JP2012206056A - 排水処理脱窒装置における予熱器の逆洗系統及びその洗浄方法 - Google Patents
排水処理脱窒装置における予熱器の逆洗系統及びその洗浄方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012206056A JP2012206056A JP2011075133A JP2011075133A JP2012206056A JP 2012206056 A JP2012206056 A JP 2012206056A JP 2011075133 A JP2011075133 A JP 2011075133A JP 2011075133 A JP2011075133 A JP 2011075133A JP 2012206056 A JP2012206056 A JP 2012206056A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- preheater
- water
- raw water
- supply system
- backwashing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Physical Water Treatments (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
Abstract
【解決手段】排水された原水中に含まれる窒素成分を除去する排水処理脱窒装置において、予熱器4からアンモニアストリッパ3へ原水を送液する排水供給系統12の逆洗排水遮断弁19を閉じ、原水を逆洗用原水供給系統5から、アンモニアストリッパ3と予熱器4の間の排水供給系統12に送液し、予熱器4内に通水することにより、予熱器4に付着したスケールを逆洗する。
【選択図】図3
Description
前記逆洗用原水供給系統(5)は、前記アンモニアストリッパ(3)と前記予熱器(4)の間の排水供給系統(12)と、原水を貯留するE−貯水槽(6)との間に接続され、その途中に原水ポンプ(7)を備えた。
前記予熱器(4)内に原水を通水する前に、先ず、工水を該予熱器(4)内に通水し、次に、原水を該予熱器(4)内に通水し、最後に、再度工水を該予熱器(4)内に通水することが好ましい。
例えば、前記予熱器(4)を逆洗する際に、前記工水の通水時間を5分程度とし、次の原水の通水時間を40分程度とし、最後の工水の通水時間を5分程度とする。
また、この原水による逆洗は、工水のみの逆洗に比べて原水のスケール溶解作用により効率良く逆洗でき、予熱器(4)の著しい流量低下を抑えることができる。
更に、予熱器(4)の清掃回数を減らすことよる清掃費用を低減することができる。即ち、労務費・パッキン購入費を低減することができる。
本発明の洗浄方法は、排水された原水を排水供給系統から予熱器内に通水することにより、予熱器に付着したスケールを逆洗する洗浄方法である。
図1は本発明の予熱器の逆洗系統を備えた排水処理脱窒装置を示す概略系統図である。図2は本発明の排水処理脱窒装置による脱窒処理する状態を示す概略系統図である。図示例で「太い実線」が送液されている状態を示す。
本発明の排水処理脱窒装置は、排水された原水中に含まれる窒素成分を除去(脱窒)するpH調整槽(脱窒反応槽)1、沈殿槽(脱窒沈殿槽)2と、マンモニアを酸化分解するアンモニアストリッパ3と予熱器4とから構成された装置であり、これに予熱器4を逆洗する逆洗用原水供給系統5を備えたものである。
上記のように構成された排水処理脱窒装置では、先ず、図3(a)に示すように、予熱器4からアンモニアストリッパ3へ原水を送液する排水供給系統12の逆洗排水遮断弁19を閉じる。この状態で、逆洗水として工水を供給する。この工水は、排水供給系統12から予熱器4内に通水され、この予熱器4を逆洗する。その後工水は、排水供給系統12を逆方向に送液され、逆洗排水系統17、逆洗排水口弁18を経由して、A/B貯水槽11に回収され、貯留される。
このスケールの溶解試験結果を示すグラフに示すように、原水はスケールを約40mg/L・min溶解でき、これを実機に当てはめると、約10分間の原水逆洗を行えば、予熱器内のスケールは除去できるという結果が得られた。
この逆洗の効果の比較を示すグラフに示すように、従来の工水逆洗と比較して、本発明の原水による逆洗では原水のスケール溶解作用により効率良く逆洗できた。これまでの著しい流量低下は確認されなくなった。このように、予熱器4の原水による逆洗によって、流量が回復することが可能になった。
2 沈殿槽(脱窒沈殿槽)
3 アンモニアストリッパ
4 予熱器
5 逆洗用原水供給系統
6 E−貯水槽
7 原水ポンプ
12 排水供給系統
14 処理水回収系統
19 逆洗排水遮断弁
Claims (7)
- 排水された原水中に含まれる窒素成分を除去する排水処理脱窒装置であって、
原水中に含まれる高濃度の窒素化合物をpH調整することにより脱窒するpH調整槽(1)と、
脱窒処理した処理物を沈殿させ、処理水と分離する沈殿槽(2)と、
原水中に含まれる高濃度のアンモニアを気相に放散することにより、アンモニアガスと処理水に分離するアンモニアストリッパ(3)と、
前記アンモニアストリッパ(3)で処理された処理水で、原水を加熱する予熱器(4)と、
前記予熱器(4)に原水を送液し、該予熱器(4)から前記アンモニアストリッパ(3)に送液する排水供給系統(12)と、
前記アンモニアストリッパ(3)で処理された処理水を前記予熱器(4)に送液し、該予熱器(4)から処理水を回収する処理水回収系統(14)と、
前記アンモニアストリッパ(3)と前記予熱器(4)の間の排水供給系統(12)に接続され、該予熱器(4)に付着したスケールを逆洗するために、該予熱器(4)内に原水を供給する逆洗用原水供給系統(5)と、を備えた、ことを特徴とする予熱器逆洗系統を備えた排水処理脱窒装置。 - 前記アンモニアストリッパ(3)と前記予熱器(4)の間の排水供給系統(12)の途中に、前記逆洗用原水供給系統(5)から逆洗する原水が前記アンモニアストリッパ(3)への戻りを阻止する逆洗排水遮断弁(19)を、更に備えた、ことを特徴とする請求項1の予熱器逆洗系統を備えた排水処理脱窒装置。
- 前記逆洗用原水供給系統(5)は、
前記アンモニアストリッパ(3)と前記予熱器(4)の間の排水供給系統(12)と、原水を貯留するE−貯水槽(6)との間に接続され、その途中に原水ポンプ(7)を備えた、ことを特徴とする請求項1の予熱器逆洗系統を備えた排水処理脱窒装置。 - 排水された原水中に含まれる窒素成分を除去する、pH調整槽(1)と、沈殿槽(2)と、アンモニアストリッパ(3)と予熱器(4)とから構成された排水処理脱窒装置における予熱器の逆洗方法であって、
前記予熱器(4)からアンモニアストリッパ(3)へ原水を送液する排水供給系統(12)の逆洗排水遮断弁(19)を閉じ、
原水を前記逆洗用原水供給系統(5)から、前記アンモニアストリッパ(3)と前記予熱器(4)の間の排水供給系統(12)に送液し、該予熱器(4)内に通水することにより、該予熱器(4)に付着したスケールを逆洗する、ことを特徴とする排水処理脱窒装置における予熱器の逆洗方法。 - 前記予熱器(4)内に通水する原水は、pH値2〜4の酸性の原水を利用する、ことを特徴とする請求項4の排水処理脱窒装置における予熱器の逆洗方法。
- 前記予熱器(4)内に原水を通水する前に、
先ず、工水を該予熱器(4)内に通水し、次に、原水を該予熱器(4)内に通水し、最後に、再度工水を該予熱器(4)内に通水する、ことを特徴とする請求項3の排水処理脱窒装置における予熱器の逆洗方法。 - 前記予熱器(4)を逆洗する際に、
前記工水の通水時間を5分程度とし、次の原水の通水時間を40分程度とし、最後の工水の通水時間を5分程度とする、ことを特徴とする請求項6の排水処理脱窒装置における予熱器の逆洗方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011075133A JP5318141B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 排水処理脱窒装置における予熱器の逆洗方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011075133A JP5318141B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 排水処理脱窒装置における予熱器の逆洗方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012206056A true JP2012206056A (ja) | 2012-10-25 |
JP5318141B2 JP5318141B2 (ja) | 2013-10-16 |
Family
ID=47186327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011075133A Active JP5318141B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 排水処理脱窒装置における予熱器の逆洗方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5318141B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010094650A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 脱窒装置の付着物除去方法 |
-
2011
- 2011-03-30 JP JP2011075133A patent/JP5318141B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010094650A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 脱窒装置の付着物除去方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5318141B2 (ja) | 2013-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4996067B2 (ja) | 逆浸透膜を使用した水処理装置及びその使用方法 | |
CN103214115B (zh) | 一种强酸阳离子交换树脂贫再生的水处理方法 | |
JP2019098205A (ja) | アンモニア回収方法及び装置 | |
WO2012100507A1 (zh) | 洗车和洗衣废水循环使用处理方法及其设备 | |
CN102295356B (zh) | 一种有机分离膜处理蒸汽凝结水的方法 | |
JP2010207748A (ja) | 淡水化装置及び淡水化装置の洗浄方法 | |
JP2004122020A (ja) | 超純水製造装置及び該装置における超純水製造供給システムの洗浄方法 | |
CN103058406A (zh) | 一种应用于双氧水净化的装置及工艺 | |
KR20110009076A (ko) | 수처리 장치 급수 배관의 세정 방법 | |
JP5318141B2 (ja) | 排水処理脱窒装置における予熱器の逆洗方法 | |
JP2005105364A (ja) | 鋼帯の酸洗設備、鋼帯の焼鈍・酸洗設備および酸洗槽における酸洗液の回収・再生・供給方法 | |
CN202265468U (zh) | 重金属废水深度处理零排放回收设备 | |
CN204702617U (zh) | 纯化水制备装置 | |
CN207347292U (zh) | 一种高回收率反渗透除盐装置 | |
JP4940631B2 (ja) | 逆浸透膜分離装置の運転方法 | |
JP2006122787A (ja) | 海水淡水化方法 | |
JP2005313034A (ja) | 給水システム | |
EP2218494B1 (en) | Method and device for the purification of an aqueous fluid | |
CN104211136A (zh) | 全自动控制纳滤膜在线大冲洗方法 | |
CN205313250U (zh) | 一种循环冷却排污水处理系统 | |
JP2010094650A (ja) | 脱窒装置の付着物除去方法 | |
CN204939111U (zh) | 一种经软化处理后的工业废水处理设备 | |
CN104496068A (zh) | 带反冲洗功能的余热发电锅炉补给水处理系统 | |
CN116621396B (zh) | 延缓纳滤膜铝污染的水处理系统的水处理控制方法 | |
CN218944758U (zh) | 一种超高压反渗透膜设备集成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130321 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130401 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130508 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130708 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130709 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5318141 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |