JP2012218353A - パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法 - Google Patents

パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012218353A
JP2012218353A JP2011088159A JP2011088159A JP2012218353A JP 2012218353 A JP2012218353 A JP 2012218353A JP 2011088159 A JP2011088159 A JP 2011088159A JP 2011088159 A JP2011088159 A JP 2011088159A JP 2012218353 A JP2012218353 A JP 2012218353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
pattern
film
pattern structure
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011088159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5750980B2 (ja
Inventor
Hide Morito
秀 森戸
Yuki Kumagai
勇樹 熊谷
Masaki Umetani
雅規 梅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2011088159A priority Critical patent/JP5750980B2/ja
Publication of JP2012218353A publication Critical patent/JP2012218353A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5750980B2 publication Critical patent/JP5750980B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

【課題】所望のパターン層を被貼着体に高い精度で安定して貼り合せることができるパターン構造層付き長尺体と、これを用いた貼り合せ方法を提供する。
【解決手段】パターン構造層付き長尺体1を、長尺保護フィルム2の一方の面に、長尺保護フィルムの長さ方向に沿って複数のパターン構造層3を有するものとし、このパターン構造層3を、長尺保護フィルム2側から第1の粘着層11、パターン層フィルム12、パターン層13、第2の粘着層14、剥離フィルム15がこの順に積層している積層体とし、第1の粘着層11とパターン層フィルム12とを剥離可能とし、第2の粘着層14と剥離フィルム15とを剥離可能とし、第1の粘着層11とパターン層フィルム12との粘着力が、第2の粘着層14と剥離フィルム15との粘着力よりも大きいものとする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パターンを有するパターン構造層を備えた長尺体と、この長尺体が備えるパターン構造層の被貼着体への貼り合せ方法に関する。
従来から、長尺体を巻取り状態から繰り出し、印刷等により所望の線、模様等の所望のパターンからなるパターン層を形成してパターン層付き長尺体とした後、巻き回して巻取り状態とし、後工程において、このパターン層付き長尺体を繰り出して更に加工を施したり、他の長尺体や部材との貼り合せ、係合、丁合等の加工により、所望の製品を製造することが行われている。
また、近年、省電力、薄型の表示装置として、液晶表示装置や有機EL表示装置等が携帯電話、携帯用ノートパソコン、ゲーム機、電子リーダー等の種々の情報機器等に広く用いられている。しかし、薄型軽量化の要請に応えて、表示装置を構成するガラス基材の厚みを薄くすると、落下や外押圧ストレスにより破損し易いという問題があり、薄型軽量化には限界があった。このような薄型軽量化による割れの問題は、ガラス基材の代わりに樹脂フィルムのようなフレキシブル基材を使用することにより解消される。表示装置にフレキシブル基材を使用する場合、例えば、フレキシブル基材の長尺体の長さ方向に印刷等により、例えば、カラーフィルタやTFT(薄膜トランジスタ)等の所望のパターンからなるパターン層を複数形成し、その後、パターン層を他の部材に貼り合せることが行われている。この場合の貼り合せは、パターン層を形成した長尺体を所望の長さで切断して、所望のパターン層を有するシートとし、このシートに粘着剤と剥離フィルムを設けた状態で後工程の貼り合せに供するシール枚葉方式がとられている(特許文献1等)。
特開2007−140046号公報
しかし、シール枚葉方式では、シートの取扱い性が悪く、また、個々のシートに粘着剤と離型フィルムを設けるための工程が増えるという問題があった。
また、長尺のフレキシブル基材にパターン層を形成した後、粘着剤と剥離フィルムを設けて巻取り状態とし、後工程において巻取り状態から繰り出してパターン層を他の部材に貼り合せる場合、フレキシブル基材の機械的強度が低いことから、フレキシブル基材に作用する張力等の外力によってフレキシブル基材の伸長が生じ、パターン層の寸法精度が低下するという問題があった。また、剥離フィルムの剥離異常が発生すること、長尺体同士の位置合せが難しいこと、貼り合せシート間に気泡が抱き込まれ易いこと等の問題があった。特に、表示装置製造等のように、パターン層の貼り合せに高い精度が要求される場合には、長尺のフレキシブル基材に設けたパターンを貼り合せる際の精度の低さが大きな障害となっていた。
本発明は上述のような実情に鑑みてなされたものであり、所望のパターン層を被貼着体に高い精度で安定して貼り合せることができるパターン構造層付き長尺体と、これを用いたパターン構造層の貼り合せ方法を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明のパターン構造層付き長尺体は、長尺保護フィルムと、該長尺保護フィルムの一方の面に、長尺保護フィルムの長さ方向に沿って複数のパターン構造層を相互に独立して有し、前記パターン構造層は、前記長尺保護フィルム側から第1の粘着層、パターン層フィルム、パターン層、第2の粘着層、剥離フィルムの順に積層された積層体であり、第1の粘着層とパターン層フィルムとが剥離可能であり、第2の粘着層と剥離フィルムとが剥離可能であり、第1の粘着層とパターン層フィルムとの粘着力は、第2の粘着層と剥離フィルムとの粘着力よりも大きいような構成とした。
本発明の他の態様として、前記パターン層は、アライメントマークを有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記第2の粘着層の全光線透過率は、80%以上であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記第1の粘着層の前記パターン層フィルムに対する粘着力は、2N/25mm以下であり、前記第2の粘着層の前記剥離フィルムに対する粘着力は、0.01〜1N/25mmの範囲であるような構成とした。
本発明のパターン構造層の貼り合せ方法は、上述のいずれかのパターン構造層付き長尺体の所望のパターン構造層から剥離フィルムを剥離し除去して、該パターン構造層の第2の粘着層を露出させる工程と、第2の粘着層が露出された前記パターン構造層と被貼着体とを位置合わせする工程と、前記パターン構造層の第2の粘着層と前記被貼着体とを当接する工程と、前記被粘着体と前記長尺保護フィルムとを離間して、前記パターン構造層の第1の粘着層とパターン層フィルムとの間で剥離する工程と、を有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記第2の粘着層の前記被粘着体に対する粘着力が2N/25mm以上であり、第1の粘着層の前記パターン層フィルムに対する粘着力が2N/25mm以下であり、かつ、前記第2の粘着層の前記被粘着体に対する粘着力よりも小さいパターン構造層付き長尺体を使用するような構成とした。
また、本発明のパターン構造層付き長尺体は、長尺保護フィルムと、該長尺保護フィルムの一方の面に、長尺保護フィルムの長さ方向に沿って複数のパターン構造層を相互に独立して有し、前記パターン構造層は、前記長尺保護フィルム側から第1の粘着層、パターン層フィルム、パターン層、第2の粘着層、剥離フィルムの順に積層された積層体であり、第1の粘着層とパターン層フィルムとが剥離可能であり、第2の粘着層と剥離フィルムとが剥離可能であり、第1の粘着層とパターン層フィルムとの粘着力は、第2の粘着層と剥離フィルムとの粘着力よりも小さいような構成とした。
本発明の他の態様として、前記パターン層は、アライメントマークを有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記第2の粘着層の全光線透過率は、80%以上であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記第1の粘着層の前記パターン層フィルムに対する粘着力は、2N/25mm以下であり、前記第2の粘着層の前記剥離フィルムに対する粘着力は、1〜10N/25mmの範囲であるような構成とした。
本発明のパターン構造層の貼り合せ方法は、上述のいずれかのパターン構造層付き長尺体の所望のパターン構造層の第1の粘着層とパターン層フィルムとの間で剥離して、パターン層フィルム、パターン層、第2の粘着層、剥離フィルムの順に積層されたパターン構造層を分離する工程と、分離した該パターン構造層から剥離フィルムを剥離し除去して、第2の粘着層を露出させる工程と、第2の粘着層が露出された前記パターン構造層と被貼着体とを位置合わせする工程と、前記パターン構造層の第2の粘着層と前記被貼着体とを当接する工程と、を有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記第2の粘着層の前記被粘着体に対する粘着力が2N/25mm以上であり、第1の粘着層の前記パターン層フィルムに対する粘着力が2N/25mm以下であるパターン構造層付き長尺体を使用するような構成とした。
本発明のパターン構造層付き長尺体は、張力等の外力が作用して長尺保護フィルムに伸長が生じても、複数のパターン構造層が相互に独立し、かつ、パターン構造層が長尺保護フィルムに剥離可能に当接している面には第1の粘着層が存在しているので、長尺保護フィルムに生じた伸長は、各パターン構造層間、および、第1の粘着層において吸収、緩衝され、パターン構造層に位置するパターン層の精度が高い状態、例えば、±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内のような高い状態で維持される。
また、本発明のパターン構造層の貼り合せ方法は、パターン構造層が有するパターン層の精度を、例えば、±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内のような高い状態で維持することができ、また、1個のパターン構造層と被貼着体とを位置合わせするので、長尺体同士の位置合せに比較して精度が大幅に向上し、さらに、剥離した1個のパターン構造層の第2の粘着層と被貼着体とを当接するので、長尺体同士の貼り合せに比べて気泡の混入が抑制される。また、従来のシール枚葉方式に比べて貼り合せ時の取扱い性が格段に向上し、さらに、個々のシートに粘着剤と離型フィルムを設けるための工程が不要であり、製造工程の煩雑化が避けられる。
本発明のパターン構造層付き長尺体の一実施形態を示す部分平面図である。 図1に示されるパターン構造層付き長尺体のI−I線における拡大断面図である。 本発明のパターン構造層付き長尺体の他の実施形態を示す部分平面図である。 本発明のパターン構造層付き長尺体の他の実施形態を示す図2相当の拡大断面図である。 本発明のパターン構造層付き長尺体の製造方法の一例を説明するための工程図である。 本発明のパターン構造層の貼り合せ方法の一実施形態を説明するための工程図である。 本発明のパターン構造層の貼り合せ方法におけるパターン構造層と被貼着体の位置合せ用のマークの例を示す図である。 本発明のパターン構造層の貼り合せ方法の一実施形態を説明するための図である。 本発明のパターン構造層の貼り合せ方法の他の実施形態を説明するための工程図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[パターン構造層付き長尺体]
<第1の実施形態>
図1は、本発明のパターン構造層付き長尺体の一実施形態を示す部分平面図であり、図2は、図1に示されるパターン構造層付き長尺体のI−I線における拡大断面図である。図1および図2において、本発明のパターン構造層付き長尺体1は、長尺保護フィルム2と、この長尺保護フィルム2の一方の面2aに位置する複数のパターン構造層3を有している。パターン構造層3は、長尺保護フィルム2の長さ方向(図1に矢印aで示される方向)に沿って所定のピッチで個々に独立するように配列している。各パターン構造層3は、長尺保護フィルム2側から第1の粘着層11、パターン層フィルム12、パターン層13、第2の粘着層14、剥離フィルム15が、この順に積層された積層体である。そして、第1の粘着層11とパターン層フィルム12とが剥離可能であり、第2の粘着層14と剥離フィルム15とが剥離可能である。また、第1の粘着層11とパターン層フィルム12との粘着力は、第2の粘着層14と剥離フィルム15との粘着力よりも大きいものである。
尚、本発明において、パターン構造層とは、パターン層を有する積層構造体を示す概念であり、したがって、例えば、後述するパターン構造層の貼り合せ方法において剥離フィルムが剥離除去された積層構造体もパターン構造層に含まれる。
このパターン構造層付き長尺体1を構成する長尺保護フィルム2は、製造工程中においてパターン層フィルム12、パターン層13を保護するためのフィルムである。このような長尺保護フィルム2は、例えば、可撓性を有する樹脂基材、あるいは、このような樹脂材料に離型性処理を施したものであってよい。樹脂基材としては、例えば、ポリエチレンテレナフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルイミド、セルローストリアセテート、環状ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート、ポリサルフォン、ポリアミドイミド、ノルボルネン系樹脂、アリルエステル樹脂等の樹脂基材を挙げることができる。また、これらの樹脂基材の2種以上からなる積層構造の樹脂基材であってもよい。
長尺保護フィルム2としては、湿度膨張係数が2×10-5/%RH以下、好ましくは5×10-6/%RH以下である樹脂基材が、湿度変化による寸法変化量が少なく好適であり、また、線膨張係数が2×10-5/℃以下、好ましくは5×10-6/℃以下である樹脂基材が、温度変化による寸法変化量が少なく好適である。このような樹脂基材としては、上記の樹脂基材の中では、例えば、ポリエチレンテレナフタレート、ポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。また、長尺保護フィルム2に透明性が要求される場合には、要求される透明性に応じて樹脂基材を適宜選定することができる。
長尺保護フィルム2の厚みは、保護フィルムとしての機能を発現するとともに、張力等の外力による伸長が生じ難く、さらに、パターン構造層3を所望の被貼着体に貼り合せる際に支障を来さないものであれば特に制限はなく、例えば、1μm〜1mm、好ましくは10μm〜500μmの範囲内で設定することができる。長尺保護フィルム2の厚みが1mmを超えると、可撓性が低下して折れを生じ易くなり、また、1μm未満であると、こしが無くなり、パターン構造層3の形成工程、および、パターン構造層の貼り合せ工程における作業性が低下するおそれがあり好ましくない。
また、長尺保護フィルム2の幅は特に制限はなく、パターン構造層3の大きさに応じて適宜設定することができ、例えば、100〜1000mm、好ましくは150〜600mmの範囲内で設定することができる。
パターン構造層3を構成する第1の粘着層11は、長尺保護フィルム2をパターン層フィルム12に貼着保持するための層である。この第1の粘着層11とパターン層フィルム12との粘着力は、上述のように、第2の粘着層14と剥離フィルム15との粘着力よりも大きいものである。これにより、長尺保護フィルム2上に位置するパターン構造層3から剥離フィルム15のみを剥離することができる。また、第1の粘着層11とパターン層フィルム12との粘着力は、第1の粘着層11と長尺保護フィルム2との粘着力よりも小さいものである。これにより、第1の粘着層11と長尺保護フィルム2との剥離を生じることなく、第1の粘着層11とパターン層フィルム12との間で確実に剥離することが可能となる。
このような第1の粘着層11は、例えば、パターン層フィルム12との粘着力が2N/25mm以下、好ましくは1N/25mm以下であって、かつ、その粘着力が、第2の粘着層14と剥離フィルム15との粘着力よりも大きくなるような粘着材料で構成することができる。このような粘着材料としては、例えば、粘着性と柔軟性を有しているアクリル系、スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、エーテル系セルロース、エポキシ系、シリコーン系等を挙げることができる。第1の粘着層11とパターン層フィルム12との粘着力が2N/25mmを超えると、パターン層フィルム12と長尺保護フィルム2とを剥離したときに、パターン層フィルム12上に第1の粘着層11が残存したり、剥離そのものが困難となり好ましくない。一方、第1の粘着層11とパターン層フィルム12との粘着力の下限は、パターン構造層3が不用意に脱落しない範囲で適宜設定することができ、例えば、0.1N/25mm程度とすることができる。このような、第1の粘着層11は、例えば、0.1〜30μmの範囲で適宜設定することができる。
尚、本発明における粘着力(あるいは剥離力)は、試験体の幅を25mmとし、JIS Z−0237(被貼着体:アクリル板、引っ張り速度:300mm/分、剥離角度:180°)に準拠して測定するものである。
パターン構造層3を構成するパターン層フィルム12は、パターン層13を形成するための基材フィルムであり、パターン層13の用途、特性等に応じて公知の樹脂フィルムから適宜選択することができ、例えば、上述の長尺保護フィルム2として挙げた樹脂基材から選択することもできる。
パターン構造層3を構成するパターン層13は、任意に設定することができ、例えば、カラーフィルタを構成する機能層パターン、電子ペーパー用表示素子、有機EL用表示素子、太陽電池用光電変換素子、配線パターン、ハードコート層、反射防止層、偏光層、TFT用素子等を挙げることができる。また、パターン層13には、パターン構造層3を他の部材等に貼り合せる際の位置合せ用のマークが含まれるものであってもよい。この場合、位置合せ用のマークを設ける位置は、例えば、パターン層13を構成する機能層の形成領域の内側、外側の何れであってもよく、また、その両方であってもよく、位置合せ用のマークの位置、数、形状は適宜設定することができる。
パターン構造層3を構成する第2の粘着層14は、例えば、粘着性と柔軟性を有している粘着材料が好適であり、アクリル系、スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、エーテル系セルロース、エポキシ系、シリコーン系等を挙げることができる。具体的には、パターン構造層3の貼り合せの対象である被貼着体に対する粘着力が2N/25mm以上、好ましくは10N/25mm以上となるように、被貼着体の材質、表面性等を考慮して、上記のような粘着材料から適宜選択することができる。また、このような被貼着体に対する第2の粘着層14の粘着力に対して、上記のパターン層フィルム12に対する第1の粘着層11の粘着力が小さくなるように設定する。パターン構造層3の貼り合せの対象である被貼着体に対する第2の粘着層14の粘着力が2N/25mm未満であると、被貼着体に貼り合せたパターン構造層3が外力によって剥離、脱落し易くなり好ましくない。また、パターン構造層3の貼り合せの対象である被貼着体に対する第2の粘着層14の粘着力の上限は、第2の粘着層14と剥離フィルム15との粘着力が、第1の粘着層11とパターン層フィルム12との粘着力よりも小さくなるように、剥離フィルム15の材質、離型性等を考慮して適宜設定でき、例えば、100N/25mm程度とすることができる。
また、第2の粘着層14の厚みは、パターン層13を被覆しながらも剥離フィルム15側の表面が平坦となり得るような範囲で、パターン層13の厚み、使用する粘着材料等を考慮して適宜設定することができる。また、パターン層13の特性、機能から、第2の粘着層14に透明性が要求される場合には、例えば、全光線透過率が80%以上、好ましくは90%以上である粘着材料を用いて第2の粘着層14を構成することができる。
剥離フィルム15は、第2の粘着層14の剥離フィルムとして機能するものであり、例えば、可撓性を有する樹脂基材、あるいは、このような樹脂材料に離型性処理を施したものであってよい。樹脂基材としては、上述の長尺保護フィルム2の樹脂基材として挙げたものを使用することができる。また、剥離フィルム15に透明性が要求される場合には、要求される透明性に応じて樹脂基材を適宜選定することができる。
また、剥離フィルム15が第2の粘着層14に対して発現する離型性は、上述のように、貼り合せの対象である被貼着体に対する所望の粘着力を具備した第2の粘着層14との粘着力が、第1の粘着層11とパターン層フィルム12との粘着力よりも小さくなるような離型性である。このような離型性を付与するために上述のような樹脂材料に施す離型性処理としては、例えば、シリコーン系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン系樹脂等を表面にコーティングする処理、もしくは、表面コロナ処理等を挙げることができる。剥離フィルム15と第2の粘着層14との粘着力は、例えば、0.01〜1N/25mm、好ましくは0.01〜0.1N/25mmの範囲とすることができる。
また、剥離フィルム15の厚みは、特に制限はなく、例えば、1μm〜1mm、好ましくは10μm〜500μmの範囲内で設定することができる。
上記のような積層体であるパターン構造層3の外形形状、寸法、厚みは、パターン層13の機能、特性等、および、パターン構造層3を構成する第1の粘着層11、パターン層フィルム12、第2の粘着層14、剥離フィルム15の材質等に応じて適宜設定することができ、特に制限はない。
本発明のパターン構造層付き長尺体は、図3に示されるように、長尺保護フィルム2の長さ方向(矢印aで示す方向)に沿って一方の面2aにパターン構造層3が一定のピッチで配列されているとともに、長尺保護フィルム2の幅方向(矢印bで示す方向)に所定の間隔を設けて2個のパターン構造層3が配列されたパターン構造層付き長尺体1′であってもよい。また、長尺保護フィルム2の幅方向(矢印bで示す方向)に配列されるパターン構造層3の数は3個以上であってもよい。
このような本発明のパターン構造層付き長尺体1,1′は、張力等の外力が作用して長尺保護フィルムに伸長が生じても、複数のパターン構造層3が相互に独立し、かつ、パターン構造層3が長尺保護フィルム2に剥離可能に当接している面には第1の粘着層11が存在しているので、長尺保護フィルム2に生じた伸長は、各パターン構造層間、および、第1の粘着層11において吸収、緩衝され、パターン構造層3に位置するパターン層13の精度が高い状態、例えば、±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内のような高い状態で維持される。また、このパターン構造層2の第1の粘着層11とパターン層フィルム12との粘着力が、第2の粘着層14と剥離フィルム15との粘着力よりも大きいので、長尺保護フィルム2上に位置するパターン構造層3から剥離フィルム15のみを剥離して、第2の粘着層14による他の部材等への貼り合せが可能な状態のパターン構造層を安定して供給することができる。
<第2の実施形態>
図4は、本発明のパターン構造層付き長尺体の他の実施形態を示す図2相当の拡大断面図である。図4において、本発明のパターン構造層付き長尺体21は、長尺保護フィルム22と、この長尺保護フィルム22の一方の面22aに位置する複数のパターン構造層23を有している。パターン構造層23は、長尺保護フィルム22の長さ方向に沿って所定のピッチで個々に独立するように配列している。各パターン構造層23は、長尺保護フィルム22側から第1の粘着層31、パターン層フィルム32、パターン層33、第2の粘着層34、剥離フィルム35が、この順に積層された積層体である。また、第1の粘着層31とパターン層フィルム32とが剥離可能であり、第2の粘着層34と剥離フィルム35とが剥離可能である。さらに、第1の粘着層31とパターン層フィルム32との粘着力は、第2の粘着層34と剥離フィルム35との粘着力よりも小さいものである。
このパターン構造層付き長尺体21は、第1の粘着層31とパターン層フィルム32との粘着力が、第2の粘着層34と剥離フィルム35との粘着力よりも小さい点を除いて、上述のパターン構造層付き長尺体1と同様である。すなわち、パターン構造層付き長尺体21を構成する長尺保護フィルム22、第1の粘着層31、パターン層フィルム32、パターン層33は、上述のパターン構造層付き長尺体1を構成する長尺保護フィルム2、第1の粘着層11、パターン層フィルム12、パターン層13と同様とすることができ、ここでの説明は省略する。
パターン構造層付き長尺体21のパターン構造層23を構成する第2の粘着層34と剥離フィルム35の材料としては、上述のパターン構造層付き長尺体1のパターン構造層3を構成する第2の粘着層14と剥離フィルム15と同様の材料を挙げることができる。しかし、第1の粘着層31とパターン層フィルム32との粘着力が、第2の粘着層34と剥離フィルム35との粘着力よりも小さくなるように、第2の粘着層34と剥離フィルム35の材料設定をする必要がある。これについて、以下に説明する。
まず、パターン構造層23を構成する第2の粘着層34は、パターン構造層23の貼り合せの対象である被貼着体に対する粘着力が2N/25mm以上、好ましくは10N/25mm以上となるように、被貼着体の材質、表面性等を考慮して、例えば、粘着性と柔軟性を有しているアクリル系、スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、エーテル系セルロース、エポキシ系、シリコーン系等の粘着材料により構成することができる。パターン構造層23の貼り合せの対象である被貼着体に対する第2の粘着層34の粘着力が2N/25mm未満であると、被貼着体に貼り合せたパターン構造層23が外力によって剥離、脱落し易くなり好ましくない。また、パターン構造層23の貼り合せの対象である被貼着体に対する第2の粘着層34の粘着力の上限は、第2の粘着層34と剥離フィルム35との粘着力が、第1の粘着層31とパターン層フィルム32との粘着力よりも大きくなるように、剥離フィルム15の材質、離型性等を考慮して適宜設定でき、例えば、100N/25mm程度とすることができる。
また、剥離フィルム35は、上述の剥離フィルム15と同様の樹脂基材を使用することができるが、剥離フィルム35が第2の粘着層34に対して発現する離型性は、上述のように、貼り合せの対象である被貼着体に対する所望の粘着力を具備した第2の粘着層34との粘着力が、第1の粘着層31とパターン層フィルム32との粘着力よりも大きくなるような離型性であることが必要となる。このような離型性を付与するために、上述のような離型性処理を適宜樹脂基材に施してもよい。例えば、剥離フィルム35と第2の粘着層34との粘着力は、1〜10N/25mm、好ましくは2〜7N/25mmの範囲とすることができる。
また、本発明のパターン構造層付き長尺体21においても、図3に示したように、長尺保護フィルム22の長さ方向に沿って一方の面22aにパターン構造層23が一定のピッチで配列されているとともに、長尺保護フィルム22の幅方向(図3に矢印bで示す方向)に所定の間隔を設けて2個以上のパターン構造層23が配列されたパターン構造層付き長尺体とすることができる。
このような本発明のパターン構造層付き長尺体21は、張力等の外力が作用して長尺保護フィルム22に伸長が生じても、複数のパターン構造層23が相互に独立し、かつ、パターン構造層23が長尺保護フィルム22に剥離可能に当接している面には第1の粘着層31が存在しているので、長尺保護フィルム22に生じた伸長は、各パターン構造層間、および、第1の粘着層31において吸収、緩衝され、パターン構造層23に位置するパターン層33の精度が高い状態、例えば、±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内のような高い状態で維持される。また、このパターン構造層23の第1の粘着層31とパターン層フィルム32との粘着力が、第2の粘着層34と剥離フィルム35との粘着力よりも小さいので、パターン構造層23を構成する剥離フィルム35の剥離を生じることなく、第1の粘着層31とパターン層フィルム32との間で剥離して、パターン構造層23を安定して供給することができる。
次に、本発明のパターン構造層付き長尺体の製造方法の一例を、上述のパターン構造層付き長尺体1を例として、図5を参照して説明する。
この製造例では、まず、長さ方向(矢印aで示す方向)に沿って複数のパターン層13を所望のピッチで形成した長尺のパターン層フィルム12に、第2の粘着層14を有する剥離フィルム15を、第2の粘着層14でパターン層13を被覆するように貼り合わせて、長尺の積層体を作製する(図5(A))。この工程では、パターン層13を形成した長尺のパターン層フィルム12に、パターン層13を被覆するように第2の粘着層14を形成し、この第2の粘着層14に剥離フィルム15を貼り合わせてもよい。
次に、一方の面2aに第1の粘着層11を形成した長尺保護フィルム2と、上記の長尺の積層体のパターン層フィルム12とを貼り合わせる(図5(B))。この工程では、長尺のパターン層フィルム12に第1の粘着層11を形成し、この第1の粘着層11に長尺保護フィルム2を貼り合わせてもよい。
次いで、剥離フィルム15側から第1の粘着層11までハーフカット加工を行い、その後、長尺保護フィルム2上から不要部位を除去することにより、長尺保護フィルム2上に、個々に独立したパターン構造層3が形成され、パターン構造層付き長尺体1が得られる(図5(C))。ハーフカット加工は、例えば、打ち抜き加工、レーザー断裁、カッターナイフ断裁等により行うことができる。
このように、ハーフカット加工が行われ、さらに、不要部位が除去されるので、上述の図5(A)、図5(B)に示した工程で、パターン層フィルム12に張力等の外力が作用してパターン層13の寸法にズレが生じても、最終的に複数のパターン構造層3が相互に独立した状態となったときに、上記の外力によるパターン層13への応力が解消される。そして、第1の粘着層11の柔軟性も作用して、パターン層13のズレ量は徐々に減少して、パターン層13の精度は、例えば、±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内のような高い状態となる。
尚、上述のパターン構造層付き長尺体1の製造における長尺体の巻き回し時のテンションは、例えば、10〜200N/mm2の範囲で適宜設定することができる。この場合のテンションは、長尺体に加えられる張力を長尺体の横方向に沿った断面の面積で除すことにより求められる。
また、パターン構造層付き長尺体1の製造は、上述の工程に限定されるものではない。例えば、長さ方向(矢印aで示す方向)に沿って複数のパターン層13を所望のピッチで形成した長尺のパターン層フィルム12の裏面に、一方の面2aに第1の粘着層11を形成した長尺保護フィルム2を貼り合せ、その後、複数のパターン層13を被覆するように、第2の粘着層14を有する剥離フィルム15を貼り合わせてもよい。
上述のパターン構造層付き長尺体21も同様にして製造することができる。
このような本発明のパターン構造層付き長尺体1,1′,21では、張力等の外力が作用して長尺保護フィルム2,22に伸長が生じても、複数のパターン構造層3,23が相互に独立し、かつ、パターン構造層3,23が長尺保護フィルム2,22に剥離可能に当接している面には第1の粘着層11,31が存在しているので、長尺保護フィルム2,22に生じた伸長は、各パターン構造層間、および、第1の粘着層11,31において吸収、緩衝され、パターン構造層3,23に位置するパターン層13.33の精度が高い状態、例えば、±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内のような高い状態で維持される。
上述の本発明の実施形態は例示であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、長尺保護フィルム2,22は、パターン構造層3,23を剥離可能に備える面と反対側の面に、コロナ処理、プラズマ処理、UV処理等の所望の処理を施したものであってもよい。
[パターン構造層の貼り合せ方法]
<第1の実施形態>
図6は、本発明のパターン構造層の貼り合せ方法の一実施形態を説明するための工程図である。尚、図6(B)〜図6(D)は、図6(A)における貼り合せ工程のみを拡大して示している。
本実施形態のパターン構造層の貼り合せ方法は、上述の第1の実施形態で示した本発明のパターン構造層付き長尺体を用いるものであり、図示例では、上述のパターン構造層付き長尺体1を用いている。
本発明では、まず、パターン構造層付き長尺体1を巻取り状態から繰り出し、所望のパターン構造層3から剥離フィルム15のみを剥離して除去し、第2の粘着層14を露出させる(図6(A))。パターン構造層3からの剥離フィルム15の剥離は、例えば、剥離フィルム15をエアー吸着法、静電チャック法により保持して離間することにより行うことができる。また、剥離フィルム15に粘着ローラーを押し付け移動させ、その周面に剥離フィルム15を保持することにより剥離することもできる。尚、図示例のように、この剥離フィルム15の剥離の際に、対象となるパターン構造層3が位置する部位の長尺保護フィルム2の裏面2bを定盤51で保持してもよい。
パターン構造層付き長尺体1は、上述のように、第2の粘着層14と剥離フィルム15とが剥離可能であり、また、第1の粘着層11とパターン層フィルム12との粘着力が、第2の粘着層14と剥離フィルム15の粘着力よりも大きいものである。したがって、上記のような剥離方法により、パターン構造層3から剥離フィルム15のみを確実に剥離して除去することができる。
また、パターン構造層付き長尺体1は、巻取り状態から繰り出した状態で張力等の外力が作用して長尺保護フィルム2に伸長が生じても、この伸長は、各パターン構造層3間、および、柔軟な第1の粘着層11において吸収、緩衝されるので、個々のパターン構造層3への影響が抑制される。したがって、パターン構造層3が有するパターン層13の精度は、例えば、±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内のような高い状態で維持されている。
次いで、第2の粘着層14が露出されたパターン構造層3′が位置する部位の長尺保護フィルム2の裏面2bを定盤51に保持し(図示例では、既に定盤51により当該部位の裏面2bが保持されている)、定盤52に保持した被貼着体41と、第2の粘着層14が露出されたパターン構造層3′とを位置合わせする(図6(B))。図示例では、被貼着体41は定盤52に保持されているとともに、図7(A)に示されるように、パターン構造層3′が貼り合される面41aに位置合せ用のマーク42が4箇所に設けられている。また、図7(B)に示されるように、パターン構造層3′が有するパターン層13は、パターン13aと、このパターン13aと所定の位置関係を有する4個の位置合せ用のマーク13bとからなっている。尚、図6(A)、図6(C)、図6(D)では、図面が煩雑となるのを避けるために、位置合せ用のマーク13b、マーク42は示しておらず、パターン13aをパターン層13として示している。
そして、このマーク13bと、被貼着体41のマーク42とを一致させるように、定盤51と定盤52とを相対的に移動させて位置合せを行う。このような位置合せは、例えば、定盤51あるいは定盤52の外側に配設したカメラによりマーク13bとマーク42とを読み取ることにより行うことができる。この場合、定盤51あるいは定盤52の一部を強化ガラス等の光透過性の部材で構成することができる。また、マーク13bの読み取り画像とマーク42の読み取り画像を基に、定盤51と定盤52とを相対的に移動させて位置合せを行うこともできる。この場合、例えば、マーク13bを読み取るためのカメラとマーク42を読み取るためのカメラが、それぞれ撮像方向が反対となるように配設されて一体化したカメラを、パターン構造層3と被貼着体41との間に挿入して、マーク13bの読み取り画像とマーク42の読み取り画像を得ることができる。尚、位置合せ用のマーク13b、マーク42は、上述の例に限定されるものではない。
次に、パターン構造層3′の第2の粘着層14と被貼着体41とを当接する(図6(C))。上記のように、パターン構造層3′は剥離フィルム15が取り除かれ、第2の粘着層14による他の部材等への貼り合せが可能な状態となっているので、被貼着体41との位置合せが完了した後、直ちに第2の粘着層14を被貼着体41に当接して、パターン構造層3′の貼り合せを行うことができる。このような第2の粘着層14と被貼着体41との当接を、例えば、真空環境下で行うことにより、気泡の混入を抑制しながら貼り合せを行うことができる。また、図8に示すように、例えば、被貼着体41を保持する定盤52として円筒定盤52を使用し、この円筒定盤52を回転させながらパターン構造層3′と被貼着体41との貼り合せを行ってもよい。また、長尺保護フィルム2の裏面2bを保持する定盤51として円筒定盤を使用してもよく、さらに、定盤51、定盤52共に、円筒定盤を使用してもよい。尚、このような円筒定盤を使用する貼り合せ方法を用いる場合、上述の位置合せ工程では、第2の粘着層14と被貼着体41とを離間した状態で、予め貼り合せ時と同様に定盤51と定盤52の相対的な作動を行い、パターン構造層3′の位置合せ用のマーク13bと被貼着体41のマーク42との位置合せを確認することが好ましい。
次に、定盤51と定盤52とを離間することにより、パターン構造層3′の第1の粘着層11とパターン層フィルム12との間で剥離を行う(図6(D))。パターン層フィルム12に対する第1の粘着層11の粘着力は、被粘着体41に対する第2の粘着層14の粘着力よりも小さいので、第1の粘着層11とパターン層フィルム12との間で剥離が確実に行われる。その後、定盤52による被貼着体41の保持を停止することにより、パターン層フィルム12、パターン層13および第2の粘着層14からなるパターン構造層3″が貼り合された被貼着体41が得られる。
このような本発明のパターン構造層の貼り合せ方法は、使用する本発明のパターン構造層付き長尺体1において、パターン構造層3の第1の粘着層11とパターン層フィルム12との粘着力が、第2の粘着層14と剥離フィルム15との粘着力よりも大きいので、パターン構造層3から先ず剥離フィルム15のみを確実に剥離して除去し第2の粘着層14による他の部材等への貼り合せが可能な状態とすることができる。また、長尺保護フィルム2上のパターン構造層3が有するパターン層13は、パターン構造層付き長尺体1に作用する張力等の外力の影響をほとんど受けることがないので、パターン層13の精度が、例えば、±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内のような高い状態で維持される。また、1個のパターン構造層3と被貼着体41とを位置合わせするので、長尺体同士の位置合せに比較して精度が大幅に向上する。さらに、剥離した1個のパターン構造層3の第2の粘着層14と被貼着体41とを当接するので、長尺体同士の貼り合せに比べて気泡の混入が抑制される。また、従来のシール枚葉方式に比べて貼り合せ時の取扱い性が格段に向上し、さらに、個々のシートに粘着剤と離型フィルムを設けるための工程が不要であり、製造工程の煩雑化が避けられる。
<第2の実施形態>
図9は、本発明のパターン構造層の貼り合せ方法の他の実施形態を説明するための工程図である。尚、図9(B)〜図9(D)は、図9(A)における貼り合せ工程のみを拡大して示している。
本実施形態のパターン構造層の貼り合せ方法は、上述の第2の実施形態で示した本発明のパターン構造層付き長尺体を用いるものであり、図示例では、上述のパターン構造層付き長尺体21を用いている。
本発明では、まず、パターン構造層付き長尺体1を巻取り状態から繰り出し、所望のパターン構造層23の第1の粘着層31とパターン層フィルム32との間で剥離して、パターン層フィルム32、パターン層33、第2の粘着層34、剥離フィルム35の順に積層されたパターン構造層23′を分離する(図9(A))。長尺保護フィルム22上の第1の粘着層31からのパターン構造層23′の剥離は、例えば、パターン構造層23の剥離フィルム35側をエアー吸着法、静電チャック法により定盤に保持し、この定盤と長尺保護フィルム22とを離間することにより行うことができる。また、パターン構造層23の剥離フィルム35側に粘着ローラーを押し付け移動させ、その周面にパターン構造層23を保持しながら長尺保護フィルム22からパターン構造層23′を剥離することができる。
パターン構造層付き長尺体21は、上述のように、第1の粘着層31とパターン層フィルム32とが剥離可能であり、また、第1の粘着層31とパターン層フィルム32との粘着力が、第2の粘着層34と剥離フィルム35との粘着力よりも小さいものである。したがって、上記のような剥離方法により、第1の粘着層31とパターン層フィルム32との間での剥離が確実に行われ、パターン層フィルム32、パターン層33、第2の粘着層34、剥離フィルム35の順に積層されたパターン構造層23′を分離することができる。
また、パターン構造層付き長尺体21は、巻取り状態から繰り出した状態で張力等の外力が作用して長尺保護フィルム22に伸長が生じても、この伸長は、各パターン構造層23間、および、柔軟な第1の粘着層31において吸収、緩衝されるので、個々のパターン構造層23への影響が抑制される。したがって、分離されたパターン構造層23′が有するパターン層13は、例えば、±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内のような高い精度が維持されている。
次に、分離したパターン構造層23′を、パターン層フィルム32が当接するように定盤71に保持し、このパターン構造層23′から剥離フィルム35を剥離し除去して、第2の粘着層34を露出させる(図9(B))。定盤71によるパターン層フィルム32の保持は、例えば、エアー吸着法、静電チャック法により行うことができる。また、剥離フィルム35の剥離は、例えば、剥離フィルム35をエアー吸着法、静電チャック法により保持して離間することにより行うことができる。また、剥離フィルム35に粘着ローラーを押し付け移動させ、その周面に剥離フィルム35を保持することにより剥離することができる。
次いで、第2の粘着層34を露出した状態で保持されたパターン構造層23″と被貼着体61とを位置合わせする(図9(C))。図示例では、被貼着体61は定盤72に保持されているとともに、上記の図7(A)に示される例のように、パターン構造層23″が貼り合される面61aに位置合せ用のマーク62が4箇所に設けられている。また、上記の図7(B)に示される例のように、パターン構造層23″が有するパターン層33は、パターン33aと、このパターン33aと所定の位置関係を有する4個の位置合せ用のマーク33bからなっている。尚、図9(A)、図9(B)、図9(D)では、図面が煩雑となるのを避けるために、位置合せ用のマーク33b、マーク62は示しておらず、パターン33aをパターン層33として示している。
そして、このマーク33bと、被貼着体61のマーク62とを一致させるように、定盤71と定盤72とを相対的に移動させて位置合せを行う。このような位置合せは、上述の定盤51と定盤52とを相対的に移動させて行う位置合せと同様にして行うことができる。
次に、パターン構造層23″の第2の粘着層34と被貼着体61とを当接する(図9(D))。その後、定盤71によるパターン層フィルム32の保持、および、定盤72による被貼着体61の保持を停止することにより、パターン層フィルム32、パターン層33および第2の粘着層34からなるパターン構造層23″が貼り合された被貼着体61が得られる。
上記のように、長尺保護フィルム22上の第1の粘着層31から分離され、定盤71に保持され、剥離フィルム35が剥離除去されたパターン構造層23″は、第2の粘着層34による他の部材等への貼り合せが可能な状態となっている。したがって、被貼着体61との位置合せが完了した後、直ちに第2の粘着層34を被貼着体61に当接して、パターン構造層23″の貼り合せを行うことができる。このような第2の粘着層24と被貼着体61との当接を、例えば、真空環境下で行うことにより、気泡の混入を抑制しながら貼り合せを行うことができる。また、図8に示した例のように、例えば、被貼着体61を保持する定盤72として円筒定盤を使用し、この円筒定盤を回転させながらパターン構造層23と被貼着体61との貼り合せを行ってもよい。また、パターン構造層23を保持する定盤71として円筒定盤を使用してもよく、さらに、定盤71、定盤72共に、円筒定盤を使用してもよい。尚、このような円筒定盤を使用する貼り合せ方法を用いる場合、上述の位置合せ工程では、第2の粘着層34と被貼着体61とを離間した状態で、予め貼り合せ時と同様に定盤71と定盤72の相対的な作動を行い、パターン構造層23の位置合せ用のマーク33bと被貼着体61のマーク62とを位置合せを確認することが好ましい。
このような本発明のパターン構造層の貼り合せ方法では、使用する本発明のパターン構造層付き長尺体21において、パターン構造層23の第1の粘着層31とパターン層フィルム32との粘着力が、第2の粘着層34と剥離フィルム35との粘着力よりも小さいので、長尺保護フィルム22上に第1の粘着層31を残すようにパターン層フィルム32、パターン層33、第2の粘着層34および剥離フィルム35からなるパターン構造層23′を確実に分離することができる。さらに、分離した1個のパターン構造層23′から剥離フィルム35を剥離除去してパターン構造層23″とすることができる。また、分離されたパターン構造層23″が有するパターン層33は、パターン構造層付き長尺体21に作用する張力等の外力の影響を受けることなく、したがって、パターン層33の精度は、例えば、±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内のような高い状態で維持される。そして、分離した1個のパターン構造層23″と被貼着体61とを位置合わせするので、長尺体同士の位置合せに比較して精度が大幅に向上し、さらに、分離した1個のパターン構造層23″の第2の粘着層34と被貼着体61とを当接するので、長尺体同士の貼り合せに比べて気泡の混入が抑制される。また、従来のシール枚葉方式に比べて貼り合せ時の取扱い性が格段に向上し、さらに、個々のシートに粘着剤と離型フィルムを設けるための工程が不要であり、製造工程の煩雑化が避けられる。
尚、上述の貼り合せ方法の実施形態では、被貼着体41,61が1個の部材(製品)であるが、本発明では、被貼着体41,61が長尺体であっても、同様の効果を奏することができる。
上述の本発明の実施形態は例示であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
次に、具体的な実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
[実施例1]
<パターン構造層付き長尺体の作製>
パターン層フィルムとして、長さ200m、幅33cm、厚み125μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績(株)製 コスモシャインA4100)を準備した。
このパターン層フィルムの一方の面に、ダイコート法により感光性の樹脂材料((株)製DNPファインケミカル製 カラーレジスト材料)を塗布した。次いで、所望のパターンからなる開口部を有する露光マスクを介して、塗布膜を露光(照射光量100mJ/cm2)し、現像してパターン(外形領域は一辺が15cmの正方形)と、このパターンの四隅の外側であって、一辺30cmの正方形の頂点に位置するように4個の位置合せ用のマーク(マーク間距離の設定は、この正方形の一辺と同じ30cm)からなるパターン層(図7参照)を、パターン層フィルムの幅方向の中央部であって、長さ方向に沿ってピッチ43cmで形成した。
次に、11種の粘着フィルムA1〜A11を準備し、この粘着フィルムA1〜A11の粘着層側を上記のパターン層フィルムのパターン層形成面に貼り合せて、11種の長尺の積層体を作製した(図5(A)参照)た。これらの粘着フィルムA1〜A11の基材は、厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムであり、このポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離フィルムとし、粘着フィルムA1〜A11の粘着層を第2の粘着層とした。これらの粘着フィルムA1〜A11の粘着層(第2の粘着層)と、後述する被貼着体との粘着力は、下記の表1に示されるものであった。また、粘着フィルムA1〜A11における粘着層と基材との剥離力(第2の粘着層と剥離フィルムとの粘着力)は、いずれも0.5N/25mm以下であった。尚、本実施例では、粘着力(あるいは剥離力)の測定は、JIS Z−0237(被貼着体:アクリル板、引っ張り速度:300mm/分、剥離角度:180°)に準拠して測定した。
次に、粘着層を備えた粘着フィルムB(日東電工(株)製 PR207)を準備し、この粘着フィルムBの粘着層側を上記の8種の長尺の積層体のパターン層フィルムに貼り合わせた(図5(B)参照)。使用した粘着フィルムBの基材は厚み38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムであり、このポリエチレンテレフタレートフィルムを長尺保護フィルムとし、粘着フィルムBの粘着層を第1の粘着層とした。この第1の粘着層とパターン層フィルムとの粘着力は1N/25mmであり、上記の粘着フィルムA1〜A8における粘着層と基材との剥離力(第2の粘着層と剥離フィルムとの粘着力)よりも大きいものであった。また、粘着フィルムBにおける粘着層と基材との剥離力(第1の粘着層と長尺保護フィルムとの粘着力)は、5N/25mm以上であり、第1の粘着層とパターン層フィルムとの粘着力(1N/25mm)よりも大きいものであった。
次いで、剥離フィルム側から第1の粘着層まで打ち抜き加工によりハーフカット加工を行い、その後、パターン層を含まない不要部位を長尺保護フィルム上から除去し、長尺保護フィルム(粘着フィルムBの基材側)を内側として巻き回して、11種のパターン構造層付き長尺体(長尺体A1〜A11)を作製した。尚、巻き回し時のテンションは、50N/mm2とした。作製した11種のパターン構造層付き長尺体は、それぞれ長尺保護フィルム上に、長さ方向に沿ってピッチ43cmで個々に独立したパターン構造層(外形が一辺15cmの正方形(一辺110μmの正方形がピッチ150μmで配列した集合体となっている))が配列されたものであった。
このように作製された11種のパターン構造層付き長尺体(長尺体A1〜A11)の各パターン構造層におけるマーク間距離を測定し、上記のマーク間距離の設定値との差を求めたところ、寸法差は±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内であった。
<パターン構造層の貼り合せ>
上記のように作製した8種のパターン構造層付き長尺体(長尺体A1〜A8)を使用して以下のようにパターン構造層を被貼着体に貼り合せた。すなわち、パターン構造層付き長尺体を巻取り状態から繰り出し、所望のパターン構造層から剥離フィルムを剥離して除去し、第2の粘着層を露出させた(図6(A)参照)。この剥離フィルムの剥離は、パターン構造層付き長尺体の長尺保護フィルムの裏面に貼合装置の下定盤を押し当てエアー吸着により吸引保持し、パターン構造層の剥離フィルムに上定盤を押し当てエアー吸着により吸引保持し、この状態で下定盤と上定盤とを離間することにより行った。これにより、第2の粘着層による他の部材等への貼り合せが可能な状態で、パターン構造層が長尺保護フィルム上に位置するものとなった。
また、厚み1mmで外形が一辺32cmの正方形である電子ペーパーを被貼着体として準備した。この被貼着体は、一方の面に、マーク間距離の設定がパターン構造層におけるマーク間距離の設定と同じである4個の位置合せ用のマーク(一辺30cmの正方形の頂点に位置する)を有するものであった(図7参照)。
この被貼着体を上記の貼合装置の上定盤に吸引保持し、その後、被貼着体の位置合せ用のマークと、下定盤に保持されているパターン構造層の位置合せ用のマークとを一致させるように、上定盤と下定盤とを相対的に移動させて位置合せを行った(図6(B)参照)。この位置合せは、上定盤の外側に配設したカメラにより位置合せ用のマークを読み取ることにより行った。
次に、真空環境下でパターン構造層の第2の粘着層と被貼着体とを当接して、被貼着体へのパターン構造層の貼り合せを行った(図6(C)参照)。
次いで、下定盤と上定盤とを離間することにより、パターン構造層の第1の粘着層とパターン層フィルムとの間で剥離を行った(図6(D)参照)。その後、上定盤による被貼着体の保持を停止することにより、パターン層を備えた11種の貼り合せ体(試料A1〜A11)を作製した。
<評 価>
これらの11種の貼り合せ体(試料A1〜A11)について、被貼着体の位置合せ用マークのマーク間距離と、この位置合せ用のマークに対応したパターン構造層の位置合せ用マークのマーク間距離とを測定し、両者の寸法差を算出した結果、11種の貼り合せ体(試料A1〜A11)のいずれも、寸法差が±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内であった。したがって、本発明の貼り合せ方法は、高い精度の貼り合せが可能であることが確認された。
また、11種の貼り合せ体(試料A1〜A11)について、下記の条件でパターン構造層と被貼着体との密着性を評価し、判定結果を下記の表1に示した。
(密着性の評価条件)
パターン構造層の中央部、周辺部から、0.1mm隙間ゲージを用いた引っ掻き
による剥がしを行い、剥離状態を観察して、下記の判定基準で密着性を評価した。
(判定基準)
◎ : 中央部、周辺部とも被貼着体とパターン構造層との剥離が発生せず
密着性が極めて良好
○ : 周辺部では被貼着体とパターン構造層との剥離が発生するものの、
中央部では被貼着体とパターン構造層との剥離が発生せず、実用に
供し得る
× : 中央部での引っ掻きにより被貼着体とパターン構造層との剥離を示
す気泡が発生し、密着性が悪い
Figure 2012218353
表1の結果から、被粘着体に対する第2の粘着層の粘着力の設定において、2N/25mm以上、好ましくは10N/25mm以上とすることが一つの指標となることが確認された。
[実施例2]
<パターン構造層付き長尺体の作製>
実施例1と同様にして、パターン層フィルムの幅方向の中央部であって、長さ方向に沿ってピッチ43cmでパターン層を形成した。
次に、粘着層を備えた粘着フィルムAを準備し、この粘着フィルムAの粘着層側を上記のパターン層フィルムのパターン層形成面に貼り合せて、長尺の積層体を作製した(図5(A)参照)。使用した粘着フィルムAの基材は厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムであり、このポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離フィルムとし、粘着フィルムAの粘着層を第2の粘着層とした。この粘着フィルムAの粘着層(第2の粘着層)は、実施例1において使用した被貼着体に対する粘着力が7.6N/25mmであった。また、粘着フィルムAにおける粘着層と基材との剥離力(第2の粘着層と剥離フィルムとの粘着力)は3N/25mmであった。
次に、10種の粘着フィルムB1〜B10を準備し、この10種の粘着フィルムB1〜B10の粘着層側を、それぞれ上記の長尺の積層体のパターン層フィルムに貼り合わせた(図5(B)参照)。使用した粘着フィルムB1〜B10は、いずれも基材が厚み38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムであり、このポリエチレンテレフタレートフィルムを長尺保護フィルムとし、粘着フィルムB1〜B10の粘着層を第1の粘着層とした。また、これらの粘着フィルムB1〜B10の粘着層(第1の粘着層)は、パターン層フィルムに対する粘着力が、下記の表2に示されるものであり、いずれも、上記の粘着フィルムAにおける粘着層と基材との剥離力(第2の粘着層と剥離フィルムとの粘着力=4N/25mm)よりも小さいものであった。
次いで、実施例1と同様に、剥離フィルム側から第1の粘着層まで打ち抜き加工によりハーフカット加工を行い、その後、パターン層を含まない不要部位を長尺保護フィルム上から除去し、長尺保護フィルム(粘着フィルムB1〜B10の基材)を内側として巻き回して、10種のパターン構造層付き長尺体(長尺体B1〜B10)を作製した。
このように作製された10種のパターン構造層付き長尺体(長尺体B1〜B10)の各パターン構造層におけるマーク間距離を測定し、上記のマーク間距離の設定値との差を求めたところ、寸法差は±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内であった。
<パターン構造層の貼り合せ>
上記のように作製した10種のパターン構造層付き長尺体(長尺体B1〜B10)を使用して以下のようにパターン構造層を被貼着体に貼り合せた。すなわち、パターン構造層付き長尺体を巻取り状態から繰り出し、所望のパターン構造層の第1の粘着層とパターン層フィルムとの間で剥離して、パターン層フィルム、パターン層、第2の粘着層、剥離フィルムの順に積層されたパターン構造層を分離した(図9(A)参照)。このパターン構造層の分離は、パターン構造層付き長尺体の長尺保護フィルムの裏面に、実施例1で使用した貼合装置の下定盤を押し当てエアー吸着により吸引保持し、パターン構造層の剥離フィルムに上定盤を押し当てエアー吸着により吸引保持し、この状態で下定盤と上定盤とを離間することにより行った。
次に、分離したパターン構造層を、パターン層フィルム側が当接するように上記の貼合装置の下定盤に吸引保持し、このパターン構造層の剥離フィルムに上定盤を押し当てエアー吸着により吸引保持した。この状態で下定盤と上定盤とを離間することにより剥離フィルムを剥離し除去して、第2の粘着層を露出させた(図9(B)参照)。
次に、実施例1と同様の被貼着体を準備し、上記の貼合装置の上定盤に吸引保持した。そして、この被貼着体の位置合せ用のマークと、下定盤に保持されているパターン構造層の位置合せ用のマークとを一致させるように、上定盤と下定盤とを相対的に移動させて位置合せを行った(図9(C)参照)。この位置合せは、上定盤の外側に配設したカメラにより位置合せ用のマークを読み取ることにより行った。
次に、真空環境下でパターン構造層の第2の粘着層と被貼着体とを当接して、被貼着体へのパターン構造層の貼り合せを行った(図9(D)参照)。その後、上定盤によるパターン層フィルムの保持、および、下定盤による被貼着体の保持を停止することにより、10種の貼り合せ体(試料B1〜B10)を作製した。
<評 価>
これらの10種の貼り合せ体(試料B1〜B10)について、被貼着体の位置合せ用マークのマーク間距離と、この位置合せ用のマークに対応したパターン構造層の位置合せ用マークのマーク間距離とを測定し、両者の寸法差を算出した結果、10種の貼り合せ体(試料B1〜B10)のいずれも、寸法差が±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内であった。したがって、本発明の貼り合せ方法は、高い精度の貼り合せが可能であることが確認された。
また、10種の貼り合せ体(試料B1〜B10)について、長尺体B1〜B10を用いたパターン構造層の貼り合せ工程中の、所望のパターン構造層の第1の粘着層とパターン層フィルムとの間における剥離(図9(A)参照)の状態を観察し、下記の判定基準で判定して結果を下記の表2に示した。
(判定基準)
◎ : パターン層フィルムに第1の粘着層が残存せず剥離性が極めて良好
○ : パターン層フィルムに第1の粘着層が若干残存するも剥離性は良好
× : パターン層フィルムへの第1の粘着層の残存量が多く剥離性が悪い
Figure 2012218353
表2の結果から、パターン層フィルムに対する第1の粘着層の粘着力の設定において、2N/25mm以下、好ましくは1N/25mm以下とすることが一つの指標となることが確認された。
[実施例3]
<パターン構造層付き長尺体の作製>
実施例1と同様のパターン層フィルムを準備し、このパターン層フィルムの一方の面に、電子ペーパー用のカラーフィルタと位置合せ用のマークからなるパターン層を形成した。カラーフィルタは、一辺が15cmの正方形の領域からなり、この領域内に一辺が120μmの正方形の着色層(赤色、緑色、青色)がピッチ150μmで配列(各着色層の間隔は30μm)されたものとした。また、位置合せ用のマークは、カラーフィルタの四隅の外側であって、一辺30cmの正方形の頂点に位置するように配設した4個の位置合せ用のマーク(マーク間距離の設定は、この正方形の一辺と同じ30cm)からなるものとした。このようなカラーフィルタと位置合せ用のマークからなるパターン層が、パターン層フィルムの幅方向の中央部であって、長さ方向に沿ってピッチ43cmで配列されたものであった(図6参照)。
次に、6種の粘着フィルムC1〜C6を準備し、この粘着フィルムC1〜C6の粘着層側を上記のパターン層フィルムのパターン層形成面に貼り合せて、6種の長尺の積層体を作製した(図5(A)参照)た。使用した粘着フィルムC1〜C6は、いずれも基材が厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムであり、このポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離フィルムとし、粘着フィルムC1〜C6の粘着層を第2の粘着層とした。これらの粘着フィルムC1〜C6の粘着層(第1の粘着層)と、後述する電子ペーパー部品との粘着力は、10〜20N/25mmの範囲にあった。また、粘着フィルムC1〜C6における粘着層と基材との剥離力(第2の粘着層と剥離フィルムとの粘着力)は、いずれも0.5N/25mm以下であった。さらに、これらの粘着フィルムC1〜C6の粘着層(第1の粘着層)は、下記の表3に示される全光線透過率を有するものであった。尚、全光線透過率の測定は、ヘイズメーター(日本電色工業(株)製)を使用し、JIS K−7136に準拠して行った。
次いで、実施例1と同様の粘着フィルムBを使用し、実施例1と同様にして、この粘着フィルムBの粘着層側を上記の6種の長尺の積層体のパターン層フィルムに貼り合わせた(図5(B)参照)。
その後、実施例1と同様に、剥離フィルム(粘着フィルムC1〜C6の基材)側から第1の粘着層まで打ち抜き加工によりハーフカット加工を行い、その後、パターン層を含まない不要部位を長尺保護フィルム上から除去し、長尺保護フィルム(粘着フィルムBの基材)を内側として巻き回して、6種のパターン構造層付き長尺体(長尺体C1〜C6)を作製した。
このように作製された6種のパターン構造層付き長尺体(長尺体C1〜C6)の各パターン構造層におけるマーク間距離を測定し、上記のマーク間距離の設定値との差を求めたところ、寸法差は±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内であった。
<パターン構造層の貼り合せ>
被粘着体として、電子ペーパー部品(マイクロカプセル型電気泳動ディスプレイ)を準備した。この電子ペーパー部品は、表示面に、マーク間距離の設定がパターン構造層におけるマーク間距離の設定と同じである4個の位置合せ用のマーク(一辺30cmの正方形の頂点に位置する)を有するものであった。
この電子ペーパー部品の表示面に、上記のように作製した6種のパターン構造層付き長尺体(長尺体C1〜C6)を使用して、実施例1と同様にして、パターン構造層の貼り合せを行って、6種の貼り合せ体(試料C1〜C6)を作製した。
<評 価>
これらの6種の貼り合せ体(試料C1〜C6)について、電子ペーパー部品の位置合せ用マークのマーク間距離と、この位置合せ用のマークに対応したパターン構造層の位置合せ用マークのマーク間距離とを測定し、両者の寸法差を算出した結果、6種の貼り合せ体(試料C1〜C6)のいずれも、寸法差が±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)以内であった。したがって、本発明の貼り合せ方法は、高い精度の貼り合せが可能であることが確認された。
また、6種の貼り合せ体(試料C1〜C6)について、電子ペーパーの表示状態を観察し、下記の判定基準で判定して結果を下記の表3に示した。
(判定基準)
◎ : コントラストが高く、色も視認しやすい
○ : 色を視認することができ、実用レベルにある
× : 色が薄く、視認し難い
Figure 2012218353
表3の結果から、パターン層が表示装置の構成要素となるような場合、パターン構造層を構成する第2の粘着層において、全光線透過率が80%以上、好ましくは90%以上の粘着材料を選択することが一つの指標となり得ることが確認された。
[比較例]
打ち抜き加工によるハーフカット加工を行わない他は、実施例1と同様にして、8種のパターン構造層付き長尺体を作製した。このように作製した8種のパターン構造層付き長尺体の各パターン構造層におけるマーク間距離を測定し、マーク間距離の設定値との差を求めたところ、寸法差は±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)を超えるものであった。
また、これら8種のパターン構造層付き長尺体を、実施例1のパターン構造層の貼り合せ条件と同じ条件(張力)で、巻取り状態から繰り出し、このときの8種のパターン構造層付き長尺体の各パターン構造層におけるマーク間距離を測定し、マーク間距離の設定値との差を求めたところ、寸法差は±0.01%(100mmの基準寸法に対するズレ量が±10μm)を超えるものであった。
長尺のフレキシブル基材にパターンを形成し、さらに、このパターンを他の長尺フィルムや部材と貼り合せる工程を有する製品の製造に有用である。
1,1′,21…パターン構造層付き長尺体
2,22…長尺保護フィルム
3,23…パターン構造層
11,31…第1の粘着層
12,32…パターン層フィルム
13,33…パターン層
14,34…第2の粘着層
15,35…保護層
41,61…被貼着体
51,52,71,72…上定盤

Claims (12)

  1. 長尺保護フィルムと、該長尺保護フィルムの一方の面に、長尺保護フィルムの長さ方向に沿って複数のパターン構造層を相互に独立して有し、
    前記パターン構造層は、前記長尺保護フィルム側から第1の粘着層、パターン層フィルム、パターン層、第2の粘着層、剥離フィルムの順に積層された積層体であり、第1の粘着層とパターン層フィルムとが剥離可能であり、第2の粘着層と剥離フィルムとが剥離可能であり、第1の粘着層とパターン層フィルムとの粘着力は、第2の粘着層と剥離フィルムとの粘着力よりも大きいことを特徴とするパターン構造層付き長尺体。
  2. 前記パターン層は、アライメントマークを有することを特徴とする請求項1に記載のパターン構造層付き長尺体。
  3. 前記第2の粘着層の全光線透過率は、80%以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパターン構造層付き長尺体。
  4. 前記第1の粘着層の前記パターン層フィルムに対する粘着力は、2N/25mm以下であり、前記第2の粘着層の前記剥離フィルムに対する粘着力は、0.01〜1N/25mmの範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパターン構造層付き長尺体。
  5. 長尺保護フィルムと、該長尺保護フィルムの一方の面に、長尺保護フィルムの長さ方向に沿って複数のパターン構造層を相互に独立して有し、
    前記パターン構造層は、前記長尺保護フィルム側から第1の粘着層、パターン層フィルム、パターン層、第2の粘着層、剥離フィルムの順に積層された積層体であり、第1の粘着層とパターン層フィルムとが剥離可能であり、第2の粘着層と剥離フィルムとが剥離可能であり、第1の粘着層とパターン層フィルムとの粘着力は、第2の粘着層と剥離フィルムとの粘着力よりも小さいことを特徴とするパターン構造層付き長尺体。
  6. 前記パターン層は、アライメントマークを有することを特徴とする請求項5に記載のパターン構造層付き長尺体。
  7. 前記第2の粘着層の全光線透過率は、80%以上であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のパターン構造層付き長尺体。
  8. 前記第1の粘着層の前記パターン層フィルムに対する粘着力は、2N/25mm以下であり、前記第2の粘着層の前記剥離フィルムに対する粘着力は、1〜10N/25mmの範囲であることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載のパターン構造層付き長尺体。
  9. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のパターン構造層付き長尺体の所望のパターン構造層から剥離フィルムを剥離し除去して、該パターン構造層の第2の粘着層を露出させる工程と、
    第2の粘着層が露出された前記パターン構造層と被貼着体とを位置合わせする工程と、
    前記パターン構造層の第2の粘着層と前記被貼着体とを当接する工程と、
    前記被粘着体と前記長尺保護フィルムとを離間して、前記パターン構造層の第1の粘着層とパターン層フィルムとの間で剥離する工程と、を有することを特徴とするパターン構造層の貼り合せ方法。
  10. 前記第2の粘着層の前記被粘着体に対する粘着力が2N/25mm以上であり、第1の粘着層の前記パターン層フィルムに対する粘着力が2N/25mm以下であり、かつ、前記第2の粘着層の前記被粘着体に対する粘着力よりも小さいパターン構造層付き長尺体を使用することを特徴とする請求項9に記載のパターン構造層の貼り合せ方法。
  11. 請求項5乃至請求項8のいずれかに記載のパターン構造層付き長尺体の所望のパターン構造層の第1の粘着層とパターン層フィルムとの間で剥離して、パターン層フィルム、パターン層、第2の粘着層、剥離フィルムの順に積層されたパターン構造層を分離する工程と、
    分離した該パターン構造層から剥離フィルムを剥離し除去して、第2の粘着層を露出させる工程と、
    第2の粘着層が露出された前記パターン構造層と被貼着体とを位置合わせする工程と、
    前記パターン構造層の第2の粘着層と前記被貼着体とを当接する工程と、を有することを特徴とするパターン構造層の貼り合せ方法。
  12. 前記第2の粘着層の前記被粘着体に対する粘着力が2N/25mm以上であり、第1の粘着層の前記パターン層フィルムに対する粘着力が2N/25mm以下であるパターン構造層付き長尺体を使用することを特徴とする請求項11に記載のパターン構造層の貼り合せ方法。
JP2011088159A 2011-04-12 2011-04-12 パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法 Expired - Fee Related JP5750980B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011088159A JP5750980B2 (ja) 2011-04-12 2011-04-12 パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011088159A JP5750980B2 (ja) 2011-04-12 2011-04-12 パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012218353A true JP2012218353A (ja) 2012-11-12
JP5750980B2 JP5750980B2 (ja) 2015-07-22

Family

ID=47270385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011088159A Expired - Fee Related JP5750980B2 (ja) 2011-04-12 2011-04-12 パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5750980B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218352A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Dainippon Printing Co Ltd パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法
CN104238157A (zh) * 2014-09-16 2014-12-24 深圳市华星光电技术有限公司 用于将偏光板贴附在平板显示器的玻璃基板上的方法
US10046543B2 (en) 2014-02-18 2018-08-14 Sharp Kabushiki Kaisha Laminated film and film attachment method
US10105930B2 (en) 2014-02-18 2018-10-23 Sharp Kabushiki Kaisha Laminated film and film attachment method
KR20200114613A (ko) * 2019-03-29 2020-10-07 주식회사 엘엠에스 외주부에 대한 점착력이 우수한 보호시트 및 이를 포함하는 디스플레이 장치
CN113910690A (zh) * 2021-10-20 2022-01-11 业成科技(成都)有限公司 不透光复合层和用于不透光层的透光保护膜

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6275581A (ja) * 1985-09-30 1987-04-07 住友スリ−エム株式会社 マ−キング材
WO2004087432A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Zeon Kasei Co., Ltd. インクジェット被記録材料、それを用いた印刷物積層体及び印刷物貼着体の製造方法
JP2009276483A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Dainippon Printing Co Ltd パッチ中間転写記録媒体の製造方法、及び偽造防止媒体
JP2012218352A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Dainippon Printing Co Ltd パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6275581A (ja) * 1985-09-30 1987-04-07 住友スリ−エム株式会社 マ−キング材
WO2004087432A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Zeon Kasei Co., Ltd. インクジェット被記録材料、それを用いた印刷物積層体及び印刷物貼着体の製造方法
JP2009276483A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Dainippon Printing Co Ltd パッチ中間転写記録媒体の製造方法、及び偽造防止媒体
JP2012218352A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Dainippon Printing Co Ltd パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218352A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Dainippon Printing Co Ltd パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法
US10046543B2 (en) 2014-02-18 2018-08-14 Sharp Kabushiki Kaisha Laminated film and film attachment method
US10105930B2 (en) 2014-02-18 2018-10-23 Sharp Kabushiki Kaisha Laminated film and film attachment method
CN104238157A (zh) * 2014-09-16 2014-12-24 深圳市华星光电技术有限公司 用于将偏光板贴附在平板显示器的玻璃基板上的方法
KR20200114613A (ko) * 2019-03-29 2020-10-07 주식회사 엘엠에스 외주부에 대한 점착력이 우수한 보호시트 및 이를 포함하는 디스플레이 장치
KR102177081B1 (ko) 2019-03-29 2020-11-10 주식회사 엘엠에스 외주부에 대한 점착력이 우수한 보호시트 및 이를 포함하는 디스플레이 장치
CN113910690A (zh) * 2021-10-20 2022-01-11 业成科技(成都)有限公司 不透光复合层和用于不透光层的透光保护膜
CN113910690B (zh) * 2021-10-20 2023-01-03 业成科技(成都)有限公司 不透光复合层和用于不透光层的透光保护膜

Also Published As

Publication number Publication date
JP5750980B2 (ja) 2015-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5750980B2 (ja) パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法
KR101495398B1 (ko) 유연성 기판 조립체의 제조 방법 및 그것으로부터의 유연성 기판 조립체
KR102060541B1 (ko) 표시 패널 제조 방법
WO2014168133A1 (ja) 切削加工方法及び切削加工装置
KR20140113247A (ko) 전자 장치 및 그 제조 방법
KR20200026742A (ko) 광학 필름
JP2008260540A (ja) シート状光学フィルム包装体
JP5679290B2 (ja) フレキシブル基板積層体
JP5750979B2 (ja) パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法
JP2012138016A (ja) タッチパネル部材
JP5849492B2 (ja) ガラスフィルム積層体の製造方法
TW201227638A (en) Flexible electronic paper display apparatus and manufacturing method thereof
TWI468787B (zh) 暫時性貼合方法及其貼合設備
JP2013022902A (ja) ガラスフィルム積層体及びその製造方法
JP5679289B2 (ja) フレキシブル基板積層体
JP5811660B2 (ja) ガラスフィルム積層体及びその製造方法
US20200088912A1 (en) Polarizer and display device
WO2022024655A1 (ja) 積層体の製造方法
JP7517341B2 (ja) 積層体の製造方法
CN110715793A (zh) 载物台、物性测定装置及测定方法
CN218232263U (zh) 粘合片
TWI770980B (zh) 具有光學膠層的顯示器
TWI496693B (zh) 層狀軟性元件及以該層狀軟性元件製作顯示裝置的方法
JP7231097B1 (ja) フィルム、巻回体、接続構造体、及び接続構造体の製造方法
JP2019172732A (ja) 補助シート及びその製造方法、並びに、補助シートを用いたディスプレイ用フィルムの貼付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150504

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5750980

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees