すマークを画面に表示しているが、表示
の内容は、これに限定されるわけではない。たとえば、
放送されたスポンサ付きコンテンツからスポンサ情報の
全部または一部(一部の場合は、少なくともスポンサ負
担金額を含むことが好ましい)を取り出して、スポンサ
情報自体を画面に表示するようにしてもよい。この場
合、ユーザは、単にスポンサ付きであることのみならず
スポンサ負担の内容をも考慮して、印刷するか否かを決
定することができる。
【0084】また、本実施の形態では、受信したコンテ
ンツがスポンサ付きの場合、すべてのスポンサ付きコン
テンツについてその旨の表示を行うようにしているが、
表示のタイミングは、これに限定されるわけではない。
たとえば、ユーザからの問い合わせ(表示指示)に応じ
る形で表示を行うようにしてもよい。この場合、ユーザ
の指示によって表示が行われるため、スポンサ付きコン
テンツを受信した時に毎回表示されることによるうっと
うしさを防止することができる。
【0085】(ホームプリンタ)図9は、本発明の実施
の形態1に係る広告システムに使用されるホームプリン
タ300の構成を示すブロック図である。
【0086】このホームプリンタ300は、受信装置2
00と有線または無線で接続されており、また、上記の
ように、データの読み書きが可能な不揮発性メモリのI
Cチップ304が取り付けられたインクカートリッジ3
02が装着されている。ホームプリンタ300は、受信
装置200から出力されたコンテンツを受信するコンテ
ンツ受信部306と、受信されたコンテンツを解析し
て、受信されたコンテンツがスポンサ情報を含んでいる
か否かを確認するコンテンツ解析部308と、受信され
たコンテンツがスポンサ情報を含んでいる場合、このコ
ンテンツからスポンサ情報を取り出して、ICチップ3
04に書き込むICチップ書込部310と、受信された
コンテンツを印刷する印刷部312とを有する。
【0087】なお、本実施の形態では、ホームプリンタ
300と受信装置200の間でコンテンツの受け渡しを
行うためにホームプリンタ300と受信装置200を有
線または無線で接続しているが、コンテンツの受け渡し
方法はこれに限定されない。たとえば、ホームプリンタ
や受信装置に対して着脱自在で可搬性にすぐれた記録媒
体(たとえば、いわゆる「SDメモリカード」や「メモ
リスティック」などの小型メモリカード)を用いてコン
テンツの受け渡しを行うことも可能である。
【0088】次いで、上記構成を有するホームプリンタ
300の動作について、図10に示すフローチャートを
用いて説明する。
【0089】ホームプリンタ300は、受信装置200
から出力されたコンテンツを受信すると(ステップS3
000)、受信したコンテンツを解析して、このコンテ
ンツがスポンサ情報を含んでいるか否かを確認する(ス
テップS3100)。たとえば、上記と同様に、受信し
たコンテンツに「P021」(スポンサID)、「¥2
0」(負担金額)、「J10S495」(コンテンツI
D)からなる一組のデータが含まれている場合、このコ
ンテンツはA社のスポンサ情報を含んでいると判断する
(図5参照)。
【0090】そして、受信したコンテンツがスポンサ情
報を含んでいる場合は(S3100:YES)、このコ
ンテンツからスポンサ情報(スポンサID、負担金額、
コンテンツIDからなる一組のデータ)を取り出して、
ICチップ304に書き込むとともに(ステップS32
00)、このコンテンツを印刷し(ステップS330
0)、処理を終了する。なお、このとき、スポンサ情報
をICチップ304に書き込むタイミングは、印刷動作
開始前でも、印刷動作中でも、印刷動作完了後でもよ
く、特に限定されない。
【0091】これに対し、受信したコンテンツがスポン
サ情報を含んでいない場合は(S3100:NO)、受
信したコンテンツの印刷のみを行い(ステップS330
0)、処理を終了する。
【0092】なお、本実施の形態では、ホームプリンタ
300は、コンテンツがスポンサ付きの場合に、コンテ
ンツがスポンサ付きであることを表示する機能を有して
いないが、受信装置200に代えてまたは受信装置20
0と共に、かかる機能を有することができる。すなわ
ち、コンテンツがスポンサ付きの場合に、コンテンツが
スポンサ付きであることを示すマークを表示したり、ま
たはスポンサ情報を表示するようにしてもよい。さら
に、このとき、表示するか否かをユーザの選択により切
り替えることができるようにしてもよい。
【0093】また、本実施の形態では、スポンサ情報を
ICチップ304に書き込むタイミングを特に限定して
いないが、印刷エラーが発生した場合の対策として、I
Cチップ304にスポンサ情報を書き込むタイミングを
制御するようにしてもよい。具体的には、印刷が正常に
終了したことを検出する手段を設け、印刷が正常に終了
した場合にICチップ304への書き込み動作を開始さ
せる。したがって、この場合、紙詰まりなどの印刷エラ
ーが発生し、再印刷が必要なときは、印刷回数がカウン
トされず、実際に即した対応を取ることができる。
【0094】また、本実施の形態の一変更例として、現
在の金額を表示する機能を追加してもよい。この場合、
ホームプリンタ300は、ICチップ304に蓄積され
たスポンサ情報を読み取って、現在の金額を算出し、表
示するが、このための構成は後述する換金装置400の
構成と同様であるため、ここでの説明は省略する。ただ
し、金額の表示先は、ホームプリンタ300自体でも受
信装置200側でもよい。この場合、ユーザは、インク
カートリッジ302を装着したまま、自身に支払われる
現在の金額をいつでも容易に知ることができる。
【0095】(換金装置)まず、換金の仕組みについて
再度簡単に説明しておく。
【0096】インクカートリッジ302内のインクがな
くなると、ユーザは、ICチップ304付きの使用済み
インクカートリッジ302を換金場所であるショップに
持参する。ショップは、後で詳述する換金装置400を
有しており、持ち込まれたインクカートリッジ302
は、当該換金装置400に装着される。このとき、換金
装置400は、ICチップ304から当該ICチップ3
04内に蓄積されているスポンサ情報を読み取って、ユ
ーザに支払うべきスポンサ負担金額の合計を算出する。
ショップは、この合計金額をユーザに支払う。一方で、
ユーザに支払われた金額は、スポンサごとに積算され、
支払データベースの形で蓄積・管理されている。ショッ
プは、支払データベースで管理されている支払合計金額
をスポンサに請求する。
【0097】図11は、本発明の実施の形態1に係る広
告システムに使用される換金装置400の構成を示すブ
ロック図である。なお、ここでは、換金のためにICチ
ップ304付きのインクカートリッジ302が装着され
た場合を示している。
【0098】この換金装置400は、装着されたインク
カートリッジ302のICチップ304にアクセスし
て、ICチップ304内に蓄積されているスポンサ情報
を読み取るICチップ読取部402と、読み取られたス
ポンサ情報を基に、ユーザに支払うべきスポンサ負担金
額の合計を算出する支払金額算出部404と、算出され
た支払金額を表示する支払金額表示部406と、算出さ
れた支払金額をスポンサごとに積算して所定の形式で蓄
積する支払データベース408と、リセットの指示によ
り、ICチップ304内のデータ(スポンサ情報)を消
去するデータ消去部410とを有する。図12は、支払
データベースの一例を示している。ここでは、各スポン
サIDに対して、コンテンツIDごとに支払合計金額が
管理されている。なお、読み取り後にICチップ304
内のデータを消去することで、セキュリティを図ること
ができ、また、インクカートリッジ302を本広告シス
テムで再利用することが可能となる。
【0099】次いで、上記構成を有する換金装置400
の動作について、図13に示すフローチャートを用いて
説明する。なお、ここでは、インクカートリッジ302
が装着された後の動作について説明する。
【0100】インクカートリッジ302が装着される
と、換金装置400は、インクカートリッジ302に取
り付けられたICチップ304にアクセスして、ICチ
ップ304内に蓄積されているスポンサ情報を読み取り
(ステップS4000)、読み取ったスポンサ情報を基
に、ユーザに支払うべきスポンサ負担金額の合計を算出
し(ステップS4100)、算出した支払金額を表示す
る(ステップS4200)。なお、ショップは、この表
示された金額をユーザに支払う。
【0101】たとえば、ICチップ304内に、スポン
サID、負担金額、コンテンツIDの順に、「P02
1」、「¥20」、「J10S495」からなるデータ
が5個、「P022」、「¥10」、「J20054
C」からなるデータが2個、「P103」、「¥1
0」、「K988D23」からなるデータが3個、「P
103」、「¥10」、「U00139E」からなるデ
ータが2個それぞれ蓄積されていた場合(図5参照)、
ユーザに支払うべきスポンサ負担金額の合計は、170
円(=20円×5+10円×2+10円×3+10円×
2)となる。
【0102】そして、算出した支払合計金額をスポンサ
のコンテンツごとに積算して(図12参照)、結果を支
払データベース408に記録する(ステップS430
0)。
【0103】たとえば、上記の例では、支払データベー
ス408の「支払合計金額」の各値に、スポンサID、
コンテンツIDの順に、「P021」と「J10S49
5」の組に対して100円(=20円×5)を、「P0
22」と「J20054C」の組に対して20円(=1
0円×2)を、「P103」と「K988D23」の組
に対して30円(=10円×3)を、「P103」と
「U00139E」の組に対して20円(=10円×
2)をそれぞれ加算する(図12参照)。
【0104】そして、リセットの指示を待ち(ステップ
S4400)、リセットの指示があった場合は(S44
00:YES)、ICチップ304に格納されているス
ポンサ情報を消去して(ステップS4500)、処理を
終了する。これに対し、リセットの指示がない場合は
(S4400:NO)、ただちに処理を終了する。
【0105】このように、本実施の形態によれば、ユー
ザ(視聴者)は、スポンサ付きコンテンツを印刷した場
合、インクカートリッジ302(およびトナーカートリ
ッジ)回収時にスポンサ情報に応じてお金の支払を受け
ることができる、つまり、スポンサ付きコンテンツの印
刷コストをスポンサ側が負担するため、スポンサ付きコ
ンテンツの印刷を通じて視聴者に対し有効な広告を行う
ことができ、視聴者に対する広告効果を向上することが
できる。
【0106】(実施の形態2)実施の形態2は、実施の
形態1に示す基本構成に付加されるいくつかの不正防止
策の一つとして、ICチップ304内のデータの真偽を
確認する機能を有する場合である。この機能は、ショッ
プ内の換金装置400に付加される。なお、ここでは、
上記機能を有する換金装置を「400a」で表す。
【0107】図14は、本発明の実施の形態2に係る広
告システムに使用される換金装置400aの構成を示す
ブロック図である。なお、この換金装置400aは、図
11に示す換金装置400と同様の基本的構成を有して
おり、同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省
略する。
【0108】換金装置400aは、ICチップ304内
のデータの異常をチェックするために、図11に示す構
成に加えて、ICチップ読取部402によって読み取ら
れたICチップ304内のスポンサ情報の履歴をスポン
サIDごとにまとめて(加算して)1ユーザユニット
(図15参照)として記憶するスポンサ情報履歴データ
ベース410と、スポンサ情報履歴データベース410
にアクセスして、選択されたユーザユニットを読み取る
ユーザユニット読取部412と、放送局100内のスポ
ンサ情報データベース106にアクセスして、ユーザユ
ニット読取部412で読み取られたユーザユニットに含
まれるスポンサIDと同じスポンサIDを有するマスタ
ユニット(図16参照)を取得するマスタユニット取得
部414と、ユーザユニット読取部412で読み取られ
たユーザユニットとマスタユニット取得部414で取得
されたマスタユニットとを照合して、不合理な点がある
か否か、換言すれば、ユーザユニットとマスタユニット
間に齟齬があるか否かを検証するデータ照合部416
と、照合の結果不合理な点がある場合、警告を出す警告
部418とを有する。ここで、マスタユニット取得部4
14は、放送局100内のスポンサ情報データベース1
06にアクセスするための通信手段を含んでいる。図1
5は、スポンサ情報履歴データベース410の一例を示
している。
【0109】次いで、上記構成を有する換金装置400
aの動作について、図17に示すフローチャートを用い
て説明する。なお、ここでは、ICチップ内のデータの
異常をチェックする動作についてのみ説明する。
【0110】換金装置400aは、ICチップ読取部4
02でICチップ304内に蓄積されたスポンサ情報を
読み取ると(図13のステップS4000参照)、読み
取ったスポンサ情報の履歴を上記所定の形式でスポンサ
情報履歴データベース410に格納する(ステップS5
000)。
【0111】たとえば、ICチップ304内に、スポン
サID、負担金額、コンテンツIDの順に、「P02
1」、「¥20」、「J10S495」からなるデータ
が1個、「P022」、「¥10」、「J20054
C」からなるデータが3個、「P103」、「¥1
0」、「K988D23」からなるデータが1個、「P
103」、「¥10」、「U00139E」からなるデ
ータが1個それぞれ蓄積されていた場合(図5参照)、
負担金額をスポンサIDとコンテンツIDごとに加算す
ることで、図15に示すような内容を有するスポンサ情
報履歴データベース410が得られる。
【0112】そして、一つのユーザユニットを選択し
(ステップS5100)、スポンサ情報履歴データベー
ス410にアクセスして、選択したユーザユニット(図
15参照)を読み取る(ステップS5200)。そし
て、放送局100内のスポンサ情報データベース106
にアクセスして、スポンサ情報履歴データベース410
から読み取ったユーザユニットに含まれるスポンサID
と同じスポンサIDを有するマスタユニット(図16参
照)を取得し(ステップS5300)、ステップS52
00で読み取ったユーザユニットとステップS5300
で取得したマスタユニットとを照合して、不合理な点が
あるか否か、つまり、ユーザユニットとマスタユニット
間に齟齬があるか否かを検証する(ステップS540
0)。
【0113】たとえば、ユーザユニットとして図15の
網かけ部分(スポンサID「P021」)が選択された
場合、放送局100内のスポンサ情報データベース10
6から、選択されたユーザユニットと同じスポンサID
(「P021」)を有するマスタユニット(図16の網
かけ部分)を取得し、これら二つのユニットを照合して
検証を行う(この例の場合、不合理な点はない)。
【0114】そして、検証の結果として、たとえば、コ
ンテンツIDが一致しないなど、不合理な点がある場合
は(S5500:YES)、警告を出し、具体的には、
その旨の表示や音声通知を行って(ステップS560
0)、処理を終了する。
【0115】これに対し、不合理な点がない場合は(S
5500:NO)、未選択のユーザユニットがあれば
(S5700:NO)、ステップS5100に戻って、
次のユーザユニットについて上記一連の処理(ステップ
S5200〜ステップS5500)を行い、すべてのユ
ーザユニットについて終了すると(S5700:YE
S)、処理を終了する。
【0116】このように、本実施の形態によれば、換金
時にICチップ304内のデータを検証して警告を出す
ため、不正の有無を容易に確認することができる。
【0117】なお、本実施の形態では、不合理な点があ
った場合に警告を出すようにしているが、これに限定さ
れるわけではない。これに加えて、すべてのユーザユニ
ットについて不合理な点がなかった場合にその旨の表示
や音声通知を行うようにしてもよい。
【0118】(実施の形態3)実施の形態3は、実施の
形態1に示す基本構成に付加されるいくつかの不正防止
策の一つとして、スポンサ負担金目当ての多重印刷を防
止するために、印刷回数を制限する機能を有する場合で
ある。この機能は、ホームプリンタ300に付加され
る。なお、ここでは、上記機能を有するホームプリンタ
を「300a」で表す。
【0119】本実施の形態では、スポンサ情報は、スポ
ンサID、負担金額、コンテンツIDに加えて、印刷回
数の上限値を含んでいる。印刷回数の上限値は、スポン
サの負担の下において、そのコンテンツを1台のホーム
プリンタで何回まで印刷してよいかを示す、同一コンテ
ンツの印刷回数を制限するための設定値である。
【0120】図18は、本発明の実施の形態3に係る広
告システムに使用されるホームプリンタ300aの構成
を示すブロック図である。なお、このホームプリンタ3
00aは、図9に示すホームプリンタ300と同様の基
本的構成を有しており、同一の部分には同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0121】ホームプリンタ300aは、印刷回数を制
限するために、図9に示す構成に加えて、スポンサ情報
から印刷回数の上限値を取り出すとともに、ICチップ
304内のスポンサ情報履歴を検索して、ICチップ3
04内に当該スポンサ情報と同じスポンサ情報がいくつ
存在するかをカウントし(このカウント値は、当該スポ
ンサ情報を印刷した回数に対応する)、当該スポンサ情
報に対する印刷回数の上限値とカウント値とを比較する
印刷回数監視部314と、カウント値が上限値以上の場
合、印刷回数の制限に反する旨の警告を出す警告部31
6とを有する。印刷回数監視部314は、カウント値が
上限値以上の場合、ICチップ304への書き込みを禁
止する制御信号をICチップ書込部310に送るととも
に、印刷動作を禁止する制御信号を印刷部312に送
る。
【0122】次いで、上記構成を有するホームプリンタ
300aの動作について、図19に示すフローチャート
を用いて説明する。
【0123】本実施の形態では、図19に示すように、
ステップS3110〜ステップS3130、ステップS
3250、ステップS3350、およびステップS34
00を図10に挿入し、ステップS3200を削除して
いる。
【0124】ステップS3000、ステップS310
0、およびステップS3300は、図10に示すフロー
チャートの各ステップと同様であるため、その説明を省
略する。
【0125】ホームプリンタ300aは、受信したコン
テンツがスポンサ情報を含んでいる場合(S3100:
YES)、当該スポンサ情報から印刷回数の上限値を取
り出し(ステップS3110)、ICチップ304にア
クセスして、ICチップ304内のスポンサ情報履歴を
検索して、ICチップ304内に当該スポンサ情報と同
じスポンサ情報がいくつ存在するかをカウントする(ス
テップS3120)。そして、ステップS3110で得
られた上限値とステップS3120で得られたカウント
値とを比較する(ステップS3130)。
【0126】そして、カウント値が上限値以上の場合は
(S3130:YES)、印刷回数の制限に反する旨の
警告を出し(ステップS3400)、印刷動作を行うこ
となく、処理を終了する。
【0127】たとえば、スポンサIDが「P022」で
コンテンツIDが「J20054C」であるコンテンツ
に対する印刷回数の上限値が5回である場合において、
ICチップ304内に同じスポンサ情報(スポンサI
D、負担金額、コンテンツIDの順に、「P022」、
「¥10」、「J20054C」からなる一組のデー
タ)が5個存在するときは、すでに同じコンテンツを同
じホームプリンタで上限値の5回まで印刷しているた
め、警告を出す。
【0128】これに対し、カウント値が上限値未満の場
合は(S3130:NO)、今回印刷を行ってもまだ印
刷回数の制限には反しないため、受信したコンテンツを
印刷し(ステップS3250)、印刷が完了したのを確
認した後、このコンテンツから取り出したスポンサ情報
をICチップ304に書き込み(ステップS335
0)、処理を終了する。このように、実施の形態1と異
なり、印刷完了後にICチップ304への書き込み動作
を行うようにしているのは、紙詰まりなどの印刷エラー
が発生して正規の印刷結果が得られないにもかかわらず
カウント値が増えるのは妥当でないので、これを防止す
るためである。
【0129】次いで、本実施の形態におけるICチップ
304内のデータの真偽確認方法について説明する。な
お、この方法を実現するための構成は、図14〜図17
に示す実施の形態2の場合とほとんど同様であるため、
相違点のみを説明するにとどめる。
【0130】本実施の形態では、図21に示すように、
スポンサ情報データベースの負担金額の項目に印刷回数
の上限値に相当する印刷制限枚数の値が追加されてい
る。たとえば、図21に示す例の場合、各コンテンツに
対する印刷制限枚数は、スポンサIDが「P021」、
「P022」、「P103」の順に、それぞれ1枚、5
枚、5枚である。そして、図17のフローチャートのス
テップS5400において、照合するデータの内容が異
なる。すなわち、本実施の形態では、ステップS540
0で、負担金額のデータを照合する際に、マスタユニッ
ト(図21参照)の中の印刷制限枚数と負担金額とから
算出される最高支払金額と、ユーザユニット(図20参
照)の支払金額合計とを比較する。そして、後者の支払
合計金額が前者の最高支払金額を超えた場合は、不合理
な点があると判断して、警告を出す。
【0131】たとえば、ユーザユニットとして図20の
網かけ部分(スポンサID「P022」)が選択された
場合、放送局100内のスポンサ情報データベース10
6から、選択されたユーザユニットと同じスポンサID
(「P022」)を有するマスタユニット(図21の網
かけ部分)を取得し、このマスタユニットの最高支払金
額を算出すると50円(=10円×5)となる。この場
合、ユーザユニットの支払合計金額(30円)は対応す
るマスタユニットの最高支払金額(50円)以下である
ため、金額について不合理な点はないと判断される。
【0132】このように、本実施の形態によれば、カウ
ント値が上限値以上の場合は印刷回数が上限値までの部
分しかスポンサ負担の印刷代金が支払われないため、ス
ポンサ負担金目当ての多重印刷を防止することができ
る。
【0133】なお、本実施の形態では、カウント値が上
限値以上の場合にICチップ304への書き込みを禁止
するとともに印刷動作をも禁止するようにしているが、
スポンサ負担金目当ての多重印刷を防止するという目的
を達成するためには、ICチップ304への書き込みを
禁止するだけでもよい。
【0134】(実施の形態4)実施の形態4は、実施の
形態1に示す基本構成に加えて、各種統計データを作成
してスポンサに提供する機能を有する場合である。
【0135】図22は、本発明の実施の形態4に係る広
告方法を実現する基本的なシステム構成図である。
【0136】このシステムは、各地域に存在するショッ
プに設置された換金装置400b,400cと、各ショ
ップを統括するショップ本部に設置された統計サーバ5
00とを有する。各ショップの換金装置400b,40
0cには、上記のように、支払データベース408a,
408bが設けられている(図11参照)。たとえば、
換金装置400bは、関東にあるショップAに設置さ
れ、換金装置400cは、関西にあるショップBに設置
されている。図23は、換金装置400b内の支払デー
タベース408aの一例であり、図24は、換金装置4
00c内の支払データベース408bの一例である。シ
ョップ本部は、複数のショップからの情報を統合する役
割を有し、ショップ本部の統計サーバ500は、各ショ
ップで作成された支払データベースの内容を統合した統
合支払データベース502を有する。図25は、統合支
払データベース502の一例を示している。この例で
は、統合支払データベース502は、地域属性を考慮し
て、項目として、「スポンサID」、各ショップの「支
払」金額、各ショップの支払金額をスポンサIDとコン
テンツIDごとに積算して得られる「支払合計金額」、
「コンテンツID」を含んでいる。さらに、統計サーバ
500は、統合支払データベース502を基に、スポン
サに有益な統計情報を作成し、作成した統計情報を適当
な手段でスポンサに提供することができる。
【0137】次いで、本実施の形態に係る広告方法の流
れについて、図26を用いて説明する。
【0138】まず、各ショップは、作成した支払データ
ベース408a,408b(図23、図24参照)と自
ショップの地域属性とを、適当な通信手段を利用して、
ショップ本部に送る。
【0139】そして、ショップ本部は、各ショップの地
域属性を基に、統合支払データベース502(図25参
照)を作成する。たとえば、各ショップの支払データベ
ース408a,408bの内容を統合支払データベース
502内の対応する場所に転記するとともに、各ショッ
プの支払金額をスポンサIDとコンテンツIDごとに積
算して得られる値を「支払合計金額」に格納すること
で、図23および図24に示す内容を有する支払データ
ベース408a,408bから図25に示す内容を有す
る統合支払データベース502が作成される。
【0140】そして、ショップ本部は、統合支払データ
ベース502を基に、スポンサに有益な統計情報を作成
し、作成した統計情報をスポンサに提供する。
【0141】このように、本実施の形態によれば、統合
支払データベース502を有する統計サーバ500を設
けることで、スポンサに有益な統計情報を提供すること
ができるため、提供された統計情報を活用することによ
り、視聴者に対する広告効果をさらに向上することがで
きる。
【0142】なお、本実施の形態では、ショップ本部
は、複数のショップからの情報を統合して統計情報をス
ポンサに提供する役割を果たしているが、これに加え、
各ショップの代わりにスポンサへの請求を一括して行う
ことも可能である。
【0143】また、本実施の形態では、各ショップから
ショップ本部に地域属性の情報を送っているが、各ショ
ップから送る情報は、ショップ本部で作成される統計情
報に応じて必要な情報を送ればよく、特に限定されな
い。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
放送されたスポンサ付きコンテンツの印刷を利用してデ
ジタル放送の視聴者に対し有効な広告を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る、スポンサ付きコ
ンテンツの印刷を利用した広告方法を実現する基本的な
システム構成図
【図2】実施の形態1に係る広告方法における物の流
れ、情報の流れ、金の流れを示す概念図
【図3】実施の形態1に係る広告方法における各構成要
素のプロセスを示すシーケンス図
【図4】実施の形態1に係る広告システムに使用される
放送局の構成を示すブロック図
【図5】スポンサ情報データベースの一例を示す図
【図6】実施の形態1に対応する放送局のプロセスを示
すフローチャート
【図7】実施の形態1に係る広告システムに使用される
受信装置の構成を示すブロック図
【図8】実施の形態1に対応する受信装置の動作を示す
フローチャート
【図9】実施の形態1に係る広告システムに使用される
ホームプリンタの構成を示すブロック図
【図10】実施の形態1に対応するホームプリンタの動
作を示すフローチャート
【図11】実施の形態1に係る広告システムに使用され
る換金装置の構成を示すブロック図
【図12】支払データベースの一例を示す図
【図13】実施の形態1に対応する換金装置の動作を示
すフローチャート
【図14】本発明の実施の形態2に係る広告システムに
使用される換金装置の構成を示すブロック図
【図15】スポンサ情報履歴データベースの一例を示す
図(ユーザユニットの説明図)
【図16】スポンサ情報データベース内のマスタユニッ
トの説明図
【図17】実施の形態2に対応する換金装置の動作を示
すフローチャート
【図18】本発明の実施の形態3に係る広告システムに
使用されるホームプリンタの構成を示すブロック図
【図19】実施の形態3に対応するホームプリンタの動
作を示すフローチャート
【図20】スポンサ情報履歴データベース内のユーザユ
ニットの説明図
【図21】スポンサ情報データベース内のマスタユニッ
トの説明図
【図22】本発明の実施の形態4に係る広告方法を実現
する基本的なシステム構成図
【図23】あるショップの換金装置内の支払データベー
スの一例を示す図
【図24】別のショップの換金装置内の支払データベー
スの一例を示す図
【図25】統合支払データベースの一例を示す図
【図26】実施の形態4に係る広告方法における各構成
要素のプロセスを示すシーケンス図
【符号の説明】
100 放送局 200 受信装置 300 ホームプリンタ 302 インクカートリッジ 304 ICチップ 400 換金装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/76 E 7/173 640 7/173 640Z

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送されたスポンサ付きコンテンツを印
    刷したユーザに印刷代金を支払う広告方法であって、 ユーザがスポンサ付きコンテンツの印刷を指示した場
    合、印刷を指示したスポンサ付きコンテンツに付随する
    スポンサ情報を、印刷装置に着脱自在に装着された消耗
    品部品に取り付けられた記憶装置に記録するステップ
    と、 前記消耗品部品が回収された場合、前記記憶装置に蓄積
    されたスポンサ情報を基に、ユーザにスポンサ負担の印
    刷代金を支払うステップと、 を有することを特徴とする広告方法。
  2. 【請求項2】 前記スポンサ情報は、コンテンツの印刷
    代金を負担するスポンサのIDと、コンテンツのID
    と、各コンテンツに対するスポンサの負担金額とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の広告方法。
  3. 【請求項3】 前記消耗品部品は、インクカートリッジ
    であることを特徴とする請求項1記載の広告方法。
  4. 【請求項4】 前記消耗品部品は、トナーカートリッジ
    であることを特徴とする請求項1記載の広告方法。
  5. 【請求項5】 ユーザに支払った金額をスポンサごとに
    積算してデータベースに記録するステップと、 前記データベースで管理されている支払合計金額をスポ
    ンサに請求するステップと、 をさらに有することを特徴とする請求項1記載の広告方
    法。
  6. 【請求項6】 放送されたスポンサ付きコンテンツを印
    刷したユーザに印刷代金を支払う広告方法であって、 放送局が、スポンサ付きコンテンツを放送するステップ
    と、 受信装置が、放送されたスポンサ付きコンテンツを受信
    するステップと、 ユーザがスポンサ付きコンテンツの印刷を指示した場
    合、印刷装置が、前記受信装置からスポンサ付きコンテ
    ンツを受け取るステップと、 前記印刷装置が、前記受信装置から受け取ったスポンサ
    付きコンテンツに付随するスポンサ情報を、当該印刷装
    置に着脱自在に装着された消耗品部品に取り付けられた
    記憶装置に記録するステップと、 前記消耗品部品が回収された場合、前記記憶装置に蓄積
    されたスポンサ情報を基に、ユーザにスポンサ負担の印
    刷代金を支払うステップと、 ユーザに支払った金額をスポンサごとに積算してデータ
    ベースに記録するステップと、 前記データベースで管理されている支払合計金額をスポ
    ンサに請求するステップと、 を有することを特徴とする広告方法。
  7. 【請求項7】 印刷されたスポンサ付きコンテンツの統
    計情報を作成し、スポンサに提供するステップ、 をさらに有することを特徴とする請求項6記載の広告方
    法。
  8. 【請求項8】 放送されたスポンサ付きコンテンツを印
    刷したユーザに印刷代金を支払う広告システムであっ
    て、 スポンサ付きコンテンツを放送する放送局と、 放送されたスポンサ付きコンテンツを受信する受信装置
    と、 データの読み書きが可能な記憶装置が取り付けられた消
    耗品部品が着脱自在に装着され、ユーザがスポンサ付き
    コンテンツの印刷を指示した場合、前記受信装置からス
    ポンサ付きコンテンツを受け取り、受け取ったスポンサ
    付きコンテンツに付随するスポンサ情報を前記記憶装置
    に記録する印刷装置と、 前記消耗品部品が回収された場合、前記記憶装置に蓄積
    されたスポンサ情報を読み取り、読み取ったスポンサ情
    報を基に、ユーザに支払うべきスポンサ負担の印刷代金
    を算出する換金装置と、 を有することを特徴とする広告システム。
  9. 【請求項9】 前記換金装置からスポンサ情報、支払金
    額情報、および当該換金装置の設置場所情報を収集し、
    収集した情報を基に、スポンサに有益な統計情報を作成
    する統計サーバ、 をさらに有することを特徴とする請求項8記載の広告シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 放送されたスポンサ付きコンテンツを
    印刷したユーザに印刷代金を支払う広告システムに使用
    される放送局であって、 放送するコンテンツにスポンサ情報を付加する手段と、 スポンサ情報が付加されたスポンサ付きコンテンツを放
    送する手段と、 を有することを特徴とする放送局。
  11. 【請求項11】 放送されたスポンサ付きコンテンツを
    印刷したユーザに印刷代金を支払う広告システムに使用
    される受信装置であって、 放送されたスポンサ付きコンテンツを受信する手段と、 ユーザからの印刷指示を受け付ける手段と、 ユーザからの印刷指示が受け付けられた場合、受信され
    たスポンサ付きコンテンツを出力する手段と、 を有することを特徴とする受信装置。
  12. 【請求項12】 受信されたコンテンツがスポンサ付き
    か否かを判断する手段と、 受信されたコンテンツがスポンサ付きの場合、コンテン
    ツがスポンサ付きであることを示すマークを画面に表示
    する手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項11記載の受信
    装置。
  13. 【請求項13】 受信されたコンテンツがスポンサ付き
    か否かを判断する手段と、 受信されたコンテンツがスポンサ付きの場合、当該スポ
    ンサ付きコンテンツに付随するスポンサ情報を画面に表
    示する手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項11記載の受信
    装置。
  14. 【請求項14】 ユーザからの表示指示がない場合、画
    面への表示動作を禁止する手段、 をさらに有することを特徴とする請求項12または13
    記載の受信装置。
  15. 【請求項15】 放送されたスポンサ付きコンテンツを
    印刷したユーザに印刷代金を支払う広告システムに使用
    される印刷装置であって、 データの読み書きが可能な記憶装置が取り付けられた着
    脱自在の消耗品部品と、 印刷すべきスポンサ付きコンテンツを受け取る手段と、 受け取られたスポンサ付きコンテンツに付随するスポン
    サ情報を獲得する手段と、 受け取られたスポンサ付きコンテンツが印刷された場
    合、獲得されたスポンサ情報を前記記憶装置に書き込む
    手段と、 を有することを特徴とする印刷装置。
  16. 【請求項16】 受け取られたコンテンツがスポンサ付
    きか否かを判断する手段と、 受け取られたコンテンツがスポンサ付きの場合、コンテ
    ンツがスポンサ付きであることを示すマークを表示する
    手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項15記載の印刷
    装置。
  17. 【請求項17】 受け取られたコンテンツがスポンサ付
    きか否かを判断する手段と、 受け取られたコンテンツがスポンサ付きの場合、当該ス
    ポンサ付きコンテンツに付随するスポンサ情報を表示す
    る手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項15記載の印刷
    装置。
  18. 【請求項18】 表示動作するか否かを切り替える手
    段、 をさらに有することを特徴とする請求項16または17
    記載の印刷装置。
  19. 【請求項19】 前記記憶装置に蓄積されたスポンサ情
    報を読み取る手段と、 読み取られたスポンサ情報を基に、ユーザに支払うべき
    スポンサ負担の印刷代金を算出する手段と、 算出された現在の金額を画面に表示する手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項15記載の印刷
    装置。
  20. 【請求項20】 前記スポンサ情報は、同一コンテンツ
    の印刷回数を制限するための上限値を含み、 受け取られたスポンサ付きコンテンツと同一のコンテン
    ツの印刷回数をカウントする手段と、 カウントされた印刷回数が上限値以上か否かを判断する
    手段と、 カウントされた印刷回数が上限値以上の場合、前記記憶
    装置への書き込み動作を禁止する手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項15記載の印刷
    装置。
  21. 【請求項21】 印刷が正常に終了したことを検出する
    手段と、 印刷が正常に終了した場合、前記記憶装置への書き込み
    動作を開始させる手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項15記載の印刷
    装置。
  22. 【請求項22】 放送されたスポンサ付きコンテンツを
    印刷したユーザに印刷代金を支払う広告システムに使用
    される換金装置であって、 印刷装置で印刷されたスポンサ付きコンテンツに付随す
    るスポンサ情報が記録された記憶装置が取り付けられた
    消耗品部品が回収された場合、前記記憶装置に蓄積され
    たスポンサ情報を読み取る手段と、 読み取られたスポンサ情報を基に、ユーザに支払うべき
    スポンサ負担の印刷代金を算出する手段と、 を有することを特徴とする換金装置。
  23. 【請求項23】 リセットの指示があった場合、前記記
    憶装置に蓄積されているスポンサ情報を消去する手段、 をさらに有することを特徴とする請求項22記載の換金
    装置。
  24. 【請求項24】 前記記憶装置から読み取られたスポン
    サ情報を、放送局で使用されたスポンサ情報と照合し
    て、不合理な点があるか否かを判断する手段と、 不合理な点がある場合、警告を出す手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項22記載の換金
    装置。
  25. 【請求項25】 ユーザに支払った金額をスポンサごと
    に積算して記憶する支払データベース、 をさらに有することを特徴とする請求項22記載の換金
    装置。
  26. 【請求項26】 放送されたスポンサ付きコンテンツを
    印刷したユーザに印刷代金を支払う広告システムに使用
    される統計サーバであって、 印刷装置で印刷されたスポンサ付きコンテンツに付随す
    るスポンサ情報が記録された記憶装置が取り付けられた
    消耗品部品が回収された時、前記記憶装置から読み取っ
    たスポンサ情報を基に、ユーザに支払うべきスポンサ負
    担の印刷代金を算出する換金装置から、スポンサ情報、
    支払金額情報、および当該換金装置の設置場所情報を収
    集する手段と、 収集された情報を基に、スポンサに有益な統計情報を作
    成する手段と、 作成された統計情報をスポンサに提供する手段と、 を有することを特徴とする統計サーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005267535A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Seiko Epson Corp 情報提供システム、情報提供方法、情報提供プログラム
JP2012221112A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Canon Inc 情報処理装置、印刷制御方法、及びプログラム
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