JP2012210376A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012210376A JP2012210376A JP2011078376A JP2011078376A JP2012210376A JP 2012210376 A JP2012210376 A JP 2012210376A JP 2011078376 A JP2011078376 A JP 2011078376A JP 2011078376 A JP2011078376 A JP 2011078376A JP 2012210376 A JP2012210376 A JP 2012210376A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- image
- images
- auxiliary
- difference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
【解決手段】画像取得部51は、被写体の動きが連続的に撮像された複数の画像のデータを取得する。基準画像抽出部52は、当該複数の画像のデータから、任意の画像のデータを抽出する。差分画像生成部53は、任意の画像のデータと、それ以外の画像のデータとの差分を取ることによって、差分画像のデータを夫々生成する。特徴領域特定部56は、複数の差分画像のデータを合成し、その合成結果から特徴領域を特定する。合成画像生成部54は、特徴領域特定部56により特定された特徴領域に基づいて、被写体の動きを評価するための補助画像のデータを生成する。出力部20は、補助画像のデータとともに複数の画像のデータを表示出力する。
【選択図】図3
Description
ここで、動画像には、いわゆる映像のみならず、連写により撮像された複数の画像の組も含まれている。即ち、動画像は、フレームやフィールドといった画像(以下、「単位画像」と呼ぶ)が連続して複数枚配置することによって構成される。
ここで、補助画像は、当該スイングの一連の動作の評価が容易に可能になる補助的なオブジェクトを含む画像であれば足りる。本実施形態では、このような補助的なオブジェクトとして、当該スイングの一連の動作の評価が容易に可能になる補助線と、近似的にクラブ位置を示す線(以下、「クラブ近似線」と呼ぶ)とが採用されている。
図1(a)は、補助画像出力処理の実行前の動画像内の所定の単位画像を示す模式図である。図1(b)、は補助画像出力処理の実行後の動画像内の、時間軸上で図1(a)と同一位置(同一時刻)の単位画像を示す図である。
図1(b)の単位画像は、図1(a)の単位画像に対して、3つの直線を補助的なオブジェクトとして含む補助画像が重畳された画像(以下、「補助画像重畳画像」と呼ぶ)である。これら3つの直線のうち、中央の白抜きの直線がクラブ位置を近似的に示すクラブ近似線であり、当該中央のクラブ近似線の両側の白抜きの直線が、スイングの一連の動作を評価するために用いられる補助線である。
このような補助画像重畳画像を単位画像として、複数の単位画像により構成される動画像を、以下、「補助画像重畳動画像」と呼ぶ。
従って、動画像の鑑賞者は、例えば、補助線と被写体の姿勢との関係から、スイングフォームを評価すること、即ちスイングフォームの良し悪しを判断することができる。
輝度画像変換部15は、各種カラー画像のデータを、輝度値のみを画素値として有する画像のデータ(以下、「輝度画像のデータ」と呼ぶ)に変換する。輝度画像変換部15の処理対象等の詳細は、後述する。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、撮像部18の出力信号として出力される。
このような撮像部18の出力信号を、以下、「撮像画像のデータ」と呼ぶ。撮像画像のデータは、CPU11や画像処理部14等に適宜供給される。
出力部20は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部21は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部22は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
撮像制御部41は、撮像部18の撮像動作を制御する。本実施形態において、撮像制御部41は、撮像部18が所定の時間間隔で被写体を連続して繰り返し撮像するように制御する。この撮像制御部41の制御により、所定の時間間隔毎に撮像部18から順次出力される撮像画像のデータの各々が記憶部21に記憶される。即ち、撮像制御部41の制御が開始されてから終了されるまでの間に、撮像部18から出力された順に記憶部21に順次記憶された複数の撮像画像の各データが単位画像のデータとなり、これらの複数の単位画像のデータの集合体が1つの動画像のデータを構成する。
表示制御部42は、出力部20の表示出力を制御する。本実施形態において、表示制御部42は、記憶部21に記憶されている動画像(単位画像としての複数の撮像画像の集合体)のデータに対して、後に詳述する補助画像のデータを重畳することによって、補助画像重畳動画像のデータを生成する。そして、表示制御部42は、当該補助画像重畳動画像を出力部20が表示出力するように制御する。
本実施形態において、画像取得部51により取得される撮像画像のデータは、スイングの一連の動作を示す動画像のうち、被写体が所定の7種類のスイング姿勢を取っている様子がそれぞれ写った7(=T)枚の撮像画像のデータである。
ここで、所定の7種類のスイングの姿勢とは、本実施形態において、「アドレス」の姿勢、「テイクバック」の姿勢、「トップ」の姿勢、「ダウンスイング」の姿勢、「インパクト」の姿勢、「フォロー」の姿勢及び「フィニッシュ」の姿勢である。
本例において、基準画像のデータの決定の仕方としては、7枚の撮像画像の中から先頭の画像のデータを基準画像のデータとして決定する。
しかし、基準画像のデータの決定としてはこのような方法に限られず、出力部20に7枚の撮像画像を表示出力させたものを、ユーザの入力部19の操作により7枚の撮像画像から1つの画像を選択させた後、基準画像抽出部52がユーザにより選択された画像のデータを基準画像のデータとして決定しても良い。
基準画像のデータは、所定のクラブ位置(姿勢)の画像のデータであれば足りるが、本実施形態においては、「アドレス」の姿勢の撮像画像のデータが採用されている。
なお、基準画像も含め、画像取得部51により取得されたT枚(ここではT=7)の撮像画像(単位画像)の各データは、輝度画像変換部15によって輝度画像のデータに変換された後、差分画像生成部53に供給される。
即ち、第1差分画像のデータは、「アドレス」の姿勢の輝度画像のデータと、「テイクバック」の姿勢の輝度画像のデータとの差分により得られたものである。
第2差分画像のデータは、「アドレス」の姿勢の輝度画像のデータと、「トップ」の姿勢の輝度画像のデータとの差分により得られたものである。
第3差分画像のデータは、「アドレス」の姿勢の輝度画像のデータと、「ダウンスイング」の姿勢の輝度画像のデータとの差分により得られたものである。
第4差分画像のデータは、「アドレス」の姿勢の輝度画像のデータと、「インパクト」の姿勢の輝度画像のデータとの差分により得られたものである。
第5差分画像のデータは、「アドレス」の姿勢の輝度画像のデータと、「フォロー」の姿勢の輝度画像のデータとの差分により得られたものである。
第6差分画像のデータは、「アドレス」の姿勢の輝度画像のデータと、「フィニッシュ」の姿勢の輝度画像のデータとの差分により得られたものである。
なお、第1差分画像乃至6差分画像の具体例については、図6を参照して後述する。
ここでは、「アドレス」の姿勢の基準輝度画像のデータと、残り6種類の姿勢の各輝度画像の各データとの差分が取られて、第1差分画像乃至第6差分画像のデータが得られ、これらの第1差分画像乃至第6差分画像のデータがそれぞれ合成されて、合成画像のデータが生成される。
従って、このようにして生成された合成画像のデータは、「アドレス」の姿勢及びクラブ位置が強調された輝度画像のデータとなっている。即ち、当該合成画像は、動画像に写り込んでいた、「アドレス」の姿勢時の被写体及びクラブ以外のものがノイズとしてほぼ除去されて、「アドレス」の姿勢時の被写体及びクラブが特定可能な状態となった輝度画像になっている。
即ち、特徴領域が示す「アドレス」の姿勢時のクラブ(その近似直線)を基準として、当該基準との関係からスイングフォームを評価することが容易になる1以上の直線、例えば、「アドレス」の姿勢時の被写体の両足の先端をそれぞれ通る略垂直方向の2つの直線を補助線として、当該1以上の補助線をそれぞれ示す領域が補助領域として特定される。
ここで、少なくとも一部としたのは、一連のスイング動作を示す映像の中かから、7つのフレーム(単位画像)が抽出されたものが、図5に示される7種類の姿勢の撮像画像であると把握してもよいからである。この場合、画像取得部51は、記憶部21等に各姿勢を判断できる画像(比較画像)のデータを予め記憶しておき、一連のスイング動作を示す映像を構成する各フレームと、各比較画像とのそれぞれのデータを比較することによって、各比較画像に最も類似する撮像画像のデータを、7種類の姿勢の撮像画像のデータとして取得するようにしてもよい。
或いはまた、画像取得部51は、いわゆる連写動作により得られた7枚(=T枚)の撮像画像のデータの全てをそのまま、7種類の姿勢の撮像画像のデータとして取得してもよい。
図5(b)は「テイクバック」の姿勢の撮像画像を示す模式図である。
図5(c)は「トップ」の姿勢の撮像画像を示す模式図である。
図5(d)は「ダウンスイング」の姿勢の撮像画像を示す模式図である。
図5(e)は「インパクト」の姿勢の撮像画像を示す模式図である。
図5(f)は「フォロー」の姿勢の撮像画像を示す模式図である。
図5(g)は「フィニッシュ」の姿勢の撮像画像を示す模式図である。
なお、図5(h)は、図5(a)の「アドレス」の姿勢の撮像画像をより正確に示したものである。このように「アドレス」の姿勢の撮像画像のみが正確に示されているのは、後述するステップS1の処理で、当該「アドレス」の姿勢の撮像画像のデータが、基準画像のデータとして抽出されるからである。
このような前処理が実行された後に、ユーザが入力部19を用いて所定操作をすると、図4の補助画像出力処理は開始され、次のような処理が実行される。
具体的には本例では、基準画像抽出部52は、図5及び図5(h)の「アドレス」の姿勢の撮像画像のデータを、基準画像のデータとして決定する。
また、基準画像のデータの決定としては上述の方法に限られず、出力部20に7枚の撮像画像を表示出力させたものを、ユーザの入力部19の操作により7枚の撮像画像から1つの画像を選択させた後、基準画像抽出部52がユーザにより選択された画像のデータを基準画像のデータとして決定しても良い。
ここで、輝度画像P0は、基準輝度画像を示すものとして、以下、輝度画像Ptという場合には、tは、1〜T−1の範囲内の数値を示すものとする。
なお、以上説明したステップS1及びS2の処理の順番は、図4の例に特に限定されず、ステップS2の処理の後にステップS1の処理が実行されてもよい。何れにしても、ステップS1及びS2の処理が終了すると、処理はステップS3に進む。
本例では、図5(a)が、基準輝度画像P0のデータに変換される。残り6枚の図5(b)〜図5(g)の各々の撮像画像のデータが、輝度画像P1〜P6の各々のデータに変換される。
図6は、本例の図5の輝度画像P0〜P6のデータから得られる差分画像のデータの一例を示している。
具体的には、本例では、差分画像生成部53は、「アドレス」の姿勢の撮像画像に対応する図5(a)及び図5(f)の輝度画像P0のデータと、「テイクバック」の姿勢の撮像画像に対応する図5(b)の輝度画像P1のデータとの差分を取り、図6(a)に示すような差分画像D1を生成する。
また、差分画像生成部53は、基準輝度画像P0のデータと、「トップ」の姿勢の撮像画像に対応する図5(c)の輝度画像P2のデータとの差分を取り、図6(b)に示すような差分画像D2のデータを生成する。
また、差分画像生成部53は、基準輝度画像P0のデータと、「ダウンスイング」の姿勢の撮像画像に対応する図5(d)の輝度画像P3のデータとの差分を取り、図6(c)に示すような差分画像D3のデータを生成する。
また、差分画像生成部53は、基準輝度画像P0のデータと、「インパクト」の姿勢の撮像画像に対応する図5(e)の輝度画像P4のデータとの差分を取り、図6(d)に示すような差分画像D4のデータを生成する。
また、差分画像生成部53は、基準輝度画像P0のデータと、「フォロー」の姿勢の撮像画像に対応する図5(f)の輝度画像P5のデータとの差分を取り、図6(e)に示すような差分画像D5のデータを生成する。
また、差分画像生成部53は、基準輝度画像P0のデータと、「フィニッシュ」の姿勢の撮像画像に対応する図5(g)の輝度画像P6のデータとの差分を取り、図6(f)に示すような差分画像D6のデータを生成する。
具体的には、合成画像生成部54は、次の式(1)の演算をすることによって、合成画像SDのデータを算出する。
図7は、このようにして図6の差分画像D1〜D6から得られる合成画像SDの一例を示している。
具体的には、次の式(2)に従って、合成画像SDのデータがハフ変換される。即ち、合成画像SDのうち画素位置(x,y)の画素は、次の式(2)に従って、θ軸とρ軸とから構築されるハフ空間上の正弦曲線に変換される。ここで、ρは、原点からの距離を指す。
図8においては、縦軸はρ軸であり、横軸はθ軸であり、後述する投票数が多い点程白く(明るく)なるように表示されている。
その後、ハフ変換部55は、図8に示すように、正弦曲線の通る数(以下、「投票数」という)が最も多い点のハフ空間上のθ軸及びρ軸の各座標を、最多投票数を得るθmax及びρmaxとしてそれぞれ算出する。
具体的には、特徴領域特定部56(ハフ変換部55はでもよい)は、図8に示すθmax及びρmaxを逆変換することによって、図7に示す合成画像SD内の直線のうち、クラブの近似直線を特定し、当該近似直線を含む特徴領域を特定する。
従って、合成画像SDとは、次の式(3)に示すように、基準輝度画像P0が6倍に強調されたものから、各輝度画像P1〜P6を減算したものと等価になる。ここで、スイング動作中、被写体の動きは少ないのに対して、クラブの動きは大きくなる。
従って、合成画像SDに含まれる直線のうち、このようにほぼ6倍に強調された、「アドレス」の姿勢時のクラブの近似直線が、ハフ変換によって、ハフ空間上の座標(θmax,ρmax)の点として示されることになる。このため、θmax及びρmaxを逆変換されると、合成画像SD内の直線のうち、クラブの近似直線が特定されるのである。
同図中中央からやや右方において、上方から下方に向けて若干左斜めになりながら合成画像SDを貫いている直線の領域が、クラブの像をほぼ通過していることから、特徴領域になる。
ただし、図9に示すように、クラブの近似直線は必ずしも垂直方向に平行ではないため、本実施形態では、当該近似直線の最下方のx座標が基準(原点)として設定される。
具体的には、総和Riは、次の式(4)により算出される。
図10は、輝度値の総和の変化を示すグラフである。
同図中、x軸は基準からの距離iを示し、y軸は輝度値の総和Riを示している。
ここでは、補助線領域特定部57は、基準(ここでは特徴領域の最下方のx座標)からみて、x軸の正の領域とx軸の負方向の領域のそれぞれにおいて、補助線領域を1つずつ特定する。即ち、総計で2つの補助線領域が特定されることになる。
補助線領域の特定手法は、特に限定されないが、本実施形態では、輝度値の総和Riの変化が最も急峻となるx座標の位置を特定し、特定したx座標を有する画素の集合体、即ち、特定したx座標は固定としたままy軸方向(垂直方向)に平行に延びる直線の領域を、補助線領域として特定する、といった手法が採用されている。この手法が採用されている理由は、合成画像SD内においては、被写体やクラブを示す輝度値が存在する範囲内では、当該輝度値が累積されるため、輝度値の総和Riはある程度の値を有するところ、被写体が存在しなくなると、輝度値を有する画素はほぼ無くなり、輝度値の総和Riもまた小さな値となるからである。即ち、基準からx軸の正又は負の領域で、輝度値の総和Riの変化を観察していくと、被写体の足元を超えたあたり(被写体が存在しなくなる境目あたり)で、輝度値の総和Riが急に低下する(急峻に変化する)ことが予想されるからである。
また、本実施形態では、図10に示すような輝度値の総和Riの変化を示すグラフ内の各プロット点のうち、輝度値の総和Riが急に低下する(急峻に変化する)点が、「変化点」として定義されている。そして、この変化点を通る直線であって、y軸と平行な直線(垂直方向の直線)が、補助線として特定される。
図11は、変化点の特定手法の具体的な2つの例を説明する図である。
即ち、図11(a)に示すように、補助線領域特定部57は、変化点候補に対して、正の領域及び負の領域にて互いに隣接する8個分のプロットの集合をそれぞれ処理単位として、処理単位内の各プロットのy座標が示す輝度値の総和Riを合計した値(以下、「隣接差分絶対値合計」という)をそれぞれ算出する。そして、補助線領域特定部57は、変化点候補に対して、正の領域及び負の領域のそれぞれの領域について、隣接差分絶対値合計の差分を、指標値として算出する。
この指標値が最大となるプロット点が、変化点として特定される。
図12は、基準からみてx軸の正の領域で特定された補助線領域を示す模式図である。
補助線領域特定部57は、さらに、基準からみてx軸の負の領域にも、補助線領域を特定する。
図13は、基準からみてx軸の正及び負の領域でそれぞれ特定された2つの補助線領域を示す模式図である。
このようにして、補助線領域が特定されると、処理は図4のステップS8からステップS9に進む。
これにより、補助画像出力処理は終了する。
画像取得部51は、被写体の動きが連続的に撮像される結果得られる複数の画像のデータを取得する。
基準画像抽出部52は、により取得された複数の画像のデータから、任意の画像のデータ(基準画像のデータ)を抽出する。
差分画像生成部53は、基準画像抽出部52により抽出された基準画像のデータと、基準画像を除いた複数の画像のデータとの差分を取ることによって、複数の差分画像のデータを夫々生成する。
合成画像生成部54は、差分画像生成部53により生成された複数の差分画像のデータを合成することによって、合成画像のデータを生成する。
特徴領域特定部56は、合成画像生成部54により生成された合成画像のデータから、特徴領域を特定する。
補助画像生成部58は、特徴領域特定部56により特定された特徴領域に基づいて、被写体の動きを評価するための補助画像のデータを生成する。
出力部20は、補助画像生成部58により生成された補助画像のデータとともに、複数の画像のデータを表示出力する。
特徴領域特定部56は、特徴領域として、基準画像内における基準となるべきクラブとなる直線を含む領域を特定する。
補助画像生成部58は、特徴領域特定部56により特定された前記直線を基準として、前記補助画像のデータを生成する。
出力部20は、複数の画像のデータに対して、補助画像生成部58により生成された補助画像のデータを重畳するように加工して、加工後の複数の画像のデータを表示出力する。
従って、撮像装置1においては、正確な位置で補助線を表示させることができる。
差分画像生成部53は、複数の差分画像のデータを複数の輝度画像のデータとして生成する。
従って、撮像装置1においては、正確な位置で補助線を表示させることができる。
従って、撮像装置1においては、導き出した直線をクラブとして特定することができる。
従って、撮像装置1においては、ゴルフのスイングフォームの評価に用いる表示を行うことができる。
さらに、補助画像に含まれるものは、補助線である必要は特になく、ゴルフのスイングフォームの評価の指標となるものであれば足りる。
さらに、撮像画像に補助画像を重畳する目的は、本実施形態では、ゴルフの一連のスイング動作を撮像した結果得られる動画像を表示対象とすることから、ゴルフのスイングフォームの評価であったが、目的は特にこれに限られず、被写体の任意の動きの評価であってもよい。この場合、補助画像に含まれるものは、表示対象の動画像に移る被写体の動きの評価の指標となるものであれば足りる。
例えば、本発明は、補助画像出力処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮像装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
[付記1]
被写体の動きが連続的に撮像された複数の画像のデータを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記複数の画像のデータから、任意の画像のデータを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された任意の画像のデータと、当該任意の画像のデータを除いた前記複数の画像のデータとの差分を取ることによって、複数の差分画像のデータを夫々生成する第1生成手段と、
前記第1生成手段により生成された前記複数の差分画像のデータを合成し、当該合成結果から特徴領域を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された特徴領域に基づいて、前記被写体の動きを評価するための補助画像のデータを生成する第2生成手段と、
前記生成手段により生成された補助画像のデータとともに前記複数の画像のデータを表示出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
[付記2]
前記第1特定手段は、前記特徴領域として、前記任意の画像内における基準となるべき直線を含む領域を特定し、
前記第2生成手段は、前記第1特定手段により特定された前記直線を基準として、前記補助画像のデータを生成し、
前記出力手段は、前記複数の画像のデータに対して、前記第2生成手段により生成された前記補助画像のデータを重畳するように加工して、加工後の前記複数の画像のデータを表示出力することを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
[付記3]
前記複数の画像のデータを輝度画像のデータに変換する変換手段をさらに備え、
前記第1生成手段は、前記複数の差分画像のデータを複数の輝度画像のデータとして生成することを特徴とする付記1又は2記載の画像処理装置。
[付記4]
前記第2生成手段は、所定の方向に延びる補助線を、前記補助画像のデータとして生成することを特徴とする付記2に記載の画像処理装置。
[付記5]
前記被写体の動きは、ゴルフの一連のスイング動作であることを特徴とする付記1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
[付記6]
被写体の動きが連続的に撮像された複数の画像のデータを取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理により取得された前記複数の画像のデータから、任意の画像のデータを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップの処理により抽出された任意の画像のデータと、当該任意の画像のデータを除いた前記複数の画像のデータとの差分を取ることによって、複数の差分画像のデータを夫々生成する第1生成ステップと、
前記第1生成ステップの処理により生成された前記複数の差分画像のデータを合成し、当該合成結果から特徴領域を特定する特定ステップと、
前記特定ステップの処理により特定された前記特徴領域に基づいて、前記被写体の動きを評価するための補助画像のデータを生成する第2生成ステップと、
第2生成ステップの処理により生成された補助画像のデータとともに前記複数の画像のデータを表示出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
[付記7]
コンピュータを、
被写体の動きが連続的に撮像された複数の画像のデータを取得する取得手段、
前記取得手段により取得された前記複数の画像のデータから、任意の画像のデータを抽出する抽出手段、
前記抽出手段により抽出された任意の画像のデータと、当該任意の画像のデータを除いた前記複数の画像のデータとの差分を取ることによって、複数の差分画像のデータを夫々生成する第1生成手段、
前記第1生成手段により生成された前記複数の差分画像のデータを合成し、当該合成結果から特徴領域を特定する特定手段、
前記特定手段により特定された特徴領域に基づいて、前記被写体の動きを評価するための補助画像のデータを生成する第2生成手段、
前記第2生成手段により生成された補助画像のデータとともに前記複数の画像のデータを表示出力する出力手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Claims (7)
- 被写体の動きが連続的に撮像された複数の画像のデータを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記複数の画像のデータから、任意の画像のデータを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された任意の画像のデータと、当該任意の画像のデータを除いた前記複数の画像のデータとの差分を取ることによって、複数の差分画像のデータを夫々生成する第1生成手段と、
前記第1生成手段により生成された前記複数の差分画像のデータを合成し、当該合成結果から特徴領域を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された特徴領域に基づいて、前記被写体の動きを評価するための補助画像のデータを生成する第2生成手段と、
前記第2生成手段により生成された補助画像のデータとともに前記複数の画像のデータを表示出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記特定手段は、前記特徴領域として、前記任意の画像内における基準となるべき直線を含む領域を特定し、
前記第2生成手段は、前記特定手段により特定された前記直線を基準として、前記補助画像のデータを生成し、
前記出力手段は、前記複数の画像のデータに対して、前記第2生成手段により生成された前記補助画像のデータを重畳するように加工して、加工後の前記複数の画像のデータを表示出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記複数の画像のデータを輝度画像のデータに変換する変換手段をさらに備え、
前記第1生成手段は、前記複数の差分画像のデータを複数の輝度画像のデータとして生成することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。 - 前記第2生成手段は、所定の方向に延びる補助線を、前記補助画像のデータとして生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記被写体の動きは、ゴルフの一連のスイング動作であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 被写体の動きが連続的に撮像された複数の画像のデータを取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理により取得された前記複数の画像のデータから、任意の画像のデータを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップの処理により抽出された任意の画像のデータと、当該任意の画像のデータを除いた前記複数の画像のデータとの差分を取ることによって、複数の差分画像のデータを夫々生成する第1生成ステップと、
前記第1生成ステップの処理により生成された前記複数の差分画像のデータを合成し、当該合成結果から特徴領域を特定する特定ステップと、
前記特定ステップの処理により特定された前記特徴領域に基づいて、前記被写体の動きを評価するための補助画像のデータを生成する第2生成ステップと、
第2生成ステップの処理により生成された補助画像のデータとともに前記複数の画像のデータを表示出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、
被写体の動きが連続的に撮像された複数の画像のデータを取得する取得手段、
前記取得手段により取得された前記複数の画像のデータから、任意の画像のデータを抽出する抽出手段、
前記抽出手段により抽出された任意の画像のデータと、当該任意の画像のデータを除いた前記複数の画像のデータとの差分を取ることによって、複数の差分画像のデータを夫々生成する第1生成手段、
前記第1生成手段により生成された前記複数の差分画像のデータを合成し、当該合成結果から特徴領域を特定する特定手段、
前記特定手段により特定された特徴領域に基づいて、前記被写体の動きを評価するための補助画像のデータを生成する第2生成手段、
前記第2生成手段により生成された補助画像のデータとともに前記複数の画像のデータを表示出力する出力手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011078376A JP5712734B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011078376A JP5712734B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012210376A true JP2012210376A (ja) | 2012-11-01 |
JP2012210376A5 JP2012210376A5 (ja) | 2014-05-22 |
JP5712734B2 JP5712734B2 (ja) | 2015-05-07 |
Family
ID=47264871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011078376A Active JP5712734B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5712734B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3050448U (ja) * | 1998-01-08 | 1998-07-14 | 弘治 木場本 | ゴルフ指導支援装置 |
JPH10341431A (ja) * | 1997-06-06 | 1998-12-22 | Yamaha Corp | 被写体の動き成分検出処理装置およびその処理プログラムを記憶した媒体 |
JP2002090380A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-27 | Hamamatsu Photonics Kk | スイング物体の速度測定装置 |
JP2002176640A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-06-21 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 物体検出方法及び侵入物体監視装置 |
JP2004207869A (ja) * | 2002-12-24 | 2004-07-22 | Mega Chips Corp | 画像合成装置 |
JP2006195525A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 映像オブジェクト軌跡付加装置及び映像オブジェクト軌跡付加プログラム |
JP2009020897A (ja) * | 2002-09-26 | 2009-01-29 | Toshiba Corp | 画像解析方法、画像解析装置、画像解析プログラム |
JP2011183054A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Shoichiro Taniguchi | 弓を用いて矢を射る動作を解析する装置および方法 |
-
2011
- 2011-03-31 JP JP2011078376A patent/JP5712734B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10341431A (ja) * | 1997-06-06 | 1998-12-22 | Yamaha Corp | 被写体の動き成分検出処理装置およびその処理プログラムを記憶した媒体 |
JP3050448U (ja) * | 1998-01-08 | 1998-07-14 | 弘治 木場本 | ゴルフ指導支援装置 |
JP2002090380A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-27 | Hamamatsu Photonics Kk | スイング物体の速度測定装置 |
JP2002176640A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-06-21 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 物体検出方法及び侵入物体監視装置 |
JP2009020897A (ja) * | 2002-09-26 | 2009-01-29 | Toshiba Corp | 画像解析方法、画像解析装置、画像解析プログラム |
JP2004207869A (ja) * | 2002-12-24 | 2004-07-22 | Mega Chips Corp | 画像合成装置 |
JP2006195525A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 映像オブジェクト軌跡付加装置及び映像オブジェクト軌跡付加プログラム |
JP2011183054A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Shoichiro Taniguchi | 弓を用いて矢を射る動作を解析する装置および方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5712734B2 (ja) | 2015-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101396743B1 (ko) | 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 및 기록 매체 | |
JP5179398B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム | |
JP5754439B2 (ja) | 情報報知装置、情報報知方法及びプログラム | |
KR102420094B1 (ko) | 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 프로그램 | |
US10382704B2 (en) | Image processing device that generates a composite image | |
JP6577852B2 (ja) | 動きベクトル検出装置およびその制御方法 | |
KR101642402B1 (ko) | 촬영 구도를 유도하는 디지털 영상 촬영 장치 및 방법 | |
KR20090088325A (ko) | 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 촬상 장치 | |
US20120249593A1 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and recording medium capable of identifying subject motion | |
JP5842807B2 (ja) | 画像解析装置、情報報知装置、画像解析方法、情報報知方法、及びプログラム | |
US10275917B2 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and computer-readable recording medium | |
KR20130107254A (ko) | 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 기록 매체 | |
JP2010187348A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム | |
KR101665175B1 (ko) | 화상 취득 장치, 화상 취득 방법 및 기록매체 | |
JP5581728B2 (ja) | 画像処理装置及び方法、並びにプログラム | |
JP2010154306A (ja) | 撮像制御装置、撮像制御プログラム及び撮像制御方法 | |
JP2011071925A (ja) | 移動体追尾装置および方法 | |
JP6544970B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム | |
JP2010187208A (ja) | 電子スチルカメラ | |
JP5712734B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP7444604B2 (ja) | 画像処理装置及び方法、及び撮像装置 | |
JP6168127B2 (ja) | 画像解析装置、画像解析方法、及びプログラム | |
JP2014064125A (ja) | 画像生成装置、画像生成方法及びプログラム | |
JP2019134204A (ja) | 撮像装置 | |
JP2015061237A (ja) | 画像合成装置、画像合成方法及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140326 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140326 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5712734 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |