JP2012212416A - 検索システム、検索システムの動作方法、及びプログラム - Google Patents

検索システム、検索システムの動作方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが質問に順次回答していく事例検索などに適したシステムを提供する。
【解決手段】フォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部と、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得部と、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得部と、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計部と、を有する検索システム。
【選択図】図2

Description

本発明は、フォワードネットワーク構造を有するデータベースを利用した検索システムの検索技術に関する。
従来、例えば現象や原因をノードとし、それらノードをツリー構造などで関連付けたフォワードネットワーク構造のデータベースを用いて事例検索などを行う技術として、特許文献1に車両用の故障診断装置に関する技術が開示されている。この技術では、ノードに関する質問へのユーザの入力解答に応じて、ツリー構造に関連付けられたノード間のリンクを辿ることで原因を特定する、いわゆる「問診型」の検索システムが提供されている。
また、特許文献2には上記フォワードネットワーク構造のデータベースではないが、検索対象の要素を複数のベクトルで表現し、検索キーワードのベクトルとの合致度合いに応じて検索を行う検索システムが提供されている。
特開昭62−004663号公報 特開2005−011042号公報
しかし、上記従来の技術には以下のような課題がある。すなわち、特許文献1の技術ではユーザが質問に順次回答していく必要があるため、所望の回答を得るために手間と時間がかかり、即時性を有するような状況判断などの利用に適していない、という課題である。
また、質問内容に対してユーザが想定し得る回答が複数のある場合や回答を一意に決定できない場合などでは、全ての回答を試すなど最悪全ての分岐を辿ってみる必要がある。
また、特許文献2の技術では、複数の検索キーワードを指定することで瞬時に検索結果を得ることができるものの、ベクトルで表現される要素同士の関連付けは各ベクトルの距離と向きのみで判断されるため、例えば「HDD故障ランプの点灯」と「HDDの故障」といった要素の関連付けには適しておらず、したがって事例の結果/回答などの検索に適していないという課題がある。
以上の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える検索システムを提供する。
具体的に、一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部と、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得部と、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得部と、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計部と、を有する検索システムを提供する。
また上記構成に加えて、最下層のノードごとに集計されたポイントを用いて最下層のノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示する結果表示部をさらに有する検索システムも提供する。またその結果表示部が、最下層のノードに関連付けられている上位層のノードに関連付けられている一又は複数の言葉を最下層のノードごとにリスト化して表示する上位層表示手段を有する検索システムも提供する。
また上記構成に加えて、前記ポイント集計部が、前記集計処理を最上位層から最下位層に向かってノードをたどって集計処理する下向集計手段を有する検索システムも提供する。
また上記構成に加えて、前記ツリー構造を構成するノードは上位層のノードが下位層のノードに対して原因と結果又は結果と原因の関係になるように前記一又は複数の言葉が関連付けられている検索システムも提供する。
また上記構成に加えて、フォワードネットワーク構造情報保持部が、ノードに対して関連付けられるポイントを合わせて保持するポイント保持手段と、保持されているポイントを修正するためのポイント修正手段と、を有する検索システムも提供する。
また上記構成に加えて、検索語取得部が取得した検索語の全部または一部を直接的又は間接的に用いてノードに関連付けられているポイントを修正するためのポイント修正手段制御部をさらに有する検索システムも提供する。
また、最下層のノード単位ではなく、所定の中間層単位でポイントを集計する検索システムも提供する。具体的には、一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部と、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得部と、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得部と、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを所定の中間層のノード単位で集計するポイント集計部と、を有する検索システムである。
また、上記構成に加えて、所定の中間層のノードごとに集計されたポイントを用いて、当該所定の中間層よりも下位層に関連付けられているノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示する結果表示部をさらに有する検索システムも提供する。
また方法の発明として、一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部を有する検索システムの動作方法であって、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得ステップと、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得ステップと、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得ステップにて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計ステップと、を計算機に実行させる検索システムの動作方法も提供する。
またプログラムの発明として、一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部を有する検索システムを動作させるプログラムであって、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得ステップと、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得ステップと、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得ステップにて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計ステップと、を検索システムにて動作させるプログラムも提供する。
以上のような構成をとる本発明によって、検索語を入力すれば、例えば現象−原因といった具合に階層的に関連付けられフォワードネットワーク構造となるように構成されたノード群の検索を行い、その関連付けのリンクを辿ってノード毎のポイントを最下層のノード単位で集計することができる。そして例えば最も高ポイントの最下層のノードで示される現象の原因などを、上記従来の問診型のような手間をとらずに、すぐにユーザは知ることができる。
あるいは集計したポイントで各最下層のノードの順位付けを行い、その順位付けされた複数の最下層のノードで示される原因などをユーザに提示することができる。このように複数の検索結果について、ユーザにその検索の正解可能性などを示す順位付けとともに提示することができる。
また、最下層のノードごとに、その上位層のノード内容(関連付けられている一又は複数の言葉)をリスト化して表示することもできる。ユーザはそのリストを参照し、例えば正解であった最下層ノードに関する上位層ノードの内容を確認し、見落とした検索語を見出す効果も期待できる。
実施例1の検索システムにおける検索の一例を説明するための概念図 実施例1の検索システムにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例1の検索システムにて保持されるフォワードネットワーク構造情報の一例を表す図 実施例1の検索システムにおける検索語取得のためのGUI画面の一例を表す図 実施例1の検索システムにおける最下層ノードのポイント集計を説明するための図 実施例1の検索システムにおける検索結果の表示の一例を表す図 実施例1の検索システムにおけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例1の検索システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例2の検索システムにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例2の検索システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャート
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、実施例1は、主に請求項1から5,8,9,10,11について説明する。また、実施例2は、主に請求項7,8について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
図1は、本実施例の検索システムにおける検索の一例を説明するための概念図である。この図にあるように、本実施例では、例えば車輌の故障原因を検索するため、各上位階層のノードを「現象」とし最下層のノードを「原因」として各ノードを関連付けた事例データベースを保持している。
そしてユーザは、自身の所有するバイクのエンジンがかからない原因を特定するため、このデータベースに検索語として「エンジン」と入力する。また、コントロールパネルのバッテリ警告ランプが点灯していることから「バッテリ警告ランプ」と入力し、さらにスターターを廻してもエンジンがなかなかかからない(重い)ことから「スターター」「重い」といった検索語も合わせて入力し、検索ボタンをクリックする。
すると本実施例の検索システムは、入力された4つの検索語をキーとして、事例データベース内の上位階層の各ノード(現象)を検索する。そして、各検索語を1以上含むノードである「(A−1)エンジンがかからない」、「(B−2)バッテリ警告ランプが点灯」、「(B−3)スターターが重い」、「(B−4)スターターが廻らない」を特定する。また、ノードごとに検索語を含む数に応じて、例えばノードA−1は1ポイント、B−2は1ポイント、B−3は2ポイント、B−4は1ポイント、という具合にポイントを関連付ける。
そして各ノードのポイントをその関連付け(リンク関係)にしたがって集計し、集計結果をリンクの最下層のノードに付与する。すると、最下層の各ノード(原因)に対して、例えば「ガソリンが無い」には1ポイント、「燃料系の故障」には1ポイント、「バッテリの充電量が低い」には5ポイント、「バッテリの故障」には2ポイント、「電装系の故障」には2ポイントといった集計結果が付与される。
そこで、この検索システムでは、例えばポイントのもっとも高い「バッテリの充電量が低いのではないですか?」という検索結果をユーザに提示する。あるいは、その原因ノードに対応してデータベース内に保持されている解決方法である「バッテリを充電してください」をユーザに通知したり、あるいは、他の可能性選択肢としてポイントが付された各原因ノードを、そのポイントが分かるように順に並べ替えて表示したりする、という具合に検索結果をユーザに通知する。
このように本実施例の検索システムでは、検索語を入力すれば、例えば現象−原因といった具合に階層的に構成されたノードの検索を行い、その最下層のノードで示される現象の原因などユーザの知りたい内容をすぐに提示することができる。
<機能的構成>
図2は、本実施例の検索システムにおける機能ブロックの一例を表す図である。なお、以下に記載する本システムの機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインターフェース、通信用インターフェース、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザ・インターフェース用アプリケーションなどが挙げられる。そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インターフェースなどから入力され、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。あるいは本システムの機能ブロックは専用ハードウェアによって実現されてもよい。
また、この発明はシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
図2に示すように、本実施例の「検索システム」(0200)は、「フォワードネットワーク構造情報保持部」(0201)と、「検索語取得部」(0202)と、「ノード取得部」(0203)と、「ポイント集計部」(0204)と、を有する。
「フォワードネットワーク構造情報保持部」(0201)は、フォワードネットワーク構造情報を保持する機能を有し、例えばHDDやフラッシュメモリ、その他の各種記録媒体によって実現することができる。また「フォワードネットワーク構造情報」とは、ノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けた構造を示す情報をいい、例えば図1に示すような階層構造を示す情報などが挙げられる。
なお、このフォワードネットワーク構造は、データ構造において一般的ないわゆる「ツリー構造」であっても良いし、図1に示すように子ノード(ステージが下位のノード)が複数の親ノード(子ノードよりもステージが上位のノード)と関連付けられていたり、第1ステージのノードから、第2ステージを飛び越えて直接第3ステージのノードに関連付けられたりしている構造であっても良い。
また、実際に各種記録媒体に保持されているデータとしては、例えば図3(a)に示すように各ノードのIDとノードの内容(ノードに関連付けられた一又は複数の言葉)、および当該ノード自身のリンク先の子ノードのID又は/及びリンク元の親ノードのIDを示す情報を関連付けたインデックスデータとして保持することで、図1に示すような階層構造を計算機が把握し処理するよう構成することができる。
またフォワードネットワーク構造情報は、図3(b)のようなノードIDをプライマリキーとするリレーショナル的なデータテーブルとして保持される形態なども挙げられる。
また、このインデックスデータなどにおいて、各ノードが位置しているステージを示すよう構成しても良い。例えば図1のノードA−1であれば第1ステージ、ノードB−1からB−4は第2ステージ、という具合である。そして、このステージを示す情報を利用して、フォワードネットワーク構造情報で示されるノードの関連付けが逆方向、すなわち子から親方向への関連付けがなされていないかをチェックすることができる。このようにして、検索時にノードの関連付けをたどる際に閉ループが生じる原因となる逆方向への関連付けを排除することができる。
そしてこのフォワードネットワーク構造情報において、上記「ノード」には一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられることも特徴とする。ノードに関連付けられている一又は複数の言葉とは、当該ノードの内容を示すものであり、図1の例では、例えば「エンジンがかからない」、「燃料警告ランプが点灯」といった文章や同様の単語の組み合わせなどが該当する。
なお本実施例の検索システムではこれら一又は複数の言葉について特に限定しないが、ある程度意味を持つ文章やそれに相当する単語の組み合わせであることが望ましい。なぜならば、検索語に合致する対象となるノードの内容がある程度の長さや数を有し、さらに意味的に繋がりを有するほうが、検索結果の正確性がより向上することが期待できるからである。また、十分な処理能力を有するコンピュータであればノードにはそれぞれ文献などの長い文章をまるごと関連付けて保持することも可能である。
また、各ノードの内容および関連付けは、例えば前記概要で例示したように、上位層のノードが下位層のノードに対して原因と結果又は結果と原因の関係になるように一又は複数の言葉が内容などとして関連付けられる、そして各ノードが関連付けられる構成が挙げられるが、もちろんそれに限定されず、各検索システムの目的(検索対象)などに応じて適宜設定し得る。例えば検索語に応じたユーザへの推薦楽曲検索であれば、「ジャンル−曲調−作成年代−楽曲」といった内容および関連付けなども想定される。
また後述するポイント集計部にて集計されるためノードに関連付けられるポイントについて、その関連付けは検索語をキーとする検索処理のつど事後的に付与されても良いし、予めノードごとにポイントが慈善的に関連付けられていても良い。なお、このポイントのノードへの関連付けの詳細はポイント集計部にて説明する。
「検索語取得部」(0202)は、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する機能を有し、例えば検索語入力のための入力デバイスやGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)を含む検索語取得プログラムなどによって実現することができる。
具体的に、例えば検索システムのディスプレイ上に、図4に示すようなGUI画面を表示する。そしてユーザは入力デバイスである例えばキーボードなどを操作して、そのGUI画面内の検索語入力欄に一又は二以上の検索語を入力する。そして同GUI画面内の検索ボタンのクリックによって、その入力欄に入力されたテキストデータが、検索語として取得され計算機の「主メモリ」などに格納される、という具合である。
なお取得される検索語は1以上であれば良いが、ポイント集計による検索結果の評価の正確性を向上させるため、2以上の検索語を取得するほうが好ましい。
また、検索語取得部は、上記のようにユーザ入力による取得には限定されず、例えば手動又は自動で入力された自然文章を演算処理により解析し得られた言葉を検索語として自動取得するものであっても良いし、インターネットなどの通信経由で検索語を取得する構成であっても良い。その場合には、検索語取得部は形態素解析プログラムなどを含み実現されたり、あるいは通信回路によって実現されたりする。
あるいは検索語取得部は、検索語として各種システムの監視装置からの出力を取得する構成としても良い。例えば、航空機の制御システムの監視装置から出力される「エンジンの温度が正常値を超えた」、「燃料の消費量が閾値を超えた」などを検索語として取得する、という具合である。
「ノード取得部」(0203)は、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、ノード取得プログラムなどによって実現することができる。なお、検索語を含むノードの取得処理は、検索語を検索キーとし、各ノードに関連付けられた一又は複数の言葉を対象にした検索処理を実行することで行うと良い。
また「検索語の全部または一部を含むノードを取得する」とは、取得対象のノードが複数の検索語の一部を含むもの、例えばノードAが検索語「エンジン」「重い」のうち「エンジン」のみを含むものであっても良いし、当該ノードが一の検索語の一部を含むもの、例えばノードAが検索語「エンジンが重い」のうち「エンジン」の部分を含むものであっても良い。
そしてこのノード取得部では、例えば図1に示すようなフォワードネットワーク構造情報を検索対象とし、検索キーを「エンジン」、「バッテリ警告ランプ」、「スターター」、「重い」などとする検索処理を実行し、ノードA−1,B−2,B−3,B−4を取得する、という具合である。
「ポイント集計部」(0204)とは、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、ポイント集計プログラムなどによって実現することができる。
具体的には、例えば図1に示すフォワードネットワーク構造情報を対象とする前述のノード取得部の検索処理によってノードA−1,B−2,B−3,B−4が取得された。ここで、各ノードに対して検索語が含まれている個数に応じたポイントが付与される。例えばノードA−1は検索語が1つ含まれている(エンジン)ので1ポイント,ノードB−2も同様に1ポイント,ノードB−3は検索語が2つ含まれている(スターター、重い)ので2ポイント,ノードB−4は1ポイントが関連付けられる。
そして、検索システムの演算装置は図3に示すインデックスデータを参照し、図5に示すように例えばノードA−1をスタート地点としてリンクを順次辿り、「A−1(1ポイント):B−1(0ポイント)」を加算して得られた1ポイントを、最下層のノード「C−1(ガソリンが無い)」の集計値として付与する。同様に最下層ノードC−2には「A−1」の集計値1ポイントが付与され、最下層ノードC−3には「A−1:B−2」及び「A−1:B−3」の集計値5ポイントが付与され、最下層ノードC−4およびC−5には「A−1:B−4」の集計値2ポイントが付与される、という具合である。
このように、ポイント集計部は、上記のようにノードA−1をスタート地点とし、集計処理を最上位層から最下位層に向かってノードをたどって行う下向集計手段を有していても良い。あるいは下層のノードをスタート地点として、各最下層のノードごとに上方向に順次辿りポイントを集計する処理としても良い。
なおノードに関連付けられるポイントは、当該ノードの内容などに含まれる検索語の個数そのものでなく個数を元に算出された値としてももちろん良い。例えば個数を元にして検索語ごとの重付値で補正した値などが挙げられる。その場合には、検索語と重付値とを関連付けたテーブルを予め保持しておき、それを参照することで実現することができる。またその重付値は、検索目的などに応じて異なるテーブルが利用されるよう構成しても良い。例えば「エンジン」「重い」といった検索語に関して、故障の原因検索の場合には「エンジン」はどの故障検索でも良く取得される語であるので重付値を小さくし、「重い」は故障に関する具体的な現象を表している可能性があるので重付値を大きくしたテーブルとする。一方で、購入車輌を決めるための車種検索の場合では「エンジン」はパーツとして重要なものであるので重付値を大きくし、「重い」は購入動機としての重要性が低いと思われるので重付値を小さくしたテーブルを用意する、という具合である。そして、検索時にユーザ入力などで取得した検索目的情報などを参照し、利用するテーブルを決定する構成としても良い。
また、ポイントはノードに含まれる検索語の個数に依存する構成には限定されず、例えば実施例2で後述するように、予めノードに一律あるいはその内容などに応じたポイントが関連付けられており、そのポイントが集計される構成であっても良い。
そして、このように集計されたポイントに基づいて、本実施例の検索システムは、例えばポイントのもっとも大きな最下層のノードの内容「バッテリの充電量が低いかもしれません」などを、もっとも正確性が高い検索(推論)結果であるとしてユーザに提示する。あるいは、図6に示すように、最下層のノードごとに集計されたポイントを用いて最下層のノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示しても良い(結果表示部)。
また、この結果表示部については、最下層のノードに関連付けられている上位層のノードに関連付けられている一又は複数の言葉を最下層のノードごとにリスト化して表示する上位層表示手段を有するよう構成しても良い。このような表示をすることで、ユーザはそのリストを参照し、例えば正解であった最下層ノードに関する上位層ノードの内容を確認して、入力した検索語以外の内容を含むノードがあれば、その内容に含まれるキーワードを見落とした検索語として見出すなどの効果も期待できる。
あるいは、母親が子供の罹患している病気を調べるため、例えば「発熱」、「嘔吐」という検索語によって検索を実行し、「おたふく風邪」と「キャンピロパクター腸炎」が同等のポイントで結果表示された場合に、これらの結果ごとに関連付けられている上位のノードの内容がリスト表示される。すると「おたふく風邪」に関しては「発熱」、「嘔吐」というノードのほか、「悪寒」や「頭痛」といったノード内容が関連付けられていることが分かる。一方、「キャンピロバクター腸炎」に関しては「発熱」、「嘔吐」のほか、「下痢」や「血便」といったノード内容が関連付けられていることが分かる。
そこで母親は子供の症状の経過を観察し、これらの兆候がないかを確認していずれの病気であるのかを判断すること、あるいはこれら症状が出ないように注意して看護することなどもできる。
また、前述の航空機の制御システムの監視装置から出力された検索語による検索であれば、最も集計ポイントの高い「エンジンの噴射制御バルブの異常」といった検索結果を音声出力にてパイロットに通知したり、当該「エンジンの噴射制御バルブの異常」を通知するために航空機の操作パネルに設けられた警告ランプの明滅制御信号を出力したりなどしても良い。
以上のように、本実施例の検索システムでは、検索語を入力することで、例えば現象−原因といった具合に階層的に構成されたノードの検索を行い、その最下層のノードで示される現象の原因などユーザの知りたい内容をすぐに提示することができる。
<その他の構成例1>
またインターネットにおいてリンク関連付けされた各HTML文書も、任意のHTML文書を最上位の階層のノードとし、そこから直接リンクが貼られているHTML文書を第2階層のノードとするという具合にしてフォワードネットワーク構造として扱うことができる。
その上で、例えばインターネット検索結果に推薦書籍などが関連付けられている場合、その推薦書籍などを最下層のノードとし、推薦書籍などの提示を本検索システムの集計ポイントで順位付けして行っても良い。
<その他の構成例2>
また本実施例の変形例として、上記のポイント集計を最下層のノード単位ではなく、所定の中間層単位で実行しても良い。その場合には、「ポイント集計部」を、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを所定の中間層のノード単位で集計する構成とすると良い。なお「所定の中間層」については、例えばGUI画面などを介したユーザ入力によって受付けた階層(例えば直接階層数を指定する入力や、ノードの内容のユーザ入力によって該当ノードを含む階層が指定されるなど)としたり、予め設定されている階層としたりすると良い。
また「結果表示部」について、そのように所定の中間層のノードごとに集計されたポイントを用いて、当該所定の中間層よりも下位層に関連付けられているノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示するよう構成しても良い。
具体的には、例えば災害時シミュレーション検索システムにおけるフォワードネットワーク構造情報において、第1階層のノード「風速>60m」に第2階層のノード「主要路線の運行停止」及びノード「20%の倒木」が関連付けられているという具合に、その内容の時系列的推移に応じてノードが並べられて関連付けられている。そして、例えばユーザが入力した「風速65m」「山手線 運行停止」などの検索語を含むノードのうち一番下の階層を所定の中間層としポイントを集計する。つづいて例えば集計ポイントが5ポイントの「主要路線の運行停止」の下位層に時系列的推移に基づき関連付けられている第3階層のノード「物資の不足」や「帰宅難民の発生」などが、5ポイントの検索結果として表示される。また、集計ポイントが2ポイントの「20%の倒木」の下位層に時系列的推移に基づき関連付けられている第3階層のノード「帰宅途中の負傷者の発生」などが、2ポイントの検索結果として表示される、という具合である。
このように、例えばフォワードネットワーク構造情報においてノードの階層をそのノードの内容の時系列的推移に応じて並べ関連付けるものとし、そのようなフォワードネットワーク構造に関して所定の中間層のノード単位でポイントを集計することで、将来的な事象の発生可能性などを予測することもできる。
<ハードウェア構成>
図7は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、検索システムにおける構成の一例を表す概略図である。この図を利用してノードのポイント集計を利用した検索処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
この図にあるように、本実施例検索システムは、ノード取得部およびポイント集計部、またその他機能を実現するための各種演算処理を実行する「CPU」(0701)と「主メモリ」(0702)と、を備えている。またフォワードネットワーク構造情報保持部である「HDD」(0703)や、検索語取得部であるキーボードやその他ユーザ入力装置である「入力デバイス」(0704)、検索結果を表示する「ディスプレイ」(0705)も備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また、「主メモリ」にはプログラムが読み出され、「CPU」は読み出された当該プログラムを参照し、プログラムで示される手順に従い各種演算処理を実行する。また、この「主メモリ」や「HDD」などの記憶装置には複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」の演算処理においては、そのアドレスを特定し格納されているデータにアクセスすることで、データを用いた演算処理を行うことが可能になっている。
ここで、例えばオペレータによる入力、あるいは取得した文章などを形態素解析技術などを用いて自動解析することによって、フォワードネットワーク構造情報を生成し、「HDD」などに記録する。具体的には、例えばオペレータが各ノードに関する一又は複数の言葉を入力し、また各ノード間の関連付けを示すリンク構造を指定する情報を入力すると、図3に示すようなインデックスデータを「CPU」の演算処理によって生成し、「HDD」に記録する。あるいは「エンジンがかからない場合、想定される原因は(1)ガソリンが無いこと、(2)バッテリ充電量の低下、(3)スターターの故障、・・・などが挙げられる。また、(1)の場合には、燃料警告ランプが・・・」などの文章を検索システムが取得すると、当該文章に対して形態素解析処理などを実行し、その文章の意味内容に応じてノードの生成及び関連付けの決定処理などを実行し、インデックスデータを生成し「HDD」に記録する。
その後、ユーザが検索システムを起動などすると、「CPU」は検索語取得プログラムを解釈し、それにしたがって例えば図4に示すようなGUI画面を「ディスプレイ」に表示する。そして、ユーザがその画面内の入力欄に入力したワード、例えば「エンジン」、「バッテリ警告ランプ」、「スターター」、「重い」を検索語として「主メモリ」の所定アドレスにそれぞれ格納する。
すると「CPU」はノード取得プログラムを解釈し、その解釈結果にしたがって「主メモリ」に格納された各検索語を検索キーとし、HDDに保持されているフォワードネットワーク構造情報を検索対象として、従来の検索処理と同様の処理を実行する。そして、内容などに検索語を含むノードのIDを、その含む検索語の個数情報(ポイント)と合わせて特定し、「主メモリ」の所定アドレスにそれぞれ格納する。
つづいて「CPU」はポイント集計プログラムを解釈し、その解釈結果にしたがってフォワードネットワーク構造情報を参照し、「主メモリ」に格納されているノードの関連付けで示される経路(リンク関係)を取得する。そして、取得した経路中にあるノードのうち、前記「主メモリ」に格納されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で「CPU」の演算処理によって集計する。そして、その集計結果を最下層のノードのIDと関連付けて「主メモリ」の所定アドレスにそれぞれ格納する。
最後に「CPU」は、検索結果の表示プログラムを解釈し、その解釈結果に従って例えばポイントの最も高いノードの内容を「ディスプレイ」に表示したり、あるいは、ポイントに応じて最下層のノードの全部又は一部を順位付けをしその順位付けした結果のリストなどを「ディスプレイ」に表示したりする。
<処理の流れ>
図8は、本実施例の検索システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御することで各ステップを実行させるプログラムであっても構わない。
この図にあるように、まず、一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するため、フォワードネットワーク構造情報保持部に記録する(ステップS0801)。
そして、上記のようにフォワードネットワーク構造情報が保持された検索システムにおいて、例えばユーザ入力や文章の自動解析による入力、あるいは通信回路を介した入力などによって検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得し(ステップS0802)、演算装置の検索演算処理によって、その取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得する(ステップS0803)。
つづいてフォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得ステップにて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計し(ステップS0804)、その取得したポイントに応じて例えば最も高いポイントの最下層のノードに係る内容を表示したり、ポイントで順位付けされた最下層のノードをリスト形式で表示したりする。
<効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、検索語を入力すれば、例えば現象−原因といった具合に階層的に構成されたノードの検索を行い、その最下層のノードで示される現象の原因などをすぐにユーザは知ることができる。
また、ポイントで各最下層のノードの順位付けを行うことができるので、順位付けをした上でその検索結果をユーザに提示することができる。
≪実施例2≫
<概要>
本実施例は、上記実施例を基本として、ノードに対して関連付けられるポイントが、検索語による検索後に例えばその検索語が含まれる数に応じて事後的に関連付けられるのではなく、データベース内で事前に関連付けられ、それが検索結果のフィードバックなどによって適宜修正されることを特徴とする検索システムである。
<機能的構成>
図9は、本実施例の検索システムにおける機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「検索システム」(0900)は、実施例1を基本として、「フォワードネットワーク構造情報保持部」(0901)と、「検索語取得部」(0902)と、「ノード取得部」(0903)と、「ポイント集計部」(0904)と、を有する。また図示しない「下方向集計手段」や「結果表示部」などを有していても良い。
そして本実施例の検索システムは、前記フォワードネットワーク構造情報保持部がさらに「ポイント保持手段」(0905)と、「ポイント修正手段」(0906)と、を有することを特徴とする。
「ポイント保持手段」(0905)は、ノードに対して関連付けられるポイントを合わせて保持する機能を有する。具体的には、例えば図3のインデックスデータの項目において、予め定められたポイントを格納する項目を用意し、そこにポイントを関連付けて保持するよう構成する、という具合である。なお、このポイントは、一律に10ポイントなどという具合に各ノードに付与されていても良いし、ノードごとに異なるポイントが付与されて保持されても良い。
「ポイント修正手段」(0906)は、ポイント保持手段にて保持されているポイントを修正するための機能を有し、例えばCPUや主メモリ、ポイント修正プログラムなどによって実現することができる。
具体的に、例えば、結果表示部が集計ポイントによって順位付けした最下層ノードの内容をユーザに提示し、その中で実際に正解であったもの(故障検索であれば実際の故障の原因、推薦検索であれば実際に気に入った商品など)をユーザに回答入力させる。そしてそのように取得した正解のノードIDが最も高いポイントノードIDと異なっていた場合には、当該最下層のノードのリンクに係るノードに予め関連付けられているポイントを低くなるように修正し、逆に正解とされた最下層ノードのリンクに係るノードのポイントを高くなるように修正する、という具合である。
あるいは最もポイントの高い最下層ノードの内容をユーザに提示し、それが正解であるか否かをユーザに回答入力させ、「誤」との回答入力であれば当該最下層のノードのリンクに係るノードに予め関連付けられているポイントを低くなるように修正しても良い。
またノードに予め関連付けられたポイントを修正するのではなく、ポイント集計および正解回答入力に応じてノードのリンク関係やノードの内容を修正する構成としても良い。
また、本実施例の検索システムは、図示しない「ポイント修正手段制御部」をさらに有していても良い。「ポイント修正手段制御部」は検索語取得部が取得した検索語の全部または一部を直接的又は間接的に用いてノードに関連付けられているポイントを修正するための機能を有し、例えばCPUや主メモリ、ポイント修正手段制御プログラムなどによって実現することができる。
具体的には、例えば、ポイント修正値の大小を、当該ノードの検索語を含む数で直接的に決定し修正を実行したり、検索語に予め設定されている重要度を示す指数(例えば検索対象に密接に関連する名詞/動詞であれば指数が高いなど)を利用して間接的に修正値を決定し修正を実行したりする、という具合である。
<処理の流れ>
図10は、本実施例の検索システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御することで各ステップを実行させるプログラムであっても構わない。なお、最下層ノードのポイント集計処理までに係るステップは、上記実施例で記載したものと同様であり、その説明は省略する。
この図にあるように、実施例1で記載したような処理を経て、ポイントを最下層のノード単位で集計する(ステップS1001)。そして、その取得したポイントに応じた検索結果を表示し、その結果が正解であるか否かを示す回答の入力を受付ける(ステップS1002)。そしてその回答入力に応じてポイントの修正を行う(ステップS1003)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例の検索システムでは、データベース内で事前にノードに関連付けられているポイントを、検索結果のフィードバックなどによって適宜修正することができ、それによって検索結果の一致率を向上させることができる。
0200 検索システム
0201 フォワードネットワーク構造情報保持部
0202 検索語取得部
0203 ノード取得部
0204 ポイント集計部
また後述するポイント集計部にて集計されるためノードに関連付けられるポイントについて、その関連付けは検索語をキーとする検索処理のつど事後的に付与されても良いし、予めノードごとにポイントが事前に関連付けられていても良い。なお、このポイントのノードへの関連付けの詳細はポイント集計部にて説明する。

Claims (11)

  1. 一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部と、
    検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得部と、
    取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得部と、
    フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計部と、
    を有する検索システム。
  2. 最下層のノードごとに集計されたポイントを用いて最下層のノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示する結果表示部をさらに有する請求項1に記載の検索システム。
  3. 前記結果表示部は、最下層のノードに関連付けられている上位層のノードに関連付けられている一又は複数の言葉を最下層のノードごとにリスト化して表示する上位層表示手段を有する請求項2に記載の検索システム。
  4. 前記ポイント集計部は、前記集計処理を最上位層から最下位層に向かってノードをたどって行う下向集計手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の検索システム。
  5. 前記ツリー構造を構成するノードは上位層のノードが下位層のノードに対して原因と結果又は結果と原因の関係になるように前記一又は複数の言葉が関連付けられている請求項1から4のいずれか一に記載の検索システム。
  6. フォワードネットワーク構造情報保持部は、
    ノードに対して関連付けられるポイントを合わせて保持するポイント保持手段と、
    保持されているポイントを修正するためのポイント修正手段と、
    を有する請求項1から5のいずれか一に記載の検索システム。
  7. 検索語取得部が取得した検索語の全部または一部を直接的又は間接的に用いてノードに関連付けられているポイントを修正するためのポイント修正手段制御部をさらに有する請求項6に記載の検索システム。
  8. 一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部と、
    検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得部と、
    取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得部と、
    フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを所定の中間層のノード単位で集計するポイント集計部と、
    を有する検索システム。
  9. 所定の中間層のノードごとに集計されたポイントを用いて、当該所定の中間層よりも下位層に関連付けられているノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示する結果表示部をさらに有する請求項8に記載の検索システム。
  10. 一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部を有する検索システムの動作方法であって、
    検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得ステップと、
    取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得ステップと、
    フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得ステップにて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計ステップと、
    を計算機に実行させる検索システムの動作方法。
  11. 一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部を有する検索システムを動作させるプログラムであって、
    検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得ステップと、
    取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得ステップと、
    フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得ステップにて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計ステップと、
    を検索システムにて動作させるプログラム。
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