JP2012218417A - 描画方法および描画装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の描画装置では、画像形成する際のノズルの使用率が低下してしまう。
【解決手段】複数のノズルにおいて、1つのノズルから1回の吐出動作で液滴を吐出させたときに複数のドットを形成するノズルであるサテライトノズルと、1つのノズルから1回の吐出動作で液滴を吐出させたときに1つのドットを形成するノズルである単発ノズルと、が含まれるときに、前記サテライトノズルが1回の吐出動作で形成する複数のドットと、前記単発ノズルが形成するドットとを重ねて形成することを特徴とする描画方法。
【選択図】図8
【解決手段】複数のノズルにおいて、1つのノズルから1回の吐出動作で液滴を吐出させたときに複数のドットを形成するノズルであるサテライトノズルと、1つのノズルから1回の吐出動作で液滴を吐出させたときに1つのドットを形成するノズルである単発ノズルと、が含まれるときに、前記サテライトノズルが1回の吐出動作で形成する複数のドットと、前記単発ノズルが形成するドットとを重ねて形成することを特徴とする描画方法。
【選択図】図8
Description
本発明は、描画方法および描画装置等に関する。
従来、描画装置の1つであるインクジェット記録装置において、インク滴を吐出するノズルを有するヘッドにサテライトが発生するノズルがある場合、画像のエッジを形成するときに、サテライトの目立たないノズルのみを使用して画像を形成するインクジェット記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載されたインクジェット記録装置では、画像のエッジ部分をシャープに形成することができるので、画像品位を向上させることができる。
しかしながら、上記のインクジェット記録装置では、サテライトが発生するノズルがあった場合は、使用可能なノズルの数が減ってしまうので画像形成する際のノズルの使用率が低下してしまうという課題があった。
しかしながら、上記のインクジェット記録装置では、サテライトが発生するノズルがあった場合は、使用可能なノズルの数が減ってしまうので画像形成する際のノズルの使用率が低下してしまうという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]液状体を液滴として吐出する複数のノズルが設けられた吐出ヘッドとワークとを対向させた状態で、前記吐出ヘッドに対する前記ワークの位置を変化させながら、前記複数のノズルから前記ワークに向けて選択的に前記液滴を吐出させることによって前記ワークに前記液滴でドットを形成してパターンを描画するときに、前記複数のノズルにおいて、1つの前記ノズルから1回の吐出動作で前記液滴を吐出させたときに複数の前記ドットを形成するノズルであるサテライトノズルと、1つの前記ノズルから1回の吐出動作で前記液滴を吐出させたときに1つの前記ドットを形成するノズルである単発ノズルと、が含まれるときに、前記サテライトノズルが1回の吐出動作で形成する前記複数のドットと、前記単発ノズルが形成する前記ドットとを重ねて形成することを特徴とする描画方法。
この適用例では、ワークに液滴でドットを形成してパターンを描画するときに、複数のノズルにサテライトノズルと単発ノズルとが含まれるときに、サテライトノズルが1回の吐出動作で形成する複数のドットと、単発ノズルが形成するドットとを重ねて形成するので、サテライトノズルでの複数のドットを目立たせにくくすることができる。サテライトノズルは、1つのノズルから1回の吐出動作で液滴を吐出させたときに複数のドットを形成するノズルである。単発ノズルは、1つのノズルから1回の吐出動作で液滴を吐出させたときに1つのドットを形成するノズルである。
上記により、サテライトノズルがあってもノズルの使用率を低下させにくくすることができる。
上記により、サテライトノズルがあってもノズルの使用率を低下させにくくすることができる。
[適用例2]上記の描画方法であって、前記サテライトノズルが1回の吐出動作で形成した前記複数のドットに、前記単発ノズルで前記ドットを重ねて形成することを特徴とする描画方法。
この適用例では、サテライトノズルが1回の吐出動作で形成した複数のドットに、単発ノズルでドットを重ねて形成するので、サテライトノズルでの複数のドットを目立たせにくくすることができる。
[適用例3]上記の描画方法であって、前記パターンの境界部の描画において、前記サテライトノズルに対する吐出動作のタイミングを、前記単発ノズルに対する吐出動作のタイミングよりも早くすることを特徴とする描画方法。
この適用例では、パターンの境界部の描画において、サテライトノズルに対する吐出動作のタイミングを、単発ノズルに対する吐出動作のタイミングよりも早くするので、サテライトノズルでの複数のドットをパターンの境界部よりも内側に配置しやすくすることができる。これにより、パターンの境界部においても、サテライトノズルでの複数のドットを目立たせにくくすることができる。
[適用例4]液状体を液滴として吐出する複数のノズルが設けられた吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドから吐出される前記液滴でドットが形成されることによって前記液状体のパターンが描画されるワークを支持する支持装置と、前記吐出ヘッドに対する前記支持装置の位置を変化させる変位装置と、前記吐出ヘッドの駆動及び前記変位装置の駆動を制御することによって、前記吐出ヘッドと前記ワークとを対向させた状態で、前記吐出ヘッドに対する前記ワークの位置を変化させながら、前記複数のノズルから前記ワークに向けて選択的に前記液滴を吐出させる描画制御部と、を有し、前記描画制御部は、前記複数のノズルに、1つの前記ノズルから1回の吐出動作で前記液滴を吐出させたときに複数の前記ドットを形成するノズルであるサテライトノズルと、1つの前記ノズルから1回の吐出動作で前記液滴を吐出させたときに1つの前記ドットを形成するノズルである単発ノズルと、が含まれるときに、前記サテライトノズルが1回の吐出動作で形成する前記複数のドットと、前記単発ノズルが形成する前記ドットとを、重ねて形成することを特徴とする描画装置。
この適用例の描画装置は、吐出ヘッドと、支持装置と、変位装置と、描画制御部と、を有する。吐出ヘッドには、液状体を液滴として吐出する複数のノズルが設けられている。支持装置は、パターンが描画されるワークを支持する。ワークには、吐出ヘッドから吐出される液滴でドットが形成されることによって、液状体のパターンが描画される。
変位装置は、吐出ヘッドに対する支持装置の位置を変化させる。描画制御部は、吐出ヘッドの駆動及び変位装置の駆動を制御することによって、吐出ヘッドとワークとを対向させた状態で、吐出ヘッドに対するワークの位置を変化させながら、複数のノズルからワークに向けて選択的に液滴を吐出させる。上記の構成により、ワークに液状体でパターンを描画することができる。
また、この描画装置では、複数のノズルにサテライトノズルと単発ノズルとが含まれるときに、描画制御部は、サテライトノズルが1回の吐出動作で形成する複数のドットと、単発ノズルが形成するドットとを重ねて形成させるので、サテライトノズルでの複数のドットを目立たせにくくすることができる。サテライトノズルは、1つのノズルから1回の吐出動作で液滴を吐出させたときに複数のドットを形成するノズルである。単発ノズルは、1つのノズルから1回の吐出動作で液滴を吐出させたときに1つのドットを形成するノズルである。
上記により、サテライトノズルがあってもノズルの使用率を低下させにくくすることができる。
変位装置は、吐出ヘッドに対する支持装置の位置を変化させる。描画制御部は、吐出ヘッドの駆動及び変位装置の駆動を制御することによって、吐出ヘッドとワークとを対向させた状態で、吐出ヘッドに対するワークの位置を変化させながら、複数のノズルからワークに向けて選択的に液滴を吐出させる。上記の構成により、ワークに液状体でパターンを描画することができる。
また、この描画装置では、複数のノズルにサテライトノズルと単発ノズルとが含まれるときに、描画制御部は、サテライトノズルが1回の吐出動作で形成する複数のドットと、単発ノズルが形成するドットとを重ねて形成させるので、サテライトノズルでの複数のドットを目立たせにくくすることができる。サテライトノズルは、1つのノズルから1回の吐出動作で液滴を吐出させたときに複数のドットを形成するノズルである。単発ノズルは、1つのノズルから1回の吐出動作で液滴を吐出させたときに1つのドットを形成するノズルである。
上記により、サテライトノズルがあってもノズルの使用率を低下させにくくすることができる。
図面を参照しながら、記録装置の1つである液滴吐出装置を例に、実施形態について説明する。なお、各図面において、それぞれの構成を認識可能な程度の大きさにするために、構成や部材の縮尺が異なっていることがある。
本実施形態における液滴吐出装置1は、概略の構成を示す斜視図である図1に示すように、ワーク搬送装置3と、キャリッジ7と、キャリッジ搬送装置11と、撮像装置12と、を有している。
キャリッジ7には、ヘッドユニット13と、2個の照射装置15と、が設けられている。
液滴吐出装置1では、ヘッドユニット13と基板などのワークWとの平面視での相対位置を変化させつつ、ヘッドユニット13から液状体を液滴として吐出させることによって、ワークWに液状体で所望のパターンを描画することができる。なお、図中のY方向はワークWの移動方向を示し、X方向は平面視でY方向とは直交する方向を示している。また、X方向及びY方向によって規定されるXY平面と直交する方向は、Z方向として規定される。
キャリッジ7には、ヘッドユニット13と、2個の照射装置15と、が設けられている。
液滴吐出装置1では、ヘッドユニット13と基板などのワークWとの平面視での相対位置を変化させつつ、ヘッドユニット13から液状体を液滴として吐出させることによって、ワークWに液状体で所望のパターンを描画することができる。なお、図中のY方向はワークWの移動方向を示し、X方向は平面視でY方向とは直交する方向を示している。また、X方向及びY方向によって規定されるXY平面と直交する方向は、Z方向として規定される。
このような液滴吐出装置1は、例えば、樹脂フィルムなどのように、液状体が浸透しにくい記録媒体への描画に適用され得る。
ここで、液滴吐出装置1の各構成について、詳細を説明する。
ワーク搬送装置3は、図1に示すように、定盤21と、ガイドレール23aと、ガイドレール23bと、ワークテーブル25と、を有している。
定盤21は、例えば石などの熱膨張係数が小さい材料で構成されており、Y方向に沿って延びるように据えられている。ガイドレール23a及びガイドレール23bは、定盤21の上面21a上に配設されている。ガイドレール23a及びガイドレール23bは、それぞれ、Y方向に沿って延在している。ガイドレール23aとガイドレール23bとは、互いにX方向に隙間をあけた状態で並んでいる。
ワーク搬送装置3は、図1に示すように、定盤21と、ガイドレール23aと、ガイドレール23bと、ワークテーブル25と、を有している。
定盤21は、例えば石などの熱膨張係数が小さい材料で構成されており、Y方向に沿って延びるように据えられている。ガイドレール23a及びガイドレール23bは、定盤21の上面21a上に配設されている。ガイドレール23a及びガイドレール23bは、それぞれ、Y方向に沿って延在している。ガイドレール23aとガイドレール23bとは、互いにX方向に隙間をあけた状態で並んでいる。
ワークテーブル25は、ガイドレール23a及びガイドレール23bを挟んで定盤21の上面21aに対向した状態で設けられている。ワークテーブル25は、定盤21から浮いた状態でガイドレール23a及びガイドレール23b上に載置されている。ワークテーブル25は、ワークWが載置される面である載置面25aを有している。載置面25aは、定盤21側とは反対側(上側)に向けられている。ワークテーブル25は、ガイドレール23a及びガイドレール23bによってY方向に沿って案内され、定盤21上をY方向に沿って往復移動可能に構成されている。
ワークテーブル25は、図示しない移動機構及び動力源によって、Y方向に往復動可能に構成されている。移動機構としては、例えば、ボールねじやリニアガイドなどを利用した機構が採用され得る。また、本実施形態では、ワークテーブル25をY方向に沿って移動させるための動力源として、図示しないワーク搬送モーターが採用されている。ワーク搬送モーターとしては、ステッピングモーター、サーボモーター、リニアモーターなどの種々のモーターが採用され得る。
ワーク搬送モーターからの動力は、移動機構を介してワークテーブル25に伝達される。これにより、ワークテーブル25は、ガイドレール23a及びガイドレール23bに沿って、すなわちY方向に沿って往復移動することができる。つまり、ワーク搬送装置3は、ワークテーブル25の載置面25aに載置されたワークWを、Y方向に沿って往復移動させることができる。
ワークテーブル25は、図示しない移動機構及び動力源によって、Y方向に往復動可能に構成されている。移動機構としては、例えば、ボールねじやリニアガイドなどを利用した機構が採用され得る。また、本実施形態では、ワークテーブル25をY方向に沿って移動させるための動力源として、図示しないワーク搬送モーターが採用されている。ワーク搬送モーターとしては、ステッピングモーター、サーボモーター、リニアモーターなどの種々のモーターが採用され得る。
ワーク搬送モーターからの動力は、移動機構を介してワークテーブル25に伝達される。これにより、ワークテーブル25は、ガイドレール23a及びガイドレール23bに沿って、すなわちY方向に沿って往復移動することができる。つまり、ワーク搬送装置3は、ワークテーブル25の載置面25aに載置されたワークWを、Y方向に沿って往復移動させることができる。
ヘッドユニット13は、キャリッジ7を図1中のA視方向に見たときの正面図である図2に示すように、ヘッドプレート31と、吐出ヘッド33と、を有している。
吐出ヘッド33は、底面図である図3に示すように、ノズル面35を有している。ノズル面35には、複数のノズル37が形成されている。なお、図3では、ノズル37をわかりやすく示すため、ノズル37が誇張され、且つノズル37の個数が減じられている。
吐出ヘッド33において、複数のノズル37は、Y方向に沿って配列するノズル列39を構成している。ノズル列39において、複数のノズル37は、Y方向に沿って所定のノズル間隔Pで形成されている。本実施形態では、複数のノズル37には、それぞれ、個別の番号が付されている。複数のノズル37は、それぞれ、個別の番号によって識別され得る。
吐出ヘッド33は、底面図である図3に示すように、ノズル面35を有している。ノズル面35には、複数のノズル37が形成されている。なお、図3では、ノズル37をわかりやすく示すため、ノズル37が誇張され、且つノズル37の個数が減じられている。
吐出ヘッド33において、複数のノズル37は、Y方向に沿って配列するノズル列39を構成している。ノズル列39において、複数のノズル37は、Y方向に沿って所定のノズル間隔Pで形成されている。本実施形態では、複数のノズル37には、それぞれ、個別の番号が付されている。複数のノズル37は、それぞれ、個別の番号によって識別され得る。
2個の照射装置15は、図2に示すように、それぞれ、X方向にヘッドユニット13を挟んで互いに対峙する位置に設けられている。以下において、2個の照射装置15のそれぞれを識別する場合に、照射装置15a及び照射装置15bという表記が用いられる。
照射装置15a及び照射装置15bは、それぞれ、紫外光41を発する光源43を有している。光源43からの紫外光41は、吐出ヘッド33から吐出された機能液53(液状体)の硬化を促進させる。機能液53は、紫外光41の照射を受けると、硬化が促進する。
光源43としては、例えば、LED、LD、水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、エキシマランプ等の種々の光源43が採用され得る。
なお、本実施形態では、光源43のY方向における長さは、吐出ヘッド33のノズル列39を網羅する長さに設定されている。
なお、照射装置15aの光源43と、照射装置15bの光源43とは、それぞれ、吐出ヘッド33のノズル面35がX方向に沿って描く軌跡に、平面視で重なっている。
照射装置15a及び照射装置15bは、それぞれ、紫外光41を発する光源43を有している。光源43からの紫外光41は、吐出ヘッド33から吐出された機能液53(液状体)の硬化を促進させる。機能液53は、紫外光41の照射を受けると、硬化が促進する。
光源43としては、例えば、LED、LD、水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、エキシマランプ等の種々の光源43が採用され得る。
なお、本実施形態では、光源43のY方向における長さは、吐出ヘッド33のノズル列39を網羅する長さに設定されている。
なお、照射装置15aの光源43と、照射装置15bの光源43とは、それぞれ、吐出ヘッド33のノズル面35がX方向に沿って描く軌跡に、平面視で重なっている。
吐出ヘッド33は、図2中のB−B線における断面図である図4に示すように、ノズルプレート46と、キャビティープレート47と、振動板48と、複数の圧電素子49と、を有している。
ノズルプレート46は、ノズル面35を有している。複数のノズル37は、ノズルプレート46に設けられている。
キャビティープレート47は、ノズルプレート46のノズル面35とは反対側の面に設けられている。キャビティープレート47には、複数のキャビティー51が形成されている。各キャビティー51は、各ノズル37に対応して設けられており、対応する各ノズル37に連通している。各キャビティー51には、図示しないタンクから機能液53が供給される。
ノズルプレート46は、ノズル面35を有している。複数のノズル37は、ノズルプレート46に設けられている。
キャビティープレート47は、ノズルプレート46のノズル面35とは反対側の面に設けられている。キャビティープレート47には、複数のキャビティー51が形成されている。各キャビティー51は、各ノズル37に対応して設けられており、対応する各ノズル37に連通している。各キャビティー51には、図示しないタンクから機能液53が供給される。
振動板48は、キャビティープレート47のノズルプレート46側とは反対側の面に設けられている。振動板48は、Z方向に振動(縦振動)することによって、キャビティー51内の容積を拡大したり、縮小したりする。
複数の圧電素子49は、それぞれ、振動板48のキャビティープレート47側とは反対側の面に設けられている。各圧電素子49は、各キャビティー51に対応して設けられており、振動板48を挟んで各キャビティー51に対向している。各圧電素子49は、駆動信号に基づいて、伸長する。これにより、振動板48がキャビティー51内の容積を縮小する。このとき、キャビティー51内の機能液53に圧力が付与される。その結果、ノズル37から、機能液53が液滴55として吐出される。吐出ヘッド33による液滴55の吐出法は、インクジェット法の1つである。インクジェット法は、塗布法の1つである。
複数の圧電素子49は、それぞれ、振動板48のキャビティープレート47側とは反対側の面に設けられている。各圧電素子49は、各キャビティー51に対応して設けられており、振動板48を挟んで各キャビティー51に対向している。各圧電素子49は、駆動信号に基づいて、伸長する。これにより、振動板48がキャビティー51内の容積を縮小する。このとき、キャビティー51内の機能液53に圧力が付与される。その結果、ノズル37から、機能液53が液滴55として吐出される。吐出ヘッド33による液滴55の吐出法は、インクジェット法の1つである。インクジェット法は、塗布法の1つである。
上記の構成を有する吐出ヘッド33は、図2に示すように、ノズル面35がヘッドプレート31から突出した状態で、ヘッドプレート31に支持されている。
キャリッジ7は、図2に示すように、ヘッドユニット13を支持している。ここで、ヘッドユニット13は、ノズル面35がZ方向の下方に向けられた状態でキャリッジ7に支持されている。
上記により、ワークWには、吐出ヘッド33から機能液53が塗布され得る。
なお、本実施形態では、縦振動型の圧電素子49が採用されているが、機能液53に圧力を付与するための加圧手段は、これに限定されず、例えば、下電極と圧電体層と上電極とを積層形成した撓み変形型の圧電素子も採用され得る。また、加圧手段としては、振動板と電極との間に静電気を発生させて、静電気力によって振動板を変形させてノズルから液滴を吐出させるいわゆる静電式アクチュエーターなども採用され得る。さらに、発熱体を用いてノズル内に泡を発生させ、その泡によって機能液に圧力を付与する構成も採用され得る。
キャリッジ7は、図2に示すように、ヘッドユニット13を支持している。ここで、ヘッドユニット13は、ノズル面35がZ方向の下方に向けられた状態でキャリッジ7に支持されている。
上記により、ワークWには、吐出ヘッド33から機能液53が塗布され得る。
なお、本実施形態では、縦振動型の圧電素子49が採用されているが、機能液53に圧力を付与するための加圧手段は、これに限定されず、例えば、下電極と圧電体層と上電極とを積層形成した撓み変形型の圧電素子も採用され得る。また、加圧手段としては、振動板と電極との間に静電気を発生させて、静電気力によって振動板を変形させてノズルから液滴を吐出させるいわゆる静電式アクチュエーターなども採用され得る。さらに、発熱体を用いてノズル内に泡を発生させ、その泡によって機能液に圧力を付与する構成も採用され得る。
本実施形態では、機能液53として、光の照射を受けることによって硬化が促進する機能液53が採用されている。本実施形態では、機能液53の硬化を促進させる光として紫外光41が採用されている。
機能液53は、樹脂材料、光重合開始剤及び溶媒を、成分として含んでいる。これらの成分に、顔料や染料等の色素や、親液性や撥液性等の表面改質材料などの機能性材料を添加することによって固有の機能を有する機能液53を生成することができる。顔料や染料等の色素を含有する機能液53は、例えば、ワークWに描画する画像を形成するための機能液53として採用され得る。以下において、ワークWに描画する画像を形成するための機能液53は、画像塗料と呼ばれる。
機能液53は、樹脂材料、光重合開始剤及び溶媒を、成分として含んでいる。これらの成分に、顔料や染料等の色素や、親液性や撥液性等の表面改質材料などの機能性材料を添加することによって固有の機能を有する機能液53を生成することができる。顔料や染料等の色素を含有する機能液53は、例えば、ワークWに描画する画像を形成するための機能液53として採用され得る。以下において、ワークWに描画する画像を形成するための機能液53は、画像塗料と呼ばれる。
また、機能液53の成分としての樹脂材料に、例えば、アクリル系の樹脂材料などの光透過性を有する樹脂材料を採用することによって、光透過性を有する機能液53を構成することができる。このような光透過性を有する機能液53は、例えば、クリアインクとしての用途が考えられる。以下において、光透過性を有する機能液53は、透光塗料と呼ばれる。
クリアインクの用途としては、例えば、画像を被覆するオーバーコート層としての用途や、画像を形成する前の下地層としての用途などが考えられる。以下において、下地層として適用される機能液53は、下地塗料と呼ばれる。
下地塗料としては、透光塗料だけでなく、透光塗料に種々の顔料を添加した機能液53を採用することもできる。例えば、白色を呈する機能液53や、金属的な光沢(メタリック)を示す機能液53なども、下地塗料として採用され得る。
クリアインクの用途としては、例えば、画像を被覆するオーバーコート層としての用途や、画像を形成する前の下地層としての用途などが考えられる。以下において、下地層として適用される機能液53は、下地塗料と呼ばれる。
下地塗料としては、透光塗料だけでなく、透光塗料に種々の顔料を添加した機能液53を採用することもできる。例えば、白色を呈する機能液53や、金属的な光沢(メタリック)を示す機能液53なども、下地塗料として採用され得る。
機能液53における樹脂材料は、樹脂膜を形成する材料である。このような樹脂材料としては、常温で液状であり、重合させることによってポリマーとなる材料であれば特に限定されない。樹脂材料としては、粘性が小さいものが好ましく、オリゴマーの形態であるのが好ましい。さらに、樹脂材料としては、モノマーの形態であることが一層好ましい。
光重合開始剤は、ポリマーの架橋性基に作用して架橋反応を進行させる添加剤である。光重合開始剤としては、例えば、ベンジルジメチルケタールなどが採用され得る。本実施形態では、光重合開始剤として、ラジカル型の光重合開始剤が採用されている。ラジカル型の光重合開始剤としては、例えば、チバ・ジャパン(株)社製のイルガキュア819などが採用され得る。
溶媒は、樹脂材料の粘度を調整するためのものである。
光重合開始剤は、ポリマーの架橋性基に作用して架橋反応を進行させる添加剤である。光重合開始剤としては、例えば、ベンジルジメチルケタールなどが採用され得る。本実施形態では、光重合開始剤として、ラジカル型の光重合開始剤が採用されている。ラジカル型の光重合開始剤としては、例えば、チバ・ジャパン(株)社製のイルガキュア819などが採用され得る。
溶媒は、樹脂材料の粘度を調整するためのものである。
キャリッジ搬送装置11は、図1に示すように、架台101と、ガイドレール103と、を有している。
架台101は、X方向に延在しており、ワーク搬送装置3をX方向にまたいでいる。架台101は、ワークテーブル25の定盤21側とは反対側で、ワーク搬送装置3に対向している。架台101は、一対の支柱107によって支持されている。一対の支柱107は、定盤21を挟んでX方向に互いに対峙する位置に設けられている。
なお、以下においては、一対の支柱107のそれぞれを識別する場合に、支柱107a及び支柱107bという表記が用いられる。支柱107a及び支柱107bは、それぞれ、ワークテーブル25よりもZ方向の上方に突出している。これにより、架台101とワークテーブル25との間には、隙間が保たれている。
架台101は、X方向に延在しており、ワーク搬送装置3をX方向にまたいでいる。架台101は、ワークテーブル25の定盤21側とは反対側で、ワーク搬送装置3に対向している。架台101は、一対の支柱107によって支持されている。一対の支柱107は、定盤21を挟んでX方向に互いに対峙する位置に設けられている。
なお、以下においては、一対の支柱107のそれぞれを識別する場合に、支柱107a及び支柱107bという表記が用いられる。支柱107a及び支柱107bは、それぞれ、ワークテーブル25よりもZ方向の上方に突出している。これにより、架台101とワークテーブル25との間には、隙間が保たれている。
ガイドレール103は、架台101の定盤21側に設けられている。ガイドレール103は、X方向に沿って延在しており、架台101のX方向における幅にわたって設けられている。
前述したキャリッジ7は、ガイドレール103に支持されている。キャリッジ7がガイドレール103に支持された状態において、吐出ヘッド33のノズル面35は、Z方向においてワークテーブル25側に向いている。キャリッジ7は、ガイドレール103によってX方向に沿って案内され、X方向に往復動可能な状態でガイドレール103に支持されている。なお、平面視で、キャリッジ7がワークテーブル25に重なっている状態において、ノズル面35とワークテーブル25の載置面25aとは、互いに隙間を保った状態で対向する。
前述したキャリッジ7は、ガイドレール103に支持されている。キャリッジ7がガイドレール103に支持された状態において、吐出ヘッド33のノズル面35は、Z方向においてワークテーブル25側に向いている。キャリッジ7は、ガイドレール103によってX方向に沿って案内され、X方向に往復動可能な状態でガイドレール103に支持されている。なお、平面視で、キャリッジ7がワークテーブル25に重なっている状態において、ノズル面35とワークテーブル25の載置面25aとは、互いに隙間を保った状態で対向する。
キャリッジ7は、図示しない移動機構及び動力源によって、X方向に往復動可能に構成されている。移動機構としては、例えば、ボールねじやリニアガイドなどを利用した機構が採用され得る。また、本実施形態では、キャリッジ7をX方向に沿って移動させるための動力源として、図示しないキャリッジ搬送モーターが採用されている。キャリッジ搬送モーターとしては、ステッピングモーター、サーボモーター、リニアモーターなどの種々のモーターが採用され得る。
キャリッジ搬送モーターからの動力は、移動機構を介してキャリッジ7に伝達される。これにより、キャリッジ7は、ガイドレール103に沿って、すなわちX方向に沿って往復移動することができる。つまり、キャリッジ搬送装置11は、キャリッジ7に支持されたヘッドユニット13を、X方向に沿って往復移動させることができる。
上記の構成を有する液滴吐出装置1では、吐出ヘッド33をワークWに対向させた状態で、吐出ヘッド33とワークWとを相対的に往復移動させながら、吐出ヘッド33から液滴55を吐出させることによって、ワークWへのパターンの描画が行われる。
キャリッジ搬送モーターからの動力は、移動機構を介してキャリッジ7に伝達される。これにより、キャリッジ7は、ガイドレール103に沿って、すなわちX方向に沿って往復移動することができる。つまり、キャリッジ搬送装置11は、キャリッジ7に支持されたヘッドユニット13を、X方向に沿って往復移動させることができる。
上記の構成を有する液滴吐出装置1では、吐出ヘッド33をワークWに対向させた状態で、吐出ヘッド33とワークWとを相対的に往復移動させながら、吐出ヘッド33から液滴55を吐出させることによって、ワークWへのパターンの描画が行われる。
撮像装置12は、定盤21のY方向における一端側に設けられている。撮像装置12は、ワークWに吐出された液滴55がワークW上に形成するドットを撮像する装置である。
撮像装置12は、カメラ108と、図示しない同軸落射照明と、を有している。カメラ108は、図示しない撮像素子を有している。撮像素子としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)などが採用され得る。
同軸落射照明は、カメラ108の光軸に対して同軸でワークW側を照明する。カメラ108によるドットの撮像は、同軸落射照明を点灯させた状態で行われる。
撮像装置12は、カメラ108と、図示しない同軸落射照明と、を有している。カメラ108は、図示しない撮像素子を有している。撮像素子としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)などが採用され得る。
同軸落射照明は、カメラ108の光軸に対して同軸でワークW側を照明する。カメラ108によるドットの撮像は、同軸落射照明を点灯させた状態で行われる。
カメラ108は、支柱109の梁部109aからZ方向の下方に向かって吊り下げられている。
支柱109は、定盤21のY方向における一端側に設けられており、平面視で、X方向に定盤21をまたいでいる。
カメラ108は、平面視で、定盤21に重なる位置に設けられている。なお、ワークテーブル25とカメラ108とが平面視で互いに重畳した状態において、ワークテーブル25とカメラ108との間に隙間が保たれている。
上記の構成により、ワークテーブル25は、平面視で、カメラ108に重畳し得る。このため、ワークWに形成されたドットをカメラ108を介して撮像することができる。
支柱109は、定盤21のY方向における一端側に設けられており、平面視で、X方向に定盤21をまたいでいる。
カメラ108は、平面視で、定盤21に重なる位置に設けられている。なお、ワークテーブル25とカメラ108とが平面視で互いに重畳した状態において、ワークテーブル25とカメラ108との間に隙間が保たれている。
上記の構成により、ワークテーブル25は、平面視で、カメラ108に重畳し得る。このため、ワークWに形成されたドットをカメラ108を介して撮像することができる。
液滴吐出装置1では、1つのノズル37から1回の吐出動作で液滴55を吐出させたときに、図5に示すように、複数のドットDtが形成されることがある。これは、図6に示すように、1回の吐出動作で1つのノズル37から、複数の液滴55が吐出されることに起因する。1つのノズル37から1回の吐出動作で吐出される複数の液滴55には、サテライト55Sと呼ばれる液滴55が含まれている。以下において、1回の吐出動作で複数のドットDtを形成するノズル37をサテライトノズル37Sと呼ぶ。また、サテライト55Sによって形成されたドットDtを、サテライトドットDtSと呼ぶ。
サテライトノズル37Sの存在は、描画における品位の低下につながりやすい。
本実施形態の液滴吐出装置1では、撮像装置12でドットDtを検出することによって、サテライトノズル37Sの発生の有無を把握し、サテライトノズル37Sを特定することができる。
サテライトノズル37Sの存在は、描画における品位の低下につながりやすい。
本実施形態の液滴吐出装置1では、撮像装置12でドットDtを検出することによって、サテライトノズル37Sの発生の有無を把握し、サテライトノズル37Sを特定することができる。
液滴吐出装置1は、図7に示すように、上記の各構成の動作を制御する制御部111を有している。制御部111は、CPU(Central Processing Unit)113と、駆動制御部115と、メモリー部117と、を有している。駆動制御部115及びメモリー部117は、バス119を介してCPU113に接続されている。
また、液滴吐出装置1は、キャリッジ搬送モーター121と、ワーク搬送モーター123と、入力装置129と、表示装置131と、を有している。
キャリッジ搬送モーター121、及びワーク搬送モーター123は、それぞれ、入出力インターフェース133とバス119とを介して制御部111に接続されている。また、入力装置129、及び表示装置131も、それぞれ、入出力インターフェース133とバス119とを介して制御部111に接続されている。
また、液滴吐出装置1は、キャリッジ搬送モーター121と、ワーク搬送モーター123と、入力装置129と、表示装置131と、を有している。
キャリッジ搬送モーター121、及びワーク搬送モーター123は、それぞれ、入出力インターフェース133とバス119とを介して制御部111に接続されている。また、入力装置129、及び表示装置131も、それぞれ、入出力インターフェース133とバス119とを介して制御部111に接続されている。
キャリッジ搬送モーター121は、キャリッジ7を駆動するための動力を発生させる。ワーク搬送モーター123は、ワークテーブル25を駆動するための動力を発生させる。
入力装置129は、各種の加工条件を入力する装置である。表示装置131は、加工条件や、作業状況を表示する装置である。液滴吐出装置1を操作するオペレーターは、表示装置131に表示される情報を確認しながら、入力装置129を介して種々の情報を入力することができる。
なお、吐出ヘッド33、照射装置15a及び照射装置15b、並びに撮像装置12も、それぞれ、入出力インターフェース133とバス119とを介して制御部111に接続されている。
入力装置129は、各種の加工条件を入力する装置である。表示装置131は、加工条件や、作業状況を表示する装置である。液滴吐出装置1を操作するオペレーターは、表示装置131に表示される情報を確認しながら、入力装置129を介して種々の情報を入力することができる。
なお、吐出ヘッド33、照射装置15a及び照射装置15b、並びに撮像装置12も、それぞれ、入出力インターフェース133とバス119とを介して制御部111に接続されている。
CPU113は、プロセッサーとして各種の演算処理を行う。駆動制御部115は、各構成の駆動を制御する。メモリー部117は、RAM(Random Access Memory)や、ROM(Read Only Memory)などを含んでいる。メモリー部117には、液滴吐出装置1における動作の制御手順が記述されたプログラムソフト135を記憶する領域や、各種のデータを一時的に展開する領域であるデータ展開部137などが設定されている。データ展開部137に展開されるデータとしては、例えば、描画すべきパターンが示される描画データや、描画処理等のプログラムデータなどが挙げられる。
駆動制御部115は、モーター制御部141と、吐出制御部145と、照射制御部147と、撮像制御部149と、表示制御部151と、を有している。
駆動制御部115は、モーター制御部141と、吐出制御部145と、照射制御部147と、撮像制御部149と、表示制御部151と、を有している。
モーター制御部141は、CPU113からの指令に基づいて、キャリッジ搬送モーター121の駆動と、ワーク搬送モーター123の駆動とを、個別に制御する。
吐出制御部145は、CPU113からの指令に基づいて、吐出ヘッド33の駆動を制御する。
照射制御部147は、CPU113からの指令に基づいて、照射装置15a及び照射装置15bのそれぞれにおける光源43の発光状態を個別に制御する。
撮像制御部149は、CPU113からの指令に基づいて、撮像装置12での撮像を制御する。
表示制御部151は、CPU113からの指令に基づいて、表示装置131の駆動を制御する。
吐出制御部145は、CPU113からの指令に基づいて、吐出ヘッド33の駆動を制御する。
照射制御部147は、CPU113からの指令に基づいて、照射装置15a及び照射装置15bのそれぞれにおける光源43の発光状態を個別に制御する。
撮像制御部149は、CPU113からの指令に基づいて、撮像装置12での撮像を制御する。
表示制御部151は、CPU113からの指令に基づいて、表示装置131の駆動を制御する。
ここで、液滴吐出装置1におけるサテライトノズル37Sのチェック方法について説明する。
サテライトノズル37Sのチェック方法では、ワークWの端(描画する領域の外側)に設けられた検査エリアに、複数のノズル37から液滴55を吐出させて、図8に示すように、ノズル数に対応する複数のドットDtを形成する。これらのドットDtは、撮像装置12によって撮像される。撮像装置12によって撮像された結果に基づいて、サテライトドットDtSの有無が把握される。このとき、サテライトドットDtSの発生が把握されると、このサテライトドットDtSに対応するサテライトノズル37Sが特定される。
サテライトノズル37Sのチェック方法では、ワークWの端(描画する領域の外側)に設けられた検査エリアに、複数のノズル37から液滴55を吐出させて、図8に示すように、ノズル数に対応する複数のドットDtを形成する。これらのドットDtは、撮像装置12によって撮像される。撮像装置12によって撮像された結果に基づいて、サテライトドットDtSの有無が把握される。このとき、サテライトドットDtSの発生が把握されると、このサテライトドットDtSに対応するサテライトノズル37Sが特定される。
次に、液滴吐出装置1における描画処理について説明する。
液滴吐出装置1では、制御部111が入力装置129から入出力インターフェース133及びバス119を介して描画データを受け取ると、CPU113によって図9に示す描画処理が開始される。
ここで、描画データは、機能液53(液状体)でワークWに描画すべきパターンを指示するものであり、描画すべきパターンがビットマップ状に表現されている。ワークWへのパターンの描画は、吐出ヘッド33をワークWに対向させた状態で、吐出ヘッド33とワークWとを相対的に往復移動させながら、吐出ヘッド33から液滴55を所定周期で吐出させることによって行われる。
液滴吐出装置1では、制御部111が入力装置129から入出力インターフェース133及びバス119を介して描画データを受け取ると、CPU113によって図9に示す描画処理が開始される。
ここで、描画データは、機能液53(液状体)でワークWに描画すべきパターンを指示するものであり、描画すべきパターンがビットマップ状に表現されている。ワークWへのパターンの描画は、吐出ヘッド33をワークWに対向させた状態で、吐出ヘッド33とワークWとを相対的に往復移動させながら、吐出ヘッド33から液滴55を所定周期で吐出させることによって行われる。
描画処理では、CPU113は、まず、ステップS1において、キャリッジ搬送指令をモーター制御部141(図7)に出力する。このとき、モーター制御部141は、キャリッジ搬送モーター121の駆動を制御して、キャリッジ7を往路開始位置に移動させる。
ここで、液滴吐出装置1では、描画エリアが設定されている。描画エリアは、図1に示すワークテーブル25によってY方向に沿って描かれる軌跡と、吐出ヘッド33によってX方向に沿って描かれる軌跡とが重なり合う領域である。
そして、往路開始位置は、キャリッジ7をX方向に沿って往復移動させるときの往路が開始する位置である。本実施形態では、往路開始位置は、平面視で、描画エリアの外側に位置している。本実施形態では、往路開始位置は、平面視で、描画エリアの支柱107a側に位置している。
次いで、ステップS2において、CPU113は、ワーク搬送指令をモーター制御部141(図7)に出力する。このとき、モーター制御部141は、ワーク搬送モーター123の駆動を制御して、ワークWを描画エリアに移動させる。
ここで、液滴吐出装置1では、描画エリアが設定されている。描画エリアは、図1に示すワークテーブル25によってY方向に沿って描かれる軌跡と、吐出ヘッド33によってX方向に沿って描かれる軌跡とが重なり合う領域である。
そして、往路開始位置は、キャリッジ7をX方向に沿って往復移動させるときの往路が開始する位置である。本実施形態では、往路開始位置は、平面視で、描画エリアの外側に位置している。本実施形態では、往路開始位置は、平面視で、描画エリアの支柱107a側に位置している。
次いで、ステップS2において、CPU113は、ワーク搬送指令をモーター制御部141(図7)に出力する。このとき、モーター制御部141は、ワーク搬送モーター123の駆動を制御して、ワークWを描画エリアに移動させる。
次いで、ステップS3において、CPU113は、キャリッジ走査指令をモーター制御部141(図7)に出力する。このとき、モーター制御部141は、キャリッジ搬送モーター121の駆動を制御して、キャリッジ7の往復移動を開始させる。
ここで、キャリッジ7の往復移動では、キャリッジ7は、上述した往路開始位置と復路開始位置との間を往復移動する。つまり、往路開始位置から復路開始位置で折り返して往路開始位置に戻る経路がキャリッジ7の1往復である。このため、本実施形態では、往路開始位置から復路開始位置に向かう経路がキャリッジ7の往路である。他方で、復路開始位置から往路開始位置に向かう経路がキャリッジ7の復路である。
なお、復路開始位置は、X方向に描画エリアを挟んで往路開始位置に対峙する位置である。復路開始位置は、平面視で、描画エリアの外側に位置している。このため、往路開始位置と復路開始位置とは、平面視で、描画エリアをX方向に挟んで互いに対峙している。本実施形態では、復路開始位置は、平面視で、描画エリアの支柱107b側に位置している。
ここで、キャリッジ7の往復移動では、キャリッジ7は、上述した往路開始位置と復路開始位置との間を往復移動する。つまり、往路開始位置から復路開始位置で折り返して往路開始位置に戻る経路がキャリッジ7の1往復である。このため、本実施形態では、往路開始位置から復路開始位置に向かう経路がキャリッジ7の往路である。他方で、復路開始位置から往路開始位置に向かう経路がキャリッジ7の復路である。
なお、復路開始位置は、X方向に描画エリアを挟んで往路開始位置に対峙する位置である。復路開始位置は、平面視で、描画エリアの外側に位置している。このため、往路開始位置と復路開始位置とは、平面視で、描画エリアをX方向に挟んで互いに対峙している。本実施形態では、復路開始位置は、平面視で、描画エリアの支柱107b側に位置している。
次いで、ステップS4において、CPU113は、照射装置15aに対する照射指令を照射制御部147(図7)に出力する。このとき、照射制御部147は、照射装置15aの光源43の駆動を制御して、照射装置15aの光源43を点灯させる。
次いで、ステップS5において、CPU113は、吐出ヘッド33の位置が往路における描画開始位置に到達したか否かを判定する。
ここで、描画開始位置は、描画エリア内で吐出ヘッド33から液滴55の吐出を開始させる位置である。
このとき、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達した(Yes)と判定されると、処理がステップS6に移行する。他方で、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達していない(No)と判定されると、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達するまで処理が待機される。
次いで、ステップS6において、CPU113は、吐出指令を吐出制御部145(図7)に出力する。このとき、吐出制御部145は、吐出ヘッド33の駆動を制御して、描画データに基づいて、各ノズル37から液滴55を吐出させる。これにより、往路での描画が開始される。往路での描画では、図10に示すように、サテライトノズル37Sを含む複数のノズル37から液滴55を吐出させて複数のドットDtを形成する。このとき、往路での描画では、複数のサテライトドットDtSも形成される。
次いで、ステップS5において、CPU113は、吐出ヘッド33の位置が往路における描画開始位置に到達したか否かを判定する。
ここで、描画開始位置は、描画エリア内で吐出ヘッド33から液滴55の吐出を開始させる位置である。
このとき、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達した(Yes)と判定されると、処理がステップS6に移行する。他方で、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達していない(No)と判定されると、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達するまで処理が待機される。
次いで、ステップS6において、CPU113は、吐出指令を吐出制御部145(図7)に出力する。このとき、吐出制御部145は、吐出ヘッド33の駆動を制御して、描画データに基づいて、各ノズル37から液滴55を吐出させる。これにより、往路での描画が開始される。往路での描画では、図10に示すように、サテライトノズル37Sを含む複数のノズル37から液滴55を吐出させて複数のドットDtを形成する。このとき、往路での描画では、複数のサテライトドットDtSも形成される。
次いで、ステップS7において、CPU113は、吐出ヘッド33の位置が往路における描画停止位置に到達したか否かを判定する。
ここで、描画停止位置は、描画エリア内で吐出ヘッド33から液滴55の吐出を停止させる位置である。
このとき、吐出ヘッド33の位置が描画停止位置に到達した(Yes)と判定されると、処理がステップS8に移る。また、吐出ヘッド33の位置が描画停止位置に到達していない(No)と判定されると、吐出ヘッド33の位置が描画停止位置に到達するまで処理が待機される。
ここで、描画停止位置は、描画エリア内で吐出ヘッド33から液滴55の吐出を停止させる位置である。
このとき、吐出ヘッド33の位置が描画停止位置に到達した(Yes)と判定されると、処理がステップS8に移る。また、吐出ヘッド33の位置が描画停止位置に到達していない(No)と判定されると、吐出ヘッド33の位置が描画停止位置に到達するまで処理が待機される。
本実施形態では、往路における描画停止位置は、図11に示すように、往路での描画パターンのY方向における境界161を規定する。描画パターンにおいては、各ドットDtは、境界161の内側に配置される。ところが、本例のようにサテライトノズル37Sが存在する場合には、サテライトドットDtSが境界161の外側にはみ出てしまうことがある。
そこで、本実施形態では、サテライトノズル37Sでの液滴55の吐出タイミングを、他のノズル37での液滴55の吐出タイミングからずらすことによって、図12に示すように、サテライトドットDtSを境界161の内側に配置する方法が採用されている。
そこで、本実施形態では、サテライトノズル37Sでの液滴55の吐出タイミングを、他のノズル37での液滴55の吐出タイミングからずらすことによって、図12に示すように、サテライトドットDtSを境界161の内側に配置する方法が採用されている。
なお、図12に示す例では、サテライトノズル37Sでの液滴55の吐出タイミングは、他のノズル37での液滴55の吐出タイミングよりも早められている。これにより、各ドットDt及びサテライトドットDtSの双方を、境界161の内側に配置することができる。
図12に示す例では、サテライトノズル37Sでの液滴55の吐出タイミングをずらす方法として、境界161を規定する境界ドットDtkを形成するときだけ吐出タイミングをずらす方法が採用されている。サテライトノズル37Sでの液滴55の吐出タイミングをずらす方法としては、図13に示すように、例えば、境界ドットDtk以外の他のドットDt及びサテライトドットDtSの組を形成するときの吐出タイミングもずらす方法も採用され得る。
サテライトノズル37Sでの液滴55の吐出タイミングをずらす方法としては、例えば、特開平10−81013号公報に開示されている方法などが採用され得る。この方法によれば、吐出ヘッド33を駆動する駆動信号において、1つの印刷周期内に複数の駆動パルスが連続して生成される。これらの複数の駆動パルスのいずれかを選択することによって、吐出タイミングを複数のノズル37間で相対的にずらすことができる。
図12に示す例では、サテライトノズル37Sでの液滴55の吐出タイミングをずらす方法として、境界161を規定する境界ドットDtkを形成するときだけ吐出タイミングをずらす方法が採用されている。サテライトノズル37Sでの液滴55の吐出タイミングをずらす方法としては、図13に示すように、例えば、境界ドットDtk以外の他のドットDt及びサテライトドットDtSの組を形成するときの吐出タイミングもずらす方法も採用され得る。
サテライトノズル37Sでの液滴55の吐出タイミングをずらす方法としては、例えば、特開平10−81013号公報に開示されている方法などが採用され得る。この方法によれば、吐出ヘッド33を駆動する駆動信号において、1つの印刷周期内に複数の駆動パルスが連続して生成される。これらの複数の駆動パルスのいずれかを選択することによって、吐出タイミングを複数のノズル37間で相対的にずらすことができる。
ステップS7に次いで、ステップS8において、CPU113は、吐出停止指令を吐出制御部145(図7)に出力する。このとき、吐出制御部145は、吐出ヘッド33の駆動を停止して、各ノズル37からの液滴55の吐出を停止させる。これにより、往路での描画が終了する。
次いで、ステップS9において、CPU113は、照射装置15aに対する照射停止指令を照射制御部147(図7)に出力する。このとき、照射制御部147は、照射装置15aの光源43の駆動を制御して、照射装置15aの光源43を消灯させる。
次いで、ステップS9において、CPU113は、照射装置15aに対する照射停止指令を照射制御部147(図7)に出力する。このとき、照射制御部147は、照射装置15aの光源43の駆動を制御して、照射装置15aの光源43を消灯させる。
次いで、ステップS10において、CPU113は、キャリッジ7の位置が復路開始位置に到達したか否かを判定する。このとき、キャリッジ7の位置が復路開始位置に到達した(Yes)と判定されると、処理がステップS11に移行する。他方で、キャリッジ7の位置が復路開始位置に到達していない(No)と判定されると、キャリッジ7の位置が復路開始位置に到達するまで待機される。
次いで、ステップS11において、CPU113は、重畳データがあるか否かを判定する。重畳データは、直前に終了した往路での描画における描画パターンに重畳させる新たな描画パターンを示すデータである。このとき、重畳データがある(Yes)と判定されると、処理がステップS13に移行する。他方で、重畳えデータがない(No)と判定されると、処理がステップS12に移行する。
ステップS12では、CPU113は、改行指示をモーター制御部141(図7)に出力する。このとき、改行指示を受けたモーター制御部141は、ワーク搬送モーター123の駆動を制御して、ワークWをY方向に移動させ改行させる。ワークWにおいてパターンを描画すべき新たな領域を描画エリアに移動させる。
次いで、ステップS11において、CPU113は、重畳データがあるか否かを判定する。重畳データは、直前に終了した往路での描画における描画パターンに重畳させる新たな描画パターンを示すデータである。このとき、重畳データがある(Yes)と判定されると、処理がステップS13に移行する。他方で、重畳えデータがない(No)と判定されると、処理がステップS12に移行する。
ステップS12では、CPU113は、改行指示をモーター制御部141(図7)に出力する。このとき、改行指示を受けたモーター制御部141は、ワーク搬送モーター123の駆動を制御して、ワークWをY方向に移動させ改行させる。ワークWにおいてパターンを描画すべき新たな領域を描画エリアに移動させる。
ステップS13では、CPU113は、サテライトノズル37Sがあるか否かを判定する。このとき、サテライトノズル37Sがある(Yes)と判定されると、処理がステップS14に移行する。他方で、サテライトノズル37Sがない(No)と判定されると、処理がステップS15に移行する。
ステップS14では、CPU113は、改行指示をモーター制御部141(図7)に出力する。このとき、改行指示を受けたモーター制御部141は、ワーク搬送モーター123の駆動を制御して、サテライト55S(図6)の発生がないノズル37(以下、単発ノズル37tと呼ぶ)がサテライトドットDtSに重なり得る量だけワークWをY方向に改行させる。
ステップS14では、CPU113は、改行指示をモーター制御部141(図7)に出力する。このとき、改行指示を受けたモーター制御部141は、ワーク搬送モーター123の駆動を制御して、サテライト55S(図6)の発生がないノズル37(以下、単発ノズル37tと呼ぶ)がサテライトドットDtSに重なり得る量だけワークWをY方向に改行させる。
ステップS15では、CPU113は、照射装置15bに対する照射指令を照射制御部147(図7)に出力する。このとき、照射制御部147は、照射装置15bの光源43の駆動を制御して、照射装置15bの光源43を点灯させる。
次いで、ステップS16において、CPU113は、吐出ヘッド33の位置が復路における描画開始位置に到達したか否かを判定する。このとき、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達した(Yes)と判定されると、処理がステップS17に移行する。他方で、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達していない(No)と判定されると、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達するまで処理が待機される。
次いで、ステップS17において、CPU113は、吐出指令を吐出制御部145(図7)に出力する。このとき、吐出制御部145は、吐出ヘッド33の駆動を制御して、描画データに基づいて、各ノズル37から液滴55を吐出させる。これにより、復路での描画が開始される。
復路での描画では、単発ノズル37tがサテライトドットDtSに重なり得るので、図14に示すように、サテライトドットDtSに新たなドットDtであるドットDtNを重畳させることができる。なお、本実施形態では、サテライトノズル37Sによって形成されたドットDt及びサテライトドットDtSの双方に新たなドットDt(ドットDtN)を重畳させている。
次いで、ステップS16において、CPU113は、吐出ヘッド33の位置が復路における描画開始位置に到達したか否かを判定する。このとき、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達した(Yes)と判定されると、処理がステップS17に移行する。他方で、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達していない(No)と判定されると、吐出ヘッド33の位置が描画開始位置に到達するまで処理が待機される。
次いで、ステップS17において、CPU113は、吐出指令を吐出制御部145(図7)に出力する。このとき、吐出制御部145は、吐出ヘッド33の駆動を制御して、描画データに基づいて、各ノズル37から液滴55を吐出させる。これにより、復路での描画が開始される。
復路での描画では、単発ノズル37tがサテライトドットDtSに重なり得るので、図14に示すように、サテライトドットDtSに新たなドットDtであるドットDtNを重畳させることができる。なお、本実施形態では、サテライトノズル37Sによって形成されたドットDt及びサテライトドットDtSの双方に新たなドットDt(ドットDtN)を重畳させている。
次いで、ステップS18において、CPU113は、吐出ヘッド33の位置が復路における描画停止位置に到達したか否かを判定する。このとき、吐出ヘッド33の位置が描画停止位置に到達した(Yes)と判定されると、処理がステップS19に移行する。他方で、吐出ヘッド33の位置が描画停止位置に到達していない(No)と判定されると、吐出ヘッド33の位置が描画停止位置に到達するまで処理が待機される。
ここで、このときにも、往路での描画と同様に、サテライトドットDtSが描画パターンの境界から外側にはみ出ないように、サテライトノズル37Sでの液滴55の吐出タイミングが補正される。
次いで、ステップS19において、CPU113は、吐出停止指令を吐出制御部145(図7)に出力する。このとき、吐出制御部145は、吐出ヘッド33の駆動を停止して、各ノズル37からの液滴55の吐出を停止させる。これにより、復路での描画が終了する。
次いで、ステップS20において、CPU113は、照射装置15bに対する照射停止指令を照射制御部147(図7)に出力する。このとき、照射制御部147は、照射装置15bの光源43の駆動を制御して、照射装置15bの光源43を消灯させる。
ここで、このときにも、往路での描画と同様に、サテライトドットDtSが描画パターンの境界から外側にはみ出ないように、サテライトノズル37Sでの液滴55の吐出タイミングが補正される。
次いで、ステップS19において、CPU113は、吐出停止指令を吐出制御部145(図7)に出力する。このとき、吐出制御部145は、吐出ヘッド33の駆動を停止して、各ノズル37からの液滴55の吐出を停止させる。これにより、復路での描画が終了する。
次いで、ステップS20において、CPU113は、照射装置15bに対する照射停止指令を照射制御部147(図7)に出力する。このとき、照射制御部147は、照射装置15bの光源43の駆動を制御して、照射装置15bの光源43を消灯させる。
次いで、ステップS21において、CPU113は、キャリッジ7の位置が往路開始位置に到達したか否かを判定する。このとき、キャリッジ7の位置が往路開始位置に到達した(Yes)と判定されると、処理がステップS22に移行する。他方で、キャリッジ7の位置が往路開始位置に到達していない(No)と判定されると、キャリッジ7の位置が往路開始位置に到達するまで処理が待機される。
次いで、ステップS22において、CPU113は、重畳データがあるか否かを判定する。重畳データは、直前に終了した復路での描画における描画パターンに重畳させる新たな描画パターンを示すデータである。このとき、重畳データがある(Yes)と判定されると、処理がステップS23に移行する。他方で、重畳データがない(No)と判定されると、処理がステップS25に移行する。
次いで、ステップS22において、CPU113は、重畳データがあるか否かを判定する。重畳データは、直前に終了した復路での描画における描画パターンに重畳させる新たな描画パターンを示すデータである。このとき、重畳データがある(Yes)と判定されると、処理がステップS23に移行する。他方で、重畳データがない(No)と判定されると、処理がステップS25に移行する。
ステップS23では、CPU113は、サテライトノズル37Sがあるか否かを判定する。このとき、サテライトノズル37Sがある(Yes)と判定されると、処理がステップS24に移行する。他方で、サテライトノズル37Sがない(No)と判定されると、処理がステップS4に移行する。
ステップS24において、CPU113は、改行指示をモーター制御部141(図7)に出力してから、処理をステップS4に移行する。このとき、ステップS24では、改行指示を受けたモーター制御部141は、ワーク搬送モーター123の駆動を制御して、単発ノズル37tがサテライトドットDtSに重なり得る量だけワークWをY方向に改行させる。
ステップS24において、CPU113は、改行指示をモーター制御部141(図7)に出力してから、処理をステップS4に移行する。このとき、ステップS24では、改行指示を受けたモーター制御部141は、ワーク搬送モーター123の駆動を制御して、単発ノズル37tがサテライトドットDtSに重なり得る量だけワークWをY方向に改行させる。
他方で、ステップS25では、CPU113は、改行指令をモーター制御部141(図7)に出力する。このとき、改行指令を受けたモーター制御部141は、ワーク搬送モーター123の駆動を制御して、ワークWをY方向に移動(改行)させ、ワークWにおいてパターンを描画すべき新たな領域を描画エリアに移動させる。
次いで、ステップS26において、CPU113は、描画データが終了したか否かを判定する。このとき、描画データが終了した(Yes)と判定されると、処理が終了する。他方で、描画データが終了していない(No)と判定されると、処理がステップS4に移行する。
次いで、ステップS26において、CPU113は、描画データが終了したか否かを判定する。このとき、描画データが終了した(Yes)と判定されると、処理が終了する。他方で、描画データが終了していない(No)と判定されると、処理がステップS4に移行する。
本実施形態において、ワークテーブル25が支持装置に対応し、ワーク搬送装置3及びキャリッジ搬送装置11のそれぞれが変位装置に対応し、制御部111が描画制御部に対応している。
上記実施形態では、ワークWにドットDtを形成して描画パターンを描画するときに、複数のノズル37にサテライトノズル37Sと単発ノズル37tとが含まれるとき、サテライトノズル37Sが1回の吐出動作で形成するドットDt及びサテライトドットDtSと、単発ノズル37tが形成するドットDtとを重ねて形成するので、サテライトドットDtSを目立たないようにすることができる。また、サテライトノズル37Sがあってもノズル37の使用率を低下させにくくすることができる。
また、上記実施形態では、描画パターンの境界161の描画において、サテライトノズル37Sに対する吐出動作のタイミングを、単発ノズル37tに対する吐出動作のタイミングよりも早くするので、描画パターンの境界161においても、サテライトノズル37SでのサテライトドットDtSを目立たせにくくすることができる。
上記実施形態では、ワークWにドットDtを形成して描画パターンを描画するときに、複数のノズル37にサテライトノズル37Sと単発ノズル37tとが含まれるとき、サテライトノズル37Sが1回の吐出動作で形成するドットDt及びサテライトドットDtSと、単発ノズル37tが形成するドットDtとを重ねて形成するので、サテライトドットDtSを目立たないようにすることができる。また、サテライトノズル37Sがあってもノズル37の使用率を低下させにくくすることができる。
また、上記実施形態では、描画パターンの境界161の描画において、サテライトノズル37Sに対する吐出動作のタイミングを、単発ノズル37tに対する吐出動作のタイミングよりも早くするので、描画パターンの境界161においても、サテライトノズル37SでのサテライトドットDtSを目立たせにくくすることができる。
1…液滴吐出装置、12…撮像装置、33…吐出ヘッド、35…ノズル面、37…ノズル、37S…サテライトノズル、37t…単発ノズル、53…機能液、55…液滴、55S…サテライト、111…制御部、113…CPU、161…境界、Dt…ドット、DtS…サテライトドット、W…ワーク。
Claims (4)
- 液状体を液滴として吐出する複数のノズルが設けられた吐出ヘッドとワークとを対向させた状態で、前記吐出ヘッドに対する前記ワークの位置を変化させながら、前記複数のノズルから前記ワークに向けて選択的に前記液滴を吐出させることによって前記ワークに前記液滴でドットを形成してパターンを描画するときに、
前記複数のノズルにおいて、
1つの前記ノズルから1回の吐出動作で前記液滴を吐出させたときに複数の前記ドットを形成するノズルであるサテライトノズルと、
1つの前記ノズルから1回の吐出動作で前記液滴を吐出させたときに1つの前記ドットを形成するノズルである単発ノズルと、が含まれるときに、
前記サテライトノズルが1回の吐出動作で形成する前記複数のドットと、前記単発ノズルが形成する前記ドットとを重ねて形成することを特徴とする描画方法。 - 前記サテライトノズルが1回の吐出動作で形成した前記複数のドットに、前記単発ノズルで前記ドットを重ねて形成することを特徴とする請求項1に記載の描画方法。
- 前記パターンの境界部の描画において、前記サテライトノズルに対する吐出動作のタイミングを、前記単発ノズルに対する吐出動作のタイミングよりも早くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の描画方法。
- 液状体を液滴として吐出する複数のノズルが設けられた吐出ヘッドと、
前記吐出ヘッドから吐出される前記液滴でドットが形成されることによって前記液状体のパターンが描画されるワークを支持する支持装置と、
前記吐出ヘッドに対する前記支持装置の位置を変化させる変位装置と、
前記吐出ヘッドの駆動及び前記変位装置の駆動を制御することによって、前記吐出ヘッドと前記ワークとを対向させた状態で、前記吐出ヘッドに対する前記ワークの位置を変化させながら、前記複数のノズルから前記ワークに向けて選択的に前記液滴を吐出させる描画制御部と、を有し、
前記描画制御部は、前記複数のノズルに、1つの前記ノズルから1回の吐出動作で前記液滴を吐出させたときに複数の前記ドットを形成するノズルであるサテライトノズルと、1つの前記ノズルから1回の吐出動作で前記液滴を吐出させたときに1つの前記ドットを形成するノズルである単発ノズルと、が含まれるときに、前記サテライトノズルが1回の吐出動作で形成する前記複数のドットと、前記単発ノズルが形成する前記ドットとを重ねて形成することを特徴とする描画装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011089842A JP2012218417A (ja) | 2011-04-14 | 2011-04-14 | 描画方法および描画装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011089842A JP2012218417A (ja) | 2011-04-14 | 2011-04-14 | 描画方法および描画装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012218417A true JP2012218417A (ja) | 2012-11-12 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011089842A Withdrawn JP2012218417A (ja) | 2011-04-14 | 2011-04-14 | 描画方法および描画装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012218417A (ja) |
-
2011
- 2011-04-14 JP JP2011089842A patent/JP2012218417A/ja not_active Withdrawn
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