JPH0926992A - 電子紙面情報自動販売機 - Google Patents

電子紙面情報自動販売機

Info

Publication number
JPH0926992A
JPH0926992A JP17378995A JP17378995A JPH0926992A JP H0926992 A JPH0926992 A JP H0926992A JP 17378995 A JP17378995 A JP 17378995A JP 17378995 A JP17378995 A JP 17378995A JP H0926992 A JPH0926992 A JP H0926992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
information
vending machine
electronic
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17378995A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiro Nozue
辰裕 野末
Makoto Kasuya
誠 粕谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP17378995A priority Critical patent/JPH0926992A/ja
Priority to TW085108252A priority patent/TW387181B/zh
Priority to US08/677,593 priority patent/US5845262A/en
Priority to KR1019960027572A priority patent/KR100223348B1/ko
Priority to CN96111725A priority patent/CN1107271C/zh
Publication of JPH0926992A publication Critical patent/JPH0926992A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新聞、雑誌、広告などの各種情報を主にドッ
トデ−タで伝達、販売するシステム 【構成】 新聞社、出版社等からの情報提供者から提出
されたデ−タ情報を電子紙面製造業者を経由し電子紙面
情報に変換する。そこで得られた情報をセンタから衛星
回線または地上回線に送出する。送出された情報は情報
自動販売機に内蔵された室外の受信装置で受信する。受
信された情報は内部の記録部に一旦蓄積され、現金及び
プリペイドカ−ドにより情報代金の支払が行われたこと
が識別されると蓄積された情報の中から所望のデ−タを
ICカ−ド等の記録媒体に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般消費者が携帯端末
で利用する電子紙面情報の流通を行うシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の紙による印刷物(新聞、雑誌等の
紙面情報)利用に替えて、紙面情報を電子情報に変換し
て、地上回線、衛星通信等で配信、販売し、消費者は、
その電子紙面情報を、表示することによって利用する、
いわゆるペーパレス化社会を実現するシステムは従来よ
り提唱されてきている。
【0003】しかし、上記のシステムは、各家庭で受信
し、テレビ等の据置きの表示機での利用に限定され、駅
の売店や街頭などにある自動販売機から新聞雑誌等の電
子紙面情報を手軽に購入し、携帯端末で利用する形態で
はなく、また、利用者(受信者)は、1つの出版社また
は放送社である送信側からその出版社または放送社が製
作した情報を購入する形態であり、複数の出版社または
放送社の情報を収集し、まとめて配信するというシステ
ムとはなっていない。したがって、受信者は複数の出版
社または放送社と契約を持たなければならないし、出版
社または放送社の方も各々が集金等の活動を行う必要が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術には、
本発明が解決しようとする、以下の課題がある。各家庭
で受信しテレビ等の据置きの表示機で利用するだけでな
く、新聞、雑誌等を販売する自動販売機が、駅の売店や
街頭などにあり、手軽に電子紙面情報を購入し、携帯端
末で利用する形態を構築することが課題となる。
【0005】このような自動販売機からは利用者は自動
販売機に蓄積された複数の出版社または放送社の情報を
選択して購入することができなければ(ある1社の情報
のみ蓄積していたのでは)利用者に取っても不便なもの
となり、従来のように駅の売店や街頭で紙面を購入する
方が便利である。
【0006】これは従来の利用者(受信者)は1つの出
版社または放送社である送信側からその出版社または放
送社が製作した情報を購入する。複数の出版社または放
送社の情報を収集し、まとめて配信するというシステム
と異なるところである。
【0007】この電子紙面情報自動販売機が従来の駅の
売店等と同じように新聞、雑誌等を販売するには、電子
紙面情報の受信、購買者が選択するための紙面表示、記
録媒体への電子紙面情報書き込み等の方法の課題があ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、電子紙面情報を収集、編集し、衛星通信
で配信するセンタと、駅、街頭等の人の集まるところに
電子紙面情報自動販売機とを設置する。
【0009】電子紙面情報自動販売機は、通信系、信号
処理系、表示系、データ書込み系で構成される電子紙面
情報販売系、と徴収系、集金系、筐体、電源系より構成
される自動販売機共通系からなり、また通信系は、アン
テナ、CSデジタルチューナ他で構成され、信号処理系
はデータ処理部と記録部で構成され、筐体の正面に複数
枚面配置される表示系の紙面部分表示ディスプレイ、タ
イトル表示ディスプレイ、日付表示ディスプレイと数1
0組の紙面ボタン、旧版ボタン、データ書込み系の書込
み指令ボタン、ICメモリカード書込み機構の一部であ
るICメモリカード挿入口、徴収系の現金処理部の一部
である現金挿入口と釣銭出し口、釣銭なし表示部、投入
金額(プリペイドカード残金)表示部、プリペイドカー
ド処理部の一部であるプリペイドカード挿入口、取消し
ボタンを配置し、また、背面にはローカルエリアネット
ワーク用の端子とアンテナ端子、上面にもアンテナ端子
があり、通信用のアンテナを機械的に取り付けることを
可能とする。
【0010】
【作用】本発明は、携帯端末を利用してこの電子紙面情
報を利用するので、電子紙面情報自動販売機から記録媒
体を介して電子紙面情報を購入することができる。電子
紙面情報自動販売機は電子紙面情報をアンテナで受信
し、CSデジタルチューナで復調、ビット同期、フレー
ム同期、誤り訂正等を行った後、スクランブルを外した
電子紙面情報を信号処理系のデータ処理部で1紙面情報
単位(例えば新聞1冊)で1ファイルとし、記録部に記
録し、LED、紙等の印刷で表示するタイトル表示ディ
スプレイで、この自動販売機に記録されている全ての種
類の新聞、雑誌、広告の最新版のタイトルを、また、日
付表示ディスプレイでそれら紙面の日付(新聞の朝刊、
夕刊の区別を含む)を、紙面ボタン上に価格を表示す
る。
【0011】購買者は、希望の新聞、雑誌の記事選択ボ
タンを押し、紙面部分表示ディスプレイで、雑誌の表
紙、新聞の第1面の右上1/4の部分等の、紙面の中の
あらかじめ決められた一部を表示することで、購入する
紙面を選択し、ICメモリカード等の携帯端末の記録媒
体を挿入し、現金またはプリペイドカード投入し、その
後書き込み指令ボタンを押すことで、データ書込み系の
書込み制御部とICメモリカード書込み機構は、利用者
の挿入する記録媒体に電子紙面情報を記録する。
【0012】旧版ボタンを押すと、最もあとで押された
紙面ボタンで示された新聞雑誌の1つ旧版(最新が夕刊
ならその日の朝刊)を紙面部分表示ディスプレイで、そ
れまでこの最新版が表示されていたディスプレイ上に表
示し、旧版ボタンを押すたびに1つずつ旧い版を表示す
る。日付表示ディスプレイに示される日付は、旧版に合
わせて変更する。料金を現金またはプリペイドカードで
徴収する。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係る電子紙面情報配信シス
テムの実施の形態を説明する。
【0014】(システムの概要)このシステムは、従来
の紙を利用した印刷物、すなわち新聞、雑誌等の紙面情
報の利用に替えて、紙面情報を電子情報に変換するとと
もに、この電子情報を駅等に設置した自動販売機に配信
しここで販売する。消費者は、電子紙面情報を、ICカ
ードや光磁気ディスク等の電子記録媒体に自動販売機か
ら記録することで購入し、携帯型ディスクプレイ等の携
帯端末で表示することによって利用する。このシステム
は、そのための情報生産および流通から消費まで含めた
システムであり、いわゆるペーパレス化社会を実現する
システムである。
【0015】このシステムが各家庭や個人レベルで使用
され、紙に替わるメディアとなれば、システムは加速度
的に普及し、市場はさらに発展し、携帯端末を「一人一
台」所有するという大きな市場になり得る可能性をもっ
ている。また電子紙面情報自動販売機が設置普及するに
よって、駅の売店や街頭などで手軽に電子紙面情報を購
入できるようになり、必要な情報をどこでも得ることが
できる。さらに、個々に含まれる情報としては、新聞だ
けでなく本や雑誌などの文字情報を全て得る事ができる
ようになる。
【0016】[システム構成]本発明に係る電子紙面情
報配信システムの構成の概要を図1に示す。本電子紙面
情報配信システムは、大きく別けて、生産系1と、流通
系3と、消費系5の3つのサブシステムから構成され
る。生産系1は、出版業者10と電子紙面情報製作業者
20で構成され、さらに、出版業者10は、新聞社11
と、出版社13と、小規模出版社15に分けられる。小
規模出版社15は、出版業者10と電子紙面情報製作業
者20が分化せず、小規模出版社15の内部に電子紙面
情報製作業者20と同じ働きをする、電子紙面化システ
ム25を有している。
【0017】流通系3は、電子紙面情報流通・販売業者
30と、仲介業者31で構成される。電子紙面情報流通
・販売業者30は、センタ32と自動販売機40を有し
ている。センタ32は、受信システム33と、記録・編
集システム34と、送信システム35と、管理システム
36とで構成される。
【0018】消費系5は、通勤・通学者等の一般消費者
50とそれらが持つ、携帯端末51で構成される。携帯
端末51は、ブック型の携帯端末であっても良く、ゴー
グル型の携帯端末であっても良い。
【0019】新聞社11から電子紙面製造業者21へ新
聞紙面情報12が送られ、電子紙面製造業者21は受け
入れた新聞紙面情報を電子新聞紙面情報に加工し、この
電子新聞紙面情報22を例えばISDN回線28を経由
して流通・販売業者のセンタ32へ送信する。同様に、
出版社13から電子紙面製造業者23へ雑誌紙面情報1
4が送られ、電子紙面製造業者23は受け入れた雑誌紙
面情報を電子雑誌紙面情報24に加工し、この電子雑誌
紙面情報24を例えばISDN回線28を経由して流通
・販売業者のセンタ32へ送信する。広告やタウン情報
を扱う小規模出版社15は、広告やタウン情報を電子紙
面化システム25で電子情報化し、電子広告・タウン情
報26を例えば公衆電話回線29を経由して流通・販売
業者のセンタ32へ送信する。
【0020】流通・販売業者30のセンタ32では、受
信した電子新聞紙面情報22,電子雑誌紙面情報24,
電子広告・タウン情報26を編集した電子紙面データ3
7を衛星通信システムまたはISDN回線を介して駅頭
などに設置された自動販売機40に配信する。
【0021】[自動販売機の設置される場所ならびにセ
ンタの場所]自動販売機40は、駅や街頭等の人の集散
するところに設置するのが望ましい。さらに、駅などに
設置される複数の自動販売機40は、衛星通信受信シス
テムとローカルエリアネットワークで接続することがで
きる。また、センタは、電子新聞紙面情報22や電子雑
誌紙面情報24または電子広告・タウン情報26の収集
に便利な場所に設置するのが望ましい。
【0022】[自動販売機のローカルエリアネットワー
ク]図2を用いて、イーサネットを用いた自動販売機の
ローカルエリアネットワークの例を説明する。流通系3
に用いられるローカルエリアネットワークは、屋外に設
置することが必要な受信システム61を内蔵した自動販
売機40と、その自動販売機40にイーサネット62に
よって接続された受信システムを内蔵していない自動販
売機40−1から構成される。自動販売機40は駅や街
頭等に設置されるが、駅の構内等ある狭い範囲に複数設
置される場合が予測される。このとき各々の自動販売機
が独立してセンタから電子紙面情報を受信するより、1
つの自動販売機で受信しそこから他に配信するほうが効
率がよい。これは、通信機器を全ての自動販売機に備え
る必要が無くなるほか、受信システム61を内蔵した1
つの自動販売機40を地上に設置して衛星通信で電子紙
面情報を受信し、他の自動販売機に受信した電子紙面情
報を配信するによって、地下鉄の構内など通信波が届か
ない場所に自動販売機を設置することができる。また、
ISDN回線を1つの自動販売機40に接続して電子紙
面情報を受信し、他の自動販売機に受信した電子紙面情
報を配信するように構成することもできる。
【0023】[システム条件および扱う情報について]
本発明に係る電子紙面情報配信システムでは、まず電子
紙面製造業者20が、新聞社11や出版社13から送ら
れてきた新聞紙面情報12,雑誌紙面情報14を本シス
テムの規定フォーマットの電子紙面情報として、電子新
聞紙面22、電子雑誌紙面24に変換する。また小規模
出版社15でも、その内部にもつ電子紙面化システム2
5により、電子広告・タウン情報26に変換する。これ
らの電子化された電子新聞紙面情報22および電子雑誌
紙面情報24ならびに電子広告・タウン情報26をセン
タ32は紙面データ37に変換し自動販売機40に配信
し、販売する。以下、対象とするデータ容量につき考察
する。
【0024】[データ容量]扱う紙面データの例として
新聞を考えると、新聞の持つ紙面情報は、見出しおよび
本文記事ならびに広告記事などの「文字」情報と、写真
および図表などの「絵」情報から構成されている。この
ような紙面情報は、グラフィックスデータとして扱えば
紙面全体をイメージとして表現することができる。これ
は、イメージスキャナやファクシミリと同様なデータの
扱い方である。新聞紙面をイメージで表現するために
は、記事の文字情報を損わないだけのドット分解能で表
現する必要がある。標準的なプリンタにおいて文字は2
4ドット角で表現されるので最低でも記事一文字当たり
の分解能はそれと同等以上としなければならない。一例
として、新聞の本文記事の一字は約3mm角であるの
で、24ドット角で表現すると約8ドット/mm=約2
03dpi(ドット/インチ)となる。表示の際、問題
となるのは、紙面1ページ全体の情報量である。表1に
算出過程を示す。紙面をA2版(420mm×594m
m)とすると、200dpiの解像度で水平3307ド
ット、垂直4677ドットとなり非常に大きなデータ量
となる。このドット数はA4判400dpiの紙面と同
じである。この場合、2値ドットデータで15.4Mb
it=1.93MBとなる。
【0025】
【表1】
【0026】表2に、新聞1部及び雑誌1冊当たりのデ
ータ量を示す。朝刊1部50頁、データ圧縮率1/10
として、10MBの記録媒体が必要となる。また、雑誌
では、ルビ抜きで最低のA4、200dpi(縦234
0×横1650dot)の2値ドットデータとして、
3.86Mbit=0.483MB。1部500頁、デ
ータ圧縮率1/10で、25MBと予測される。
【0027】
【表2】
【0028】新聞、雑誌にはカラーページ、ハーフトー
ン等も存在するが、1ドット=8bitとすると、2値
ドットの8倍の容量が必要となる。このことは例えば、
カラーページが50頁中1頁あれば、2値ドット57頁
と同じとなり、新聞1,2頁、雑誌10頁程のカラーペ
ージは上記の、容量予測範囲内である。また、キャラク
タ情報も取り扱った場合でも、新聞では、1頁、14
段、12文字/行、80行/段、で13440文字、1
文字2B、50頁で1.3MB(実際には、絵、写真も
入るからこれ以下になる)とドットデータに比べて少な
い。
【0029】[自動販売機に蓄積されるデータ量、デー
タ配信時間]自動販売機に蓄積されるデータは、新刊は
すぐに更新してあること、旧刊も買えること(雑誌で1
週間前など)を考慮し、新聞(10MB/部)は、朝
刊、夕刊あわせ、旧刊を含めて100部(5日分)、雑
誌は30MB/部、100部、広告はA4100枚とし
て10MBと予測する。これにより総量4GBと見積も
れる。表3にセンタが必要とするデータの総量を算出す
る過程を示す。
【0030】
【表3】
【0031】また、新聞等の配信には時間帯が限られ、
実際には1日のうち、1時間×2回程度の配信が予測さ
れるが、1回に更新する量は、新聞20部200MB、
雑誌10部300MB、広告はA4判100枚として1
0MBと予測する。これにより総量510MBと見積も
れる。1.5Mbpsで送信して45分20秒(新聞1
7分47秒、雑誌26分40秒、広告53秒)となる。
【0032】[配信する範囲、種類]複数(100部以
上)の電子紙面情報を1台で販売する自動販売機が、全
国またはある地方の、数々の地点(例えば各駅)に設置
されることになり、これを1つのセンタから配信し、管
理する。例えば、1つのセンタから、関東一円をカバー
することを考える。このとき駅等5000個所に、平均
4台ずつの自動販売機を置くとすると、全数20000
台、自動販売機に前述したローカルエリアネットワーク
を用いると、受信個所は5000となる。
【0033】この場合、販売する(電子情報化された)
紙面は、雑誌のように全国版で各自動販売機共通で販売
する紙面と、各地方版を含んだ新聞や地域性のある広告
等のように自動販売機が設置された地方等で選択されて
販売される紙面がある。
【0034】新聞は、地域によって内容が異なるので、
地域毎に異なる紙面を送信しなければならない。これ
は、ある地域のみに配信される新聞(地方紙)をも含ん
でいる。地域の数は約50と予測することができる。こ
のため、同一のデータを送る自動販売機の台数は約10
0となる。広告の場合、地域を数100に別けると、同
一のデータを送る自動販売機の台数は約10となる。
【0035】以上の考察から、毎日、雑誌300MBを
全域共通に配信し、新聞200MBを約50の地域に、
広告10MBを約500の地域に、別々に配信すること
が必要となる。
【0036】これは、基本的には同報通信であり、その
代表は衛星通信等の無線による通信である。また地上の
電話回線等を用いても、ファクシミリ通信網サービス、
ISDNを用いた配信等がある。
【0037】[データフォーマット]つぎに、データフ
ォーマットについて説明する。電子紙面情報は、原則と
してデータフォーマットがシステム全体で統一されてい
なければならない。電子紙面情報製作業者20からの電
子紙面情報は、統一されていなくても、センタ32の記
録・編集システム34でフォーマット変換すればよい
が、編集にコストが発生する。一方、電子紙面情報を自
動販売機40で販売するときには、同一の携帯端末で複
数の紙面情報を利用できる必要があり、データフォーマ
ットの統一は必須である。本実施例では、ポピュラーで
手軽にデータが作成できること、消費系で複雑なハード
やソフトが不要なこと、圧縮率が良いこと等を考慮して
FAX等にも使用されているMMRを使用する。
【0038】(電子紙面情報製造とセンタへの送信)
【0039】[電子紙面情報製造]電子紙面製造業者2
0は、新聞社11、出版社13等の出版業者10で作成
された新聞紙面12、雑誌紙面14を本システムの規定
フォーマットの電子紙面情報に基づき、電子新聞紙面2
2、電子雑誌紙面24に変換する。
【0040】電子紙面の製造方法は、スキャナ等を用い
てドットデータとする方法、キャラクタとする方法、そ
の他の付属データの付加等がある。紙面を単にドットデ
ータとするには、スキャナを用いた画像読取、あるいは
もっと簡単にFAX送信が考えられる。また一方、紙面
をキャラクタと写真等のドットデータとそれらのレイア
ウトを示す付属データで構成する方法があり、総データ
量の削減としてメリットがあるが、一方受信側で紙面の
再編集をすることが必要という手間がかかる。
【0041】[活字の再設定]スキャナを用いてそのま
ま紙面を読み込んだ場合、読み取る精度によっては小さ
な文字がつぶれる場合がある。しかし同じ大きさの文字
でも(例えばJIS規格の)キャラクタ表示用の文字は
つぶれずに読める。これはキャラクタ表示用の文字が精
度の低い表示にも読みやすく修正されていることによ
る。またスキャナで読み取る画素の間に入った線は表示
すると途切れた線になるが、キャラクタ表示用の文字で
はそういうことは起こらない。このため新聞の小さな文
字、漫画の吹き出し内の文字等はキャラクタ表示用の文
字に変換しておくと読みやすくなる。
【0042】[センタへの送信]ある1つの電子紙面情
報流通・販売業者30は、複数の電子紙面情報製作業者
20と繋がり(契約)をもち、ISDN回線28、公衆
電話回線29等の回線で接続される。本実施例では、電
子紙面情報製作業者20はISDN回線28で、小規模
出版社15の電子紙面化システム25は公衆電話回線2
9で電子紙面情報流通・販売業者30に接続される。電
子紙面情報流通・販売業者30は、これらの回線を利用
して送信されてきた各電子紙面情報をセンタ32の受信
システム33で受信する。
【0043】また小規模出版社15でも、その内部にも
つ電子紙面化システム25により、電子広告・タウン情
報26に変換される。この電子紙面化システム25の最
も簡単な1例はFAXである。この具体的な1例は、従
来、新聞に入れていたスーパーマーケット等の折込広告
を印刷する業者が、その広告をFAXで送信し、電子情
報としての広告を行うことが考えられる。このときは電
子紙面情報流通・販売業者21はFAXで送られてきた
情報を紙面化することなしに、そのまま電子情報として
用いる。この時FAXはISDN回線に対応するG4機
でも、それより低いレベルの例えばG3機でもよい。
【0044】さらに、電子紙面情報流通・販売業者30
が、センタ32内で電子紙面製造業者20の業務を兼ね
る場合もある。この場合は出版業者10が「紙」でセン
タ32に情報を持ち込むことになる。また、これらの電
子紙面製造業者20と電子紙面情報流通・販売業者30
の電子紙面情報の受け渡しは、光磁気ディスク等の記録
媒体によってもよい。センタ内にスキャナ、光磁気ディ
スク等の記録媒体読取り装置を設置し、出版業者10か
ら持ち込まれた紙面情報を電子化したり、すでに電子化
した情報を記録媒体で取得する。このとき必要ならば、
フォーマット変換、付属情報の添付等の再編集を行う必
要もあり、このための装置が必要となる。
【0045】電子紙面情報流通・販売業者30は、複数
の電子紙面情報製作業者20と個別契約をむすび、特定
の(あるいはある契約範囲内の)電子紙面情報を得る。
このため、両者を結ぶ回線は、原則1対1で多数への同
報性は必要ない。しかし扱う情報量が大きいため、高速
の回線が必要となる。このため本実施例ではISDN回
線の1.5Mbpsの仕様のものを使用する。これは既
存のものであり、回線使用料を払うことにより容易に設
置し、使用することができる。後述するように電子紙面
情報は1部20〜30MB程度であり、伝送時間2〜3
分である。通信料は、NTTの料金を例にとればセンタ
より60Km以内では約1000円である(1995年
現在のNTT料金による)。
【0046】また、この回線を使用しなくても公衆電話
回線29を利用して電子紙面情報を得ることができる
が、回線が高速でないため多量の紙面を送ることは不経
済となる。本実施例では、小規模出版社15が公衆電話
回線29を利用して少量の広告を送信し、他の電子紙面
情報製作業者20は1.5Mbpsの仕様のISDN2
8を利用して、多量の紙面情報を送ることとしている。
【0047】出版業者10と電子紙面製造業者20、あ
るいは電子紙面製造業者20と電子紙面情報流通・販売
業者30の料金契約としては以下の2例を想定すること
ができる。一つは、データ売切りであり、電子紙面情報
流通・販売業者30はコピーして何部売ろうが原画代の
み払う方法である。他の一つは、部数売りであり、電子
紙面情報流通・販売業者30は売上げ数をデータとして
返し、その分の金を払う方法である。
【0048】また、電子紙面情報流通・販売業者30
は、小規模出版社15からは逆に広告料を受け取る。こ
れらの料金の払込みは、従来のように銀行振込み等で行
うことができる。
【0049】他の契約方法として、小規模出版社15を
特定せず、広告を出した者は任意の時間に電子紙面製造
業者20と電子紙面情報流通・販売業者30に広告を送
信し、回線使用料に広告料を付加して回線会社に自動的
に払い、そこから広告料を得る方法も採用できる。
【0050】(センタ)本発明に係る電子紙面情報配信
システムにおいて、流通系3のセンタ32が電子紙面情
報製造業者20から電子紙面情報を取得し、それを紙面
データに加工して駅や街頭等に設置された自動販売機4
0に配信する。以下これらセンタの構成および機能につ
き説明する。
【0051】[センタの構成]センタ32は、受信シス
テム33と、記録・編集システム34と、送信システム
35と、管理システム36から構成される。センタ内の
各システムの構成を図3に示す。
【0052】受信システム33は、ISNネットに接続
されたDSU331と、例えば公衆回線に接続されたF
AXモデム332から構成される。
【0053】記録・編集システム34は、スキャナ34
1と、記録媒体読取装置342と、信号処理部343
と、メモリ344と、編集用端末(運用端末)345で
構成される。
【0054】送信システム35は、回線制御装置35
1、送信機352、アンテナ353で構成される。
【0055】管理システム36は、管理ソフトウェア3
61と運用端末345で構成される。管理システム36
の運用端末と記録・編集システム34の編集用端末は兼
ねることができる。
【0056】[センタでの処理]センタ32では、複数
の(小規模出版社15の電子紙面化システム25を含め
た)電子紙面情報製作業者20から電子新聞紙面22,
電子雑誌紙面24,電子広告・タウン情報26を受信
し、記録・編集システム34で1まとめに記録および編
集する。センタ32の管理システム36で、電子紙面情
報製作業者20との間の料金管理、および自動販売機4
0の管理を行う。
【0057】電子紙面情報製造業者20からの電子紙面
情報の受信は、ISDN28に対してはディジタルサー
ビスユニット(DSU)331を用い、公衆電話回路2
9に対してはファクシミリモデム(FAXMODFM)
332を用いる。センタ32の信号処理部343の働き
によって、受信した電子紙面情報を記録部344に蓄積
する。紙面で納品された広告・タウン情報は、記録・編
集システム34のスキャナ341で読み取られ記録部3
44に蓄積される。光磁気ディスクで納品された広告・
タウン情報は、記録・編集システム34の記録媒体読取
装置342で読み取られ記録部344に蓄積される。
【0058】基本的には各電子紙面情報製作業者20
は、紙面情報として、新聞の場合1部を、雑誌の場合1
冊を独立した単位として送信する。このように送信され
るので、受信してすぐに記録部344に記録された情報
は、各電子紙面情報製作業者20単位に分類される。
【0059】データ送信はパラレル処理を行うため地域
コードA1,A2,A3…に対してチャンネル1(CH
1)、地域コードB1,B2,B3…に対してチャンネ
ル2(CH2)を割り当てた後、チャンネル切替要求を
発行しチャンネルを分離する。チャンネルの数が限られ
ているため1チャンネルで複数の地域に対応する。
【0060】分離の方法は、まず各チャンネルに対し、
同期コードを送信し、次に紙面情報受信要求の中で切替
先チャンネルを指定することで行う。チャンネル分離
後、データ送信を行う。各チャンネルは全てのデータが
送信終了後、チャンネルリセット要求を受け再び1ch
に戻す。
【0061】管理システム36は、以下の項目を管理す
る。すなわち、(1)受信した電子紙面情報について、
受信時刻、紙面の種別、名称、料金等の管理、(2)配
信した電子紙面情報について、受信時刻、紙面の種別、
名称、料金等の管理、(3)売上げ等の管理、(4)自
動販売機の作動状況の管理。
【0062】送信システム35は、管理システム36か
らの配信手順に従い、電子紙面情報を複数の自動販売機
40に配信する。以下に配信方法につき説明する。
【0063】地方版は新聞各社多種多様である。同じ名
前の地方版でも配信地域の区分が新聞社によって異なる
場合がある。図17にこの場合の配信方法を示す。電子
紙面製造業者からセンタにA新聞社のa地方版、B新聞
社のa地方版、C新聞社のa地方版の3件を送信する。
A新聞社のa地方版の配信地域は自動販売機に付加され
た地域コードではa,cに相当し、B新聞社のa地方版
の配信地域は自動販売機に付加された地域コードでは
a,b,c,dに相当し、C新聞社のa地方版の配信地
域は自動販売機に付加された地域コードではc,d,e
に相当する。センタの信号処理部内で自動販売機IDと
1対1対応の地域コードに変換処理することで所望の地
域に配信することが可能である。同様にA新聞社のa地
方版の代わりに特定の地域コードZ1、B新聞社のa地
方版の代わりに特定の地域コードZ2、C新聞社のa地
方版の代わりに特定の地域コードZ3を指定した場合も
その特定の地域コードをセンタの信号処理部内で自動販
売機IDと1対1対応の地域コードに変換処理すること
が可能である。
【0064】[電子紙面情報の配信方法]電子紙面情報
をセンタから各地域に設置された自動販売機へ配信する
方法は、同報通信と個別通信、および、片方向通信と双
方向通信、ならびに、地域別回線と紙面内容別回線のト
レードオフ項目を検討して決定する必要がある。以下に
その検討結果を示す。
【0065】[同報通信と個別通信]この方法には大き
く別けて、(1)同報通信で全ての地域の紙面情報を送
信し、受信側で選択する方法、(2)同報通信で共通の
紙面情報のみ送信し、地域性のあるものは個別通信で行
う方法、すべて個別通信で行う方法の3方法がある。こ
こで、同報通信の代表は衛星通信があり個別通信の代表
はISDNであり、方式の決定は、これらの通信料の評
価によることができる。
【0066】すなわち、宇宙通信(株)によると、1ト
ランスポンダ(36MHz、30Mbps)は600円k
/h、1トランスエポンダには1.5Mbpsの回線2
0本が入るから衛星通信は、30円k/(h・回線)と
なる。ISDNでは、最低料金の区域内通信料で60円
/50秒であるから、1.5Mbps、4.32円k/
(h・回線)となる。したがって、衛星通信は、ISD
Nの6.9倍となり、よって7以上の数同一内容を受信
すれば衛星通信の方が安くなる。今回の配信では、同一
内容の電子紙面情報の受信点は7以上(広告でも10、
新聞で100)に設定されるから、同報通信は、衛星通
信の方が安くなる。
【0067】[片方向通信と双方向通信]自動販売機か
らセンタに管理データを送信するか、サービスマンが回
って管理データを取得するかで、各自動販売機からセン
タへ向かう回線をも必要とする双方向通信が必要かどう
かが決まる。衛星通信でこれを行うには、双方向の通信
衛星(VSAT)が必要となり、しかも双方向通信では
各送受信機能をもつ自動販売機に送信局の免許が必要と
なるなど複雑で高価なシステムとなる。他方、ISDN
(例えばISDN64kbpsでパケット)を用いると
設置料金が必要となる。
【0068】今回のシステムではサービスマンが回って
管理データを取得することとし、センタからの片方向通
信として以下の説明を行なう。すなわち同報配信用の回
線は、衛星回線片方向のみを使用し、この通信で電子紙
面情報と自動販売機へのコマンドを送信するシステムと
する。
【0069】[地域別回線と紙面内容別回線]新聞およ
び広告は情報の内容に地域性が強いことから、地域毎に
自動販売機で受信する紙面情報が異なる。このため毎
日、雑誌300MB(1.5Mbpsで26分40秒)
分を全域共通に配信し、新聞200MB(1.5Mbp
sで17分47秒)分を約50地域に、広告10MB
(1.5Mbpsで53秒)を約500地域に、別々に
配信する必要がある。また、新聞等の配信には時間帯が
限られるので、実際には1日のうち、1時間×2回程度
の運用が予測される。
【0070】配信方式は、(1)(地域別回線)地域に
よって回線(電波)を別け同時に配信する方法、(2)
(紙面別回線)紙面によって回線(電波)を別け、同時
に配信する方法の2の方法がある。(1)の方法は、雑
誌は1回線(1.5Mbpsで26分40秒)が、新聞
は約50回線(1.5Mbpsで17分47秒)が、広
告は約500回線(1.5Mbpsで53秒)が必要と
なる。(2)の方法は、雑誌は1回線にまとめて(1.
5Mbpsで26分40秒)が、新聞は約10回線
(1.5Mbpsで1時間28分55秒)が、広告は1
回線にまとめて(1.5Mbpsで55分33秒)が必
要となる。
【0071】上記(1)の方式では、自動販売機は同時
に1回線受信する機能があればよいが、(2)の方式で
は同時に複数回線受信する機能が必要となる。(2)の
方式ように時間を別けて送信することは、編集してまと
めて1回線で送信しているのと同じであり、回線を別け
たことにならない。このための対策として、1つの自動
販売機で複数回線受信できる通信機能を持たせる方法、
同一地域内に1回線受信の自動販売機を別けて設け、そ
れぞれを別の回線専門にし、お互いデータ交換する等の
方法があるが、この方式は非常に複雑になる。
【0072】このことから、原則として(1)の方式と
する。ただし、衛星のトランスポンダの使用料は使用時
間により決められるが、最低刻みは例えば5分とされて
おり、あまり短い使用は経済的でない。したがって、使
用時間を1時間程度とする配信方法が必要となる。時間
をずらせて地域の違った紙面情報を1回線で送るときに
は、データの一部(先頭近く)に地域指定情報又は自動
販売機識別情報を含めておき、特定の地域または特定の
自動販売機のみが受信データを記録するようにすればよ
い。このようにして、例えば、雑誌は1回線(1.5M
bpsで26分40秒)、新聞と広告は1トランスポン
ダを使用し、20回線(1.5Mbpsで45分20
秒)とする。
【0073】[送信手順]送信システム35は、複数の
送信チャンネルを有しており、各チャンネルの送信機3
52毎に独立に送信データ記録部を設置して、送信する
電子紙面情報を送信順に記録する構成とすることができ
る。回線制御部351は、制御ファイルを読み、コマン
ドの部分を内部に記録する。そして、そこに書かれた送
信手順により、送信機と送信データ記録部の制御を行
い、コマンドの送信、電子紙面情報の配信を行う。また
コマンドは特定の(例えば第1チャンネルの)送信デー
タ記録部の中に書いておいてもよい。コマンドについて
は以下に示す。
【0074】[自動販売機の遠隔操作]具体的な自動販
売機の遠隔操作について以下に述べる。まず、遠隔操作
の前提として、(1)自動販売機は電源が入っていて、
受信可能状態であること、(2)自動販売機IDは決ま
っているが、地域コードは変更できること、(3)スク
ランブルは解除したあとの処理とすること、(4)コマ
ンドで特に指定されないときは1ch(第1チャンネ
ル)を受信すること、(5)コマンドはすべて1chで
送ること、(6)地域とチャンネルの関係は、1チャン
ネルで複数地域に対応しており、1chはあらかじめ決
められたチャンネルなら他でもよいこと、(7)1チャ
ンネルで2地域以上に配信する場合もあって、地域とチ
ャンネルは一致しないことの7つの前提がある。
【0075】次に、コマンド等の送信手順およびコマン
ドセットを以下に説明する。コマンド等には、(1)先
頭信号(同期コード)(1ch)、(2)コマンド受信
要求(1ch):(コマンド受信要求 自動販売機I
D)(通常は全自動販売機一括要求)、(3)地域コー
ド指定(1ch):(地域コード指定、自動販売機ID
地域コード)×全自動販売機数、(4)チャンネル切替
要求(1ch):(チャンネル切替要求、地域コード、
チャンネル番号)×地域数 、(5)紙面情報受信要
求:(複数チャンネル同時送信);同期コード、(紙面
情報受信要求、地域コード、(紙面情報ID、紙面情
報)×紙面情報数、送信終了)×順次送信地域数)、チ
ャンネルリセット要求、(6)ホスト→ターゲットデー
タ転送要求:(ホスト→ターゲットデータ転送要求、ホ
ストの自動販売機ID)×全自動販売機数などがある。
チャンネルリセットされなくてもしばらくコマンドが来
なかったら、1chに戻るようにされている。
【0076】〈コマンド説明〉以下にコマンドの内容を
説明する。(1)先頭信号(同期コード):回線を接続
するため、ビット同期、フレーム同期等をとる。(2)
コマンド受信要求:これからコマンドを送ることを示
す。(3)自動販売機ID:各自動販売機に番号を付け
る。また、特定の番号のときは全自動販売機を示す。
(4)地域コード指定:各自動販売機に地域コード指定
を行うことを示す。(5)地域コード:地域別にコー
ドを示す。(6)チャンネル切替要求:チャンネル切
替を要求する。(7)チャンネル番号:チャンネル切替
先を示す。(8)紙面情報受信要求:紙面情報受信要
求。(9)紙面情報ID:紙面情報のID、ファイル
名。(10)紙面情報:紙面情報。(11)送信終了:
紙面情報送信が終了したことを示す。(12)チャンネ
ルリセット要求:チャンネル1chに切替るよう要求す
る。(13)ホスト→ターゲットデータ転送要求:自動
販売機のLANでホストからターゲットに紙面情報等を
転送することを要求する。
【0077】[自動販売機の概要]消費者は、自動販売
機から、電子紙面情報を記録媒体52(光磁気ディス
ク、ICメモリ等)に記録することで購入し、携帯表示
端末で利用する。また、この情報を家庭に置かれたパソ
コン等で利用することも可能である。この自動販売機の
概要につき説明する。本システムでは、以下のような自
動販売機を駅、街頭等に多数設置する。
【0078】本システムの自動販売機には、新聞、雑
誌、広告、タウン情報紙等が新刊と旧刊を含め、各10
0種類以上が格納されており、希望する商品を、従来の
(缶ジュース等を買う)自動販売機と同等の簡単な操作
および待ち時間で購入することができる。この、自動販
売機は、24時間アクセスが可能である。料金は、現金
またはプリペイドカード等で支払うものとする。また、
新聞、雑誌の1面の一部、表紙等を表示する機能を有し
ている。
【0079】自動販売機の前で消費者(購買者)は、概
要(1)表示された新聞、雑誌の1面の一部、表紙等で
商品を選ぶ、(2)自動販売機に記録媒体であるICメ
モリカードを挿入する、(3)現金またはプリペイドカ
ード等を入れ、選択したボタンを押す、(4)紙面情報
が記録されたICメモリカードを受け取る、(5)釣銭
を受け取るの手順で電子紙面情報を購入する。以下、こ
の自動販売機につき、詳細を示す。
【0080】[システム構成概要]自動販売機のシステ
ム構成概要を図6に示す。本発明に係る電子紙面情報配
信システムに用いられる自動販売機40のシステムは大
きく別けて、今回の発明に固有の電子紙面情報販売系4
1と、自動販売機に共通な共通系46に別けられる。電
子紙面情報販売系41は、通信系42と、信号処理系4
3と、表示系44と、データ書込み系45で構成され
る。通信系42は、アンテナ421と、CSデジタルチ
ューナ422と、デコーダ423で構成される。信号処
理系43は、データ処理部431と、記録部432で構
成される。表示系44は、紙面部分表示ディスプレイ4
41と、タイトル表示ディスプレイ442と、日付表示
ディスプレイ443と、紙面ボタン444と、旧版ボタ
ン445で構成される。データ書込み系45は、書込み
制御部451と、書込み指令ボタン452と、ICメモ
リカード書込み機構453で構成される。
【0081】また、自動販売機共通系46は、電源系4
7と、集金系48と、徴収系49と、筐体とから構成さ
れる。集金系48は、金庫481と、プリペイドカード
データ記録部482とから構成される。徴収系49は、
現金処理部491と、プリペイドカード処理部492
と、投入金額(プリペイドカード残金)表示部493と
から構成される。
【0082】以下各部の機能につき説明する。電子紙面
情報(データレート1.5Mbps)は、通信系42の
アンテナ421で受信され、CSデジタルチューナ42
2に入る。ここで復調、ビット同期、フレーム同期、誤
り訂正等を行った後、データを数フレーム単位で交替バ
ッファメモリに蓄積し、また、バッファメモリが一杯に
なったときにMEMORY FULL信号を出力する。
【0083】デコーダ423では、MEMORY FULL信号に
タイミングを合わせてデータを取り込む。このデータは
スクランブルが掛かっているため、内部のデスクランブ
ルでそれを外す。
【0084】信号処理系43のデータ処理部は431、
デコーダ423からのデータを、1紙面情報単位(例え
ば新聞1冊)で1ファイルとし、記録部432に記録す
る。記録部432は磁気ディスク等である。
【0085】表示系443の表示部分はすべて筐体の正
面に配置される。筐体正面の概観を図7に示す。正面に
は紙面部分表示ディスプレイ441が1ないし複数枚
面、タイトル表示ディスプレイ442、日付表示ディス
プレイ443と紙面ボタン444が約40組、旧版ボタ
ン445、書込み指令ボタン452がある。また、IC
メモリカード書込み機構453の一部であるICメモリ
カード挿入口、現金処理部の一部である現金挿入口と釣
銭なし表示部、プリペイドカード処理部の一部であるプ
リペイドカード挿入口がある。利用者は、紙面ボタン4
44を押すことで、タイトル表示ディスプレイ442に
表示された紙面の一部を紙面部分表示ディスプレイ44
1に表示させることができる。この紙面の一部は、雑誌
の表紙であったり、新聞の第1面の右上1/4の部分で
あったりする。また、選択で押された紙面ボタンは点灯
する。
【0086】紙面部分表示ディスプレイ441は、7i
nch以上の液晶パネルで画数640×480のもの
か、または7inch以上のブラウン管等とする。この
ときの画数は640×480でもテレビ放送で使用され
ているNTSC方式であってもよい。この画面で、紙面
の見出し等大きな文字は見える必要があるが、細かな文
字はむしろつぶれた方がよく、この画数の1/2から2
倍の範囲とする。また、画面の大きさは大きい方がよ
い。
【0087】紙面部分表示ディスプレイ441が複数枚
が取り付けられた場合には、紙面ボタン444の押され
た順番に紙面の一部が表示されるが、全てのディスプレ
イで表示された状態でさらに別の紙面ボタン444が押
された場合には、最も前に押された表示を消して、その
押された紙面に変更する。このとき、他のディスプレイ
の表示は変更しない。
【0088】しばらく(例えば1分以上)紙面ボタン4
44が押されないときには、表示の自動更新を以下のよ
うに行う。(1)設定した紙面を表示する。複数の紙面
をある一定時間間隔(例えば1分)で自動更新する。
(2)広告、ニュース等を表示する。表示はある一定時
間間隔(例えば1分)で自動更新する。広告、ニュース
等は自動販売機で販売している紙面のダイジェストとす
ることで、購買意欲をかきたてるものとする。
【0089】タイトル表示ディスプレイ442で、この
自動販売機に記憶されている全ての種類の新聞、雑誌、
広告の最新版のタイトルを、日付表示ディスプレイ44
3で日付(新聞の朝刊、夕刊の区別を含む)を示す。ま
た紙面ボタン444上に価格を表示する。旧版ボタン4
45を押すと、最後に押された紙面ボタン444で示さ
れた新聞雑誌の1つの旧版(最新が夕刊ならその日の朝
刊)を紙面部分表示ディスプレイ441で、それまでの
この最新版が表示されていたディスプレイ上に表示す
る。旧版ボタン445を押すたびに1つずつ旧い版を表
示する。再度最新版を表示するには紙面ボタン444を
押す。また最も古い版が表示されていて、さらに旧版ボ
タン445が押された場合には「これ以上古い版はあり
ません」の表示をタイトル表示ディスプレイ442で現
在表示されている版の上に表示する。日付表示ディスプ
レイ443に示される日付は、旧版に合わせて変更す
る。
【0090】タイトル表示ディスプレイ442はLED
でもよいが、紙等の印刷物で表示してもよい。各ディス
プレイ及び紙面ボタンの表示例を図8に示す。日付表示
ディスプレイ442はLEDまたは、LCDで表示を瞬
時に変更できるものとする。表示は、「××ガツ△△ニ
チ□□」(□□…アサ(朝刊)、ユウ(夕刊)、ゴウ
(号)等)の10文字とする。
【0091】データ書込み系45の書込み制御部451
とICメモリカード書込み機構453は、利用者の挿入
する記録媒体52(ICメモリ等)に電子紙面情報を記
録する。
【0092】また、自動販売機共通系46につき以下に
説明する。徴収系49、集金系48、電源系47は現存
の自動販売機で既に実現されていることであり、簡単に
説明する。
【0093】徴収系49の、現金処理部491は投入さ
れた現金を判別し、必要に応じて釣銭を出す。投入でき
る金銭は、硬貨10円,50円,100円,500円と
紙幣1000円とする。また、釣銭がないときは釣銭な
し表示部の「¥××釣銭なし」(¥××は10円,50
円,100円,500円の何れか表示)を点灯させる。
プリペイドカード処理部491は、投入されたプリペイ
ドカードの残金を判別する。購入ボタンが押されたら、
プリペイドカードの残金を購入金額分少なく書替える。
もし残金がマイナスになる場合には、電子紙面情報を書
き込まず、プリペイドカード、ICメモリカードを返却
する。プリペイドカード残金の不足を現金の投入で置き
換えることも可能とする。
【0094】投入金額(プリペイドカード残金)表示部
493は、投入された金額またはプリペイドカードの残
金を表示する。集金系48の金庫481は、投入された
現金を格納し、プリペイドカードデータ記録部482
は、プリペイドカードによる売上げを記録する。電源系
47はAC100VまたはAC200V商用電源から、
内部で使用する直流電圧に変換する。
【0095】筐体の概要を図9に示す。正面については
前述したとおりである。背面には電源コード471と、
ローカルエリアネットワーク用の端子(例えばEthe
rnet)、アンテナ端子がある。上面には通信用のア
ンテナ421を機械的に取り付けることが可能で、上面
にもアンテナ端子がある。ただしアンテナの設置は自動
販売機の置かれる場所によっては、離れたところになる
場合がある。また、ローカルエリアネットワークのホス
トとなる自動販売機にはアンテナ端子やアンテナが存在
するが、ターゲットとなるものについてはアンテナはな
く、アンテナ端子はふさぐ等する。
【0096】内部は、筐体400を含む自動販売機共通
系46に電子紙面情報販売系41をユニットとして格納
する構造とする。電子紙面情報販売系41は正面の表
示、ボタンとの信号のやり取り、自動販売機共通系46
とのやり取りをコネクタを接続することで行う。
【0097】[自動販売機に蓄積されるデータ量、デー
タ受信時間]自動販売機に蓄積されるデータの量は、新
刊は直ちに更新されることおよび例えば雑誌で1週間程
度前の旧刊も買えることを考慮し、新聞は、1日の朝刊
夕刊合わせて20MB/部となるを、10部(紙)分、
それぞれ旧刊を含めて5日分を蓄積し、雑誌は30MB
/部となるを、100部分蓄積するものとすると、これ
により総量4GBと見積もられる。従って、記録部(磁
気ディスク)の容量は4GB以上とすることが必要とな
る。
【0098】1日に更新するデータ量は、新聞10部
(朝刊+夕刊)で200BM、雑誌10部で300MB
として、総量500MBと見積もれる。したがってデー
タ受信時間は、1.5Mbpsで伝送するときに、新聞
が17分47秒となり、雑誌が26分40秒となって、
全体で44分27秒が必要となる。また、広告の数は、
A4版100枚として10MBと予測する。これには
1.5Mbpsの伝送で53秒が必要となる。
【0099】[自動販売機のローカルエリアネットワー
ク]自動販売機のローカルエリアネットワークは、1例
としてイーサネットを使用する。以下、購入者の操作方
法を操作フロー図10を用いて説明する。
【0100】[紙面部分表示ディスプレイに表示させる
操作方法]紙面部分表示ディスプレイに新聞紙面等の1
部を表示させることを希望する者は金額投入前、投入後
にかかわらず書き込み指令ボタンを押すまでの任意の時
刻において表示可能である。操作フローは表示を希望す
る紙面ボタン(S4)を押して自動販売機上部の部分表
示ディスプレイに新聞紙面等の1部を表示することがで
きる(S5)。押された紙面ボタンは点灯する(S
6)。通常は金額を投入してから購入したい新聞等紙面
を選択した後、書き込み指令ボタンを押す直前に操作す
るとして購入者や操作方法例を示す。
【0101】(自動販売機に蓄積されるデータ量、デー
タ受信時間)自動販売機に蓄積されるデータの量は、新
刊は直ちに更新されることおよび例えば雑誌で1週間程
度前の旧刊も買えることを考慮し、新聞は、1日の朝刊
夕刊合わせて20MB/部となるを、10部(紙)分、
それぞれ旧刊を含めて5日分を蓄積し、雑誌は30MB
/部となるを、100部分蓄積するものとすると、これ
により総量4GBと見積もられる。従って、記録部(磁
気ディスク)の容量は4GB以上とすることが必要とな
る。
【0102】1日に更新するデータ量は、新聞10部
(朝刊+夕刊)で200BM、雑誌10部で300MB
として、総量500MBと見積もれる。したがってデー
タ受信時間は、1.5Mbpsで伝送するときに、新聞
が17分47秒となり、雑誌が26分40秒となって、
全体で44分27秒が必要となる。また、広告の数は、
A4版100枚として10MBと予測する。これには
1.5Mbpsの伝送で53秒が必要となる。
【0103】[自動販売機のローカルエリアネットワー
ク]自動販売機のローカルエリアネットワークは、1例
としてイーサネットを使用する。以下、購入者の操作方
法を操作フロー図12を用いて説明する。
【0104】[紙面部分表示ディスプレイに表示させる
操作方法]紙面部分表示ディスプレイに新聞紙面等の1
部を表示させることを希望する者は金額投入前、投入後
にかかわらず書き込み指令ボタンを押すまでの任意の時
刻において表示可能である。操作フローは表示を希望す
る紙面ボタン(S4)を押して自動販売機上部の部分表
示ディスプレイに新聞紙面等の1部を表示することがで
きる(S5)。押された紙面ボタンは点灯する(S
6)。通常は金額を投入してから購入したい新聞等紙面
を選択した後、書き込み指令ボタンを押す直前に操作す
るとして購入者や操作方法例を示す。
【0105】[購入者操作方法]購入者は、以下の操作
を行なって必要なデータを購入する。まず、購買者は、
現金またはプリペイドカードを投入する(S1,S
2)。販売機は、投入金額を確認し、投入金額(プリペ
イドカードの場合は残金を表示し(S3)。
【0106】購入者は、希望する新聞または雑誌の紙面
を紙面ボタンを選択して押す(S4)。販売機は、選択
されたタイトル表示紙面の一部を紙面部分表示ディスプ
レイに表示し(S5)、紙面ボタンを点灯する(S
6)。紙面部分表示ディスプレイに表示させる操作方法
は、現金,プリペイドカードの投入前、投入後にかかわ
らず、書込み指令ボタンを押すまでの任意の時刻におい
て操作可能であるが、購入者操作方法の例では、現金又
はプリペイドカード投入後とした。購入者は、ICメモ
リカードを挿入し(S7)、書込み指令ボタンを押す
(S8)。販売機は、現金又はプリペイドカード投入額
で当該紙面を購入可能か判断する(S9)。
【0107】販売機は、ICメモリカードが正規に挿入
されたことを確認しその旨を表示するとともに選択され
た紙面を記録する容量がメモリカードに残っているか否
かを判断する(S10)。ステップS10で残容量が十
分あるときには、ICカードが書込み禁止になっていな
いかを判断する(S11)。書込み可であるときには、
ICメモリカードへ選択された紙面のデータを書き込む
(S12)。書込みが終了すると、ベリファイチェック
などのチェックを行ない書込みが正常に終了したか否か
を確認する(S13)。ステップS13で書込みが正常
に終了したと判断されると、メモリカードを吐き出し
(S15)、釣銭の計算またはプリペイドカードの残金
の引き去りを行ない釣銭またはプリペイドカードを返却
する(S16)。ステップS5からステップS14の
間、選択された新聞または雑誌のタイトル点灯および紙
面部分表示を続行する。
【0108】ステップS9において、投入金額が不足し
ているときには、動作しないで料金の追加投入または別
の紙面ボタンの選択を待つ。ステップS10でICメモ
リカードの容量が不足しているときは、音声で「記録媒
体容量不足です。」等と容量不足メッセージを出力し
(S17)、現金またはプリペイドカードを返却して処
理を終了する。同様に、ステップS11でICメモリカ
ードが書込み禁止とされていたときには、「このICメ
モリカードは書込み禁止です。」等のメッセージを出力
し(S18)、メモリカードを排出するとともに現金ま
たはプリペイドカードを返却して処理を終了する。ステ
ップS13で、ベリファイチェックの結果、正常に書込
みが終了していないときには、ベリファイエラーメッセ
ージを出力し(S19)、メモリカードを排出するとと
もに現金またはプリペイドカードを返却して処理を終了
する。ベリファイチェックの結果正常に書込みが終了し
た場合は、料金徴収(S14)後、釣銭,プリペイドカ
ードを返却後、メモリカードを取り出して全ての処理が
終了する。
【0109】購入者が、購入ボタン(書込み指令ボタ
ン)を押してからICメモリカードが出てくるまでの待
ち時間を5秒以下とすることが望ましい。このため、I
Cメモリカードに書き込む1回のデータ転送量を20M
B程度を見込んで、書込みデータ転送速度を10MB/
s(typ.)とする。これは、記録部の磁気ディスク
のデータ転送速度を10MB/s(typ.)とするこ
とで達成できる。
【0110】自動販売機における書込み確認方法は、挿
入されたICメモリカードの読み出し、ベリファイは行
うが、そのICメモリカードが購買者の端末で読めなく
ても保証しない。また、自動販売機が記録の終了したI
Cメモリカードを出したとき課金し、それまでの取消し
は返金とする。
【0111】(集金、設置)各自動販売機からの集金方
法としては、サービスマンが各自動販売機を周回し、メ
ンテナンス等といっしょに集金する方法とすることがで
きる。この場合、サービスマンはセンタからの人間であ
っても他の仲介業者でもよい。
【0112】駅、街頭等に自動販売機を設置したあと、
以下の項目の作業を行う。(1)アンテナポインティン
グ:アンテナを衛星回線が接続できる方向にポインティ
ングする。このとき、センタからの受信は1日2回であ
り、各1時間程度と少ない。このため、同じ衛星から発
信されている放送電波(CSテレビ等)を受信すること
で方向を決めることができる。(2)受信確認:1日2
回のチャンスを逃がさず、センタからの電波の受信を確
認する。このときサービスマンのセンタとの交信は携帯
電話等で行う。(3)LAN機能確認:センタからの遠
隔操作でホストの自動販売機からターゲットの自動販売
機に確実にデータが転送されることを確認する。(4)
記録および料金徴収機能の確認:現金またはプリペイド
カードを挿入し、正常に動作するか否かを確認する。
【0113】(携帯端末による受信の概要)以上の説明
では、駅や街頭に設置した自動販売機にICカードなど
を挿入することによって電子紙面情報を購入する方法に
ついて説明したが、消費者は、電子紙面情報流通・販売
業者と契約を結び、特定の携帯端末を用意することで自
動販売機と無線で交信し、自動販売機に記録されている
新聞,雑誌,広告,タウン情報紙等の電子紙面情報を、
携帯端末51の記録媒体52(光磁気ディスク、ICメ
モリ等)に記録し、利用することも可能である。このた
め、自動販売機40と携帯端末51にはそれぞれ無線の
送受信機を備え、双方向に交信できるようにする。
【0114】電子紙面情報流通・販売業者は、番組表
(チャンネルと時刻で紙面、地域コード、紙面名等の情
報掲載)を利用者に配布する。
【0115】次に、一般家庭または事業所等での受信に
ついて以下に説明する。
【0116】(一般家庭での受信の概要)一般家庭で電
子紙面情報を受信するには、消費者は、自動販売機に向
けて毎日2回配信される新聞,雑誌,広告,タウン情報
紙等の電子紙面情報を、電子紙面情報流通・販売業者と
契約をむすび受信記録装置を用意することで家庭で記録
媒体52(光磁気ディスク、ICメモリ等)に記録し、
携帯表示端末または家庭に置かれたテレビまたはパソコ
ン等で利用することも可能である。
【0117】この受信記録装置は家庭に設置した一種の
自動販売機と考えられ、受信した電子紙面情報は、原則
として全て記録部に記録する。課金は利用者が記録媒体
52に書き込んで利用するとき行なう。記録媒体52に
書き込まれていない情報は利用できないように構成す
る。受信記録装置は、センタから貸し出す。
【0118】本実施例のシステムでは、紙面情報は基本
的には、受信記録装置を設置した家庭の地域への地域コ
ードによって地域別配信を行うが、利用者が地域コード
およびチャンネルと時刻で、または、単に紙面IDで、
紙面を選択設定可能とすることができる。このため、電
子紙面情報流通・販売業者は番組表(チャンネルと時刻
で紙面、地域コード、紙面名等の情報掲載)を利用者に
配布する。
【0119】電源投入と上記の設定以外の受信操作は、
各家庭用受信記録装置を自動販売機の1つとして取り扱
い、センタからの遠隔操作によって行なう。
【0120】(システム構成概要)以下、本システムの
構成の概要を図13を用いて説明する。本システムは大
きく別けて、受信記録系91(消費者でもつ)と、徴収
系97、電源系98、及び筐体に別けられる。受信記録
系91は、通信系92と、信号処理系93と、表示系9
4と、データ書込み系95と、制御端末系96から構成
される。徴収系97は、利用データ記録部971を有し
ており、電源系98は電源981と、AC/DC変換器
982から構成される。通信系92は、アンテナ921
と、CSデジタルチューナ922と、デコーダ923で
構成される。アンテナ921は、CSテレビのものを利
用することもできる。
【0121】信号処理系93は、データ処理部931
と、記録部932で構成される。表示系94は、本装置
には表示インタフェース941を設ける。表示系94の
表示ディスプレイ943は外付けとし、例えば家庭のテ
レビを利用する。データ書込み系95は、書込み制御部
951と、紙面ボタン952と、ICメモリカード書込
み部953と、光磁気ディスク書込み部954で構成さ
れる。
【0122】図14に制御端末96のボタン類とその配
置を示す。制御端末96には、データ書込み系95の紙
面ボタン952と、電源オン/オフボタン961と、タ
イトル表示ボタン962と、頁更新ボタン963と、拡
大/縮小ボタン964と、スクロールボタン965と、
旧版ボタン966と、テンキーボタン(0〜9)967
とが配置されている。
【0123】以下、各部の機能につき説明する。電子紙
面情報(データレート1.5Mbps)は、通信系92
のアンテナ921で受信され、CSデジタルチューナ9
22に入る。ここで復調、ビット同期、フレーム同期、
誤り訂正等を行った後、デコーダ923に出力する。デ
コーダ923は、取り込んだデータにスクランブルが掛
かっているので、内部に設けたデスクランブラでそれを
外し、信号処理系93へ送り出す。信号処理系93のデ
ータ処理部931は、デコーダ923からのデータを、
1紙面情報単位(例えば新聞1冊)で1ファイルとし、
記録部932に記録する。記録部932は磁気ディスク
等で構成される。
【0124】[利用者操作方法と表示]利用者は、受信
記録装置90の電源を入れ、必要に応じて、地域コー
ド、チャンネルと時刻で紙面の初期設定、または単に紙
面ID等の初期設定をした後、制御端末96のタイトル
表示ボタン962を押すことで、表示ディスプレイ94
2上にタイトルを表示する。表示されたタイトルの1つ
をテンキー967を用いて番号で選び、図示を省略した
選択ボタンを押すと、紙面の一部を表示ディスプレイ9
42に表示させることができる。このとき表示ディスプ
レイ上のタイトル表示はなくなる。
【0125】この紙面の一部は、雑誌の表示であった
り、新聞の第1面の右上1/4の部分であったりするこ
とができる。この画面で、紙面の見出し等大きな文字は
見える必要があるが、細かな文字はむしろつぶれた方が
よく、これ以上に表示を拡大したり、別の部分を選択す
ることはできないようにすることができる。別の紙面を
選択したいときは、タイトル表示ボタン962を押すこ
とで、再度タイトルを表示する。
【0126】しばらく(例えば1分以上)紙面ボタン9
52が押されないときには、表示の自動更新を以下のよ
うに行うこともできる。(1)まず、設定した紙面を表
示する。このとき、複数の紙面をある一定時間間隔(例
えば1分)で自動更新する。(2)広告、ニュース等を
表示する。表示はある一定時間間隔(例えば1分)で自
動更新する。広告、ニュース等は自動販売器で販売して
いる紙面のダイジェストとする。
【0127】タイトル表示のとき、この受信記録装置に
記憶されている全ての種類の新聞、雑誌、広告の最新版
のタイトルと、日付(新聞の朝刊、夕刊の区別を含
む)、価格を表示する。これらが1画面に表示できない
ときは2画面以上とし、画面下の角に次頁ありの表示を
する。次頁を見たいときには制御端末の頁更新ボタン9
63の後頁を押し、前の頁に戻りたいときには前頁ボタ
ンを押す。旧版ボタン966を押すと、最も後で押され
た紙面ボタン952で示された新聞雑誌の1つ旧版(最
新が夕刊ならその日の朝刊)を表示ディスプレイ942
に表示する。旧版ボタン966を押すたびに1つずつ旧
い版を表示する。再度最新版を表示するにはタイトルボ
タン962を押すことでタイトル表示し、紙面を選択す
る。
【0128】また最も古い版が表示されていて、さらに
旧版ボタン966が押された場合には「これ以上古い版
はありません」の表示を表示ディスプレイ942で現在
表示されている版の上に表示する。表示される日付は、
旧版に合わせて変更する。
【0129】表示ディスプレイ942の表示例を図15
を用いて説明する。データ書込み系95の書込み制御部
951とICメモリカード書込み機構9953は、紙面
ボタン952を押すと、表示されている紙面、またはタ
イトルが選択されている電子紙面情報を利用者の挿入す
る記録媒体52(ICメモリ等)に記録する。
【0130】このとき、徴収系97の利用データ記録部
971に、売上げ情報(時刻、紙面ID等)を記録す
る。
【0131】記録媒体52(OCメモリ等)に記録され
た情報はテレビで見ることができる。利用者は、制御端
末96のタイトル表示ボタン962を押すことで、記録
媒体52に記録された紙面のタイトル、日付等の一覧を
表示する。
【0132】タイトルの1つを番号(テンキー)で選
び、選択を押すと、紙面を表示ディスプレイ942に表
示させることができる。このときタイトル表示はなくな
る。この表示は、制御端末96の拡大/縮小ボタン96
4、スクロールボタン965、頁更新ボタン963で紙
面を読むことができる。画面表示は1頁単位で行い、頁
更新ボタン963の前頁ボタン及び後頁ボタンで変更す
る。また、テンキーで数字を設定しその後頁更新ボタン
963の前頁または次頁ボタンを押すことで、指定した
頁を表示することができる。
【0133】拡大、縮小は寸法で8倍可能とする。すな
わち最も縮小したレベルを、テレビのような縦長の画面
に、1頁は縦長の新聞、雑誌等の2頁表示するものとす
る。新聞、雑誌等のA,B列の規格では2頁広げた縦横
比は、約1:1.4となる。これに対して、テレビの縦
横比は通常で3:4(1:1.33)、横長テレビ9:
16(1:1.78)となる。ここでは紙面の縦を合わ
せ、2頁合わせた紙面の中心を画面の中心に表示する。
従って通常のテレビでは横方向は94%が表示され、端
がややかけることになる。この部分は画面を左右に移動
させることによって表示する。また、横長テレビでは横
方向が余ることになるが、この部分は、白または黒とす
る。
【0134】拡大は、拡大前の画面の中心を拡大後も中
心となるように行う。従って利用者は上下左右ボタン
で、拡大したい部分を画面の中心にもってくる。拡大し
たときには、横長テレビも、記事があれば、全画面を用
いて表示する。拡大/縮小ボタン964の拡大ボタンを
1回押すと2倍拡大する。3回で8倍となり、例えば新
聞で2段分の表示ができる。この場合、縦は30文字以
下となり1文字12ドット各表示以上の解像度で表示で
き、文字の解読は十分できる。
【0135】別の紙面を選択したいときはタイトル表示
ボタン962を押すことでタイトル表示する。電源系9
8はAC100V商用電源から、内部で使用する直流電
圧に変換する。
【0136】受信記録装置の筐体の正面を図16に、筐
体の概観を図17に示す。筐体99の正面には、時刻表
示部992と、時刻入力ボタン993と、時刻セットボ
タン994と、送りボタン995と、地域コード切換ボ
タン996と、チャネル切換ボタン997が設けられて
いる。背面には電源コード991とアンテナ端子があ
る。
【0137】[受信記録装置に蓄積されるデータ量、デ
ータ受信時間]受信記録装置90が1回に更新する電子
紙面情報の量、従ってデータ受信時間は、自動販売機と
同じで、新聞が20部200MBとなり、雑誌が10部
300MBに、広告が10MBで、全体で510MBが
必要である。このデータ料の伝送は、1.5Mbpsで
伝送すると、新聞が17分47秒、雑誌が26分40
秒、広告53秒必要となり、全体で45分20秒かかる
と見積もれる。
【0138】受信記録装置90に蓄積されるデータは、
新刊はすぐに更新してあること、旧刊も買えること(雑
誌で1週間前など)を考慮し、新聞は、1日朝刊夕刊合
わせて20MB/部が10部、旧刊を含めて5日分、雑
誌は30MB/部が100部、とされ、これより総量4
GBと見積もれる。従って記録部(磁気ディスク)も4
GB以上が望ましいが、装置の小型化コスト低減を考慮
し、1日(2回分)の情報量である1GBとしてもよ
い。
【0139】[集金、設置]集金方法としては、サービ
スマンが各家庭を周回し、受信記録装置に記録された課
金情報を受け取る。この情報を伝える媒体としては、I
Cカードやプリペイドカードがある。ICカードは利用
記録を記録し、サービスマンはその情報で料金を徴収す
る。またサービスマンまたは他の者が利用上限を記録し
たプリペイドカードを売り、この範囲で、受信記録装置
は動作することも可能である。サービスマンはセンタか
らの人間でも他の仲介業者でもよい。
【0140】初期の設置に必要な行為は以下のものがあ
る。(1)アンテナポインティング:アンテナを衛星回
線が接続できる方向にポインティングする。このとき、
センタからの受信は1日2回、各1時間程度と少ない。
このため、同じ衛星から発信されている放送電波(CS
テレビ等)受信することで方向を決める。(2)受信確
認:1日2回のチャンスを逃がさず、センタからの電波
の受信を確認する。このときサービスマンのセンタとの
交信は携帯電話等で行う。(3)操作機能確認:利用状
況記録および課金機能の確認。
【0141】[パソコンによる表示]受信記録装置で記
録媒体に記録した情報は、パソコンで表示することがで
きる。このときは、記録媒体に記録された電子紙面情報
をパソコンのOSに適したフォーマットに変換するソフ
トウェアを用意する。電子紙面情報の表示、利用等は、
著作権等の契約の範囲内でパソコンの使用者が行う。
【0142】
【発明の効果】携帯端末を利用してこの電子紙面情報を
利用するため、電子紙面情報自動販売機から記録媒体を
介して購入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成概要図。
【図2】本発明のローカルエリアネットワークの構成例
を示す図。
【図3】本発明の各システムのセンタの構成を示す図。
【図4】本発明の編集方法を示す図。
【図5】本発明のデータ転送手順を示す図表。
【図6】コマンドの送信のフロー図。
【図7】配信方法を示す図。
【図8】本発明のシステム構成図(自動販売機)。
【図9】本発明の筐体正面の概要を示す図。
【図10】本発明の各ディスプレイ及び紙面ボタンの表
示例の構成を示す図。
【図11】本発明の筐体の概要を示す図。
【図12】本発明の操作フロー図。
【図13】本発明のシステム構成図。
【図14】本発明の制御端末のボタン類と配置を示す
図。
【図15】本発明の表示ディスプレイ(家庭配信)の構
成を示す図。
【図16】本発明の筐体の正面図(家庭配信)。
【図17】本発明の筐体の概観図(家庭配信)。
【符号の説明】
1 生産系 3 流通系 5 消費系 10 出版業者 11 新聞社 12 新聞紙面 13 出版社 14 雑誌紙面 15 小規模出版社 20 電子紙面情報製造業者 21,23 電子紙面製造業者 22 電子新聞紙面 24 電子雑誌紙面 25 電子紙面化システム 26 電子広告・タウン情報 28 ISDN回線 29 公衆電話回線 30 流通・販売業者 31 仲介業者 32 センタ 33 受信システム 34 記録・編集システム 35 送信システム 36 管理システム 37 紙面データ 38 管理データ 40,40ー1 自動販売機 41 電子紙面情報販売系 42 通信系 43 信号処理系 44 表示系 45 データ書込み系 46 自動販売機共通系 47 電源系 48 集金系 49 徴収系 50 通勤・通学者等一般消費者 51 携帯端末(ゴーグル型ディスプレイ) 52 記録媒体 60 ローカルエリアネットワーク 61 受信システムを内蔵した自動販売機 62 イーサネット 71 複数の電子紙面製造業者から受信した電子紙面情
報 72 自動販売機へ配信する地域別の情報 91 受信記録系 92 通信系 93 信号処理系 94 表示系 95 データ書込み系 96 制御端末 97 徴収系 98 電源系 99 筐体 331 DSU 332 MODEM 343 信号処理部 341 スキャナ 342 記録媒体読み取り装置 344 メモリ 345 運用端末 351 回路制御部置 352 送信部 353 アンテナ 361 管理ソフトウエア 421 アンテナ 422 CSデジタルチューナー 423 デコーダ 431 データ処理部 432 記録部 441 紙面部分表示ディスプレイ 442 タイトル表示ディスプレイ 443 日付表示ディスプレイ 444 紙面ボタン 445 旧版ボタン 451 書込み制御部 452 書込み指令ボタン 453 ICメモリカード書込み機構 491 現金処理部 492 プリペイドカード処理部 493 投入金額(プリペイドカード残金)表示部 481 金庫 482 プリペイドカードデータ記録部 921 アンテナ 922 CSデジタルチューナー 923 デコーダ 931 データ処理部 932 記録部 941 表示ディスプレイインタフェース 942 表示ディスプレイ 951 書込み制御部 952 紙面ボタン 953 ICメモリカード書込み部 954 光磁器ディスク書込み部 961 電源オン/オフボタン 962 タイトル表示ボタン 963 頁更新ボタン 964 拡大/縮小ボタン 965 スクロールボタン 966 旧版ボタン 967 テンキー(0ー9) 971 利用データ記録部 981 電源 982 AC/DC変換器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子紙面情報を収集および編集し、衛星
    通信で配信するセンタと、駅、街頭等の人の集まるとこ
    ろに設置される電子紙面情報自動販売機と、携帯端末を
    利用してこの電子紙面情報を利用するため、記録媒体を
    介して購入する者から構成されるシステムの構成要素の
    一つである電子紙面情報自動販売機において、前記電子
    紙面情報自動販売機は、通信系と信号処理系と表示系と
    デ−タ書込み系で構成される電子紙面情報販売系と、徴
    収系と集金系と筐体と電源系から構成される自動販売機
    共通系からなり、前記通信系は、アンテナとCSデジタ
    ルチュ−ナ他で構成され、前記信号処理系はデ−タ処理
    部と記録部で構成され、前記電子紙面情報自動販売機の
    筐体の正面に複数枚面配置される表示系の紙面部分表示
    ディスプレイ、タイトル表示ディスプレイ、日付表示デ
    ィスプレイと、数10組の紙面ボタン、旧版ボタン、デ
    ータ書込み系の書込み指令ボタン、ICメモリカード書
    込み機構の一部であるICメモリカード挿入口、徴収系
    の現金処理部の一部である現金挿入口と釣銭出し口、釣
    銭なし表示部、投入金額(プリペイドカード残金)表示
    部、プリペイドカード処理部の一部であるプリペイドカ
    ード挿入口、取消しボタンを配置し、また、前記筐体の
    背面にはローカルエリアネットワーク用の端子と、アン
    テナ端子、上面にもアンテナ端子が設けられ、前記筐体
    に通信用のアンテナを機械的に取り付けることを可能と
    されており、アンテナで受信し、CSデジタルチューナ
    で復調、ビット同期、フレーム同期、誤り訂正等を行っ
    た後、スクランブルを外した電子紙面情報を、信号処理
    系のデータ処理部で1紙面情報単位(例えば新聞1冊)
    で1ファイルとして記録部に記録し、LED、紙等の印
    刷で表示するタイトル表示ディスプレイで、この自動販
    売機に記録されている全ての種類の新聞、雑誌、広告の
    最新版のタイトルを、また、日付表示ディスプレイでそ
    れら紙面の日付(新聞の朝刊、夕刊の区別を含む)を、
    紙面ボタン上に価格を表示し、購買者は、希望の新聞、
    雑誌の記事選択ボタンを押し、紙面部分表示ディスプレ
    イで、雑誌の表紙、新聞の第1面の右上1/4の部分等
    の、紙面の中のあらかじめ決められた一部を表示するこ
    とで、購入する紙面を選択し、ICメモリカード等の携
    帯端末の記録媒体を挿入し、現金またはプリペイドカー
    ド投入し、その後書き込み指令ボタンを押すことで、デ
    ータ書込み系の書込み制御部とICメモリカード書込み
    機構は、利用者の挿入する記録媒体に電子紙面情報を記
    録し、旧版ボタンを押すと、最もあとで押された紙面ボ
    タンで示された新聞雑誌の1つ旧版(最新が夕刊ならそ
    の日の朝刊)を紙面部分表示ディスプレイで、それまで
    この最新版が表示されていたディスプレイ上に表示し、
    旧版ボタンを押すたびに1つずつ旧い版を表示し、再度
    最新版を表示するには紙面ボタンを押し、また最も古い
    版が表示されていて、さらに旧版ボタンが押された場合
    には「これ以上古い版はありません」等の表示をタイト
    ル表示ディスプレイで現在表示されている版の上等に表
    示し、日付表示ディスプレイに示される日付は、旧版に
    合わせて変更し、料金を現金またはプリペイドカードで
    徴収することを特徴とする、電子紙面情報自動販売機。
  2. 【請求項2】 紙面部分表示ディスプレイを7inch以上
    の液晶パネルで画素数は320×240から1280×
    960の範囲のもの、または7inch以上のブラウン管等
    を利用しテレビ放送で使用されているNTSC等、走査
    線数が1000以下で、縦長または横長に表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の電子紙面情報自動販売
    機。
  3. 【請求項3】 紙面部分表示ディスプレイが複数枚が取
    り付けられ、紙面ボタン押された順番に紙面の一部が表
    示されるが、すべてのディスプレイで表示された状態で
    さらに別の紙面ボタンが押された場合には、最も前に押
    された表示を消して、その押された紙面に変更すること
    を特徴とする請求項1に記載の電子紙面情報自動販売
    機。
  4. 【請求項4】 一定時間以上紙面ボタンが押されないと
    きには、あらかじめ設定した複数の、販売する紙面の一
    部または全部をある一定時間間隔で順次表示することを
    請求項1に記載の特徴とする電子紙面情報自動販売機。
  5. 【請求項5】 一定時間以上紙面ボタンが押されないと
    きには、販売している新聞、雑誌、広告等の要約、宣伝
    等を表示することを特徴とする請求項1に記載の電子紙
    面情報自動販売機。
  6. 【請求項6】 挿入されたICメモリカードに電子紙面
    情報を書き込んだ後、それを読みだし、自動販売機の持
    つ書き込んだ電子紙面情報と照合し、合致したとき、自
    動販売機から記録媒体を出し、料金を徴収し、それまで
    に取消しボタンを押されたときは記録媒体を出し、料金
    を徴収しないことを特徴とする請求項1に記載の電子紙
    面情報自動販売機。
  7. 【請求項7】 日付表示ディスプレイ表示を瞬時に変更
    できる表示媒体とし、表示は「××ガツ△△ニチ□□」
    □□…アサ、ユウ、ゴウ等(アサは朝、ユウは夕、ゴウ
    は号のこと)の10文字以下とすることを特徴とする請
    求項1に記載の電子紙面情報自動販売機。
JP17378995A 1995-07-10 1995-07-10 電子紙面情報自動販売機 Pending JPH0926992A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17378995A JPH0926992A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 電子紙面情報自動販売機
TW085108252A TW387181B (en) 1995-07-10 1996-07-08 Electronic press information dispatching system
US08/677,593 US5845262A (en) 1995-07-10 1996-07-09 Electronic press information dispatching system
KR1019960027572A KR100223348B1 (ko) 1995-07-10 1996-07-09 전자지면 정보 배신시스템
CN96111725A CN1107271C (zh) 1995-07-10 1996-07-10 电子书面信息分送系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17378995A JPH0926992A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 電子紙面情報自動販売機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0926992A true JPH0926992A (ja) 1997-01-28

Family

ID=15967188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17378995A Pending JPH0926992A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 電子紙面情報自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0926992A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11126184A (ja) * 1997-08-22 1999-05-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報閲覧システムおよび情報記憶媒体
JPH11191087A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Canon Inc 周辺機器システムおよび周辺機器システムの通信方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
WO2000013150A3 (de) * 1998-08-27 2000-05-25 Siemens Ag Verfahren zum erwerb elektronischer daten unter verwendung eines datenträgers und entsprechender datenträger
JP2001101313A (ja) * 1999-07-23 2001-04-13 Casio Comput Co Ltd 創作情報販売管理方法、およびそのプログラム記録媒体、伝送媒体。
JP2002157435A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Nec Corp 新聞および広告情報の配信システムおよび方法
JP2002207820A (ja) * 2001-01-12 2002-07-26 Patent One Kk 広告分類システム、方法、装置及びプログラム
US6594548B2 (en) 2001-04-12 2003-07-15 Hani Bagnordi Portable digital assistant
US7296225B2 (en) 2000-11-09 2007-11-13 Fujitsu Limited Information transmitting and receiving in which layout information is used to determine importance
JP2011209790A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Yahoo Japan Corp サーバからネットワークを介して受信した情報を販売する情報販売装置、システム、方法及びプログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0331890A (ja) * 1989-06-29 1991-02-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像広告装置
JPH0589363A (ja) * 1991-09-30 1993-04-09 Fujitsu Ltd 情報自動販売機
JPH0635642A (ja) * 1992-07-15 1994-02-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 文書情報表示装置およびその駆動方法
JPH0654101A (ja) * 1992-08-03 1994-02-25 Kiichi Taga 電子新聞
JPH06311119A (ja) * 1993-04-20 1994-11-04 Sony Corp データ放送システム
JPH07168589A (ja) * 1993-12-14 1995-07-04 Brother Ind Ltd カラオケ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0331890A (ja) * 1989-06-29 1991-02-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像広告装置
JPH0589363A (ja) * 1991-09-30 1993-04-09 Fujitsu Ltd 情報自動販売機
JPH0635642A (ja) * 1992-07-15 1994-02-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 文書情報表示装置およびその駆動方法
JPH0654101A (ja) * 1992-08-03 1994-02-25 Kiichi Taga 電子新聞
JPH06311119A (ja) * 1993-04-20 1994-11-04 Sony Corp データ放送システム
JPH07168589A (ja) * 1993-12-14 1995-07-04 Brother Ind Ltd カラオケ装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11126184A (ja) * 1997-08-22 1999-05-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報閲覧システムおよび情報記憶媒体
JPH11191087A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Canon Inc 周辺機器システムおよび周辺機器システムの通信方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
WO2000013150A3 (de) * 1998-08-27 2000-05-25 Siemens Ag Verfahren zum erwerb elektronischer daten unter verwendung eines datenträgers und entsprechender datenträger
JP2001101313A (ja) * 1999-07-23 2001-04-13 Casio Comput Co Ltd 創作情報販売管理方法、およびそのプログラム記録媒体、伝送媒体。
US7296225B2 (en) 2000-11-09 2007-11-13 Fujitsu Limited Information transmitting and receiving in which layout information is used to determine importance
JP2002157435A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Nec Corp 新聞および広告情報の配信システムおよび方法
JP2002207820A (ja) * 2001-01-12 2002-07-26 Patent One Kk 広告分類システム、方法、装置及びプログラム
US6594548B2 (en) 2001-04-12 2003-07-15 Hani Bagnordi Portable digital assistant
JP2011209790A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Yahoo Japan Corp サーバからネットワークを介して受信した情報を販売する情報販売装置、システム、方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100223348B1 (ko) 전자지면 정보 배신시스템
JPH0923243A (ja) 電子紙面情報配信システム
TW306099B (ja)
EP0638186B1 (en) Interactive advertising system for on-line terminals
US6985452B2 (en) Wireless system for broadcasting, receiving, storing and selectively printing coupons and the like in a retail environment
CA2014791C (en) Cable television transaction terminal
US5703795A (en) Apparatus and methods for accessing information relating to radio and television programs
CN1132127C (zh) 电子交易系统
JPH11503587A (ja) 遠隔および局地のサービスの提供を統合するインタラクティブスマートカードシステム
US7121746B2 (en) Image printing order receiving system and image printing order receiving method
US6650429B2 (en) Wireless system for broadcasting, receiving, storing &amp; selectively printing coupons and the like in a retail environment
US20060069648A1 (en) Transmission apparatus and method, reception apparatus and method, management apparatus and method, charging apparatus and method, providing apparatus and method, and recording medium
EP0551433A1 (en) Transactional processing system
CN1128598A (zh) 便携电子数据单
CN1175312A (zh) 电子信息分发终端设备
JP2001515252A (ja) 自動販売機からの印刷された情報の販売システム
WO1996025006A1 (en) Interactive broadcasting system
JP2000122823A (ja) 情報のパケットを同報送信し、受信し、選択的にプリントする無線システム
EP0569816B1 (en) Aggregation system for sales of immaterials in the form of signals
JPH0926992A (ja) 電子紙面情報自動販売機
WO1993023955A1 (en) Electronic redeemable coupon system
CN101620759A (zh) 双显示、双打印机贺卡/明信片打印终端机
JPH05143618A (ja) 情報分配販売システム
US20050055401A1 (en) Newspaper system with remote updating and printing
JP2002298004A (ja) 電子情報配信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309