JP2012212493A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1及び第2のデータ線対間に接続され、ゲート端子に共通に供給される制御信号に応答して導通、非導通が共通に制御されるスイッチのオン電流を絞り込むことで、第2のデータ線対の電圧が高い場合でもスイッチ導通時におけるアンプの反転を抑制する。
【解決手段】制御信号を生成する回路YDECは、スイッチ対をなすMOSトランジスタYS−TRの閾値電圧に応じて電圧値を制御し、第2のデータ線対の振幅の高位側の電圧の電源電圧VDDと第1のデータ線対の振幅の高位側の電圧の電源電圧VARYの間の電圧にクランプされた電源電圧VYSを生成する回路を備え、低位側及び高位側の電圧を、夫々電源電圧VSS及び前記電源電圧VYSとした前記制御信号を前記MOSトランジスタ対のゲート端子に供給する。
【選択図】図5

Description

本発明は半導体装置に関し、例えば、第1及び第2のデータ線間の導通・非導通を制御するスイッチを備えた構成に適用して好適な半導体装置に関する。
以下では、双方向の第1のデータ線と第2のデータ線と、選択制御信号に基づき該第1及び第2のデータ線間の導通・非導通を制御するスイッチ(MOSスイッチ)とを備えた半導体装置の一例として、ビット線とI/O(入出力)線と、カラム選択制御信号に基づき該ビット線と該IO線間の導通・非導通を制御するYスイッチを備えたDRAM(Dynamic Random Access Memory)の全体構成、ビット線系、階層IO線、センスアンプ、カラム選択制御信号を出力するカラムデコーダについて順に説明する。
はじめにDRAMの全体構成を説明する。図1に、一般的なDRAMの構成例をブロック図にて示す。なお、後述されるように、本発明は、図1に示すような一般的なDRAMに対して適用可能である。図1を参照すると、このDRAMは、メモリアレイ1、Xデコーダ(ロウデコーダ)及びXタイミング生成回路2、Yデコーダ(カラムデコーダ)及びYタイミング生成回路3、データ制御回路4、DLL(Delay Locked Loop:遅延同期ループ)9、データラッチ回路5、入出力インターフェース6、内部クロック(CLK)生成回路7、制御信号生成回路8を備えている。メモリアレイ1はバンク0〜バンクmを備え、各バンクは、メモリマット列1、2、3を備えている。なお、バンク構成、バンク内のメモリマット構成等はかかる構成に制限されるものでないことは勿論である。制御信号生成回路8は、コマンド信号(/CS(チップセレクト)、/RAS(ロウ(Row)アドレスストローブ)、/CAS(カラムアドレスストローブ)、/WE(ライトエネーブル))を入力し、該コマンドをデコードし、該コマンドデコード結果にしたがって制御信号を生成し、Xデコーダ(XDEC:ロウデコーダ)及びXタイミング生成回路2、Yデコーダ(YDEC:カラムデコーダ)及びYタイミング生成回路3、データ制御回路4等に出力する。なお、制御信号の信号名の前の記号「/」はLowレベルのとき活性状態であることを示す。
入力したアドレス信号(ADD)のロウアドレスがXデコーダ2でデコードされ、サブワードドライバ(SWD)によりワード線WLが選択される。ワード線WLが選択されると、メモリセル(MC)からビット線(BL)にデータが読み出され、センスアンプ(SA)で増幅される。なお、アドレス(ADD)のカラムアドレスはYデコーダ(YDEC)3でデコードされ、選択されたカラム選択信号がアクティブとされ、ビット線(BL)、センスアンプ(SA)を選択する。なお、アドレス信号の所定のビットフィールドはバンクを選択するバンク選択信号BAとして用いられる。
センスアンプ(SA)で増幅された出力(読み出しデータ)は、Y制御回路(カラムスイッチを含む)を介してIO線(不図示)に出力され、リードアンプ(不図示)で増幅され、データラッチ回路5、入出力インターフェース6に転送され、DQピンより外部に出力される。DQピン(DQ端子)は複数ピンであり所謂複数のI/O端子である。
データストローブ信号DQS、/DQSは外部からデータを入力する際に、データをラッチするためのトリガ信号となる。データマスク信号DMは、例えば、データをマスクするための制御信号である。データを入力するのと同時にデータマスク信号DMをHighとすると、当該データのメモリセルへの書き込みはマスク(インヒビット)され、書き込みは行われない。
メモリセルにデータを書き込む場合、データマスク信号DMをLowとして、DQピンにデータを入力すると、入出力インターフェース6、データラッチ回路5を介して、不図示のライトドライバ、Y制御回路のカラムスイッチ、センスアンプ(SA)に書き込みデータが転送される。センスアンプ(SA)は、ビット線(BL)を書き込みデータに即して駆動し、該ビット線(BL)に接続され、選択されたワード線に接続するメモリセルにデータを書き込む。
次に、図1のビット線系の構成の一例を説明する。図2は、図1のビット線系とセンスアンプ(SA)構成の一例を示す図である。図2には、折り返し型ビット線方式のビット線系とセンスアンプ回路(SA)が示されている。ワード線はサブワードドライバ回路14により駆動される。メモリセルMCは、ゲート電極がワード線に接続され、ドレイン又はソースが、ビット線に接続されたNMOSトランジスタと、一端がNMOSトランジスタのソース又はドレインに接続され、他端が電源(プレート電極)に接続された容量Csを備えている。図2の折り返し型ビット線構造は、図示されているワード線に接続されたメモリセルMCはビット線BLTに接続されており、図示されない隣のワード線に接続するメモリセルは、BLTと相補のビット線BLBに接続される。ビット線対(BLT、BLB)間に接続されるセンスアンプ回路(SA)は、ソースが共通ソース電源線PCSに共通接続され、ゲートとドレインが交差接続されたPMOSトランジスタ対と、ソースが共通ソース電源線NCSに共通接続され、ゲートとドライバが交差接続されたNMOSトランジスタ対を備え、PMOSトランジスタ対のドレインとNMOSトランジスタ対のドレインがそれぞれ接続され、ビット線対(BLT/B)に接続されている。なお、TrueとBar(Not)のビット線対BLT、BLB(BLN)は、BLT/B(BLT/N)とも表記される。
図2において、図の上側に示すメモリマット0(11)のビット線対(BLT/BLB)と、下側に示すメモリマット1(13)のビット線対(BLT/BLB)とが、その間に配置されたセンスアンプ(SA)12を共有する構成とされている。センスアンプ回路(SA回路)と、メモリマット0(11)側のビット線対との間には、制御信号SHRB0でオン(導通)・オフ(非導通)が制御されるパストランジスタ(NMOSトランジスタ)が設けられ、センスアンプ(SA)と、メモリマット1(13)側のビット線対との間には、制御信号SHRB1でオン(導通)・オフ(非導通)が制御されるパストランジスタ(NMOSトランジスタ)が設けられている。メモリマット0(11)側のビット線対BLT/Bには、制御信号BLEQT0にゲートが接続されてオン(導通)・オフ(非導通)が制御される3つのNMOSトランジスタを備え、制御信号BLEQT0がHighのとき、これら3つのNMOSトランジスタはオン(導通)し、ビット線対BLT/Bをプリチャージ電源から、例えばアレイ電源電圧VARYの半分の電圧値(=(1/2)VARY)にプリチャージ及びイコライズする。同様に、メモリマット1(13)側のビット線対BLT/Bには、制御信号BLEQT1にゲートが接続されてオン(導通)・オフ(非導通)が制御される3つのNMOSトランジスタを備え、制御信号BLEQT1がHighのとき、これら3つのNMOSトランジスタがオン(導通)し、メモリマット1(13)側のビット線対BLT/Bをプリチャージ電源から(1/2)VARYにプリチャージするとともにイコライズする。
さらに、センスアンプ(SA)のPMOSトランジスタ対とNMOSトランジスタ対の共通接続されたドレイン対は、カラム選択信号YSによってオン(導通)・オフ(非導通)が制御されるYスイッチを介してI/O線対に接続される。センスアンプ(SA)のPMOSトランジスタ対のソースは、共通ソース電源線PCSに接続され、NMOSトランジスタ対のソースは、共通ソース電源線NCSに接続され、センスアンプ活性化時に、PCS、NCSは例えば電源VARY、VSSにそれぞれ設定される。
メモリアレイ電源電圧VARYが供給されるVARY電源線と共通ソース電源線PCS間には、制御信号RSAEP1Tをゲートに入力するPMOSトランジスタ18を備え、VSSSA電源線と共通ソース電源線NCS間には、制御信号RSAENTをゲートに入力するNMOSトランジスタ20を備えている。共通ソース電源線PCSとNCSの間には、制御信号EQCSがHighのときオン(導通)しPCSとNCSをそれぞれプリチャージしイコライズするイコライズ回路19を備えている。特に制限されるものでないが、図2に示す例では、イコライズ回路19のプリチャージ電圧はビット線対BLT、BLBのプリチャージ電圧と同一とされる。制御信号EQCSがHighのとき(プリチャージ・イコライズ動作時)、制御信号RSAEP1TはHigh、制御信号RSAENTがLowとされ、制御信号EQCSがLowであり(プリチャージ・イコライズ停止時)、制御信号RSAEP1TがLow電位、制御信号RSAENTがHigh電位のとき、PCS、NCSはそれぞれVARY、VSSに設定される。
次に、図2のI/O線として、階層化IOの一例を説明する。図3は、図1、図2を参照して説明したメモリアレイ内のデータ転送方式(階層化IO方式)の構成を模式的に示す図である。図3において、RWBUSはチップ内データ転送を行うための幹配線である。バスドライバ(BUSD)<k>301は、RWBUSに接続するk番目のバスドライバ回路である。バスドライバ回路<k>301に、MIO線(相補のMIOT、MIOB)のデータを増幅するためのメインアンプ回路(MA)<k>302が接続されている。メインアンプ回路<k>302は、アレイ内のk番目のMIO線対MIOT<k>、MIOB<k>が接続している。メインアンプ回路(MA)<k>302はMIO線対MIOT<k>、MIOB<k>に差動で接続され、バスドライバ(BUSD)<k>301に接続する。書き込み時、メインアンプ回路(MA)<k>302は、バスドライバ(BUSD)<k>301からの出力を受け、差動出力信号をMIO線対MIOT<k>、MIOB<k>に出力する。読み出し時、MIO線対MIOT<k>、MIOB<k>の信号を差動で受け、CMOSレベルに変換してバスドライバ(BUSD)<k>301に出力する。
メインIO線対(MIOT<k>、MIOB<k>)にはm+1個のスイッチ回路SWC303(SWC<0>〜SWC<m>))が接続されている。SWCはMIO線対とLIO線対のクロス部である。m+1個のSWC<0>〜SWC<m>のうち、ロウアドレス信号をデコードすることにより選択されるワード線WLから、データを読み出すセンスアンプ列SA<0>、SA<1>、SA<0>、・・・SA<n>に対応したSWCが選択され、それ以外は非選択となるように論理が構成されている。SWC<0>は、LIO線対LIOT<0>、LIOB<0>と接続される。SWC<1>は、LIO線対LIOT<1>、LIOB<1>と接続される。同様にして、SWC<m>は、LIO線対LIOT<m>、LIOB<m>と接続される。
ローカルIO線対(LIOT、LIOB)は、カラム選択信号YS<i>(i=0〜n)により導通・非導通が制御されるYスイッチ対(317、318)を介して、センスアンプSA<i>との接続が制御される。カラム選択信号YS<i>で選択された1つのセンスアンプSA<i>がYスイッチ対を介してLIOT、LIOBに接続される。
次にセンスアンプについて説明する。図4は、図2、図3に示したセンスアンプ(SA)の概略構成を示す図である。センスアンプ(SA)は、差動ラッチ回路で構成され、共通ソース電源線PCS(図2のPCSと同一)にソースが接続され、ドレインが他方のゲートに交差接続されたPMOSトランジスタ401、402と、共通ソース電源線NCS(図2のNCSと同一)にソースが接続されドレインが他方のゲートに交差接続され、PMOSトランジスタ401、402のドレインにドレインが接続されたNMOSトランジスタ403、404とを備えている。PMOSトランジスタ401、402とNMOSトランジスタ403、404のドレインの接続ノード407、408はビット線BLT、BLBとの接続ノードをなす。ノード407、408は、後述される図7におけるセンスアンプノードSA(True)、SA(Not)に対応する。さらに、カラム選択信号YSをゲートに受け、LIOTとBLT(ノード407)間に接続されたNMOSトランジスタ405と、カラム選択信号YSをゲートに受け、LIOBとBLB(ノード408)間に接続されたNMOSトランジスタ406とを備える。NMOSトランジスタ405、406は、図3のYスイッチ317、318に対応する。なお、ローカルIO線対(LIOT、LIOB)は、例えばアクセス動作前(Yスイッチがオンする前)に、不図示のプリチャージ・イコライズ回路によりVDD電源電圧にプリチャージ及びイコライズされる。
Yスイッチ(NMOSトランジスタ)405、406のゲートには、図4には図示されないカラムデコーダから出力されるカラム選択信号YSが共通に接続される。図4において、カラム選択信号YSは電源振幅VSS−VDD(VDDはLIOT、LIOBのプリチャージ電圧)とされ、カラム選択信号YSがHigh電位(=VDD)のときYスイッチ(NMOSトランジスタ)405、406は共通に導通状態とされ、カラム選択信号YSがLow電位(=VSS)のときYスイッチ(NMOSトランジスタ)405、406は共通に非導通とされる。
リード動作は、カラム選択信号YS(High電位=VDD)により導通状態に設定されたYスイッチ(NMOSトランジスタ)405、406により、センスアンプ(SA)のノード407、408(ビット線対BLT、BLB)と、ローカルIO線対LIOT、LIOBとをそれぞれ接続し、メモリセルMCからビット線対に読み出されセンスアンプで増幅したデータをローカルIO線対LIOT、LIOBに転送することで行われる。ローカルIO線対LIOT、LIOBに転送された読み出しデータはメインIO線MIOT、MIOBに転送され、リードアンプ(図3のメインアンプ302)で増幅され、バスドライバ(図3の301)を介して、リードライトバス(図3のRWBUS)に転送され、入出力インターフェース(図1の6)を介してDQ端子に出力される。一方、ライト動作は、DQ端子から入力された書き込みデータが、リードライトバス(図3のRWBUS)、ライトアンプ(図3のメインアンプ302)、メインIO線MIOT、MIOB、ローカルIO線対LIOT、LIOBに転送され、カラム選択信号YS(High電位=VDD)により導通状態に設定されたYスイッチ(NMOSトランジスタ)405、406により、LIOT、LIOBとセンスアンプ(SA)のノード407、408を接続し、センスアンプ(SA)は、ノード407、408の電位を差動ラッチし、選択ワード線に接続されたメモリセルMCへの書き込みが行われる。
リード動作時、選択されたメモリセルに接続されたビット線対BLT/BLBのうち例えばBLT(ノード407)がプリチャージ電圧(1/2)VARYより僅かに大、BLB(ノード408)が(1/2)VARYより僅かに小のとき、センスアンプのNMOSトランジスタ404が導通し、ノード408を放電してLow電位とし、PMOSトランジスタ401がオンし、ノード407をVARY電位に充電し、NMOSトランジスタ404が導通、NMOSトランジスタ403が非導通、PMOSトランジスタ401が導通、PMOSトランジスタ402が非導通とされ、差動ラッチの結果、ノード407、408は、それぞれVARY、VSS電位に設定される。すなわち、ビット線対に読み出された差電圧を、差動増幅して一方を、VARY、他方をVSSとする。BLTが(1/2)VARYより僅かに小、BLBが(1/2)VARYより僅かに大のとき、センスアンプのNNMOSトランジスタ403が導通、PMOSトランジスタ401が非導通、NMOSトランジスタ404が非導通、PMOSトランジスタ402が導通し、ノード407、408はそれぞれVSS、VARYに設定される。
図6は、カラムデコーダYDECの構成の一例を示す図である。カラムデコーダYDECは、図1のY制御回路に含まれ、カラムアドレスをデコードして、選択されたカラム(ビット線対)に対応するカラム選択信号YSをHigh電位とし、非選択のカラムのカラム選択信号YSはLow電位とする。図6には、選択されたカラム選択線YSをHighに駆動する出力回路(YSドライバ)が示されている。カラム選択信号YS<n>(n=0、1、2、・・・)は電源VDDとGND間に配設されたCMOSインバータから出力される。CMOSインバータは、電源端子(VDD)にソースが接続されたPMOSトランジスタP1nと、ソースがVSS(GND)端子に接続され、ドレインがPMOSトランジスタP1nのドレインとともにカラム選択信号線YS<n>(n=0、1、2、・・・)に接続され、ゲートがPMOSトランジスタP1nのゲートに接続されたNMOSトランジスタN1nを備えている。PMOSトランジスタP1nとNMOSトランジスタN1nの共通接続されたゲートは、カラムアドレスをデコーダするデコーダ回路(不図示)のデコード結果信号を受け、カラム選択信号YS<n>の選択時には、PMOSトランジスタP1nとNMOSトランジスタN1nの共通接続されたゲートにはLow電位が供給され、YS<n>はHigh(電源電圧VARY)とされ、非選択時には、PMOSトランジスタP1nとNMOSトランジスタN1nの共通接続されたゲートにはHigh電位(VDD)が供給され、YS<n>はLow(VSS)とされる。
なお、特許文献1には、センスアンプがカラムスイッチを介してデータバスからディステブ受けることが開示される。
特開平09−7372号公報
以下に関連技術の分析を与える。以下の分析は本発明者によって為されたものである。
カラム選択信号YS<n>により導通状態とされたYスイッチ(図4の405、406、図3の317、318)を介してローカルIO線対LIOT、LIOBから、センスアンプ(SA)への電荷の流入により、センスアンプ(SA)のノード(図4の407、408)の状態(ビット線対BLT、BLBのデータ)が反転してしまい、センスアンプ(SA)で差動増幅した元のデータを破壊してしまうという問題(「センスアンプデータ破壊」という)がある。
例えば図4においてノード407、408の電位がLow電位(VSS)、High電位(VARY)のとき、VDDにプリチャージされたLIOTに、導通状態のYスイッチ(NMOSトランジスタ)405を介して接続するノード407の電位が、NMOSトランジスタ404の閾値電圧Vtnを超えると、NMOSトランジスタ404はそれまでの非導通状態から導通状態に変化しノード408の電荷を放電してノード408の電位をVARYからVSS側に低下させ、NMOSトランジスタ403を導通状態から非導通とし、PMOSトランジスタ401を非導通状態から導通状態とし、ノード407を充電してノード408の電位をVARY側に上昇させ、PMOSトランジスタ402を導通状態から非導通状態とする。すなわち、Yスイッチ405、406が導通する直前には(VSS、VARY)であったセンスアンプのノード407、408の電位は、Yスイッチ405、406の導通後、ノード407の電位の浮き上がりが、NMOSトランジスタ404の閾値電圧よりも高いと、(VSS、VARY、)に反転する。
近時、低消費電流、低電圧化に伴い、メモリアレイ電圧(VARY)を下げる方向にあるため、センスアンプ用MOSトランジスタの低閾値電圧化が進み、より顕著にセンスアンプデータ破壊という問題が顕在化してきた。
図7は、上記センスアンプデータ破壊の問題を模式的に説明する図である。図7(A)は、図4に示した、LIOT、LIOB、Yスイッチ、センスアンプにおいて電流(電荷)の流れを模式的に示した図である。図7(B)は、図7(A)のセンスアンプのノードSA(True)、SA(Not)の論理値の反転を説明する波形図である。図7(B)には、カラム選択信号YS、LIOT、LIOB、センスアンプノードSA(True)(図4の407)、SA(Not)(図4の408)の電圧波形が示されている。カラム選択信号YSのHighパルスが印加される直前に、センスアンプのノードSA(True)はVSS、SA(Not)はVARYに設定されているものとする。カラム選択信号YSのHighパルス(振幅VDD)がゲートに印加されるYスイッチ(NMOSトランジスタ)405、406が導通し、電源電位VDD(>VARY)にプリチャージされていたLIOTから、Yスイッチ405を介して、Low電位のセンスアンプのノードSA(True)(ビット線BLT)側に電荷が流れこみ、ノードSA(True)にドレインが接続され、導通状態のNMOSトランジスタ403(ゲート電位はSA(Not)の電位VARY)を介してソース側に流れる(電荷が引き抜かれる)。すなわち、導通状態のNMOSトランジスタ403のドレイン電流(drain−to−source current)によりLIOTからYスイッチ405を介して流れ込む電荷を電源VSS側に引き抜く。このため、LIOTは、図7(B)に示すように電源電圧VDDから立ち下る。一方、VDDにプリチャージされているLIOBは、導通状態のYスイッチ406を介して、VARY電位のセンスアンプノードSA(Not)と通電するが、LIOBの電位の低下の度合いは、LIOTと比べて鈍い。これは、ノードSA(Not)にドレインが接続されたNMOSトランジスタ404が非導通であるためである。
LIOTからノードSA(True)側への電荷流入量の方が、ノードSA(True)からNMOSトランジスタ403のドレイン電流(drain−to−source current)によるVSSへの引き抜き電荷量よりも大きい場合、LIOTにYスイッチ405を介して接続するノードSA(True)の電位は、電荷の流入量と引き抜き量の差分に対応して、VSSから上昇する。この結果、ノードSA(True)の電位が、ノードSA(True)にゲートが接続されたNMOSトランジスタ404の閾値電圧を超えると、NMOSトランジスタ404が非導通状態から導通状態に転じ、NMOSトランジスタ404は、センスアンプノードSA(Not)の電荷をVSSに引き抜く。ノードSA(True)の電位が、(1/2)VARYを超え、VARYとノードSA(True)の電圧の差電圧が、PMOSトランジスタ402の閾値電圧Vtpの絶対値よりも小さくなると、PMOSトランジスタ402が非導通状態となり、センスアンプノードSA(Not)の電荷は導通状態のNMOSトランジスタ404のドレイン電流によりVSS側に引き抜かれ、センスアンプノードSA(Not)の電位はVARYから下降する。その結果、センスアンプノードSA(Not)の電位をゲートに受けるNMOSトランジスタ403が導通状態から非導通状態に転じ、PMOSトランジスタ401が非導通状態から導通状態に転じてノードSA(True)をVARY側にプルアップする。一方、ノードSA(Not)の電位は、導通状態に転じたNMOSトランジスタ404によりVSSとなる。このように、SA(True)の電位(VSS)<SA(Not)の電位(=VARY)から、SA(True)の電位>SA(Not)の電位と逆転が生じ(図7(B)のSA(Not)とSA(True)の交差部の矢線で示す「反転」参照)、SA(True)の電位=VARY、SA(Not)=VSSに反転する。
半導体装置の製造上のばらつき等により、センスアンプ(SA)の特性(トランジスタの閾値のアンバランス)、動作点に偏りがあると、図7(B)の破線で囲んだ領域付近でセンスアンプのノードSA(True)、SA(Not)が反転する。
センスアンプ(SA)には、本来、ビット線対BLT/B間の差電位を増幅する機能があることから、センスアンプ(SA)が反転した電位を差動増幅した場合、該ビット線に接続されるメモリセル(High電位のワード線に接続されたメモリセル)が保持しているデータをその反転データで書き込む結果となり、メモリセルデータを破壊してしまうことになる(ユーザ・データの破壊を招く結果となる)。
ローカルIO線LIOT、LIOBのプリチャージ電圧VDDがアレイ電源電圧VARYに比べて高く、Yスイッチ405、406のオン電流Ionが大きい場合、センスアンプの反転は発生しやすい。
上記問題点の少なくとも1つを解決するため本発明は概略以下の構成とされる。ただし、以下に制限されるものでないことは勿論である。
本発明の1つの側面に係る半導体装置によれば、第1のデータ線対及び第2のデータ線対と、前記第1及び第2のデータ線対間に接続され、ゲート端子に共通に供給される制御信号に応答して導通、非導通が共通に制御されるスイッチ対をなすMOSトランジスタ対と、前記第1のデータ線対のデータを増幅・保持する第1のアンプと、前記制御信号を生成する回路と備えている。前記第1のデータ線対の振幅の低位側及び高位側の電圧は、夫々第1の電源電圧及び第2の電源電圧であり、前記第2のデータ線対の振幅の低位側及び高位側の電圧は、夫々前記第1の電源電圧及び第3の電源電圧であり、前記第3の電源電圧は前記第2の電源電圧よりも高い。前記制御信号を生成する回路は、前記第3の電源電圧と前記第2の電源電圧の間の電圧にクランプされた第4の電圧であって、前記MOSトランジスタの閾値電圧に応じた電圧値の前記第4の電源電圧を生成し、低位側及び高位側の電圧を夫々前記第1の電源電圧及び前記第4の電源電圧とした前記制御信号を前記MOSトランジスタ対のゲートに端子に供給する。
本発明によれば、第1及び第2のデータ線対間に接続され、ゲート端子に共通に供給される制御信号に応答して導通、非導通が共通に制御されるスイッチのオン電流を絞り込むことで、第2のデータ線対の電圧が高い場合でも、スイッチ導通時における第1のアンプの反転を抑制している。
本発明が適用されるDRAMの構成例を示す図である。 本発明が適用されるビット線系とセンスアンプの構成例を示す図である。 本発明が適用される階層型IO線の構成例を示す図である。 本発明が適用されるセンスアンプの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態の構成を示す図である。 関連技術のカラムデコーダYDECの出力段の構成を示す図である。 (A)、(B)はセンスアンプの反転を説明するための図である。
本発明の課題を解決する技術思想(コンセプト)の代表的な一例は、以下に示される。但し、本願の請求内容はこの技術思想に限られず、本願の請求項に記載の内容であることは言うまでもない。
以下、添付図面を参照しながら、いくつかの好ましい態様(Preferred Modes)について詳細に説明する。開示されるいくつかの好ましい態様において、第1のデータ線対(例えばビット線対BLT、BLB)と第2のデータ線対(例えばローカル入出力線対LIOT、LIOB)と、第1及び第2のデータ線対間に接続され、ゲート端子に共通に供給される制御信号(例えばカラム選択信号YS)に応答して導通又は非導通に共通に制御されるスイッチ対(例えばYスイッチ)をなすMOSトランジスタ対(図5のYS−TR、図4の405、406)と、前記第1のデータ線対間にアンプ(センスアンプSA)と、前記制御信号(YS)を生成する回路(例えばカラムデコーダYDEC)とを備えている。前記第1のデータ線対(BLT、BLB)の振幅の低位側と高位側の電圧は、第1の電源電圧(低位側の基準電源電圧:VSS)と第2の電源電圧(メモリセルアレイ電源:VARY)であり、前記第2のデータ線対(LIOT、LIOB)の振幅の低位側と高位側の電圧は、第1の電源電圧(VSS)と第3の電源電圧(例えばローカル入出力線対LIOT、LIOBのプリチャージ電源電圧VDD)であり、第3の電源電圧(VDD)は、第2の電源電圧(VARY)よりも高い。前記制御信号(YS)を出力する回路(YDEC)は、前記スイッチ対をなすMOSトランジスタの閾値電圧に応じて電圧値が制御され、前記第3の電源電圧(VDD)と前記第2の電源電圧(VARY)の間の電圧にクランプされた第4の電源電圧(VYS)を生成する回路を備え、低位側及び高位側の電圧を、夫々前記第1の電源電圧(VSS)及び前記第4の電源電圧(VYS)とした前記制御信号(YS)を前記MOSトランジスタ対(図4の405、406)のゲート端子に供給する。
開示されるいくつかの好ましい態様において、前記制御信号を生成する回路(YDEC)は、前記第1の電圧(VSS)を供給する第1の電源端子と、前記第4の電圧(VYS)を供給する第4の電源端子(505)と、前記第1の電源端子と前記制御信号線(YS)との間に接続された第1のトランジスタ(N1n)と、前記制御信号線(YS)と前記第4の電源端子(505)との間に接続された第2のトランジスタ(P1n)とを含み、前記制御信号線に前記制御信号を出力する出力回路(CMOSインバータ)(501)と、前記MOSトランジスタ(図5のYS−TR)の閾値電圧のモニター結果を出力する閾値電圧モニター回路(502)と、前記第3の電圧(VDD)を供給する第3の電源端子(504)と前記第4の電源端子(505)との間に接続されたソースフォロワ構成の第3のMOSトランジスタ(N21)と、を備え、前記制御信号線は前記スイッチ対をなすMOSトランジスタ対(図4の405、406)の前記ゲート端子に共通に接続され、前記第3のMOSトランジスタ(N21)のゲート端子には、前記閾値電圧モニター回路(502)による閾値電圧のモニター結果に応じた電圧が印加される。
開示されるいくつかの好ましい態様において、前記閾値電圧モニター回路(502)は、前記スイッチ対をなすMOSトランジスタ(YS−TR、図4の406、405)のレプリカである第4のMOSトランジスタ(N22)を備え、前記第4のMOSトランジスタ(N22)はゲート端子とドレイン端子が前記第2の電圧(VARY)を供給する第2の電源端子(506)に接続され、前記第4のMOSトランジスタ(N22)のソース端子と前記第1の電源端子間に抵抗素子(R1)を備え、前記第4のMOSトランジスタ(N22)のソース端子電圧を、前記閾値電圧のモニター結果として出力する。前記閾値電圧モニター回路(502)のソース端子電圧を受け、前記第3のトランジスタ(N21)のゲート端子に前記閾値電圧モニター回路でのモニター結果に応じた電圧を供給するドライバ回路(503)を備える。前記ドライバ回路(503)は、前記第2の電圧(VARY)よりも高電位の第5の電圧(VPP)を与える第5の電源端子(507)と、前記第4のMOSトランジスタ(N21)のゲート端子(VYSG)間に接続され、前記閾値電圧モニター回路のソース端子電圧をゲート端子に受ける第5のトランジスタ(P21)を備える。
開示されるいくつかの好ましい態様において、前記第1のデータ線対がビット線対(BLT、BLB)であり、前記第2のデータ線対が入出力線対(LIOT、LIOB)であり、前記スイッチ対がYスイッチ対(図4の405、406)であり、前記第1のアンプがセンスアンプ(SA)であり、前記第3の電圧(VDD)が前記入出力線対(LIOT、LIOB)のプリチャージ電圧である。
Yスイッチの導通によるローカルIO線対LIOT、LIOBとビット線対BLT、BLBの通電時に発生するセンスアンプの反転の加速要因の一つとして、センスアンプを構成するMOSトランジスタ(図4の403、404)の閾値のアンバランスが考えられる。プロセス以外の悪化条件として、VARY電圧とLIOT、LIOBのプリチャージ電圧の電位差が大きい時が、センスアンプの反転不良はワーストとなる。
ところで、センスアンプの反転不良は、Yスイッチ(NMOSトランジスタ)の閾値電圧と明確な相関がある事が、本発明者の行った解析・評価により判明した。センスアンプの反転不良がYスイッチの閾値電圧の低い側がワーストとなる。
図6に示した例では、カラムデコーダYDECにおいて、VDD電源をカラム選択信号YSのHigh電位としている。
これに対して、開示される実施形態では、カラム選択信号YSの振幅の高位側の電圧として、
VARY<VYS≦VDD
という、VDDとVARYの間の中間電位VYSを備える。
カラム選択信号YSのHigh電位を中間電位VYSに設定し、アレイ電源電圧VARYとLIOT、LIOBのHigh電圧VDDの電位差が、センスアンプの反転(センスアンプデータ破壊モード)が発生するレベル以上にならないように制御する。
なお、以下のいくつかの例示的な実施形態において、半導体装置の全体構成は、図1に示したものとされる。図1のセンスアンプ(SA)は図2に示した構成とされる。ただし、図2には、折り返し型ビット線構造が例示されているが、IO線の構成は、図3に示した階層型IO線とされる。また、以下の実施形態において、センスアンプ(SA<i>304(i=0〜n))は、図4に示した構成とされる。以下では、同一部分の説明は重複を避けるため適宜省略する。
図5は、例示的な実施形態におけるカラムデコーダ(YDEC)501の出力段(YSドライバ)の構成を示す図である。カラムデコーダ(YDEC)の出力回路であるYSドライバ<n>(n=0、1、2、・・)は、電源端子(電源線)(VYS)505に、ソースが接続されたPMOSトランジスタP1nと、ソースがVSS(GND端子)に接続され、ドレインがPMOSトランジスタP1nのドレインとともにカラム選択信号線YS<n>(n=0、1、2・・・)に接続され、ゲートがPMOSトランジスタP1nのゲートに接続されたNMOSトランジスタN1nを備えている。
電源電圧VDDを与える電源端子(VDD)504と、電源端子(電源線)(VYS)505間にはNMOSトランジスタN21(クランプ用トランジスタ)が接続されている。NMOSトランジスタN21のドレインは、電源端子(VDD)504に接続され、ソースは、電源端子(VYS)505に接続され、ゲートは、VYSGドライバ503の出力であるVYSG線に接続されている。
VYSGドライバ503は、電源端子(VPP)507にソースが接続され、ドレインがVYSGに接続されたPMOSトランジスタP21を備えている。PMOSトランジスタP21のゲートは、VTNモニター回路502の出力に接続されている。電源端子(VPP)507の電源電圧は昇圧電圧であり、VARYよりも高く、VDD以上である。特に制限されないが、VPPはワード電を駆動するワードドライバ(サブワードドライバ)のHigh電位としても用いられる昇圧電圧を用いている。
VTNモニター回路502は、電源端子(VARY)506にドレインとゲートが接続された(ダイオード接続の)NMOSトランジスタN22と、NMOSトランジスタN22のソースとVSS端子に接続された抵抗R1とを備え、NMOSトランジスタN22のソースと抵抗R1の接続ノードVOUTがPMOSトランジスタP21のゲートに接続されている。NMOSトランジスタN21は、Yスイッチのトランジスタ(YS−Tr)(図3の317、318、図4の405、406)のレプリカ(複製)であり、サイズ、閾値、コンダクタンス等の特性は同一とされる。
電源端子(VYS)505の電圧は、電源VDDからNMOSトランジスタN21を介して作られた電圧とされる。この電源端子(VYS)505は、Yデコーダ(YDEC)500のYSドライバ501のPMOSトランジスタP1nのソースに接続される。このため、YSドライバ501のPMOSトランジスタP1nが導通時に、YSドライバ501から出力されるカラム選択信号YS<n>の振幅の高位側の電圧VYSは、電源電圧VDDによらず、VYSG−トランジスタN21のVGS(ゲート・ソース間電圧)となる。カラム選択信号YS<n>の振幅の低位側はVSSである。
VTNモニター回路502でモニターしているNMOSトランジスタN22の閾値電圧Vtnが相対的に高い場合には、VTNモニター回路502の出力電圧VOUTは下る。PMOSトランジスタP21のゲート電位VOUTが下ると、VYSGの電位は上がる。ソースフォロワ構成のNMOSトランジスタN21のゲート電位の上昇により、VYSの電位は高くなる。したがって、カラム選択信号YS<n>のHigh電位(=VYS)が高くなる。
VTNモニター回路502でモニターしているNMOSトランジスタN22の閾値電圧Vtnが相対的に低い場合にはVTNモニター回路502の出力電圧VOUTは上がる。PMOSトランジスタP21のゲート電位VOUTが上がると、VYSGの電位は下る。ソースフォロワ構成のNMOSトランジスタN21のゲート電位の下降により、VYSの電位は下る。したがって、カラム選択信号YS<n>のHigh電位(=VYS)が低くなる。
VTNモニター回路502の出力電圧VOUTとNMOSトランジスタN22の閾値電圧Vtnの関係について回路解析を以下に行う。
ダイオード接続されたNMOSトランジスタN22は飽和領域で動作する。すなわち、VGS、VDSを夫々NMOSトランジスタN22のゲート・ソース間電圧、ドレイン・ソース間電圧とすると、

である。
したがって、
となる。NMOSトランジスタN22が飽和領域で動作することから、そのドレイン・ソース間電流Idsは次式(1)で与えられる。またドレイン・ソース間電流Idsが抵抗R1に流れるものとして次式(2)が成り立つ。
式(1)のβは利得係数であり、以下で与えられる。
ただし、
μはキャリア移動度、
εはゲート絶縁膜の誘電率、
OXはゲート絶縁膜の厚さ、
Wはゲート幅、
Lはゲート長である。
また、NMOSトランジスタN22のゲート・ソース間電圧VGSは閾値電圧Vtnより大であるため、
式(1)の左辺に式(2)を代入して、VOUTに関する2次方程式を解くと、次式(3)が導出される。

上式(3)から、VTNモニター回路502の出力電圧VOUTは、NMOSトランジスタN22(YスイッチYS−TR)の閾値電圧Vtnが大のとき、低くなり、Vtnが小のとき、高くなる。
VYSGがゲートに接続されたソースフォロワ構成のNMOSトランジスタN21により、NMOSトランジスタN21のソース電位であるVYSは、電源電圧VDDが高い場合であっても、VYSGによってクランプされたレベルとなる(VYS<VYSG−Vtn:ただし、VtnはNMOSトランジスタN21の閾値電圧)。図5のYSドライバ501(CMOSインバータ)のPMOSトランジスタP1nに流れる電流(ソース・ドレイン間電流)をIとし、これが、NMOSトランジスタN21のドレイン・ソース間電流に等しいものとすると、
よって、VYSは、次式(5)で与えられ、電源電圧VDDが高い場合であっても、電圧VYSGより低い電圧にクランプされる。
図5において、PMOSトランジスタP1nとNMOSトランジスタN1nの共通接続されたゲートは、カラムアドレスをデコーダするデコーダ回路(不図示)のデコード結果信号を受け、カラム選択信号YS<n>の選択時には、PMOSトランジスタP1nとNMOSトランジスタN1nの共通接続されたゲートにはLow電位(VSS)が供給され、YS<n>はHigh電位(=VYS)とされ、非選択時には、PMOSトランジスタP1nとNMOSトランジスタN1nの共通接続されたゲートにはHigh電位(VYS)が供給され、YS<n>はLow電位(VSS)とされる。
本実施形態によれば、Yスイッチに接続するLIOTの電圧がプリチャージ電圧VDDであり、センスアンプノードSA(True)が電圧VSSの場合、選択されたYスイッチ(YS−Tr、図4の405)のゲート電圧(カラム選択信号YSの電圧)がVYS(<VDD)とされ、Yスイッチのオン電流Ion(NMOSトランジスタのドレイン・ソース間電流)は、ゲート電圧がVDDのときよりも小さな電流値に絞りこまれている。このため、LIOT、LIOBの電位がプリチャージ電圧VDD最大時にあるときのセンスアンプの反転を防止する事を可能としている。
なお、図5(B)に示すように、VYSとVARYの電位差は、YスイッチのレプリカであるNMOSトランジスタN22の閾値電圧Vtnの変動幅に応じて、ある一定以上にはならない。本実施形態は、例えば定格を上回る周波数でクロック周波数で動作させるオーバークロックを目的として意図的に、電圧VDDを上げて使用する場合にも、対応可能である。
また、Yスイッチと同じNMOSトランジスタN22の閾値Vtnをモニターして、VYSにフィードバックをかけているため、Yスイッチの閾値Vtnが高い状態(デバイスコンディション:スピード遅い)では、VYSレベルが上がり、カラム選択信号YSのHigh電位(=VYS)が上がり、Yスイッチのゲートを高い電圧のHigh電位で駆動するため、Yスイッチの伝播遅延時間が短縮し、閾値Vtnの高いYスイッチに起因するスピードロスを抑えることができる。
VTNモニター回路502においてダイオード接続されてNMOSトランジスタN22とVSS間に抵抗R1が接続されているが、抵抗R1の代わりに、定電流源を接続してもよい。また、抵抗R1とVSS間にスイッチを備え、カラムデコーダの動作時に、スイッチを導通させ、カラムデコーダ非動作時には、VARY、NMOSトランジスタN22、抵抗R1、VSS間のパスをオフさせるようにしてもよい。
本願の技術思想は、揮発性の記憶セルに関する半導体装置に適用できる。更に、図面で開示した各回路ブロック内の回路形式、その他の制御信号を生成する回路は、実施例が開示する回路形式限られない。本発明の半導体装置の技術思想は、様々な半導体装置に適用することができる。例えば、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Product)、メモリ(Memory)等の半導体装置全般に、本発明を適用することができる。このような本発明が適用された半導体装置の製品形態としては、例えば、SOC(システムオンチップ)、MCP(マルチチップパッケージ)やPOP(パッケージオンパッケージ)などが挙げられる。これらの任意の製品形態、パッケージ形態を有する半導体装置に対して本発明を適用することができる。また、トランジスタは、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor;FET)であれば良く、MOS(Metal Oxide Semiconductor)以外にもMIS(Metal−Insulator Semiconductor)、TFT(Thin Film Transistor)等の様々なFETに適用できる。トランジスタ等の様々なFETに適用できる。更に、装置内に一部のバイポーラ型トランジスタを有しても良い。更に、NMOSトランジスタ(N型チャネルMOSトランジスタ)は、第1導電型のトランジスタ、PMOSトランジスタ(P型チャネルMOSトランジスタ)は、第2導電型のトランジスタの代表例である。
また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 メモリアレイ
2 Xデコーダ及びXタイミング生成回路
3 Yデコーダ及びYタイミング生成回路
4 デコーダ制御回路
5 データラッチ回路
6 入出力インターフェース
7 内部クロック(CLK)生成回路
8 制御信号生成回路
9 DLL(Delay Locked Loop:遅延同期ループ)
11 メモリマット0
12 センスアンプ部
13 メモリマット1
14 サブワードドライバ回路
18 PMOSトランジスタ
19 イコライズ回路
20 NMOSトランジスタ
301 バスドライバ(BUSD)
302 メインアンプ(MA)回路
303 SWC回路
304 センスアンプ(SA)
317、318 Yスイッチ
401、402 PMOSトランジスタ
403、404 NMOSトランジスタ
405、406 Yスイッチ(NMOSトランジスタ)
407、408 ノード
500、600 YDEC
501、601 YSドライバ(CMOSインバータ)
502 VTNモニター回路
503 VYSGドライバ
504 電源端子(VDD)
505 電源端子(VYS)
506 電源端子(VARY)
507 電源端子(VPP)

Claims (12)

  1. 第1のデータ線対及び第2のデータ線対と、
    前記第1及び第2のデータ線対間に接続され、ゲート端子に共通に供給される制御信号に応答して導通、非導通が共通に制御されるスイッチ対をなすMOSトランジスタ対と、
    前記第1のデータ線対のデータを増幅・保持する第1のアンプと、
    前記制御信号を生成する回路と、
    を備え、
    前記第1のデータ線対の振幅の低位側及び高位側の電圧は夫々第1の電源電圧及び第2の電源電圧であり、
    前記第2のデータ線対の振幅の低位側及び高位側の電圧は夫々前記第1の電源電圧及び第3の電源電圧であり、前記第3の電源電圧は前記第2の電源電圧よりも高く、
    前記制御信号を生成する回路は、
    前記第3の電源電圧と前記第2の電源電圧の間の電圧にクランプされた第4の電圧であって、前記MOSトランジスタの閾値電圧に応じた電圧値の前記第4の電源電圧を生成し、低位側及び高位側の電圧を夫々前記第1の電源電圧及び前記第4の電源電圧とした前記制御信号を前記MOSトランジスタ対のゲートに端子に供給する、半導体装置。
  2. 前記制御信号を生成する回路は、前記第1の電源電圧を供給する第1の電源端子と制御信号線との間に接続された第1のトランジスタと、前記第4の電源電圧を供給する第4の電源端子と前記制御信号線との間に接続された第2のトランジスタと、を含み、前記制御信号線に前記第1の電源電圧又は前記第4の電源電圧の前記制御信号を出力する出力回路を備え、前記制御信号線は、前記スイッチ対をなすMOSトランジスタ対の前記ゲート端子に共通に接続され、
    さらに、
    前記スイッチ対をなす前記MOSトランジスタの閾値電圧のモニター結果を出力する閾値電圧モニター回路と、
    前記第3の電源電圧を供給する第3の電源端子と、前記第4の電源端子との間に接続されたソースフォロワ構成の第3のMOSトランジスタと、
    を備え、
    前記第3のトランジスタのゲート端子には、前記閾値電圧モニター回路でのモニター結果に応じた電圧が印加される、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記閾値電圧モニター回路が、
    前記スイッチ対をなす前記MOSトランジスタのレプリカである第4のトランジスタを備え、
    前記第4のトランジスタはゲート端子とドレイン端子とが、前記第2の電源電圧を供給する第2の電源端子に接続され、
    前記第4のトランジスタのソース端子と前記第1の電源端子間に抵抗素子を備え、
    前記第4のトランジスタのソース端子電圧を、前記閾値電圧のモニター結果として出力する、請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記閾値電圧モニター回路のソース端子電圧を受け、前記第4のトランジスタのゲート端子に、前記閾値電圧モニター回路での前記閾値電圧のモニター結果に応じた電圧を供給するドライバ回路を備えた請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記ドライバ回路は、前記第2の電源電圧よりも高電位の第5の電源電圧を与える第5の電源端子と、前記第3のトランジスタのゲート端子との間に接続され、前記閾値電圧モニター回路のソース端子電圧をゲート端子に受ける第5のトランジスタを備える、請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記第1のアンプが、前記第1のデータ線対に接続され、入力と出力が相手の出力と入力に夫々接続された2つのインバータを備えた差動回路を含む、請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記第1のデータ線対がビット線対であり、
    前記第2のデータ線対が入出力線対であり、
    前記スイッチ対が、前記ビット線対と前記入出力線対間に接続されたYスイッチ対であり、
    前記第1のアンプが、前記ビット線対に接続されたセンスアンプであり、
    前記第1の電源電圧が低位側の基準電源電圧であり、
    前記第2の電源電圧がメモリセルの電源電圧であり、
    前記第3の電源電圧が前記入出力線対のプリチャージ電源電圧である、請求項1記載の半導体装置。
  8. メモリセルアレイのメモリセルに接続されるビット線対と、
    入出力線対と、
    前記ビット線対と前記入出力線間に接続され、ゲート端子に共通に印加されるカラム選択信号に応答して導通、非導通が共通に制御されるYスイッチ対をなすMOSトランジスタ対と、
    前記ビット線対に接続され前記ビット線対のデータを増幅・保持するセンスアンプと、
    カラムアドレスをデコードし前記カラム選択信号を生成するカラムデコーダと、
    を備え、
    前記ビット線対の振幅の低位側及び高位側の電圧は、夫々第1の電源電圧及び第2の電源電圧であり、
    前記入出力線対の振幅の低位側及び高位側の電圧は、夫々前記第1の電源電圧及び第3の電源電圧であり、前記第3の電源電圧は、前記第2の電源電圧よりも高く、
    前記カラムデコーダは、
    前記第3の電源電圧と前記第2の電源電圧の間の電圧にクランプされた第4の電源電圧であって、前記MOSトランジスタの閾値電圧に応じた電圧値の前記第4の電源電圧を生成し、低位側及び高位側の電圧を夫々前記第1の電源電圧及び前記第4の電源電圧とした前記カラム選択信号を前記MOSトランジスタ対のゲートに端子に供給する、半導体装置。
  9. 前記カラムデコーダは、前記第1の電源電圧を供給する前記第1の電源端子と制御信号線との間に接続された第1のトランジスタと、前記第4の電源電圧を供給する第4の電源端子と前記制御信号線との間に接続された第2のトランジスタとを含み、前記制御信号線に、前記第1の電源電圧又は前記第4の電源電圧の前記制御信号を出力する出力回路を備え、前記制御信号線は、前記スイッチ対をなすMOSトランジスタ対の前記ゲート端子に共通に接続され、
    さらに、
    前記スイッチ対をなす前記MOSトランジスタの閾値電圧のモニター結果を出力する閾値電圧モニター回路と、
    前記第3の電源電圧を供給する第3の電源端子と前記第4の電源端子との間に接続されたソースフォロワ構成の第3のMOSトランジスタと、
    を備え、
    前記第3のトランジスタのゲート端子には、前記閾値電圧モニター回路でのモニター結果に応じた電圧が印加される、請求項8記載の半導体装置。
  10. 前記閾値電圧モニター回路が、
    前記Yスイッチ対をなす前記MOSトランジスタのレプリカである第4のトランジスタを備え、
    前記第4のトランジスタはゲート端子とドレイン端子とが、前記第2の電源電圧を供給する第2の電源端子に接続され、
    前記第4のトランジスタのソース端子と前記第1の電源端子間に抵抗素子を備え、
    前記第4のトランジスタのソース端子電圧を、前記閾値電圧のモニター結果として出力する、請求項9記載の半導体装置。
  11. 前記閾値電圧モニター回路のソース端子電圧を受け、前記第4のトランジスタのゲート端子に、前記閾値電圧モニター回路での前記閾値電圧のモニター結果に応じた電圧を供給するドライバ回路を備えた請求項10記載の半導体装置。
  12. 前記ドライバ回路は、前記第2の電源電圧よりも高電位の第5の電源電圧を与える第5の電源端子と、前記第3のトランジスタのゲート端子間に接続され、前記閾値電圧モニター回路のソース端子電圧をゲート端子に受ける第5のトランジスタを備える、請求項11記載の半導体装置。
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