JP2012202353A - 圧縮要素および圧縮機 - Google Patents

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展平 関口
Makoto Adachi
誠 足立
Yohei Shimizu
洋平 清水
Ayumi Ogawa
歩 小川
Hiromichi Taniwa
弘通 谷和
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Abstract

【課題】ボルト締結により発生するリアマフラのクリープを抑制して、このリアマフラのクリープにより発生するボルト緩みを防止する圧縮要素および圧縮機を提供する。
【解決手段】リアマフラ240は、リアマフラ240のみを貫通する第1のボルト81により、リアヘッド60に固定される。リアヘッド60は、少なくともリアヘッド60を貫通する第2のボルト82により、第2のシリンダ221に固定される。このように、リアマフラ240をリアヘッド60に固定する第1のボルト81と、リアヘッド60を第2のシリンダ221に固定する第2のボルト82とを、分けたことにより、ボルト締結により発生するリアマフラ240のクリープを抑制して、リアマフラ240のクリープにより発生するボルト緩みを防止できる。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えばエアコンや冷蔵庫等に用いられる圧縮要素および圧縮機に関する。
従来、圧縮機の圧縮要素としては、フロントヘッドと、リアヘッドと、上記フロントヘッドと上記リアヘッドとの間に配置されたフロントシリンダおよびリアシリンダと、上記リアヘッドとの間にマフラ室を形成するようにリアヘッドに取り付けられた平板状のリアマフラと備えたものがある(特開2009−127608号公報:特許文献1参照)。
上記リアマフラは、リアマフラ、リアヘッド、リアシリンダ、フロントシリンダを貫通してフロントヘッドにねじ込まれた固定ボルトにより、リアヘッドに固定されていた。
特開2009−127608号公報
しかしながら、上記従来の圧縮機では、上記リアマフラは、リアマフラからフロントシリンダまでを貫通してフロントヘッドにねじ込まれた固定ボルトにより、リアヘッドに固定されていたので、固定ボルトの締結力は、リアマフラからフロントヘッドまでを一体に固定する大きな力となっていた。
これに対して、上記リアマフラは、例えば、SPHCやSPCCなどの圧延鋼板から構成されるため、リアマフラの剛性は、小さなものとなる。
このため、締付力の大きな固定ボルトにより、剛性の小さなリアマフラを締め付けることになって、リアマフラにクリープが発生し、このリアマフラのクリープによって固定ボルトの締め付けが緩むという現象が発生する。この現象の発生を、本願発明者は、新たに見出した。
そこで、この発明の課題は、ボルト締結により発生するリアマフラのクリープを抑制して、このリアマフラのクリープにより発生するボルト緩みを防止する圧縮要素、および、この圧縮要素を有する圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の圧縮要素は、
フロントヘッドと、
リアヘッドと、
上記フロントヘッドと上記リアヘッドとの間に配置された少なくとも一つのシリンダと、
上記リアヘッドとの間にマフラ室を形成するように上記リアヘッドに取り付けられたリアマフラと
を備え、
上記リアヘッドは、
環状の本体部と、
上記本体部の内周側に設けられたボス部と、
上記本体部の外周側に設けられた周壁と
を有し、
上記リアマフラは、上記ボス部の端面と上記周壁の端面とに接触し、
上記リアマフラは、上記リアマフラを貫通して上記リアヘッドの上記周壁の端面にねじ込まれた第1のボルトにより、上記リアヘッドに固定され、
上記リアヘッドは、少なくとも上記リアヘッドの本体部を貫通している第2のボルトにより、上記少なくとも一つのシリンダに固定されていることを特徴としている。
この発明の圧縮要素によれば、上記リアマフラは、リアマフラのみを貫通する第1のボルトにより、上記リアヘッドに固定されるので、第1のボルトの締結力は、リアマフラをリアヘッドに固定する程度の小さな力となるため、リアマフラのクリープが生じなくて、第1のボルトの締め付けが緩むことがない。
一方、上記リアヘッドは、少なくともリアヘッドの本体部を貫通する第2のボルトにより、上記シリンダに固定されるので、第2のボルトの締結力は、リアヘッドをシリンダに固定する大きな力となるが、リアヘッドの本体部およびシリンダの剛性は大きく、剛性の小さなリアマフラを締め付けていないので、第2のボルトの締結力によってリアヘッドの本体部がクリープすることがなくて、第2のボルトの締め付けが緩むことがない。
このように、リアマフラをリアヘッドに固定する第1のボルトと、リアヘッドをシリンダに固定する第2のボルトとを、分けたことにより、ボルト締結により発生するリアマフラのクリープを抑制して、このリアマフラのクリープにより発生するボルト緩みを防止できる。
また、上記第1のボルトは、上記リアヘッドの上記周壁の端面にねじ込まれているので、圧縮要素が大型化し、第1のボルトの径が大きくなっても、リアヘッドの周壁を厚くしてねじ込むことができる。これに対して、もし、リアヘッドのボス部に第1のボルトをねじ込むと、軸受の精度に影響するボス部が変形するおそれがあり、さらに、第1のボルトの径が大きくなると、ボス部を厚くする必要があり、リアヘッドの本体部にシリンダ内に連通する吐出口を設けることができない。
また、一実施形態の圧縮機では、
密閉容器と、
この密閉容器内に配置される圧縮要素と、
上記密閉容器内に配置され、上記圧縮要素をシャフトを介して駆動するモータと
を備え、
上記圧縮要素の上記フロントヘッドは、上記モータ側に、配置されている。
この実施形態の圧縮機によれば、上記圧縮要素を有するので、ボルトの締め付けが緩むことがない。
この発明の圧縮要素によれば、上記リアマフラは、上記リアマフラを貫通して上記リアヘッドの上記周壁の端面にねじ込まれた第1のボルトにより、上記リアヘッドに固定され、上記リアヘッドは、少なくとも上記リアヘッドの本体部を貫通している第2のボルトにより、上記シリンダに固定されているので、ボルト締結により発生するリアマフラのクリープを抑制して、このリアマフラのクリープにより発生するボルト緩みを防止する。
この発明の圧縮機によれば、上記圧縮要素を有するので、ボルトの締め付けが緩むことがない。
本発明の圧縮機の一実施形態を示す断面図である。 圧縮要素の拡大図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の圧縮機の一実施形態である断面図を示している。図1に示すように、この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置される圧縮要素2と、上記密閉容器1内に配置され、上記圧縮要素2をシャフト12を介して駆動するモータ3とを備えている。この圧縮機は、高圧ドーム型のロータリ圧縮機であり、上記密閉容器1内に、上記圧縮要素2を下に、上記モータ3を上に、配置している。
上記モータ3は、ロータ6と、このロータ6の径方向外側にエアギャップを介して配置されたステータ5とを有する。上記ロータ6には、上記シャフト12が取り付けられている。
上記ロータ6は、例えば積層された電磁鋼板からなるロータコアと、このロータコアに埋設された磁石とを有する。上記ステータ5は、例えば鉄からなるステータコアと、このステータコアに巻かれたコイルとを有する。
上記モータ3は、上記コイルに電流を流して上記ステータ5に発生する電磁力によって、上記ロータ6を上記シャフト12と共に回転させ、このシャフト12を介して、上記圧縮要素2を駆動する。
上記密閉容器1には、冷媒ガスを吸入する吸入管11が取り付けられ、この吸入管11にはアキュームレータ10が連結されている。つまり、上記圧縮要素2は、上記アキュームレータ10から上記吸入管11を通して冷媒ガスを吸入する。
この冷媒ガスは、この圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって得られる。
上記圧縮機は、圧縮した高温高圧の吐出ガスを、上記圧縮要素2から吐出して上記密閉容器1の内部に満たすと共に、上記モータ3の上記ステータ5と上記ロータ6との間の隙間等を通して、吐出管13から外部に吐出するようにしている。上記密閉容器1内の高圧領域の下部に、潤滑油9を溜めている。
図2に示すように、上記圧縮要素2は、上記シャフト12に沿ってモータ3側から順に(上から下へ順に)、フロントヘッド50と、第1のシリンダ121と、端板部材70と、第2のシリンダ221と、リアヘッド60とを有する。
上記フロントヘッド50および上記端板部材70は、上記第1のシリンダ121の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている。上記端板部材70および上記リアヘッド60は、上記第2のシリンダ221の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている。
上記第1のシリンダ121、上記フロントヘッド50および上記端板部材70によって、第1のシリンダ室122を形成する。上記第2のシリンダ221、上記リアヘッド60および上記端板部材70によって、第2のシリンダ室222を形成する。
上記フロントヘッド50は、環状の本体部51と、この本体部51の内周側に設けられたボス部52とを有する。上記ボス部52は、上記シャフト12に挿通されている。上記本体部51には、上記第1のシリンダ室122に連通する吐出口51aが設けられている。
上記本体部51に関して上記第1のシリンダ121と反対側に位置するように、上記本体部51に吐出弁131が取り付けられている。この吐出弁131は、例えば、リード弁であり、上記吐出口51aを開閉する。
上記本体部51には、上記第1のシリンダ121と反対側に、上記吐出弁131を覆うように、カップ状の内側のフロントマフラ140が取り付けられている。上記内側のフロントマフラ140は、上記ボス部52に挿通されている。
上記内側のフロントマフラ140および上記フロントヘッド50によって、第1のマフラ室142を形成する。上記第1のマフラ室142と上記第1のシリンダ室122とは、上記吐出口51aを介して、連通されている。
上記リアヘッド60は、環状の本体部61と、この本体部61の内周側に設けられたボス部62と、上記本体部51の外周側に設けられた周壁63とを有する。上記ボス部62は、上記シャフト12に挿通されている。上記本体部61には、上記第2のシリンダ室222に連通する吐出口61aが設けられている。
上記本体部61に関して上記第2のシリンダ221と反対側に位置するように、上記本体部61に(図示しない)吐出弁が取り付けられ、この吐出弁は上記吐出口61aを開閉する。
上記本体部61には、上記第2のシリンダ221と反対側に、上記吐出弁を覆うように、平板状のリアマフラ240が取り付けられている。上記リアマフラ240は、上記ボス部62に挿通されている。
上記リアマフラ240および上記リアヘッド60によって、第2のマフラ室242を形成する。上記第2のマフラ室242と上記第2のシリンダ室222とは、上記吐出口61aを介して、連通されている。
上記内側のフロントマフラ140には、上記フロントヘッド50と反対側に、カップ状の外側のフロントマフラ340が覆うように取り付けられている。上記内側のフロントマフラ140および上記外側のフロントマフラ340によって、第3のマフラ室342を形成する。
上記1のマフラ室142と上記第3のマフラ室342とは、上記内側のフロントマフラ140に形成された(図示しない)孔部によって、挿通されている。
上記2のマフラ室242と上記第3のマフラ室342とは、上記リアヘッド60、上記第2のシリンダ221、上記端板部材70、上記第1のシリンダ121および上記フロントヘッド50に形成された(図示しない)孔部によって、挿通されている。
上記第3のマフラ室342と上記外側のフロントマフラ340の外側とは、上記外側のフロントマフラ340に形成された(図示しない)孔部によって、連通されている。
上記リアマフラ240は、上記リアヘッド60のボス部62の端面と、上記リアヘッド60の周壁63の端面とに接触している。ボス部62の端面と周壁63の端面とは、略同一の高さに位置している。ボス部62と周壁63との間には、第2のマフラ室242を構成する凹部が設けられている。
上記リアマフラ240は、複数の第1のボルト81によって、上記リアヘッド60に固定されている。複数の第1のボルト81は、リアヘッド60の周方向に間隔をあけて、配列されている。
上記第1のボルト81は、リアマフラ240を貫通してリアヘッド60の周壁63の端面にねじ込まれている。つまり、第1のボルト81は、リアマフラ240締結専用のボルトである。
上記リアヘッド60は、複数の第2のボルト82により、上記第2のシリンダ221に固定されている。複数の第2のボルト82は、リアヘッド60の周方向に間隔をあけて、配列されている。
上記第2のボルト82は、リアヘッド60の本体部61、第2のシリンダ221および端板部材70を貫通して、第1のシリンダ121にねじ込まれている。第2のボルト82は、吐出口61aよりも、リアヘッド60の径方向外側に位置している。
上記内側のフロントマフラ140、上記外側のフロントマフラ340、上記フロントヘッド50および上記第1のシリンダ121は、複数の第3のボルト83によって、一体に締め付けられている。フロントヘッド50は、溶接等によって、密閉容器1に取り付けられている。
上記第3のボルト83は、内側のフロントマフラ140、外側のフロントマフラ340、フロントヘッド50を貫通して、第1のシリンダ121にねじ込まれている。
上記シャフト12の一端側は、上記フロントヘッド50のボス部52と、上記リアヘッド60のボス部62とに支持されており、上記シャフト12は、片持ち構造となる。
上記シャフト12には、上記第1のシリンダ室122内に配置される第1の偏心ピン126を設けている。この第1の偏心ピン126には、第1のローラ127が嵌め込まれている。この第1のローラ127は、上記第1のシリンダ室122の内面に沿って上記第1のシリンダ室122の中心軸の回りを公転可能に配置され、この第1のローラ127の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
上記シャフト12には、上記第2のシリンダ室222内に配置される第2の偏心ピン226を設けている。この第2の偏心ピン226には、第2のローラ227が嵌め込まれている。この第2のローラ227は、上記第2のシリンダ室222の内面に沿って上記第2のシリンダ室222の中心軸の回りを公転可能に配置され、この第2のローラ227の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
上記第1の偏心ピン126と上記第2の偏心ピン226とは、上記シャフト12の回転軸に対して、180°ずれた位置にある。
次に、上記圧縮要素2の圧縮作用を説明する。
まず、上記第1のシリンダ室122の圧縮作用において、上記第1の偏心ピン126が、上記シャフト12と共に、偏心回転して、上記第1の偏心ピン126に嵌合した上記第1のローラ127が、この第1のローラ127の外周面を上記第1のシリンダ室122の内周面に接して、公転する。
すると、一方の上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記第1のシリンダ室122に吸入し、上記第1のシリンダ室122内で圧縮して高圧にした後、上記フロントヘッド50の吐出口51aから高圧の冷媒ガスを吐出する。
そして、上記吐出口51aから吐出された冷媒ガスは、上記第1のマフラ室142および上記第3のマフラ室342を経由して、上記外側のフロントマフラ340の外部に排出される。
一方、上記第2のシリンダ室222の圧縮作用も、上記第1のシリンダ室122の圧縮作用と同様である。つまり、他方の上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記第2のシリンダ室222に吸入し、上記第2のシリンダ室222内で上記第2のローラ227の公転運動で冷媒ガスを圧縮して、この高圧の冷媒ガスを、上記第2のマフラ室242および上記第3のマフラ室342を経由して、上記外側のフロントマフラ340の外部に排出する。
上記第1のシリンダ室122の圧縮作用と上記第2のシリンダ室222の圧縮作用とは、180°ずれた位相にある。
上記構成の圧縮要素2によれば、上記リアマフラ240は、リアマフラ240のみを貫通する第1のボルト81により、上記リアヘッド60に固定されるので、第1のボルト81の締結力は、リアマフラ240をリアヘッド60に固定する程度の小さな力となるため、リアマフラ240のクリープが生じなくて、第1のボルト81の締め付けが緩むことがない。
一方、上記リアヘッド60は、少なくともリアヘッド60の本体部61を貫通する第2のボルト82により、上記第2のシリンダ221に固定されるので、第2のボルト82の締結力は、リアヘッド60を第2のシリンダ221に固定する大きな力となるが、リアヘッド60の本体部61および第2のシリンダ221の剛性は大きく、剛性の小さなリアマフラ240を締め付けていないので、第2のボルト82の締結力によってリアヘッド60の本体部61がクリープすることがなくて、第2のボルト82の締め付けが緩むことがない。
このように、リアマフラ240をリアヘッド60に固定する第1のボルト81と、リアヘッド60を第2のシリンダ221に固定する第2のボルト82とを、分けたことにより、ボルト締結により発生するリアマフラ240のクリープを抑制して、このリアマフラ240のクリープにより発生するボルト緩みを防止できる。
つまり、リアマフラ240は、例えば、SPHCやSPCCなどの圧延鋼板から構成されるため、リアマフラ240の剛性は、小さなものとなる。このため、締結力の小さな第1のボルト81のみで、リアマフラ240を締め付けることで、リアマフラ240のクリープを抑制できる。
なお、上記内側のフロントマフラ140および上記外側のフロントマフラ340は、フロントヘッド50を貫通して第1のシリンダ121にねじ込まれた上記第3のボルト83により、フロントヘッド50に固定されており、第3のボルト83の締結力は、フロントヘッド50を第1のシリンダ121に固定する大きな力となるが、内側と外側のフロントマフラ140,340を2重に重ねたことにより、内側と外側のフロントマフラ140,340の剛性が大きくなって、内側と外側のフロントマフラ140,340には、クリープが発生しない。
また、上記第1のボルト81は、上記リアヘッド60の上記周壁63の端面にねじ込まれているので、圧縮要素2が大型化し、第1のボルト81の径が大きくなっても、リアヘッド60の周壁63を厚くしてねじ込むことができる。これに対して、もし、リアヘッド60のボス部62に第1のボルト81をねじ込むと、軸受の精度に影響するボス部62が変形するおそれがあり、さらに、第1のボルト81の径が大きくなると、ボス部62を厚くする必要があり、リアヘッド60の本体部61に第2のシリンダ221内に連通する吐出口61aを設けることができない。
上記構成の圧縮機によれば、上記圧縮要素2を有するので、ボルトの締め付けが緩むことがない。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、リアヘッド60を第2のシリンダ221に固定する第2のボルト82は、少なくともリアヘッド60の本体部61を貫通していればよい。具体的には、第2のボルト82は、リアヘッド60を貫通して第2のシリンダ221にねじ込まれていてもよく、または、リアヘッド60、第2のシリンダ221、端板部材70および第1のシリンダ121を貫通して、フロントヘッド50にねじ込まれていてもよい。
また、リアマフラ240は、平板状でなく、カップ状であってもよい。また、リアヘッド60のボス部62の端面と周壁63の端面とは、異なる高さとしてもよい。
また、上記実施形態では、2シリンダの圧縮要素について説明したが、本発明を1シリンダの圧縮要素にも適用可能である。具体的には、1シリンダの圧縮要素は、フロントヘッドとシリンダとリアヘッドとリアマフラとを有し、このリアマフラは、リアマフラを貫通してリアヘッドの周壁の端面にねじ込まれた第1のボルトにより、リアヘッドに固定され、リアヘッドは、少なくともリアヘッドの本体部を貫通している第2のボルトにより、シリンダに固定される。このとき、第2のボルトは、リアヘッドを貫通してシリンダにねじ込まれていてもよく、または、リアヘッドおよびシリンダを貫通して、フロントヘッドにねじ込まれていてもよい。
1 密閉容器
2 圧縮要素
3 モータ
5 ステータ
6 ロータ
11 吸入管
12 シャフト
121 第1のシリンダ
221 第2のシリンダ
50 フロントヘッド
60 リアヘッド
61 本体部
61a 吐出口
62 ボス部
63 周壁
81 第1のボルト
82 第2のボルト
140 内側のフロントマフラ
240 リアマフラ
340 外側のフロントマフラ

Claims (2)

  1. フロントヘッド(50)と、
    リアヘッド(60)と、
    上記フロントヘッド(50)と上記リアヘッド(60)との間に配置された少なくとも一つのシリンダ(121,221)と、
    上記リアヘッド(60)との間にマフラ室を形成するように上記リアヘッド(60)に取り付けられたリアマフラ(240)と
    を備え、
    上記リアヘッド(60)は、
    環状の本体部(61)と、
    上記本体部(61)の内周側に設けられたボス部(62)と、
    上記本体部(61)の外周側に設けられた周壁(63)と
    を有し、
    上記リアマフラ(240)は、上記ボス部(62)の端面と上記周壁(63)の端面とに接触し、
    上記リアマフラ(240)は、上記リアマフラ(240)を貫通して上記リアヘッド(60)の上記周壁(63)の端面にねじ込まれた第1のボルト(81)により、上記リアヘッド(60)に固定され、
    上記リアヘッド(60)は、少なくとも上記リアヘッド(60)の本体部(61)を貫通している第2のボルト(82)により、上記少なくとも一つのシリンダ(121,221)に固定されていることを特徴とする圧縮要素。
  2. 密閉容器(1)と、
    この密閉容器(1)内に配置される請求項1に記載の圧縮要素(2)と、
    上記密閉容器(1)内に配置され、上記圧縮要素(2)をシャフト(12)を介して駆動するモータ(3)と
    を備え、
    上記圧縮要素(2)の上記フロントヘッド(50)は、上記モータ(3)側に、配置されていることを特徴とする圧縮機。
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