JP2012206099A - 海洋生物の遊泳を阻害する方法および海洋生物の付着を抑制するシステムおよび方法 - Google Patents

海洋生物の遊泳を阻害する方法および海洋生物の付着を抑制するシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】COナノバブルを、海洋生物を含有する水に注入することによって、効果的に、海洋生物の付着を抑制する方法およびシステムと、海洋生物の遊泳を阻害する方法とを提供すること。
【解決手段】 海洋生物の遊泳を阻害する方法として、海洋生物を含有する水に、粒径が1〜999nmであるCOナノバブルを注入する工程を含むようにする。
【選択図】図10

Description

本発明は、海洋生物の遊泳を阻害する方法および海洋生物の付着を抑制するシステムおよび方法に関する。
冷却水として海水を利用する火力発電所や原子力発電所などの発電プラントにおいては、海から海水を取り入れて復水器に供給する取水路や、復水器を通った海水を海へ放出するための放水路の内部に、フジツボ類やイガイ類をはじめとする貝等の海洋生物が付着し易い。海洋生物の付着量が多くなると、冷却水の流路が塞がれて冷却性能が低下するなどの不具合を招くおそれがある。
そこで、従来から、例えば、特許文献1〜5に開示されるように、次亜塩素酸ナトリウム溶液や二酸化塩素などの塩素系薬剤を冷却水に注入することにより、冷却水流路への海洋生物の付着を抑制することが行われている。また、特許文献6に開示されるように、二酸化炭素のマイクロバブル(以下、COマイクロバブルという)を冷却水に溶解させることにより、冷却水流路への海洋生物の付着を抑制する方法が報告されている。
特開平 7−265867号公報 特開平11− 37666号公報 特開2005−144212号公報 特開2005−144213号公報 特開2005−244214号公報 特開2010− 43060号公報
本発明は、二酸化炭素のナノバブル(以下、COナノバブルという)を、海洋生物を含有する水に注入することによって、効果的に、海洋生物の遊泳を阻害する方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る海洋生物の遊泳を阻害する方法は、前記海洋生物を含有する水に、COナノバブルを注入する工程を含む。
一方、本発明に係る熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制するシステムは、海洋生物を含有する水を、熱交換対象設備に供給するための供給装置と、前記供給された水を用いて、前記熱交換対象設備と熱交換するための熱交換器と、前記熱交換対象設備と熱交換後の水を、前記熱交換対象設備から放出するための放出装置と、前記海洋生物を含有する水、前記供給された水、及び、前記熱交換対象設備と熱交換後の水のいずれか一つ以上に、COナノバブルを注入するための注入装置とを備える。
さらに、本発明に係る熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制する方法は、海洋生物を含有する水を、熱交換対象設備に供給する工程と、前記供給された水を用いて、前記熱交換対象設備と熱交換する工程と、前記熱交換対象設備と熱交換後の水を、前記熱交換対象設備から放出する工程と、前記海洋生物を含有する水、前記供給された水、及び、前記熱交換対象設備と熱交換後の水のいずれか一つ以上に、COナノバブルを注入する工程とを含む。
上記いずれの発明においても、注入されるCOナノバブルは、粒径が1nm〜999nmの二酸化炭素の気泡をいうが、粒径は、10〜900nmであることが好ましく、40〜480nmであることがより好ましく、300〜410nmであることが特に好ましい。また、海洋生物の種類は特に限定されないが、例えば、フジツボ類やイガイ類などの貝類であっても良く、これらの中でもフジツボ類の幼生であることがより好ましい。
本発明によれば、海洋生物を含有する水にCOナノバブルを注入することによって、効果的に、海洋生物の付着を抑制する方法およびシステムと、海洋生物の遊泳を阻害する方法とを、提供することができる。
本発明の一実施形態として説明する、熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制するシステムの全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態における、取水路、放水路、LNG気化器流路、および、復水器流路からなる、熱交換水流路を、模式的に示す図である。 本発明の一実施形態における、COナノバブル注入装置の詳細構成を示す図である。 本発明の一実施形態における、注入管が供える注入口の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態における、注入管が供える注入口の別の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態における、COのバブルを30秒〜1分注入した際の、アカフジツボ幼生の麻痺率を示す図である。 本発明の一実施形態における、COのバブルを2分注入した際の、アカフジツボ幼生の麻痺率を示す図である。 本発明の一実施形態における、COのバブルを5分注入した際の、アカフジツボ幼生の麻痺率を示す図である。 本発明の一実施形態における、COマイクロバブルの粒径分布を示す図である。 (a)本発明の一実施形態における、COナノバブルを1〜3分注入した際の、COナノバブルの粒径分布を示す図である。(b)本発明の一実施形態における、COナノバブルを1〜3分注入した際の、300nm以上のCOナノバブルの粒径分布を示す図である。 (a)本発明の一実施形態における、COナノバブルを1分注入した際の、COナノバブルの粒径分布を示す図である。(b)本発明の一実施形態における、COナノバブルを1分注入した際の、300nm以上のCOナノバブルの粒径分布を示す図である。 本発明の一実施形態における、COナノバブルを注入する前の、ESRスペクトルを示す図である。 本発明の一実施形態における、COナノバブルを1分注入した際の、ESRスペクトルを示す図である。 本発明の一実施形態における、COナノバブルを3分注入した際の、ESRスペクトルを示す図である。 本発明の一実施形態における、COナノバブルを1分注入した後、さらに、10分放置した際の、ESRスペクトルを示す図である。
以下、上記知見に基づき完成した本発明の実施の形態を、添付図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明の目的、特徴、利点、および、そのアイデアは、本明細書の記載により、当業者には明らかであり、本明細書の記載から、当業者であれば容易に本発明を再現できる。以下に記載された発明の実施の形態及び具体的な実施例などは、本発明の好ましい実施態様を示すものであり、例示又は説明のために示されているのであって、本発明をそれらに限定するものではない。本明細書で開示されている本発明の意図並びに範囲内で、本明細書の記載に基づき、様々な改変並びに修飾ができることは、当業者にとって明らかである。
==本発明に係る海洋生物の遊泳を阻害する方法==
本発明に係る海洋生物の遊泳を阻害する方法は、海洋生物を含有する水に、COナノバブルを注入する工程を含む。
ここでいうCOナノバブルとは、粒径が1nm〜999nmの二酸化炭素の気泡をいうが、粒径は、10〜900nmであることが好ましく、40〜480nmであることがより好ましく、300〜410nmであることがさらに好ましい。このような粒径のCOナノバブルを注入することによって、二酸化炭素の水への溶解量をさらに低く抑えながら、注入された水に含まれる海洋生物が熱交換水流路に付着するのをより効果的に抑えることができる。
COナノバブルを発生させる方法は限定されないが、例えば、水などの液体が供給された時に気体を自動的に吸引する、自給式ナノバブル発生装置を用いて、COナノバブルを発生させることができる。このような自給式ナノバブル発生装置として、例えば、エジェクタ型、ベンチュリー型、ラインミキサー型、および、二相流旋回型などの旋回流方式があげられる。
供給する水の一例として、例えば、海水であっても良く、具体的には、後述するように熱交換のための水が挙げられ、二酸化炭素の水への溶解量を低く抑えながら、注入された水に含まれる海洋生物が熱交換水流路に付着するのを抑えることが可能となる。
海洋生物の種類は特に限定されないが、例えば、フジツボ類やイガイ類などの貝類であっても良く、これらの中でもフジツボ類の幼生であることがより好ましい。
このように、海洋生物を含有する水に、COナノバブルを注入することによって、二酸化炭素の水への溶解量を低く抑えながら、注入された水に含まれる海洋生物を麻痺状態などにすることができ、この結果、海洋生物の遊泳を阻害することができる。
海洋生物の遊泳を阻害すれば、例えば、海洋生物を含有する水の容器に、海洋生物が付着するのを防いだり、水から海洋生物を回収・除去したりするのが容易になる。なお、付着は変態という形態変化を伴う現象であるため、一定の割合の個体が麻痺状態になる環境下であれば、ほぼすべての個体が付着を忌避する可能性が高いと考えられる。
==本発明に係る熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制するシステムの構成==
図1は、本発明の一実施形態として説明する、熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制するシステムの全体構成を示す図である。図1に示すように、本発明に係る、熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制するシステム(以下、単に「システム」と称する。)100は、海2に面する敷地に建設された火力発電所10を備える。火力発電所10は、燃料貯蔵設備12、LNGタンク14、発電設備16、LNG気化器17、取水路20、および、放水路22などを備える。
発電設備16は、さらに、復水器18Aおよび18Bを備える。復水器18Aおよび18Bは、蒸気原動機に連結し、水蒸気を凝結させるとともに高い真空を作り、蒸気の膨張作用を助ける装置である。復水器18Aおよび18Bにおいて水蒸気を冷却して凝結させるために、復水器18Aおよび18Bは、冷却水が通る熱交換水流路として、復水器流路29Aおよび29Bを備える。なお、復水器18Aおよび18Bとして、冷却水が復水器流路29Aおよび29Bの内部を通る表面復水器を図示しているが、冷却水を復水器内部に直接導入し、冷却水と蒸気とを混合する直接接触復水器であっても良い。
LNG気化器17は、LNG(液化天然ガス)を熱交換で気化させる装置である。LNG気化器17においてLNGを加温して気化させるために、LNG気化器17は、さらに、加温の熱源となる水が通る熱交換水流路として、LNG気化器流路27を備える。
取水路20は、取水された熱交換のための水を、熱交換対象設備へと供給するための流路である。取水路20は、さらに、水を取水するための取水口24を備える。取水路20は、取水口24を通じて海洋生物を含有する海水を海2から取水し、このようにして取水された海水を、熱交換対象設備である復水器18Aおよび18Bを冷却するための、復水器流路29Aおよび29Bへと供給する。
ここで、熱交換対象設備は特に限定されないが、例えば、火力発電所などの発電プラントが備える、復水器やLNG気化器であっても良い。
放水路22は、熱交換対象設備と熱交換後の水を、熱交換対象設備の外へと放出するための流路である。放水路22は、さらに、熱交換後の水を海へと放出するための放出口26を備える。即ち、放水路22は、復水器18Aおよび18Bとの熱交換により加温された、復水器流路29Aおよび29B内部を流れる海水を、放出口26を通じて海へと放出する。
なお、本実施形態では、復水器18Aおよび18Bで加温された海水を有効に利用するべく、放水路22の一部は、LNG気化器流路27へと通じている。これにより、復水器18Aおよび18Bで加温された海水は、LNG気化器17へと送られるため、復水器18Aおよび18Bで発生した熱を利用して、LNG気化器17を加温することができる。LNG気化器17と熱交換後の、LNG気化器流路27内部を流れる海水は、放水路22へと合流する。放水路22は、合流したLNG気化器流路27内部を流れる海水を、放出口26を通じて海へと放出する。
上記のように、熱交換水流路である、取水路20、放水路22、LNG気化器流路27、および、復水器流路29Aおよび29Bには海水が流れるため、熱交換水流路の内部には、貝等の海洋生物が付着・繁殖しやすい。そして、熱交換水流路内に多量の海洋生物が付着すると、流路が塞がれて十分な流量が得られなくなる等のために、熱交換機能が低下してしまう可能性がある。
特に、取水路20については、復水器18Aおよび18Bを効率よく冷却するべく、低い水温の海水を取り込めるように、取水口24を陸地からかなり離れた沖合に設けるため、取水路20は非常に長くなって、海洋生物の付着の影響を受けやすい。また、LNG気化器流路27については、復水器18Aおよび18Bで加温された海水が流れることより、海洋生物が繁殖しやすい状態となっており、さらに、LNG気化器17との熱交換の効率を向上させるべく、流路直径が放水路22よりも細くなっているため、海洋生物が付着した場合の影響を受けやすい。
そこで、本実施形態では、取水口24から取水した熱交換のための海水に、COナノバブルを注入することによって、取水路20、放水路22、LNG気化器流路27、および、復水器流路29Aおよび29Bの内壁面における、貝等の海洋生物の付着を抑制している。
加えて、復水器18Aおよび18Bで加温された熱交換のための海水に、COナノバブルを注入することによって、特にLNG気化器流路27の内壁面における、貝等の海洋生物の付着をさらに抑制している。
取水口24から取水した海水にCOナノバブルを注入する際、取水路20の取水口24に近い箇所で、COナノバブルを注入することが好ましい。それによって、熱交換水流路の上流で海洋生物の遊泳を阻害することができるため、COナノバブル注入箇所よりも下流にある熱交換水流路全体への海洋生物の付着を抑制することができる。
また、復水器18Aおよび18Bで加温された海水にCOナノバブルを注入する際、LNG気化器流路27の入り口に近い箇所で、特定のCOナノバブルを注入することが好ましい。それによって、LNG気化器17と熱交換が行われるLNG気化器流路27の内壁面に対する海洋生物の付着を抑制し、LNG気化器流路27の熱交換機能の低下を効果的に防いでいる。
図2は、取水路20、放水路22、LNG気化器流路27、および、復水器流路29Aおよび29Bからなる、熱交換水流路50を模式的に示す図である。
図2に示すように、取水路20は、復水器18Aおよび18Bとの接続部、即ち、復水器流路29Aおよび29Bとの接続部に、それぞれ第1の海水ポンプ30Aおよび30Bを備える。第1の海水ポンプ30Aおよび30Bは、取水口24を通じて、海水を海2から取水路20へと吸入する。
取水路20は、好ましくは取水口24に近い箇所に、COナノバブル注入装置32Aを備える。また、LNG気化器流路27は、好ましくは入り口に近い箇所、即ち、放水路22との接続部に、COナノバブル注入装置32Bを備える。
図3は、COナノバブル注入装置32Aが自給式ナノバブル発生装置である場合の、詳細構成を示す。図3に示すように、COナノバブル注入装置32Aは、COナノバブル発生装置40と、COナノバブル発生装置40を用いて発生させたCOナノバブルを、取水路20を流れる熱交換のための海水に注入するための注入管42と、COナノバブル発生装置40に海水を供給するための第2の海水ポンプ44と、COナノバブル発生装置40に二酸化炭素を供給するためのCOボンベ46とを備える。
第2の海水ポンプ44は、取水路20から海水を取水し、取水した海水をCOナノバブル発生装置40へと供給する。
COボンベ46は、COボンベ46とCOナノバブル発生装置40との間に、COライン47を備える。COライン47は、COボンベ46側から順に、減圧弁48と流量調節弁49とを備える。
COボンベ46からCOライン47に流入する二酸化炭素は、減圧弁48で大気圧になるように圧力を調整され、流量調節弁49で流量を調整されて、COナノバブル発生装置40に送られる。この二酸化炭素は、COナノバブル発生装置40に第2の海水ポンプ44が取り込んだ海水の流水の力によって装置内が負の圧力となることで、自動的に装置内に取り込まれる。このようにしてCOナノバブル発生装置40に取り込まれた二酸化炭素は、COナノバブル発生装置40において、COナノバブルとなる。
注入管42は、COナノバブル発生装置40から注入管42に送られてきたCOナノバブルを、取水路20を流れる熱交換のための海水に排気するための、注入口43を備える。注入管42は、COナノバブル発生装置40から発生させたCOナノバブルを、注入口43を通じて、取水路20を流れる熱交換のための海水に注入する。
図3に示す例では、COナノバブル発生装置40と接続していない側の注入管42の先端は、取水路20の下流側へ向けて屈曲し、その最先端に注入口43を備えている。なお、この場合において、図4に示すように、COナノバブル発生装置40と接続していない側の注入管42の先端部の断面を、注入口43へ向けて次第に拡がるように構成してもよい。
また、図5に示すように、COナノバブル発生装置40と接続していない側の注入管42の先端は屈曲せずに、注入管42の側面に設けた穴を注入口43としてもよい。このように、注入管42および注入口43として様々な構成が考えられる。
なお、注入管42は、同一箇所または複数個所に複数本あっても良い。
注入口43から注入するCOナノバブルの粒径を、40〜480nmとすることが好ましく、300〜410nmとすることがより好ましい。このような粒径のCOナノバブルを、熱交換のための海水に注入することによって、二酸化炭素の水への溶解量をさらに低く抑えながら、海洋生物が熱交換水流路に付着するのをより効果的に抑制できる。
==本発明に係る熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制する方法==
次に、本実施の一形態として、特定のCOナノバブルを熱交換のための水に注入することによって、熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制する方法について説明する。
まず、第1の海水ポンプ30Aおよび30Bを用いて、海洋生物を含有する海水を、海2から取水口24を通じて取水路20へと吸入する。
次に、第2の海水ポンプ44を用いて、取水路20を流れる海水を、COナノバブル発生装置40へと供給する。それと同時に、減圧弁48と流量調節弁49とを経由させることによって、適量の大気圧のCOを、COボンベ46から、COライン47を通じて、海水を供給されたナノバブル発生装置40に供給する。
COナノバブル発生装置40から発生させたCOナノバブルを、取水路20へと取水した海水に、注入管42を通じて注入口43から注入する。このように、COナノバブルを、海洋生物を含有する海水に注入することによって、二酸化炭素の水への溶解量を低く抑えながら、海洋生物の遊泳を阻害し、取水路20を含む熱交換水流路50への海洋生物の付着を抑制することができる。
注入口43から注入するCOナノバブルの粒径を、40〜480nmとすることが好ましく、300〜410nmとすることがより好ましい。このような粒径のCOナノバブルを、熱交換のための海水に注入することによって、二酸化炭素の水への溶解量をさらに低く抑えながら、海洋生物が熱交換水流路に付着するのをより効果的に抑制できる。
COナノバブルを注入した海水を、取水路20を通じて、復水器18Aおよび18Bの内部を通る復水器流路29Aおよび29Bへと供給する。復水器流路29Aおよび29Bへと供給された海水は、復水器18Aおよび18Bとそれぞれ熱交換することによって、復水器18Aおよび18Bを冷却する。
復水器18Aおよび18Bと熱交換した後の海水を、復水器流路29Aおよび29Bから放水路22へと放出する。放水路22へと放出した海水の一部を、LNG気化器の内部を通るLNG気化器流路27へと供給する。
LNG気化器流路27へと供給した海水に、上記COナノバブル注入装置32Aの時と同様に、COナノバブル注入装置32Bから発生させたCOナノバブルを注入する。COナノバブルを、LNG気化器流路27へと供給した海水に注入することによって、復水器18Aおよび18Bで加温されたために海洋生物が繁殖しやすい状態となっているLNG気化器流路27内部における、海洋生物の遊泳を阻害し、LNG気化器流路27および放出路22を含む熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制することができる。
COナノバブルを注入したLNG気化器流路27内部の海水は、LNG気化器17と熱交換することによって、LNG気化器17を加温する。この際、LNG気化器流路27内部の海水は、復水器18Aおよび18Bよって加温されているため、復水器18Aおよび18Bで発生した熱を利用して、LNG気化器17を加温することができる。
LNG気化器17と熱交換した後の海水を、LNG気化器流路27から放水路22へと放出する。ここで、復水器流路29Aおよび29Bから放水路22へと放出した海水のうち、LNG気化器流路27へと供給した海水と、LNG気化器流路27へと供給しなかった海水とが合流する。
合流した海水は、放水路22を通って、放水口26から海2へと放水する。
放水された海水は、塩素系薬剤を一切含んでおらず、さらに、COナノバブルは海水には溶解しにくいため大気へと放出されることから、海2に与える負荷が少ない点で非常に優れている。
以下に本発明を実施例によって具体的に説明する。なお、これらの実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
[実施例1]アカフジツボノープリウス4−5期幼生の調製
天然海域からサンプリングしたアカフジツボ成体を、23℃の人工海水(八洲薬品株式会社製、アクアマリンS)に移した。アカフジツボ成体に、アルテミア幼生を毎日給餌し、毎日水換えをして飼育した。このように飼育している間に、ノープリウス幼生が孵出したので、光を当てて集めた。
0.45μmのフィルターでろ過した後に、ペニシリン3mg/Lおよびストレプトマイシン6.6mg/Lを添加した天然海水に、集めたノープリウス幼生を約2個体/mLで入れ、23℃で飼育した。ノープリウス幼生に、培養した浮遊珪藻 Chaetoceros gracilisを約60万細胞/mLの濃度で毎日給餌し、2〜3日に1回水換えをして飼育した。
ノープリウス幼生を飼育し始めてから約1週間後の、ノープリウス4−5期まで成長したノープリウス幼生を、実施例2の遊泳阻害試験に用いた。
[実施例2]COナノバブルによるアカフジツボ幼生の麻痺効果試験
8.5Lの水槽に、5Lの天然海水を入れた。自給式バブル発生装置の一つである、旋回流方式のバブル発生装置(バブル注入口の直径:40mm、アクアエアー社製)を用いて、0.1L/minの流量でCOをバブル発生装置に供給することによって、COナノバブルを含むCOのバブルを発生させ、発生させたCOのバブルを水槽中の海水に注入した。
COのバブルを注入し始めてから30秒〜1分後(試験1)、2分後(試験2)、および、5分後(試験3)にバブル発生装置を停止させた。発生装置停止直後から、0分後、10分後、20分後、および、30分後の海水について、アカフジツボ幼生の麻痺率、DO(Dissolved Oxygen、溶存酸素)、および、pHを測定した。また、これらの測定と併せて、注入したCOのバブルのうち、COマイクロバブルの粒径の分布を、液中パーティクルカウンター(Particle measuring systems社製、LiQuilaz E20P、計測範囲:2μm〜125μm)を使用して測定した。
麻痺率の計測については、次の方法で行った。まず、COのバブルを注入した海水約200mLを水槽から汲み出し、汲み出した海水約200mLを別の容器に移して、直ちに、実施例1で調製したアカフジツボのノープリウス幼生約30個体を加えた。このアカフジツボ幼生を加えた瞬間から1分後および5分後に、遊泳をしている個体と動きが止まっている個体を計数することによって、アカフジツボ幼生の麻痺率を計算した。
上記試験1〜3のそれぞれについて、表1に示す条件で、3回ずつ繰り返して行った。
DOおよびpHの測定結果を、試験1については表2に、試験2については表3に、そして、試験3については表4に、それぞれ示す。また、計測したアカフジツボ幼生の麻痺率の結果を、試験1については図6に、試験2については図7に、そして、試験3については図8に、それぞれ示す。測定したCOマイクロバブルの粒径の分布を、図9に示す。
図6が示すように、CO供給時間が1分以下である試験1においては、アカフジツボ幼生を加えた瞬間から1分後のアカフジツボ幼生の麻痺率は、50%を上回り、非常に高い値を示した。しかし、試験1のその他の観察時では、いずれの場合もアカフジツボ幼生の麻痺率は低く、おおむね10〜20%となり、CO供給前の値と比較して有意な差はみられなかった。また、CO供給時間が2分である試験2においては、図7が示すように、全ての観察時においてアカフジツボ幼生の麻痺率は低く、おおむね10〜20%に留まった。
一方、CO供給時間が5分である試験3においては、多量のCOが供給されたことにより、海水のpHが低下した結果、アカフジツボ幼生を加えた瞬間から1分後のアカフジツボ幼生の麻痺率は20〜45%であり、pHの影響が強く出てくるCO供給停止直後から5分後では、麻痺率は60%以上となった。
溶存COの影響によるアカフジツボ幼生の麻痺が起きない条件と考えられるpH6.3以上の条件を満たす、試験1と試験2とを比較すると、CO供給時間が1分以下である試験1の、CO供給停止直後の海水を使用し、幼生への暴露開始から1分後の場合のみで、高い麻痺率が観測された。なお、試験1〜3のいずれにおいても、図9に示すように、パーティクルカウンターで測定したCOマイクロバブルの粒径分布には差がないことは、パーティクルカウンターで測定されないサイズのCOナノバブルが、アカフジツボ幼生の麻痺に寄与していることを支持する。
なお、図7から明らかなように、試験1の、CO供給停止直後の海水を使用し、幼生への暴露開始から1分後の場合のみで高い麻痺率が観測され、その麻痺効果は、CO供給停止直後から10分後の海水を用いた場合には大幅に低下していた。すなわち、COナノバブルがアカフジツボ幼生を麻痺させる効果は、COナノバブルの供給後から10分以上は続かなかった。従って、COナノバブルを、例えば、火力発電所や原子力発電所などの発電プラントにおける熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制するために用いた場合には、海への排水時または排水直後には、用いたCOナノバブルの麻痺効果はほぼ無くなっており、排水による周辺環境への影響は非常に小さいという効果を有する。
[実施例3]COナノバブルの粒径分布
実施例2において発生しているCOナノバブルの粒径分布を調べるべく、以下の実験を行った。なお、粒径分布を正確に測定するために、使用する天然海水は、孔径0.2μmのフィルターで予めろ過しておいた。
実施例2と同様に、旋回流方式のバブル発生装置を用いて、0.1L/minの流量でCOをバブル発生装置に供給することによって、COナノバブルを含むCOのバブルを発生させた。発生させたCOのバブルを、8.5Lの水槽に入れた5Lの天然海水の中に注入した。
COのバブルを注入し始めてから1分後(試験1)、2分後(試験2)、および、3分後(試験3)に、それぞれ、COのバブルを注入した海水約200mLを、水槽から汲み出した。汲み出した海水約200mLを別の容器に移した。この海水を移した瞬間をCO供給停止直後とし、CO供給停止直後から30分後までの間に、ナノ粒子解析システム(Nanosight LM10、カンタムデザイン社製)を用いて、COナノバブルの粒径分布を2〜5回測定した。また、CO供給停止直後から30分後までの間に、DOおよびpHを、2〜4回測定した。
なお、実施例2においては試験3のCO供給時間を5分としていたが、曝気時間が長くなると、海水中の塩分等の析出によるナノレベルの微細粒子の粒度分布をかく乱する可能性があることから、より精密な実験を行うために、実施例3においてはCO供給時間を3分に設定した。
測定条件を表5に、そして、DoおよびpHの測定結果を、試験1については表6に、試験2については表7に、そして、試験3については表8に、それぞれ示す。また、測定したCOナノバブルの粒径分布を、試験1〜3の結果を比較したものを図10(a)および(b)に、そして、実施例2において高い麻痺効果を示した試験1の、CO供給停止直後からの時間変化を図11(a)および(b)に示す。
図10(a)が示すように、試験1では、他の試験2および3と比較して、全体的により多くのCOナノバブルが観測され、特に粒径300nm付近のCOナノバブルが多量に発生していたことが分かる。この粒径300nm以上のCOナノバブルに着目してみると、図10(b)が示すように、粒径300nm以上のCOナノバブルは、試験1のときに最も多く、試験2、そして試験3の順に減少していっていることが明らかである。
さらに、実施例2において高い麻痺効果を示した試験1の、CO供給停止直後からの時間変化を示した図11(a)および(b)を見てみると、CO供給停止1分後には、粒径40〜480nmのCOナノバブルが観測され、特に、CO供給前(コントロール)ではほとんど検出されていない粒径300〜410nmのCOナノバブルが多量に観測されたことが分かる。この粒径300〜410nmのCOナノバブルは、時間の経過に伴って減少し、CO供給停止5分後以降にはほとんど検出されなくなった。図10(b)が示すように、粒径300nm以上のCOナノバブルに絞って粒径分布の経時変化をみると、ナノバブルは発生後1分には高濃度分布を示すが、発生後5分以内には大きく減少した。
以上の実施例3の結果と、上述した実施例2の結果で示されるように、COナノバブルの存在によって、アカフジツボ幼生の麻痺が引き起こされる。
[実施例4]COナノバブルの検出
ナノバブルは水中で消滅するときにフリーラジカルを発生することから、このフリーラジカルの発生を検出することによって、実施例2におけるCOナノバブルの存在を以下のように確認した。なお、実施例2と同様に、使用する天然海水は、孔径0.2μmのフィルターで予めろ過しておいた。
実施例2と同様に、旋回流方式のバブル発生装置を用いて、0.1L/minの流量でCOをバブル発生装置に供給することによって、COナノバブルを含むCOのバブルを発生させた。発生させたCOのバブルを、8.5Lの水槽に入れた5Lの天然海水の中に注入した。
COのバブルを注入する前(コントロール)と、COのバブルを注入し始めてから1分後(試験1)および3分後(試験3)とに、COのバブルを注入した海水15mLを、それぞれ水槽から汲み出した。さらに、COのバブルを注入し始めてから1分後には、もう15mLの海水を汲み出し、こちらは10分間放置した(試験1−10分後)。
コントロール、試験1、試験3および試験1−10分後の、それぞれの海水に、スピントラップ剤(DMPO)30mgと塩酸0.3mLとを添加した後、電子スピン共鳴測定装置(キーコム社製、esr33)を用いて、COナノバブルから発生したフリーラジカルを測定した。
測定したESRスペクトルを、コントロールについては図12に、試験1については図13に、試験3については図14に、そして、試験1−10分後については図15に示す。
図12が示すように、COのバブルを注入する前のコントロールでは、左右の大きなマンガンピークの間には、ラジカルの発生を示すピークは認められなかった。これに対して、試験1の結果を示す図13には、水酸基ラジカルの発生による、特徴的な4つのピークを認めることができた。このことは、サンプルにDMPOを添加した時点において、COナノバブルが存在していたことを示している。そして、試験3の結果を示す図14には、わずかながらに水酸基ラジカルらしきピークが認められるが、そのピークは図13に比べて小さいものである。このことは、試験3では、COナノバブルとしてはほとんど残存しないことを示している。
また、試験1−10分後の結果を示す図15には、図13において認められた水酸基ラジカルのピークが認められなかった。このことは10分間放置した間に、生成していたCOナノバブルは不安定化して水中で消滅してしまったことを示している。
以上の実施例4の結果と、上述した実施例2の結果で示されるように、COナノバブルの存在によって、アカフジツボ幼生の麻痺が引き起こされる。
2 海
10 火力発電所
12 燃料貯蔵設備
14 LNGタンク
16 発電設備
17 LNG気化器
18A,18B 復水器
20 取水路
22 放水路
24 取水口
26 放水口
27 LNG気化器流路
29A,29B 復水器流路
30A,30B 第1の海水ポンプ
32A,32B COナノバブル注入装置
40 COナノバブル発生装置
42 注入管
43 注入口
44 第2の海水ポンプ
46 COボンベ
47 COライン
48 減圧弁
49 流量調節弁
50 熱交換水流路

Claims (10)

  1. 海洋生物の遊泳を阻害する方法であって、前記海洋生物を含有する水に、粒径が1〜999nmであるCOナノバブルを注入する工程を含む阻害方法。
  2. 前記COナノバブルの粒径が、40〜480nmであることを特徴とする、請求項1に記載の阻害方法。
  3. 前記COナノバブルの粒径が、300〜410nmであることを特徴とする、請求項1に記載の阻害方法。
  4. 前記海洋生物がフジツボ類の幼生であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の抑制方法。
  5. 熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制するシステムであって、
    前記海洋生物を含有する水を、熱交換対象設備に供給するための供給装置と、
    前記供給された熱交換水を用いて、前記熱交換対象設備と熱交換するための熱交換器と、
    前記熱交換対象設備と熱交換後の水を、前記熱交換対象設備から放出するための放出装置と、
    前記海洋生物を含有する水、前記供給された水、及び、前記熱交換対象設備と熱交換後の水のいずれか一つ以上に、粒径が1〜999nmであるCOナノバブルを注入するための注入装置とを備えたシステム。
  6. 前記COナノバブルの粒径が、40〜480nmであることを特徴とする、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記COナノバブルの粒径が、300〜410nmであることを特徴とする、請求項5に記載のシステム。
  8. 熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制する方法であって、
    海洋生物を含有する水を、熱交換対象設備に供給する工程と、
    前記供給された水を用いて、前記熱交換対象設備と熱交換する工程と、
    前記熱交換対象設備と熱交換後の水を、前記熱交換対象設備から放出する工程と、
    前記海洋生物を含有する水、前記供給された水、及び、前記熱交換対象設備と熱交換後の水のいずれか一つ以上に、粒径が1〜999nmであるCOナノバブルを注入する工程とを含む抑制方法。
  9. 前記COナノバブルの粒径が、40〜480nmであることを特徴とする、請求項8に記載の抑制方法。
  10. 前記COナノバブルの粒径が、300〜410nmであることを特徴とする、請求項8に記載の抑制方法。
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