JP2012205322A - 太陽光発電システム - Google Patents

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Katsuhiko Sekiguchi
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Abstract

【課題】運転の監視および制御を集中的、かつ適宜に開始および終了可能であり、信頼性、経済性に優れる太陽光発電システムを提供する。
【解決手段】太陽光発電システム1は、太陽電池5、6と、太陽電池5、6が出力する直流電力を交流電力に変換するインバータ11を有して太陽電池5、6を電力系統に連系するパワーコンディショナ7と、パワーコンディショナ7を監視および制御する監視制御システム8と、を備える。パワーコンディショナ7および監視制御システム8は、運転の開始および停止に時間差を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明に係る実施形態は、太陽光発電システムに関する。
近年、所謂メガソーラーシステムと呼ばれ、1MWを越える発電能力を有する太陽光発電システムの開発が進んでいる。メガソーラーシステムは、数十Wの発電能力を有する太陽電池モジュールを数千枚以上備える太陽光発電システムである。太陽光発電システムは、複数の太陽電池と、太陽電池が出力する電力を電力系統に連系するパワーコンディショナと、を備える。なお、「太陽電池」は、太陽電池モジュールおよび電気的に直列接続する複数の太陽電池モジュールを有する太陽電池ストリングの総称として用いる。
特開2003−229199号公報
メガソーラーシステムのように大規模な太陽光発電システムは、複数のパワーコンディショナを備え、それぞれのパワーコンディショナに複数の太陽電池ストリングを電気的に並列接続して所要の出力電力を得る。例えば、1MWの出力電力のメガソーラーシステムは、定格出力電力が1kWのパワーコンディショナを少なくとも10台要する。
このように多数のパワーコンディショナを備える大規模な太陽光発電システムは、安定的な発電を継続するためにそれぞれのパワーコンディショナを監視し、制御する必要が有る。しかしながら、それぞれのパワーコンディショナの運転状態を個別に巡回して監視し、制御することは、多大な労力を要するばかりか即時的な対応を困難にする。
また、太陽光発電システムは、太陽が昇れば発電を開始し、太陽が沈めば発電を停止する自然任せの発電システムであり、火力発電や水力発電、原子力発電のように発電開始、発電停止を制御することが難しい。ひいては、太陽光発電システムは、発電開始、発電停止に即応して適宜に監視、制御を行うことが難しい。
そこで、本発明は、運転の監視および制御を集中的、かつ適宜に開始および終了可能であり、信頼性、経済性に優れる太陽光発電システムを提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る太陽光発電システムは、太陽電池と、前記太陽電池が出力する直流電力を交流電力に変換するインバータを有して前記太陽電池を電力系統に連系するパワーコンディショナと、前記パワーコンディショナを監視および制御する監視制御システムと、を備え、前記パワーコンディショナおよび前記監視制御システムは、運転の開始および停止に時間差を有することを特徴とする。
また、本発明の実施形態に係る太陽光発電システムは、太陽電池と、前記太陽電池が出力する直流電力を交流電力に変換するインバータを有して前記太陽電池を電力系統に連系するパワーコンディショナと、前記パワーコンディショナを監視および制御する監視制御システムと、を備え、前記監視制御システムは、前記インバータが運転を停止した後に監視項目を絞り込み、他方、前記インバータが運転を開始した後に監視項目の絞り込みを解除することを特徴とする。
さらに、本発明の実施形態に係る太陽光発電システムは、太陽電池と、前記太陽電池が出力する直流電力を交流電力に変換するインバータを有して前記太陽電池を電力系統に連系するパワーコンディショナと、前記パワーコンディショナを監視および制御する監視制御システムと、前記インバータおよび前記監視制御システムの起動信号を出力する主電源スイッチと、を備え、前記パワーコンディショナは、前記主電源スイッチが起動信号を出力してから前記監視制御システムが運転を開始する時間よりも遅れて前記インバータの運転を開始することを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図。 本発明の第1実施形態に係る太陽光発電システムが行うパワーコンディショナの運転制御を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図。 本発明の第2実施形態に係る太陽光発電システムが行う監視制御システムの運転制御を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図。 本発明の第3実施形態に係る太陽光発電システムが行う監視制御システムの運転制御を示すフローチャート。 本発明の第4実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図。 本発明の第4実施形態に係る太陽光発電システムが行うパワーコンディショナの運転制御を示すフローチャート。 本発明の第5実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図。 本発明の第5実施形態に係る太陽光発電システムが行うパワーコンディショナの運転制御を示すフローチャート。 本発明の第6実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図。 本発明の第6実施形態に係る太陽光発電システムのパワーコンディショナおよび監視制御システムの運転の開始および停止を示すタイミングチャート。
本発明に係る太陽光発電システムの実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係る太陽光発電システムの第1実施形態について、図1から図2を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る太陽光発電システム1は、電気的に直列接続する複数の太陽電池モジュール5を有する太陽電池ストリング6と、太陽電池ストリング6を電力系統101に連系するパワーコンディショナ7と、パワーコンディショナ7を監視および制御する監視制御システム8と、パワーコンディショナ7の出力を電力系統101に連系する連系用変圧器9と、を備える。太陽光発電システム1は、複数のパワーコンディショナ7を備え、それぞれのパワーコンディショナ7に複数の太陽電池ストリング6を電気的に並列接続して所要の発電能力を得る。
なお、太陽光発電システム1は、太陽電池ストリング6に代えて単体の太陽電池モジュール5を電気的に並列接続するものでも良い。太陽光発電システム1は、小規模な太陽光発電システムからメガソーラーシステムのような大規模な太陽光発電システムまで、必要数の太陽電池モジュール5あるいは太陽電池ストリング6を接続することができる。
太陽電池モジュール5は、数十Wの発電能力を有し、長方形状の受光面で光を受けて発電する。太陽電池ストリング6は、相互に電気的に並列接続し、パワーコンディショナ7へ出力電力を送る。なお、太陽電池モジュール5および太陽電池ストリング6を総称して、単に「太陽電池5、6」と呼ぶ。
パワーコンディショナ7および監視制御システム8は、運転の開始および停止に時間差を有する。
パワーコンディショナ7は、太陽電池5、6が出力する直流電力を所定周波数(例えば、商用電源周波数)の交流電力に変換するインバータ11を備え、交流系統に接続する負荷設備(図示省略)に電力供給したり、電力系統101に並列接続して電力供給したりする。また、パワーコンディショナ7は、日射強度や太陽電池5、6の表面温度によって太陽電池5、6の出力が変動するために、最大出力点を追従するように太陽電池5、6の動作点を変化して太陽電池5、6の最大電力を取り出す最大電力追従制御(MPPT:Maximum Power Point Tracking)を行う。最大電力追従制御は、パワーコンディショナ7の直流動作電圧もしくは直流電流またはこれらの両方を一定時間間隔でわずかに変動し、そのときの太陽電池5、6の出力電力と前回の出力電力記憶値とを比較して常に太陽電池5、6の出力電力が大きくなるようにパワーコンディショナ7の直流動作電圧もしくは直流電流またはこれらの両方を変化する。
また、パワーコンディショナ7は、インバータ11の運転の開始および停止や、最大電力追従制御を行う制御回路12を備える。パワーコンディショナ7は、インバータ11の運転を停止しても制御回路12の運転を継続する。制御回路12は、監視制御システム8が出力する運転状態信号を監視して、監視制御システム8が運転中か否かを判断する。
監視制御システム8は、中央制御室(図示省略)に位置して複数のパワーコンディショナ7を集中して監視し、制御する。特に、監視制御システム8は、パワーコンディショナ7について、インバータ11の運転の開始および停止や、インバータ11の運転状況(運転中か否か)、入出力電力、入出力電圧、入出力電流などの項目を監視し、出力電圧を変更するなどの制御を行う。
ところで、太陽電池5、6は、太陽が昇り日射強度が増大すれば出力を取り出すことが可能になり、太陽が沈み日射強度が減少すれば出力を取り出せなくなる。パワーコンディショナ7は、日射強度が増大して太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能になるとインバータ11の運転を開始して負荷設備あるいは電力系統101へ電力を供給可能になる。
しかし、監視制御システム8が未だ運転を停止したまま、太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能になったことのみを条件にパワーコンディショナ7がインバータ11の運転を開始してしまうと、太陽光発電システム1は、パワーコンディショナ7の集中的な監視および制御を行うことができず、それぞれのパワーコンディショナ7による個別的な自動運転により電力供給を始めてしまう。一方、太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能か否かによらず監視制御システム8の運転を継続することで、パワーコンディショナ7の集中的な監視および制御を確実に行うことができるようになるが、この場合、太陽光発電システム1は、常時、監視制御システム8の運転を継続することによる経済性の低下が否めない。
そこで、本実施形態に係る太陽光発電システム1のパワーコンディショナ7は、監視制御システム8が運転を開始した後にインバータ11の運転を開始し、他方、監視制御システム8が運転を停止した後にインバータ11の運転を停止する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る太陽光発電システムが行うパワーコンディショナの運転制御を示すフローチャートである。
図2に示すように、本実施形態に係る太陽光発電システム1のパワーコンディショナ7は、先ずステップS1において、監視制御システム8が運転中であるか否かを判断する。具体的には、パワーコンディショナ7の制御回路12は、監視制御システム8が出力する運転状態信号を監視して監視制御システム8が運転中か否かを判断する。制御回路12は、監視制御システム8が運転中の場合、ステップS2に進み、その他の場合、ステップS3に進む。
次に、制御回路12は、ステップS2において、インバータ11の運転を開始する。そうすると、パワーコンディショナ7は、太陽が昇り日射強度が増大して太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能であれば、インバータ11を運転して負荷設備あるいは電力系統101へ電力を供給する。なお、制御回路12は、ステップS2において、インバータ11が既に運転中であれば運転を継続する。
他方、制御回路12は、ステップS3において、インバータ11の運転を停止する。パワーコンディショナ7は、監視制御システム8が停止している場合、監視制御システム8による集中的な監視、制御を受けることができないので、日射強度に係わらずインバータ11の運転を停止する。なお、制御回路12は、ステップS3において、インバータ11が既に停止中であれば停止を継続する。また、制御回路12は、ステップS1からステップS3に速やか(例えば、10秒未満)に移行して、監視制御システム8による集中的な監視、制御を受けることなくインバータ11が運転している期間を極力短時間に抑える。
太陽光発電システム1は、パワーコンディショナ7の運転制御が終了すると開始に戻って繰り返す。
なお、監視制御システム8の運転の開始および停止は、日の出、日の入りを考慮して計時制御を行うことができる。監視制御システム8の計時制御は、多数のパワーコンディショナ7を個別に計時制御することに比べると極めて労力の少ない経済的な制御である。
本実施形態に係る太陽光発電システム1は、監視制御システム8が運転を開始した後にインバータ11の運転を開始し、他方、監視制御システム8が運転を停止した後にインバータ11の運転を停止することによって、監視制御システム8による集中的な監視、制御を受けることなくインバータ11が運転している状況をほぼ排除し、パワーコンディショナ7の運転状態を刻々監視、制御して即時的な対応を可能にする。すなわち、太陽光発電システム1は、監視制御システム8の運転の開始および停止に対応して電力の供給を行うので、自然任せの従来の太陽光発電システムに比べて発電開始、発電停止の制御が容易であり、ひいては、発電開始、発電停止に即応して適宜に監視、制御を行うことができる。
[第2の実施形態]
本発明に係る太陽光発電システムの第2実施形態について、図3から図4を参照して説明する。
図3は、本発明の第2実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図である。
本実施形態に係る太陽光発電システム1Aにおいて第1実施形態の太陽光発電システム1と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図3に示すように、本実施形態に係る太陽光発電システム1Aは、太陽電池ストリング6と、パワーコンディショナ7と、パワーコンディショナ7を監視および制御する監視制御システム8Aと、連系用変圧器9と、を備える。太陽光発電システム1Aは、複数のパワーコンディショナ7を備え、それぞれのパワーコンディショナ7に複数の太陽電池ストリング6を電気的に並列接続して所要の発電能力を得る。
なお、太陽光発電システム1Aは、太陽電池ストリング6に代えて単体の太陽電池モジュール5を電気的に並列接続するものでも良い。太陽光発電システム1Aは、小規模な太陽光発電システムからメガソーラーシステムのような大規模な太陽光発電システムまで、必要数の太陽電池モジュール5あるいは太陽電池ストリング6を接続することができる。
パワーコンディショナ7および監視制御システム8Aは、運転の開始および停止に時間差を有する。
監視制御システム8Aは、中央制御室(図示省略)に位置して複数のパワーコンディショナ7を集中して監視し、制御する。特に、監視制御システム8Aは、パワーコンディショナ7について、インバータ11の運転の開始および停止や、インバータ11の運転状況(運転中か否か)、入出力電力、入出力電圧、入出力電流などの項目を監視し、出力電圧を変更するなどの制御を行う。
また、監視制御システム8Aは、停止中であっても、所定の時間間隔でインバータ11の運転の開始および停止や、インバータ11の運転状況を監視する。
ところで、太陽電池5、6は、太陽が昇り日射強度が増大すれば出力を取り出すことが可能になり、太陽が沈み日射強度が減少すれば出力を取り出せなくなる。パワーコンディショナ7は、日射強度が増大して太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能になるとインバータ11の運転を開始して負荷設備あるいは電力系統101へ電力を供給する。
しかし、パワーコンディショナ7がインバータ11の運転を開始してもなお、監視制御システム8Aが未だ運転を停止していると、太陽光発電システム1Aは、パワーコンディショナ7の集中的な監視および制御を行うことができず、それぞれのパワーコンディショナ7による個別的な自動運転により電力供給を継続してしまう。一方、太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能か否かによらず監視制御システム8Aの運転を継続することで、パワーコンディショナ7の集中的な監視および制御を確実に行うことができるようになるが、この場合、太陽光発電システム1Aは、常時、監視制御システム8Aの運転を継続することによる経済性の低下が否めない。
そこで、本実施形態に係る太陽光発電システム1Aの監視制御システム8Aは、インバータ11が運転を開始した後に運転を開始し、他方、インバータ11が運転を停止した後に運転を停止する。
図4は、本発明の第2実施形態に係る太陽光発電システムが行う監視制御システムの運転制御を示すフローチャートである。
図4に示すように、本実施形態に係る太陽光発電システム1Aの監視制御システム8Aは、先ずステップS11において、インバータ11が運転中であるか否かを判断する。具体的には、監視制御システム8Aは、停止中であってもインバータ11が運転中であるか否かを監視し、インバータ11が運転中の場合、ステップS12に進み、その他の場合、ステップS13に進む。
次に、監視制御システム8Aは、ステップS12において、運転を開始する。すなわち、太陽が昇り日射強度が増大して太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能になり、パワーコンディショナ7がインバータ11を運転して負荷設備あるいは電力系統101へ電力供給を開始すると、監視制御システム8Aは、パワーコンディショナ7の集中的な監視、制御を開始する。なお、監視制御システム8Aは、ステップS12において、既に運転中であれば運転を継続する。また、監視制御システム8Aは、ステップS11からステップS12に速やか(例えば、10秒未満)に移行して、監視制御システム8Aによる集中的な監視、制御を受けることなくインバータ11が運転している期間を極力短時間に抑える。
他方、監視制御システム8Aは、ステップS13において、運転を停止する。なお、監視制御システム8Aは、ステップS13において、既に停止中であれば停止を継続する。また、監視制御システム8Aは、ステップS11からステップS13に速やか(例えば、10秒未満)に移行して、監視制御システム8Aによる集中的な監視、制御を受けることなくインバータ11が運転している期間を極力短時間に抑える。
太陽光発電システム1Aは、監視制御システム8Aの運転制御が終了すると開始に戻って繰り返す。
本実施形態に係る太陽光発電システム1Aは、インバータ11が運転を開始した後に監視制御システム8Aの運転を開始し、他方、インバータ11が運転を停止した後に監視制御システム8Aの運転を停止することによって、監視制御システム8Aによる集中的な監視、制御を受けることなくインバータ11が運転している状況をほぼ排除し、パワーコンディショナ7の運転状態を刻々監視、制御して即時的な対応を可能にする。すなわち、太陽光発電システム1Aは、監視制御システム8Aの運転の開始および停止に対応して電力の供給を行うので、自然任せの従来の太陽光発電システムに比べて発電開始、発電停止の制御が容易であり、ひいては、発電開始、発電停止に即応して適宜に監視、制御を行うことができる。
[第3の実施形態]
本発明に係る太陽光発電システムの第3実施形態について、図5から図6を参照して説明する。
図5は、本発明の第3実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図である。
本実施形態に係る太陽光発電システム1Bにおいて第2実施形態の太陽光発電システム1Aと同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態に係る太陽光発電システム1Bは、太陽電池ストリング6と、パワーコンディショナ7と、パワーコンディショナ7を監視および制御する監視制御システム8Bと、連系用変圧器9と、を備える。太陽光発電システム1Bは、複数のパワーコンディショナ7を備え、それぞれのパワーコンディショナ7に複数の太陽電池ストリング6を電気的に並列接続して所要の発電能力を得る。
なお、太陽光発電システム1Bは、太陽電池ストリング6に代えて単体の太陽電池モジュール5を電気的に並列接続するものでも良い。太陽光発電システム1Bは、小規模な太陽光発電システムからメガソーラーシステムのような大規模な太陽光発電システムまで、必要数の太陽電池モジュール5あるいは太陽電池ストリング6を接続することができる。
監視制御システム8Bは、中央制御室(図示省略)に位置して複数のパワーコンディショナ7を集中して監視し、制御する。特に、監視制御システム8Bは、パワーコンディショナ7について、インバータ11の運転の開始および停止や、インバータ11の運転状況(運転中か否か)、入出力電力、入出力電圧、入出力電流などの項目を監視し、出力電圧を変更するなどの制御を行う。
また、監視制御システム8Bは、監視項目の単位時間当たりの監視回数を減らし、制御動作を一時的に中止する休止状態に移行できる。監視制御システム8Bは、休止状態中、少なくともインバータ11の運転状況を継続して監視し、他の監視項目の監視を一時的に中止しても良い。すなわち、監視制御システム8Bは、停止中であっても、所定の時間間隔でインバータ11の運転状況を監視する。
ところで、太陽電池5、6は、太陽が昇り日射強度が増大すれば出力を取り出すことが可能になり、太陽が沈み日射強度が減少すれば出力を取り出せなくなる。パワーコンディショナ7は、日射強度が増大して太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能になるとインバータ11の運転を開始して負荷設備あるいは電力系統101へ電力を供給する。
しかし、パワーコンディショナ7がインバータ11の運転を開始してもなお、監視制御システム8Bが未だ運転を停止していると、太陽光発電システム1Bは、パワーコンディショナ7の集中的な監視および制御を行うことができず、それぞれのパワーコンディショナ7による個別的な自動運転により電力供給を継続してしまう。一方、太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能か否かによらず監視制御システム8Bの運転を継続することで、パワーコンディショナ7の集中的な監視および制御を確実に行うことができるようになるが、この場合、太陽光発電システム1Bは、常時、監視制御システム8Bの運転を継続することによる経済性の低下が否めない。
そこで、本実施形態に係る太陽光発電システム1Bの監視制御システム8Bは、インバータ11が運転を停止した後に休止状態へ移行して監視項目を絞り込み、他方、インバータ11が運転を開始した後に休止を解除して監視項目の絞り込みを解除する。
図6は、本発明の第3実施形態に係る太陽光発電システムが行う監視制御システムの運転制御を示すフローチャートである。
図6に示すように、本実施形態に係る太陽光発電システム1Bの監視制御システム8Bは、先ずステップS21において、インバータ11が運転中であるか否かを判断する。具体的には、監視制御システム8Bは、休止中であってもインバータ11が運転中であるか否かを監視し、インバータ11が運転中の場合、ステップS22に進み、その他の場合、ステップS23に進む。
次に、監視制御システム8Bは、ステップS22において、休止を解除して通常運転を開始する。そうすると、太陽が昇り日射強度が増大して太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能になり、パワーコンディショナ7がインバータ11を運転して負荷設備あるいは電力系統101へ電力供給を開始すると、監視制御システム8Bは、パワーコンディショナ7の集中的な監視、制御を開始する。なお、監視制御システム8Bは、ステップS22において、既に通常運転中であれば通常運転を継続する。また、監視制御システム8Bは、ステップS21からステップS22に速やか(例えば、10秒未満)に移行して、監視制御システム8Bによる集中的な監視、制御を受けることなくインバータ11が運転している期間を極力短時間に抑える。
他方、監視制御システム8Bは、ステップS23において、休止状態に移行する。なお、監視制御システム8Bは、ステップS23において、既に休止中であれば休止状態を継続する。また、監視制御システム8Bは、ステップS11からステップS23に速やか(例えば、10秒未満)に移行して、監視制御システム8Bによる集中的な監視、制御を受けることなくインバータ11が運転している期間を極力短時間に抑える。
太陽光発電システム1Bは、監視制御システム8Bの運転制御が終了すると開始に戻って繰り返す。
本実施形態に係る太陽光発電システム1Bは、インバータ11が運転を停止した後に監視制御システム8Bを休止状態へ移行して監視項目を絞り込み、他方、インバータ11が運転を開始した後に監視制御システム8Bの休止を解除して監視項目の絞り込みを解除することによって、監視制御システム8Bによる集中的な監視、制御を受けることなくインバータ11が運転している状況をほぼ排除し、パワーコンディショナ7の運転状態を刻々監視、制御して即時的な対応を可能にする。すなわち、太陽光発電システム1Bは、監視制御システム8Bの運転の休止および休止解除に対応して電力の供給を行うので、自然任せの従来の太陽光発電システムに比べて発電開始、発電停止の制御が容易であり、ひいては、発電開始、発電停止に即応して適宜に監視、制御を行うことができる。
[第4の実施形態]
本発明に係る太陽光発電システムの第4実施形態について、図7から図8を参照して説明する。
図7は、本発明の第4実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図である。
本実施形態に係る太陽光発電システム1Cにおいて第2実施形態の太陽光発電システム1Aと同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態に係る太陽光発電システム1Cは、太陽電池ストリング6と、パワーコンディショナ7Cと、監視制御システム8Aと、パワーコンディショナ7Cの出力を電力系統101に連系する連系用変圧器9Cと、電力系統101の事故を検知する系統異常検出回路15と、系統異常検出回路15が電力系統の事故を検知すると電力系統101からパワーコンディショナ7Cを一時的に解列する系統連係保護装置16と、を備える。太陽光発電システム1Cは、複数のパワーコンディショナ7Cを備え、それぞれのパワーコンディショナ7Cに複数の太陽電池ストリング6を電気的に並列接続して所要の発電能力を得る。
なお、太陽光発電システム1Cは、太陽電池ストリング6に代えて単体の太陽電池モジュール5を電気的に並列接続するものでも良い。太陽光発電システム1Cは、小規模な太陽光発電システムからメガソーラーシステムのような大規模な太陽光発電システムまで、必要数の太陽電池モジュール5あるいは太陽電池ストリング6を接続することができる。
パワーコンディショナ7Cおよび監視制御システム8Aは、運転の開始および停止に時間差を有する。
パワーコンディショナ7Cは、太陽電池5、6が出力する直流電力を所定周波数(例えば、商用電源周波数)の交流電力に変換するインバータ11を備え、交流系統に接続する負荷設備(図示省略)に電力供給したり、電力系統101に並列接続して電力供給したりする。また、パワーコンディショナ7Cは、日射強度や太陽電池5、6の表面温度によって太陽電池5、6の出力が変動するために、最大出力点を追従するように太陽電池5、6の動作点を変化して太陽電池5、6の最大電力を取り出す最大電力追従制御(MPPT:Maximum Power Point Tracking)を行う。最大電力追従制御は、パワーコンディショナ7Cの直流動作電圧もしくは直流電流またはこれらの両方を一定時間間隔でわずかに変動し、そのときの太陽電池5、6の出力電力と前回の出力電力記憶値とを比較して常に太陽電池5、6の出力電力が大きくなるようにパワーコンディショナ7Cの直流動作電圧もしくは直流電流またはこれらの両方を変化する。
また、パワーコンディショナ7Cは、インバータ11の運転の開始および停止や、最大電力追従制御を行う制御回路12Cを備える。パワーコンディショナ7Cは、インバータ11の運転を停止しても制御回路12Cの運転を継続する。制御回路12Cは、監視制御システム8Aが出力する運転状態信号を監視して、監視制御システム8Aが運転中か否かを判断する。また、制御回路12Cは、系統異常検出回路15が出力する電力系統事故信号を監視して、電力系統101の事故の有無を判断する。
系統異常検出回路15は、過電圧継電器21(OVR)、不足電圧継電器22(UVR)、周波数上昇継電器23(OFR)および周波数低下継電器24(UFR)を備える。系統異常検出回路15は、電力系統101の電圧または周波数の異常の有無を監視し、これらの異常を検知すると電力系統101の事故として電力系統事故信号を系統連係保護装置16およびパワーコンディショナ7Cへ出力する。
系統連係保護装置16は、系統異常検出回路15に接続して電力系統事故信号を受け取ると電力系統101からパワーコンディショナ7Cを解列する開閉器25を備える。開閉器25は、電力系統事故信号を受け取ると電力系統101とパワーコンディショナ7Cとを電気的に切り離すが、この後、復旧を図るために一定時間経過後に自動的に電力系統101とパワーコンディショナ7Cとを再度接続する(再閉路)。
ところで、太陽電池5、6は、太陽が昇り日射強度が増大すれば出力を取り出すことが可能になり、太陽が沈み日射強度が減少すれば出力を取り出せなくなる。パワーコンディショナ7Cは、日射強度が増大して太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能になるとインバータ11の運転を開始して負荷設備あるいは電力系統101へ電力を供給する。
しかし、パワーコンディショナ7Cがインバータ11の運転を開始してもなお、監視制御システム8Aが未だ運転を停止していると、太陽光発電システム1Cは、パワーコンディショナ7Cの集中的な監視および制御を行うことができず、それぞれのパワーコンディショナ7Cによる個別的な自動運転により電力供給を継続してしまう。一方、太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能か否かによらず監視制御システム8Aの運転を継続することで、パワーコンディショナ7Cの集中的な監視および制御を確実に行うことができるようになるが、この場合、太陽光発電システム1Cは、常時、監視制御システム8Aの運転を継続することによる経済性の低下が否めない。
そこで、本実施形態に係る太陽光発電システム1Cの監視制御システム8Aは、インバータ11が運転を開始した後に運転を開始し、他方、インバータ11が運転を停止した後に運転を停止する。
一方、太陽光発電システム1Cは、電力系統101に事故が発生した場合、系統連係保護装置16によって電力系統101とパワーコンディショナ7Cとを一時的に切り離す。電力系統101とパワーコンディショナ7Cとが切り離れている期間、太陽光発電システム1Cは、交流電力を出力する必要が無くなる。
そこで、本実施形態に係る太陽光発電システム1Cのパワーコンディショナ7Cは、系統異常検出回路15が電力系統101の事故を検知するとインバータ11の運転を停止し、他方、系統異常検出回路15が電力系統101の復旧を検知するとインバータ11の運転を再開する。パワーコンディショナ7Cによるインバータ11の運転の停止および再開にともない、監視制御システム8Aは、インバータ11が運転を停止した後に運転を停止し、他方、インバータ11が運転を開始した後に運転を再開する。
図8は、本発明の第4実施形態に係る太陽光発電システムが行うパワーコンディショナの運転制御を示すフローチャートである。
図8に示すように、本実施形態に係る太陽光発電システム1Cの系統異常検出回路15は、先ずステップS31において、電力系統101に事故が発生しているか否かを判断する。系統異常検出回路15は、電力系統101に事故が発生した場合、ステップS32に進み、その他の場合、ステップS33に進む。
系統異常検出回路15は、ステップS32において、電力系統事故信号を出力し、あるいは電力系統事故信号の出力を継続する。
他方、系統異常検出回路15は、ステップS33において、電力系統事故信号の出力を停止し、あるいは停止を継続する。
次に、パワーコンディショナ7Cの制御回路12Cは、ステップS34において、電力系統事故信号の受け取りの有無を判断する。パワーコンディショナ7Cは、電力系統事故信号の受け取りを確認した場合、ステップS35に進み、その他の場合、ステップS36に進む。
制御回路12Cは、ステップS35において、インバータ11の運転を停止、あるいは停止を継続する。このとき、監視制御システム8Aは、インバータ11の運転状態に基づき、図4と同様の制御によって運転を停止する。
他方、制御回路12Cは、ステップS36において、インバータ11の運転を再開、あるいは運転を継続する。このとき、監視制御システム8Aは、パワーコンディショナ7Cの監視結果に基づき、図4と同様の制御によって運転を再開、あるいは継続する。すなわち、制御回路12Cがインバータ11を運転して負荷設備あるいは電力系統101へ電力供給を開始すると、監視制御システム8Aは、パワーコンディショナ7Cの集中的な監視、制御を開始する。
太陽光発電システム1Cは、パワーコンディショナ7Cの運転制御が終了すると開始に戻って繰り返す。
本実施形態に係る太陽光発電システム1Cは、系統異常検出回路15が電力系統101の事故を検知するとインバータ11の運転を停止し、他方、系統異常検出回路15が電力系統101の復旧を検知するとインバータ11の運転を再開する。そして、太陽光発電システム1Cは、パワーコンディショナ7Cによるインバータ11の運転の停止および再開にともない、インバータ11が運転を停止した後に監視制御システム8Aの運転を停止し、他方、インバータ11が運転を開始した後に監視制御システム8Aの運転を再開する。太陽光発電システム1Cは、これらパワーコンディショナ7Cおよび監視制御システム8Aの運転制御によって電力系統101の事故の有無に対応して、監視制御システム8Aによる集中的な監視、制御を受けることなくインバータ11が運転している状況をほぼ排除し、パワーコンディショナ7Cの運転状態を刻々監視、制御して即時的な対応を可能にする。すなわち、太陽光発電システム1Cは、電力系統101の事故の有無および監視制御システム8Aの運転の開始および停止に対応して電力の供給を行うので、自然任せの従来の太陽光発電システムに比べて発電開始、発電停止の制御が容易であり、ひいては、発電開始、発電停止に即応して適宜に監視、制御を行うことができる。
[第5の実施形態]
本発明に係る太陽光発電システムの第5実施形態について、図9から図10を参照して説明する。
図9は、本発明の第5実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図である。
本実施形態に係る太陽光発電システム1Dにおいて第3実施形態の太陽光発電システム1B、第4実施形態の太陽光発電システム1Cと同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図9に示すように、本実施形態に係る太陽光発電システム1Dは、太陽電池ストリング6と、パワーコンディショナ7Dと、監視制御システム8Bと、パワーコンディショナ7Dの出力を電力系統101に連系する連系用変圧器9Dと、電力系統101の事故を検知する系統異常検出回路15Dと、系統異常検出回路15が電力系統の事故を検知すると電力系統101からパワーコンディショナ7Dを一時的に解列する系統連係保護装置16Dと、を備える。太陽光発電システム1Dは、複数のパワーコンディショナ7Dを備え、それぞれのパワーコンディショナ7Dに複数の太陽電池ストリング6を電気的に並列接続して所要の発電能力を得る。
なお、太陽光発電システム1Dは、太陽電池ストリング6に代えて単体の太陽電池モジュール5を電気的に並列接続するものでも良い。太陽光発電システム1Dは、小規模な太陽光発電システムからメガソーラーシステムのような大規模な太陽光発電システムまで、必要数の太陽電池モジュール5あるいは太陽電池ストリング6を接続することができる。
パワーコンディショナ7Dは、太陽電池5、6が出力する直流電力を所定周波数(例えば、商用電源周波数)の交流電力に変換するインバータ11を備え、交流系統に接続する負荷設備(図示省略)に電力供給したり、電力系統101に並列接続して電力供給したりする。また、パワーコンディショナ7Dは、日射強度や太陽電池5、6の表面温度によって太陽電池5、6の出力が変動するために、最大出力点を追従するように太陽電池5、6の動作点を変化して太陽電池5、6の最大電力を取り出す最大電力追従制御(MPPT:Maximum Power Point Tracking)を行う。最大電力追従制御は、パワーコンディショナ7Dの直流動作電圧もしくは直流電流またはこれらの両方を一定時間間隔でわずかに変動し、そのときの太陽電池5、6の出力電力と前回の出力電力記憶値とを比較して常に太陽電池5、6の出力電力が大きくなるようにパワーコンディショナ7Dの直流動作電圧もしくは直流電流またはこれらの両方を変化する。
また、パワーコンディショナ7Dは、インバータ11の運転の開始および停止や、最大電力追従制御を行う制御回路12Dを備える。パワーコンディショナ7Cは、インバータ11の運転を停止しても制御回路12Dの運転を継続する。制御回路12Dは、監視制御システム8Bが出力する運転状態信号を監視して、監視制御システム8Bが運転中か否かを判断する。また、制御回路12Dは、系統異常検出回路15が出力する電力系統事故信号を監視して、電力系統101の事故の有無を判断する。
系統異常検出回路15Dは、過電圧継電器21(OVR)、不足電圧継電器22(UVR)、周波数上昇継電器23(OFR)および周波数低下継電器24(UFR)を備える。系統異常検出回路15Dは、電力系統101の電圧または周波数の異常の有無を監視し、これらの異常を検知すると電力系統101の事故として電力系統事故信号を系統連係保護装置16およびパワーコンディショナ7Dへ出力する。
系統連係保護装置16Dは、系統異常検出回路15Dに接続して電力系統事故信号を受け取ると電力系統101からパワーコンディショナ7Dを解列する開閉器25を備える。開閉器25は、電力系統事故信号を受け取ると電力系統101とパワーコンディショナ7Dとを電気的に切り離すが、この後、復旧を図るために一定時間経過後に自動的に電力系統101とパワーコンディショナ7Dとを再度接続する(再閉路)。
ところで、太陽電池5、6は、太陽が昇り日射強度が増大すれば出力を取り出すことが可能になり、太陽が沈み日射強度が減少すれば出力を取り出せなくなる。パワーコンディショナ7Dは、日射強度が増大して太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能になるとインバータ11の運転を開始して負荷設備あるいは電力系統101へ電力を供給する。
しかし、パワーコンディショナ7Dがインバータ11の運転を開始してもなお、監視制御システム8Bが未だ運転を停止していると、太陽光発電システム1Dは、パワーコンディショナ7Dの集中的な監視および制御を行うことができず、それぞれのパワーコンディショナ7Dによる個別的な自動運転により電力供給を継続してしまう。一方、太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能か否かによらず監視制御システム8Bの運転を継続することで、パワーコンディショナ7Dの集中的な監視および制御を確実に行うことができるようになるが、この場合、太陽光発電システム1Dは、常時、監視制御システム8Bの運転を継続することによる経済性の低下が否めない。
そこで、本実施形態に係る太陽光発電システム1Dの監視制御システム8Bは、インバータ11が運転を停止した後に休止状態へ移行して監視項目を絞り込み、他方、インバータ11が運転を開始した後に休止を解除して監視項目の絞り込みを解除する。
一方、太陽光発電システム1Dは、電力系統101に事故が発生した場合、系統連係保護装置16によって電力系統101とパワーコンディショナ7Dとを一時的に切り離す。電力系統101とパワーコンディショナ7Dとが切り離れている期間、太陽光発電システム1Dは、交流電力を出力する必要が無くなる。
そこで、本実施形態に係る太陽光発電システム1Dのパワーコンディショナ7Dは、系統異常検出回路15が電力系統101の事故を検知するとインバータ11の運転を停止し、他方、系統異常検出回路15が電力系統101の復旧を検知するとインバータ11の運転を再開する。パワーコンディショナ7Dによるインバータ11の運転の停止および再開にともない、監視制御システム8Bは、インバータ11が運転を停止した後に休止状態へ移行して監視項目を絞り込み、他方、インバータ11が運転を開始した後に休止を解除して監視項目の絞り込みを解除する。
図10は、本発明の第5実施形態に係る太陽光発電システムが行うパワーコンディショナの運転制御を示すフローチャートである。
図10に示すように、本実施形態に係る太陽光発電システム1Dの系統異常検出回路15Dは、先ずステップS41において、電力系統101に事故が発生しているか否かを判断する。系統異常検出回路15Dは、電力系統101に事故が発生した場合、ステップS42に進み、その他の場合、ステップS43に進む。
系統異常検出回路15Dは、ステップS42において、電力系統事故信号を出力し、あるいは電力系統事故信号の出力を継続する。
他方、系統異常検出回路15は、ステップS43において、電力系統事故信号の出力を停止し、あるいは停止を継続する。
次に、パワーコンディショナ7Dは、ステップS44において、電力系統事故信号の受け取りの有無を判断する。パワーコンディショナ7Dは、電力系統事故信号の受け取りを確認した場合、ステップS45に進み、その他の場合、ステップS46に進む。
パワーコンディショナ7Dは、ステップS45において、インバータ11の運転を停止、あるいは停止を継続する。このとき、監視制御システム8Bは、パワーコンディショナ7Dの監視結果に基づき、図6と同様の制御によって休止状態に移行し、あるいは休止状態を維持して監視項目を絞り込む。
他方、パワーコンディショナ7Dは、ステップS46において、インバータ11の運転を再開、あるいは運転を継続する。このとき、監視制御システム8Bは、パワーコンディショナ7Dの監視結果に基づき、図6と同様の制御によって休止を解除し、あるいは運転状態を維持して監視項目の絞り込みを解除する。すなわち、パワーコンディショナ7Dがインバータ11を運転して負荷設備あるいは電力系統101へ電力供給を開始すると、監視制御システム8Bは、パワーコンディショナ7Dの集中的な監視、制御を開始する。
太陽光発電システム1Dは、パワーコンディショナ7Dの運転制御が終了すると開始に戻って繰り返す。
本実施形態に係る太陽光発電システム1Dは、系統異常検出回路15が電力系統101の事故を検知するとインバータ11の運転を停止し、他方、系統異常検出回路15が電力系統101の復旧を検知するとインバータ11の運転を再開する。そして、太陽光発電システム1Dは、パワーコンディショナ7Dによるインバータ11の運転の停止および再開にともない、インバータ11が運転を停止した後に監視制御システム8Bを休止状態へ移行して監視項目を絞り込み、他方、インバータ11が運転を開始した後に監視制御システム8Bの休止を解除して監視項目の絞り込みを解除する。太陽光発電システム1Dは、これらパワーコンディショナ7Dおよび監視制御システム8Bの運転制御によって電力系統101の事故の有無に対応して、監視制御システム8Bによる集中的な監視、制御を受けることなくインバータ11が運転している状況をほぼ排除し、パワーコンディショナ7Dの運転状態を刻々監視、制御して即時的な対応を可能にする。すなわち、太陽光発電システム1Dは、電力系統101の事故の有無および監視制御システム8Bの運転の休止および休止解除に対応して電力の供給を行うので、自然任せの従来の太陽光発電システムに比べて発電開始、発電停止の制御が容易であり、ひいては、発電開始、発電停止に即応して適宜に監視、制御を行うことができる。
[第6の実施形態]
本発明に係る太陽光発電システムの第6実施形態について、図11から図12を参照して説明する。
図11は、本発明の第6実施形態に係る太陽光発電システムを示すブロック図である。
本実施形態に係る太陽光発電システム1Eにおいて第2実施形態の太陽光発電システム1Aと同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図11に示すように、本実施形態に係る太陽光発電システム1Eは、太陽電池ストリング6と、太陽電池ストリング6を電力系統に連系するパワーコンディショナ7Eと、パワーコンディショナ7Eを監視および制御する監視制御システム8Eと、パワーコンディショナ7Eの出力を電力系統101に連系する連系用変圧器9Eと、パワーコンディショナ7Eおよび監視制御システム8Eの起動信号を出力する主電源スイッチ26と、を備え、を備える。太陽光発電システム1Eは、複数のパワーコンディショナ7Eを備え、それぞれのパワーコンディショナ7Eに複数の太陽電池ストリング6を電気的に並列接続して所要の発電能力を得る。
なお、太陽光発電システム1Eは、太陽電池ストリング6に代えて単体の太陽電池モジュール5を電気的に並列接続するものでも良い。太陽光発電システム1Eは、小規模な太陽光発電システムからメガソーラーシステムのような大規模な太陽光発電システムまで、必要数の太陽電池モジュール5あるいは太陽電池ストリング6を接続することができる。
パワーコンディショナ7Eは、太陽電池5、6が出力する直流電力を所定周波数(例えば、商用電源周波数)の交流電力に変換するインバータ11を備え、交流系統に接続する負荷設備(図示省略)に電力供給したり、電力系統101に並列接続して電力供給したりする。また、パワーコンディショナ7Eは、日射強度や太陽電池5、6の表面温度によって太陽電池5、6の出力が変動するために、最大出力点を追従するように太陽電池5、6の動作点を変化して太陽電池5、6の最大電力を取り出す最大電力追従制御(MPPT:Maximum Power Point Tracking)を行う。最大電力追従制御は、パワーコンディショナ7Eの直流動作電圧もしくは直流電流またはこれらの両方を一定時間間隔でわずかに変動し、そのときの太陽電池5、6の出力電力と前回の出力電力記憶値とを比較して常に太陽電池5、6の出力電力が大きくなるようにパワーコンディショナ7Eの直流動作電圧もしくは直流電流またはこれらの両方を変化する。
また、パワーコンディショナ7Eは、インバータ11の運転の開始および停止や、最大電力追従制御を行う制御回路12Eを備える。パワーコンディショナ7Eは、インバータ11の運転を停止しても制御回路12Eの運転を継続する。なお、制御回路12Eは、監視制御システム8Eの運転状況の確認を行わない点でパワーコンディショナ7の制御回路12とは異なる。
監視制御システム8Eは、中央制御室(図示省略)に位置して複数のパワーコンディショナ7を集中して監視し、制御する。特に、監視制御システム8Eは、パワーコンディショナ7について、インバータ11の運転の開始および停止や、インバータ11の運転状況(運転中か否か)、入出力電力、入出力電圧、入出力電流などの項目を監視し、出力電圧を変更するなどの制御を行う。
なお、監視制御システム8Eは、停止中におけるインバータ11の運転の開始および停止や、インバータ11の運転状況の監視を行わない点で監視制御システム8Aとは異なる。
主電源スイッチ26は、監視制御システム8Eとともに中央制御室に位置して監視制御システム8Eおよびパワーコンディショナ7E(より詳しくは、制御回路12E)に起動信号を出力する。
ところで、太陽電池5、6は、太陽が昇り日射強度が増大すれば出力を取り出すことが可能になり、太陽が沈み日射強度が減少すれば出力を取り出せなくなる。パワーコンディショナ7Eは、日射強度が増大して太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能になるとインバータ11の運転を開始して負荷設備あるいは電力系統101へ電力を供給する。
しかし、パワーコンディショナ7Eがインバータ11の運転を開始してもなお、監視制御システム8Aが未だ運転を停止していると、太陽光発電システム1Eは、パワーコンディショナ7Eの集中的な監視および制御を行うことができず、それぞれのパワーコンディショナ7Eによる個別的な自動運転により電力供給を継続してしまう。一方、太陽電池5、6から出力を取り出すことが可能か否かによらず監視制御システム8Eの運転を継続することで、パワーコンディショナ7Eの集中的な監視および制御を確実に行うことができるようになるが、この場合、太陽光発電システム1Eは、常時、監視制御システム8Eの運転を継続することによる経済性の低下が否めない。
そこで、本実施形態に係る太陽光発電システム1Eのパワーコンディショナ7Eは、主電源スイッチ26が起動信号を出力してから監視制御システム8Eが運転を開始する時間よりも遅れてインバータ11の運転を開始する。
図12は、本発明の第6実施形態に係る太陽光発電システムのパワーコンディショナおよび監視制御システムの運転の開始および停止を示すタイミングチャートである。
図12に示すように、太陽光発電システム1Eは、主電源スイッチ26が起動信号を出力(OFF→ON)してから監視制御システム8Eが運転を開始(OFF→ON)するまでに時間t1を要する。そこで、太陽光発電システム1Eは、主電源スイッチ26が起動信号を出力(OFF→ON)してからパワーコンディショナ7Eがインバータ11の運転を開始(OFF→ON)するまでに時間t2の遅延処理を行う。この遅延処理は、制御回路12Eによって行われる処理であり、主電源スイッチ26から起動信号を受けた制御回路12Eが時間t2の経過の後、インバータ11の運転を開始することで行う。
他方、太陽光発電システム1Eは、パワーコンディショナ7Eが運転を停止すると監視制御システム8Eを停止する。具体的には、日の入りなどによって日射高度が低下しインバータ11が運転を停止すると、制御回路12Eは、インバータ11の停止を確認して停止処理を開始し、時間t3の経過の後、運転を停止する。
本実施形態に係る太陽光発電システム1Eは、主電源スイッチ26が起動信号を出力してから監視制御システム8Eが運転を開始する時間よりも遅れてインバータ11の運転を開始することによって、監視制御システム8Eによる集中的な監視、制御を受けることなくインバータ11が運転している状況をほぼ排除し、パワーコンディショナ7Eの運転状態を刻々監視、制御して即時的な対応を可能にする。すなわち、太陽光発電システム1Eは、監視制御システム8Eの運転の開始および停止に対応して電力の供給を行うので、自然任せの従来の太陽光発電システムに比べて発電開始、発電停止の制御が容易であり、ひいては、発電開始、発電停止に即応して適宜に監視、制御を行うことができる。
したがって、本実施形態に係る太陽光発電システム1、1A、1B、1C、1D、1Eによれば、運転の監視および制御を集中的、かつ適宜に開始および終了可能であり、信頼性、経済性に優れる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、1A、1B、1C、1D、1E 太陽光発電システム
5 太陽電池モジュール
6 太陽電池ストリング
7、7C、7D、7E パワーコンディショナ
8、8A、8B、8E 監視制御システム
9、9C、9D、9E 連系用変圧器
11 インバータ
12、12C、12D 制御回路
15、15D 系統異常検出回路
16、16D 系統連係保護装置
21 過電圧継電器
22 不足電圧継電器
23 周波数上昇継電器
24 周波数低下継電器
25 開閉器
26 主電源スイッチ
101 電力系統

Claims (7)

  1. 太陽電池と、
    前記太陽電池が出力する直流電力を交流電力に変換するインバータを有して前記太陽電池を電力系統に連系するパワーコンディショナと、
    前記パワーコンディショナを監視および制御する監視制御システムと、を備え、
    前記パワーコンディショナおよび前記監視制御システムは、運転の開始および停止に時間差を有することを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記パワーコンディショナは、前記監視制御システムが運転を開始した後に前記インバータの運転を開始し、他方、前記監視制御システムが運転を停止した後に前記インバータの運転を停止することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記監視制御システムは、前記インバータが運転を開始した後に運転を開始し、他方、前記インバータが運転を停止した後に運転を停止することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記電力系統の事故を検知する系統異常検出回路を備え、
    前記パワーコンディショナは、前記系統異常検出回路が前記電力系統の事故を検知すると前記インバータの運転を停止し、他方、前記系統異常検出回路が前記電力系統の復旧を検知すると前記インバータの運転を再開することを特徴とする請求項3に記載の太陽光発電システム。
  5. 太陽電池と、
    前記太陽電池が出力する直流電力を交流電力に変換するインバータを有して前記太陽電池を電力系統に連系するパワーコンディショナと、
    前記パワーコンディショナを監視および制御する監視制御システムと、を備え、
    前記監視制御システムは、前記インバータが運転を停止した後に監視項目を絞り込み、他方、前記インバータが運転を開始した後に監視項目の絞り込みを解除することを特徴とする太陽光発電システム。
  6. 前記電力系統の事故を検知する系統異常検出回路を備え、
    前記パワーコンディショナは、前記系統異常検出回路が前記電力系統の事故を検知すると前記インバータの運転を停止し、他方、前記系統異常検出回路が前記電力系統の復旧を検知すると前記インバータの運転を再開することを特徴とする請求項5に記載の太陽光発電システム。
  7. 太陽電池と、
    前記太陽電池が出力する直流電力を交流電力に変換するインバータを有して前記太陽電池を電力系統に連系するパワーコンディショナと、
    前記パワーコンディショナを監視および制御する監視制御システムと、
    前記インバータおよび前記監視制御システムの起動信号を出力する主電源スイッチと、を備え、
    前記パワーコンディショナは、前記主電源スイッチが起動信号を出力してから前記監視制御システムが運転を開始する時間よりも遅れて前記インバータの運転を開始することを特徴とする太陽光発電システム。
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