JP2012217552A - テンションバンドワイヤリング法に使用する器具及び結合具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】骨折治療法又は骨接合術であるテンションバンドワイヤリング法に使用する器具であって、テンションバンドワイヤ44と、骨内挿入固定用ピン43と、前記テンションバンドワイヤ44と骨内挿入固定用ピン43の基端部430を固定し保持する結合具100と、を備える。
【選択図】図2
Description
また、手首や足首等の関節部分に近接した骨の骨折も非常に多いのが現状である。
前記のような尺骨肘頭部や膝、足首、手首等の関節に近接した骨、または関節から遠い骨の骨折等、多くの骨折を治療・処置する場合の従来の方法としてテンションバンドワイヤリング法が広く一般的に行われている。(非特許文献1)。
テンションバンドワイヤリング法は、ステンレス鋼製の二本の固定用ピン43(差込線、通常キルシュナーワイヤもしくはキルシュナー鋼線とよばれるものが、汎用される。)とワイヤ44(締結線)を使用するものであり、骨折部の骨片を元のように合わせた後、二本の固定用ピン43を骨内に並列に打ち込んで刺して骨折部の骨片を固定する。
即ち、骨髄は柔らかいので、骨に差し入れられる固定用ピン43が、関節部位を動かす(曲げ伸ばしなど)等によって、これを締結するワイヤ44や固定用ピン43が緩んで張力が弱まる、または、固定用ピン43と骨髄との接触力が弱まることによって次第に抜け出る(所謂、バックアウト現象)という現象が生じてしまい、再手術が必要になる場合がある。
本発明の目的は、ワイヤと固定用ピンとを結合具を用いて双方を固定し一体化させてワイヤがずれることなく、且つ、固定用ピンが施術箇所から抜け出るのを防止し、テンションバンドワイヤリング法によって施術された患者が、違和感を感じないようにすることにある。
(1) 骨折治療法又は骨接合術であるテンションバンドワイヤリング法に使用する器具であって、
ワイヤと、固定用ピンと、前記ワイヤと固定用ピンの基端部を固定し保持する結合具と、を備えている、テンションバンドワイヤリング法に使用する器具である。
ワイヤ又は固定用ピンの何れか一方は前記第1の挿通要素又は第2の挿通要素の何れか一方の挿通要素に挿通され、他方は残りの挿通要素に挿通されるものであり、
前記挿通要素をそれぞれ貫通する前記ワイヤ及び固定用ピンは、主体の長手方向両側からそれぞれワイヤ及び固定用ピンに向かう押さえ込み具で押さえ込まれて前記主体に結合されるものである、前記(1)記載のテンションバンドワイヤリング法に使用する器具である。
外周面に雄ネジを有する棒状の主体と、
該主体の軸を中心に外方に突出し表裏両側に座面を有する鍔状の座体と、
前記主体の雄ネジと螺合する雌ネジを有する少なくとも二つのナット要素と、
を有し、
前記主体は、外周面に主体を貫通する第1の挿通要素と第2の挿通要素を有し、該第1の挿通要素と第2の挿通要素は、前記座体を間にし座体の両側の座面に沿って設けられており、
前記ワイヤ又は固定用ピンの何れか一方は前記第1の挿通要素又は第2の挿通要素の何れか一方の挿通要素に挿通され、他方は残りの挿通要素に挿通されるものであり、
前記挿通要素をそれぞれ貫通する前記ワイヤ及び固定用ピンは、前記主体の両端側から前記ナット要素で前記座体に押さえ込まれて前記主体と結合される、結合具である。
長手方向の両端面に開口部を有し、該開口部に連なり内周面に雌ネジを有する中空部を有する管状の主体と、
外周面に前記中空部の雌ネジと螺合する雄ネジを有するボルト要素と、
を有し、
前記中空部は非貫通部分である隔壁を有し、
前記主体は、外周面に主体の中空部を貫通する第1の挿通要素と第2の挿通要素を有し、該第1の挿通要素と第2の挿通要素は、前記隔壁を間にし隔壁の両壁面に沿って設けられており、
前記ワイヤ又は固定用ピンの何れか一方は前記第1の挿通要素又は第2の挿通要素の何れか一方の挿通要素に挿通され、他方は残りの挿通要素に挿通されるものであり、
前記挿通要素をそれぞれ貫通する前記ワイヤ及び固定用ピンは、前記主体の両端側から前記ボルト要素で前記隔壁に押さえ込まれて前記主体と結合される、結合具である。
長手方向の両端面に開口部を有し、該開口部に連なり内周面に雌ネジを有する中空部を有する管状の主体と、
外周面に前記中空部の雌ネジと螺合する雄ネジを有するボルト要素と、
を有し、
前記中空部は一端から他端まで貫通しており、
前記主体は、外周面に主体の中空部を貫通し平面を異にする第1の挿通要素と第2の挿通要素を有し、
前記ワイヤ又は固定用ピンの何れか一方は前記第1の挿通要素又は第2の挿通要素の何れか一方の挿通要素に挿通され、他方は残りの挿通要素に挿通されるものであり、
前記挿通要素をそれぞれ貫通する前記ワイヤ及び固定用ピンは、前記主体の両端側から前記ボルト要素で押さえ込まれて前記主体と結合される、結合具である。
同様に、「ボルト要素」の用語はボルトを含み、管状の主体にねじ込んでワイヤ又は前記固定用ピンを締め付けできるものを総称する意味で使用している。
溝の形状は、三角状、四角状等の多角形の形状、半円状等の形状が推奨される。これらの形状の溝に、ワイヤ及び/または固定用ピンが部分的に埋設されるようにする。
ただし、座面に前記した溝が設けられている場合は、溝の形態(例えば、挿通孔と同一の形態)によっては、溝の深さまで孔の位置を下げることも可能である。
溝状孔は、主体の両端からワイヤ及び固定用ピンの押さえ込み位置まで形成されており、主体を側面方向から貫通する。前記押さえ込み位置は、主体が棒状体で座体を有するものは、溝状孔の内端が、座面と面一になるように設けることが好ましい。具体的には、座面と溝状孔の内端縁との最小距離が0(接する状態)となる位置である。
従って、主体の直径は、挿通要素の直径又は溝幅に比較して120%以上が推奨され、好ましくは150%以上が推奨される。主体の直径が挿通要素の直径又は溝幅の500%を超えることは結合具が過大となり、患者への違和感等の問題から、使用に適さない恐れがある。
具体的には、座体を間にして両側に位置する雄ネジ部分の長さは、前記の挿通要素の直径又は溝幅の2倍以上の長さであることが好ましく、更に好ましくは3倍以上の長さであることが推奨される。然しながら10倍以上の長さでは、結合具が過大となる恐れがある。
具体的には、挟み込み・抑えつけによって、固定が有効に行えるように、少なくとも、該座体における最大径が、主体径の1.2倍以上3倍以下であることが好ましい。
他の実施の形態としては、長手方向の両端面に開口部を有し、該開口部に連なり内面に雌ネジを有する中空部を有する管状の主体と、外周面に前記中空部の雌ネジと螺合する雄ネジを有するボルト要素と、を有し、前記中空部は非貫通部分である隔壁を有し、前記主体には、外周面に主体の中空部を貫通する第1の挿通要素と第2の挿通要素を有し、該第1の挿通要素と第2の挿通要素は、前記隔壁を間にし隔壁の両壁面に沿って設けられており、前記ワイヤ又は固定用ピンの何れか一方は前記第1の挿通要素又は第2の挿通要素の何れか一方の挿通要素に挿通され、他方は残りの挿通要素に挿通されるものであり、前記挿通要素をそれぞれ貫通する前記ワイヤ及び固定用ピンは、前記主体の両端側から前記ボルト要素で前記座体に押さえ込まれて前記主体と結合される構成を有する。
ワイヤは、通常のテンションバンドワイヤリング法に使用するワイヤが使用出来る。市販のテンションバンドワイヤリング法で使用するワイヤを用い施療し、縛り付けた後、余分な部分を切除する。その径は、通常0.9mmである。無論、これより、小さくても、また大きくても、本発明に使用することが出来る。
具体的には、本発明では、骨髄に打ち込み、他端を曲げ結合具の挿通孔に通した後、不要部を切除して用いる。一般的に市販品のキルシュナーワイヤは、その断面直径が0.9〜2.5mmであり、通常、1.5〜2.0mmが用いられる。
本発明に係る結合具の作用を第1の実施の形態に対応する図2、3を用いて具体的に説明する。
なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、あくまで内容の理解を容易にするためであって、代表的な一例を示したに過ぎず、各構成要件の意味を上記各部に限定するものではない。また、形状等についても、これら図示した形状のみに限定されるものではない。
また、固定用ピンが抜け出るのを防止できることから、ワイヤによる固定用ピンを締結する力も必要以上に強くする必要がなくなり、固定用ピンの撓みも防止され、ひいては各骨片の接合面が離れ滑車切痕の関節面(曲面)形状が元の形状とは変わることを防止できる。
図1(a)(b)には、第1の実施の形態に係る結合具を示している。
結合具100は、外周面に雄ネジ12を有する棒状の主体10と、主体10の軸を中心として外方に突出する鍔状の座体20と、主体10に螺合される一対のナット要素40、50を備える。
主体10の両端側からは、中心部に向かってナット要素40、50が螺合される。座体20とナット要素40、50により固定用ピン43及びワイヤ44を挟み込んで固定用ピン及びワイヤを固定するために、ナット要素40、50はねじ込むことができるようになっている。
主体10と座体20は一体に形成されており、例えば、鍛造や切り出し(旋盤加工)等で製作される。
無論、座体20が主体10に固定状態でなく、内周面が雌ネジ形状のナット形態であっても本発明の結合具となり得る。同様に、固定状態でないワッシャー要素であっても本発明の結合具となり得る。
なお、結合具100が倒置して使用される場合は、第2の挿通孔16に固定用ピン43の基端部430を、第1の挿通孔14にワイヤ44を挿通しても良い。要するに、挿通孔の一方に構成材の一方が挿通されれば、挿通孔の他方には、構成材の他方が挿通されることになる。
図1から図3を参照して、第1の実施の形態に係る結合具を使用したテンションバンドワイヤリング法における作用を説明する。なお、図2、3においては、理解を助けるために結合具の大きさを誇張して描いており、実際は、体内に残しても違和感のない大きさである。
なお、図2、3では、固定用ピン43の基端部430は直線状であるが、折り曲げることもできる。
作用においては、固定用ピン43とワイヤ44の動きが溝25、26によって制限され、固定がより確実となっている点を除き、概ね第1の実施の形態と同じであるため、第1の実施の形態の説明を援用する。
所要長さの管状の主体10bは円筒形状であり、外周面の長手方向の略中央部分に六角形状の嵌合要素18を、また長手方向の両端面に開口部11、11を有する。嵌合要素18は、手指の掛かりや工具の嵌合部として使用される。このことから、該嵌合要素18は必ずしも六角形状でなくともよい。
使用方法は、押さえ具がナット要素からボルト要素に代わった以外は、概ね第1の実施の形態と同じである。すなわち、ワイヤ44を主体10bの第2の挿通孔160に挿通し、固定用ピン43の基端部430を第1の挿通孔140に挿通する。嵌合要素18にスパナのような工具(図示省略)を嵌合して主体10bの追従回転の防止を図る。
なお、中空部に隔壁がない貫通状態の場合は、両ボルト要素の先端で固定用ピン及びワイヤを押さえつけて結合具との一体化を図ることになる。
その他の構成は第3の実施の形態と概ね同じであり、作用についても概ね同じであるから、第3の実施の形態の説明を援用する。
主体10eは、両端からワイヤ及び固定用ピンの押さえ込み位置まで形成されると共に主体10eを貫通する溝状孔14e、16eを有する。前記押さえ込み位置は、座体20の両側面に位置する座面23、23の位置であり、溝状孔14e、16eの内端が、座面23、23と面一になるように設けることが好ましい。具体的には、座面23と溝状孔の内端縁との距離が0となる位置である。
本実施の形態に係る結合具は、側面側からだけでなく、両端面側からも固定用ピン及びワイヤを挿入できるので、施術際の固定用ピン及びワイヤの挿入の自由度が高い。
その他の構成は第1の実施の形態と概ね同じであり、作用についても概ね同じであるから第1の実施の形態の説明を援用する。
第5の実施の形態においては、主体には挿通孔が形成されているが、この実施の形態では溝状孔である点において異なっている。
なお、第3、第4の実施の形態の主体に溝状孔を形成することもできる。
本実施の形態に係る結合具は、側面側からだけでなく、両端面側からも固定用ピン及びワイヤを挿入できるので、施術際の固定用ピン及びワイヤの挿入の自由度が高い。その他の構成は第3乃至5の実施の形態と概ね同じであり、作用についても概ね同じであるから第3乃至第5の実施の形態の説明を援用する。
100a 結合具
100b 結合具
100c 結合具
100d 結合具
100e 結合具
100f 結合具
10 主体
10a 主体
10b 主体
10c 主体
10d 主体
10e 主体
10f 主体
11 開口部
12 雄ネジ
13b ボルト要素
13c ボルト要素
13d ボルト要素
13f ボルト要素
14 挿通孔
14 挿通要素
14e、16e 溝状孔
16 挿通孔
16 挿通要素
17 中空部
18 嵌合要素
18c 嵌合溝
18d 嵌合面
18f 嵌合面
19 雌ネジ
20 座体
20a 座体
23 座面
23a 座面
24a 座面
25 溝
26 溝
40、50 ナット要素
42、52 座面
43 固定用ピン
44 テンションバンドワイヤ
44 ワイヤ
45 横孔
120 雄ネジ
131 ヘッド
140 挿通孔
140f、160f 溝状孔
150 嵌合部
150c 嵌合部
160 挿通孔
170 隔壁
430 基端部
440 両端部
Claims (14)
- 骨折治療法又は骨接合術であるテンションバンドワイヤリング法に使用する器具であって、
テンションバンドワイヤと、
骨内挿入固定用ピンと、
前記テンションバンドワイヤと骨内挿入固定用ピンの基端部を固定し保持する結合具と、
を備えている、
テンションバンドワイヤリング法に使用する器具。 - 結合具は、所要長さの主体を有し、該主体は、主体の長手方向において、平面を異にし且つ主体の軸に対して直交又は略直交する第1の挿通要素と第2の挿通要素を有し、
テンションバンドワイヤ又は骨内挿入固定用ピンの何れか一方は前記第1の挿通要素又は第2の挿通要素の何れか一方の挿通要素に挿通され、他方は残りの挿通要素に挿通されるものであり、
前記挿通要素をそれぞれ貫通する前記テンションバンドワイヤ及び骨内挿入固定用ピンは、前記主体の長手方向両側からそれぞれテンションバンドワイヤ及び骨内挿入固定用ピンに向かう押さえ込み具で押さえ込まれて前記主体に結合されるものである、
請求項1記載のテンションバンドワイヤリング法に使用する器具。 - 挿通要素が、主体を貫通する挿通孔、又は主体の両端からテンションバンドワイヤ及び骨内挿入固定用ピンの押さえ込み位置まで形成された、主体を貫通する溝状孔である、請求項2記載のテンションバンドワイヤリング法に使用する器具。
- テンションバンドワイヤと骨内挿入固定用ピンの少なくとも二つの構成材からなるテンションバンドワイヤリング法において、前記テンションバンドワイヤと骨内挿入固定用ピンとの結合に使用する結合具であって、
外周面に雄ネジを有する棒状の主体と、
該主体の軸を中心に外方に突出し表裏両側に座面を有する鍔状の座体と、
前記主体の雄ネジと螺合する雌ネジを有する少なくとも二つのナット要素と、
を有し、
前記主体は、外周面に主体を貫通する第1の挿通要素と第2の挿通要素を有し、該第1の挿通要素と第2の挿通要素は、前記座体を間にし座体の両側の座面に沿って設けられており、
前記テンションバンドワイヤ又は骨内挿入固定用ピンの何れか一方は前記第1の挿通要素又は第2の挿通要素の何れか一方の挿通要素に挿通され、他方は残りの挿通要素に挿通されるものであり、
前記挿通要素をそれぞれ貫通する前記テンションバンドワイヤ及び骨内挿入固定用ピンは、前記主体の両端側から前記ナット要素で前記座体に押さえ込まれて前記主体と結合される、
結合具。 - 座体及び/またはナット要素が円板状、楕円板状または多角板形状である請求項4記載の結合具。
- 座体の表裏両側の座面には、第1の挿通要素及び第2の挿通要素に沿って固定用溝が設けられている、請求項4又は5記載の結合具。
- テンションバンドワイヤと骨内挿入固定用ピンの少なくとも二つの構成材からなるテンションバンドワイヤリング法において、前記テンションバンドワイヤと骨内挿入固定用ピンとの結合に使用する結合具であって、
長手方向の両端面に開口部を有し、該開口部に連なり内周面に雌ネジを有する中空部を有する管状の主体と、
外周面に前記中空部の雌ネジと螺合する雄ネジを有するボルト要素と、
を有し、
前記中空部は非貫通部分である隔壁を有し、
前記主体は、外周面に主体の中空部を貫通する第1の挿通要素と第2の挿通要素を有し、該第1の挿通要素と第2の挿通要素は、前記隔壁を間にし隔壁の両壁面に沿って設けられており、
前記テンションバンドワイヤ又は骨内挿入固定用ピンの何れか一方は前記第1の挿通要素又は第2の挿通要素の何れか一方の挿通要素に挿通され、他方は残りの挿通要素に挿通されるものであり、
前記挿通要素をそれぞれ貫通する前記テンションバンドワイヤ及び骨内挿入固定用ピンは、前記主体の両端側から前記ボルト要素で前記隔壁に押さえ込まれて前記主体と結合される、
結合具。 - テンションバンドワイヤと骨内挿入固定用ピンの少なくとも二つの構成材からなるテンションバンドワイヤリング法において、前記テンションバンドワイヤと骨内挿入固定用ピンとの結合に使用する結合具であって、
長手方向の両端面に開口部を有し、該開口部に連なり内周面に雌ネジを有する中空部を有する管状の主体と、
外周面に前記中空部の雌ネジと螺合する雄ネジを有するボルト要素と、
を有し、
前記中空部は一端から他端まで貫通しており、
前記主体は、外周面に主体の中空部を貫通し平面を異にする第1の挿通要素と第2の挿通要素を有し、
前記テンションバンドワイヤ又は骨内挿入固定用ピンの何れか一方は前記第1の挿通要素又は第2の挿通要素の何れか一方の挿通要素に挿通され、他方は残りの挿通要素に挿通されるものであり、
前記挿通要素をそれぞれ貫通する前記テンションバンドワイヤ及び骨内挿入固定用ピンは、前記主体の両端側から前記ボルト要素で押さえ込まれて前記主体と結合される、
結合具。 - 主体の外周面に手指の掛かり要素及び/又は工具との嵌合要素を有し、ボルト要素の雄ネジ部分を除く外面又は外端面に工具との嵌合要素を有する、請求項7又は8記載の結合具。
- 主体の手指の掛かり要素又は嵌合要素が、主体の外周面の一部に形成されている平面又は主体の外周面の全面に亘って形成されている多角面である、請求項9記載の結合具。
- ボルト要素の外端面に、ドライバの嵌合溝又は嵌合穴を有する、請求項7乃至10のいずれかの一項に記載の結合具。
- 第1の挿通要素と第2の挿通要素が交差状に配置されている請求項4乃至11のいずれかの一項に記載の結合具。
- 交差状に配置された第1の挿通要素と第2の挿通要素は直交している請求項12記載の結合具。
- 挿通要素が、主体を貫通する挿通孔、又は主体の両端部からテンションバンドワイヤ及び骨内挿入固定用ピンの押さえ込み位置まで形成された、主体を貫通する溝状孔である、請求項4乃至13の何れかの一項に記載の結合具。
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