JP2004265211A - 期間ごとに発行される紙媒体に連動したクーポンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】紙媒体とインターネット等を用いたデジタル媒体とを連動させ、それぞれの媒体において異なった特徴のある展開が可能なクーポンシステムの提供。
【解決手段】クーポンを発行する参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段と、紙媒体の発行ごとに発行されたクーポンに関する情報を参加店舗情報に関連付けて記憶するクーポン発行情報記憶手段と、紙媒体の発行ごとに設定されるクーポン期間識別データを記憶するクーポン期間記憶手段と、参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行した場合にはクーポン識別データを記憶する識別データ付与手段と、クーポンを発行した参加店舗に関する情報を抽出するクーポン発行参加店舗抽出手段とを備える。該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し出力可能にされる。
【選択図】 図1
【解決手段】クーポンを発行する参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段と、紙媒体の発行ごとに発行されたクーポンに関する情報を参加店舗情報に関連付けて記憶するクーポン発行情報記憶手段と、紙媒体の発行ごとに設定されるクーポン期間識別データを記憶するクーポン期間記憶手段と、参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行した場合にはクーポン識別データを記憶する識別データ付与手段と、クーポンを発行した参加店舗に関する情報を抽出するクーポン発行参加店舗抽出手段とを備える。該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し出力可能にされる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、期間ごとに発行される紙媒体に連動したクーポンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、商品やサービスの割引、各種の特典、その他のインセンティブを顧客または見込み顧客に対し付与するクーポンが利用されている。
また、飲食店、各種学校、各種サービス、商店、その他の様々なジャンルや内容のクーポンを集めて掲載している雑誌、フリーペーパー、冊子などの印刷物が登場し、利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方、こうしたクーポンを掲載した各種の紙媒体は、クーポンを掲載してもらう飲食店、各種学校、各種サービス、商店、その他の様々なジャンルの店舗等が、掲載申込み、クーポン発行申込みをするものである。また、紙媒体を発行する事業者に対しては、クーポン掲載・発行などに関する掲載料・広告料などが支払われることが通常である。
【0004】
ところで近年、コンピュータやインターネットに代表される技術の普及に伴い、クーポンなどを利用する様々なシステムが提案されている。
たとえば特開2002−236838「クーポン券配信方法、クーポン券配信システム及びコンピュータ読み取り可能なプログラム」においては、利用者がクーポンの利用を様々な場所で迅速かつ容易に行うことが可能となるクーポン券配信方法が提案されている。
このクーポン券配信方法によれば、商取引において商品を購入する又は役務の提供を受ける際の購入金額の割引、商品プレゼント等の購入者に有利な購入形態を生じさせるクーポン券の電子データを特定の又は不特定の携帯移動端末に対して配信する。そして配信されるクーポンデータにより、携帯移動端末の表示画面上においてクーポン券の内容が表示され、そのクーポンデータの取得者は商品等の購入を行う際にクーポン券を携帯移動端末3における表示情報として提示することが可能になるというものである。
クーポンデータの提供を行うサイトにおいて会員としてオンライン登録するとともに、その登録において前記会員の携帯電話番号、メールアドレス等のデータ配信先に関する配信先情報と、氏名、年齢、性別、住所等の会員に関する個人情報とを含んだ会員データを記憶することにより、会員の情報を収集し活用することが可能にされている。
【0005】
また、クーポン以外のシステムにおいても、たとえば特開2002−312270「印刷情報の利用システム、方法及びプログラム」においては、広告に併記されたバーコードの情報を広く利用できるようにする技術が提案されており、雑誌等の広告に併記されているバーコードを携帯電話のカメラで撮像し、その画像データを電子メールにより解析管理サーバに送信し、解析することによって広告主がリサーチに利用できるようにされている。
また特開2002−163539「インターネット配信するチラシ広告方法およびシステム」においては、従来のチラシ配布方法と併行して、インターネット配信によるチラシ広告という手段を用いることにより、広告の相乗効果を上げると同時にインターネットの機能を活用したより一層の広告効果の期待できるインターネット配信するチラシ広告方法およびシステムが提案されている。
さらに特開2001−338115「マーケティングリサーチ方法及びそれに用いる印刷物、並びにそのマーケティングリサーチにおいて利用される情報資源」においては、目視にて読み取りが可能な可読画像が印刷された特定者乃至は不特定者に配布される印刷物に関する注目度や反響度等について、より正確且つ簡単に調査及び/又は分析を行うことができるようにする技術が提案されている。
【0006】
上記の各技術は、クーポンや広告、チラシなどを配布するシステムによって、ユーザーの個人情報その他のマーケティングデータを収集し活用することが意図されている。
また、チラシや印刷物などと、インターネットを介して配信等されるデジタルデータとを連動させて相乗効果を上げることが意図されている。
【0007】
しかしながら、上記の各技術には様々な問題がある。
まず、クーポンなどの割引、各種の特典、その他のインセンティブを顧客または見込み顧客に対し与えるシステムにおいては、クーポンを配布することにより顧客を誘引しようとするものであり、クーポン配布者にとっては、特定の期間に顧客に対しクーポンを配布したいというニーズや、通年にわたりクーポンを配布したいというニーズなどの様々な配布目的がある。あるいは、特定の期間ごとに割引率を変更したいといった要望や、特定の期間ごとに割引前の定価が季節変動する場合、さらには特定の期間ごとにクーポンにより顧客誘引対象としたい商品やサービス、飲食のメニュー、各種学校のコース・課程などが異なるため、期間ごとにクーポンの内容を変えたいといった要望がある。
さらに、特定期間におけるクーポン配布のコストと、それにより生じた効果とを測定したいというニーズがある。費用対効果の測定が販売促進などの企画には重要なためである。
一方、クーポンを入手して使用するユーザーにとっても、クーポンがどこの店舗で使用できるのか、あるいはクーポンの有効期限などの確認が必要になる。
【0008】
しかし、印刷物などでクーポンを配布する場合にも、またインターネット等を利用してデジタルでクーポンを利用する場合にも、クーポンの使用期間、有効期限などは一目見ただけではわからないことが多く、通常はクーポン自体あるいは印刷物やウェブサイト等にこうした情報が文字で記載されているだけであり、ユーザーにとっては判別しにくいものである。また使用時にクーポンを受け取る店舗や、使用され回収されたクーポンを集計する者にとっても、いつ発行されたクーポンか、有効期限内か、などの判別は一目ではし難い。
特開2001−282651「広告情報配信方法および広告情報配信システム」においては、紙媒体や通信媒体の無駄を生じることなく、広告読者が希望する広告情報を的確かつ適時に送り届けるシステムにおいて、期限が無効な電子折込広告を自動的に購読者の情報端末内から削除する方法が開示されている。
しかしこの技術は、期間をすぎたデータを自動削除するだけのものであり、デジタルデータに限っては期限の過ぎたデータが削除されるという効果はあるものの、紙媒体などと連動した場合の紙のクーポンには適用できず、またクーポンの発行期間等の判別や、集計時における判別などをすることができるものではない。
さらに、クーポンがどこの店舗で使用できるのか、あるいはクーポンの有効期限などの確認に際しては、紙媒体のクーポン、デジタルデータのクーポンだけではなく、使用可能な店舗等の店頭においても連動して利用できるシステムが必要になる。
【0009】
また、上記の各技術には別の様々な問題がある。
クーポンを掲載した各種の紙媒体は、クーポンを掲載してもらう飲食店、各種学校、各種サービス、商店、その他の様々なジャンルの店舗等が、掲載申込み、クーポン発行申込みをするものであり、その対価として掲載料・広告料などを得ることにより事業が成立するものである。
しかしながら、インターネット等により同じクーポンが入手できるものとすると、ユーザーにとっては利便性があるものの、インターネットによるダウンロードや複製が普及した場合には紙媒体の有効性が薄れる。紙媒体が雑誌などであって、雑誌が有料で読者に販売されるものである場合には、発行部数を減少させることになりかねない。
【0010】
そこで本発明においては、上記の様々な課題を解決し、紙媒体とインターネット等を用いたデジタル媒体とを連動させるとともに、それぞれの媒体において異なった特徴のある展開が可能なシステムを提供することにより、ユーザーが紙媒体を購入また入手してクーポンを活用可能にするとともに、インターネット等によるデジタルデータでのクーポンや各種情報の提供を可能にし、双方を従来になく有機的に組み合わせて活用することにより、両者の効果をさらに飛躍的に高めるシステムを提供することを目的とする。
【0011】
さらに本発明においては、印刷物などでクーポンを配布する場合にも、またインターネット等を利用してデジタルでクーポンを利用する場合にも、クーポンの使用期間、有効期限などを一目見ただけで判別可能にするとともに、使用時にクーポンを受け取る店舗や、使用され回収されたクーポンを集計する者にとっても、いつ発行されたクーポンか、有効期限内か、などの判別が一目で可能になるシステムを提供することを目的とする。
さらに本発明においては、クーポンがどこの店舗で使用できるのか、あるいはクーポンの有効期限などの確認に際し、紙媒体のクーポン、デジタルデータのクーポンだけではなく、使用可能な店舗等の店頭においても連動して利用でき、判別が可能なシステムを提供することを目的とする。
また、クーポンを掲載・発行し配布する店舗等に対し、紙媒体の発行者・システム管理者側の担当営業者などがデータを活用することができ、店舗等への営業などの業務においても便宜となり、さらに参加店舗においてもデータ活用をすることができるシステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、
紙媒体において発行される複数の参加店舗のクーポンを利用して運営されるクーポンシステムを管理するために、入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ端末を用いて情報処理を行うシステムであって、クーポンシステムに参加してクーポンを発行する参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段と、
紙媒体の発行ごとに、発行されたクーポンに関する情報を、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶するクーポン発行情報記憶手段と、
紙媒体の発行ごとに設定されるクーポン期間識別データを記憶するクーポン期間記憶手段と、
参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行した場合には、該当するクーポンを識別する紙媒体ID・発行スペースID・その他のクーポン識別データを、前記のクーポン発行情報記憶手段に、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する識別データ付与手段と、
紙媒体の発行ごとに、対応するクーポン期間に利用可能なクーポンを発行した参加店舗に関する情報を、前記の参加店舗情報記憶手段を参照して抽出するクーポン発行参加店舗抽出手段とを少なくとも備え、
該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、出力可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0013】
また、上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の発明において、
前記のクーポン期間識別データは、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせであって、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、クーポン期間識別データを含む識別表示物を出力可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0014】
また、上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明においては、
請求項2に記載の発明において、
クーポン期間識別データを含む識別表示物は、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせを含む印刷物であって、参加店舗に固着して表示可能な識別表示物である、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0015】
また、上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明においては、
請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
前記の参加店舗情報記憶手段には、参加店舗を担当するクーポンシステム運営者の担当者情報が記憶されており、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗を担当する担当者情報を抽出し、出力可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0016】
また、上記課題を解決するため、請求項5に記載の発明においては、
請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、
前記システムにはさらに、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段が備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0017】
また、上記課題を解決するため、請求項6に記載の発明においては、
請求項5に記載の発明において、
前記のクーポン情報には、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせからなるクーポン期間識別データが含まれた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0018】
また、上記課題を解決するため、請求項7に記載の発明においては、
請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、
参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段、紙媒体の発行ごとに発行されたクーポンに関する情報を記憶するクーポン発行情報記憶手段、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段の内の少なくともいずれかに対し、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを利用するユーザーが備えるユーザー端末からアクセス可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0019】
また、上記課題を解決するため、請求項8に記載の発明においては、
請求項7に記載の発明において、
前記システムには、紙媒体の発行ごとに付与される紙媒体ID、または前記の紙媒体IDおよびユーザーごとに付与されるユーザーIDを用いて、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロードするユーザーの期間認証を行う期間認証手段が備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0020】
また、上記課題を解決するため、請求項9に記載の発明においては、
請求項7または8のいずれかに記載の発明において、
前記の参加店舗情報記憶手段には、参加店舗IDと、参加店舗IDに関連付けられて設定され記憶されている電子メールアドレスまたはURLが記憶されており、該当する参加店舗の電子メールアドレスまたはURLに対しあらかじめ定める所定コマンド形式の電子メール、ウェブメールまたは所定コマンドを含むデータを送信することにより、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロード可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0021】
また、上記課題を解決するため、請求項10に記載の発明においては、
請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、
前記のクーポン発行情報記憶手段には、紙媒体の発行ごとに、当該紙媒体において発行可能なクーポンのスペースに関する発行スペース情報が設定され記憶されており、
参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行する場合には、クーポン発行情報を、前記の発行スペース情報と、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する発行情報付与手段が、前記システムにさらに備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0022】
また、上記課題を解決するため、請求項11に記載の発明においては、
請求項10に記載の発明において、
前記の発行スペース情報に関連付けられて、クーポン発行価格情報が記憶されている、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0023】
また、上記課題を解決するため、請求項12に記載の発明においては、
請求項10または11に記載の発明において、
前記の発行情報付与手段は、前記システムの管理者が備える管理者端末において入力された発行情報を受領して記憶する、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0024】
また、上記課題を解決するため、請求項13に記載の発明においては、
請求項10または11に記載の発明において、
前記の発行情報付与手段は、前記システムに対し、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを発行する参加店舗が備える参加店舗端末からアクセスして入力された発行情報を受領して記憶可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0025】
また、上記課題を解決するため、請求項14に記載の発明においては、
請求項10〜13のいずれかに記載の発明において、
前記のクーポン発行情報は、参加店舗がクーポン発行を申し込んだ仮発行情報であって、仮発行情報には、希望価格、希望スペースの内の少なくともいずれかが含まれており、複数の仮発行情報の中から価格条件またはスペース条件に合致した仮発行情報をクーポン発行情報として決定する発行決定手段が備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0026】
また、上記課題を解決するため、請求項15に記載の発明においては、
請求項10〜14のいずれかに記載の発明において、
前記システムは、クレジットカード会社その他の金融機関システムと連携して備えられ、
参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行する場合には、クーポン発行情報を、当該クーポン発行価格情報と、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する発行料金情報記憶手段が、前記システムにさらに備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0027】
また、上記課題を解決するため、請求項16に記載の発明においては、
請求項1〜15のいずれかに記載の発明において、
前記システムにはさらに、前記の紙媒体においてクーポンを発行した複数の参加店舗の中から、当選店舗を決定し、当選店舗識別データを前記のクーポン発行情報記憶手段に記憶する、当選店舗識別データ付与手段が備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0028】
また、上記課題を解決するため、請求項17に記載の発明においては、
請求項16に記載の発明において、
当選店舗識別データが付与された参加店舗に関する情報を、前記の参加店舗情報記憶手段を参照して抽出する当選店舗抽出手段が備えられ、
前記の当選店舗識別データは、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせであって、当選店舗に関する情報を抽出し、当選店舗識別データを含む識別表示物を出力可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0029】
また、上記課題を解決するため、請求項18に記載の発明においては、
請求項1〜17のいずれかに記載の発明において、
前記システムにはさらに、発行されたクーポン情報の内、各参加店舗において使用されたクーポンに関する使用済情報を付与し、使用済情報記憶手段に記憶する使用済情報付与手段が備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0030】
また、上記課題を解決するため、請求項19に記載の発明においては、
請求項18に記載の発明において、
前記の使用済情報には、少なくとも参加店舗IDと、クーポン期間識別データとが含まれる、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0031】
また、上記課題を解決するため、請求項20に記載の発明においては、
請求項18または19のいずれかに記載の発明において、
前記の使用済情報付与手段は、画像読み取り手段またはデジタルデータ読み取り手段である、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0032】
また、上記課題を解決するため、請求項21に記載の発明においては、
請求項18〜20のいずれかに記載の発明において、
前記の使用済情報に関連付けられて、ユーザーIDが使用済情報記憶手段に記憶される、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0033】
また、上記課題を解決するため、請求項22に記載の発明においては、
請求項18〜21のいずれかに記載の発明において、
前記の使用済情報に関連付けられて記憶される、ユーザーIDまたは参加店舗IDを使用済情報記憶手段に記憶することにより、該当するユーザーまたは参加店舗に対し、抽選応募資格が付与される、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第一の実施形態)
本発明のシステムは、紙媒体において発行される複数の参加店舗のクーポンを利用して運営されるクーポンシステムを管理するために、入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ端末を用いて情報処理を行うシステムである。
【0035】
図1は、本発明のシステムの第一の実施形態の基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
図1においては、入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ等の端末において操作により情報処理が行われるシステムである。
本発明のシステムとしては、通常、パーソナルコンピュータやワークステーション、サーバー装置などのコンピュータ端末が用いられる。
コンピュータ端末は、制御手段、記憶手段、入力手段、出力手段、表示手段などを備える。またインターネットに代表されるコンピュータネットワークに接続詞、データの送受信を行う機能を備え、ブラウザや電子メールソフトウェア、ワードプロセッサなどのアプリケーションプログラムや、オペレーティングシステム(OS)を備えることが通常の形態である。
【0036】
本発明の第一の実施形態においては、紙媒体において発行される複数の参加店舗のクーポンを利用して運営されるクーポンシステムを管理するためのシステム管理者端末において、参加店舗の情報や、クーポン情報の管理をすることができる。
これにより、後述するようにクーポン情報を発行する紙媒体の発行者、あるいは紙媒体発行社のシステム管理を行うシステム管理者が、業務に利用することができる。
具体的には後述する各実施形態のように、たとえば毎月発行される雑誌などの紙媒体において発行されるクーポンに連動して、クーポンの色彩や、クーポンに印刷される絵柄などを期間ごとに管理し、さらにクーポン参加店舗に掲示等する各月ごとの色彩などが付されたシール等を店舗に貼るために、管理・出力等をすることができる。
さらにクーポン情報を発行する紙媒体の発行者、あるいは紙媒体発行社のシステム管理を行うシステム管理者が、それぞれの参加店舗を担当する社内の担当者を管理することができる。
さらに参加店舗からのクーポン発行・掲載の申し込みや、参加店舗に対するクーポン発行の対価としての料金の徴収・管理や、その他の様々なデータ保守・管理をすることができる。
なおこれらのデータ処理は、インターネットに代表されるネットワークを介して、参加店舗やユーザーからアクセス可能にされた本発明の第二の実施形態においても行うことができる。
【0037】
(第二の実施形態)
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
本発明の第二の実施形態は、インターネットに代表されるネットワークを介してアクセスする参加店舗端末、ユーザー端末からの操作により情報処理を行うサーバー装置などにより実現される。
図2は、本発明の第二の実施形態の基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
サーバー装置には、後述する参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段、紙媒体の発行ごとに発行されたクーポンに関する情報を記憶するクーポン発行情報記憶手段、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段などが備えられ、これらの少なくともいずれかに対し、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを利用するユーザーが備える参加店舗端末、あるいはユーザー端末からアクセス可能にされている。
【0038】
本発明のサーバーシステムに接続するための参加店舗端末、ユーザー端末としては、通常、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータ端末が用いられる。この他にも端末には、インターネット等に接続可能なブラウザ機能を搭載した携帯電話をはじめとする無線通信端末、携帯情報端末や、インターネットTV、ゲーム機器、テレビ会議システム、その他のネットワーク接続機能を備えた家電製品などの機器を広く含んでいてもよい。コンピュータ端末は、制御手段、記憶手段、入力手段、出力手段、表示手段などを備える。またインターネットに代表されるコンピュータネットワークに接続詞、データの送受信を行う機能を備え、ブラウザや電子メールソフトウェア、ワードプロセッサなどのアプリケーションプログラムや、オペレーティングシステム(OS)を備えることが通常の形態である。
【0039】
サーバー装置は、インターネットに代表されるネットワークに接続されて備えられ、ネットワークを介して接続する端末からアクセスされる。ここでネットワークには、インターネットをはじめとして、専用線により接続されたネットワーク形態や、企業内LAN、企業間LAN、WANなどの形態を広く含む。またここで用いられる通信回線の形態には、有線通信、無線通信の形態を広く含み、衛星通信や、Bluetoothなどを用いた形態を含んでいてもよい。
サーバー装置は、通常は、アプリケーションサーバー、データベースサーバー、認証サーバー、ウェブサーバー、その他必要に応じメールサーバー、その他の各種装置により構成することができる。これらの各サーバーは、物理的に同一の装置に設けられる形態や、物理的に複数の装置からなる形態、あるいはネットワークを介して接続される物理的に複数の装置からなる形態などを含み、機能的に同様の機能が実現されるならば、様々な形態を含む。
【0040】
次に、本発明のシステムは、顧客端末からアクセスするためのコンテンツデータ及びプログラムを記憶するウェブサーバーを備えている。
コンテンツデータには、HTMLファイル、XMLファイルなどのWEB上に表示されるデータファイルや、C−HTMLファイルなどのWEBサイトにアクセス可能な携帯電話等に表示されるデータファイルなどが含まれる。
また、これらのファイルに挿入されるなどして表示又は出力される、文字データファイル、音声データファイル、画像データファイル、動画像データファイル、アニメーションデータファイル、その他の様々なコンテンツデータを記憶することができる。
【0041】
以下、本発明の第一の実施形態、第二の実施形態において備えられるシステムの各構成について説明する。
初めに、本発明のシステムは、クーポンシステムに参加してクーポンを発行する参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段を備えている。
図3は、参加店舗情報記憶手段に記憶される参加店舗に関する情報の一例を示すデータ模式図である。
なお、本発明において、参加店舗情報記憶手段、クーポン発行情報記憶手段、クーポン期間記憶手段、クーポン情報記憶手段などの各記憶手段は、ハードディスクや外部記憶装置、サーバー装置などの記憶装置に記憶されるデジタルデータまたはこれらのデータを記憶管理するデータベース等により実現され、データベースは関係データベースその他の手法により様々な構成を採用することができるので、データベースの形式や構成には特に限定されず、同様のデータが記憶管理されるならば異なったシステム構成を採用してもよい。
【0042】
参加店舗情報記憶手段には、好ましくは、参加店舗を担当するクーポンシステム運営者の担当者情報が記憶されており、クーポン情報を発行する紙媒体の発行者、あるいは紙媒体発行社のシステム管理を行うシステム管理者が、それぞれの参加店舗を担当する社内の担当者を管理することができる。毎月などの期間ごとに紙媒体によりクーポンが発行される場合において、好ましくは、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗を担当する担当者情報を抽出し、出力可能にされている。参加店舗を識別するシールその他の識別表示物を出力し、参加店舗を担当する営業担当などの担当者が参加店舗を訪問する際などに便宜となる。
【0043】
次に本発明のシステムは、紙媒体の発行ごとに、発行されたクーポンに関する情報を、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶するクーポン発行情報記憶手段を備えている。
クーポン発行情報記憶手段に記憶されるデータは、毎月などの期間ごとに発行座される雑誌などの紙媒体において、どの参加店舗がどの期間にクーポンを発行したかを管理するためのデータである。
図4は、クーポン情報記憶手段に記憶されるデータの一例を示すデータ模式図である。
また図5は、クーポン情報記憶手段に記憶されるデータの別の一例を示すデータ模式図である。
クーポン発行情報記憶手段には、該当するクーポンを識別する紙媒体ID・発行スペースID・その他のクーポン識別データが少なくとも記憶される。
【0044】
次に本発明のシステムは、紙媒体の発行ごとに設定されるクーポン期間識別データを記憶するクーポン期間記憶手段を備えている。
図6は、クーポン期間記憶手段に記憶されるデータの一例を示すデータ模式図である。
また図7は、クーポン期間記憶手段に記憶されるデータの別の一例であって、図7に示されるようにクーポンの有効期限を記憶管理してもよい。しかしながら、同じ期間に発行される紙媒体においても、異なる有効期限のクーポンがある場合には、クーポンごと(発行スペースごと)に期限が異なることになる。
前記の通り、クーポン発行情報記憶手段には、雑誌などの紙媒体においてどの参加店舗がどの期間にクーポンを発行したかを管理するためのデータが記憶されるが、クーポンが発行された場合には、その紙媒体ID・発行スペースID・その他のクーポン識別データにより、該当する参加店舗がどの期間に発行された(あるいはどの期間に有効な)クーポンを発行しているかを、参加店舗に来店するユーザーに識別できるようにすることが好ましい。
【0045】
クーポン期間識別データは、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせであって、好ましくは、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、クーポン期間識別データを含む識別表示物を出力可能にされている。図6においては、クーポン期間識別データとして「赤」「黄」「黒」などの色彩により識別される例が示されている。また、キャラクターその他の絵柄などの図形や、文字、数字、あるいは記号やロゴその他の符号などを採用してもよい。
また、クーポン識別データは、雑誌などの紙媒体の表示や、ページ欄外やページ内の枠などの色彩、クーポンの色彩などと統一して用いることにより、いつ発行されたクーポンか、いつ使用できるクーポンかを参加店舗やユーザーにも一目でわかるようにすることができる。
【0046】
クーポン識別データは、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、クーポン期間識別データを含む識別表示物を出力可能にされている。
図8、図9はそれぞれ、出力されたクーポン期間識別データを含む識別表示物の一例である。
出力には、ユーザー端末や参加店舗端末、システム管理者端末における画面への表示出力のほか、データファイルへのデータ出力、さらにプリンタや印刷機などへの印刷出力が含まれる。
クーポン期間識別データを含む識別表示物の好ましい一例は、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせを含む印刷物であって、参加店舗に固着して表示可能な識別表示物であり、たとえばシール、POP、ディスプレイ、ポスターなどである。出力された識別表示物は、本発明のシステムを管理運営する担当者が参加店舗に持ち込んでもよく、あるいは参加店舗において出力できるようにしてもよい。
たとえば各月ごとにクーポンの色や、あるいは雑誌の色が変わることと連動して、参加店舗には月ごとの色彩が付いたシール等を店舗に掲示するようにすれば、本発明のシステムの参加店舗であることを来店者に知らせることができる。
【0047】
次に本発明のシステムは、参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行した場合には、該当するクーポン期間識別データを、前記のクーポン発行情報記憶手段に、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する識別データ付与手段を備えている。
第一の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、本発明のシステムのプログラムが備える識別データ入力画面などの入力インターフェースにより、識別データ付与手段が実現される。参加店舗からのクーポン発行依頼・注文を受けて、システム管理者などの本発明のシステムのオペレータ側により入力が行われる形態である。
第二の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、参加店舗端末からインターネット等を介してサーバー装置にアクセスし、サーバー装置に備えられたプログラムあるいはこれと連携してプログラムを呼び出すウェブコンテンツが備える識別データ入力画面などの入力インターフェースにより、識別データ付与手段が実現される。参加店舗端末からインターネット等を介して本発明のシステムにアクセスし、紙媒体の発行月やスペース、料金などを確認し指定するなどして入力が行われる形態である。
該当するクーポンを識別する紙媒体ID・発行スペースID・その他のクーポン識別データを、前記のクーポン発行情報記憶手段に、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶することにより、識別データの付与が行われクーポン発行予約・注文が行われる。
【0048】
次に本発明のシステムは、紙媒体の発行ごとに、対応するクーポン期間に利用可能なクーポンを発行した参加店舗に関する情報を、前記の参加店舗情報記憶手段を参照して抽出するクーポン発行参加店舗抽出手段を備えている。
クーポン発行参加店舗抽出手段は、参加店舗ID、参加店舗名、紙媒体ID、発行日、クーポン使用可能期間などのほか、必要に応じ、地域、業種、キーワード、その他の検索キーに基づき、参加店舗に関する情報を検索し抽出するものである。
クーポン使用可能期間などを確認できるようにするために、好ましくは、参加店舗の抽出は、期間識別データに基づき、該当するクーポン期間に対応するクーポン期間識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、出力可能にされている。
【0049】
第一の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、本発明のシステムのプログラムが備える検索キー入力画面などの入力インターフェースと、入力された検索キーなどに基づきデータを検索し抽出するプログラムにより、クーポン発行参加店舗抽出手段が実現される。本発明のシステム管理者などの本発明のシステムのオペレータ側によりデータの抽出が行われる形態である。
第二の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、ユーザー端末等の端末からインターネット等を介してサーバー装置にアクセスし、サーバー装置に備えられたプログラムあるいはこれと連携してプログラムを呼び出すウェブコンテンツが備える検索キー入力画面などの入力インターフェースと、入力された検索キーなどに基づきデータを検索し抽出するプログラムにより、クーポン発行参加店舗抽出手段が実現される。ユーザー端末からインターネット等を介して本発明のシステムにアクセスし、データの検索・抽出・閲覧などが行われる形態である。
【0050】
次に、本発明のシステムのさらなる実施形態について説明する。
前述した本発明の第二の実施形態においては、インターネットに代表されるネットワークを介してアクセスする参加店舗端末、ユーザー端末からの操作により情報処理を行うサーバー装置などにより実現され、ユーザー端末において参加店舗やクーポンに関する情報の検索や閲覧などが可能にされている。
さらに、本発明のシステムには、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段が備えられた形態を採用することができる。
クーポン情報には、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせからなるクーポン識別データが含まれていることにより、前述したように、雑誌などの紙媒体の表紙、紙媒体で発行されたクーポン、参加店舗に掲示等される識別表示物などと、デジタルデータのクーポン情報とが共通して識別できることが好ましい。
【0051】
デジタルデータでクーポンを配布してしまうと、雑誌などの紙媒体で発行されるクーポンを入手するために雑誌などを購入あるいは入手しなくてもよいことになってしまうことも想定されるが、これを防ぐとともに、紙媒体とデジタルデータとのそれぞれのクーポンをより効果的に併用する手法を採用することもできる。
その一例としては、本発明のシステムにおいて、紙媒体の発行ごとに付与される紙媒体ID、または前記の紙媒体IDおよびユーザーごとに付与されるユーザーIDを用いて、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロードするユーザーの期間認証を行う期間認証手段を備えたような形態をあげることができる。
雑誌などの紙媒体を購入あるいは入手することにより、紙媒体IDなどの認証データを入手できるようにしておけば、紙媒体ID、あるいはさらにユーザーごとに付与されるユーザーIDなどを用いて、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロードするユーザーの期間認証を行うことができる。
期間認証手段により認証を行うための期間認証データの一例を図10および図11に示す。図10においては、所定期間(この例では毎月)ごとに発行される紙媒体ごとに、これを購入または入手することによりユーザーが得られる期間認証データの一例を示している。一方、図11においては、同じ時に発行される紙媒体において、機関認証データが1冊ごとに異なっており、これを購入または入手することによりユーザーが得られる期間認証データの一例を示している。
【0052】
ユーザー端末からインターネット等を介して本発明のシステムにアクセスし、データの検索・抽出・閲覧などが可能にされており、ユーザーが期間認証データを入力し、クーポンのダウンロード処理や、プリント出力処理などにより、デジタルデータのクーポン情報を入手することができる。入手可能なデジタルデータのクーポンは、紙媒体で発行されたクーポンと同一の内容のクーポンのほか、割引内容その他の利用条件が異なるクーポンなどを用いることもできる。
また、デジタルデータのクーポンを他のユーザーに送信したり、パーソナルコンピュータから携帯電話などに転送したり、あるいは参加店舗の店頭やその他の場所に設置された端末装置において出力したりすることも可能である。さらにたとえば、携帯電話などにダウンロードしたクーポンを、参加店舗の店頭において、データの送信や無線通信による受け渡しなどにより店舗での使用を可能にしてもよい。
【0053】
ダウンロードの方法の一例としては、パーソナルコンピュータや携帯電話などのユーザー端末から、検索などにより所望のクーポン情報にアクセスし、印刷出力をしたり、デジタルデータの保存をしたりする形態などである。
また、電子メールなどにより携帯電話に転送されるようにしてもよい。
また、電子メールその他の方法により、参加店舗IDや、ダウンロードを指示する所定のコマンドの所定の電子メールアドレスへの送信や、あるいは、参加店舗IDやコマンドを含むURLのクリックなどにより、簡易な操作で自動的に所望のクーポンがダウンロードされるようにしてもよい。
こうした場合には、参加店舗情報記憶手段には、参加店舗IDと、参加店舗IDに関連付けられて設定され記憶されている電子メールアドレスまたはURLが記憶されている。該当する参加店舗の電子メールアドレスまたはURLに対しあらかじめ定める所定コマンド形式の電子メール、ウェブメールまたは所定コマンドを含むデータを送信することにより、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロード可能にされている。
一例としては参加店舗IDを含む電子メールアドレスなどを設定し、ユーザーと参加店舗との連絡や、参加店舗の識別メールアドレスとすることもできる。こうした電子メールアドレスに対し、クーポンのダウンロードを指示するコマンドや、前記のコマンド機能を有する空メールなどの電子メールを送信できるようにしてもよい。
【0054】
以上のような様々な形態により、参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段、紙媒体の発行ごとに発行されたクーポンに関する情報を記憶するクーポン発行情報記憶手段、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段などに記憶されたデータに対し、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを利用するユーザーが備えるユーザー端末からアクセス可能にされている。
【0055】
次に、本発明のさらなる実施形態について説明する。
ここで説明する実施形態は、参加店舗からの、紙媒体におけるクーポン発行申込みを行うものである。
クーポン発行情報記憶手段には、紙媒体の発行ごとに、当該紙媒体において発行可能なクーポンのスペースに関する発行スペース情報が設定され記憶されている。
図12は、クーポン発行情報記憶手段に記憶される発行スペース情報の一例を示すデータ模式図である。
図12においては、前記の発行スペース情報に関連付けられて、クーポン発行価格情報が記憶されている。なお、クーポン発行価格は、参加店舗からのクーポン発行実績や、支払条件、その他の条件により参加店舗ごとに変更してもよい。
参加店舗が紙媒体においてクーポンを発行する場合には、クーポン発行情報を、前記の発行スペース情報と、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する発行情報付与手段が、前記システムにさらに備えられている。
【0056】
発行情報付与手段は、参加店舗からのクーポン発行予約・依頼・注文などを受けて、クーポン発行情報記憶手段に記憶するものである。また、紙媒体のクーポン発行予約状況、空き状況を検索等により確認できることが必要であり望ましい。
第一の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、本発明のシステムのプログラムが備えるクーポン発行予約入力画面などの入力インターフェースと、入力されたデータに基づきデータの記憶・更新をするプログラムにより、前記システムの管理者が備える管理者端末において入力されたクーポン発行情報を受領して記憶する。
第二の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、ユーザー端末等の端末からインターネット等を介してサーバー装置にアクセスし、サーバー装置に備えられたプログラムあるいはこれと連携してプログラムを呼び出すウェブコンテンツが備えるクーポン発行予約入力画面などの入力インターフェースと、データに基づきデータの記憶・更新をするプログラムにより、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを発行する参加店舗が備える参加店舗端末からアクセスして入力されたクーポン発行情報を受領して記憶可能にされている。
【0057】
また、雑誌などの紙媒体におけるクーポンの編集には、参加店舗がオークション形式でクーポンのスペース枠を選択できるようにしてもよい。
この場合には、価格により落札されるので、クーポン発行情報は、参加店舗がクーポン発行を申し込んだ仮発行情報である。仮発行情報には、希望価格、希望スペースの内の少なくともいずれかが含まれており、複数の仮発行情報の中から価格条件またはスペース条件に合致した仮発行情報をクーポン発行情報として決定する発行決定手段が備えられている。発行決定手段は、所定期間経過時において、記憶されたクーポンの仮発行情報の中から、価格により、また必要に応じその他の条件を参照して、クーポンのスペース枠ごとの参加店舗を決定する。
また、クーポンのスペース枠ごとの参加店舗の決定は、ページ数と、各ページ内の枠ごとに決定してもよいが、あらかじめクーポン枠の大きさや料金によって多数のスペース枠をグループに分類し、クーポンの大きさ・料金が同じもの同士をグループにするなどして決定していってもよい。また、クーポンの大きさ・料金が同じスペース枠に対する発行の申込みは、高い価格の落札から順に、好条件のページに埋めていくなどしてもよい。こうした編集条件の設定はあらかじめ自由に設定しておくことができる。
【0058】
クーポン発行料金の支払いは、現金、振込み、クレジットカード、その他の、知られている様々な決済方法を採用することができ、特に限定されない。
本発明の前記システムを、クレジットカード会社その他の金融機関システムと連携して備え、決済に関するデータの送受信を行うようにしてもよい。参加店舗の与信管理は、取引実績などのデータを活用するなどして本発明のシステム側、あるいは金融機関側で行うことができる。クレジットカード会社と連携してカードを発行するなどしてもよい。
決済情報の管理は、参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行する場合には、クーポン発行情報を、当該クーポン発行価格情報と、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する発行料金情報記憶手段が、前記システムにさらに備えられていることにより、参加店舗ごとの決済金額を管理することができる。
【0059】
次に、本発明のシステムのさらなる実施形態について説明する。
一例として、参加店舗に対する抽選などのインセンティブを付与することができる。この場合には、前記システムにはさらに、前記の紙媒体においてクーポンを発行した複数の参加店舗の中から、当選店舗を決定し、当選店舗識別データを前記のクーポン発行情報記憶手段に記憶する、当選店舗識別データ付与手段が備えられている。
抽選その他の方法は様々な手法を採用することができる。抽選プログラムなどを利用してもよく、システム管理者側で参加店舗の内から所定の方法により当選店舗を指定・決定しておき、クーポンを利用したユーザーがたまたま当選店舗に行ったように見せてクーポンを使った際に当選になるようにしてもよい。
また、参加店舗に対するクーポン発行料金の割引やサービス、特集ページでの紹介やクーポンのス尾ペース枠のオークション権利獲得などのインセンティブを与える方法のほか、当該参加店舗でクーポンを使用するユーザーに対するインセンティブを与える方法を採用することができる。
【0060】
当選店舗識別データが付与された参加店舗に関する情報を、前記の参加店舗情報記憶手段を参照して抽出する当選店舗抽出手段が備えられ、システム管理者などのオペレーター側においては、上記の当選店舗に関するデータを抽出できることが望ましい。
当選店舗に対しては、当選店舗であることを示す当選店舗識別データを別途付与することができる。当選店舗識別データは、前記の期間識別データと同様に、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせであって、当選店舗に関する情報を抽出し、当選店舗識別データを含む識別表示物を出力可能にされていることにより、期間を識別するデータ(たとえば1年の各月12か月を示す12色)以外の当選を示すデータ(たとえばゴールド等の色彩)を出力することができる。
【0061】
次に本発明のさらなる実施形態について説明する。
本発明のシステムにさらに、発行されたクーポン情報の内、各参加店舗において使用されたクーポンに関する使用済情報を付与し、使用済情報記憶手段に記憶する使用済情報付与手段が備えることにより、ユーザーが実際に各参加店舗において使用したデータを収集し活用することができる。
前記の使用済情報には、少なくとも参加店舗IDと、クーポン期間識別データとが含まれることが望ましい。
クーポンが使用されたことを示す使用済情報は、紙のクーポン券を回収し参加店舗IDを記入・捺印するなどして、システム管理者側において入力してもよい。また、POSバーコードや携帯電話その他の電子メールでの受信やデジタル照合など、使用済情報付与手段として、画像読み取り手段またはデジタルデータ読み取り手段を利用することもできる。
さらに、使用済情報に関連付けられて、ユーザーIDが使用済情報記憶手段に記憶されるようにすれば、ユーザーごとのデータ収集を行い、収集されたデータを活用することができる。
さらに前記の抽選などと組み合わせれば、前記の使用済情報に関連付けられて記憶される、ユーザーIDまたは参加店舗IDを使用済情報記憶手段に記憶することにより、該当するユーザーまたは参加店舗に対し、抽選応募資格が付与されるなどのインセンティブを引き換えに与えることもできる。
ユーザーがクーポンを利用して、たとえば3店舗において使用済情報が収集された場合には、当選、あるいは抽選資格、その他のインセンティブが与えられるような例である。
【0062】
次に本発明のさらなる実施形態について説明する。
ユーザーに対するインセンティブを与え、本発明のクーポンシステムを利用する動機付けとすることができ、好ましい一例としてはクーポンの使用履歴やダウンロード履歴、雑誌などの紙媒体の購入履歴などの利用履歴に連動してインセンティブが増大する形態などを採用することができる。
ユーザーIDと関連付けて、ユーザーごとのクーポンの使用履歴やダウンロード履歴、雑誌などの紙媒体の購入履歴などの利用履歴をサーバーに記憶することにより、デジタルデータのクーポン情報のダウンロード時にこれを参照し、ユーザーの利用履歴に応じたクーポン情報を抽出してダウンロード可能にする。
インセンティブが増大する形態の一例は、ダウンロード回数やアクセス回数を記憶することにより、1つのクーポンで使用可能な対象人数が増えていく例や、利用可能金額が増えていく例、割引率が増えていく例などである。
あるいは、ユーザーIDと関連付けて、ユーザーごとのクーポンの使用履歴やダウンロード履歴、雑誌などの紙媒体の購入履歴などの利用履歴をサーバーに記憶することにより、抽選などを行う際にこれを参照し、ユーザーの利用履歴に応じた当選確率を用いた抽選や、利用履歴に応じた当選内容の決定などを可能にする。
紙媒体の購入履歴は、雑誌などの紙媒体を購入・入手することにより、たとえば袋とじやスクラッチなど、購入・入手しなければ得られない紙媒体IDなどをユーザーに付与し、これをユーザーがサーバーへのアクセス時に入力するなどして、紙媒体を購入・入手したことの認証をするなどして収集・記憶することができる。
【0063】
以下、本発明の基本的な処理の流れについて説明する。
図13から図18は、本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、ここに示す処理の流れは一例であって、これに限定されるものではなく、様々な応用や変形が可能である。
初めに、図13を参照して、本発明のシステムへの参加店舗の登録処理に付いて説明する。
参加店舗端末からインターネットに接続し(S100)、サーバーにアクセスする(S101)。参加店舗登録メニューを選択し(S102)、これに応答して参加店舗情報入力画面を送信し参加店舗端末の画面に表示させる(S103)。
参加店舗端末において参加店舗情報を入力し送信し(S104)、サーバーにおいて参加店舗情報記憶手段に記憶する(S105)。
また、インターネット等を利用する以外の方法により、参加店舗登録の申込みを受けた場合には、システム管理者側において参加店舗情報を入力し、参加店舗情報記憶手段に記憶する(S105)。
参加店舗IDや、必要に応じ参加店舗用電子メールアドレス等を発行し(S106)、参加店舗端末に登録完了通知を送信する(S107)。
【0064】
次に図14を参照して、クーポン発行申込み処理について説明する。
参加店舗端末からインターネットに接続し(S200)、サーバーにアクセスする(S201)。クーポン発行申込みメニューを選択し(S202)、必要に応じ適宜、発行料金情報、空きスペース情報等の検索・確認処理を行い、申し込みを行う際には、これに応答してクーポン発行申込み入力画面を送信し参加店舗端末の画面に表示する(S203)。
参加店舗端末において、発行月などを指定するための紙媒体IDや、クーポンのサイズやページなどを指定するための発行スペースID等を入力し送信して(S204)、クーポン発行情報記憶手段に記憶する(S205)。
また、インターネット等を利用する以外の方法により、クーポン発行申込みを受けた場合には、システム管理者側において、紙媒体ID、発行スペースID等を入力し、クーポン発行情報記憶手段に記憶する(S205)。
本発明のシステムから参加店舗端末に対し、クーポン発行申込み確認通知を送信し(S206)、クーポン原稿作成や編集処理が行われる。また、クレジットカードや請求その他の方法による決済処理等が行われる。
【0065】
次に図15を参照して、クーポン発行申し込みをオークション形式で行う処理について説明する。
参加店舗端末からインターネットに接続し(S250)、サーバーにアクセスする(S251)。クーポン発行申込みオークションメニューを選択し(S252)、必要に応じ適宜、現在のオークション料金情報、空きスペース情報等の検索・確認処理を行う。通常のクーポン発行申込みメニュー(S202)に移行してもよい。
入札に参加する際には、クーポン発行入札参加入力画面を送信し表示させ(S253)、紙媒体ID、発行スペースID、入札価格等を入力し送信し(S254)、クーポン発行情報記憶手段に仮発行情報として記憶する(S255)。
本発明のシステムから参加店舗端末に対し、クーポン発行入札参加確認通知を送信する(S256)。
入札期間が終了するまで、参加店舗端末からの入札の受け付けを行い、入札期間の終了後に(S257)、システム側においてクーポンのスペースの落札決定処理を行い(S258)、決定した落札ごとに駆り発行情報を正式な発行情報としてクーポン発行情報記憶手段に記憶する(S259)。また、クーポン発行申込み確認通知を送信し(S260)、クーポン原稿作成や編集処理が行われる。また、クレジットカードや請求その他の方法による決済処理等が行われる。
【0066】
次に図16を参照して、システム管理者側の処理の一例について説明する。
クーポン発行申込み締め切りまで、前述したクーポン申込み処理が行われる(S200〜S206)。クーポン発行申込みが締め切られ、システム管理者側において、期間識別データに基づき、参加店舗情報、クーポン発行情報の抽出処理を行い(S300)、当該期間におけるクーポン発行参加店舗を抽出する(S301)。
参加店舗ごとの担当者情報を抽出し(S302)、たとえば社内の営業担当などの情報を出力等することができる。
クーポン期間記憶手段を参照し(S303)、色彩、図形その他のクーポン期間識別データを抽出し(S304)、当該期間におけるクーポン発行参加店舗ごとに、クーポン使用可能期間・有効期限等を示すシールその他の識別表示物を出力する(S305)。これにより、参加店舗においてユーザーがクーポン使用可能であることを識別可能な識別表示物を、担当者が参加店舗に対し配布するなどの業務に利用することができる。
【0067】
次に図17を参照して、クーポンダウンロード処理の一例について説明する。
ユーザー端末からインターネットに接続し(S400)、サーバーにアクセスする(S401)。クーポンダウンロードメニューを選択し(S402)、必要に応じ、エリア、ジャンルその他の検索キーなどを用いて参加店舗情報等の検索・閲覧処理等を行う。
目的とする参加店舗のクーポンをダウンロードする際には、これに応答してクーポンダウンロード画面を送信し表示させる(S403)。好ましくは予め雑誌などの紙媒体を購入または入手し、期間認証データ等を入手しておく。
参加店舗ID、期間認証データ、ユーザーID等を入力し送信し(S404)、ダウンロード処理が行われる(S405)。また、前述した電子メールやURL等によるコマンドを用いたダウンロード指示を行うようにしてもよい。ダウンロードされたクーポン情報は、ユーザー端末において適宜、記憶、出力処理等を行うことができる(S406)。
【0068】
次に図18を参照して、使用済情報の収集、活用処理の一例について説明する。
参加店舗にてクーポンを使用し、使用済クーポンにスタンプを押す、記入するなどして参加店舗ID等を付加し、これらの使用済クーポンをシステム管理者側が回収する。システム管理者側において、参加店舗ID、クーポン期間識別データ等を入力し、クーポン発行情報記憶手段に記憶する(S504)。
また別の方法としてはたとえば、参加店舗端末において、使用済情報等の入力または読み取り等を行い(S500)、インターネットに接続しサーバーにアクセスして(S501)、使用済データを送信する(S502)。サーバーにおいて受信したデータから、参加店舗ID、クーポン期間識別データ、ユーザーID等を抽出して(S503)、クーポン発行情報記憶手段に記憶する(S504)。
使用済データの活用方法には様々な方法を採用することができるが、一例としては抽選処理あるいは当選店舗決定処理等を行い(S505)、当選店舗を決定し、当該参加店舗情報を抽出する(S506)。期間識別データとは別の色彩や図形その他の当選店舗識別データを抽出し(S507)、当選店舗を示すシールその他の識別表示物を出力する(S508)。また、参加店舗ごとの担当者情報を抽出する(S509)。これにより、参加店舗においてユーザーが当選店舗であって特典などがあることを識別可能な識別表示物を、担当者が参加店舗に対し配布するなどの業務に利用することができる。
【0069】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、紙媒体とインターネット等を用いたデジタル媒体とを連動させるとともに、それぞれの媒体において異なった特徴のある展開が可能なシステムを提供することにより、ユーザーが紙媒体を購入また入手してクーポンを活用可能にするとともに、インターネット等によるデジタルデータでのクーポンや各種情報の提供を可能にし、双方を従来になく有機的に組み合わせて活用することにより、両者の効果をさらに飛躍的に高めるシステムを提供することができる。
【0070】
さらに本発明によれば、印刷物などでクーポンを配布する場合にも、またインターネット等を利用してデジタルでクーポンを利用する場合にも、クーポンの使用期間、有効期限などを一目見ただけで判別可能にするとともに、使用時にクーポンを受け取る店舗や、使用され回収されたクーポンを集計する者にとっても、いつ発行されたクーポンか、有効期限内か、などの判別が一目で可能になるシステムを提供することができる。
さらに本発明によれば、クーポンがどこの店舗で使用できるのか、あるいはクーポンの有効期限などの確認に際し、紙媒体のクーポン、デジタルデータのクーポンだけではなく、使用可能な店舗等の店頭においても連動して利用でき、判別が可能なシステムを提供することができる。
また、クーポンを掲載・発行し配布する店舗等に対し、紙媒体の発行者・システム管理者側の担当営業者などがデータを活用することができ、店舗等への営業などの業務においても便宜となり、さらに参加店舗においてもデータ活用をすることができるシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの第一の実施形態の基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明のシステムの第二の実施形態の基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
【図3】参加店舗情報記憶手段に記憶される参加店舗に関する情報の一例を示すデータ模式図である。
【図4】クーポン情報記憶手段に記憶されるデータの一例を示すデータ模式図である。
【図5】クーポン情報記憶手段に記憶されるデータの別の一例を示すデータ模式図である。
【図6】クーポン期間記憶手段に記憶されるデータの一例を示すデータ模式図である。
【図7】クーポン期間記憶手段に記憶されるデータの別の一例を示すデータ模式図である。
【図8】出力されたクーポン期間識別データを含む識別表示物の一例を示す図である。
【図9】出力されたクーポン期間識別データを含む識別表示物の一例を示す図である。
【図10】期間認証手段により認証を行うための期間認証データの一例を示す図である。
【図11】期間認証手段により認証を行うための期間認証データの一例を示す図である。
【図12】クーポン発行情報記憶手段に記憶される発行スペース情報の一例を示すデータ模式図である。
【図13】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図17】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図18】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、期間ごとに発行される紙媒体に連動したクーポンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、商品やサービスの割引、各種の特典、その他のインセンティブを顧客または見込み顧客に対し付与するクーポンが利用されている。
また、飲食店、各種学校、各種サービス、商店、その他の様々なジャンルや内容のクーポンを集めて掲載している雑誌、フリーペーパー、冊子などの印刷物が登場し、利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方、こうしたクーポンを掲載した各種の紙媒体は、クーポンを掲載してもらう飲食店、各種学校、各種サービス、商店、その他の様々なジャンルの店舗等が、掲載申込み、クーポン発行申込みをするものである。また、紙媒体を発行する事業者に対しては、クーポン掲載・発行などに関する掲載料・広告料などが支払われることが通常である。
【0004】
ところで近年、コンピュータやインターネットに代表される技術の普及に伴い、クーポンなどを利用する様々なシステムが提案されている。
たとえば特開2002−236838「クーポン券配信方法、クーポン券配信システム及びコンピュータ読み取り可能なプログラム」においては、利用者がクーポンの利用を様々な場所で迅速かつ容易に行うことが可能となるクーポン券配信方法が提案されている。
このクーポン券配信方法によれば、商取引において商品を購入する又は役務の提供を受ける際の購入金額の割引、商品プレゼント等の購入者に有利な購入形態を生じさせるクーポン券の電子データを特定の又は不特定の携帯移動端末に対して配信する。そして配信されるクーポンデータにより、携帯移動端末の表示画面上においてクーポン券の内容が表示され、そのクーポンデータの取得者は商品等の購入を行う際にクーポン券を携帯移動端末3における表示情報として提示することが可能になるというものである。
クーポンデータの提供を行うサイトにおいて会員としてオンライン登録するとともに、その登録において前記会員の携帯電話番号、メールアドレス等のデータ配信先に関する配信先情報と、氏名、年齢、性別、住所等の会員に関する個人情報とを含んだ会員データを記憶することにより、会員の情報を収集し活用することが可能にされている。
【0005】
また、クーポン以外のシステムにおいても、たとえば特開2002−312270「印刷情報の利用システム、方法及びプログラム」においては、広告に併記されたバーコードの情報を広く利用できるようにする技術が提案されており、雑誌等の広告に併記されているバーコードを携帯電話のカメラで撮像し、その画像データを電子メールにより解析管理サーバに送信し、解析することによって広告主がリサーチに利用できるようにされている。
また特開2002−163539「インターネット配信するチラシ広告方法およびシステム」においては、従来のチラシ配布方法と併行して、インターネット配信によるチラシ広告という手段を用いることにより、広告の相乗効果を上げると同時にインターネットの機能を活用したより一層の広告効果の期待できるインターネット配信するチラシ広告方法およびシステムが提案されている。
さらに特開2001−338115「マーケティングリサーチ方法及びそれに用いる印刷物、並びにそのマーケティングリサーチにおいて利用される情報資源」においては、目視にて読み取りが可能な可読画像が印刷された特定者乃至は不特定者に配布される印刷物に関する注目度や反響度等について、より正確且つ簡単に調査及び/又は分析を行うことができるようにする技術が提案されている。
【0006】
上記の各技術は、クーポンや広告、チラシなどを配布するシステムによって、ユーザーの個人情報その他のマーケティングデータを収集し活用することが意図されている。
また、チラシや印刷物などと、インターネットを介して配信等されるデジタルデータとを連動させて相乗効果を上げることが意図されている。
【0007】
しかしながら、上記の各技術には様々な問題がある。
まず、クーポンなどの割引、各種の特典、その他のインセンティブを顧客または見込み顧客に対し与えるシステムにおいては、クーポンを配布することにより顧客を誘引しようとするものであり、クーポン配布者にとっては、特定の期間に顧客に対しクーポンを配布したいというニーズや、通年にわたりクーポンを配布したいというニーズなどの様々な配布目的がある。あるいは、特定の期間ごとに割引率を変更したいといった要望や、特定の期間ごとに割引前の定価が季節変動する場合、さらには特定の期間ごとにクーポンにより顧客誘引対象としたい商品やサービス、飲食のメニュー、各種学校のコース・課程などが異なるため、期間ごとにクーポンの内容を変えたいといった要望がある。
さらに、特定期間におけるクーポン配布のコストと、それにより生じた効果とを測定したいというニーズがある。費用対効果の測定が販売促進などの企画には重要なためである。
一方、クーポンを入手して使用するユーザーにとっても、クーポンがどこの店舗で使用できるのか、あるいはクーポンの有効期限などの確認が必要になる。
【0008】
しかし、印刷物などでクーポンを配布する場合にも、またインターネット等を利用してデジタルでクーポンを利用する場合にも、クーポンの使用期間、有効期限などは一目見ただけではわからないことが多く、通常はクーポン自体あるいは印刷物やウェブサイト等にこうした情報が文字で記載されているだけであり、ユーザーにとっては判別しにくいものである。また使用時にクーポンを受け取る店舗や、使用され回収されたクーポンを集計する者にとっても、いつ発行されたクーポンか、有効期限内か、などの判別は一目ではし難い。
特開2001−282651「広告情報配信方法および広告情報配信システム」においては、紙媒体や通信媒体の無駄を生じることなく、広告読者が希望する広告情報を的確かつ適時に送り届けるシステムにおいて、期限が無効な電子折込広告を自動的に購読者の情報端末内から削除する方法が開示されている。
しかしこの技術は、期間をすぎたデータを自動削除するだけのものであり、デジタルデータに限っては期限の過ぎたデータが削除されるという効果はあるものの、紙媒体などと連動した場合の紙のクーポンには適用できず、またクーポンの発行期間等の判別や、集計時における判別などをすることができるものではない。
さらに、クーポンがどこの店舗で使用できるのか、あるいはクーポンの有効期限などの確認に際しては、紙媒体のクーポン、デジタルデータのクーポンだけではなく、使用可能な店舗等の店頭においても連動して利用できるシステムが必要になる。
【0009】
また、上記の各技術には別の様々な問題がある。
クーポンを掲載した各種の紙媒体は、クーポンを掲載してもらう飲食店、各種学校、各種サービス、商店、その他の様々なジャンルの店舗等が、掲載申込み、クーポン発行申込みをするものであり、その対価として掲載料・広告料などを得ることにより事業が成立するものである。
しかしながら、インターネット等により同じクーポンが入手できるものとすると、ユーザーにとっては利便性があるものの、インターネットによるダウンロードや複製が普及した場合には紙媒体の有効性が薄れる。紙媒体が雑誌などであって、雑誌が有料で読者に販売されるものである場合には、発行部数を減少させることになりかねない。
【0010】
そこで本発明においては、上記の様々な課題を解決し、紙媒体とインターネット等を用いたデジタル媒体とを連動させるとともに、それぞれの媒体において異なった特徴のある展開が可能なシステムを提供することにより、ユーザーが紙媒体を購入また入手してクーポンを活用可能にするとともに、インターネット等によるデジタルデータでのクーポンや各種情報の提供を可能にし、双方を従来になく有機的に組み合わせて活用することにより、両者の効果をさらに飛躍的に高めるシステムを提供することを目的とする。
【0011】
さらに本発明においては、印刷物などでクーポンを配布する場合にも、またインターネット等を利用してデジタルでクーポンを利用する場合にも、クーポンの使用期間、有効期限などを一目見ただけで判別可能にするとともに、使用時にクーポンを受け取る店舗や、使用され回収されたクーポンを集計する者にとっても、いつ発行されたクーポンか、有効期限内か、などの判別が一目で可能になるシステムを提供することを目的とする。
さらに本発明においては、クーポンがどこの店舗で使用できるのか、あるいはクーポンの有効期限などの確認に際し、紙媒体のクーポン、デジタルデータのクーポンだけではなく、使用可能な店舗等の店頭においても連動して利用でき、判別が可能なシステムを提供することを目的とする。
また、クーポンを掲載・発行し配布する店舗等に対し、紙媒体の発行者・システム管理者側の担当営業者などがデータを活用することができ、店舗等への営業などの業務においても便宜となり、さらに参加店舗においてもデータ活用をすることができるシステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、
紙媒体において発行される複数の参加店舗のクーポンを利用して運営されるクーポンシステムを管理するために、入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ端末を用いて情報処理を行うシステムであって、クーポンシステムに参加してクーポンを発行する参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段と、
紙媒体の発行ごとに、発行されたクーポンに関する情報を、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶するクーポン発行情報記憶手段と、
紙媒体の発行ごとに設定されるクーポン期間識別データを記憶するクーポン期間記憶手段と、
参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行した場合には、該当するクーポンを識別する紙媒体ID・発行スペースID・その他のクーポン識別データを、前記のクーポン発行情報記憶手段に、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する識別データ付与手段と、
紙媒体の発行ごとに、対応するクーポン期間に利用可能なクーポンを発行した参加店舗に関する情報を、前記の参加店舗情報記憶手段を参照して抽出するクーポン発行参加店舗抽出手段とを少なくとも備え、
該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、出力可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0013】
また、上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の発明において、
前記のクーポン期間識別データは、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせであって、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、クーポン期間識別データを含む識別表示物を出力可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0014】
また、上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明においては、
請求項2に記載の発明において、
クーポン期間識別データを含む識別表示物は、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせを含む印刷物であって、参加店舗に固着して表示可能な識別表示物である、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0015】
また、上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明においては、
請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
前記の参加店舗情報記憶手段には、参加店舗を担当するクーポンシステム運営者の担当者情報が記憶されており、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗を担当する担当者情報を抽出し、出力可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0016】
また、上記課題を解決するため、請求項5に記載の発明においては、
請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、
前記システムにはさらに、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段が備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0017】
また、上記課題を解決するため、請求項6に記載の発明においては、
請求項5に記載の発明において、
前記のクーポン情報には、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせからなるクーポン期間識別データが含まれた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0018】
また、上記課題を解決するため、請求項7に記載の発明においては、
請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、
参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段、紙媒体の発行ごとに発行されたクーポンに関する情報を記憶するクーポン発行情報記憶手段、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段の内の少なくともいずれかに対し、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを利用するユーザーが備えるユーザー端末からアクセス可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0019】
また、上記課題を解決するため、請求項8に記載の発明においては、
請求項7に記載の発明において、
前記システムには、紙媒体の発行ごとに付与される紙媒体ID、または前記の紙媒体IDおよびユーザーごとに付与されるユーザーIDを用いて、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロードするユーザーの期間認証を行う期間認証手段が備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0020】
また、上記課題を解決するため、請求項9に記載の発明においては、
請求項7または8のいずれかに記載の発明において、
前記の参加店舗情報記憶手段には、参加店舗IDと、参加店舗IDに関連付けられて設定され記憶されている電子メールアドレスまたはURLが記憶されており、該当する参加店舗の電子メールアドレスまたはURLに対しあらかじめ定める所定コマンド形式の電子メール、ウェブメールまたは所定コマンドを含むデータを送信することにより、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロード可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0021】
また、上記課題を解決するため、請求項10に記載の発明においては、
請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、
前記のクーポン発行情報記憶手段には、紙媒体の発行ごとに、当該紙媒体において発行可能なクーポンのスペースに関する発行スペース情報が設定され記憶されており、
参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行する場合には、クーポン発行情報を、前記の発行スペース情報と、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する発行情報付与手段が、前記システムにさらに備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0022】
また、上記課題を解決するため、請求項11に記載の発明においては、
請求項10に記載の発明において、
前記の発行スペース情報に関連付けられて、クーポン発行価格情報が記憶されている、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0023】
また、上記課題を解決するため、請求項12に記載の発明においては、
請求項10または11に記載の発明において、
前記の発行情報付与手段は、前記システムの管理者が備える管理者端末において入力された発行情報を受領して記憶する、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0024】
また、上記課題を解決するため、請求項13に記載の発明においては、
請求項10または11に記載の発明において、
前記の発行情報付与手段は、前記システムに対し、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを発行する参加店舗が備える参加店舗端末からアクセスして入力された発行情報を受領して記憶可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0025】
また、上記課題を解決するため、請求項14に記載の発明においては、
請求項10〜13のいずれかに記載の発明において、
前記のクーポン発行情報は、参加店舗がクーポン発行を申し込んだ仮発行情報であって、仮発行情報には、希望価格、希望スペースの内の少なくともいずれかが含まれており、複数の仮発行情報の中から価格条件またはスペース条件に合致した仮発行情報をクーポン発行情報として決定する発行決定手段が備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0026】
また、上記課題を解決するため、請求項15に記載の発明においては、
請求項10〜14のいずれかに記載の発明において、
前記システムは、クレジットカード会社その他の金融機関システムと連携して備えられ、
参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行する場合には、クーポン発行情報を、当該クーポン発行価格情報と、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する発行料金情報記憶手段が、前記システムにさらに備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0027】
また、上記課題を解決するため、請求項16に記載の発明においては、
請求項1〜15のいずれかに記載の発明において、
前記システムにはさらに、前記の紙媒体においてクーポンを発行した複数の参加店舗の中から、当選店舗を決定し、当選店舗識別データを前記のクーポン発行情報記憶手段に記憶する、当選店舗識別データ付与手段が備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0028】
また、上記課題を解決するため、請求項17に記載の発明においては、
請求項16に記載の発明において、
当選店舗識別データが付与された参加店舗に関する情報を、前記の参加店舗情報記憶手段を参照して抽出する当選店舗抽出手段が備えられ、
前記の当選店舗識別データは、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせであって、当選店舗に関する情報を抽出し、当選店舗識別データを含む識別表示物を出力可能にされた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0029】
また、上記課題を解決するため、請求項18に記載の発明においては、
請求項1〜17のいずれかに記載の発明において、
前記システムにはさらに、発行されたクーポン情報の内、各参加店舗において使用されたクーポンに関する使用済情報を付与し、使用済情報記憶手段に記憶する使用済情報付与手段が備えられた、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0030】
また、上記課題を解決するため、請求項19に記載の発明においては、
請求項18に記載の発明において、
前記の使用済情報には、少なくとも参加店舗IDと、クーポン期間識別データとが含まれる、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0031】
また、上記課題を解決するため、請求項20に記載の発明においては、
請求項18または19のいずれかに記載の発明において、
前記の使用済情報付与手段は、画像読み取り手段またはデジタルデータ読み取り手段である、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0032】
また、上記課題を解決するため、請求項21に記載の発明においては、
請求項18〜20のいずれかに記載の発明において、
前記の使用済情報に関連付けられて、ユーザーIDが使用済情報記憶手段に記憶される、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0033】
また、上記課題を解決するため、請求項22に記載の発明においては、
請求項18〜21のいずれかに記載の発明において、
前記の使用済情報に関連付けられて記憶される、ユーザーIDまたは参加店舗IDを使用済情報記憶手段に記憶することにより、該当するユーザーまたは参加店舗に対し、抽選応募資格が付与される、クーポンシステムであることを特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第一の実施形態)
本発明のシステムは、紙媒体において発行される複数の参加店舗のクーポンを利用して運営されるクーポンシステムを管理するために、入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ端末を用いて情報処理を行うシステムである。
【0035】
図1は、本発明のシステムの第一の実施形態の基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
図1においては、入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ等の端末において操作により情報処理が行われるシステムである。
本発明のシステムとしては、通常、パーソナルコンピュータやワークステーション、サーバー装置などのコンピュータ端末が用いられる。
コンピュータ端末は、制御手段、記憶手段、入力手段、出力手段、表示手段などを備える。またインターネットに代表されるコンピュータネットワークに接続詞、データの送受信を行う機能を備え、ブラウザや電子メールソフトウェア、ワードプロセッサなどのアプリケーションプログラムや、オペレーティングシステム(OS)を備えることが通常の形態である。
【0036】
本発明の第一の実施形態においては、紙媒体において発行される複数の参加店舗のクーポンを利用して運営されるクーポンシステムを管理するためのシステム管理者端末において、参加店舗の情報や、クーポン情報の管理をすることができる。
これにより、後述するようにクーポン情報を発行する紙媒体の発行者、あるいは紙媒体発行社のシステム管理を行うシステム管理者が、業務に利用することができる。
具体的には後述する各実施形態のように、たとえば毎月発行される雑誌などの紙媒体において発行されるクーポンに連動して、クーポンの色彩や、クーポンに印刷される絵柄などを期間ごとに管理し、さらにクーポン参加店舗に掲示等する各月ごとの色彩などが付されたシール等を店舗に貼るために、管理・出力等をすることができる。
さらにクーポン情報を発行する紙媒体の発行者、あるいは紙媒体発行社のシステム管理を行うシステム管理者が、それぞれの参加店舗を担当する社内の担当者を管理することができる。
さらに参加店舗からのクーポン発行・掲載の申し込みや、参加店舗に対するクーポン発行の対価としての料金の徴収・管理や、その他の様々なデータ保守・管理をすることができる。
なおこれらのデータ処理は、インターネットに代表されるネットワークを介して、参加店舗やユーザーからアクセス可能にされた本発明の第二の実施形態においても行うことができる。
【0037】
(第二の実施形態)
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
本発明の第二の実施形態は、インターネットに代表されるネットワークを介してアクセスする参加店舗端末、ユーザー端末からの操作により情報処理を行うサーバー装置などにより実現される。
図2は、本発明の第二の実施形態の基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
サーバー装置には、後述する参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段、紙媒体の発行ごとに発行されたクーポンに関する情報を記憶するクーポン発行情報記憶手段、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段などが備えられ、これらの少なくともいずれかに対し、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを利用するユーザーが備える参加店舗端末、あるいはユーザー端末からアクセス可能にされている。
【0038】
本発明のサーバーシステムに接続するための参加店舗端末、ユーザー端末としては、通常、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータ端末が用いられる。この他にも端末には、インターネット等に接続可能なブラウザ機能を搭載した携帯電話をはじめとする無線通信端末、携帯情報端末や、インターネットTV、ゲーム機器、テレビ会議システム、その他のネットワーク接続機能を備えた家電製品などの機器を広く含んでいてもよい。コンピュータ端末は、制御手段、記憶手段、入力手段、出力手段、表示手段などを備える。またインターネットに代表されるコンピュータネットワークに接続詞、データの送受信を行う機能を備え、ブラウザや電子メールソフトウェア、ワードプロセッサなどのアプリケーションプログラムや、オペレーティングシステム(OS)を備えることが通常の形態である。
【0039】
サーバー装置は、インターネットに代表されるネットワークに接続されて備えられ、ネットワークを介して接続する端末からアクセスされる。ここでネットワークには、インターネットをはじめとして、専用線により接続されたネットワーク形態や、企業内LAN、企業間LAN、WANなどの形態を広く含む。またここで用いられる通信回線の形態には、有線通信、無線通信の形態を広く含み、衛星通信や、Bluetoothなどを用いた形態を含んでいてもよい。
サーバー装置は、通常は、アプリケーションサーバー、データベースサーバー、認証サーバー、ウェブサーバー、その他必要に応じメールサーバー、その他の各種装置により構成することができる。これらの各サーバーは、物理的に同一の装置に設けられる形態や、物理的に複数の装置からなる形態、あるいはネットワークを介して接続される物理的に複数の装置からなる形態などを含み、機能的に同様の機能が実現されるならば、様々な形態を含む。
【0040】
次に、本発明のシステムは、顧客端末からアクセスするためのコンテンツデータ及びプログラムを記憶するウェブサーバーを備えている。
コンテンツデータには、HTMLファイル、XMLファイルなどのWEB上に表示されるデータファイルや、C−HTMLファイルなどのWEBサイトにアクセス可能な携帯電話等に表示されるデータファイルなどが含まれる。
また、これらのファイルに挿入されるなどして表示又は出力される、文字データファイル、音声データファイル、画像データファイル、動画像データファイル、アニメーションデータファイル、その他の様々なコンテンツデータを記憶することができる。
【0041】
以下、本発明の第一の実施形態、第二の実施形態において備えられるシステムの各構成について説明する。
初めに、本発明のシステムは、クーポンシステムに参加してクーポンを発行する参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段を備えている。
図3は、参加店舗情報記憶手段に記憶される参加店舗に関する情報の一例を示すデータ模式図である。
なお、本発明において、参加店舗情報記憶手段、クーポン発行情報記憶手段、クーポン期間記憶手段、クーポン情報記憶手段などの各記憶手段は、ハードディスクや外部記憶装置、サーバー装置などの記憶装置に記憶されるデジタルデータまたはこれらのデータを記憶管理するデータベース等により実現され、データベースは関係データベースその他の手法により様々な構成を採用することができるので、データベースの形式や構成には特に限定されず、同様のデータが記憶管理されるならば異なったシステム構成を採用してもよい。
【0042】
参加店舗情報記憶手段には、好ましくは、参加店舗を担当するクーポンシステム運営者の担当者情報が記憶されており、クーポン情報を発行する紙媒体の発行者、あるいは紙媒体発行社のシステム管理を行うシステム管理者が、それぞれの参加店舗を担当する社内の担当者を管理することができる。毎月などの期間ごとに紙媒体によりクーポンが発行される場合において、好ましくは、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗を担当する担当者情報を抽出し、出力可能にされている。参加店舗を識別するシールその他の識別表示物を出力し、参加店舗を担当する営業担当などの担当者が参加店舗を訪問する際などに便宜となる。
【0043】
次に本発明のシステムは、紙媒体の発行ごとに、発行されたクーポンに関する情報を、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶するクーポン発行情報記憶手段を備えている。
クーポン発行情報記憶手段に記憶されるデータは、毎月などの期間ごとに発行座される雑誌などの紙媒体において、どの参加店舗がどの期間にクーポンを発行したかを管理するためのデータである。
図4は、クーポン情報記憶手段に記憶されるデータの一例を示すデータ模式図である。
また図5は、クーポン情報記憶手段に記憶されるデータの別の一例を示すデータ模式図である。
クーポン発行情報記憶手段には、該当するクーポンを識別する紙媒体ID・発行スペースID・その他のクーポン識別データが少なくとも記憶される。
【0044】
次に本発明のシステムは、紙媒体の発行ごとに設定されるクーポン期間識別データを記憶するクーポン期間記憶手段を備えている。
図6は、クーポン期間記憶手段に記憶されるデータの一例を示すデータ模式図である。
また図7は、クーポン期間記憶手段に記憶されるデータの別の一例であって、図7に示されるようにクーポンの有効期限を記憶管理してもよい。しかしながら、同じ期間に発行される紙媒体においても、異なる有効期限のクーポンがある場合には、クーポンごと(発行スペースごと)に期限が異なることになる。
前記の通り、クーポン発行情報記憶手段には、雑誌などの紙媒体においてどの参加店舗がどの期間にクーポンを発行したかを管理するためのデータが記憶されるが、クーポンが発行された場合には、その紙媒体ID・発行スペースID・その他のクーポン識別データにより、該当する参加店舗がどの期間に発行された(あるいはどの期間に有効な)クーポンを発行しているかを、参加店舗に来店するユーザーに識別できるようにすることが好ましい。
【0045】
クーポン期間識別データは、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせであって、好ましくは、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、クーポン期間識別データを含む識別表示物を出力可能にされている。図6においては、クーポン期間識別データとして「赤」「黄」「黒」などの色彩により識別される例が示されている。また、キャラクターその他の絵柄などの図形や、文字、数字、あるいは記号やロゴその他の符号などを採用してもよい。
また、クーポン識別データは、雑誌などの紙媒体の表示や、ページ欄外やページ内の枠などの色彩、クーポンの色彩などと統一して用いることにより、いつ発行されたクーポンか、いつ使用できるクーポンかを参加店舗やユーザーにも一目でわかるようにすることができる。
【0046】
クーポン識別データは、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、クーポン期間識別データを含む識別表示物を出力可能にされている。
図8、図9はそれぞれ、出力されたクーポン期間識別データを含む識別表示物の一例である。
出力には、ユーザー端末や参加店舗端末、システム管理者端末における画面への表示出力のほか、データファイルへのデータ出力、さらにプリンタや印刷機などへの印刷出力が含まれる。
クーポン期間識別データを含む識別表示物の好ましい一例は、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせを含む印刷物であって、参加店舗に固着して表示可能な識別表示物であり、たとえばシール、POP、ディスプレイ、ポスターなどである。出力された識別表示物は、本発明のシステムを管理運営する担当者が参加店舗に持ち込んでもよく、あるいは参加店舗において出力できるようにしてもよい。
たとえば各月ごとにクーポンの色や、あるいは雑誌の色が変わることと連動して、参加店舗には月ごとの色彩が付いたシール等を店舗に掲示するようにすれば、本発明のシステムの参加店舗であることを来店者に知らせることができる。
【0047】
次に本発明のシステムは、参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行した場合には、該当するクーポン期間識別データを、前記のクーポン発行情報記憶手段に、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する識別データ付与手段を備えている。
第一の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、本発明のシステムのプログラムが備える識別データ入力画面などの入力インターフェースにより、識別データ付与手段が実現される。参加店舗からのクーポン発行依頼・注文を受けて、システム管理者などの本発明のシステムのオペレータ側により入力が行われる形態である。
第二の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、参加店舗端末からインターネット等を介してサーバー装置にアクセスし、サーバー装置に備えられたプログラムあるいはこれと連携してプログラムを呼び出すウェブコンテンツが備える識別データ入力画面などの入力インターフェースにより、識別データ付与手段が実現される。参加店舗端末からインターネット等を介して本発明のシステムにアクセスし、紙媒体の発行月やスペース、料金などを確認し指定するなどして入力が行われる形態である。
該当するクーポンを識別する紙媒体ID・発行スペースID・その他のクーポン識別データを、前記のクーポン発行情報記憶手段に、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶することにより、識別データの付与が行われクーポン発行予約・注文が行われる。
【0048】
次に本発明のシステムは、紙媒体の発行ごとに、対応するクーポン期間に利用可能なクーポンを発行した参加店舗に関する情報を、前記の参加店舗情報記憶手段を参照して抽出するクーポン発行参加店舗抽出手段を備えている。
クーポン発行参加店舗抽出手段は、参加店舗ID、参加店舗名、紙媒体ID、発行日、クーポン使用可能期間などのほか、必要に応じ、地域、業種、キーワード、その他の検索キーに基づき、参加店舗に関する情報を検索し抽出するものである。
クーポン使用可能期間などを確認できるようにするために、好ましくは、参加店舗の抽出は、期間識別データに基づき、該当するクーポン期間に対応するクーポン期間識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、出力可能にされている。
【0049】
第一の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、本発明のシステムのプログラムが備える検索キー入力画面などの入力インターフェースと、入力された検索キーなどに基づきデータを検索し抽出するプログラムにより、クーポン発行参加店舗抽出手段が実現される。本発明のシステム管理者などの本発明のシステムのオペレータ側によりデータの抽出が行われる形態である。
第二の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、ユーザー端末等の端末からインターネット等を介してサーバー装置にアクセスし、サーバー装置に備えられたプログラムあるいはこれと連携してプログラムを呼び出すウェブコンテンツが備える検索キー入力画面などの入力インターフェースと、入力された検索キーなどに基づきデータを検索し抽出するプログラムにより、クーポン発行参加店舗抽出手段が実現される。ユーザー端末からインターネット等を介して本発明のシステムにアクセスし、データの検索・抽出・閲覧などが行われる形態である。
【0050】
次に、本発明のシステムのさらなる実施形態について説明する。
前述した本発明の第二の実施形態においては、インターネットに代表されるネットワークを介してアクセスする参加店舗端末、ユーザー端末からの操作により情報処理を行うサーバー装置などにより実現され、ユーザー端末において参加店舗やクーポンに関する情報の検索や閲覧などが可能にされている。
さらに、本発明のシステムには、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段が備えられた形態を採用することができる。
クーポン情報には、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせからなるクーポン識別データが含まれていることにより、前述したように、雑誌などの紙媒体の表紙、紙媒体で発行されたクーポン、参加店舗に掲示等される識別表示物などと、デジタルデータのクーポン情報とが共通して識別できることが好ましい。
【0051】
デジタルデータでクーポンを配布してしまうと、雑誌などの紙媒体で発行されるクーポンを入手するために雑誌などを購入あるいは入手しなくてもよいことになってしまうことも想定されるが、これを防ぐとともに、紙媒体とデジタルデータとのそれぞれのクーポンをより効果的に併用する手法を採用することもできる。
その一例としては、本発明のシステムにおいて、紙媒体の発行ごとに付与される紙媒体ID、または前記の紙媒体IDおよびユーザーごとに付与されるユーザーIDを用いて、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロードするユーザーの期間認証を行う期間認証手段を備えたような形態をあげることができる。
雑誌などの紙媒体を購入あるいは入手することにより、紙媒体IDなどの認証データを入手できるようにしておけば、紙媒体ID、あるいはさらにユーザーごとに付与されるユーザーIDなどを用いて、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロードするユーザーの期間認証を行うことができる。
期間認証手段により認証を行うための期間認証データの一例を図10および図11に示す。図10においては、所定期間(この例では毎月)ごとに発行される紙媒体ごとに、これを購入または入手することによりユーザーが得られる期間認証データの一例を示している。一方、図11においては、同じ時に発行される紙媒体において、機関認証データが1冊ごとに異なっており、これを購入または入手することによりユーザーが得られる期間認証データの一例を示している。
【0052】
ユーザー端末からインターネット等を介して本発明のシステムにアクセスし、データの検索・抽出・閲覧などが可能にされており、ユーザーが期間認証データを入力し、クーポンのダウンロード処理や、プリント出力処理などにより、デジタルデータのクーポン情報を入手することができる。入手可能なデジタルデータのクーポンは、紙媒体で発行されたクーポンと同一の内容のクーポンのほか、割引内容その他の利用条件が異なるクーポンなどを用いることもできる。
また、デジタルデータのクーポンを他のユーザーに送信したり、パーソナルコンピュータから携帯電話などに転送したり、あるいは参加店舗の店頭やその他の場所に設置された端末装置において出力したりすることも可能である。さらにたとえば、携帯電話などにダウンロードしたクーポンを、参加店舗の店頭において、データの送信や無線通信による受け渡しなどにより店舗での使用を可能にしてもよい。
【0053】
ダウンロードの方法の一例としては、パーソナルコンピュータや携帯電話などのユーザー端末から、検索などにより所望のクーポン情報にアクセスし、印刷出力をしたり、デジタルデータの保存をしたりする形態などである。
また、電子メールなどにより携帯電話に転送されるようにしてもよい。
また、電子メールその他の方法により、参加店舗IDや、ダウンロードを指示する所定のコマンドの所定の電子メールアドレスへの送信や、あるいは、参加店舗IDやコマンドを含むURLのクリックなどにより、簡易な操作で自動的に所望のクーポンがダウンロードされるようにしてもよい。
こうした場合には、参加店舗情報記憶手段には、参加店舗IDと、参加店舗IDに関連付けられて設定され記憶されている電子メールアドレスまたはURLが記憶されている。該当する参加店舗の電子メールアドレスまたはURLに対しあらかじめ定める所定コマンド形式の電子メール、ウェブメールまたは所定コマンドを含むデータを送信することにより、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロード可能にされている。
一例としては参加店舗IDを含む電子メールアドレスなどを設定し、ユーザーと参加店舗との連絡や、参加店舗の識別メールアドレスとすることもできる。こうした電子メールアドレスに対し、クーポンのダウンロードを指示するコマンドや、前記のコマンド機能を有する空メールなどの電子メールを送信できるようにしてもよい。
【0054】
以上のような様々な形態により、参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段、紙媒体の発行ごとに発行されたクーポンに関する情報を記憶するクーポン発行情報記憶手段、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段などに記憶されたデータに対し、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを利用するユーザーが備えるユーザー端末からアクセス可能にされている。
【0055】
次に、本発明のさらなる実施形態について説明する。
ここで説明する実施形態は、参加店舗からの、紙媒体におけるクーポン発行申込みを行うものである。
クーポン発行情報記憶手段には、紙媒体の発行ごとに、当該紙媒体において発行可能なクーポンのスペースに関する発行スペース情報が設定され記憶されている。
図12は、クーポン発行情報記憶手段に記憶される発行スペース情報の一例を示すデータ模式図である。
図12においては、前記の発行スペース情報に関連付けられて、クーポン発行価格情報が記憶されている。なお、クーポン発行価格は、参加店舗からのクーポン発行実績や、支払条件、その他の条件により参加店舗ごとに変更してもよい。
参加店舗が紙媒体においてクーポンを発行する場合には、クーポン発行情報を、前記の発行スペース情報と、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する発行情報付与手段が、前記システムにさらに備えられている。
【0056】
発行情報付与手段は、参加店舗からのクーポン発行予約・依頼・注文などを受けて、クーポン発行情報記憶手段に記憶するものである。また、紙媒体のクーポン発行予約状況、空き状況を検索等により確認できることが必要であり望ましい。
第一の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、本発明のシステムのプログラムが備えるクーポン発行予約入力画面などの入力インターフェースと、入力されたデータに基づきデータの記憶・更新をするプログラムにより、前記システムの管理者が備える管理者端末において入力されたクーポン発行情報を受領して記憶する。
第二の実施形態においては、キーボードやマウスなどの入力手段を用いて、ユーザー端末等の端末からインターネット等を介してサーバー装置にアクセスし、サーバー装置に備えられたプログラムあるいはこれと連携してプログラムを呼び出すウェブコンテンツが備えるクーポン発行予約入力画面などの入力インターフェースと、データに基づきデータの記憶・更新をするプログラムにより、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを発行する参加店舗が備える参加店舗端末からアクセスして入力されたクーポン発行情報を受領して記憶可能にされている。
【0057】
また、雑誌などの紙媒体におけるクーポンの編集には、参加店舗がオークション形式でクーポンのスペース枠を選択できるようにしてもよい。
この場合には、価格により落札されるので、クーポン発行情報は、参加店舗がクーポン発行を申し込んだ仮発行情報である。仮発行情報には、希望価格、希望スペースの内の少なくともいずれかが含まれており、複数の仮発行情報の中から価格条件またはスペース条件に合致した仮発行情報をクーポン発行情報として決定する発行決定手段が備えられている。発行決定手段は、所定期間経過時において、記憶されたクーポンの仮発行情報の中から、価格により、また必要に応じその他の条件を参照して、クーポンのスペース枠ごとの参加店舗を決定する。
また、クーポンのスペース枠ごとの参加店舗の決定は、ページ数と、各ページ内の枠ごとに決定してもよいが、あらかじめクーポン枠の大きさや料金によって多数のスペース枠をグループに分類し、クーポンの大きさ・料金が同じもの同士をグループにするなどして決定していってもよい。また、クーポンの大きさ・料金が同じスペース枠に対する発行の申込みは、高い価格の落札から順に、好条件のページに埋めていくなどしてもよい。こうした編集条件の設定はあらかじめ自由に設定しておくことができる。
【0058】
クーポン発行料金の支払いは、現金、振込み、クレジットカード、その他の、知られている様々な決済方法を採用することができ、特に限定されない。
本発明の前記システムを、クレジットカード会社その他の金融機関システムと連携して備え、決済に関するデータの送受信を行うようにしてもよい。参加店舗の与信管理は、取引実績などのデータを活用するなどして本発明のシステム側、あるいは金融機関側で行うことができる。クレジットカード会社と連携してカードを発行するなどしてもよい。
決済情報の管理は、参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行する場合には、クーポン発行情報を、当該クーポン発行価格情報と、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する発行料金情報記憶手段が、前記システムにさらに備えられていることにより、参加店舗ごとの決済金額を管理することができる。
【0059】
次に、本発明のシステムのさらなる実施形態について説明する。
一例として、参加店舗に対する抽選などのインセンティブを付与することができる。この場合には、前記システムにはさらに、前記の紙媒体においてクーポンを発行した複数の参加店舗の中から、当選店舗を決定し、当選店舗識別データを前記のクーポン発行情報記憶手段に記憶する、当選店舗識別データ付与手段が備えられている。
抽選その他の方法は様々な手法を採用することができる。抽選プログラムなどを利用してもよく、システム管理者側で参加店舗の内から所定の方法により当選店舗を指定・決定しておき、クーポンを利用したユーザーがたまたま当選店舗に行ったように見せてクーポンを使った際に当選になるようにしてもよい。
また、参加店舗に対するクーポン発行料金の割引やサービス、特集ページでの紹介やクーポンのス尾ペース枠のオークション権利獲得などのインセンティブを与える方法のほか、当該参加店舗でクーポンを使用するユーザーに対するインセンティブを与える方法を採用することができる。
【0060】
当選店舗識別データが付与された参加店舗に関する情報を、前記の参加店舗情報記憶手段を参照して抽出する当選店舗抽出手段が備えられ、システム管理者などのオペレーター側においては、上記の当選店舗に関するデータを抽出できることが望ましい。
当選店舗に対しては、当選店舗であることを示す当選店舗識別データを別途付与することができる。当選店舗識別データは、前記の期間識別データと同様に、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせであって、当選店舗に関する情報を抽出し、当選店舗識別データを含む識別表示物を出力可能にされていることにより、期間を識別するデータ(たとえば1年の各月12か月を示す12色)以外の当選を示すデータ(たとえばゴールド等の色彩)を出力することができる。
【0061】
次に本発明のさらなる実施形態について説明する。
本発明のシステムにさらに、発行されたクーポン情報の内、各参加店舗において使用されたクーポンに関する使用済情報を付与し、使用済情報記憶手段に記憶する使用済情報付与手段が備えることにより、ユーザーが実際に各参加店舗において使用したデータを収集し活用することができる。
前記の使用済情報には、少なくとも参加店舗IDと、クーポン期間識別データとが含まれることが望ましい。
クーポンが使用されたことを示す使用済情報は、紙のクーポン券を回収し参加店舗IDを記入・捺印するなどして、システム管理者側において入力してもよい。また、POSバーコードや携帯電話その他の電子メールでの受信やデジタル照合など、使用済情報付与手段として、画像読み取り手段またはデジタルデータ読み取り手段を利用することもできる。
さらに、使用済情報に関連付けられて、ユーザーIDが使用済情報記憶手段に記憶されるようにすれば、ユーザーごとのデータ収集を行い、収集されたデータを活用することができる。
さらに前記の抽選などと組み合わせれば、前記の使用済情報に関連付けられて記憶される、ユーザーIDまたは参加店舗IDを使用済情報記憶手段に記憶することにより、該当するユーザーまたは参加店舗に対し、抽選応募資格が付与されるなどのインセンティブを引き換えに与えることもできる。
ユーザーがクーポンを利用して、たとえば3店舗において使用済情報が収集された場合には、当選、あるいは抽選資格、その他のインセンティブが与えられるような例である。
【0062】
次に本発明のさらなる実施形態について説明する。
ユーザーに対するインセンティブを与え、本発明のクーポンシステムを利用する動機付けとすることができ、好ましい一例としてはクーポンの使用履歴やダウンロード履歴、雑誌などの紙媒体の購入履歴などの利用履歴に連動してインセンティブが増大する形態などを採用することができる。
ユーザーIDと関連付けて、ユーザーごとのクーポンの使用履歴やダウンロード履歴、雑誌などの紙媒体の購入履歴などの利用履歴をサーバーに記憶することにより、デジタルデータのクーポン情報のダウンロード時にこれを参照し、ユーザーの利用履歴に応じたクーポン情報を抽出してダウンロード可能にする。
インセンティブが増大する形態の一例は、ダウンロード回数やアクセス回数を記憶することにより、1つのクーポンで使用可能な対象人数が増えていく例や、利用可能金額が増えていく例、割引率が増えていく例などである。
あるいは、ユーザーIDと関連付けて、ユーザーごとのクーポンの使用履歴やダウンロード履歴、雑誌などの紙媒体の購入履歴などの利用履歴をサーバーに記憶することにより、抽選などを行う際にこれを参照し、ユーザーの利用履歴に応じた当選確率を用いた抽選や、利用履歴に応じた当選内容の決定などを可能にする。
紙媒体の購入履歴は、雑誌などの紙媒体を購入・入手することにより、たとえば袋とじやスクラッチなど、購入・入手しなければ得られない紙媒体IDなどをユーザーに付与し、これをユーザーがサーバーへのアクセス時に入力するなどして、紙媒体を購入・入手したことの認証をするなどして収集・記憶することができる。
【0063】
以下、本発明の基本的な処理の流れについて説明する。
図13から図18は、本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、ここに示す処理の流れは一例であって、これに限定されるものではなく、様々な応用や変形が可能である。
初めに、図13を参照して、本発明のシステムへの参加店舗の登録処理に付いて説明する。
参加店舗端末からインターネットに接続し(S100)、サーバーにアクセスする(S101)。参加店舗登録メニューを選択し(S102)、これに応答して参加店舗情報入力画面を送信し参加店舗端末の画面に表示させる(S103)。
参加店舗端末において参加店舗情報を入力し送信し(S104)、サーバーにおいて参加店舗情報記憶手段に記憶する(S105)。
また、インターネット等を利用する以外の方法により、参加店舗登録の申込みを受けた場合には、システム管理者側において参加店舗情報を入力し、参加店舗情報記憶手段に記憶する(S105)。
参加店舗IDや、必要に応じ参加店舗用電子メールアドレス等を発行し(S106)、参加店舗端末に登録完了通知を送信する(S107)。
【0064】
次に図14を参照して、クーポン発行申込み処理について説明する。
参加店舗端末からインターネットに接続し(S200)、サーバーにアクセスする(S201)。クーポン発行申込みメニューを選択し(S202)、必要に応じ適宜、発行料金情報、空きスペース情報等の検索・確認処理を行い、申し込みを行う際には、これに応答してクーポン発行申込み入力画面を送信し参加店舗端末の画面に表示する(S203)。
参加店舗端末において、発行月などを指定するための紙媒体IDや、クーポンのサイズやページなどを指定するための発行スペースID等を入力し送信して(S204)、クーポン発行情報記憶手段に記憶する(S205)。
また、インターネット等を利用する以外の方法により、クーポン発行申込みを受けた場合には、システム管理者側において、紙媒体ID、発行スペースID等を入力し、クーポン発行情報記憶手段に記憶する(S205)。
本発明のシステムから参加店舗端末に対し、クーポン発行申込み確認通知を送信し(S206)、クーポン原稿作成や編集処理が行われる。また、クレジットカードや請求その他の方法による決済処理等が行われる。
【0065】
次に図15を参照して、クーポン発行申し込みをオークション形式で行う処理について説明する。
参加店舗端末からインターネットに接続し(S250)、サーバーにアクセスする(S251)。クーポン発行申込みオークションメニューを選択し(S252)、必要に応じ適宜、現在のオークション料金情報、空きスペース情報等の検索・確認処理を行う。通常のクーポン発行申込みメニュー(S202)に移行してもよい。
入札に参加する際には、クーポン発行入札参加入力画面を送信し表示させ(S253)、紙媒体ID、発行スペースID、入札価格等を入力し送信し(S254)、クーポン発行情報記憶手段に仮発行情報として記憶する(S255)。
本発明のシステムから参加店舗端末に対し、クーポン発行入札参加確認通知を送信する(S256)。
入札期間が終了するまで、参加店舗端末からの入札の受け付けを行い、入札期間の終了後に(S257)、システム側においてクーポンのスペースの落札決定処理を行い(S258)、決定した落札ごとに駆り発行情報を正式な発行情報としてクーポン発行情報記憶手段に記憶する(S259)。また、クーポン発行申込み確認通知を送信し(S260)、クーポン原稿作成や編集処理が行われる。また、クレジットカードや請求その他の方法による決済処理等が行われる。
【0066】
次に図16を参照して、システム管理者側の処理の一例について説明する。
クーポン発行申込み締め切りまで、前述したクーポン申込み処理が行われる(S200〜S206)。クーポン発行申込みが締め切られ、システム管理者側において、期間識別データに基づき、参加店舗情報、クーポン発行情報の抽出処理を行い(S300)、当該期間におけるクーポン発行参加店舗を抽出する(S301)。
参加店舗ごとの担当者情報を抽出し(S302)、たとえば社内の営業担当などの情報を出力等することができる。
クーポン期間記憶手段を参照し(S303)、色彩、図形その他のクーポン期間識別データを抽出し(S304)、当該期間におけるクーポン発行参加店舗ごとに、クーポン使用可能期間・有効期限等を示すシールその他の識別表示物を出力する(S305)。これにより、参加店舗においてユーザーがクーポン使用可能であることを識別可能な識別表示物を、担当者が参加店舗に対し配布するなどの業務に利用することができる。
【0067】
次に図17を参照して、クーポンダウンロード処理の一例について説明する。
ユーザー端末からインターネットに接続し(S400)、サーバーにアクセスする(S401)。クーポンダウンロードメニューを選択し(S402)、必要に応じ、エリア、ジャンルその他の検索キーなどを用いて参加店舗情報等の検索・閲覧処理等を行う。
目的とする参加店舗のクーポンをダウンロードする際には、これに応答してクーポンダウンロード画面を送信し表示させる(S403)。好ましくは予め雑誌などの紙媒体を購入または入手し、期間認証データ等を入手しておく。
参加店舗ID、期間認証データ、ユーザーID等を入力し送信し(S404)、ダウンロード処理が行われる(S405)。また、前述した電子メールやURL等によるコマンドを用いたダウンロード指示を行うようにしてもよい。ダウンロードされたクーポン情報は、ユーザー端末において適宜、記憶、出力処理等を行うことができる(S406)。
【0068】
次に図18を参照して、使用済情報の収集、活用処理の一例について説明する。
参加店舗にてクーポンを使用し、使用済クーポンにスタンプを押す、記入するなどして参加店舗ID等を付加し、これらの使用済クーポンをシステム管理者側が回収する。システム管理者側において、参加店舗ID、クーポン期間識別データ等を入力し、クーポン発行情報記憶手段に記憶する(S504)。
また別の方法としてはたとえば、参加店舗端末において、使用済情報等の入力または読み取り等を行い(S500)、インターネットに接続しサーバーにアクセスして(S501)、使用済データを送信する(S502)。サーバーにおいて受信したデータから、参加店舗ID、クーポン期間識別データ、ユーザーID等を抽出して(S503)、クーポン発行情報記憶手段に記憶する(S504)。
使用済データの活用方法には様々な方法を採用することができるが、一例としては抽選処理あるいは当選店舗決定処理等を行い(S505)、当選店舗を決定し、当該参加店舗情報を抽出する(S506)。期間識別データとは別の色彩や図形その他の当選店舗識別データを抽出し(S507)、当選店舗を示すシールその他の識別表示物を出力する(S508)。また、参加店舗ごとの担当者情報を抽出する(S509)。これにより、参加店舗においてユーザーが当選店舗であって特典などがあることを識別可能な識別表示物を、担当者が参加店舗に対し配布するなどの業務に利用することができる。
【0069】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、紙媒体とインターネット等を用いたデジタル媒体とを連動させるとともに、それぞれの媒体において異なった特徴のある展開が可能なシステムを提供することにより、ユーザーが紙媒体を購入また入手してクーポンを活用可能にするとともに、インターネット等によるデジタルデータでのクーポンや各種情報の提供を可能にし、双方を従来になく有機的に組み合わせて活用することにより、両者の効果をさらに飛躍的に高めるシステムを提供することができる。
【0070】
さらに本発明によれば、印刷物などでクーポンを配布する場合にも、またインターネット等を利用してデジタルでクーポンを利用する場合にも、クーポンの使用期間、有効期限などを一目見ただけで判別可能にするとともに、使用時にクーポンを受け取る店舗や、使用され回収されたクーポンを集計する者にとっても、いつ発行されたクーポンか、有効期限内か、などの判別が一目で可能になるシステムを提供することができる。
さらに本発明によれば、クーポンがどこの店舗で使用できるのか、あるいはクーポンの有効期限などの確認に際し、紙媒体のクーポン、デジタルデータのクーポンだけではなく、使用可能な店舗等の店頭においても連動して利用でき、判別が可能なシステムを提供することができる。
また、クーポンを掲載・発行し配布する店舗等に対し、紙媒体の発行者・システム管理者側の担当営業者などがデータを活用することができ、店舗等への営業などの業務においても便宜となり、さらに参加店舗においてもデータ活用をすることができるシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの第一の実施形態の基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明のシステムの第二の実施形態の基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
【図3】参加店舗情報記憶手段に記憶される参加店舗に関する情報の一例を示すデータ模式図である。
【図4】クーポン情報記憶手段に記憶されるデータの一例を示すデータ模式図である。
【図5】クーポン情報記憶手段に記憶されるデータの別の一例を示すデータ模式図である。
【図6】クーポン期間記憶手段に記憶されるデータの一例を示すデータ模式図である。
【図7】クーポン期間記憶手段に記憶されるデータの別の一例を示すデータ模式図である。
【図8】出力されたクーポン期間識別データを含む識別表示物の一例を示す図である。
【図9】出力されたクーポン期間識別データを含む識別表示物の一例を示す図である。
【図10】期間認証手段により認証を行うための期間認証データの一例を示す図である。
【図11】期間認証手段により認証を行うための期間認証データの一例を示す図である。
【図12】クーポン発行情報記憶手段に記憶される発行スペース情報の一例を示すデータ模式図である。
【図13】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図17】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図18】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
Claims (22)
- 紙媒体において発行される複数の参加店舗のクーポンを利用して運営されるクーポンシステムを管理するために、入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ端末を用いて情報処理を行うシステムであって、
クーポンシステムに参加してクーポンを発行する参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段と、
紙媒体の発行ごとに、発行されたクーポンに関する情報を、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶するクーポン発行情報記憶手段と、
紙媒体の発行ごとに設定されるクーポン期間識別データを記憶するクーポン期間記憶手段と、
参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行した場合には、該当するクーポンを識別する紙媒体ID・発行スペースID・その他のクーポン識別データを、前記のクーポン発行情報記憶手段に、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する識別データ付与手段と、
紙媒体の発行ごとに、対応するクーポン期間に利用可能なクーポンを発行した参加店舗に関する情報を、前記の参加店舗情報記憶手段を参照して抽出するクーポン発行参加店舗抽出手段とを少なくとも備え、
該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、出力可能にされたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項1に記載の発明において、
前記のクーポン期間識別データは、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせであって、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗に関する情報を抽出し、クーポン期間識別データを含む識別表示物を出力可能にされたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項2に記載の発明において、
クーポン期間識別データを含む識別表示物は、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせを含む印刷物であって、参加店舗に固着して表示可能な識別表示物であることを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
前記の参加店舗情報記憶手段には、参加店舗を担当するクーポンシステム運営者の担当者情報が記憶されており、該当するクーポン期間に対応するクーポン識別データが付与された参加店舗を担当する担当者情報を抽出し、出力可能にされたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、
前記システムにはさらに、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段が備えられたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項5に記載の発明において、
前記のクーポン情報には、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせからなるクーポン期間識別データが含まれたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、
参加店舗に関する情報を記憶する参加店舗情報記憶手段、紙媒体の発行ごとに発行されたクーポンに関する情報を記憶するクーポン発行情報記憶手段、デジタルデータからなるクーポン情報を記憶するクーポン情報記憶手段の内の少なくともいずれかに対し、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを利用するユーザーが備えるユーザー端末からアクセス可能にされたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項7に記載の発明において、
前記システムには、紙媒体の発行ごとに付与される紙媒体ID、または前記の紙媒体IDおよびユーザーごとに付与されるユーザーIDを用いて、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロードするユーザーの期間認証を行う期間認証手段が備えられたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項7または8のいずれかに記載の発明において、
前記の参加店舗情報記憶手段には、参加店舗IDと、参加店舗IDに関連付けられて設定され記憶されている電子メールアドレスまたはURLが記憶されており、該当する参加店舗の電子メールアドレスまたはURLに対しあらかじめ定める所定コマンド形式の電子メール、ウェブメールまたは所定コマンドを含むデータを送信することにより、クーポン情報記憶手段に記憶されたクーポンをダウンロード可能にされたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、
前記のクーポン発行情報記憶手段には、紙媒体の発行ごとに、当該紙媒体において発行可能なクーポンのスペースに関する発行スペース情報が設定され記憶されており、
参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行する場合には、クーポン発行情報を、前記の発行スペース情報と、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する発行情報付与手段が、前記システムにさらに備えられたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項10に記載の発明において、
前記の発行スペース情報に関連付けられて、クーポン発行価格情報が記憶されていることを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項10または11に記載の発明において、
前記の発行情報付与手段は、前記システムの管理者が備える管理者端末において入力された発行情報を受領して記憶することを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項10または11に記載の発明において、
前記の発行情報付与手段は、前記システムに対し、インターネットに代表されるネットワークを介して、クーポンを発行する参加店舗が備える参加店舗端末からアクセスして入力された発行情報を受領して記憶可能にされたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項10〜13に記載の発明において、
前記のクーポン発行情報は、参加店舗がクーポン発行を申し込んだ仮発行情報であって、仮発行情報には、希望価格、希望スペースの内の少なくともいずれかが含まれており、複数の仮発行情報の中から価格条件またはスペース条件に合致した仮発行情報をクーポン発行情報として決定する発行決定手段が備えられたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項10〜14のいずれかに記載の発明において、
前記システムは、クレジットカード会社その他の金融機関システムと連携して備えられ、
参加店舗が前記の紙媒体においてクーポンを発行する場合には、クーポン発行情報を、当該クーポン発行価格情報と、前記の参加店舗情報に関連付けて記憶する発行料金情報記憶手段が、前記システムにさらに備えられたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項1〜15のいずれかに記載の発明において、
前記システムにはさらに、前記の紙媒体においてクーポンを発行した複数の参加店舗の中から、当選店舗を決定し、当選店舗識別データを前記のクーポン発行情報記憶手段に記憶する、当選店舗識別データ付与手段が備えられたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項16に記載の発明において、
当選店舗識別データが付与された参加店舗に関する情報を、前記の参加店舗情報記憶手段を参照して抽出する当選店舗抽出手段が備えられ、
前記の当選店舗識別データは、色彩、図形、文字、数字、符号またはこれらの組み合わせであって、当選店舗に関する情報を抽出し、当選店舗識別データを含む識別表示物を出力可能にされたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項1〜17のいずれかに記載の発明において、
前記システムにはさらに、発行されたクーポン情報の内、各参加店舗において使用されたクーポンに関する使用済情報を付与し、使用済情報記憶手段に記憶する使用済情報付与手段が備えられたことを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項18に記載の発明において、
前記の使用済情報には、少なくとも参加店舗IDと、クーポン期間識別データとが含まれることを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項18または19のいずれかに記載の発明において、前記の使用済情報付与手段は、画像読み取り手段またはデジタルデータ読み取り手段であることを特徴とする、クーポンシステム。
- 請求項18〜20のいずれかに記載の発明において、
前記の使用済情報に関連付けられて、ユーザーIDが使用済情報記憶手段に記憶されることを特徴とする、クーポンシステム。 - 請求項18〜21のいずれかに記載の発明において、
前記の使用済情報に関連付けられて記憶される、ユーザーIDまたは参加店舗IDを使用済情報記憶手段に記憶することにより、該当するユーザーまたは参加店舗に対し、抽選応募資格が付与されることを特徴とする、クーポンシステム。
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