JP2012196276A - 穿刺針組立体および薬液投与器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】チューブの途中で穿刺針を分離することができ、廃棄の際の経済性に優れる穿刺針組立体およびかかる穿刺針組立体を備える薬液投与器具を提供すること。
【解決手段】穿刺針組立体5は、穿刺針51と、穿刺針51の基端部に接続されたチューブ52と、チューブ52の途中であって穿刺針51の近傍に設けられ、その周囲の部分よりも容易に破断する破断容易部57とを有し、破断容易部57が破断することで、穿刺針51を含む第1の部位5aと、それ以外の第2の部位5bとに分離することができるよう構成されている。
【選択図】図3
【解決手段】穿刺針組立体5は、穿刺針51と、穿刺針51の基端部に接続されたチューブ52と、チューブ52の途中であって穿刺針51の近傍に設けられ、その周囲の部分よりも容易に破断する破断容易部57とを有し、破断容易部57が破断することで、穿刺針51を含む第1の部位5aと、それ以外の第2の部位5bとに分離することができるよう構成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、穿刺針組立体および薬液投与器具に関するものである。
例えば、患者が血液製剤等の薬液を自己注射する場合、まず、薬剤を液体で溶解または希釈してなる薬液をシリンジに吸引・充填し、このシリンジに、注射針を備える翼状針を取り付け、注射針を生体に穿刺し、シリンジ内の薬液を生体内に投与する。
この際に用いられる翼状針は、例えば、一対の翼が設けられた針ハブと、針ハブの先端部に固定された注射針(穿刺針)と、針ハブの基端部に接続された30〜40cm程度のチューブと、チューブの基端部に接続されたアダプタとを有しており、アダプタをシリンジの口部に接続することにより、翼状針をシリンジに取り付けることができる(例えば、特許文献1参照)。
このような翼状針には、注射針が含まれているため、医療機関がこれを廃棄する場合には感染性産業廃棄物として、在宅療養等によって一般家庭が廃棄する場合には在宅医療廃棄物として、すなわち両者ともにいわゆる「針ゴミ」として、各種法律、規則に則って適切に処理する必要がある。
しかしながら、前述したように、従来の翼状針は、注射針の他に、針ハブ、翼、チューブおよびアダプタを含んでいる。従来では、このような翼状針を丸ごと廃棄しなければならず、特に非常に嵩張るチューブによってその廃棄量が必要以上に多くなってしまい、廃棄の経済性が悪かった。
本発明の目的は、チューブの途中で穿刺針を分離することができ、廃棄の際の経済性に優れる穿刺針組立体およびかかる穿刺針組立体を備える薬液投与器具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(7)の本発明により達成される。
(1) 穿刺針と、
前記穿刺針の基端部に接続されたチューブと、
前記チューブの途中であって前記穿刺針の近傍に設けられ、その周囲の部分よりも容易に破断する破断容易部とを有し、
前記破断容易部が破断することで、前記穿刺針を含む第1の部位と、それ以外の第2の部位とに分離することができるよう構成されていることを特徴とする穿刺針組立体。
(1) 穿刺針と、
前記穿刺針の基端部に接続されたチューブと、
前記チューブの途中であって前記穿刺針の近傍に設けられ、その周囲の部分よりも容易に破断する破断容易部とを有し、
前記破断容易部が破断することで、前記穿刺針を含む第1の部位と、それ以外の第2の部位とに分離することができるよう構成されていることを特徴とする穿刺針組立体。
(2) 前記破断容易部は、前記穿刺針と別体かつ前記チューブの前記穿刺針の基端から10cm以内の領域に設けられている上記(1)に記載の穿刺針組立体。
(3) 前記チューブは、先端部が前記穿刺針に接続された先端側チューブと、前記先端側チューブよりも基端側に位置する基端側チューブと、前記先端側チューブと前記基端側チューブとを連結する連結部材とを有し、
前記連結部材に、前記破断容易部が形成されている上記(1)または(2)に記載の穿刺針組立体。
前記連結部材に、前記破断容易部が形成されている上記(1)または(2)に記載の穿刺針組立体。
(4) 前記連結部材は、前記先端側チューブに接続された先端部と、前記基端側チューブに接続された基端部と、前記先端部と前記基端部とを連結する中間部を有し、
前記中間部には、前記先端部および前記基端部よりも薄肉化された薄肉部を有し、
前記薄肉部が前記破断容易部を構成している上記(3)に記載の穿刺針組立体。
前記中間部には、前記先端部および前記基端部よりも薄肉化された薄肉部を有し、
前記薄肉部が前記破断容易部を構成している上記(3)に記載の穿刺針組立体。
(5) 前記薄肉部は、前記中間部の外周に形成された溝によって薄肉化されている上記(4)に記載の穿刺針組立体。
(6) 前記溝は、前記中間部の全周にわたって形成されている上記(5)に記載の穿刺針組立体。
(7) 上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の穿刺針組立体と、
多方活栓と、
薬剤が収納された第1容器に接続可能な接続器具とを有し、
前記多方活栓は、前記薬剤を溶解または希釈する液体が封入され、液体の吸入・排出が可能な第2容器に接続可能な第1のポートと、前記接続器具が接続された第2のポートと、前記チューブの基端部が接続された第3のポートとを有し、前記第1のポート、前記第2のポートおよび前記第3のポートのうちの前記第1のポートと前記第2のポートとが連通した第1の状態と、前記第1のポートと前記第3のポートとが連通した第2の状態とをとり得ることを特徴とする薬液投与器具。
多方活栓と、
薬剤が収納された第1容器に接続可能な接続器具とを有し、
前記多方活栓は、前記薬剤を溶解または希釈する液体が封入され、液体の吸入・排出が可能な第2容器に接続可能な第1のポートと、前記接続器具が接続された第2のポートと、前記チューブの基端部が接続された第3のポートとを有し、前記第1のポート、前記第2のポートおよび前記第3のポートのうちの前記第1のポートと前記第2のポートとが連通した第1の状態と、前記第1のポートと前記第3のポートとが連通した第2の状態とをとり得ることを特徴とする薬液投与器具。
本発明によれば、破断容易部を破断させることで、穿刺針組立体を穿刺針を備える第1の部分と、それ以外の第2の部位とに分離することができる。そのため、穿刺針組立体を廃棄する際には、第1の部位のみを「針ゴミ」として廃棄すればよく、これにより「針ゴミ」の発生量を少なくすることができる。なお、第1の部位には、嵩張るチューブがほとんど含まれないため、「針ゴミ」の発生量は非常に少なくなる。その結果、穿刺針組立体を廃棄する際の経済性が向上する。すなわち、ゴミ出しの頻度を少なくすることができるとともに、廃棄に係る費用を抑えることができる。
また、破断容易部を破断させることで簡単に第1の部位と第2の部位に分離することができるため、廃棄の際の煩わしさがなく、その操作性に優れている。さらに、ハサミ等の刃物を使用せずに分離できるため、安全性にも優れている。
以下、本発明の穿刺針組立体および薬液投与器具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の穿刺針組立体を組み込んだ薬剤投与器具(本発明の薬剤投与器具)の第1実施形態について説明する。
まず、本発明の穿刺針組立体を組み込んだ薬剤投与器具(本発明の薬剤投与器具)の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の薬液投与器具の第1実施形態を示す模式図、図2は、図1に示す薬液投与器具の薬液投与器具本体を示す斜視図、図3は、図1に示す薬液投与器具が有する穿刺針組立体(本発明の穿刺針組立体)の斜視図、図4は、図3に示す穿刺針組立体が有する連結部材の模式的断面図、図5は、図3に示す穿刺針組立体の分離状態を示す斜視図である。なお、以下では、説明の都合上、図1の右側を「先端」といい、左側を「基端」という。
図1に示す薬液投与器具1は、薬液の自己注射を行う場合に用いられる器具である。このような薬液投与器具1は、薬液投与器具本体2と、液体の吸入・排出が可能な第2容器(吸入・排出器具)であるシリンジ6と、薬剤が収納された第1容器であるバイアル(薬剤容器)7とを備えている。
また、薬液投与器具1は、自己注射以外にも、例えば医師や看護師等の医療従事者が患者に対して注射を行う場合にも使用することができる。以下、各構成要素について順次説明する。
図1に示すように、薬液投与器具本体2は、三方活栓(多方活栓)3と、穿刺針組立体(本発明の穿刺針組立体)5と、気体は通過するが細菌は通過しないフィルタ8と、バイアル7が接続される接続器具9とを有している。
三方活栓3は、本体31と、コック35とを有している。
本体31は、筒状部32と、筒状部32の外周に形成され、筒状部32の径方向外方に向けて突出する第1のポート331、第2のポート332および第3のポート333とを有している。
本体31は、筒状部32と、筒状部32の外周に形成され、筒状部32の径方向外方に向けて突出する第1のポート331、第2のポート332および第3のポート333とを有している。
第1のポート331、第2のポート332、第3のポート333は、それぞれ、管状をなし、等角度間隔、すなわち、90°の角度を隔てて配置されている。この場合、第1のポート331と第3のポート333とは、180°の角度を隔てて配置、すなわち、直線上に配置されている。
また、第2のポート332は、第1のポート331および第2のポート332の側方に向って突出、すなわち、第1のポート331および第2のポート332のそれぞれに対し、90°の角度を隔てて配置されている。
コック35は、胴部36と、胴部36の上部に形成されたレバー38とを有している。胴部36は、円柱形状または円筒形状(図示の構成では円柱形状)をなし、筒状部32の内腔320内に気密性または液密性をもって回動自在に挿入されている。また、レバー38を手指で把持し、コック35の回動操作を行う。
なお、三方活栓3は、レバー38を図1に示すように第3のポート333側に位置させると、第1のポート331と第2のポート332とが連通した第1の状態となり、第2のポート332側に位置させると、第1のポート331と第3のポート333とが連通した第2の状態となる。また、図示しないが、コック35の回動操作を規制する手段として、筒状部32およびレバー38にはそれぞれ突起が設けられていてもよい。これにより、レバー38を第1のポート側および第2のポートと反対側に位置させることができず、第1のポート、第2のポートおよび第3のポートの連通が前述の第1の状態および第2の状態のみに規制される。このようなコック35の回動操作規制手段を設けることで、後述するように、薬液投与時の誤使用を防止することができる。
三方活栓3の各部の構成材料としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィンや、ポリカーボネート等を用いることができる。
接続器具9は、三方活栓3の第2のポート332に設けられている。
図2に示すように、この接続器具9は、本体部91と、後述するバイアル7の栓体72を刺通可能な中空針92とを有している。本体部91は、中空針92の周囲を囲う有底筒状のホルダー911と、ホルダー911の底部に、ホルダー911の軸方向に突出するように形成された管状部912とを有している。管状部912は、第2のポート332に固定され、その第2のポート332の流路342に連通している。なお、管状部912の径は、ホルダー911の径よりも小さく設定されている。
図2に示すように、この接続器具9は、本体部91と、後述するバイアル7の栓体72を刺通可能な中空針92とを有している。本体部91は、中空針92の周囲を囲う有底筒状のホルダー911と、ホルダー911の底部に、ホルダー911の軸方向に突出するように形成された管状部912とを有している。管状部912は、第2のポート332に固定され、その第2のポート332の流路342に連通している。なお、管状部912の径は、ホルダー911の径よりも小さく設定されている。
中空針92は、ホルダー911内に位置し、そのホルダー911の底部に、ホルダー911の軸方向に突出するように形成されている。また、中空針92は、管状部912に対応する位置に配置され、管状部912を介して第2のポート332の流路342に連通している。また、中空針92の途中の側部には、孔921が形成されており、この孔921を介して中空針92の内部と外部とが連通している。これにより、中空針92がバイアル7の栓体72を刺通すると、中空針92を介して、バイアル7内と第2のポート332の流路342とが連通する。
なお、接続器具9の構成材料としては、特に限定されず、例えば、前述した三方活栓3の構成材料として例示したものと同様のものを用いることができる。
また、接続器具9は、本実施形態では、第2のポート332に固定されているが、これに限らず、第2のポート332に着脱自在に装着されるように構成されていてもよい。
穿刺針組立体5は、三方活栓3の第3のポート333に設けられている。
穿刺針組立体5は、三方活栓3の第3のポート333に設けられている。
以下、穿刺針組立体(本発明の穿刺針組立体)5について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、穿刺針51側を「先端」といい、接続部53側を「基端」と言う。
図3に示すように穿刺針組立体5は、穿刺針51と、穿刺針51の基端部に接続されたチューブ52と、チューブ52の基端部に設けられた接続部53とを有している。
接続部53は、筒状をなしており、その基端部は、三方活栓3の第3のポート333に固定されている。これにより、穿刺針組立体5が第3のポート333に連結する。第3のポート333に接続部53を取り付ける方法は、それぞれ、特に限定されず、例えば、嵌合、螺合、融着、接着剤による接着等が挙げられ、本実施形態では、接着剤による接着を採用している。
接続部53の構成材料としては、特に限定されず、例えば、前述した三方活栓3の構成材料として例示したものと同様のものを用いることができる。
接続部53の先端部には、チューブ52の基端部が固定されている。すなわち、チューブ52は、この接続部53を介して、第3のポート333に接続され、第3のポート333の流路343に連通している。
また、チューブ52の先端部には、鋭利な針先を有する中空の穿刺針51が接続されており、その穿刺針51には、キャップ511が着脱自在に装着されている。また、穿刺針51の基端側の側方には、1対の翼51a、51bが形成されている。すなわち、穿刺針51は、翼付き針(翼状針)である。翼51a、51bは、それぞれ可撓性を有し、翼51a、51bが屈曲または湾曲することにより、開閉可能に構成されている。
穿刺針51を穿刺する際には、翼51a、51bを手指で摘んで閉じた状態とし、穿刺の操作を行うことができる。なお、翼51a、51bを摘まず、他の部位を摘んで穿刺することもできる。穿刺針51を穿刺した後は、翼51a、51bを開いた状態とし、翼51a、51bを粘着テープ等により皮膚に固定する。
チューブ52の長さは、特に限定されないが、15〜40cm程度であることが好ましく、20〜30cm程度であることがより好ましい。これにより、自己注射をより容易に行うことができる。
また、チューブ52の途中には、破断容易部57が形成されている。このような破断容易部57は、その周囲、具体的には、その先端側直近および基端側直近の部位よりも容易に破断するように構成されている。
このような破断容易部57を破断させることで、穿刺針組立体5を、それよりも先端側に位置し穿刺針51を含む第1の部位5aと、基端側の第2の部位5bとに分離することができる。
前述したように、穿刺針51を含むゴミは、「針ゴミ」として、各種法律、規則に則って適切に処理する必要がある。そのため、穿刺針組立体5のように、穿刺針51を含む第1の部位5aと、それ以外の第2の部位5bとに分離することで、第1の部位5aだけを針ゴミとして処分すればよく、針ゴミの発生量が減少する。その結果、穿刺針組立体5を廃棄する際の経済性が向上する。すなわち、針ゴミとしてのゴミ出しの頻度を少なくすることができるとともに、廃棄に係る費用を抑えることができる。破断容易部57を破断させることで簡単に第1の部位5aと第2の部位5bに分離することができるため、廃棄の際の煩わしさがなく、その操作性に優れている。
以下、破断容易部57について詳細に説明する。
図3および図4に示すように、チューブ52は、先端部が穿刺針51に接続された先端側チューブ54と、先端側チューブ54よりも基端側に位置し、基端部が接続部53に接続された基端側チューブ55と、先端側チューブ54と基端側チューブ55とを連結する筒状の連結部材56とを有している。
図3および図4に示すように、チューブ52は、先端部が穿刺針51に接続された先端側チューブ54と、先端側チューブ54よりも基端側に位置し、基端部が接続部53に接続された基端側チューブ55と、先端側チューブ54と基端側チューブ55とを連結する筒状の連結部材56とを有している。
また、連結部材56は、先端側チューブ54に接続された先端部561と、基端側チューブ55に接続された基端部562と、先端部561と基端部562とを連結する中間部563とを有している。
先端部561には、その両側に突出する一対のツマミ561a、561bが形成されており、基端部562には、その両側に突出する一対のツマミ562a、562bが形成されている。これらツマミ561a、561b、562a、562bは、それぞれ平板状をなしている。また、各ツマミ561a、561b、562a、562bは、指を引っ掛け易いように、その両面が縁部を除いて凹没した形状をなしている。
中間部563は、先端部561および基端部562よりも薄肉化された薄肉部563aを有しており、この薄肉部563aが破断容易部57を構成している。薄肉部563aは、先端部561および基端部562よりも薄肉化されている分、先端部561および基端部562よりも脆弱であり、小さい力で破断する。そのため、このような薄肉部563aによって破断容易部57を構成することにより、その機能を確実に発揮でき、かつ構成が簡単な破断容易部57を形成することができる。
このような破断容易部57は、後述する使用手順でも説明するが、例えば、一方の手で先端部561を把持するとともに他方の手で基端部562を把持し、先端部561および基端部562の少なくとも一方を、多方に対して捩るように回転させることにより、捩り切られるように破断する。このような方法によれば、簡単に、破断容易部57を破断させることができる。なお、以下、説明の便宜上、上述したような手順を「破断手順」とも言う。
特に、本実施形態では、先端部561に一対のツマミ561a、561bが形成されているとともに、基端部562に一対のツマミ562a、562bが形成されている。これらツマミ561a、561b、562a、562bに指を引っ掛けることにより、先端部561および基端部562を把持し易くなるとともに、先端部561および基端部562を回転させ易くなる。そのため、上述した破断手順をより簡単かつスムーズに行うことができる。
また、薄肉部563a(破断容易部57)は、可撓性(柔軟性)、具体的には延伸性もしくは伸縮性を有しているのが好ましい。これにより、上述した破断手順を実行する場合、先端部561と基端部562との回転角が大きくなるに連れて破断容易部57が引き延ばされるように変形し、回転角が所定角度を超えた時点で前記引き延ばしの限界を超え、破断容易部57が捩じ切れるように破断する。
このような構成によれば、破断直前まで、すなわち、破断容易部57が変形途中の状態では、チューブ52内の液密性を確保することができる。そのため、例えば、破断容易部57が意図せずに変形したとしても、破断容易部57が破断していなければ、チューブ52内の液密性が確保されているため、チューブ52内の汚染や、チューブ52からの液漏れ等を防止することができる。
なお、前記所定角度としては、45°以上であるのが好ましく、90°以上であるのがより好ましい。これにより、多少の回転では破断容易部57が破断しないため、破断容易部57の不本意な破断、意図しない破断を効果的に防止することができる。
また、破断容易部57は、チューブ52の途中であって、穿刺針51の基端から10cm以内の領域に設けられているのが好ましく、3〜6cm以内の領域に設けられているのがより好ましい。これにより、第1の部位5aの体積(嵩)をより小さくすることができ、針ゴミの発生量をより抑えることがでる。特に、3〜6cmとすれば、前述の効果を発揮することができるとともに、破断容易部57を穿刺針51から適度に離すことができるため、穿刺針51の操作性を損なうことがない。
薄肉部563a(破断容易部57)は、中間部563の外周に略V字状の溝563bを形成することにより形成されている。これにより、簡単に、薄肉部563a(破断容易部57)を形成することができるとともに、溝563bが目印となって、使用者が破断容易部57を簡単に視認することができる。そのため、上述した破断手順を行い易くなり、操作性が向上する。
なお、溝563bは、連結部材56の内部(チューブ52の内腔)に貫通しないように形成されており、これにより、チューブ52の液密性が確保されている。また、溝563bの横断面形状は、V字状に限定されず、例えば、略半円であってもよい。
このような溝563bは、中間部563の全周にわたって形成されているのが好ましい。すなわち、溝563bは、リング状をなしているのが好ましい。これにより、中間部563の全周にわたって破断容易部57を形成することができる。そのため、破断容易部57が、上述した破断手順によって捩じ切るという行為に適した構成となり、破断手順を簡単かつ確実に行うことができる。
このような薄肉部563a(破断容易部57)の厚さとしては、連結部材56の構成材料等によっても異なるが、溝563bの底部に相当する部位で、0.2〜1.0mm程度であるのが好ましく、0.3〜0.5mm程度であるのがより好ましい。これにより、破断容易部57が適度な機械的強度となり、破断容易部57が脆弱過ぎて使用途中に意図しない不本意な破断が生じたり、反対に、破断容易部57を強靭過ぎて破断に大きな力が必要となってしまったりするのを効果的に防止することができる。
すなわち、薄肉部563aの厚さを上記数値とすることにより、器具の使用中など破断させる意思がない場合には、破断を確実に防止でき、使用後破棄する際など破断させる意思がある場合には、簡単に破断させることのできる破断容易部57を構成することができる。
以上、先端部561、基端部562および中間部563について説明したが、これらは一体的に形成されている。これらの構成材料、すなわち連結部材56の構成材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミドのような各種樹脂が挙げられる。
三方活栓3の第1のポート331には、フィルタ8が着脱自在に装着され、また、シリンジ6が着脱自在に接続されるようになっている。すなわち、第1のポート331には、フィルタ8とシリンジ6とが選択的に取り付けられる。この場合、第1のポート331にフィルタ8、シリンジ6を取り付ける方法は、それぞれ、特に限定されず、例えば、嵌合、螺合等が挙げられ、本実施形態では、螺合方式を採用している。
図2に示すように、フィルタ8は、ハウジング81と、ハウジング81内に設置され、気体は通過するが細菌は通過しないフィルタ部材82とを有している。
ハウジング81は、有底筒状の筒状部811と、筒状部811の底部に、筒状部811の軸方向に突出するように形成された管状部812とを有している。管状部812の径は、筒状部811の径よりも小さく設定されている。また、筒状部811の底部の管状部812に対応する部位には、開口が形成されている。そして、フィルタ部材82は、前記開口を覆うように、筒状部811の底部に固定されている。
また、管状部812の内周面には、三方活栓3の第1のポート331の突起334と螺合する螺合部であるネジ山が形成されている。前記ネジ山を突起334に螺合させることにより、第1のポート331にフィルタ8が着脱自在に装着される。
なお、フィルタ部材82としては、例えば、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレン、ポリスルホン、再生セルロース、ポリアミド、ポリエステル等の不織布や紙、またはそれらに目止め加工を施したもの等が挙げられる。
シリンジ6は、外筒61と、外筒61内で摺動し得るガスケット66と、ガスケット66を外筒61の軸方向(長手方向)に沿って移動操作する押し子65とを備えている。ガスケット66は、押し子65の先端に連結されている。
外筒61は、有底筒状の部材で構成され、その先端部、すなわち、先端側底部の中央部には、外筒61の胴部に対し縮径した口部62が一体的に突出形成されている。この口部62からは、薬液等の液体が吸入または排出される。また、口部62には、三方活栓3の第1のポート331が着脱自在に接続されるようになっている。
また、シリンジ6の外筒61とガスケット66とで囲まれた空間(貯液空間)には、バイアル7に収納された薬剤を溶解または希釈する液体が封入されている。この液体としては、特に限定されず、前記薬剤に応じて適宜選択されるものであるが、例えば、注射用水、生理食塩水、ブドウ糖溶液等が挙げられる。
なお、シリンジ6への前記液体の封入は、予め行われていてもよく、また、使用する際に、前記液体をシリンジ6内に吸引するようにしてもよい。
バイアル7は、薬剤が収納された有底筒状の硬質の本体71と、本体71の上側の口部に設けられ、本体71内の空間を気密的に封止する栓体72とを有している。本体71の口部と栓体72との周囲には、環状部材73が装着され、これにより、栓体72の本体71からの離脱が防止される。また、バイアル7内は、陰圧になっている。このバイアル7は、前述した接続器具を9介して第2のポート332に接続される。
また、薬剤としては、特に限定されないが、例えば、乾燥人血液凝固第VIII因子等の血液製剤、インスリン製剤等のホルモン製剤、インターフェロン製剤等の抗ウイルス剤等が挙げられる。
また、薬剤の形態としては、特に限定されず、例えば、固体(錠剤、顆粒剤等)、粉体(散剤等)等の固形のものや、液体(液剤等)等が挙げられる。
次に、自己注射を行う際の薬液投与器具1の使用手順(作用)を説明する。
[薬液投与工程]
まず、三方活栓3のレバー38を第3のポート333の位置に合わせ、第1のポート331と第2のポート332とが連通した第1の状態とする。なお、この際、前述のようなコック35の回動規制手段を設けることで、誤って第2のポート332と第3のポート333とが連通した状態、および第1のポート331と第2のポート332と第3のポート333とのすべてが連通した状態となることがなく、薬液を投与できない、または薬液がバイアル7内に入って所定の投与量を投与できないとった誤使用を防止することができる。
[薬液投与工程]
まず、三方活栓3のレバー38を第3のポート333の位置に合わせ、第1のポート331と第2のポート332とが連通した第1の状態とする。なお、この際、前述のようなコック35の回動規制手段を設けることで、誤って第2のポート332と第3のポート333とが連通した状態、および第1のポート331と第2のポート332と第3のポート333とのすべてが連通した状態となることがなく、薬液を投与できない、または薬液がバイアル7内に入って所定の投与量を投与できないとった誤使用を防止することができる。
次いで、第1のポート331にフィルタ8が装着された状態で、接続器具9にバイアル7を接続する。この際は、バイアル7をその栓体72側から接続器具9のホルダー911内に押し込む。これにより、接続器具9の中空針92がバイアル7の栓体72を刺通し、中空針92を介してバイアル7内と第2のポート332とが連通する。バイアル7内は陰圧になっているので、外部の空気がフィルタ8を通過し、三方活栓3を経てバイアル7内に導入され、バイアル7内が大気圧となる。この際、フィルタ8により、三方活栓3内やバイアル7内等の薬液投与器具1内への細菌の侵入を防止することができる。
次いで、第1のポート331からフィルタ8を取り外し、第1のポート331にシリンジ6の口部62を接続する。
次いで、押し子65を先端方向に押圧して移動し、シリンジ6内に封入されている液体をそのシリンジ6からバイアル7内に導入し、バイアル7を数回振る。これにより、バイアル7内の薬剤は、流入した液体で溶解または希釈され、バイアル7内に薬液が収納された状態となる。
次いで、バイアル7の上下の向きを反転させ、押し子65を基端方向に引っ張って移動し、バイアル7内の薬液をそのバイアル7からシリンジ6内に吸入する。
次いで、三方活栓3のレバー38を第2のポート332の位置に合わせ、第1のポート331と第3のポート333とが連通した第2の状態とする。
次いで、穿刺針51からキャップ511を取り外し、プライミングを行う。
次いで、穿刺針51の針先を目的部位に穿刺し、シリンジ6内の薬液を投与する。すなわち、押し子65を先端方向に押圧して移動する。これにより、シリンジ6内の薬液は、そのシリンジ6から排出され、三方活栓3およびチューブ52を介して穿刺針51から流出し、投与される。
次いで、穿刺針51の針先を目的部位に穿刺し、シリンジ6内の薬液を投与する。すなわち、押し子65を先端方向に押圧して移動する。これにより、シリンジ6内の薬液は、そのシリンジ6から排出され、三方活栓3およびチューブ52を介して穿刺針51から流出し、投与される。
ここで、シリンジ6が接続された第1のポート331と、穿刺針組立体5が接続されている第3のポート333とは、直線上に配置されているので、プライミング時に空気が残留し難く、また、薬液を投与する際の抵抗も少なくなる。
また、第2のポート332は、第1のポート331および第3のポート333の側方に向って突出しているので、第1のポート331と第3のポート333とを結ぶ直線を中心軸としてバイアル7を回動させることができ、これにより、バイアル7の上下の向きを反転させる操作の際、容易に、バイアル7の上下の向きを変えることができる。
[廃棄工程]
薬液の投与が完了したら、穿刺針51を抜去する。
薬液の投与が完了したら、穿刺針51を抜去する。
次いで、一方の手で先端部561を把持するとともに他方の手で基端部562を把持し、先端部561および基端部562の少なくとも一方を、多方に対して捩るように回転させることにより、これらの間に位置する破断容易部57を捩じ切る。これにより、図5に示すように、穿刺針51を含む第1の部位5aとその他の第2の部位5bとに分離する。
次いで、分離した第1の部位5aのみを針ゴミとして処分する。
次いで、分離した第1の部位5aのみを針ゴミとして処分する。
<第2実施形態>
次いで、本発明の薬液投与器具の第2実施形態について説明する。
次いで、本発明の薬液投与器具の第2実施形態について説明する。
図6は、本発明の薬液投与器具の第2実施形態が有する穿刺針組立体を示す斜視図である。
以下、本実施形態の薬液投与器具について説明するが、前記第1実施形態の薬液投与器具との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態の薬液投与器具では、穿刺針組立体が有する連結部材の構成が異なる以外は、前記第1実施形態の薬液投与器具と同様である。
図6に示すように、本実施形態の連結部材56Aは、先端側チューブ54に接続された先端部561Aと、基端側チューブ55に接続された基端部562Aと、先端部561Aと基端部562Aとを連結する中間部563Aとを有している。また、中間部563Aは、先端部561Aおよび基端部562Aよりも薄肉化された薄肉部563Aaを有しており、この薄肉部563Aaが破断容易部57Aを構成している。なお、薄肉部563Aaは、中間部563Aの外周の全周にわたって略V字状の溝563Abを形成することにより形成されている。
このような破断容易部57Aは、例えば、一方の手で先端部561Aを把持するとともに他方の手で基端部562Aを把持し、これらのうちの少なくとも一方を他方に対して折り曲げることにより破断する。このような方法によれば、簡単に、破断容易部57Aを破断させることができ、穿刺針組立体5を第1の部位5aと第2の部位5bとに分離することができる。
薄肉部563Aa(破断容易部57A)は、比較的硬質な材料で構成されているのが好ましい。これにより、薄肉部563Aaの強度を適度に高めることができる。穿刺針組立体5の使用時に加わる力による、破断容易部57Aの不本意な破断、意図しない破断を効果的に防止することができる。
先端部261A、基端部262A、中間部563Aは、一体的に形成されている。これらの構成材料、すなわち連結部材56の構成材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状オレフィンの単独重合体(COP)や環状オレフィンの共重合体(COC)などの環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン12)のような各種樹脂が挙げられる。
以上、本発明の穿刺針組立体および薬液投与器具を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、穿刺針組立体および薬液投与器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態では、穿刺針組立体が有する穿刺針が翼状針である構成について説明したが、これに限定されず、穿刺針から翼を省略してもよい。
また、前述した第2実施形態では、中間部の外周の全周にわたって略V字状の溝を形成し、これにより、中間部の全周にわたって設けられた薄肉部(破断容易部)を有している構成について説明したが、薄肉部は、中間部の全周にわたって形成されていなくてもよく、中間部の周方向の一部にのみ形成されていてもよい。このような構成とすることにより、薄肉部が形成されている箇所に従って、先端部、基端部を折り曲げないと、破断容易部を破断させることができない構成とすることができる。すなわち、これにより、不本意な破断容易部の破断をより効果的に防止することができる。
また、前述した実施形態では、チューブが、先端側チューブと、基端側チューブとに分離している形態について説明したが、チューブの構成は、これに限定されず、分離していない1本のチューブで構成されていてもよい。すなわち、先端側チューブと基端側チューブとが一体形成されていてもよい。この場合、連結部材には薄肉部がなく、先端部と基端部とが別体として形成され、それぞれ接着剤による接着などによりチューブに並べて固定されている。そして、先端部と基端部との間に対応するチューブ自体が破断容易部を構成している。このような構成では、例えば、一方の手で先端部を把持するとともに他方の手で基端部を把持し、先端部および基端部の少なくとも一方を、他方に対して捩じるように回転させることにより、破断容易部を捩じ切る、つまりチューブ自体を破断することができる。これにより、穿刺針組立体を第1の部位と第2の部位とに分離することができる。なお、先端部と基端部とは、破断容易部を捩じ切る際に、破断容易部が容易に変形できるように、多少の隙間を開けてチューブに固定されていることが好ましい。
1 薬液投与器具
2 薬液投与器具本体
3 三方活栓
31 本体
32 筒状部
320 内腔
331 第1のポート
332 第2のポート
333 第3のポート
334 突起
342、343 流路
35 コック
36 胴部
38 レバー
5 穿刺針組立体
5a 第1の部位
5b 第2の部位
51 穿刺針
511 キャップ
51a、51b 翼
52 チューブ
53 接続部
54 先端側チューブ
55 基端側チューブ
56 連結部材
56A 連結部材
561 先端部
561A 先端部
561a ツマミ
561b ツマミ
562 基端部
562A 基端部
562a ツマミ
562b ツマミ
563 中間部
563A 中間部
563a 薄肉部
563Aa 薄肉部
563Ab 溝
563b 溝
57 破断容易部
57A 破断容易部
6 シリンジ
61 外筒
62 口部
65 押し子
66 ガスケット
7 バイアル
71 本体
72 栓体
73 環状部材
8 フィルタ
81 ハウジング
811 筒状部
812 管状部
82 フィルタ部材
9 接続器具
91 本体部
911 ホルダー
912 管状部
92 中空針
921 孔
2 薬液投与器具本体
3 三方活栓
31 本体
32 筒状部
320 内腔
331 第1のポート
332 第2のポート
333 第3のポート
334 突起
342、343 流路
35 コック
36 胴部
38 レバー
5 穿刺針組立体
5a 第1の部位
5b 第2の部位
51 穿刺針
511 キャップ
51a、51b 翼
52 チューブ
53 接続部
54 先端側チューブ
55 基端側チューブ
56 連結部材
56A 連結部材
561 先端部
561A 先端部
561a ツマミ
561b ツマミ
562 基端部
562A 基端部
562a ツマミ
562b ツマミ
563 中間部
563A 中間部
563a 薄肉部
563Aa 薄肉部
563Ab 溝
563b 溝
57 破断容易部
57A 破断容易部
6 シリンジ
61 外筒
62 口部
65 押し子
66 ガスケット
7 バイアル
71 本体
72 栓体
73 環状部材
8 フィルタ
81 ハウジング
811 筒状部
812 管状部
82 フィルタ部材
9 接続器具
91 本体部
911 ホルダー
912 管状部
92 中空針
921 孔
Claims (7)
- 穿刺針と、
前記穿刺針の基端部に接続されたチューブと、
前記チューブの途中であって前記穿刺針の近傍に設けられ、その周囲の部分よりも容易に破断する破断容易部とを有し、
前記破断容易部が破断することで、前記穿刺針を含む第1の部位と、それ以外の第2の部位とに分離することができるよう構成されていることを特徴とする穿刺針組立体。 - 前記破断容易部は、前記穿刺針と別体かつ前記チューブの前記穿刺針の基端から10cm以内の領域に設けられている請求項1に記載の穿刺針組立体。
- 前記チューブは、先端部が前記穿刺針に接続された先端側チューブと、前記先端側チューブよりも基端側に位置する基端側チューブと、前記先端側チューブと前記基端側チューブとを連結する連結部材とを有し、
前記連結部材に、前記破断容易部が形成されている請求項1または2に記載の穿刺針組立体。 - 前記連結部材は、前記先端側チューブに接続された先端部と、前記基端側チューブに接続された基端部と、前記先端部と前記基端部とを連結する中間部を有し、
前記中間部には、前記先端部および前記基端部よりも薄肉化された薄肉部を有し、
前記薄肉部が前記破断容易部を構成している請求項3に記載の穿刺針組立体。 - 前記薄肉部は、前記中間部の外周に形成された溝によって薄肉化されている請求項4に記載の穿刺針組立体。
- 前記溝は、前記中間部の全周にわたって形成されている請求項5に記載の穿刺針組立体。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の穿刺針組立体と、
多方活栓と、
薬剤が収納された第1容器に接続可能な接続器具とを有し、
前記多方活栓は、前記薬剤を溶解または希釈する液体が封入され、液体の吸入・排出が可能な第2容器に接続可能な第1のポートと、前記接続器具が接続された第2のポートと、前記チューブの基端部が接続された第3のポートとを有し、前記第1のポート、前記第2のポートおよび前記第3のポートのうちの前記第1のポートと前記第2のポートとが連通した第1の状態と、前記第1のポートと前記第3のポートとが連通した第2の状態とをとり得ることを特徴とする薬液投与器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011061506A JP2012196276A (ja) | 2011-03-18 | 2011-03-18 | 穿刺針組立体および薬液投与器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011061506A JP2012196276A (ja) | 2011-03-18 | 2011-03-18 | 穿刺針組立体および薬液投与器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012196276A true JP2012196276A (ja) | 2012-10-18 |
Family
ID=47179153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011061506A Withdrawn JP2012196276A (ja) | 2011-03-18 | 2011-03-18 | 穿刺針組立体および薬液投与器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012196276A (ja) |
-
2011
- 2011-03-18 JP JP2011061506A patent/JP2012196276A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140603 |