JP2012207881A - 貯湯タンクユニットおよび給湯機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加熱された湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクの少なくとも上部を断熱する断熱材と、断熱材を覆う外郭ケースと、外郭ケースと断熱材との間に配置され、一端は外郭ケースに当接し、他端は前記断熱材に接合され、前記外郭ケースを前記断熱材にて部分的に支持する支持部材と、を備え、支持部材は外郭ケースから断熱材にかけて剛性の低い低剛性体と剛性の高い高剛性体を直列に有し、支持部材の少なくとも一端は低剛性体か高剛性体のどちらかで構成される。
【選択図】図1
Description
図1は、本実施の形態1に係る給湯機の断面図である。
図2は、本実施の形態1に係る貯湯タンクユニットの概略斜視図である。
本実施の形態に係る貯湯タンクユニット100は、外周を外郭ケース天板11と外郭ケース側板10からなる外殻ケース200と底板9によって囲まれている。貯湯タンクユニット100は内部に貯湯タンク1と成型断熱材7とタンク脚8と支持部材13を有する。貯湯タンクユニット100は加熱手段4と入水配管3および出湯配管5を介して接続されている。
図3において、支持部材13の上部は低剛性体として高発泡成形材17で、下部は高剛性体として低発泡成形材18で構成されている。
図5は、外郭ケース天板11と成形断熱材7との間の寸法誤差がない場合を示す構成図である。
図6は、図5のときの各部材の荷重−変位線図である。縦軸が荷重、横軸が変位を示す。
つまり、支持部材13を設けることで外郭ケース側板10にかかる荷重は降伏点8000Nより十分に低い荷重に分散されるため、外郭ケース側板10の塑性変形を抑制することができる。
このように、輸送時や据付時に落下した貯湯タンクユニット100のタンク脚12が床または地面に接地して貯湯タンク1の下降が急停止すると、支持部材13によって外郭ケース200は支持される。すなわち、外郭ケース側板10および外郭ケース天板11が更に下方に下がろうとするのを支持部材13によって受け止めて、外郭ケース側板10に掛かる応力を緩和することができるので、外郭ケース200の塑性変形を抑制することができる。
図中に実線で示したのは支持部材13に、破線で示したのは外郭ケース側板10に、2点鎖線で示したものが貯湯タンクユニット100に作用する荷重と変位の関係である。ここで、貯湯タンクユニット100に作用する荷重と変位の関係は、支持部材13と外郭ケース側板10とを合成したものである。
図中に実線で示したのは支持部材13に、破線で示したのは外郭ケース側板10に、2点鎖線で示したものが貯湯タンクユニット100に作用する荷重と変位の関係である。ここで、実際に貯湯タンクユニット100に作用する荷重と変位の関係は、支持部材13と外郭ケース側板10とを合成したものである。
このように、輸送時や据付時に落下した貯湯タンクユニット100のタンク脚12が床または地面に接地して貯湯タンク1の下降が急停止すると、支持部材13によって外郭ケース200は支持される。すなわち、外郭ケース側板10および外郭ケース天板11が更に下方に下がろうとするのを支持部材13によって受け止めて、外郭ケース側板10に掛かる応力を緩和することができるので、外郭ケース200の塑性変形を抑制することができる。
図11において、支持部材23は、発泡成形材で構成されている。支持部材23の下方に成型した長穴部は、空間である。この長穴空間部14を設けたため、この長穴空間部14を有する部位の剛性は、他の空間を設けていない部位に比較して、有効断面積に比例して剛性が低くなる。長穴空間部14の高さは、支持部材23の高さの概ね5〜10%が望ましく,その有効断面積は、10〜20%が望ましい。
支持部材33は、発泡成形材で構成されている。支持部材33の下部にはくり抜き部15を設けられている。このくり抜き部15を設けたため、くり抜き部15を有する部位は、他のくり抜き部を設けていない部位と比較して、有効断面積に比例して剛性が低くなる。くり抜き部15の高さは、支持部材33の高さの概ね5〜10%が望ましく、その有効断面積は、10〜20%が望ましい。
支持部材43は、発泡成形材で構成されている。支持部材43の上部に複数の台形状の歯16が設けられている。この台形状の歯16を設けたため、この台形状の歯16を有する部位は、他の部位と比較して、有効断面積に比例して剛性が低い。台形状の歯16の高さは、支持部材13の高さの概ね5〜10%が望ましく、その有効断面積は、10〜20%が望ましい。また、台形状の歯16の数として4個の場合を示したが、これより多くても少なくてもかまわない。
実施の形態1では支持部材を外郭ケース天板と成形断熱材との間に設けたが、本実施の形態では、支持部材を外郭ケース側板と成形断熱材との間に設けた場合について説明する。なお、実施の形態1と同一の箇所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
成型断熱材7と外郭ケース側板10との間の空間には支持部材53が設置されている。支持部材53は高剛性体と低剛性体を直列に連接した圧縮特性を有する。換言すると、支持部材53は剛性の高い部分と剛性の低い部分を直列に有している。また、支持部材53の低剛性体は高剛性体より短く形成されている。このように支持部材53に低剛性体を設けることによって、組み立て時に低剛性体が変位し、成型断熱材7と外郭ケース200との間の空間の寸法誤差を吸収させることができる。
支持部材53と、成型断熱材7との接合は、接着剤などによる接着でもよく、あるいは図15に示すように、成型断熱材7の上肩部に凹型の嵌合部7a、支持部材53の下方に凸型の嵌合部7bをそれぞれ設け、嵌合させてもよい。
また、本実施の形態に係る支持部材53と実施の形態1に係る支持部材13とを組み合わせてもよい。これにより、横倒し時の衝撃による出湯管5および給湯配管6等の塑性変形を抑制するだけでなく、落下時の衝撃による外郭ケース側板10の塑性変形も抑制することができる。
本実施の形態では、支持部材を外郭ケース側板の上端を内側方向に折り曲げた折り曲げ部と成型断熱材との間に設けた場合について説明する。なお、実施の形態1および2と同一の箇所には同一の符号を付し、説明を省略する。
図18は、支持部材63と成型断熱材7との嵌合構造を示す拡大断面図である。
図18に示すように、本実施の形態において、外郭ケース側板10の相対する一組は、外郭ケース側板10の上端を内側、つまり貯湯タンク1側に折り曲げられた折り曲げ部10bを有する。なお、図17においては外郭ケース側板10の相対する一組のみが折り曲げ部10bを有するが、もう一組の外郭ケース側板10にも折り曲げ部10bを設けてもよい。
落下した貯湯タンクユニット120のタンク脚12が床または地面に着地して貯湯タンク1の下降が急停止すると、支持部材63によって外郭ケース側板10の上端の折り曲げ部10bは支持される。すなわち、外郭ケース側板10及び外郭ケース天板11が更に下方に下がろうとするのを支持部材63によって受け止めて、外郭ケース側板10に掛かる応力を緩和することができるので、外郭ケース210の塑性変形を抑制することができる。
成型断熱材7と折り曲げ部10bとの間は、水平方向に関しても支持部材63によって支持されている。そのため、寝かせたことによる重力によって貯湯タンク1が下になった外郭ケース側板10の方へ大きく移動することは無く、貯湯タンク1の上部に接続された出湯管5や給湯配管6に大きな力が掛かることもない。よって出湯管5や給湯配管6の変形や破損などの発生を抑制することができる。
Claims (7)
- 加熱された湯を貯留する貯湯タンクと、
前記貯湯タンクの少なくとも上部を断熱する断熱材と、
前記断熱材を覆う外郭ケースと、
前記外郭ケースと前記断熱材との間に配置され、一端は前記外郭ケースに当接し、他端は前記断熱材に接合され、前記外郭ケースを前記断熱材にて部分的に支持する支持部材と、を備え、
前記支持部材は前記外郭ケースから前記断熱材にかけて剛性の低い低剛性体と剛性の高い高剛性体を直列に有し、前記支持部材の少なくとも一端は前記低剛性体か前記高剛性体のどちらかで構成されたことを特徴とする貯湯タンクユニット。 - 前記外郭ケースは上部を覆う天板と側部を覆う側板とからなり、前記支持部材は前記側板と前記断熱材との間に配置され、一端が前記側板に当接し、他端が前記断熱材に接合されたことを特徴とする請求項1に記載の貯湯タンクユニット。
- 前記外郭ケースは上部を覆う天板と側部を覆う側板とからなり、前記側板は上端に内側方向に折り曲げられた折り曲げ部を有し、前記支持部材は前記折り曲げ部と前記断熱材との間に配置され、一端は前記折り曲げ部に当接し、他端が前記断熱材に接合することを特徴とする請求項1に記載の貯湯タンクユニット。
- 前記外郭ケースと前記断熱材との間に配置した前記支持部材の前記低剛性体は、前記高剛性体よりも短く形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の貯湯タンクユニット。
- 前記支持部材は、発泡成型材からなり、前記発泡成型材の一部に空間を設けることにより有効断面積に比例して剛性が低い部分を生じさせたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の貯湯タンクユニット。
- 前記支持部材は、剛性の低い発泡成型材と、剛性の高い発泡成型材とを直列配置の方向に接合したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の貯湯タンクユニット。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の貯湯タンクユニットから加熱手段へ水を搬送し、前記加熱手段により加熱された前記水を前記貯湯タンク内へ搬送し貯留することを特徴とする給湯機。
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