JP2012204082A - 照明器具 - Google Patents

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Tatsuya Toshikawa
達也 利川
Yasuhiro Sano
康博 佐野
Yoshitaka Hashimoto
由貴 橋本
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Abstract

【課題】姿勢を変えて設置される場合であっても、適切な検知範囲の確保が可能となる照明器具を提供する。
【解決手段】本発明は、本体1と、前記本体1に配設された光源部2と、前記本体1に取付けられたセンサ取付部材5と、前記センサ取付部材5に少なくとも2つの方向に選択可能に取付けられて、その検知方向が変更可能な前記光源部2を制御するセンサ4とを備えている。センサ4は、センサ取付部材5における少なくとも2面のセンサ取付面(A面、B面、C面)に選択的に取付けられる。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、光源部を制御するセンサを備えた照明器具に関する。
従来、この種、照明器具において、省エネ、防犯や使用性の向上からセンサを備えて、このセンサによって照明を制御するものが知られている。例えば、玄関先に設置された照明器具においては、人感センサや照度センサによって、明るい状態では照明を消灯し、暗い状態で人が近づくと照明が点灯するといった制御が行われる。
このようなセンサを備える照明器具において、例えば、設置場所に応じて天井面に設置したり、壁面に横方向又は縦方向に設置したり、その姿勢を変えて設置される場合がある。
特開2009−259759号公報
しかしながら、上記のような照明器具において、姿勢を変えて設置されると、センサの適切な検知範囲の確保が困難となる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、姿勢を変えて設置される場合であっても、適切な検知範囲の確保が可能となる照明器具を提供することを目的とする。
本発明の実施形態による照明器具は、本体と、前記本体に配設された光源部と、相互の面が略直角をなして、それぞれ配線挿通孔を有した少なくとも2面のセンサ取付面を備えて前記本体に取付けられたセンサ取付部材とを備えている。
また、前記配線挿通孔に挿通される配線が接続され、前記少なくとも2面のセンサ取付面に選択的に取付けられて、その検知方向が変更可能な前記光源部を制御するセンサを備えている。
本発明の実施形態によれば、姿勢を変えて設置される場合であっても、適切な検知範囲の確保が可能であるとともに、センサ取付部材の共通化が可能となる照明器具を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る照明器具の概要を説明するために模式的に示す説明図である。 同照明器具を示す斜視図である。 同照明器具を示す分解斜視図である。 センサ及びセンサ取付部材を示す斜視図である。 センサ取付部材を示す斜視図である。 同センサ取付部材を異なる方向から見て示す斜視図である。 照明器具が天井面に設置される場合を示す説明図である。 照明器具が壁面に横方向に設置される場合を示す説明図である。 照明器具が壁面に縦方向に設置される場合を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るセンサ取付部材において、センサが取付けられている状態を示す斜視図である。 同センサ取付部材を示す斜視図である。 同センサ取付部材を異なる方向から見て示す斜視図である。
本発明の第1の実施形態について図1乃至図9を参照して説明する。図1は、本実施形態の概要を説明するために模式的に示す説明図であり、図2は、照明器具としての軒下用ブラケットが天井面へ設置される場合を示し、図3は、分解斜視図を示している。図4乃至図6は、センサ取付部材を示し、図7乃至図9は、軒下用ブラケットが姿勢を変えて設置される場合を示している。なお、各図において同一部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図1において、照明器具としての軒下用ブラケットBkが姿勢を変えて設置されている状態が示されている。具体的には、(a)天井面に設置されている状態、(b)壁面に横方向に設置されている状態、(c)壁面に縦方向に設置されている状態、が示されており、それぞれの状態において、センサ4は、検知範囲が適切となるように、その検知方向が変更されて取付けられている。
センサ4は、人感センサ及び照度センサとしての機能を有するものであり、軒下用ブラケットBkを設置する姿勢に応じて器具本体側に対して方向を変えて選択可能に取付けられて、その検知方向が変更可能となっている。
図2及び図3に示すように、軒下用ブラケットBkは、本体であるシャーシ1と、光源部2と、カバー部材3と、センサ4と、センサ取付部材5とを備えている。
シャーシ1は、亜鉛めっき鋼板を折曲して形成され、略長方形状に作られている。このシャーシ1の背面側は、例えば、天井面への取付面となり、前面側(光の照射方向側)には、光源部2が配設されるようになっている。
シャーシ1における長手方向の両端部には、一対の台座金具11及び取付金具12が取付けられている。台座金具11は、折曲して形成されており、その略中央部には前面側へ折曲されてカバー部材3の取付片13が形成されている。この取付片13の先端側には、取付ねじがねじ込まれるねじ穴が形成されている。
取付金具12は、光源部2を両側から保持するものであり、一対の台座金具11に取付けられている。
光源部2は、LEDモジュール21と、このLEDモジュール21を覆い収容する透明のアクリル樹脂で形成された横長筒状のカバー22とを備えている。LEDモジュール21は、複数の長方形状の基板と、この基板に実装された光源としての複数のLEDとから構成されている。この基板は、長手方向に並べられて配設されている。
基板は、絶縁材であるガラスエポキシ樹脂からなり、表面側には銅箔で形成された配線パターンが施されている。また、適宜レジスト層が施されるようになっている。なお、基板の材料は、金属製とする場合には、アルミニウム等の熱伝導性が良好で放熱性に優れたべース板の一面に絶縁層が積層された金属製のべース基板を適用するのが好ましい。
LEDは、表面実装型のLEDパッケージである。概略的にはセラミックスや合成樹脂で形成された本体に配設されたLEDチップと、このLEDチップを封止するエポキシ系樹脂やシリコーン樹脂等のモールド用の透光性樹脂とから構成されている。
LEDチップは、青色光を発光する青色のLEDチップである。透光性樹脂には、蛍光体が混入されており、白色光を出射できるようにするために、青色の光とは補色の関係にある黄色系の光を放射する黄色蛍光体が使用されている。
なお、LEDは、LEDチップを直接基板に実装するようにしてもよく、また、砲弾型のLEDを実装するようにしてもよく、実装方式や形式は、格別限定されるものではない。
このように構成された光源部2は、前記取付金具12に両端部が保持されて取付けられている。なお、LEDモジュール21の背面側には、商用電源に接続され、このLEDモジュール21におけるLEDに電力を供給し点灯制御する電源ユニットが配設されている。つまり、筒状のカバー22内には、LEDモジュール21及び電源ユニットが配設されるようになっている。
カバー部材3は、透光性を有し、乳白色を呈するアクリル樹脂よって形成されていて、光源部2を覆い、光源部2から出射される光を拡散する機能を有している。このカバー部材3は、横長の直方体形状であって側面形状が背面側方向へ向かって拡がる台形状に形成されている。また、一対の側面の背面側寄りには、ねじ貫通孔が形成されている。
そして、カバー部材3は、シャーシ1側に固定手段としての取付ねじによって取付けられるようになっている。カバー部材3をシャーシ1の前面側から被せるように配置し、取付ねじをねじ貫通孔に貫通させて、シャーシ1側の取付片13のねじ穴にねじ込んでカバー部材3をシャーシ1に取付けるようにする。
センサ4は、センサケース41と、このセンサケース41に設けられた球面状に突出した受光部42とを有している。また、受光部42と反対側には、信号線等の配線43が導出されている。この配線43は、前記電源ユニットに接続されるようになっている。
このセンサ4は、人感センサ及び照度センサとしての機能を有しており、受光部42には、焦電センサやフォトダイオード等の光電変換素子が配設されている。したがって、このセンサ4の検知範囲に従った検知出力によってLEDモジュール21の点灯動作が制御される。
このセンサ4は、センサ取付部材5にねじ止めされて取付けられるようになっている。センサ取付部材5は、図4乃至図8の参照を加えて示すように、鋼鈑を略立方体形状に折曲して形成されており、相互に略直角をなす5つの略正方形状の面を有している。これらの面には、適宜、センサ4から導出される配線43を挿通する配線挿通孔51a〜51dが形成されている。また、一つの面の端部には、シャーシ1側に取付けるための外方側へ延出した取付片53が形成されている。
この取付片53は、シャーシ1と台座金具11との間に挟み込まれてねじ止め等によって取付けられるようになっており、これによってセンサ取付部材5は、本体であるシャーシ1側に取付けられる。
このように構成されたセンサ取付部材5には、センサ4が3つの方向に選択可能に取付けられるセンサ取付面(A面、B面、C面)を有し、その検知方向が変更可能となっている。
より詳しくは、仮に、軒下用ブラケットBkが天井面に設置される状態において、センサ4が取付けられるセンサ取付部材5の面をA面とし、壁面に横方向に設置される状態において、センサ4が取付けられるセンサ取付部材5の面をB面とし、壁面に縦方向に設置される状態において、センサ4が取付けられるセンサ取付部材5の面をC面とする。また、C面と対向する面をD面とし、B面と対向する面をE面として説明する。
センサ取付部材5には、A面、B面及びC面の各面に円形状の配線挿通孔51a、51b及び51cが形成されている。そして、これら配線挿通孔51a、51b及び51cは、スリット状の連続孔52a、52b及び52cによって連続して繋がるように形成されている。
つまり、A面に形成された配線挿通孔51aからB面に向かって直線状の連続孔52aが形成され、B面に形成された配線挿通孔51bからA面及びC面に向かって直線状の連続孔52bが形成され、C面に形成された配線挿通孔51cからB面に向かって直線状の連続孔52cが形成されている。そして、これら連続孔52a、52b及び52cは、隣接する面の角部において繋がっており、配線挿通孔51a、51b及び51cは、A面の配線挿通孔51aからB面の配線挿通51b、このB面の配線挿通51bからC面の配線挿通孔51cへと連続して繋がって形成されている。
また、D面は、シャーシ1側と対向する面であり、このD面にも配線挿通孔51dが形成されている。この配線挿通孔51dは、センサ4から導出された配線43を電源ユニットに接続するために挿通する部分である。
図2乃至図4に示すように、軒下用ブラケットBkが天井面に設置される状態でセンサ4が取付けられている。この状態では、センサ4は、A面に取付けられ、センサ4から導出された配線43は、配線挿通孔51aを挿通し、D面の配線挿通孔51dを挿通して電源ユニットに接続されている。
次に、この状態から軒下用ブラケットBkを壁面に横方向に設置される状態にセンサ4の方向を変更して取付ける場合には、センサ4をA面から取外し、図4の矢印で示すように、B面に移動し、ねじ止めによって取付ける。この場合、センサ4から導出された配線43を連続孔52bを通過させてB面側へ移動し、その配線43を配線挿通孔51bを挿通させてB面に取付ける。
さらに、軒下用ブラケットBkを壁面に縦方向に設置される状態にセンサ4の方向を変更して取付ける場合には、センサ4をB面から取外し、C面に移動し、ねじ止めによって取付ける。この場合、センサ4から導出された配線43を連続孔52bから連続孔52cを通過させてC面側へ移動し、その配線43を配線挿通孔51cを挿通させてC面に取付ける。
このように、センサ4は、軒下用ブラケットBkの姿勢を変えて設置される場合、この姿勢に応じてセンサ取付面(A面、B面、C面)に選択的に取付けられて、その検知方向が変更可能となる。また、姿勢を変えて設置される場合、センサ取付部材5の共通化が可能となる。
したがって、図7乃至図9に示すように、軒下用ブラケットBkが天井面に設置される場合(図7参照)、壁面に横方向に設置される場合(図8参照)及び壁面に縦方向に設置される場合(図9参照)において、センサ4の受光部42は、下方に向けられてその検知範囲を最適化することが可能となる。
また、センサ4が取付けられているセンサ取付面(A面、B面、C面)を変更する際、配線43を連続孔52a、52b及び52cを通過させることができるので、配線43を取外すことなく、検知方向が変更可能となる。
軒下用ブラケットBkの各姿勢での設置状態において、電源ユニットに電力が供給されると、LEDモジュール21におけるLEDに通電されLEDは発光する。LEDから出射された光は、筒状のカバー22を透過し、拡散性を有する透光性のカバー部材3を透過して拡散され、所定範囲に照射される。
また、センサ4の検知出力によってLEDモジュール21におけるLEDの発光が制御される。例えば、昼間の明るい状態では消灯し、暗くなった状態では減光点灯し、このとき、人が近づくと全光点灯し、人が離れて所定時間経過すると再度減光点灯に戻るといった制御が可能となる。このため、省エネ、防犯、自動的に点灯や消灯が行われるため使用性が向上できる等の効果を奏することができる。
この場合、軒下用ブラケットBkの各姿勢において、センサ4の検知範囲が適切に確保されるため、所望のセンサ4による検知が実行されるようになる。
以上のように本実施形態によれば、姿勢を変えて設置される場合であっても、適切な検知範囲の確保が可能な照明器具を提供することができる。また、センサ取付部材7には、センサ4を姿勢に応じてセンサ取付面(A面、B面、C面)に選択的に取付けることができるので、部品の共通化が可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態について図10乃至図12を参照して説明する。図10乃至図12は、センサ取付部材5を示し、図10は第1の実施形態における図4に相当し、図11は図5に相当し、図12は図6に相当している。なお、第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態においては、センサ取付部材5には、センサ取付面であるA面、B面及びC面の各面に円形状の配線挿通孔51a、51b及び51cが形成されているが、これら配線挿通孔51a、51b及び51cを連続して繋ぐスリット状の連続孔は形成されていないものである。
したがって、軒下用ブラケットBkの姿勢を変えて設置するためにセンサ4の方向を変更して取付ける場合には、センサ4を取付面から取外し、センサ4から導出された配線43をコネクタ等の接続から外して、取付面を変更する。この場合、変更された取付面の配線挿通孔51a、51b又は51cから配線43を挿通させるようにして、再度コネクタ等に接続する。
以上のように本実施形態によっても第1の実施形態と同様な効果を奏することができ、姿勢を変えて設置される場合であっても、適切な検知範囲の確保が可能であるとともに、センサ取付部材7の共通化が可能となる照明器具を提供することができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、光源としては、LEDに限らず蛍光ランプ等を適用するのを妨げるものではない。さらに、配線挿通孔の形状は、円形状に限らない。配線が挿通する機能を有していれば、その形状等は格別限定されるものではない。
また、センサの検知方向は、少なくとも2つの方向に変更可能であればよく、例えば、照明器具を天井面に設置する場合と壁面に縦方向に設置される場合との2つの設置状態に対応するものであってもよい。
さらに、センサの検知方向の変更(設定)は、照明器具の製造時及び設置施工時等に行うことが可能である。
また、本発明のセンサの取付け構成は、新たに設計する照明器具に適用できるばかりではなく、既に基本的に設計された既存の照明器具にセンサを取付ける場合にも適用可能である。
1・・・本体(シャーシ)、2・・・光源部、
3・・・カバー部材、4・・・センサ、
5・・・センサ取付部材、42・・・受光部、
43・・・配線、51a、51b、51c、51d・・・配線挿通孔、
52a、52b、52c・・・連続孔、A面、B面、C面・・・センサ取付面

Claims (2)

  1. 本体と;
    前記本体に配設された光源部と;
    相互の面が略直角をなして、それぞれ配線挿通孔を有した少なくとも2面のセンサ取付面を備えて前記本体に取付けられたセンサ取付部材と;
    前記配線挿通孔に挿通される配線が接続され、前記少なくとも2面のセンサ取付面に選択的に取付けられて、その検知方向が変更可能な前記光源部を制御するセンサと;
    を具備することを特徴とする照明器具。
  2. 前記少なくとも2面に設けられた配線挿通孔は、連続して繋がっていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
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