JP2012212759A - ソレノイド - Google Patents

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広明 薄
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Abstract

【課題】 外部配線のリード線とコイルワイヤの結線部をボビンの鍔部に接するように配置する構造を有するソレノイドにおいて、コイルワイヤとリード線の配線が容易であり、また絶縁被覆を傷つけることを防止できる構造を有するソレノイドを提供すること。
【解決手段】 ソレノイド10は、第1鍔部21にリード線59aを配線するリード線用溝41、リード線59bを配線するリード線用溝40、リード線59cを配線するリード線用溝42を設けている。また、リード線59cに対してコイルワイヤ58aとコイルワイヤ57aとのコモン結線部を収納するコモン結線用凹陥部29、リード線59bとコイルワイヤ58bとの結線部を収納する結線用凹陥部32、リード線59aとコイルワイヤ57bとの結線部を収納する結線用凹陥部33をそれぞれ設けている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ソレノイドに関し、特に外部配線のリード線とコイルワイヤの結線部をボビンの鍔部に接するように配置する構造を有するソレノイドに関する。
従来技術について説明する。図9は、従来技術に係るソレノイドを示す断面図である。図9において、70はソレノイド、71はケース、72はボビン、73は第1鍔部、74は第2鍔部、75は第3鍔部、76は第4鍔部、77は第5鍔部、78は第1コイル、79は第2コイル、80a、80b、81a及び81bはリード線、82はプランジャ、83は永久磁石、84は磁性体である。
コイルを巻回するボビンは、ソレノイドの構成部品の中では比較的大きな容積を占めている。図9は、特開平6−224031公報で開示されているソレノイドである。ソレノイド70は、磁性のケース71内に設けたボビン72に第1コイル78と第2コイル79と設けている。また、ボビン72の中空部にプランジャ82を摺動可能に設けており、また、ケース83内には、永久磁石83と磁性体84と設けている。そして、第1コイル78と第2コイル79との通電の切り替えと、永久磁石83及び磁性体84による吸引力によって、プランジャ82の推力と保持力を高めている。これによって、ソレノイドの小型化を可能にしている。
この従来技術のように、2つのコイルを設けると、ボビン72の鍔部の構成が複雑になる。すなわち、第1鍔部73、第2鍔部74、第3鍔部75、第4鍔部76及び第5鍔部77を設け、第3鍔部75と第4鍔部76との間隙、及び、第4鍔部76と第5鍔部77との間隙にそれぞれリード線80a及び80b、リード線81a及び81bを配置して、互いの絶縁性を確保している。ところで、この構造のままでボビン72の小型化を図ると、第3鍔部75と第4鍔部76との間隙、及び、第4鍔部76と第5鍔部77との間隙は、リード線80a及び80b、及び、リード線81a及び81bを配線可能な最小限の幅にせざるを得なくなる。
しかし、これらの鍔部の間隙を配線可能な最小限の幅にすると、視認性が悪い上に2つのコイルのコイルワイヤとこれらのリード線の引き回し作業が困難になり、作業性が大幅に低下する。また、コイルワイヤの絶縁被覆をピンセットなどで傷つけて絶縁性が不十分になったり、リード線を引っ張ったときに絶縁被覆内で断線したりすることがある。さらに、検査時には、コイルワイヤ及びリード線のこれらの間隙の奥にある部分を目視することが困難になるので、目視検査の正確性が不十分になってしまう。この問題は、2つのコイルを設けたソレノイドにおいて顕著であるが、コイルを1つのみ設けるソレノイドにおいても、2つの鍔部の間隙にコイルワイヤとリード線を配線する場合においては、小型化の進展に伴ってこの問題を生じる可能性がある。
特開平6−224031公報
本発明は、上記課題を解決するために、外部配線のリード線とコイルワイヤの結線部をボビンの鍔部に接するように配置する構造を有するソレノイドにおいて、コイルワイヤとリード線の配線が容易であり、また絶縁被覆を傷つけることを防止できる構造を有するソレノイドを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、巻胴部と、該巻胴部の両端部にそれぞれ設けられた第1の鍔部と第2の鍔部とを備えたボビンと、コイルワイヤを前記巻胴部に巻回して設けられたコイルとを有するソレノイドにおいて、前記ボビンは、前記第1の鍔部の外側面に、前記コイルワイヤの第1の端部近傍の部分に接続された第1のリード線とを配線する第1の配線溝と、前記コイルワイヤの第2の端部近傍の部分に接続された第2のリード線とを配線する第2の配線溝とが形成されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ボビンは、前記第1の鍔部の外側面に、前記コイルワイヤの前記第1の端部近傍の部分と前記第1のリード線との結線部を収納すると共に前記第1の配線溝よりも幅広に形成された第1の凹陥部と、前記コイルワイヤの前記第2の端部近傍の部分と前記第2のリード線との結線部を収納すると共に前記第2の配線溝よりも幅広に形成された第2の凹陥部とが形成されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ボビンは、前記第1の鍔部の中央に前記巻胴部の開口部が位置し、前記第1の配線溝と前記第2の配線溝とは前記開口部が介在するように配置されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記ボビンは、前記第1の鍔部に前記コイルワイヤの前記第1の端部近傍の部分を挿通するスリット又は別の開口部を有することを特徴とするソレノイドである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記ボビンは、前記第1の鍔部の縁辺部に前記コイルワイヤの前記第2の端部近傍の部分を配線する切り欠き部が形成されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記ボビンは、前記第1の鍔部と前記第2の鍔部と間に設けられた第3の鍔部を備え、前記コイルは、前記第1の鍔部と前記第3の鍔部との間の前記巻胴部に設けられ、さらに、前記第3の鍔部と前記第2の鍔部との間の前記巻胴部に別のコイルワイヤを巻回して設けられた別のコイルを有し、前記第1の鍔部の外側面に、前記別のコイルワイヤの第1の端部近傍の部分に接続された第3のリード線を配線する第3の配線溝が形成されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発明において、
前記ボビンは、前記第1の鍔部の縁辺部に前記別のコイルワイヤの前記第2の端部近傍の部分を配線する別の切り欠き部が形成されていることを特徴とする特徴とするソレノイドである。
請求項1に記載の発明によれば、第1の鍔部の外側面に第1及び第2の配線溝を形成しているので第1及び第2のリード線の配線が容易になり、さらに第1及び第2のリード線を見ながらコイルワイヤの第1及び第2の端部近傍の部分との結線作業を行えるので、作業性が大幅に向上する。
請求項2に記載の発明によれば、第1の端部近傍の部分と第1のリード線との結線部と、第2の端部近傍の部分と第2のリード線との結線部とをそれぞれ収納する第1の凹陥部と第2の凹陥部とを設けたので、結線部の収納が容易になると共に、結線状態を一瞥しただけで把握できるので、目視検査も非常に容易になる。
請求項3に記載の発明によれば、第1の配線溝と第2の配線溝との間に巻胴部の開口部を介在させるので、第1のリード線と第2のリード線との沿面距離及び空間距離、及び、これらのリードと2つのコイルワイヤの端部近傍の部分の結線部同士の沿面距離及び空間距離が十分に確保され、確実に絶縁することができる。
請求項4に記載の発明によれば、コイルワイヤの第1の端部近傍の部分をスリット又は別の開口部に挿通するので、この部分とコイルワイヤの第2の端部近傍の部分との沿面距離及び空間距離を確保することが容易になり、両者の間の絶縁性を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、コイルワイヤの第2の端部近傍の部分を切り欠き部に配線するので、この部分とコイルワイヤの第1の端部近傍の部分との沿面距離及び空間距離を確保することが容易になり、両者の間の絶縁性を高めることができる。
請求項6に記載の発明によれば、コイルを第1の鍔部と第3の鍔部との間の巻胴部に設けられ、第3の鍔部と第2の鍔部との間の巻胴部に別のコイルワイヤを巻回し、別のコイルワイヤの第1の端部近傍の部分に接続された第3のリード線を配線する第3の配線溝が形成されているので、コイルを2つ設けるソレノイドにおいても、第3のリード線の配線が容易になり、さらに第3のリード線を見ながら別のコイルワイヤの第2の端部近傍の部分との結線作業を行えるので、作業性が大幅に向上する。
請求項7に記載の発明によれば、ボビンは、別のコイルワイヤの第2の端部近傍の部分を別の切り欠き部に配線するので、この部分と別のコイルワイヤの第1の端部近傍の部分との沿面距離及び空間距離を確保することが容易になり、両者の間の絶縁性を高めることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンに配線した状態を示す背面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンの上面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンを示し、(A)は正面図、(B)はA−A線断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの蓋を示し、(A)は蓋の上面図、(B)は正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンにコイルワイヤを巻回した状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンに蓋を被せる状態を示す正面図であり、(A)は蓋で覆う前、(B)は蓋で覆う後を示す。 本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンをケースに収納した状態を示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るソレノイドのボビンの上面図である。 従来技術に係るソレノイドを示す断面図である。
以下に、本発明の各実施の形態に係るソレノイドを図面に基づいて説明する。なお、ケースの外形又は構造、プランジャの形状は以下の各図に記載したものに限られるものではない。例えば、ボビン全体を覆うケースに代えてフレーム状のヨークを設けてもよく、本発明は様々な種類のソレノイドに対して適用することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンに配線した状態を示す背面図である。図1において、20はボビン、21は第1鍔部、24は中空部、25、26及び27は切り欠き部、28はスリット、29はコモン結線用凹陥部、30及び31はコイルワイヤ用溝、32及び33は結線用凹陥部、40、41及び42はリード線用溝、43は環状凸部、44及び45は蓋用凹陥部、57a、57b、58a及び58bはコイルワイヤ、59a、59b及び59cはリード線である。
まず、この実施の形態に係るソレノイドの全体構造の概略について述べる。図1に示すように、ボビン20は、コイルを2つ設けるための構造を有している。第1鍔部21の外側面には、リード線と2本のコイルワイヤをコモン結線した結線部を収納するためのコモン結線用凹陥部29、コイルワイヤを配線するためのコイルワイヤ用溝30及び31、リード線と1本のコイルワイヤを結線した結線部を収納するための結線用凹陥部32及び33、リード線を配線するためのリード線用溝40、41及び42が設けられている。したがって、作業者が第1鍔部21の外側面と正対すると、これらのものすべてを一瞥することができる。
以下にボビンを中心とするソレノイドの構成品について詳しく説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンの上面図である。図2において、34a、34b、35a、35b、36a及び36bは凸部、37、38及び39は挟み込み部、46は案内用突出部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。また、図3は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンを示し、(A)は正面図、(B)はA−A線断面図である。図3において、22は第3鍔部、23は第2鍔部、47は第1巻胴部、48は第2巻胴部、49は切り欠き部、50は巻始め溝、57は第1コイル、58は第2コイルであり、その他の符号は図1と同じものを示す。
ボビン20は、図3に示すように、巻胴部を第1巻胴部47と第2巻胴部48とからなるものとしている。また、第1巻胴部47の両端部には第1鍔部21と第3鍔部22、第2巻胴部48の両端部には第3鍔部22と第2鍔部23とが設けられている。この実施の形態では、第1巻胴部47に保持用の細いコイルを巻回し、第2巻胴部48に推力(吸引力)用の太いコイルを巻回している。また、保持用の細いコイルの巻回数が推力用の太いコイルの巻回数よりも相当多いので、第1巻胴部47の外径を第2巻胴部48の外径よりも小さくしている。さらに、推力用の太いコイルを第2巻胴部48の端部から間隙なく巻回できるように、第3鍔部22の第2鍔部23側の面に巻始め溝50を形成している。巻始め溝50は、第3鍔部22の縁辺部から第2巻胴部48に向かって延在しており、終端部においては、第2巻胴部48に対してほぼ接線となる角度で接している。また、終端部に向かって漸次浅くなるように形成されている。
図1及び図2に示すように、第1鍔部21は、第1巻胴部47の端部に設けられており、さらにコイルと外部端子との接続手段であるリード線59a、59b及び59cなどの配線を一瞥でき、配線作業を容易にするために様々な構成を有する。まず、中空部24の開口部の周辺に相当する領域に環状凸部43を形成している。環状凸部43は、後述する蓋を接着するための接着剤を塗布する部分となる。環状凸部43の左側には、コモン結線されないリード線59aを配線するためのリード線用溝41、同じくコモン結線されないリード線59bを配線するためのリード線用溝40が形成され、環状凸部43の右側には、コモン結線されるリード線59cを配線するためのリード線用溝42が形成されている。このようにコモン結線の有無によって、中空部24の開口部の左右に分けて配置することにより、コモン結線側とそうでない側とがソレノイドの使用中に外部から加わる振動によって短絡することがないようにしている。
さらに、リード線用溝40の外部接続側と反対側の端部には、リード線用溝40よりも幅が広い結線用凹陥部32を形成している。結線用凹陥部32は、リード線59bの被覆を剥離してコイルワイヤ58bを巻回している部分を収納する。さらに、結線用凹陥部32に連続するように、コイルワイヤ58bを第1鍔部21の縁辺部まで配線するためのコイルワイヤ用溝30を設けている。くわえて、コイルワイヤ用溝30に連続して切り欠き部25を形成している。切り欠き部25は、第2巻胴部48に巻回した太いコイルの端部近傍の部分であるコイルワイヤ58bをコイルワイヤ用溝30側に引き回したときに、コイルワイヤ58bが第1鍔部21の縁辺部を滑って位置ずれすることを防止するために形成している。また、リード線用溝40の途中部分には、挟み込み部37と凸部34a及び34bを設けている。挟み込み部37と凸部34a及び34bとは、いずれもリード線用溝40の左右両側面からリード線59bを挟み込むようになされており、これらでリード線59bを挟み込むことによってリード線59bを確実に保持できるようにしている。
同様に、リード線用溝41の外部接続側と反対側の端部には、リード線用溝41よりも幅が広い結線用凹陥部33を形成している。結線用凹陥部33は、リード線59aの被覆を剥離してコイルワイヤ57bを巻回している部分を収納する。さらに、結線用凹陥部33に連続するように、コイルワイヤ57bを第1鍔部21の縁辺部まで配線するためのコイルワイヤ用溝31を設けている。くわえて、コイルワイヤ用溝31に連続して切り欠き部26を形成している。切り欠き部26は、第1巻胴部47に巻回した細いコイルの端部近傍の部分であるコイルワイヤ57bをコイルワイヤ用溝31側に引き回したときに、コイルワイヤ57bが第1鍔部21の縁辺部を滑って位置ずれすることを防止するために形成している。また、リード線用溝41の途中部分には、挟み込み部38と凸部35a及び35bを設けている。挟み込み部38と凸部35a及び35bとは、いずれもリード線用溝40の左右両側面からリード線59bを挟み込むようになされており、これらでリード線59bを挟み込むことによってリード線59bを確実に保持できるようにしている。
リード線用溝42の途中部分にも、挟み込み部39と凸部36a及び36bを設けている。挟み込み部39と凸部36a及び36bとは、いずれもリード線用溝40の左右両側面からリード線59cを挟み込むようになされている。また、リード線59cに対してコイルワイヤ58aとコイルワイヤ57aとをコモン結線するので、この結線部には結線用凹陥部32よりも大きい凹陥部が必要となる。そこで、リード線用溝42の外部接続側と反対側の端部にリード線用溝42よりもかなり幅が広いコモン結線用凹陥部29を形成し、ここに結線部を収納している。くわえて、コモン結線用凹陥部29の領域内にスリット28を形成している。
スリット28は、第1巻胴部47に巻回した細いコイルの端部近傍の部分であるコイルワイヤ57aを第1鍔部21の外側面に引き回し、さらにリード線59cの被覆を剥離した部分に接近させやすくするものである。なお、スリットに代えて開口部を形成してもよいが、コイルワイヤの引き回しが容易であるので、スリットとすることが望ましい。さらに、第1巻胴部47の縁辺部から第1巻胴部47に向かって延在しており、終端部においては、第1巻胴部47に対してほぼ接線となる角度で接している。したがって、スリット28を介して第1巻胴部47側に配線されたコイルワイヤは、第1巻胴部の端部から間隙無く巻回することができ、巻崩れを生じることを防止できる。また、コモン結線用凹陥部29に連続して切り欠き部27を形成している。切り欠き部27は、第2巻胴部48に巻回した太いコイルの端部近傍の部分であるコイルワイヤ58aをコモン結線用凹陥部29側に引き回したときに、コイルワイヤ58aが第1鍔部21の縁辺部を滑って位置ずれすることを防止するために形成している。なお、第1鍔部21の外側面に形成する凹陥部は、これらに限られるものではなく、例えば整流用ダイオードなどリード線に接続される素子を収納してもよい。
ソレノイドの組立後は、第1鍔部21には各リード線及びコイルワイヤを保護する蓋が接着されるが、この蓋の位置決め用に第1鍔部21の縁辺部に蓋用凹陥部44及び45が形成されている。蓋用凹陥部44と蓋用凹陥部45とは、中空部24の開口部を挟んで第1鍔部21の左右の縁辺部に形成されており、蓋の縁辺部から垂下するように形成されている部分が接着される。なお、蓋を確実に接着するために、蓋用凹陥部44及び45と環状凸部43とに加えて、隣接するリード線用溝の間の部分にも接着剤を塗布することが望ましい。案内用突出部46は、ソレノイドのケースの外部に導出されるリード線59a、59b及び59cを平行に配置されるようにするものであると共に、ケースの切り欠き部に嵌め込まれることによって、ボビン20をケースに収納するときにボビン20を案内する役割を持つ。くわえて、図3に示すように、第3鍔部22の縁辺部には、切り欠き部49が形成されている。切り欠き部49は、第2巻胴部48に巻回した太いコイルの端部近傍の部分であるコイルワイヤ58bを第3鍔部22の縁辺部を越えて第1鍔部21に配線されるコイルワイヤ58bが第3鍔部22の縁辺部を滑って位置ずれすることを防止するために形成している。
さらに、第1鍔部21の外側面を覆う蓋について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドの蓋を示し、(A)は蓋の上面図、(B)は正面図である。図4において、51は蓋、52は円形板部、53は開口部、54は押さえ部、55及び56は案内部である。
蓋51は、略円板状に形成された円形板部52の中心部にプランジャを挿通するための開口部53を形成している。また、円形板部52の縁辺部には、ボビン20の第1鍔部21に接着する際に案内する機能を持つ案内部55及び56を垂下するように設けている。
さらに、切り欠き部25及び26に対応する縁辺部に押さえ部54を設けている。押さえ部54は、切り欠き部25及び26付近のコイルワイヤ58b及びコイルワイヤ57bを上から押さえて、ソレノイドの使用中に外部からの衝撃や振動によってコイルワイヤ58bとコイルワイヤ57bとが接触することを防止するために形成している。
以上のように構成したボビンに及び蓋をソレノイドに組み込む過程について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンにコイルワイヤを巻回した状態を示す正面図である。図5において、57は第1コイル、58は第2コイルであり、その他の符号は図1及び図3と同じものを示す。また、図6は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンに蓋を被せる状態を示す正面図であり、(A)は蓋で覆う前、(B)は蓋で覆う後を示す。図6において用いた符号は、すべて図4及び図5と同じものを示す。図7は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドのボビンをケースに収納した状態を示す正面図である。図7において、10はソレノイド、60はケース、61は凸部、62はケース、63はプランジャであり、その他の符号は図5と同じものを示す。
ボビン20の第1巻胴部47と第2巻胴部48とに所定の太さのコイルワイヤをそれぞれ巻回すると、図5に示すように、第1コイル57と第2コイル58が形成される。第1コイル57は、巻初めの部分となるコイルワイヤ57aが第1鍔部21の外側面からスリット28を介して第1巻胴部47に配線され、第1巻胴部47に所定回数巻回されている。また、コイルワイヤ57aは、前述のようにリード線59cに結線される。したがって、巻初めの部分となるコイルワイヤ57aは、リード線59cとの結線部からほぼ最短距離となる経路を経由して第1巻胴部47に配線されている。したがって、余分な電力消費を低減することができる。巻終わりの部分となるコイルワイヤ57bは、切り欠き部26を経由し、前述のようにリード線59aに結線される。
また、第2コイル58は、巻初めの部分となるコイルワイヤ58aが第1鍔部21の外側面から切り欠き部27と巻始め溝50を介して第2巻胴部48に配線され、第1巻胴部47に所定回数巻回されている。したがって、コイルワイヤ58aは、切り欠き部27に保持されるので、第2コイル58の巻回作業中に第1鍔部21の縁辺部を滑って移動することがない。さらに、巻始め溝50を介して第2巻胴部48側に配線されたコイルワイヤは、第2巻胴部48の端部から間隙無く巻回することができ、巻崩れを生じることを防止できる。巻終わりの部分となるコイルワイヤ57bは、第3鍔部22の切り欠き部49と第1鍔部21の切り欠き部25とを経由し、前述のようにリード線59aに結線される。したがって、コイルワイヤ57bは、第3鍔部22及び第1鍔部21経由で配線しても、切り欠き部49及び25で保持されているので、コイルワイヤ57bの位置ずれを生じることがない。
次に、蓋51の接着方法について説明する。リード線とコイルワイヤとを結線して図1に示す状態となったら、第1鍔部21の前述した部分に接着剤を塗布し、図6(A)に示すように、蓋51を貼り付けて、図6(B)に示すように、ボビン20の上下を逆にして所定時間保管する。このようにすると、コイル等の自重によって蓋51と第1鍔部21の前述した部分とを密着させて接着できる。したがって、蓋51は接着剤を用いたごく一般的な方法で接続できると共に、クランプなどで挟む必要がない。
そして、図7に示すように、ボビン20の中空部24にプランジャ63を挿入し、さらにケース62の凸部61の開口部にリード線59cなど3本のリード線を挿通させる。最後に、ボビン20をケース62に収納し、ケース60にケース62をねじ込むことによってソレノイド10が完成する。なお、図7に示したケース60及び62の形状などは、あくまでも一例であり、ケースを設けずに、ボビンをフレーム型のヨークで保持するものなどであってもよい。
以上のように、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイド10は、第1鍔部21の外側面に、リード線59aを配線するリード線用溝41、リード線59bを配線するリード線用溝40、リード線59cを配線するリード線用溝42をそれぞれ設けているので、リード線の配線を手作業で非常に簡単に行えると共に、配線状態を一瞥して確認することができる。また、リード線59cに対してコイルワイヤ58aとコイルワイヤ57aとのコモン結線部を収納するコモン結線用凹陥部29、リード線59bとコイルワイヤ58bとの結線部を収納する結線用凹陥部32、リード線59aとコイルワイヤ57bとの結線部を収納する結線用凹陥部33をそれぞれ設けているので、ボビン20を作業台などに置き、そのままの状態で結線作業ができる。また、結線のために両手を使うころができるので、作業性が非常に向上する。また、結線状態を直接目視することができるので、各結線部の検査も非常に容易になる。さらに、コイルワイヤなどの長さが許容範囲を超えて不足又は過剰であると、これらの凹陥部の部位で結線できない、又は、結線部が凹陥部に収納できないなどの状態を生じることがあるので、このような不具合を早期に発見することができる。また、各リード線用溝に、凸部34a、34b、35a、35b、36a及び36bと、挟み込み部37、38及び39とを設けたので、配線したリード線がソレノイドの組立作業中や、組立後に離脱することがない。くわえて、スリット28と、切り欠き部25、26、27及び49とを形成したので、コイルワイヤの引き回しが容易になる。特に、コイルを複数個設けるソレノイドにおいては、コイルワイヤ同士が接触して短絡しないような構造とすることが設計上大きな課題となるが、スリット28等を設けることによって設計等も容易になる。また、蓋51の接着にジグを必要とせず、非常に簡単に接着できる。
さらに、本発明の第2の実施の形態に係るソレノイドについて説明する。図8は、本発明の第2の実施の形態に係るソレノイドのボビンの上面図である。図8において用いた符号は、すべて図1と同じものを示す。
本発明の実施の形態に係るソレノイドは、コイルを1つのみ設けるものである。図8に示すように、コイルワイヤの端部近傍の部分が2本となるので、それに対応する構成としている。これ以外の構成は、本発明の第1の実施の形態に係るソレノイドと同じ構成である。以上の構造を持つ第2の実施の形態に係るソレノイドでは、コイル1つのみ設けるものであってもリード線の配線作業等が非常に容易になる。
なお、本発明は以上に説明した内容に限定されるものではなく、ケース、プランジャの形状、ベース、シャフト、永久磁石、整流回路の有無などについては、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変形を加えることが可能である。また、蓋51の形状、リード線59a、59b及び59cの取り出し方向、ケース60及び62の外形、開放部の有無、またはコイルワイヤの太さなどは適宜変更可能である。さらに、また、切り欠き部を形成する位置や、コイルのボビンに対する巻回方向なども適宜変更できる。くわえて、2本のコイルワイヤの端部近傍の部分をコモン結線せず、それぞれのコイルワイヤに対して独立したリード線を設けてもよい。
10 ソレノイド
20 ボビン
21 第1鍔部
22 第3鍔部
23 第2鍔部
24 中空部
25 切り欠き部
26 切り欠き部
27 切り欠き部
28 スリット
29 コモン結線用凹陥部
30 コイルワイヤ用溝
31 コイルワイヤ用溝
32 結線用凹陥部
33 結線用凹陥部
34a 凸部
34b 凸部
35a 凸部
35b 凸部
36a 凸部
36b 凸部
37 挟み込み部
38 挟み込み部
39 挟み込み部
40 リード線用溝
41 リード線用溝
42 リード線用溝
43 環状凸部
44 蓋用凹陥部
45 蓋用凹陥部
46 案内用突出部
47 第1巻胴部
48 第2巻胴部
49 切り欠き部
50 巻始め溝
51 蓋
52 円形板部
53 開口部
54 押さえ部
55 案内部
56 案内部
57 第1コイル
57a コイルワイヤ
57b コイルワイヤ
58 第2コイル
58a コイルワイヤ
58b コイルワイヤ
59a リード線
59b リード線
59c リード線
60 ケース
61 凸部
62 ケース
63 プランジャ
70 ソレノイド
71 ケース
72 ボビン
73 第1鍔部
74 第2鍔部
75 第3鍔部
76 第4鍔部
77 第5鍔部
78 第1コイル
79 第2コイル
80a リード線
80b リード線
81a リード線
81b リード線
82 プランジャ
83 永久磁石
84 磁性体

Claims (7)

  1. 巻胴部と、該巻胴部の両端部にそれぞれ設けられた第1の鍔部と第2の鍔部とを備えたボビンと、コイルワイヤを前記巻胴部に巻回して設けられたコイルとを有するソレノイドにおいて、
    前記ボビンは、前記第1の鍔部の外側面に、前記コイルワイヤの第1の端部近傍の部分に接続された第1のリード線を配線する第1の配線溝と、前記コイルワイヤの第2の端部近傍の部分に接続された第2のリード線を配線する第2の配線溝とが形成されていることを特徴とするソレノイド。
  2. 前記ボビンは、前記第1の鍔部の外側面に、前記コイルワイヤの前記第1の端部近傍の部分と前記第1のリード線との結線部を収納すると共に前記第1の配線溝よりも幅広に形成された第1の凹陥部と、前記コイルワイヤの前記第2の端部近傍の部分と前記第2のリード線との結線部を収納すると共に前記第2の配線溝よりも幅広に形成された第2の凹陥部とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のソレノイド。
  3. 前記ボビンは、前記第1の鍔部の中央に前記巻胴部の開口部が位置し、前記第1の配線溝と前記第2の配線溝とは前記開口部が介在するように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のソレノイド。
  4. 前記ボビンは、前記第1の鍔部に前記コイルワイヤの前記第1の端部近傍の部分を挿通するスリット又は別の開口部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のソレノイド。
  5. 前記ボビンは、前記第1の鍔部の縁辺部に前記コイルワイヤの前記第2の端部近傍の部分を配線する切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のソレノイド。
  6. 前記ボビンは、前記第1の鍔部と前記第2の鍔部と間に設けられた第3の鍔部を備え、
    前記コイルは、前記第1の鍔部と前記第3の鍔部との間の前記巻胴部に設けられ、
    さらに、前記第3の鍔部と前記第2の鍔部との間の前記巻胴部に別のコイルワイヤを巻回して設けられた別のコイルを有し、
    前記第1の鍔部の外側面に、前記別のコイルワイヤの第1の端部近傍の部分に接続された第3のリード線を配線する第3の配線溝が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のソレノイド。
  7. 前記ボビンは、前記第1の鍔部の縁辺部に前記別のコイルワイヤの前記第2の端部近傍の部分を配線する別の切り欠き部が形成されていることを特徴とする特徴とする請求項6に記載のソレノイド。
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