JP2012208437A - マイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板およびマイクロカプセル型電気泳動表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電気泳動粒子を分散媒中に封入したマイクロカプセル(1)をバインダ樹脂(6)で固定したマイクロカプセル層(1a)と、マイクロカプセル(1)の径以下の厚みを有し、マイクロカプセル層(1a)の表面上に形成される層状のフィルム支持体(2)と、フィルム支持体(2)の表面上に形成されるオーバーコート層(3)とを有するマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板、および、この前面板のオーバーコート層の表面上にカラーフィルタが形成されてなるマイクロカプセル型電気泳動表示装置。
【選択図】図1
Description
この表示装置の製造においては、例えばマイクロカプセル及びバインダ樹脂を液体中に分散させること等によりマイクロカプセルインキとしての調液等を行い、これを連続して走行するフィルム支持体上に塗布することで、フィルム支持体上に電気泳動表示層を形成することが可能である。
このように、フィルム支持体の表面にマイクロカプセル径と同等の粗さの凹凸が発生すると、その後にフィルム支持体表面に行なわれる処理に様々な支障を来たす。
そこで、本発明は、電気泳動表示装置の視野角の狭窄を抑えるために比較的薄いフィルム支持体にマイクロカプセル層を形成することにより発生してしまう、フィルム支持体表面の凹凸による問題を回避することが可能なマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板、および、これを有するマイクロカプセル型電気泳動表示装置を提供することを目的とする。
本発明の他の態様によれば、前記オーバーコート層は、その材料の屈折率と、前記フィルム支持体の面に垂直な方向における平均屈折率との差が5%以内のものであることを特徴とするマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板が提供される。
本発明の他の態様によれば、前記オーバーコート層は、その厚みが最薄部分において5μm以下であることを特徴とするマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板が提供される。
本発明の他の態様によれば、上記の前面板を有し、前記前面板のオーバーコート層の表面上にカラーフィルタが形成されてなることを特徴とするマイクロカプセル型電気泳動表示装置が提供される。
図1は、本実施形態に係るマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板の構成例を模式的に示す断面図である。なお、本実施形態に係るマイクロカプセル型電気泳動表示装置は、先述したように、カラーフィルタとマイクロカプセル層との間にフィルム支持体を介することでカラー化を実現するマイクロカプセル型電気泳動表示装置である。
なお、接着剤層4はアクティブマトリクス等の背面電極と組み合せるために形成される接着剤層であり、剥離層5は接着剤層4を覆う剥離層である。すなわち、接着剤層4および剥離層5は、本発明を実施する上で必要欠くべからざるものではない。
図2は、本実施形態に係るマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板を構成する主要素の1つであるマイクロカプセルについて模式的に示す図である。マイクロカプセル1は、その殻(マイクロカプセル殻)7に白色粒子8と着色粒子9とを分散させた透明分散媒10を内包している。マイクロカプセル1の平均粒径は20〜60μmが好適であり、篩い分け、比重分離法などの任意の方法により精製することができる。
なお、着色粒子9および白色粒子8は必要に応じて、粒子の表面を種々の界面活性剤、分散剤、有機および無機化合物、金属等を用いて処理することで、所望の表面電化を付与することができるのみならず、透明分散媒10中での異種粒子間の静電気力等による凝集を防ぎ、以って分散安定性を向上させることができる。
この様な要求を満たすフィルム支持体2の材料の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルサルフォン(PES)、PEN、トリアセチルセルロース(TAC)等の各種樹脂を挙げることが出来るが、これらに限定されるものではない。
以下、本発明の実施例について説明する。
次に、得られたO/Wエマルジョンと、40℃に調製された水にアラビアゴムを配合した水溶液とを、ディスペンサーを用いて混合し、溶液の液温を40℃に維持しつつ、酢酸を用いて溶液のpHを4に調整し、コアセルベーションによりマイクロカプセル壁(マイクロカプセル殻)7を形成した。
ここに、上述のオーバーコート層3の屈折率について、別途支持体に層厚10μmのオーバーコート層を形成し、その屈折率を測定したところ、平均屈折率は1.62であった。本実施例において形成したITO/PETフィルム支持体2のPET層の平均屈折率は1.65であったため、両者の屈折率差は0.03でありPET層の平均屈折率に比して5%以内の差であった。
上述の様にして、オーバーコート層3を形成したマイクロカプセル層1a上に接着剤層4を形成して作製したマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板に、アクティブマトリックスの背面電極を貼り合せて表示装置とし、これを駆動させた所、問題なく所望の動作を得た。
その結果、上記の様にオーバーコート層3を形成したものにおいては気泡の発生が見られなかった一方で、オーバーコート層3を形成しなかったものにおいては直径およそ50μm前後の気泡が多く観察され、その表示装置としての視認性を低下させた。
次いで、形成したマイクロカプセル層1aの上に接着剤層4を形成して作製したマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板に、アクティブマトリックスの背面電極を貼り合せて表示装置とした。この時点でのITO/PETフィルム支持体2の表示面における表面の十点平均粗さは5.4μmであった。
この表示面の表面に、実施例1と同じ材料からなるオーバーコート材塗工液をバーコーターにより塗布し、オーバーコート層3を形成した。この表面の測定結果から十点平均粗さは1.5μmとなり、やはり表示面の凹凸が緩和されている事が示された。
1a…マイクロカプセル層
2…フィルム支持体
3…オーバーコート層
4…接着剤層
5…接着剤層に対する剥離材
6…マイクロカプセル層におけるバインダ
7…マイクロカプセル殻
8…第1色着色電気泳動粒子
9…第2色着色電気泳動粒子
10…マイクロカプセル内の透明分散媒
Claims (6)
- 電気泳動粒子を分散媒中に封入したマイクロカプセルをバインダ樹脂で固定したマイクロカプセル層と、
前記マイクロカプセルの径以下の厚みを有し、前記マイクロカプセル層の表面上に形成される層状のフィルム支持体と、
前記フィルム支持体の表面上に形成されるオーバーコート層と、
を有するマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板。 - 前記フィルム支持体は、厚みが10μm以上75μm以下であるPETフィルムを基材とし、かつ、表面に導電層を持つものであることを特徴とする請求項1に記載のマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板。
- 前記オーバーコート層は、その材料の屈折率と、前記フィルム支持体の面に垂直な方向における平均屈折率との差が5%以内のものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板。
- 前記オーバーコート層は、金属酸化物を屈折率調整剤として含む樹脂からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板。
- 前記オーバーコート層は、その厚みが最薄部分において5μm以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のマイクロカプセル型電気泳動表示装置の前面板。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載の前面板を有し、
前記前面板のオーバーコート層の表面上にカラーフィルタが形成されてなることを特徴とするマイクロカプセル型電気泳動表示装置。
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