JP2012209225A - 排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
排気装置内で発生する結露水の漏出を防止する排気装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
排気装置の本体の両端の開口に、内側に突出するフランジが形成されていることにより、排気装置内で結露した結露水は、本体の両端に設けたフランジによって堰き止められるため、結露水が排気装置の本体の両端から外部への流出されるのを防ぎ、筐体の外面への結露水付着を防止し、筐体の外面の劣化を低減することができる
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池を備えた燃料電池装置に取付ける排気装置に関するものである。
近年、家庭用の燃料電池コージェネレーションシステム(以下、「燃料電池システム」)に適するシステムとして、固体高分子形燃料電池システムの開発が盛んである。固体高分子形燃料電池システムは、水素を含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとの電気化学反応により発電を行う。一方、電気化学反応には水素が必要であるが、水素のインフラはいまだ充分に整っていない。したがって、固体高分子形燃料電池システムは、都市ガス、LPガス、灯油等の原料を改質することにより水素リッチな燃料ガスを生成する水素生成装置を備え、水素生成装置から発生した水素と、空気中の酸素を、固体高分子形燃料電池(以下、「燃料電池」)で反応させることにより発電を行っている。また、電気化学反応で生じる熱や水素生成装置から排出される排ガスの熱を利用するための燃料電池システムも開発されている。このような燃料電池システムは、熱を湯水として回収して貯湯槽に貯えて、貯えた湯水を外部への熱供給媒体として有効利用する。
従来より、上述のような水素生成装置および燃料電池をパッケージ(筐体)に収めたものに、都市ガスなどを利用して発電を行う燃料電池発電システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、燃料電池装置の筐体が、幅方向および奥行き方向よりも高さ方向が長い直方体で構成される場合(例えば、特許文献2参照)、燃料電池装置から発生する排ガスを外部へ排出する排気口と家屋の窓や家屋換気口が同じぐらいの高さとなって、排出された排ガスが直接家庭内に流れる可能性がある。そこで、給湯器などにも使用される排気方向を変更できる排気装置(例えば、特許文献3参照)を取り付けることが考えられる。
図6は、特許文献1〜3に記載された従来の排気装置101を取り付けた燃料電池装置102の外観図で、図7は、図6の燃料電池装置102の構成図である。図7に示すように、筐体103の内部には、都市ガスなどの原料および水から水素リッチな燃料ガスを生成する水素生成装置104と、空気を供給する空気ポンプ105と、水素生成装置104で生成された燃料ガスと空気ポンプ105から供給される空気を用いて発電を行う燃料電池106と、水素生成装置104から排出される排ガスの熱を回収する排ガス熱交換器107と、排ガス熱交換器107を通過した排ガスを筐体103の外部へ排出する排気ダクト108と、排気ダクト108と排気装置101を連通させる筐体排気口109と、が備えられている。
図8は、従来の燃料電池装置102用の排気装置101の構成図である。図8に示すように、排気装置101は、両端に開口が形成された筒型形状を有するとともに、排ガスなどを通過させる給気口121が側面部に形成される本体122と、本体122の両端の一端に選択的に挿入される遮蔽板123と、本体122の両端の他端に挿入されるとともに、排ガスなどを通過させる排気口124を有する排気板125とを備える。
特開2005−276757 特開2005−032461 特開2001−208339
一般的に、燃料電池装置の排ガスの温度はボイラーなどと比べて低く、また、排出量はボイラーなどと比べて少ない。よって、排気装置と排ガスとが熱交換することにより、排ガスが容易に露点に達し、排ガス中の水蒸気が凝縮して結露水が発生することが多い。
しかしながら、従来の排気装置101の構成では、排気板125の排ガス排出方向の全面に排気口124が設けられているため、排気装置101内の結露水が排気装置101の排気口124から外部に流れ出す。特に、排気装置101の取付位置が、家屋の窓や家屋換気口と同じ高さにある場合、排気装置101から流出した結露水は、地面まで滴下するまでの間に風などの影響を受けて燃料電池装置102の筐体103の外面に付着し易い。また、結露水は、燃料電池装置102のオフアノードガス中の水素が溶解することにより酸性になる場合が多い。したがって、筐体103に付着した結露水が筐体103の外面を劣化させるという課題が生じる。
また、従来の排気装置の構成では、一般的に、本体、遮蔽板、および排気板を固定するためにネジが使用される。このような場合、上述の結露水がネジの隙間に浸入して外部に露出することにより筐体の外面に付着するおそれがある。それだけでなく、排気装置の設置若しくはメンテナンス時の着脱にかかる手間も大きくなる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、排気方向を変更できる排気装置を燃料電池装置に取り付けた場合でも、筐体の外面の劣化を低減するとともに、内部のシール性が高く、かつ取り扱いが簡便な排気装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の排気装置は、水素を含む燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電を行う燃料電池と、水素を含む燃料ガスを生成する水素生成装置と、燃料電池および水素生成装置を収容する筐体とを備える燃料電池装置に取り付けられるとともに、水素生成装置から発生する排ガスを筐体の外部へ排出する燃料電池装置用の排気装置であって、両端に開口が形成された中空形状を有するとともに、両端をつなぐ側面部の一部に形成された給気口によって筐体と連通する本体と、本体の両端の一端に選択的に配置されて開口を遮蔽する遮蔽板と、本体の両端の他端に配置されるとともに、本体と外部とを連通させる排気口が形成された排気板と、を備え、本体の両端の開口には、本体の内側に突出するフランジが形成されているものである。
本発明の燃料電池装置用排気装置およびその排気装置を取り付けた燃料電池装置は、排気装置内で結露した結露水を本体の両端に設けたフランジによって堰き止めるため、筐体の外面への結露水の付着を防止して筐体の外面の劣化を低減することができる。
本発明の実施の形態1における排気装置を燃料電池装置に取り付けた外観図 本発明の実施の形態1における排気装置を燃料電池装置に取り付けた構成図 本発明の実施の形態1における排気装置の構成図(分解図) 本発明の実施の形態1における排気装置の断面図 本発明の実施の形態1における排気装置が燃料電池装置の筐体排気口に装着された時の断面図 従来の排気装置を燃料電池装置に取り付けた外観図 従来の排気装置を燃料電池装置に取り付けた構成図 従来の排気装置の構成図(分解図)
第1の発明は、水素を含む燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電を行う燃料電池と、水素を含む燃料ガスを生成する水素生成装置と、燃料電池および水素生成装置を収容する筐体とを備える燃料電池装置に取り付けられるとともに、水素生成装置から発生する排ガスを筐体の外部へ排出する燃料電池装置用の排気装置であって、両端に開口が形成された中空形状を有するとともに、両端をつなぐ側面部の一部に形成された給気口によって筐体と連通する本体と、本体の両端の一端に選択的に配置されて開口を遮蔽する遮蔽板と、本体の両端の他端に配置されるとともに、本体と外部とを連通させる排気口が形成された排気板と、を備え、本体の両端の開口には、本体の内側に突出するフランジが形成されている、ことを特徴とする。このような構成により、排気装置内で結露した結露水は、本体の両端に設けたフランジによって堰き止められるため、結露水が排気装置の排気口から外部へ流出されるのを防ぎ、筐体の外面への結露水付着を防止し、筐体の外面の劣化を低減することができる。
第2の発明は、第1の発明において、本体は、中空形状の側面部に開放部分を有するとともに両端の開口にフランジが形成された第1部材と、第1部材の側面部の開放部分を覆うように配置された給気口を形成する第2部材と、を備え、第2部材は、両端部付近に、第1部材に向かって突出する第1および第2押圧部をさらに備え、第1押圧部が、遮蔽板および排気板のうちいずれか一方の板を本体の両端の一端のフランジに押圧し、さらに第2押圧部が、遮蔽板および排気板のうち残りの板を本体の他端のフランジに押圧することにより、本体、遮蔽板、および排気板が固定される、ことを特徴とする。このような構成により、遮蔽板および排気板がフランジと第1押圧部および第2押圧部によって挟まれた状態にて、排気装置が固定されるため、本体、遮蔽板、および排気板の接触面におけるシール性を高めるとともに、着脱などの取り扱い性を簡便にすることができ、外力が加わっても外れることなくシール構造を維持することができる。
第3の発明は、第1または2の発明にかかる排気装置が取り付けられる燃料電池装置であって、筐体は、幅方向および奥行き方向よりも高さ方向が長い直方体であるとともに、高さ方向の半分の高さよりも高い位置に筐体と排気装置とを連通させる筐体排気口が形成され、排気装置は、筐体排気口を覆うように取り付けられる、ことを特徴とする。このような構成により、結露水が排気装置から漏出することを抑制し、結露水が燃料電池装置の筐体の外面へ付着することを防止するため、燃料電池装置に排気方向を変更できる排気装置を取り付けた場合でも、筐体の内面より厳しい環境に置かれる筐体の外面の劣化を低減させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における排気装置1を燃料電池装置2に取り付けた外観図、図2は、本実施の形態1にかかる排気装置1を燃料電池装置2に取り付けた構成図である。
図2に示すように、本実施の形態1にかかる排気装置1が取り付けられる燃料電池装置2は、水素を含む燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電を行う燃料電池3と、水素を含む燃料ガスを生成する水素生成装置4と、燃料電池3および水素生成装置4を収容する筐体5とを備える。さらに、燃料電池装置2は、筐体5内部において、燃料電池3に空気を供給する空気ポンプ6と、水素生成装置4から排出される排ガスの熱を回収する排ガス熱交換器7と、排ガス熱交換器7から出てきた排ガスを筐体5の外部へ導く排気ダクト8と、排気ダクト8内に溜まった結露水および雨水を外部へ放出するドレンホース9とを備える。上述した筐体5内部の部材は、空気ポンプ6、燃料電池3、水素生成装置4、排ガス熱交換器7、排気ダクト8、ドレンホース9、の順につながって連通し、配管を通じてガスなどのやり取りを行っている。
筐体5は、幅方向および奥行き方向よりも高さ方向が長い直方体である。筐体5の側面部において高さ方向の半分の高さよりも高い位置に、穴部状の筐体排気口10が形成される。筐体排気口10は、筐体5と排気装置1とを連通し、排気装置1は、筐体排気口10を覆うように取り付けられる。
図3は、本発明の排気装置1の構成図(分解図)、図4は、本発明の排気装置1の断面図、図5は、本発明の排気装置1が筐体5の筐体排気口10に装着された状態の断面図である。図3に示すように、本実施の形態1にかかる排気装置1は、両端に開口が形成された中空形状を有するとともに、両端をつなぐ側面部の一部に形成された給気口11によって筐体5と連通する本体12と、本体12の両端の一端に選択的に配置されて開口を遮蔽する遮蔽板13と、本体12の両端の他端に配置されるとともに、本体12と外部とを連通させる本体排気口14が形成された排気板15とを備える。
本体12は、中空形状の側面部に開放部分16を有する第1部材21と、第1部材の側面部の開放部分16を覆うように配置された給気口11を形成する第2部材22とを備える。第1部材21は、両端の開口に第1フランジ17が形成され、さらに、開放部分16の対向する端部に第2フランジ18が形成される。
図3に示すように、第1部材21は、大略コの字形の断面を有し、また、第1部材21の両端の開口全周(大略コ字状の開口全周)にわたって第1フランジ17が形成されており、開放部分16の対向する端部の全長にわたって第2フランジ18が形成されている。
第2部材22は、本体12の開放部分16を覆う板27と、第1、第2押圧部23、24により構成されている。板27には、給気口11による孔が形成されている。
第1押圧部23および第2押圧部24は、第1部材21に向かって突出するように第2部材22の両端部付近に配置され、枠状の形状を有し、また、外力が加わらない自然状態において互いに離間する方向へ若干傾いており、外力を加えることにより互いに近接する方向へ弾性変形可能とされている。
遮蔽板13は、1つの面が開放された直方体形状を有し、その開放された面を形成する4辺の中央部からそれぞれ内側に向かって突出する突起片19を備える。また、排気板15は、本体排気口14が形成された面と対向する面が開放されており、遮蔽板13と同様に、その開放された面を形成する4辺の中央部からそれぞれ内側に向かって突出する突起片20を備える。
遮蔽板13、排気板15、第1部材21、および第2部材22を結合して組み立てた状態において、第1押圧部23は、遮蔽板13を本体12の一端の第1フランジ17に押圧し、第2押圧部24は、排気板15を本体12の他端の第2フランジ18に押圧する。このとき、遮蔽板13は、開放された面の端部およびその面の内側に形成された突起片19にて第1押圧部23と接触し、排気板15も同様に、開放された面の端部およびその面の内側に形成された突起片20にて第2押圧部24と接触する。このようにして、排気装置1内において第1および第2の押圧部23、24の弾性変形を利用した板バネ構造が構築され、排気装置1のそれぞれの部材の固定が完成する。また、図5に示すように、シール性を確保する目的で、第1部材21、遮蔽板13、および排気板15と第2部材22との接触面には第1パッキン25が、第2部材22および筐体5の接触面には第2パッキン26が設けられている。第1部材21は、第2フランジ18にて第1パッキン25と接触する。
以上のように構成された排気装置1について、以下にその動作、作用を説明する。
水素生成装置4に都市ガスおよび純水を供給すると、水素リッチな燃料ガスが生成される。燃料電池3は、水素リッチな燃料ガスをアノードガスとして、空気ポンプ6から供給される空気をカソードガスとして使用することにより発電を行う。水素生成装置4から排出した排ガスは排ガス熱交換器7に導かれ、排ガスの熱を回収し、その後排気ダクト8を介して筐体排気口10から燃料電池装置2の筐体5の外部へ放出される。放出された排ガスは、排気装置1における第2部材22の給気口11を介して排気装置1内に導かれる。
燃料電池装置2内で発生した排ガスは、筐体5の外部へ排出される前に排ガス熱交換器7にて熱を回収されるため温度が低くなり、また、その量は一般のボイラーに比べて少ない。したがって、排気装置1と排ガスとが熱交換することにより、排ガスが容易に露点に達し、排ガス中の水蒸気が凝縮して結露水が発生する。
排気装置1内で発生した結露水は、燃料電池装置2のオフアノードガス中の水素が溶解して酸性になりやすい。このような結露水が、排気装置1の本体12の両端、特に排ガスの流れる排気板15方向に流れて外部へ漏出すると、筐体5の外面に付着して筐体5の外面を劣化させるおそれがある。しかしながら、本発明にかかる排気装置1によれば、本体12の両端には第1フランジ17が内側に形成されているため、第1フランジ17が結露水を堰き止め、結露水の本体12の両端からの漏出を防止する。また、遮蔽板13および排気板15が、第1フランジ17と第1押圧部23および第2押圧部24によって挟まれるように固定されているため、遮蔽板13および排気板15と第1フランジ17の接触面のシール性が高まる。これにより、結露水が接触面から流出するのを抑制して、結露水の排気装置1からの漏出をさらに防止する。また、第1フランジ17の高さは第2部材22の給気口11の高さよりも高くしているため、排気装置1内に溜まった結露水は、給気口11から筐体排気口10を介して排気ダクト8内に導かれ、排気ダクト8のドレンホース9より燃料電池装置2の外部へ排出される。
以上のように、幅方向および奥行き方向よりも高さ方向が長い直方体で構成され、高さ方向の半分の高さよりも高い位置に筐体排気口10が形成されている筐体5で構成された燃料電池装置2に排気装置1を取り付けても、第1フランジ17によって結露水が排気装置1から直接外部へ流出することが抑制されるため、結露水の筐体5の外面への付着を防止することができ、筐体5の内面より厳しい環境に置かれる筐体5の外面の劣化を低減することができる。また、遮蔽板13および排気板15が第1フランジ17と第1押圧部23および第2押圧部24によって挟まれた状態にて、排気装置1が固定されるため、本体12、遮蔽板13、および排気板15の接触面におけるシール性を高めるとともに、一般的に用いられるネジなどの固定機構よりも、設置時やメンテナンス時の着脱にかかる手間を省き、取り扱い性を良好にすることができる。また、外力が加わっても外れることなくシール構造を維持することができる。
また、接触面に第1および第2のパッキン25、26が設けられることにより、接触面におけるシール性をさらに高くすることができる。
排気装置1は筒状と記載したが、排気装置1の断面は円には限らず、あらゆる形状で構成されることが可能である。
また、遮蔽板13と排気板15は、それぞれ本体12における第1部材21側と第2部材22側の一端に配置する場合について説明したが、これらの板は本体12の両端のいずれの一端にも配置されるように構成されているため、使用状況に応じて選択的にいずれかの一端に配置できる。このようにして排ガスの排気方向を変更することができる。
第1フランジ17は、第1部材21の開口全周にわたって形成される場合について説明したが、少なくとも第1部材21の下面側に存在するような構成を採用しても良い。
排気装置1の板バネ構造について、第1押圧部23および第2押圧部24が弾性変形可能である場合について説明したが、突起片19、20が弾性変形可能であるような構成を採用しても良い。
以上のように、本発明にかかる排気装置は、取り付ける機器の筐体の外面の劣化を低減するとともに、シール性が高く、かつ取り扱いが簡便であるため、固体高分子形燃料電池や固体酸化物形燃料電池に適用できる。
1 排気装置
2 燃料電池装置
3 燃料電池
4 水素生成装置
5 筐体
6 空気ポンプ
7 排ガス熱交換器
8 排気ダクト
9 ドレンホース
10 筐体排気口
11 給気口
12 本体
13 遮蔽板
14 排気口
15 排気板
16 開放部分
17 第1フランジ
18 第2フランジ
19 突起片
20 突起片
21 第1部材
22 第2部材
23 第1押圧部
24 第2押圧部
25 第1パッキン
26 第2パッキン
27 板

Claims (3)

  1. 水素を含む燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電を行う燃料電池と、水素を含む燃料ガスを生成する水素生成装置と、燃料電池および水素生成装置を収容する筐体とを備える燃料電池装置に取り付けられるとともに、水素生成装置から発生する排ガスを筐体の外部へ排出する燃料電池装置用の排気装置であって、
    両端に開口が形成された中空形状を有するとともに、両端をつなぐ側面部の一部に形成された給気口によって筐体と連通する本体と、
    本体の両端の一端に選択的に配置されて開口を遮蔽する遮蔽板と、
    本体の両端の他端に配置されるとともに、本体と外部とを連通させる排気口が形成された排気板と、を備え、
    本体の両端の開口には、本体の内側に突出するフランジが形成されている、燃料電池装置用排気装置。
  2. 本体は、中空形状の側面部に開放部分を有するとともに両端の開口にフランジが形成された第1部材と、第1部材の側面部の開放部分を覆うように配置された給気口を形成する第2部材と、を備え、
    第2部材は、両端部付近に、第1部材に向かって突出する第1および第2押圧部をさらに備え、
    第1押圧部が、遮蔽板および排気板のうちいずれか一方の板を本体の両端の一端のフランジに押圧し、さらに第2押圧部が、遮蔽板および排気板のうち残りの板を本体の他端のフランジに押圧することにより、本体、遮蔽板、および排気板が固定される、請求項1に記載の燃料電池装置用排気装置。
  3. 請求項1又は2に記載の排気装置が取り付けられる燃料電池装置であって、
    筐体は、幅方向および奥行き方向よりも高さ方向が長い直方体であるとともに、高さ方向の半分の高さよりも高い位置に筐体と排気装置とを連通させる筐体排気口が形成され、排気装置は、筐体排気口を覆うように取り付けられる、燃料電池装置。
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