JP2015115303A - 発電システム - Google Patents

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Atsunori Inoue
篤敬 井上
中村 尚
Hisashi Nakamura
尚 中村
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Abstract

【課題】発電システムのメンテナンスを容易にしながらも、発電システムの信頼性を低下させることがない発電システムを提供することを目的とする。
【解決手段】原燃料ガスを用いて発電する発電器5と、発電器5からの排ガスを外部に排出する第2オフ酸化剤ガス経路11と、排ガス中の水分が凝縮した凝縮水を排出するための第1排水経路12と、第1排水経路12から凝縮水を排出する第2排水経路13と、少なくとも発電器5、第1排水経路12及び第2排水経路13を収納する筐体26と、を備えている。そして、筐体26の前面は、メンテナンスを行うためのメンテナンス面であり、第1排水経路12は、メンテナンス面に隣り合うように配置され、第2排水経路13は、凝縮水をメンテナンス面と反対側の面から外部へ排水するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電システムの排ガス中の水分が凝縮した凝縮水を排出するための排出経路を備える発電システムの構成に関するものである。
燃料電池は水素を含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとの電気化学的反応により発電して水と熱を発生する装置である。燃料電池は燃料の持つ化学エネルギーを力学的エネルギーに変換することなく直接電気エネルギーとして取り出せるので発電効率が高いことで注目されているが、燃料電池システムを長時間運転させるには、運転時間の経過に伴い性能が次第に低下するイオン交換樹脂や、空気フィルター、脱硫器などの装置を定期的に交換し、メンテナンスしなければならないのが現状である。従って、燃料電池システムの運転を継続させるには、前述したイオン交換樹脂や、空気フィルター、脱硫器の定期的なメンテナンスが必要となってくるが、これらの各装置を無造作に配置すると、メンテナンスの際に非常に時間を要する。また、場合によってはメンテナンスが行えないという不具合も生じる。そのため、燃料電池システムの普及にあたり、定期的なメンテナンス部品を容易に交換できる構成を確立する事が大きな課題となっていた。
燃料電池を備える燃料電池システムでは、発電時の燃料として用いられる燃料ガス(水素ガス)は一般的なインフラとして整備されていないため、通常、水素生成装置を備えている。水素生成装置では、天然ガス等の原料ガスと水とが用いられる水蒸気改質反応により、水素を豊富に含む燃料ガスが生成される。水蒸気改質反応は、水素生成装置に内蔵されたバーナーより加熱されて進行する。このバーナーでは、原料ガスや、燃料電池から排出される発電に用いられなかった燃料ガス(以下、オフ燃料ガスと称す)が供給されることで、燃焼が行われる。
そして、燃料電池本体から排出されるオフ酸化剤ガスやバーナーから排出されるオフ燃焼ガスからの生成水を凝縮させたものを回収する回収水タンクを備える燃料電池システムが知られている(例えば特許文献1や特許文献2参照)。
特許文献1は、回収水タンク内に冷却水タンクの配管を連通させ、冷却水タンクの気相と回収水タンクの気相を絶縁させることにより、回収水タンク内のガスが冷却水タンクに逆流するのを防止することが可能となるものである。特許文献2は、上部に排気口を有する排気塔と、その下部に構成された回収水タンクから構成し、かつ、回収水タンク内に略円筒状のフィルターを着脱可能に配置することにより、排気口から侵入した塵埃、異物の回収水中への侵入が効果的に防止することが可能となるものである。
特開2008−171806号公報 特開2008−176999号公報
ところで、特許文献1や特許文献2に開示されている回収水タンクの凝縮水の排出経路を参照すると、以下のような構成となる。すなわち、回収水タンクの凝縮水の排水経路は、市水および排熱回収水が供給される接続面と隣り合うように配置される構成となる。そして、市水及び排熱回収水が供給される接続面は、一般に燃料電池システムのメンテナン
ス面と反対側の家屋壁面側に配置され、燃料電池システムの設置後にユーザーから見えにくいように設置される。また、燃料電池システムの設置スペースを省スペース化するために、家屋壁面に可能な限り隣接するように設置される。
そのため、燃料電池システムに、発電器の排ガス中の凝縮水の排水経路を備える場合、従来の燃料電池システムの通り、排水経路を燃料電池システムのメンテナンス面の反対側に配置すると、不定期に発生する排水経路の洗浄の度に、排水経路の前方に配置されている装置を取り外さなければならず、メンテナンスの際に非常に時間を要するという課題があった。また、排水経路をイオン交換樹脂の後方に配置すると、排水経路の洗浄の度に、イオン交換樹脂の水を抜き、排水経路を取り外す必要があり、イオン交換樹脂に排水経路の洗浄の都度、運転のための水を供給する必要がある。そのため、イオン交換樹脂への給水回数の増加による信頼性の低下に課題があった。さらに、水回収タンクを従来の通り、燃料電池システムのメンテナンス面の反対側に配置し、メンテナンス面の反対側からも水回収タンクを取り外せるように構成すると、水回収タンクの取り外しのために、燃料電池システムのメンテナンス面の反対側にメンテナンスのためのスペースを新たに確保しなければならず、燃料電池システムの設置スペースの省スペース化に課題があることを本願発明者らは見出した。
本発明は、上記のように発電器の排ガス中の水分が凝縮した凝縮水を排出するための排出経路を備える燃料電池システムにおいて、燃料電池システムのメンテナンスを容易にしながらも、燃料電池システムの信頼性を低下させることがなく、また、燃料電池システムの設置スペースの省スペース化を図ることができる発電システムを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係る発電システムは、原燃料ガスを用いて発電する発電器と、発電器からの排ガスを外部に排出する排出経路と、排ガス中の水分が凝縮した凝縮水を排出するための第1排水経路と、第1排水経路から凝縮水を排出する第2排水経路と、少なくとも発電器、第1排水経路及び第2排水経路を収納する筐体と、を備えている。そして、筐体の前面は、メンテナンスを行うためのメンテナンス面であり、第1排水経路は、メンテナンス面に隣り合うように配置され、第2排水経路は、凝縮水をメンテナンス面と反対側の面から外部へ排水するように構成されている、発電システムである。
本発明の発電システムによれば、発電器の排ガス中の水分が凝縮した凝縮水を排出するための排出経路を備える燃料電池システムにおいて、燃料電池システムのメンテナンスを容易にしながらも、燃料電池システムの信頼性を低下させることがなく、また、燃料電池システムの設置スペースの省スペース化を図ることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る発電システムの概略構成を模式的に示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る発電システムの概略構成を模式的に示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る発電システムの概略構成を模式的に示すブロック図
第1の発明は、原燃料ガスを用いて発電する発電器と、発電器からの排ガスを外部に排
出する排出経路と、排ガス中の水分が凝縮した凝縮水を排出するための第1排水経路と、第1排水経路から凝縮水を排出する第2排水経路と、少なくとも発電器、第1排水経路及び第2排水経路を収納する筐体と、を備えている。そして、筐体の前面は、メンテナンスを行うためのメンテナンス面であり、第1排水経路は、メンテナンス面に隣り合うように配置され、第2排水経路は、前記凝縮水を前記メンテナンス面と反対側の面から外部へ排水するように構成されている。この構成により、不定期に発生する第1排水経路の洗浄の際も、メンテナンス面に隣り合うように配置されている第1排水経路以外を取り外すことなく洗浄することが可能となるため、発電システムのメンテナンスを容易にすることが可能となる。また、第1排水経路の水を排出する第2排水経路は、従来通りメンテナンス面と反対側の面から外部へ排水できるため、メンテナンス面と反対側の面に、発電システムのメンテナンスのための設置スペースを確保する必要がない。
第2の発明は、第1に発明において、排ガス中の水分が凝縮した凝縮水を浄化する水浄化器をさらに備え、第1排水経路は水浄化器よりも前方に配置するように構成されている。この構成により、不定期に発生する第1排水経路の洗浄の際も、水浄化器を取り外すことが不要となり、第1排水経路の洗浄の度に発生する水浄化器の水抜きと、運転のために必要な水の再給水をする必要がなくなる。そのため、水浄化器への給水回数の増加による信頼性の低下及び再給水のメンテナンス作業の増加を防止することが可能となる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、第1排水経路上に設けられ、排水経路からの凝縮水を貯めるタンクを備えるように構成されている。この構成により、不定期に発生するタンクの洗浄の際も、メンテナンス面に隣り合うように配置されているタンク以外を取り外すことなく洗浄することが可能となるため、発電システムのメンテナンスを容易にすることが可能となる。
第4の発明は、第3の発明において、タンクは、排出経路を流れる排ガスが流れないように水封する水封部を有するように構成されている。この構成により、排ガスの排出経路に詰まりや途中詰りなどの不具合が発生し、排出経路の経路圧損が高くなった場合も、水封部を有することにより排ガスが第2排水経路を介して、筐体外部に漏れ出るのを防止することが可能となる。
第5の発明は、第3または第4の発明において、筐体のメンテナンス面に配置され、タンクの水を排水する排水栓をさらに備えるように構成されている。この構成により、発電システムの出荷時や長期不在時などのタンクの水抜きが必要な際も、タンクを発電システムの筐体から取り出すことも、筐体を開けることもなく排水することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を具体的に例示する。なお、全ての図面において、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、全ての図面において、本発明を説明するために必要となる構成要素のみを抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略している。さらに、本発明は以下の実施の形態に限定されない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る発電システムの概略構成を模式的に示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る発電システム100は、発電器5、第1排水経路12、第2排水経路13、筐体26を備えている。
発電器5は、アノードとカソードを有している。なお、発電器5は、高分子電解質形燃
料電池や直接内部改質型固体酸化物形燃料電池や間接内部改質型固体酸化物形燃料電池等の各種の燃料電池を用いることができる。また、発電器5は、原燃料ガスを用いて発電し、排ガスを発生する機器であればよく、例えば、燃料電池、ガスエンジン、スターリングエンジンであってもよい。発電器5の構成は、一般的な燃料電池と同様に構成されているため、その詳細な説明は省略する。
発電器5のカソードには、ブロアー6から酸化剤ガス経路7を介して酸素を含む酸化剤ガス(本実施の形態では空気を用いている)が供給される。そして、燃料ガス供給経路4aを介してアノードに供給された燃料ガスとカソードに供給された酸化剤ガスとが反応して、水が生成され、電気と熱が発生する。発電器5で使用されなかった酸化剤ガスは、第1オフ酸化剤ガス経路8及び排気部17を介して、発電システム100の筐体26外に排出される。
なお、発生した電気は、図示されない電力調整器により、外部電力負荷(例えば、家庭の電気機器)に供給される。また、発生した熱は、排熱回収水経路20を通流する冷却水が回収する。
排熱回収水経路20は、本実施の形態1においては、その一部が、発電システム100の筐体26外に位置するように設けられている。排熱回収水経路20には、排空気熱交換器16が設けられている。そして、排熱回収水経路20内の第1熱媒体は、各熱交換器で他の熱媒体と熱交換しながら通流する。なお、第1熱媒体としては、水又は不凍液(例えば、エチレングリーコール含有液)等を用いることができる。
筐体26は、発電システム100の周囲を囲うように設けられていて、発電システム100の内外を区切る役割を果たすとともに、発電システム100内から燃料ガスなどが漏れ出た場合にも、発電システム100内から外部に燃焼ガスなどが漏れ出るのを防止する。
排空気熱交換器16は、排熱回収水経路20と第1オフ酸化剤ガス経路8を接触するように設けられていて、排熱回収水経路20を通流する第1熱媒体と排空気流路を通流するオフ酸化剤ガスとの間で熱交換するように構成されている。なお、排空気熱交換器16で第1熱媒体と熱交換することにより、オフ酸化剤ガス中の水蒸気が凝縮して、凝縮水が発生する。生成された凝縮水は、第1オフ酸化剤ガス経路8、排気部17を介して第1排水経路12に排水される。凝縮水が回収された後のオフ酸化剤ガスは、排気部17を介して発電システム100の筐体26外に排出される。この構成にすることにより、オフ酸化剤ガス中の凝縮水のみが第1排水経路12に排水される。
次に本発明の特徴部分である第1排水経路12、第2排水経路13の配置構成について説明する。
筐体26の前面は、メンテナンスを行うためのメンテナンス面であり、第1排水経路12は、メンテナンス面に隣り合うように配置され、第2排水経路13は、第1排水経路12の水をメンテナンス面と反対側の面から発電システム100の筐体26外へ排水するように構成されている。この構成により、第1排水経路12が凝縮水や雨水などで汚れ、洗浄が必要になった場合も、メンテナンス面に隣り合うように配置されているため、他の装置などを取り外さずに、第1排水経路12のみを洗浄することが可能となる。また、第1排水経路12の水を排出する第2排水経路13は、従来通りメンテナンス面と反対側の面から外部へ排水できるため、メンテナンス面と反対側の面に、発電システムのメンテナンスのための設置スペースを確保する必要がない。なお、第1排水経路12は、透明又は半透明の部材で構成されていることがより好ましい。この構成により、内部の汚れ具合や、
汚れの箇所を容易に判別可能にできる。そのため、過剰に頻繁に内部を洗浄する必要がなく、メンテナンス作業の効率を向上可能となる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2に係る燃料電池システムの概略構成を模式的に示すブロック図である。
図2に示すように、本発明の実施の形態1に係る発電システム100は、水素生成器1、発電器5、第1オフ酸化剤ガス経路8、第2オフ酸化剤ガス経路11、第1排水経路12、第2排水経路13、水浄化器24、筐体26を備えている。また、水素生成器1と発電器5とを備えている燃料電池装置が配置されている。
水素生成器1は、改質器1aと該改質器を加熱するための燃焼器1bを有している。水素生成器1の燃焼器1bには、発電器5と燃焼器1bとを連通させるオフ燃料ガス経路4bが接続されている。燃焼器1bは、オフ燃料ガス経路4bを介して、発電器5から排出される燃料ガスであるオフ燃料ガスを燃焼して、燃焼排ガスを生成する。なお、燃焼器1bには別途原料を供給するための経路を直接形成してもよい。
ここで、原料とは、成分として少なくとも炭化水素を有する気体又は液体を意味し、例えば、天然ガス、石炭、石油、もしくはメタンハイドレートなどの化石燃料で、都市ガスなどである。
水素生成器1の燃焼器1bで生成された燃焼排ガスは、改質器1aを加熱した後にオフ燃焼ガス経路9に排出され、オフ燃焼ガス経路9から排気部17を介して、発電システム100の筐体26外に排出される。
水素生成器1の改質器1aには、原料供給部2と水供給部3が接続されている。原料供給部2は、その流量を調整しながら、改質器1aに気体状態の原料である原料ガスを供給するように構成されている。原料供給部2としては、例えば、流量調整弁とポンプで構成されていてもよく、流量調整可能なポンプで構成されていてもよい。
水供給部3には、第1水回収タンク21で貯えられている凝縮水を改質器1aに供給するための水供給器23が設けられている。水供給器23としては、改質器1aにその流量を調整しながら、凝縮水を供給するように構成されていれば、どのような態様であってもよく、例えば、流量調整弁とポンプで構成されていてもよく、流量調整可能なポンプで構成されていてもよい。第1水回収タンク21に貯えられている凝縮水は、若干の不純物を含むため、イオン交換樹脂を供えている水浄化器24を介して純水化され、水供給部3に供給される。
そして、水素生成器1の改質器1aは、原料ガスと水を改質反応させて、水素を含む燃料ガスを生成するように構成されている。改質器1aで生成された燃料ガスは、燃料ガス供給経路4aを介して、発電器5のアノードに供給される。
発電器5は、アノードとカソードを有している。なお、発電器5は、高分子電解質形燃料電池や直接内部改質型固体酸化物形燃料電池や間接内部改質型固体酸化物形燃料電池等の各種の燃料電池を用いることができる。また、発電器5は、原燃料ガスを用いて発電し、排ガスを発生する機器であればよく、例えば、燃料電池、ガスエンジン、スターリングエンジンであってもよい。
また、本実施の形態2においては、水素生成器1と発電器5とを別々に構成する態様を
採用したが、これに限定されず、固体酸化物形燃料電池のように水素生成器1と発電器5が一体で構成されていてもよい。この場合、水素生成器1と発電器5とが共通の断熱材で覆われた一つのユニットとして構成され、水素生成器1の燃焼器1bは、改質器1aだけでなく発電器5も加熱する。また、直接内部改質型固体酸化物形燃料電池においては、発電器5のアノードが改質器1aの機能を有することから、発電器5のアノードと水素生成器1の改質器1aとが一体で構成されていてもよい。さらに、発電器5の構成は、一般的な燃料電池と同様に構成されているため、その詳細な説明は省略する。
発電器5のカソードには、ブロアー6から酸化剤ガス経路7を介して酸素を含む酸化剤ガス(本実施の形態では空気を用いている)が供給される。そして、アノードに供給された燃料ガスとカソードに供給された酸化剤ガスとが反応して、水が生成され、電気と熱が発生する。発電器5で使用されなかった燃料ガスは、オフ燃料ガスとして、オフ燃料ガス経路4bを介して、水素生成器1の燃焼器1bに供給される。また、発電器5で使用されなかった酸化剤ガスは、第1オフ酸化剤ガス経路8及び排気部17を介して、発電システム100の筐体26外に排出される。
なお、発生した電気は、図示されない電力調整器により、外部電力負荷(例えば、家庭の電気機器)に供給される。また、発生した熱は、排熱回収水経路20を通流する冷却水が回収する。
排熱回収水経路20は、本実施の形態2においては、その一部が、発電システム100の筐体26外に位置するように設けられている。排熱回収水経路20には、排ガス熱交換器15、排空気熱交換器16、及び冷却水熱交換器(図示せず)が、この順で設けられている。そして、排熱回収水経路20内の第1熱媒体は、各熱交換器で他の熱媒体と熱交換しながら、通流する。なお、第1熱媒体としては、水又は不凍液(例えば、エチレングリーコール含有液)等を用いることができる。
筐体26は、発電システム100の周囲を囲うように設けられていて、発電システム100の内外を区切る役割を果たすとともに、発電システム100内から燃料ガスなどが漏れ出た場合にも、発電システム100内から外部に燃焼ガスなどが漏れ出るのを防止する。
排ガス熱交換器15は、排熱回収水経路20とオフ燃焼ガス経路9とを接触するように設けられていて、排熱回収水経路20を通流する第1熱媒体とオフ燃焼ガス経路9を通流するオフ燃焼ガスとの間で熱交換するように構成されている。なお、排ガス熱交換器15で第1熱媒体と熱交換することにより、オフ燃焼ガス中の水蒸気が凝縮して、凝縮水が生成される。生成された凝縮水は、オフ燃焼ガス凝縮水経路10を介して第1水回収タンク21に回収される。凝縮水が回収された後のオフ燃焼ガスは、排気部17を介して発電システム100外に排出される。この構成にすることにより、オフ燃焼ガス中の凝縮水のみが第1水回収タンク21に回収される。
また、排空気熱交換器16は、排熱回収水経路20と第1オフ酸化剤ガス経路8を接触するように設けられていて、排熱回収水経路20を通流する第1熱媒体と排空気流路を通流するオフ酸化剤ガスとの間で熱交換するように構成されている。なお、排空気熱交換器16で第1熱媒体と熱交換することにより、オフ酸化剤ガス中の水蒸気が凝縮して、凝縮水が発生する。生成された凝縮水は、第1オフ酸化剤ガス経路8を介して第1水回収タンク21に回収される。凝縮水が回収された後のオフ酸化剤ガスは、第2オフ酸化剤ガス経路11、排気部17を介して発電システム100の筐体26外に排出される。この構成にすることにより、オフ酸化剤ガス中の凝縮水のみが第1水回収タンク21に回収される。
次に本発明の特徴部分である第1排水経路12、水浄化器24の配置構成について説明する。
第1排水経路12は、水浄化器24よりも前方に配置されるように構成されている。水浄化器24は水を浄化するためにイオン交換樹脂などが用いられるが、イオン交換樹脂は浄化する水の量に伴って性能低下する。そのため、長時間に渡って、発電システム100を運転させるためには、定期的なメンテナンスが、現状では必要(例えば2年に1回の周期での定期メンテナンスなど)である。そのため、定期的なメンテナンスに合わせてイオン交換樹脂の量を設定している。この構成により、不定期に発生する第1排水経路12の洗浄の度に水浄化器24を取り外すことが不要となり、水浄化器24の定期的なメンテナンス以外の性能低下を防止することが可能となる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3に係る燃料電池システムの概略構成を模式的に示すブロック図である。
図3に示すように、本発明の実施の形態3に係る発電システム100は、実施の形態2に係る発電システム100と基本的構成は同じであるが、第1排水経路12上に、第2水回収タンク22と排水栓25が追加されている点のみが異なる。
第2水回収タンク22は、第1水回収タンク21から第3排水経路14を介して凝縮水が供給されるように構成されており、排気部17からも第1排水経路12を介して凝縮水及び雨水などが供給されるように構成されている。また、第2水回収タンク22、第1水回収タンク21、排気部17は、第2オフ酸化剤ガス経路11、第1排水経路12、第3排水経路14を介して連通しており、第2水回収タンク22は水封部を有している。さらに、第2水回収タンク22の構成は、一般的な水封部を有した水回収タンクと同様に構成されているため、その詳細な説明は省略する。第2水回収タンク22に供給された凝縮水及び雨水などが過剰な場合は、第2排水経路13を介して発電システム100の筐体26外に凝縮水及び雨水などの水のみが排出される。この構成により、発電システム100のオフ燃焼ガス及びオフ酸化剤ガスが発電システム100の筐体26外に漏れ出ることを防止でき、排気部17を介して流入した雨水などが第1水回収タンク21に侵入することを防止できる。
次に本発明の特徴部分である第1排水経路12、第2水回収タンク22及び排水栓25の配置構成について説明する。
第2水回収タンク22は、第1排水経路12上に設けられるように構成されている。この構成により、第2水回収タンク22が凝縮水や雨水などで汚れ、洗浄が必要になった場合も、メンテナンス面に隣り合うように配置されているため、他の装置などを取り外さずに、第2水回収タンク22のみを洗浄することが可能となる。なお、第2水回収タンク22は、透明又は半透明の部材で構成されていることがより好ましい。この構成により、内部の汚れ具合や、汚れの箇所を容易に判別可能にできる。そのため、過剰に頻繁に内部を洗浄する必要がなく、メンテナンス作業の効率を向上可能となる。
また、排水栓25は、第2水回収タンク22の水を排水するために、筐体26のメンテナンス面に配置されている。この構成により、発電システム100の出荷時や長期不在時などの第2水回収タンク22の水抜きが必要な場合も、第2水回収タンク22を発電システム100の筐体26から取り出すことも、筐体26のメンテナンス面を開けることもなく排水することが可能となる。また、排水栓25は、筐体26のメンテナンス面に配置されていることから容易にメンテナンスが可能となる反面、不用意に排水栓25から水を排
水されると第2水回収タンク22の水封機能を損なう恐れがある。そのため、排水栓25の栓は、ドライバーなどの工具を使用しなければ取り外せない構成にすることがより好ましい。
本発明の発電システムは、発電器の排ガス中の水分が凝縮した凝縮水を排出するための排出経路を備える燃料電池システムにおいて、発電システムのメンテナンスを容易にしながらも、信頼性を低下させることがなく、また、設置スペースの省スペース化を図ることができるため、燃料電池の分野で有用である。
1 水素生成器
1a 改質器
1b 燃焼器
2 原料供給部
3 水供給部
4a 燃料ガス供給経路
4b オフ燃料ガス経路
5 発電器
6 ブロアー
7 酸化剤ガス経路
8 第1オフ酸化剤ガス経路
9 オフ燃焼ガス経路
10 オフ燃焼ガス凝縮水経路
11 第2オフ酸化剤ガス経路
12 第1排水経路
13 第2排水経路
14 第3排水経路
15 排ガス熱交換器
16 排空気熱交換器
17 排気部
20 排熱回収水経路
21 第1水回収タンク
22 第2水回収タンク
23 水供給器
24 水浄化器
25 排水栓
26 筐体
100 発電システム

Claims (5)

  1. 原燃料ガスを用いて発電する発電器と、
    前記発電器からの排ガスを外部に排出する排出経路と、
    前記排ガスの中の水分が凝縮した凝縮水を排出するための第1排水経路と、
    前記第1排水経路から凝縮水を排出する第2排水経路と、
    少なくとも前記発電器、前記第1排水経路及び前記第2排水経路を収納する筐体と、
    を備え、
    前記筐体の前面は、メンテナンスを行うためのメンテナンス面であり、
    前記第1排水経路は、前記メンテナンス面に隣り合うように配置され、
    前記第2排水経路は、前記凝縮水を前記メンテナンス面と反対側の面から外部へ排水するように構成されている、発電システム。
  2. 前記排ガスの中の水分が凝縮した凝縮水を浄化する水浄化器をさらに備え、
    前記第1排水経路は、前記浄化器よりも前方に配置された、請求項1に記載の発電システム。
  3. 前記、第1排水経路上に設けられ、前記排水経路からの凝縮水を貯めるタンクを備える、請求項1又は2に記載の発電システム。
  4. 前記タンクは、前記排出経路を流れる排ガスが流れないように水封する水封部を有する、請求項3に記載の発電システム。
  5. 前記筐体の前記メンテナンス面に配置され、前記タンクの水を排水する排水栓をさらに備えた、請求項3または4に記載の発電システム。
JP2013258915A 2013-12-16 2013-12-16 発電システム Pending JP2015115303A (ja)

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WO2017221793A1 (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 燃料電池システム
JP2020184465A (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 アイシン精機株式会社 燃料電池システム

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