JPWO2013051226A1 - 検索システム、検索システムの動作方法、及びプログラム - Google Patents

検索システム、検索システムの動作方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

フォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部と、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得部と、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得部と、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計部と、を有する検索システムを提供する。

Description

本発明は、フォワードネットワーク構造を有するデータベースを利用した検索システムの検索技術に関する。
従来、例えば現象や原因をノードとし、それらノードをツリー構造などで関連付けたフォワードネットワーク構造のデータベースを用いて事例検索などを行う技術として、特許文献1に車両用の故障診断装置に関する技術が開示されている。この技術では、ノードに関する質問へのユーザの入力解答に応じて、ツリー構造に関連付けられたノード間のリンクを辿ることで原因を特定する、いわゆる「問診型」の検索システムが提供されている。
また、特許文献2には上記フォワードネットワーク構造のデータベースではないが、検索対象の要素を複数のベクトルで表現し、検索キーワードのベクトルとの合致度合いに応じて検索を行う検索システムが提供されている。
特許文献1 特開昭62−004663号公報
特許文献2 特開2005−011042号公報
しかし、上記従来の技術には以下のような課題がある。すなわち、特許文献1の技術ではユーザが質問に順次回答していく必要があるため、所望の回答を得るために手間と時間がかかり、即時性を有するような状況判断などの利用に適していない、という課題である。
また、質問内容に対してユーザが想定し得る回答が複数のある場合や回答を一意に決定できない場合などでは、全ての回答を試すなど最悪全ての分岐を辿ってみる必要がある。
また、特許文献2の技術では、複数の検索キーワードを指定することで瞬時に検索結果を得ることができるものの、ベクトルで表現される要素同士の関連付けは各ベクトルの距離と向きのみで判断されるため、例えば「HDD故障ランプの点灯」と「HDDの故障」といった要素の関連付けには適しておらず、したがって事例の結果/回答などの検索に適していないという課題がある。
本発明の第1の様態によると、一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージ(階層)を多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部と、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得部と、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得部と、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計部と、を有する検索システムを提供する。
また上記構成に加えて、検索システムは、最下層のノードごとに集計されたポイントを用いて最下層のノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示する結果表示部をさらに有してもよい。またその結果表示部が、最下層のノードに関連付けられている上位層のノードに関連付けられている一又は複数の言葉を最下層のノードごとにリスト化して表示する上位層表示手段を有してもよい。
また上記構成に加えて、前記ポイント集計部が、前記集計処理を最上位層から最下位層に向かってノードをたどって集計処理する下向集計手段を有してもよい。
また上記構成に加えて、検索システムは、前記ツリー構造を構成するノードは上位層のノードが下位層のノードに対して原因と結果又は結果と原因の関係になるように前記一又は複数の言葉が関連付けられていてもよい。
また上記構成に加えて、フォワードネットワーク構造情報保持部が、ノードに対して関連付けられるポイントを合わせて保持するポイント保持手段と、保持されているポイントを修正するためのポイント修正手段と、を有していてもよい。
また上記構成に加えて、検索システムは、検索語取得部が取得した検索語の全部または一部を直接的又は間接的に用いてノードに関連付けられているポイントを修正するためのポイント修正手段制御部をさらに有してもよい。
また、検索システムは、最下層のノード単位ではなく、所定の中間層単位でポイントを集計してもよい。具体的には、検索システムは、一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部と、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得部と、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得部と、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを所定の中間層のノード単位で集計するポイント集計部と、を有する。
また、検索システムは、上記構成に加えて、所定の中間層のノードごとに集計されたポイントを用いて、当該所定の中間層よりも下位層に関連付けられているノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示する結果表示部をさらに有してもよい。
また本発明の第3の様態によると、一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部を有する検索システムの動作方法であって、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得ステップと、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得ステップと、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得ステップにて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計ステップと、を計算機に実行させる検索システムの動作方法を提供する。
また本発明の第4の様態によると、プログラムの発明として、一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部を有する検索システムを動作させるプログラムであって、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得ステップと、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得ステップと、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得ステップにて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計ステップと、を検索システムにて動作させるプログラムを提供する。
尚、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
実施例1の検索システムにおける検索の一例を説明するための概念図 実施例1の検索システムにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例1の検索システムにて保持されるフォワードネットワーク構造情報の一例を表す図 実施例1の検索システムにて保持されるフォワードネットワーク構造情報の他の例を表す図 実施例1の検索システムにおける検索語取得のためのGUI画面の一例を表す図 実施例1の検索システムにおける最下層ノードのポイント集計を説明するための図 実施例1の検索システムにおける最下層ノードのポイント集計を説明するための他の図 実施例1の検索システムにおける検索結果の表示の一例を表す図 実施例1の検索システムにおけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例1の検索システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例2の検索システムにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例2の検索システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャート ノードの内容を編集するためのノード内容編集画面の一例を表す図 ノード間における関連付けを編集するためのリンク編集画面の一例を表す図 実施例3の検索システムにおける機能ブロックの一例を表す図 クラウドを利用した検索システムの一例を表す図
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
≪実施例1≫
<概要>
図1は、本実施例の検索システムにおける検索の一例を説明するための概念図である。この図にあるように、本実施例では、例えば車輌の故障原因を検索するため、各上位階層のノードには「現象」を関連付け、最下層のノードには「原因」を関連付け、これらの「現象」と「原因」の関係に従って各ノードを関連付けた事例データベースを保持している。
そしてユーザは、自身の所有するバイクのエンジンがかからない原因を特定するため、このデータベースに検索語として「エンジン」と入力する。また、コントロールパネルのバッテリ警告ランプが点灯していることから「バッテリ警告ランプ」と入力し、さらにスターターを廻してもエンジンがなかなかかからない(重い)ことから「スターター」「重い」といった検索語も合わせて入力し、検索ボタンをクリックする。
すると本実施例の検索システムは、入力された4つの検索語をキーとして、事例データベース内の上位階層の各ノード(現象)を検索する。そして、各検索語を1以上含むノードである「(A−1)エンジンがかからない」、「(B−2)バッテリ警告ランプが点灯」、「(B−3)スターターが重い」、「(B−4)スターターが廻らない」を特定する。また、ノードごとに検索語を含む数に応じて、例えばノードA−1は1ポイント、B−2は1ポイント、B−3は2ポイント、B−4は1ポイント、という具合にポイントを関連付ける。
そして各ノードのポイントをその関連付け(リンク関係)にしたがって集計し、集計結果をリンクの最下層のノードに付与する。すると、最下層の各ノード(原因)に対して、例えば「ガソリンが無い」には1ポイント、「燃料系の故障」には1ポイント、「バッテリの充電量が低い」には5ポイント、「バッテリの故障」には2ポイント、「電装系の故障」には2ポイントといった集計結果が付与される。
そこで、この検索システムでは、例えばポイントのもっとも高い「バッテリの充電量が低いのではないですか?」という検索結果をユーザに提示する。あるいは、その原因ノードに対応してデータベース内に保持されている解決方法である「バッテリを充電してください」をユーザに通知したり、あるいは、他の可能性選択肢としてポイントが付された各原因ノードを、そのポイントが分かるように順に並べ替えて表示したりする、という具合に検索結果をユーザに通知する。
尚、本実施例の検索システムは、最下位層のノードからリンクをたどって最上位層のノードまでの経路を、各ノードのポイントの高い順に表示してもよい。検索結果にいたる検索経路を表示することでユーザは他の可能性選択肢との比較をしてリンクの欠落や検索条件の見直しなどを検討することができる。この場合、検索システムは、最下位層のノードから最上位層のノードまでの経路をリスト形式で表示しても良いし、最下位層のノードから最上位層のノードまでの経路をフォワードネットワーク構造(図1を参照)の一部としてグラフィックで表示してもよい。例えば、検索システムは、最下位層のノードから最上位層のノードまでの経路を、上記の検索結果のリストに表示された最下層のノードを選択することで、上記の経路の色を変えて表示してもよい。これにより、ユーザは一目で、検索語を含むノードの関連付けを知ることが出来る。
このように本実施例の検索システムでは、検索語を入力すれば、例えば現象−原因といった具合に階層的に構成されたノードの検索を行い、その最下層のノードで示される現象の原因などユーザの知りたい内容をすぐに提示することができる。
<機能的構成>
図2は、本実施例の検索システムにおける機能ブロックの一例を表す図である。なお、以下に記載する本システムの機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインターフェース、通信用インターフェース、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザ・インターフェース用アプリケーションなどが挙げられる。そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インターフェースなどから入力され、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。あるいは本システムの機能ブロックは専用ハードウェアによって実現されてもよい。
また、この発明はシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
図2に示すように、本実施例の検索システム0200は、フォワードネットワーク構造情報保持部0201と、検索語取得部0202と、ノード取得部0203と、ポイント集計部0204と、を有する。
フォワードネットワーク構造情報保持部0201は、フォワードネットワーク構造情報を保持する機能を有し、例えばHDDやフラッシュメモリ、その他の各種記録媒体によって実現することができる。ここで「フォワードネットワーク構造情報」とは、ノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けた構造を示す情報をいい、例えば図1に示すような階層構造を示す情報などが挙げられる。
なお、このフォワードネットワーク構造は、データ構造において一般的ないわゆる「ツリー構造」であっても良いし、図1に示すように子ノード(ステージが下位のノード)が複数の親ノード(子ノードよりもステージが上位のノード)と関連付けられていたり、第1ステージのノードから、第2ステージを飛び越えて直接第3ステージのノードに関連付けられたりしている構造であっても良い。或いは、上位の階層のノードが、少なくとも1つ以上の階層を飛び越えて下位の階層のノードと関連付けられていても良い。
尚、本実施例におけるフォワードネットワーク構造情報は、同じ階層(ステージ)に含まれているノード同士については関連付け(リンク)を有さず、異なる階層のノード同士間でのみ関連付けを有する。またノード間の関連づけは、必ず、上位の階層に含まれるノードから下位の階層に含まれるノードへ向かって行われる。即ち、n層のノードAは(n+m)層(mは1以上の自然数)のノードBと関連付けられ、下位階層のノードが上位階層のノードに関連づけられることはない。このようなデータ構造を有することによって、ノード間のリンクが閉ループを形成することが防止される。
また、実際に各種記録媒体に保持されているデータとしては、例えば図3Aに示すように各ノードのIDとノードの内容(ノードに関連付けられた一又は複数の言葉)、および当該ノード自身のリンク先の子ノードのID又は/及びリンク元の親ノードのIDを示す情報を関連付けたインデックスデータとして保持することで、図1に示すような階層構造を計算機が把握し処理するよう構成することができる。本例では、ノードに対応づけられたIDが、階層の種類とその階層内におけるノードの位置または順番を表している。尚、各ノードには、ノードの内容に関連する追加の情報が含まれても良い。例えば、各ノードには、ノードの内容に関連する外部の文書を示すリンクの情報が更に含まれていてもよく、これによりノードの内容について更に詳細な情報を表示することができる。
またフォワードネットワーク構造情報は、図3BのようなノードIDをプライマリキーとするリレーショナル的なデータテーブルとして保持される形態なども挙げられる。この場合、ノード同士の関連付け(リンク)を示す情報と、ノードの内容は、異なるデータテーブルに格納されてよい。例えば、図3Bに示す例では、ノードIDに対応づけてノードの内容が格納され、ノード同士の関連付けについては、リンクテーブルに格納される。
また、このインデックスデータなどにおいて、各ノードが位置しているステージを示すよう構成しても良い。例えば図1のノードA−1であれば第1ステージ、ノードB−1からB−4は第2ステージ、という具合である。そして、このステージを示す情報を利用して、フォワードネットワーク構造情報で示されるノードの関連付けが逆方向、すなわち子から親方向への関連付けがなされていないかをチェックすることができる。このようにして、検索時にノードの関連付けをたどる際に閉ループが生じる原因となる逆方向への関連付けを排除することができる。
そしてこのフォワードネットワーク構造情報において、上記「ノード」には一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられる。ノードに関連付けられている一又は複数の言葉とは、当該ノードの内容を示すものであり、図1の例では、例えば「エンジンがかからない」、「燃料警告ランプが点灯」といった文章や同様の単語の組み合わせなどが該当する。
なお本実施例の検索システムではこれら一又は複数の言葉について特に限定しないが、ある程度意味を持つ文章やそれに相当する単語の組み合わせであることが望ましい。なぜならば、検索語に合致する対象となるノードの内容がある程度の長さや数を有し、さらに意味的に繋がりを有するほうが、検索結果の正確性がより向上することが期待できるからである。また、十分な処理能力を有するコンピュータであればノードにはそれぞれ文献などの長い文章をまるごと関連付けて保持することも可能である。
また、各ノードの内容および関連付けは、例えば前記概要で例示したように、上位層のノードが下位層のノードに対して原因と結果又は結果と原因の関係になるように一又は複数の言葉が内容などとして関連付けられ、そして各ノードが関連付けられてよいが、もちろんそのような構成には限定されず、各検索システムの目的や検索対象などに応じて適宜設定し得る。例えば、「現象」と「原因」、「現象」と「次に起こる現象」、「大分類」「中分類」及び「小分類」などが例示できる。また例えば検索語に応じたユーザへの推薦楽曲検索であれば、「ジャンル−曲調−作成年代−楽曲」といった内容および関連付けなども想定される。尚、各ノードの内容及びその関連付けは、専門書、マニュアル等に記載された知識に基づいて作成しても良いし、各分野の専門家から知識をヒアリングすることによって作成してもよい。各ノードの内容及びその関連付けをデータベースとして格納する方法については、後述する。
また後述するポイント集計部にて集計されるべくノードに関連付けられるポイントについて、その関連付けは検索語をキーとする検索処理のつど事後的に付与されても良いし、予めノードごとにポイントが事前に関連付けられていても良い。なお、このポイントのノードへの関連付けの詳細はポイント集計部に関連して説明する。
検索語取得部0202は、検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する機能を有し、例えば検索語入力のための入力デバイスやGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)を含む検索語取得プログラムなどによって実現することができる。
具体的に、例えば検索システムのディスプレイ上に、図4に示すようなGUI画面を表示する。そしてユーザは入力デバイスである例えばキーボードなどを操作して、そのGUI画面内の検索語入力欄に一又は二以上の検索語を入力する。そして同GUI画面内の検索ボタンのクリックによって、その入力欄に入力されたテキストデータが、検索語として取得され計算機の「主メモリ」などに格納される、という具合である。或いは、検索語取得部は、マイク及び音声認識ソフトによって実現されてもよい。
なお取得される検索語は1以上であれば良いが、ポイント集計による検索結果の評価の正確性を向上させるため、2以上の検索語を取得するほうが好ましい。
また、検索語取得部0202は、上記のようにユーザ入力による取得には限定されず、例えば手動又は自動で入力された自然文章を演算処理により解析し得られた言葉を検索語として自動取得するものであっても良いし、インターネットなどの通信経由で検索語を取得する構成であっても良い。その場合には、検索語取得部0202は形態素解析プログラムなどを含み実現されたり、あるいは通信回路によって実現されてもよい。
あるいは検索語取得部0202は、検索語として各種システムの監視装置からの出力を取得する構成としても良い。例えば、航空機の制御システムの監視装置から出力される「エンジンの温度が正常値を超えた」、「燃料の消費量が閾値を超えた」などを検索語として取得する、という具合である。この場合、出力される検索語は、上記のような内容に対応する、予め設定された特定のコードであっても良い。
ノード取得部0203は、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、ノード取得プログラムなどによって実現することができる。なお、検索語を含むノードの取得処理は、検索語を検索キーとし、各ノードに関連付けられた一又は複数の言葉を対象にした検索処理を実行することで行うと良い。
また「検索語の全部または一部を含むノードを取得する」とは、取得対象のノードが複数の検索語の一部を含むもの、例えばノードAが検索語「エンジン」「重い」のうち「エンジン」のみを含むものであっても良いし、当該ノードが一の検索語の一部を含むもの、例えばノードAが検索語「エンジンが重い」のうち「エンジン」の部分を含むものであっても良い。
そしてこのノード取得部0203では、例えば図1に示すようなフォワードネットワーク構造情報を検索対象とし、検索キーを「エンジン」、「バッテリ警告ランプ」、「スターター」、「重い」などとする検索処理を実行し、ノードA−1,B−2,B−3,B−4を取得する、という具合である。
ポイント集計部0204とは、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部0203にて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、ポイント集計プログラムなどによって実現することができる。
具体的には、例えば図1に示すフォワードネットワーク構造情報を対象とする前述のノード取得部0203の検索処理によってノードA−1,B−2,B−3,B−4が取得された。ここで、各ノードに対して検索語が含まれている個数に応じたポイントが付与される。例えばノードA−1は検索語が1つ含まれている(エンジン)ので1ポイント,ノードB−2も同様に1ポイント,ノードB−3は検索語が2つ含まれている(スターター、重い)ので2ポイント,ノードB−4は1ポイントが関連付けられる。
そして、検索システムの演算装置は図3Aまたは図3Bに示すインデックスデータを参照し、図5Aに示すように例えばノードA−1をスタート地点としてリンクを順次辿り、「A−1(1ポイント):B−1(0ポイント)」を加算して得られた1ポイントを、最下層のノード「C−1(ガソリンが無い)」の集計値として付与する。同様に最下層ノードC−2には「A−1」の集計値1ポイントが付与され、最下層ノードC−3には「A−1:B−2」及び「A−1:B−3」の集計値5ポイントが付与され、最下層ノードC−4およびC−5には「A−1:B−4」の集計値2ポイントが付与される、という具合である。C−3に至る経路は、A−1→B−2→C−3及びA−1→B−3→C−3という2つの経路が存在するが、本例によれば、より多くの検索語を含むB−3を含む経路(A−1→B−3→C−3)を、最も正解に近い経路として特定することができる。
このように、ポイント集計部0204は、上記のようにノードA−1をスタート地点とし、集計処理を最上位層から最下位層に向かってノードをたどって行う下向集計手段を有していても良い。あるいは下層のノードをスタート地点として、各最下層のノードごとに上方向に順次辿りポイントを集計する処理としても良い。
図5Bは、ポイント集計を詳細に説明するための図である。ノード取得部0203は、フォワードネットワーク構造情報保持部0201を参照して、取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得する。この図では、ノードA−2及びノードB−3が取得された検索語を含んでいる例を示しており、ノード取得部0203は、検索語を含むノードノードA−2及びノードB−3を取得する。次にポイント集計部0204は、フォワードネットワーク構造情報保持部0201を参照して、ノード取得部203によって取得されたノードを、フォワードネットワーク構造における最上層から最下層までたどってつながる経路において、最も多くのノードと関連付けられた最下層のノードを選択する。本例では、ポイント集計部0204は、ノードA−2及びノードB−3を含む7つの経路(経路1:A−1→B−3→C−3、経路2:A−1→B−3→C−4、経路3:A−2→B−3→C−3、経路4:A−2→B−3→C−4、経路5:A−2→B−4→C−4、経路6:A−2→B−4→C−6、経路7:A−2→B−5→C−5)を特定し、それぞれのポイントを最下層のノード単位で集計する。そして、これらの7つの経路の中で、最下層にあるノードC−4に最も多くの個数のノード(ノードA−1、A−2、B−3、B−4)が関連付けられているので、ポイント集計部0204はノードC−4を選択する。即ち、C−4に至る経路として上記経路2、4、5の3つの経路が存在するが、本例によるとポイント集計部204は、より多くの検索語を含むノード(A−2及びノードB−3)を含む経路である経路4を最も正解に近い経路として特定する。このようなアルゴリズムを用いることにより、全ての経路についてポイントの集計を行う必要がなくなり、計算量を低減することができる。
なお本例では、ノードに関連づけられるポイントを検索語の個数に応じて定めたが、様々な変形が可能である。例えば、検索語に、ユーザの考える重要度に応じたポイントを付加してもよい。或いは、ユーザの考える重要度に応じて1〜5等の重み付けされたポイントを検索語に付加してよい。これによりユーザがより重要と考える検索語に高いポイントが与えられ、集計後の検索結果にユーザの意志を反映させることができる。
また、ノードに関連付けられるポイントは、当該ノードの内容などに含まれる検索語の個数そのものでなく個数を元に算出された値としてももちろん良い。例えば個数を元にして検索語ごとの重付値で補正した値などが挙げられる。その場合には、検索語と重付値とを関連付けたテーブルを予め保持しておき、それを参照することで実現することができる。またその重付値は、検索目的などに応じて異なるテーブルが利用されるよう構成しても良い。例えば「エンジン」「重い」といった検索語に関して、故障の原因検索の場合には「エンジン」はどの故障検索でも良く取得される語であるので重付値を小さくし、「重い」は故障に関する具体的な現象を表している可能性があるので重付値を大きくしたテーブルとする。一方で、購入車輌を決めるための車種検索の場合では「エンジン」はパーツとして重要なものであるので重付値を大きくし、「重い」は購入動機としての重要性が低いと思われるので重付値を小さくしたテーブルを用意してもよい。そして、検索時にユーザ入力などで取得した検索目的情報などを参照し、利用するテーブルを決定する構成としても良い。
更にはノードに関連づけられるポイントは、検索語と対応づけて予め準備された属性情報に基づいて定められてもよい。属性情報とは、検索対象または検索目的に固有の情報であってもよい。例えば本実施例の検索システムは故障の原因を検索するためのシステムなので、予め「故障」「劣化」「寿命」「価格」「重要度」などの属性情報を、検索語ごとに有してよく、これらの属性情報は予め定められた重付値を有する。そして、「エンジン」という検索語が有する属性情報に対応づけられた各重付値に基づいて上記ポイントが集計される。これらの値は、正規化された値(0〜1)を用いてもよい。例えば、F(ノード)=Σn(故障率+劣化時間係数+寿命係数+価格+重要度)として算出される。ここでnはノードに含まれる検索語数を示す。具体的には、「エンジントラブルがシステム全体に与えるリスク」を算出する場合には、(エンジントラブルがシステム全体に与えるリスク)=1.2(エンジンの故障率)+1.1(エンジンの劣化時間係数)+1.3(エンジンの寿命係数)+2.0(エンジンの価格係数)+3.0(エンジンの重要度)=8.6として算出される。
また更には、ノードの内容として一文以上の文章が含まれていてもよい。そのような場合には、1つのノードに関連づけられた文章に対して、複数の検索語が合致してよい。この場合、ポイント集計部0204は、より多くの検索語が含まれるノードに対して、より大きな重み付けを与えてもよい。
また、ポイントはノードに含まれる検索語の個数に依存する構成には限定されず、例えば実施例2で後述するように、予めノードに一律あるいはその内容などに応じたポイントが関連付けられており、そのポイントが集計される構成であっても良い。
そして、このように集計されたポイントに基づいて、本実施例の検索システムは、例えばポイントのもっとも大きな最下層のノードの内容「バッテリの充電量が低いかもしれません」などを、もっとも正確性が高い検索(推論)結果であるとしてユーザに提示する。例えば、図6に示すように、最下層のノードごとに集計されたポイントから推論の正確性を表す適合率を算出し、算出した適合率の高い順に最下層のノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示しても良い(結果表示部)。
また、この結果表示部については、最下層のノードに関連付けられている上位層のノードに関連付けられている一又は複数の言葉又は内容を最下層のノードごとにリスト化して表示する上位層表示手段を有するよう構成しても良い。このような表示をすることで、ユーザはそのリストを参照し、例えば正解であった最下層ノードに関する上位層ノードの内容を確認して、入力した検索語以外の内容を含むノードがあれば、その内容に含まれるキーワードを見落とした検索語として見出すなどの効果も期待できる。
あるいは、母親が子供の罹患している病気を調べるため、例えば「発熱」、「嘔吐」という検索語によって検索を実行し、「おたふく風邪」と「キャンピロパクター腸炎」が同等のポイントで結果表示された場合に、これらの結果ごとに関連付けられている上位のノードの内容がリスト表示される。すると「おたふく風邪」に関しては「発熱」、「嘔吐」というノードのほか、「悪寒」や「頭痛」といったノード内容が関連付けられていることが分かる。一方、「キャンピロバクター腸炎」に関しては「発熱」、「嘔吐」のほか、「下痢」や「血便」といったノード内容が関連付けられていることが分かる。
そこで母親は子供の症状の経過を観察し、これらの兆候がないかを確認していずれの病気であるのかを判断すること、あるいはこれら症状が出ないように注意して看護することなどもできる。
また、前述の航空機の制御システムの監視装置から出力された検索語による検索であれば、最も集計ポイントの高い「エンジンの噴射制御バルブの異常」といった検索結果を音声出力にてパイロットに通知したり、当該「エンジンの噴射制御バルブの異常」を通知するために航空機の操作パネルに設けられた警告ランプの明滅制御信号を出力したりなどしても良い。
以上のような構成によって、検索語を入力すれば、例えば現象−原因といった具合に階層的に関連付けられフォワードネットワーク構造となるように構成されたノード群の検索を行い、その関連付けのリンクを辿ってノード毎のポイントを最下層のノード単位で集計することができる。そして例えば最も高ポイントの最下層のノードで示される現象の原因などを、上記従来の問診型のような手間をとらずに、すぐにユーザは知ることができる。
あるいは集計したポイントで各最下層のノードの順位付けを行い、その順位付けされた複数の最下層のノードで示される原因などをユーザに提示することができる。このように複数の検索結果について、ユーザにその検索の正解可能性などを示す順位付けとともに提示することができる。
また、最下層のノードごとに、その上位層のノード内容(関連付けられている一又は複数の言葉)をリスト化して表示することもできる。ユーザはそのリストを参照し、例えば正解であった最下層ノードに関する上位層ノードの内容を確認し、見落とした検索語を見出す効果も期待できる。
<変形例1>
またインターネットにおいてリンク関連付けされた各HTML文書も、任意のHTML文書を最上位の階層のノードとし、そこから直接リンクが貼られているHTML文書を第2階層のノードとするという具合にしてフォワードネットワーク構造として扱うことができる。例えば、HTML文書のキーワードやデスクリプションなどを文字列として取得し、ノードに対応する内容を作成する。また文書内に記述されているリンクURLを、他のノードとの関連づけを示すリンク情報として、フォワードネットワーク構造情報保持部0201に登録する。これらのフォワードネットワーク構造情報保持部への登録は、人間が手動で行っても良いし図11A及び図11Bに関連して説明されている編集手段を用いて登録を行っても良い。
その上で、例えばインターネット検索結果に推薦書籍などが関連付けられている場合、その推薦書籍などを最下層のノードとし、推薦書籍などの提示を本検索システムの集計ポイントで順位付けして行っても良い。尚、本例のようにインターネットにおけるHTML文書をノードとして用いる場合には、属性情報として「キーワードアクセス数」を利用してもよい。
<変形例2>
また本実施例の変形例として、上記のポイント集計を最下層のノード単位ではなく、所定の中間層単位で実行しても良い。その場合には、ポイント集計部0204を、フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部0203にて取得されたノードに関連付けられたポイントを所定の中間層のノード単位で集計する構成とすると良い。なお「所定の中間層」については、例えばGUI画面などを介したユーザ入力によって受付けた階層(例えば直接階層数を指定する入力や、ノードの内容のユーザ入力によって該当ノードを含む階層が指定されるなど)としたり、予め設定されている階層としたりすると良い。
或いは、検索語の一部または全部を含むノードがノード取得部0203によって取得されると、ポイント集計部0204は、上記検索語の一部または全部を含み、かつ最も下流で取得されたノードが属する層のノード単位で集計してもよく、或いは、上記最も下流で取得されたノードが属する層よりも少なくとも1層以上下流にある層においてノード単位で集計してもよい。換言すると、入力された検索語が取得され、かつ最も下流のノードが第m番目の層であった場合に、所定の中間層とは、この第m番目の層であっても良いし、第(m+1)番目の層であっても良いし、第(m+2)番またはそれ以降の下流の層であっても良い。
大規模なプラントの故障を特定するためのツリー構造のように、検索の対象が非常に複雑な構造を有する場合、第m層のノードに含まれていた検索語と、その第m層よりも更に下流に存在する最下層のノードの内容との関連性が低い場合がある。しかしながら、上記構成によれば、検索システムの対象が非常に複雑なものであったとしても、ユーザは、集計する階層を自身が特定することにより、求めている結果を容易に探し出すことができる。
また「結果表示部」について、そのように所定の中間層のノードごとに集計されたポイントを用いて、当該所定の中間層よりも下位層に関連付けられているノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示するよう構成しても良い。
具体的には、例えば災害時シミュレーション検索システムにおけるフォワードネットワーク構造情報において、第1階層のノード「風速>60m」に第2階層のノード「主要路線の運行停止」及びノード「20%の倒木」が関連付けられているという具合に、その内容の時系列的推移に応じてノードが並べられて関連付けられている。そして、例えばユーザが入力した「風速65m」「山手線 運行停止」などの検索語を含むノードのうち一番下の階層を所定の中間層としポイントを集計する。つづいて例えば集計ポイントが5ポイントの「主要路線の運行停止」の下位層に時系列的推移に基づき関連付けられている第3階層のノード「物資の不足」や「帰宅難民の発生」などが、5ポイントの検索結果として表示される。また、集計ポイントが2ポイントの「20%の倒木」の下位層に時系列的推移に基づき関連付けられている第3階層のノード「帰宅途中の負傷者の発生」などが、2ポイントの検索結果として表示される、という具合である。
このように、例えばフォワードネットワーク構造情報においてノードの階層をそのノードの内容の時系列的推移に応じて並べ関連付けるものとし、そのようなフォワードネットワーク構造に関して所定の中間層のノード単位でポイントを集計することで、将来的な事象の発生可能性などを予測することもできる。
<ハードウェア構成>
図7は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、検索システムにおける構成の一例を表す概略図である。この図を利用してノードのポイント集計を利用した検索処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
この図にあるように、本実施例検索システムは、ノード取得部およびポイント集計部、またその他機能を実現するための各種演算処理を実行するCPU0701と主メモリ0702と、を備えている。またフォワードネットワーク構造情報保持部であるHDD0703や、検索語取得部0202であるキーボードやその他ユーザ入力装置である入力デバイス0704、検索結果を表示するディスプレイ0705も備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また、主メモリ0702にはプログラムが読み出され、CPU0701は読み出された当該プログラムを参照し、プログラムで示される手順に従い各種演算処理を実行する。また、この主メモリ0702やHDD0703などの記憶装置には複数のアドレスが割り当てられており、CPU0701の演算処理においては、そのアドレスを特定し格納されているデータにアクセスすることで、データを用いた演算処理を行うことが可能になっている。
ここで、例えばオペレータによる入力、あるいは取得した文章などを形態素解析技術などを用いて自動解析することによって、フォワードネットワーク構造情報を生成し、HDD0703などに記録する。具体的には、例えばオペレータが各ノードに関する一又は複数の言葉を入力し、また各ノード間の関連付けを示すリンク構造を指定する情報を入力すると、図3Aまたは図3Bに示すようなインデックスデータをCPU0701の演算処理によって生成し、HDD0703に記録する。あるいは「エンジンがかからない場合、想定される原因は(1)ガソリンが無いこと、(2)バッテリ充電量の低下、(3)スターターの故障、・・・などが挙げられる。また、(1)の場合には、燃料警告ランプが・・・」などの文章を検索システムが取得すると、当該文章に対して形態素解析処理などを実行し、その文章の意味内容に応じてノードの生成及び関連付けの決定処理などを実行し、インデックスデータを生成しHDD0703に記録する。
その後、ユーザが検索システムを起動などすると、CPU0701は検索語取得プログラムを解釈し、それにしたがって例えば図4に示すようなGUI画面をディスプレイ0705に表示する。そして、ユーザがその画面内の入力欄に入力したワード、例えば「エンジン」、「バッテリ警告ランプ」、「スターター」、「重い」を検索語として主メモリ0702の所定アドレスにそれぞれ格納する。
するとCPU0701はノード取得プログラムを解釈し、その解釈結果にしたがって主メモリ0702に格納された各検索語を検索キーとし、HDD0703に保持されているフォワードネットワーク構造情報を検索対象として、従来の検索処理と同様の処理を実行する。そして、内容などに検索語を含むノードのIDを、その含む検索語の個数情報(ポイント)と合わせて特定し、主メモリ0702の所定アドレスにそれぞれ格納する。
つづいてCPU0701はポイント集計プログラムを解釈し、その解釈結果にしたがってフォワードネットワーク構造情報を参照し、主メモリ0702に格納されているノードの関連付けで示される経路(リンク関係)を取得する。そして、取得した経路中にあるノードのうち、主メモリ0702に格納されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位でCPU0701の演算処理によって集計する。そして、その集計結果を最下層のノードのIDと関連付けて主メモリ0702の所定アドレスにそれぞれ格納する。
最後にCPU0701は、検索結果の表示プログラムを解釈し、その解釈結果に従って例えばポイントの最も高いノードの内容をディスプレイ0705に表示したり、あるいは、ポイントに応じて最下層のノードの全部又は一部を順位付けをしその順位付けした結果のリストなどをディスプレイ0705に表示したりする。
尚、その他の構成例1で説明したように、インターネットを介して検索システムを実現することも可能である。具体的には、例えば、入力デバイス704及びディスプレイ0705をユーザ側の端末に設け、他の構成要素をサーバー側に設けて、両者をインターネットを介して接続する。この場合、構成要素(CPU0701、主メモリ0702、HDD0703)を、ネットワーク上の1つのサーバに配置してもよいし、複数のサーバーに分散して配置しても良い。
<処理フロー>
図8は、本実施例の検索システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御することで各ステップを実行させるプログラムであっても構わない。
この図にあるように、まず、一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するため、フォワードネットワーク構造情報保持部に記録する(ステップS0801)。
そして、上記のようにフォワードネットワーク構造情報が保持された検索システムにおいて、例えばユーザ入力や文章の自動解析による入力、あるいは通信回路を介した入力などによって検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得し(ステップS0802)、演算装置の検索演算処理によって、その取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得する(ステップS0803)。
つづいてフォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得ステップにて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計し(ステップS0804)、その取得したポイントに応じて例えば最も高いポイントの最下層のノードに係る内容を表示したり、ポイントで順位付けされた最下層のノードをリスト形式で表示したりする。
以上のような構成をとることによって、検索語を入力すれば、例えば現象−原因といった具合に階層的に構成されたノードの検索を行い、その最下層のノードで示される現象の原因などをすぐにユーザは知ることができる。
また、ポイントで各最下層のノードの順位付けを行うことができるので、順位付けをした上でその検索結果をユーザに提示することができる。
≪実施例2≫
<概要>
本実施例は、上記実施例を基本として、ノードに対して関連付けられるポイントが、検索語による検索後に例えばその検索語が含まれる数に応じて事後的に関連付けられるのではなく、データベース内で事前に関連付けられ、それが検索結果のフィードバックなどによって適宜修正されることを特徴とする検索システムである。
<機能的構成>
図9は、本実施例の検索システム0900における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の検索システム0900は、実施例1を基本として、フォワードネットワーク構造情報保持部0901と、検索語取得部0902と、ノード取得部0903と、ポイント集計部0904と、を有する。また図示しない「下方向集計手段」や「結果表示部」などを有していても良い。
そして本実施例の検索システムは、前記フォワードネットワーク構造情報保持部0901がさらにポイント保持手段0905と、ポイント修正手段0906と、を有する。
ポイント保持手段0905は、ノードに対して関連付けられるポイントを合わせて保持する機能を有する。具体的には、例えば図3Aまたは図3Bのインデックスデータの項目において、予め定められたポイントを格納する項目を用意し、そこにポイントを関連付けて保持するよう構成する、という具合である。なお、このポイントは、一律に10ポイントなどという具合に各ノードに付与されていても良いし、ノードごとに異なるポイントが付与されて保持されても良い。
ポイント修正手段0906は、ポイント保持手段にて保持されているポイントを修正するための機能を有し、例えばCPUや主メモリ、ポイント修正プログラムなどによって実現することができる。
具体的に、例えば、結果表示部が集計ポイントによって順位付けした最下層ノードの内容をユーザに提示し、その中で実際に正解であったもの(故障検索であれば実際の故障の原因、推薦検索であれば実際に気に入った商品など)をユーザに回答入力させる。そしてそのように取得した正解のノードIDが最も高いポイントノードIDと異なっていた場合には、当該最下層のノードのリンクに係るノードに予め関連付けられているポイントを低くなるように修正し、逆に正解とされた最下層ノードのリンクに係るノードのポイントを高くなるように修正する、という具合である。
あるいは最もポイントの高い最下層ノードの内容をユーザに提示し、それが正解であるか否かをユーザに回答入力させ、「誤」との回答入力であれば当該最下層のノードのリンクに係るノードに予め関連付けられているポイントを低くなるように修正しても良い。
またノードに予め関連付けられたポイントを修正するのではなく、ポイント集計および正解回答入力に応じてノードのリンク関係やノードの内容を修正する構成としても良い。
また、本実施例の検索システムは、図示しない「ポイント修正手段制御部」をさらに有していても良い。「ポイント修正手段制御部」は検索語取得部が取得した検索語の全部または一部を直接的又は間接的に用いてノードに関連付けられているポイントを修正するための機能を有し、例えばCPUや主メモリ、ポイント修正手段制御プログラムなどによって実現することができる。
具体的には、例えば、ポイント修正値の大小を、当該ノードの検索語を含む数で直接的に決定し修正を実行したり、検索語に予め設定されている重要度を示す指数(例えば検索対象に密接に関連する名詞/動詞であれば指数が高いなど)を利用して間接的に修正値を決定し修正を実行したりする、という具合である。
<処理フロー>
図10は、本実施例の検索システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御することで各ステップを実行させるプログラムであっても構わない。なお、最下層ノードのポイント集計処理までに係るステップは、上記実施例で記載したものと同様であり、その説明は省略する。
この図にあるように、実施例1で記載したような処理を経て、ポイントを最下層のノード単位で集計する(ステップS1001)。そして、その取得したポイントに応じた検索結果を表示し、その結果が正解であるか否かを示す回答の入力を受付ける(ステップS1002)。そしてその回答入力に応じてポイントの修正を行う(ステップS1003)。
以上のように本実施例の検索システムでは、データベース内で事前にノードに関連付けられているポイントを、検索結果のフィードバックなどによって適宜修正することができ、それによって検索結果の一致率を向上させることができる。
図2及び図9を用いて説明した検索システム0200及び0900は、フォワードネットワーク構造情報保持部に保持されるノードの内容を編集するノード内容編集手段と、ノード間における関連付け(リンク)を編集するリンク編集手段と、を更に有していてもよい。図11Aに、新たなノードを作成しノードの内容を編集するためのノード内容編集画面1100の一例を示す。また図11Bにノード間における関連付けを編集するためのリンク編集画面1150の一例を示す。
ノード内容編集画面1100は、ノード情報入力部1102、ノードID表示部1104、検索ボタン1106、登録ボタン1108、修正ボタン1110、削除ボタン1112、参照情報入力部1114を有する。ノード内容編集手段は、ユーザ(例えば、専門家)に、ノードの内容として「エンジンがかからない」等の情報をノード情報入力部1102に入力させる。ノード内容編集手段は、入力された内容に対して一意のIDを付加する。ノード内容編集手段は、例えば、編集画面1100に設けられた登録ボタン1108をユーザがクリックすることによりノードIDを付加し、図3Aまたは図3Bに記載されたテーブルに、付加したIDとノードの内容とを格納してよい。本例のノード内容編集手段は、格納されたノードの内容を検索、修正、削除する機能を有する。
ノード内容編集手段は、登録すべきノードの内容に関連する追加情報を、フォワードネットワーク構造情報保持部に記録させる機能を有して良い。例えばノード内容編集手段はユーザに、ノードの内容に関連図書がある場合に、その関連図書の参照情報(図書名、著者名、参照ページ等)を参照情報入力部1114に入力させ、当該入力された情報をフォワードネットワーク構造情報保持部に、ノードに対応づけて記録する。
リンク編集画面1150は、上位ノードキーワード入力部1152、上位ノードリスト表示部1154、下位ノードキーワード入力部1156、下位ノードリスト表示部1158、検索ボタン1160、登録ボタン1162、削除ボタン1164を有する。リンク編集手段は、ノードの関連付けの追加・変更・修正を行いたい対象のノードに対して、上位または下位のノードになるべきノードを、ユーザに特定させる。本例では、リンク編集手段は、上位ノードキーワード入力部1152に入力されたキーワードを含むノードを特定し、特定された上位ノードのリストを上位ノードリスト表示部1154に表示する。同様にリンク編集手段は、下位ノードのリストを下位ノードリスト表示部1158に表示する。そしてユーザが登録ボタン1160をクリックすると、選択された上位ノードと下位ノードとが関連付けられる。これのようにして、リンク編集手段は、上位ノードと下位ノードとをユーザに選択させ、両者を関連づけることができる。
図11Bの例では、ユーザは、ノードの検索のために上位ノードキーワードに「エンジン」、下位ノードキーワードに「スターター」等の情報を入力する。ノード編集画面に設けられた検索ボタン1160をクリックすると上位ノードキーワードに合致するノードの情報のリストが上位ノードリストに「エンジンがかからない」等と表示される。リンクの登録は上位ノードリストの「エンジンがかからない」と下位ノードリストの「スターターが重い」をクリックして選択し登録ボタン1162をクリックすると、図3Aまたは図3Bのリンクテーブルが作成される。リンクの削除は、ノード情報の一部を入力し、検索ボタン1160をクリックすることで図3Aまたは図3Bのノードテーブル及びリンクテーブルを検索し、ノードリストを表示し、上位ノードリストと下位ノードリストを選択して、削除ボタン1164をクリックすることにより行われる。
図12に、実施例3の検索システム1200における機能ブロックの一例を表す。実施例1及び実施例2で説明した検索システムは、「車輛の故障」という1つのカテゴリに関する事例データベースを有していたが、本例の検索システム1200は、複数のカテゴリに関する事例データベースを複数有している点で、これらの実施例とは異なる。
検索システム1200は、フォワードネットワーク構造情報保持部1201、検索語取得部1202、ノード取得部1203、ポイント集計部1204、ポイント修正手段制御部1208及び編集部1212を備える。フォワードネットワーク構造情報保持部1201は、ポイント保持手段1205、ポイント修正手段1206、及び複数の記憶手段1210を有する。記憶手段1210は、例えばHDDである。ノード取得部1203は、カテゴリ選択手段1207を有し、編集部1212は、編集部1212及びノード内容編集手段1214を有する。
尚、検索語取得部1202、ノード取得部1203、ポイント集計部1204、ポイント保持手段1205、ポイント修正手段1206及びポイント修正手段制御部1208については、実施例1でフォワードネットワーク構造情報保持部0201、検索語取得部0202、ノード取得部0203、ポイント集計部0204、実施例2で説明したポイント保持手段0905、ポイント修正手段0906、ポイント修正手段制御部(不図示)と同様の機能を有し、ノード内容編集手段1214及びリンク編集手段1216については、図11A及び図11Bで説明したノード内容編集手段及リンク編集手段と同様の機能を有するので、説明を省略する。
フォワードネットワーク構造情報保持部1201は、複数のフォワードネットワーク構造情報を格納する。本例では、フォワードネットワーク構造情報は、カテゴリ毎に複数の記憶手段1210に格納される。例えば、フォワードネットワーク構造情報は「幼児の病気」、「自動車」、「プラント」などのカテゴリに分類される。カテゴリに含まれる各ノードは、自身が属するカテゴリの情報を、ノード情報として予め有している。
検索語が入力されると、ノード取得部1203は、検索語取得部1202によって取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得する。ノード取得部1203が、複数のカテゴリに含まれる複数のノードを取得すると、カテゴリ選択手段1207は、取得されたノードが属するカテゴリを特定して、ユーザに表示する。例えば、カテゴリ選択手段1207は、選択されたカテゴリに対応する特定したカテゴリの一覧をリストとして表示してよい。ユーザが、表示されたカテゴリの一覧から所望のカテゴリを選択すると、カテゴリ選択手段1207は、選択されたカテゴリに対応するデータベースであるフォワードネットワーク構造情報を特定し、ノード取得部1203は、これ以降の処理では、特定されたカテゴリに対応するフォワードネットワーク構造情報からノードを取得し、ポイント集計部1204は先に説明したポイントの集計を行う。これにより、精度の高い検索が可能となる。
図13に、クラウドを利用した検索システムの一例を示す。検索システム1300は、ユーザ端末1302、アクセスプロバイダ1304、日本語用検索サーバー1306、外国語用検索サーバー1308、及び複数のサーバー1310〜1316を備える。日本語用検索サーバー1306は日本語での検索を行うためのサーバーであって、セキュリティチェック部1318及び検索部1320を有する。日本語用検索サーバー1306及び外国語用検索サーバー1308は、日本に配置されてもよいし、外国に配置されてもよいし、それぞれが別の国に配置されてもよい。
検索部1320は、先に説明した検索語取得部1202、ノード取得部1203、ポイント集計部1204及び編集部1212を含む。また先に説明した、フォワードネットワーク構造情報保持部1201が有する複数のフォワードネットワーク構造情報は、カテゴリ毎に異なるサーバー1310及び1312に設けられる。外国語用検索サーバー1308は、外国語での検索を行うためのサーバーであって、翻訳部1322及び検索部1324を有する。検索部1324は、先に説明した検索語取得部1202、ノード取得部1203、ポイント集計部1204及び編集部1212を含む。
本例では、先に説明したフォワードネットワーク構造情報保持部1201が有する複数のフォワードネットワーク構造情報は、カテゴリ毎に異なるサーバー1310〜1316に設けられる。そして、同一カテゴリのフォワードネットワーク構造情報に含まれるノードの内容が異なる言語で作成され、言語毎に異なるサーバーに格納されている。この場合、サーバー1310〜1316は、その言語に対応する国に置かれても良いし、検索語が入力される国に置かれても良い。
本例では、セキュリティチェック部1318が、アクセスプロバイダ1304を介してユーザ端末1302からのアクセス要求を受信すると、検索システムへのログイン処理を行う。翻訳部1322は、ユーザ端末1302から入力された所定の言語による検索語を他の言語へと翻訳し、検索部1324が有する検索語取得部1202へ送信する。これにより、検索部1324は、海外サーバー1314、1316に格納された、外国語で作成されたノードの内容を有するフォワードネットワーク構造情報を用いて、検索を行うことができる。
検索部1320は、入力された検索語を各サーバー1310〜1316に問い合わせる。検索語が一致したカテゴリが1つであった場合には、検索部1320はポイント集計の処理を行い、その結果をユーザ端末1302が表示する。一方、検索語が一致したカテゴリが複数であった場合には、検索部1320はユーザ端末1302に一致した複数のカテゴリのリストを表示させ、ユーザ端末1302はユーザにポイント集計の処理を行うカテゴリを選択させる。これにより無駄な処理が削減され、かつユーザは必要としている結果をより早く得ることができる。尚、検索部1324は、検索部1320と同様の機能を有してよい。また、インターネット上に本システムを一般公開し、特定の命題について各個人の意見に対しての反論や賛成意見をリンクしてもらってもよい。これにより、従来のツイッターのような1次元のリンクとは異なり、議論の広がりや方向性を2次元的にヴィジュアルで捉えることが出来る。
尚、本例ではセキュリティチェック部1318、検索部1320、検索部1324、及び翻訳部1322は、2つの異なるサーバーに配置されたが、これらは1つのサーバーにより実現されてもよいし、3つ以上のサーバーによって実現されてもよい。また、サーバーが配置される国についても、所定の国には限定されない。
以上、第1から第3の実施例を用いて本発明の検索システムを説明したが、本発明の検索システムで用いられる検索技術は、「故障」を引き起こす「原因」を特定するといった直接的な検索以外にも利用が可能である。例えば、既存の研究論文をフォワードネットワーク構造によりデータベース化してノード同士の関連付け(リンク)を検討し、ノード間でのリンクが欠落している部分を特定することより、研究者は、新しい研究命題を見出す検索ツールとして利用することができる。また、フォワードネットワーク構造情報におけるノードは、必ず上位階層から下位階層へと関連付け(リンク)がなされるので、リンクを作成する際にループが許されない。上記で説明したリンク編集手段1216において、下位階層のノードから上位階層のノードへリンクを関連づけようとするとエラーメッセージが表示されるように構成しても良い。これにより、複雑な論理ロジックのループチェックに、リンク編集手段1216を利用することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
0200、0900、1200、1300 検索システム、0201、0901、1201 フォワードネットワーク構造情報保持部、0202、0902、1202 検索語取得部、0203、0903、1203 ノード取得部、0204、0904、1204 ポイント集計部、701 CPU、702 主メモリ、703 HDD、704 入力デバイス、705 ディスプレイ、0905、1205 ポイント保持手段、0906、1206 ポイント修正手段、1100 ノード内容編集画面、1102 ノード情報入力部、1104 ノードID表示部、1106、1160 検索ボタン、1108、1162 登録ボタン、1110 修正ボタン、1112、1164 削除ボタン、1114 参照情報入力部、1150 リンク編集画面、1152 上位ノードキーワード入力部、1154 上位ノードリスト表示部、1156 下位ノードキーワード入力部、1158 下位ノードリスト表示部、1207 カテゴリ選択手段、1208 ポイント修正手段制御部、1210 記憶手段、1212 編集部、1214 ノード内容編集手段、1216 リンク編集手段、1302 ユーザ端末、1304 アクセスプロバイダ、1306 日本語用検索サーバー、1308 外国語用検索サーバー、1310、1312、1314、1316 サーバー、1318 セキュリティチェック部、1320、1324 検索部、1322 翻訳部

Claims (12)

  1. 一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部と、
    検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得部と、
    取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得部と、
    フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計部と、
    を有する検索システム。
  2. 最下層のノードごとに集計されたポイントを用いて最下層のノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示する結果表示部をさらに有する請求項1に記載の検索システム。
  3. 前記結果表示部は、最下層のノードに関連付けられている上位層のノードに関連付けられている一又は複数の言葉を最下層のノードごとにリスト化して表示する上位層表示手段を有する請求項2に記載の検索システム。
  4. 前記ポイント集計部は、前記集計する処理を最上位層から最下位層に向かってノードをたどって行う下向集計手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の検索システム。
  5. 前記多層構造はツリー構造を有し、
    当該ツリー構造を構成するノードは上位層のノードが下位層のノードに対して原因と結果又は結果と原因の関係になるように前記一又は複数の言葉が関連付けられている請求項1から4のいずれか一に記載の検索システム。
  6. フォワードネットワーク構造情報保持部は、
    ノードに対して関連付けられるポイントを合わせて保持するポイント保持手段と、
    保持されているポイントを修正するためのポイント修正手段と、
    を有する請求項1から5のいずれか一に記載の検索システム。
  7. 検索語取得部が取得した検索語の全部または一部を直接的又は間接的に用いてノードに関連付けられているポイントを修正するためのポイント修正手段制御部をさらに有する請求項6に記載の検索システム。
  8. 一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部と、
    検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得部と、
    取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得部と、
    フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを所定の中間層のノード単位で集計するポイント集計部と、
    を有する検索システム。
  9. 所定の中間層のノードごとに集計されたポイントを用いて、当該所定の中間層よりも下位層に関連付けられているノードの全部または一部に順位付けをした結果を表示する結果表示部をさらに有する請求項8に記載の検索システム。
  10. 一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部を有する検索システムの動作方法であって、
    検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得ステップと、
    取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得ステップと、
    フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得ステップにて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計ステップと、
    を計算機に実行させる検索システムの動作方法。
  11. 一又は複数の言葉と関連付けられ、その全部又は一部がポイントと関連付けられるノードを一以上含むステージを多層構造としたうえで、異なるステージに含まれるノード同士を関連付けたフォワードネットワーク構造情報を保持するフォワードネットワーク構造情報保持部を有する検索システムを動作させるプログラムであって、
    検索に用いる言葉である検索語を一又は二以上取得する検索語取得ステップと、
    取得された検索語の全部または一部を含むノードを取得するノード取得ステップと、
    フォワードネットワーク構造の中で、関連付けられたノードをたどってつながる経路中にあるノードのうち、前記ノード取得ステップにて取得されたノードに関連付けられたポイントを最下層のノード単位で集計するポイント集計ステップと、
    を検索システムにて動作させるプログラム。
  12. 前記ノード取得部は、前記ノード取得部によって取得されたノードを、フォワードネットワーク構造における最上層から最下層までたどってつながる経路において、最も多くのノードと関連付けられた最下層のノードを特定し、
    前記ポイント集計部は、前記ノード取得部にて取得されたノードに関連付けられたポイントを前記特定された最下層のノード単位で集計する、請求項1に記載の検索システム。
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