JP2001101313A - 創作情報販売管理方法、およびそのプログラム記録媒体、伝送媒体。 - Google Patents

創作情報販売管理方法、およびそのプログラム記録媒体、伝送媒体。

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JP2001101313A
JP2001101313A JP2000145789A JP2000145789A JP2001101313A JP 2001101313 A JP2001101313 A JP 2001101313A JP 2000145789 A JP2000145789 A JP 2000145789A JP 2000145789 A JP2000145789 A JP 2000145789A JP 2001101313 A JP2001101313 A JP 2001101313A
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Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 世間一般に存在する各種創作情報の創作者に
対して自分の創作情報を世間一般に広くアピールする場
を提供できるようにすること、そして上記創作情報の販
売により得られる利益の一部を著作権料としてその創作
者に対して還元できるようにすること。 【解決手段】 サーバ1側では、一般応募によって著作
者端末3から画像の登録要求があった際に、一連の登録
手続きを要求し、著作者端末3から一連の登録手続きに
したがって送信されてきた著作画像をその著作者に対応
付けて画像のデータベースに登録する。そして、この画
像データベースの内容を各印刷端末2へ送信配布する。
印刷端末2は、一般応募の著作画像の中から利用者が任
意に選択した画像を所定の印刷対象物上に印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、創作情報販売管
理方法、およびそのプログラム記録媒体、伝送媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサ等を用いて、予め登録されているイラスト画
像やイメージリーダによって読み取った写真・キャラク
タ画像等を用紙に印刷することによって楽しい個性的な
文書を作成するようにしている。ところで、近年、この
ような画像の活用は用紙印刷に限らず、電子機器への表
面装飾にも波及してきている。すなわち、近年、若者層
を中心に、携帯電話のボディにデザイン画を装飾した
り、爪にネイルペイントと呼ばれるペイント画を施すこ
とが流行してきている。このように画像を活用すること
による個性化・差別化は、一過性のファッションではな
く、今後も益々流行し続けるものと考えられるが、デザ
イン画やペイント画は専門家による手作業で描かれる場
合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャラ
クタ画像や創作画像が無断使用されたとしても、著作使
用料を徴収することは極めて困難であり、無断使用をそ
のまま黙認するしかなかった。また、専門家といって
も、にわか職人が多いのが現状であり、ごく限られた種
類の画像しか描けなかったり、体裁よく描けないことも
多く、顧客の要望を十分に満たすことができなかった。
一方、世間一般ではデザイン画が得意な人や専門的な技
術を習得している人が大勢居ると思われるが、自分の創
作画像を売り込む機会もなく、多数の優良なデザイン画
が世間一般にアピールされないまま埋もれてしまう。
【0004】また、オリジナルな創作物としては、上記
のような創作画像に限らず、キャッチフレーズやキャラ
クタ、音楽、エッセイ等の各種創作物が数多くあるが、
これらの創作物を一般の人が創作したとしても、それら
の創作物を世間に売り込むチャンスはなかなか無く、そ
ういった創作物は世間にアピールするチャンスも無く、
埋もれてしまう可能性があった。
【0005】本発明の課題は、世間一般に存在する各種
創作情報の創作者に対して自分の創作情報を世間一般に
広くアピールする場を提供できるようにすることであ
る。また上記創作情報の販売により得られる利益の一部
を著作権料としてその創作者に対して還元できるように
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は、次の
通りである。複数の創作情報を募集販売する創作情報販
売管理方法であって、世間一般に対して任意の創作情報
の登録募集をネットワークを介した募集画面にて行い、
上記募集に対して任意創作者の端末から上記ネットワー
クを介して送信されてきた創作情報を受信し、上記受信
の創作情報を、その創作情報を創作した創作者の情報と
対応付けて所定の記憶手段に記憶し、上記記憶手段に記
憶された複数の創作情報を、ネットワークを介した紹介
画面にて多数の利用者に対して紹介し、上記紹介された
複数の創作情報の内で、不特定多数の利用者によって任
意に選択された各創作情報を、当該創作情報を選択した
当該利用者に対して販売する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図15を参照して、
創作情報として画像を募集し、その募集に応じて応募さ
れた創作画像情報を、ネットワークを介して接続される
複数の画像印刷端末にて印刷販売する例を、この発明の
一実施形態として説明する。図1は、広域通信システム
(著作画像販売システム)の全体構成を示したブロック
図である。この著作画像販売システムは複数台のコンピ
ュータ装置がインターネットを経由してデータ通信を行
うようにしたもので、著作サービスセンター側の著作画
像サーバ1と、地域毎や販売範囲毎に設置され、誰でも
自由に利用可能な複数台の画像印刷端末2(A、B、C
‥‥)と、著作者が使用する著作者端末3(#1、#
2、#3‥‥)とを有する構成となっている。著作画像
サーバ1は広く世間一般から募集した著作画像を記憶管
理すると共に、著作画像を画像印刷端末2へ送信配布す
るようになっている。画像印刷端末2は著作画像を販売
印刷するもので、例えば、コンビニエンスストアやゲー
ムセンター、映画館等のように人がよく集まる場所に設
置され、使用料金が投入された際に、著作画像を携帯電
話やPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)の
表面あるいは人体の爪に直接印刷するようにしている。
その際、画像印刷端末2は著作画像毎にその利用状況を
集計管理し、著作画像サーバ1からの要求に応じて著作
画像毎の利用状況を著作画像サーバ1へ送信するように
している。
【0008】ここで、著作画像サーバ1は著作画像毎の
利用状況を各画像印刷端末2から収集し、その収集結果
に基づいて著作者別の著作料を求め、該当する著作者端
末3へメール通知したり、その著作者の金融機関側にお
ける口座へ自動振込みを行うようにしている。著作者端
末3は特別な専用機ではなく、インターネット加入者が
保有する通常のパーソナルコンピュータで、グラフィッ
ク機能を使用して作成した創作画像やイメージリーダに
よって読み取った画像をいつでも自由にインターネット
プロバイダーを経由して著作画像サーバ1へ送信し、著
作画像として新規登録しておくことで、その著作者は自
己が創作した著作画像の利用状況に応じた著作料を享受
できるようになっている。このように、創作画像の新規
登録は誰でも自由に行うことができるものであり、著作
画像サーバ1は広く世間から募集した著作画像を画像印
刷端末2へ送信配布しておくことで、一般の人は使用料
を払えば、豊富な著作画像の中から所望する画像を自由
に選んで画像印刷として使用することができる。
【0009】図2(A)は画像印刷端末2の外観斜視図
を示したもので、その全体は床置き式の縦長型ボックス
を成し、その上面にはタッチ入力式表示パネル5と料金
投入口6が設けられている。タッチ入力式表示パネル5
は透明タッチパネル(操作パネル)とカラー表示パネル
とを積層配置したタッチスクリーンを構成するもので、
表示パネルは液晶、CRT、プラズマ表示パネルのいず
れかによって構成され、フルカラー画像を表示可能とな
っている。ここで、操作パネルには図示しないが、印刷
ボタン、印刷継続ボタン、解除ボタン、印刷範囲指定ボ
タン、印刷濃度調整ボタンの他、印刷イメージを表示す
るプレビューボタン、印刷イメージの確認後に操作され
る印刷OKボタン、自分の名前などを文字入力する文字
入力ボタン等が設けられている。
【0010】また、ボックス本体の正面角部には、印刷
対象物が差し込まれる置き台7と釣銭返却口8が設けら
れている。この置き台7の上方にはインクジェットプリ
ンタが設けられており、置き台7に差し込まれた印刷対
象物に対してフルカラーによる画像印刷を行う。ここ
で、印刷対象物として、この実施形態においては、電子
手帳(PDA)、携帯電話、人体の爪を印刷対象として
いる。なお、PDA、携帯電話はどのような機種であっ
ても対応可能となっており、利用者は自分の機種を指定
することで、その機種に応じた印字形態で画像印刷が行
われるようになっている。また、置き台7に印刷対象が
差し込まれた際に、印刷可能な位置に差し込まれたかを
検出する位置センサ(図示せず)が設けられており、こ
の位置検出によって差し込み状態が不良であれば、表示
ガイダンスや音声ガイダンスによってその旨が案内出力
されるようになっている。
【0011】図2(B)は印刷対象物の種類に応じて著
作画像がどのような印刷形態で印刷されるかを示したも
ので、(1)は見開き形式のPDAを閉じた状態でその
パネル表面に印刷される部分を示している。ここで、印
刷範囲は利用者が任意に指定可能となっており、斜線を
付して示した印刷範囲はデフォルト値として設定されて
いる範囲を示し、このデフォルト範囲を任意に変更でき
るようになっている。(2)は携帯電話の表面印刷が指
定された場合の印刷範囲を示し、(3)はその裏面印刷
が指定された場合の印刷範囲を示している。(4)は印
刷対象が爪の場合におけるネイルペイントの印刷例を示
したもので、これらの場合においても、図示したデフォ
ルト範囲を任意に変更できるようになっている。なお、
この画像印刷端末2はインクジェットプリンタによって
印刷対象物に速乾性のあるインクを吹きつけながら画像
印刷を行うが、その際、曲面印刷の場合にはそれに応じ
た制御が行われる。
【0012】図3は画像印刷端末2の全体構成を示した
ブロック図である。CPU11は、記憶装置12内のオ
ペレーティングシステムや各種アプリケーションソフト
にしたがってこのの全体動作を制御する中央演算処理装
置である。記憶装置12は、オペレーティングシステム
や各種アプリケーションソフトの他、データベース、文
字フォント等が格納されている記憶媒体やその駆動系を
有している。記憶媒体13は固定的に設けたもの、もし
くは着脱自在に装着可能なものであり、ハードディス
ク、フロッピィデスク、光ディスク、RAMカードなど
の磁気的・光学的記録媒体、半導体メモリによって構成
されている。また、記録媒体13内のプログラムやデー
タは必要に応じてCPU11の制御によりRAM(スタ
ティクRAMなど)14にロードされる。更にCPU1
1は通信回線等を介して他の機器側から送信されてきた
プログラムやデータを受信して記録媒体13に格納した
り、他の機器側に設けられている記録媒体に格納されて
いるプログラムやデータをアクセスし、通信回線等を介
して使用することもできる。また、CPU11には入出
力周辺デバイスであるタッチ入力式表示装置15、印刷
装置16、料金挿入/返却機17、位置検出装置18が
バスラインを介して接続されており、入出力プログラム
にしたがってCPU11はそれらの動作を制御する。
【0013】タッチ入力式表示装置15は上述したタッ
チ入力式表示パネル5を制御するもので、操作パネル上
に上述した各種のボタンを割り当てると共に、フルカラ
ー画像を表示出力させる。印刷装置16はPDA用印刷
部16−1、携帯電話用印刷部16−2、ネイル用印刷
部16−3を有し、印刷対象物の種類が指定された際
に、その種類に応じた印刷部を選択的に駆動するように
している。位置検出装置18は上述したように印刷対象
物が置き台7に正確に差し込まれたかを検出するもの
で、印刷対象物の種類に応じて予め決められている正規
な差込位置に印刷対象物がセットされたかを検出する。
料金挿入/返却機17は料金(コイン)の投入を検知し
たり、釣銭計算によって得られた釣銭を返却する。
【0014】図4は各画像印刷端末2に設けられている
著作No.別利用回数ファイルTCTのデータ構成を示し
た図である。この著作No.別利用回数ファイルTCTは
その1レコード分のデータが「著作No.」、「印刷対
象」、「単価」、「利用回数」とからなる構成となって
いる。「著作No.」は著作画像を識別するためのコード
情報で、著作No.別画像ファイル群TFG内に1ファイ
ル1画像形式で格納されている著作画像を呼び出し指定
する。「印刷対象」は著作No.で示される著作画像がど
れに印刷されるのかを示すもので、この項目をキーとし
て、今回の印刷で指定された印刷対象(種類、機種)に
対応する著作No.が印刷候補として抽出される。すなわ
ち、印刷対象の種類に応じてその印刷領域の大きさや形
状がそれぞれ相違するため、著作No.別画像ファイル群
TFG内には、同一著作のデザイン画像であっても、印
刷対象の種類毎に、画像サイズや形状がそれぞれ異なる
著作権画像が記憶されている。なお、同一の著作画像で
あれば、同じ著作No.が付与されている。「単価」はそ
の画像の1回当たりの著作使用料である。「利用回数」
は著作画像を利用した画像印刷が行われる毎にその値が
プラス「1」ずつ更新されるもので、著作画像の利用状
況、つまり、画像販売数に相当する。このように構成さ
れた著作No.別利用回数ファイルTCTは著作画像サー
バ1から所定期間毎の送信要求に応じて要求元に送信さ
れる。
【0015】著作画像サーバ1の構成は図示しないが、
ハード的にはCPUを中核とし、記憶媒体を有する記憶
装置や表示装置、入力装置、印刷装置を有する構成とな
っている。なお、記憶装置については上述の画像印刷端
末2と同様であるのでその説明は省略する。図5は著作
画像データベースDBおよびその関連ファイルを示した
図で、著作画像データベースDBは「著作No.」、「印
刷対象」、「単価」、「著作者」、「登録日」、「配布
範囲」、「振込口座」、「メールアドレス」を1レコー
ド分のデータとして記憶する構成となっている。なお、
「著作No.」、「印刷対象」、「単価」については上述
した著作No.別利用回数ファイルTCTの場合と同様で
あるので、その説明を省略する。「登録日」は著作画像
サーバ1に著作画像が新規登録された日、「配布範囲」
は著作画像を配布する地域や販売範囲を示し、その地域
毎、販売範囲毎に設置されている画像印刷端末2に対し
てそれに該当する著作画像が配布される。「振込口座」
は著作使用料をその著作者の口座に自動振込みする場合
に呼び出されるものである。なお、著作者端末3から著
作画像サーバ1に画像を新規登録する際に、その登録画
面上に必須項目として記入されたものであり、「メール
アドレス」も著作者自ら登録データの一部として記入し
たものである。
【0016】予約ファイルBFは著作者端末3から新規
登録の要求があったレコードを登録予約として蓄えるも
ので、著作画像データベースDBのレコード構成と同様
の「著作No.」、「印刷対象」、「単価」、「著作
者」、「登録日」、「配布範囲」、「振込口座」、「メ
ールアドレス」の他、「登録料振込み済みフラグ」を1
レコード分のデータとする構成となっている。「登録料
振込み済みフラグ」は登録予約後、センターの銀行口座
へ登録料が実際に振り込まれたことを示す。この予約フ
ァイルBFに登録待ちのレコードがあり、センターの銀
行口座へ登録料が実際に振り込まれていれば、その予約
レコードは著作画像データベースDBに追加登録され
る。削除ファイルDFは不要となったレコードが著作画
像データベースDBから削除された際に、その削除レコ
ードが蓄えられるファイルである。著作No.別画像ファ
イル群SFGは著作画像を1画像1ファイル形式で記憶
する構成となっている。ここで、著作画像サーバ1は、
一般応募によって著作者端末3から画像の登録要求があ
った際に、一連の登録手続を要求すると共に、著作者端
末3から一連の登録手続きにしたがって送信されてきた
著作画像をその著作者に対応付けて追加登録する。その
際、著作画像サーバ1は登録手数料を請求し、著作者が
その登録料の支払い手続きを行ったことを前提としてそ
の画像を新規登録する。
【0017】図6は著作画像サーバ1側に設けられた各
種テーブルやファイルを示し、画像印刷端末管理テーブ
ルPTは地域毎や販売範囲毎に分散配置されている画像
印刷端末2を管理するもので、(A)に示すように「端
末機No.」、「地域コード」、「接続アドレス」を1レ
コード分のデータとして記憶する構成となっている。ま
た、(B)に示すように端末別利用回数ファイル群TC
Gは各画像印刷端末2側で記憶管理されている利用回数
ファイルを収集することによって生成されたものであ
る。この利用回数ファイル群TCGの内容を参照するこ
とによって、所定期間毎(週単位毎)に著作No.別に利
用回数を集計した集計ファイルTFが作成される。この
集計ファイルTFは「著作No.」、「単価」、「利用回
数集計値」を1レコード分のデータとする構成で、「利
用回数集計値」は全端末で販売された1週間分の著作N
o.別の販売量に相当する。著作料振込管理ファイルPF
は(C)に示すように「著作者」、「期間」、「著作
料」、「振り込みフラグ」を1レコード分のデータとし
て記憶する構成で、著作者に支払うべき期間別の著作料
を管理するもので、「振り込みフラグ」は期間別の著作
料を自動振込みしたか否かを示す。
【0018】次に、この一実施形態の動作を図7〜図1
0、図12、13に示すフローチャートを参照して説明
する。ここで、著作画像サーバ1、画像印刷端末2、著
作者端末3において、これらのフローチャートに記述さ
れている各機能を実現するためのプログラムは、読み取
り可能なプログラムコードの形態で記憶媒体に格納され
ており、CPUはこのプログラムコードにしたがった動
作を逐次実行する。
【0019】図8は各画像印刷端末2の動作を示したフ
ローチャートであり、電源投入に伴って実行開始され
る。先ず、サーバから要求があるか(ステップA1)、
印刷ボタンが操作されたかを監視し(ステップA2)、
サーバ要求、ボタン操作があるまで待機状態となる。こ
こで、サーバからは1週間に1回、画像印刷端末2に各
種の要求を行うが、その要求がデータ収集要求であれば
(ステップA3)、自己の著作No.別利用回数ファイル
TCTの内容を全て著作画像サーバ1へ送信する(ステ
ップA4)。また、ファイル更新要求であれば(ステッ
プA5)、著作画像サーバ1から送信されて来た利用回
数ファイルと画像ファイルを受信してそれを新たな著作
No.別利用回数ファイルTCT、著作No.別画像ファイル
群TFGとして保管すると共に(ステップA6)、それ
以前の著作No.別利用回数ファイルTCT、著作No.別画
像ファイル群TFGを全て削除し、ファイルの入れ替え
を行う(ステップA7)。一方、印刷ボタンが操作され
た場合には、図8に示す画像印刷処理が実行開始され
る。
【0020】すなわち、利用者は画像印刷を行うに当た
り、先ず、印刷ボタンを操作する。すると、印刷対象メ
ニューが表示される(ステップA10)。この場合、
1:PDA、2:携帯電話、3:ネイルが選択項目とし
て一覧表示されるので、その中から今回利用する印刷対
象を選択する(ステップA11)。いま、選択項目が
「3」であれば(ステップA12)、ネイル対応の全て
の著作No.を著作No.別利用回数ファイルTCTから抽出
するが(ステップA13)、選択項目が「1」あるいは
「2」であれば(ステップA12)、その選択項目に応
じた機種メニューを表示させる(ステップA14)。こ
の機種メニューの中から自分の機種を選択すると(ステ
ップA15)、選択機種対応の著作No.を著作No.別利用
回数ファイルTCTから全て抽出する(ステップA1
6)。このようにして抽出された各著作No.に基づいて
著作No.別画像ファイル群TFGが検索され、該当する
画像をサンプルメニュー画面に一覧表示させる(ステッ
プA17)。ここで、利用者が所望する画像を任意に選
択すると(ステップA18)、その画像に対応する単価
が使用料金として表示される(ステップA19)。そし
て、料金投入待ちとなる(ステップA20)。
【0021】ここで、料金が投入されると、置き台7に
印刷対象が所定位置に正しくセットされたかをを判別し
(ステップA21)、セットされていなかったり、セッ
トされていても正しい位置でなければ(ステップA2
2)、その旨がメッセージ表示されると共に、音声ガイ
ダンスが出力される(ステップA23)。そして、ステ
ップA21に戻り、印刷対象が正しくセットされるまで
その旨が報知される。いま、セット状態が正しければ、
印刷対象通りに選択画像を印刷イメージでプレビュー表
示する(ステップA24)。その際、印刷領域の位置や
大きさあるいは印刷濃度の調整など自分の好みに合った
印刷状態を任意に指定したり、画像に重ね合わせて自分
の名前などを合成する画像編集処理を任意に指定して実
行することができるようになっている(ステップA2
5、26)。ここで、印刷状態を確認してOKボタンが
操作されると(ステップA27)、印刷装置16を構成
するPDA用印刷部16−1、携帯電話用印刷部16−
2、ネイル用印刷部16−3のうち、当該印刷対象に対
応する印刷部を選択駆動させる(ステップA28)。そ
して、選択画像を印刷対象の形状に合わせてフルカラー
印刷する(ステップA29)。
【0022】これによって1画像分の印刷が終わると、
その著作No.で示される著作No.別利用回数ファイルTC
T内のレコードを指定し、その利用回数をプラス「1」
してその更新を行うと共に(ステップA30)、印刷を
終了するか、継続するかのメッセージを表示する(ステ
ップA31)。ここで、終了が指示された場合には、図
7のステップA1に戻るが、継続が指示された場合には
(ステップA32)、印刷対象のメニュー画面に戻る
(ステップA10)。この継続印刷の場合、利用者は印
刷対象物を差し替えながら所望する画像を選択すればよ
い。
【0023】次に、著作画像サーバ1の動作を図9、1
0に示すフローチャートを参照して説明する。このフロ
ーチャートは一定期間毎(週単位毎)に実行開始され
る。先ず、各画像印刷端末2をポーリング方式に従って
順次指定してゆき、端末側の著作No.別利用回数ファイ
ルTCTを収集する処理を行う。すなわち、予め決めら
れている順序にしたがってその先頭端末を指定し(ステ
ップB1)、当該指定端末に接続要求を行い、応答待ち
となる(ステップB2、3)。ここで、応答があれば、
更にその端末にデータ収集の要求を行い、これによって
指定端末から利用回数ファイルが送信されてきた場合に
は、それを受信して端末別利用回数ファイル群TCGに
保管しておく(ステップB4、5)。そして、次の未収
集端末があれば(ステップB6)、その端末を指定し
(ステップB1)、以下、著作画像サーバ1を順次指定
しながら同様の収集動作を端末毎に繰り返す。
【0024】これによって全ての端末からファイルを収
集する処理が終わると、端末別利用回数ファイル群TC
Gの内容からレコード別に利用回数を集計し(ステップ
B7)、期間別集計ファイルTFを作成する(ステップ
B8)。そして、この集計ファイルTFの内容を1レコ
ードずつ読み出し、その単価に利用回数集計値を乗算す
ることによって著作No.別の売上金額を算出すると共に
(ステップB9)、著作者別の売上金額を算出する(ス
テップB10)。更に、この著作者別の売上金額に基づ
いて著作料を算出するが(ステップB11)、この場
合、著作者別売上金額の10%相当額が著作料となり、
著作料振込管理ファイルPFに登録される。そして、集
計ファイルTFと著作料振込管理ファイルPFの内容に
基づいて週間売上レポートを作成して出力させる(ステ
ップB12)。図11(A)はこの週間売上レポートの
出力状態を示したもので、ヘッダー部には期間、明細部
には著作No.毎の利用回数集計値、著作者毎の売上金額
および著作料が配置出力されたレポート内容となってい
る。
【0025】次に、著作料振込管理ファイルPFの内容
を1レコードずつ指定しながら著作料が発生した著作者
を検索し(ステップB13)、その著作者に対応する著
作画像データベースDB内のレコードをアクセスし、
「振り込み口座」を呼び出して著作料の自動振込みを行
うと共に、振込み済みであることを示すために、著作料
振込管理ファイルPFの当該レコード内の「振り込みフ
ラグ」をセットしておく(ステップB14)。更に、著
作画像データベースDBからその著作者の「メールアド
レス」を呼び出し、著作料を振り込んだ旨をメール通知
する(ステップB15)。これによって1人分の振込み
が終わると、他の著作者がいれば(ステップB16)、
著作料が発生した著作者を検索し(ステップB13)、
著作料の自動振込みを行う。これによって著作料が発生
した全ての著作者に対して著作料の振込みが終わると、
著作者別売上レポートを作成し(ステップB17)、各
著作者宛にそのレポートをメール通知する(ステップB
18)。図11(B)はこの著作者別の売上レポートを
示し、過去1ヶ月分の売上状況も含めた内容となってい
る。すなわち、このレポートには著作No.別に期間、利
用回数、売上金額、著作料が配置出力されたものとなっ
ている。
【0026】そして、図10のステップB19に進み、
予約ファイルBFにレコードが蓄えられているかを判別
し、予約レコードがあれば、そのレコード内の「登録料
振込み済みフラグ」を参照し、登録予約後、センターの
銀行口座へ登録料が実際に振り込まれたかを調べる(ス
テップB20)。いま、登録待ちの予約レコードがあ
り、センターの銀行口座へ登録料が実際に振り込まれて
いれば、その予約レコードを著作画像データベースDB
に新規レコードとして追加登録する処理が行われる。先
ず、上述した所定条件を満たす予約件数分のレコードを
著作画像データベースDBに追加登録するだけの空きが
あるかを調べ(ステップB21)、有れば、予約レコー
ドを全て著作画像データベースDBに追加登録する(ス
テップB24)。また、空きがなければ、5週連続で利
用回数が極端に少ない著作No.(0回や数回程度しか利
用されていない著作No.)を抽出し(ステップB2
2)、その抽出レコードを削除ファイルDFへ書き出す
(ステップB23)。これによって著作画像データベー
スDB内に空きエリアを確保したのち、この空きエリア
に予約レコードを追加登録する(ステップB24)。そ
して、予約レコードの有無にかかわらず、次のステップ
B25では著作画像データベースDB内に10週連続し
て利用「0」のレコード(不良在庫)が有るかを調べ、
有れば該当レコードを全て著作画像データベースDBか
ら削除ファイルDFへ書き出す(ステップB26)。
【0027】次に、上述の処理によって著作画像データ
ベースDBが更新されたかを調べ(ステップB27)、
レコードの追加や削除が行われた場合には、著作画像デ
ータベースDBから頒布範囲別の利用回数ファイルを作
成する(ステップB28)。そして、頒布範囲対応の各
画像印刷端末2に対してファイルの更新要求を行うと共
に、作成された利用回数ファイルと、そのファイル内に
定義されている著作No.および印刷対象に対応する著作
画像ファイルをそれぞれ送信する(ステップB29)。
最後に、削除ファイルDF内にレコードがあるかを調べ
(ステップB30)、有れば、該当レコードの著作者に
登録抹消のメールを通知する(ステップB31)。
【0028】次に、一般応募によって新規画像を登録す
る場合の動作を説明する。ここで、図12は著作者端末
3側の動作、図13は著作画像サーバ1側の動作を示した
フローチャートである。先ず、著作者端末3側で著作サ
ービスセンターのホームページ(図14参照)をアクセ
スしてそのページを開いている状態において、そのホー
ムページ上の登録申し込みボタンBT1を操作すると、
著作画像サーバ1からは画像登録の申し込みがあった要
求元に対して登録手続き用の申し込みプログラムがダウ
ンロードされるので、著作者端末3はこの申し込みプロ
グラムを取り込んで、自動起動させる。すると、図12
のフローチャートにしたがった動作が実行開始される。
ここで、著作画像サーバ1は申し込みプログラムと共
に、印刷対象物上にどのような印字形態で画像印刷が行
われるかを示す印刷対象別のサンプルイメージをその要
求元に送信するようにしているので、著作者端末3は申
し込みプログラムにしたがって印刷対象別のサンプルイ
メージを一覧表示させる(ステップC1)。この場合の
サンプル表示は、図2(B)に示したような表示状態
で、印刷対象毎にどの範囲にどのような大きさで印刷さ
れるかが明示される。
【0029】この印刷対象別サンプルイメージの一覧表
示の中から所望する印刷対象(機種を含む)を選択指定
すると(ステップC2)、その印刷対象描画エリアが表
示されると共に、カラーパレットが表示される(ステッ
プC3)。ここで、著作者はその描画エリア内におい
て、1画像分を描画し終わるまでオリジナル画像を作成
してゆく(ステップC4、5)。このようにオリジナル
画像をグラフィック機能によって作成する他、イメージ
リーダの読み取りによってオリジナル画像を作成しても
よい。いま、画像作成が終わると、メッセージ表示が行
われ、作成画像を登録するかを問い合わせる(ステップ
C6)。そして、入力操作を受付可能状態となり(ステ
ップC7)、登録/終了ボタンのいずれが操作されたか
を調べる(ステップC8)。いま、登録申し込みを解除
するために終了ボタンが操作された場合には、申し込み
プログラム自身が当該プログラムの削除命令を出し、プ
ログラムを強制終了させる(ステップC9)。一方、登
録ボタンが操作された場合には、作成画像をファイル形
式のデータとして印刷対象を示すタイプ情報記憶と共に
記憶する(ステップC10)。
【0030】このようにして1画像分のデータを作成記
憶した後、次のステップC11ではメッセージ表示が行
われ、その選択メニュー項目として、「1:他の画像も
作成しますか、2:作成画像をセンターへ送信して登録
申し込みをしますか」が表示される。そして、入力操作
を受付可能状態となり(ステップC12)、項目メニュ
ーのいずれが指定されたかを調べる(ステップC1
3)。いま、項目メニュー「1」が選択された場合に
は、最初のステップC1に戻り、サンプル表示が行われ
るので、印刷対象別のオリジナル画像を作成する動作が
繰り返される。このようにして1または2以上の画像を作
成したら、上述のメニュー画面の中から項目メニュー
「2」を選択指定すると、センターに登録予約を要求し
(ステップC14)、応答待ちとなる(ステップC1
5)。そして、センターから応答があれば、申し込みメ
ニューが表示される(ステップC16)。図15(A)は
この場合の申し込みメニュー画面を示し、その上部領域
には基本料金として画像1件当たりの料金、頒布範囲別
の追加料金が表示され、また下部領域には今回の作成画
像の登録枚数、指定頒布範囲が表示される。この場合、
登録枚数は自動計数されて表示出力されるが、この時点
で枚数を自由に変更することもできる。また、頒布範囲
は指定地域のみか、全国かをステップC17で任意に指
定されたものである。
【0031】このようにして必要項目の内容を指定する
と、その指定内容に基づいて料金計算が行われ、今回の
登録に伴って請求される料金の明細画面が表示される
(ステップC18、19)。図15(B)はこの料金明
細画面を示したもので、その下部には「振込先の銀行口
座」が表示される他、登録申込人の「振り込み元銀行口
座、名義人」、「メールアドレス」、「著作者名」を入
力する入力項目がそれぞれ表示される。いま、「振り込
み元銀行口座、名義人」、「メールアドレス」、「著作
者名」を入力して振り込みボタンBT2を操作すると
(ステップC20、21)、センター側の著作画像サー
バ1に対して図15(B)に示す内容(料金、枚数、頒
布範囲、振り込み元銀行口座、メールアドレス、著作者
名)が送信される(ステップC22)。このようにして
一連の登録手続きにしたがった内容を著作画像サーバ1
に送信した後、著作画像サーバ1からの応答待ちとなる
(ステップC23)。ここで、センターから応答があ
り、それがファイル送信要求であれば(ステップC2
4)、登録枚数分の画像を1枚ずつ送信する動作を繰り
返す(ステップC25〜C27)。すなわち、作成した
1枚分の画像ファイルを呼び出して送信すると(ステッ
プC25)、センターからはその画像に割り当てられた
著作No.が送られてくるので、それを受信して当該画像
ファイルに付加して保存しておく(ステップC26)。
このような動作を画像1枚毎に繰り返すことで登録枚数
分の送信が行われる(ステップC27)。そして、ステ
ップC9に進み、自己プログラムの削除命令を出す。
【0032】一方、センター側の著作画像サーバ1にお
いては、著作者端末3から画像の登録申し込みが要求さ
れると、図13のフローチャートに示した動作が実行開
始される。先ず、申し込みがあった著作者端末3へ申し
込みプログラムをダウンロードするが、その際、印刷対
象別のサンプルも合わせて付加する(ステップD1)。
そして、著作者端末3から送信されてくる登録予約の要
求待ちとなる(ステップD2)。ここで、予約要求を受
け取ると、要求元に対してOK応答を行い(ステップD
3)、振込み送信待ちとなる(ステップD4)。いま、
振り込み送信があれば、一定の振込み手続か、つまり、
画像の登録枚数、頒布範囲に応じた料金が振り込まれる
振込み元口座やその名義人がその送信データ内に含まれ
ているかを調べ(ステップD5)、一定の振込み手続で
あれば、要求元に対してOK応答を送信すると共に、フ
ァイル送信要求を行う(ステップD6、7)。
【0033】これによって登録要求元である著作者端末
3から1画像分のファイルが送信されてきた場合には
(ステップD8)、新たな著作No.を生成取得して画像
ファイルのファイル名をこの著作No.に置き換える(ス
テップD9)。そして、著作No.、印刷対象、単価、著
作者、登録日(現在日付)、頒布範囲、振込口座、メー
ルアドレスを対応付けた1レコード分のデータを作成
し、この作成レコードを予約ファイルBFに書き込んで
おく(ステップD11、12)。また、登録要求元に対
しては、著作No.を送信することによって著作画像サー
バ1側で記憶管理している画像ファイルと、著作者端末
3側で記憶管理している画像ファイルとの対応付けを行
う(ステップD13)。そして、登録枚数分の画像ファ
イルを全て受け取るまでステップD8に戻り、上述の動
作を繰り返す。このようにして予約ファイルBFに蓄え
られた予約レコードは、登録待ち状態において、その登
録に要する登録料が実際に口座振込みされた場合に、上
述した如く、その振込みを条件として正規な販売画像と
して著作画像データベースDBに登録される。
【0034】以上のように、この一実施形態おいては、
携帯電話等の物品や人体を印刷対象物としてその上に、
予め用意されている豊富な著作画像の中から所望する画
像を選んで体裁よく印刷することができると共に、画像
印刷の利用状況を集計管理することで、その利用に伴う
著作使用料の徴収を容易に実現することが可能となる。
ここで、印刷対象物の種類を指定すると、指定された種
類に応じた印字形態で著作画像を当該印刷対象物上に印
刷するようにしたから、ネイルであれば、曲面印刷によ
って爪面の略全域に、PDAであれば、カバーケースの
広範囲に画像印刷が施され、携帯電話の表面印刷であれ
ば、その下端部のみに印刷が施され、裏面印刷ではその
略全域に印刷が施される。この場合、印刷対象の種類毎
に同じ著作のデザイン画像であっても、印刷対象の種類
毎に分けて各画像が記憶されているので、印刷対象が異
なる毎にその画像を拡大したり、縮小する画像伸長処理
を行う必要はない。また、所望する著作画像の印刷イメ
ージをプレビュー画面で確認し、その画像を任意に編集
することができるので、画像の大きさや印刷位置あるい
は印刷濃度を調整したり、名前、イニシャル等の文字を
合成することもできる。更に、このような画像印刷装置
をコンビニエンスストア等のように人がよく集まる場所
に設置するようにしたから、著作画像を誰でも自由に使
用することができ、また、画像を合法的に公開販売する
ことで、業者、著作者共、利益を享受することができ
る。
【0035】また、著作画像サーバ1と画像印刷端末2
との間でデータ通信を行う通信システムにおいて、著作
画像サーバ1側の著作画像を画像印刷端末2へ送信して
端末側の画像ファイルを更新するようにしたから、現在
流行している著作画像や新鮮な画像をリアルタイムで提
供することができ、一過性の流行に左右されず、販売促
進上有利なものとなる。この場合、流行遅れや人気がな
い画像は著作画像サーバ1側の制御によって販売対象か
ら削除されるので、所望する画像を一覧表示の中から選
択する際に、その選択をスムーズに行うことができると
共に、選択候補のそれぞれが斬新なものとして感じとら
れるという効果も生じる。また、著作画像サーバ1は地
域毎、販売範囲毎に配置されている画像印刷端末2に対
して著作画像を送信配布する際に、地域別に著作画像を
配布するようにしたから、地域性、顧客層にマッチした
画像販売が可能となる。
【0036】更に、著作画像サーバ1は画像印刷端末2
側で記憶管理されている著作No.別利用回数ファイルT
CTを収集し、その利用回数を画像毎、著作者毎に集計
し、この集計結果に基づいて画像別、著作者別の著作使
用料を算出するようにしたから、著作使用料を算出する
のに、人手を介さなくてもよく、作業性がよく、しか
も、著作者別に著作使用料を口座振込みによって支払う
ようにしたから、その支払い業務も自動化することがで
きる。また、著作者には著作使用料を自動振込みした
旨、著作使用料の売上明細レポート、著作画像の登録抹
消をメール通知するようにしたから、業者に販売依頼し
た著作者に安心感を与え、信頼関係が増し、著作画像の
提供を更に期待することができる。
【0037】一方、インターネット加入者であれば、自
分の著作者端末3からいつでも自由に画像を提供するこ
とができるので、画像利用者にとっては広く世間一般か
ら募集した画像を自由に利用することができる。また、
著作者端末3から著作画像サーバ1へ画像登録する際に
は、センター側と応答し合いながら所定の登録手続きに
したがって行うだけでよく、その登録作業を容易に行う
ことができる。また、サーバ1は、著作者端末3から一
般応募による画像の登録要求があった際に、印刷対象物
上にどのような印字形態で画像印刷が行われるかを示す
サンプルイメージをその要求元に表示情報として送信す
るようにしたから、著作者はこの印刷対象別のサンプル
を確認し、利用者に斬新な印象を与える画像や売れ行き
のよい画像を作成することができる。
【0038】なお、上述した一実施形態においては、創
作画像情報が印刷される印刷対象物として、携帯電話、
PDA、ネイルを例示したが、腕時計、ライター、手
帳、名刺、サイン帳などであってもよい。また、現金販
売に限らず、プリペイドカード、クレジットカードでの
支払いであってもよい。また、一般応募による画像の登
録要求があった際に、その登録に要する登録料が実際に
口座振込みされたことを条件に正規な販売画像として登
録するようにしたが、センター側でその著作画像を評価
し、一定品質、模造等をチェックし、更に、登録料が実
際に口座振込みされたことを条件に正規な販売画像とし
て登録するようにしてもよい。
【0039】また、上述した一実施形態においては、創
作情報としては画像を募集し、その募集に応じて応募さ
れた創作画像情報をネットワークを介して接続される複
数の画像印刷端末にて印刷販売する例を示したが、募集
対象となるオリジナルな創作情報としては、上記のよう
な創作画像に限らず、キャッチフレーズやキャラクタ、
音楽データ、エッセイ等の各種創作情報であっても良
く、これらの創作情報は、その創作情報を購入希望する
利用者の端末に対してダウンロードできるようにすれば
よい。このような各種創作情報であっても世間一般に募
集を行い、それに対して応募された創作情報を世間一般
に販売することで、世間一般にいる創作者にあっては、
その創作情報を世間一般に広くアピールできるチャンス
が生まれることになる。また、世間一般の創作者から応
募された創作情報は、上述した一実施形態のように予め
用意された複数の画像印刷端末2にて印刷販売するだけ
にとどまらず、その創作情報を管理する著作画像サーバ
1に対してネットワークを介して一般ユーザが所有の端
末、例えばパーソナルコンピュータ等から直接アクセス
できるようにしても良い。即ち、一般ユーザの端末から
上記著作画像サーバ1に対して直接アクセスがあった際
は、複数の創作情報のサンプルメニューをそのアクセス
元である上記ユーザの端末に対して送信し、そのサンプ
ルメニューの中でユーザが希望する創作情報の購入を選
択できるようにすればよい。所望する創作情報の購入が
選択されることでそのユーザ端末は、その購入選択され
た選択情報をネットワークを介して上記著作画像サーバ
1に対して送信する。その購入選択された選択情報を受
信した著作画像サーバ1は、選択情報に対応した正式な
る創作情報をデータベースから読み出し、その読み出さ
れた創作情報を、そのユーザの端末に対してダウンロー
ドすることで上記創作情報の販売を行うようにする。こ
の場合の上記創作情報のダウンロードは当然有料にて行
うが、クレジットカード等による料金支払いを条件にダ
ウンロードするようにすればよい。また、上記著作画像
サーバ1は、選択された創作情報の販売により、その創
作情報の販売数を更新することで、個々の創作情報ごと
の販売数量を集計し、それを元にその創作情報を作成し
た創作者に対する著作権料を算定し、その各創作者に対
しては創作情報の登録に対する所定の対価である著作権
料による収入を得られるようにすればよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、各種創作情報の登録を
世間一般に広く募集し、その募集に対して応募してきた
各創作者の創作情報を登録すると共にその創作情報の販
売も行い、その創作情報の販売により得られる利益の一
部を当該創作者に対して著作権料として還元できるよう
にしたので、各種創作情報を創作した創作者にあって
は、自分の捜索した創作情報を世間一般に広くアピール
することができ、またその創作情報の販売で得られる利
益の一部を著作権料として受け取ることもでき、2重の
利益を享受できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】広域通信システムの全体構成を示したブロック
図。
【図2】(A)は画像印刷端末2の外観斜視図、(B)
は印刷対象物の種類に応じて著作画像がどのような印刷
形態で印刷されるかを示した図。
【図3】画像印刷端末2の全体構成を示した図。
【図4】各画像印刷端末2側に設けられている著作No.別
利用回数ファイルTCTのデータ構成を示した図。
【図5】著作画像サーバ1側に設けられている著作画像
データベースDBのデータ構成を示すと共にそれに関連
したファイルを示した図。
【図6】著作画像サーバ1側に設けられている画像印刷
端末管理テーブルPT、集計ファイルTF、著作料振込
管理ファイルPFのデータ構成を示した図。
【図7】電源投入に伴って実行開始される画像印刷端末
2の動作を示したフローチャート。
【図8】図7に続く著作画像サーバ1側の動作を示した
フローチャート。
【図9】所定期間毎に実行開始される著作画像サーバ1
側の動作を示したフローチャート。
【図10】図9に続く著作画像サーバ1側の動作を示した
フローチャート。
【図11】(A)は週間売上レポートを示した図、
(B)は著作者別売上レポートを示した図。
【図12】著作画像サーバ側からダウンロードされたプ
ログラムにしたがって実行される著作者端末側の動作を
示したフローチャート。
【図13】著作者端末からの登録要求に応じて著作画像
サーバ側で実行開始される動作を示したフローチャー
ト。
【図14】著作サービスセンターのホームページをアク
セスした場合の著作者端末側の画面を示した図。
【図15】著作者端末側の画面を示し、(A)は申し込
みメニュー画面、(B)は料金明細画面を示した図。
【符号の説明】
1 著作画像サーバ 2 画像印刷端末 3 著作者端末 5 タッチ入力式表示パネル 7 置き台 11 CPU 12 記憶装置 13 記憶媒体 15 タッチ入力式表示装置 16 印刷装置 17 料金挿入/返却機 TFG 著作No.別画像ファイル群 TCT 著作No.別利用回数ファイル PT 画像印刷端末管理テーブル TCG 端末別利用回数ファイル群 TF 集計ファイル PF 著作料振込管理ファイル DB 著作画像データベース BF 予約ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 17/26 G07F 17/26 17/40 17/40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の創作情報を募集販売する創作情報販
    売管理方法であって、 世間一般に対して任意の創作情報の登録募集をネットワ
    ークを介した募集画面にて行い、 上記募集に対して任意創作者の端末から上記ネットワー
    クを介して送信されてきた創作情報を受信し、 上記受信の創作情報を、その創作情報を創作した創作者
    の情報と対応付けて所定の記憶手段に記憶し、 上記記憶手段に記憶された複数の創作情報を、ネットワ
    ークを介した紹介画面にて多数の利用者に対して紹介
    し、 上記紹介された複数の創作情報の内で、不特定多数の利
    用者によって任意に選択された各創作情報を、当該創作
    情報を選択した当該利用者に対して販売する。
  2. 【請求項2】上記各創作情報の上記各利用者に対する販
    売に応じて、その販売された各創作情報毎の販売量を管
    理し、 その各創作情報毎の販売量に基づいて、その各創作情報
    の創作者に対する著作権料を算出する、ようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の創作情報販売管理方法。
  3. 【請求項3】上記創作情報は、創作画像情報であり、そ
    の創作画像情報を上記ネットワークを介して接続される
    複数の顧客端末装置に対して送信し、ネットワークを介
    して送信されてきた上記創作画像情報を当該顧客端末装
    置を利用者が利用する際に紹介画面内にて紹介する、よ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の創作情報販売
    管理方法。
  4. 【請求項4】上記創作画像情報を上記利用者が選択した
    際は、その創作画像情報を所定の印刷対象物に印刷する
    ことにより当該画像の販売を行う、ようにしたことを特
    徴とする請求項3記載の創作情報販売管理方法。
  5. 【請求項5】上記創作情報の登録募集に対して上記創作
    者の端末からの申込みがあった際は、募集対象とする創
    作情報の種類を示すサンプルを当該端末に対して送信
    し、 上記募集対象となる創作情報の種類に基づいて作成され
    て応募された創作情報を、上記募集対象となった創作情
    報の種類に対応付けて、その創作情報を作成した創作者
    の情報と対応付けて記憶する、ようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の創作情報販売管理方法。
  6. 【請求項6】コンピュータが読み取り可能なプログラム
    コードを有する記録媒体であって、 世間一般に対して任意の創作情報の登録募集をネットワ
    ークを介した募集画面にて行なわせるコンピュータが読
    み取り可能なプログラムコードと、 上記募集に対して任意創作者の端末から上記ネットワー
    クを介して送信されてきた創作情報を受信させるコンピ
    ュータが読み取り可能なプログラムコードと、 上記受信の創作情報を、その創作情報を創作した創作者
    の情報と対応付けて所定の記憶手段に記憶させるコンピ
    ュータが読み取り可能なプログラムコードと、 上記記憶手段に記憶された複数の創作情報を、ネットワ
    ークを介した紹介画面にて多数の利用者に対して紹介さ
    せるコンピュータが読み取り可能なプログラムコード
    と、 上記紹介された複数の創作情報の内で、不特定多数の利
    用者によって任意に選択された各創作情報を、当該創作
    情報を選択した当該利用者に対して販売させるコンピュ
    ータが読み取り可能なプログラムコードと、を有する記
    録媒体。
  7. 【請求項7】コンピュータに、 世間一般に対して任意の創作情報の登録募集をネットワ
    ークを介した募集画面にて行なうステップと、 上記募集に対して任意創作者の端末から上記ネットワー
    クを介して送信されてきた創作情報を受信するステップ
    と、 上記受信の創作情報を、その創作情報を創作した創作者
    の情報と対応付けて所定の記憶手段に記憶させるステッ
    プと、 上記記憶手段に記憶された複数の創作情報を、ネットワ
    ークを介した紹介画面にて多数の利用者に対して紹介さ
    せるステップと、 上記紹介された複数の創作情報の内で、不特定多数の利
    用者によって任意に選択された各創作情報を、当該創作
    情報を選択した当該利用者に対して販売させるステップ
    と、 を実行させるためのプログラムを伝送する伝送媒体。
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