JP2012204756A - 冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子回路ユニットの冷却構造であって、前面開口部と、一方の側面に設けられる第1開口部と、第1開口部に対向する側面に設けられる第2開口部と、背面開口部と、前記前面開口部から流入する空気を第1開口部に導く仕切部と、を備える分離機構と、第1開口部から排出される空気が流入する第3開口部と、第3開口部から流入する空気の流れの方向を変えるための第1空間と、吸気穴へ第1空間内の空気を排出する第4開口部と、を備える第1ダクトと、排気穴から排出される空気が流入する第5開口部と、第5開口部から流入する空気の流れの方向を変えるための第2空間と、第2開口部へ第2空間内の空気を排出する第6開口部と、を備える第2ダクトと、を備えることを特徴とする冷却構造。
【選択図】図3
Description
そこで、一方の側面に吸気穴を備え、他方の側面に排気穴を備える電子回路ユニットを冷却するための冷却構造であって、前面から空気を吸引し背面から空気を排出することができる冷却構造を提供することを目的とする。
まず、図1、図2を参照して、電子回路ユニット10について説明する。図1は、電子回路ユニット10の一例を示す概略構成図である。図2(a)は、電子回路ユニット10の左側面図であり、図2(b)は、電子回路ユニット10の簡略化した内部の平面図であり、図2(c)は、電子回路ユニット10の右側面図である。
また、図2(b)に示されるように、電子回路ユニット10には、プリント回路基板20、バックパネル22、電源回路24などが実装されている。
以上が電子回路ユニット10の基本的な構成である。
次に、図3を参照して、本実施形態の冷却構造50について説明する。本実施形態の冷却構造50は、分離機構100と、第1ダクト200と、第2ダクト300と、を備える。図3は、分離機構100、第1ダクト200、第2ダクト300を分解した斜視図である。
前面開口部102は、分離機構100の前面に設けられる。前面開口部102を通って、分離機構100の内部に空気が流入する。
また、仕切部110は熱伝導性の低い材質で形成されることが望ましい。例えば、仕切部110は、エポキシ樹脂材、ベーク材などにより形成することができる。また、仕切部110を二重構造にして中間にスペースを設けることにより空気で熱を遮断する構成としてもよい。また、仕切部110の熱伝導率は、例えば、エポキシ樹脂材またはベーク材相当の0.21W・m−1・K−1以下であることが望ましい。
また、第1開口部106と後述する第1ダクト200の第3開口部202とが対向するように、分離機構100は第1ダクト200と接続される。分離機構100と第1ダクト200との接続については後述する。
前面開口部102から流入した空気は、仕切部110により空気が流れる方向を変えられ、第1開口部106から第3開口部202へと流れる。
また、第2開口部108と後述する第2ダクト300の第6開口部304とが対向するように、分離機構100は第2ダクト300と接続される。分離機構100と第2ダクト300との接続については後述する。
第2ダクト300の第6開口部304から排出された空気は、第2開口部108を通って、分離機構100の内部に流入する。
第2開口部108から流入した空気は、仕切部110により空気が流れる方向を変えられ、背面開口部104から分離機構100の背面へ排出される。
以上が分離機構100の基本的な構成である。
第3開口部202は、分離機構100の第1開口部106と対向するように配置される。図3に示される例では、第1ダクト200には3つの第3開口部202が設けられている。分離機構100の第1開口部106から排出された空気は、第3開口部202を通って、第1ダクト200の内部の第1空間206に流入する。
第3開口部202から第1空間206に流入した空気は第1ダクト200の内壁面により方向を変えられ、第4開口部204を通って電子回路ユニット10の吸気穴12へと流れる。
取付ねじ穴208は、第1ダクト200を分離機構100に取り付けるために用いられる。具体的には、取付ねじ穴208が分離機構100の取付穴112と重なるように配置され、ねじによって固定される。
また、取付ねじ穴212は、第1ダクト200を電子回路ユニット10に取り付けるために用いられる。具体的には、取付ねじ穴212が電子回路ユニット10の取付穴26と重なるように配置され、ねじによって固定される。
取付穴210は、第1ダクト200を分離機構100に取り付けるために用いられる。具体的には、取付穴210が分離機構100の取付ねじ穴116と重なるように配置され、ねじによって固定される。
また、取付穴214は、第1ダクト200を電子回路ユニット10に取り付けるために用いられる。具体的には、取付穴214が電子回路ユニット10の取付ねじ穴30と重なるように配置され、ねじによって固定される。
以上が第1ダクト200の基本的な構成である。
第5開口部302は、電子回路ユニット10の排気穴14と対向するように配置される。図3に示される例では、第2ダクト300に2つの第5開口部302が設けられている。電子回路ユニット10の排気穴14から排出された空気は、第5開口部302を通って、第2ダクト300の内部の第2空間306に流入する。
第5開口部302から第2空間306に流入した空気は第2ダクト300の内壁面により方向を変えられ、第6開口部304を通って分離機構100の第2開口部108へと流れる。
取付ねじ穴308は、第2ダクト300を分離機構100に取り付けるために用いられる。具体的には、取付ねじ穴308が分離機構100の取付穴114と重なるように配置され、ねじによって固定される。
また、取付ねじ穴312は、第2ダクト300を電子回路ユニット10に取り付けるために用いられる。具体的には、取付ねじ穴312が電子回路ユニット10の取付穴28と重なるように配置され、ねじによって固定される。
取付穴310は、第2ダクト300を分離機構100に取り付けるために用いられる。具体的には、取付穴310が分離機構100の取付ねじ穴118と重なるように配置され、ねじによって固定される。
また、取付穴314は、第2ダクト300を電子回路ユニット10に取り付けるために用いられる。具体的には、取付穴314が電子回路ユニット10の取付ねじ穴32と重なるように配置され、ねじによって固定される。
以上が第2ダクト300の基本的な構成である。
図4(a)に示されるように、第2ダクト300の前面には、第2突起部326が設けられている。第2突起部326は、背面から前面へ向かう方向に延びている。また、図4(b)に示されるように、第1ダクト200の前面には、第1突起部226が設けられている。第1突起部226は、背面から前面へ向かう方向に延びている。
なお、本発明は、以下の付記に記載されるように構成することができる。
一方の側面に吸気穴を備え、他方の側面に排気穴を備える電子回路ユニットの冷却構造であって、
前面開口部と、一方の側面に設けられる第1開口部と、第1開口部に対向する側面に設けられる第2開口部と、背面開口部と、前記前面開口部から流入する空気を第1開口部に導く仕切部と、を備える分離機構と、
第1開口部から排出される空気が流入する第3開口部と、第3開口部から流入する空気の流れの方向を変えるための第1空間と、前記吸気穴へ第1空間内の空気を排出する第4開口部と、を備える第1ダクトと、
前記排気穴から排出される空気が流入する第5開口部と、第5開口部から流入する空気の流れの方向を変えるための第2空間と、第2開口部へ第2空間内の空気を排出する第6開口部と、を備える第2ダクトと、
を備えることを特徴とする冷却構造。
第2ダクトは、更に、第5開口部から流入した空気を背面に排出する第7開口部を備える、付記1に記載の冷却構造。
一方の側面に吸気穴を備え、他方の側面に排気穴を備える電子回路ユニットの冷却構造であって、
前面開口部と、一方の側面に設けられる第1開口部と、第1開口部に対向する側面に設けられる第2開口部と、前記前面開口部から流入する空気を第1開口部に導く仕切部と、を備える分離機構と、
第1開口部から排出される空気が流入する第3開口部と、第3開口部から流入する空気の流れの方向を変えるための第1空間と、前記吸気穴へ第1空間内の空気を排出する第4開口部と、を備える第1ダクトと、
前記排気穴から排出される空気が流入する第5開口部と、第5開口部から流入する空気の流れの方向を変えるための第2空間と、第2開口部へ第2空間内の空気を排出する第6開口部と、第5開口部から流入した空気を背面に排出する第7開口部と、を備える第2ダクトと、
を備えることを特徴とする冷却構造。
第1ダクトは、前記電子回路ユニットを支持する第1支持機構を備え、
第2ダクトは、前記電子回路ユニットを支持する第2支持機構を備える、付記1乃至3のいずれかに記載の冷却構造。
第1ダクトは、背面から前面へ向かう方向に延びる第1突起部を前面に備える、付記1乃至4のいずれかに記載の冷却構造。
第2ダクトは、背面から前面へ向かう方向に延びる第2突起部を前面に備える、付記1乃至5のいずれかに記載の冷却構造。
前記仕切部の熱伝導率は、エポキシ樹脂材またはベーク材相当の0.21W・m−1・K−1以下である、付記1乃至6のいずれかに記載の冷却構造。
12 吸気穴
14 排気穴
16 第1ファン
18 第2ファン
20 プリント回路基板
22 バックパネル
24 電源回路
26、28 取付穴
30、32 取付ねじ穴
40 ラック
45 電子回路ユニット
50 冷却構造
100 分離機構
102 前面開口部
104 背面開口部
106 第1開口部
108 第2開口部
110 仕切部
112、114 取付穴
116、118 取付ねじ穴
200 第1ダクト
202 第3開口部
204 第4開口部
206 第1空間
208 取付ねじ穴
210 取付穴
212 取付ねじ穴
214 取付穴
216、218 アジャスタ機構
220 第1支持機構
222 背面金具
224 アジャスタ機構
226 第1突起部
300 第2ダクト
302 第5開口部
304 第6開口部
305 第7開口部
306 第2空間
308 取付ねじ穴
310 取付穴
312 取付ねじ穴
314 取付穴
316、318 アジャスタ機構
320 第2支持機構
322 背面金具
324 アジャスタ機構
326 第2突起部
Claims (6)
- 一方の側面に吸気穴を備え、他方の側面に排気穴を備える電子回路ユニットの冷却構造であって、
前面開口部と、一方の側面に設けられる第1開口部と、第1開口部に対向する側面に設けられる第2開口部と、背面開口部と、前記前面開口部から流入する空気を第1開口部に導く仕切部と、を備える分離機構と、
第1開口部から排出される空気が流入する第3開口部と、第3開口部から流入する空気の流れの方向を変えるための第1空間と、前記吸気穴へ第1空間内の空気を排出する第4開口部と、を備える第1ダクトと、
前記排気穴から排出される空気が流入する第5開口部と、第5開口部から流入する空気の流れの方向を変えるための第2空間と、第2開口部へ第2空間内の空気を排出する第6開口部と、を備える第2ダクトと、
を備えることを特徴とする冷却構造。 - 第2ダクトは、更に、第5開口部から流入した空気を背面に排出する第7開口部を備える、請求項1に記載の冷却構造。
- 一方の側面に吸気穴を備え、他方の側面に排気穴を備える電子回路ユニットの冷却構造であって、
前面開口部と、一方の側面に設けられる第1開口部と、第1開口部に対向する側面に設けられる第2開口部と、前記前面開口部から流入する空気を第1開口部に導く仕切部と、を備える分離機構と、
第1開口部から排出される空気が流入する第3開口部と、第3開口部から流入する空気の流れの方向を変えるための第1空間と、前記吸気穴へ第1空間内の空気を排出する第4開口部と、を備える第1ダクトと、
前記排気穴から排出される空気が流入する第5開口部と、第5開口部から流入する空気の流れの方向を変えるための第2空間と、第2開口部へ第2空間内の空気を排出する第6開口部と、第5開口部から流入した空気を背面に排出する第7開口部と、を備える第2ダクトと、
を備えることを特徴とする冷却構造。 - 第1ダクトは、前記電子回路ユニットを支持する第1支持機構を備え、
第2ダクトは、前記電子回路ユニットを支持する第2支持機構を備える、請求項1乃至3のいずれかに記載の冷却構造。 - 第1ダクトは、背面から前面へ向かう方向に延びる第1突起部を前面に備え、
第2ダクトは、背面から前面へ向かう方向に延びる第2突起部を前面に備える、請求項1乃至4のいずれかに記載の冷却構造。 - 前記仕切部の熱伝導率は、エポキシ樹脂材またはベーク材相当の0.21W・m−1・K−1以下である、請求項1乃至5のいずれかに記載の冷却構造。
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