JP2012208538A - プロセス制御の操作量プリセット方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】対象プロセスを表す数式モデルの入・出力値、および出力値と対象プロセスの実績値との誤差を収集するデータ収集ステップと、複数のデータを逐次蓄積するデータ蓄積ステップと、制御しようとする操業条件に対応した入力値と類似した入力値を有するデータを蓄積したデータ群から抽出したデータを用いて、前記数式モデルの出力誤差を予測する数式モデル誤差予測ステップと、前記数式モデルの出力誤差を加算あるいは乗算して、制御量の予測値とする制御量予測ステップと、前記制御量の予測値が所望の制御量と一致するように操作量を決定する操作量決定ステップとを有する。
【選択図】図1
Description
対象プロセスを表す数式モデルへの入力値、前記数式モデルの出力値、および該出力値と対象プロセスの実績値との誤差を1組のデータとして繰り返し収集する、データ収集ステップと、
該データ収集ステップで収集した複数のデータを逐次蓄積する、データ蓄積ステップと、
制御しようとする操業条件に対応した前記入力値を設定し、該設定した入力値と類似した入力値を有するデータを前記データ蓄積ステップで蓄積したデータ群から抽出し、抽出したデータを用いて、前記設定した入力値における前記数式モデルの出力誤差を予測する、数式モデル誤差予測ステップと、
前記設定した入力値における前記数式モデルの出力値に、前記数式モデル誤差予測ステップで予測した前記数式モデルの出力誤差を加算あるいは乗算して、制御量の予測値とする制御量予測ステップと、
前記制御量の予測値が所望の制御量と一致するように操作量を決定する、操作量決定ステップと、
を有することを特徴とするプロセス制御の操作量プリセット方法。
前記数式モデル誤差予測ステップで予測した前記数式モデルの出力誤差の値に、上下限値を設けて過大な出力誤差としないようにしたことを特徴とするプロセス制御の操作量プリセット方法。
前記操業条件の少なくとも1項目を選定して、選定された操業条件に応じた前記数式モデル誤差予測ステップで予測した前記数式モデルの出力誤差の値に上下限値を設定することを特徴とするプロセス制御の操作量プリセット方法。
対象とするプロセス制御は熱延粗幅制御であることを特徴とするプロセス制御の操作量プリセット方法。
そして、Step204にて、選択した圧延事例データの幅モデル誤差に基づいて、予測対象材の幅モデル誤差を予測する(数式モデル誤差予測値ΔWdb)。ここでの処理は、例えば、特許文献2に開示された処理手順を用いるようにするとよい。図5は、数式モデル誤差予測値を算出する処理手順例を示す図である。Step101〜104は、図2のStep201〜203と同様である。Step105では、出力(数式モデル誤差)予測値を、平均値または回帰式で算出する。
ΔWdb_lmt =ΔWdb上限 (ΔWdb>ΔWdb上限 の場合)
ΔWdb_lmt =ΔWdb (ΔWdb下限≦ΔWdb≦ΔWdb上限 の場合)
ΔWdb_lmt =ΔWdb下限 (ΔWdb<ΔWdb下限 の場合)
図2のStep205では、Step204で予測した数式モデル誤差予測値ΔWdb_lmtと、Step202で算出した出側幅Wmdlとを用いて、被圧延材の出側幅予測値Wpreを以下の(3)式から求める。
そして、Step206にて、出側幅予測値と出側幅目標値を比較する。出側幅予測値Wpreと出側幅目標値の差が、許容範囲内か判断を行う。許容範囲外であれば(Step207)、操作量(エッジャー開度)を変更して繰り返し計算を行う(Step207)。
Claims (4)
- プロセス制御における操作量のプリセット値を求めるプロセス制御の操作量プリセット方法であって、
対象プロセスを表す数式モデルへの入力値、前記数式モデルの出力値、および該出力値と対象プロセスの実績値との誤差を1組のデータとして繰り返し収集する、データ収集ステップと、
該データ収集ステップで収集した複数のデータを逐次蓄積する、データ蓄積ステップと、
制御しようとする操業条件に対応した前記入力値を設定し、該設定した入力値と類似した入力値を有するデータを前記データ蓄積ステップで蓄積したデータ群から抽出し、抽出したデータを用いて、前記設定した入力値における前記数式モデルの出力誤差を予測する、数式モデル誤差予測ステップと、
前記設定した入力値における前記数式モデルの出力値に、前記数式モデル誤差予測ステップで予測した前記数式モデルの出力誤差を加算あるいは乗算して、制御量の予測値とする制御量予測ステップと、
前記制御量の予測値が所望の制御量と一致するように操作量を決定する、操作量決定ステップと、
を有することを特徴とするプロセス制御の操作量プリセット方法。 - 請求項1に記載のプロセス制御の操作量プリセット方法において、
前記数式モデル誤差予測ステップで予測した前記数式モデルの出力誤差の値に、上下限値を設けて過大な出力誤差としないようにしたことを特徴とするプロセス制御の操作量プリセット方法。 - 請求項2に記載のプロセス制御の操作量プリセット方法において、
前記操業条件の少なくとも1項目を選定して、選定された操業条件に応じた前記数式モデル誤差予測ステップで予測した前記数式モデルの出力誤差の値に上下限値を設定することを特徴とするプロセス制御の操作量プリセット方法。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプロセス制御の操作量プリセット方法において、
対象とするプロセス制御は熱延粗幅制御であることを特徴とするプロセス制御の操作量プリセット方法。
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---|---|---|---|---|
JPH11707A (ja) * | 1997-04-17 | 1999-01-06 | Nkk Corp | 圧延機の制御方法及び圧延機の制御装置 |
JP2000288615A (ja) * | 1999-04-05 | 2000-10-17 | Nkk Corp | リバース圧延時の平坦度制御装置およびその制御方法 |
JP2002049409A (ja) * | 2000-06-08 | 2002-02-15 | Fisher Rosemount Syst Inc | プロセス制御システムにおける適応推定モデル |
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