JP2012215577A - 特に計時器ムーブメント用の脱進機機構体 - Google Patents

特に計時器ムーブメント用の脱進機機構体 Download PDF

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Abstract

【課題】衝撃の際に可動部品の慣性が極めて小さい脱進機機構体を備えた計時器ムーブメントを提供する。
【解決手段】本発明は、輪列により香箱に連結された脱進機装置(1)及びひげぜんまい並びに衝撃レバー(8)及び少なくとも1つの調節部材(9)を含む脱進機機構体を有する計時器ムーブメントに関する。衝撃レバー及び調節部材は、ひげぜんまいの軸で支持された制御部材(6.1,6.2,7.1)によって制御される。衝撃レバー及び調節部材は、脱進機装置と協働し、衝撃レバー及び調節部材は、これらが脱進機装置と協働する位置と、これらが脱進機装置と協働しない位置との間で、互いに角度をなす2つの互いに異なる平面内で動く。
【選択図】図1

Description

本発明は、計時器ムーブメント用の脱進機機構体に関する。
計時器用のムーブメントにおいて、脱進機の目的は、ムーブメントの調節部材、例えばひげぜんまい(スプリングバランス)の振動を維持すると共に計数することにある。脱進機は、計時器用のムーブメントの香箱(バレル)により小出しされるエネルギーを受け取り、このエネルギーの一部分を定期的に逃がしてこれを調節器が摩擦により失うエネルギーとして調節部材に戻すことができるようにする。脱進機により調節部材の動作を乱す度合いを可能な限り少なくすることが重要である。
しかしながら、脱進機の機械的性能は、典型的には貧弱である。というのは、一般にこれら全ての中で最善のものであると考えられている脱進機であるスイスレバー脱進機(Swiss lever escapement)であってもこれが受け取ったエネルギーの約30%しか調節部材に伝達しないからである。これは、特に迅速に動くようにされる部品の慣性、摩擦、衝撃及び必要なから動きの存在に起因している。
本発明の目的は、衝撃の際の可動部品の慣性が極めて低く、衝撃部材の角度行程の非常に多くの部分又は全ての部分が能動的であり、それによりから動きをなくす脱進機機構体を有する計時器ムーブメントを提供することにある。本発明のもう1つの目的は、脱進機機構体の性能をムーブメントの時刻測定の精度と同様、大幅に向上させた計時器ムーブメントを提供することにある。
本発明は、輪列により香箱に連結された脱進機装置及びひげぜんまい並びに衝撃レバー及び少なくとも1つの調節部材を含む脱進機機構体を有する計時器ムーブメントにおいて、衝撃レバー及び調節部材は、ひげぜんまいの軸で支持された制御部材によって制御され、衝撃レバー及び調節部材は、脱進機装置と協働し、衝撃レバー及び調節部材は、衝撃レバー及び調節部材が脱進機装置と協働する位置と、衝撃レバー及び調節部材が脱進機装置と協働しない位置との間で、互いに角度をなす2つの互いに異なる平面内で動くことを特徴とする計時器ムーブメントに関する。
本発明の計時器ムーブメント用の脱進機機構体の幾つかの特定の実施形態が添付の図面に概略的に且つ例示として示されている。
本発明の計時器ムーブメント用の機構体の第1の実施形態の全体的斜視図である。 第1の機構体をその初期位置で示す平面図である。 第1の機構体をその初期位置で示す側面図である。 衝撃レバーを解除したときの機構体の平面図である。 衝撃レバーを解除したときの機構体の側面図である。 衝撃レバーの回転の終わりにおける機構体の平面図である。 衝撃レバーの回転の終わりにおける機構体の側面図である。 衝撃レバーがガンギ車と係合しているときの機構体の平面図である。 衝撃レバーがガンギ車と係合しているときの機構体の側面図である。 衝撃レバーの第1の巻き戻し段階の終わりにおける機構体の平面図である。 衝撃レバーの第1の巻き戻し段階の終わりにおける機構体の側面図である。 衝撃レバーの第2の巻き戻し段階中における機構体の平面図である。 衝撃レバーの第2の巻き戻し段階中における機構体の側面図である。 初期位置に戻っている際の機構体の平面図である。 初期位置に戻っている際の機構体の側面図である。 本発明の計時器ムーブメント用脱進機機構体の第2の実施形態をその初期位置で示す平面図である。 本発明の計時器ムーブメント用脱進機機構体の第2の実施形態をその初期位置で示す側面図である。 衝撃レバーを解除したときの機構体の平面図である。 衝撃レバーを解除したときの機構体の側面図である。 衝撃中における機構体の平面図である。 衝撃中における機構体の側面図である。 衝撃レバーの回転の終わりにおける機構体の平面図である。 衝撃レバーの回転の終わりにおける機構体の側面図である。 衝撃レバーがガンギ車と係合しているときの機構体の平面図である。 衝撃レバーがガンギ車と係合しているときの機構体の側面図である。 衝撃レバーの第1の巻き戻し段階の終わりにおける機構体の平面図である。 衝撃レバーの第1の巻き戻し段階の終わりにおける機構体の側面図である。 衝撃レバーの第2の巻き戻し段階中における機構体の平面図である。 衝撃レバーの第2の巻き戻し段階中における機構体の側面図である。 初期位置に戻っている際の機構体の平面図である。
以下の説明において、向き、特に回転方向が図面を参照して与えられる。
図1〜図8を参照して本発明の計時器ムーブメント用脱進機の第1の実施形態について説明する。
この実施形態によれば、脱進機機構体は、ひげぜんまい(スプリングバランス)及び輪列(時輪列とも言う)によって香箱に連結された脱進機装置を有する計時器ムーブメント内に組み込まれるようになっている。この脱進機機構体は、この実施形態では、定力脱進機機構体であり、この脱進機機構体は、一方において脱進機装置と協働し、他方においてひげぜんまいの心棒に固定的に取り付けられた制御部材と協働する衝撃レバーを有する。
この第1の実施形態では、脱進機機構体は、脱進機装置又はモバイル1を有し、この脱進機装置は、軸1.1に取り付けられていて、輪列(図示せず)により計時器ムーブメントの香箱(図示せず)に運動学的に連結されたガンギカナ1.2を有している。
この脱進機装置1は、下側ガンギ車1.3、中間ガンギ車1.4及び上側ガンギ車1.5を更に有し、これら3つのガンギ車は全て、軸1.1に固定的に取り付けられている。この脱進機装置1は、計時器ムーブメントのフレームの一部、例えばこの計時器ムーブメントの底板、ブリッジ又はツールビロンケースに枢着されている。
この脱進機機構体は、計時器ムーブメントのフレームの一部に枢着されたひげぜんまい(図示せず)の軸2に固定的に取り付けられた制御部材を更に有している。この実施形態では、ひげぜんまいのこの軸2は、切欠き3.1を備えたガードピン安全ローラ3と、ピン4.1を備えていて、ガードピン案内ローラ3の下に配置されたピン安全ローラ4と、上側カム6.1を下面に備えた上側制御案内ローラ6と、下側カム7.1を上側制御安全ローラ6に向いている上面に備えた下側制御安全ローラ7と、衝撃フィンガ5.1を備えていて、上側制御安全ローラ6と下側制御安全ローラ7との間に配置された衝撃安全ローラ5とを有している。これら種々の安全ローラ及びこれらによって支持され又はこれらに取り付けられた要素は、以下に説明する脱進機機構体の1組の制御部材を構成する。
脱進機機構体は、計時器ムーブメントのフレームの一部に枢着された状態でこれに沿って長手方向に摺動することができるよう設けられた衝撃レバー8を更に有している。レバー8は、衝撃レバー8の回動平面に垂直にロック軸9に固定的に取り付けられている。このロック軸9は、好ましくは、ひげぜんまいの軸2及び脱進機装置1の回転軸1.1に平行に延びている。このロック軸9は、ひげ玉10に固定的に取り付けられ、このひげ玉は、それ自体、定力補助スプリング(ぜんまい)11、好ましくはコイルスプリングの内側端部に固定的に取り付けられ、このスプリングの外側端部11.1は、計時器ムーブメントのフレームの一部に固定されるよう設けられている。
衝撃レバー8は、下側ガンギ車1.3の衝撃歯付き構造体の歯と協働するようになった第1の歯形端部8.1を有している。この衝撃レバー8は、ひげぜんまいの軸に固定的に取り付けられている上側制御安全ローラ6と下側制御安全ローラ7との間に延びる第2の端部8.2を有し、この第2の端部は、上側カム6.1及び下側カム7.1と協働するようになっている。計時器ムーブメントのフレームの一部に固定された第1のピン12が衝撃レバー8のための停止部として用いられる。補助スプリング11は、衝撃レバー8を第2のピン13の方向に変位させる傾向がある。
衝撃レバー8を支持したロック軸9は、そのロック端部9.1が上側ガンギ車1.5の第1のロック歯付き構造体と協働し、その回転を阻止する上位置と、上側ガンギ車1.5がこのロック軸9のロック端部9.1から解除される下位置との間で長手方向に変位可能である。
脱進機機構体は、計時器ムーブメントのフレームの一部に枢着されたロックレバー軸14.1に固定的に取り付けられている4本のアームを備えたロックレバー14を更に有している。このロックレバー14は、ロックレバー14の角変位を制限する第3のピン15及び第4のピン16と協働する第1のアーム14.2を有している。
ロックレバー14は、第2のアーム14.3を更に有し、この第2のアームの端部は、ロックレバー14の角変位を制御する従来型スイスレバー脱進機のようにピン4.1又はガードピン安全ローラ3とそれぞれ協働するようになった二又部14.4及びガードピン14.5を有している。このロックレバー14は、第3のアーム14.6を更に有し、この第3のアームの自由端部は、衝撃レバー8を巻回位置において第1のピン12に当てて保持する保持ストップとして用いられる。
最後に、このロックレバー14は、第4のアーム14.7を有し、この第4のアームの端部は、中間ガンギ車1.4の第2のロック歯付き構造体と協働するようになったフック14.8を有している。
以下において、図2及び図2aに示されている第1の実施形態のこの脱進機機構体の初期位置から始まって、この機構体の作動について説明する。補助スプリング11は、分かりやすさを向上させるために図2〜図8には示されていない。
図2及び図2aに示された初期位置では、脱進機装置1は、上位置にあるロック軸9の端部9.1によってロックされている。衝撃レバー8も又、その第1の端部8.1が下側ガンギ車1.3の平面の上方に配置され、したがって、これとは協働しない上位置にある。
衝撃レバー8は、衝撃レバーを時計回りの方向に(図示のように)回転させる傾向のある補助スプリング11のトルクの作用を受ける。衝撃レバー8は、ロックレバーの第3のアーム14.6の端部によってロックされる。補助スプリング11の作用を受けた衝撃レバー8は、これを第2のアーム14.2によって第3のピン15と当接関係をなして保持しているロックレバー14の第3のアーム14.6の端部を押す。ガードピン14.5及びガードピン安全ローラ3は、機構体の不時のロック解除を阻止する。
ひげぜんまいは、反時計回りの方向に回転してピン安全ローラ4のピン4.1をロックレバー14の二又部14.4中に駆動し、それにより時計回りの方向におけるこのロックレバーの変位を生じさせ、ついには、その第2のアーム14.2は、第4のピン16(図3及び図4)に当接するようになる。衝撃レバー8は、解除されるが、脱進機装置1は、ロック軸9によって依然としてロックされている。
解除された衝撃レバー8は、補助スプリング11の作用を受けて時計回りの方向に変位する。衝撃安全ローラ5の高さ位置にある衝撃レバーの第2の端部8.2は、衝撃フィンガ5.1に接触し、エネルギーをひげぜんまいに伝達し、ついには、衝撃レバー8が第2のピン13に達するようになる。かくして、エネルギーは、衝撃レバー8が停止し、したがって、衝撃レバーの一部にから動きが生じないようになるまで伝えられる。
上側安全ローラ6の上側カム6.1の平面が傾斜していることにより、レバー8の下降が生じ、このレバーの第1の端部8.1は、下側ガンギ車1.3の衝撃歯付き構造体の2つの歯相互間に収容されている。下降中、衝撃レバー8は、ロック軸9を駆動し、ついには、ロック軸がその下位置に達し、それによりロック軸の端部9.1が上側ガンギ車1.5(図5)の第1のロック歯付き構造体から逃げ出るやいなや脱進機装置1が解除される。
図示の実施形態では、ひげ玉10は、軸9の上昇/下降中に用いられるスプリング11のエネルギーがそれほど大きくないので軸9と一緒に動くことができる。一変形実施形態では、ひげ玉10は、衝撃レバー8の軸9との摺動リンクを用いて並進中、固定状態のままであっても良い。
脱進機装置1は、解除されると、反時計回りの方向に回転し、これを行う際、下側ガンギ車1.3の衝撃歯付き構造体は、衝撃レバー8を補助スプリング11の作用に抗して時計回りの方向に駆動し、ついには、脱進機装置は、中間ガンギ車1.4(図6)の第2のロック歯付き構造体の経路内に位置するロックレバーの第4のアーム14.7のフック14.8によってロックされる。かくして、輪列及び脱進機装置1は、ロックレバー14及び中間ガンギ車1.4によってロックされる。また、衝撃レバー8は、下側ガンギ車1.3によって回転するのが阻止される。ロックレバー14は、このロックレバー14の第4のアーム14.7に加わる中間ガンギ車1.4の力によりピン15に当てて保持される(力の向きは、レバーと脱進機との間の従来型スイスレバー脱進機の場合と同様であると考えられる)。ガードピン14.5及びガイドピン安全ローラ3は、不時のロック解除を阻止する。ひげぜんまいは、その経路の半分を完了する。
次に、ひげぜんまいは、その回転方向を逆にする。ピン安全ローラのピン4.1は、脱進機装置1を解除するロックレバーの第2のアーム14.3の二又部と協働し(従来型スイスレバー脱進機の場合と同様)、ロックレバーの第4のアームフック14.8は、中間ガンギ車1.4(図7)の歯付き構造体から逃げ出る。
このようにして解除された脱進機装置1は、その時計回りの回転を再開し、下側ガンギ車1.3の衝撃歯付き構造体は、衝撃レバーの第1の端部8.1を駆動して補助スプリング11を巻き戻し、ついには、衝撃レバーが第1のピン12(図8)に当接するようになる。
下側制御安全ローラ7の下側カム7.1の平面が傾斜しているので、衝撃レバー8は、再び上昇し、衝撃レバーが下側ガンギ車1.3から離脱する。このようにする際、ロック軸9も又持ち上げられ、そのロック端部9.1は、上側ガンギ車1.5のロック歯付き構造体の2つの歯相互間に収容され、脱進機装置1及び輪列(図8)をロックする。ロックレバー14の第3のアーム14.6の端部は、衝撃レバー8をロックし、機構体は、その初期位置に戻る(図2)。
この第1の図示の実施形態では、脱進機装置1は、各々が歯付き構造体を備えた3つのガンギ車1.3,1.4,1.5を有している。
衝撃歯付き構造体は、下側ガンギ車1.3によって支持されていて、この衝撃歯付き構造体は、衝撃レバー8と協働し、第2のロック歯付き構造体は、中間ガンギ車1.4によって支持され、この第2のロック歯付き構造体は、ロックレバー14の第4のアーム14.7と協働し、第1のロック歯付き構造体は、上側ガンギ車1.5によって支持され、この第1のロック歯付き構造体は、ロック軸9と協働する。ガンギ車の個数を脱進機装置1が衝撃レバー8、ロックレバー14及びロック軸9とそれぞれ協働する3つの歯付き構造体を有する限り、減少させることができる。これら3つの歯付き構造体は、事実、大歯車1つだけ又は2つで支持することができる。
次に、図9〜図6を参照して第2の実施形態について説明する。なお、図中、同一の参照符号は、第1の実施形態の場合と同一の要素を示している。
本発明の第2の実施形態としての脱進機機構体も又、ひげぜんまい及び輪列によって香箱に連結された脱進機装置を有する計時器ムーブメントに組み込まれるようになっている。
例示として図9〜図16に示されているこの第2の実施形態では、脱進機機構体は、定力脱進機機構体であり、この脱進機機構体は、脱進機装置又はモバイル1を有し、この脱進機装置は、軸1.1に取り付けられていて、輪列(図示せず)により計時器ムーブメントの香箱(図示せず)に運動学的に連結されたガンギカナ1.2を有している。
第1の実施形態とは対照的に、この第2の実施形態の脱進機機構体は、ロックレバーを備えておらず、脱進機装置1は、2つの歯車、即ち、下側ガンギ車1.3及び上側ガンギ車1.5を有するに過ぎず、これら2つの歯車は、軸1.1に固定的に取り付けられている。この脱進機装置1は、計時器ムーブメントのフレームの一部、例えばこの計時器ムーブメントの底板又はブリッジに枢着されている。
この脱進機機構体は、計時器1ーブメントのフレームの一部に枢着されたひげぜんまい(図示せず)の軸2に固定的に取り付けられた制御部材を更に有している。この実施形態では、ひげぜんまいのこの軸2は、衝撃フィンガ5.1を備えた衝撃安全ローラ5を有し、この衝撃安全ローラ5は、下面に第1の上側カム6.1及び第2の上側カム6.2を備えた上側制御案内ローラ6と、上側制御安全ローラ6に向いている上面に下側カム7.1を備えた下側制御安全ローラ7との間に配置されている。これら種々の安全ローラ及びこれらによって支持され又はこれらに取り付けられた要素は、この場合も又、以下に説明する脱進機機構体の1組の制御部材を構成する。
この実施形態によれば、脱進機機構体は、計時器ムーブメントのフレームの一部に枢着された状態でこれに沿って長手方向に摺動することができるよう設けられた衝撃レバー8を更に有している。レバー8は、衝撃レバー8の回動平面に垂直にロック軸9に固定的に取り付けられている。このロック軸9は、好ましくは、ひげぜんまいの軸2及び脱進機装置1の回転軸1.1に平行に延びている。第1の実施形態の場合と同様、このロック軸9は、好ましくはひげ玉に固定的に取り付けられ、このひげ玉は、それ自体、定力補助スプリング(分かりやすくするために図示せず)の内側端部に固定的に取り付けられ、このスプリングの外側端部は、計時器ムーブメントのフレームの一部に固定されるよう設けられている。
衝撃レバー8は、下側ガンギ車1.3の衝撃歯付き構造体の歯と協働するようになった第1の歯形端部8.1を有している。この衝撃レバー8は、ひげぜんまいの軸に固定的に取り付けられている上側制御安全ローラ6と下側制御安全ローラ7との間に延びる第2の端部8.2を有し、この第2の端部は、第1及び第2の上側カム6.1,6.2並びに下側カム7.1と協働するようになっている。計時器ムーブメントのフレームの一部に固定された第1のピン12′が衝撃レバー8をロックする停止部として用いられる。この実施形態では、補助スプリング11は、衝撃レバー8を第2のピン13の方向に変位させる傾向がある。
衝撃レバー8を支持したロック軸9は、そのロック端部9.1が上側ガンギ車1.5の第1のロック歯付き構造体と協働し、その回転を阻止する上位置と、上側ガンギ車1.5がこのロック軸9のロック端部9.1から解除される下位置との間で長手方向に変位可能である。
以下において、図9及び図9aに示されている第2の実施形態のこの脱進機機構体の初期位置から始まって、この機構体の作動について説明する。
図9及び図9aに示された初期位置では、脱進機装置1は、ロック軸9の端部9.1によってロックされている。衝撃レバー8は、その第1の端部8.1が下側ガンギ車1.3の平面の上方に配置され、したがって、これとは協働せず、しかも、その第2の端部8.2が第1のピン12′と協働して衝撃レバー8がピン13の方向において反時計回りの方向に(図で見て)回転するのを阻止する上位置にある。
衝撃レバー8は、衝撃レバー8をピン13の方向において反時計回りの方向に回転させる傾向のある補助スプリング11のトルクの作用を受ける。初期位置では、衝撃レバー8は、補助スプリング11の作用を受けて第1のピン12′に対して当接状態に保持される。ひげぜんまいは、時計回りの方向に回転し、下側制御安全ローラ7の下側カム7.1を駆動してこれを衝撃レバー8の第2の端部8.2に接触させる。下側カム7.1の平面が傾斜しているので、上に向かうこの衝撃レバー8の変位が生じる。かくして、衝撃レバー8は、その上位置に位置し、もはや第1のピン12′(図10及び図10a)によって保持されない。衝撃レバー8は、解除されるが、脱進機装置1は、これ又その上位置にあるロック軸9によって依然としてロックされる。
解除された衝撃レバー8は、補助スプリング11の作用を受けて時計回りの方向に変位する。衝撃安全ローラ5の高さ位置にある衝撃レバーの第2の端部8.2は、衝撃フィンガ5.1(図11及び図11a)に接触し、エネルギーをひげぜんまいに伝達し、ついには、衝撃レバー8が第2のピン13に達するようになる。かくして、エネルギーは、衝撃レバー8が停止し、したがって、衝撃レバー(図12及び図12a)の一部にから動きが生じないようになるまで伝えられる。
上側安全ローラ6の第1の上側カム6.1の平面が傾斜しているので、レバー8は、その上位置から第2の中間位置に下降し、衝撃レバー8の第1の端部8.1は、下側ガンギ車1.3の衝撃歯付き構造体の2つの歯相互間に収容される。下降中、衝撃レバー8は、ロック軸9を駆動し、ついには、ロック軸は、ロック軸9が脱進機装置をロックする中間位置に達するようになる。衝撃レバー8は、第2のピン13(図13及び図13a)によって依然としてロックされる。
ひげぜんまいは、その回転方向を逆にする。上側安全ローラ6の第2の上側カム6.2の平面が傾斜していることにより、衝撃レバー8がその第2の中間位置からその下位置に下降し、衝撃レバー8の第1の端部8.1は、下側ガンギ車1.3の衝撃歯付き構造体の2つの歯相互間に収容されたままである。下降中、衝撃レバー8は、ロック軸9を駆動し、ついには、ロック軸は、その下位置に達し、ロック軸の端部9.1が上側ガンギ車1.5(図14及び図14a)の第1のロック歯付き構造体からいったん逃げ出ると、脱進機装置1が解除される。
このようにして解除された脱進機装置1は、その反時計回り(図で見て)の回転を再開し、下側ガンギ車1.3の衝撃歯付き構造体は、衝撃レバーの第1の端部8.1を時計回りに駆動して補助スプリング11を巻き戻し、ついには、衝撃レバーが第1のピン12′(図15及び図15a)に当接するようになる。この第1のピン12′は、面取りされており、この第1のピンは、傾斜面を有し、この傾斜面により、脱進機装置1によりピン12′に押し付けられた衝撃レバー8の力を受けて、衝撃レバー8は、上昇してその第1の中間位置(初期位置)に至る。これを行う際、衝撃レバー8の第1の端部8.1は、下側ガンギ車1.3から離脱する。ロック軸9も又、その初期位置に持ち上げられ、そのロック端部9.1は、上側ガンギ車1.5のロック歯付き構造体の2つの歯相互間に収容され、脱進機装置1及び輪列をロックする。この機構体は、その初期位置(図9及び図9a)に戻っている。
上述したように、この実施形態では、脱進機装置1は、各々が歯付き構造体を備えた2つのガンギ車1.3,1.5を有している。衝撃歯付き構造体は、下側ガンギ車1.3で支持され、この衝撃歯付き構造体は、衝撃レバー8と協働し、第1のロック歯付き構造体は、上側ガンギ車1.5で支持され、この第1のロック歯付き構造体は、ロック軸9と協働する。ガンギ車の個数を脱進機装置1が衝撃レバー8及びロック軸9とそれぞれ協働する2つの歯付き構造体を有する限り、減少させることができる。これら2つの歯付き構造体は、事実、歯車1つだけで支持することができる。
本発明のこの脱進機機構体は、第1の実施形態ではロックレバーのロック軸9及び第4のアーム14.7により又は第2の実施形態ではロック軸9だけで行われる脱進機装置1のロック機能と衝撃レバー8及び補助スプリング11を用いて行われる衝撃機能を分けているという特徴を有する。具体的に説明すると、これら2つの機能は、少なくとも部分的に互いに角度をなす互いに異なる平面内で実行され、図示の実施形態では、衝撃は、ひげぜんまい軸に実質的に垂直な平面内で起こり、調整又はロックは、少なくとも部分的に、脱進機装置の軸を含む平面内で起こる。
特に注目されるように、衝撃段階中、脱進機装置1及びかくしてムーブメントの輪列全体は、衝撃の際の可動部品の慣性が極めて小さいようにロックされ、かくして、脱進機装置1の反動が阻止される。さらに、衝撃レバーの角度運動全体が無駄な動きがなく、効果的に能動的である。これらの構成により、脱進機機構体の性能は、この脱進機機構体を備えたムーブメントの時刻測定の精度と同様大幅に向上する。最後に、説明した実施形態では、各衝撃の際にひげぜんまいに伝達されるエネルギーは、厳密に一定である。というのは、このエネルギーは、各衝撃相互間で巻き戻る補助スプリングでのみ決まるからである。
図示の実施形態では、ロック軸9により形成される調節部材は、衝撃レバー8に固定的に取り付けられ、このロック軸は、その回動軸として用いられる。変形実施形態では、調節部材は、衝撃レバー8とは別個独立であっても良く、この調節部材は、ひげぜんまいの軸2に固定されている下側制御安全ローラ7及び上側制御安全ローラ6により支持された別の1対のカムによって制御される。
1 脱進機機構体
1.1 軸
1.2 ガンギカナ
1.3 下側ガンギ車
1.5 上側ガンギ車
2 軸
3 ガードピン案内ローラ
4 ピン案内ローラ
4.1 ピン
5 衝撃安全ローラ
5.1 衝撃フィンガ
6 上側制御安全ローラ
6.1 上側カム
7 下側制御安全ローラ
7.1 下側カム
8 衝撃レバー
9 ロック軸又は調節部材
11 補助スプリング
12,13,15,16 ピン
14.2,14.3,14.6 アーム

Claims (17)

  1. 輪列により香箱に連結された脱進機装置(1)及びひげぜんまいと、衝撃レバー(8)及び少なくとも1つの調節部材(9)を含む脱進機機構体と、を有する計時器ムーブメントであって、前記衝撃レバー(8)及び前記調節部材(9)は、前記ひげぜんまいの軸で支持された制御部材(6.1,6.2,7.1)によって制御され、前記衝撃レバー(8)及び前記調節部材(9)は、脱進機装置(1)と協働し、前記衝撃レバー(8)及び前記調節部材(9)は、前記衝撃レバー(8)及び前記調節部材(9)が脱進機装置(1)と協働する位置と、前記衝撃レバー(8)及び前記調節部材(9)が脱進機装置(1)と協働しない位置との間で、互いに角度をなす2つの互いに異なる平面内で動く、計時器ムーブメント。
  2. 前記脱進機機構体は、補助スプリング(11)を有する定力脱進機機構体であり、前記補助スプリングの一端部は、前記衝撃レバー(8)に固定的に取り付けられている、請求項1記載の計時器ムーブメント。
  3. 前記補助スプリング(11)は、コイルスプリングであり、前記コイルスプリングの内側端部は、前記衝撃レバー(8)のひげ玉に固定され、その外側端部は、前記計時器ムーブメントのフレームの一部に固定されている、請求項2記載の計時器ムーブメント。
  4. 前記衝撃レバー(8)は、前記ひげぜんまいの前記軸に実質的に垂直な第1の平面内で動く、請求項1記載の計時器ムーブメント。
  5. 前記衝撃レバー(8)の変位は、前記第1の平面に垂直な第1の軸回りの回転である、請求項4記載の計時器ムーブメント。
  6. 前記調節部材(9)は、前記脱進機装置(1)の前記軸と実質的に平行な第2の平面内で動く、請求項1記載の計時器ムーブメント。
  7. 前記調節部材(9)の変位は、前記第2の平面内における直線的並進である、請求項6記載の計時器ムーブメント。
  8. 前記計時器ムーブメントは、第2の調節部材(14)を有し、前記第2の調節部材(14)は、前記第2の調節部材が前記脱進機装置(1)と協働する位置と、前記第2の調節部材が前記脱進機装置と協働しない位置との間で、前記第1の平面に垂直な第2の軸回りに回転運動する、請求項4記載の計時器ムーブメント。
  9. 前記衝撃レバー(8)の第1の端部(8.1)が前記脱進機装置(1)の第1の歯付き構造体と協働し、前記衝撃レバー(8)の第2の端部(8.2)が前記ひげぜんまいの前記軸(2)の上側制御安全ローラ(6)及び下側制御安全ローラ(7)によりそれぞれ支持された2つのカム(6.1,7.1)と協働する、請求項1記載の計時器ムーブメント。
  10. 前記ひげぜんまいの前記軸(2)は、前記軸(2)の前記下側制御安全ローラ(7)と前記上側制御安全ローラ(6)との間に位置した衝撃安全ローラ(5)を支持し、前記衝撃安全ローラ(5)は、衝撃段階において、前記上側制御安全ローラ(6)と前記下側制御安全ローラ(7)との間に延びる前記衝撃レバーの前記第2の端部(8.2)と協働するようになった衝撃フィンガ(5.1)を有する、請求項9記載の計時器ムーブメント。
  11. 前記計時器ムーブメントは、前記計時器ムーブメントの前記フレームの一部に固定され且つ前記衝撃レバー(8)の端角度位置を定める2本のピン(12,13)を有する、請求項10記載の計時器ムーブメント。
  12. 前記衝撃レバー(8)は、ロック軸(9)に固定的に取り付けられ、前記ロック軸の一端部(9.1)は、前記脱進機装置(1)のロック歯付き構造体と協働する、請求項1記載の計時器ムーブメント。
  13. 前記計時器ムーブメントは、前記計時器ムーブメントの前記フレームの一部に枢着されたロックレバー(14)を更に有し、前記ロックレバーは、前記計時器ムーブメントの前記フレームの一部に固定された第3及び第4のピン(15,16)と協働すると共に前記ロックレバーの端角度位置を定める第1のアーム(14.2)と、第2のアーム(14.3)とを有し、前記第2のアームの端部は、前記ひげぜんまいの前記軸(2)に固定的に取り付けられたピン(4.1)及びこれ又前記ひげぜんまいの前記軸(2)で支持されたガードピン安全ローラ(3)とそれぞれ協働する二又部(14.4)及びガードピン(14.5)を備えている、請求項12記載の計時器ムーブメント。
  14. 前記ロックレバー(14)は、前記衝撃レバーが静止状態にある前記脱進機機構体の動作段階中、前記衝撃レバー(8)を巻回位置において前記第1のピン(12,12′)に当てた状態に保持するようになった第3のアーム(14.6)を有する、請求項13記載の計時器ムーブメント。
  15. 前記ロックレバー(14)は、第4のアーム(14.7)を有し、前記第4のアームの端部は、前記脱進機装置(1)の第2のロック歯付き構造体と協働するようになったフック(14.8)を支持している、請求項14記載の計時器ムーブメント。
  16. 前記脱進機装置(1)の前記歯付き構造体の各々は、前記脱進機装置(1)の歯車(1.3,1.4,1.5)で支持されている、請求項9記載の計時器ムーブメント。
  17. 請求項1記載のムーブメントを有する計時器。
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